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  • 2015⁄10⁄17(Sat)
  • 22:17

全国大会の覇者 翼

「ごめんくださ〜い!」
自宅の風呂釜が壊れ、翼はまだ午後3時にもかかわらず石の湯ののれんをくぐった。
さっきまでグランドでたっぷり汗をかいた翼は、単純にも一番風呂の極楽気分という話に触発されたのだ。
番台は不在だった。翼はカウンターに百円玉をひとつ置いて、Tシャツや短パンを脱いでいった。
ガラス戸を開ける。だれもいない。そそくさとかかり湯を浴び、翼は大きな湯船に飛びこんだ。
「うわーっ、気持ちいい!」
全国大会の覇者とはいえ、生まれたままの姿だと、まだまだ無邪気な小学生である。
バタ足や潜水をひとしきり楽しむと、すっかりのぼせて足元がおぼつかなくなった。
湯船からあがって、ちょうど入ってきた客にぶつかりそうになった。
「あ、ごめんなさい」
「えっ、つ、つばさクン……」
その声はあねごこと、早苗だった。しかも、早苗の友だちの女子が4人もいた。
早苗たちは、夏休みの自由研究の課題に「町の探検」を選んだ。石の湯も探検コースに入っていた。
実は、石崎からマンガを貸してもらえなかった友だちが、その仕返しに男湯と女湯ののれんを逆にするといたずらを仕掛けたのだ。
しかもタイミングの悪いことに、翼がのれんをくぐったとき、石崎の母ちゃんがトイレに行くため番台を離れていた。
のれんは帰宅した石崎が気づいてあわてて元に戻したものの、ときすでに遅し。
そして、いま翼が女湯にいるという疑問より、目の前に一糸まとわぬ翼がいるという悦びが彼女たちを圧倒した。
「体、洗ってあげる」
「かわいいちんちん!」
「皮、むいてあげる」
「やめろーっ」
「うわあ、カスがいっぱいだぁ♪」
のぼせて気分の悪くなっていた翼には、5人の女子に抗う体力もなく、いいようにもてあそばれ続けた。
「そういえば、さっき翼、うちに来るって言ってたな」
石崎はいきおいよく男湯のガラス戸を開けた。
「翼、いるかー?」
無論、翼はいない。ちょっぴり落胆して湯船に浸かる石崎の耳に、塀の向こうで繰り広げられる陵辱の一部始終が飛びこんできた。
いくら押し殺しても、うわずった早苗たちの声は銭湯の高い天井に反響する。
「翼君の腹筋、6つに割れてるよ」
「見て見て、翼君のおしりの穴」
翼は両側から脚を抱えられ、石けんのついた指で肛門をつつかれた。
すると、ピンク色の亀頭がぴょこんと上を向いた。
「うわっ、勃った、勃った!」
「指、入れてみようか」
「ぎひっ!」
「翼君のウンチのにおい〜」
石崎は息を飲み、あわてて湯船から出ると、洗い場でこそこそと放出した。
石崎の母ちゃんは、番台に備え付けたポータブルテレビのワイドショーに気を取られ、ガラスの向こうの惨劇には気づかなかった。
翼はべそをかきながら、ぬれた体をろくに拭いもせず、服を着ると石の湯から飛び出した。
そのうしろで、早苗たちが大仕事を終えたように、Tシャツのはりついた翼の背中を満足げな表情で見送った。
番台にいた石崎の母ちゃんはきょとんとし、男湯を出た石崎は夕飯前に自室でさらに2回抜いた。

