- 2015⁄01⁄05(Mon)
- 23:18
鮮烈!趣楽隊
老朽宇宙戦艦「ジャンヌダルク」
その一室で。
「まずは全員無事に宇宙に上がれて良かった」
シュラク隊全員を集めて訓辞をするオリファー。
「しかし手放しで喜んではいられない、特にヘレン、マヘリア、それにケイト、お前たちは一歩間違えたら死んでいたぞ!」
名前をあげられてばつの悪そうな三人。
「そこでだ」
オリファーの眼鏡が怪しく光る。
「気の引き締めと、より一層の団結をはかるべく俺はこういう物を用意した」
オリファーが手にしているのは白く長い布だった。
「東洋の故事に曰く、気合いを入れ直すことを『フンドシを引きしめる』という、その『フンドシ』とは、スモウレスラーが着用した『マワシ』というTバック・パンツのことらしい」
「「「「「「ハァ?」」」」」」
六人分の冷たい視線が突き刺さっているのにも気づかず、なおもオリファーは熱弁を振るう。
「従って、これからお前たち全員にはこの『マワシ』を着用してもらう!」
その時、マーベットはウッソの手伝いで自分用のガンイージーの調整をしていた。
「マーベット!」
ジュンコ・ジェンコの自分を呼ぶ声に機体から降りる。
そこにジュンコのみならず、シュラク隊の面々六人が勢ぞろい。
一番大きいヘレンは、何やら大きな袋を小脇に抱えている。
「どうしたの?」
「あんたに返したい物があってね」
「返したいもの?」
「ああ、あんたの男をあたしらが横取りする形になってたから、でもそれも今日まで、今日からはあたしが隊長としてやっていくことになったから」
「は?」
「ヘレン」
「はいよ姉さん」
ヘレンが乱暴に床に降ろした袋がもごもごと動きはじめる。
コニーとペギーが袋の口を開いて中の物を引き出す。
「オ。オリファー?」
マーベットの驚愕はオリファーが袋詰めにされていた事だけではない。
顔といわず全身痣とみみず腫れだらけの上に、身につけているのは股間をようやく覆う白い布のみ。
「こんな変態を隊長にしておけないからさ」
ジュンコが吐き捨てるように言った。
私刑を受けたオリファーを見て憤怒にかられたマーベット。
しかしジュンコからの説明を聞き、その憤怒の向かう先が変化する。
「オー、リー、ファー、アー!」
ギュウッ!
既に半殺し、いや九分殺しになっている、滑稽なふんどし姿のオリファーを見向きもしないで身体の一部をひっ掴みそのまま引きずって行く。
掴んでいるのがふんどしに包まれた局部であるのは偶然なのか、わざとなのか不明。
その姿を見送ったシュラク隊の一人マヘリアが、その場で呆然としているウッソを見つける。
「どうしたのウッソ?」
「え?いえ、そ、その」
何やらモジモジしているウッソを見てピンと来るマヘリア。
「まさかウッソ、今の話を聞いて、あたしたちの『ふんどし』姿を想像してる?」
ギクリ
ウッソの額から冷や汗が垂れた。
六人の綺麗なお姉さん達の十二の瞳に見据えられ、赤面して立ち尽くすウッソ。
「ふーん、坊や、あたしたちが『ふんどし』してるのを見たいのかい?」
ヘレンが面白がるようにウッソの頭を撫でながら顔を近付けて聞く。
「え、あ、あの、その、東洋の格言に『ふんどしを締め直す』ってあるんです」
「物知りだね坊や」
オリファーと同じことを言ってるのに、ウッソの場合誉めるジュンコ。
「だから、その、そうすればみなさんが一人も戦死せず無事でいられるんじゃないかって、思って、決してお姉さんたちのお尻が見たいわけじゃ....わぁっ!」
自分がとんでもない事を口走っている事に気づき、赤面の度を更に深めて慌てふためくウッソ。
その姿に、六人の男勝りの女たちの母性本能に火がつく。
そしてショタコン・メーターがレッドゾーンに達した。
「お前は悪い子だねウッソ」
ジュンコが合図すると、ウッソの視界が布で覆われ、身体はひょいと持ち上げられてしまった。
オリファー同様袋詰めにされ、シュラク隊の個室へと連行されてしまったウッソ。
これからお仕置きされてしまうのだろうか?
そんな不安のよぎる暗闇と沈黙の中、数分の刻が流れる。
不意に袋の口が開かれて、そこから顔を出したウッソの視界に入ったのは....。
「うわーっ!」
思わず叫んでしまうウッソが目にしたものは、六つのたわわに実った桃。
シュラク隊のお姉様達が、全員Tバックをはいてこちらにその豊満なヒップを向けていたのだ。
「さすがにふんどしは持ってないけど、ウッソはこういうのが見たかったんだろう?」
ヒップをこちらに向けたまま振り向いて悪戯な笑顔のジュンコの問いに、答える事も出来ない。
文字通りの桃源境に夢見心地のウッソだが、その幸福は長くは続かない。
「で、ウッソは誰のお尻が一番好きだい?」
悪戯めかしたジュンコの言葉にこもっていた「あたしだろ?」という意志を感じとって。
見ると全員が振り向き、ウッソに「あたしだろ?」という視線を向けていた。
「ねえウッソ」
マヘリアが近づいてきて、ウッソの頭を抱き抱えて豊満な胸に押しつける。
「あたしが一番に決まってるよね」
スパーン!
その頭を左右から東洋伝来のスラップスティック「ハリセン」でひっぱたくペギーとコニー。
「ズルすんじゃないの」
「胸で懐柔するなんて反則だろ?」
「わかったわよ」
ウッソの顔を存分に胸にこすりつけた後で名残惜しそうに離すと、再びウッソにヒップを向けるマヘリア。
「ほらどうウッソ?あたしのお尻は」
胸同様、マシュマロのような弾力のヒップを前に、もはや昇天一歩手前にまでおいつめられるウッソ。
そう、前段の通りウッソの「幸福の刻」は終わりを告げていたその代わり「至福の刻」が訪れようとしていた。
一方その頃オリファーは。
「あたしという婚約者がありながらっ!死ねっ、この浮気者」
サンドバッグのように宙吊りにされ、マーベットの猛烈な正拳と掌底と肘のコンビネーション・ラッシュを浴びていた。
「ウッソ、あたしとはあんまりお話してくれないよね」
ウッソの眼前からマヘリアを退かしつつ、寂しげに言うペギー。
「えっ、そ、そんな、僕はそんなつもりは」
「そう、あたしのこと嫌いじゃないんだね、じゃあこっちも好きだろ?」
ベギーもまたウッソの目の前にヒップを突き出す。
シュラク隊の中では一番小柄なペギーだが、着痩せするのか中々豊満なヒップ。
「ああああ」
又も興奮のあまり何もいえなくなってしまうウッソ。
「ほらペギー、退いて」
続いてウッソの立つコニー。
「見てくれるかい、ウッソ、顔はそばかすだらけでみっともないあたしだけど...」
「そ、そんな事ありません、コニーさんは綺麗なお姉さんです」
不必要に自分を卑下するコニーに思わず力説するウッソ。
「そう、お世辞でも嬉しいよ、そんなあたしだけどこっちは綺麗なもんだろ?」
やはりコニーもヒップをこちらに向ける。
抜けるような白い肌で、言葉通り染み一つない美麗なヒップを。
美尻のアップ三連発にもはや昇天間近のウッソ。
そんなウッソの両肩にそっと置かれる手。
「みんなはウッソに気に入られたか、ヤケちゃうね、でもウッソもあたしのお尻なんかはみたくないだろ?」
「ケ、ケイトさん?」
「みたくないんだろ?」
「いえ、見たいですっ!」
魂からのウッソの叫びに、ケイトは満足気に微笑むとやはりそのヒップを突き出す。
浅黒い肌に白いTバックが食い込んでえもいわれぬ妖しい雰囲気にウッソは歓喜に打ち震えすぎて悶絶する。
「ったくあんたらは、最初にこのコに声かけたのはあたしだってのに、横取りする気なんだね」
えらく自分勝手な事を言いウッソをひょいと持ち上げるヘレン。
「へ、ヘレンさん?」
「いくら子供でも、男を簡単に持ち上げるような大女は、男から見て魅力ないかな?」
「そんな事ないですっ!物凄くありますっ!」
もはや条件反射のようにヘレンを賛美するウッソ。
「本当かい?それじゃあほら」
ウッソを降ろし、みんなと同じようにその目の前へヒップを突き出すヘレン。
「こっちも魅力的かな?」
「み、魅力的ですっ!」
引き締まりながらほどよく脂肪の乗ったヘレンのヒップの前でウッソは叫ぶように答える。
「そう、だったら触りたい?」
「は、はひ?」
ヘレンの言葉に間抜けな声を出してしまうウッソ。
「魅力的な尻だった触りたくなるだろ、坊やだって男なんだからさぁ」
振り向いてウインクするヘレン。
「ちょっとヘレン」
「あんたズルいよ!」
ジュンコとマヘリアが抗議するが無視。
「それとも魅力的だなんて口だけなのかい?」
「そ、そんな事ありませんっ!」
意を決したウッソが、ヘレンの美尻に手を添える。
「はぁん」
思わず艶っぽい声を漏らすヘレンにびっくりしてその手を退けるウッソ。
「なんだい、もっと強く触ってもいいのに」
そう言ってウッソの手を掴み、再び自分の美尻へと導こうとしたヘレンだが。
「その辺にしなよヘレン」
ジュンコがその手を止める。
「無理矢理させるなんて野暮だよ」
「そうだね」
ジュンコの説得に頷くヘレン。
「ごめんねウッソ、また今度じっくりと触らせてあげるよ」
「は、はい~」
嬉しすぎる言葉にのぼせたウッソの両頬に不意にジュンコの両掌が当てられる。
「でゅ、でゅんこだん?」
「まったくお前って子は、あたしに気があるのかと思ってたら、女なら誰でもいいんだね」
「そ、そんな事ないです!」
「本当に?」
「本当です」
力説するウッソ、確かに嘘はついてない。
決して「女なら誰でもいい」のではなく「綺麗な女の人なら誰でもいい」のだから。
「それじゃああたしが好きなんだね」
「....はい....」
赤面しながら答えるウッソ。
確かに嘘はついてない。
正確にはジュンコ「も」好きなのだが。
「よしいい子だ、それじゃご褒美に」
そうしてジュンコもまた、その豊満な尻を突き出した。
シュラク隊の美尻の中でも、ジュンコは特に大きく、それでいて形の良い桃尻の持ち主だった。
ウッソはジュンコがその桃へと触らせて、あるいは撫でさせて、あわよくば揉ませてもらえるものと確信していた....が。
「ぐふむっ」
不意に暗転するウッソの視界。
そして顔全体に広がる柔らかな触感。
「ふふ、どうだいウッソ、いつもマヘリアに胸でしてもらってる『パフパフ』をあたしのお尻でしてあげるよ」
「むぐー」
いつのまにか壁においやられ、大きな桃で顔を圧迫されるウッソだったが、どうにか呼吸を整えると、自分が今どこに顔を埋めているかを思い出し、ついに我慢の限界に達した。
「ふふふ、どうしたんだいウッソ?気持ちよくて声も出....あっ、そ、そこは、あっ」
突然せつない声を上げはじめるジュンコ。
その声の原因となっているのは、Tバックの中へと進入してきたウッソの手だった。
「ぷはーっ!」
苦しくも心地よい桃圧迫から生還したウッソ。
その目は先ほどまでの赤面する少年ではなかった。
「ふう、気持ちよかったですよジュンコさん、やっぱりジュンコさんのお尻が一番...」
「「「「「ちょっと待ったーっ!」」」」」
他の五人からのクレーム。
「顔を埋めさせるなんてそんなのアリ?」
ヘレンが一番先に抜け駆けして触らせたくせに文句を言う。
「ふっ、悪あがきだね、尻比べはもういいよ、こうなったら誰が一番好きか、それをウッソに聞こうじゃないか」
言うなり上着を脱ぐジュンコ。
群衆心理か、対抗意識か、他の五人もそれに習う。
全員、下にはいたTバック・ボトムとお揃いのキワドイ小ささのブラ。
それを見て心の中で舌なめづりして喜ぶウッソだが、その実年齢よりも幼い風貌の下に本心を隠す。
「ウッソおいで」
マヘリアの手招きに応じてその豊かな胸へとダイヴする。
「マヘリアさ~ん」
「ふふふ、よしよし」
胸へとお気に入りの少年の顔を誘って、マヘリアは満足気な笑みを浮かべた。
マヘリアの胸に挟まれながら、ウッソはあのジブラルタルでの出来事を思い出していた。
傷つき、墜落したマヘリアへと消化器を手にしたウッソが駆け寄る。
「マヘリアさん、しっかりしてください、マヘリアさんっ!」
ハッチをこじ開け、消化器をぶちまける。
「マヘリ....」
「けほっ、けほっ」
「マヘリアさん....無事だったんですね?」
「けほっ、全然無事じゃないよ、全身消化液まみれだよ」
「ご、ごめんなさいっ!」
「いいよ、心配してくれたんだろ?それより無事とは言ってもさっき一撃くらって、脚の辺りを火傷してるんだよ」
「た、大変だっ!」
「すぐに救急車も来るよ、それより」
「マ、マヘリアさん?」
ぐっとコックピット内に引き込まれるウッソ。
先ほど機体に同乗した時は偶然頭に当たった爆乳へと顔面から突っ込む。
「ご、ごめんなさ...」
飛び退こうとするウッソだが、そのまましっかり頭を抱えられ身動きがとれなくなる。
「こうしていると、痛みが紛れるんだよ」
やがて墜落したマヘリア機に仲間たちが駆け寄って来る。
いの一番にコックピットに飛び乗るケイト。
「マヘリアっ、無事......ってあんた何してんの?」
ウッソを胸に抱いたマヘリアの姿に唖然とする。
今もあの時と同じく胸に顔を挟まれているウッソ。
しかしあの時のように戸惑いや羞恥はなく、顔全体で爆乳の感触を存分に味わっている、子供のように見えてもはや子供ではないウッソ(早っ!)
「あの時は本当に痛さすら忘れられた」
マヘリアもまた、ウッソを初めて胸に押しつけた時の事を思い出していた。
そしてその視線をジュンコに向ける。
「なのにあたしが入院してる間に、姉さんがすっかりウッソを手なづけてて、好きな時にこうして可愛がることも出来ない」
「だから、ウッソはあたしが好きなんだ、諦めな」
「そう、ならあたしにも考えがあるよ」
言いつつただでさえ小さいブラからはみ出している爆乳の片方を、完全に剥き出しにするマヘリア。
「ちょっとマヘリアさん!」
さしもの色餓鬼もこれにはちょっとドッキリ。
しかし続いての言葉にさらに衝撃を受けた。
「さあウッソ、吸っていいんだよ」
至福の刻にあっても、ウッソのヴォルテージはさらに上がる一方だった
一緒にいる時は常に目で追い(おいおい)
たまには顔を埋めて感触を味わっていたマヘリアの爆乳。
それが片方だけとはいえ目の前でブラからこぼれだしているのだから。
「ほら、おいでウッソ!」
にっこり微笑むマヘリアにウッソ理性のタガを外します。
「マ、ヘ、リ、ア、すわ~ん」
飛びつくやいなや。
「チュ~~~~~~~」
「あはっ、やっぱりまだおっぱいが恋しい年頃なんだねウッソ」
激しい吸引に感じつつ、そんな年頃の子供を誘惑することに背徳の淫眉な喜びを見いだしてしまうマヘリア。
「マヘリアさん、ちゅばっ!マヘリアさーん、ちゅるちゅるる、マヘリアすわ~、ぶちゅちゅちゅ」
「ああんウッソ、ほら、こっちもお願い」
ついにブラを全部外したマヘリア。
すかさずウッソは左右の爆乳果実を交互に口に含み、なめ、吸い、開いた方は掌を当てて乳首を摩る。
「あ、そんな、す、すごいっ!」
冗談半分だったマヘリアも激しい口撃ら本気で悶え始める。
その様子を呆れ半分で見守るシュラク隊の中で。
「すごい....でもこのコ、どこでこんなテク覚えたの?」
ふと疑問を感じるコニーであった。
責めるウッソ、悶えるマヘリア。
その構図をジュンコは嫉妬半分、感心半分で見守る。
元々は頼りない外見の割に中々「出来る」男のオリファーに少し気が向いていたジュンコであったが。
外見が頼りないどころか子供なのに、能力はオリファーを遥かに凌ぐウッソの方に今は夢中。
しかしそれはあくまで死と隣り合わせの戦争の中、軽い息抜きとして坊やと遊んでいただけだったのに。
(坊やに本気になっちまったってのかい、ジュンコ姉さんも焼きが回ったねえ)
自嘲するジュンコ。
ウッソとマヘリアへと注がれている嫉妬の視線はジュンコだけではなかった。
「ねえシャクティ、どうしたの?ウッソとお姉ちゃんたち、何をしてるの」
スージィは壁の穴に目を当てたまま微動だにしないシャクティに声をかけるが彼女は反応しない。
シャクティ、スージィ、カルル、そしてフランダースはこの老朽戦艦リーンホースに密航していた。
手ごろな部屋を見つけて隠れたはいいが、突然隣室にシュラク隊とウッソがやって来たのだ。
「ねえシャク....」
スージィは気づいた、いつもなら泣き出すカルルが青ざめた顔で虚空を見つめ、フランダースは尻尾を丸めてへたりこんでいる。
シャクティから発っせられるドス黒いオーラに気押されて。
いつのまにか服を脱ぎ捨てブリーフ一枚になっているウッソが、Tバックのキワドイ下着一枚のマヘリアの爆乳に吸いついている光景を壁の穴から凝視しながら。
シャクティは嫉妬に燃え狂っていた。
(ひどいわウッソ、あたしのおっぱいを吸ってくれたことなんかないのに....)
そりゃ吸うほどの大きさがないからなぁ。
(それにしてもあのアマ、あたしのウッソとなんてうらやまし、いいえ、いやらしい事してるのよ、他の連中もあんな格好してるし....許さないっ!)
怒りに燃えるシャクティが懐から取り出したのは....。
ヤナギランの種の入った袋とスコップだった。
ガツッ、ガツッ!
「ひいっ!」
物もいわずに床にスコップを叩きつけ、割れた床に種を蒔く意味不明の行動に、得体の知れない恐怖を感じ、身を縮こませているフランダースに抱きついておびえるスージィ。
「シャクティ、ココハ畑ジャナイ」
機械ゆえその恐怖を感じられないハロだけが律義にも突っ込みを入れていた。
「ああ、もう我慢出来な....」
マヘリアが最後の一枚を自ら脱ぎ捨てようとした瞬間。
「はぁうんっ!」
遂に絶頂に達しその場に崩れ落ちる。
「胸だけで、イキましたか?」
満足な笑みを浮かべるウッソだった。
「あはぁ、あたし、子供に、胸だけで、イカされちゃったのね」
その場に座り込んだまま、荒い息のまま、自らの現状を確認して赤面するマヘリア。
改めて目の前に仁王立ちするウッソを眺める。
顔も幼い。
背も低い。
はいているのはいかにもお子様の白いブリーフ。
しかしその鍛えあがられた身体は、そしてブリーフを押し上げる「物干し竿」は子供離れしていた。
特に今は、座り込んでいるせいで目の前にその長大な物干し竿がある。
おもわずブリーフの上からかみかみしたくなる衝動にかられたがすぐウッソの肉体はフェイドアウトしていく。
「ジュ、ジュンコさん」
「こっちに来なウッソ」
犯人はもちろんジュンコ。
ずるずるとウッソの手をひいて、部屋のすみへと連れていく。
そこに追い詰め、両手を壁についてウッソの逃げ場を奪う。
そうして上から顔をのぞき込む。
綺麗なお姉さんに密着されている嬉しい状況ながら。
ジュンコ自身も自覚している嫉妬の感情から、少し目がすわっているため、恐さ半分で喜びが半減しているウッソ。
「どこであんな事覚えだい?」
「はい?」
「とぼけるんじゃないよ、子供がどうしてあんなに女あしらいが上手いのかってことだよ」
ジュンコの顔がますますウッソに近づく。
ジュンコにはたまらなく可愛らしかった。
自分を見上げるウッソの、少し脅えたつぶらな瞳が。
だがその瞳の奥を見つめていると、ジュンコの脳の中にある種の映像が浮かんできた。
その映像とは....。
黒い肌を愛撫するウッソの姿だった。
目の前に少し怒ったような顔のジュンコの顔のアップ。
それを少しひるみつつもじっくりと観察するウッソは確信する。綺麗なお姉さん揃いのシュラク隊。
その中にあっても、やはりジュンコは一番の美女だと。
「あいつなのかい?」
「はいっ?」
脈絡のない言葉につい間抜けな返事をするウッソ。
「あの黒貧乳が、アンタにそんな事を仕込んだんだね」
「黒貧乳?」
そのフレーズでウッソはある人物を思い出す。
自分が性に目覚めて以来、事あるごとに実験観察対象にしてきた幼なじみのことを。
しかしジュンコが槍玉にあげているのは違う人物だった。
「許さないよマーベット、婚約者までいるくせに、こんな坊やを欲求不満解消の道具にするなんて!」
(いたいけな子供にみんなでお尻を見せてやろうと計画したり)
(あまつさえ顔を埋めさせた女が何言ってんだか)
姉貴分の自分の事を棚に上げた発言に呆れるケイトとペギー。
「え、あの、ジュンコさん、何を言って....」
「いいんだよ、ウッソは悪くない、優しい子だからあの女を庇うつもりなんだね?」
「いや。そうじゃなくて」
「いいから、さ、いくよ」
キワドイ下着の上にフライトジャケットを羽織ったジュンコは、ウッソを小脇に抱えるや部屋を飛び出した。
「姉さんっ!なんて格好でっ!ちょっと待....」
ヘレンが呼び止めたが気づきもしない。
「うーん」
リーンホースの廊下をウロウロしている男が一人。
リガ・ミリティアに参加したおかけで、しがない輸送部隊長から宇宙戦艦の艦長へと成り上がった男、ゴメス大尉は今、いい歳をして女性関係の悩みを抱えていた。
かなり年下のジュンコ・ジェンコに気があるのだ。
「しかし俺のような中年じゃ釣り合わんよなぁ」
身の程がわかているというか、度胸がないというか。
そんな彼の耳に。
「どこに行くんですかーっ!」
「黙ってついて来なっ!」
当のジュンコの声が。
見るとこちらへ低重力とは思えない安定した足取りでこちらへと走って来るジュンコ、なぜかウッソを抱えている。
「お、お前ら何をし....」
ゴメスを無視、というより気づかずに走り去るジュンコ。
その後ろ姿を見たゴメスは。
「のわっ!」
ただでえキワドイTバックが疾走によりさらにヤバく食い込んでいるのを見て鼻血を噴いて倒れる。
いい歳をしてウッソより純情らしい(笑)
さてここはオリファーとマーベットの個室。
全身青痣とミミズ腫れだらけ、顔面も腫れ上がり、鼻の穴には鼻血止めのティッシュ・ペーパーをつめているオリファーが、自分よりも大きなマーベットにしがみつくようにして後ろから彼女を貫いている。
誤解から折檻を受け、どんなに言い訳しても許してもらえないと悟ったオリファーは作戦変更、身体を重ねる事でうやむやにしようと画策した。
しかしマーベットは「三回イカせてくれたら許してあげる」と宣告。
ノルマはまだ一回目なのに、シュラク隊とマーベットから立て続けに受けた折檻で体力を消耗したせいか既に青息吐息。
そこへ。
「マーベットッ!」
ノックすらせず、ロックしてあった筈のドアを力ずくで開けて部屋へと乱入した人物がいた。
「あふっ、オリファー、うっ、まだ二回も残ってるのよ、さあ頑張....何なの?....ちょっと!何してるのっ!....キャー!」
後ろを振り返って乱入者に驚き、それがジュンコであると気がついて怒り、そしてジュンコが小脇に抱えたウッソと目があい悲鳴を上げるマーベット。
慌ててしがみついているオリファーを振り落とし、シーツを体に巻き付けるとジュンコを睨みつける。
「ジュンコッ!あなた何考えてるのっ!」
しかしジュンコはひるみもせずにマーベットを睨み返す。
その時オリファーは、マーベットから振り落とされた拍子にベッド下に転げ落ちて頭部を強打し、川の向こうで亡き両親が手招きしている光景を幻視していた。
「何を慌ててんだいマーベット、そんな姿をウッソに見られるくらい日常茶飯事なんだろ?それとも他の男とヤッテるところは見られたくなかったのかい?可愛いウッソ君にはさ」
敵意と憎悪剥き出しのジュンコ。
そのただならぬ様子にマーベットは怒りを忘れて不審なものを感じる。
「な、何を言ってるの?」
「とぼけんじゃないよ、あんたがこのコを自分の欲求不満解消のための玩具にしてた事はわかってるんだよ」
(えっ、シャワー上がりにウッソの前でバスタオル一枚だけでうろついたり、わざと胸があたるようにくっついたり、下着を鞄からはみ出させたりしてた事を...)
考えているうちにその思いは口をつき。
「何で....知ってるの?」
思いっきり言ってしまうマーベット。
「やっぱりそうだったんだね、なんて女なんだいこの淫乱」
「あ、あの」
マーベットが言っているのが、彼女が思い浮かべていた軽いセクハラ程度の悪戯のことだと見当がついたウッソ。
なんとか弁護しようとするが。
「いいんだよウッソ、お前はあたしが守ってやるから」
物凄く優しい目をして自分の頭を撫でるジュンコにポーっとして何も言えなくなる。
しかしそれを見たマーベット。
「あら、あなたたち随分仲良しね」
その言葉にはっとなるウッソとジュンコ。
「それにジュンコ、随分と大胆な姿ね、今までそんな格好してウッソと何をしていたのかしら?」
二人の長身美女の視線がバチバチと火花を散らす。
「シュラク隊にその人ありと言われたジュンコ姉さんがまさかショタコンだったとは、人は見かけによらないわね」
「人の事を言えるのかい、大体アンタなんて婚約者のいる身でウッソに手を出したんだろ?」
「いいじゃない、軽いスキンシップよ」
「どこの世界に軽いスキンシップにエッチのテクを仕込むやつがいるんだよっ!」
「は?」
マーベットが素っ頓狂な声を出す。
理解不能といった表情。
その素のリアクションに、彼女が別にとぼけているのではないと直感的にわかったジュンコ。
「え、それじゃ?」
「あたしはただ、ウッソにシャワー上がりに胸元や太股を見せたり、わざと胸を背中に押しつけたり、頬にキスしたり、そういう軽い悪戯しかしてないわ」
生憎この場には「子供相手にそれだけやれば充分じゃい!」と突っ込む常識人はいなかった。
「それだけなのかい」
すでに良識がどっかに行っているジュンコが納得する。
「そうなんです」
和解の兆しに乗じてマーベット有利の証言をするウッソ。
だがそれは墓穴を掘る行為だった。
「それじゃお前は誰にあんな事を習ったんだい?」
言いつつジュンコがウッソを羽交い締めにした。
「どういうことか教えてくれない?」
マーベットがある程度事情を察しながらも確認を取るかのようにウッソの前に立ちはだかった。
ジュンコの口から、先ほどまでの「痴女の宴」でのいきさつを呆れ顔で聞き終えるマーベット。
「ふーん、ウッソは物知りで何でも出来る凄い子だってことはわかっていたけど、まさかそんな事までねぇ」
「マ、マーベットさん」
目を細めてジト目で自分を見るマーベットに、軽いショックを受けるウッソ。
(そんな、マーベットさんに軽蔑されちゃう)
マーベットは今まで軽い悪戯心とはいえ色々なことをしてきたのに恥ずかしがるだけだったウッソに嫉妬心を感じていた。
その時はそれで見ていて愉しかったが、ジュンコ達との狂宴での対応を聞くと、自分だけ相手にされていなかったような気がして面白くない。
「いやらしい子!」
つい苛立ち紛れに酷い台詞(まったくの事実だが)を吐き捨てウッソに背中を向ける「いやらしい大人」マーベット。
「そんな....」
半ベ状態のウッソだが。
ジュンコはなぐさめてもくれない。
ジュンコはジュンコで、ウッソがマーベットの前でだけ猫被りをしていたことが面白くないのだった。
その頃オリファーは、未だ痙攣状態の半死人だった。
その存在はジュンコはもとより婚約者であるマーベットの脳裏からも綺麗さっぱり消え去っていた。
ジュンコはウッソを羽交い締めにしながら、二つの異なる感情に挟まれていた。
マーベットに軽蔑されたと思って半ベソ状態のウッソの表情を見て、胸がしめつけられそうなほどの愛おしさを感じると共にむくむくと嫉妬心ももたげて来る。
「可愛い」と「憎い」
二つの相反する感情は、一つの結論に至る。
可愛いから、憎たらしいから....いぢめてやる、と。
「あれ、今のは」
「ウッソと姉さんの声だね」
ジュンコとウッソを追って来たマヘリアとケイトは、ある部屋の前で確かに声を聞いた。
「嫌ですっ、やめてください」
「いいから大人しくしなっ」
ウッソの泣き声と、ジュンコの怒声。
何事かと慌てて部屋に飛び込んだ二人が見たものは....。
「何やってんだい姉さん」
呆れ顔のヘレン。
ジュンコはウッソが履いているブリーフを脱がそうとしている。
「それにあんたも何をぼーっとしてるの?」
マヘリアは部屋の一隅でその様子を黙って見ていたマーベットにも声をかける。
しかしマーベットは、突然のジュンコの異様な行動に思考回路がショートしたように、ただその光景を見つめていた。
「ヘレン、マヘリア、いいとこに来たね、あんたらもちょっと手伝いなよ」
二人の当惑もいざ知らず、さも当たり前の顔で助力を頼みつつウッソが必死に抑えるブリーフを力任せに引き下ろそうとしているジュンコ。
止めようとしたが。
ゴクリッ。
生唾を飲み込む二人。
先ほどブリーフごしに見た、ウッソのビッグ・キャノンを直に見てみたい衝動にかられ。
「ウッソ」
「大人しくするんだよ」
あっさりとジュンコに従い、ウッソの両腕を抑えてしまう。
「ああっ」
ついに引き下ろされたブリーフ。
「うっ」
「こ、これは」
「凄い」
目を丸くする三人。
緊張で縮こまりながらも、とても13才の少年の物と思えない立派な一物に。
ただ年齢ゆえ、余計な皮が残っている。
「やだっ、ひどいっ、放してっ」
日頃のウッソらしくもなく、子供じみた喚き越えを上げる姿を見てジュンコは言うべきことを口にする。
「ふんっ、マーベットに見られるのがそんなに嫌だったのかい、でもマーベットは興味あるみたいだよ」
そう言ってジュンコが振り向くと果たしてマーベットはウッソの股間を凝視していた。
ジュンコ達三人の「ふふん」と言いたげないじわるな顔そしてウッソの涙目を見て、慌てて目を逸らすマーベット。
「見たけりゃ見ればいいのに、無理しないでさ」
ジュンコが揶揄するが、答えずにそっぽを向く。
「おやおや、ウッソ、お前の大好きなマーベットさんはお前のちんちんなんて見たくもないってさ」
「そんな....」
悲し気にうつむくウッソを見て、ジュンコのみならずヘレンとマヘリアにも火がついてしまった。
((か、かわいい....いぢめたい))
二人の子羊を前にした狼のような目つきに、ついに誰一人味方のいなくなった事を悟って脅えるウッソ。
「姉さん、ついでにマーベットにあたしたちがウッソとどんなお遊びをしていたか教えてあげようか?」
「そうだね、それも実演で」
「あ、あんたたち」
同志来たるとばかりにうなずくジュンコ。
ウッソ、絶体絶命。
「こういうのをミイラ取りがミイラになるって言うんだっけ」
「多分ね、まったく三人とも」
「ん?今声が聞こえなかった?」
コニー、ペギー、ケイトは、ジュンコ達を連れ戻しに行ったはいいがそのまま戻らないヘレンとマヘリアを探しに来ていた。
聞き覚えのある声のする一室に足を踏み入れた三人は。
「「「な、何してんのよーっ!」」」
「おや、あんたたちも来たの?」
部屋の入り口で唖然と立ち尽くす三人を見て、平然とした顔で声をかけるジュンコ。
「来たの、じゃないよ、何やってんのさ姉さん」
「ウッソにお仕置きしてる」
あっさり答えられて言葉を失うコニー。
「わかったかい?ん?あぁっ、ちょっとウッソ、へんな所に息を吹きかけるんじゃないよ」
突然悶えるジュンコ。
彼女は今、どっかりと床に座っている。
ただし直に床に尻をつけてはいない。
まるで座布団のようにウッソの顔がその大きな尻の下に敷かれていた。
さっきもウッソは壁につめられて顔にジュンコの尻を押し付けられていたが、今度の場合それとは比較にならないほど苦しいはず。
「馬鹿言ってないで早くやめなよ姉さん」
「そうだよ、ウッソが可哀相じゃないか」
言葉を失ったコニーに代わり、ケイトとペギーが制止するが。
「あっ、だめだってウッソ、息をかけちゃ、本当に悪い子だねお前は」
聞いちゃいねえジュンコ。
「姉さん、いいかげんにしてよ」
「いつまで座ってるつもりだよ」
そこで最初から部屋にいたマヘリアとヘレンが声をかけて味方を得たと思ったが...,。
「そろそろ代わってくれない?」
「何言ってんのよ、次はあたしの番」
((こいつらもか....))
へなへなと力を無くす二人であった。
(下記から状況説明省略のため台詞の前に人名がつきます)
何とか一時的精神虚脱から抜け出したコニーも含めついに実力行使に出る三人。
ジュンコの元へとつかかと近寄ると、その腕を取る。
ケイト「ほらどきなよ、いい加減にしないといくら姉さんでも許さないからね」
ジュンコ「何怒ってんだいあんたたち」
ペギー「何って、なんでウッソにこんな酷いことするんだよ」
コニー「そうだよ、あんなにウッソの事を可愛がってた姉さんが、それにウッソだって姉さんのことが」
ジュンコ「ウッソが好きなのはあたしじゃないよ」
コ&ペ&ケ「は?」
ジュンコ「坊やが好きなのは、そこにいらっしゃるマーベットさんだよ」
そう言われて、部屋のすみにマーベットがいる事に初めて気がついた三人。
こっちを見ていたマーベットが目を逸らす。
コニー「マーベット、なんでここにいるの?」
マーベット「なんでって、ここはあたしの部屋よ」
目を反らしたまま答える。
ペギー「なんでマーベットの部屋でこんなこと」
ジュンコ「それはもちろんマーベットに見せてやるためさ」
ケイト「何を」
ジュンコ「ウッソ坊やがどんなにいやらしい子か、だーい好きなマーベットさんに見せてあげてるんだよっ!」
言いつつピシャリと何かを平手で弾くジュンコ。
それはウッソの隆々とそびえ立つ主砲。
「「「ええっ!」」」
間抜けにも三人は、ジュンコの異常行動に気をとられてウッソがパンツを脱がされている事に今の今まで気づいてなかった。
ジュンコ「わかったかい、ウッソ坊やは女の座布団にされてもこんなにピンピンにしちゃうスケベだって事を、マーベットもよく理解してくれたと思うんだ、さっきから見てないふりしてチラチラと見てたからね、特にウッソのおっ立ったオチンチンをさ」
言いつつ意地の悪い笑みを浮かべてマーベットを見やる。
(((嫉妬かよっ!)))
