- 2010⁄08⁄19(Thu)
- 02:14
~隣にいる君のこと~
いつからなんだろう。
僕は、本田君のことばかり見るようになっていた。いつも明るくて、僕を野球に誘ってくれた本田君。三船ドルフィンズのエースで4番、
誰よりも頼りになる本田君。本田君がいなかったら、僕はずっと自分の気持ちを出すことができなくて、何もできない弱虫のままだった
と思う。
「ナイスボール!」
僕は本田君のボールを受ける。本田君のボールは大人だって驚くくらいの速球だ。
「へへー、当然だろ?」
「あ、でも、コースはちょっと甘かったよ」
「何ぃ!? ホントか、それ!」
「あは、冗談冗談! 次、チェンジアップね」
「おう!」
太陽みたいに眩しい、本田君の笑顔。キャッチャーの僕にだけ向けてくれる、笑顔……。
「本田ぁ、今日も練習付き合ってよ!」
「はぁ~!? またかよ清水」
「い、いいだろ。上手くなりたいんだからさ!」
「ったく、しょーがねえなぁ」
本田君と清水さんが話している様子を、僕は少し離れて見ていた。夏休みの後、清水さんは野球を止めると言っていたけれど、
本田君の努力もあってまたチームに戻ってきてくれた。でも、その時以来、2人はすごく仲が良くなった気がする。喧嘩してる
みたいなやり取りはこれまでと変わらないけど、本田君もイヤイヤ付き合ってる様子じゃない。
──……っ。
ズキン、と胸の奥が痛い。2人が仲良くなってくれて嬉しいはずなのに……。僕はなんで笑えないんだろう?
家に帰った僕は、汚れたユニフォームのままベッドに寝転んだ。
まだ胸の中がモヤモヤしてる。僕は溜め息をついて、目を閉じる。思い浮かぶのは、合宿中の本田君の姿だ。デッドボール
恐怖症に苦しんだこともあったけど、本田君は頑張って立ち直った。それと……。
その時、なぜだか僕はお風呂に入っている本田君を思い出していた。
(……!)
ユニフォームのせいで、そんなに日焼けしていない肌。まだ筋肉がつき始めたばかりの体。そして……
意外と小さな本田君の……。
「わああああっ!!」
慌てて頭を振って、僕は身体を起こした。なんで、あんなところを想像しちゃったんだろう……。心臓が
ドクドクと鳴る音が聞こえる気がした。
「……あ」
僕は、その……自分のちんちんが固くなっていることに気がついた。それに体が熱くなっていて、お腹の
下の方に熱がたまっていくような感じがする。
なんだか怖かったけれど、僕はそっと右手でズボンの上からちんちんに触った。
「んぅっ!」
びくん、と体が震えた。い、今の……なんか、気持ちよかった……。
僕はもう一度、下から上へこすり上げるように手を動かす。そうすると、ぴくぴくと僕のちんちんが勝手に
動く。くすぐったいような、しびれるような不思議な感じが僕の体を走る。
「は、ぁ……ん……っ」
ユニフォームにこすりつけるたび、僕の口から変な声が出ちゃう。こんなこと、やっちゃいけない気がする
けど、僕の手は止まらなかった。もっともっと気持ちよくなりたくて、ぎゅっとちんちんを握る。
「ふぁっ……はぁ……ぁん!」
恥ずかしい。こんな姿、本田君に知られたら……。
「っ!」
本田君のことを思い出したら、ちんちんがぴくんと動いた。僕はベッドにうつ伏せになって、ちんちんを布団に
押しつけた。そうしないと変になっちゃうと思ったんだ。だけど──。
「あっ……! や、ぁ……!」
ちんちんの先っちょに、ビリッと電気みたいなのが走った。見ると、もうユニフォームから浮き出るみたいに、
ちんちんが大きくなっていた。今までこんなに大きくなったことなんてなくて、僕はもっとドキドキした。
このまま続けたらどうなるんだろう……ほんの少し怖かったけど、僕は……僕の頭の中には本田君の裸が
また浮かんでいた。本田君もちんちんが大きくなるのかな? こんな風に触っちゃうことがあるのかな?
想像の中で本田君が僕と同じように、ちんちんをこすってる。大きく固くなったちんちんを、気持ちよさそうに
こすってるんだ。
『小森……』
「……は、んぅ……ほ、本田……くん……あぁ……!」
きゅぅっ、とお尻の奥のほうに気持ちいいかたまりが集まっていく。僕は布団にこすりつけたり、手でこすったり
しながら、いやらしい声を上げる。もっと、もっと気持ちよくなりたいよ……本田君……!
