- 2014⁄05⁄30(Fri)
- 23:29
天てれ収録後
─天てれ収録後─
郁哉「遼希…あの…」
遼希「え?何ぃ?郁哉くん。」
郁哉「今からさぁ…うち…来ない?」
遼希「別にいいよ。誰か他に来るのぉ?」
郁哉「いいの?(やったー!!!)いっぱい来るよ!(嘘だけど)じゃあ一回帰ってから来て。うちの場所分かる?」
遼希「う~ん多分。分かんなかったらメールするね。」
郁哉「OK。(やったやったやった!)」
公輝「二人で何こそこそ話してんだ?」
郁哉「え…いや…。」
遼希「あのねぇ、郁哉くんのうちに今から遊びに行くの!みんな行くんだって。公輝くんも行くのぉ?」
公輝「ふーん。俺もいいだろ?郁哉ぁ。」
郁哉「えぇ!…う…うん…(せっかく遼希と二人だったのに…。)」
遼希「じゃあさ、公輝くんもなんかおもしろいおもちゃでも持ってきてよ。ゲームとかでいいからね。」
公輝「おう。俺超おもしろいもん持ってきてやるよ。(どうせ郁哉の野郎遼希と二人で遊ぶつもりだったんだろうな。二人とも可愛がってやろうっと。)」
─郁哉の家─
郁哉「あーあ。せっかく遼希と二人で遊べそうだったのになぁ。しかも昨日からみんな旅行行ってて家に誰もいないのに…。まぁ今日は普通に遊ぶかぁ。」
ピンポーン
郁哉「あっ、来たぁ!」
ガチャッ
遼希と公輝「おじゃましま~す。」
郁哉「いらっしゃーい。あ、二人で来たんだ。(いいなぁ。俺も遼希と二人で…)」
遼希「道分かんなかったの。もう誰か来てるの?」
郁哉「いっ…いや…なんか来れなくなっちゃったみたい。みんな。」
公輝「へぇー(やっぱりなぁ。)しかも家族もいないじゃん。弟は?」
郁哉「みんな昨日から旅行行ったんだ。俺は収録あるから行けなかったんだ。まぁもう家族となんか行きたくないけどね。俺もう子供じゃないもん。明後日帰ってくるみたい。」
公輝「(はぁーん。だからかぁ。…そうだっ!)じゃあさ、今日郁哉んち泊まれるじゃん。いい?」
郁哉「えっ…多分大丈夫だと思うけど…。遼希は泊まれるの?(遼希。お願い。)」
遼希「僕はいいけどぉ、ママに聞いてみる。電話貸して。」
ピポパポ…
遼希「…あっママぁっ?あのね、今日郁哉くんのおうちに泊まってもいいんだって~。遼希も泊まってもい~い?…うん…家族はみんな旅行だって。…うん。一日くらい着替えなくても大丈夫だよ…分かった。ばいば~い。」
ガチャ
遼希「いいって。」
郁哉「(やったー!!!)あ、そう?分かった。」
公輝「じゃあ今日は遊びまくるか!(いろんなことしてね…。)」
郁哉「遼希…あの…」
遼希「え?何ぃ?郁哉くん。」
郁哉「今からさぁ…うち…来ない?」
遼希「別にいいよ。誰か他に来るのぉ?」
郁哉「いいの?(やったー!!!)いっぱい来るよ!(嘘だけど)じゃあ一回帰ってから来て。うちの場所分かる?」
遼希「う~ん多分。分かんなかったらメールするね。」
郁哉「OK。(やったやったやった!)」
公輝「二人で何こそこそ話してんだ?」
郁哉「え…いや…。」
遼希「あのねぇ、郁哉くんのうちに今から遊びに行くの!みんな行くんだって。公輝くんも行くのぉ?」
公輝「ふーん。俺もいいだろ?郁哉ぁ。」
郁哉「えぇ!…う…うん…(せっかく遼希と二人だったのに…。)」
遼希「じゃあさ、公輝くんもなんかおもしろいおもちゃでも持ってきてよ。ゲームとかでいいからね。」
公輝「おう。俺超おもしろいもん持ってきてやるよ。(どうせ郁哉の野郎遼希と二人で遊ぶつもりだったんだろうな。二人とも可愛がってやろうっと。)」
─郁哉の家─
郁哉「あーあ。せっかく遼希と二人で遊べそうだったのになぁ。しかも昨日からみんな旅行行ってて家に誰もいないのに…。まぁ今日は普通に遊ぶかぁ。」
ピンポーン
郁哉「あっ、来たぁ!」
ガチャッ
遼希と公輝「おじゃましま~す。」
郁哉「いらっしゃーい。あ、二人で来たんだ。(いいなぁ。俺も遼希と二人で…)」
遼希「道分かんなかったの。もう誰か来てるの?」
郁哉「いっ…いや…なんか来れなくなっちゃったみたい。みんな。」
公輝「へぇー(やっぱりなぁ。)しかも家族もいないじゃん。弟は?」
郁哉「みんな昨日から旅行行ったんだ。俺は収録あるから行けなかったんだ。まぁもう家族となんか行きたくないけどね。俺もう子供じゃないもん。明後日帰ってくるみたい。」
公輝「(はぁーん。だからかぁ。…そうだっ!)じゃあさ、今日郁哉んち泊まれるじゃん。いい?」
郁哉「えっ…多分大丈夫だと思うけど…。遼希は泊まれるの?(遼希。お願い。)」
遼希「僕はいいけどぉ、ママに聞いてみる。電話貸して。」
ピポパポ…
遼希「…あっママぁっ?あのね、今日郁哉くんのおうちに泊まってもいいんだって~。遼希も泊まってもい~い?…うん…家族はみんな旅行だって。…うん。一日くらい着替えなくても大丈夫だよ…分かった。ばいば~い。」
ガチャ
遼希「いいって。」
郁哉「(やったー!!!)あ、そう?分かった。」
公輝「じゃあ今日は遊びまくるか!(いろんなことしてね…。)」
- category
- 子役
- 2014⁄05⁄29(Thu)
- 00:11
プールでの出来事
さっきまで晴れ間も見えていたのに、雲が急に厚くなって風も強くなってきた。
純一がひとりで市民プールに来たのは、夏休みが終わるまでに25メートル泳げるようになろうと思ったからだった。
もう今日はこのくらいにして帰ろうかと思い、脱衣場に向かう。
来たときとは打って変わって、脱衣場はがらんとしていた。
トイレで競パン
シャワーはぬるくて、さっと浴びてすぐにでた。シャワールームに来たときはほかには誰もシャワーを使っている様子はないようだったのに、いちばん奥に人の気配がする。
でもシャワーの音はしない。
ふと気になって奥まで行ってみるとシャワーカーテンの隙間から人影が見えた。
紺のarenaのパンツからケツが半分見える。
この柄は・・・となりのレーンで泳いでいた人じゃないだろうか。
たしか、きれいなフォームですいすいと泳いでいた人だ。
プールから上がるときに背中と腕の筋肉がピッと張って、競泳パンツのもっこりが気になっていたのだった。
顔は童顔で自分とそんなに年も違わないように思えた。
いまシャワーカーテン越しに見えるからだはやはりさっきの人だ。
でもシャワーも浴びないでこんなところで何をしているんだろう。
え、もしかしたら・・・
その時だった。
彼は振り向いた。
showerboy.jpg
「なに、みてんだよ」
あわてて純一は後退りしたが、腕をつかまれ、シャワーブースに引きずり込まれる。
「男の裸をいつもそうやって覗き見してんのか?」
純一は何も言えない
「答えろや、おまえ、中学生か、何年だ」
「3年です」
か細い声で答える。自分でも声がひきつっているのがわかった。
純一がひとりで市民プールに来たのは、夏休みが終わるまでに25メートル泳げるようになろうと思ったからだった。
もう今日はこのくらいにして帰ろうかと思い、脱衣場に向かう。
来たときとは打って変わって、脱衣場はがらんとしていた。
トイレで競パン
シャワーはぬるくて、さっと浴びてすぐにでた。シャワールームに来たときはほかには誰もシャワーを使っている様子はないようだったのに、いちばん奥に人の気配がする。
でもシャワーの音はしない。
ふと気になって奥まで行ってみるとシャワーカーテンの隙間から人影が見えた。
紺のarenaのパンツからケツが半分見える。
この柄は・・・となりのレーンで泳いでいた人じゃないだろうか。
たしか、きれいなフォームですいすいと泳いでいた人だ。
プールから上がるときに背中と腕の筋肉がピッと張って、競泳パンツのもっこりが気になっていたのだった。
顔は童顔で自分とそんなに年も違わないように思えた。
いまシャワーカーテン越しに見えるからだはやはりさっきの人だ。
でもシャワーも浴びないでこんなところで何をしているんだろう。
え、もしかしたら・・・
その時だった。
彼は振り向いた。
showerboy.jpg
「なに、みてんだよ」
あわてて純一は後退りしたが、腕をつかまれ、シャワーブースに引きずり込まれる。
「男の裸をいつもそうやって覗き見してんのか?」
純一は何も言えない
「答えろや、おまえ、中学生か、何年だ」
「3年です」
か細い声で答える。自分でも声がひきつっているのがわかった。
- category
- プール
- 2014⁄05⁄29(Thu)
- 00:04
おめーら!パンツ脱いでせんずりやれ!誰が一番最初に出すか競争だ!
