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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 03:10

Jack-In-The-Box

一回戦とさして変わらぬ手応えで、難なく勝ち抜けたゴンは50階ロビーでうろうろしていた。
「え・・・?」
チケットは既に受け取っていた。一刻も早くキルアに報告しよう、と喜び勇んでエレベーターホールへ向かったのだが
「君と同じくらいの男の子?・・・・まだ来ていないわよ」
50階へ案内してくれたエレベーターガールがにっこり笑って教えてくれたのだ。思わず耳を疑った。
『60階のロビーでまってるからな』
ズシと並んで出て行くときに、余裕綽々でキルアは言ったのだ。
自分よりも先に呼ばれたし、ずいぶん待たせてしまったに違いない。エレベーターガールは交代していなかったから、キルアがどれくらい前に上がっていったのか判ると思ったのだ。
まさか、まだ戦っている、なんて。
(まだ来てない・・・・)
そう簡単にキルアが負けるとも思えない。ひょっとするとどこかで遊んでいる、という事も十分考えうる。
だが、あちらこちらを見て回っても、キルアの姿は見つけられなかった。
とにかくエレベーターホールの前で待っていれば、すれ違いは避けられると思い、ホールのソファへ腰を掛けた。味気の無い真四角のソファだ。
一試合終わる度に遠くから喚声が聞こえる。時折、勝者が上階へ向かうためにゴンの前を通り過ぎていった。受付に人の影が立つ度に、ゴンは身を乗り出して様子をうかがったがどれもキルアではなかった。
(ちぇっ・・・・ずるいや、キルアばっかり。オレだって遊びたいのに)
いつのまにかキルアは遊んでいる事になってしまっていた。ゴンは受付を覗くのも止め、ソファに身を投げ出した。
ぷぅ、とふて腐れて目を閉じる。
誰かを待つという事は苦手だ。狩りをするときにじっと獲物を待つのとは全く違うのだ。なにか、得体の知れない不安に耐えなければならないから。
それに時間に任せて、考え事をするのも苦手だ。
「う~~暇だぁ・・・」
ごろんごろんとソファの上で転げまわる。大体こんな時はろくな事を思い出さない。
『好きだ』
それは、キルアが言ったのだった。
真顔でそんな事を言われても、照れるばかりで返事もできなかった。飛行船でここへ着くまでに何回言われただろう。
(そう言えばヒソカからそんなコトバ言われた事はなかったなぁ)
手持ち無沙汰に釣竿を振り回しながら、あれは本当の出来事だったのだろうかと自問していた。
ほんの数日、第4次試験を終えて5次試験の会場に移る間だけ。あの、飛行船と奇妙なホテルの中でだけで存在した不思議な時間だった。
愛されていると感じていたのは、間違いだったのかもしれない。初めて人を好きになったのだ、と信じていた気持ちも本当じゃなかったのだろうか。
あの時、誰の声もが遠かった。
本当は、これは違うものだ、と分かっていたような気もする。でも帰れなかった。いや、キルアの事が無ければ、きっと今も帰ってきてはいない。
”借りを返したい”
皆にはそう言ったが、ただヒソカに会いたいだけなのかもしれなかった。多分、クラピカには判っていたのだろう。だからあんなにヒソカの居場所を言い渋っていたのだ。
・・・・ちぇ。
何度目かの舌打ちをした。
ヒソカもキルアも、だいっ嫌いだ。
あ~あ。つまんないよぉ。
結局、ゴンは退屈に負けて60階のフロアまで移動した。ひょっとしたら、どこかですれ違ったのかも、とも思ったのだがやはりキルアの姿はなく、そこで待っていたのも退屈な時間だった。
新しいフロアの散策も、30分も居れば歩き尽くす事ができる。
その間に治療室も見つけ、50階での試合で受けたダメージも手当てしてもらった。いや、本当はゾルディック家で受けた傷だったのだが、強引な看護婦にバンソウコを張り替えられた。
大きなバンソウコウが邪魔だなぁと思いながら、やはりエレベーターホールのソファに腰掛けキルアを待った。
どこの階も同じ作りなのだろうか、50階にあったものとそっくりな、少し固めのソファだった。コロンコロンと転がったり、自分の釣竿で壁紙を引っかけようとしたりして時間をつぶしていた。
「キルア、こっち!」
何回目かのエレベーターにその姿を認め、ゴンはぱっと顔を明るくした。
「見て!6万ももらっちゃった」
受付で渡された小さな封筒を見せながら、駆け寄る。だが、キルアの反応は鈍かった。
ゴンは違和感を感じながら、それでも無邪気に尋ねる。
「少し時間がかかったね」
「ああ、ちょっと手こずっちまった」
明らかに不機嫌だった。ゴンの顔もマトモに見ず、すたすたと歩いていってしまう。もっと喜んでくれると思っていたのに、あまりに素っ気無い態度に不満を感じる。
「けっこう強かったんだ?」
小走りに追いつきながら、たずねる。
「いや、全然」
相手には確かに素質があった。しばらくこの塔に居れば、比べ物にならないくらい強くなるだろう。潜在能力は、ゴンと遜色無いかもしれない。
だが、今の実力は端にも引っ掛からない程度だったのだ。
「なのに倒せなかった」
そう呟いたキルアの横顔は、何も受け付けない厳しい表情をしていた。
ゴンは気後れし、声もかけられない。
「それに」
あの、試合の途中でズシが構えを変えた瞬間を思い出していた。そうだ、あの構えだ。頭で考えるより早く体が反応していた。
「兄貴と同じイヤな感じがしたんだ」
キルアにとって、絶対に"相手にならない"ズシと、絶対に"勝てない"存在が同じ何かを持っている事が気になってしかたない。
自分には分からない何か、だった。おそらく何かの技なのだろう。キルアはそう考えていた。
イルミにしても、遥かに卓越した技によって自分を威圧している。だから、自分は勝てないのだ、と。
試合会場を出た後、師匠に土下座をしているズシを見かけた。レンを使うな、という戒めを身を小さくして受けていた。
あの時のウィングの言葉が、イルミの強さの秘密を知るきっかけになるかもしれない。
「"レン"と最上階か・・・」
最初は200階くらいまで行ければ良い、と思っていた。ゴンがそれなりの力をつけるまで、自分は付き合うだけのつもりだったのだ。
「ゴン・・・オレちょっと予定を変えるぜ。最上階を目指す!」
ゴンにはちょっときついかもしれないけど、その時はリタイアさせればいいや。でも、ゴンの事だからきっと"一緒に行く"っていうだろう。
目指す、と言った本人は結構気楽なものだった。
だが、元気良く聞こえてくるだろうと思った返事が無かった。
「なんだよ、オウとか言えよ、ゴン」
ムッカリしながらキルアが振向くと、フグのように膨れかえった顔が目の前に迫っていた。
「わっ・・・どうしたんだよ」
「どうもしないよっ」
「何で膨れてるんだよ」
「なんでもないよっ」
ばかばかばか。
キルアの馬鹿。
オレのこと全然無視して、あのズシって子の事ばっかり。
もういいもん。やっぱりキルアの方がたくさん嫌いだ。
拗ねたお子様は膨れたままの頬をして、くるり、とキルアに背を向けると、どんどん歩いていってしまった。
「なぁ。ゴン、機嫌なおせよぅ・・・」
声をかけながら後を追いかけてくる。
「知らないもん」
「ゴンってばさぁ。・・・後でアイス奢ってやるよ」
アイス、と聞いてゴンの足が止まった。相変わらず食い物に釣られる奴だ。
「本当?」
「うんうん。だから一緒に行こうぜ、最上階!」
「・・・うん!」
(ほんとは最初からそのつもりだったけど・・・)
アイスもせしめた事だし、あえて言わなくても良いだろう。
返答に間ができたが、キルアは気にしなかったようだ。
手始めに明日の60階での試合だ。キルアにおいていかれないようにしなくては、などと気楽な事を考えているゴンだった。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 03:06

