- 2015⁄08⁄20(Thu)
- 02:54
シンサト
cero:Z
ヨルノズクが鳴く静かな夜、ポケモンセンターの近くに、二人の少年がいた。
「何の用だ」
「おまえに話がある」
「おまえに構ってる暇はない。俺は忙しいんだ」
冷たくあしらうシンジをサトシは追いかける。
「もっとポケモンを大切にしろよ!」
「……。その必要はない。ついてこれる奴だけついてくればいい」
シンジの冷徹さは、度を超していた。
「おまえ、やっぱりサディストなんだな…」
シンジは立ち止まった。
「…クク…おまえにしては、難しい言葉を使うじゃないか」
「ヒカリが言ってたんだ。暴力をふるうことをよろこぶ変態だって」
「…ククク」
シンジの含み笑いは、やがて高笑いに変わり、不気味な笑いが響き、近くにいたヨルノズクが飛び去った。
「はははははははは!!!!」
「何が可笑しい!」
シンジはひとしきり笑うと、上着をにやにやしながら脱ぎ始める。
「…な……何してんだよシンジ……」
「……ククク…ク…ク…ク」
シンジはサトシに近づく。サトシは、顔を歪めて震えている。
この、おぞましい、悪魔のようなシンジの微笑みは、失禁をもよおさせる程であった。
「これを見ろ…」
震えているサトシの眼前で、シンジは上着を脱ぎ捨てた。
「ひいい……!!!」
サトシは腰を抜かした。
シンジの胸元に残る無数の傷痕……その生々しい傷痕を見たサトシは、吐き気をもよおした。
「俺がサディスト…だと?ククク………」
シンジは爪で胸を引っ掻き、流れ出た血を舐めながら答えた。
「俺は真性のマゾヒストだ」
ヨルノズクが鳴く静かな夜、ポケモンセンターの近くに、二人の少年がいた。
「何の用だ」
「おまえに話がある」
「おまえに構ってる暇はない。俺は忙しいんだ」
冷たくあしらうシンジをサトシは追いかける。
「もっとポケモンを大切にしろよ!」
「……。その必要はない。ついてこれる奴だけついてくればいい」
シンジの冷徹さは、度を超していた。
「おまえ、やっぱりサディストなんだな…」
シンジは立ち止まった。
「…クク…おまえにしては、難しい言葉を使うじゃないか」
「ヒカリが言ってたんだ。暴力をふるうことをよろこぶ変態だって」
「…ククク」
シンジの含み笑いは、やがて高笑いに変わり、不気味な笑いが響き、近くにいたヨルノズクが飛び去った。
「はははははははは!!!!」
「何が可笑しい!」
シンジはひとしきり笑うと、上着をにやにやしながら脱ぎ始める。
「…な……何してんだよシンジ……」
「……ククク…ク…ク…ク」
シンジはサトシに近づく。サトシは、顔を歪めて震えている。
この、おぞましい、悪魔のようなシンジの微笑みは、失禁をもよおさせる程であった。
「これを見ろ…」
震えているサトシの眼前で、シンジは上着を脱ぎ捨てた。
「ひいい……!!!」
サトシは腰を抜かした。
シンジの胸元に残る無数の傷痕……その生々しい傷痕を見たサトシは、吐き気をもよおした。
「俺がサディスト…だと?ククク………」
シンジは爪で胸を引っ掻き、流れ出た血を舐めながら答えた。
「俺は真性のマゾヒストだ」
「…おまえら出てこい」
シンジは手持ちのモンスターボールを全て投げた。
「今日は特別に、おまえに見せてやる」
シンジは、ドダイトスに指を差し、他のポケモン達に命令する。
「…やれ」
ポケモン達は、いっせいにドダイトスに向かって攻撃する。
「…何ってるんだ!やめろ!」
「…まぁ見ておけ」
一斉に攻撃を受けたドダイトスは、息も絶え絶えになってよろけていた。
「ニューラ、やれ」
ニューラが強烈な氷技をヒットさせると、ドダイトスはカチコチに凍った。
「リングマ、やれ」
リングマが強烈な攻撃をヒットさせると、ドダイトスの氷は割れ、ドダイトスの体が力無く倒れる。
「やめろ!もうやめろ!!!」