俺は16才(高1)。174cm×62kg。水泳部。
チンポのサイズは、平常時13cm×4cm、勃起時20cm×5cm。
短髪、色黒。
チンポは中坊の時から普通よりはかなりでかかった。当時、練習用の水泳パンツはビキニタイプではなかったから、モッコリは気になったものの、まだ安心できた。
(ちなみにその水泳パンツは、紺色で左右に白のラインがあるタイプ)
しかし、そのパンツの場合、配置が悪いとはっきりと長さや傾きが分かって、
「ジン!今日は右向きになってるぞ!」
「相変わらずでっけーな!」
と冷やかす奴もいた。俺はそんな時、「うるせえ!」といって、奴らの目の前でチンポをパンツの上からつかんで、真っ直ぐに配置を直して見せると、
「それで勃起してねえっつうんだから悔しいよな!」と奴らに言わせた。
去年、その年高校に上がった水泳部の先輩が部室に遊びにきた。
実はこの先輩、密かな俺の勘では、男に興味があると思っていた人だ。
俺がプールで練習していると、後輩のFが俺を呼びに来た。
プールから上がり、すぐ横にある部室に入っていくと、主将のK(ちなみに俺は副主将)が、先輩と話していた。他の部員は主将か俺が「上がり!」というまでは、よほどの事が無い限り部室には戻れない。
- category
- 高校生体験談
- 2014⁄05⁄28(Wed)
- 23:56
Bruder
雲一つない鮮やかな晴天になった、五月下旬の日曜日。
よく焼いたトーストにスクランブルエッグとレタスを挟み、三角に切ったサンドイッチ
と、昨晩の夕食の残り物である野菜サラダ、それに冷たい牛乳が、今朝の桐原家の
朝食メニューだった。
TVのニュース番組を見ながら朝食を食べ終え、紙ナプキンで口を拭った桐原真琴は、
先週買ってきた林檎が冷蔵庫に残っているのを思い出した。そろそろ梅雨も近いだけに、
早いうちに食べてしまわないといけない。
「思い出して良かったぁ……」
一つだけ残っていた林檎を出し、器用に皮を剥いていると、兄の淳一が二階から下りて
来る音がする。
「何だ、またパンかよ……。今日こそ、米が食えると思っていたのになぁ」
「文句言うなら、もっと早く起きて、自分で作ってよ。今日の帰りは遅くなるから、晩御
飯は兄さんが作って」
「何だ、どこか遊びに行くのか。もしかして、一年生のくせに、もう彼女が出来たんじゃ
ないだろうな」
本気で心配する顔で問い詰める兄の様子が面白くて、真琴はケラケラと陽気に笑い
ながら、皮を剥いて八つ切りにした林檎を皿に並べる。
「そんなんじゃなくて、部活だよ。そろそろ大会が近いから、遅くまで練習なの。一年生は
後片付けもあるし」
「休みの日まで部活か。大変だなぁ……。中学に入った途端、やけに忙しくなったよな」
「人の事ばっかり心配してないで、兄さんも頑張ってもらわないと。今年は受験生なんだ
からさぁ」
「やめろよ、母さんみたいな言い方……」
真琴が注いでくれたオレンジジュースをゴクリと飲み、淳一は首をすくめてみせる。
つい最近までは本当に子供だった真琴も、すっかり大人びた口をきくようになっていた。
どちらかといえば物事を適当に考え、「何とかなるさ」が口癖の淳一は、几帳面な性格の
弟に色々と生活の事で注意され、そこから兄弟喧嘩になる事もある。しかし、どんな時
でも、淳一にとっては可愛い弟である事は変わらなかった。
真琴が産まれた時から十二年、同じ屋根の下で共に育ってきた二人だが、地元にある
公立校に通う中学三年生である淳一と、この春から隣町の私立中学に入学して、練習の
厳しいテニス部に入部した弟とは、それぞれ生活リズムの異なる日々を暮らすように
なっていた。こうやって顔を合わせるのも朝食の時と夜の短い時間くらいだが、それでも
兄弟の仲の良さは以前と全く変わっていないように思う。
しっかり者の弟と、とぼけた性格ながら優しい性格の兄という組み合わせが、上手くバラン
スを保っているのかもしれない。
本来は両親と兄弟の四人家族である桐原家だが、大手電器メーカーに勤める父が今年
から関西に単身赴任をしており、その生活面の手伝いをする為に、母も週に一度、父親の
元に通っている。今週は色々と面倒な事務手続きがあるそうで、母は一昨日から家を空け
ていた。弟の真琴が家事を得意にしているので、それほど大きな支障は生じていないもの
の、まだ中学生である兄弟だけを家に残していくのだから、何とも無責任というか、いい加
減な母親だ。
そんな両親の放任主義的が肌に合う淳一は不平も言わず、逆に親のいない生活を伸び
伸びと満喫出来ていたが、繊細な心を持つ弟の事は常に気になっていた。表立って不満な
どは口にしないが、内心では不安と寂しさを抱えているに違いないと思う。決して頼りがい
のあるとはいえない兄だが、家庭を守る長男としての自覚も芽生えつつある淳一は、短い
間ながらも、両親の居ない時は弟の心の支えになれればいいと思っていた。
そう思いつつも、実際は何の役にも立っていないのが、悲しい現実ではあるのだが。
よく焼いたトーストにスクランブルエッグとレタスを挟み、三角に切ったサンドイッチ
と、昨晩の夕食の残り物である野菜サラダ、それに冷たい牛乳が、今朝の桐原家の
朝食メニューだった。
TVのニュース番組を見ながら朝食を食べ終え、紙ナプキンで口を拭った桐原真琴は、
先週買ってきた林檎が冷蔵庫に残っているのを思い出した。そろそろ梅雨も近いだけに、
早いうちに食べてしまわないといけない。
「思い出して良かったぁ……」
一つだけ残っていた林檎を出し、器用に皮を剥いていると、兄の淳一が二階から下りて
来る音がする。
「何だ、またパンかよ……。今日こそ、米が食えると思っていたのになぁ」
「文句言うなら、もっと早く起きて、自分で作ってよ。今日の帰りは遅くなるから、晩御
飯は兄さんが作って」
「何だ、どこか遊びに行くのか。もしかして、一年生のくせに、もう彼女が出来たんじゃ
ないだろうな」
本気で心配する顔で問い詰める兄の様子が面白くて、真琴はケラケラと陽気に笑い
ながら、皮を剥いて八つ切りにした林檎を皿に並べる。
「そんなんじゃなくて、部活だよ。そろそろ大会が近いから、遅くまで練習なの。一年生は
後片付けもあるし」
「休みの日まで部活か。大変だなぁ……。中学に入った途端、やけに忙しくなったよな」
「人の事ばっかり心配してないで、兄さんも頑張ってもらわないと。今年は受験生なんだ
からさぁ」
「やめろよ、母さんみたいな言い方……」
真琴が注いでくれたオレンジジュースをゴクリと飲み、淳一は首をすくめてみせる。
つい最近までは本当に子供だった真琴も、すっかり大人びた口をきくようになっていた。
どちらかといえば物事を適当に考え、「何とかなるさ」が口癖の淳一は、几帳面な性格の
弟に色々と生活の事で注意され、そこから兄弟喧嘩になる事もある。しかし、どんな時
でも、淳一にとっては可愛い弟である事は変わらなかった。
真琴が産まれた時から十二年、同じ屋根の下で共に育ってきた二人だが、地元にある
公立校に通う中学三年生である淳一と、この春から隣町の私立中学に入学して、練習の
厳しいテニス部に入部した弟とは、それぞれ生活リズムの異なる日々を暮らすように
なっていた。こうやって顔を合わせるのも朝食の時と夜の短い時間くらいだが、それでも
兄弟の仲の良さは以前と全く変わっていないように思う。
しっかり者の弟と、とぼけた性格ながら優しい性格の兄という組み合わせが、上手くバラン
スを保っているのかもしれない。
本来は両親と兄弟の四人家族である桐原家だが、大手電器メーカーに勤める父が今年
から関西に単身赴任をしており、その生活面の手伝いをする為に、母も週に一度、父親の
元に通っている。今週は色々と面倒な事務手続きがあるそうで、母は一昨日から家を空け
ていた。弟の真琴が家事を得意にしているので、それほど大きな支障は生じていないもの
の、まだ中学生である兄弟だけを家に残していくのだから、何とも無責任というか、いい加
減な母親だ。
そんな両親の放任主義的が肌に合う淳一は不平も言わず、逆に親のいない生活を伸び
伸びと満喫出来ていたが、繊細な心を持つ弟の事は常に気になっていた。表立って不満な
どは口にしないが、内心では不安と寂しさを抱えているに違いないと思う。決して頼りがい
のあるとはいえない兄だが、家庭を守る長男としての自覚も芽生えつつある淳一は、短い
間ながらも、両親の居ない時は弟の心の支えになれればいいと思っていた。
そう思いつつも、実際は何の役にも立っていないのが、悲しい現実ではあるのだが。
- category
- ショタ小説2
- 2014⁄05⁄23(Fri)
- 01:52
原体験
大人になってからも尻を叩いたり叩かれたりすることに興味を持っている人は、たいてい子供時代に尻を叩かれたことがあって、それが原体験になっている。ザッヒェル・マゾッホだって、恐ろしい叔母さんから鞭で尻を打たれたのが原体験だ。だけど私の場合、こんなことに興味を持ったのはもっと後で、しかも叩かれたことはない。
通っていた大学の学生係で家庭教師の仕事を見つけたのは大学一年の夏休み明けだった。その大学は、学園町とちょっと良い住宅地を兼ねたような町の中にあったのだけど、同じ町の中に、私立の小学校があって、そこの5年生の少年の家庭教師だった。その小学校は、中学以降に進めないために、中学受験をすることが前提になっており、その子も随分と早くから塾に通わせられていたようだ。しかし良くあることだけれども、親が必死になればなるほど、子供の方はいまいち乗り気にならないらしく、塾の方も成績は下がり気味で、これは家庭教師でも付けてフォローしてもらおう、ということになったらしい。
通っていた大学の学生係で家庭教師の仕事を見つけたのは大学一年の夏休み明けだった。その大学は、学園町とちょっと良い住宅地を兼ねたような町の中にあったのだけど、同じ町の中に、私立の小学校があって、そこの5年生の少年の家庭教師だった。その小学校は、中学以降に進めないために、中学受験をすることが前提になっており、その子も随分と早くから塾に通わせられていたようだ。しかし良くあることだけれども、親が必死になればなるほど、子供の方はいまいち乗り気にならないらしく、塾の方も成績は下がり気味で、これは家庭教師でも付けてフォローしてもらおう、ということになったらしい。
- category
- イジメ2
- 2014⁄05⁄23(Fri)
- 01:49
まじめな高校生アルバイト顛末記
夕刊紙に[まじめな高校生アルバイト,履歴書要、二時間千円、新宿区・・。などというのが会った.まじめな高校生が応募したという.当時大卒の初任給は一万円満たない時代.二時間千円といえば大変なアルバイト。4時間やれば1週間で一万円。良いバイトだと,採用され小躍りした高校生は、青い顔をして帰ってきたという。仕事着は学生服、面 接の時も紳士の前で,[ほら,良い子ですよ,純情なんですよ赤くなりました]などといわれた純情高校生が紳士のお供をしていくところが温泉マーク.そこで紳士に男のこの体を売るアルバイトだった。
- category
- ショタ小説2
- 2014⁄05⁄23(Fri)
- 01:35
同居生活
自分は康介と言います。いいオッサンですが。。(爆)
自分の体験?ではないですが、書いてみようと思います。
自分には健太郎という息子がいます。
といっても実の息子ではありません。
数年前のこと、自分はすっかり独身貴族をきどり仕事もそこそこ
忙しくなっていた。もっともゲイな自分ですから、結婚なんて考えた
こともありませんでした。
しかし、その生活が急転直下激変しました。
自分には2つ下の弟がいます。仕事の関係で地方に行き、そこで結婚し
子どもも設けていました。
生活的には落ち着いているようには見えましたし、もっとも自分と会うのは
滅多にありませんからそう見えていたのでしょう。
ある日、弟の住んでいる警察署から電話がありました。
弟の妻が弟と口論になり、刺殺させてしまったというのです。
近所の通報ですぐに逮捕され弟は亡くなりました。
自分の両親は事故で数年前に亡くなっており、親戚も少ないものでした。
急遽、弟の葬儀をやることになりました。
弟には子どもがいました。健太郎といい小5になっていました。
現場に居合わせたショックから葬儀にもでられず、街の中心にあるホテル
を自分が取っていたところに居させました。
結構なマスコミの取材もあったので、そんなところに置いておくわけにも
いかなかったのです。
社宅にいたので弟が勤務していた社長に処分はお願いをしていきました。
急遽健太郎の処遇を話し合ったのですが、保護施設にという話しも出ましたが
自分が引き取ることになりました。
(後日養子縁組をすることになりますが)
とりあえず荷物の整理をし、弟の物はすべて処分をし、嫁のものは実家に送り
健太郎のものは自分の家にと引っ越しの準備で葬儀から1週間はかかってしまい
ました。
夏休みの期間で私も長期の休みが取れていたのでよかったです。
健太郎には今の学校にはもういけない、保護者としておじさん(自分)がなることを
話し転校の手続きをとりました。
さて、急遽一児の父になった私は大変でした。
転校手続きや住民票の異動など予想以上に大変でした。
転校先の先生にも事情を話しておきました。
姓が変わらなかったのはよかったですが。
地方都市に住んでいた健太郎はいきなり都会?でもないけど
人の多いところにきて大分とまどいはあったようです。
事件の影響もあり、初めは暗く話しもまともにしませんでした。
私の家に来てから少しずつは落ち着いてきました。
小5になっていた健太郎は風呂に一緒に入ろうともいっても
初めは渋りました。「恥ずかしいからかな?」くらいに思って
いましたが、ある日スパ銭にむりくり連れていったらびっくり!
体中に虐待のあとがあるのです。
弟は仕事で年中いない、家には母親と二人その鉾先が健太郎に向かって
いったのです。家に帰ってから話しをしました。
健太郎も今までの生活が辛かったこと、家出をして私の家まできたこと。
(その日は宿泊で不在にしていた)学校の先生に虐待の傷を絶対みせるなと
母親に厳命されていて、林間学校も行けなかったことなどを涙ながらに話しました。
事件後はひとりで眠ることができず、一緒に寝ていましたが、その晩は私を信頼したのか
抱きついて寝ていました。
2学期になり、学校にも慣れてきました。健太郎に友達から「母親は?」と
聞かれたら「病気で死んだ」と話すように言ってありました。
一番嬉しかったのは、運動会に出て走っている姿を見たときでした。
クラスの中で必死に頑張っている姿がありました。
そのあと林間学校があり、用意する物を買いに出かけました。
リュックや靴、それこそ下着まで買いました。どれがいい?と聞くと
必ず遠慮して安い物を指して「これでいい」というのです。
「ふざけんな!」お前を養うくらい金はあるさ!と気にいった物を
買ってやりました。前日は興奮していましたが、2泊3日に元気に
出かけ当日は自分が弁当を作り、学校まで送ってやり帰る日には
仕事を早退して迎えに行きました。
おみやげなんて買ってきてくれたり、なんだか本当の親子になって気がしました。
生活にも慣れてきた日、朝健太郎が痛がっています。
どうした?と聞くと「ちんちんの先が痛い。」というのです。
病院か?と思って、見ると勃起すると皮が突っ張ってしまうようでした。
要するに包皮が亀頭にくっついてしまっていました。
どうも数日前から痛かったようで、普段はなんともないから言わなかった
ようです。風呂に一緒に入り、講義です。
大人になると皮は剥けることを自分のペニスで話し、健太郎のペニスを
少し大きくさせ皮を剥きました。
かなり亀頭にびっちり癒着していて、暖め暖め少しずつ剥がしました。
風呂に入って皮を剥いて洗うこと、小便をするときも剥くことを話しました。
剥けたらチンコはビンビンになってましたけどね。
自分は男好きでも少年は対象ではありませんでしたが、健太郎をみていると
まるできれいなんですよね。毛も生えていないから綺麗でしたしね。
ちょっとながくなったので、続きにします。
自分の体験?ではないですが、書いてみようと思います。
自分には健太郎という息子がいます。
といっても実の息子ではありません。
数年前のこと、自分はすっかり独身貴族をきどり仕事もそこそこ
忙しくなっていた。もっともゲイな自分ですから、結婚なんて考えた
こともありませんでした。
しかし、その生活が急転直下激変しました。
自分には2つ下の弟がいます。仕事の関係で地方に行き、そこで結婚し
子どもも設けていました。
生活的には落ち着いているようには見えましたし、もっとも自分と会うのは
滅多にありませんからそう見えていたのでしょう。
ある日、弟の住んでいる警察署から電話がありました。
弟の妻が弟と口論になり、刺殺させてしまったというのです。
近所の通報ですぐに逮捕され弟は亡くなりました。
自分の両親は事故で数年前に亡くなっており、親戚も少ないものでした。
急遽、弟の葬儀をやることになりました。
弟には子どもがいました。健太郎といい小5になっていました。
現場に居合わせたショックから葬儀にもでられず、街の中心にあるホテル
を自分が取っていたところに居させました。
結構なマスコミの取材もあったので、そんなところに置いておくわけにも
いかなかったのです。
社宅にいたので弟が勤務していた社長に処分はお願いをしていきました。
急遽健太郎の処遇を話し合ったのですが、保護施設にという話しも出ましたが
自分が引き取ることになりました。
(後日養子縁組をすることになりますが)
とりあえず荷物の整理をし、弟の物はすべて処分をし、嫁のものは実家に送り
健太郎のものは自分の家にと引っ越しの準備で葬儀から1週間はかかってしまい
ました。
夏休みの期間で私も長期の休みが取れていたのでよかったです。
健太郎には今の学校にはもういけない、保護者としておじさん(自分)がなることを
話し転校の手続きをとりました。
さて、急遽一児の父になった私は大変でした。
転校手続きや住民票の異動など予想以上に大変でした。
転校先の先生にも事情を話しておきました。
姓が変わらなかったのはよかったですが。
地方都市に住んでいた健太郎はいきなり都会?でもないけど
人の多いところにきて大分とまどいはあったようです。
事件の影響もあり、初めは暗く話しもまともにしませんでした。
私の家に来てから少しずつは落ち着いてきました。
小5になっていた健太郎は風呂に一緒に入ろうともいっても
初めは渋りました。「恥ずかしいからかな?」くらいに思って
いましたが、ある日スパ銭にむりくり連れていったらびっくり!