シゲサト6

俺はポケモントレーナーの修行を終え、故郷マサラタウンへ帰ってきた。
自分の部屋へ篭るなり、布団を被る。目につくもの全てが、あの旅立ちの日
の期待感を蘇らせ、苦しくさせるからだ。
泣かない・・・そう決めたのに・・寂しくて、苦しい。
今まで涙を流せば、仲間が・・・相棒のピカチュウがいつも近くへ来て
俺を一人ではないと、励ましてくれた。
だけど、その仲間も今は、もういない。

思い出、景色、匂い・・・全てが苦しい。
俺は枕に顔を埋めて心の中で大声を上げて泣いた・・・。

・・・・。
「サトシ・・・今、何やっているの?」
ママの声だ。ママらしくもない。俺に気を使って、中には入ってこない。
扉の向こうから遠慮がちな小声で問いかけてきた。
俺は眠い目を擦ってビリリダマの時計を見た。
夜・・八時か・・。
どうやら眠ってしまったようだ。
「なに?」
なるべく元気に・・大きな声で・・・。
だけど、どこか寂しげでいつものような声が出ない。  苦しい。

「シゲル君が・・来たけど、どうする?今日は帰ってもらう?」

シゲル・・・。心が一瞬ドキッとした。
その感情が何なのか俺には分からない。
ただ、シゲルに会いたい・・と俺は思った。
そういえば、あいつもトレーナー志望だったんだよな。初めは。
同じ境遇だ。会えば、何か変わるかな?
「会うよ。部屋にいるから来てって伝えて。」

ドアの向こうでママが少しほっとしている顔が思い浮かんだ。
それを証明するかのように少し明るい声で「分かったわ。」とママは言った。

ママが静かに階段を降りる音が聞こえる。
もうすぐシゲルがここへ来るんだ。
俺は急いでベッドから飛び降り、窓に写る自分を見て身なりを整えた。
泣き痕はついていない。よし!!これならばれないぞ。
シゲルには、いつものように元気に振舞おう。
きっとあいつも俺がこれくらいで落ち込んでいるとは思っていないだろうから。
だからきっと今日、来たんだよな・・。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 03:03

オーキド×サトシ×ユキナリ



ポケモンセンターの電話機のスイッチを押すと、オーキド博士の顔が映る。
「サトシ!良く頑張ってるのぉ」
「うん!バッチもあと2つなんだ!」
「明日、久しぶりにシンオウに行く予定があるんじゃが…」
「………」
オーキドの言葉に、サトシは遠慮がちに言う。
「博士…会える…?」
「…ああ」
「忙しいのに…ごめんなさい」
「…何を言ってるんじゃ。たとえ、どんなに忙しくとも、わしはおまえの所に……」
サトシとオーキドは、暫しの間、映し出された画面の相手では無く
その先にいる愛しい人を見ていた。
画面の先に触れることができたなら…見つめることができたなら…。
「……サトシ」
「……博士」
しかし、2人の沈黙はすぐにかき消された。
「サトシ!!まだぁ?」
ヒカリの声が響く。
「博士、ヒカリ達が待ってるから」
「…分かったよ」
サトシは、電話のスイッチを切った。
《…博士、久しぶりに、会えるんだね》
サトシは、高鳴る鼓動を抑えて、ヒカリ達と共にポケモンセンターを後にする。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 03:01

ゲンサト

その日は雨が降っていた。
雨宿りついでに立ち寄ったポケモンセンターで、私は彼に再会した。
「ゲンさん!!??」
雨がひどくなってきて、駆け込むようにポケモンセンターに入ったその時、聞き覚えのある声がそういった。
振り返ると、そこには彼・・・サトシ君がいた。
ジョーイさんからポケモンを受け取っていたところだったらしく、モンスターボールを持って此方に駆け寄ってきた。
「お久しぶりです!!」
きらきらした瞳をこちらに向けて、彼が言った。まぶしい、と思う。
「ああ。元気だったかい?」
「はい!」
「そういえば、友達が居ないね。彼らはどうしたのかな。」
「ヒカリは母さんと電話で話してるんです。タケシはジョーイさんの手伝いをしてます。」
「そうか。」
君は今、一人なんだね。僕と二人きりなんだ。
その事実が無性に嬉しかった。決して口には出さないけれども。

その後、私たちは彼の友人と合流し、食事を共にすることとなった。
話によると、彼らはジム戦のためにキッサキシティへと向かうのだそうだ。
そういえばこの街はキッサキシティからそう遠くはないことを思い出す。
「今日はここに泊まっていくつもりなんです。ゲンさんはどうですか?」
彼の友人である、少女が言った。
「私もそのつもりだよ。」
私が言うと、彼は嬉しそうに笑った。
何がそんなに嬉しいのかと思う一方で、私も嬉しく感じていた。

食事を終えて、ジョーイさんの手伝いをする、と言ってタケシと呼ばれた青年はどこかへと行ってしまい、
それから少しして「ノゾミに電話しなきゃ。」と少女も席を立った。また、二人きりになってしまった。

「ゲンさんはどうしてここに来たんですか?」
彼が言った。
「修行のためだよ。」
「そっかあ・・・ゲンさん強いもんなー・・・」
憧憬を含んだ眼差しをこちらに向ける。
その視線が心地よくて、けれども苦しくてたまらない。
私は君が思うような人間じゃないんだよ、と言いたくなる。
「ゲンさんってすごいですよね。ルカリオも強いし、波導も使えるし」
だめだ、そんなことを言ってはいけないよ。
「どうしたらゲンさんみたいになれるんだろう。」
彼の子供らしい綺麗な感情とは逆に、私の中で薄汚い感情が蠢く。
「じゃあ教えてあげようか。」
私が笑うと、彼も笑う。私の胸のうちなど、彼には予想も出来ないだろう。
「もしよかったら、今晩私の部屋においで」
私が手を差し出すと、彼は笑ってその手を取った。
この手が穢れているとも知らないで。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:59