動機を察して呆れる三人。
ジュンコ「さて、そろそろ代わってやらないと」
立ち上がり、ウッソの顔をのぞき込む。
ジュンコ「どうだったウッソ?」
ウッソ「.....はぁっはぁっはぁっ....ひ、ひどいですよジュンコさん、僕は座布団じゃありませんよ」
恨みがましい目を向けるウッソだが
ジュンコ「そうだね」
ウッソ「ああっ」
ジュンコ「座布団にはこんな物ついてないし、まして嫌らしくピンピンに立てたりしないからね」
素足でウッソの主砲を踏みにじる。
ジュンコ「ふん、どうせ大好きなマーベットお姉様に見られていたからこんなにしたんだろ?」
まさに嫉妬からの行動だが、悶えるウッソを見ているうち嫉妬の憤怒が消えていき、このかわいい少年を思うがままに弄びたいという「純粋」に「不純」な思いにとってかわっていった。
「ふふふ、本当にいやらしい子だねお前は」
自分に股間を踏みにじられて切ない声をあげて悶えるウッソにすっかり興奮しているジュンコ。
痛みよりも快感が上回るギリギリの境界線を見極めて、執拗にウッソキャノンを蹂躙する。
そして自慢げにマーベットを見やる。
「ウッソはあたしが好きなんだよ、だから足蹴にされてもこんなに喜んでるんだよ」
そう目で語りながら。
目線を逸らすマーベットに憫笑を投げかけて、再びウッソへの足サービスを再開するジュンコだが。
「?」
彼女の鼓膜を心地よく振動させてくれていたウッソのあえぎ声は聞こえない。
振り向くと。
「ああっ」
いつのまにかウッソの顔の上にはマヘリアが腰掛けていた。
「どうだいウッソ、こういうのも好きなんだろう?」
喜色満面のマヘリア。
ヘレンはコインを握り締めて悔しげに立ち尽くしている。
どうやらジュンコが足攻めに夢中になっている間に二人はコイントスで順番を決めてしまったらしい。
「どきなよマヘリア、ウッソの顔にはあたしが…」
「一回立ったんだから順番はまた後だよ姉さん....ああっ」
一言で切り捨てたマヘリアが不意に大きくのけぞった。
ジュンコによる足攻撃で快感に悶えていたウッソの視界は桃色の物体によって覆いかくされ、柔らかい肉によって顔が潰される。
「どうだいウッソ、こういうのも好きなんだろう?」
上からマヘリアの声が響く。
ジュンコに続いてマヘリアまでもが自分の顔の上に座るという事態に、息苦しさに悶絶して許しを請おうとするが。
「ふぁ、ふぁふぇふぃふぁふぁふ、ふぁふぇふぇふふぁふぁふぃ」
声もまた柔肉によって塞がれる。
しかし唇の動きは、マヘリアのきわどいTバックに包まれた部分の微妙な箇所を刺激して。
「ああっ」
大きくのけぞらせた。
既に足攻撃は止んでいたが、その声に先程のマヘリアとのプレイ~美巨乳愛撫~を思い出し、かつまた顔の上に乗っているのが乳同様に柔らかそうだったヒップだということを再認識して。
ウッソキャノンは再びその仰角を上げる。
「はぁ…ふふふウッソ、やっぱりあたしだと感じるんだね、あたしが好きなんだから仕方がないか…」
目ざとくそれに気づいたマヘリアは。
「それじゃさっきのお返しをしてあげないとね」
その手をゆっくりと伸ばした。
現在この部屋にいるのはウッソを除けば女性ばかり。
部屋の主マーベットとシュラク隊の面々。
オリファーは半死半生、人間と死体の境目を彷徨っているのであえて数には数えない。
ウッソを除く部屋の中にいる全ての女性の視線が、今一点に注がれていた。
マヘリアが掴んだ長大なウッソキャノンに。
「ああ、熱い」
感心したように呟くとマヘリアはその熱い棒をしっかりと握る。
「むぐっ」
「あらっ、痛かった?」
自分の尻で塞がれた口から漏れたうめき声に少し焦ったマヘリアだったが。
「ん?」
握り締めた熱い物がより太く長く、そして硬くなっていく感触に全てを悟る。
なんだ、気持ちよかったんだね、ならもっと....」
握り締めた掌を上下に動かし、ウッソキャノンを擦りあげる。
「ウッソ、さっきはとっても気持ちよかったよ」
「うぐぐ」
「あんたがお姉ちゃんのことを気持ちよくしてくれたから」
「むうう」
「今度はお姉ちゃんがあんたを気持ち良くしてあげるからね」
とても姉が弟に言う内容ではない事を勝手に弟に決めた少年に口走った自称・姉は手のスピードを徐々に上げ始めた。
「ほら、我慢しなくてもいいよ」
興奮で血走った目になりながらマヘリアは手を動かし続けた。
マヘリアも決して男性経験が皆無というわけではなかった。
しかし高い身長と勝気な性格から、男好きのする色っぽい容姿と爆乳の持ち主にしては経験が少ない。
ましてや男性器を手で刺激するなどと言うのは初めての体験だった。
しかし。
一擦りすればより硬度を増し。
二擦りすればひくひくと痙攣し。
三擦りすればせつなそうな呻き声を尻の下でもらす。
そんなウッソの反応に愛しさがこみ上げてきて、さらに擦り上げるスピードを早めていく。
「ふふふ、気持ちいいウッソ、いいんだよ気持ちよかったら....」
はたと手が止まった。
そう、このまま刺激を続ければ、ウッソキャノンは暴発し、白く熱い液体が飛散するのだ。
それをどうするのか?
マヘリアは数秒間考えた後で、再び摩擦を開始する。
ウッソキャノンに顔を近づけて。
そう、彼女は発射された液体を飲み干してしまおうとしていた。
いよいよ限界まで肥大化した熱い棒の前で口を開け、その瞬間を待っていたマヘリア。
だがその決定的瞬間はついに訪れなかった。
まさに灼熱の白いビームが射出されようとした刹那。
絶えがたい快感に尻に圧迫されたウッソの顔もガクガクと震える。
その微妙な震動に、マヘリアが一瞬のけぞった瞬間。
白いビームは放たれた。
慌ててそれを受け止めようとしたマヘリア。
しかし一瞬早く割って入ったジュンコがそれを遮り、あまつさえ宙に打ち上げられた白い粘液を自分が口に入れてしまった。
あまりのことに怒りも忘れて愕然とするマヘリア。
「ちょっと苦いね」
ニヤリと笑うジュンコ、無論相手はこちらをチラチラと見ていたマーベット。
「ね、姉さんっ!なんで横取りするのさっ!」
やっと我に帰ったマヘリアが当然の如く文句を言う。
「出るときにのけぞってたあんたが悪いんだよ、だいたいあたしが口で受け止めてあげなかったら今頃はせっかくウッソが出したものがこぼれていたよ」
当然のように自分の非を認めないジュンコに噛み付きそうな顔になるマヘリア。
だが。
「そろそろどいてくれないマヘリア、次はあたしの番なんだけど」
順番待ちのヘレンがクレームをつける。
彼女の顔も期待とわずかばかりの羞恥からほんのりと赤く染まっていた。
ウッソへの顔面騎乗大会は、まだ始まったぱかり。
マヘリア「よっと」
どこかおばさんくさいかけ声をかけて、ウッソの顔の上から立ち上がる。
ウッソ「ぷはーっ!」
再びようやく一息つく。
重く息苦しい苦痛と、柔らかい桃の感触の快楽の硲で夢見心地だったウッソだが、だんだんと頭がすっきりとして来て自分の今おかれている状況が再確認されていく。
ウッソ「あああ!」
いつのまにかコニー、ペギー、ケイトまでが室内にいる。
もちろんマーベットもいまだ部屋のすみでこちらをチラチラと伺っている。
その前で自分は、一糸まとわぬ丸裸なのだ。
ウッソ「いやあああああ」
続いてつい先刻、マヘリアの指先の刺激に耐え切れず遂に白い涙をこぼしてしまった事も思い出された。
慌てて立ち上がろうとしたウッソだが。
ヘレン「どこへ行くつもり」
上から両肩を掴まれ、再び仰向けに寝転ばされる。
そんなウッソにマウント・ポジションを取りつつ、キっと睨みつけながら。
ヘレン「嘘つきウッソ」
ウッソ「ヘ、ヘレンさん?」
予想外のヘレンの怒りに、動揺する。
ヘレン「あたしのお尻がきれいだとか、触り心地がいいとか、アレは全部嘘だったんだね?」
ウッソ「え?う、嘘じゃないです」
ヘレン「だったら何であたしの番だってのに逃げる?」
言われて見てさすがにウッソも、それがヘレンのブライドを傷つける行為だと理解した。
自分を抑えつけながら、怒ったような目で見つめるヘレン。
その表情に萌えながら、ウッソは事態の収拾を図る。
それは誤解です、ただ恥ずかしかったから、逃げ出そうとしただけなんです。
そんな大意の事を口走ろうとした矢先。
ジュンコ「そうだよヘレン」
ウッソ「ええっ?」
横から突然ジュンコに口出しされ、言葉を失う。
ジュンコ「ウッソ、お前からもはっきりとヘレンに言ってやりなよ『僕はジュンコお姉様専用の座布団です、他の女の人には座られたくありません』って」
ウッソの精をちゃっかりといただいちゃったジュンコ、彼女の認識ではもはやウッソは自分の所有物である。
しかしそれに黙っていられない人物が二人いた。
その一人は....
マーベット「何を勝手な事言ってるの、ウッソは....」
そこまで言って、シュラク隊全員の視線に気づいたマーベットは再び部外者に、もとい部外者を装いながら様子を伺うROMな行動に戻る。
しかしもう一人はそうではない。
マヘリア「何言ってんのよ姉さん」
こちらは余裕の笑みを浮かべている。
マヘリア「今さっきウッソをイカせたはだ~れ?あたしだよ、あ・た・し」
ウッソの熱きウェポンの感触を思い出すかのように、掌をニギニギと動かすマヘリアの艶っぽさは尋常ではなかった。
ヘレンにマウントを取られたポジションのウッソはなんとか事を穏便にすませたいと四苦八苦。
とりあえず「戦果」を誇らしげに語るマヘリアを制止しようとするが。
ウッソ「あ、あの、マ、マヘリアさん、あ、あれは....」
マヘリア「わかってるよウッソ、あんたは優しい子だからねぇ『お姉さんたちはみんな同じくくらい好きです』なんていってみんなを傷つけまいとしてるんだろ?本当はあたしが一番好きなのに、子供の癖に気を使っちゃって」
ウッソ「はい?」
マヘリア「でも身体は正直だよね、あたしのお尻の下でイッたということは、あたしが一番って身体か言ってるんだよ」
ジュンコ「何言ってんだい、手を使った癖に!」
正論を言うジュンコだが
マヘリア「ああ、ウッソ(神様ありがとう、死んだ弟の代わりに、こんな可愛くてその上にオチンチンも大きい弟をあたしにくれて)ウッソ.....じゅるる」
恍惚のマヘリア、そしてウッソの上になったままのヘレンの耳には入らない。
ジュンコ、マヘリアが次々とウッソの「所有権」を主張する中、ヘレンはある決断をした。
ヘレン「ウッソ!」
ウッソ「は、はい」
ヘレン「本当にあたしの事、嫌じゃないの?」
ウッソ「も、もちろんです」
ヘレン「そう、なら」
鋭い目つきのまま、ヘレンはウッソを上から抱き締めた。
「むぐむぐ」
ウッソの顔は、ヘレンによって胸の中に抱き締められていた。
シュラク隊の中でも最も背が高く、割と筋肉質なヘレン。
しかしその胸の柔らかさは確かにうら若き女性のもの。
よくマヘリアにしてもらう「パフパフ」だが、上から完全に胸で圧迫されている。
マヘリア「ちょっとヘレン、あんたの洗濯板でそんな事したらウッソが痛がるでしょ!」
そりゃあんたより大きい胸は少ないよマヘリア。
ジュンコ「ヘレン、あんたみたいな大女がそんな事してウッソを潰す気かい」
あんたも充分大女だよジュンコ。
「むぐむぐむ、ぐむ、ぷはっ」
やっと戒めを解かれて息をつくウッソの目の前には。
先ほどまでの険しい表情から一変、愛野美奈....もとい愛と美の女神のような笑顔をを浮かべたヘレンが。
「ありがとうウッソ」
そう言ってヘレンが撫であげたのは、さっき発射したばかりというのに早くも次発装填されたウッソのビッグ・キャノン。
「嘘じゃなかったんだね」
「え、も、もちろんですよ」
「そう、じゃ、あたしも」
言うなりこの部屋に来るためはいていたスパッツを脱ぎ捨てて先ほどのTバック・パンティ姿になると、そのままウッソの顔の上に腰を下ろした。
三度、ウッソの顔は大柄美人の美巨尻の下に敷かれた。
ウッソ(あれ、苦しくないや)
シュラク隊は全員基本的にはスラッとした長身の体型。
その中で一番背が高い分、必然的に一番体重の重いのはヘレンである。
しかし既にジュンコとマヘリアに顔の上に座られたウッソは圧迫感に慣れはじめていた。
苦しさを感じなくなった時、感じるのは「綺麗なお姉さんのお尻が顔の上に乗っている」という快感のみ。
ビッグキャノンが戦闘体制に入り、仰角をとりはじめる。
ウッソ(ああ、柔らかいお尻、そ、それに、こ、この顎の方に当たってる部分って、もしかしてヘレンさんの?)
位置的な問題なのか、ヘレンの秘密の花園はウッソの口辺りに丁度位置していた。
その事実はビッグキャノンにますます危険な仰角を取らせる。
ヘレン「スゴいよウッソ、あたしでこんなに感じてるんだね」
ウッソ「はい、とっても気持ちいいです」
心底嬉しそうな顔と声のヘレン、顔は見えずとも声だけでそれを察知したウッソは「取り敢えずは綺麗なお姉さんのご機嫌をとる」習い性で追従した。
ヘレン「そう、ならもっと気持ちよくさせてあげるね」
言うや否や、マヘリアと同様に熱くたぎったビッグキャノンを握り締めた。
ウッソ「ヘ、ヘレンさ....んっ」
握り締めただけでなく、微妙な力加減でそれを揉みしだく。
ウッソ「ああっ」
次の瞬間、ビッグキャノンは暴発した。
ヘレン「こんなに」
掌を白く染めた粘液を見つめるヘレンの顔は陶然としていた。
掌を白い粘液で汚したままで、ヘレンはウッソの顔から美尻を下ろして床にへたりこむ。
ウッソは立て続けの二回目の発射にさすがに肩で息をしている。
しかし、荒い息遣いが少しずつ元に戻るにつれて、またしても周囲の状況をゆっくりと見回す。
ウッソ「ヘ、ヘレンさん、そんなきた...」
ヘレン「汚いことなんかあるもんかい」
半身を起こしたウッソの隣で、座り込んだままのヘレンは白い精液を丁寧になめとっていた。
ヘレン「ふう、ごちそうさまウッソ、おいしかったよ、今度は直接口の中で出して飲ませてよ」
ウインクするヘレンに「何を今更」と突っ込みを期待しているかのように赤面するウッソだが、背後に邪視線を感じて慌てて振り返る。
怒気をはらんだ作り笑顔のジュンコ、ふくれっ面のマヘリアと二人のはるか後方からジトっとした目を向けているマーベット。
ウッソ「うわわーっ」
慌てて後ずさりするウッソ。
ガシッ。
その身体が六本、三人の手によって受け止められる。
ふりむくとコニー、ペギー、ケイトだった。
彼女らにも連続発射の全てを見られていたことに動揺しかけたウッソだったが。
コニー「ウッソ、今度はあたしたちの番だね」
その言葉に凍りついてしまった。
コニー、ペギー、ケイト。
彼女たちはほんの少し前までジュンコら仲間の痴態を呆れ顔で眺めていた。
先ほどの「第1回チキチキどのお姉さんのお尻が一番綺麗なんだい?ウッソ君誘惑大会」には参加したものの、さすがに今回はやりすぎじゃないかと。
しかし....。
呆れ顔で見ている内に、次第に引き込まれてしまい。
気づいた時には「次に誰がウッソの顔の上に座るか?」を東洋伝来のジャンケンで決めることになっていた。
ああ、ショタコン部隊シュラク隊。
人、これを「類は友を呼ぶ」と言う!
ケイト「まずはあたしだったね」
そう言ってワークパンツを脱ぐ。
先ほどウッソの見せつけた、褐色の肌に映える純白のTバック。
ウッソ「あ、あの」
ケイトの意図はわかっていても躊躇するウッソ。
お姉さんたちの桃尻プレス、文字どおりの「桃源境」を味わいたいのはやまやまだが、さすがに二度も発射して多少疲労していた。
ケイト「何、嫌だっていうの?」
ウッソ「そ、そんな!」
また怒られる!
先ほどのヘレンの怒りを思い出して慌てるウッソの耳に意外な言葉が突き刺さる。
ケイト「そうか、悪かったねウッソ」
寂しそうな目でウッソを見つつ。
褐色の美脚と美尻を、武骨なワーク・パンツをはいて隠してしまうケイト。
ウッソ「ケ、ケイトさん?」
ケイト「ほらペギー、次はあんただったね」
ペギー「いいの?」
ケイト「ウッソが嫌だって言ってんだから仕方が....」
ウッソ「ま、待ってくださいっ、ぼ、僕は嫌だなんて言ってませんよ」
いつ、いかなる時にも「綺麗なお姉さん」の機嫌を取ることに余念のないウッソは慌てて釈明するが。
ケイト「だって、嫌じゃなかったらなんであんな迷惑そうな顔をしたの?」
ウッソ「迷惑だなんて、そんな事ありませんっ!」
力をこめて、握り拳つきで力説する。
ケイト「....じやあどうしたいのか言ってみてよ」
ウッソ「どうしたいって?」
ケイト「ほら、やっぱり嫌なんだ」
またもや寂しげに目を伏せるケイトに大慌てのウッソはついに躊躇をかなぐり捨てて大声で叫ぶ。
ウッソ「嫌じゃありませんっ!ケイトさんに顔の上に座って欲しいですっ!」
そう叫んだ次の瞬間。
ケイト「ふふふふふ、うふふふふ、あはははは」
うつむいていたケイトが含み笑いを始めて、やがて堪え切れなくなったように弾けるように笑い出した。 ウッソ「ど、どうしたんです」
ケイト「どうしたもこうしたもアンタ自分が何を言ったのかわかってる?顔の上に座ってくださいって、自分からお願いしたんだよ?」
ウッソ「そ、それは」
指摘されて赤面しつつ自分がうつむくウッソ....はいみなさん突っ込みご一緒に「何を今更!」
ケイト「で、聞いたよね姉さん達も、それにマーベットさんもさ?姉さんたちみたいに力ずくで無理矢理したんじゃなくウッソが自分からあたしに『顔の上に座ってください」って頼んだんだよ、あはははは」
ジュンコらとマーベットの方に勝ち誇った笑顔を向けご満悦のケイトだが。
ウッソ「ひどいですケイトさん.....騙すなんて」
うつむいたウッソの悲しげな声に今度は自分が慌てる番。
ケイト「ご、ごめんねウッソ、でも騙したんじゃないんだよ、照れ屋のウッソが....」
この色餓鬼のどこが照れ屋だ、という大多数の意見を無視しウッソの懐柔を続ける。
ケイト「素直に自分の本当の気持ちを言えるようにちょっとお芝居しただけ、さ、そこに寝てウッソ」
言いつつ再び褐色の魅惑の下半身を晒すケイト。
ケイト「お望みどおり、ウッソの顔に座ってあげる」
快活なケイトの恥じらうような声と、それとは裏腹な故意にウッソの方へ白レースTバックを見せつけるような脱ぎ方。
理性崩壊の瀬戸際で。
ウッソ「は、はい」
自ら仰向けに寝転がるウッソ。
期待で顔面表情筋は緩みきり、逆に股間の不随意筋は劇的に血液を海綿体へと送り込む。
ケイト「おやおやウッソってば、まったく嬉しそうな顔して呆れちゃうね」
そういう自分が一番嬉しそうな顔をしているケイト。
ゆっくりとウッソの顔に腰を下ろす。
そう、ゆっくりとだったのだが。
ケイト「はうっ」
ウッソ「ふいほはんほふはひはひは?」
突然声を漏らしたケイトを気にしたウッソの声は美尻の下でこごもってしまう。
実はケイト、前の三人とは逆に、ウッソの頭の方を向く形で座ったため、ウッソの鼻が敏感な肉芽を刺激してしまったのだった。
一方のウッソ、段々慣れてきて今回は余裕しゃくしゃく。
今までは呼吸で精一杯だったために停止していた嗅覚が作動して、汗の匂いの奥から漂う女の香りを感知してさらに興奮していた。
難を言えば、向きが逆のため柔らかい桃尻の感触を顔全体で味わえない事が物足りなく感じる、すっかりシュラク隊専用座布団と化したウッソであった。
しかし前向きに座られたせいで、今まではなかった状況がウッソに訪れていた。
ウッソの視界に赤い物が見えた。
純白のきわどいスキャンティごしにうっすらと見える赤い物が。
ウッソ「(ま、まさか、こ、これは)」
そう、それこそケイト・ブッシュのブッシュ(茂み)
ウッソ「(ケイトさん、髪の毛とお揃いなんですね)」
そんな感想を知ってか知らずか。
ケイト「おっと、向きが逆だったね」
ようやく位置を修整する、そして。
ケイト「わ~おっ!」
ブッシュ効果か二度も発射したにも関わらず、堂々とそそり立つウッソの巨砲を目にした。
ケイト「そんなに嬉しいの....あたしも嬉しくなっちゃうね」
言いつつウッソの顔の上の褐色美尻を揺らす。
柔らかい肉の感触が鼻といわず口と言わず、顔中を往復する。
ウッソ「ふわわ~」
もう我慢の限界と言わんばかりのウッソの声に。
ケイト「可愛いよウッソ、あはっ、そんなに嬉しいんだったら、もっと嬉しくさせてあげるよ」
ウッソの巨砲の先を指で摘んだケイトは、そのままクリクリと指を回転させる。
今まで二回の縦往復では無く、横回転の刺激その新鮮な感覚にウッソの巨砲はたまらずに発射した。
三度目の発射というのに、ウッソの白濁液の勢いは強かった。
ケイト「もう、出るなら出るっていいなさいよ」
言いつつ立ち上がる。
ウッソ「ぷはっ、はぁ、ご、ごめんなさ....いっ?」
言葉を失うウッソ、ケイトの褐色の顔に点々と白い物が付着していたのだ。
ケイト「いきなりだから、全部のめなかったよ、もう」
言葉ほどは怒ってない様子で、舌を延ばし唇の端にもついた白い液体をなめ取る。
ウッソ「ケイトさん....」
あまりの淫媚さにポーッとケイトを見つめるウッソだが。
ギラリッ!
またも邪眼、しかも今度はヘレンまで加わっての睨みに思わず助けを求めて、手近の足にすがりつく、しかし。
スッ
その脚の主はウッソを避けた。
ウッソ「えっ?」
見上げると、そこにあったのは金髪碧眼の女性の顔。
ウッソ「ペギーさん?」
怪訝な表情になるウッソ。
いつもクールなペギーだが、今の表情はクールを通り越して冷酷と言っていいほどのものだった。
ペギー「触らないでくれる」
ウッソ「ええっ」
意外な言葉にウッソは足元が崩れて奈落に落ちる思いだった。
ウッソ「そ、そんな」
ほんの少し前、美尻と共に初めてと言っていい笑顔を見せてくれたペギーの予想外の態度に言葉を無くす。
すがりつくように、そのままふらふらと手を延ばすが。
ペギー「触らないでって言ってるでしょ」
突き放すようなペギーの言葉に、硬直してしまうウッソ。
ペギー「コニー、あたしは抜けたからあんたの番だよ」
コニー「どうしたってんだいぺギー」
日頃からコンビを組むことの多い相棒の意外な態度にコニーも当惑するが。
ペギー「コニー」
その耳に口を寄せて何やら囁くと、納得顔のコニーはウッソの肩に手をおく。
コニー「ウッソ、お前ペギーに嫌われちゃったよ」
ウッソ「ええっ!」
当人もまだ思春期から抜けきっておらず子供を相手にする心の余裕がなかったカテジナを除けば、綺麗なお姉さんからは当たり前のように可愛がられて来たウッソにとってはそれはあまりにもショッキングな宣告だった。
ウッソ「な、なんでですかペギーさん、僕が何か!」
しかしペギーは必死なウッソに背を向けたままだった。
その顔はジュンコらの方に向いていた。
何事かと様子を伺っていた彼女らだが、ペギーのこちらへと向けた顔を見て真意を悟った。
ペギーは笑っていた、勝ち誇ったように。
ペギーの笑顔に、ジュンコ、マヘリア、ヘレン、そしてケイトの思考はシンクロした、曰く「こいつ演技してる」
いっそのことそれをウッソに教えてやろうと思った四人だが。
ウッソ「ペギーさん、お願いですから訳くらい教えて下さい」
涙目でペギーに問いかけるウッソを見て思いとどまる。
ウッソの必死の哀願姿が可愛くて、それを見たくて。
ペギー「まだわからないの?馬鹿な子だね」
ニコニコしながら冷たい声で吐き捨てるペギー。
ウッソ「わ、わかりません」
ペギー「姉さんにマヘリアにヘレン、そしてケイト、誰に顔の上に座られてもいやらしく反応しちゃうような色餓鬼を、わざわざ喜ばせてやるほどあたしは親切じゃないよ」
ウッソ「そ、そんな、あれはお姉さんたちが....」
無理矢理座ったり触ったりしたんです、と言いかけて、こっちを見ているジュンコ達の視線に断念する。
下手な言い訳であちらを怒らせたりしたら薮蛇だと。
ペギー「いやらしい餓鬼は今後あたしに話しかけないで」
ウッソ「そんな、あんまりですペギーさん」
実にごもっともながら、あまりといえばあまりな言葉に、遂に泣き出してしまうウッソ。
そのすすり泣く声を背後に、歓喜の表情で自分の胸を抱き快感に打ち震えるペギーに。
「「「「「こいつアブナイ」」」」」
ジュンコらの心中はまたもシンクロした。
ペギー「全くみっともない子だね」
興奮を必死で抑えつけながら呟くペギー。
ウッソ「えぐっ、うえ」
泣きじゃくるウッソ。
そーっと振り返ってその泣き顔を視認、再び興奮に足腰が崩れ落ちそうになったペギーだが、最後の仕上げとして気力を振り絞って冷たい声を出す。
ペギー「メソメソとうっとおしいね、何が悲しいんだい?」
ウッソ「うっ、だって、うう、ペギーさんが僕を嫌いって」
ペギー「あたしに嫌われるのがそんなに悲しいの?」
ウッソ「うう、はいっ、うう」
ペギー「別にあたしに嫌われたっていいじゃないか」
ウッソ「嫌です」
ペギー「それはただあたしにエッチな事をしてもらえなくなるからじゃないの?」
ウッソ「そ、そんな、そ、そんなことは、その」即座に否定しろよウッソ。
ペギー「図星だね、そういう嫌らしい餓鬼には少々お仕置きが必要なようだね」
言いつつ結局ははいていたトレパンを下ろすペギー。
ウッソ「ペ、ペギーさん?」
目の前に少々小ぶりだが、ほどよい肉づきでまろやかな美尻が露になり、息を飲むウッソ。
ペギー「お仕置きだよウッソ、キス・マイ・アス!」
ウッソ「ええ?」
突然目の前に顕現した白き聖なる桃果に感激する間もなく、予想外の言葉に目を白黒するが。
ペギー「一度しか言わないよウッソ、お仕置きを受けたらお前の好きな事をしてあげる」
まだ背を向けたまま、冷たい声を作ったままでの命令。
しばしの躊躇の後で。
ペギー「嫌ならいいんだよ」
そう言ってトレパンを引き上げようとする。
ウッソ「わっ、わかりました、やりますっ!」
慌てて叫ぶウッソ。
ペギー「やります?」
ウッソ「は、はい」
ペギー「違うだろ、やらせてください、だろ?」
ウッソ「はい....」
言い飽きたが今更のように顔を赤面させつつ。
ウッソ「キスさせてください」
ペギー「どこに?」
ウッソ「....お、お尻です....」
ペギー「誰の?」
ウッソ「....ペギーさんです....」
ペギー「ペギーさん?ペギーお姉様だろ?」
ウッソ「は、はい」
ペギー「始めからやり直し!」
ウッソ「は、はい...ペギーお姉様のお尻にキスさせてください、お願いします」
さしもの恥知らずの色餓鬼も、余りにも恥ずかしい台詞に耳まで真っ赤に染め、涙目になりながら誘導された通りに哀願する。
ペギー「ふふふ、本当にエッチな子だね、わかったよ」
そう言って隠しかけていた黒Tバックの美白尻を、再び全て露にする。
ペギー「ほら」
促されたウッソは右と左の尻肉に、ちゅっちゅっと音を立てて唇を当てる。
ペギー「ああっ」
次の瞬間、興奮のあまりもう立っていられなくなり崩れ落ち座り込んでしまうペギー。
ペギー「はぁはぁはぁはぁ」
ウッソ「ぺ、ペギーさん?」
荒い息づかいでへたり込むペギーを心配そうにのぞきこむ。
ペギー「なんでもないよウッソ、やっぱりいい子だねお前って、もう嫌いになんかならせないから安心しなよ」
遂に笑顔を見せてくれたペギーに、ウッソは歓喜の表情を浮かべそれがまたペギーのハートを直撃する。
ペギー「さ、約束通りにウッソの大好きな事をしてあげるから、そこに寝なさい」
ウッソ「はいっ!」
ペギーの巧妙な演技によって、嫌われたと思い込んで絶望し、恥ずかしい言葉を言わされた後にようやく訪れた至福の刻。
そう、ウッソにとって顔面に座られることは既に快楽になっていた。
慣れとは恐ろしいものだ。
ペギー「さあ、いくよ」
白く円やかな美尻が期待に胸と股間を膨らませるウッソの顔へと徐々に降りていく。
視界が遮られると同時に、柔らかな感触が全てを包み込む。
ウッソ「ふわぁー」
絶望と羞恥の果てにたどり着いただけに、快楽も一層。
中国人はこの世の天国のことを「桃源境」というが、まさしく今のウッソの気分は桃天国。
比例して、股間の最終兵器も元気一杯ファイト一発。
既に三度もの発射をしているというのに、砲身が焼けつくまで撃ち続けるつもりかウッソ(笑)そして気づいた時には。
ペギー「.....」
もはや芝居の余裕をなくし、真剣な眼差しでウッソの股間に手を添える。
ウッソ「ふぁっ、ふぇふぃふあふ」
ペギー「......」
いつもの「無口な技巧派」に戻ったペギーの淡々とした手愛撫によって。
ウッソ「ふはー」
ウッソ今夜、四度打目のホームラン!