「はぁっ、はあっ……! や、ぁぁ……で、でちゃう……な、んか……あ、ああああ──っ!」
びくん、とちんちんがパンツの中で動いた。
「あ、はぁ……っ。ふぁ……っ」
びくん、びくん、と何度も動くたびに、僕の体もびくびくと気持ちよさに震える。僕はその気持ちよさに口を
開けたまま、運動をした後みたいに荒くなった息を何度も繰り返した。
「…………本田君……」
僕は、何をやってるんだろう。本田君の裸を思い出して、ちんちんをいじって……。
こんな僕が、本田君の傍にいられるわけないじゃないか……! 本田君だって、僕がこんなことをしてる
なんて知ったら、きっと軽べつするに決まってる……。
「う……っく……ご、ごめ……本田、君……ふ、ぅぅ……」
僕は枕に顔を埋めて泣いた。
ごめんね、本田君……。本当にごめん……。
放課後、俺がカバンに教科書とノートを入れていると、小さなため息が聞こえた。見ると、隣の席に
まだ座ったままの小森が俯いたまま暗い表情をしてる。
「おい、どーした小森?」
「え、あ……」
今になって俺のことに気づいたみたいな顔で、小森が見上げてくる。
「ご、ごめん……沢村君」
「別にいいけどよ。帰んねーのか?」
「うん……」
気弱そうに笑うのは小森のクセみたいなもんだけど、今日はいつもと違って見えた。……そうだ、少し
前まで俺たちがいじめてた頃の小森は、こんな風に笑ってたんだ。今にも泣きそうになるのを、笑う
ことで誤魔化しているような顔。
「何かあったのか?」
「……」
「話したくないなら、無理に聞くつもりねえけど」
「……沢村君……!」
いきなり小森が立ち上がって、俺の腕を掴む。
「あ、あの……。聞いてほしいことがあるんだけど……いい?」
「お、おぅ」
小森の勢いに押され、俺は思わず頷いていた。
小森が人のいる所だと話しづらそうだったから、俺は小森を連れて校舎の屋上に出た。
日差しはまだ強いけど、今日は風があって暑さもそれほど感じない。俺は大きく背伸びして、フェンス
の傍をぶらついた。
「…………」
小森はドアの前で突っ立ったままだ。こいつが言い出しにくいことって、一体なんだろう? さっぱり
見当がつかなくて、俺も話しかけづらい。とりあえず小森が言い出すのを、俺は待った。
「……ねえ、沢村君」
「ん?」
「沢村君は……えと……その……」
小森の奴、急に真っ赤になってもじもじしてる。その様子に俺はピン、ときた。ははぁん、そういうことか。
俺は小森に近づき、腕を首に回して無理矢理引き寄せた。
「うわっ!?」
「──で、誰が好きなんだ?」
「えぇ!?」
「気になる女の子がいるんだろ? ほら、話せよ」
「ち、違うよぉ!」
真っ赤になったまま、小森が叫ぶ。……なんだ、ハズレか。
俺は少しガッカリして、首に回していた腕を解いた。小森は喉の辺りを押さえながら、俺を上目遣いで
睨んでくる。
「もう、ひどいよ沢村君」
「わりィわりィ。でも、だったら何なんだよ」
「う、うん……。だ、誰にも言わないでくれる?」
「ああ」
……ここであっさり頷かなきゃ、俺もややこしいことに巻き込まれずに済んだんだよな。けど、この時の
俺にそんなことが分かるわけがなかったんだ。
小森はホッとした表情を見せた後、ゆっくり話し出した。
「あ、あのね……」
「──それで、僕……どうしたらいいか分からなくなっちゃって」
「………………」
「……沢村君?」
ちょ、ちょっと待て……。
俺はその場にへたり込みそうになるのを、何とかこらえた。小森の話は、その……アソコをいじって
気持ちよくなったとか、そういうことで……しかも、その時に想像してたのが、ほ、本田って……?
「ご、ごめんね、ヘンな話聞かせちゃって……でも、沢村君しか相談できる人、いなくて……」
小森は途方に暮れてる俺に気づかず、泣きそうな顔で言葉を続ける。
「こんなの、ヘンだよね……気持ち悪いよね……?」
「いや、落ち着け小森。今、頭ン中整理してっから!」
別にオナニーするのはいいんだ。俺だってやってるし。だけど、よりによって本田かよ!? 清水とか
ならまだ笑い話にできるってのに。
俺は頭を掻いて、どうしたもんかと考えた。
「小森は……その、男が好き、なのか?」
「え!? ち、違うよ! べ、別にそんなんじゃなくて……!」
俺の言葉に、小森は慌てて首を横に振る。
「だって本田の裸を想像しながらヌいたんだろ?」
「ヌく、って?」
「だから、オナニーのこと」
「……?」
小森の反応がない。……ってことは、こいつ……初めてだったのか? うわぁ……。
思わず俺もドキドキしてしまう。クラスのダチとはその手のワイ談もするし、こっそりエロ本を回し読み
したりしてるけど、小森はそういうのに入ってきたことなかったんだよな。つーか、小森はいつも本田に
ベッタリで、その本田が野球バカなんだから無理もねぇんだけど。
その時、俺の中でイタズラ心が急に湧いてきた。目の前で小さくなっている小森を見てると、ちょっと
前までいじめてた時のことを思い出してきて……いや、本気でいじめたいわけじゃないんだ。だけど、
小森を見てると、こう──かまいたくなるんだよな。
俺は小森に気づかれないように、軽く笑った。
「ん~……じゃあ違うのか」
「え? 違うって……?」
「なあ、小森。どうやって気持ちよくなったのか、今ここで見せてくれよ」
「!?」
「やっぱ直に見てみないと分かんねーじゃん。だろ?」
目を白黒させている小森を、そのまま勢いに巻き込んでしまおうと誘う。なんだかんだ言って、小森は
強引な手に弱い。こいつの気の優しいところを利用してるみたいで、少し悪い気はするけど。
「で、でも……やっぱり恥ずかしいよ」
「どうせ誰も来ないって。ほら、こっち来い」
俺は小森の腕を取って、給水塔の裏側に引っ張り込んだ。
「腰下ろせよ」
「う、うん」
「でさ……小森はどうやったんだ?」
戸惑いながら座った小森の隣に、俺も腰を下ろす。今まで気にしてなかったけど、こいつって半ズボン
なんだよな……。こうやって意識しちまうと、なんつーかエロい感じが……って、俺まで妙な気分に
なってどうすんだ。
俺は雑念を追い払って、できるだけ優しい声で話しかけた。
「やってみせてくれよ……小森」
「んっ……、はぁ……っ」
壁に寄っかかり両足を投げ出したカッコで、小森は半ズボンの上からアソコをこすっていた。その手つきは
ぎこちなくて、見ていて「ヘッタクソだなあ」と思うんだけど、小森はかなり興奮しているみたいだ。
けどこいつ、直接触らないんだな……。
「気持ちいいか?」
「う……うん……」
とろんとして焦点の合ってない目が、俺を見つめてくる。ズボン越しだけでこんなになっちまうなんて
……こいつ、実はすげえエロい奴なのか?