サトシ調教

サトシをアナルパール使って調教しようと思う。

「やめろ!やめろったら!俺の体にさわるなっ!こんなことして何が楽しいんだよ!!」
未開発な肛門だから最初は一個入れるのにも全身で抵抗し、ベッドをキィキィ軋ませる。
しかし全裸で、四つん這いになるよう手足を金具でベッドに固定されているものだから、どう足掻いた所で逃げられる訳がない。
パイプとマットで組まれた簡素なベッドだが、拘束するには充分役割を果たしている。
勿論手持ちポケモンも捕らえた時点で全て没収した。
「卑怯だぞ!人のポケモンを盗って……ドロボウじゃないか!絶対に許さないからな!」
可愛いことをいう。
ポケモンを盗る? ドロボウ?
これからもっと大切な物、純潔どころか全てを奪われるのに。
正義感に肩を震わせ、声を荒げ、瞳に怒りを映すサトシはそれを全く理解していないようだ。

戯れに肛門を撫でていたアナルパールでサトシの頬を突いてみる。
「……やめろよ、汚いだろ!」
心なしか双眸が潤んでいるように見える。
払いのけたいのだ。まだ中には入れてないとはいえ、通常の感覚ならば肛門に当てられた玩具を顔に押し当てられるのは屈辱の極みだろう。
それでは更にサトシで遊ぶとしよう。
アナルパールでサトシの唇を左右にゆっくりとなぞる。口紅を塗るように。口唇を侵すように。
「い、いや……だ、……ん、んんっ!!」
顔を振って逃げられる前に髪を根本から掴み、抗議の声を上げた隙にアナルパールを口腔に捻込み隅々まで侵し、犯し、汚す。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:54

シンサト

cero:Z




ヨルノズクが鳴く静かな夜、ポケモンセンターの近くに、二人の少年がいた。


「何の用だ」
「おまえに話がある」
「おまえに構ってる暇はない。俺は忙しいんだ」
冷たくあしらうシンジをサトシは追いかける。
「もっとポケモンを大切にしろよ!」
「……。その必要はない。ついてこれる奴だけついてくればいい」
シンジの冷徹さは、度を超していた。
「おまえ、やっぱりサディストなんだな…」
シンジは立ち止まった。
「…クク…おまえにしては、難しい言葉を使うじゃないか」
「ヒカリが言ってたんだ。暴力をふるうことをよろこぶ変態だって」
「…ククク」
シンジの含み笑いは、やがて高笑いに変わり、不気味な笑いが響き、近くにいたヨルノズクが飛び去った。
「はははははははは!!!!」
「何が可笑しい!」
シンジはひとしきり笑うと、上着をにやにやしながら脱ぎ始める。
「…な……何してんだよシンジ……」
「……ククク…ク…ク…ク」
シンジはサトシに近づく。サトシは、顔を歪めて震えている。
この、おぞましい、悪魔のようなシンジの微笑みは、失禁をもよおさせる程であった。
「これを見ろ…」
震えているサトシの眼前で、シンジは上着を脱ぎ捨てた。
「ひいい……!!!」
サトシは腰を抜かした。

シンジの胸元に残る無数の傷痕……その生々しい傷痕を見たサトシは、吐き気をもよおした。

「俺がサディスト…だと?ククク………」
シンジは爪で胸を引っ掻き、流れ出た血を舐めながら答えた。

「俺は真性のマゾヒストだ」
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:52

シゲサト5

話が噛み合わないのでカスミにいきさつを説明すると、
顔を真っ赤にして、なぜか俺に気を使っているのが嫌でも分かった。
訳もわからないままなんとなく気まずい雰囲気で別れ、次にあったときに俺がされたことの意味を説明され。

その後、これまで通りサトシは旅を続けるが…ある日。
「やあ、サトシじゃないか。」
「!…シゲル…。」
「元気にしてたか?」
「…。まあ。」
「?」
無愛想な顔でシゲルに軽く敵意ある目線を送った。
「どうしたの?サトシ。」
「や、ちょっと…。シゲル。後で話がある。」
「…。」
「何かあったのかしら?」
「さぁ…?」

こうしてポケモンセンターで偶然居合わせ、問いただそうと自分の借りた部屋に呼び出した。
「で、何の用?」
「カスミに話したんだ、お前が俺にしたこと…。」
「…。ふーん、そう…。で?」
「…で、じゃないだろ!俺が女だったらどうするつもりだったんだよ!!」
「…、君は男じゃないか。」
「え、そりゃそうだけど…。ってそういう問題じゃなく!」
「じゃあ僕が謝ればいいのか?」
「だからそうじゃなくて!えっと…。」
「…。」
「……。」
何を言いたかったのか分からなり黙りこむ。
そんなサトシを面倒そうな目で見ると、肩に手を置き壁に押さえつけた。
「!」
「…。」
「な、なんだよ…。元はといえばお前が説明不足だったんだろ!」
「…勘違いされちゃ困るけど、もし君が女の子でも結果は同じだ。」
「何がだよ?」
予想通りのサトシの反応にはあ、とため息をついた。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:50

シゲサト4

少年A「やーいアホサトシー!」
少年B「悔しかったらここまでおいで~だ」
サトシ「な・・・なんなんだよ!お前らぁ!」
サトシは縄で木に縛り付けられ、少年たちにいじめられていた。というより、
からかわれているという方が正しいかもしれないが、サトシは毎度のいじめに
慣れてしまったため、それほど驚いてはいなかった。
サトシ「お前達、いつもいつもしつこいぞ!」
少年C「ふん!アホサトシが口答えしてんじゃねぇよ!」
少年A「こいつもうすぐマサラタウンから旅立っていくんだってさ・・・生意気だよな」
少年B「アホサトシがポケモントレーナーなんてできっこねーよ!」
少年たちは高笑いをしながら、サトシの頭や身体を木の棒で突き始めた。
サトシ「や・・・やめろ!なんでいつもオレばっか・・・!」
サトシは怒ってこそはいなかったが、少年たちのしつこさに途方に暮れてしまっていた。
シゲル「・・・なにしてんだ君達」
後ろから声がした。たくさんの女子を後ろに引き連れて登場したのは、シゲルだった。
少年C「あっ!!シゲル!シゲルもこいつにいってやってくれよ!
ポケモントレーナーなんてできっこねぇって!」
少年A「こいつこの前もママに怒られてたんだぜー早く寝なさいって!」
サトシ「きっきいてんじゃねぇよ!バカ!!」
少年A「近くだからきこえるんだよ!」
シゲル「まぁまぁ落ち着けよ君達・・・サトシがポケモントレーナーになったって
どうせどっかでヘマをして負けてしまうことはわかりきってるんだから」
女子たち「きゃ~~vvvいいぞーいいぞーシゲルーvv」
サトシ「っなにをぉ~~っ」
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:49