色々と策を弄し、手間暇かけて遂にウッソをイカせた達成感にペギーは酔い知れていた。
ペギー「はぁぁぁ」
ウッソの発射した白い粘液を顔中に浴び、うっとりとしているところに。
コニー「ちょっとペギー、あんたいつまで座ってんの?」
そう言われて慌てて飛び退くペギーだったが。
ウッソ「ふぅわ~」
発射の快感と、窒息の相乗効果でうっそは完全にノビていた。
意識が戻りはじめたウッソの視界にぼんやりと映ったのは。
全体的に小振りな美女の顔。
艶やかな黒髪、切れ長の目、他のメンバーとは一線を隔した、エキゾチックな容貌が間近にあった。
コニー「目が覚めたかい、ウッソ」
ウッソ「は、はい」
自分がコニーに膝枕されてい事に気づき、赤面するウッソ。
(さあ、みなさん、声を揃えて一、二、三、はい「何を今更!」)
膝枕というおいしい役割を巧みにゲットしたコニーに、四人の仲間の鋭い視線が突き刺さる(ちなみに四人なのは、ペギーが抜け駆けでキスまでさせたこととやりすぎて失神させたことのペナルティとして縛られて転がされているためである)
コニー「苦しかったろ、もう無理をしなくてもいいんだよ」
ウッソ「え?」
コニー「ウッソ、まだお前の顔の上に座ってないのはあたしだけになっちまったよ」
ウッソ「は、はい」
膝枕され、頭を撫で撫でされながらの語りかけに、安らいだ顔で答えるウッソ。
コニー「でも、さっきはとうとう気絶しちゃったし、それに」
すでに沈黙したウッソのキャノンへと目をやる。
コニー「さすがにもうこれ以上は無理だろ?別にいいんだよ無理しなくても」
ウッソ「そんなことないですよ、コニーさんにも....その....僕の顔の上に座って欲しいです....」
コニー「本当に?」
ウッソ「はい、それに、その....」
急にモジモジとしだすウッソ。
コニー「どうした?」
ウッソ「その、座ってもらえば、きっとまた....その....」
コニー「!.....そう、そういうことか」
ウッソの言葉に合点がいったコニー、優しくウッソを床に横たえはいていたスウェットのズボンを脱ぐ。
コニー「ウッソ、そこに膝立ちしてごらん」
言われるや否や、すぐに指示通りにするウッソ。
コニー「ほうら」
その目の前に、コニーの抜けるように白いが惜しむらくは雀斑の多い顔と少し違い、やはりぬけるように白い上に染み一つもない、つきたての餅のような美尻が突き出された。
ウッソ「はぅ~」
目の前で白く輝くコニーに美尻に、興奮を抑え切れないウッソ。
コニー「うふふ、やっぱりそう?」
振り向いて、ウッソの股間がまたも臨戦体制に入っていることを確認し微笑むコニー。
実は彼女、自分の番だというのに連戦の疲れですっかり萎縮してしまったウッソ・キャノンに、仕方のないこととはいえ内心少しムッとしていた。
しかしそれをおくびにも出さず、あくまでウッソを癒すかのような態度で接してから、美尻攻撃をしたのが良かったらしい。
もし怒りに任せ「立たないとお仕置きだよ」などと強要すれば、いくら興奮させてもプレッシャーによって全然回復しなかったかもしれない。
コニー「さあ、寝なさい」
ウッソ「はいっ!」
もはや慣れきった身のこなしで人間座布団へと変形するウッソ。
その期待感に打ち震えた肉座布団の上に腰を下ろすコニー。
真っ白い柔らかな肉がウッソの顔を覆う。
これが本当の尻餅をつく、とでも表現すべき柔らかさ。
座られたウッソはキャノンの仰角をますます高くする。
そこまでは今までと変わらない光景だった。
しかしコニーは、仲間たちとは違い、ウッソの顔の上にただ単に座っているだけではなかった。
ウッソ「むぐぅ」
遂に六人目、つまり六個目の美尻が顔の上に乗っている感覚に、もはや手慣れた調子で感触を味わう、だが。
ウッソ「むぐ...ぷはっ、え?」
不意に顔と尻の間に空間が開く。
コニー「ふふふ、それっ!」
一度腰を浮かしたコニーが再び腰を下ろす。
ウッソ「むがっ!」
タイミングが計れず、もろに鼻と口を塞がれてしまいジタバタと手足をバタつかせる。
コニー「あれ?苦しいの?」
今度は腰を前にズラしてウッソの顔から尻をズラす。
ウッソ「はぁはぁ、コ、コニーさ...」
言葉を終える間もなく、腰を後ろに戻したコニーの尻が再び口を塞いでしまう。
ウッソ「ぐむむむむ....ぷはっ、す、すいません、それはも...」
今度は尻を横にズラした隙に、ちょっと激しすぎる旨を伝えよう
としたが、再び横移動で尻が顔を押し潰す。
コニー「ふふふ、ウッソ、何が言いたいの?最後まで言わないと聞こえないよ」
さっきまでの癒し系ぶりはどこへやら、サディスティックな微笑を浮かべるコニー。
上下、前後、そして左右、縦横無尽に腰をグラインドさせているうちに身体の奥が熱くなってしまった。
コニー「もう、我慢できないよ」
そう呟いてゆっくりと立ち上がり、ウッソの股間を見下ろす。
コニーの激しい腰使いによる顔面尻責めで息も絶え絶えのウッソだが、ウッソキャノンはしっかりと仰角を保っていた。
今にも噴火寸前の物を凝視しながら、小さく薄いTバックの下着に手をやって、一気に引き下ろそうとしたコニーだが、さすがにそれだけは思いとどまる。
ジュンコらが、そしてその後ろからマーベットが、殺意をこめた視線を送っていることもあるが、自らもさすがにまずいのではと思い直した。
コニー「その代わり....」
再びウッソの顔に腰を下ろし、皆と同様、ウッソキャノンへ手を延ばす。
砲身を右掌で包み込みやんわりと握りしめつつ、砲口を左手の指先で軽くつっつく。
ウッソ「むみぃっ」
痛いようなむず痒いような感覚に悶えるウッソ。
コニー「ふふふふ」
尻の下でウッソが蠢くのが面白くも気持ちいいコニーはさらに指に力をこめる。
勢いが強すぎて、快感よりも苦痛が先にたったのか、やや仰角を下げていくウッソキャノン。
それは興奮するコニーを少しだけ怒らせてしまった。
今までは冷静な行動でウッソを興奮に誘って来たコニーだが、最後の最後でしくじり、目の前で萎縮されしまった。
そしてそれによって傷つけられた女の体面は冷静な思考を奪い去る。
コニー「この子はっ!」
ウッソ「むぐむぐっ」
苛立たしげにウッソキャノンをつねりあげると、ウッソ本人が激しく悶える。
ゆっくり腰を上げて、ウッソを詰問する。
コニー「どういうこと?あたしは嫌かい?」
ウッソ「はぁはぁ....そんな、ただちょっと痛かっただけで....ああっ!」
何かに驚いた顔をしたウッソに気づかないコニーは。
コニー「優しくすればいいんだね、嘘ついてたらこのまま死ぬまで座っててやるからね」
そう脅しをかけつつ再び腰を下ろし、ウッソキャノンを出来る限りやんわりと触る。
果たして、またも仰角を上げていくキャノン。
コニー「ふうん、本当にただ痛かったから縮んじゃっただけ、そういうことか、なら約束通り優しくイカせてあげるね」
すっかり機嫌を直したコニーの手技に感じているウッソ。
しかし急激な仰角にはもう一つ、別の理由があった。
プンスカ状態のコニーが腰を上げた時、ウッソは見てしまった。白い肌を引き立てる黒のTバックをはいているコニー。彼女の髪は黒、従って下も黒。
下着も黒い色なのでわからなかったが、よく見ると先ほどからの激しい腰使いで下着がズレ、少しだけ黒いものがはみ出していたのだ。
それを見てしまった直後だけに、ウッソキャノンの仰角が急に増したのも無理からぬことだった。
網膜に焼きついた刺激的光景に触覚の快楽が重なって。
ウッソ「むぐぐっ」
驚異の五発目が奔った。
その瞬間に顔をウッソキャノンの前に突き出して、白い粘液を顔で受け止めるコニー。
そしてその白く熱い粘液を顔に塗りたくる。
変態まがいの行為だが、その意図は真剣で切ないものだった。
ウッソ産出の良質なコラーゲンによって、己の欠陥、少なくとも本人はそう思っている雀斑が消えるように。
そんな切実な祈りをこめて、顔に白いバックを施していた。
もっとも数分後には精子の死滅から来る精液腐敗臭により死ぬほど後悔する事になるが。
彼女はずっと耐えていた。
目の前で繰り広げられる悪夢のような光景を。
しかしついにその忍耐も限界に達する時が来ようとしていた。
まあ、もともと堪え性がないのだが....
五度目の発射の後、十分ほどの間。
ウッソは大の字のまま、惚けたように天井を見上げていた。
さすがに体力を使いつくしていた。
しかし。
ウッソ「ぐふっ!」
突然、腹の上に座られて息がつまってしまう。
ジュンコ「これはどういうことだい?ウッソ?」
はしたなくも大股開いてウッソの上に腰掛けるジュンコ。
ウッソ「ジュ、ジュンコさん、ど...」
ジュンコ「ふーん、まさか、まさかだけどね、どいてくれとか言うのかいお前?」
目が座っている。
ウッソ「い....いいえ」
ジュンコ「お前はあたしのなんだ?」
ウッソ「ざ、座布団です....」
ジュンコの聞きたい答をとっさに考えて答える。
ジュンコ「わかってるじゃないか、本当なら顔の上があたしの定位置だけど、今はお前に聞くことがあるから腹の上なんだ」
無茶を言う。
ジュンコ「そんなことよりもあたしが聞きたいのは」
言いつつジュンコはウッソの顔を両手で挟んだ。
ジュンコの掌にギリギリと力がこもり、ウッソの頬肉が顔の真中へとよっていく。
ウッソ「ひ、ひらいれふ、デュンコだん」
ジュンコ「そんなことはどうでもいいんだよ、それよりウッソ」
ウッソの必死の訴えも無視して話をすすめる。
ジュンコ「あたしに座られてた時だけイカなかったってのは、一体どういうことだい?」
ウッソ「!」
言われてみてはじめてその事実に気づくウッソ。
もっともそれは、二番手マヘリアから射精大会が始まったからであって、別に他意はなかったのだが。
ジュンコ「あたしが好きだとか言っておいて、この嘘つき」
ウッソ「いらいれふ、いらいれふデュンゴだん!」
ますます力強くウッソの顔を変形させるジュンコ。
止めようにも、シュラク隊の五人はさすがに異臭を放ち始めたウッソの精液を落とすべく、シャワー室に行っている。
ジュンコだけは、マヘリアの「戦利品」を横取りし、飲み込んでしまいはしたが、身体にはついてないのでシャワーを浴びる必要もなかった。
それはまるで自分一人だけ蚊帳の外であるかのような屈辱、とジュンコは捉えた。
嫉妬に狂う女には物事の理非は関係ないのだ。
やがてジュンコは一度立ち上がり、二度目の顔面座りをウッソへと敢行する。
ジュンコ「こうなったら意地だよ!」
むっちりむにむに。
ジュンコの巨尻の「座られ心地」は何度座られてもいいものだと痛感するウッソ、しかも最初の時は慣れていなかったが、すでに六人に座られた後である今。
すっかり座られ慣れしたウッソは、美尻を顔で味わう術を完全に己が物として会得していた....しかし....。
感覚は研ぎ済まされているため、快感に夢見心地になりながらもその気持ちのよさを外界に表現するための器官は既に限界を迎えウンともスンとも反応しない。
それを見て、一匹の夜叉が誕生した。
ジュンコ「ふーん、餓鬼に弄ばれていたとはねぇ、このジュンコ姉さんもヤキが回ったもんだよ」
完全に頭に血が登ったジュンコは、単にウッソの男性機能が限界を迎えているという単純な真理を理解せず、自分への好意すらも信じないという最悪のネガティヴ思考へと突き進む。
ウッソ「ほんはほほはひはへん、ほふはほんほふにデュンゴだんほほほはふひへふ」
必死の弁解も美尻に押し潰されてこもるばかり。
ジュンコ「餓鬼が大人の女を弄ぼうなんて十年早いんだよ!」
ウッソ「はははほへはほはいへふ」
ウッソが何を言っても無視してそのまま座り続けるジュンコ。
ジュンコ「お前の好きなペギーやコニーじゃなく、好きでもなんでもないあたしの尻で失神させてやるから覚悟しな」
ペギーが不可抗力でやってしまい、コニーは脅しとして予告したが未遂になった美尻圧迫窒息責め。
それを故意に制裁として執行すると宣告したジュンコ。
もっともその時にはウッソは既に意識が遠のきはじめ、ペギーにされた時のように、このまま柔らかい感触に包まれたままで気を失ったら気持ちがいいだろうな、などと悠長な事を考えている。
窒息によって失神した人間の内の何割かはそのまま死んでしまうということを知っていながら、頭が働かない。
しかし、その時ウッソに救いの手が伸びた。
褐色の女神の救いの手が。
マーベット「いいかげんになさいっ!」
突然の怒声を浴び、我に帰るジュンコ。
マーベット「貴女はウッソを殺す気っ!」
慌ててとびのくジュンコ。
見るとウッソの顔は青白くなっている。
ジュンコ「ウッソ」
ウッソ「プハッ、はぁはぁ、ジュ、ジュンコさん、はぁはぁ、ご、誤解です....」
ジュンコ「ごめんよ坊や」
ウッソを抱きあげようとした時。
マーベット「貴女にその資格はないわっ!」
自分を指さし、睨みつけるマーベットにさしものジュンコも少したじろいだ。
今の今まで、ジュンコはマーベットの存在を忘れていた。
しかし、そもそもここはオリファーとマーベットの部屋。
もう一人の住人たるオリファーの肉体は未だベッドの脇で沈黙し、精神はカロンの船でスティクスを渡るべきか否かを悩んでいたが。
ウッソに関してのアドバンテージを誇るマーベットへの牽制として、目の前でウッソを弄びはじめたはずが、いつのまにやらシュラク隊によるウッソの顔面騎乗大会になっていたのだ。
自分たちの部屋で繰り広げられる乱痴気騒ぎに、マーベットは今まで全く干渉してなかった。
止めろとも出ていけとも言わず、さりとて無論、参加するでもなく、ただその様子を観察していた。
それも部屋のすみからこそこそと覗くかのように。
その理由は単純明快。
ただ単に悶えるウッソが可愛くて止められず、さりとてそんな事をジュンコ達に知られるのが恥ずかしくてこそこそと見てたのだ。
しかし今、ジュンコから限度を越えた折檻を受けそうになったウッソの姿に黙っていられなくなった。
突然のことに呆然とするジュンコからウッソの身体を奪うと、優しく抱きあげる。
「さあ出ていって、そして二度とウッソに近寄らないで....」
ジュンコはマーベットの言葉にうちひしがれた....。
ウッソが自分の魅力にメロメロ(死語)だと勘違い(ではないのだが....)したあげく、逆切れしてあんな仕打ちをした自分がひどくみじめな女に思えた....。
ヘレン、マヘリア、ケイト、ペギー、コニー。
彼女らにももう姉御面は出来ないと思った、一人だけウッソに感じてもらえなかった魅力のない自分では....。
うつむいたまま部屋を出ようとして、名残惜しそうにウッソを見た。
そして....。
ジュンコ「ちょっと待った!」
マーベットはジュンコ達が乱入した時にはオリファーと一戦交えていたため、裸にガウンを羽織っただけの姿だった。
ガウンの合わせ目から今にもこぼれ落ちそうな胸に青息吐息のウッソの顔を押し付けるようにしているのはまだしも。
その手はあからさまにウッソの萎えたキャノンに添えられてさすっている。
ジュンコ「あんたこそ一体何をやってんだい?」
マーベット「何って、さんざんあなたたちに弄ばれた可哀相なウッソを慰めているのよ、わからない?」
ジュンコ「じゃあその手はなんなんだい?」
ジト目のジュンコの視線をたどり、自分の手で添えられいる所を視認して、マーベットの顔が一瞬蒼醒めた。
ジュンコ「ふう、婚約者までいる女がこんな子供に手を出そうなんて、本当にいるもんだね『淫乱』ってのは」
呆れ顔のジュンコの軽蔑のこもった言葉に、マーベットは必死で言い訳を考えていた。
何故よりにもよってあんな場所をさすっていたのか、自分でもわからない。
シュラク隊の面々がやっていた事をじっと見ていて、深層心理にやきついていたのかも知れないが。
マーベット「....ち、違うわ、あなた達と一緒にしないで、わ、私はただ....」
ジュンコ「ただ?ただどうしたっていうのさ?」
マーベット「..そ、それは、そ、そうよ、私はあなた達が散々いじり回したウッソのオチンチンが無理がたたって痛くなっているかと思って、さすってあげてたのよ」
ジュンコ「プッ」
説得力皆無の言い訳に思わず吹き出すジュンコ。
それはあまり強いとはいえないマーベットの忍耐力の限界を簡単に突破した。
マーベット「何がおかしいのよっ!」
ジュンコ「素直になればいいのに、結局はあんたもウッソの事が好きなんだろ?」
マーベット「そ....それは....」
視線を落とすマーベット。
そこには自分に抱かれたまま、疲労のためかいつのまにか目を閉じて寝てしまったウッソの顔が。
その寝顔の放つ強烈な「ショタ趣味刺激フェロモン」に完全にあてられて。
マーベット「そうよ、ウッソが好きよ、それが悪いの?」
ジュンコ「ひ、開き直ったね....」
からかうつもりが堂々と宣言されてたじろぐジュンコ。
マーベット「いいから答えなさい、私がウッソの事を好きで、何が悪いの?」
ジュンコ「何がって、あんたには婚約者が....」
マーベット「そんな事関係ないでしょ!」
ジュンコ「ないわけあるかっ!」
二人の怒鳴り声が響く中、危うく帰らざる河を渡ってしまう所だったオリファーが遂に目を覚ました。
オリファー「マーベット?ジュンコ?」
二人が何やら言い争っているのを、自分を巡っての女の闘いと勘違い(まあそうなる可能性もあったが、自らその芽を摘んでしまったW)したオリファーは、にやけながらも痛む身体に鞭うって必死に立ち上がり、二人へと歩み寄る。
オリファー「二人とも、これ以上僕のことで喧嘩は....」
ジュンコ「あんたには関係ないよっ!」
マーベット「オリファーは黙ってて!」
二人がまるで息をあわせたように振り向き様のスピンキックを浴びせ、オリファーの顔面を左右から挟み込んだ。
自らの婚約者と、自分に気のあった女が、別の男、しかも13歳の子供を取り合って繰り広げている争いに巻き込まれ沈黙するオリファー....。
彼の不幸なる日々はまだまだ始まったばかりだった。
リーンホースは老朽艦である、長期間航宙には耐えられない。
しかし、そのために巨大な艦体に積み込んだ食料や酸素をさほど切り詰める必要はない、もちろん水もである。
ジュンコを除くシュラク隊の五人が入浴時間外にシャワーを浴びても全く問題にならない。
汗とウッソの精を洗い流し、サッパリとした顔でシャワー室から出てくる五人。
ペギー「なんかもったいなかったような気もするね」
ケイト「仕方ないよ、いくら可愛いウッソのでも、アレは空気に触れるとヒドい匂いになるからね」
ヘレン「顔中にパックしちゃったコニーは特にね」
コニー「言わないでよ、忘れたいんだから」
マヘリア「あーあ、あたしの場合姉さんに横取りされちゃったしなぁ」
ペギー「そういや姉さん、あそこに残ったままだね」
ケイト「いいのかな、ウッソと二人きりにさせといても」
コニー「まさか、いくら姉さんでも....あ、マズいかも」
ヘレン「何言ってのあんたら、二人きりなんかじゃないって」
マヘリア「そうそう、あの部屋にはマーベットもいたじゃない」
すでに二人の女の争いが始まっているとは知る由もない彼女ら、ましてやその後をコソコソと尾行している、小さな黒い影の存在など尚更知る由もない。
?「ふふふ、見つけたわよオバンども、さぁ、わたしをウッソのいる所まで案内するがいいわ」
ジュンコ「何度同じこと言わせるんだい、オリファーはどうするつもりだよ?」
マーベット「だから、そんなこと関係ないでしょ!」
シャワーを浴び終えた五人が先ほど痴宴を繰り広げた部屋に戻ってみると、そこは修羅場だった。
頭に血が登り、同じような質疑応答を平行線のまま何度も繰り返している。
ケイト「あっちゃ~」
ペギー「ウッソと二人きりにするよりはずっと良かったけど」
コニー「何を言い争ってんだか....」
ヘレン「で、ウッソはどこだい?」
マヘリア「ああっ、マーベットの奴っ!」
ちゃっかりとウッソを抱きあげているマーベットに気づくが、二人の剣幕に気押されて踏み込めない。
マーベット「それよりも大切なのはウッソの気持ちでしょ、ねえ、一人だけ除けもののジュンコさん」
ジュンコ「な、何のこと?」
マーベット「とぼけないで、一人だけウッソをイカせられず、たった今、逆切れして暴行していたのはどこの誰?しっかり見てたんですからね」
ジャンコ「くっ....ふうん、興味ないようなフリして随分と熱心に観察していたんだねぇ」
マーベット「あぅ....か、勝手に人の部屋であんなふしだらな事をしたのはあなたたちでしょ!」
思わぬ反撃にたじろぐが、またも開き直ってしまう。
両者の争いは百年戦争になるかと思われたが....。
ジュンコ「とにかく、まずはウッソをよこしなよ」
マーベット「それは駄目、あなたにはその資格がないって言ったでしょ?
ジュンコ「あんたの方が、よっぽどそんな資格ないっていうんだよ!」
ますますエスカレートしていく二人の争いを呆れつつ傍観する他の五人。
収拾がつかなくなりつつあるところに、それは投げ込まれた。
シューッと導火線に火のついた、煙幕玉が。
ボワンッ!
炸裂したと同時に、室内はもうもうとした煙に包まれていた。
?「くすくす、煙に撒かれて右往左往してるがいいわ、ババアども」
船内の廊下を、小さな黒い人影が行く。
その手に人の足首を持って。
人影にひきづられている人物は、あちこちにゴツンガツンと頭をぶつけている。
黒い人影は空き部屋を見つけると急いで中へとその人物を引き入れる。
ドアを閉めて。
?「ここならもう安心よ、ババアどもに色々といやらしいことをされて辛かったでしょ、わたしが、わたしがこの若い身体で慰めてあげるから....さあ起きてウッソ、早くわたしを抱き締めて~~~~~~」
もうもうと立ちこめる煙が晴れていく。
ジュンコ「ごほっごほっ、なんだいこれは?」
マーベット「けほっけほっ、何事?」
煙が晴れて再びお互いを見据える二人、そして。
ジュンコ「マーベット、ウッソは?」
マーベット「あらっ、ウッソ、どこ?」
?「うふふふふ、さあ見てウッソ、生まれたままの綺麗な私を召しあがれっ!」
するすると服を脱ぎ捨てて、ついに振り向く謎の人物、そして。
?「ああウッ..........なんじゃこりゃあ!」
満面の笑みから怒髪天をつく表情へと変わる謎の人物。
彼女がひきずって来たのは、愛しのウッソではなかった。
オリファー「ううっ、ここは....」
?「なんであんたがここにいるのよっ!」
確かにマーベットの腕に抱かれていたウッソを引っ張って来た筈なのにと、唖然とする。
オリファー「うう....ああ、マーベット、君、若返ったんだね!」
度重なる打撃でまだ頭が逝っているオリファー、肌の色が恋人に似ている謎の人物を見て、強引な勘違いをする。
オリファー「マーベット!、ああ、こっちの方がいいかも!」
?「アホかーっ!」
謎の人物が強烈なアッパー掌底でオリファーを吹っ飛ばす。
オリファー「うぐぇっ!....うう....あっ、き、君は!」
説明しようっ!(ハンゲルグの声で)
シャク....もとい「?」が煙幕弾を投げつけた瞬間、覚醒したオリファーが、ウッソをマーベットの腕の中から引きずり下ろして自分が抱きついたのであった。
そして次の瞬間、そのオリファーをウッソ狙いのシャ....「?」が部屋まで引きずって来たのだった。
?「なんで、なんでこうなるの?」
オリファー「どうして君がここに?ジブラルタルに残ったはずじゃなかったのか?」
問い詰めるオリファーを完全無視して、悔しさに身を震わせる黒い魔少女こと「?」
一方そのころ。
見失ったウッソを探して室内を見回すジュンコとマーベット「「いたっ!」」同時に叫ぶ二人。 ウッソはベッドの上でペギーに膝枕されていた。
「「何をしてんのよっ!」」
再び同時に叫んでそっちへとダッシュする二人の前に、残りの四人が立ちふさがる。
コニー「そこまで」
ケイト「姉さんも、マーベットもね」
マヘリア「そろそろ潮時じゃない?」
ヘレン「これ以上なんかしたら、あのコ死んじゃうって」
正論をぶつけられ、二人は力なくうなだれた。
コニーら五人は申し合わせたように同じ感想を持っていた。
(((((可愛いーーーーーー)))))
自分たちを引っ張る、頼れる姐御ジュンコ。
真面目一本槍でとっつきにくくつけいる隙のないマーベット。
美人とかセクシーとは言えても、可愛いとはいい難い二人の大女だが、肩を落としてショボーンとしている姿はなんとも愛敬があるのだ。
そして、五人は相談もしなければNTでもないのにまったく同じ結論に辿りついた。
さすがは一心同体シュラク隊とも言える。
その結論とは、もう一人、こっちは掛け値無しに「可愛い」ウッソを賞品に、ジュンコとマーベットを競わせる、という悪巧み。
二人が必死になる姿、そして。
賞品にされたウッソが二人の板鋏みになってうろたえ、二人の責めに悶える姿を見れる。
実に一石二鳥な計画ではあるのだが....。
カイラスギリー攻略作戦を地球時間で明後日に控えているというのに、何を考えているのか....。
そしてウッソの人権はどこにあるのか....。
同時刻。
?「きーっ!くやしいっ!」
ウッソ奪還に失敗した「?」は、八つ当たりとしてオリファーにマウントポジションからの拳の連打を浴びせていた。
オリファー「ふがっ!」
オリファー・イノエ、リタイア~戦線離脱~決定。
カイラスギリー攻略開始を20時間後に控えて、リーンホースは最後の休息時間に入っていた。
しかしそんな中で、休息どころか疲労の極地に達するかもしれない事を始めようとしている一団があった。
宇宙には昼も夜もない。
しかし艦内の時間で24時間前。
「どのお姉さんのお尻が一番綺麗なんだい? 第一回チキチキウッソ君誘惑大会」が開催された同じ部屋。
そこにウッソ・エヴィンはいた。
この部屋に連れて来られるまで、ウッソは極楽のような一日を過ごした。
ジュンコを除くシュラク隊の五人の内、常に一人、二人がつききりで、疲労で寝込んでいたウッソの世話をしてくれた。
しかし、それは。
あたかも屠殺される家畜への最後の優しさのような物だと聡明なウッソも気がつかなかった。
ここに連れてこられ、後ろ手に縛られ目隠しをされるまでは。
ウッソ「ちょっと、何をするんですか?」
慌てて抗議するも、誰も答えてくれない。
それどころか、スルスルと衣服まで剥がれてしまった。
裸にされた事そのものは二度目とあってそれほど驚きもしないが、返事をしてもらえない事に不安が募った。
ウッソ「あっ」
突然の刺激思わず声を漏らすウッソ。
誰かが最終兵器ウッソキャノンに触れたのだ。
そして、何かを巻き付けられるような感触。
続いて、やわやわと揉みほぐされる感覚。
ウッソ「ああっ」
ヘレン「何やってんのよっ」
マヘリア「痛っ!」
ようやく声が聞こえる。
マヘリア「ぶつことないじゃん」
ケイト「どさくさに紛れて何してんのよ?」
ペギー「それはもういいから、準備は全部すんだ?」
コニー「いいみたいだね、それじゃ」
ウッソの目隠しが外される。
ウッソ「....はぁ....」
回りをとり囲む、昨日と同様下着姿のお姉さんたち、そして。
ウッソ「な、なんですかっ!これっ!」
自分のキャノンにつけられた、ピンク色のリボンに驚く。
ヘレン「何って、賞品にはリボンつけておかないと」
ウッソ「しょ、賞品?」
マヘリア「そう、可愛いウッソは優勝賞品」
ペギー「まあ、じきにわかるよ」
コニー「それじゃ....姉さん、マーベット、もう入っていいよ」
ウッソ「マーベットさん?ジュンコさん?....ええっ!」
カーテンで仕切られた場所から入って来た二人を見て、ウッソは驚愕の叫びを上げた。
カーテンで仕切られた部屋の一角に、ジュンコとマーベットはいた。
マーベット「....こ....これはいくらなんでも....」
そこに用意された鏡に自分の姿を写しながら呟くマーベット。
マーベット「わたしやっぱり止め....」
ジュンコ「逃げるのかい?」
背後からそう挑発するジュンコ。
マーベット「あなたは恥ずかしくないの?」
ジュンコ「そりゃこんな格好で外歩けって言われりゃ嫌だよ、でもこれを見るのは実質的にたった一人、それもウッソだけ、問題ないじゃないか」
マーベット「でも....」
ジュンコ「逃げるんならどうぞ」
マーベット「わっ、わかったわよ、やるわよ」
そこへ。
コニー「姉さん、マーベット、もう入っていいよ」
自分たちを呼び込む声に、二人はカーテンを飛び出した。
ウッソ「ええっ!」
二人の格好に思わず驚愕の叫びを上げるウッソ。
ピンクのビキニ、それも今にも胸がこぼれそうなほとんど布地のない物を着たジュンコにも驚いたが。
前日Tバック姿を堪能させてもらったために多少の免疫はあり衝撃はある程度抑えられている。
しかし、マーベットまでがライトブルーの同じ物を着ているのは信じられない光景だった。
トップを乳首あたり辛うじて隠すだけ、ボトムも「剃ってんのかよ!」といいたくなるほど極小部分しか画していない破廉恥な水着姿で、ウッソの前に立つ二人、そして。
ジュンコ「ほら、後ろもだよ」
マーベット「....えぇ....」
ジュンコに促されて、一緒に後ろを向くと、まあ前面デザインからすれば当然ともいえるTバック、しかも昨日シュラク隊が着用していた物よりも細い。
見慣れた(笑)ジュンコの白くはち切れそうな桃尻と、初めて目にするマーベットの褐色で引き締まった美尻が目の前に並ぶ。
ウッソ「マ、マ、マ、マ、マ、マーベットさんっ!」
吃りながらつい叫んでしまう。
マーベット「....ウッソ....」
思わずふりかえってしまうマーベット。
ウッソ「な、なんでそんな格好を!」
思わず怒鳴るような口調になってしまう。
決して嫌ではなかったが、日頃のマーベットと今のマーベットのいでたちがどうしても脳内で連結しなかったのだ。
しかし、その反応を「拒否」と見てうつむくマーベット。
ジュンコ「アッハハハハ、残念だったねマーベット、ウッソはマーベットにそんな格好をして欲しくなかったようだよ」
勝ち誇ったように笑うジュンコ。
だが....。
昨日、ただ一人だけウッソをイカせられなかったという劣等感は、未だに彼女の中に燻っていた。
日頃の彼女ならば「あたしの勝ちだね」とばかりに素直に喜ぶべきシチュエーション、しかし....。
ジュンコ「随分と慕われているんだねぇマーベット」
マーベット「え?」
ジュンコの言葉に揶揄するような調子がなく、むしろ自嘲しているかのような雰囲気を感じとる。
ジュンコ「ウッソは大事なマーベットお姉さんだけにはそんなふしだらな格好はして欲しくないみたいだよ、それに比べて」
言いつつウッソへとにじりよる。
ジュンコ「あたしはどんな格好してようと別にかまいやしないヨゴレ担当ってわけかいっ!」
ウッソ「な、何を言ってるんですかジュンコさ...」
みなまで言う間もなく、ジュンコによってヘッドロックに捉えられてしまうウッソ。
ジュンコ「別に怒りはしないから、正直に言いな」
そう言いつつぐいぐいと締めあげるジュンコの姿を、コニーらは笑いながら見ている。
日頃姉貴分として毅然とした彼女が子供っぽく感情を露にしているのを見るのが楽しいのだ。
しかしそのためのダシにされてしまっているウッソは...。
「いらいれふ、ふるひいれふ、でゅんごだん」
例によって顔をぐいぐいと締めあげられていた。
しかし豊かな、そして今にも小さなトップからこぼれそうな胸が頬に触れる感覚は捨てがたい。
ついつい身を任せてしまった事が、とんでもない事態を呼んだ。
何も言わなくなりされるがままになったウッソに業を煮やしたジュンコは、ヘッドロックで締めあげていたウッソを一度放し崩れ落ちるところを両手で受け止め、今度は正面から首に両腕を回して尋ねる。
ジュンコ「本当はあたしのことなんてどうでもいいんだろ?」
ウッソ「そんなことないです、マーベットさんもジュンコさんも、僕には大切なお姉さんです」
ようやく弁解の機会を与えられたウッソはここぞばかりに節操のない事実を述べるが。
ジュンコ「まだそんな言い逃れを、強情だねこのコは!」
ウッソ「そんな、どう言えばいいんですか?」
まだ納得してくれないジュンコにさすがに泣き言を言う。
ジュンコ「あたしの方が好きなのか、それともマーベットの方が好きなのか、はっきり言うんだよ」
ウッソ「そんなぁ」
無茶な要求に更に泣きが入る。
ジュンコ「なんだい、言えないってのかい、それじゃやっぱりマーベットの方が!」
嫉妬に狂う女に理屈は通用しない。
怒りのままにウッソの首に回した腕を引き寄せるジュンコ。
そして....。
ジュンコ「ほら、これでも言えないって?」
ウッソの頭を乱暴に左右に振り回しはじめた。
それはジュンコにとって単なるお仕置きのつもりだったのか。
それとも最初から身体を使ってウッソを篭絡しようという下心があったのか。
おそらくは当のジュンコ自身にもわからないだろう。
確かなことは、自分の目の前のウッソの頭を抱き寄せたままで左右に振り回したため、その豊かな胸に童顔を擦りつける結果になったということである。
そしてその時ジュンコが上半身に着て、というか漬けていたのは、水着とはいうものの本当にこれをつけて泳げばその正気を疑われるような小さな布切れのみ。
事態に最初に気づいたのはもちろん「犠牲者」のウッソ。
柔らかな胸の膨らみに顔をこすりつけられる快感に酔い知れていたウッソは、不意に顔に当たる布の感触が無くなったことに気づいた。
そしてあまりのことにそのまま硬直してしまった。
次に気づいたのはジュンコの乱暴な行為を止めようとしていた対戦相手だった。
マーベット「ちょっと、無理強いするなんてズルいわよ....ってあなた何をしてるのよっ!」
硬直者がもう一人増えた。
ジュンコ「何をって、あら?」
彼女が見たものは、よじれて喉元へとめくれあがった極小ブラと、何一つつけていない生乳に顔を埋めているウッソ。
そして硬直者がさらに増えた。
しばし静寂の刻が流れた後、硬直が一番最初に解けたのはマーベットだった。
つかつかとウッソを抱き寄せたジュンコに歩み寄る。
マーベット「あなたって人は、なんてえげつない事するのよ!」
そう言ってウッソを引き剥す。
しかしそれは逆効果も逆効果。
ぴったりくっついていたため肌触りだけで感じていたジュンコの生巨乳を、至近距離で目の当たりにしたために....。
ウッソ「ジュンコさんっ!」
ジュンコ「?....ウッソ?」
理性の消滅したウッソは、縛られた不自由な身体のままで再びジュンコの胸に顔を埋める。
ウッソ「ジュンコさんっジュンコさんっジュンコさんっ!」
ジュンコ「....ウッソ....」
激しいスキンシップを求めてきたウッソに、さっきまでの怒りはどこへやら、優しくその頭を撫でながら。
ジュンコ「....それだけでいいのかい?」
ウッソ「ジュンコさん?」
ジュンコ「顔を埋めるだけでいいのかい?」
ジュンコの脳裏には昨日、マヘリアの超乳を撫で摩り回し絶頂に達させてしまったウッソの姿があった。
ジュンコ「いいんだよ、あたしのおっぱいもお尻全部ウッソの好きにしていいんだから」
自分を蔑ろにされたと感じた時はあれだけ怒りながら、自分を求めてくれるのならどこまでも優しくなってしまうジュンコ。
陶酔と興奮の中でも、ウッソの鋭敏な頭脳はそこに女の業とでもいうべきものを感じとっていた。
ウッソ「ジュンコさん....」
男勝りにMSパイロットをしていても、やはりどこかに母性のはけ口を求めているジュンコを気の毒に思うと同時に。
「これが役得ってものなんだな」と心の中でにんまりとし。
遠慮なくその巨乳へとむしゃぶりついてしまう色餓鬼ウッソ。
それは赤子が母乳を求めるようなやり方ではなく、リビドーを発露させるようななめ方なのだが。
ジュンコ「ふふ、ませてるようでもまだまだおっぱいが恋しい年頃なんだねウッソ」
大きな勘違いをして愛し気にウッソの頭を撫でつつ押し寄せる快感に次第に顔を上気させていく。
ジュンコ「....ウッソ....なんでこんなに....」
ふと、昨夜の顛末を思い出す。
今自分を感じさせている舌技をマヘリア相手に披露していたのを見て、誰かに開発されたのかと思い、それをマーベットだと思い込んだのがあの大騒動の始まりだった。
結局その疑問はまだ解けていないのだが、押し寄せる快感の前ではそんなことはもうどうでも良くなっていた。
そして不意に下を見て....。
ジュンコ(す、凄い!)