体中に虐待のあとがあるのです。
弟は仕事で年中いない、家には母親と二人その鉾先が健太郎に向かって
いったのです。家に帰ってから話しをしました。
健太郎も今までの生活が辛かったこと、家出をして私の家まできたこと。
(その日は宿泊で不在にしていた)学校の先生に虐待の傷を絶対みせるなと
母親に厳命されていて、林間学校も行けなかったことなどを涙ながらに話しました。
事件後はひとりで眠ることができず、一緒に寝ていましたが、その晩は私を信頼したのか
抱きついて寝ていました。
2学期になり、学校にも慣れてきました。健太郎に友達から「母親は?」と
聞かれたら「病気で死んだ」と話すように言ってありました。
一番嬉しかったのは、運動会に出て走っている姿を見たときでした。
クラスの中で必死に頑張っている姿がありました。
そのあと林間学校があり、用意する物を買いに出かけました。
リュックや靴、それこそ下着まで買いました。どれがいい?と聞くと
必ず遠慮して安い物を指して「これでいい」というのです。
「ふざけんな!」お前を養うくらい金はあるさ!と気にいった物を
買ってやりました。前日は興奮していましたが、2泊3日に元気に
出かけ当日は自分が弁当を作り、学校まで送ってやり帰る日には
仕事を早退して迎えに行きました。
おみやげなんて買ってきてくれたり、なんだか本当の親子になって気がしました。
生活にも慣れてきた日、朝健太郎が痛がっています。
どうした?と聞くと「ちんちんの先が痛い。」というのです。
病院か?と思って、見ると勃起すると皮が突っ張ってしまうようでした。
要するに包皮が亀頭にくっついてしまっていました。
どうも数日前から痛かったようで、普段はなんともないから言わなかった
ようです。風呂に一緒に入り、講義です。
大人になると皮は剥けることを自分のペニスで話し、健太郎のペニスを
少し大きくさせ皮を剥きました。
かなり亀頭にびっちり癒着していて、暖め暖め少しずつ剥がしました。
風呂に入って皮を剥いて洗うこと、小便をするときも剥くことを話しました。
剥けたらチンコはビンビンになってましたけどね。
自分は男好きでも少年は対象ではありませんでしたが、健太郎をみていると
まるできれいなんですよね。毛も生えていないから綺麗でしたしね。
ちょっとながくなったので、続きにします。
- category
- オススメ
- 2014⁄05⁄23(Fri)
- 01:20
悲しい性
だれでも「なんで俺ってホモなんだろ?」と思うときがある。
自分も小さい時から、思っていた。
俺の家は小さい頃まで家族4人だったが、4つの時に両親が離婚。
弟は赤ん坊だったから、母親が引き取り、俺は父親の元に残された。
離婚の原因はわからないし、なんで俺だけが・・・と思った時もある。
父親も厳しい部分もあったが、恐いというイメージはなかった。
保育園くらいの時は、よく一緒に風呂に入った。
チンコの皮を毎日剥いて洗ってくれた。
小学校に入る頃には、剥けていた。
自分で言うのもなんだけれど、小学校でトイレに入って用を足す度に
友だちから「でけえな~」「大人みたいジャン!」とよく言われた。
小2の冬くらいだった。
俺が寝ていると、親父がパジャマのズボンを降ろしてきた。
ブリーフも一緒にだ。
寝ぼけていたので、最初は寝小便でもしたので、取り替えてくれている
くらいに思っていた。
ところが、チンコの包皮を剥いてくる。
それをしゃぶるのだ。
俺は目を覚ましたが、寝たふりをしていた。
その日から、毎夜のことになった。
しかし、ビクンとなっても射精はしていなかったと思う。
小3では、亀頭がデカくなり始めた。
もう皮が戻らないのだ。ちんぽも黒くなってきていた。
といっても、時代が時代だから、ブリーフに短パンが半ズボン。
冬でも長ズボンは買ってくれなかったから。
友だちからよくからかわれたけれど、あんまり気にはならなかった。
身長もでかくて、小3で「6年生?」なんてよく言われた。
親父は相変わらず毎日俺のモノを咥えてくる。
小3の終わりくらいには、発毛してきた。
体操着(白の短パン)をはいているときに、担任の先生が「康介、お前
チンコ立ってるのか?」と言われた時があるくらいだ。
(もち普通の状態だったけれど)
4年になって5月の連休だったと思う。
親父が咥えてきて、足が突っ張り体の奥から、吹き出すモノを感じた。
「いつもと違う・・」と思っていたら、射精してしまった。
小学4年で毛は生えているし、皮はズル剥けだし、射精はするわで
俺はおかしいのかと思った。
図書館にいって性教育みたいな本を読んだら、個人差があるということが
わかってほっとした。
自分も小さい時から、思っていた。
俺の家は小さい頃まで家族4人だったが、4つの時に両親が離婚。
弟は赤ん坊だったから、母親が引き取り、俺は父親の元に残された。
離婚の原因はわからないし、なんで俺だけが・・・と思った時もある。
父親も厳しい部分もあったが、恐いというイメージはなかった。
保育園くらいの時は、よく一緒に風呂に入った。
チンコの皮を毎日剥いて洗ってくれた。
小学校に入る頃には、剥けていた。
自分で言うのもなんだけれど、小学校でトイレに入って用を足す度に
友だちから「でけえな~」「大人みたいジャン!」とよく言われた。
小2の冬くらいだった。
俺が寝ていると、親父がパジャマのズボンを降ろしてきた。
ブリーフも一緒にだ。
寝ぼけていたので、最初は寝小便でもしたので、取り替えてくれている
くらいに思っていた。
ところが、チンコの包皮を剥いてくる。
それをしゃぶるのだ。
俺は目を覚ましたが、寝たふりをしていた。
その日から、毎夜のことになった。
しかし、ビクンとなっても射精はしていなかったと思う。
小3では、亀頭がデカくなり始めた。
もう皮が戻らないのだ。ちんぽも黒くなってきていた。
といっても、時代が時代だから、ブリーフに短パンが半ズボン。
冬でも長ズボンは買ってくれなかったから。
友だちからよくからかわれたけれど、あんまり気にはならなかった。
身長もでかくて、小3で「6年生?」なんてよく言われた。
親父は相変わらず毎日俺のモノを咥えてくる。
小3の終わりくらいには、発毛してきた。
体操着(白の短パン)をはいているときに、担任の先生が「康介、お前
チンコ立ってるのか?」と言われた時があるくらいだ。
(もち普通の状態だったけれど)
4年になって5月の連休だったと思う。
親父が咥えてきて、足が突っ張り体の奥から、吹き出すモノを感じた。
「いつもと違う・・」と思っていたら、射精してしまった。
小学4年で毛は生えているし、皮はズル剥けだし、射精はするわで
俺はおかしいのかと思った。
図書館にいって性教育みたいな本を読んだら、個人差があるということが
わかってほっとした。
- category
- オススメ
- 2014⁄05⁄20(Tue)
- 01:31
高校性白書
仲のいい、ただの友だちが、ある日突然、特別な存在になる。
こういうことは、世の中にはよくあることなのだろうか……。
早川亮輔、リョウがぼくの家に来たのは、5月の最後の日だった。
その年は、いつにない天候不順だった。5月に入ってからも、少しも初夏らしくなかった。
空はいつも曇りがちで、ヘンに肌寒い風が吹いたり、そうかと思うと雨が降ったりで、スッキリしない日が続いた。
それが5月の31日に、突然、温度計が31度にまで跳ね上がった。
ぼくらの高校の教室には冷房なんてないから、授業にもまるで、身が入らなかった。
突然訪れた夏に、運動不足の肉体がついていかないという感じだった。
学校帰りのリョウが、ぼくの家に立ち寄ったのは、そんな日だった。
帰宅部同然のぼくは、そうそうに家に帰り、しまい込んであった扇風機を引っ張り出して、ベッドの上でへたばっていた。
「隆之、お友だちですよ」
母さんが、ふすまを開けた。
その母さんの後ろにリョウが立っているのを見て、ぼくはひどく驚いた。
もちろんリョウは、中学時代から数え切れないくらい、ぼくの家に遊びに来ていた。
けれど、それはいつも、友弘や雄太や卓といっしょの時に限られていたのだ。
ぼくの部屋は、昔の造りの8畳間で、じゅうたんを敷いて洋風にしている。
天井が高くて、部屋も広々としているので、4、5人が集まるのに、ちょうどいい。
だからリョウも何かというと、
「笹倉んちに集まろう」
というのだったが、リョウがひとりで訪ねて来ることは、めったになかった。
めったにどころか、長いつきあいで初めてじゃないだろうかと、ぼくはボンヤリ考えた。
「隆之、すぐに帰ったんだな。まだ校内にいるんじゃないかと思って、あっちこっち捜したんだぜ。図書室とか、中庭とか」
つっけんどんにいいながら、リョウは部屋に入って来た。
「ぼくは部活にも入ってないからな。さっさと家に帰って、扇風機出そうと思って、終業のカネが鳴ったと同時に、学校飛び出したんだ」
「軟弱だよな、そういうとこ」
そうはいっても、やっぱりリョウも暑いみたいで、手に握りしめたタオルで、しきりと額をふいていた。
母さんがカルピス・ハイを持って来て、テーブル代わりのビデオ・ラックに置いた。
「隆之、お家元がこれ、ですよ」
母さんはリョウを気にしつつも、両手の人差し指で鬼のツノをつくって、頭の横に立てて見せた。
「オヤジさんが、どうかしたのか?」
母さんが部屋を出て行ってから、リョウは学習机の前の回転椅子に腰を下ろして、机に頬杖をついて、ぼくを見下ろした。
「さっき玄関でオヤジさんとすれ違った時、ちゃんと挨拶しといたんだけどな」
リョウは他のやつらよりも、目上の人に対する礼儀や挨拶は、けっこうしっかりしている。
警察官をやっているリョウの父親が、そういうことには厳しいというのを、いつだったか聞いたような覚えがあった。
「リョウの所為じゃないよ。ここんとこ、オヤジとは冷戦状態なんだ」
ぼくはカルピス・ハイのひとつを、リョウに手渡した。
「へえー、意外だなあ。隆之みたいなマジメなヤツでも、親とケンカなんかするのかよ」
リョウは面白そうにいい、カルピス・ハイをひと口飲んだ。
そして思い出したように、へっへっ、と意味ありげに笑った。その目も、意地悪そうに笑っている。
「そういえばそうだったよな。お前って、ケンカっぱやいんだっけ。今日の昼休みに、同じクラスの塚田と殴りあったくらいだしな。ウワサによると、誰かをかばったとか、かばわないとか」
「リョウ、お前なぁー。誤解もいいとこだぞ、それ。誰が茂をかばって、本気で塚田とケンカなんかするかよ」
「まあ、そうとでもいわなきゃ、お前の立場がないよな」
リョウは皮肉をいって、ふと顔をしかめ、
「焼酎の量が多いよ、これ。アルコールがキツクて、ちょっとヤバイんとちゃうか」
ぶつぶつ文句をいいながら、ぼくにグラスを返してよこした。
そして、ひどくうんざりした調子でため息をついて、そのまま黙り込んだ。なんだか、えらく疲れているみたいだった。
ぼくはベッドの上に座り込み、膝を抱えて壁にもたれながら、リョウが珍しく、というより初めて、ひとりでぼくの家に来たのは、やはり塚田とケンカした真相を確かめるためなのだろうかと、考えてみた。
ぼくと塚田が殴りあったことは、ぼくという人間を知っている連中であればあるだけ、意外だったらしい。
ぼくらが殴りあう寸前に、ぼくが中道茂の名前を口にしていたのを聞いたヤツがいた。そいつは、何かにつけて茂にちょっかいを出していた塚田に、よくぞ一矢報いてやったと、まるでぼくをヒーロー扱いした。
でも、ぼくと仲のいい同じクラスの雄太は、
「いったい、どういうことなんだよ。お前ほんとに、あの同性ウケしない中道茂をかばったのか?やめろよ。同性に嫌われる男は、どっかに必ず欠陥があるもんなんだ。お前が茂をかばったって、事態は何も変わりっこないと思うぜ」
教室を飛び出したぼくのあとを追いかけてきて、あからさまに皮肉をいって、面と向かって釈明を求めたほどだった。
「雄太、その考え方は、ちょっとキツイぞ。みんながみんな、茂のこと嫌ってるとは思えないしな」
話題の矛先を和らげて、軽く雄太をたしなめようとすると、雄太は鼻先でフンと笑って、
