- 2010⁄07⁄20(Tue)
- 20:28
ブレイブ
「こそこそ俺をつけて何の用だ」
深夜の公園にミツルの声が冷たく響く。月明かりに照らされたミツルの表情には感情というものが見受けられない。
能面のように無表情なミツルを前に、ワタルはその場に立っていることしかできない。
なにか、なにか言わなくては。
「ぼ、ぼくは芦川に・・・・」
ワタルの口は最後まで言葉を吐けなかった。
ミツルに伝えようとする言葉を出すために開いた口腔が、彼の舌によって侵食されている。
ワタルの口の中を這いずり廻る異物。
自分がミツルとキスをしているのだと言うことに気づくまで多少の時間を要した。
男同士?未知の体験に対する困惑と、現実に自分が味わってしまっている妙な感覚。
異性がこういう行為をしているのは見たことはある。だが、あれは男女でだったはず。でも今は同性同士。
ワタルは今の状況が飲み込めなかった。
が、それも突然解放された。
突然の出来事に呆然とするワタルが見たのは、柔らかな月の光の下、濡れた唇に残る余韻を、自身の舌で拭き取っていたミツルの姿だった。
人気のない公園での初めての経験。心の準備もできないままに同級生の男子に奪われた唇。
ワタルには即座に理解できる状況ではなかった。
そんなワタルに追い討ちをかけたのが、次のミツルの一言だった。
「・・・で、次は何をして欲しい?」
先刻と同じ無表情なまま、冷たく問いかける。いや、口元にわずかだが笑みが浮かんでいるが、ワタルはそれに気づかない。
そして・・・。
気がついたらワタルは走っていた。
自分がどこを走っているかわからない。ただ、あの場所にいるのが怖かった。
どの道を通ってきたかはわからないが母と二人暮らしのアパートについたワタルは、自室に入るとベッドに仰向けに倒れ込んだ。
無意識に唇に触れる指に、公園での出来事が思い返される。
ミツルの舌に蹂躙された口腔内。
嫌悪感よりも恥ずかしさが先立ってしまい、ワタルは自分がわからなくなる。
経験の浅い、いや、まったく経験のない出来事ゆえに実感がわかない。
不意に気づくと、ワタルは自分の指をくわえていた。
無意識の内に、ミツルの舌を模していたらしい。
翌朝、ワタルが学校に行くと、ミツルが話しかけてきた。
「三谷、放課後あけとけよな」
「・・・うん」
恥ずかしさでミツルの顔を見ることができない。
答えるだけで精一杯だった。
放課後。
「あ、芦川、昨日の・・・・うぁぁ」
「こっちこいよ」
ミツルに腕を掴まれ、引っ張られ気味にワタルは後に続いた。
華奢に見えるミツルだが、意外に力が強い。多少抵抗を試みたワタルだったが、すぐに諦めた。
「ねぇ、どこ行くの」
「三谷は黙ってついてくればいい」
ワタルの問いにミツルは取り合わない。沈黙のまま二人がたどり着いたのは、放課後の人気の無い体育館だった。
ミツルが事前に調べておいたのだろうか。鍵のかかっていない入り口から体育館に入ると、さらに体育倉庫へと足を進めた。
「中に入れよ」
いつものどこか冷めた声でミツルが促す。
こんなところで一体何の用だろうか。ワタルには想像もつかない。が、ワタルとしてもミツルに話を聞く良い機会に思えた。
「わかった」
ワタルは意を決して返事をして、庫内へと入る。それに続きミツルが中へ入った。
カチャ。
鍵が閉まったような音が庫内に響いた。
反射的にワタルは振り返り、ミツルを見た。
「なんで鍵をかけるのさ」
「余計な邪魔が入ったら面倒だろ?」
当然だとでも言わんばかりに、ミツルは鼻で笑う。
「それに・・・・お前、俺にいろいろ・・・教えて欲しいことがあるんだろ?」
なにか引っかかるような言い方で問いかけるミツルに、ワタルは黙って頷いた。
それを見たミツルは、堰が外れたかのように笑い出した。
見ているワタルが不安さえ覚えるほどに。
あの冷静なミツルが大笑いしている。
なにがそんなにおかしいのだろう。
前から不思議な奴だと思っていたが、本当にわからない奴だ。