まさに天をつく勢いで仰角を上げているウッソ・キャノンに、昨夜からの心のしこりが溶かされていく....そして....。
ジュンコ「ああっ!」
彼女もまた、胸への愛撫のみで絶頂を迎えてしまった。
ジュンコ「ああっ」
ウッソ「でゅ、でゅんごだん」
自分の方へともたれかかるように崩れ落ちる、ジュンコの大柄な身体を、後ろ手に縛られた不自由な体ではうまくささえきる事が出来ず、押し潰されてしまうウッソ。
ジュンコ「ウッソ....」
火照った顔でウッソの頭を抱えながら、一向に上からどこうとはしない....だが。
マーベット「退きなさいっ!」
その身体を押し退けたマーベットが、ウッソを引き起こし後ろ手のロープを解くと、その両肩に自分の両手を置いて、かがみ込むようにして顔を近づける。
マーベット「ウッソ、ここから出ましょう」
ウッソ「え?」
マーベット「この人たちはおかしいわ、子供相手にこんな格好していやらしい事をさせるなんて、つきあっていたらウッソが悪い影響を受ける」
そう言いながらも軽い自己嫌悪に陥るマーベット。
なぜなら自らも、共に行動している間、ウッソを挑発するような行動をしていたのだから。
教育に良くない云々はただの言い訳、本当は嫉妬心からこんな事を言っていると自覚していたから。
しかし丸っきり嘘でもない、シュラク隊の面々は明らかにやり過ぎだと彼女には思えるのだ。
ウッソは目の前の光景に心を奪われていた。
自分の肩を掴んで、何事か口走っているマーベット。
しかしそんなものは耳に入らない。
自分よりかなり背の低いウッソの肩を掴むためマーベットは前に屈んでいる。
そのために胸が、馬鹿みたいに布地の小さなトップしか着けていないため目の前でブラブラと揺れているのだ。
決して巨乳ではないマーベット。
しかしそれでも人並の大きさはあるため、不自然な姿勢と奇矯ないでたちのせいで、目の前で魅力的に揺れている。
マーベット「さあ、ここから出ましょう」
ウッソの手を掴み、それを引いて部屋を出ていこうとする。
完全に、自分が今どんな格好をしているか失念しているらしい。
後ろについたウッソの目の前では、一歩二歩と歩む毎にプリンと揺れる褐色の果実があった。
スラっとした長身のマーベットは決してヒップも大きい方ではなく引き締まっているのだが、なにせはいてるものがはいてるものだけに、柔らかい肉が弾むのは避けられない。
マーベット「さあ早くここから....きゃあっ!」
突然悲鳴をあげて転倒する。
マーベット「な、何をするのウッソ!」
その問いに答えることはウッソには不可能だった。
両腕でマーベットの両腿を抱え込んで、褐色の売れた果実に頬ずりをして恍惚の表情を浮かべているウッソには。
マーベット「や、やめなさいウッソ!」
ウッソ「....柔らかいや....マーベットさんのお尻も....」
マーベット「や、やめて!」
興奮して自分の尻に顔を押しつけるウッソに当惑して制止するが、気が動転して振り払いもせずにいる。
ウッソ「....マーベットさんにも....」
マーベット「え?」
ウッソ「マーベットさんにも、僕の顔に座って欲しいです....」
マーベット「な、な、な、何を言ってるのよウッソ!」
驚きの余りついにウッソを跳ね飛ばして立ち上がるマーベット。
床に転げたウッソを立ち上がらせてその両手首を自分の両手で掴む。
マーベット「....ウッソ、あなた自分が何を言ってるかわかっているの?」
ウッソ「....マーベットさん?」
マーベット「顔に座って欲しいなんて変態よ........これも全てあなたたちのせいねっ!」
面白そうに二人のやりとりを見守っていた、まだ恍惚の表情で悶えているジュンコを除くシュラク隊に向き直り睨みつける。
マーベット「あなたたちどう責任を取るのよ、純真な男の子を自分たちの変態的な欲望のためにこんなにしてしまって」
いや、ウッソは元々純真とは言えないのだが。
マーベット「ウッソを元に戻して!」
自分の怒りの追求に、わざとらしく目をそらしたり下や後ろをむいたりするシュラク隊のリアクションに、ますます頭に血を登らせるが。
マーベット「人の話を聞き....」
ふと、ウッソの熱い視線を感じてそちらへと目をやる。
ウッソは自分のはいている申し訳程度の薄くて小さなボトムを食い入るように見つめている。
無理もない、いくら色餓鬼とはうえ、いやだからこそ、思春期にこんな物を目の前にして平静でいられるわけがない。
「女としての魅力に自信がないの?」との挑発に乗せられて、こんな格好をした事を激しく後悔する。
今でこそウッソの姉を自認し、彼を庇護しているマーベットだが、最初は自分がなる筈だったVのパイロットの座を奪った彼に嫉妬を感じていた。
そんな感情が和らいだのは、共に行動する内に、彼が自分に、つまりは大人の女に憧れを感じている事がほかったから。
特にカテジナがいなくなってからは、ウッソの感心は自分だけに向けられていた。
それに心地よさを感じはじめた矢先だった。
シュラク隊という、邪魔者が現れたのは。
当初は婚約者オリファー絡みでの敵意だったが、そのうち段々とウッソと彼女たちが打ち解けはじめると、オリファーのことよりもウッソ絡みでの敵意が募ってきた。
シュラク隊のメンバーが、少なくともパイロットとして自分より優秀なのはわかってはいた。
しかし戦闘の時でも化粧をするような「女らしさ」が、ウッソを自分よりも彼女達の方へ向けているような気がして、それが悔しかったマーベット。
内心の「あたしだってその気になれば」という思いが、ジュンコと張り合うような形で、こんな破廉恥な格好でウッソの前に出る羽目になった遠因。
最初は「姉」の恥態に動揺したウッソだったが、今はその大胆というにも程のある極小水着姿にひたすら興奮していた。
沸き上がる羞恥心に耐え切れなくなった時。
マーベット「も、もうこれ以上は駄目!見ないでウッソ」
ウッソの顔を抱え込んで、視界を塞ぐ。
マーベット「ふう....」
もしもこのままウッソを連れて部屋から出ていれば。
一時の恥をかいた記憶だけを残して、マーベットの平穏な生活は続いていただろう、しかし。
ギラギラギラギラギラ。
自分に降り注ぐ、五対十個の敵意の視線。
まだ夢幻の世界をさ迷っているジュンコののぞくシュラク隊からの嫉妬の視線が、今、マーベットを包んでいた。
その視線を感じとった時、マーベットの中で何かが動いた。
押し込められていた物を解放するかのような何かが。
今までマーベットが、同じ女性としてシュラク隊に感じていたコンプレックス。
そのシュラク隊から嫉妬心をこめた視線を送られているという事実は、マーベットを有頂天にした。
嫉妬の理由は他でもない、ウッソのあまりにも大胆で積極的な行動だ。
昨夜、シュラク隊の「きれいなお姉さん」たちのされるがままになっていたウッソの姿は、彼女たちの「病気」をもはや危険な領域にまで悪化させていた。
仲間であるジュンコはともかく、それ以外の女に、それも自分たちの時とはうって変わって積極的にまとわりつくウッソ。
その姿に彼女たちは耐え難い想いをしていたのだ。
元々ウッソが「可愛い」マーベット、だが、その「可愛い」という感情は限定されたものだった。
しかし、自分に「女として」の優越感を与えてくれたことで、その限定は完全に吹っ飛んだ。
そしてもう一つ、今までさんざん自分を「女として」見下していたような気がするシュラク隊の面々に、もっともっと悔しい思いをさせる方法は一つだった。
彼女たちの目の前で、もっともっとウッソを可愛がってやる。
ウッソへの限定解除された愛情の発露と、復讐の快感、両方を同時に満たせる行動を躊躇する理由はなかった。
マーベット「ねえウッソ」
ウッソ「マーベットさん、はぁはぁ、マーベットさん、はぁはぁ、マーベッ」
マーベットの腕の中に顔を抱えられたまま、まだ興奮状態で息を荒げているウッソを見ても、もはやマーベットには困惑や羞恥は微塵もない。
いやすでにまともな大人の女性としての良識などどっかに逝っている。
婚約者のオリファーのことすらも....いやそんなことなどとっくの昔に脳裏から綺麗さっぱり消えている。
マーベット「こっちを見てウッソ」
両手でウッソの顔を挟んで無理に自分の方へ向ける。
ウッソ「はっ!」
荒っぽい扱いにようやく我に帰るウッソ、しかし視線は胸や、さらにその下へとチラチラと動く。
マーベット「こんな恥ずかしい格好、本当はしたくなかった、でもウッソのために着たのよ」
ウッソ「マ、マーベットさん」
マーベット「だからほら、思う存分見ていいのよ」
そう言いつつウッソの手を引いて立ち上がるマーベット。
そして。
「「「「「ああっ!」」」」」
ヘレンに、マヘリアに、ケイトに、ペギーに、そしてコニーに、驚きと怒りに満ちた声を上げさせたのは、立たせたウッソの顔をそのまま自分の胸に埋めさせたマーベットの行動。
マーベット「ねえウッソ、私は胸は小さいけど」
ウッソ「むぐぐぐ」
マーベット「それでも顔を埋めるくらいは出来るのよ」
ウッソ「ぷはっ!」
ようやく放されたウッソだが。
マーベット「どう?」
ウッソ「マ、マーベットさんっ!マーベットさんっ!」
自らが再び、ようやく乳首を隠す小さなトップしかつけてない胸の谷間に顔が埋まる。
マーベット「ふふふ、気に入ってくれた、だけど」
すっとウッソを引き離したマーベットが、身体を翻して後ろを向くと。
ぶるるるん。
スリムな体型らしく引き締まりながら適度に脂肪が乗った弾力のある、ぎりぎりのTバックだけをつけた美尻がウッソの目前へと突き出される。
マーベット「ウッソはこっちも好きなのよね、いいのよ、好きにしても」
言いつつ振り向いたマーベットの流し目は今までウッソが一度も見た事のない妖艶なものだった。
マーベット「ほら、触りたいんでしょ、いいのよ」
流し目しながらの誘惑に、あっさりと乗り、褐色の瑞々しい肉果実を思う存分撫で回すウッソ。
ウッソ「はぁはぁ」
マーベット「あふぅ」
まるで触られた場所に電気が走ったようだった。
マーベット「ああ、素直に触ってくれたのねウッソ、でもそれだけじゃないんでしょ?」
ウッソ「はい?」
マーベット「あら忘れたの、さっきあなた自分で言ったでしょ『マーベットさんにも僕の顔の上に座って欲しい』って」
ウッソ「そ、それは」
マーベット「あら、もしかして嘘だったの?」
ウッソ「まさかっ、そんな事ないです、でも」
マーベット「でも?」
ウッソ「マーベットさんの方からそんな事してくれるなんて、思ってなかったから」
はにかむウッソに「何を今更」と当然の突っ込みを入れる良識ある人間はすでにここにはいない。
まだ夢の中のジュンコを除いた五人は、はにかむウッソを見て昨夜のジュンコ同様に嫉妬にかられ。
マーベットはウッソ可愛さの余り、すでにオーバーヒート寸前。
情熱があふれこぼれそうな顔でウッソを眺めていた。
後の話であるが。
これから先、ウッソは幾度となくマーベットのこんな顔を見ることになる。
しかし一方でマーベットの婚約者たるオリファーは、マーベットのこんな顔を一度も見ることなく逝った。
合掌。
マーベット「じゃあ準備しなさい」
ウッソ「はいっ」
促されて即座に床に寝ころぶウッソの顔の上で、足を開いて下を見たマーベットは微笑んだ。
これから起こることに期待しているウッソの、その顔のあまりの愛らしさに。
ウッソは可愛らしい男の子だ。
だが決して少女と見間違うような美少年ではない。
しかし彼は年上の女性には滅法モテる。
その理由の一端に、こんな表情があった。
いやらしい期待に満ちた顔など普通は見られた顔ではないが、ウッソの場合、そんな時にてれたているような表情になる。
実際は照れてるどころかノリノリもいいとこなのに....。
とにかくこんな表情が、母性本能や女の征服欲・独占欲。
あらゆる物を刺激して止まない。
マーベット「いくわよ」
それに捕らえられた女がここに一人生まれた。
ウッソの歓喜も激しかった。
姉代わりだった真面目な女性が、尻肉のほとんどを露にして自らの顔に座っているのだから。
ギャップから来る意外性のファクターも快感を倍増させ。
回復完了したウッソキャノンが、再び唸りを上げはじめた。
刻の過ぎゆくのも忘れ。
快感の中をさ迷っていたジュンコが現世に帰還して最初に見た物は。
立ち並ぶ仲間達五人の後ろ姿だった。
(はぁ....それにしても)
一番大きいヘレンから一番小さいペギーまで、12センチほど差はあるが、それでもみんな揃いも揃ってスラリとした長身、それでいて豊かな美尻の持ち主だ。
(これじゃウッソもたまんないね、でもあたしも負けないよ)
それにしてもみんな立ち並んで何をしているのか、ひょいっと立ち上がり、ケイトとマヘリアの間に割って入ったジュンコが見たものは....。
マーベット「どうウッソ、あたしのお尻は気持ちいい?」
ウッソ「ひふぉひひひふぇふ、ふぁーふぇっふぉふぁふ」
ほとんど紐のようなTバック一つで、若いというより幼いと言った方が正しい男の子の顔の上に跨る....
最初、ジュンコがウッソにこんな事をしているのを見た時は唾棄したいような気持ちだった。
とてもまともではない変態的行為だと。
だが今マーベットはその行為で自らも悦び、そしてまた当のウッソをもよろこばせていた。
マーベットの目の前には、その喜びの象徴たる巨砲が高々とそびえ立とうとしていたのだから.....。
昨夜マーベットは、シュラク隊の面々が、この巨砲を思う様に手で責めなぶる様を目のあたりにして来た。
彼女達への対抗意識、そしてことウッソとの親密度に関しては自分の方が上回っている事を証明したいという気持ちから。
何の躊躇もなくその手を延ばし、そそり立つウッソのウェポンを握ろうとした時。
ジュンコ「ちょっと待った」
その手を掴むジュンコ。
マーベット「何するの?」
ジュンコ「あたしが気を失っている間(作者註:勘違い、本当は快感でラリってました)に何をしてんのさ、ウッソはあたしと遊んでいたんだよ」
マーベット「あなたが勝手にウッソから離れたんでしょ?」
ジュンコ「大体さ、昨日から散々、あたしたちがウッソを玩具にしてるとか避難しておいて、何でそんなことしてんだい?」
マーベット「あら、見ての通りウッソは喜んでいるわ、あなたばどうか知らないけど、私はウッソに好かれてるから」
ジュンコ「くっ」
勝ち誇ったような顔のマーベット。
とぼとぼと立ち去るジュンコを横目に、再びウッソキャノンに手を延ばそうとしたが。
ジュンコ「なんて素直に引き下がると思ったの?」
後ろから突き飛ばされ長身を丸めて転がっていくマーベット。
ジュンコ「ったく、婚約者がいる癖になんてずうずうしい」
言いつつ、何が起きたのか理解できず天を仰いでいるウッソの手を取った。
ジュンコ「....ウッソ...」
潤んだ目で自分を見つめるジュンコの視線に、快楽と呼吸困難の相乗効果で混濁していたウッソの意識が徐々に覚醒する。
ウッソ「...ジュンコさん...」
少し面長だが、肉厚の紅い唇が印象的な、ただでさえ艶っぽい顔立ちのジュンコが、目を潤ませ顔を上気させているのは反則物の色っぽさ。
ジュンコ「気持ちよかったよウッソ、あんなのは初めてさ」
ウッソ「そうですか、喜んでくれて僕も嬉しいです」
二人の視線がお互いを見つめあう。
まるで周囲に何もないかのように。さながら旧世紀の伝説の*ック・オ*のごとし。
一方、バランスを崩し前回り受け身をしてしまったマーベットもようやく起き上がる。
マーベット「痛たたっ、な、なんて事するのよ!」
向き直った先にあったのは、見つめあうツーショットの姿。
マーベット「ちょっとジュンコ!あなた何を未練が..ま....し」
食ってかかろうとしたマーベットだが、二人の周囲に発生しているキッ*・*フ・バリアーに阻まれてしまう。
マーベット「そんな....」
ここに至ってマーベットは自分にとってウッソが如何に重要な存在であるかを再認識していた。
目の前でジュンコと見つめあうウッソの姿を見て、メラメラと燃えたぎる嫉妬の炎を自覚して。
嫉妬の炎が彼女に力を与えたのか、余人を入り込ませないはずの不可視の絶対領域をぶち破るかに見えた時。
マーベット「ウッソ....あなたって子は....」
嫉妬の炎が鎮火するほど彼女を脱力させたものは....。
ウッソと見つめあって、ジュンコは幸せな気分に浸っていた。
ところが、不意にウッソの視線が、自分の顔を外れる。
訝し気にその視線の先を追っていくと....。
先ほど「アクシデント」で露出した自分の胸に向いていた。
ジュンコ「ウッソ....あんたって子は....」
ジュンコの色っぽい顔を見つめていたウッソだったが、彼女が胸を隠していない事に気づいた。
先ほどは思う存分揉みしだきなめしゃぶったのだが、興奮状態だったためじっくりと見てはいなかった。
大きさこそマヘリアに劣るものの、形の良さは甲乙つけがたく柔らかさというか、触り心地の良さでは一枚上の美巨乳を。
ついつい見入ってしまったウッソが慌てて視線を上げると。
ジュンコは笑っていた。
口元をひくひくと痙攣させ、こめかみに青筋を立てながら。
ビクビクして下を向くウッソ。
ジュンコ「あたしと見つめあってる時によそ見をするなんて、とんでもない子だね、ウッソ」
ウッソ「ご、ごめんなさい、つ、つい」
ジュンコ「つい、何」
ウッソ「いえ、その、あんまり綺麗なおっぱいだったんで....」
慌てて言い訳するウッソが恐る恐るもう一度顔を上げると。
ウッソ「え?」
意外にもジュンコは少しだけ呆れた顔はしていたものの、もう怒ってはいなかった。
その代わりウッソの肩を掴み、そのままのしかかるようにして押し倒す。
ウッソ「わっ」
ジュンコ「まったくエッチな子だね、お前はそんなにあたしのおっぱいが好きなのかい」
ウッソ「は、はい」
かけらも躊躇せず即答するウッソ、もはやジュンコ相手に羞恥や遠慮の感情は喪失しているらしい。
しかしそのエロガキ丸出しの発言も、すっかりショタ菌に脳を冒されているジュンコには可愛くてたまらない。
ジュンコ「そうかい、でもさっきたっぷりと吸わせてあげたしあたしばっかりしてもらうのも悪いし....それに」
妖艶な笑みを浮かべる。
ジュンコ「まだあたしだけお前をイカしてないんだ、だから」
乱痴気騒ぎになれきったこの部屋の人々にもどよめきが走る。
押し倒したウッソの股間へと身体をずらしたジュンコが、その柔らかい胸の谷間に熱くたぎるウッソキャノンをはさみこんだのを見て。
マヘリア「あ~あ、あたしもアレやってやれば良かったなぁ、あたしの方が胸大きいのに」
一人、悔しがるマヘリアであった。
柔らかい胸の肉でウッソのキャノンをはさみこみながらジュンコは思った。
こういう「行為」の存在を知っていたが、まさか自分がやることになるなんて夢にも思っていなかった。
無論、ジュンコは男を知らないわけではない。
ごく普通のセックスなら何度も経験しているが、それは経験しているという以外に何の意味もない体験だった。
艶っぽい美貌にふるいつきたくなるスタイルのジュンコだが生来の姉御肌の性質が女に従順さを求める男には、またその大柄な体が自分より背の高い女を嫌がる男には忌避されることになった。
ジュンコの方でも男の機嫌を伺うつもりなどかけらもなかったので、その美貌と年齢に比し経験が浅いのは(そして聞きかじった知識だけは多いのは)仕方のないことだった。
そんな自分がすっかりと肉欲におぼれ、あろうことか「男」を喜ばせるため肉体を道具にして奉仕している。
「ウッソ、こんなことしてあげたのはお前だけなんだからね」
厳然たる事実を、あえぎ声まじりで告げる。
そもそもウッソに快感を与えてイカせてあげるのが目的ではじめたことだが、熱い肉棒の感触がすっかりと敏感になったジュンコの乳首あたりにまで響いて、乳で肉棒を擦りあげる度に幽かだが確かな快感が身体を走る。
「ああ、こんなにイイことだったなんて....ウッソ、まだなの?ああ、これじゃあたしの方が先に....」
もちろんウッソの方も快感に悶えてはいるが、昨夜の連続発射が響いているのか、その無敵の巨砲は仰角をあげてはいるものの、まだ発射準備には至ってない。
次第に強くなりながら押し寄せる快感の波。
それに翻弄されながら、ウッソにさらなる快感を与える方法を模索していたジュンコは、どこで見聞きしたかも定かではないことをふと思い出し、実行に移す。
巨乳で巨砲をはさみこんだまま、それを軸に体を横に回転させウッソの顔の上をまたぐ形になる。
「す、凄い....ジュンコさん....ああっ!」
思わず声をあげてしまう。
昨夜から三度にわたり、ジュンコの美尻の下に顔を敷かれ快感地獄をさまよったウッソだったが、その反対の部分を密着されたのは初めて。
しかも、興奮するジュンコが、申し訳程度の布地だけしかないスキャンティのフロント部分を完全に濡らしていて、髪の毛と同色の秘密の森が透けて見えるのだから。
そして視覚的衝撃とともに嗅覚にも衝撃が。
蒸せ返るほどキツく、それでいて不快ではなくむしろより強い興奮をさそう、まさに女の匂いがたちこめているのだ。
効果はてきめん、仰角をあげていたウッソキャノンがドクドクと脈を打ち始める。
「はあ、ウッソ、い、イクのかい?」
「ああ、ジュンコさん、ご。ごめんなさい、もう駄目です!」
今度こそジュンコ自ら噴出させた白く熱い液体を口で受け止め飲み干す、勝利の杯のごとく。
ジュンコ「ああウッソ、ついにイッたね、あたしがイカせたんだね....」
熱い粘液を飲み干しつつ、感慨にふけるジュンコ。
その開いた股間の下のウッソの顔には、興奮の印である樹液が薄い下着をいともたやすく浸透してポタポタとこぼれおちる。
ウッソ「ジュ、ジュンコさん、す、凄い」
ある程度女体慣れしてきたウッソにも、この大量のジュースは驚愕すべきものだった。
そのウッソの視界から、ジュンコのベショベショに濡れた下着が消える。
その代わりにほんの少し濡れた下着が顔の上を覆う。
マーベット「....ウッソ、可愛相に....」
陶然としているところを横から突き飛ばされゴロゴロと横回転してしまったジュンコ。
ようやく止まって起き上がると、一度突き飛ばして追い払ったマーベットが再びウッソに覆いかぶさっていた。
しかもさっきの顔面騎乗スタイルではなく、ジュンコがやっていたいわゆる69の体勢で。
ジュンコ「あんた、また『あたしの』ウッソに勝手なこと」
などと明らかに自分の方が勝手なことを言って掴みかかろうとしたが、ただならぬ雰囲気に気勢を削がれる。
マーベット「ウッソ可哀相、また玩具にされて、昨夜あれだけ出したのにまた絞りとられて」
自分もさっき顔騎責めでウッソをイカせようとしたことなどは脳内から綺麗さっぱり消去して憤る。
ウッソ「僕は別に....」
マーベット「あなたって子は、これだけ弄ばれていてそれでもあの人たちを庇うの?なんていい子、本当にあなたの心こそが大切にしなくちゃいけない宝だわ」
ウッソ「そんな....」
面と向かっていればさまにもなる会話だが、ウッソの顔を股で挟み、自分はウッソのキャノンを目の前にして言っているのは恐ろしいほど違和感がある。
マーベット「でも安心して、あなたは私が守って見せる、まずはこの散々玩具にされてたものを....慰めてあげるわ....」
そう言ってウッソキャノンに手を延ばそうとする。
マヘリア「とか何とか言ってウッソのオチンチンを触ると」
コニー「結局はそうなんだよ」
ケイト「随分と理屈こねてたけどね」
ペギー「偽善者なんだよ」
ヘレン「素直にオチンチンいじりたいって言えばいいのに」
シュラク隊は呆れ果て。
ジュンコ「そうはさせるか」
ジュンコが邪魔をしようとした瞬間。
ウッソ「ああっ、マーベットさん、そ、そんなこと~」
ジュン&コニ&ペグ&ケイ&マヘ&ヘレ「ああーっ!」
ウッソを狼狽させ、シュラク隊を絶叫させたマーベットの行為それは....。
ちゅぱっ、くちゅっ、ちゅうっ
一発発射して少しだけ小さくなったウッソキャノンを口に含み尿道に残った白い粘液を吸い上げることだった。
ちゅるちゅる、ぴちゃちゃっ
ウッソは快感に声も出せずに手足を痙攣させている。
絶叫したシュラク隊の面々も、自分たちがしなかったというか出来なかった行為をしているマーベットに何も言えない。
それよりは流石に婚約者のいる女は違うと、ある意味で畏敬の念すら感じはじめている。
婚約者がいるのにこういうことをしていいのかという当然の疑問などはもはや頭にはない。
そして彼女達は大きな考えちがいをしていた。
マーベットのこの行為がフィアンセがいるから収得したものだと思っているが、実はマーベットがこんなことをしたのは初めてだった。
婚約者オリファーはこんなことをしてもらったことなどない。
これから先、マーベットは事あるごとにウッソを口で慰めてあげるのだが。
夫となるオリファーがしてもらうことは死ぬまでなかった。
合掌
マーベットはウッソの熱いキャノンを口にくわえながら満足感を味わっていた。
知識としては知っていたが実行する気など微塵もなかった口舌での奉仕、それを無意識の内に行っていたのは、ウッソを慰めたいという気持ちもあるが、可愛くて食べてしまいたいという気持ちも強く働いていた。
まさか本当に食べるわけにもいかず、とりあえず手頃な部分を頬張ったということか。
従って、酷使された砲身に対する癒しの行為、という名目にもかかわらず、その執拗な唇と舌での愛撫は更なる興奮をウッソに与えていた。
何のことはない、自分もウッソを酷使しているのだが、自らはウッソにとっては特別な存在であるという自負(思い込み)に凝り固まったマーベットには。
同じことをしてもジュンコ達の行為はウッソを玩具にしているように見え、自分がするのならウッソを癒し慰めているのだと思えてしまう。
よつて、何の疑いもなく口と舌での愛撫を続行する。
一方ウッソ、シュラク隊や当のマーベット、そして「謎の黒い人物」相手に様々な痴態を繰り広げてきたが、さすがにこれは初体験。
異様な興奮に耐え切れなくなった時、衝動的に行動に出た。
「ああうんっ!」
そのウッソの行為に、マーベットは思わず口を離してせつない声をあげた。
肉の巨砲をしゃぶられる快感の中。
快楽の果汁で湿った極小の布(もはや下着とはいえない代物)に包まれたマーベットの秘部を目の当たりにしたウッソは、布ごしとはいえそこに思いきり口をつけ、勢いよく吸い出した。
マーベット「あはっ」
思わず口を巨砲から離して悶えるが。
マーベット「あああ、ウッソ、ウッソもしてくれるのね、ならもっと頑張らないと」
そう言ってもう一度、今度は先ほど以上の勢いで強烈にウッソキャノンに吸い付く。
お互いを吸いあう二人の姿に、ジュンコ以下はもう声も出ずに固唾を飲んで見守るだけ。
そして限界を迎えたのは、やはりウッソの方だった。
先に一度、そして昨夜何度も出しているとはいえ、やはり若さゆえの回服力、そして直接吸われていたことが決め手なのかっ!
ウッソ「ああ、だ、駄目ですマーベットさん、も、もう、出る、出ちゃいます」
ウッソのくぐもった叫びを聞いているのかいないのか、激しい吸淫を一向に止めないマーベット。
ウッソ「あうっ」
限界を突破したウッソキャノンは熱い散弾をマーベットの喉の奥へとバラ撒いた。
それども止まらない吸淫に、尿道に残った物までがあっという間に吸い上げられる。
初めての快感に、ウッソの身体がビクビクと跳ねた。
下半身からの快感が全身に毒のように回り、ビクビクと痙攣しつつもウッソはその責務を果たそうとしていた。
気持ちよくしてもらって自分だけ何もしないわけにはいかないという使命感か。
それとも単に目の前の女性の神秘に興奮したのか。
再び神秘の花園@極小下着に吸い付くウッソ。
マーベット「ウ、ウッソ、そ、そんなにぃ、ああぅんっ!」
ウッソの精を吸いつくして陶然としていたマーベットは突然の愛撫の再開に悲鳴に近い喘ぎ声を上げてのけぞった。
そしてほんの十秒ね立たぬ内に。
マーベット「駄目、それ以上は、ウッソ駄目よ、ダメェ!」
がっくりと崩れ落ちるまーべっと。
その身体の下で、顔面をマーベットがこぼした快液でベトベトにしながら、満足感を覚えたウッソは意識を失った。
疲れ果てて眠りについたのだ。
時間にして何分も経たないうちに、ウッソの身体の上で快楽に身体を痙攣させていたマーベットは正気を取り戻した。
まずはウッソの上から降り、自分の汚したウッソの顔をタオルで拭きとりつつ。
自分に降り注ぐシュラク隊の面々の視線に生きた心地がしないマーベット。
一旦欲望を発散した冷静な頭で考えると、自分のしていたことがとんてもないことだと思えた。
無論ウッソへの愛情は揺らいでいない。
しかしよりにもよってジュンコ達の見ている前でやることではなかったと。
そのものずばりの性行為ではないものの、ある意味ではそれを上回る卑猥行為を、しかも13歳の少年と、人前で。
全身が羞恥で赤く染まる。
肌の色の濃いマーベットでもはきりとわかるほどに。
だが問題は羞恥だけではない。
自分にオリファーという婚約者がいることを知っている人々の前であんなことをしたという問題もある。
している時には、はっきり言ってオリファーのことなどは全く頭の中になかった。
多少勢いはあったものの、仮にも結婚しようと約束した相手である。
愛していないわけはない。
ただその存在を忘れてしまうくらいに、ウッソの魅力は、いやもはや魔力と言って良い物は絶大だったのだ。
そして、その同じ魔力の虜になっているシュラク隊の面々に、自分とウッソの親密度の高さを見せつけてやりたいという虚栄も、冷静になった今の自分にははっきりと自覚できる。
マーベット(なんて事しちゃったのかしら....)
不安を打ち消すように、懸命にウッソの身体を丹念に拭き、上にケットを被せる。
そして審判を仰ぐかのようにシュラク隊の方を振り向くが、顔を上げることができない。
マーベット「オリファーに黙っていてなんて、虫のいいことは言えないわね....」
蚊の鳴くような声で言うが、その返答は意外な物だった。
覚悟を決めたマーベットに無言のまま歩み寄り。
ジュンコ「負けたよあんたには」
そう言って肩に手を置くジュンコ。
ジュンコ「あたしはそこまで出来なかった、結局坊やを自分の都合のいい道具にしてただけなんだね」
マーベット「そ、そんな」
意外な反応にかえって狼狽するマーベット。
見ると他の五人も今までとは違う目で自分を見ている。
古今東西、自分にできないことをやってのける人間に対しての反応は二つある。
一つは、羨み妬むという反応。
そしてもう一つは「自分たちにはとてもできないことを平然とやってのける、そこにシビれる憧れるゥ!」という反応。
サバサバした気質のシュラク隊の対応は後者だった。
ヘレン「結局さ、あんたも坊やが好きなんだろ」
ケイト「オリファー『元』隊長のことがあるから」
マヘリア「素直になれなかっただけなんでしょ?」
そう問いつめられて。
マーベット「え、ええ、軽蔑してくれてもいいわ、もう自分の気持ちに嘘はつけない」
コニー「軽蔑なんてするわけないじゃないか」
ペギー「そうさ、あたしたちだって」
総計七人の長身美女の視線が、一斉に昏睡しているウッソへと注がれた。
ジュンコ「そういうことさ、結局あたしたちみんな坊やが好きなようだから、この際みんなで仲良く坊やと楽しもう」
マーベット「わたしも仲間にいれてくれるの?」
コニー「ああ、というかもう仲間だけどね、あんたもあたしらと同じことしたんだから」
マーベット「そうね・・・・・・でもオリファーにはなんて言えばいいのかしら」
ケイト「なんて言えばって?」
マーベット「ウッソが好きになったから、婚約は解消するなんて言えない」
ペギー「そんな必要ない」
マーベット「え?」
ヘレン「別に別れる必要なんてないって」
マヘリア「もちろんアンタが嫌いになったんなら話は別だけど」
マーベット「嫌いになったわけじゃないけど」
ジュンコ「それならいいじゃないか、オリファーはオリファー、ウッソはウッソ、それはそれ、これはこれだよ」
マーベット「そ、そうなのかしら....そうね、あなたたちの言う通りだわ、ありがとう、気が楽になったわ」
先ほどまでオリファーがいるくせに云々とマーベットを責めていたことなどすっかり忘れてのシュラク隊の説得に、あっさりと納得するマーベツト。
結婚前から公然と二股を決意されたことなどオリファーは無論知る由もなかった。
合掌。
昏睡状態のウッソを見て、七人の女たちはさらなる欲望の炎に火がついた。
しかし。
ジュンコ「そろそろ潮時だね、カイラスギリー艦隊との会敵も近い、あんまり精力を使わせすぎたら坊やが戦闘中にミスって死んでしまうかもしれないから」
自らもかなり欲情してはいたが、ここはリーダーとしての責任感から至極まっとうな事を宣言するジュンコ。
マーベット「全ては生きて帰ってから、ということね」
黙って頷くジュンコ。
マヘリア「でも勝利を祈願するためにこれくらいはいいよね」
そう言ってウッソに近づいてしゃがみこむと、ひょいとお姫様だっこで抱きあげる。
マヘリア「お守りだよ」
そう言って寝ているウッソの頬にキスをする。
かつてジブラルタルで初めてウッソを膝に乗せた時にも同じくキスをした。
そして彼女は撃墜されながらも生き残った。
ウッソへのキスは彼女にとっては幸運の印なのだ。
もちろんそれを見ていて黙っているような他の面々ではない。
我先にウッソにキスの雨を降らせる。
それでも目を覚ますことのないウッソは、夢の中でもシュラク隊のお姉さん+マーベット@全裸にもみくちゃにされていた。
この色餓鬼めがっ!
エピローグ
ジュンコ、マーベットとの激しい本番なし3Pの十数時間後。
生まれてはじめての宇宙艦隊戦でどうにか生き残ったウッソは、中破した母艦に帰りついてすぐ、お姉さん達が帰投しているかどうかを尋ねた。
全員無事に戻ったと聞き胸をなで下ろす。
ついでのように「オリファーが重傷で後送決定」とも聞いたが「そうですか」の一言で済ませ、お姉さん達を探しに行こうとして、オデロ達が集まっているのに気づく。
その人の輪の中には。
ウッソ「あれっ、どうしてここに?」
スージィ「ウッソー」
地上に残ったはずのスージィが泣きべそ顔でウッソに抱きついてくる。
同じく残してきたフランダースも耳を垂れてうなだれている。
スージィ「シャクティが、シャクティが」
ウッソ「シャクティも乗っているの?」
オデロ「ちょっと前まで一緒に艦内に隠れてたんだってよ」
ウォレン「それが見えなくなったんだって」
ウッソ「まさか、戦いに巻き込まれて」
悲しみに沈むウッソは知らなかった。
シャクティがシュラク隊の面々の部屋に何やら仕掛けをしてる時に、その居住ブロックが攻撃を受け、ノーマルスーツを着るのが精一杯で宇宙に投げ出されたことを。
スージィと一緒に元の場所に隠れていれば、丁度負傷明けなので母艦の護衛に専念していたマヘリアが守っていた場所なので安全だったことを。
シュラク隊はチーム結成後、初の宇宙での戦闘でただの一人も犠牲者を出さずに無事帰還した。
その原動力となつたのはもちろん。
「生きて帰ってウッソを可愛がる」
その強い意志の下に統一されたことが大きかった。
シャクティの密航と遭難は、全員無事を喜びあっていた彼女達にも知らされた。
ジュンコ「みんなわかってるね」
言わずもがなの確認を取る。
ずっとわからなかった事が今のジュンコには薄々ながら見当がついていた。
ウッソの「テクニック」が誰を相手に磨かれた物なのか。
一瞬かいま見えた黒い肌のビジョン。
マーベットだとばかり思っていたが、実際は....。
ジュンコ「ウッソはシャクティを助けに行こうとするかもしれない、そんな危ないことはさせられない、止めるためには....」
完全に戦闘宙域を抜け、警戒体制が解かれた頃。
いつのまにか集まって更衣室に入り、セクシーランジェリーに着替えているシュラク隊。
その中には婚約者の見舞い芋そこそこに切り上げたマーベットもいる。
そう、シャクティ救出のために単独行動を取ろうとするだろうウッソを、自分たちが「カラダを張って」止める。
全員が同じ意志の元に、戦士の装いを脱ぎ捨て、挑発的で扇情的な姿へと変わった彼女たちは輝いていた。
「あんたに返したい物があってね」
「返したいもの?」
「ああ、あんたの男をあたしらが横取りする形になってたから、でもそれも今日まで、今日からはあたしが隊長としてやっていくことになったから」
「は?」
「ヘレン」
「はいよ姉さん」
ヘレンが乱暴に床に降ろした袋がもごもごと動きはじめる。
コニーとペギーが袋の口を開いて中の物を引き出す。
「オ。オリファー?」
マーベットの驚愕はオリファーが袋詰めにされていた事だけではない。
顔といわず全身痣とみみず腫れだらけの上に、身につけているのは股間をようやく覆う白い布のみ。
「こんな変態を隊長にしておけないからさ」
ジュンコが吐き捨てるように言った。
私刑を受けたオリファーを見て憤怒にかられたマーベット。
しかしジュンコからの説明を聞き、その憤怒の向かう先が変化する。
「オー、リー、ファー、アー!」
ギュウッ!