俺はもっと小森の様子を見てみたくて、考えていたことを試すことにした。
「目、閉じろよ」
「うん……」
「初めてやった時は、何を想像したんだっけ」
「……ほ、本田君……」
恥ずかしいのか、小森の声が震えてる。けど、まだまだこれからだぜ、小森。
「どんな本田を想像したんだよ」
「ふ、ぅ……わ、笑ってる本田、君……や、優しく……んっ……してく、れる……本田君……」
「それだけじゃねーだろ」
俺は顔を近づけて、耳元で囁いた。
「言えよ。ナニ思い出してたんだ?」
「……っ、や、やだよ……い、言えな……んぅ」
「さっきは言えたじゃんか。ほら、言っちまえよ……チンコこすりながら、ナニ考えてた?」
「ん……っ、本田君……本田君の、……は、ぁ……はだ、か……ふぁっ」
小森の頬が真っ赤に染まって、つらそうに息を吐き出す。今、頭ン中で風呂に入ってた時の本田を思い
出したのか、小森の足がひくひく震えてる。
「本田の裸かぁ……俺、よく覚えてないんだよなぁ~。小森、教えてくれよ」
「……お、教えてって……?」
「あいつのチンコ、見たんだろ?」
「っ!」
びくん、と今度は小森の体が震える。
「デカかったか?」
「そ、それは……んっ、はぁ……はぁ……っ」
「なあ……言ってみろよ」
「……ぼ、僕と……同じ、くらい……」
「へぇ~」
つい視線が小森の股間の方に向かっちまう。もともとピッタリとした半ズボンだったから、チンコが
ボッキしてテント張ってるのを見て、俺はますます興奮した。エロ本を見てる時とはまた違う、妙な
ドキドキがする。
そういや他の奴がやってるところなんて、今まで見たことないもんな……。
「あ、思い出した。あの時さー、背中を流しっこしたよな。確か小森、本田の背中洗ってただろ?」
「う、うん……ぼく、僕……洗ったよ……くぅ…っ」
「その時、ドキドキしたか?」
「はぁ…はぁっ……ん……その時は……僕、んぁ……みんなとお風呂、入れて……はっぁ……楽しく、て
……ぼ、ぼく……嬉しく、て……はぁんっ」
う。
何だか小森の気持ちを踏みにじってる気が……。いやいや、こいつだって気持ちいいみたいだし、俺は
相談された立場なんだ! ちょ、ちょっとくらいは、さ……。
「じゃあ、さ……アソコも洗ってやれよ」
「え……っ!?」
「手にセッケンつけてさ……握ってみろよ」
「う、うん……あ、あふぅ……っ」
小森は自分のチンコをズボン越しに握って、喘いでいる。
「はぁ……はぁ……っ」
「本田のチンコも大きくなってるか?」
「んっ……うん、か、固くて……はぁっ……おっきい、よ……」
「じゃあきっと本田はこう言うぜ。『小森、もっとこすってくれよ』」
「……ほ、本田、くん……は、ぁ……!」
別に本田の声を真似たつもりはないのに、小森にはすげー効果的だったみたいだ。頭をのけぞらせて、
気持ち良さそうに本田を呼ぶ。
「本田君……はぁ……もっと、もっと……さわって、いい?」
「『気持ちいいぜ……小森。俺のチンコ、もっとさわってくれよ』」
「う、うん……はぁっ、ん……や、あぁ……」
ゴクッ。
や、やばい……。小森のいやらしい顔を見ているうちに、俺のアソコも固くなり始めていた。それに
今まで気にしたこともないのに、小森のアソコがすごく見たくなった。ズボンもパンツも全部脱がせて
ボッキしたこいつのチンコが見たい……。
自分の中でグルグルとそんな気持ちが渦巻く。もう我慢できなくなって、俺は──。
「こ、今度は……俺がこすってやるよ」
そう言って、小森の体を引き寄せていた。
「……ぇ……?」
戸惑う小森を無視して、俺は後ろから半ズボンに手を伸ばす。ビンビンにボッキしているせいで、ホックが
外しにくい。手間取っていると、小森がやっと俺のしていることに気づいたのか、暴れだした。
「さ、沢村君!? や、やめてよぉ!」
「何言ってんだよ、こんなにデカくしといて」
「! そ、それは……だって」
「もっと気持ちよくしてやるから……な?」
「…………」
小森が迷ってるのを見て、俺は人差し指でチンコの竿を撫でた。何度も何度も、指を上下させる。