シゲサト3

サトシ「・・・ん・・・ここ・・・は・・・」
サトシがぼんやりと目を開けると、そこは辺り一面暗闇の世界だった。
ピカチュウや、ヒカリ、タケシも誰もいない。サトシはだんだん意識を取り戻した。
サトシ「!!オ、オレ・・・なんで・・・!」
サトシは自分の身体を見た瞬間、自分が裸の状態であることに気づいた。
サトシ「こんなトコ・・・ヒカリに見られたら・・・っっ」
サトシは必死で服を探したが、辺り一面真っ暗で、どこに手をやっても何も掴めない。
サトシはだんだん不安になってきた。みんなを呼びたかったが、こんな格好を
女子に見られると思うと、気がひけた。サトシは一人ぼっちで座りこんだ。
サトシ「真っ暗で何がなんだか・・・ピカチュウ・・・みんな・・・」
そう呟いたとき、誰かの足音が聞こえた。
サトシ「人がいる・・・!?」
サトシはその足音の方へ走っていくと、うっすらと人影が現れた―――シゲルだった。
シゲル「・・・サトシ君じゃないか。どうしたんだよそんなにあわてて」
サトシ「シ・・・シゲル!ピカチュウ達は見なかったか!?それにここどこなんだ!
真っ暗で何もわかんないし・・・!!」
シゲル「まぁおちつけよ。てゆうか、服着たほうがいいと思うんだけど」
サトシ「ふ・・・服は最初っからなかったんだよ・・・!!」
サトシはすっかり自分が裸であることを忘れていた。
サトシ「だっ・・・だから、ピカチュウ達はどこ行ったんだよっっ!」
シゲル「僕も知らないよ。気づいたらここにいたんだから」
シゲルは冷ややかにそう答えた。
サトシはつかの間の希望を打ち砕かれ、へなへなとへたりこんだ。
サトシ「そんな・・・オレ・・・どーしたら・・・」
サトシは途方にくれたような顔だった。
シゲル「・・・・・」
シゲルはサトシの裸の身体を上から下まで眺めまわした。
ふさふさの黒髪、幼く少年らしい顔だち、褐色の健康的な肌、たくましい体つき、
穢れを知らない子供の身体だった。自分とはまるで正反対だったが、シゲルは
そんなサトシの身体に欲望を感じた。
サトシ「・・・なんだよ、シゲル。さっきから人の身体じろじろ見て・・・」
シゲルの視線に気づいたサトシが言った。
シゲル「・・・サトシ」
サトシ「なに」
シゲル「キス・・・してもいいか?」
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:47

シゲサト

カスミに会うため、ハナダジムに遊びにきた。

久々に会ったカスミは…あんまり変わってない。
少し…縮んだ?いや、俺が伸びたのか。よっしゃ!
話を聞けば、カスミはジムリーダーとしてうまくやってるみたいだ。
タッツーやヒトデマンも元気そう。コダックは…相変わらず。
弱点だったギャラドスも克服して、心強い仲間ができたみたいだ。
…俺も負けてられない。

でも今は、目の前の飯に集中!

夕食を食べにきた二人。
呆れるカスミを前に、バクバクとものすごい勢いで食べるサトシ。
「あんた、なんでそんなに飢えてんのよ…」
「仕方ないだろ。タケシもニビへ帰っちゃって朝飯も昼飯たべてないんだから。」
ガチャガチャと荒々しく皿をどんどん積み重ねていく。
「それにしてもね…もっと上品に食べられないわけ?」
いそいで食べすぎたせいでテーブルに飛びった食べ残しに文句をいうカスミ。
「うるはひなぁ~」
「…ったくもう。ん?」

プルルルル…
にぎやかな店内で電話の音が聞こえる。
「あ。はいはいもしもし…?」
カスミの電話だ。

「うん…わかった。すぐいくわ。」
プツン、電話を切りリュックをゴソゴソさぐる。
「ジムに挑戦者がきたみたい。先にいくわ。これ私の分。」
テーブルにオムライス一人前の料金を置いた。
「あ、うん。」
「じゃあね、また遊びに来なさいよ!」
「ああ。その時はバトルだ!」
立ち上がりリュックを背負った時、ひらりとメモが落ちた。
サトシは拾い上げてカスミに手渡した。
「ほら、落ちたぜ。」
「ああ、ありがと。」
「手紙?」
「、うん。…実はね、少し前に告白されたのよ。そのお呼出の手紙ってワケ。」
「こ、告白?」
「そ。それも面と向かってよ!今時古風よね~。」
そういうと少し雑に手紙をポケットにしまった。
「ふ~ん…、告白ってなにを告白されたんだ?」
「え?そんなの…あれよ。きまってるじゃない。」
照れて少し慌てるカスミ。
反面、不思議そうな顔のサトシ。
「決まってる?決まってたら告白にならないじゃん。」
「…。」
白けた目でサトシを見る。
「…はぁ。」
「?」

「あんた…やっぱりお子さまねぇ。」

ガーン
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:45

シゲサト

シゲルと再会した。
シゲルの部屋によばれて、二人で語り合った。

さっき甘いコーヒーをだしてもらって、一口だけ飲んだ。
…湿度が高いせいか、なにもしてないのになんだか熱い。
コーヒーよりも、冷たいのみものがほしい。
シゲルはなぜか…涼しい顔でこっちをみてる。


「ピカチュウのままいくなら、やっぱり電気玉を、」
「あ、あのさ!なんかこの部屋…暑くない?」
サトシはほんのり顔を火照らせ、パタパタと手で顔をあおぐ。
「そう?クーラーつける?」
確認するようにサトシをみると、シゲルは立ち上がった。
「うん、悪い。風邪かなぁ。なんか頭がボーッとす…
瞬間、視界が反転した。
「う!…っんん」

一瞬何が起きたかわからなかった。口に何かが触れ、目の前が暗くなる。
離れてそれが何かやっとわかった。
「う、うわ…。なにす!んっ」
返すひまなく再び口を塞がれる。
わけがわからないまま、今度は口内に何かが侵入し、体ごとおし進めてきた。
じりじりと歯列をくすぐられるようになぞられ、
あえるようにねっとり舌をからめられる。
「ん…ん」
数秒間の出来事だった。
離れようとするが、後頭部を押さえられ、身動きがとれない。舌もからみとられ、なすがままとなっている。
「んっ…んん」
それどころかピリピリとした妙な感覚がおそう。
なんだこれ、やばいぞ。


そうだ!と、サトシは舌にガブリと噛みついた。

「いっ…!」
「ぷはっ」
突き放されて、口も離れる。たらりと糸を引いたがすぐ切れた。
やっと解放された…ひそかに小さく深呼吸をする。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:43

シゲサトと…

新しい街にやって来たサトシ達一行。
ポケモンセンターで休息をとるタケシ達とは行動を別にして
サトシはピカチュウと近くの広場で特訓を積んでいた。
「ピカチュウっ“アイアンテール”」
サトシの声を受けてピカチュウのアイアンテールが岩に直撃した。
「よおし“十万ボルト”だ」
「ピィカ―」
まばゆい電気がピカチュウの体を包む。
「ヂュウウウウウ!!」
大きな電気の柱に周囲から「おおっ」と感嘆の声が上がった。
「いいぞ!ピカチュウ」
ピカチュウのアイアンテールをくらった岩は完全に崩れ落ちている。
サトシはピカチュウを抱き上げると嬉しそうに笑った。
その時
「やるな、サトシ」
突然名前を呼ばれ驚いて振り向くと…
「シゲル!」
そこには久しく会っていない、幼なじみの姿があった。
「久しぶり!元気にしてたか」
「ああ」
そう言って笑ってから
「この街の研究所に用があってね」
サトシに会うとは思わなかった、と言葉を繋ごうとしたシゲルを
「研究所?」
好奇心を滲ませた声が遮った。(相変わらずだな)わずかに苦笑してから「サトシも来るか?」
と誘えば、案の定嬉々としてサトシは同行を申し出たのだった。

