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  • 2010⁄11⁄17(Wed)
  • 23:05

ジャッキー×サトシ

夜の船内は静かだ。

ジャッキーは一人、船内の見回りをしていた。
「よし」
一通り確認を終えるとホッと息をついた。
「異常なし…っと」
あの執念深いファントムの事だ。そう簡単には諦めないだろう。今もどこかからこちらの様子を窺っているに違いない。
(しかし今のところ大きな動きはない。向こうも…そしてこちらも)
ハルカの事が多少気にかかってはいたが差し当たって問題は無く、航海は順調だった。
「俺も少し休むかな」
軽く伸びをしてからくるりと向きをかえると
「ん?」
暗い廊下を誰かが歩いてくるのが見えた。こんな時間に…注意深く目を凝らした。
「…サトシか」
トイレにでも起きたのだろうか。それにしても…さほど船が揺れる訳でもないのにフラフラと足取りがおぼつかない。
(危なっかしいな)
そう思った途端、足がもつれてズベッとその場に倒れた。
「大丈夫か?」
慌てて駆け寄り支え起こす。
「あ、ジャッキーさん」
「どうした?船にでも酔―」
トロンとしたサトシの目。頬にはうっすらと朱がさしている。そしてほんのり漂うこの香りは…
「…サトシ、何か飲んだか?」
「?俺…」
サトシが言うには。
目が覚めてトイレへ行った帰り、喉が渇いて食堂へ寄ったのだそうだ。そこで
「ジュースを勝手に飲んじゃいました」
すみません。そう言ってカクンと頭を下げた。
ジャッキーは溜め息をついた。サトシはジュースを飲んだと言っているが…
(酒…ワインでも飲んだな)
食堂には料理用に調理酒なども置かれている。大方暗い中間違えて飲んだことに気付かなかったのだろう。
酩酊状態でグニャリとしたサトシを抱え上げると(さて…どうしようか)ジャッキーは考え込んだ。
このまま寝床まで連れて行って寝かせても良いが…
(少し水でも飲ませて酔いを醒ますか)
そう決めるとサトシを抱え直して歩き出した。

「ほら」
ジャッキーは水を差し出した。
ベッドに横になっていたサトシはノロノロと上半身を起こすと受け取った水を一気に飲み干した。
「少しは落ち着いたか?」
だが相変わらずトロンとした目のサトシは「レンジャーって…」などと唐突に話し始めた。
「何だ?」
「ポケモンレンジャーって……ジャッキーさんってカッコいいですね」
トロンとした目に唐突に尊敬の色が浮かんだ。
思いがけないことを言われて面食らうが、目を輝かせながら尊敬の眼差しを向けてくるサトシにジャッキーも悪い気はしなかった。
「ありがとう」
2人の間に和やかな空気が漂う。が
「!おい」
グニャリと体勢が崩れてサトシがひっくり返りそうになる。
「大丈夫か?」
慌てて支えたジャッキーの腕の中から「らいじょーぶ、らいじょーぶ」と全く大丈夫でない答えが返ってくる。
これでは目がはなせない。ジャッキーは再び溜め息をく。が