「っ、はぁ……っ! や、んはぁ……っ」
「ほら、目ェ閉じろよ。本田にさわってもらってると思えって」
「………………うん」
小森の奴、耳まで真っ赤になってる。う……マジで可愛いなんて思っちまった……。でも俺はその気持ちを
抑えて、手を動かした。チャックを下げると、そこにはまぶしいくらいに白いブリーフ。時々、びくっと
動いているのがまたエロい感じがした。
俺はもう一度唾を飲み込んでから、パンツを脱がそうと指をゴムのところに引っ掛けた。
「だ、だめだよ! 沢村君!」
「風呂に入ってるとこ、思い出してんだろ? だったら脱いじまえ。その方が自然じゃん」
「で、でも……や、やっぱり、恥ずかしいし……」
「気持ちよくなりたいなら、言うこと聞けよ」
いじめてた頃みたいな、キツい言い方。小森の同じことを思い出したのか、怯えたような表情の後、
ぎゅっと目を閉じて大人しくなった。
ごめんな、小森……。でも俺だって、ドキドキしてどうしようもないんだ。
「……ちょっと腰上げろ」
「……」
ゆっくりと腰を浮かせた小森から、俺は半ズボンごと一気にパンツを下ろした。その途端、一度はパンツの
勢いに引っ張られたチンコが、ぶるん、と戻ってくる。俺は体の奥が熱くなってくるのを感じながら、
小森のチンコをじっと見つめた。
大きさは、ボッキしてる今でもそんなにデカくなっていない。細いし、皮も被ったまま。けど、肌色の
チンコがゆらゆら揺れている様子は、無茶苦茶エロい。
「『小森のチンコ、可愛いな……』」
「そ、そんなこと……ふあぁっ!」
俺の右手が小森のチンコを握ると、小森はたまらず悲鳴みたいな声を上げた。体をのけぞらせて、俺の
肩に頭を乗せるような感じで、気持ち良さそうに喘ぐ。
「『こんなにカチカチにしてさ……俺のチンコいじって、興奮した?』」
「あ、だ、だめ……本田君……や、やぁっ……は、んっ」
「『うわ、ビクビク動いてるぜ。小森ってエロいんだな』」
「そ、そんな……ふぁ……っ、ち、ちが……ぅぁっ」
竿とか先っぽの部分を揉んだだけで、小森の全身がびくびく震えてる。俺は少しやり方を変えて、チンコの
皮を上下させてみた。俺が手を動かすたび、ピンク色の部分が見えたり隠れたりを繰り返す。
「や、あぁっ……き、気持ち、きもち、いいよぉ……っ!」
「イキそうか?」
「……んぁ……イ、イキそ、う……って、……うぁっ」
「チンコから何か出そうだろ?」
「うん……か、ちんちん……はぁ…熱くて……はぁ……な、何か……ふぁ…あ!」
小森の脚がひきつったみたいに力が入る。イくのか!? 心臓がバクバク鳴ってるのが分かる。小森の
イクところが見られる──俺はたまらなくなって、右手でチンコを強くこすり上げた。
「や、ぁ……本田く…ん……っ。はぁっ、も、もう、だめ…ぇ……い、イっちゃう……ふ、あぁっ!」
「……『お前がイくところ、見ててやるよ』」
もうすぐだ。俺は小森をイかせようと、喜びそうな台詞を考えて囁いた。
「『好きだぜ、小森』」
「ぁ、あ──」
だけど、その途端。目を閉じて気持ちよさに浸っていたはずの小森が、目を開けて俺を突き飛ばした。
いきなりのことで、俺はバランスを取ることもできなくて仰向けに転ぶ。
「っわぁ!?」
「…………っ」
「な、何すんだよ小森! 後ちょっとで──」
体を起こしながら文句をぶつけようとした俺は、だけど……俺に背を向けて震えている小森の姿を見て
何も言えなくなった。
「…………っく……ぅ…………」
「こ、小森!? 泣いてんのか……?」
「…………ないよ」
「え?」
恐る恐る近づいた俺に、大粒の涙をこぼしながら小森が叫んだ。
「ほ、本田君が……僕のこと、好きだなんて……言うはずないよ! ……こんな僕のこと……ふ、ぅ……
友達だなんて、お、思ってくれるわけ……ないじゃないかぁ!!」
「小森……」
泣きじゃくる小森を前に、俺はどうすればよかったんだろう。ただ、小森の背中を何度も撫でてやる
くらいしか、今の俺には何もできなかったんだ……。
僕は、本田君のことばかり見るようになっていた。いつも明るくて、僕を野球に誘ってくれた本田君。三船ドルフィンズのエースで4番、