サトシがドダイトスの元まで駆け寄った。
ぐったりとしたドダイトスを見て、サトシは叫んだ。
「シンジ!早くドダイトスをポケモンセンターに連れて行くんだ!!」
「…その必要はない」
シンジは笑いながら、ドダイトスに近づき、ドダイトスの顔を思い切り蹴った。
「ドダイトス…おまえ、これで満足か?…使えない奴め」
「シンジ…!!!!」
サトシは激怒して、シンジの胸ぐらを掴んだ。
「…ククク。俺を殴ってみろ」
サトシを嘲笑うシンジの態度に、我慢ができなくなったサトシは、シンジを殴ってしまう。
「……ククク、いい拳だ。だが、…ぬるいな」
「何が可笑しい!おまえ、ポケモンをなんだと思ってるんだ!!!」
シンジは、サトシに殴られた頬を擦りながら、ニヤリと笑った。
「仲間だ」
その時、ドダイトスが目を覚まし、痛め付けられた体を苦しそうに起こした。
しかし、何故か、苦しそうに息をしながらも、悦んでいるように見える。
「興奮してるのか?このクズが…!」
シンジは再びドダイトスに蹴りを入れた。
ドダイトスは、トレーナーに非情に扱われているはずなのだが、何故か、シンジに蹴られる度に歓喜の悦びを上げる。
「…なんなんだ…おまえらは…」
サトシは異常な光景に、後退りした。
「…だから言っただろう、仲間だって」
ドダイトスは、息を荒らげながら、恍惚とした表情で、シンジを見つめていた。
「分かったか?こいつらは、俺にこうやって扱われることを望んでいる」
シンジは、再び、ドダイトスを蹴りあげる。
「俺が、こいつらをポケモンセンターに連れていかないのも…こいつらが望んでいることだ」
「…そんな」
「チャンピオンになるために、手段は選ばない…この酷しさこそが、俺達にとって、これ以上無い悦びなんだ」
「…痛め付けられて、よろこぶなんて、…どうかしてる」
「…おまえの価値観を押し付けるな」
シンジは、そう…冷たく言い払うと、サトシの胸ぐらを掴んだ。
「………それより、おまえ、もう一度俺を殴ってみろ」
「…離せ!」
サトシは抵抗する。しかし、ドダイトスが、サトシのズボンのモンスターボールを、つるのムチで奪い取る。
「俺のポケモンが…!!」
「…大人しくしろよ。踏み潰されたいのか?」
ドダイトスが、サトシのモンスターボールを、今にも踏み潰そうとしている。
「ピカチュウはポケモンセンターだろ?いいか…俺の言うことを大人しく聞け」
「クソ…」
そして、サトシはやむなく仕方なく、シンジ命令に従うことになった…。「早く殴れ」
サトシは、言われるがままに、シンジを殴った。
「…ガフッ」
さっきよりも重い拳だった。シンジは少しよろけた。
「…どんどん来い」
シンジが手招きする。サトシは、苦悶の表情で、シンジの脇腹、そして、下腹部に拳をヒットさせた。
「…グフッッ」
シンジは膝を地に付けた。サトシは、走り寄り、シンジの襟を掴んで、殴りかかろうとするポーズを取る。
「…モンスターボールを返せ!返さないと、どうなるか…」
サトシの声が震えている。
「本当は…こんなことしたくない…したくないけど…」
シンジは、半分意識の無い虚ろな目で、涙目になっているサトシを見た。
「…ハァ…ハァ…む…無駄だ…」
シンジに殴りかかろうとするサトシを見ても、シンジのポケモン達の表情は変わらない。
「…ドダイトスを見ただろう?…俺達は…毎晩…調教を受けるのを…交代で楽しんでいる…」
シンジは、口の中に溜まった血をぺっと吐き出した。
「俺の楽しみを…こいつら…が邪魔するわけないだろう?」
シンジはにやりと笑い、サトシの体を引っ張った。
そのまま二人は、サトシがシンジに覆い被さるようにして、倒れた。
すぐ目の前にあるシンジの顔を、唖然として見ていたサトシは、シンジの回した手に頭を押され、唇を奪われる。
「ん……ぷはっ!」