「茂を見くびってるな、隆之。見かけが良くて、頭も良くて、それでも同性ウケするヤツはたくさんいるぜ。中道茂みたいなヤツはな、自分から進んで敵をつくるタイプなんだよ。あいつの裏にあるのは、他人を卑下する時の優越感だけなんだ」
「他人を卑下するって、別に茂は、誰もさげすんでないし、特別ガリガリの秀才ってわけでもないぜ」
「勉強のこといってるんじゃないって、ボケ」
雄太は切り捨てるように、いった。
「誰かにとって、自分がイチバンの存在でいたいとか、そいつにはよく見られたいとか、そういうこともあるだろ。誰だって、特定の人の前ではよく見られたいと思ってるさ。だのに茂は、いっつも自分がトップに立ってないと気がすまない。実際、余裕しゃくしゃくって顔してさ。それが鼻について、俺たちにはウザいんだよ」
雄太がこういういい方を始めたら最後、ありがたいことに話題はそれてくれるのだが、それにしてもかなり疲れた。
もっとも、雄太を除けば、友弘も卓もリョウも、ケンカの一件には、これといってアクションを起こすようなヤツらじゃない。クラスも違うし。
だから、ぼくは安心すると同時に、いつか抜き差しならない時に、友弘かリョウに問いつめられるのではないかと、内心ではビクビクしていた。
「隆之さ、なんで、オヤジさんとケンカしたんだよ」
黙り込んでいたリョウが、ふいに敏腕刑事みたいな尋問口調よろしく、いった。
塚田とのケンカの質問ではなかったので、ぼくはホッとして、口がほぐれた。もし中道茂のことだったら、黙秘権を行使するしかないな、と思っていたのだ。
「7月恒例の花展が近づいてるのに、今年からぼくはいっさい、家業に関わらないと宣言したからさ。お家元も母さんも、ヒスってるんだ」
「そういえば、もうそんな時期だよなあ」
毎年、義理で花会のチケットを買わされているリョウが、おかしそうに首をすくめた。
「隆之さ、もう紋付にハカマ穿いて、お茶汲みしたりしないのか?俺、けっこう楽しみにしてるんだけど」
「お茶汲みって、リョウ、お前ねぇ」
「いやいや、マジだ、マジでいってるんだよ。からかってるわけじゃないんだ」
リョウは声を上げて、喉をのけぞらせて笑った。
日に焼けた、小麦色の喉が目の前でアップになって、ぼくは思わず目を伏せて、咳払いしながら説明した。
「あー、つまりその。もうオヤジの趣味で、家業につきあってる場合じゃない、とか思ってさ」
「オヤジの趣味って、何いってんだよ。お前、次期家元だろ、生け花の」
リョウは意外なほど真面目な顔で、ぼくを見返した。
「隆之、もう受験体勢に入るのか」
「まさか、逆だよ。高2だから、3年生になる前に何かやりたくて、焦ってるんじゃないか」
「そっか」
安心したようにうなづきながらも、リョウも身に覚えがあるのか、
「そうだよなあ……。もう、3年なんだよなあ……」
と口の中で噛みしめるように繰り返した。
3年生の前の、いちばん遊べる時だから、かえって遊んでる場合じゃない、何かしなくては……―――というのは、ぼくや雄太や、他の連中の、共通の気持ちかもしれない。
特にうちの高校は、男子校ながらもこの地域では受験校だから、
「3年になったら」
というのが、生徒と教師の間では、暗黙の了解のようになっている。
3年になれば、ほぼ100%の生徒が、それぞれの受験に立ち向かうという前提があるから、うちの高校は珍しく、校則もわりと自由で、部活にも妙に活気があるのだった。
「遊んでる場合じゃ、ないかぁ」
リョウはもう一度つぶやいたっきり、目をじゅうたんに落として、また黙り込んだ。
ヘンに気まずい、沈黙が続いた。
部屋の隅に置いたスタンド・タイプの扇風機のうなりが、暑苦しく、響いている。
部屋の中の暑さをかきまわして、わずかに息がつげるほど、涼しい風を送り出してくる。
胸のボタンをぜんぶ外した夏服姿のリョウとふたりっきりというのは、危険だった。ぼくは落ち着かなかった。
沈黙がいやに長く感じられたけれど、たぶん、5分くらいのものだろう。
しばらくして顔を上げたリョウは、意外なほど深刻な顔つきだった。
「隆之……、お前最近、誰かにつきあってくれとか、好きだとかさ、いわれたことあるか?」
「えっ、なんだ、そういう話か。そりゃ、あるよ。ひと月くらい前の話だけど」
「その子と、いま続いてるのか?」
「いいや。2週間前に、ぼくがフッた」
「けど、どうせまたすぐに別のを見つけるんだろ」
「うん」
「お前ってそういうの、困らない男だよな」
「まあ、困らないね。若いお嬢さんたちがお花を習いに来るから、よりどりみどりって感じで」
「ちぇ、イヤミな男だよ、まったく」
リョウはデキの悪い弟を叱るように、わざとらしくため息をついた。
そして背中をそらして、回転椅子をぐるぐると回した。
「リョウ、もしかして誰かに、好きだとか、いわれたのか?」
いつまでたっても何もいわないので、思い切って尋ねると、リョウは椅子を回転させるのをやめた。
たったひと口飲んだカルピス・ハイの酔いがまわり始めたのか、目の辺りをうっすらと赤くして、リョウはこくんと頼りなげにうなづいた。
うなづいたとたん、それまで黙っていたのを取り返すように、勢い込んで早口にまくし立て始めた。
「そいつ、めちゃくちゃ強引なんだ」
「強引って、どういうふうに」
リョウは察しが悪いなとでもいうように、ぼくを睨みつけた。
「だからさ、そういう時、他に好きな子がいるとかいうと、フツーなら引き下がってくれるもんじゃないか。それ以上、恥のうわ塗りみたいに、あーだこーだいわないもんだろ?」
「じゃあそいつは、あーだこーだいってきたわけか」
からかうようにいうと、リョウは顔をくしゃくしゃにしかめて、気まずそうにうなった。
「まあ、そんなとこだな」
「しつこいオンナは嫌われるぞって、突っぱねればいいじゃんか」
「そういう問題じゃ、ないんだ」
リョウは笑いながらも、なんだかじれったそうだった。
そういう問題じゃない、とぼくは心の中で、つぶやいてみた。
そういう問題じゃないのなら、どういう問題なんだと尋ねれば、リョウもこんなあいまいないい方ではなく、もっとハッキリしたことをいうのだろうか。
けれどぼくは、出来ることなら、リョウとは、こんな話はしたくなかった。
リョウとは他愛ない冗談や、どうでもいい軽口や、ちょっとした口ゲンカや、あてこすりなんかで楽しくじゃれあうのが、いちばん安全だと思っていた。
リョウは、いい男だ。
ぼくと同じ高校2年生だけど、すごくしっかりしている。
部活は水泳部で、自由形のエース、タッパはぼくと3センチしか違わない、175センチ近くあった。
カオもよくて、男らしく、だけど笑うと少し、可愛く見える。ぼく的には、かなり好きなタイプの容姿をしていた。
性格も穏やかで、かつ情熱的だし、ほんとうに気のいいヤツだった。
でも、ぼくは少し、鬱陶しくなった。
どうしてそんなふうに思えたのか、自分でもよくわからなかった。
それがつい、声に出てしまったかもしれない。
「他のヤツらに相談すればいいじゃないか。いまぼくにいわなくたって」
なぜそんなことを、いってしまったんだろう。どうしてだか急に、話をするのもウザったくなってしまったのだ。
リョウはかすかに、眉を上げた。
そして、ぼくの目をのぞき込むように、じいっと見つめた。
リョウは、話をする時は相手の目を見て話しなさいという、小学校じこみの教えを、いまもまだ忠実に守っているみたいだった。
「なあ。マンガでもドラマでもなんでも、俺のいちばん嫌いなパターン、知ってるか?」
「知らない」
「主役の男優が、煮え切らない恋人にハッパをかけるために、わざと別のオンナの話をしたり、その気もないのにつきあってみせるパターンだよ。ああいうの、世間の狭い根性の腐った人間のやることみたいで、好きじゃないんだ。ぜんぜんフェアじゃないだろ」
「気持ちはわかるよ、ぼくも」
ぼくは用心深く、いった。
「けど、そこまで深刻になることなのかよ。誰かに告白されただけでさ。何もケッコンしようとか、そんな極端な話でもないんだろ?」
他にいいようがなくて、思わず口をついて出てきた言葉をありのままにいうと、リョウは、
「あーあ、ぜんぜんわかってねえんだなぁ」
椅子の上で背中をそらして、う~んと伸びをした。
リョウの制服の夏服の袖から、黒くて短い毛が、何本も顔をのぞかせた。
胸も、腕も、顔も、首も、ほどよく日に焼けて褐色になっていたけど、その部分だけは、うっすらと肌の色が違って見える。
ぼくはそれがまぶしくて、目をそむけた。
「隆之には、深刻になることがないのか」
「深刻になること?」
ぼくは少し、言葉に詰まった。
確かにぼくには、ここ最近、真剣になることも、深刻になることもないような気がしたのだ。
塚田との殴りあいも、結局のところ、向こうから殴りかかってきたのであって、こっちから仕掛けていったわけじゃない。
茂の中間試験の結果が良くて、それをネタにイジメられてた茂をかばったのも、ほとんど成り行きみたいなものだった。
ぼくは確かに、真剣でもないし、深刻さにも欠けていた。
「ヘンなこといったな、悪い、隆之」
リョウは肩をすくめて、気が抜けたようにあいまいに笑って、勢いをつけて立ち上がった。
「帰るよ。すまなかったな、急に押しかけて来て」
「リョウ、その相手って、誰さ」
玄関まで送るためにいっしょに立ち上がりながら、ぼくは申し訳なくなって訊いてみた。
なんとなく聞きたくない、関わりあいになりたくないと思うあまり、少し冷淡だったかもしれない。
返事がないので、いいたくないのだろうとホッとしていると、ふすまの前まで来たところで、リョウはふいに振り返り、誰かの名前を口にした。
「えっ?誰だって?」
声が小さくて、よく聞き取れなくて訊き返すと、リョウはハッキリと繰り返した。
「同じ水泳部の、岡本浩だよ」
「岡本って、4組の……!?だってあれ、男だろっ!!」
最初、リョウはからかっているのだと思った。でも、その表情はどこまでも深刻なもので、冗談めいた素振りもない。
ぼくは愕然となった。
舌の根の奥のところが、引きつったみたいに痛く感じた。
「そうさ。岡本浩は、男さ。隆之もあいつのこと、ある程度なら、知ってるだろ」
「……、ああ、知ってる」
「わりと有名人だもんな、うちの学年じゃ。去年のインターハイに、1年生ながら出場して、3位に入ったもんな」
「このこと、誰かに話したのか。例えば、同じ水泳部の、雄太にとか」
「いいや。いえるわけないさ、こんな深刻なこと」
「そう、だよな……」
「でも、勘のいい雄太のことだから、もう気づいてるんじゃないのかな。何もいわないのは、たいしたことじゃないと思ってるからだと思う、たぶん。だけど、いいよ。隆之になぐさめてもらおうと思った、俺が甘かったんだ。このこと、誰にもいうなよな。お前だからしゃべったことなんだし」
最後には早川亮輔らしい戦闘的な調子を取り戻して、リョウは元気に手を振りながら、俺の家を出て行った。
リョウを見送ってから、部屋に戻ってベッドに寝転ぶと、急速にカルピス・ハイの酔いがまわってきたようだった。
心臓がドキドキして、頬の辺りが熱い。
高い天井がゆったりと、波打っているように見える。
ぼくは目をつむった。
いま帰ったばかりのリョウのことが、少し憎らしかった。
同じ部の雄太や同じクラスの友弘には相談せずに、ぼくにだけこっそりとこういう話をするというのは、やっぱり、どう考えてもフェアじゃない。それこそ、“主役の男優が、煮え切らない恋人にハッパをかけるために、わざと別のオンナの話をしたり、その気もないのにつきあってみせるパターン”じゃないか。
水泳部の岡本浩が何をいったにしろ、わざわざぼくの家に来て、相談するほどのこととも思えない。
まして、あんなふうに思いつめた目をして、
「隆之には、深刻になることがないのか」
などと訊かなくともいいはずなのに。
リョウは、なんでもマジに受け止めすぎるんだ、とイライラしながら、ぼくは起き上がって、リョウがちょっと口をつけただけで飲み残したカルピス・ハイを、ひと息に飲んだ。
カルピス・ハイの氷はとっくに溶けて、ひどくまずくて、ますます腹が立ってきた。
正直なところ、ぼくはリョウの話に、かなり動揺していたのだ。
岡本浩という男のことを、ぼくはたぶん、リョウ以上に知っていた。
とてもよく知っていて、ぼくにしては珍しいくらい、彼に好意をもっていたのだ。
