- 2010⁄11⁄09(Tue)
- 15:20
野球部の子との話。 ガィア
中学3年生の9月のはなしです。
『なぁ~、岡さぁん。(俺)』
それは昼休みのこと。友達とのんびり話してると、普段は話もしない野球部のFに声をかけられた。俺はまさかFに声をかけられるとは思ってもみなかったから、かなりびっくりした。
『んぉ!?何ぃ?』
『あのなぁ、今日放課後暇ぁ?』
『…まぁ暇っちゃぁ暇かな。なんで?』
『放課後になったら数学教えて?』
『んー…まぁぇっか。』
『ゃった!んじゃぁ、放課後教室残っててな!』
そういってFはふらーっと俺の前から離れていった。すると横にいた友達が、
『…ぉぃ、なんであいつにOKしたん!』と言うので、
『は?なんで?断る理由なかったから…。…?』
と返すと、友達は口をあんぐりと開けた。
『あいつ嫌いじゃなぃの?』
『嫌いじゃなぃって!よくしんねーもん。嫌いなん?』
『ぅん。苦手かな。てかみんなもそう言うで?』
友達いわく性格が幼すぎて、誰もがFの雰囲気を嫌っているらしい。ただ俺からしたら顔はかなりかっこかわいい。わかりやすく言うと坊主の狸顔だ。俺は別に嫌いじゃなかったし、逆にちょっとだけでもおいしいことができれば、なんて、期待感すら憶えていた。
『まぁあいつが俺をあてにしてくれてるからついOKしちゃったんよ。』
『ふーん。まぁおまえって数学だけは賢いからな。』
話は変わるが俺の話をすると、数学が得意でかなり教え方も肥えているから結構みんなに教えてと頼まれる。けど他の教科は、その秀才ぶりとはかけ離れて、お世辞でも賢いとは言い難かった。テストの点数が一桁もまれに取っていた。
そして放課後。
『岡さぁ~ん!』
『はぁ~~~ぃぃ!』
Fに波を合わせてやると、えへへと喜んでいた。
『じゃぁ始めるか。』
勉強を教え始めてからほぼ一時間が経ったころ。
『…はぃ。できたぁ。わかったぁ?』
『ぉぉ~…やるぅ…。』
Fはそういうが、本質的な目的を忘れて必死に教えてやっているのに、よほど数学が嫌いなのか、退屈そうにペンをくるくると回している。
『おい、Fぅ?』
『…数学ってほんまに退屈~。』
疲れたーって感じで、体を背もたれにだらしなくもたれてしまう始末…。まぁ俺もこいつの気持ちがわからないこともないから、怒るにも怒れなかった。俺はペンを置いて話を振った。
『ふぅ…なぁ、Fは好きな人いんの?』
『ぃるよ…。』
そのままペチャラクチャラ話して、さらにまた一時間が経った。気付くと、陽もほとんど落ちていた。
(げ!早くエロいことしないと、放課後こいつといた意味ないゃん!)
そう思って、こいつにエロ話を切り出した。
『ああ、やりてぇなぁ…。』
『何を?』
『H。』
『え!?やったことあるん?』
『あるよ。(この頃すでに俺は、男・女ともに童貞卒業)』
そういうとFはやっぱこういうことには過敏だってことが見て取れた。
『まじ?気持ちいい?』
『うん。当たり前!』
『どんなことしたのぉ!?』
まぁ俺からしたらもう慣れた話をしばらくした。そして、あまりにも遅いので帰ろうかと言うときに事件が起きた。転機はまさか意外な形で訪れた。
『さ、帰るか。』
『ん…。』
『…。』
『?』
お互い立ち上がらない。俺はというと…さっきまでのエロトークに過剰に反応してしまい、勃起してしまっているからだ。そして、Fもそうなっていることはすぐに直感でわかった。俺はとっさに、腹を括って勝負に出た。
『お前、立ってるんちゃうん…。』
Fは俺の言葉に異常な反応をした。それを確かめて俺は立ち上がった。
『F、ほら、俺もいまこんなんなんよ…。』
そういうとFはちらっとだけこっちを見て、確認すると立ち上がった。俺は『跡』を探すとついつい見入ってしまった。
『…でかっ…。』
ついこぼれた台詞だった。ズボンにはこちらから見て右横にボコンとかたどられた跡。17~8㌢はあろうかというほど。
『…岡さんのもでかいやん…。』
『…トイレいこっか。』
『…。』