既に半殺し、いや九分殺しになっている、滑稽なふんどし姿のオリファーを見向きもしないで身体の一部をひっ掴みそのまま引きずって行く。
掴んでいるのがふんどしに包まれた局部であるのは偶然なのか、わざとなのか不明。
その姿を見送ったシュラク隊の一人マヘリアが、その場で呆然としているウッソを見つける。
「どうしたのウッソ?」
「え?いえ、そ、その」
何やらモジモジしているウッソを見てピンと来るマヘリア。
「まさかウッソ、今の話を聞いて、あたしたちの『ふんどし』姿を想像してる?」
ギクリ
ウッソの額から冷や汗が垂れた。
六人の綺麗なお姉さん達の十二の瞳に見据えられ、赤面して立ち尽くすウッソ。
「ふーん、坊や、あたしたちが『ふんどし』してるのを見たいのかい?」
ヘレンが面白がるようにウッソの頭を撫でながら顔を近付けて聞く。
「え、あ、あの、その、東洋の格言に『ふんどしを締め直す』ってあるんです」
「物知りだね坊や」
オリファーと同じことを言ってるのに、ウッソの場合誉めるジュンコ。
「だから、その、そうすればみなさんが一人も戦死せず無事でいられるんじゃないかって、思って、決してお姉さんたちのお尻が見たいわけじゃ....わぁっ!」
自分がとんでもない事を口走っている事に気づき、赤面の度を更に深めて慌てふためくウッソ。
その姿に、六人の男勝りの女たちの母性本能に火がつく。
そしてショタコン・メーターがレッドゾーンに達した。
「お前は悪い子だねウッソ」
ジュンコが合図すると、ウッソの視界が布で覆われ、身体はひょいと持ち上げられてしまった。
オリファー同様袋詰めにされ、シュラク隊の個室へと連行されてしまったウッソ。
これからお仕置きされてしまうのだろうか?
そんな不安のよぎる暗闇と沈黙の中、数分の刻が流れる。
不意に袋の口が開かれて、そこから顔を出したウッソの視界に入ったのは....。
「うわーっ!」
思わず叫んでしまうウッソが目にしたものは、六つのたわわに実った桃。
シュラク隊のお姉様達が、全員Tバックをはいてこちらにその豊満なヒップを向けていたのだ。
「さすがにふんどしは持ってないけど、ウッソはこういうのが見たかったんだろう?」
ヒップをこちらに向けたまま振り向いて悪戯な笑顔のジュンコの問いに、答える事も出来ない。
文字通りの桃源境に夢見心地のウッソだが、その幸福は長くは続かない。
「で、ウッソは誰のお尻が一番好きだい?」
悪戯めかしたジュンコの言葉にこもっていた「あたしだろ?」という意志を感じとって。
見ると全員が振り向き、ウッソに「あたしだろ?」という視線を向けていた。
「ねえウッソ」
マヘリアが近づいてきて、ウッソの頭を抱き抱えて豊満な胸に押しつける。
「あたしが一番に決まってるよね」
スパーン!
その頭を左右から東洋伝来のスラップスティック「ハリセン」でひっぱたくペギーとコニー。
「ズルすんじゃないの」
「胸で懐柔するなんて反則だろ?」
「わかったわよ」
ウッソの顔を存分に胸にこすりつけた後で名残惜しそうに離すと、再びウッソにヒップを向けるマヘリア。
「ほらどうウッソ?あたしのお尻は」
胸同様、マシュマロのような弾力のヒップを前に、もはや昇天一歩手前にまでおいつめられるウッソ。
そう、前段の通りウッソの「幸福の刻」は終わりを告げていたその代わり「至福の刻」が訪れようとしていた。
一方その頃オリファーは。
「あたしという婚約者がありながらっ!死ねっ、この浮気者」
サンドバッグのように宙吊りにされ、マーベットの猛烈な正拳と掌底と肘のコンビネーション・ラッシュを浴びていた。
「ウッソ、あたしとはあんまりお話してくれないよね」
ウッソの眼前からマヘリアを退かしつつ、寂しげに言うペギー。
「えっ、そ、そんな、僕はそんなつもりは」
「そう、あたしのこと嫌いじゃないんだね、じゃあこっちも好きだろ?」
ベギーもまたウッソの目の前にヒップを突き出す。
シュラク隊の中では一番小柄なペギーだが、着痩せするのか中々豊満なヒップ。
「ああああ」
又も興奮のあまり何もいえなくなってしまうウッソ。
「ほらペギー、退いて」
続いてウッソの立つコニー。
「見てくれるかい、ウッソ、顔はそばかすだらけでみっともないあたしだけど...」
「そ、そんな事ありません、コニーさんは綺麗なお姉さんです」
不必要に自分を卑下するコニーに思わず力説するウッソ。
「そう、お世辞でも嬉しいよ、そんなあたしだけどこっちは綺麗なもんだろ?」
やはりコニーもヒップをこちらに向ける。
抜けるような白い肌で、言葉通り染み一つない美麗なヒップを。
美尻のアップ三連発にもはや昇天間近のウッソ。
そんなウッソの両肩にそっと置かれる手。
「みんなはウッソに気に入られたか、ヤケちゃうね、でもウッソもあたしのお尻なんかはみたくないだろ?」
「ケ、ケイトさん?」
「みたくないんだろ?」
「いえ、見たいですっ!」
魂からのウッソの叫びに、ケイトは満足気に微笑むとやはりそのヒップを突き出す。
浅黒い肌に白いTバックが食い込んでえもいわれぬ妖しい雰囲気にウッソは歓喜に打ち震えすぎて悶絶する。
「ったくあんたらは、最初にこのコに声かけたのはあたしだってのに、横取りする気なんだね」
えらく自分勝手な事を言いウッソをひょいと持ち上げるヘレン。
「へ、ヘレンさん?」
「いくら子供でも、男を簡単に持ち上げるような大女は、男から見て魅力ないかな?」
「そんな事ないですっ!物凄くありますっ!」
もはや条件反射のようにヘレンを賛美するウッソ。
「本当かい?それじゃあほら」
ウッソを降ろし、みんなと同じようにその目の前へヒップを突き出すヘレン。
「こっちも魅力的かな?」
「み、魅力的ですっ!」
引き締まりながらほどよく脂肪の乗ったヘレンのヒップの前でウッソは叫ぶように答える。
「そう、だったら触りたい?」
「は、はひ?」
ヘレンの言葉に間抜けな声を出してしまうウッソ。
「魅力的な尻だった触りたくなるだろ、坊やだって男なんだからさぁ」
振り向いてウインクするヘレン。
「ちょっとヘレン」
「あんたズルいよ!」
ジュンコとマヘリアが抗議するが無視。
「それとも魅力的だなんて口だけなのかい?」
「そ、そんな事ありませんっ!」
意を決したウッソが、ヘレンの美尻に手を添える。
「はぁん」
思わず艶っぽい声を漏らすヘレンにびっくりしてその手を退けるウッソ。
「なんだい、もっと強く触ってもいいのに」
そう言ってウッソの手を掴み、再び自分の美尻へと導こうとしたヘレンだが。
「その辺にしなよヘレン」
ジュンコがその手を止める。
「無理矢理させるなんて野暮だよ」
「そうだね」
ジュンコの説得に頷くヘレン。
「ごめんねウッソ、また今度じっくりと触らせてあげるよ」
「は、はい~」
嬉しすぎる言葉にのぼせたウッソの両頬に不意にジュンコの両掌が当てられる。
「でゅ、でゅんこだん?」
「まったくお前って子は、あたしに気があるのかと思ってたら、女なら誰でもいいんだね」
「そ、そんな事ないです!」
「本当に?」
「本当です」
力説するウッソ、確かに嘘はついてない。
決して「女なら誰でもいい」のではなく「綺麗な女の人なら誰でもいい」のだから。
「それじゃああたしが好きなんだね」
「....はい....」
赤面しながら答えるウッソ。
確かに嘘はついてない。
正確にはジュンコ「も」好きなのだが。
「よしいい子だ、それじゃご褒美に」
そうしてジュンコもまた、その豊満な尻を突き出した。
シュラク隊の美尻の中でも、ジュンコは特に大きく、それでいて形の良い桃尻の持ち主だった。
ウッソはジュンコがその桃へと触らせて、あるいは撫でさせて、あわよくば揉ませてもらえるものと確信していた....が。
「ぐふむっ」
不意に暗転するウッソの視界。
そして顔全体に広がる柔らかな触感。
「ふふ、どうだいウッソ、いつもマヘリアに胸でしてもらってる『パフパフ』をあたしのお尻でしてあげるよ」
「むぐー」
いつのまにか壁においやられ、大きな桃で顔を圧迫されるウッソだったが、どうにか呼吸を整えると、自分が今どこに顔を埋めているかを思い出し、ついに我慢の限界に達した。
「ふふふ、どうしたんだいウッソ?気持ちよくて声も出....あっ、そ、そこは、あっ」
突然せつない声を上げはじめるジュンコ。
その声の原因となっているのは、Tバックの中へと進入してきたウッソの手だった。
「ぷはーっ!」
苦しくも心地よい桃圧迫から生還したウッソ。
その目は先ほどまでの赤面する少年ではなかった。
「ふう、気持ちよかったですよジュンコさん、やっぱりジュンコさんのお尻が一番...」
「「「「「ちょっと待ったーっ!」」」」」
他の五人からのクレーム。
「顔を埋めさせるなんてそんなのアリ?」
ヘレンが一番先に抜け駆けして触らせたくせに文句を言う。
「ふっ、悪あがきだね、尻比べはもういいよ、こうなったら誰が一番好きか、それをウッソに聞こうじゃないか」
言うなり上着を脱ぐジュンコ。
群衆心理か、対抗意識か、他の五人もそれに習う。
全員、下にはいたTバック・ボトムとお揃いのキワドイ小ささのブラ。
それを見て心の中で舌なめづりして喜ぶウッソだが、その実年齢よりも幼い風貌の下に本心を隠す。
「ウッソおいで」
マヘリアの手招きに応じてその豊かな胸へとダイヴする。
「マヘリアさ~ん」
「ふふふ、よしよし」
胸へとお気に入りの少年の顔を誘って、マヘリアは満足気な笑みを浮かべた。
マヘリアの胸に挟まれながら、ウッソはあのジブラルタルでの出来事を思い出していた。
傷つき、墜落したマヘリアへと消化器を手にしたウッソが駆け寄る。
「マヘリアさん、しっかりしてください、マヘリアさんっ!」
ハッチをこじ開け、消化器をぶちまける。
「マヘリ....」
「けほっ、けほっ」
「マヘリアさん....無事だったんですね?」
「けほっ、全然無事じゃないよ、全身消化液まみれだよ」
「ご、ごめんなさいっ!」
「いいよ、心配してくれたんだろ?それより無事とは言ってもさっき一撃くらって、脚の辺りを火傷してるんだよ」
「た、大変だっ!」
「すぐに救急車も来るよ、それより」
「マ、マヘリアさん?」
ぐっとコックピット内に引き込まれるウッソ。
先ほど機体に同乗した時は偶然頭に当たった爆乳へと顔面から突っ込む。
「ご、ごめんなさ...」
飛び退こうとするウッソだが、そのまましっかり頭を抱えられ身動きがとれなくなる。
「こうしていると、痛みが紛れるんだよ」
やがて墜落したマヘリア機に仲間たちが駆け寄って来る。
いの一番にコックピットに飛び乗るケイト。
「マヘリアっ、無事......ってあんた何してんの?」
ウッソを胸に抱いたマヘリアの姿に唖然とする。
今もあの時と同じく胸に顔を挟まれているウッソ。
しかしあの時のように戸惑いや羞恥はなく、顔全体で爆乳の感触を存分に味わっている、子供のように見えてもはや子供ではないウッソ(早っ!)
「あの時は本当に痛さすら忘れられた」
マヘリアもまた、ウッソを初めて胸に押しつけた時の事を思い出していた。
そしてその視線をジュンコに向ける。
「なのにあたしが入院してる間に、姉さんがすっかりウッソを手なづけてて、好きな時にこうして可愛がることも出来ない」
「だから、ウッソはあたしが好きなんだ、諦めな」
「そう、ならあたしにも考えがあるよ」
言いつつただでさえ小さいブラからはみ出している爆乳の片方を、完全に剥き出しにするマヘリア。
「ちょっとマヘリアさん!」
さしもの色餓鬼もこれにはちょっとドッキリ。
しかし続いての言葉にさらに衝撃を受けた。
「さあウッソ、吸っていいんだよ」
至福の刻にあっても、ウッソのヴォルテージはさらに上がる一方だった
一緒にいる時は常に目で追い(おいおい)
たまには顔を埋めて感触を味わっていたマヘリアの爆乳。
それが片方だけとはいえ目の前でブラからこぼれだしているのだから。
「ほら、おいでウッソ!」
にっこり微笑むマヘリアにウッソ理性のタガを外します。
「マ、ヘ、リ、ア、すわ~ん」
飛びつくやいなや。
「チュ~~~~~~~」
「あはっ、やっぱりまだおっぱいが恋しい年頃なんだねウッソ」
激しい吸引に感じつつ、そんな年頃の子供を誘惑することに背徳の淫眉な喜びを見いだしてしまうマヘリア。
「マヘリアさん、ちゅばっ!マヘリアさーん、ちゅるちゅるる、マヘリアすわ~、ぶちゅちゅちゅ」
「ああんウッソ、ほら、こっちもお願い」
ついにブラを全部外したマヘリア。
すかさずウッソは左右の爆乳果実を交互に口に含み、なめ、吸い、開いた方は掌を当てて乳首を摩る。
「あ、そんな、す、すごいっ!」
冗談半分だったマヘリアも激しい口撃ら本気で悶え始める。
その様子を呆れ半分で見守るシュラク隊の中で。
「すごい....でもこのコ、どこでこんなテク覚えたの?」
ふと疑問を感じるコニーであった。
責めるウッソ、悶えるマヘリア。
その構図をジュンコは嫉妬半分、感心半分で見守る。
元々は頼りない外見の割に中々「出来る」男のオリファーに少し気が向いていたジュンコであったが。
外見が頼りないどころか子供なのに、能力はオリファーを遥かに凌ぐウッソの方に今は夢中。
しかしそれはあくまで死と隣り合わせの戦争の中、軽い息抜きとして坊やと遊んでいただけだったのに。
(坊やに本気になっちまったってのかい、ジュンコ姉さんも焼きが回ったねえ)
自嘲するジュンコ。
ウッソとマヘリアへと注がれている嫉妬の視線はジュンコだけではなかった。
「ねえシャクティ、どうしたの?ウッソとお姉ちゃんたち、何をしてるの」
スージィは壁の穴に目を当てたまま微動だにしないシャクティに声をかけるが彼女は反応しない。
シャクティ、スージィ、カルル、そしてフランダースはこの老朽戦艦リーンホースに密航していた。
手ごろな部屋を見つけて隠れたはいいが、突然隣室にシュラク隊とウッソがやって来たのだ。
「ねえシャク....」
スージィは気づいた、いつもなら泣き出すカルルが青ざめた顔で虚空を見つめ、フランダースは尻尾を丸めてへたりこんでいる。
シャクティから発っせられるドス黒いオーラに気押されて。
いつのまにか服を脱ぎ捨てブリーフ一枚になっているウッソが、Tバックのキワドイ下着一枚のマヘリアの爆乳に吸いついている光景を壁の穴から凝視しながら。
シャクティは嫉妬に燃え狂っていた。
(ひどいわウッソ、あたしのおっぱいを吸ってくれたことなんかないのに....)
そりゃ吸うほどの大きさがないからなぁ。
(それにしてもあのアマ、あたしのウッソとなんてうらやまし、いいえ、いやらしい事してるのよ、他の連中もあんな格好してるし....許さないっ!)
怒りに燃えるシャクティが懐から取り出したのは....。
ヤナギランの種の入った袋とスコップだった。
ガツッ、ガツッ!
「ひいっ!」
物もいわずに床にスコップを叩きつけ、割れた床に種を蒔く意味不明の行動に、得体の知れない恐怖を感じ、身を縮こませているフランダースに抱きついておびえるスージィ。
「シャクティ、ココハ畑ジャナイ」
機械ゆえその恐怖を感じられないハロだけが律義にも突っ込みを入れていた。
「ああ、もう我慢出来な....」
マヘリアが最後の一枚を自ら脱ぎ捨てようとした瞬間。
「はぁうんっ!」
遂に絶頂に達しその場に崩れ落ちる。
「胸だけで、イキましたか?」
満足な笑みを浮かべるウッソだった。
「あはぁ、あたし、子供に、胸だけで、イカされちゃったのね」
その場に座り込んだまま、荒い息のまま、自らの現状を確認して赤面するマヘリア。
改めて目の前に仁王立ちするウッソを眺める。
顔も幼い。
背も低い。
はいているのはいかにもお子様の白いブリーフ。
しかしその鍛えあがられた身体は、そしてブリーフを押し上げる「物干し竿」は子供離れしていた。
特に今は、座り込んでいるせいで目の前にその長大な物干し竿がある。
おもわずブリーフの上からかみかみしたくなる衝動にかられたがすぐウッソの肉体はフェイドアウトしていく。
「ジュ、ジュンコさん」
「こっちに来なウッソ」
犯人はもちろんジュンコ。
ずるずるとウッソの手をひいて、部屋のすみへと連れていく。
そこに追い詰め、両手を壁についてウッソの逃げ場を奪う。
そうして上から顔をのぞき込む。
綺麗なお姉さんに密着されている嬉しい状況ながら。
ジュンコ自身も自覚している嫉妬の感情から、少し目がすわっているため、恐さ半分で喜びが半減しているウッソ。
「どこであんな事覚えだい?」
「はい?」
「とぼけるんじゃないよ、子供がどうしてあんなに女あしらいが上手いのかってことだよ」
ジュンコの顔がますますウッソに近づく。
ジュンコにはたまらなく可愛らしかった。
自分を見上げるウッソの、少し脅えたつぶらな瞳が。
だがその瞳の奥を見つめていると、ジュンコの脳の中にある種の映像が浮かんできた。
その映像とは....。
黒い肌を愛撫するウッソの姿だった。
目の前に少し怒ったような顔のジュンコの顔のアップ。
それを少しひるみつつもじっくりと観察するウッソは確信する。綺麗なお姉さん揃いのシュラク隊。
その中にあっても、やはりジュンコは一番の美女だと。
「あいつなのかい?」
「はいっ?」
脈絡のない言葉につい間抜けな返事をするウッソ。
「あの黒貧乳が、アンタにそんな事を仕込んだんだね」
「黒貧乳?」
そのフレーズでウッソはある人物を思い出す。
自分が性に目覚めて以来、事あるごとに実験観察対象にしてきた幼なじみのことを。
しかしジュンコが槍玉にあげているのは違う人物だった。
「許さないよマーベット、婚約者までいるくせに、こんな坊やを欲求不満解消の道具にするなんて!」
(いたいけな子供にみんなでお尻を見せてやろうと計画したり)
(あまつさえ顔を埋めさせた女が何言ってんだか)
姉貴分の自分の事を棚に上げた発言に呆れるケイトとペギー。
「え、あの、ジュンコさん、何を言って....」
「いいんだよ、ウッソは悪くない、優しい子だからあの女を庇うつもりなんだね?」
「いや。そうじゃなくて」
「いいから、さ、いくよ」
キワドイ下着の上にフライトジャケットを羽織ったジュンコは、ウッソを小脇に抱えるや部屋を飛び出した。
「姉さんっ!なんて格好でっ!ちょっと待....」
ヘレンが呼び止めたが気づきもしない。
「うーん」
リーンホースの廊下をウロウロしている男が一人。
リガ・ミリティアに参加したおかけで、しがない輸送部隊長から宇宙戦艦の艦長へと成り上がった男、ゴメス大尉は今、いい歳をして女性関係の悩みを抱えていた。
かなり年下のジュンコ・ジェンコに気があるのだ。
「しかし俺のような中年じゃ釣り合わんよなぁ」
身の程がわかているというか、度胸がないというか。
そんな彼の耳に。
「どこに行くんですかーっ!」
「黙ってついて来なっ!」
当のジュンコの声が。
見るとこちらへ低重力とは思えない安定した足取りでこちらへと走って来るジュンコ、なぜかウッソを抱えている。
「お、お前ら何をし....」
ゴメスを無視、というより気づかずに走り去るジュンコ。
その後ろ姿を見たゴメスは。
「のわっ!」
ただでえキワドイTバックが疾走によりさらにヤバく食い込んでいるのを見て鼻血を噴いて倒れる。
いい歳をしてウッソより純情らしい(笑)
さてここはオリファーとマーベットの個室。
全身青痣とミミズ腫れだらけ、顔面も腫れ上がり、鼻の穴には鼻血止めのティッシュ・ペーパーをつめているオリファーが、自分よりも大きなマーベットにしがみつくようにして後ろから彼女を貫いている。
誤解から折檻を受け、どんなに言い訳しても許してもらえないと悟ったオリファーは作戦変更、身体を重ねる事でうやむやにしようと画策した。
しかしマーベットは「三回イカせてくれたら許してあげる」と宣告。
ノルマはまだ一回目なのに、シュラク隊とマーベットから立て続けに受けた折檻で体力を消耗したせいか既に青息吐息。
そこへ。
「マーベットッ!」
ノックすらせず、ロックしてあった筈のドアを力ずくで開けて部屋へと乱入した人物がいた。
「あふっ、オリファー、うっ、まだ二回も残ってるのよ、さあ頑張....何なの?....ちょっと!何してるのっ!....キャー!」
後ろを振り返って乱入者に驚き、それがジュンコであると気がついて怒り、そしてジュンコが小脇に抱えたウッソと目があい悲鳴を上げるマーベット。
慌ててしがみついているオリファーを振り落とし、シーツを体に巻き付けるとジュンコを睨みつける。
「ジュンコッ!あなた何考えてるのっ!」
しかしジュンコはひるみもせずにマーベットを睨み返す。
その時オリファーは、マーベットから振り落とされた拍子にベッド下に転げ落ちて頭部を強打し、川の向こうで亡き両親が手招きしている光景を幻視していた。
「何を慌ててんだいマーベット、そんな姿をウッソに見られるくらい日常茶飯事なんだろ?それとも他の男とヤッテるところは見られたくなかったのかい?可愛いウッソ君にはさ」
敵意と憎悪剥き出しのジュンコ。
そのただならぬ様子にマーベットは怒りを忘れて不審なものを感じる。
「な、何を言ってるの?」
「とぼけんじゃないよ、あんたがこのコを自分の欲求不満解消のための玩具にしてた事はわかってるんだよ」
(えっ、シャワー上がりにウッソの前でバスタオル一枚だけでうろついたり、わざと胸があたるようにくっついたり、下着を鞄からはみ出させたりしてた事を...)
考えているうちにその思いは口をつき。
「何で....知ってるの?」
思いっきり言ってしまうマーベット。
「やっぱりそうだったんだね、なんて女なんだいこの淫乱」
「あ、あの」
マーベットが言っているのが、彼女が思い浮かべていた軽いセクハラ程度の悪戯のことだと見当がついたウッソ。
なんとか弁護しようとするが。
「いいんだよウッソ、お前はあたしが守ってやるから」
物凄く優しい目をして自分の頭を撫でるジュンコにポーっとして何も言えなくなる。
しかしそれを見たマーベット。
「あら、あなたたち随分仲良しね」
その言葉にはっとなるウッソとジュンコ。
「それにジュンコ、随分と大胆な姿ね、今までそんな格好してウッソと何をしていたのかしら?」
二人の長身美女の視線がバチバチと火花を散らす。
「シュラク隊にその人ありと言われたジュンコ姉さんがまさかショタコンだったとは、人は見かけによらないわね」
「人の事を言えるのかい、大体アンタなんて婚約者のいる身でウッソに手を出したんだろ?」
「いいじゃない、軽いスキンシップよ」
「どこの世界に軽いスキンシップにエッチのテクを仕込むやつがいるんだよっ!」
「は?」
マーベットが素っ頓狂な声を出す。
理解不能といった表情。
その素のリアクションに、彼女が別にとぼけているのではないと直感的にわかったジュンコ。
「え、それじゃ?」
「あたしはただ、ウッソにシャワー上がりに胸元や太股を見せたり、わざと胸を背中に押しつけたり、頬にキスしたり、そういう軽い悪戯しかしてないわ」
生憎この場には「子供相手にそれだけやれば充分じゃい!」と突っ込む常識人はいなかった。
「それだけなのかい」
すでに良識がどっかに行っているジュンコが納得する。
「そうなんです」
和解の兆しに乗じてマーベット有利の証言をするウッソ。
だがそれは墓穴を掘る行為だった。
「それじゃお前は誰にあんな事を習ったんだい?」
言いつつジュンコがウッソを羽交い締めにした。
「どういうことか教えてくれない?」
マーベットがある程度事情を察しながらも確認を取るかのようにウッソの前に立ちはだかった。
ジュンコの口から、先ほどまでの「痴女の宴」でのいきさつを呆れ顔で聞き終えるマーベット。
「ふーん、ウッソは物知りで何でも出来る凄い子だってことはわかっていたけど、まさかそんな事までねぇ」
「マ、マーベットさん」
目を細めてジト目で自分を見るマーベットに、軽いショックを受けるウッソ。
(そんな、マーベットさんに軽蔑されちゃう)
マーベットは今まで軽い悪戯心とはいえ色々なことをしてきたのに恥ずかしがるだけだったウッソに嫉妬心を感じていた。
その時はそれで見ていて愉しかったが、ジュンコ達との狂宴での対応を聞くと、自分だけ相手にされていなかったような気がして面白くない。
「いやらしい子!」
つい苛立ち紛れに酷い台詞(まったくの事実だが)を吐き捨てウッソに背中を向ける「いやらしい大人」マーベット。
「そんな....」
半ベ状態のウッソだが。
ジュンコはなぐさめてもくれない。
ジュンコはジュンコで、ウッソがマーベットの前でだけ猫被りをしていたことが面白くないのだった。
その頃オリファーは、未だ痙攣状態の半死人だった。
その存在はジュンコはもとより婚約者であるマーベットの脳裏からも綺麗さっぱり消え去っていた。
ジュンコはウッソを羽交い締めにしながら、二つの異なる感情に挟まれていた。
マーベットに軽蔑されたと思って半ベソ状態のウッソの表情を見て、胸がしめつけられそうなほどの愛おしさを感じると共にむくむくと嫉妬心ももたげて来る。
「可愛い」と「憎い」
二つの相反する感情は、一つの結論に至る。
可愛いから、憎たらしいから....いぢめてやる、と。
「あれ、今のは」
「ウッソと姉さんの声だね」
ジュンコとウッソを追って来たマヘリアとケイトは、ある部屋の前で確かに声を聞いた。
「嫌ですっ、やめてください」
「いいから大人しくしなっ」
ウッソの泣き声と、ジュンコの怒声。
何事かと慌てて部屋に飛び込んだ二人が見たものは....。
「何やってんだい姉さん」
呆れ顔のヘレン。
ジュンコはウッソが履いているブリーフを脱がそうとしている。
「それにあんたも何をぼーっとしてるの?」
マヘリアは部屋の一隅でその様子を黙って見ていたマーベットにも声をかける。
しかしマーベットは、突然のジュンコの異様な行動に思考回路がショートしたように、ただその光景を見つめていた。
「ヘレン、マヘリア、いいとこに来たね、あんたらもちょっと手伝いなよ」
二人の当惑もいざ知らず、さも当たり前の顔で助力を頼みつつウッソが必死に抑えるブリーフを力任せに引き下ろそうとしているジュンコ。
止めようとしたが。
ゴクリッ。
生唾を飲み込む二人。
先ほどブリーフごしに見た、ウッソのビッグ・キャノンを直に見てみたい衝動にかられ。
「ウッソ」
「大人しくするんだよ」
あっさりとジュンコに従い、ウッソの両腕を抑えてしまう。
「ああっ」
ついに引き下ろされたブリーフ。
「うっ」
「こ、これは」
「凄い」
目を丸くする三人。
緊張で縮こまりながらも、とても13才の少年の物と思えない立派な一物に。
ただ年齢ゆえ、余計な皮が残っている。
「やだっ、ひどいっ、放してっ」
日頃のウッソらしくもなく、子供じみた喚き越えを上げる姿を見てジュンコは言うべきことを口にする。
「ふんっ、マーベットに見られるのがそんなに嫌だったのかい、でもマーベットは興味あるみたいだよ」
そう言ってジュンコが振り向くと果たしてマーベットはウッソの股間を凝視していた。
ジュンコ達三人の「ふふん」と言いたげないじわるな顔そしてウッソの涙目を見て、慌てて目を逸らすマーベット。
「見たけりゃ見ればいいのに、無理しないでさ」
ジュンコが揶揄するが、答えずにそっぽを向く。
「おやおや、ウッソ、お前の大好きなマーベットさんはお前のちんちんなんて見たくもないってさ」
「そんな....」
悲し気にうつむくウッソを見て、ジュンコのみならずヘレンとマヘリアにも火がついてしまった。
((か、かわいい....いぢめたい))
二人の子羊を前にした狼のような目つきに、ついに誰一人味方のいなくなった事を悟って脅えるウッソ。
「姉さん、ついでにマーベットにあたしたちがウッソとどんなお遊びをしていたか教えてあげようか?」
「そうだね、それも実演で」
「あ、あんたたち」
同志来たるとばかりにうなずくジュンコ。
ウッソ、絶体絶命。
「こういうのをミイラ取りがミイラになるって言うんだっけ」
「多分ね、まったく三人とも」
「ん?今声が聞こえなかった?」
コニー、ペギー、ケイトは、ジュンコ達を連れ戻しに行ったはいいがそのまま戻らないヘレンとマヘリアを探しに来ていた。
聞き覚えのある声のする一室に足を踏み入れた三人は。
「「「な、何してんのよーっ!」」」
「おや、あんたたちも来たの?」
部屋の入り口で唖然と立ち尽くす三人を見て、平然とした顔で声をかけるジュンコ。
「来たの、じゃないよ、何やってんのさ姉さん」
「ウッソにお仕置きしてる」
あっさり答えられて言葉を失うコニー。
「わかったかい?ん?あぁっ、ちょっとウッソ、へんな所に息を吹きかけるんじゃないよ」
突然悶えるジュンコ。
彼女は今、どっかりと床に座っている。
ただし直に床に尻をつけてはいない。
まるで座布団のようにウッソの顔がその大きな尻の下に敷かれていた。
さっきもウッソは壁につめられて顔にジュンコの尻を押し付けられていたが、今度の場合それとは比較にならないほど苦しいはず。
「馬鹿言ってないで早くやめなよ姉さん」
「そうだよ、ウッソが可哀相じゃないか」
言葉を失ったコニーに代わり、ケイトとペギーが制止するが。
「あっ、だめだってウッソ、息をかけちゃ、本当に悪い子だねお前は」
聞いちゃいねえジュンコ。
「姉さん、いいかげんにしてよ」
「いつまで座ってるつもりだよ」
そこで最初から部屋にいたマヘリアとヘレンが声をかけて味方を得たと思ったが...,。
「そろそろ代わってくれない?」
「何言ってんのよ、次はあたしの番」
((こいつらもか....))
へなへなと力を無くす二人であった。
(下記から状況説明省略のため台詞の前に人名がつきます)
何とか一時的精神虚脱から抜け出したコニーも含めついに実力行使に出る三人。
ジュンコの元へとつかかと近寄ると、その腕を取る。
ケイト「ほらどきなよ、いい加減にしないといくら姉さんでも許さないからね」
ジュンコ「何怒ってんだいあんたたち」
ペギー「何って、なんでウッソにこんな酷いことするんだよ」
コニー「そうだよ、あんなにウッソの事を可愛がってた姉さんが、それにウッソだって姉さんのことが」
ジュンコ「ウッソが好きなのはあたしじゃないよ」
コ&ペ&ケ「は?」
ジュンコ「坊やが好きなのは、そこにいらっしゃるマーベットさんだよ」
そう言われて、部屋のすみにマーベットがいる事に初めて気がついた三人。
こっちを見ていたマーベットが目を逸らす。
コニー「マーベット、なんでここにいるの?」
マーベット「なんでって、ここはあたしの部屋よ」
目を反らしたまま答える。
ペギー「なんでマーベットの部屋でこんなこと」
ジュンコ「それはもちろんマーベットに見せてやるためさ」
ケイト「何を」
ジュンコ「ウッソ坊やがどんなにいやらしい子か、だーい好きなマーベットさんに見せてあげてるんだよっ!」
言いつつピシャリと何かを平手で弾くジュンコ。
それはウッソの隆々とそびえ立つ主砲。
「「「ええっ!」」」
間抜けにも三人は、ジュンコの異常行動に気をとられてウッソがパンツを脱がされている事に今の今まで気づいてなかった。
ジュンコ「わかったかい、ウッソ坊やは女の座布団にされてもこんなにピンピンにしちゃうスケベだって事を、マーベットもよく理解してくれたと思うんだ、さっきから見てないふりしてチラチラと見てたからね、特にウッソのおっ立ったオチンチンをさ」
言いつつ意地の悪い笑みを浮かべてマーベットを見やる。
(((嫉妬かよっ!)))