「それにしても……」
とぼくは、もう一度ベッドに転がった。
“他に好きな子がいるとかいうと、フツーなら引き下がってくれるもんじゃないか……”
あの言葉を、ふいに思い出していたのだ。
“他に好きな子がいる……”とリョウはいったけど、そもそもあれは、本当のことなのだろうか。
こういうことは、世の中にはよくあることなのだろうか……。
早川亮輔、リョウがぼくの家に来たのは、5月の最後の日だった。
その年は、いつにない天候不順だった。5月に入ってからも、少しも初夏らしくなかった。
空はいつも曇りがちで、ヘンに肌寒い風が吹いたり、そうかと思うと雨が降ったりで、スッキリしない日が続いた。
それが5月の31日に、突然、温度計が31度にまで跳ね上がった。
ぼくらの高校の教室には冷房なんてないから、授業にもまるで、身が入らなかった。
突然訪れた夏に、運動不足の肉体がついていかないという感じだった。
学校帰りのリョウが、ぼくの家に立ち寄ったのは、そんな日だった。
帰宅部同然のぼくは、そうそうに家に帰り、しまい込んであった扇風機を引っ張り出して、ベッドの上でへたばっていた。
「隆之、お友だちですよ」
母さんが、ふすまを開けた。
その母さんの後ろにリョウが立っているのを見て、ぼくはひどく驚いた。
もちろんリョウは、中学時代から数え切れないくらい、ぼくの家に遊びに来ていた。
けれど、それはいつも、友弘や雄太や卓といっしょの時に限られていたのだ。
ぼくの部屋は、昔の造りの8畳間で、じゅうたんを敷いて洋風にしている。
天井が高くて、部屋も広々としているので、4、5人が集まるのに、ちょうどいい。
だからリョウも何かというと、
「笹倉んちに集まろう」
というのだったが、リョウがひとりで訪ねて来ることは、めったになかった。
めったにどころか、長いつきあいで初めてじゃないだろうかと、ぼくはボンヤリ考えた。
「隆之、すぐに帰ったんだな。まだ校内にいるんじゃないかと思って、あっちこっち捜したんだぜ。図書室とか、中庭とか」
つっけんどんにいいながら、リョウは部屋に入って来た。
「ぼくは部活にも入ってないからな。さっさと家に帰って、扇風機出そうと思って、終業のカネが鳴ったと同時に、学校飛び出したんだ」
「軟弱だよな、そういうとこ」
そうはいっても、やっぱりリョウも暑いみたいで、手に握りしめたタオルで、しきりと額をふいていた。
母さんがカルピス・ハイを持って来て、テーブル代わりのビデオ・ラックに置いた。
「隆之、お家元がこれ、ですよ」
母さんはリョウを気にしつつも、両手の人差し指で鬼のツノをつくって、頭の横に立てて見せた。
「オヤジさんが、どうかしたのか?」
母さんが部屋を出て行ってから、リョウは学習机の前の回転椅子に腰を下ろして、机に頬杖をついて、ぼくを見下ろした。
「さっき玄関でオヤジさんとすれ違った時、ちゃんと挨拶しといたんだけどな」
リョウは他のやつらよりも、目上の人に対する礼儀や挨拶は、けっこうしっかりしている。
警察官をやっているリョウの父親が、そういうことには厳しいというのを、いつだったか聞いたような覚えがあった。
「リョウの所為じゃないよ。ここんとこ、オヤジとは冷戦状態なんだ」
ぼくはカルピス・ハイのひとつを、リョウに手渡した。
「へえー、意外だなあ。隆之みたいなマジメなヤツでも、親とケンカなんかするのかよ」
リョウは面白そうにいい、カルピス・ハイをひと口飲んだ。
そして思い出したように、へっへっ、と意味ありげに笑った。その目も、意地悪そうに笑っている。
「そういえばそうだったよな。お前って、ケンカっぱやいんだっけ。今日の昼休みに、同じクラスの塚田と殴りあったくらいだしな。ウワサによると、誰かをかばったとか、かばわないとか」
「リョウ、お前なぁー。誤解もいいとこだぞ、それ。誰が茂をかばって、本気で塚田とケンカなんかするかよ」
「まあ、そうとでもいわなきゃ、お前の立場がないよな」
リョウは皮肉をいって、ふと顔をしかめ、
「焼酎の量が多いよ、これ。アルコールがキツクて、ちょっとヤバイんとちゃうか」
ぶつぶつ文句をいいながら、ぼくにグラスを返してよこした。
そして、ひどくうんざりした調子でため息をついて、そのまま黙り込んだ。なんだか、えらく疲れているみたいだった。
ぼくはベッドの上に座り込み、膝を抱えて壁にもたれながら、リョウが珍しく、というより初めて、ひとりでぼくの家に来たのは、やはり塚田とケンカした真相を確かめるためなのだろうかと、考えてみた。
ぼくと塚田が殴りあったことは、ぼくという人間を知っている連中であればあるだけ、意外だったらしい。
ぼくらが殴りあう寸前に、ぼくが中道茂の名前を口にしていたのを聞いたヤツがいた。そいつは、何かにつけて茂にちょっかいを出していた塚田に、よくぞ一矢報いてやったと、まるでぼくをヒーロー扱いした。
でも、ぼくと仲のいい同じクラスの雄太は、
「いったい、どういうことなんだよ。お前ほんとに、あの同性ウケしない中道茂をかばったのか?やめろよ。同性に嫌われる男は、どっかに必ず欠陥があるもんなんだ。お前が茂をかばったって、事態は何も変わりっこないと思うぜ」
教室を飛び出したぼくのあとを追いかけてきて、あからさまに皮肉をいって、面と向かって釈明を求めたほどだった。
「雄太、その考え方は、ちょっとキツイぞ。みんながみんな、茂のこと嫌ってるとは思えないしな」
話題の矛先を和らげて、軽く雄太をたしなめようとすると、雄太は鼻先でフンと笑って、
「茂を見くびってるな、隆之。見かけが良くて、頭も良くて、それでも同性ウケするヤツはたくさんいるぜ。中道茂みたいなヤツはな、自分から進んで敵をつくるタイプなんだよ。あいつの裏にあるのは、他人を卑下する時の優越感だけなんだ」
「他人を卑下するって、別に茂は、誰もさげすんでないし、特別ガリガリの秀才ってわけでもないぜ」
「勉強のこといってるんじゃないって、ボケ」
雄太は切り捨てるように、いった。
「誰かにとって、自分がイチバンの存在でいたいとか、そいつにはよく見られたいとか、そういうこともあるだろ。誰だって、特定の人の前ではよく見られたいと思ってるさ。だのに茂は、いっつも自分がトップに立ってないと気がすまない。実際、余裕しゃくしゃくって顔してさ。それが鼻について、俺たちにはウザいんだよ」
雄太がこういういい方を始めたら最後、ありがたいことに話題はそれてくれるのだが、それにしてもかなり疲れた。
もっとも、雄太を除けば、友弘も卓もリョウも、ケンカの一件には、これといってアクションを起こすようなヤツらじゃない。クラスも違うし。
だから、ぼくは安心すると同時に、いつか抜き差しならない時に、友弘かリョウに問いつめられるのではないかと、内心ではビクビクしていた。
「隆之さ、なんで、オヤジさんとケンカしたんだよ」
黙り込んでいたリョウが、ふいに敏腕刑事みたいな尋問口調よろしく、いった。
塚田とのケンカの質問ではなかったので、ぼくはホッとして、口がほぐれた。もし中道茂のことだったら、黙秘権を行使するしかないな、と思っていたのだ。
「7月恒例の花展が近づいてるのに、今年からぼくはいっさい、家業に関わらないと宣言したからさ。お家元も母さんも、ヒスってるんだ」
「そういえば、もうそんな時期だよなあ」
毎年、義理で花会のチケットを買わされているリョウが、おかしそうに首をすくめた。
「隆之さ、もう紋付にハカマ穿いて、お茶汲みしたりしないのか?俺、けっこう楽しみにしてるんだけど」
「お茶汲みって、リョウ、お前ねぇ」
「いやいや、マジだ、マジでいってるんだよ。からかってるわけじゃないんだ」
リョウは声を上げて、喉をのけぞらせて笑った。
日に焼けた、小麦色の喉が目の前でアップになって、ぼくは思わず目を伏せて、咳払いしながら説明した。
「あー、つまりその。もうオヤジの趣味で、家業につきあってる場合じゃない、とか思ってさ」
「オヤジの趣味って、何いってんだよ。お前、次期家元だろ、生け花の」
リョウは意外なほど真面目な顔で、ぼくを見返した。
「隆之、もう受験体勢に入るのか」
「まさか、逆だよ。高2だから、3年生になる前に何かやりたくて、焦ってるんじゃないか」
「そっか」
安心したようにうなづきながらも、リョウも身に覚えがあるのか、
「そうだよなあ……。もう、3年なんだよなあ……」
と口の中で噛みしめるように繰り返した。
3年生の前の、いちばん遊べる時だから、かえって遊んでる場合じゃない、何かしなくては……―――というのは、ぼくや雄太や、他の連中の、共通の気持ちかもしれない。
特にうちの高校は、男子校ながらもこの地域では受験校だから、
「3年になったら」
というのが、生徒と教師の間では、暗黙の了解のようになっている。
3年になれば、ほぼ100%の生徒が、それぞれの受験に立ち向かうという前提があるから、うちの高校は珍しく、校則もわりと自由で、部活にも妙に活気があるのだった。
「遊んでる場合じゃ、ないかぁ」
リョウはもう一度つぶやいたっきり、目をじゅうたんに落として、また黙り込んだ。
ヘンに気まずい、沈黙が続いた。
部屋の隅に置いたスタンド・タイプの扇風機のうなりが、暑苦しく、響いている。
部屋の中の暑さをかきまわして、わずかに息がつげるほど、涼しい風を送り出してくる。
胸のボタンをぜんぶ外した夏服姿のリョウとふたりっきりというのは、危険だった。ぼくは落ち着かなかった。
沈黙がいやに長く感じられたけれど、たぶん、5分くらいのものだろう。
しばらくして顔を上げたリョウは、意外なほど深刻な顔つきだった。
「隆之……、お前最近、誰かにつきあってくれとか、好きだとかさ、いわれたことあるか?」
「えっ、なんだ、そういう話か。そりゃ、あるよ。ひと月くらい前の話だけど」
「その子と、いま続いてるのか?」
「いいや。2週間前に、ぼくがフッた」
「けど、どうせまたすぐに別のを見つけるんだろ」
「うん」
「お前ってそういうの、困らない男だよな」
「まあ、困らないね。若いお嬢さんたちがお花を習いに来るから、よりどりみどりって感じで」
「ちぇ、イヤミな男だよ、まったく」
リョウはデキの悪い弟を叱るように、わざとらしくため息をついた。
そして背中をそらして、回転椅子をぐるぐると回した。
「リョウ、もしかして誰かに、好きだとか、いわれたのか?」
いつまでたっても何もいわないので、思い切って尋ねると、リョウは椅子を回転させるのをやめた。
たったひと口飲んだカルピス・ハイの酔いがまわり始めたのか、目の辺りをうっすらと赤くして、リョウはこくんと頼りなげにうなづいた。
うなづいたとたん、それまで黙っていたのを取り返すように、勢い込んで早口にまくし立て始めた。
「そいつ、めちゃくちゃ強引なんだ」
「強引って、どういうふうに」
リョウは察しが悪いなとでもいうように、ぼくを睨みつけた。
「だからさ、そういう時、他に好きな子がいるとかいうと、フツーなら引き下がってくれるもんじゃないか。それ以上、恥のうわ塗りみたいに、あーだこーだいわないもんだろ?」
「じゃあそいつは、あーだこーだいってきたわけか」
からかうようにいうと、リョウは顔をくしゃくしゃにしかめて、気まずそうにうなった。
「まあ、そんなとこだな」
「しつこいオンナは嫌われるぞって、突っぱねればいいじゃんか」
「そういう問題じゃ、ないんだ」
リョウは笑いながらも、なんだかじれったそうだった。
そういう問題じゃない、とぼくは心の中で、つぶやいてみた。
そういう問題じゃないのなら、どういう問題なんだと尋ねれば、リョウもこんなあいまいないい方ではなく、もっとハッキリしたことをいうのだろうか。
けれどぼくは、出来ることなら、リョウとは、こんな話はしたくなかった。
リョウとは他愛ない冗談や、どうでもいい軽口や、ちょっとした口ゲンカや、あてこすりなんかで楽しくじゃれあうのが、いちばん安全だと思っていた。
リョウは、いい男だ。
ぼくと同じ高校2年生だけど、すごくしっかりしている。
部活は水泳部で、自由形のエース、タッパはぼくと3センチしか違わない、175センチ近くあった。
カオもよくて、男らしく、だけど笑うと少し、可愛く見える。ぼく的には、かなり好きなタイプの容姿をしていた。