サトシは、シンジの唇から解放されると、息を荒らげた。サトシは、自分の中に沸き立つ、今まで知らなかった感覚を…必死に押さえていた。
「…ハァ…ハァ……」
近くで見ると、想像以上に整った顔立ちのシンジが、苦しそうに息をしている。
重なった体を通して伝わってくるシンジの体温…脈。
普段の冷徹な態度のシンジとは思えないほど、速い鼓動だった。
シンジは微かに震えている。
しかし、シンジは強気な態度のままだった。
それがなんだか愛しくなり、サトシの中に眠っていた性欲を目覚めさせた。
「…おい。ポケモンを返して欲しいなら、俺を犯し…!?」
上着を脱ぎ捨て、半裸であったシンジの乳首を、サトシが優しく舌で転がすと、シンジはピクッと体を反応させた。
シンジの鼓動が更に速くなる。
「シンジ…本当は怖がってるんだろ?」
「…黙れ!」
屈辱的な事を言われ、激昂するシンジだったが、体と鼓動は嘘をつかなかった。「…あっ」
シンジはサトシの愛撫に、思わず情けない声を出してしまう。
シンジは動揺していた。
自分の言いなりにして、快楽に浸ろうとしていたにも関わらず、すっかり支配されていたのは自分だったからだ。
サトシのように、自分より低くみていた奴にいいように組みしだかれるのは、シンジのプライドが許さなかった。
「やめろ…!」
抵抗するシンジを、押さえつけるサトシ。
しかし、なおも抵抗をやめないシンジに、サトシは先ほど拳で殴ってできたアザを、グッと強く押した黙らせる。
「痛ッ…!」
激痛に顔を歪めるシンジに、サトシは顔を近づけた。
「誘ってきたのは…おまえだろ」
今度はサトシがシンジの唇を奪う。
「…ん……ムグ…!クフ…!」
サトシは動けないように、シンジの顎を押さえて、舌を入れた。
しかし、シンジはそれを拒絶するかのように、サトシの舌を噛んだ。
「…ぷはっ!ゴホッゴホッ…!」
解放され、咳き込むシンジを見ながら、サトシは口元からたれた血を冷静に腕で拭う。
「やめろ…!モンスターボールを踏み潰すぞ…!おい…!ドダイトス…!」
シンジが必死に、ドダイトスに呼び掛けるが、ドダイトスはピクリともしない。
「シンジ……」
サトシが、シンジのズボンの中に手を入れると、シンジの体がビクっと大きく震えた。
「あっ……ハァ…ハァ…ドダイトスゥ……」
「…無駄だよシンジ。ドダイトスはおまえの楽しみの邪魔はしない」
「…何が楽しみだ!俺は…あっ!!」
サトシの手が動く。
「おまえ、本当にマゾヒストなの?マゾヒストなら、こういうことされるのよろこぶんじゃないのか?」
「…黙れ!……ハァ…ドダ…イト…ン…」
シンジはあられもない声を出さないよう口を固く結び、目を強く瞑り、必死に快楽を我慢していた。
その必死の抵抗が、サトシの欲望を掻き立てていることも知らずに。
「…クッ……」
「我慢するなよ」
「…うっ……」
「諦めろ」
「……ッ…」
「…シンジ、…素直になれよ」
サトシはシンジのパンツを脱がせ、露になったシンジの下半身を口に含んだ。
「……はぅ!!うっ…ああッ!」
「…きれいだよ。シンジ」
シンジは自分の声を聞き、屈辱感で頭がいっぱいになった。
あの冷徹なシンジが、目に涙を溜めて震えていた。
「…このホモ野郎!」
サトシを拒絶するかのように、抵抗をやめないシンジ。
サトシは、なぜシンジが自分を拒絶するのか問い詰めた。
「…シンジ、俺のこと嫌いか?」
サトシの顔が近づいた時、シンジはぎょっとして目をそらした。
「…おまえなんか…興味無い」
「…本当か?」
サトシは、目をそらすシンジの顎を押さえ、自分の前に向けた。
「痛ッ…何するんだ…」
「…目を反らすなよ。俺の目を見て答えろよ」
「……」
「シンジ!」
目の前にあるサトシの顔。
普段はどこにでもいる子どもの顔。
だがシンジの目の前のサトシは……
シンジが思考する前に、サトシは再びシンジの唇を奪う。
「ふ…は…ハァハァ……ン…」