案外簡単にFは俺についてきている。廊下を歩いてると外はもうほとんど真っ暗。Fに大丈夫か聞くと、『いつもだから。』と言った。なんだか元気がなくなったので、今から何するか不安?それとも照れ?と少し迷った。そしてトイレに着いた…。
『でっけぇ…まじかょ…。』
俺は個室に入るなり、すぐにFの股間に手を当てた。
『ぅっ…わ…。…岡さん…。』
ズボン越しでも驚きのボリュームに、感動しっぱなしだった。ズボン越しに股間をさするだけなのに、時々体がピクンっと動くのが俺にはたまらなく興奮してしまう。
『ズボン脱がすぜ。』
その問いには何も反応をしめさなかったが、まぁ大丈夫なんだろうと思い、ベルトに手を掛けた。その時にFが、
『…岡さんって…男もいけるってやつ?』
と聞いてきた。
『…さぁ?…そうだったらどーする?』
『ビビる。』
軽くショック。笑"ズボンを脱がすと青のトランクスだった。ぼこっと浮かんだ跡は、ズボン越しの時よりもペニスの形がくっきりと浮かんでいて、トランクス越しでも少し香る汗とペニス独特の匂いが、鼻から頭に通っていく。そのたまらなくエロい状況にくらくらしそうだった。
『臭くない…?』
Fが心配そうに俺に聞いてきた。正直少しだけ臭い。だがそれがいい。
『大丈夫だよ。』
そう言って右手はまたFのを擦りはじめて、左手で上に着ていたカッターシャツのボタンを上から順に外し始めた。
『…上全部脱がなきゃダメ?』
『野球部の体見たかったんだ…。』
こっちの人だって言ってしまったようなものだったが、ノンケかどうかなんてわからない相手にこんなことを簡単に言ってしまったということは、ほとんど普通の意識はなくなっていたのだと後で思う。そして、カッターシャツを脱がせ、下にきていたTシャツもなんとか脱がせた。
Fが上半身に着ていた全てを脱がせきった俺は感心の意味でため息をついた。
『あんまり見んといてよ…。』
『いや、見るって…お前顔には似合わずすげぇなぁ…。』
肌の色は浅黒く、胸筋、腹筋はきれいに割れていて、胸板が厚く、肩から腕にかけて、しっかりと筋肉がついている。乳首もきれいで、色は茶色。体には無駄な毛など一本もなく、俺の理想そのものの体だった。
俺は何もしゃべらず、乳首を口に含んだ。
『ぅはっ…。』
と、相変わらず可愛い泣き声。俺の興奮は、ますます高ぶるばかりだった。左の乳首を含んで、左手は右の乳首、右手は股間を擦りっぱなし。トランクスもFの愛液で結構濡れていた。
『Fっ、…気持ちいい…?』
俺がそう聞くも返事がない。ちらっとFを見ると目が合って、すぐにFが目線をそらす。照れ方が典型的なのが可愛らしい…。ちょっとからかって、
『気持ちいいくせに…照れてるんだろ…?』
と聞くと、
『ぇ、…別に…。』
とバレバレの嘘。
『…じゃぁもっと気持ち良くさせてやるよ。』
そう言って、意を決してFのトランクスに手を掛けた。
『ちょ…、タンマ!』
トランクスに手を掛けたとたん、Fは股間に手を当て、下着を下ろすことを拒んだ。
『…?なんで!?』
俺はここまで来て嘘だろ!?と思った。
『え…、うん、え…。』
Fはなぜかたじろんだ。しかし俺は、もう理性が働かず、キスを謀り顔を近付けた。だが、いきなりしかけた俺に反応してか、Fの態度は豹変。
『…やめて!』
『…。』
俺は本当にがっかりだった。あと少しってとこでこうなってしまったことに後悔?いや、腹が立った。俺が言葉を失った。と、その時。
『誰や!』
個室の外から先生の声がした。やばっ!夜の見回りか!と思い、俺はすぐに頭を働かせて、小声で
『…!…F!俺が囮になって先にここから出て帰るから、少ししてから帰れな。じゃ…!』
とFに告げ、
『…はぃ、僕です。』
と言って個室から出た。
『何をしとる!』
『ちょっと学校に忘れ物してたから取りにきたついでにクソしてました。』
そう言いながら、トイレを出ました。もちろんFはトイレの個室にいるまま…。
学校の中はもうほとんど真っ暗。玄関に迎う俺に先生は付いて来るので、まさかと思い、
『(学校)閉めるんですか?』
と聞くと、
『ああ。ワシとお前が最後やからな。』