動機を察して呆れる三人。
ジュンコ「さて、そろそろ代わってやらないと」
立ち上がり、ウッソの顔をのぞき込む。
ジュンコ「どうだったウッソ?」
ウッソ「.....はぁっはぁっはぁっ....ひ、ひどいですよジュンコさん、僕は座布団じゃありませんよ」
恨みがましい目を向けるウッソだが
ジュンコ「そうだね」
ウッソ「ああっ」
ジュンコ「座布団にはこんな物ついてないし、まして嫌らしくピンピンに立てたりしないからね」
素足でウッソの主砲を踏みにじる。
ジュンコ「ふん、どうせ大好きなマーベットお姉様に見られていたからこんなにしたんだろ?」
まさに嫉妬からの行動だが、悶えるウッソを見ているうち嫉妬の憤怒が消えていき、このかわいい少年を思うがままに弄びたいという「純粋」に「不純」な思いにとってかわっていった。
「ふふふ、本当にいやらしい子だねお前は」
自分に股間を踏みにじられて切ない声をあげて悶えるウッソにすっかり興奮しているジュンコ。
痛みよりも快感が上回るギリギリの境界線を見極めて、執拗にウッソキャノンを蹂躙する。
そして自慢げにマーベットを見やる。
「ウッソはあたしが好きなんだよ、だから足蹴にされてもこんなに喜んでるんだよ」
そう目で語りながら。
目線を逸らすマーベットに憫笑を投げかけて、再びウッソへの足サービスを再開するジュンコだが。
「?」
彼女の鼓膜を心地よく振動させてくれていたウッソのあえぎ声は聞こえない。
振り向くと。
「ああっ」
いつのまにかウッソの顔の上にはマヘリアが腰掛けていた。
「どうだいウッソ、こういうのも好きなんだろう?」
喜色満面のマヘリア。
ヘレンはコインを握り締めて悔しげに立ち尽くしている。
どうやらジュンコが足攻めに夢中になっている間に二人はコイントスで順番を決めてしまったらしい。
「どきなよマヘリア、ウッソの顔にはあたしが…」
「一回立ったんだから順番はまた後だよ姉さん....ああっ」
一言で切り捨てたマヘリアが不意に大きくのけぞった。
ジュンコによる足攻撃で快感に悶えていたウッソの視界は桃色の物体によって覆いかくされ、柔らかい肉によって顔が潰される。
「どうだいウッソ、こういうのも好きなんだろう?」
上からマヘリアの声が響く。
ジュンコに続いてマヘリアまでもが自分の顔の上に座るという事態に、息苦しさに悶絶して許しを請おうとするが。
「ふぁ、ふぁふぇふぃふぁふぁふ、ふぁふぇふぇふふぁふぁふぃ」
声もまた柔肉によって塞がれる。
しかし唇の動きは、マヘリアのきわどいTバックに包まれた部分の微妙な箇所を刺激して。
「ああっ」
大きくのけぞらせた。
既に足攻撃は止んでいたが、その声に先程のマヘリアとのプレイ~美巨乳愛撫~を思い出し、かつまた顔の上に乗っているのが乳同様に柔らかそうだったヒップだということを再認識して。
ウッソキャノンは再びその仰角を上げる。
「はぁ…ふふふウッソ、やっぱりあたしだと感じるんだね、あたしが好きなんだから仕方がないか…」
目ざとくそれに気づいたマヘリアは。
「それじゃさっきのお返しをしてあげないとね」
その手をゆっくりと伸ばした。
現在この部屋にいるのはウッソを除けば女性ばかり。
部屋の主マーベットとシュラク隊の面々。
オリファーは半死半生、人間と死体の境目を彷徨っているのであえて数には数えない。
ウッソを除く部屋の中にいる全ての女性の視線が、今一点に注がれていた。
マヘリアが掴んだ長大なウッソキャノンに。
「ああ、熱い」
感心したように呟くとマヘリアはその熱い棒をしっかりと握る。
「むぐっ」
「あらっ、痛かった?」
自分の尻で塞がれた口から漏れたうめき声に少し焦ったマヘリアだったが。
「ん?」
握り締めた熱い物がより太く長く、そして硬くなっていく感触に全てを悟る。
なんだ、気持ちよかったんだね、ならもっと....」
握り締めた掌を上下に動かし、ウッソキャノンを擦りあげる。
「ウッソ、さっきはとっても気持ちよかったよ」
「うぐぐ」
「あんたがお姉ちゃんのことを気持ちよくしてくれたから」
「むうう」
「今度はお姉ちゃんがあんたを気持ち良くしてあげるからね」
とても姉が弟に言う内容ではない事を勝手に弟に決めた少年に口走った自称・姉は手のスピードを徐々に上げ始めた。
「ほら、我慢しなくてもいいよ」
興奮で血走った目になりながらマヘリアは手を動かし続けた。
マヘリアも決して男性経験が皆無というわけではなかった。
しかし高い身長と勝気な性格から、男好きのする色っぽい容姿と爆乳の持ち主にしては経験が少ない。
ましてや男性器を手で刺激するなどと言うのは初めての体験だった。
しかし。
一擦りすればより硬度を増し。
二擦りすればひくひくと痙攣し。
三擦りすればせつなそうな呻き声を尻の下でもらす。
そんなウッソの反応に愛しさがこみ上げてきて、さらに擦り上げるスピードを早めていく。
「ふふふ、気持ちいいウッソ、いいんだよ気持ちよかったら....」
はたと手が止まった。
そう、このまま刺激を続ければ、ウッソキャノンは暴発し、白く熱い液体が飛散するのだ。
それをどうするのか?
マヘリアは数秒間考えた後で、再び摩擦を開始する。
ウッソキャノンに顔を近づけて。
そう、彼女は発射された液体を飲み干してしまおうとしていた。
いよいよ限界まで肥大化した熱い棒の前で口を開け、その瞬間を待っていたマヘリア。
だがその決定的瞬間はついに訪れなかった。
まさに灼熱の白いビームが射出されようとした刹那。
絶えがたい快感に尻に圧迫されたウッソの顔もガクガクと震える。
その微妙な震動に、マヘリアが一瞬のけぞった瞬間。
白いビームは放たれた。
慌ててそれを受け止めようとしたマヘリア。
しかし一瞬早く割って入ったジュンコがそれを遮り、あまつさえ宙に打ち上げられた白い粘液を自分が口に入れてしまった。
あまりのことに怒りも忘れて愕然とするマヘリア。
「ちょっと苦いね」
ニヤリと笑うジュンコ、無論相手はこちらをチラチラと見ていたマーベット。
「ね、姉さんっ!なんで横取りするのさっ!」
やっと我に帰ったマヘリアが当然の如く文句を言う。
「出るときにのけぞってたあんたが悪いんだよ、だいたいあたしが口で受け止めてあげなかったら今頃はせっかくウッソが出したものがこぼれていたよ」
当然のように自分の非を認めないジュンコに噛み付きそうな顔になるマヘリア。
だが。
「そろそろどいてくれないマヘリア、次はあたしの番なんだけど」
順番待ちのヘレンがクレームをつける。
彼女の顔も期待とわずかばかりの羞恥からほんのりと赤く染まっていた。
ウッソへの顔面騎乗大会は、まだ始まったぱかり。
マヘリア「よっと」
どこかおばさんくさいかけ声をかけて、ウッソの顔の上から立ち上がる。
ウッソ「ぷはーっ!」
再びようやく一息つく。
重く息苦しい苦痛と、柔らかい桃の感触の快楽の硲で夢見心地だったウッソだが、だんだんと頭がすっきりとして来て自分の今おかれている状況が再確認されていく。
ウッソ「あああ!」
いつのまにかコニー、ペギー、ケイトまでが室内にいる。
もちろんマーベットもいまだ部屋のすみでこちらをチラチラと伺っている。
その前で自分は、一糸まとわぬ丸裸なのだ。
ウッソ「いやあああああ」
続いてつい先刻、マヘリアの指先の刺激に耐え切れず遂に白い涙をこぼしてしまった事も思い出された。
慌てて立ち上がろうとしたウッソだが。
ヘレン「どこへ行くつもり」
上から両肩を掴まれ、再び仰向けに寝転ばされる。
そんなウッソにマウント・ポジションを取りつつ、キっと睨みつけながら。
ヘレン「嘘つきウッソ」
ウッソ「ヘ、ヘレンさん?」
予想外のヘレンの怒りに、動揺する。
ヘレン「あたしのお尻がきれいだとか、触り心地がいいとか、アレは全部嘘だったんだね?」
ウッソ「え?う、嘘じゃないです」
ヘレン「だったら何であたしの番だってのに逃げる?」
言われて見てさすがにウッソも、それがヘレンのブライドを傷つける行為だと理解した。
自分を抑えつけながら、怒ったような目で見つめるヘレン。
その表情に萌えながら、ウッソは事態の収拾を図る。
それは誤解です、ただ恥ずかしかったから、逃げ出そうとしただけなんです。
そんな大意の事を口走ろうとした矢先。
ジュンコ「そうだよヘレン」
ウッソ「ええっ?」
横から突然ジュンコに口出しされ、言葉を失う。
ジュンコ「ウッソ、お前からもはっきりとヘレンに言ってやりなよ『僕はジュンコお姉様専用の座布団です、他の女の人には座られたくありません』って」
ウッソの精をちゃっかりといただいちゃったジュンコ、彼女の認識ではもはやウッソは自分の所有物である。
しかしそれに黙っていられない人物が二人いた。
その一人は....
マーベット「何を勝手な事言ってるの、ウッソは....」
そこまで言って、シュラク隊全員の視線に気づいたマーベットは再び部外者に、もとい部外者を装いながら様子を伺うROMな行動に戻る。
しかしもう一人はそうではない。
マヘリア「何言ってんのよ姉さん」
こちらは余裕の笑みを浮かべている。
マヘリア「今さっきウッソをイカせたはだ~れ?あたしだよ、あ・た・し」
ウッソの熱きウェポンの感触を思い出すかのように、掌をニギニギと動かすマヘリアの艶っぽさは尋常ではなかった。
ヘレンにマウントを取られたポジションのウッソはなんとか事を穏便にすませたいと四苦八苦。
とりあえず「戦果」を誇らしげに語るマヘリアを制止しようとするが。
ウッソ「あ、あの、マ、マヘリアさん、あ、あれは....」
マヘリア「わかってるよウッソ、あんたは優しい子だからねぇ『お姉さんたちはみんな同じくくらい好きです』なんていってみんなを傷つけまいとしてるんだろ?本当はあたしが一番好きなのに、子供の癖に気を使っちゃって」
ウッソ「はい?」
マヘリア「でも身体は正直だよね、あたしのお尻の下でイッたということは、あたしが一番って身体か言ってるんだよ」
ジュンコ「何言ってんだい、手を使った癖に!」
正論を言うジュンコだが
マヘリア「ああ、ウッソ(神様ありがとう、死んだ弟の代わりに、こんな可愛くてその上にオチンチンも大きい弟をあたしにくれて)ウッソ.....じゅるる」
恍惚のマヘリア、そしてウッソの上になったままのヘレンの耳には入らない。
ジュンコ、マヘリアが次々とウッソの「所有権」を主張する中、ヘレンはある決断をした。
ヘレン「ウッソ!」
ウッソ「は、はい」
ヘレン「本当にあたしの事、嫌じゃないの?」
ウッソ「も、もちろんです」
ヘレン「そう、なら」
鋭い目つきのまま、ヘレンはウッソを上から抱き締めた。
「むぐむぐ」
ウッソの顔は、ヘレンによって胸の中に抱き締められていた。
シュラク隊の中でも最も背が高く、割と筋肉質なヘレン。
しかしその胸の柔らかさは確かにうら若き女性のもの。
よくマヘリアにしてもらう「パフパフ」だが、上から完全に胸で圧迫されている。
マヘリア「ちょっとヘレン、あんたの洗濯板でそんな事したらウッソが痛がるでしょ!」
そりゃあんたより大きい胸は少ないよマヘリア。
ジュンコ「ヘレン、あんたみたいな大女がそんな事してウッソを潰す気かい」
あんたも充分大女だよジュンコ。
「むぐむぐむ、ぐむ、ぷはっ」
やっと戒めを解かれて息をつくウッソの目の前には。
先ほどまでの険しい表情から一変、愛野美奈....もとい愛と美の女神のような笑顔をを浮かべたヘレンが。
「ありがとうウッソ」
そう言ってヘレンが撫であげたのは、さっき発射したばかりというのに早くも次発装填されたウッソのビッグ・キャノン。
「嘘じゃなかったんだね」
「え、も、もちろんですよ」
「そう、じゃ、あたしも」
言うなりこの部屋に来るためはいていたスパッツを脱ぎ捨てて先ほどのTバック・パンティ姿になると、そのままウッソの顔の上に腰を下ろした。
三度、ウッソの顔は大柄美人の美巨尻の下に敷かれた。
ウッソ(あれ、苦しくないや)
シュラク隊は全員基本的にはスラッとした長身の体型。
その中で一番背が高い分、必然的に一番体重の重いのはヘレンである。
しかし既にジュンコとマヘリアに顔の上に座られたウッソは圧迫感に慣れはじめていた。
苦しさを感じなくなった時、感じるのは「綺麗なお姉さんのお尻が顔の上に乗っている」という快感のみ。
ビッグキャノンが戦闘体制に入り、仰角をとりはじめる。
ウッソ(ああ、柔らかいお尻、そ、それに、こ、この顎の方に当たってる部分って、もしかしてヘレンさんの?)
位置的な問題なのか、ヘレンの秘密の花園はウッソの口辺りに丁度位置していた。
その事実はビッグキャノンにますます危険な仰角を取らせる。
ヘレン「スゴいよウッソ、あたしでこんなに感じてるんだね」
ウッソ「はい、とっても気持ちいいです」
心底嬉しそうな顔と声のヘレン、顔は見えずとも声だけでそれを察知したウッソは「取り敢えずは綺麗なお姉さんのご機嫌をとる」習い性で追従した。
ヘレン「そう、ならもっと気持ちよくさせてあげるね」
言うや否や、マヘリアと同様に熱くたぎったビッグキャノンを握り締めた。
ウッソ「ヘ、ヘレンさ....んっ」
握り締めただけでなく、微妙な力加減でそれを揉みしだく。
ウッソ「ああっ」
次の瞬間、ビッグキャノンは暴発した。
ヘレン「こんなに」
掌を白く染めた粘液を見つめるヘレンの顔は陶然としていた。
掌を白い粘液で汚したままで、ヘレンはウッソの顔から美尻を下ろして床にへたりこむ。
ウッソは立て続けの二回目の発射にさすがに肩で息をしている。
しかし、荒い息遣いが少しずつ元に戻るにつれて、またしても周囲の状況をゆっくりと見回す。
ウッソ「ヘ、ヘレンさん、そんなきた...」
ヘレン「汚いことなんかあるもんかい」
半身を起こしたウッソの隣で、座り込んだままのヘレンは白い精液を丁寧になめとっていた。
ヘレン「ふう、ごちそうさまウッソ、おいしかったよ、今度は直接口の中で出して飲ませてよ」
ウインクするヘレンに「何を今更」と突っ込みを期待しているかのように赤面するウッソだが、背後に邪視線を感じて慌てて振り返る。
怒気をはらんだ作り笑顔のジュンコ、ふくれっ面のマヘリアと二人のはるか後方からジトっとした目を向けているマーベット。
ウッソ「うわわーっ」
慌てて後ずさりするウッソ。
ガシッ。
その身体が六本、三人の手によって受け止められる。
ふりむくとコニー、ペギー、ケイトだった。
彼女らにも連続発射の全てを見られていたことに動揺しかけたウッソだったが。
コニー「ウッソ、今度はあたしたちの番だね」
その言葉に凍りついてしまった。
コニー、ペギー、ケイト。
彼女たちはほんの少し前までジュンコら仲間の痴態を呆れ顔で眺めていた。
先ほどの「第1回チキチキどのお姉さんのお尻が一番綺麗なんだい?ウッソ君誘惑大会」には参加したものの、さすがに今回はやりすぎじゃないかと。
しかし....。
呆れ顔で見ている内に、次第に引き込まれてしまい。
気づいた時には「次に誰がウッソの顔の上に座るか?」を東洋伝来のジャンケンで決めることになっていた。
ああ、ショタコン部隊シュラク隊。
人、これを「類は友を呼ぶ」と言う!
ケイト「まずはあたしだったね」
そう言ってワークパンツを脱ぐ。
先ほどウッソの見せつけた、褐色の肌に映える純白のTバック。
ウッソ「あ、あの」
ケイトの意図はわかっていても躊躇するウッソ。
お姉さんたちの桃尻プレス、文字どおりの「桃源境」を味わいたいのはやまやまだが、さすがに二度も発射して多少疲労していた。
ケイト「何、嫌だっていうの?」
ウッソ「そ、そんな!」
また怒られる!
先ほどのヘレンの怒りを思い出して慌てるウッソの耳に意外な言葉が突き刺さる。
ケイト「そうか、悪かったねウッソ」
寂しそうな目でウッソを見つつ。
褐色の美脚と美尻を、武骨なワーク・パンツをはいて隠してしまうケイト。
ウッソ「ケ、ケイトさん?」
ケイト「ほらペギー、次はあんただったね」
ペギー「いいの?」
ケイト「ウッソが嫌だって言ってんだから仕方が....」
ウッソ「ま、待ってくださいっ、ぼ、僕は嫌だなんて言ってませんよ」
いつ、いかなる時にも「綺麗なお姉さん」の機嫌を取ることに余念のないウッソは慌てて釈明するが。
ケイト「だって、嫌じゃなかったらなんであんな迷惑そうな顔をしたの?」
ウッソ「迷惑だなんて、そんな事ありませんっ!」
力をこめて、握り拳つきで力説する。
ケイト「....じやあどうしたいのか言ってみてよ」
ウッソ「どうしたいって?」
ケイト「ほら、やっぱり嫌なんだ」
またもや寂しげに目を伏せるケイトに大慌てのウッソはついに躊躇をかなぐり捨てて大声で叫ぶ。
ウッソ「嫌じゃありませんっ!ケイトさんに顔の上に座って欲しいですっ!」
そう叫んだ次の瞬間。
ケイト「ふふふふふ、うふふふふ、あはははは」
うつむいていたケイトが含み笑いを始めて、やがて堪え切れなくなったように弾けるように笑い出した。 ウッソ「ど、どうしたんです」
ケイト「どうしたもこうしたもアンタ自分が何を言ったのかわかってる?顔の上に座ってくださいって、自分からお願いしたんだよ?」
ウッソ「そ、それは」
指摘されて赤面しつつ自分がうつむくウッソ....はいみなさん突っ込みご一緒に「何を今更!」
ケイト「で、聞いたよね姉さん達も、それにマーベットさんもさ?姉さんたちみたいに力ずくで無理矢理したんじゃなくウッソが自分からあたしに『顔の上に座ってください」って頼んだんだよ、あはははは」
ジュンコらとマーベットの方に勝ち誇った笑顔を向けご満悦のケイトだが。
ウッソ「ひどいですケイトさん.....騙すなんて」
うつむいたウッソの悲しげな声に今度は自分が慌てる番。
ケイト「ご、ごめんねウッソ、でも騙したんじゃないんだよ、照れ屋のウッソが....」
この色餓鬼のどこが照れ屋だ、という大多数の意見を無視しウッソの懐柔を続ける。
ケイト「素直に自分の本当の気持ちを言えるようにちょっとお芝居しただけ、さ、そこに寝てウッソ」
言いつつ再び褐色の魅惑の下半身を晒すケイト。
ケイト「お望みどおり、ウッソの顔に座ってあげる」
快活なケイトの恥じらうような声と、それとは裏腹な故意にウッソの方へ白レースTバックを見せつけるような脱ぎ方。
理性崩壊の瀬戸際で。
ウッソ「は、はい」
自ら仰向けに寝転がるウッソ。
期待で顔面表情筋は緩みきり、逆に股間の不随意筋は劇的に血液を海綿体へと送り込む。
ケイト「おやおやウッソってば、まったく嬉しそうな顔して呆れちゃうね」
そういう自分が一番嬉しそうな顔をしているケイト。
ゆっくりとウッソの顔に腰を下ろす。
そう、ゆっくりとだったのだが。
ケイト「はうっ」
ウッソ「ふいほはんほふはひはひは?」
突然声を漏らしたケイトを気にしたウッソの声は美尻の下でこごもってしまう。
実はケイト、前の三人とは逆に、ウッソの頭の方を向く形で座ったため、ウッソの鼻が敏感な肉芽を刺激してしまったのだった。
一方のウッソ、段々慣れてきて今回は余裕しゃくしゃく。
今までは呼吸で精一杯だったために停止していた嗅覚が作動して、汗の匂いの奥から漂う女の香りを感知してさらに興奮していた。
難を言えば、向きが逆のため柔らかい桃尻の感触を顔全体で味わえない事が物足りなく感じる、すっかりシュラク隊専用座布団と化したウッソであった。
しかし前向きに座られたせいで、今まではなかった状況がウッソに訪れていた。
ウッソの視界に赤い物が見えた。
純白のきわどいスキャンティごしにうっすらと見える赤い物が。
ウッソ「(ま、まさか、こ、これは)」
そう、それこそケイト・ブッシュのブッシュ(茂み)
ウッソ「(ケイトさん、髪の毛とお揃いなんですね)」
そんな感想を知ってか知らずか。
ケイト「おっと、向きが逆だったね」
ようやく位置を修整する、そして。
ケイト「わ~おっ!」
ブッシュ効果か二度も発射したにも関わらず、堂々とそそり立つウッソの巨砲を目にした。
ケイト「そんなに嬉しいの....あたしも嬉しくなっちゃうね」
言いつつウッソの顔の上の褐色美尻を揺らす。
柔らかい肉の感触が鼻といわず口と言わず、顔中を往復する。
ウッソ「ふわわ~」
もう我慢の限界と言わんばかりのウッソの声に。
ケイト「可愛いよウッソ、あはっ、そんなに嬉しいんだったら、もっと嬉しくさせてあげるよ」
ウッソの巨砲の先を指で摘んだケイトは、そのままクリクリと指を回転させる。
今まで二回の縦往復では無く、横回転の刺激その新鮮な感覚にウッソの巨砲はたまらずに発射した。
三度目の発射というのに、ウッソの白濁液の勢いは強かった。
ケイト「もう、出るなら出るっていいなさいよ」
言いつつ立ち上がる。
ウッソ「ぷはっ、はぁ、ご、ごめんなさ....いっ?」
言葉を失うウッソ、ケイトの褐色の顔に点々と白い物が付着していたのだ。
ケイト「いきなりだから、全部のめなかったよ、もう」
言葉ほどは怒ってない様子で、舌を延ばし唇の端にもついた白い液体をなめ取る。
ウッソ「ケイトさん....」
あまりの淫媚さにポーッとケイトを見つめるウッソだが。
ギラリッ!
またも邪眼、しかも今度はヘレンまで加わっての睨みに思わず助けを求めて、手近の足にすがりつく、しかし。
スッ
その脚の主はウッソを避けた。
ウッソ「えっ?」
見上げると、そこにあったのは金髪碧眼の女性の顔。
ウッソ「ペギーさん?」
怪訝な表情になるウッソ。
いつもクールなペギーだが、今の表情はクールを通り越して冷酷と言っていいほどのものだった。
ペギー「触らないでくれる」
ウッソ「ええっ」
意外な言葉にウッソは足元が崩れて奈落に落ちる思いだった。
ウッソ「そ、そんな」
ほんの少し前、美尻と共に初めてと言っていい笑顔を見せてくれたペギーの予想外の態度に言葉を無くす。
すがりつくように、そのままふらふらと手を延ばすが。
ペギー「触らないでって言ってるでしょ」
突き放すようなペギーの言葉に、硬直してしまうウッソ。
ペギー「コニー、あたしは抜けたからあんたの番だよ」
コニー「どうしたってんだいぺギー」
日頃からコンビを組むことの多い相棒の意外な態度にコニーも当惑するが。
ペギー「コニー」
その耳に口を寄せて何やら囁くと、納得顔のコニーはウッソの肩に手をおく。
コニー「ウッソ、お前ペギーに嫌われちゃったよ」
ウッソ「ええっ!」
当人もまだ思春期から抜けきっておらず子供を相手にする心の余裕がなかったカテジナを除けば、綺麗なお姉さんからは当たり前のように可愛がられて来たウッソにとってはそれはあまりにもショッキングな宣告だった。
ウッソ「な、なんでですかペギーさん、僕が何か!」
しかしペギーは必死なウッソに背を向けたままだった。
その顔はジュンコらの方に向いていた。
何事かと様子を伺っていた彼女らだが、ペギーのこちらへと向けた顔を見て真意を悟った。
ペギーは笑っていた、勝ち誇ったように。
ペギーの笑顔に、ジュンコ、マヘリア、ヘレン、そしてケイトの思考はシンクロした、曰く「こいつ演技してる」
いっそのことそれをウッソに教えてやろうと思った四人だが。
ウッソ「ペギーさん、お願いですから訳くらい教えて下さい」
涙目でペギーに問いかけるウッソを見て思いとどまる。
ウッソの必死の哀願姿が可愛くて、それを見たくて。
ペギー「まだわからないの?馬鹿な子だね」
ニコニコしながら冷たい声で吐き捨てるペギー。
ウッソ「わ、わかりません」
ペギー「姉さんにマヘリアにヘレン、そしてケイト、誰に顔の上に座られてもいやらしく反応しちゃうような色餓鬼を、わざわざ喜ばせてやるほどあたしは親切じゃないよ」
ウッソ「そ、そんな、あれはお姉さんたちが....」
無理矢理座ったり触ったりしたんです、と言いかけて、こっちを見ているジュンコ達の視線に断念する。
下手な言い訳であちらを怒らせたりしたら薮蛇だと。
ペギー「いやらしい餓鬼は今後あたしに話しかけないで」
ウッソ「そんな、あんまりですペギーさん」
実にごもっともながら、あまりといえばあまりな言葉に、遂に泣き出してしまうウッソ。
そのすすり泣く声を背後に、歓喜の表情で自分の胸を抱き快感に打ち震えるペギーに。
「「「「「こいつアブナイ」」」」」
ジュンコらの心中はまたもシンクロした。
ペギー「全くみっともない子だね」
興奮を必死で抑えつけながら呟くペギー。
ウッソ「えぐっ、うえ」
泣きじゃくるウッソ。
そーっと振り返ってその泣き顔を視認、再び興奮に足腰が崩れ落ちそうになったペギーだが、最後の仕上げとして気力を振り絞って冷たい声を出す。
ペギー「メソメソとうっとおしいね、何が悲しいんだい?」
ウッソ「うっ、だって、うう、ペギーさんが僕を嫌いって」
ペギー「あたしに嫌われるのがそんなに悲しいの?」
ウッソ「うう、はいっ、うう」
ペギー「別にあたしに嫌われたっていいじゃないか」
ウッソ「嫌です」
ペギー「それはただあたしにエッチな事をしてもらえなくなるからじゃないの?」
ウッソ「そ、そんな、そ、そんなことは、その」即座に否定しろよウッソ。
ペギー「図星だね、そういう嫌らしい餓鬼には少々お仕置きが必要なようだね」
言いつつ結局ははいていたトレパンを下ろすペギー。
ウッソ「ペ、ペギーさん?」
目の前に少々小ぶりだが、ほどよい肉づきでまろやかな美尻が露になり、息を飲むウッソ。
ペギー「お仕置きだよウッソ、キス・マイ・アス!」
ウッソ「ええ?」
突然目の前に顕現した白き聖なる桃果に感激する間もなく、予想外の言葉に目を白黒するが。
ペギー「一度しか言わないよウッソ、お仕置きを受けたらお前の好きな事をしてあげる」
まだ背を向けたまま、冷たい声を作ったままでの命令。
しばしの躊躇の後で。
ペギー「嫌ならいいんだよ」
そう言ってトレパンを引き上げようとする。
ウッソ「わっ、わかりました、やりますっ!」
慌てて叫ぶウッソ。
ペギー「やります?」
ウッソ「は、はい」
ペギー「違うだろ、やらせてください、だろ?」
ウッソ「はい....」
言い飽きたが今更のように顔を赤面させつつ。
ウッソ「キスさせてください」
ペギー「どこに?」
ウッソ「....お、お尻です....」
ペギー「誰の?」
ウッソ「....ペギーさんです....」
ペギー「ペギーさん?ペギーお姉様だろ?」
ウッソ「は、はい」
ペギー「始めからやり直し!」
ウッソ「は、はい...ペギーお姉様のお尻にキスさせてください、お願いします」
さしもの恥知らずの色餓鬼も、余りにも恥ずかしい台詞に耳まで真っ赤に染め、涙目になりながら誘導された通りに哀願する。
ペギー「ふふふ、本当にエッチな子だね、わかったよ」
そう言って隠しかけていた黒Tバックの美白尻を、再び全て露にする。
ペギー「ほら」
促されたウッソは右と左の尻肉に、ちゅっちゅっと音を立てて唇を当てる。
ペギー「ああっ」
次の瞬間、興奮のあまりもう立っていられなくなり崩れ落ち座り込んでしまうペギー。
ペギー「はぁはぁはぁはぁ」
ウッソ「ぺ、ペギーさん?」
荒い息づかいでへたり込むペギーを心配そうにのぞきこむ。
ペギー「なんでもないよウッソ、やっぱりいい子だねお前って、もう嫌いになんかならせないから安心しなよ」
遂に笑顔を見せてくれたペギーに、ウッソは歓喜の表情を浮かべそれがまたペギーのハートを直撃する。
ペギー「さ、約束通りにウッソの大好きな事をしてあげるから、そこに寝なさい」
ウッソ「はいっ!」
ペギーの巧妙な演技によって、嫌われたと思い込んで絶望し、恥ずかしい言葉を言わされた後にようやく訪れた至福の刻。
そう、ウッソにとって顔面に座られることは既に快楽になっていた。
慣れとは恐ろしいものだ。
ペギー「さあ、いくよ」
白く円やかな美尻が期待に胸と股間を膨らませるウッソの顔へと徐々に降りていく。
視界が遮られると同時に、柔らかな感触が全てを包み込む。
ウッソ「ふわぁー」
絶望と羞恥の果てにたどり着いただけに、快楽も一層。
中国人はこの世の天国のことを「桃源境」というが、まさしく今のウッソの気分は桃天国。
比例して、股間の最終兵器も元気一杯ファイト一発。
既に三度もの発射をしているというのに、砲身が焼けつくまで撃ち続けるつもりかウッソ(笑)そして気づいた時には。
ペギー「.....」
もはや芝居の余裕をなくし、真剣な眼差しでウッソの股間に手を添える。
ウッソ「ふぁっ、ふぇふぃふあふ」
ペギー「......」
いつもの「無口な技巧派」に戻ったペギーの淡々とした手愛撫によって。
ウッソ「ふはー」
ウッソ今夜、四度打目のホームラン!
色々と策を弄し、手間暇かけて遂にウッソをイカせた達成感にペギーは酔い知れていた。
ペギー「はぁぁぁ」
ウッソの発射した白い粘液を顔中に浴び、うっとりとしているところに。
コニー「ちょっとペギー、あんたいつまで座ってんの?」
そう言われて慌てて飛び退くペギーだったが。
ウッソ「ふぅわ~」
発射の快感と、窒息の相乗効果でうっそは完全にノビていた。
意識が戻りはじめたウッソの視界にぼんやりと映ったのは。
全体的に小振りな美女の顔。
艶やかな黒髪、切れ長の目、他のメンバーとは一線を隔した、エキゾチックな容貌が間近にあった。
コニー「目が覚めたかい、ウッソ」
ウッソ「は、はい」
自分がコニーに膝枕されてい事に気づき、赤面するウッソ。
(さあ、みなさん、声を揃えて一、二、三、はい「何を今更!」)
膝枕というおいしい役割を巧みにゲットしたコニーに、四人の仲間の鋭い視線が突き刺さる(ちなみに四人なのは、ペギーが抜け駆けでキスまでさせたこととやりすぎて失神させたことのペナルティとして縛られて転がされているためである)
コニー「苦しかったろ、もう無理をしなくてもいいんだよ」
ウッソ「え?」
コニー「ウッソ、まだお前の顔の上に座ってないのはあたしだけになっちまったよ」
ウッソ「は、はい」
膝枕され、頭を撫で撫でされながらの語りかけに、安らいだ顔で答えるウッソ。
コニー「でも、さっきはとうとう気絶しちゃったし、それに」
すでに沈黙したウッソのキャノンへと目をやる。
コニー「さすがにもうこれ以上は無理だろ?別にいいんだよ無理しなくても」
ウッソ「そんなことないですよ、コニーさんにも....その....僕の顔の上に座って欲しいです....」
コニー「本当に?」
ウッソ「はい、それに、その....」
急にモジモジとしだすウッソ。
コニー「どうした?」
ウッソ「その、座ってもらえば、きっとまた....その....」
コニー「!.....そう、そういうことか」
ウッソの言葉に合点がいったコニー、優しくウッソを床に横たえはいていたスウェットのズボンを脱ぐ。
コニー「ウッソ、そこに膝立ちしてごらん」
言われるや否や、すぐに指示通りにするウッソ。
コニー「ほうら」
その目の前に、コニーの抜けるように白いが惜しむらくは雀斑の多い顔と少し違い、やはりぬけるように白い上に染み一つもない、つきたての餅のような美尻が突き出された。
ウッソ「はぅ~」
目の前で白く輝くコニーに美尻に、興奮を抑え切れないウッソ。
コニー「うふふ、やっぱりそう?」
振り向いて、ウッソの股間がまたも臨戦体制に入っていることを確認し微笑むコニー。
実は彼女、自分の番だというのに連戦の疲れですっかり萎縮してしまったウッソ・キャノンに、仕方のないこととはいえ内心少しムッとしていた。
しかしそれをおくびにも出さず、あくまでウッソを癒すかのような態度で接してから、美尻攻撃をしたのが良かったらしい。
もし怒りに任せ「立たないとお仕置きだよ」などと強要すれば、いくら興奮させてもプレッシャーによって全然回復しなかったかもしれない。
コニー「さあ、寝なさい」
ウッソ「はいっ!」
もはや慣れきった身のこなしで人間座布団へと変形するウッソ。
その期待感に打ち震えた肉座布団の上に腰を下ろすコニー。
真っ白い柔らかな肉がウッソの顔を覆う。
これが本当の尻餅をつく、とでも表現すべき柔らかさ。
座られたウッソはキャノンの仰角をますます高くする。
そこまでは今までと変わらない光景だった。
しかしコニーは、仲間たちとは違い、ウッソの顔の上にただ単に座っているだけではなかった。
ウッソ「むぐぅ」
遂に六人目、つまり六個目の美尻が顔の上に乗っている感覚に、もはや手慣れた調子で感触を味わう、だが。
ウッソ「むぐ...ぷはっ、え?」
不意に顔と尻の間に空間が開く。
コニー「ふふふ、それっ!」
一度腰を浮かしたコニーが再び腰を下ろす。
ウッソ「むがっ!」
タイミングが計れず、もろに鼻と口を塞がれてしまいジタバタと手足をバタつかせる。
コニー「あれ?苦しいの?」
今度は腰を前にズラしてウッソの顔から尻をズラす。
ウッソ「はぁはぁ、コ、コニーさ...」
言葉を終える間もなく、腰を後ろに戻したコニーの尻が再び口を塞いでしまう。
ウッソ「ぐむむむむ....ぷはっ、す、すいません、それはも...」
今度は尻を横にズラした隙に、ちょっと激しすぎる旨を伝えよう
としたが、再び横移動で尻が顔を押し潰す。
コニー「ふふふ、ウッソ、何が言いたいの?最後まで言わないと聞こえないよ」
さっきまでの癒し系ぶりはどこへやら、サディスティックな微笑を浮かべるコニー。
上下、前後、そして左右、縦横無尽に腰をグラインドさせているうちに身体の奥が熱くなってしまった。
コニー「もう、我慢できないよ」
そう呟いてゆっくりと立ち上がり、ウッソの股間を見下ろす。
コニーの激しい腰使いによる顔面尻責めで息も絶え絶えのウッソだが、ウッソキャノンはしっかりと仰角を保っていた。
今にも噴火寸前の物を凝視しながら、小さく薄いTバックの下着に手をやって、一気に引き下ろそうとしたコニーだが、さすがにそれだけは思いとどまる。
ジュンコらが、そしてその後ろからマーベットが、殺意をこめた視線を送っていることもあるが、自らもさすがにまずいのではと思い直した。
コニー「その代わり....」
再びウッソの顔に腰を下ろし、皆と同様、ウッソキャノンへ手を延ばす。
砲身を右掌で包み込みやんわりと握りしめつつ、砲口を左手の指先で軽くつっつく。
ウッソ「むみぃっ」
痛いようなむず痒いような感覚に悶えるウッソ。
コニー「ふふふふ」
尻の下でウッソが蠢くのが面白くも気持ちいいコニーはさらに指に力をこめる。
勢いが強すぎて、快感よりも苦痛が先にたったのか、やや仰角を下げていくウッソキャノン。
それは興奮するコニーを少しだけ怒らせてしまった。
今までは冷静な行動でウッソを興奮に誘って来たコニーだが、最後の最後でしくじり、目の前で萎縮されしまった。
そしてそれによって傷つけられた女の体面は冷静な思考を奪い去る。
コニー「この子はっ!」
ウッソ「むぐむぐっ」
苛立たしげにウッソキャノンをつねりあげると、ウッソ本人が激しく悶える。
ゆっくり腰を上げて、ウッソを詰問する。
コニー「どういうこと?あたしは嫌かい?」
ウッソ「はぁはぁ....そんな、ただちょっと痛かっただけで....ああっ!」
何かに驚いた顔をしたウッソに気づかないコニーは。
コニー「優しくすればいいんだね、嘘ついてたらこのまま死ぬまで座っててやるからね」
そう脅しをかけつつ再び腰を下ろし、ウッソキャノンを出来る限りやんわりと触る。
果たして、またも仰角を上げていくキャノン。
コニー「ふうん、本当にただ痛かったから縮んじゃっただけ、そういうことか、なら約束通り優しくイカせてあげるね」
すっかり機嫌を直したコニーの手技に感じているウッソ。
しかし急激な仰角にはもう一つ、別の理由があった。
プンスカ状態のコニーが腰を上げた時、ウッソは見てしまった。白い肌を引き立てる黒のTバックをはいているコニー。彼女の髪は黒、従って下も黒。
下着も黒い色なのでわからなかったが、よく見ると先ほどからの激しい腰使いで下着がズレ、少しだけ黒いものがはみ出していたのだ。
それを見てしまった直後だけに、ウッソキャノンの仰角が急に増したのも無理からぬことだった。
網膜に焼きついた刺激的光景に触覚の快楽が重なって。
ウッソ「むぐぐっ」
驚異の五発目が奔った。
その瞬間に顔をウッソキャノンの前に突き出して、白い粘液を顔で受け止めるコニー。
そしてその白く熱い粘液を顔に塗りたくる。
変態まがいの行為だが、その意図は真剣で切ないものだった。
ウッソ産出の良質なコラーゲンによって、己の欠陥、少なくとも本人はそう思っている雀斑が消えるように。
そんな切実な祈りをこめて、顔に白いバックを施していた。
もっとも数分後には精子の死滅から来る精液腐敗臭により死ぬほど後悔する事になるが。
彼女はずっと耐えていた。
目の前で繰り広げられる悪夢のような光景を。
しかしついにその忍耐も限界に達する時が来ようとしていた。
まあ、もともと堪え性がないのだが....