サトシはとても暖かくて、優しくて…逞しくて…
肌から伝わってくる…体温…が心地よくて……
サトシは、息深く呼吸するシンジの髪を愛しそうに撫でた。
「シンジ…おまえ可愛いよ」
「ハァ…ハァ…お…俺の傷を見て……吐きそうに…なって…た…くせに…」
「…シンジは可哀想な奴だ」
サトシはシンジの傷口を指で撫でた。
「何があったか知らないけど…こんなことしなきゃ…気持ち良くなれないなんて」
「…黙れ」
「…シンジ、もうこんなことするのやめろよ」
「…俺に指図するな」
「そんなこと言うな。…シンジはきれいだ…可愛いし…。これ以上傷付くのを見たくない」
「………うるさい」
シンジの鼓動が、強く伝わってくる。
サトシは、シンジの秘部に触れる…。
「…だから、これからは俺が、こんな、体を傷つけなくても……気持ち良くしてやるから」
「……黙…れ」
サトシは、シンジの秘部に指を入れた。
「……ふぁっあっ!!!」
体が宙に浮くような快感に襲われたシンジは、思わずサトシの体にしがみついた。
目の前には、優しいサトシの顔があった。
「(サトシ………俺……)」
シンジの体が、ビクっと大きく震えると、抵抗していたシンジの腕から力が抜けた。
シンジは、虚ろな目をサトシに向けると、体の力を抜いて、深く目を瞑った。
「………シンジ」
サトシはもう一度、シンジに、深く深く…唇を重ねた。
随分長く、唇を重ねていたサトシとシンジ。
「…ん…ふぅ…は…ふぅ…」
サトシが唇を重ねながら、シンジの下半身に何度も指を抜き差しするたび、シンジの吐息が漏れた。
唇を離すと、唾液が糸になった。
「シンジ…入れてもいい?」
シンジは何も答えず、サトシにしがみついた。
「シンジ……入れるぞ」
サトシは、シンジの秘部から指を抜くと、シンジの秘部を舌で舐めた。
「…クッ…!」
シンジは目を強く瞑り、唇を噛んでいる。
「どうしたシンジ?」
「…イキそうなんだ!!」
シンジのモノは、硬くなっていた。
「分かった!」
サトシは、急かされるようにズボンを脱ぎ、自身の硬くなったモノを取り出した。
「シンジ、痛かったら言えよ」
サトシは、シンジをうつ伏せにして、後ろから秘部に、硬くなったモノをグッと当てた。
「うぁ…!」
「キツいな…」
シンジは苦しそうに息をする。
「ちょっと我慢しろよ…もうちょっとだから…」
サトシのモノが、グイグイと、シンジの秘部に押し込まれていく。
「…ハァ…ハァ…うぐ!!」
サトシはシンジの体をキツく抱き締める。
「はぁ…入…った。シンジ、腰を動かすぞ」
「はぁ…はぁ……!」
早くヤレといわんばかりに、シンジはサトシを睨む。
サトシは、シンジの腰を掴んで、グっ!と思い切り腰を降った。
「痛っ!!うああ!!(この野郎)」
「大丈夫か?シンジ!」
「…ッ…!いいから続けろ!」
「分かった」
サトシは再び、シンジの腰を掴み、腰を降り始めた。
汗ばんで来た2人の体は、重なる度に熱くなってきて、息も絶え絶えになる。「…くはっ!!」
ドクドクと脈打つ、サトシの熱い肉棒が、シンジの体の奥底まで、突き刺すような痛みを与える。
シンジは、苦痛に顔を歪めるほどの激痛を、必死に堪えていた。
「(…コイツ…下手くそだ…痛いし…乱暴だし…。だが……)」
サトシは、1回1回、シンジを突き上げる度に聞いてくる。
「シンジ、痛くないか?」
「シンジ、キモチいいか?」
「…俺、シンジの事…愛してる」
サトシは、初めてだった。だから、シンジが痛くないか、気持ちいいか、不安で仕方ないのだ。
シンジに、自分が愛していることを、必死に伝えなければ、と焦ってしまって、乱暴になってしまう。
…シンジはそれを分かっていた。
「ぐっ…!」
シンジの秘部から血が出ているのに気付いたサトシは、あわてふためく。
「シンジ…ごめんな!血が……!」