と言われた。それを聞いて俺は焦った。Fはまだ中なのに…。俺は何もできないまま校舎のドアを抜け、先生が鍵を閉めるのを、ただ茫然と眺めるだけだった…。
一度は家に帰って夕飯を摂り、くつろいだものの、やっぱりFが気になり学校を訪ねた。やや急ぎ気味に自転車のペダルを漕ぎ続けて10分、学校が見えてきた。校舎に掲げてあった時計は暗くて見えなかったけど、体の感覚的に学校に訪れたのは8時半頃だったと思う。あまり人目につかないところに自転車を止め、学校の柵を登り越え、校舎の玄関の前に着いた。玄関のドアのノブを引くと、やはり鍵が開いていた。言うまでもなく、Fが内側から開けたに違いない。
『…F…、ごめん…。』
一人でそう呟いて、少しの間立ち止まっていた。そして、もういるはずもなぃ今日の出来事があったトイレに向かった。
Fとの『こと』があった個室に入って洋式の弁座に腰掛けた。もうかなり冷たいので、大分前にここを後にしたようだった。俺は弁座に座ってからというもの、ただただ数時間前にあったあの全てを再び欲しがった。あの時五感で感じたことを頼りに、Fとの過去と妄想に浸っていた。そうして知らないうちにズボンとボクサーパンツを下まで降ろして、右手でマスターベーションを始めていた。かなり興奮していた。頭の中ではFの汗で黒光りするムダ毛のない割れた腹筋と、これまたムダ毛がなく綺麗にかたどられた胸筋が浮かぶ。自分が今まで見た中でもあんな素晴らしい肉付きを見たことがあるだろうか。ない。ないに決まっている。ネットで流れる画像や動画もこんなに俺好みの体はなかったはずだった。
『ぅっ…ふぅ…』
そしていかにも『野球部』な坊主頭に、それがばっちり似合ったFの顔は、今でも覚えている、眼を瞑って快感に溺れていた。美男子とも野獣とも見て取れるFが、あんなにも顔を歪めていたと思うと、体中に電流がほとばしる。
『あ…。』
けれどもその顔立ちとは似付かわしくないほどに匂う男臭い香り。少し酸っぱい鼻にくるつんとくる香りは、どんな香りよりも俺を癒してくれるようで、俺を奮い立たせてくれる。香り…そうだ。あの匂いも最高だった…。
『…ぁ、あ…。』
パンツ越しではあるが、擦るたびに微かに匂う汗と我慢汁と雄の匂いとが交ざった匂い…。薫ってくるたびに頭をくらっとさせる、擦るたびに匂いがきつくなっていくのも興奮した。
『あっ、ぃっ…』
そして何よりもあいつのナニ。硬さも長さも太さも俺好み、Fのがとてつもなく見たい、しゃぶりたい、そして立ちである俺も、あいつのと俺の穴とで結合したい…。
『ぃ、くぅ!いくっ!』
次の日、俺は授業中はFを常にちらっ、ちらっと見てしまっていた。あちらも俺を意識していたはずだと思い、こっちを向いてくれると思っていたが、一度も視線は合わなかった。くやしかったけど、俺は24時間前には全く何の意識もしていなかったが、24時間経った今、完全にFに対しての想いは変わっていた。言葉は古臭いかもしれないが、すごくFが愛しかった…。休み時間は別の友達と話したりしていたけど、完全にその話もうわの空。放課後、せめて『昨日はごめん』とだけ謝りたくてFを探すも、俺から逃げたかったのかもう学校のなかに姿はなかったので、しょうがなく諦めて家に帰った。それからというもの、気付けばもうその日からはFとの一件があった前の日までと同じ生活になっていた。まるでFと出会ってなかったかのように…。
ただ変わったことと言えば、一人でのオナニーの回数が増え、おかずはいつも妄想上のFになった。気付けば『F、ぁあ…Fっ…。』と小さく喘いでいて、そう喘ぐ度想いは膨らんでいった。けれどもオナニーが終わるといつも腑に落ちないなと思うようにもなっていた。どうしてあそこまで体を許して、発展は嫌がったのか。ただ純粋にはずかしかったのか、それとも恐かったのか。俺は自然とFに好きな想いと苛立ちを抱いていた。けれどもそれからというもの、全くFとの関わりはなくなってしまい、俺も嫌われたんだなと完全に諦めていた。
しかしまたFとの関係がもてる機会ができた。その続きの話は、この日から一ヵ月先の話になる…。