誰よりも頼りになる本田君。本田君がいなかったら、僕はずっと自分の気持ちを出すことができなくて、何もできない弱虫のままだった
と思う。
「ナイスボール!」
僕は本田君のボールを受ける。本田君のボールは大人だって驚くくらいの速球だ。
「へへー、当然だろ?」
「あ、でも、コースはちょっと甘かったよ」
「何ぃ!? ホントか、それ!」
「あは、冗談冗談! 次、チェンジアップね」
「おう!」
太陽みたいに眩しい、本田君の笑顔。キャッチャーの僕にだけ向けてくれる、笑顔……。
「本田ぁ、今日も練習付き合ってよ!」
「はぁ~!? またかよ清水」
「い、いいだろ。上手くなりたいんだからさ!」
「ったく、しょーがねえなぁ」
本田君と清水さんが話している様子を、僕は少し離れて見ていた。夏休みの後、清水さんは野球を止めると言っていたけれど、
本田君の努力もあってまたチームに戻ってきてくれた。でも、その時以来、2人はすごく仲が良くなった気がする。喧嘩してる
みたいなやり取りはこれまでと変わらないけど、本田君もイヤイヤ付き合ってる様子じゃない。
──……っ。
ズキン、と胸の奥が痛い。2人が仲良くなってくれて嬉しいはずなのに……。僕はなんで笑えないんだろう?
家に帰った僕は、汚れたユニフォームのままベッドに寝転んだ。
まだ胸の中がモヤモヤしてる。僕は溜め息をついて、目を閉じる。思い浮かぶのは、合宿中の本田君の姿だ。デッドボール
恐怖症に苦しんだこともあったけど、本田君は頑張って立ち直った。それと……。
その時、なぜだか僕はお風呂に入っている本田君を思い出していた。
(……!)
ユニフォームのせいで、そんなに日焼けしていない肌。まだ筋肉がつき始めたばかりの体。そして……
意外と小さな本田君の……。
「わああああっ!!」
慌てて頭を振って、僕は身体を起こした。なんで、あんなところを想像しちゃったんだろう……。心臓が
ドクドクと鳴る音が聞こえる気がした。
「……あ」
僕は、その……自分のちんちんが固くなっていることに気がついた。それに体が熱くなっていて、お腹の
下の方に熱がたまっていくような感じがする。
なんだか怖かったけれど、僕はそっと右手でズボンの上からちんちんに触った。
「んぅっ!」
びくん、と体が震えた。い、今の……なんか、気持ちよかった……。
僕はもう一度、下から上へこすり上げるように手を動かす。そうすると、ぴくぴくと僕のちんちんが勝手に
動く。くすぐったいような、しびれるような不思議な感じが僕の体を走る。
「は、ぁ……ん……っ」
ユニフォームにこすりつけるたび、僕の口から変な声が出ちゃう。こんなこと、やっちゃいけない気がする
けど、僕の手は止まらなかった。もっともっと気持ちよくなりたくて、ぎゅっとちんちんを握る。
「ふぁっ……はぁ……ぁん!」
恥ずかしい。こんな姿、本田君に知られたら……。
「っ!」
本田君のことを思い出したら、ちんちんがぴくんと動いた。僕はベッドにうつ伏せになって、ちんちんを布団に
押しつけた。そうしないと変になっちゃうと思ったんだ。だけど──。
「あっ……! や、ぁ……!」
ちんちんの先っちょに、ビリッと電気みたいなのが走った。見ると、もうユニフォームから浮き出るみたいに、
ちんちんが大きくなっていた。今までこんなに大きくなったことなんてなくて、僕はもっとドキドキした。
このまま続けたらどうなるんだろう……ほんの少し怖かったけど、僕は……僕の頭の中には本田君の裸が
また浮かんでいた。本田君もちんちんが大きくなるのかな? こんな風に触っちゃうことがあるのかな?
想像の中で本田君が僕と同じように、ちんちんをこすってる。大きく固くなったちんちんを、気持ちよさそうに
こすってるんだ。
『小森……』
「……は、んぅ……ほ、本田……くん……あぁ……!」
きゅぅっ、とお尻の奥のほうに気持ちいいかたまりが集まっていく。僕は布団にこすりつけたり、手でこすったり
しながら、いやらしい声を上げる。もっと、もっと気持ちよくなりたいよ……本田君……!