「……気に…するな。激しいセックスの時は…血が…出るこ…とだってあ…る」
「…でも」
「いいから続けろ…!!!」
シンジは叫んだ。
「俺を…気持ち良くさせたいんだろう……あれは嘘か?」
「違う…!!」
サトシは、下手くそだったが、一生懸命、シンジに愛を伝えたくて、必死だった。
それが、シンジには、たまらなく愛おしくて…嬉しかった。
「ハァ…ハァ(サトシ………)」
「シンジ…!!」
サトシはシンジに、もう一度唇を重ねながら…一気に突き上げた。
あまりの快楽に、2人は声も出せなかった。2人は重なりあったまま、余韻に浸っていた。
***
しばらくして、サトシが自分のモノをシンジの秘部から抜いた。
ぐったりしているシンジを仰向けに寝かせ、サトシは丁寧に秘部を綺麗にする。
「…おい…服を着るのを手伝え」
サトシは優しく頷いた。
眠っていたポケモン達をボールに戻したシンジは、ゆっくりと立ち上がった。
しかし、腰と秘部に激痛が走り、よろけてしまう。
「シンジ…!!」
サトシは逞しい腕で、シンジの体を支え、シンジの腕を自分の肩に回した。
「……痛ッ」
「大丈夫か、シンジ…?」
「大丈夫に…見えるか…?」
シンジが、顔を歪めながら答える。
「この下手くそが…」
「ごめん……」
サトシはしょんぼりしながら答える。
「当分、マゾは治りそうもないな」
「……」
サトシはシンジの顔を見つめた。「シンジ…俺、必ず治して見せるから」
「………フン」
シンジは少し嬉しそうに、溜め息をついた。
終
シンジは手持ちのモンスターボールを全て投げた。
「今日は特別に、おまえに見せてやる」
シンジは、ドダイトスに指を差し、他のポケモン達に命令する。
「…やれ」
ポケモン達は、いっせいにドダイトスに向かって攻撃する。
「…何ってるんだ!やめろ!」
「…まぁ見ておけ」
一斉に攻撃を受けたドダイトスは、息も絶え絶えになってよろけていた。
「ニューラ、やれ」
ニューラが強烈な氷技をヒットさせると、ドダイトスはカチコチに凍った。
「リングマ、やれ」
リングマが強烈な攻撃をヒットさせると、ドダイトスの氷は割れ、ドダイトスの体が力無く倒れる。
「やめろ!もうやめろ!!!」
サトシがドダイトスの元まで駆け寄った。
ぐったりとしたドダイトスを見て、サトシは叫んだ。
「シンジ!早くドダイトスをポケモンセンターに連れて行くんだ!!」
「…その必要はない」
シンジは笑いながら、ドダイトスに近づき、ドダイトスの顔を思い切り蹴った。
「ドダイトス…おまえ、これで満足か?…使えない奴め」
「シンジ…!!!!」
サトシは激怒して、シンジの胸ぐらを掴んだ。
「…ククク。俺を殴ってみろ」
サトシを嘲笑うシンジの態度に、我慢ができなくなったサトシは、シンジを殴ってしまう。
「……ククク、いい拳だ。だが、…ぬるいな」
「何が可笑しい!おまえ、ポケモンをなんだと思ってるんだ!!!」
シンジは、サトシに殴られた頬を擦りながら、ニヤリと笑った。
「仲間だ」
その時、ドダイトスが目を覚まし、痛め付けられた体を苦しそうに起こした。
しかし、何故か、苦しそうに息をしながらも、悦んでいるように見える。
「興奮してるのか?このクズが…!」
シンジは再びドダイトスに蹴りを入れた。
ドダイトスは、トレーナーに非情に扱われているはずなのだが、何故か、シンジに蹴られる度に歓喜の悦びを上げる。
「…なんなんだ…おまえらは…」
サトシは異常な光景に、後退りした。
「…だから言っただろう、仲間だって」
ドダイトスは、息を荒らげながら、恍惚とした表情で、シンジを見つめていた。
「分かったか?こいつらは、俺にこうやって扱われることを望んでいる」
シンジは、再び、ドダイトスを蹴りあげる。
「俺が、こいつらをポケモンセンターに連れていかないのも…こいつらが望んでいることだ」
「…そんな」