性格も穏やかで、かつ情熱的だし、ほんとうに気のいいヤツだった。
でも、ぼくは少し、鬱陶しくなった。
どうしてそんなふうに思えたのか、自分でもよくわからなかった。
それがつい、声に出てしまったかもしれない。
「他のヤツらに相談すればいいじゃないか。いまぼくにいわなくたって」
なぜそんなことを、いってしまったんだろう。どうしてだか急に、話をするのもウザったくなってしまったのだ。
リョウはかすかに、眉を上げた。
そして、ぼくの目をのぞき込むように、じいっと見つめた。
リョウは、話をする時は相手の目を見て話しなさいという、小学校じこみの教えを、いまもまだ忠実に守っているみたいだった。
「なあ。マンガでもドラマでもなんでも、俺のいちばん嫌いなパターン、知ってるか?」
「知らない」
「主役の男優が、煮え切らない恋人にハッパをかけるために、わざと別のオンナの話をしたり、その気もないのにつきあってみせるパターンだよ。ああいうの、世間の狭い根性の腐った人間のやることみたいで、好きじゃないんだ。ぜんぜんフェアじゃないだろ」
「気持ちはわかるよ、ぼくも」
ぼくは用心深く、いった。
「けど、そこまで深刻になることなのかよ。誰かに告白されただけでさ。何もケッコンしようとか、そんな極端な話でもないんだろ?」
他にいいようがなくて、思わず口をついて出てきた言葉をありのままにいうと、リョウは、
「あーあ、ぜんぜんわかってねえんだなぁ」
椅子の上で背中をそらして、う~んと伸びをした。
リョウの制服の夏服の袖から、黒くて短い毛が、何本も顔をのぞかせた。
胸も、腕も、顔も、首も、ほどよく日に焼けて褐色になっていたけど、その部分だけは、うっすらと肌の色が違って見える。
ぼくはそれがまぶしくて、目をそむけた。
「隆之には、深刻になることがないのか」
「深刻になること?」
ぼくは少し、言葉に詰まった。
確かにぼくには、ここ最近、真剣になることも、深刻になることもないような気がしたのだ。
塚田との殴りあいも、結局のところ、向こうから殴りかかってきたのであって、こっちから仕掛けていったわけじゃない。
茂の中間試験の結果が良くて、それをネタにイジメられてた茂をかばったのも、ほとんど成り行きみたいなものだった。
ぼくは確かに、真剣でもないし、深刻さにも欠けていた。
「ヘンなこといったな、悪い、隆之」
リョウは肩をすくめて、気が抜けたようにあいまいに笑って、勢いをつけて立ち上がった。
「帰るよ。すまなかったな、急に押しかけて来て」
「リョウ、その相手って、誰さ」
玄関まで送るためにいっしょに立ち上がりながら、ぼくは申し訳なくなって訊いてみた。
なんとなく聞きたくない、関わりあいになりたくないと思うあまり、少し冷淡だったかもしれない。
返事がないので、いいたくないのだろうとホッとしていると、ふすまの前まで来たところで、リョウはふいに振り返り、誰かの名前を口にした。
「えっ?誰だって?」
声が小さくて、よく聞き取れなくて訊き返すと、リョウはハッキリと繰り返した。
「同じ水泳部の、岡本浩だよ」
「岡本って、4組の……!?だってあれ、男だろっ!!」
最初、リョウはからかっているのだと思った。でも、その表情はどこまでも深刻なもので、冗談めいた素振りもない。
ぼくは愕然となった。
舌の根の奥のところが、引きつったみたいに痛く感じた。
「そうさ。岡本浩は、男さ。隆之もあいつのこと、ある程度なら、知ってるだろ」
「……、ああ、知ってる」
「わりと有名人だもんな、うちの学年じゃ。去年のインターハイに、1年生ながら出場して、3位に入ったもんな」
「このこと、誰かに話したのか。例えば、同じ水泳部の、雄太にとか」
「いいや。いえるわけないさ、こんな深刻なこと」
「そう、だよな……」
「でも、勘のいい雄太のことだから、もう気づいてるんじゃないのかな。何もいわないのは、たいしたことじゃないと思ってるからだと思う、たぶん。だけど、いいよ。隆之になぐさめてもらおうと思った、俺が甘かったんだ。このこと、誰にもいうなよな。お前だからしゃべったことなんだし」
最後には早川亮輔らしい戦闘的な調子を取り戻して、リョウは元気に手を振りながら、俺の家を出て行った。
リョウを見送ってから、部屋に戻ってベッドに寝転ぶと、急速にカルピス・ハイの酔いがまわってきたようだった。
心臓がドキドキして、頬の辺りが熱い。
高い天井がゆったりと、波打っているように見える。
ぼくは目をつむった。
いま帰ったばかりのリョウのことが、少し憎らしかった。
同じ部の雄太や同じクラスの友弘には相談せずに、ぼくにだけこっそりとこういう話をするというのは、やっぱり、どう考えてもフェアじゃない。それこそ、“主役の男優が、煮え切らない恋人にハッパをかけるために、わざと別のオンナの話をしたり、その気もないのにつきあってみせるパターン”じゃないか。
水泳部の岡本浩が何をいったにしろ、わざわざぼくの家に来て、相談するほどのこととも思えない。
まして、あんなふうに思いつめた目をして、
「隆之には、深刻になることがないのか」
などと訊かなくともいいはずなのに。
リョウは、なんでもマジに受け止めすぎるんだ、とイライラしながら、ぼくは起き上がって、リョウがちょっと口をつけただけで飲み残したカルピス・ハイを、ひと息に飲んだ。
カルピス・ハイの氷はとっくに溶けて、ひどくまずくて、ますます腹が立ってきた。
正直なところ、ぼくはリョウの話に、かなり動揺していたのだ。
岡本浩という男のことを、ぼくはたぶん、リョウ以上に知っていた。
とてもよく知っていて、ぼくにしては珍しいくらい、彼に好意をもっていたのだ。
「それにしても……」
とぼくは、もう一度ベッドに転がった。
“他に好きな子がいるとかいうと、フツーなら引き下がってくれるもんじゃないか……”
あの言葉を、ふいに思い出していたのだ。
“他に好きな子がいる……”とリョウはいったけど、そもそもあれは、本当のことなのだろうか。
- category
- 高校生体験談
- 2014⁄05⁄11(Sun)
- 01:29
サマー・ホスピタル
その朝、ぼくは目覚める前から知っていた。
あぁ、今日なんだと、わかっていた。
扉の向こうの廊下をパタパタと走り歩くスリッパの足音、頭の上でヒソヒソとささやき交わす人の話し声、そのどれもが、今年16歳になるぼくには聞き覚えがあった。これは気配というやつだと、ぼくは思った。
この気配を知っているんだ、ぼくは。
いよいよ、お祭りが始まるんだ。
それはいつ、と決まっているわけではないのが、とても厄介だった。
ふいに始まる時もあれば、1年も2年も準備に費やして、ようやくやって来る時もあったりして、それはもう小さなぼくなんかの思惑を超えたところで、時にむりやり決められてしまうらしいのだった。
「世の中って、そういうもんさ」
あぁ、今日なんだと、わかっていた。
扉の向こうの廊下をパタパタと走り歩くスリッパの足音、頭の上でヒソヒソとささやき交わす人の話し声、そのどれもが、今年16歳になるぼくには聞き覚えがあった。これは気配というやつだと、ぼくは思った。
この気配を知っているんだ、ぼくは。
いよいよ、お祭りが始まるんだ。
それはいつ、と決まっているわけではないのが、とても厄介だった。
ふいに始まる時もあれば、1年も2年も準備に費やして、ようやくやって来る時もあったりして、それはもう小さなぼくなんかの思惑を超えたところで、時にむりやり決められてしまうらしいのだった。
「世の中って、そういうもんさ」
- category
- ショタ小説2
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 02:55
ノーパンマン
僕は中学生くらいまでかなり小柄でした。
中学1年のときで身長130cmほどだったと思うので、どれほどちっちゃかったかはお分かりであろう。
身長が伸びたのは中学2年か3年のときだったはずで、いろいろと「極端」なこの体は、3年間で40cm伸びるという驚異的な成長を遂げ、
当然服はすぐに着られなくなり、靴もすぐに履けなくなる。
学校の制服も1年ごとに作りなおさなきゃならないしで、実は結構たいへんなこともあったわけである(主に親の出費関連で)。
ただ、中学のとき僕のことを小さい小さいバカにしていた奴を高校で10cm以上の差を付けて抜かしたときは普通に気持がよかったよね!w
ちなみにまたさらに個人的なことになるが、「陰毛」が生えたのは中3のときです。
初オナニーも中3のときです。
初オナニーと初陰毛どっちが先かは忘れたけど、いずれにせよ遅いでしょ?w
それだけ体の成長も遅かったということなのだ。
自慰行為を覚えて以来はすっかりオナ仙人になり、未だに1日1回の射精タイムは欠かさないけども、
これも色んなものが「遅かった」ことによる「反動」とも言えるのかもしれない。
中学1年のときで身長130cmほどだったと思うので、どれほどちっちゃかったかはお分かりであろう。
身長が伸びたのは中学2年か3年のときだったはずで、いろいろと「極端」なこの体は、3年間で40cm伸びるという驚異的な成長を遂げ、
当然服はすぐに着られなくなり、靴もすぐに履けなくなる。
学校の制服も1年ごとに作りなおさなきゃならないしで、実は結構たいへんなこともあったわけである(主に親の出費関連で)。
ただ、中学のとき僕のことを小さい小さいバカにしていた奴を高校で10cm以上の差を付けて抜かしたときは普通に気持がよかったよね!w
ちなみにまたさらに個人的なことになるが、「陰毛」が生えたのは中3のときです。
初オナニーも中3のときです。
初オナニーと初陰毛どっちが先かは忘れたけど、いずれにせよ遅いでしょ?w
それだけ体の成長も遅かったということなのだ。
自慰行為を覚えて以来はすっかりオナ仙人になり、未だに1日1回の射精タイムは欠かさないけども、
これも色んなものが「遅かった」ことによる「反動」とも言えるのかもしれない。
- category
- SS
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 02:48
催眠ゼミ中学講座
九月に入ったのにあっついなー。
おれは学校から帰ると真っ先に冷蔵庫に飛びつき、ごくごくとカルピスを飲み干した。
手洗ったのー?とリビングから声がした。母さんだ。さらに声が続く。
今日は家庭教師の先生が見えるんでしょ?ちゃんと準備しときなさい、だって。
そうだ、いよいよ今日なんだ。緊張するなあ。
いったいどんな先生が来るんだろう。
今のところ分かっているのは、男性と言うことだけだ。
おれは適当な返事をして二階に上がった。
着替えを済ませるとパソコンの電源を入れ、普段見ているサイトを一巡した。
そして今日の予習もしておこうと思い立ち、ゼミのページにログインした。
おれは家庭教師以外にも、通信教育のゼミをやっている。
ほら、なんとか先生が採点してくれるってやつ。
最近のはパソコン上で問題も解けるんだぜ。
しばらく基礎問題を解いていると、階下でチャイムの音がした。
時計を見ると午後5時少し前。たぶん家庭教師の先生だ。
とんとんとん、と階段を下りていくと、玄関で母さんと話している色の黒い男が眼に入った。
へえ、結構かっこいいじゃん。
大学生くらいかな。坊主頭で、肌は日に焼けてまっ黒だ。
体つきはすらっとしてるけど、ちゃんと筋肉がついてるっぽい。スジ筋、ってやつかな?
コバルトブルーのポロシャツが良く似合っている。
その先生?らしき男がおれの方を見てくしゃっと笑った。ちょっとどきっとした。
少しあがっちゃったけど、お互いに自己紹介をして一緒に二階へ上がった。
先生ってどんな人なんだろ…興味が湧いたおれは、いくつか質問してみた。
「先生ってずいぶんまっ黒ですね。野球とかしてるんですか」
「ああ…坊主頭だから、よく言われんだよなー。けど、俺がしてるのは水球。
タクヤ君は何かスポーツしてる?部活は?」
「去年まで陸上してたんですけど、いろいろ勉強が忙しくなっちゃって。あ、それから大学って――」
…ふうん、うちの沿線沿いにある体育大の二年生で、サークルは水球か。
それって、プールでやるバスケみたいな奴だっけ?