「はぁっ、はあっ……! や、ぁぁ……で、でちゃう……な、んか……あ、ああああ──っ!」
びくん、とちんちんがパンツの中で動いた。
「あ、はぁ……っ。ふぁ……っ」
びくん、びくん、と何度も動くたびに、僕の体もびくびくと気持ちよさに震える。僕はその気持ちよさに口を
開けたまま、運動をした後みたいに荒くなった息を何度も繰り返した。
「…………本田君……」
僕は、何をやってるんだろう。本田君の裸を思い出して、ちんちんをいじって……。
こんな僕が、本田君の傍にいられるわけないじゃないか……! 本田君だって、僕がこんなことをしてる
なんて知ったら、きっと軽べつするに決まってる……。
「う……っく……ご、ごめ……本田、君……ふ、ぅぅ……」
僕は枕に顔を埋めて泣いた。
ごめんね、本田君……。本当にごめん……。
放課後、俺がカバンに教科書とノートを入れていると、小さなため息が聞こえた。見ると、隣の席に
まだ座ったままの小森が俯いたまま暗い表情をしてる。
「おい、どーした小森?」
「え、あ……」
今になって俺のことに気づいたみたいな顔で、小森が見上げてくる。
「ご、ごめん……沢村君」
「別にいいけどよ。帰んねーのか?」
「うん……」
気弱そうに笑うのは小森のクセみたいなもんだけど、今日はいつもと違って見えた。……そうだ、少し
前まで俺たちがいじめてた頃の小森は、こんな風に笑ってたんだ。今にも泣きそうになるのを、笑う
ことで誤魔化しているような顔。
「何かあったのか?」
「……」
「話したくないなら、無理に聞くつもりねえけど」
「……沢村君……!」
いきなり小森が立ち上がって、俺の腕を掴む。
「あ、あの……。聞いてほしいことがあるんだけど……いい?」
「お、おぅ」
小森の勢いに押され、俺は思わず頷いていた。
小森が人のいる所だと話しづらそうだったから、俺は小森を連れて校舎の屋上に出た。
日差しはまだ強いけど、今日は風があって暑さもそれほど感じない。俺は大きく背伸びして、フェンス
の傍をぶらついた。
「…………」
小森はドアの前で突っ立ったままだ。こいつが言い出しにくいことって、一体なんだろう? さっぱり
見当がつかなくて、俺も話しかけづらい。とりあえず小森が言い出すのを、俺は待った。
「……ねえ、沢村君」
「ん?」
「沢村君は……えと……その……」
小森の奴、急に真っ赤になってもじもじしてる。その様子に俺はピン、ときた。ははぁん、そういうことか。
俺は小森に近づき、腕を首に回して無理矢理引き寄せた。
「うわっ!?」
「──で、誰が好きなんだ?」
「えぇ!?」
「気になる女の子がいるんだろ? ほら、話せよ」
「ち、違うよぉ!」
真っ赤になったまま、小森が叫ぶ。……なんだ、ハズレか。
俺は少しガッカリして、首に回していた腕を解いた。小森は喉の辺りを押さえながら、俺を上目遣いで
睨んでくる。
「もう、ひどいよ沢村君」
「わりィわりィ。でも、だったら何なんだよ」
「う、うん……。だ、誰にも言わないでくれる?」
「ああ」
……ここであっさり頷かなきゃ、俺もややこしいことに巻き込まれずに済んだんだよな。けど、この時の
俺にそんなことが分かるわけがなかったんだ。
小森はホッとした表情を見せた後、ゆっくり話し出した。
「あ、あのね……」
「──それで、僕……どうしたらいいか分からなくなっちゃって」
「………………」
「……沢村君?」
ちょ、ちょっと待て……。
俺はその場にへたり込みそうになるのを、何とかこらえた。小森の話は、その……アソコをいじって
気持ちよくなったとか、そういうことで……しかも、その時に想像してたのが、ほ、本田って……?
「ご、ごめんね、ヘンな話聞かせちゃって……でも、沢村君しか相談できる人、いなくて……」
小森は途方に暮れてる俺に気づかず、泣きそうな顔で言葉を続ける。
「こんなの、ヘンだよね……気持ち悪いよね……?」
「いや、落ち着け小森。今、頭ン中整理してっから!」
別にオナニーするのはいいんだ。俺だってやってるし。だけど、よりによって本田かよ!? 清水とか
ならまだ笑い話にできるってのに。
俺は頭を掻いて、どうしたもんかと考えた。
「小森は……その、男が好き、なのか?」
「え!? ち、違うよ! べ、別にそんなんじゃなくて……!」
俺の言葉に、小森は慌てて首を横に振る。
「だって本田の裸を想像しながらヌいたんだろ?」
「ヌく、って?」
「だから、オナニーのこと」
「……?」
小森の反応がない。……ってことは、こいつ……初めてだったのか? うわぁ……。
思わず俺もドキドキしてしまう。クラスのダチとはその手のワイ談もするし、こっそりエロ本を回し読み
したりしてるけど、小森はそういうのに入ってきたことなかったんだよな。つーか、小森はいつも本田に
ベッタリで、その本田が野球バカなんだから無理もねぇんだけど。
その時、俺の中でイタズラ心が急に湧いてきた。目の前で小さくなっている小森を見てると、ちょっと
前までいじめてた時のことを思い出してきて……いや、本気でいじめたいわけじゃないんだ。だけど、
小森を見てると、こう──かまいたくなるんだよな。
俺は小森に気づかれないように、軽く笑った。
「ん~……じゃあ違うのか」
「え? 違うって……?」
「なあ、小森。どうやって気持ちよくなったのか、今ここで見せてくれよ」
「!?」
「やっぱ直に見てみないと分かんねーじゃん。だろ?」
目を白黒させている小森を、そのまま勢いに巻き込んでしまおうと誘う。なんだかんだ言って、小森は
強引な手に弱い。こいつの気の優しいところを利用してるみたいで、少し悪い気はするけど。
「で、でも……やっぱり恥ずかしいよ」
「どうせ誰も来ないって。ほら、こっち来い」
俺は小森の腕を取って、給水塔の裏側に引っ張り込んだ。
「腰下ろせよ」
「う、うん」
「でさ……小森はどうやったんだ?」
戸惑いながら座った小森の隣に、俺も腰を下ろす。今まで気にしてなかったけど、こいつって半ズボン
なんだよな……。こうやって意識しちまうと、なんつーかエロい感じが……って、俺まで妙な気分に
なってどうすんだ。
俺は雑念を追い払って、できるだけ優しい声で話しかけた。
「やってみせてくれよ……小森」
「んっ……、はぁ……っ」
壁に寄っかかり両足を投げ出したカッコで、小森は半ズボンの上からアソコをこすっていた。その手つきは
ぎこちなくて、見ていて「ヘッタクソだなあ」と思うんだけど、小森はかなり興奮しているみたいだ。
けどこいつ、直接触らないんだな……。
「気持ちいいか?」
「う……うん……」
とろんとして焦点の合ってない目が、俺を見つめてくる。ズボン越しだけでこんなになっちまうなんて
……こいつ、実はすげえエロい奴なのか?