「チャンピオンになるために、手段は選ばない…この酷しさこそが、俺達にとって、これ以上無い悦びなんだ」
「…痛め付けられて、よろこぶなんて、…どうかしてる」
「…おまえの価値観を押し付けるな」
シンジは、そう…冷たく言い払うと、サトシの胸ぐらを掴んだ。
「………それより、おまえ、もう一度俺を殴ってみろ」
「…離せ!」
サトシは抵抗する。しかし、ドダイトスが、サトシのズボンのモンスターボールを、つるのムチで奪い取る。
「俺のポケモンが…!!」
「…大人しくしろよ。踏み潰されたいのか?」
ドダイトスが、サトシのモンスターボールを、今にも踏み潰そうとしている。
「ピカチュウはポケモンセンターだろ?いいか…俺の言うことを大人しく聞け」
「クソ…」
そして、サトシはやむなく仕方なく、シンジ命令に従うことになった…。「早く殴れ」
サトシは、言われるがままに、シンジを殴った。
「…ガフッ」
さっきよりも重い拳だった。シンジは少しよろけた。
「…どんどん来い」
シンジが手招きする。サトシは、苦悶の表情で、シンジの脇腹、そして、下腹部に拳をヒットさせた。
「…グフッッ」
シンジは膝を地に付けた。サトシは、走り寄り、シンジの襟を掴んで、殴りかかろうとするポーズを取る。
「…モンスターボールを返せ!返さないと、どうなるか…」
サトシの声が震えている。
「本当は…こんなことしたくない…したくないけど…」
シンジは、半分意識の無い虚ろな目で、涙目になっているサトシを見た。
「…ハァ…ハァ…む…無駄だ…」
シンジに殴りかかろうとするサトシを見ても、シンジのポケモン達の表情は変わらない。
「…ドダイトスを見ただろう?…俺達は…毎晩…調教を受けるのを…交代で楽しんでいる…」
シンジは、口の中に溜まった血をぺっと吐き出した。
「俺の楽しみを…こいつら…が邪魔するわけないだろう?」
シンジはにやりと笑い、サトシの体を引っ張った。
そのまま二人は、サトシがシンジに覆い被さるようにして、倒れた。
すぐ目の前にあるシンジの顔を、唖然として見ていたサトシは、シンジの回した手に頭を押され、唇を奪われる。
「ん……ぷはっ!」
サトシは、シンジの唇から解放されると、息を荒らげた。サトシは、自分の中に沸き立つ、今まで知らなかった感覚を…必死に押さえていた。
「…ハァ…ハァ……」
近くで見ると、想像以上に整った顔立ちのシンジが、苦しそうに息をしている。
重なった体を通して伝わってくるシンジの体温…脈。
普段の冷徹な態度のシンジとは思えないほど、速い鼓動だった。
シンジは微かに震えている。
しかし、シンジは強気な態度のままだった。
それがなんだか愛しくなり、サトシの中に眠っていた性欲を目覚めさせた。
「…おい。ポケモンを返して欲しいなら、俺を犯し…!?」
上着を脱ぎ捨て、半裸であったシンジの乳首を、サトシが優しく舌で転がすと、シンジはピクッと体を反応させた。
シンジの鼓動が更に速くなる。
「シンジ…本当は怖がってるんだろ?」
「…黙れ!」
屈辱的な事を言われ、激昂するシンジだったが、体と鼓動は嘘をつかなかった。「…あっ」
シンジはサトシの愛撫に、思わず情けない声を出してしまう。
シンジは動揺していた。
自分の言いなりにして、快楽に浸ろうとしていたにも関わらず、すっかり支配されていたのは自分だったからだ。
サトシのように、自分より低くみていた奴にいいように組みしだかれるのは、シンジのプライドが許さなかった。
「やめろ…!」
抵抗するシンジを、押さえつけるサトシ。
しかし、なおも抵抗をやめないシンジに、サトシは先ほど拳で殴ってできたアザを、グッと強く押した黙らせる。
「痛ッ…!」
激痛に顔を歪めるシンジに、サトシは顔を近づけた。
「誘ってきたのは…おまえだろ」
今度はサトシがシンジの唇を奪う。
「…ん……ムグ…!クフ…!」