「で、研究所はどこなんだ?」
シゲルの後について歩き出したサトシの頭の上で
ピカチュウが耳をピクッと立てた。
「ピカ?」
バサッ…羽音と共に黒いものがサトシ達の頭上に飛来する。
「ヤミカラスだ」
シゲルも気付いて立ち止まると、少し目を細めて顔を上げた。
「俺達に用があるのかな」
「用?…」
サトシが言い終わらないうちに遠くから猛然と走ってくる何かに3人は気付いた。
あれは―サトシがハッとするより早く
「キャーーー!!」
サトシからガバッとピカチュウを引き剥がすと
「ピカチュウちゃん久しぶりー!」
この毛並み!相変わらずだわ~などと言いながらピカチュウに頬ずりを始めたこの人は…
「リリーさん?」
やっとピカチュウから顔を離すと
「久しぶりね、サトシ君」
サトシに向き直り、ポケモン魔法の研究者・リリーはにっこりと微笑んだ。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:39

レイジ×サトシ

トバリシティに来たその日にその人に逢った。
その人はシンジの兄のレイジさん。


「ムクバード頑張れ!ブレイブバード!!」
緩やかに弧線を空に描き、ムクバードの体が光に包まれる。
「よし、いいぞ」光の輝きが違う。今度こそ成功するぞ。
ところが、地面すれすれに水平に保っていた体が急に角度を変え、ムクバードは冷たい地面に叩きつけられた。
「ムクバードッ!!」
サトシは急いでムクバードに近寄り、体を起こしてやった。
ムクバードは小さく唸り、平気だということを知らせてくれているようだ。


そこで、ふと目の前が陰り、サトシは前に誰かがいるのを感じ取り、顔を上げた。
少し困ったような表情を浮かべたレイジが優しく語り掛ける。
「今日はもう遅い、また明日練習すればいいさ」
サトシは辺りがもう真っ暗になっていることに、今、始めて気付いた。
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  • 2015⁄08⁄20(Thu)
  • 02:37

ハジメ×サトシ

とある王国の特別なリオル。そのリオルを巡るハンター達の争いに巻き込まれた
サトシ達。心身ともに傷ついたリオルを助けるため、出会ったばかりのポケモン
レンジャー・ハジメと力を合わせ、無事リオルを取り戻したのだった…


「サトシ君」
目を回しているボスゴドラと、その下敷きになって動けない情けない主人
―犯人の男を確認してから、未だリオルを強く抱き締めているサトシに
ハジメが近付いた。
「サトシ君…?」
返事が無いことを不思議に思い、俯いた顔をのぞき込む。
「……良かった」
呟いて上がった顔は本当に嬉しそうで、ハッとするほど優しかった。
「…君は本当にポケモンが好きなんだね」
「はいっ!」
自分にしっかりと抱きついているリオルに目をやりながら
「それに俺、どうしてもコイツを育てた人の所へ返してやりたかったんです」
コイツの辛い思いを感じたから、そう言ってリオルを優しく撫でるサトシを
ハジメは不思議な思いで眺めた。

レンジャーの中でもトップと言われる所に属する自分だ。たくさんのレンジャー、
トレーナーを見てきた。だが…
(初めてだな)
サトシには不思議なものを感じる。今までに無い…
ハジメの中で「ある」感覚が芽生える。

ふと険悪な視線を感じてサトシに目を戻すと、腕の中のリオルがこちらを見ている。
「うわっ!?」
突然リオルが波導弾を放った。ハジメの顔スレスレを小さな波導弾が掠めていく―
「り、リオル?」
驚いてアタフタするサトシを特に慌てた様子も無く、ハジメが「大丈夫」と
なだめた。
(うーんさすがは波導使い)
邪な波導も感じ取るらしい。…先手を打つことにした。
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  • 2015⁄08⁄18(Tue)
  • 23:20

入学試験は7泊8日

「・・・!」

「やあ、久しぶりだな。大学出て以来だから13年ぶりか」

「・・・?」

「社長ったって、親父が残してくれた小さなタレント学校さ」

「・・・?」

「ああ、順調でね。入学希望者が多すぎて困っているよ」

「・・・?」

「勿論、入学試験をやるさ」

「・・・?」

「定期募集じゃないから、その都度1人ずつだ。けっこう手間

 が掛かるぜ」

「・・・?」

「もちろん俺が試験官さ」

「・・・?」

「ウフフ、それは役得っていうもん」

「・・・?」

「お前、欲求不満じゃないの? ま、いいか、話してやるよ。

 だけど、絶対秘密だぜ。こんな事がバレたら、親が黙っちゃ

 ないから!」

 

  【必死で偽試験に耐えた純君】

 

俺が学校を引き継いで間もない頃、どこかの議員さんの紹介状

を持った子が来たんだ。『純君』って言ってね。小柄で大きな

目に前髪がハラリ、はっとするほどの美少年だ。母子の2人暮

らしだけど大事に育てたらしく、とても素直そうな子。早く1

人前になって親孝行をしたいらしい。それと、本人も芸能界っ

て言うよりアイドル志願が強い様子だった。

「絶対、途中で挫けたりしません。石に齧り付いても・・・」

真剣に頼む顔のいじらしい事。途端に突っ張っちゃったよ、ズ

ボンの前が。見るからに純情そうなこの子を裸に剥いてさ、こ

の手で噴き上げさせてみたいって。

もう、その日から入学試験。着替えを持って出直して来る純君

が待ち遠しくってね。やっと顔を見せたのはもう夕方で、純君

はすっかりコチコチになっていた。

「そんなに固くなっていちゃあ、1週間保たないよ。なにしろ

 君が高校に居る時以外は、ずっと2人っきりで居るんだから」

これは、いつもの俺の第一声だ。夜、同じ部屋に布団を並べて

敷いても不思議に思わせない為にね。それでも、風呂上りで

部屋に入ってきた淳君はびっくり顔。2つの布団が“ぴったり”

付けて敷いてあったんだから。・・・それで、なかなか座らず

に居心地悪そうにしてる。

「そうだ、まだ身体検査をしてなかったっけ。いいや、ここで

 やっちゃおう」

さらりと言うのがコツなんだ。だけど、初対面の人の前で裸に

なるのは誰でも勇気が要るよな! 純君もいざ脱ぎ出すまでは

だいぶ時間が掛かった。後ろを向いて脱ぎ出す。パジャマの下

はごく普通の白い下着。

「シャツも脱がなきゃぁ、駄目ですか?」

やっとシャツを脱いでブリーフ1枚になって向き直り、少し俯

き加減。何気ないそぶりで股間を隠している。髪はしっとりと

濡れているし、顔もほんのりと赤るんで、それに石鹸の香りも

しててな、とにかく生唾もん。肌はすべすべで全体にふっくら

していて、それでも付くべき所に見え始めた筋肉。あれこそ

“青年になる前の一瞬の輝き”って言うんだろう!