『…ジャッキーさんってカッコいいですね』

目を輝かせながら語ったサトシの無邪気な顔が頭をよぎった。
腕の中で無防備に体を任せきっているサトシ……
ふと、イタズラ心が芽生えた。

「……ふ…」
何だろう…息苦しい。サトシはうっすらと目を開いた。
ぼやっとした視界。何かが至近距離でサトシの視界を塞いでいる。
「…?」
よく見ようと頭をずらしてみた。だが動いた分だけ視界を塞いでいるものも追ってくる。
唇に何かが触れていた。温かくぬめった感触が唇をなぞる。
息苦しさに思わず口を開くとその温かい何かが口内に侵入した。
「ん…」
歯列をなぞりサトシの舌に絡み付いてくる。訳も分からないままサトシの背中をゾクゾクと何かが走り抜けた。
「……はっ」
やっと口が解放された。
サトシは息をつくと視界を覆っていたものを見上げた。
「ジャッキーさん?」
自分を見下ろしている人物のイタズラっぽい視線にぶつかった。
「やあ」
「今…」
何を…と聞こうとして自分がジャッキーの膝の上にいることに気が付いた。横向に、ジャッキーの胸に肩を持たせ掛けて座っている。
「酔いはまだ醒めないみたいだな」
「?」
心なしか嬉しそうな声に顔を上げたサトシが再びふらついた。
「っと」
それをジャッキーが左腕で支える。
サトシはジャッキーの膝に座ったままぼんやりと体を預けていた。先ほどまでより大分頭ははっきりしてきたが、まだ体が思うように動かない。
「サトシ…」
ジャッキーが耳元に顔を寄せた。
「…て知ってるか?」
まだ少し頭がぼんやりとして何を言われた理解できない。いや…そうでなくてもサトシには分からなかっただろう。
ジャッキーの右手がサトシのズボンを探った。前ボタンを外し、ファスナーをおろしていく。
「何してるんですか?」
ぼんやりとした声でジャッキーに問いかける。
しかし答えが返ってくることはなく、ジャッキーの手がスルリとサトシのズボンの中に入り込んだ。
そのままゆっくりと下着の上からサトシのものを指でなぞった。根元から先端にかけて、形を確かめるようにじっくりと刺激を与えていく。
「あ…」
次第にサトシのものは熱を帯び、硬さを増していった。
「ジャッキーさん、やめ…」
「気持ち悪いか?」
「悪いって言うか…」
段々と今までに無い感覚に体が昂り、ほんの少しの怖さと戸惑いを感じる。
嬲る手がひとたび止められる。だが突如乱暴に下着を引き下ろしサトシのものを直接握りしめた。
すでに先端から先走りをにじませる中心を、ぬめりを広げるようにしながら根元から扱く。
「うあっ」
初めての強烈な感覚にサトシはジャッキーの胸に顔を埋めると小刻みに体を震わせた。
ジャッキーは左腕でサトシを抱き込むと右手の動きを一気に速めた。
「あっ…あ……」
サトシがジャッキーの胸に縋りつく。ジャッキーのシャツを握りしめ、大きく体を震わせた。
「は……アアアっ!」
初めての吐精。他人によってもたらされたそれは、知識も経験も皆無のサトシには強烈すぎるものだった。
絶頂のあとの余韻にサトシは肩を上下させながら荒い呼吸を繰り返す。が…
ふと自らの股を押し上げるように硬さを主張するものに気付いた。
「?」
「サトシ、すまない…」
(あんまり可愛いかったから…)

ジャッキーは一応謝ると(サトシは意味が分からないだろうが)サトシを横抱きに抱きあげた。
そのままベッドまでサトシを運ぶ。

ギシッ

2人分の重みにベッドが軋む。サトシはぼんやりと自分に覆い被さってくるジャッキーを見ていた。
「出来るだけ痛くないよう気をつけるから」
(痛い…?)
まるで分かっていないサトシを置き去りに事はどんどん進められていく。
前だけ寛げられていたズボンを下ろされ足から完全に抜き去られた。そして下着まで剥がれてしまう。
はっきりしない意識でもさすがにここまで来ると羞恥の念が芽生えた。慌てて下半身を庇おうとしたが難なく抵抗を封じられる。
「ッ…ジャッキーさんっ」
「すまない」
恐怖か、それとも恥ずかしさからか、涙で潤んだ目を見ながらジャッキーは再び謝った。
サトシの目もとを指で拭うとゆっくり顔を近付けた。そのまま…今度はサトシにもはっきりと分かるキス。
唇を舌がなぞり、隙間から口内へ入り込む。縮こまったサトシの舌を絡めとると顔の角度を変え、深く口付けた。
(苦しい…)
酸素を求めて口を開けばより一層口内を犯される。上顎を舌でなぞられサトシは体を震わせた。
ジャッキーの手がサトシの上着をたくしあげる。
唾液の糸を引きながら唇を離れていく。だがそのまま顔がおりるとサトシの胸に唇が触れた。
「ああッ」
乳首を口に含まれ思わずサトシは声を上げた。しかし更に反対側の突起も指につままれると、たまらずジャッキーの頭を抱え込んだ。
「あ…やめっ…」
強く吸い上げられ恥ずかしい声を上げそうになる。だがジャッキーは容赦なく乳首を嬲った。
「ああん…っ」
耐えきれない…自分のものとは思えない声が堪らなく恥ずかしがった。
「…サトシ、胸弱いのか?」
それとも感度がいいのかな。顔を上げ意地悪く質問する。
摘んだ方はそのままにもう片方の手で反対側の胸を覆うようにすると、手の腹で突起を転がしながら幼い胸を揉んだ。
「あっ…あっ…だめ…」
腰を揺らしながら淫らに喘ぐ姿はとても10才に見えない。
アルコールの効果もあるのだろう。だが幼い媚態に興奮を覚えている事をジャッキーは認めざるを得なかった。
「サトシ…」
名を呼び、口付ける。啄むように何度か口付けた後、胸を弄ぶ両手を止めた。荒い呼吸を繰り返すサトシを見下ろし、手を添えそっとその足を開く。
サトシの中心部は今にもはちきれそうに勃ちあがり、先端部は時折口を開いて粘液を滴らせている。
股の内側を手でなぞっていく。体を震わせたサトシの幼い秘部に指先がたどり着いた。
入るだろうか…円を描くように刺激する。すると無意識なのだろうか誘うようにヒクヒクとうごめいた。
ジャッキーは喉を鳴らすと、つぷ…と指先を挿入した。
「え!?」
驚いたサトシが体を強ばらせる。
「あ……嫌だ…っ」
体全体で抵抗しようとした。だが鍛えられたジャッキーの力には到底かなわない。あっさりと抑えつけられ、強引に足を開かれた。
中心を握り込まれ、根元から扱かれる。
「ひっ…」
直接的に快楽を強要され悲鳴をあげる。瞬間、力の抜けたサトシの後孔をジャッキーの指が奥まで貫いた。
「う…っあ……」
体内の異物感にサトシの体が小刻みに震える。
ジャッキーの指が動きだした。