サトシは動けないように、シンジの顎を押さえて、舌を入れた。
しかし、シンジはそれを拒絶するかのように、サトシの舌を噛んだ。
「…ぷはっ!ゴホッゴホッ…!」
解放され、咳き込むシンジを見ながら、サトシは口元からたれた血を冷静に腕で拭う。
「やめろ…!モンスターボールを踏み潰すぞ…!おい…!ドダイトス…!」
シンジが必死に、ドダイトスに呼び掛けるが、ドダイトスはピクリともしない。
「シンジ……」
サトシが、シンジのズボンの中に手を入れると、シンジの体がビクっと大きく震えた。
「あっ……ハァ…ハァ…ドダイトスゥ……」
「…無駄だよシンジ。ドダイトスはおまえの楽しみの邪魔はしない」
「…何が楽しみだ!俺は…あっ!!」
サトシの手が動く。
「おまえ、本当にマゾヒストなの?マゾヒストなら、こういうことされるのよろこぶんじゃないのか?」
「…黙れ!……ハァ…ドダ…イト…ン…」
シンジはあられもない声を出さないよう口を固く結び、目を強く瞑り、必死に快楽を我慢していた。
その必死の抵抗が、サトシの欲望を掻き立てていることも知らずに。
「…クッ……」
「我慢するなよ」
「…うっ……」
「諦めろ」
「……ッ…」
「…シンジ、…素直になれよ」
サトシはシンジのパンツを脱がせ、露になったシンジの下半身を口に含んだ。
「……はぅ!!うっ…ああッ!」
「…きれいだよ。シンジ」
シンジは自分の声を聞き、屈辱感で頭がいっぱいになった。
あの冷徹なシンジが、目に涙を溜めて震えていた。
「…このホモ野郎!」
サトシを拒絶するかのように、抵抗をやめないシンジ。
サトシは、なぜシンジが自分を拒絶するのか問い詰めた。
「…シンジ、俺のこと嫌いか?」
サトシの顔が近づいた時、シンジはぎょっとして目をそらした。
「…おまえなんか…興味無い」
「…本当か?」
サトシは、目をそらすシンジの顎を押さえ、自分の前に向けた。
「痛ッ…何するんだ…」
「…目を反らすなよ。俺の目を見て答えろよ」
「……」
「シンジ!」
目の前にあるサトシの顔。
普段はどこにでもいる子どもの顔。
だがシンジの目の前のサトシは……
シンジが思考する前に、サトシは再びシンジの唇を奪う。
「ふ…は…ハァハァ……ン…」
サトシはとても暖かくて、優しくて…逞しくて…
肌から伝わってくる…体温…が心地よくて……
サトシは、息深く呼吸するシンジの髪を愛しそうに撫でた。
「シンジ…おまえ可愛いよ」
「ハァ…ハァ…お…俺の傷を見て……吐きそうに…なって…た…くせに…」
「…シンジは可哀想な奴だ」
サトシはシンジの傷口を指で撫でた。
「何があったか知らないけど…こんなことしなきゃ…気持ち良くなれないなんて」
「…黙れ」
「…シンジ、もうこんなことするのやめろよ」
「…俺に指図するな」
「そんなこと言うな。…シンジはきれいだ…可愛いし…。これ以上傷付くのを見たくない」
「………うるさい」
シンジの鼓動が、強く伝わってくる。
サトシは、シンジの秘部に触れる…。
「…だから、これからは俺が、こんな、体を傷つけなくても……気持ち良くしてやるから」
「……黙…れ」
サトシは、シンジの秘部に指を入れた。
「……ふぁっあっ!!!」
体が宙に浮くような快感に襲われたシンジは、思わずサトシの体にしがみついた。
目の前には、優しいサトシの顔があった。
「(サトシ………俺……)」
シンジの体が、ビクっと大きく震えると、抵抗していたシンジの腕から力が抜けた。
シンジは、虚ろな目をサトシに向けると、体の力を抜いて、深く目を瞑った。
「………シンジ」
サトシはもう一度、シンジに、深く深く…唇を重ねた。
随分長く、唇を重ねていたサトシとシンジ。
「…ん…ふぅ…は…ふぅ…」
サトシが唇を重ねながら、シンジの下半身に何度も指を抜き差しするたび、シンジの吐息が漏れた。
唇を離すと、唾液が糸になった。