最初の命令は“ぐるっと一回転させてバンザイ”膨らみは左側

で、大きさはこの頃の子とて標準並か。そうそう、クリっとし

た小っちゃな尻、柔らかくて美味しそうだったぜ。

焦るなって! もちろん勃たせたいさ。だけど、この時点では

まだ手を出さない。いきなり、そんな事をしてみろ、びっくり

して逃げ出してしまうさ。それに、まだ1週間もある。楽しみ

は何回にも分けて味わうもんだ。
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オススメ
  • 2015⁄08⁄18(Tue)
  • 23:14

後輩君の部活報告

俺、松本秀一、通称は「ヒデ」だ。・・・と言っても、分かる筈無

いか。あの時は俺の名前なんか出てなかったもんな! そうだ、こ

う言えば思い出してくれるかな? 高校の入学前に部活に入るのを

怖がってた元中学生、今はピカピカの高校1年生だ。って!

そう・そうなんだよ、新入部員はイジメラルって噂が本当かどうか

って先輩に聞きに行った奴なんだ。あん時ゃ、まじビビッてたんだ

ぜ。それなのに俺が聞きに行った先輩ったら、俺が中学の可愛い後

輩だってのに曖昧な返事しかしてくれなかったし、その上、それを

聞きつけてお節介にも押し付けアドバイスをした、近所の兄貴がい

っそう俺を不安にさせたんだからな。

 

俺、よっぽど高校行くのを止めようかと思ったんだ。だけど、お袋

が「せっかく合格したのに」って、うるさく言うに決まってるだろ?

まさか、必ず入らなきゃならない部活で、マッパにされて解剖さ

れ・みんなの前でチンコを弄らて射精をさせられるのが嫌だから! 

なんて言えないだろ? 例え親だって、いや、親だからこそ・。

で、考えに考えた末、そのまま入学する事にしたんだ。高校行かな

いでスル事も無かったし・・・それと、ダチがみんな高校行っちゃ

うから、遊び相手にも不自由するじゃん。それで、あの兄貴が言っ

ていた「ガッコの先輩を頼って救いを求める」ってやつを実行すれ

ば何とかなるって、安易に考えたんだ。押し付けアドバイスを採用

するなんて癪に去るけど、背に腹は替えられないじゃん。

でも、それが大間違い。やっぱ、他人なんてのは信用なんて出来な

いよな。そんなのを信じた自分が大甘だったって事に気が付いたの

は、それが殆ど終わってからだ。

それで、あの兄貴のアドバイスが如何に無駄だったか!と、本当の

ところは! ってのを今度は俺が責任を持って・・・。そりゃ、秘

密厳守の掟くらい知ってるよ。だけど、俺の学校から有名選手が出

てないから! それでも、学校名はもちろん、部名も教えないぜ。

部名を言うとどんなスポーツか分かるだろ?そうすると、他校でも

そのスポーツやってる選手(OBを含めて)に迷惑が掛かるといけな

いから! って訳で、これからが来年、高校に入る後輩達への俺の

身体を張った体験・助言だ。意のあるところを汲んでくれよな。先ず

は部活への入部。俺は教えられた通りに入部する部の上級生にコネ

を付けてもらうべく、同じ中学の先輩を歩き回った。 

そうしたら、なんと入ろうとしてた部の副部長が俺と同じ中学の出

身だったんだ。見たところ、その先輩、背が高くって全身がバネっ

て感じ。しかも、すごくモテそうな顔してて、俺は欣喜雀躍して副

部長に入部申込書を提出し、あわせて例の頼み事をした。

そしたら副部長

「なんだ、くだらねぇ心配してるんだな。・・・オメーだって毎日

オナッテんだろ? それを誰かが手伝ってくれるって思や良いじゃ

ねぇか」

って、あの兄貴みたいな事を言う。それで

「だってゥ・あんなの、隠れてするもんじゃ・」

って反論したら、

「ハハハ、まだガキだな。・ま、分かった。うちの部じゃ、新人歓迎

会ではしないから安心しろ」

だって。

すーっと肩の荷が下りたって感じ。で、その通り、新人歓迎会は顧問

の先生も参加して極々普通に始まって形式通りに進行して、そのまま

真面目に終了。副部長なんか、俺の自己紹介の時に、

「こいつは俺の後輩だからな、よろしく頼む」

なんて口添えまでしてくれたんだ。

俺はすっかり感激。こんな良い先輩が居てくれたなんて、俺はなんて

ラッキー・いや、これは普段の行いが良かった所為! 

なんて悦にいってたのはここまで。結果的に言えば、俺は騙されてた

んだ。・って、俺を徹底的に解剖したのは誰あろう、この先輩・副部長

本人だったんだから!

 
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高校生体験談
  • 2015⁄08⁄18(Tue)
  • 23:12

部活指南

第一志望の高校に合格したんだって? おめでとう。だけど、それほ

ど嬉しそうでないのは何故だい? ふーん、部活のことか! 知って

るんだな、部活のいじめを! それが性的なものだと聞いて、それで

心配をしてるんだ。喜んで部活に入ったのに、そこで解剖されちゃう

なんて冗談じゃないよな。それも、どんな上級生にヤラレルか分から

ない。多分、見も知らない、それも凄くゴツクて嫌な奴に・・・大勢

の前で姦られるちゃうなんて! 

それで、同じ中学の先輩に聞いたんだろ? 「ね、本当ですか? 部

活に入ると上級生にマッパにされて、体中を弄くりまわされるって。

それで、最後はみんなの見てる中で射精までさせられるとか?」なん

てさ。

やっぱり聞いたんだ。それで「さあ、知らないなぁ。少なくとも俺は

サレタこと、無いぜ」なんて言われて、それを「他の奴はヤラレタけ

ど、幸いにも俺はヤラレなかった」と解釈してビビッタって訳だ。そ

う、その通り。君の解釈は正しい。本当にそんな風習が無いなら、

「そんな馬鹿な事がある訳ない」って答えるものな。

えっ、その先輩って君が入る高校の人? じゃ、間違いない。君も部

活で絶対に脱がされるな。んで、7〜8割の確立で公開オナニーをさ

せられれて、多分・・・いや、そこまでいけば絶対、上級生の手でも

イカサレルのを覚悟しなくちゃ。

なら、何ではっきりと言ってくれなかったのかって? 無理言うな。

自分を頼ってきた後輩に「そんな事、絶対にない」って、嘘をつきと

おすのは気が引ける。かと言って、「よく知ってるな。そりゃ、高校

の部活にぁ付き物だ。・・・うちだって・・・」なんて言ってみろ。

それって、自分がヤラレタのを公表するのと同じじゃないか! 自分

がそんな恥ずい目に合わされたなんて口にしたくないのは当然だ。か

つては君達後輩に君臨した、先輩としての自負とか威厳があるしな。

更に、もし、その様子を根掘り葉掘り聞かれでもしたら、それは、後

輩に自分のすっ裸を晒すようなものだろ? 