『なぁ~、岡さぁん。(俺)』
それは昼休みのこと。友達とのんびり話してると、普段は話もしない野球部のFに声をかけられた。俺はまさかFに声をかけられるとは思ってもみなかったから、かなりびっくりした。
『んぉ!?何ぃ?』
『あのなぁ、今日放課後暇ぁ?』
『…まぁ暇っちゃぁ暇かな。なんで?』
『放課後になったら数学教えて?』
『んー…まぁぇっか。』
『ゃった!んじゃぁ、放課後教室残っててな!』
そういってFはふらーっと俺の前から離れていった。すると横にいた友達が、
『…ぉぃ、なんであいつにOKしたん!』と言うので、
『は?なんで?断る理由なかったから…。…?』
と返すと、友達は口をあんぐりと開けた。
『あいつ嫌いじゃなぃの?』
『嫌いじゃなぃって!よくしんねーもん。嫌いなん?』
『ぅん。苦手かな。てかみんなもそう言うで?』
友達いわく性格が幼すぎて、誰もがFの雰囲気を嫌っているらしい。ただ俺からしたら顔はかなりかっこかわいい。わかりやすく言うと坊主の狸顔だ。俺は別に嫌いじゃなかったし、逆にちょっとだけでもおいしいことができれば、なんて、期待感すら憶えていた。
『まぁあいつが俺をあてにしてくれてるからついOKしちゃったんよ。』
『ふーん。まぁおまえって数学だけは賢いからな。』
話は変わるが俺の話をすると、数学が得意でかなり教え方も肥えているから結構みんなに教えてと頼まれる。けど他の教科は、その秀才ぶりとはかけ離れて、お世辞でも賢いとは言い難かった。テストの点数が一桁もまれに取っていた。
そして放課後。
『岡さぁ~ん!』
『はぁ~~~ぃぃ!』
Fに波を合わせてやると、えへへと喜んでいた。
『じゃぁ始めるか。』
勉強を教え始めてからほぼ一時間が経ったころ。
『…はぃ。できたぁ。わかったぁ?』
『ぉぉ~…やるぅ…。』
Fはそういうが、本質的な目的を忘れて必死に教えてやっているのに、よほど数学が嫌いなのか、退屈そうにペンをくるくると回している。
『おい、Fぅ?』
『…数学ってほんまに退屈~。』
疲れたーって感じで、体を背もたれにだらしなくもたれてしまう始末…。まぁ俺もこいつの気持ちがわからないこともないから、怒るにも怒れなかった。俺はペンを置いて話を振った。
『ふぅ…なぁ、Fは好きな人いんの?』
『ぃるよ…。』
そのままペチャラクチャラ話して、さらにまた一時間が経った。気付くと、陽もほとんど落ちていた。
(げ!早くエロいことしないと、放課後こいつといた意味ないゃん!)
そう思って、こいつにエロ話を切り出した。
『ああ、やりてぇなぁ…。』
『何を?』
『H。』
『え!?やったことあるん?』
『あるよ。(この頃すでに俺は、男・女ともに童貞卒業)』
そういうとFはやっぱこういうことには過敏だってことが見て取れた。
『まじ?気持ちいい?』
『うん。当たり前!』
『どんなことしたのぉ!?』
まぁ俺からしたらもう慣れた話をしばらくした。そして、あまりにも遅いので帰ろうかと言うときに事件が起きた。転機はまさか意外な形で訪れた。
『さ、帰るか。』
『ん…。』
『…。』
『?』
お互い立ち上がらない。俺はというと…さっきまでのエロトークに過剰に反応してしまい、勃起してしまっているからだ。そして、Fもそうなっていることはすぐに直感でわかった。俺はとっさに、腹を括って勝負に出た。
『お前、立ってるんちゃうん…。』
Fは俺の言葉に異常な反応をした。それを確かめて俺は立ち上がった。
『F、ほら、俺もいまこんなんなんよ…。』
そういうとFはちらっとだけこっちを見て、確認すると立ち上がった。俺は『跡』を探すとついつい見入ってしまった。
『…でかっ…。』
ついこぼれた台詞だった。ズボンにはこちらから見て右横にボコンとかたどられた跡。17~8㌢はあろうかというほど。
『…岡さんのもでかいやん…。』
『…トイレいこっか。』
『…。』
案外簡単にFは俺についてきている。廊下を歩いてると外はもうほとんど真っ暗。Fに大丈夫か聞くと、『いつもだから。』と言った。なんだか元気がなくなったので、今から何するか不安?それとも照れ?と少し迷った。そしてトイレに着いた…。