俺はもっと小森の様子を見てみたくて、考えていたことを試すことにした。
「目、閉じろよ」
「うん……」
「初めてやった時は、何を想像したんだっけ」
「……ほ、本田君……」
恥ずかしいのか、小森の声が震えてる。けど、まだまだこれからだぜ、小森。
「どんな本田を想像したんだよ」
「ふ、ぅ……わ、笑ってる本田、君……や、優しく……んっ……してく、れる……本田君……」
「それだけじゃねーだろ」
俺は顔を近づけて、耳元で囁いた。
「言えよ。ナニ思い出してたんだ?」
「……っ、や、やだよ……い、言えな……んぅ」
「さっきは言えたじゃんか。ほら、言っちまえよ……チンコこすりながら、ナニ考えてた?」
「ん……っ、本田君……本田君の、……は、ぁ……はだ、か……ふぁっ」
小森の頬が真っ赤に染まって、つらそうに息を吐き出す。今、頭ン中で風呂に入ってた時の本田を思い
出したのか、小森の足がひくひく震えてる。
「本田の裸かぁ……俺、よく覚えてないんだよなぁ~。小森、教えてくれよ」
「……お、教えてって……?」
「あいつのチンコ、見たんだろ?」
「っ!」
びくん、と今度は小森の体が震える。
「デカかったか?」
「そ、それは……んっ、はぁ……はぁ……っ」
「なあ……言ってみろよ」
「……ぼ、僕と……同じ、くらい……」
「へぇ~」
つい視線が小森の股間の方に向かっちまう。もともとピッタリとした半ズボンだったから、チンコが
ボッキしてテント張ってるのを見て、俺はますます興奮した。エロ本を見てる時とはまた違う、妙な
ドキドキがする。
そういや他の奴がやってるところなんて、今まで見たことないもんな……。
「あ、思い出した。あの時さー、背中を流しっこしたよな。確か小森、本田の背中洗ってただろ?」
「う、うん……ぼく、僕……洗ったよ……くぅ…っ」
「その時、ドキドキしたか?」
「はぁ…はぁっ……ん……その時は……僕、んぁ……みんなとお風呂、入れて……はっぁ……楽しく、て
……ぼ、ぼく……嬉しく、て……はぁんっ」
う。
何だか小森の気持ちを踏みにじってる気が……。いやいや、こいつだって気持ちいいみたいだし、俺は
相談された立場なんだ! ちょ、ちょっとくらいは、さ……。
「じゃあ、さ……アソコも洗ってやれよ」
「え……っ!?」
「手にセッケンつけてさ……握ってみろよ」
「う、うん……あ、あふぅ……っ」
小森は自分のチンコをズボン越しに握って、喘いでいる。
「はぁ……はぁ……っ」
「本田のチンコも大きくなってるか?」
「んっ……うん、か、固くて……はぁっ……おっきい、よ……」
「じゃあきっと本田はこう言うぜ。『小森、もっとこすってくれよ』」
「……ほ、本田、くん……は、ぁ……!」
別に本田の声を真似たつもりはないのに、小森にはすげー効果的だったみたいだ。頭をのけぞらせて、
気持ち良さそうに本田を呼ぶ。
「本田君……はぁ……もっと、もっと……さわって、いい?」
「『気持ちいいぜ……小森。俺のチンコ、もっとさわってくれよ』」
「う、うん……はぁっ、ん……や、あぁ……」
ゴクッ。
や、やばい……。小森のいやらしい顔を見ているうちに、俺のアソコも固くなり始めていた。それに
今まで気にしたこともないのに、小森のアソコがすごく見たくなった。ズボンもパンツも全部脱がせて
ボッキしたこいつのチンコが見たい……。
自分の中でグルグルとそんな気持ちが渦巻く。もう我慢できなくなって、俺は──。
「こ、今度は……俺がこすってやるよ」
そう言って、小森の体を引き寄せていた。
「……ぇ……?」
戸惑う小森を無視して、俺は後ろから半ズボンに手を伸ばす。ビンビンにボッキしているせいで、ホックが
外しにくい。手間取っていると、小森がやっと俺のしていることに気づいたのか、暴れだした。
「さ、沢村君!? や、やめてよぉ!」
「何言ってんだよ、こんなにデカくしといて」
「! そ、それは……だって」
「もっと気持ちよくしてやるから……な?」
「…………」
小森が迷ってるのを見て、俺は人差し指でチンコの竿を撫でた。何度も何度も、指を上下させる。
「っ、はぁ……っ! や、んはぁ……っ」