最初はゆっくりと…そして内側を犯す指は次第に大胆に動き、サトシの秘部を拓いていった。
前立腺を探り当て、激しく攻めたてる。
「あっ…んぅっ……」
声を抑えようと口元に手を寄せ自らの指を含む。しかしそれを許さないとでも言うように激しく後孔を犯された。
強引に2本目が挿入り込み、指を広げながら抜き差しが繰り返される。経験の無い前立腺への刺激に、サトシの幼い性器は時折少量の白濁を放った。
絶頂にたどり着かない永い責め苦にサトシは次第に理性を失っていった。ぼんやりとした頭で思い浮かべる。

…もっと思い切り突いて欲しい

抵抗する気は失せ、自ら誘うように腰を揺らめかせる。
異物を頑なに拒んでいた後孔はいつしかジャッキーの指を奥へ誘おうと自ら絡みつき、熱い肉壁をうごめかせていた。
もう良いだろう。…自分も限界だ。
ジャッキーは指を抜き、張り詰めたズボンの前を寛げた。固くそそり立った自身が勢い良く飛び出す。
「サトシ…」
名を呼びながらそっと秘部にその先端をあてがった。サトシはまるで分かっていないだろう。だが…その方が良いのだ。
ジャッキーのものがサトシの秘部をゆっくりと押し広げる。ジャッキーはそのまま慎重に腰を進めた。
「あっ……な…に?」
指とは比較にならない質量にサトシが戸惑いの声を上げる。
十分に慣らしたはずだ…ジャッキーは一気に貫いた。
「あ゛あッ!」
サトシの体が跳ねる。見開いた目からは涙が零れ落ちた。
熱い…体内で脈打つものを理解する時間も与えられず、律動が始まった。
「あっ…ひ……駄目っ」
激しく腰を打ちつけられサトシは悲鳴をあげる。
「悪い…一回抜かせてくれ」
自分でも驚くほど余裕を無くしていた。初めてであろうサトシを思んばかる余裕も無い。
ギリギリまで引き抜いて一気に最奥まで貫く。何度も激しく腰を打ちつけた。
「あっ…あ…ああっ!」
涙と唾液にまみれた顔を激しく振り、サトシは嬌声をあげ続けた。
ジャッキーはサトシの両足を大きく開き、角度を変え思い切り突き上げた。
「ひっ……ああああ!!」
下腹部を震わせ、体内のものを締め付けながらサトシは吐精した。
「!くっ…」
深く貫いたまま、サトシの中にジャッキーは熱い精を迸らせた。