こんなカッコいい先生がしてるんだったら、ちょっと興味があるなあ。
先生をおれの部屋に案内し、ドアを閉めた。
するとそれまで多弁だった先生が、急に黙ってしまった。
おれはそれに構わず、スリープ中のパソコンにパスワードをいれて復帰した。
先生は抑揚のない声で、教材を確認してください、と言っている。
いまやるよ、パソコンに顔を向けたままそう答えた。
おれがやっている通信教育、その名は――――催眠ゼミ中学講座。
この家庭教師は、そのゼミから送られてきた今月の『教材』だ。
ただ『教材』は催眠をかけられている一般人なので、自分が教材だなんて自覚は一切ないのだけど。
画面上の『今月の教材セット』の欄を確認した。
――――男性一名(『家庭教師』役)、催眠基礎ペンライトver.4.01、ローション80ml。
お、新しい催眠道具だ。
おれは先生の鞄をまさぐり、ゼミのロゴが入っているナイロン製の袋を取り出した。
中にはローションと、小さな金属の筒が入っている。
取り出してみるとそれは片手に収まるようなサイズで、ぴかぴかと銀色をしていた。
滑らかだし、あまりライトっぽくない形だ。
よく見ると、スイッチと思われる突起の反対側に小さな窓がある。ライトと言うからには、ここが光るのだろうか。
…これってたぶん、縦にして使うんじゃないかなあ。
前に見たSF映画で、こういうライトで記憶を消す奴があったっけ。
こんなふうにして、催眠道具はゼミから渡される。
そしてカリキュラムが進むにしたがって、次第に性能の高いものが支給されるようになるのだ。
まあそれだけ、課題もややこしくなっていくのだけど。
先生がおもむろに口を開いた。
「…教材の説明を開始します。なお、説明の終了後一分ほどで催眠状態から覚醒します。
生徒の方はそれまでに授業準備を整えてください」
おっと、いけない。
おれはパソコンのディスプレイを消すと、袋からローションを抜き取った。
そして今まで使っていた催眠道具を首から外し、机の引き出しにしまった。
こちらはスタンダードな振り子タイプだ。
先生によると、今月の提出課題は「あなたの考える『変態家庭教師』」らしい。
今まではほぼ同年齢の奴が『教材』だったし、具体的にどんな性癖を植えつけるのか指示されてきた。
今回は年齢が離れているし、課題もずいぶんアバウトだ。
ゼミを始めて4ヶ月目、そろそろ実践編に入ってきたということかな?
おれは先生の説明を聞きながら数学の問題集を広げ、その覚醒を待った。
「…あれ?ああ、ぼーっとしてたみたいだ。それじゃ、授業はじめようか」
先生は何事もなかったかのように笑った。
- category
- ショタ小説2
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 02:43
鬼ごっこ。
「んっ・・・はっ・・・!」
――ふふ、いい感じに高まってきたね。
そう言う彼は、少しぼやけたような、霞んだような、不思議な姿をしている。
見たことも無いような綺麗な顔をして、白い透き通った肌をして、手なんかツルツルしていて。
不思議な、深い紅の瞳をしていて、僕なんかとは別の世界に住んでいるような、綺麗な子だ。
まるで、この世のものではないような・・・。
そう、これは、僕の夢の中・・・だから彼は曖昧な姿をしているのだろう。
「く、ぅっ・・・」
股間を蠢く冷たい手の艶かしい感触に、僕は絶えず声を漏らし続けた。
僕が声を漏らす度に、”彼”は嬉しそうに笑い、舌の動きを、指の動きを早める。
するとますます僕の身体は熱くなり、だんだんと限界に近づいていくのがわかる。
限界・・・いつものあの感覚が溢れてくる。期待・・・してしまう。
――そろそろ、だよね・・・俺ももう、君の限界ライン、憶えてきちゃったよ。
「うぅぅ・・・」
膨れ上がった僕の股間のものが、ひくひくと震えて、待ちわびている。
――じゃあ、出させてあげるね・・・いっぱい出そうね・・・。
「く、ぁっ・・・ああぁっ・・・!」
ひときわ強く吸い上げられて、喉から甲高い声が漏れ、僕はいつも通りの快感に身を委ねた。
硬くなったそこの先から、おしっこの漏れるような感じが・・・快感と一緒に飛び出す。
「んんっ・・・」
出ているはずのそれを、彼はごくごくと飲み込んでいく。それも、とても美味しそうに。
――っはぁ・・・美味かったぁ・・・。
どこかうっとりとした表情で、彼は口元を拭う。
僕も、はぁはぁと息を吐きながら、彼の顔を見上げた。
――ごちそうさま・・・それじゃあ、また明日ね・・・。
口元に白いものを付けたままで、彼は笑って、すぅっと消えていった・・・。
***
○登場人物
・仲矢 無刀(なかや むとう)45歳
とある山の奥地にある古く寂れた社、冷水(しみず)神社の神主。
冷水神社は現代では珍しくなった退魔師を育てる施設として業界では有名であり、
無刀自身も現役時代には名うての退魔師だったが、退いてからは若手の育成に力を注いでいる。
年齢より老けた言動をするのは、癖であり、師としての威厳を保つためであるが、
弟子達からは親しみも込めて「じじむさい」と言われている。
・大神 天太(おおがみ あまた)19歳
都内で何不自由無い生活を送っていたが、中学に上がる前に自宅で両親を妖怪に惨殺される。
身寄りが無く途方にくれていたところ、無刀に才能を見出だされ、
以来冷水神社に住み込みで修行の日々を送る。
性格はとても真面目で、弟子達の中では最年長でもあり、兄貴分的な存在。
弟・空太に対して重度のブラザーコンプレックスを抱いている。
・高原 春栄(たかはら しゅんえい)17歳
現代では数少ない退魔師の名家の一つ、高原家の末っ子長男として生まれ、
周囲からの期待とプレッシャーを煩わしく思いながらも、それに応えられない自分を歯痒く感じていた。
中学を出ると自ら家を出て冷水神社を訪ね、以来修行を重ねている。
性格は明るく賑やかで、ムードメーカー的な役割をしている。女の話などもしょっちゅうだが、
小さいときから父は家に不在がちで、母と祖母、三人の姉に囲まれて育ったためか、
実は女性に対して恐怖心を持っている。
・瀬戸 悠丞(せと ゆうじょう)17歳
幼い頃から児童擁護施設で育つが、中学卒業と同時に施設を出る。
物心ついた時から霊や妖怪の類を見ることができたため、周囲からは気味悪がられていた。
性格はおおらかで温厚、いつも冷静でいるが、同い年で賑やかし役の春栄を相手にすると翻弄されがち。
・大神 空太(おおがみ そらた)12歳
天太の弟であり、現在の弟子達の中では最年少。
5歳の時に両親が妖怪に惨殺される場面を目撃し、ショックのため一時口が利けない状態にもなったが、
神社での生活に馴染むうち次第に明るさを取り戻した。
幼い時から神社に住み、外界から離れた生活をしてきたため、生来の天然さと相まって、少々世間知らずな面がある。
- category
- ショタ小説2
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 02:41
Another Puppet Masters
「お~い・・・」
普段と何も変わらぬ春の午後、少年達は慣れ親しんだ広場で野球をしていた。
野球といっても今日は人数が揃わず3人だけ、ピッチャー・キャッチャーとバッターだけ。
内野も外野も不在のため、軽く投げて軽く打つだけ、という約束をしていたのだが、
「どこまで探しに行ってんだよ・・・そりゃ、かっ飛ばした俺も悪かったけど」
この広場の難点はネットやフェンスの類が無いことで、暴投も快打も周囲を囲む林に吸い込まれていく。
調子に乗った彼が振るったバットが快音を響かせ、他の二人にボールを探しに行くように命じたのは十分ほども前のこと。
キャッチャーとピッチャーがなかなか帰ってこないため、痺れを切らして自分も林へ分け入ってきた。
「・・・ん?」
林のずっと奥、随分入り組んだ先に小さな人影が見えた。
いくら何でもあんな遠くまで飛ばしてないだろう、と思いながらも、少年は二人のもとへ歩を進めた。
「おい・・・」
すぐ近くまで来て呼びかけているのに、二人ともこちらを見向きもしない。
一人はこちらに背を向けており、もう一人はそれと向かい合うように立っている。・・・やけに近いが。
「おい、って・・・」
ようやく辿り着いた少年が、背を向けた彼の肩を掴んで振り返らせるように揺すぶった。
「おい!何べんも呼んでるだ、ろ・・・?」
少年の目は下を向いたまま固定され、身体も固まってしまった。
その視線の先には、剥き出しにされた友人の性器があった。
「な、に・・・してんの? 立ちションの連れション?」
そんなわけはないだろう、と思いながらも少年は呟いていた。動揺していたのだ。
友人達の毛も生え揃っていない性器は、顔を付き合わせるように、互いを指すように勃起していた。
勃起、ということの意味も未だよくわかっていないような少年にとって、その光景は異様なものだった。
我知らず後退ろうとしていた身体を、逆に目の前の友人に腕を捉まれ引っ張られた。
よろめいたところに、もう一人の友人が素早く彼の背後へ回りこむと、
自分の背中に手を回して、まるで背中を掻くかのようにごそごそと何かやっている。
それに目を遣る暇も与えられず、不意に目の前の友人が少年の頬を挟み込むように掴んだ。
そのまま無理やりに前を向かされ、いきなり唇を重ねられた。
幼すぎる少年にはそのこと自体への嫌悪感は無かったが、
突然のことに驚いている間に、自分の首筋をヌルリと何かが這ったような気がした。
「あ・・・」
小さく呟きを漏らした彼は、ほんの一瞬だけ、その全身を鉄になったかのように硬直させたが、
次の瞬間には身体から全ての力を抜き、ぐしゃりと前のめりに倒れ込んだ。
- category
- ショタ小説2
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 02:34
イジメの果て
「やめてーっ!!」
今日も教室には柳原翔太の叫び声が響いていた。
河原崎中学校2年C組。
成績優秀、ジャニ系のさわやかさで人気のある翔太は男子生徒たちから疎まれていた。
特にクラスで2番人気の松田亮司は翔太への敵意が強かった。
「ほらほら、翔太ちゃん、今日もみんなに大事なところを見てもらいましょうね!」
体育の前の着替えの時間。
亮司は男子たちに羽交い絞めされた翔太のベルトをはずした。
「や、やめろ!!」
翔太が叫ぶ。
「かわいい翔太ちゃん、今日はどんなパンツをはいているのかな?」
亮司はファスナーをおろし、ゆっくりと学生ズボンを脱がしてゆく。
翔太の顔が一気に真っ赤になっていく。
「翔太ちゃんの今日のパンツはブルーのトランクスです!!」
実況中継するように囃す亮司。
そしてゆっくりとそのトランクスをずり下げていった。
「皆さん、見てください!かわいい翔太ちゃんのちん毛です!
昨日より少し伸びました!!」
翔太の薄い陰毛が少しずつ明らかになっていく。
「それでは、いよいよ翔太ちゃんの男のシンボルを拝みましょう!
せーの!!」
「お願いです!やめて!!」
翔太の叫びもむなしく、亮司の手でトランクスは一気にずり下ろされた。
「ジャーン!!翔太ちゃんのチンポは今日も包茎でーす!!」
教室中に笑いが走る。
下半身を露出させたまま何もできない翔太はうつむくしかなかった。
「では、クラスのアイドル、翔太ちゃんに、今日も一発やってもらいましょう!!」
亮司はそういいながら、翔太のペニスをしごき始めた。
翔太はなんとかその場を逃げようともがいてみたが、しっかりと体をつかまれ微動だにできなかった。
「おや?翔太ちゃんのチンポに変化が見えました!!
ムクムク大きくなってきています!」
亮司の手の刺激に敏感に反応する翔太のシンボル。
ペニスに急激に血液が流れ込んでくるのがわかる。
「翔太ちゃんのチンポはもうビンビンです!
ピンク色の亀さんも登場しました!」
翔太のペニスは包皮がめくれるほど勃起し、先走りが流れ始めた。
「はあ・・・や・・やめて・・・お・・お願い・・・!」
抵抗しながらも逃れられない快感の渦に巻き込まれていく翔太。
グチュッ・・・グチュッ・・・
しごかれるたびに嫌らしく鳴く翔太のペニス。
「まだかな、まだかな?翔太ちゃんのミルクはまだかな?」
歌うようにからかう亮司。
「はああ・・・あああん・・・」
「感じてんじゃねえよ!!それじゃ亀頭攻撃だ!!」
亮司は翔太の先走りを潤滑油に、手のひらで亀頭をこねくりまわした。
「あっ・・・あああ・・・あああああ・・・!!」
包皮に守られていた翔太の亀頭には亮司のテクニックはハードすぎた。
「ああっ・・・ああっ・・・ああああっ・・・ああ!!!」
ペニスの付け根から何かがこみ上げてくる。
「さあ、いよいよ翔太ちゃんのフィニッシュです!!」
亮司がそう言った、そのとき・・・
「ああああっ・・・ああああああああっ!!!!」
ドッピュッ!!ドピュッ!!!ドピュッ!!!!