「シンジ…入れてもいい?」
シンジは何も答えず、サトシにしがみついた。
「シンジ……入れるぞ」
サトシは、シンジの秘部から指を抜くと、シンジの秘部を舌で舐めた。
「…クッ…!」
シンジは目を強く瞑り、唇を噛んでいる。
「どうしたシンジ?」
「…イキそうなんだ!!」
シンジのモノは、硬くなっていた。
「分かった!」
サトシは、急かされるようにズボンを脱ぎ、自身の硬くなったモノを取り出した。
「シンジ、痛かったら言えよ」
サトシは、シンジをうつ伏せにして、後ろから秘部に、硬くなったモノをグッと当てた。
「うぁ…!」
「キツいな…」
シンジは苦しそうに息をする。
「ちょっと我慢しろよ…もうちょっとだから…」
サトシのモノが、グイグイと、シンジの秘部に押し込まれていく。
「…ハァ…ハァ…うぐ!!」
サトシはシンジの体をキツく抱き締める。
「はぁ…入…った。シンジ、腰を動かすぞ」
「はぁ…はぁ……!」
早くヤレといわんばかりに、シンジはサトシを睨む。
サトシは、シンジの腰を掴んで、グっ!と思い切り腰を降った。
「痛っ!!うああ!!(この野郎)」
「大丈夫か?シンジ!」
「…ッ…!いいから続けろ!」
「分かった」
サトシは再び、シンジの腰を掴み、腰を降り始めた。
汗ばんで来た2人の体は、重なる度に熱くなってきて、息も絶え絶えになる。「…くはっ!!」
ドクドクと脈打つ、サトシの熱い肉棒が、シンジの体の奥底まで、突き刺すような痛みを与える。
シンジは、苦痛に顔を歪めるほどの激痛を、必死に堪えていた。
「(…コイツ…下手くそだ…痛いし…乱暴だし…。だが……)」
サトシは、1回1回、シンジを突き上げる度に聞いてくる。
「シンジ、痛くないか?」
「シンジ、キモチいいか?」
「…俺、シンジの事…愛してる」
サトシは、初めてだった。だから、シンジが痛くないか、気持ちいいか、不安で仕方ないのだ。
シンジに、自分が愛していることを、必死に伝えなければ、と焦ってしまって、乱暴になってしまう。
…シンジはそれを分かっていた。
「ぐっ…!」
シンジの秘部から血が出ているのに気付いたサトシは、あわてふためく。
「シンジ…ごめんな!血が……!」
「……気に…するな。激しいセックスの時は…血が…出るこ…とだってあ…る」
「…でも」
「いいから続けろ…!!!」
シンジは叫んだ。
「俺を…気持ち良くさせたいんだろう……あれは嘘か?」
「違う…!!」
サトシは、下手くそだったが、一生懸命、シンジに愛を伝えたくて、必死だった。
それが、シンジには、たまらなく愛おしくて…嬉しかった。
「ハァ…ハァ(サトシ………)」
「シンジ…!!」
サトシはシンジに、もう一度唇を重ねながら…一気に突き上げた。
あまりの快楽に、2人は声も出せなかった。2人は重なりあったまま、余韻に浸っていた。
***
しばらくして、サトシが自分のモノをシンジの秘部から抜いた。
ぐったりしているシンジを仰向けに寝かせ、サトシは丁寧に秘部を綺麗にする。
「…おい…服を着るのを手伝え」
サトシは優しく頷いた。
眠っていたポケモン達をボールに戻したシンジは、ゆっくりと立ち上がった。
しかし、腰と秘部に激痛が走り、よろけてしまう。
「シンジ…!!」
サトシは逞しい腕で、シンジの体を支え、シンジの腕を自分の肩に回した。
「……痛ッ」
「大丈夫か、シンジ…?」
「大丈夫に…見えるか…?」
シンジが、顔を歪めながら答える。
「この下手くそが…」
「ごめん……」
サトシはしょんぼりしながら答える。
「当分、マゾは治りそうもないな」
「……」
サトシはシンジの顔を見つめた。「シンジ…俺、必ず治して見せるから」
「………フン」
シンジは少し嬉しそうに、溜め息をついた。
終
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