五度目の発射の後、十分ほどの間。
ウッソは大の字のまま、惚けたように天井を見上げていた。
さすがに体力を使いつくしていた。
しかし。
ウッソ「ぐふっ!」
突然、腹の上に座られて息がつまってしまう。
ジュンコ「これはどういうことだい?ウッソ?」
はしたなくも大股開いてウッソの上に腰掛けるジュンコ。
ウッソ「ジュ、ジュンコさん、ど...」
ジュンコ「ふーん、まさか、まさかだけどね、どいてくれとか言うのかいお前?」
目が座っている。
ウッソ「い....いいえ」
ジュンコ「お前はあたしのなんだ?」
ウッソ「ざ、座布団です....」
ジュンコの聞きたい答をとっさに考えて答える。
ジュンコ「わかってるじゃないか、本当なら顔の上があたしの定位置だけど、今はお前に聞くことがあるから腹の上なんだ」
無茶を言う。
ジュンコ「そんなことよりもあたしが聞きたいのは」
言いつつジュンコはウッソの顔を両手で挟んだ。
ジュンコの掌にギリギリと力がこもり、ウッソの頬肉が顔の真中へとよっていく。
ウッソ「ひ、ひらいれふ、デュンコだん」
ジュンコ「そんなことはどうでもいいんだよ、それよりウッソ」
ウッソの必死の訴えも無視して話をすすめる。
ジュンコ「あたしに座られてた時だけイカなかったってのは、一体どういうことだい?」
ウッソ「!」
言われてみてはじめてその事実に気づくウッソ。
もっともそれは、二番手マヘリアから射精大会が始まったからであって、別に他意はなかったのだが。
ジュンコ「あたしが好きだとか言っておいて、この嘘つき」
ウッソ「いらいれふ、いらいれふデュンゴだん!」
ますます力強くウッソの顔を変形させるジュンコ。
止めようにも、シュラク隊の五人はさすがに異臭を放ち始めたウッソの精液を落とすべく、シャワー室に行っている。
ジュンコだけは、マヘリアの「戦利品」を横取りし、飲み込んでしまいはしたが、身体にはついてないのでシャワーを浴びる必要もなかった。
それはまるで自分一人だけ蚊帳の外であるかのような屈辱、とジュンコは捉えた。
嫉妬に狂う女には物事の理非は関係ないのだ。
やがてジュンコは一度立ち上がり、二度目の顔面座りをウッソへと敢行する。
ジュンコ「こうなったら意地だよ!」
むっちりむにむに。
ジュンコの巨尻の「座られ心地」は何度座られてもいいものだと痛感するウッソ、しかも最初の時は慣れていなかったが、すでに六人に座られた後である今。
すっかり座られ慣れしたウッソは、美尻を顔で味わう術を完全に己が物として会得していた....しかし....。
感覚は研ぎ済まされているため、快感に夢見心地になりながらもその気持ちのよさを外界に表現するための器官は既に限界を迎えウンともスンとも反応しない。
それを見て、一匹の夜叉が誕生した。
ジュンコ「ふーん、餓鬼に弄ばれていたとはねぇ、このジュンコ姉さんもヤキが回ったもんだよ」
完全に頭に血が登ったジュンコは、単にウッソの男性機能が限界を迎えているという単純な真理を理解せず、自分への好意すらも信じないという最悪のネガティヴ思考へと突き進む。
ウッソ「ほんはほほはひはへん、ほふはほんほふにデュンゴだんほほほはふひへふ」
必死の弁解も美尻に押し潰されてこもるばかり。
ジュンコ「餓鬼が大人の女を弄ぼうなんて十年早いんだよ!」
ウッソ「はははほへはほはいへふ」
ウッソが何を言っても無視してそのまま座り続けるジュンコ。
ジュンコ「お前の好きなペギーやコニーじゃなく、好きでもなんでもないあたしの尻で失神させてやるから覚悟しな」
ペギーが不可抗力でやってしまい、コニーは脅しとして予告したが未遂になった美尻圧迫窒息責め。
それを故意に制裁として執行すると宣告したジュンコ。
もっともその時にはウッソは既に意識が遠のきはじめ、ペギーにされた時のように、このまま柔らかい感触に包まれたままで気を失ったら気持ちがいいだろうな、などと悠長な事を考えている。
窒息によって失神した人間の内の何割かはそのまま死んでしまうということを知っていながら、頭が働かない。
しかし、その時ウッソに救いの手が伸びた。
褐色の女神の救いの手が。
マーベット「いいかげんになさいっ!」
突然の怒声を浴び、我に帰るジュンコ。
マーベット「貴女はウッソを殺す気っ!」
慌ててとびのくジュンコ。
見るとウッソの顔は青白くなっている。
ジュンコ「ウッソ」
ウッソ「プハッ、はぁはぁ、ジュ、ジュンコさん、はぁはぁ、ご、誤解です....」
ジュンコ「ごめんよ坊や」
ウッソを抱きあげようとした時。
マーベット「貴女にその資格はないわっ!」
自分を指さし、睨みつけるマーベットにさしものジュンコも少したじろいだ。
今の今まで、ジュンコはマーベットの存在を忘れていた。
しかし、そもそもここはオリファーとマーベットの部屋。
もう一人の住人たるオリファーの肉体は未だベッドの脇で沈黙し、精神はカロンの船でスティクスを渡るべきか否かを悩んでいたが。
ウッソに関してのアドバンテージを誇るマーベットへの牽制として、目の前でウッソを弄びはじめたはずが、いつのまにやらシュラク隊によるウッソの顔面騎乗大会になっていたのだ。
自分たちの部屋で繰り広げられる乱痴気騒ぎに、マーベットは今まで全く干渉してなかった。
止めろとも出ていけとも言わず、さりとて無論、参加するでもなく、ただその様子を観察していた。
それも部屋のすみからこそこそと覗くかのように。
その理由は単純明快。
ただ単に悶えるウッソが可愛くて止められず、さりとてそんな事をジュンコ達に知られるのが恥ずかしくてこそこそと見てたのだ。
しかし今、ジュンコから限度を越えた折檻を受けそうになったウッソの姿に黙っていられなくなった。
突然のことに呆然とするジュンコからウッソの身体を奪うと、優しく抱きあげる。
「さあ出ていって、そして二度とウッソに近寄らないで....」
ジュンコはマーベットの言葉にうちひしがれた....。
ウッソが自分の魅力にメロメロ(死語)だと勘違い(ではないのだが....)したあげく、逆切れしてあんな仕打ちをした自分がひどくみじめな女に思えた....。
ヘレン、マヘリア、ケイト、ペギー、コニー。
彼女らにももう姉御面は出来ないと思った、一人だけウッソに感じてもらえなかった魅力のない自分では....。
うつむいたまま部屋を出ようとして、名残惜しそうにウッソを見た。
そして....。
ジュンコ「ちょっと待った!」
マーベットはジュンコ達が乱入した時にはオリファーと一戦交えていたため、裸にガウンを羽織っただけの姿だった。
ガウンの合わせ目から今にもこぼれ落ちそうな胸に青息吐息のウッソの顔を押し付けるようにしているのはまだしも。
その手はあからさまにウッソの萎えたキャノンに添えられてさすっている。
ジュンコ「あんたこそ一体何をやってんだい?」
マーベット「何って、さんざんあなたたちに弄ばれた可哀相なウッソを慰めているのよ、わからない?」
ジュンコ「じゃあその手はなんなんだい?」
ジト目のジュンコの視線をたどり、自分の手で添えられいる所を視認して、マーベットの顔が一瞬蒼醒めた。
ジュンコ「ふう、婚約者までいる女がこんな子供に手を出そうなんて、本当にいるもんだね『淫乱』ってのは」
呆れ顔のジュンコの軽蔑のこもった言葉に、マーベットは必死で言い訳を考えていた。
何故よりにもよってあんな場所をさすっていたのか、自分でもわからない。
シュラク隊の面々がやっていた事をじっと見ていて、深層心理にやきついていたのかも知れないが。
マーベット「....ち、違うわ、あなた達と一緒にしないで、わ、私はただ....」
ジュンコ「ただ?ただどうしたっていうのさ?」
マーベット「..そ、それは、そ、そうよ、私はあなた達が散々いじり回したウッソのオチンチンが無理がたたって痛くなっているかと思って、さすってあげてたのよ」
ジュンコ「プッ」
説得力皆無の言い訳に思わず吹き出すジュンコ。
それはあまり強いとはいえないマーベットの忍耐力の限界を簡単に突破した。
マーベット「何がおかしいのよっ!」
ジュンコ「素直になればいいのに、結局はあんたもウッソの事が好きなんだろ?」
マーベット「そ....それは....」
視線を落とすマーベット。
そこには自分に抱かれたまま、疲労のためかいつのまにか目を閉じて寝てしまったウッソの顔が。
その寝顔の放つ強烈な「ショタ趣味刺激フェロモン」に完全にあてられて。
マーベット「そうよ、ウッソが好きよ、それが悪いの?」
ジュンコ「ひ、開き直ったね....」
からかうつもりが堂々と宣言されてたじろぐジュンコ。
マーベット「いいから答えなさい、私がウッソの事を好きで、何が悪いの?」
ジュンコ「何がって、あんたには婚約者が....」
マーベット「そんな事関係ないでしょ!」
ジュンコ「ないわけあるかっ!」
二人の怒鳴り声が響く中、危うく帰らざる河を渡ってしまう所だったオリファーが遂に目を覚ました。
オリファー「マーベット?ジュンコ?」
二人が何やら言い争っているのを、自分を巡っての女の闘いと勘違い(まあそうなる可能性もあったが、自らその芽を摘んでしまったW)したオリファーは、にやけながらも痛む身体に鞭うって必死に立ち上がり、二人へと歩み寄る。
オリファー「二人とも、これ以上僕のことで喧嘩は....」
ジュンコ「あんたには関係ないよっ!」
マーベット「オリファーは黙ってて!」
二人がまるで息をあわせたように振り向き様のスピンキックを浴びせ、オリファーの顔面を左右から挟み込んだ。
自らの婚約者と、自分に気のあった女が、別の男、しかも13歳の子供を取り合って繰り広げている争いに巻き込まれ沈黙するオリファー....。
彼の不幸なる日々はまだまだ始まったばかりだった。
リーンホースは老朽艦である、長期間航宙には耐えられない。
しかし、そのために巨大な艦体に積み込んだ食料や酸素をさほど切り詰める必要はない、もちろん水もである。
ジュンコを除くシュラク隊の五人が入浴時間外にシャワーを浴びても全く問題にならない。
汗とウッソの精を洗い流し、サッパリとした顔でシャワー室から出てくる五人。
ペギー「なんかもったいなかったような気もするね」
ケイト「仕方ないよ、いくら可愛いウッソのでも、アレは空気に触れるとヒドい匂いになるからね」
ヘレン「顔中にパックしちゃったコニーは特にね」
コニー「言わないでよ、忘れたいんだから」
マヘリア「あーあ、あたしの場合姉さんに横取りされちゃったしなぁ」
ペギー「そういや姉さん、あそこに残ったままだね」
ケイト「いいのかな、ウッソと二人きりにさせといても」
コニー「まさか、いくら姉さんでも....あ、マズいかも」
ヘレン「何言ってのあんたら、二人きりなんかじゃないって」
マヘリア「そうそう、あの部屋にはマーベットもいたじゃない」
すでに二人の女の争いが始まっているとは知る由もない彼女ら、ましてやその後をコソコソと尾行している、小さな黒い影の存在など尚更知る由もない。
?「ふふふ、見つけたわよオバンども、さぁ、わたしをウッソのいる所まで案内するがいいわ」
ジュンコ「何度同じこと言わせるんだい、オリファーはどうするつもりだよ?」
マーベット「だから、そんなこと関係ないでしょ!」
シャワーを浴び終えた五人が先ほど痴宴を繰り広げた部屋に戻ってみると、そこは修羅場だった。
頭に血が登り、同じような質疑応答を平行線のまま何度も繰り返している。
ケイト「あっちゃ~」
ペギー「ウッソと二人きりにするよりはずっと良かったけど」
コニー「何を言い争ってんだか....」
ヘレン「で、ウッソはどこだい?」
マヘリア「ああっ、マーベットの奴っ!」
ちゃっかりとウッソを抱きあげているマーベットに気づくが、二人の剣幕に気押されて踏み込めない。
マーベット「それよりも大切なのはウッソの気持ちでしょ、ねえ、一人だけ除けもののジュンコさん」
ジュンコ「な、何のこと?」
マーベット「とぼけないで、一人だけウッソをイカせられず、たった今、逆切れして暴行していたのはどこの誰?しっかり見てたんですからね」
ジャンコ「くっ....ふうん、興味ないようなフリして随分と熱心に観察していたんだねぇ」
マーベット「あぅ....か、勝手に人の部屋であんなふしだらな事をしたのはあなたたちでしょ!」
思わぬ反撃にたじろぐが、またも開き直ってしまう。
両者の争いは百年戦争になるかと思われたが....。
ジュンコ「とにかく、まずはウッソをよこしなよ」
マーベット「それは駄目、あなたにはその資格がないって言ったでしょ?
ジュンコ「あんたの方が、よっぽどそんな資格ないっていうんだよ!」
ますますエスカレートしていく二人の争いを呆れつつ傍観する他の五人。
収拾がつかなくなりつつあるところに、それは投げ込まれた。
シューッと導火線に火のついた、煙幕玉が。
ボワンッ!
炸裂したと同時に、室内はもうもうとした煙に包まれていた。
?「くすくす、煙に撒かれて右往左往してるがいいわ、ババアども」
船内の廊下を、小さな黒い人影が行く。
その手に人の足首を持って。
人影にひきづられている人物は、あちこちにゴツンガツンと頭をぶつけている。
黒い人影は空き部屋を見つけると急いで中へとその人物を引き入れる。
ドアを閉めて。
?「ここならもう安心よ、ババアどもに色々といやらしいことをされて辛かったでしょ、わたしが、わたしがこの若い身体で慰めてあげるから....さあ起きてウッソ、早くわたしを抱き締めて~~~~~~」
もうもうと立ちこめる煙が晴れていく。
ジュンコ「ごほっごほっ、なんだいこれは?」
マーベット「けほっけほっ、何事?」
煙が晴れて再びお互いを見据える二人、そして。
ジュンコ「マーベット、ウッソは?」
マーベット「あらっ、ウッソ、どこ?」
?「うふふふふ、さあ見てウッソ、生まれたままの綺麗な私を召しあがれっ!」
するすると服を脱ぎ捨てて、ついに振り向く謎の人物、そして。
?「ああウッ..........なんじゃこりゃあ!」
満面の笑みから怒髪天をつく表情へと変わる謎の人物。
彼女がひきずって来たのは、愛しのウッソではなかった。
オリファー「ううっ、ここは....」
?「なんであんたがここにいるのよっ!」
確かにマーベットの腕に抱かれていたウッソを引っ張って来た筈なのにと、唖然とする。
オリファー「うう....ああ、マーベット、君、若返ったんだね!」
度重なる打撃でまだ頭が逝っているオリファー、肌の色が恋人に似ている謎の人物を見て、強引な勘違いをする。
オリファー「マーベット!、ああ、こっちの方がいいかも!」
?「アホかーっ!」
謎の人物が強烈なアッパー掌底でオリファーを吹っ飛ばす。
オリファー「うぐぇっ!....うう....あっ、き、君は!」
説明しようっ!(ハンゲルグの声で)
シャク....もとい「?」が煙幕弾を投げつけた瞬間、覚醒したオリファーが、ウッソをマーベットの腕の中から引きずり下ろして自分が抱きついたのであった。
そして次の瞬間、そのオリファーをウッソ狙いのシャ....「?」が部屋まで引きずって来たのだった。
?「なんで、なんでこうなるの?」
オリファー「どうして君がここに?ジブラルタルに残ったはずじゃなかったのか?」
問い詰めるオリファーを完全無視して、悔しさに身を震わせる黒い魔少女こと「?」
一方そのころ。
見失ったウッソを探して室内を見回すジュンコとマーベット「「いたっ!」」同時に叫ぶ二人。 ウッソはベッドの上でペギーに膝枕されていた。
「「何をしてんのよっ!」」
再び同時に叫んでそっちへとダッシュする二人の前に、残りの四人が立ちふさがる。
コニー「そこまで」
ケイト「姉さんも、マーベットもね」
マヘリア「そろそろ潮時じゃない?」
ヘレン「これ以上なんかしたら、あのコ死んじゃうって」
正論をぶつけられ、二人は力なくうなだれた。
コニーら五人は申し合わせたように同じ感想を持っていた。
(((((可愛いーーーーーー)))))
自分たちを引っ張る、頼れる姐御ジュンコ。
真面目一本槍でとっつきにくくつけいる隙のないマーベット。
美人とかセクシーとは言えても、可愛いとはいい難い二人の大女だが、肩を落としてショボーンとしている姿はなんとも愛敬があるのだ。
そして、五人は相談もしなければNTでもないのにまったく同じ結論に辿りついた。
さすがは一心同体シュラク隊とも言える。
その結論とは、もう一人、こっちは掛け値無しに「可愛い」ウッソを賞品に、ジュンコとマーベットを競わせる、という悪巧み。
二人が必死になる姿、そして。
賞品にされたウッソが二人の板鋏みになってうろたえ、二人の責めに悶える姿を見れる。
実に一石二鳥な計画ではあるのだが....。
カイラスギリー攻略作戦を地球時間で明後日に控えているというのに、何を考えているのか....。
そしてウッソの人権はどこにあるのか....。
同時刻。
?「きーっ!くやしいっ!」
ウッソ奪還に失敗した「?」は、八つ当たりとしてオリファーにマウントポジションからの拳の連打を浴びせていた。
オリファー「ふがっ!」
オリファー・イノエ、リタイア~戦線離脱~決定。
カイラスギリー攻略開始を20時間後に控えて、リーンホースは最後の休息時間に入っていた。
しかしそんな中で、休息どころか疲労の極地に達するかもしれない事を始めようとしている一団があった。
宇宙には昼も夜もない。
しかし艦内の時間で24時間前。
「どのお姉さんのお尻が一番綺麗なんだい? 第一回チキチキウッソ君誘惑大会」が開催された同じ部屋。
そこにウッソ・エヴィンはいた。
この部屋に連れて来られるまで、ウッソは極楽のような一日を過ごした。
ジュンコを除くシュラク隊の五人の内、常に一人、二人がつききりで、疲労で寝込んでいたウッソの世話をしてくれた。
しかし、それは。
あたかも屠殺される家畜への最後の優しさのような物だと聡明なウッソも気がつかなかった。
ここに連れてこられ、後ろ手に縛られ目隠しをされるまでは。
ウッソ「ちょっと、何をするんですか?」
慌てて抗議するも、誰も答えてくれない。
それどころか、スルスルと衣服まで剥がれてしまった。
裸にされた事そのものは二度目とあってそれほど驚きもしないが、返事をしてもらえない事に不安が募った。
ウッソ「あっ」
突然の刺激思わず声を漏らすウッソ。
誰かが最終兵器ウッソキャノンに触れたのだ。
そして、何かを巻き付けられるような感触。
続いて、やわやわと揉みほぐされる感覚。
ウッソ「ああっ」
ヘレン「何やってんのよっ」
マヘリア「痛っ!」
ようやく声が聞こえる。
マヘリア「ぶつことないじゃん」
ケイト「どさくさに紛れて何してんのよ?」
ペギー「それはもういいから、準備は全部すんだ?」
コニー「いいみたいだね、それじゃ」
ウッソの目隠しが外される。
ウッソ「....はぁ....」
回りをとり囲む、昨日と同様下着姿のお姉さんたち、そして。
ウッソ「な、なんですかっ!これっ!」
自分のキャノンにつけられた、ピンク色のリボンに驚く。
ヘレン「何って、賞品にはリボンつけておかないと」
ウッソ「しょ、賞品?」
マヘリア「そう、可愛いウッソは優勝賞品」
ペギー「まあ、じきにわかるよ」
コニー「それじゃ....姉さん、マーベット、もう入っていいよ」
ウッソ「マーベットさん?ジュンコさん?....ええっ!」
カーテンで仕切られた場所から入って来た二人を見て、ウッソは驚愕の叫びを上げた。
カーテンで仕切られた部屋の一角に、ジュンコとマーベットはいた。
マーベット「....こ....これはいくらなんでも....」
そこに用意された鏡に自分の姿を写しながら呟くマーベット。
マーベット「わたしやっぱり止め....」
ジュンコ「逃げるのかい?」
背後からそう挑発するジュンコ。
マーベット「あなたは恥ずかしくないの?」
ジュンコ「そりゃこんな格好で外歩けって言われりゃ嫌だよ、でもこれを見るのは実質的にたった一人、それもウッソだけ、問題ないじゃないか」
マーベット「でも....」
ジュンコ「逃げるんならどうぞ」
マーベット「わっ、わかったわよ、やるわよ」
そこへ。
コニー「姉さん、マーベット、もう入っていいよ」
自分たちを呼び込む声に、二人はカーテンを飛び出した。
ウッソ「ええっ!」
二人の格好に思わず驚愕の叫びを上げるウッソ。
ピンクのビキニ、それも今にも胸がこぼれそうなほとんど布地のない物を着たジュンコにも驚いたが。
前日Tバック姿を堪能させてもらったために多少の免疫はあり衝撃はある程度抑えられている。
しかし、マーベットまでがライトブルーの同じ物を着ているのは信じられない光景だった。
トップを乳首あたり辛うじて隠すだけ、ボトムも「剃ってんのかよ!」といいたくなるほど極小部分しか画していない破廉恥な水着姿で、ウッソの前に立つ二人、そして。
ジュンコ「ほら、後ろもだよ」
マーベット「....えぇ....」
ジュンコに促されて、一緒に後ろを向くと、まあ前面デザインからすれば当然ともいえるTバック、しかも昨日シュラク隊が着用していた物よりも細い。
見慣れた(笑)ジュンコの白くはち切れそうな桃尻と、初めて目にするマーベットの褐色で引き締まった美尻が目の前に並ぶ。
ウッソ「マ、マ、マ、マ、マ、マーベットさんっ!」
吃りながらつい叫んでしまう。
マーベット「....ウッソ....」
思わずふりかえってしまうマーベット。
ウッソ「な、なんでそんな格好を!」
思わず怒鳴るような口調になってしまう。
決して嫌ではなかったが、日頃のマーベットと今のマーベットのいでたちがどうしても脳内で連結しなかったのだ。
しかし、その反応を「拒否」と見てうつむくマーベット。
ジュンコ「アッハハハハ、残念だったねマーベット、ウッソはマーベットにそんな格好をして欲しくなかったようだよ」
勝ち誇ったように笑うジュンコ。
だが....。
昨日、ただ一人だけウッソをイカせられなかったという劣等感は、未だに彼女の中に燻っていた。
日頃の彼女ならば「あたしの勝ちだね」とばかりに素直に喜ぶべきシチュエーション、しかし....。
ジュンコ「随分と慕われているんだねぇマーベット」
マーベット「え?」
ジュンコの言葉に揶揄するような調子がなく、むしろ自嘲しているかのような雰囲気を感じとる。
ジュンコ「ウッソは大事なマーベットお姉さんだけにはそんなふしだらな格好はして欲しくないみたいだよ、それに比べて」
言いつつウッソへとにじりよる。
ジュンコ「あたしはどんな格好してようと別にかまいやしないヨゴレ担当ってわけかいっ!」
ウッソ「な、何を言ってるんですかジュンコさ...」
みなまで言う間もなく、ジュンコによってヘッドロックに捉えられてしまうウッソ。
ジュンコ「別に怒りはしないから、正直に言いな」
そう言いつつぐいぐいと締めあげるジュンコの姿を、コニーらは笑いながら見ている。
日頃姉貴分として毅然とした彼女が子供っぽく感情を露にしているのを見るのが楽しいのだ。
しかしそのためのダシにされてしまっているウッソは...。
「いらいれふ、ふるひいれふ、でゅんごだん」
例によって顔をぐいぐいと締めあげられていた。
しかし豊かな、そして今にも小さなトップからこぼれそうな胸が頬に触れる感覚は捨てがたい。
ついつい身を任せてしまった事が、とんでもない事態を呼んだ。
何も言わなくなりされるがままになったウッソに業を煮やしたジュンコは、ヘッドロックで締めあげていたウッソを一度放し崩れ落ちるところを両手で受け止め、今度は正面から首に両腕を回して尋ねる。
ジュンコ「本当はあたしのことなんてどうでもいいんだろ?」
ウッソ「そんなことないです、マーベットさんもジュンコさんも、僕には大切なお姉さんです」
ようやく弁解の機会を与えられたウッソはここぞばかりに節操のない事実を述べるが。
ジュンコ「まだそんな言い逃れを、強情だねこのコは!」
ウッソ「そんな、どう言えばいいんですか?」
まだ納得してくれないジュンコにさすがに泣き言を言う。
ジュンコ「あたしの方が好きなのか、それともマーベットの方が好きなのか、はっきり言うんだよ」
ウッソ「そんなぁ」
無茶な要求に更に泣きが入る。
ジュンコ「なんだい、言えないってのかい、それじゃやっぱりマーベットの方が!」
嫉妬に狂う女に理屈は通用しない。
怒りのままにウッソの首に回した腕を引き寄せるジュンコ。
そして....。
ジュンコ「ほら、これでも言えないって?」
ウッソの頭を乱暴に左右に振り回しはじめた。
それはジュンコにとって単なるお仕置きのつもりだったのか。
それとも最初から身体を使ってウッソを篭絡しようという下心があったのか。
おそらくは当のジュンコ自身にもわからないだろう。
確かなことは、自分の目の前のウッソの頭を抱き寄せたままで左右に振り回したため、その豊かな胸に童顔を擦りつける結果になったということである。
そしてその時ジュンコが上半身に着て、というか漬けていたのは、水着とはいうものの本当にこれをつけて泳げばその正気を疑われるような小さな布切れのみ。
事態に最初に気づいたのはもちろん「犠牲者」のウッソ。
柔らかな胸の膨らみに顔をこすりつけられる快感に酔い知れていたウッソは、不意に顔に当たる布の感触が無くなったことに気づいた。
そしてあまりのことにそのまま硬直してしまった。
次に気づいたのはジュンコの乱暴な行為を止めようとしていた対戦相手だった。
マーベット「ちょっと、無理強いするなんてズルいわよ....ってあなた何をしてるのよっ!」
硬直者がもう一人増えた。
ジュンコ「何をって、あら?」
彼女が見たものは、よじれて喉元へとめくれあがった極小ブラと、何一つつけていない生乳に顔を埋めているウッソ。
そして硬直者がさらに増えた。
しばし静寂の刻が流れた後、硬直が一番最初に解けたのはマーベットだった。
つかつかとウッソを抱き寄せたジュンコに歩み寄る。
マーベット「あなたって人は、なんてえげつない事するのよ!」
そう言ってウッソを引き剥す。
しかしそれは逆効果も逆効果。
ぴったりくっついていたため肌触りだけで感じていたジュンコの生巨乳を、至近距離で目の当たりにしたために....。
ウッソ「ジュンコさんっ!」
ジュンコ「?....ウッソ?」
理性の消滅したウッソは、縛られた不自由な身体のままで再びジュンコの胸に顔を埋める。
ウッソ「ジュンコさんっジュンコさんっジュンコさんっ!」
ジュンコ「....ウッソ....」
激しいスキンシップを求めてきたウッソに、さっきまでの怒りはどこへやら、優しくその頭を撫でながら。
ジュンコ「....それだけでいいのかい?」
ウッソ「ジュンコさん?」
ジュンコ「顔を埋めるだけでいいのかい?」
ジュンコの脳裏には昨日、マヘリアの超乳を撫で摩り回し絶頂に達させてしまったウッソの姿があった。
ジュンコ「いいんだよ、あたしのおっぱいもお尻全部ウッソの好きにしていいんだから」
自分を蔑ろにされたと感じた時はあれだけ怒りながら、自分を求めてくれるのならどこまでも優しくなってしまうジュンコ。
陶酔と興奮の中でも、ウッソの鋭敏な頭脳はそこに女の業とでもいうべきものを感じとっていた。
ウッソ「ジュンコさん....」
男勝りにMSパイロットをしていても、やはりどこかに母性のはけ口を求めているジュンコを気の毒に思うと同時に。
「これが役得ってものなんだな」と心の中でにんまりとし。
遠慮なくその巨乳へとむしゃぶりついてしまう色餓鬼ウッソ。
それは赤子が母乳を求めるようなやり方ではなく、リビドーを発露させるようななめ方なのだが。
ジュンコ「ふふ、ませてるようでもまだまだおっぱいが恋しい年頃なんだねウッソ」
大きな勘違いをして愛し気にウッソの頭を撫でつつ押し寄せる快感に次第に顔を上気させていく。
ジュンコ「....ウッソ....なんでこんなに....」
ふと、昨夜の顛末を思い出す。
今自分を感じさせている舌技をマヘリア相手に披露していたのを見て、誰かに開発されたのかと思い、それをマーベットだと思い込んだのがあの大騒動の始まりだった。
結局その疑問はまだ解けていないのだが、押し寄せる快感の前ではそんなことはもうどうでも良くなっていた。
そして不意に下を見て....。
ジュンコ(す、凄い!)