翔太のペニスから勢いよく精液が噴出された。
幾度も、幾度も。
「翔太ちゃん!!すげー!!いっぱい飛んだ!!」
クラス中の男子がはやし立てる。
射精を終えた翔太は我に返ると、急に羞恥が押し寄せた。
翔太は急いでパンツを履き、泣きながら教室を飛び出した。
「くせーっ!!翔太ちゃんの精液!!!」
教室に笑い声が響いていた。
- category
- イジメ2
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 02:23
静かな放課後
「なぁ、ほんとにかかってんのかよ?」
クラスメイトが訝しげに訊いてきた。目の前にクラスメイトが集まってきていて、敏之はわけのわからない顔をしている。
「まぁ、見てろって」
俺は敏之の前に手を差し出す。敏之はじっとそれを見つめていた。
そして俺は指を鳴らす。
その瞬間、敏之の目がうつろになり、首ががくんと下がった。歓声が上がる。
俺は敏之の頭を両手で握り、ゆっくりゆっくりと回した。敏之は目を閉じて、だらしなく口を開いている。
「敏之、聞こえるか?」
「……うん」敏之は寝言みたいなぼんやりした声を出した。
催眠術の異様な雰囲気に、クラスメイトたちは黙ってじっと見入っている。
「こうやって頭を回していると、どんどんと頭の中が気持ちよくなっていって、俺の声以外聞こえなくなる」
敏之はなされるがまま、ぐるぐる頭を回されている。
「そしてー、だんだん、声に従いたくなってくる、声が正しく思えてくる」
「こえ……ただしい……したがう……」
「そう、声に逆らうことが思いつかない、声の言うとおりにしたくなる」
「いうとおり……したい……」
俺は頭を回すのをやめ、クラスメイトのほうに向き直った。
「さ、何して欲しい? まだそんなに深くかかってないだろうから、そんなに無理はさせられないけど……」
クラスメイトは疑わしげに敏之を見つめている。敏之は、目を瞑り体を弛緩させ、椅子にもたれかかっていた。
クラスメイトが訝しげに訊いてきた。目の前にクラスメイトが集まってきていて、敏之はわけのわからない顔をしている。
「まぁ、見てろって」
俺は敏之の前に手を差し出す。敏之はじっとそれを見つめていた。
そして俺は指を鳴らす。
その瞬間、敏之の目がうつろになり、首ががくんと下がった。歓声が上がる。
俺は敏之の頭を両手で握り、ゆっくりゆっくりと回した。敏之は目を閉じて、だらしなく口を開いている。
「敏之、聞こえるか?」
「……うん」敏之は寝言みたいなぼんやりした声を出した。
催眠術の異様な雰囲気に、クラスメイトたちは黙ってじっと見入っている。
「こうやって頭を回していると、どんどんと頭の中が気持ちよくなっていって、俺の声以外聞こえなくなる」
敏之はなされるがまま、ぐるぐる頭を回されている。
「そしてー、だんだん、声に従いたくなってくる、声が正しく思えてくる」
「こえ……ただしい……したがう……」
「そう、声に逆らうことが思いつかない、声の言うとおりにしたくなる」
「いうとおり……したい……」
俺は頭を回すのをやめ、クラスメイトのほうに向き直った。
「さ、何して欲しい? まだそんなに深くかかってないだろうから、そんなに無理はさせられないけど……」
クラスメイトは疑わしげに敏之を見つめている。敏之は、目を瞑り体を弛緩させ、椅子にもたれかかっていた。
- category
- ショタ小説2
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 02:17
僕が男友達に…
僕は平均よりは細身で色白です。
女子にモテたので顔も悪くないと思います。
そんな僕が始めてB君(仮)に変なことをされたのが中学一年の頃…。
友達の家にB君と泊まる事になって一緒に自転車で行く事に。B君とは小学生から一緒の学校で言わば幼馴染。B君は太っていて坊主でガキ大将な感じ。
実はB君には小学生のときから変な噂があったんです。それは同級生の男子とトイレの中で毎日変な事をしていると…。その同級生をC君とします。C君は弱気な性格で小柄。C君とも仲が良かった僕は遊んだときにその話になり「あのときは何があったの?」とC君にしつこく聞いたところ全部話してくれました。
トイレの中で股間を触り続けられたあげく舐められ射精したと…。
それが小学3年から中学一年まで続いたらしいのです。
その話を知っていた僕は自転車でB君と友達の家へ向かう途中、ふざけ半分でC君の言った事を笑いながら問いただしました。
するとB君はニヤニヤと笑いながら「あいつの嘘だよ」と言いました。
だけど僕はあのときC君が嘘をついてるとは思えませんでした。
そして友達と家で遊び、夜になり眠る事に…。
布団を川の字の様に三枚敷き真ん中が僕になりました。
友達はすぐ眠りにつき、僕も眠ろうとしたとき後ろのB君が右手を僕のお尻に乗せてきたのです。
僕はハーフパンツを履いてます。
B君の右手は僕のお尻を数周撫で回し、下に向かって脚全体を…ときにはハーフパンツの裾を指先で上げながら太ももを全体的に触ってきました。
僕は向こう側を向いていてかなり驚いて何も言えず固まっていると、B君が僕の脚やお尻を触りながら「A、起きてる?」と小声で言いました。
女子にモテたので顔も悪くないと思います。
そんな僕が始めてB君(仮)に変なことをされたのが中学一年の頃…。
友達の家にB君と泊まる事になって一緒に自転車で行く事に。B君とは小学生から一緒の学校で言わば幼馴染。B君は太っていて坊主でガキ大将な感じ。
実はB君には小学生のときから変な噂があったんです。それは同級生の男子とトイレの中で毎日変な事をしていると…。その同級生をC君とします。C君は弱気な性格で小柄。C君とも仲が良かった僕は遊んだときにその話になり「あのときは何があったの?」とC君にしつこく聞いたところ全部話してくれました。
トイレの中で股間を触り続けられたあげく舐められ射精したと…。
それが小学3年から中学一年まで続いたらしいのです。
その話を知っていた僕は自転車でB君と友達の家へ向かう途中、ふざけ半分でC君の言った事を笑いながら問いただしました。
するとB君はニヤニヤと笑いながら「あいつの嘘だよ」と言いました。
だけど僕はあのときC君が嘘をついてるとは思えませんでした。
そして友達と家で遊び、夜になり眠る事に…。
布団を川の字の様に三枚敷き真ん中が僕になりました。
友達はすぐ眠りにつき、僕も眠ろうとしたとき後ろのB君が右手を僕のお尻に乗せてきたのです。
僕はハーフパンツを履いてます。
B君の右手は僕のお尻を数周撫で回し、下に向かって脚全体を…ときにはハーフパンツの裾を指先で上げながら太ももを全体的に触ってきました。
僕は向こう側を向いていてかなり驚いて何も言えず固まっていると、B君が僕の脚やお尻を触りながら「A、起きてる?」と小声で言いました。
- category
- 中学生体験談2
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 01:49
経験と観察
私が進学した高校は男子校でした。
高1の時にクラブ活動の中で、1年生部員全員が
全裸で走らされたことが何度もありました。
(私はバスケ部でしたから走ったのは体育館の中です。
走る時は数人ずつで、自分が走る時以外は
他の人が走る様子をきちんと見ているように言われました。)
私は、初めて全裸で走らされた時は恥ずかしさでチンポが縮んでいて
太ももにあたることはありませんでしたけど、
二回目からは恥ずかしさも薄れていって縮んでしまうこともなくなり、
ぶらんぶらんしているチンポが太ももにあたっていました。
(バスケ部ですから真っ直ぐにはしるだけではなく、
ジグザグに走ったり、急に向きを変えたりするので、
チンポが太ももにあたることが多いんです。)
他の1年生も、多くの人はチンポが太ももにあたっていたのですが
中にはあたらない人もいました。
あたらない人のほとんどは平常時の大きさが小さめの人でした。
高1の時にクラブ活動の中で、1年生部員全員が
全裸で走らされたことが何度もありました。
(私はバスケ部でしたから走ったのは体育館の中です。
走る時は数人ずつで、自分が走る時以外は
他の人が走る様子をきちんと見ているように言われました。)
私は、初めて全裸で走らされた時は恥ずかしさでチンポが縮んでいて
太ももにあたることはありませんでしたけど、
二回目からは恥ずかしさも薄れていって縮んでしまうこともなくなり、
ぶらんぶらんしているチンポが太ももにあたっていました。
(バスケ部ですから真っ直ぐにはしるだけではなく、
ジグザグに走ったり、急に向きを変えたりするので、
チンポが太ももにあたることが多いんです。)
他の1年生も、多くの人はチンポが太ももにあたっていたのですが
中にはあたらない人もいました。
あたらない人のほとんどは平常時の大きさが小さめの人でした。
- category
- SS
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 01:13
近所に住む高3のイケメン
今年高1になりました。 俺には近所に住む高3のイケメンの大輔がいます。
俺の親と大輔の親は会社が同じで親しい仲で、
俺が小1のとき大輔は弟みたいに俺の面倒を見てくれた優しい人でした。
俺の親と大輔の親は会社が同じで親しい仲で、
俺が小1のとき大輔は弟みたいに俺の面倒を見てくれた優しい人でした。
俺が小5のときに大輔に教えてもらって精通になって射精できるまでいきました。
その後も大輔とふざけたりしてチンコをいじっていて結構大きなチンコになりました。
俺が中1、大輔中3のとき、大輔は高校受験で俺と遊ぶこともなく話すこともなくて、
俺は少しがっかりでした。
その後も大輔とふざけたりしてチンコをいじっていて結構大きなチンコになりました。
俺が中1、大輔中3のとき、大輔は高校受験で俺と遊ぶこともなく話すこともなくて、
俺は少しがっかりでした。
- category
- 高校生体験談
- 2014⁄05⁄07(Wed)
- 00:40
女の子のような少年
春。
新入学の季節とゴールデンウイークを過ぎて、「フレッシュ」という言葉よりも
「板についてきた」という印象のほうが強くなってきた。
朝の駅のラッシュは文字通り殺人的だ。人が溢れかえるホームに、人がすし詰め
の電車が到着する。その度に人の流れができ、入れ替わりをこなしていく。
「あっ!」
あるホームの中ごろで、中年のサラリーマンと学生の肩がぶつかり、学生は大き
くよろめいた。
サラリーマンは、その小さな姿に反射的に謝った。
「お嬢さ……ん、かな? ごめんね! ごめん!」
急ぎ足で去っていくスーツ姿を見やってから、学生はひとりごちた。
「また、女の子って言われた……」
鈴橋悠樹(すずはしゆうき)は、口をとがらせた。
真新しい白のブレザーにすがすがしいライトブルーのシャツ、臙脂色のネクタイ、
灰色のスラックス。
私立清櫻(せいおう)学園の中等部は学業と生徒自身の人柄の良さが求められる。
互いに尊重しあう環境でなければ落ち着いて勉学に励めない、といったところだろ
うか。
実際、悠樹はおとなしい性格だ。休憩時間に率先して運動を伴った遊びをするよ
うなタイプではなく、おとなしく読書をしている方が多い。この学校はそれを咎め
る人もいない。
それにしても、こんな制服姿でも一見すれば誰もが「女の子……だよ……ね?」
恐る恐る尋ねてしまいたくなるほどの、女性的な顔とほっそりとした体つき。
白い肌にわずかに染まった頬。耳が隠れる程度のさらさらした髪で、ぱっと見、
男子の制服を着たショートヘアの少女なのだ。
新入学の季節とゴールデンウイークを過ぎて、「フレッシュ」という言葉よりも
「板についてきた」という印象のほうが強くなってきた。
朝の駅のラッシュは文字通り殺人的だ。人が溢れかえるホームに、人がすし詰め
の電車が到着する。その度に人の流れができ、入れ替わりをこなしていく。
「あっ!」
あるホームの中ごろで、中年のサラリーマンと学生の肩がぶつかり、学生は大き
くよろめいた。
サラリーマンは、その小さな姿に反射的に謝った。
「お嬢さ……ん、かな? ごめんね! ごめん!」
急ぎ足で去っていくスーツ姿を見やってから、学生はひとりごちた。
「また、女の子って言われた……」
鈴橋悠樹(すずはしゆうき)は、口をとがらせた。
真新しい白のブレザーにすがすがしいライトブルーのシャツ、臙脂色のネクタイ、
灰色のスラックス。
私立清櫻(せいおう)学園の中等部は学業と生徒自身の人柄の良さが求められる。
互いに尊重しあう環境でなければ落ち着いて勉学に励めない、といったところだろ
うか。
実際、悠樹はおとなしい性格だ。休憩時間に率先して運動を伴った遊びをするよ
うなタイプではなく、おとなしく読書をしている方が多い。この学校はそれを咎め
る人もいない。
それにしても、こんな制服姿でも一見すれば誰もが「女の子……だよ……ね?」
恐る恐る尋ねてしまいたくなるほどの、女性的な顔とほっそりとした体つき。
白い肌にわずかに染まった頬。耳が隠れる程度のさらさらした髪で、ぱっと見、
男子の制服を着たショートヘアの少女なのだ。
- category
- 痴漢