静かな部屋を2人の荒い息づかいだけが満たしていた。
ジャッキーは手をのばすと涙と唾液にまみれたサトシの顔を優しく拭った。
「サトシ、すまない…」
何度目かの謝罪。
(何をやってるんだ俺は)
まだ10才の幼い少年に…だが自分を抑えることが出来なかった。そしてまだ…
「…?」
抱きかかえられたサトシは目を瞬かせた。
「あの…」
「もうちょっとだけ。悪いな」
謝られた意味も、それ以前に未だ状況を理解できていないサトシを抱き上げてジャッキーはベッドから立ち上がった。
最初にサトシを膝に乗せ座っていた椅子へ向かう。
(あの時はまだこんな事をするつもりは無かったんだがな)
今さら言い訳めいた考えにそっと苦笑する。

サトシを膝に再び椅子に腰掛けた。先ほどは横向だったが今度は背中を胸に預けさせ、前向きに座らせる。
「前…見えるか?」
ジャッキーの声にサトシは前方に目をやった。視線の先に大きな姿見が見える。
背後から逞しい腕がサトシの両足にのびた。膝の裏に入り込むと持ち上げるように大きく左右に開いた。
「あ…っ…」
裸の下半身が晒される。何より恥ずかしいのは目前の鏡に全てが映し出されている事だ。
「サトシ」
耳元に顔を寄せる気配。熱い吐息と共に発せられる自分の名―
サトシは鏡から目を離せなかった。
自らの幼い性器。そのすぐ下でそそり立つ逞しい大人のもの。それが…後孔にあてがわれた。
「まさか…」
さっきのも…
サトシの秘部を逞しいそれの先端がゆっくりと押し広げた。
「無理っ…」
「さっきは大丈夫だっただろ?」
「でも…」
熱く脈打つそれを自らの後孔はゆっくりと呑み込んでいく。サトシはそれを信じられない思いで見つめていた。
あと少しで全てが収まるという所でジャッキーが下から激しく突き上げた。
「ひッ」
サトシの体が跳ね、バランスを失う。背後に傾くとジャッキーの胸がそれを支えた。
激しい上下運動が開始される。

「あッ…あッ…あッ…」
上下に揺さぶられながらサトシは涙をこぼした。
時折いたわるように耳元で優しく名を呼ばれる。だがその行動とは裏腹に眼前に鏡を据えての性行為は激しいものだった。
(まるで…)
頭に靄がかかったようだった。
目の前の鏡から何故か目がはなせなかった。ジャッキーのものが激しく自らの体を出入りしている。
(自分の体じゃないみたいだ…)
サトシの足を支えている腕が動き、突き上げる角度がわずかに変化する。
「ああ…んっ」
善い所をかすめたのか軽い絶頂がサトシを襲う。
白濁とともに涙を散らしたサトシを更に容赦なくジャッキーは攻め立てた。
「ジャッキーさんっ、もう無理…」
「ああ分かった…」
サトシを支え直すとジャッキーは激しく突き上げた。
「ひッ…ああっ…あッ」
腹部が痙攣する。耳元でジャッキーの呻き声―
「アアアァーー!!」
体内に広がる熱いものを感じながらサトシも射精する。
「…は…何でっ」
(止まらない…)
痙攣と吐精が断続的にやって来る。初めての行為が激しすぎたのだ。
突如再び激しく突き上げられる。サトシは悲鳴を放つとプツリと意識を途切れさせた。

(やりすぎたな…)
明らかに。
後始末を終え、衣服を整えたサトシを見下ろしながらジャッキーは頭を掻いた。
自分でも不思議な程抑えられなかった。
(いや…それも言い訳だな)
サトシが起きたら何て謝ろうか…
ジャッキーはまるで何も無かったかのようにスヤスヤと安らかな寝息をたてているサトシに目をやった。
夢でも見ているのか、時折ムニャムニャと口を動かしている。フッと笑うとジャッキーはベッドに肘をかけてサトシの顔を覗き込んだ。
サトシはポケモンマスターを目指して旅をしている。そして自分はポケモンレンジャーで…
このミッションを終えればまた新たなミッションが自分を待っている事だろう。
(もう会うことは無いかもしれない)
寂寥感…寂しさを感じている事をジャッキーは否定しなかった。
(だったら今だけでも)
スッと顔を下ろすとサトシの額にキスを落とした。
早く…目を覚まさないだろうか。
楽しいことが待ちきれない…そんな子供のように。
ジャッキーはベッドの傍らでサトシを待ち続けるのだった。
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