それと、はっきり言えない理由はもう一つある。それは伝統になって

るからさ。ずっと前の卒業生だって同じ。いくら大先輩だって必ず一

年生の時があった筈だ。だから、そんな習慣があるのを肯定したら、

剛速球で鳴らしているルーキーのピッチャーが高校の野球部で球拾い

をしていた頃とか、オリンピックの体操や水泳で活躍した格好良い若

手選手が荷物運びをさせられていた1年生の時、上級生にすっ裸にさ

れて解剖をされ、真っ赤になって白濁の液を吐き出した事がバレちゃ

うじゃないか・・・。

な、迂闊にしゃべれないだろ? 先輩の名誉は守らにゃならんのだ。

武士は相身互い。やがては自分も功なり名を遂げて、守ってもらう立

場になるかも知れないしな!

そりゃ、君が入学してどこかの部に入ったらすぐにバレルってくらい

、その先輩は百も承知してる。でも、それでも構わないんだ。事実が

分かったって事は・・・君もその洗礼を受けちゃったって事だろ?そ

れでも「何で本当のことを言ってくれなかったんだ」って文句を言い

に行く勇気が君にある? 「ふ〜ん。で、いつ、どこで解剖された? 

何人くらいに観られた? ヤラレタのは全部で何人で、お前は何番目

だった? ズボンとパンツを脱がされただけ? それともマッパ? 

誰に揉まれたの? 気持ち良かった? すぐに勃っちゃったんだろ? 

どんな声で喘いだ? 何分くらいでイッチャッた? どのくらいの量

デタ?何回イカサレた? そうか、イク時の顔、みんなに観られちゃ

ったんだ!」なんて逆襲されるかも知れないのに。

でも、これは一種の男の通過儀礼さ。そう深刻に考える事はない。ま

、経験するまではちょっと不安だけどな。・・・仕方ない、俺の経験

を話してやろう。予備知識があるだけで、けっこう楽になるかも! 

でも、ここだけの話だぜ。これがルール違反なの、もう分かってるだ

ろ?
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高校生体験談
  • 2015⁄08⁄18(Tue)
  • 23:11

ゲッツ! アスリート

「新入生諸君 入学おめでとう。 有意義な高校生活を送ろう。そ

 の為には我々のぉー・・・」

新3年生で応援団の部長になった哀山翔は必死だった。新入生を2人

以上獲得しないと応援団部は廃部。規定では7人以上の部員が居ない

とクラブとして存続出来ない。なのに、いまの部員は3年が3人に2

年が2人の計5人。

もし廃部になったら部を引き継いだ自分は、卒業した代々の先輩から

如何に非難されるだろう。伝統ある応援が途切れてしまうのに加え、

卒業してからも部に顔を出しに来る程の先輩達の密かな・・・他では

得られない快楽である楽しみを奪う事になるのだ。

それは自分とて同じ。応援団部に入って識らされた・・・その時は恥

ずかしくて辛いだけだったけど、・・・今となってはそれが何よりの

楽しみになって秘事なのだ。部を潰すということは、自からその楽し

みを放棄する事を意味する。何が何でも・・・たとえ騙したって新入

部員を!

故に、ここが踏んばり時だ!と気負っているのだが、講堂から校門に

続く通路はもちろん、校門から私鉄の駅に続く桜並木まで勧誘の看板

に埋め尽くされ、勧誘員がズラリと並んでいる。

よって、入学式場である講堂を出て来る新入生達は、応援団部等には

見向きもしない。ダサイのか? コワイと言うイメージ先行が問題な

のだろう。部の名前を言っただけで逃げてしまう。

翔が『入れば俺と同じように楽しい性生活を味わえるにのに!』と溜

息を漏らしたその時、講堂から出て来た2人連れが目に入った。

 

「忍・・お前はやっぱ、陸上?」

「俺? 決まってんじゃん」

躊躇無く陸上部入りを宣言した坂下忍は、もう1人の志垣次郎と同じ

中学出身。2人は大の仲良しだった。

「で、次郎は?」

「俺? どうしようかなぁ」

「中学ん時みたいに帰宅部なんかは駄目だぞ。部活こそ最高の思い出

 になるんだってさ」

「んーん。忍は中学記録持ってる選手だから・・・」

「お前はナマケモノなだけなんだよ。中1の時は俺より早かったくせ

 に!」

しきりに志垣次郎を説得する坂下忍は身長が170で体重は65とアスリ

ートには理想体形。一方の坂下次郎は志垣が指摘したように中学2年の

時に部活を止めていた為、身長は変わらないが体重はやや多く、やや膨

っくらした感じが否めない。顔つきが坂下忍より柔らかいのも生まれつ

きの童顔に依るものだけではなかろう。続けていれば2人に殆ど差は無

かっただろうに!

「ねえ君達。今週の土曜日に焼肉パーティーするから来ない? 放課後

 で場所は体育館裏。会費は無料だよ。・・・どう?」

翔はここぞとばかりに声を掛けた。2人は応援団の旗を見ても逃げ出さ

なかったのだ。

「あ、あの・・・俺、陸上に決めてるっすから」

「あっ、そう! じゃ、こっちの君は?・・・そんな警戒すんなよ、無

 理に入れ! なんて言わないから。ただ、俺達の練習風景を見て欲し

 くってさ。その後でお礼に焼肉をご馳走するだけなんだ。食べ放題だ

 ぞ」

「入らなくっても良いんですか?」

「うーん・・・そりゃ、入って欲しいけど。実は、今年の新入部員が2

 人居ないと廃部・・・部員が足りないと規定でな。だから、真面目な

 練習を見てもらったら入部してくれるかもって」

 
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高校生体験談
  • 2015⁄08⁄18(Tue)
  • 23:07

タ・ス・ケ・テ!

最近の事です。私はある人の遺した蔵書の整理を頼まれ、図らず

も1冊の古びた日記帳に出会いました。早速、故人の奥方にその

処置を尋ねましたが、奥様の言うことには

「書いたのは主人ではないので・・・」

と、その処分を私に1任したのです。

それで、一応その日記に目を通したのですが、他人の日記を読む

堂々と事など滅多にある事ではありません。ましてや、この日記

を書いたのは私の大好きな少年、それも夢にまで見る高校生だっ

たのです。どんな事が書いてあるのだろう?普通、日記には誰に

も知られたくない秘密の秘密が書いてあるものです。

単なる書籍の分類ではなく、不埒な気持ちでそれを読み出した私

を責める方が居たら・・・貴方なら“どうします?”と、反論さ

せて下さい。

と言うわけで邪な気持ちで読み出すと、頁を捲るにつれて驚くべ

く事が・・・中身はイジメに苦しむ少年の、悲痛な叫びだったん

です。何故、この日記がここにあるのか?個人はどこでこの日記

を手に入れたでしょう?

この日記を書いた少年は今、どこでどう暮らして居るのでしょう

? でも、これを知るのは不可能なばかりでなく、今更、これを

掘り返しても困惑するだけでしょう。もう三十路を過ぎている筈

ですから!