『でっけぇ…まじかょ…。』
俺は個室に入るなり、すぐにFの股間に手を当てた。
『ぅっ…わ…。…岡さん…。』
ズボン越しでも驚きのボリュームに、感動しっぱなしだった。ズボン越しに股間をさするだけなのに、時々体がピクンっと動くのが俺にはたまらなく興奮してしまう。
『ズボン脱がすぜ。』
その問いには何も反応をしめさなかったが、まぁ大丈夫なんだろうと思い、ベルトに手を掛けた。その時にFが、
『…岡さんって…男もいけるってやつ?』
と聞いてきた。
『…さぁ?…そうだったらどーする?』
『ビビる。』
軽くショック。笑"ズボンを脱がすと青のトランクスだった。ぼこっと浮かんだ跡は、ズボン越しの時よりもペニスの形がくっきりと浮かんでいて、トランクス越しでも少し香る汗とペニス独特の匂いが、鼻から頭に通っていく。そのたまらなくエロい状況にくらくらしそうだった。
『臭くない…?』
Fが心配そうに俺に聞いてきた。正直少しだけ臭い。だがそれがいい。
『大丈夫だよ。』
そう言って右手はまたFのを擦りはじめて、左手で上に着ていたカッターシャツのボタンを上から順に外し始めた。
『…上全部脱がなきゃダメ?』
『野球部の体見たかったんだ…。』
こっちの人だって言ってしまったようなものだったが、ノンケかどうかなんてわからない相手にこんなことを簡単に言ってしまったということは、ほとんど普通の意識はなくなっていたのだと後で思う。そして、カッターシャツを脱がせ、下にきていたTシャツもなんとか脱がせた。
Fが上半身に着ていた全てを脱がせきった俺は感心の意味でため息をついた。
『あんまり見んといてよ…。』
『いや、見るって…お前顔には似合わずすげぇなぁ…。』
肌の色は浅黒く、胸筋、腹筋はきれいに割れていて、胸板が厚く、肩から腕にかけて、しっかりと筋肉がついている。乳首もきれいで、色は茶色。体には無駄な毛など一本もなく、俺の理想そのものの体だった。
俺は何もしゃべらず、乳首を口に含んだ。
『ぅはっ…。』
と、相変わらず可愛い泣き声。俺の興奮は、ますます高ぶるばかりだった。左の乳首を含んで、左手は右の乳首、右手は股間を擦りっぱなし。トランクスもFの愛液で結構濡れていた。
『Fっ、…気持ちいい…?』
俺がそう聞くも返事がない。ちらっとFを見ると目が合って、すぐにFが目線をそらす。照れ方が典型的なのが可愛らしい…。ちょっとからかって、
『気持ちいいくせに…照れてるんだろ…?』
と聞くと、
『ぇ、…別に…。』
とバレバレの嘘。
『…じゃぁもっと気持ち良くさせてやるよ。』
そう言って、意を決してFのトランクスに手を掛けた。
『ちょ…、タンマ!』
トランクスに手を掛けたとたん、Fは股間に手を当て、下着を下ろすことを拒んだ。
『…?なんで!?』
俺はここまで来て嘘だろ!?と思った。
『え…、うん、え…。』
Fはなぜかたじろんだ。しかし俺は、もう理性が働かず、キスを謀り顔を近付けた。だが、いきなりしかけた俺に反応してか、Fの態度は豹変。
『…やめて!』
『…。』
俺は本当にがっかりだった。あと少しってとこでこうなってしまったことに後悔?いや、腹が立った。俺が言葉を失った。と、その時。
『誰や!』
個室の外から先生の声がした。やばっ!夜の見回りか!と思い、俺はすぐに頭を働かせて、小声で
『…!…F!俺が囮になって先にここから出て帰るから、少ししてから帰れな。じゃ…!』
とFに告げ、
『…はぃ、僕です。』
と言って個室から出た。
『何をしとる!』
『ちょっと学校に忘れ物してたから取りにきたついでにクソしてました。』
そう言いながら、トイレを出ました。もちろんFはトイレの個室にいるまま…。
学校の中はもうほとんど真っ暗。玄関に迎う俺に先生は付いて来るので、まさかと思い、
『(学校)閉めるんですか?』
と聞くと、
『ああ。ワシとお前が最後やからな。』
と言われた。それを聞いて俺は焦った。Fはまだ中なのに…。俺は何もできないまま校舎のドアを抜け、先生が鍵を閉めるのを、ただ茫然と眺めるだけだった…。