まさに天をつく勢いで仰角を上げているウッソ・キャノンに、昨夜からの心のしこりが溶かされていく....そして....。
ジュンコ「ああっ!」
彼女もまた、胸への愛撫のみで絶頂を迎えてしまった。
ジュンコ「ああっ」
ウッソ「でゅ、でゅんごだん」
自分の方へともたれかかるように崩れ落ちる、ジュンコの大柄な身体を、後ろ手に縛られた不自由な体ではうまくささえきる事が出来ず、押し潰されてしまうウッソ。
ジュンコ「ウッソ....」
火照った顔でウッソの頭を抱えながら、一向に上からどこうとはしない....だが。
マーベット「退きなさいっ!」
その身体を押し退けたマーベットが、ウッソを引き起こし後ろ手のロープを解くと、その両肩に自分の両手を置いて、かがみ込むようにして顔を近づける。
マーベット「ウッソ、ここから出ましょう」
ウッソ「え?」
マーベット「この人たちはおかしいわ、子供相手にこんな格好していやらしい事をさせるなんて、つきあっていたらウッソが悪い影響を受ける」
そう言いながらも軽い自己嫌悪に陥るマーベット。
なぜなら自らも、共に行動している間、ウッソを挑発するような行動をしていたのだから。
教育に良くない云々はただの言い訳、本当は嫉妬心からこんな事を言っていると自覚していたから。
しかし丸っきり嘘でもない、シュラク隊の面々は明らかにやり過ぎだと彼女には思えるのだ。
ウッソは目の前の光景に心を奪われていた。
自分の肩を掴んで、何事か口走っているマーベット。
しかしそんなものは耳に入らない。
自分よりかなり背の低いウッソの肩を掴むためマーベットは前に屈んでいる。
そのために胸が、馬鹿みたいに布地の小さなトップしか着けていないため目の前でブラブラと揺れているのだ。
決して巨乳ではないマーベット。
しかしそれでも人並の大きさはあるため、不自然な姿勢と奇矯ないでたちのせいで、目の前で魅力的に揺れている。
マーベット「さあ、ここから出ましょう」
ウッソの手を掴み、それを引いて部屋を出ていこうとする。
完全に、自分が今どんな格好をしているか失念しているらしい。
後ろについたウッソの目の前では、一歩二歩と歩む毎にプリンと揺れる褐色の果実があった。
スラっとした長身のマーベットは決してヒップも大きい方ではなく引き締まっているのだが、なにせはいてるものがはいてるものだけに、柔らかい肉が弾むのは避けられない。
マーベット「さあ早くここから....きゃあっ!」
突然悲鳴をあげて転倒する。
マーベット「な、何をするのウッソ!」
その問いに答えることはウッソには不可能だった。
両腕でマーベットの両腿を抱え込んで、褐色の売れた果実に頬ずりをして恍惚の表情を浮かべているウッソには。
マーベット「や、やめなさいウッソ!」
ウッソ「....柔らかいや....マーベットさんのお尻も....」
マーベット「や、やめて!」
興奮して自分の尻に顔を押しつけるウッソに当惑して制止するが、気が動転して振り払いもせずにいる。
ウッソ「....マーベットさんにも....」
マーベット「え?」
ウッソ「マーベットさんにも、僕の顔に座って欲しいです....」
マーベット「な、な、な、何を言ってるのよウッソ!」
驚きの余りついにウッソを跳ね飛ばして立ち上がるマーベット。
床に転げたウッソを立ち上がらせてその両手首を自分の両手で掴む。
マーベット「....ウッソ、あなた自分が何を言ってるかわかっているの?」
ウッソ「....マーベットさん?」
マーベット「顔に座って欲しいなんて変態よ........これも全てあなたたちのせいねっ!」
面白そうに二人のやりとりを見守っていた、まだ恍惚の表情で悶えているジュンコを除くシュラク隊に向き直り睨みつける。
マーベット「あなたたちどう責任を取るのよ、純真な男の子を自分たちの変態的な欲望のためにこんなにしてしまって」
いや、ウッソは元々純真とは言えないのだが。
マーベット「ウッソを元に戻して!」
自分の怒りの追求に、わざとらしく目をそらしたり下や後ろをむいたりするシュラク隊のリアクションに、ますます頭に血を登らせるが。
マーベット「人の話を聞き....」
ふと、ウッソの熱い視線を感じてそちらへと目をやる。
ウッソは自分のはいている申し訳程度の薄くて小さなボトムを食い入るように見つめている。
無理もない、いくら色餓鬼とはうえ、いやだからこそ、思春期にこんな物を目の前にして平静でいられるわけがない。
「女としての魅力に自信がないの?」との挑発に乗せられて、こんな格好をした事を激しく後悔する。
今でこそウッソの姉を自認し、彼を庇護しているマーベットだが、最初は自分がなる筈だったVのパイロットの座を奪った彼に嫉妬を感じていた。
そんな感情が和らいだのは、共に行動する内に、彼が自分に、つまりは大人の女に憧れを感じている事がほかったから。
特にカテジナがいなくなってからは、ウッソの感心は自分だけに向けられていた。
それに心地よさを感じはじめた矢先だった。
シュラク隊という、邪魔者が現れたのは。
当初は婚約者オリファー絡みでの敵意だったが、そのうち段々とウッソと彼女たちが打ち解けはじめると、オリファーのことよりもウッソ絡みでの敵意が募ってきた。
シュラク隊のメンバーが、少なくともパイロットとして自分より優秀なのはわかってはいた。
しかし戦闘の時でも化粧をするような「女らしさ」が、ウッソを自分よりも彼女達の方へ向けているような気がして、それが悔しかったマーベット。
内心の「あたしだってその気になれば」という思いが、ジュンコと張り合うような形で、こんな破廉恥な格好でウッソの前に出る羽目になった遠因。
最初は「姉」の恥態に動揺したウッソだったが、今はその大胆というにも程のある極小水着姿にひたすら興奮していた。
沸き上がる羞恥心に耐え切れなくなった時。
マーベット「も、もうこれ以上は駄目!見ないでウッソ」
ウッソの顔を抱え込んで、視界を塞ぐ。
マーベット「ふう....」
もしもこのままウッソを連れて部屋から出ていれば。
一時の恥をかいた記憶だけを残して、マーベットの平穏な生活は続いていただろう、しかし。
ギラギラギラギラギラ。
自分に降り注ぐ、五対十個の敵意の視線。
まだ夢幻の世界をさ迷っているジュンコののぞくシュラク隊からの嫉妬の視線が、今、マーベットを包んでいた。
その視線を感じとった時、マーベットの中で何かが動いた。
押し込められていた物を解放するかのような何かが。
今までマーベットが、同じ女性としてシュラク隊に感じていたコンプレックス。
そのシュラク隊から嫉妬心をこめた視線を送られているという事実は、マーベットを有頂天にした。
嫉妬の理由は他でもない、ウッソのあまりにも大胆で積極的な行動だ。
昨夜、シュラク隊の「きれいなお姉さん」たちのされるがままになっていたウッソの姿は、彼女たちの「病気」をもはや危険な領域にまで悪化させていた。
仲間であるジュンコはともかく、それ以外の女に、それも自分たちの時とはうって変わって積極的にまとわりつくウッソ。
その姿に彼女たちは耐え難い想いをしていたのだ。
元々ウッソが「可愛い」マーベット、だが、その「可愛い」という感情は限定されたものだった。
しかし、自分に「女として」の優越感を与えてくれたことで、その限定は完全に吹っ飛んだ。
そしてもう一つ、今までさんざん自分を「女として」見下していたような気がするシュラク隊の面々に、もっともっと悔しい思いをさせる方法は一つだった。
彼女たちの目の前で、もっともっとウッソを可愛がってやる。
ウッソへの限定解除された愛情の発露と、復讐の快感、両方を同時に満たせる行動を躊躇する理由はなかった。
マーベット「ねえウッソ」
ウッソ「マーベットさん、はぁはぁ、マーベットさん、はぁはぁ、マーベッ」
マーベットの腕の中に顔を抱えられたまま、まだ興奮状態で息を荒げているウッソを見ても、もはやマーベットには困惑や羞恥は微塵もない。
いやすでにまともな大人の女性としての良識などどっかに逝っている。
婚約者のオリファーのことすらも....いやそんなことなどとっくの昔に脳裏から綺麗さっぱり消えている。
マーベット「こっちを見てウッソ」
両手でウッソの顔を挟んで無理に自分の方へ向ける。
ウッソ「はっ!」
荒っぽい扱いにようやく我に帰るウッソ、しかし視線は胸や、さらにその下へとチラチラと動く。
マーベット「こんな恥ずかしい格好、本当はしたくなかった、でもウッソのために着たのよ」
ウッソ「マ、マーベットさん」
マーベット「だからほら、思う存分見ていいのよ」
そう言いつつウッソの手を引いて立ち上がるマーベット。
そして。
「「「「「ああっ!」」」」」
ヘレンに、マヘリアに、ケイトに、ペギーに、そしてコニーに、驚きと怒りに満ちた声を上げさせたのは、立たせたウッソの顔をそのまま自分の胸に埋めさせたマーベットの行動。
マーベット「ねえウッソ、私は胸は小さいけど」
ウッソ「むぐぐぐ」
マーベット「それでも顔を埋めるくらいは出来るのよ」
ウッソ「ぷはっ!」
ようやく放されたウッソだが。
マーベット「どう?」
ウッソ「マ、マーベットさんっ!マーベットさんっ!」
自らが再び、ようやく乳首を隠す小さなトップしかつけてない胸の谷間に顔が埋まる。
マーベット「ふふふ、気に入ってくれた、だけど」
すっとウッソを引き離したマーベットが、身体を翻して後ろを向くと。
ぶるるるん。
スリムな体型らしく引き締まりながら適度に脂肪が乗った弾力のある、ぎりぎりのTバックだけをつけた美尻がウッソの目前へと突き出される。
マーベット「ウッソはこっちも好きなのよね、いいのよ、好きにしても」
言いつつ振り向いたマーベットの流し目は今までウッソが一度も見た事のない妖艶なものだった。
マーベット「ほら、触りたいんでしょ、いいのよ」
流し目しながらの誘惑に、あっさりと乗り、褐色の瑞々しい肉果実を思う存分撫で回すウッソ。
ウッソ「はぁはぁ」
マーベット「あふぅ」
まるで触られた場所に電気が走ったようだった。
マーベット「ああ、素直に触ってくれたのねウッソ、でもそれだけじゃないんでしょ?」
ウッソ「はい?」
マーベット「あら忘れたの、さっきあなた自分で言ったでしょ『マーベットさんにも僕の顔の上に座って欲しい』って」
ウッソ「そ、それは」
マーベット「あら、もしかして嘘だったの?」
ウッソ「まさかっ、そんな事ないです、でも」
マーベット「でも?」
ウッソ「マーベットさんの方からそんな事してくれるなんて、思ってなかったから」
はにかむウッソに「何を今更」と当然の突っ込みを入れる良識ある人間はすでにここにはいない。
まだ夢の中のジュンコを除いた五人は、はにかむウッソを見て昨夜のジュンコ同様に嫉妬にかられ。
マーベットはウッソ可愛さの余り、すでにオーバーヒート寸前。
情熱があふれこぼれそうな顔でウッソを眺めていた。
後の話であるが。
これから先、ウッソは幾度となくマーベットのこんな顔を見ることになる。
しかし一方でマーベットの婚約者たるオリファーは、マーベットのこんな顔を一度も見ることなく逝った。
合掌。
マーベット「じゃあ準備しなさい」
ウッソ「はいっ」
促されて即座に床に寝ころぶウッソの顔の上で、足を開いて下を見たマーベットは微笑んだ。
これから起こることに期待しているウッソの、その顔のあまりの愛らしさに。
ウッソは可愛らしい男の子だ。
だが決して少女と見間違うような美少年ではない。
しかし彼は年上の女性には滅法モテる。
その理由の一端に、こんな表情があった。
いやらしい期待に満ちた顔など普通は見られた顔ではないが、ウッソの場合、そんな時にてれたているような表情になる。
実際は照れてるどころかノリノリもいいとこなのに....。
とにかくこんな表情が、母性本能や女の征服欲・独占欲。
あらゆる物を刺激して止まない。
マーベット「いくわよ」
それに捕らえられた女がここに一人生まれた。
ウッソの歓喜も激しかった。
姉代わりだった真面目な女性が、尻肉のほとんどを露にして自らの顔に座っているのだから。
ギャップから来る意外性のファクターも快感を倍増させ。
回復完了したウッソキャノンが、再び唸りを上げはじめた。
刻の過ぎゆくのも忘れ。
快感の中をさ迷っていたジュンコが現世に帰還して最初に見た物は。
立ち並ぶ仲間達五人の後ろ姿だった。
(はぁ....それにしても)
一番大きいヘレンから一番小さいペギーまで、12センチほど差はあるが、それでもみんな揃いも揃ってスラリとした長身、それでいて豊かな美尻の持ち主だ。
(これじゃウッソもたまんないね、でもあたしも負けないよ)
それにしてもみんな立ち並んで何をしているのか、ひょいっと立ち上がり、ケイトとマヘリアの間に割って入ったジュンコが見たものは....。
マーベット「どうウッソ、あたしのお尻は気持ちいい?」
ウッソ「ひふぉひひひふぇふ、ふぁーふぇっふぉふぁふ」
ほとんど紐のようなTバック一つで、若いというより幼いと言った方が正しい男の子の顔の上に跨る....
最初、ジュンコがウッソにこんな事をしているのを見た時は唾棄したいような気持ちだった。
とてもまともではない変態的行為だと。
だが今マーベットはその行為で自らも悦び、そしてまた当のウッソをもよろこばせていた。
マーベットの目の前には、その喜びの象徴たる巨砲が高々とそびえ立とうとしていたのだから.....。
昨夜マーベットは、シュラク隊の面々が、この巨砲を思う様に手で責めなぶる様を目のあたりにして来た。
彼女達への対抗意識、そしてことウッソとの親密度に関しては自分の方が上回っている事を証明したいという気持ちから。
何の躊躇もなくその手を延ばし、そそり立つウッソのウェポンを握ろうとした時。
ジュンコ「ちょっと待った」
その手を掴むジュンコ。
マーベット「何するの?」
ジュンコ「あたしが気を失っている間(作者註:勘違い、本当は快感でラリってました)に何をしてんのさ、ウッソはあたしと遊んでいたんだよ」
マーベット「あなたが勝手にウッソから離れたんでしょ?」
ジュンコ「大体さ、昨日から散々、あたしたちがウッソを玩具にしてるとか避難しておいて、何でそんなことしてんだい?」
マーベット「あら、見ての通りウッソは喜んでいるわ、あなたばどうか知らないけど、私はウッソに好かれてるから」
ジュンコ「くっ」
勝ち誇ったような顔のマーベット。
とぼとぼと立ち去るジュンコを横目に、再びウッソキャノンに手を延ばそうとしたが。
ジュンコ「なんて素直に引き下がると思ったの?」
後ろから突き飛ばされ長身を丸めて転がっていくマーベット。
ジュンコ「ったく、婚約者がいる癖になんてずうずうしい」
言いつつ、何が起きたのか理解できず天を仰いでいるウッソの手を取った。
ジュンコ「....ウッソ...」
潤んだ目で自分を見つめるジュンコの視線に、快楽と呼吸困難の相乗効果で混濁していたウッソの意識が徐々に覚醒する。
ウッソ「...ジュンコさん...」
少し面長だが、肉厚の紅い唇が印象的な、ただでさえ艶っぽい顔立ちのジュンコが、目を潤ませ顔を上気させているのは反則物の色っぽさ。
ジュンコ「気持ちよかったよウッソ、あんなのは初めてさ」
ウッソ「そうですか、喜んでくれて僕も嬉しいです」
二人の視線がお互いを見つめあう。
まるで周囲に何もないかのように。さながら旧世紀の伝説の*ック・オ*のごとし。
一方、バランスを崩し前回り受け身をしてしまったマーベットもようやく起き上がる。
マーベット「痛たたっ、な、なんて事するのよ!」
向き直った先にあったのは、見つめあうツーショットの姿。
マーベット「ちょっとジュンコ!あなた何を未練が..ま....し」
食ってかかろうとしたマーベットだが、二人の周囲に発生しているキッ*・*フ・バリアーに阻まれてしまう。
マーベット「そんな....」
ここに至ってマーベットは自分にとってウッソが如何に重要な存在であるかを再認識していた。
目の前でジュンコと見つめあうウッソの姿を見て、メラメラと燃えたぎる嫉妬の炎を自覚して。
嫉妬の炎が彼女に力を与えたのか、余人を入り込ませないはずの不可視の絶対領域をぶち破るかに見えた時。
マーベット「ウッソ....あなたって子は....」
嫉妬の炎が鎮火するほど彼女を脱力させたものは....。
ウッソと見つめあって、ジュンコは幸せな気分に浸っていた。
ところが、不意にウッソの視線が、自分の顔を外れる。
訝し気にその視線の先を追っていくと....。
先ほど「アクシデント」で露出した自分の胸に向いていた。
ジュンコ「ウッソ....あんたって子は....」
ジュンコの色っぽい顔を見つめていたウッソだったが、彼女が胸を隠していない事に気づいた。
先ほどは思う存分揉みしだきなめしゃぶったのだが、興奮状態だったためじっくりと見てはいなかった。
大きさこそマヘリアに劣るものの、形の良さは甲乙つけがたく柔らかさというか、触り心地の良さでは一枚上の美巨乳を。
ついつい見入ってしまったウッソが慌てて視線を上げると。
ジュンコは笑っていた。
口元をひくひくと痙攣させ、こめかみに青筋を立てながら。
ビクビクして下を向くウッソ。
ジュンコ「あたしと見つめあってる時によそ見をするなんて、とんでもない子だね、ウッソ」
ウッソ「ご、ごめんなさい、つ、つい」
ジュンコ「つい、何」
ウッソ「いえ、その、あんまり綺麗なおっぱいだったんで....」
慌てて言い訳するウッソが恐る恐るもう一度顔を上げると。
ウッソ「え?」
意外にもジュンコは少しだけ呆れた顔はしていたものの、もう怒ってはいなかった。
その代わりウッソの肩を掴み、そのままのしかかるようにして押し倒す。
ウッソ「わっ」
ジュンコ「まったくエッチな子だね、お前はそんなにあたしのおっぱいが好きなのかい」
ウッソ「は、はい」
かけらも躊躇せず即答するウッソ、もはやジュンコ相手に羞恥や遠慮の感情は喪失しているらしい。
しかしそのエロガキ丸出しの発言も、すっかりショタ菌に脳を冒されているジュンコには可愛くてたまらない。
ジュンコ「そうかい、でもさっきたっぷりと吸わせてあげたしあたしばっかりしてもらうのも悪いし....それに」
妖艶な笑みを浮かべる。
ジュンコ「まだあたしだけお前をイカしてないんだ、だから」
乱痴気騒ぎになれきったこの部屋の人々にもどよめきが走る。
押し倒したウッソの股間へと身体をずらしたジュンコが、その柔らかい胸の谷間に熱くたぎるウッソキャノンをはさみこんだのを見て。
マヘリア「あ~あ、あたしもアレやってやれば良かったなぁ、あたしの方が胸大きいのに」
一人、悔しがるマヘリアであった。
柔らかい胸の肉でウッソのキャノンをはさみこみながらジュンコは思った。
こういう「行為」の存在を知っていたが、まさか自分がやることになるなんて夢にも思っていなかった。
無論、ジュンコは男を知らないわけではない。
ごく普通のセックスなら何度も経験しているが、それは経験しているという以外に何の意味もない体験だった。
艶っぽい美貌にふるいつきたくなるスタイルのジュンコだが生来の姉御肌の性質が女に従順さを求める男には、またその大柄な体が自分より背の高い女を嫌がる男には忌避されることになった。
ジュンコの方でも男の機嫌を伺うつもりなどかけらもなかったので、その美貌と年齢に比し経験が浅いのは(そして聞きかじった知識だけは多いのは)仕方のないことだった。
そんな自分がすっかりと肉欲におぼれ、あろうことか「男」を喜ばせるため肉体を道具にして奉仕している。
「ウッソ、こんなことしてあげたのはお前だけなんだからね」
厳然たる事実を、あえぎ声まじりで告げる。
そもそもウッソに快感を与えてイカせてあげるのが目的ではじめたことだが、熱い肉棒の感触がすっかりと敏感になったジュンコの乳首あたりにまで響いて、乳で肉棒を擦りあげる度に幽かだが確かな快感が身体を走る。
「ああ、こんなにイイことだったなんて....ウッソ、まだなの?ああ、これじゃあたしの方が先に....」
もちろんウッソの方も快感に悶えてはいるが、昨夜の連続発射が響いているのか、その無敵の巨砲は仰角をあげてはいるものの、まだ発射準備には至ってない。
次第に強くなりながら押し寄せる快感の波。
それに翻弄されながら、ウッソにさらなる快感を与える方法を模索していたジュンコは、どこで見聞きしたかも定かではないことをふと思い出し、実行に移す。
巨乳で巨砲をはさみこんだまま、それを軸に体を横に回転させウッソの顔の上をまたぐ形になる。
「す、凄い....ジュンコさん....ああっ!」
思わず声をあげてしまう。
昨夜から三度にわたり、ジュンコの美尻の下に顔を敷かれ快感地獄をさまよったウッソだったが、その反対の部分を密着されたのは初めて。
しかも、興奮するジュンコが、申し訳程度の布地だけしかないスキャンティのフロント部分を完全に濡らしていて、髪の毛と同色の秘密の森が透けて見えるのだから。
そして視覚的衝撃とともに嗅覚にも衝撃が。
蒸せ返るほどキツく、それでいて不快ではなくむしろより強い興奮をさそう、まさに女の匂いがたちこめているのだ。
効果はてきめん、仰角をあげていたウッソキャノンがドクドクと脈を打ち始める。
「はあ、ウッソ、い、イクのかい?」
「ああ、ジュンコさん、ご。ごめんなさい、もう駄目です!」
今度こそジュンコ自ら噴出させた白く熱い液体を口で受け止め飲み干す、勝利の杯のごとく。
ジュンコ「ああウッソ、ついにイッたね、あたしがイカせたんだね....」
熱い粘液を飲み干しつつ、感慨にふけるジュンコ。
その開いた股間の下のウッソの顔には、興奮の印である樹液が薄い下着をいともたやすく浸透してポタポタとこぼれおちる。
ウッソ「ジュ、ジュンコさん、す、凄い」
ある程度女体慣れしてきたウッソにも、この大量のジュースは驚愕すべきものだった。
そのウッソの視界から、ジュンコのベショベショに濡れた下着が消える。
その代わりにほんの少し濡れた下着が顔の上を覆う。
マーベット「....ウッソ、可愛相に....」
陶然としているところを横から突き飛ばされゴロゴロと横回転してしまったジュンコ。
ようやく止まって起き上がると、一度突き飛ばして追い払ったマーベットが再びウッソに覆いかぶさっていた。
しかもさっきの顔面騎乗スタイルではなく、ジュンコがやっていたいわゆる69の体勢で。
ジュンコ「あんた、また『あたしの』ウッソに勝手なこと」
などと明らかに自分の方が勝手なことを言って掴みかかろうとしたが、ただならぬ雰囲気に気勢を削がれる。
マーベット「ウッソ可哀相、また玩具にされて、昨夜あれだけ出したのにまた絞りとられて」
自分もさっき顔騎責めでウッソをイカせようとしたことなどは脳内から綺麗さっぱり消去して憤る。
ウッソ「僕は別に....」
マーベット「あなたって子は、これだけ弄ばれていてそれでもあの人たちを庇うの?なんていい子、本当にあなたの心こそが大切にしなくちゃいけない宝だわ」
ウッソ「そんな....」
面と向かっていればさまにもなる会話だが、ウッソの顔を股で挟み、自分はウッソのキャノンを目の前にして言っているのは恐ろしいほど違和感がある。
マーベット「でも安心して、あなたは私が守って見せる、まずはこの散々玩具にされてたものを....慰めてあげるわ....」
そう言ってウッソキャノンに手を延ばそうとする。
マヘリア「とか何とか言ってウッソのオチンチンを触ると」
コニー「結局はそうなんだよ」
ケイト「随分と理屈こねてたけどね」
ペギー「偽善者なんだよ」
ヘレン「素直にオチンチンいじりたいって言えばいいのに」
シュラク隊は呆れ果て。
ジュンコ「そうはさせるか」
ジュンコが邪魔をしようとした瞬間。
ウッソ「ああっ、マーベットさん、そ、そんなこと~」
ジュン&コニ&ペグ&ケイ&マヘ&ヘレ「ああーっ!」
ウッソを狼狽させ、シュラク隊を絶叫させたマーベットの行為それは....。
ちゅぱっ、くちゅっ、ちゅうっ
一発発射して少しだけ小さくなったウッソキャノンを口に含み尿道に残った白い粘液を吸い上げることだった。
ちゅるちゅる、ぴちゃちゃっ
ウッソは快感に声も出せずに手足を痙攣させている。
絶叫したシュラク隊の面々も、自分たちがしなかったというか出来なかった行為をしているマーベットに何も言えない。
それよりは流石に婚約者のいる女は違うと、ある意味で畏敬の念すら感じはじめている。
婚約者がいるのにこういうことをしていいのかという当然の疑問などはもはや頭にはない。
そして彼女達は大きな考えちがいをしていた。
マーベットのこの行為がフィアンセがいるから収得したものだと思っているが、実はマーベットがこんなことをしたのは初めてだった。
婚約者オリファーはこんなことをしてもらったことなどない。
これから先、マーベットは事あるごとにウッソを口で慰めてあげるのだが。
夫となるオリファーがしてもらうことは死ぬまでなかった。
合掌
マーベットはウッソの熱いキャノンを口にくわえながら満足感を味わっていた。
知識としては知っていたが実行する気など微塵もなかった口舌での奉仕、それを無意識の内に行っていたのは、ウッソを慰めたいという気持ちもあるが、可愛くて食べてしまいたいという気持ちも強く働いていた。
まさか本当に食べるわけにもいかず、とりあえず手頃な部分を頬張ったということか。
従って、酷使された砲身に対する癒しの行為、という名目にもかかわらず、その執拗な唇と舌での愛撫は更なる興奮をウッソに与えていた。
何のことはない、自分もウッソを酷使しているのだが、自らはウッソにとっては特別な存在であるという自負(思い込み)に凝り固まったマーベットには。
同じことをしてもジュンコ達の行為はウッソを玩具にしているように見え、自分がするのならウッソを癒し慰めているのだと思えてしまう。
よつて、何の疑いもなく口と舌での愛撫を続行する。
一方ウッソ、シュラク隊や当のマーベット、そして「謎の黒い人物」相手に様々な痴態を繰り広げてきたが、さすがにこれは初体験。
異様な興奮に耐え切れなくなった時、衝動的に行動に出た。
「ああうんっ!」
そのウッソの行為に、マーベットは思わず口を離してせつない声をあげた。
肉の巨砲をしゃぶられる快感の中。
快楽の果汁で湿った極小の布(もはや下着とはいえない代物)に包まれたマーベットの秘部を目の当たりにしたウッソは、布ごしとはいえそこに思いきり口をつけ、勢いよく吸い出した。
マーベット「あはっ」
思わず口を巨砲から離して悶えるが。
マーベット「あああ、ウッソ、ウッソもしてくれるのね、ならもっと頑張らないと」
そう言ってもう一度、今度は先ほど以上の勢いで強烈にウッソキャノンに吸い付く。
お互いを吸いあう二人の姿に、ジュンコ以下はもう声も出ずに固唾を飲んで見守るだけ。
そして限界を迎えたのは、やはりウッソの方だった。
先に一度、そして昨夜何度も出しているとはいえ、やはり若さゆえの回服力、そして直接吸われていたことが決め手なのかっ!
ウッソ「ああ、だ、駄目ですマーベットさん、も、もう、出る、出ちゃいます」
ウッソのくぐもった叫びを聞いているのかいないのか、激しい吸淫を一向に止めないマーベット。
ウッソ「あうっ」
限界を突破したウッソキャノンは熱い散弾をマーベットの喉の奥へとバラ撒いた。
それども止まらない吸淫に、尿道に残った物までがあっという間に吸い上げられる。
初めての快感に、ウッソの身体がビクビクと跳ねた。
下半身からの快感が全身に毒のように回り、ビクビクと痙攣しつつもウッソはその責務を果たそうとしていた。
気持ちよくしてもらって自分だけ何もしないわけにはいかないという使命感か。
それとも単に目の前の女性の神秘に興奮したのか。
再び神秘の花園@極小下着に吸い付くウッソ。
マーベット「ウ、ウッソ、そ、そんなにぃ、ああぅんっ!」
ウッソの精を吸いつくして陶然としていたマーベットは突然の愛撫の再開に悲鳴に近い喘ぎ声を上げてのけぞった。
そしてほんの十秒ね立たぬ内に。
マーベット「駄目、それ以上は、ウッソ駄目よ、ダメェ!」
がっくりと崩れ落ちるまーべっと。
その身体の下で、顔面をマーベットがこぼした快液でベトベトにしながら、満足感を覚えたウッソは意識を失った。
疲れ果てて眠りについたのだ。
時間にして何分も経たないうちに、ウッソの身体の上で快楽に身体を痙攣させていたマーベットは正気を取り戻した。
まずはウッソの上から降り、自分の汚したウッソの顔をタオルで拭きとりつつ。
自分に降り注ぐシュラク隊の面々の視線に生きた心地がしないマーベット。
一旦欲望を発散した冷静な頭で考えると、自分のしていたことがとんてもないことだと思えた。
無論ウッソへの愛情は揺らいでいない。
しかしよりにもよってジュンコ達の見ている前でやることではなかったと。
そのものずばりの性行為ではないものの、ある意味ではそれを上回る卑猥行為を、しかも13歳の少年と、人前で。
全身が羞恥で赤く染まる。
肌の色の濃いマーベットでもはきりとわかるほどに。
だが問題は羞恥だけではない。
自分にオリファーという婚約者がいることを知っている人々の前であんなことをしたという問題もある。
している時には、はっきり言ってオリファーのことなどは全く頭の中になかった。
多少勢いはあったものの、仮にも結婚しようと約束した相手である。
愛していないわけはない。
ただその存在を忘れてしまうくらいに、ウッソの魅力は、いやもはや魔力と言って良い物は絶大だったのだ。
そして、その同じ魔力の虜になっているシュラク隊の面々に、自分とウッソの親密度の高さを見せつけてやりたいという虚栄も、冷静になった今の自分にははっきりと自覚できる。
マーベット(なんて事しちゃったのかしら....)
不安を打ち消すように、懸命にウッソの身体を丹念に拭き、上にケットを被せる。
そして審判を仰ぐかのようにシュラク隊の方を振り向くが、顔を上げることができない。
マーベット「オリファーに黙っていてなんて、虫のいいことは言えないわね....」
蚊の鳴くような声で言うが、その返答は意外な物だった。
覚悟を決めたマーベットに無言のまま歩み寄り。
ジュンコ「負けたよあんたには」
そう言って肩に手を置くジュンコ。
ジュンコ「あたしはそこまで出来なかった、結局坊やを自分の都合のいい道具にしてただけなんだね」
マーベット「そ、そんな」
意外な反応にかえって狼狽するマーベット。
見ると他の五人も今までとは違う目で自分を見ている。
古今東西、自分にできないことをやってのける人間に対しての反応は二つある。
一つは、羨み妬むという反応。
そしてもう一つは「自分たちにはとてもできないことを平然とやってのける、そこにシビれる憧れるゥ!」という反応。
サバサバした気質のシュラク隊の対応は後者だった。
ヘレン「結局さ、あんたも坊やが好きなんだろ」
ケイト「オリファー『元』隊長のことがあるから」
マヘリア「素直になれなかっただけなんでしょ?」
そう問いつめられて。
マーベット「え、ええ、軽蔑してくれてもいいわ、もう自分の気持ちに嘘はつけない」
コニー「軽蔑なんてするわけないじゃないか」
ペギー「そうさ、あたしたちだって」
総計七人の長身美女の視線が、一斉に昏睡しているウッソへと注がれた。
ジュンコ「そういうことさ、結局あたしたちみんな坊やが好きなようだから、この際みんなで仲良く坊やと楽しもう」
マーベット「わたしも仲間にいれてくれるの?」
コニー「ああ、というかもう仲間だけどね、あんたもあたしらと同じことしたんだから」
マーベット「そうね・・・・・・でもオリファーにはなんて言えばいいのかしら」
ケイト「なんて言えばって?」
マーベット「ウッソが好きになったから、婚約は解消するなんて言えない」
ペギー「そんな必要ない」
マーベット「え?」
ヘレン「別に別れる必要なんてないって」
マヘリア「もちろんアンタが嫌いになったんなら話は別だけど」
マーベット「嫌いになったわけじゃないけど」
ジュンコ「それならいいじゃないか、オリファーはオリファー、ウッソはウッソ、それはそれ、これはこれだよ」
マーベット「そ、そうなのかしら....そうね、あなたたちの言う通りだわ、ありがとう、気が楽になったわ」
先ほどまでオリファーがいるくせに云々とマーベットを責めていたことなどすっかり忘れてのシュラク隊の説得に、あっさりと納得するマーベツト。
結婚前から公然と二股を決意されたことなどオリファーは無論知る由もなかった。
合掌。
昏睡状態のウッソを見て、七人の女たちはさらなる欲望の炎に火がついた。
しかし。
ジュンコ「そろそろ潮時だね、カイラスギリー艦隊との会敵も近い、あんまり精力を使わせすぎたら坊やが戦闘中にミスって死んでしまうかもしれないから」
自らもかなり欲情してはいたが、ここはリーダーとしての責任感から至極まっとうな事を宣言するジュンコ。
マーベット「全ては生きて帰ってから、ということね」
黙って頷くジュンコ。
マヘリア「でも勝利を祈願するためにこれくらいはいいよね」
そう言ってウッソに近づいてしゃがみこむと、ひょいとお姫様だっこで抱きあげる。
マヘリア「お守りだよ」
そう言って寝ているウッソの頬にキスをする。
かつてジブラルタルで初めてウッソを膝に乗せた時にも同じくキスをした。
そして彼女は撃墜されながらも生き残った。
ウッソへのキスは彼女にとっては幸運の印なのだ。
もちろんそれを見ていて黙っているような他の面々ではない。
我先にウッソにキスの雨を降らせる。
それでも目を覚ますことのないウッソは、夢の中でもシュラク隊のお姉さん+マーベット@全裸にもみくちゃにされていた。
この色餓鬼めがっ!
エピローグ
ジュンコ、マーベットとの激しい本番なし3Pの十数時間後。
生まれてはじめての宇宙艦隊戦でどうにか生き残ったウッソは、中破した母艦に帰りついてすぐ、お姉さん達が帰投しているかどうかを尋ねた。
全員無事に戻ったと聞き胸をなで下ろす。
ついでのように「オリファーが重傷で後送決定」とも聞いたが「そうですか」の一言で済ませ、お姉さん達を探しに行こうとして、オデロ達が集まっているのに気づく。
その人の輪の中には。
ウッソ「あれっ、どうしてここに?」
スージィ「ウッソー」
地上に残ったはずのスージィが泣きべそ顔でウッソに抱きついてくる。
同じく残してきたフランダースも耳を垂れてうなだれている。
スージィ「シャクティが、シャクティが」
ウッソ「シャクティも乗っているの?」
オデロ「ちょっと前まで一緒に艦内に隠れてたんだってよ」
ウォレン「それが見えなくなったんだって」
ウッソ「まさか、戦いに巻き込まれて」
悲しみに沈むウッソは知らなかった。
シャクティがシュラク隊の面々の部屋に何やら仕掛けをしてる時に、その居住ブロックが攻撃を受け、ノーマルスーツを着るのが精一杯で宇宙に投げ出されたことを。
スージィと一緒に元の場所に隠れていれば、丁度負傷明けなので母艦の護衛に専念していたマヘリアが守っていた場所なので安全だったことを。
シュラク隊はチーム結成後、初の宇宙での戦闘でただの一人も犠牲者を出さずに無事帰還した。
その原動力となつたのはもちろん。
「生きて帰ってウッソを可愛がる」
その強い意志の下に統一されたことが大きかった。
シャクティの密航と遭難は、全員無事を喜びあっていた彼女達にも知らされた。
ジュンコ「みんなわかってるね」
言わずもがなの確認を取る。
ずっとわからなかった事が今のジュンコには薄々ながら見当がついていた。
ウッソの「テクニック」が誰を相手に磨かれた物なのか。
一瞬かいま見えた黒い肌のビジョン。
マーベットだとばかり思っていたが、実際は....。
ジュンコ「ウッソはシャクティを助けに行こうとするかもしれない、そんな危ないことはさせられない、止めるためには....」
完全に戦闘宙域を抜け、警戒体制が解かれた頃。
いつのまにか集まって更衣室に入り、セクシーランジェリーに着替えているシュラク隊。
その中には婚約者の見舞い芋そこそこに切り上げたマーベットもいる。
そう、シャクティ救出のために単独行動を取ろうとするだろうウッソを、自分たちが「カラダを張って」止める。
全員が同じ意志の元に、戦士の装いを脱ぎ捨て、挑発的で扇情的な姿へと変わった彼女たちは輝いていた。
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