日記の中で、少年は暴力が支配する“学校と言う檻”に身を置か

ねばならない“我が身の不幸”を嘆き、旧友の裏切りを恨み、便

りにならない先生に絶望していました。いじめは陰湿で・・・お

決まりの“性的イジメ”です。以下、少年の悲痛な叫びを転載致

します。

日記の内表紙に書かれていた名前は墨で塗り潰されて読む事は出

来ませんでしたが、学校名は微かに読み取れました。調べて見る

とその学校は今でも存在しる中高一貫教育の全寮制男子校で、こ

れは今でも変わっていないようです。閑静な山の上にある校舎に

隣接する寮は目を剥くほどに立派で、13才の中学1年生から1

8才の高校3年生までが寝食を共にしているのも昔通りでした。

 

 

      少年の日記

 

日記の第一頁は少年が高校に進級した年の4月のある日です。字

が驚くほどきれいで丁寧なのは、少年が几帳面で真面目な性格を

物語っているのでしょう。4月、5月と新高校生の意気込みと期

待に溢れる記述が続きます。

友達と過ごす楽しい毎日が目に映るようです。偶に自分自身に対

する少し気取った観察が書いてあり、この少年が少年らしい潔癖

さを持ち合わせていた事を忍ばせます。

 

その日記に変化が出てきたのは、9月になって間もなくでした。

 

 

      9月3日 (水) 晴れ

 

今日、佐藤君が安田君と廊下を歩いていたら、突然Yに足払いを掛

けられて転んでしまった。「何すんだよ」と文句を言ったけど、Y

は逆に僕の運動神経の鈍さをからかって、さっさと仲間の居る方に

行ってしまった。

Yが僕にこんな事をするのは初めてだったが、でも、そんな兆候は前

からあったみたいだ。と言うのは、近頃Yが僕と全然話をしなくなっ

てしまったのだ。寮ですれ違っても目をあわさないし、混雑する食堂

で僕の隣の席が空いてても絶対に寄って来ない。

去年、中学の3年生の時はまではとても中が良かったのに、何で急に

変わってしまったんだろう。もしかしたら、高一になってYの成績が下

がってきたのと関係が・・・? 最近、Yは教室で真面目に授業を聞い

ていない。あれでは成績が下がるのは当然だと思う。でも、もしYが成

績に差がついた僕を憎んでいるとしたら・・・。いや、そんな事は考

えたくない。何と言ったって、Yは僕の大切な友達なのだ。そのうちに

きっと!

 

       ☆

 

この些細な出来事、単なる悪ふざけとも取れるような出来事が悲劇の

序章でした。この少年がふと感じた事、少年が思いたくないと書いた

事が、恐らく2人の仲違いの本質を捉えていた事と思われます。中学

では甲乙のつかない成績で競い合っていたのに、高校に入って見る見

るうちに離れていく順位。その原因が自身にあると分かっていても、

Yは順風満帆の学生生活を満喫している少年に嫉妬したに違いないの

です。

Yの僻みと妬みが2人の間にヒビを入れ、時間の経過とともに傷口を

大きくしていったのでしょう。でも、疑う事を知らない性格の良さと

優しさを持ち合わせていたこの少年は、全く気付かずに身を成り行き

に任せるしかなかったのす。

そして数日後、少年は食事の済んだ夜、Yが毎日のようにどこかの部

屋に遊びに行ってて、その行き先が3年生が居る階で、入り浸ってい

る部屋が校内で評判のワルの部屋だと聞いて心配をし、「一緒に宿題を

しよう」と誘っていました。Yは渋々とそれに従ったようですが、多分

、Yはそれをありがたく思わなかったでしょう。いや、少年が良い子ぶ

っているように見え、憎しみを覚えたに違いありません。

 

こうしてYがこの少年に向ける邪な牙はエスカレートしていくのですが

、でも、この後しばらくは平穏に過ぎていったようで、日記にもYは登

場していません。だが、運命はしばしば、突如ととしてその牙を剥くも

のです。
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イジメ2
  • 2015⁄08⁄18(Tue)
  • 23:02

健吾

「○月×日、夜の11時過ぎに○△公園の南広場の奥にあるトイレ

 の男性用個室の一番奥でセーラー服を着て待ってます。ラッシュ

 吸って、眠剤もちょっと飲んでいる淫乱野郎ですから、構わずに

 犯っちゃって下さいね。まってま〜す! 」

ハッテン場として名高い公園の名前を、同じくその筋では有名な掲

示板にカキコした後で、幸雄は一つ溜息をもらす。もちろん自分が

不特定多数の連中に尻を解放するつもりは無い。

あと30分程で訪ねてくる恋敵を罠にはめる為のカキコなのだ。岬

幸雄は今年高2年生に成る、彼の恋人は一つ年上で、同じバスケッ

ト部に所属する高山健吾だった。

幸雄の方からコクった二人は、つい最近までラブラブで、彼はこの

素晴らしい関係が未来永劫に続くものだと思い込んでいた。しかし

、遠山稔の出現が、彼と健吾の中に微妙な亀裂を生み出している。

稔は彼と同じ高校2年生で、所属はハンドボール部なのに、あろう

ことか、バレンタインデーに健吾にコクって来たそうなのだ。

最初は健吾も笑っていたが、最近、二人だけで港へデートに出かけ

た事を、幸雄は他の友人から聞かされて逆上した。怒りにまかせて

健吾を問い詰めたが、最初はノラリクラリとはぐらかされてしまい

、最後には躯を使って黙らされてしまった。

「アイツとは何でもないよ、好きなのはお前だけさ」

たくましい健吾にアヌスを貫かれたままで、こんな風に囁かれてし

まっては、幸雄も黙って頷くしか無い。しかし、積極的な稔は、そ

んな幸雄の嫉妬を煽る様に健吾にまとわり付いて離れない。我慢が

限界に達した彼は、健吾抜きで稔を呼び出し問い質したが・・・ 

「なにさ。健吾はキミだけのモノじゃ無いでしょう? それに、ア

 ンタがしっつこいって言って、迷惑そうにしていたよ」

などと言われて、あわや掴み掛かってしまいそうに成ったものだ。

最近は健吾が彼を避けているフシもあり、幸雄は完全に見境を失っ

ている。

(ふん・・・ 見ていろよ、稔の奴め。お前なんかに健吾は渡さな

 いからな! )

健吾と別れ話が出たとの嘘を口実にして、幸雄は自分の下宿に稔を

呼び出していた。約束通りに獲物は彼のアパートにやってくる。

「健吾と別れるんだって? うん、そうしなよ。彼もいい加減にキ

 ミには飽き飽きだって言ってたからね」

下手に出て嘘の相談する幸雄に向って、勝ち誇った稔は嬉しそうに

言い放つ。

「別れたく無いんだ。なあ、君からもとりなしてくれないか? 」

しおらしい幸雄の台詞に稔は勝利を実感して、何の疑いも無く、も

てなしのコーヒーに口を付けた。

「うわぁ・・・ 苦い・・・ 」

稔の言葉に、一瞬幸雄は青ざめた。しかし、罠の入り口にいる獲物

は、平然と砂糖を継ぎ足してから、改めてコーヒーで咽を潤す。

(よし、飲め飲め、全部飲んじゃえ! )

悪魔に心を売り渡した幸雄の前で、思惑通りに稔はコーヒーを飲み

干してしまった。

 

「あれ? なんだか・・・ へんだなぁ・・・ 」

コーヒーの飲み終わって5分もすると、稔は躯をユラユラと揺すり

はじめる。その様子を見て幸雄は立ち上がり、戸棚に仕舞っておい

たビニールの袋を取り出した。

 
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高校生体験談

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