一度は家に帰って夕飯を摂り、くつろいだものの、やっぱりFが気になり学校を訪ねた。やや急ぎ気味に自転車のペダルを漕ぎ続けて10分、学校が見えてきた。校舎に掲げてあった時計は暗くて見えなかったけど、体の感覚的に学校に訪れたのは8時半頃だったと思う。あまり人目につかないところに自転車を止め、学校の柵を登り越え、校舎の玄関の前に着いた。玄関のドアのノブを引くと、やはり鍵が開いていた。言うまでもなく、Fが内側から開けたに違いない。
『…F…、ごめん…。』
一人でそう呟いて、少しの間立ち止まっていた。そして、もういるはずもなぃ今日の出来事があったトイレに向かった。
Fとの『こと』があった個室に入って洋式の弁座に腰掛けた。もうかなり冷たいので、大分前にここを後にしたようだった。俺は弁座に座ってからというもの、ただただ数時間前にあったあの全てを再び欲しがった。あの時五感で感じたことを頼りに、Fとの過去と妄想に浸っていた。そうして知らないうちにズボンとボクサーパンツを下まで降ろして、右手でマスターベーションを始めていた。かなり興奮していた。頭の中ではFの汗で黒光りするムダ毛のない割れた腹筋と、これまたムダ毛がなく綺麗にかたどられた胸筋が浮かぶ。自分が今まで見た中でもあんな素晴らしい肉付きを見たことがあるだろうか。ない。ないに決まっている。ネットで流れる画像や動画もこんなに俺好みの体はなかったはずだった。
『ぅっ…ふぅ…』
そしていかにも『野球部』な坊主頭に、それがばっちり似合ったFの顔は、今でも覚えている、眼を瞑って快感に溺れていた。美男子とも野獣とも見て取れるFが、あんなにも顔を歪めていたと思うと、体中に電流がほとばしる。
『あ…。』
けれどもその顔立ちとは似付かわしくないほどに匂う男臭い香り。少し酸っぱい鼻にくるつんとくる香りは、どんな香りよりも俺を癒してくれるようで、俺を奮い立たせてくれる。香り…そうだ。あの匂いも最高だった…。
『…ぁ、あ…。』
パンツ越しではあるが、擦るたびに微かに匂う汗と我慢汁と雄の匂いとが交ざった匂い…。薫ってくるたびに頭をくらっとさせる、擦るたびに匂いがきつくなっていくのも興奮した。
『あっ、ぃっ…』
そして何よりもあいつのナニ。硬さも長さも太さも俺好み、Fのがとてつもなく見たい、しゃぶりたい、そして立ちである俺も、あいつのと俺の穴とで結合したい…。
『ぃ、くぅ!いくっ!』
次の日、俺は授業中はFを常にちらっ、ちらっと見てしまっていた。あちらも俺を意識していたはずだと思い、こっちを向いてくれると思っていたが、一度も視線は合わなかった。くやしかったけど、俺は24時間前には全く何の意識もしていなかったが、24時間経った今、完全にFに対しての想いは変わっていた。言葉は古臭いかもしれないが、すごくFが愛しかった…。休み時間は別の友達と話したりしていたけど、完全にその話もうわの空。放課後、せめて『昨日はごめん』とだけ謝りたくてFを探すも、俺から逃げたかったのかもう学校のなかに姿はなかったので、しょうがなく諦めて家に帰った。それからというもの、気付けばもうその日からはFとの一件があった前の日までと同じ生活になっていた。まるでFと出会ってなかったかのように…。
ただ変わったことと言えば、一人でのオナニーの回数が増え、おかずはいつも妄想上のFになった。気付けば『F、ぁあ…Fっ…。』と小さく喘いでいて、そう喘ぐ度想いは膨らんでいった。けれどもオナニーが終わるといつも腑に落ちないなと思うようにもなっていた。どうしてあそこまで体を許して、発展は嫌がったのか。ただ純粋にはずかしかったのか、それとも恐かったのか。俺は自然とFに好きな想いと苛立ちを抱いていた。けれどもそれからというもの、全くFとの関わりはなくなってしまい、俺も嫌われたんだなと完全に諦めていた。
しかしまたFとの関係がもてる機会ができた。その続きの話は、この日から一ヵ月先の話になる…。
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