早苗たちのグループには、提出物とは別に、裏自由研究(観察記録)が存在する。



「バレンタインデーにチョコ、1個ももらえなかったら、チンコで自分の名前を書くのな」
13日、石崎がまたくだらない提案をした。翼は無関心を装おうとしたが、他人の痴態を見てみたい誘惑に屈し、賭けに乗った。
だいいち、自分の許には5個や10個のチョコなんて、たやすく集まるという自負があった。
ところが翌日、あの運動オンチの学でさえ辛うじて1個ゲットできたのに、今年の翼の戦果はゼロだった。
練習後、グラウンドの隅でみんなが翼を取り囲む。
「みんなにたい焼きおごるから、許してよ」
「自分ちが金持ちだとひけらかしてんじゃねえよ!」
石崎が半ばイッた目ですごみ、翼はサカパンをブリーフごと下ろした。
翼が半べそをかいて小さなチンコを振り回して「おおぞらつばさ」と書いていたら、早苗が通りかかった。
実は、今年のバレンタインは早苗が「翼にチョコを渡したらシメる」と5、6年生の女子全員に予防線をはっていたのだ。
(相変わらず、泣き顔もサイコーだったぜ!)
その夜の練習日記に、石崎は「オフサイドトラップ、成功!」と記した。
すっかりしょげてパンツを上げた翼に、早苗が励ますように声をかけた。
「家でチョコレートケーキを焼いたの。食べに来て」
一瞬、胸騒ぎがしたが、のこのこついていく翼。リビングのテーブルには、がさつなあねごらしい素朴なケーキ。
「早苗ちゃん、なんだか気分がふわふわする」
きつい練習のあとで翼は空腹だった。口いっぱいにケーキをほおばり一気食いすると、次第に顔がほてってきた。
「ごめん、眠くなってきちゃった……」
手作りケーキのスポンジには、ブランデーがたっぷりしみこませてあった。
ソファーでまどろむ翼の許に、獲物に群がるハイエナのごとく、あねご軍団がぞろぞろやってきた。
酩酊状態の翼は着衣をすべて剥ぎ取られ、無抵抗同然で「やめてよぅ」とうわごとのように繰り返す。
あねごたちは翼の汗の匂いを吸いこんだあと、ジャンケンで順番を決めて交替で電気あんまをやり、両足を掴んで股裂きをした。
翼の性器の皮をむいて射精させ、放出した精液を翼の顔に塗りたくった。翼の頬で、涙と精液が交じり合った。
あらわになった翼の肛門にアイスの棒を2本突っこんで広げ、腸の中を観察した。チョコボールのようなウンチが見えた。
「やっぱ、仕上げはこれかも」
あねごが翼の肛門にイチヂク浣腸を刺した。翼は唇を噛みしめ、体をしきりによじり全身をわなわな震わせた。
ついに便意の限界がやってきた。あねごたちは翼の手足を持って、リビングから庭に放り投げた。
翼は尻を突き出し、あねごたちの前で破裂音とともに脱糞した。

大空翼12歳、バレンタインデーの惨劇である。



「キャプテンだろ、つきあってくれよ」
ただでさえ暗い森脇が陰気な声で翼に迫った。修哲小がこのまえ試合で負け、井沢たちからザルキーパーとののしられたのだ。
「鉄壁のキーパーとして、鉄の根性を身につけるんだ」
森脇に肩をがっしり掴まれ、翼は思わずこくりとうなずいた。週末、森脇の祖父が檀家をしている寺で座禅を組む。
翼と森脇は、山梨の田舎町のバス停に降り立った。しんしんと雪が降り、翼は小さな体をふるわせた。
寺ではその夜、水行があった。午後7時、森脇は寺の広間でいそいそと服を脱いでいった。
「ねぇ、おれもやるの?」
もじもじする翼を、森脇がいつになく強気で言った。
「当たりまえだ、キャプテンだろ!」
ふたりはうすっぺらなふんどし一丁の姿で、おとなの信者たちに交じって池の前に立った。淵が凍っている。
森脇が手桶で池の水を汲んでかぶった。翼も真似をする。身を切る冷たさで、翼はぎええと悲鳴をあげた。
森脇は勇ましく池に入り、座って手を合わせた。翼もその横で肩まで水につかる。
周りの信者がお経を唱えた。お経を知らない翼は、「ボールはともだち、ボールはともだち」とひたすらつぶやき続けた。
池から上がるとお百度参りだ。翼は森脇に腕を引っぱられて参道をそれた。
ふたりはこっそり寺を抜け出した。途中、ふんどしがはずれたけど、翼は気づかなかった。
山門から50m先にグラウンドがあった。サッカーボールも用意してあった。
「来い! おれが10本止めるまで、特訓だ」
ゴールの前でふんどし一丁の森崎が構えた。雪の中、全裸の翼がシュートを放つ。でも、歯の根が合わず、まともに蹴れなかった。
森脇の祖父の家に戻ったあとも、翼の震えは止まらなかった。風呂に入っても熱いうどんを食べてもだめだった。
「いま、暖めてやるからな」
布団の中で森脇は翼のパジャマを脱がせ、自分も裸になった。ふたりはひとつの布団の中で絡み合った。
「若林さん、すいません」
翼の体温を上げるという目的から2歩も3歩も踏みはずした森脇は、貞操面でもザルキーパーだった。
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