「ほら、目ェ閉じろよ。本田にさわってもらってると思えって」
「………………うん」
小森の奴、耳まで真っ赤になってる。う……マジで可愛いなんて思っちまった……。でも俺はその気持ちを
抑えて、手を動かした。チャックを下げると、そこにはまぶしいくらいに白いブリーフ。時々、びくっと
動いているのがまたエロい感じがした。
俺はもう一度唾を飲み込んでから、パンツを脱がそうと指をゴムのところに引っ掛けた。
「だ、だめだよ! 沢村君!」
「風呂に入ってるとこ、思い出してんだろ? だったら脱いじまえ。その方が自然じゃん」
「で、でも……や、やっぱり、恥ずかしいし……」
「気持ちよくなりたいなら、言うこと聞けよ」
いじめてた頃みたいな、キツい言い方。小森の同じことを思い出したのか、怯えたような表情の後、
ぎゅっと目を閉じて大人しくなった。
ごめんな、小森……。でも俺だって、ドキドキしてどうしようもないんだ。
「……ちょっと腰上げろ」
「……」
ゆっくりと腰を浮かせた小森から、俺は半ズボンごと一気にパンツを下ろした。その途端、一度はパンツの
勢いに引っ張られたチンコが、ぶるん、と戻ってくる。俺は体の奥が熱くなってくるのを感じながら、
小森のチンコをじっと見つめた。
大きさは、ボッキしてる今でもそんなにデカくなっていない。細いし、皮も被ったまま。けど、肌色の
チンコがゆらゆら揺れている様子は、無茶苦茶エロい。
「『小森のチンコ、可愛いな……』」
「そ、そんなこと……ふあぁっ!」
俺の右手が小森のチンコを握ると、小森はたまらず悲鳴みたいな声を上げた。体をのけぞらせて、俺の
肩に頭を乗せるような感じで、気持ち良さそうに喘ぐ。
「『こんなにカチカチにしてさ……俺のチンコいじって、興奮した?』」
「あ、だ、だめ……本田君……や、やぁっ……は、んっ」
「『うわ、ビクビク動いてるぜ。小森ってエロいんだな』」
「そ、そんな……ふぁ……っ、ち、ちが……ぅぁっ」
竿とか先っぽの部分を揉んだだけで、小森の全身がびくびく震えてる。俺は少しやり方を変えて、チンコの
皮を上下させてみた。俺が手を動かすたび、ピンク色の部分が見えたり隠れたりを繰り返す。
「や、あぁっ……き、気持ち、きもち、いいよぉ……っ!」
「イキそうか?」
「……んぁ……イ、イキそ、う……って、……うぁっ」
「チンコから何か出そうだろ?」
「うん……か、ちんちん……はぁ…熱くて……はぁ……な、何か……ふぁ…あ!」
小森の脚がひきつったみたいに力が入る。イくのか!? 心臓がバクバク鳴ってるのが分かる。小森の
イクところが見られる──俺はたまらなくなって、右手でチンコを強くこすり上げた。
「や、ぁ……本田く…ん……っ。はぁっ、も、もう、だめ…ぇ……い、イっちゃう……ふ、あぁっ!」
「……『お前がイくところ、見ててやるよ』」
もうすぐだ。俺は小森をイかせようと、喜びそうな台詞を考えて囁いた。
「『好きだぜ、小森』」
「ぁ、あ──」
だけど、その途端。目を閉じて気持ちよさに浸っていたはずの小森が、目を開けて俺を突き飛ばした。
いきなりのことで、俺はバランスを取ることもできなくて仰向けに転ぶ。
「っわぁ!?」
「…………っ」
「な、何すんだよ小森! 後ちょっとで──」
体を起こしながら文句をぶつけようとした俺は、だけど……俺に背を向けて震えている小森の姿を見て
何も言えなくなった。
「…………っく……ぅ…………」
「こ、小森!? 泣いてんのか……?」
「…………ないよ」
「え?」
恐る恐る近づいた俺に、大粒の涙をこぼしながら小森が叫んだ。
「ほ、本田君が……僕のこと、好きだなんて……言うはずないよ! ……こんな僕のこと……ふ、ぅ……
友達だなんて、お、思ってくれるわけ……ないじゃないかぁ!!」
「小森……」
泣きじゃくる小森を前に、俺はどうすればよかったんだろう。ただ、小森の背中を何度も撫でてやる
くらいしか、今の俺には何もできなかったんだ……。
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