でも、なにか怖い。
ワタルは本能的に恐怖感を感じていた。
「芦川、僕、やっぱり帰る」
この場所から逃げたい。それも一刻も早く。
だが、それは叶わなかった。
「ダメだね、三谷。まだ用が済んでない」
「用って・・・なんなのさ」
「それを今から教えてやるよ」
ミツルの言葉と同時に、ワタルは背中に衝撃を感じた。
どうやらマットの上に押し倒されたらしい。
「大人しくしてれば、そんなに痛くはないと思うぜ」
そんな事を言いながら、ミツルは手際よく、ワタルの両手首を用意していた手錠で、マットのそばにある平均台の脚部に引っ掛けるようにして拘束した。
何がなんだかわからないうちに頭の上で両手を拘束させたワタルの混乱は絶頂を迎えた。
「俺の望みはここじゃ叶えられない。でも、三谷、お前が現実ってやつを知るにはここで充分だ」
「なに言ってるかわからないよ、芦川。外してよ、ねぇ、芦川、外し・・・」
「黙れよ・・・」
ミツルの冷酷な眼差しに見据えられ、ワタルは竦んでしまう。
「ちょろちょろ俺の周りを嗅ぎ回りやがって。三谷、お前、好奇心猫を殺すって言葉知ってるか?世の中には触れないでおく優しさってのも必要なんだ・・・。俺は目的を達成するためなら犠牲なんか気にしない。お前にはわからないだろ」
「そ、そんなこと急に言われても」
「だから体に直接教えてやるよ」
人気の無い体育倉庫。これから体の上を過ぎ去っていく嵐を、現時点では経験の無いワタルは知る由もなかった。
「自分の無力さと絶望感を味わうといい。三谷が俺のことを知りたいならな」
ミツルの手がワタルの上着をたくし上げる。
筋肉のつききっていない、なだらかな曲線を描く胸板が露わになる。
少年期特有の美。
中性的と言える雰囲気が、人を道から踏み外させるのかもしれない。
「お前のここ、綺麗な色だな」
ミツルは色素の薄い胸の突起を軽く指で弾いた。
「ひっ・・・・や、やめてよ、芦川。芦川がなにしたいのかわからないよ」
「だったらもっとわかりやすくしてやろうか?」
困惑するワタルとは対照的に、ミツルは冷静だった。
いや、状況を楽しんでいるのかもしれない。
「えっ、やっ・・・ちょっ・・と・・・」
ワタルは思わず体の力が抜けてしまった。
胸の突起を舐め上げるミツルの舌。下から上へとゆっくり、触れるか触れないか、時に強く、時に優しく。
舌先を固めて突起を刺激する。
左手ではワタルの右の突起を指でいじっている。
嫌悪感・・・、確かにそれはある。が、この行為の先になにがあるのかワタルにはわからない。
が、嫌悪感よりも初めての感覚が上回る。
他人に触れられることでしか得られない感覚。自分で触れても特別気持ちいいわけでもない。
そんな初めて味わう感覚に加え、両手も拘束されて抵抗もできない。
プールの時間に上半身を晒すことはあっても、胸元を触られることはない。
ましてや舌で舐められたりするなどあろうはずもない。
くすぐったい様な、でももっとして欲しい。そんな微妙な感覚。
経験の浅い未開発の体が同級生の手、舌によって弄ばれる。
「お前、感じてんの?俺に乳首いじられて」
無心に刺激を味わってしまっていたワタルは、ミツルの言葉に赤面する。
「だよなぁ。ここだって、こんだけ膨らんでるし」
ミツルの右手がワタルの未成熟な分身へと触れる。
「あっ・・・」
ワタルは声が漏れてしまう。それに気づいてか、ワタルの分身を軽く握ったミツルの手が緩やかに上下に動き出す。
「両手を手錠で固定された上、男に乳首舐められてこんなに大きくしてるなんてさ、三谷って変態なんじゃねーの?」
妖しい笑みを浮かべながらミツルはワタルの耳元で囁く。
「本当は俺にこんなことして貰いたかったんだろ?」
「ち、ちが・・・」
「違わないよな」
「いゃぁぁ」
自身をミツルにさすられながら耳朶を甘噛みされ、またもや言葉にならない声を漏らしてしまった。
「まったくド淫乱だな、三谷は。淫乱には淫乱らしい扱いをしてやるよ」
次の瞬間、ワタルは今まで以上の刺激を味わった。
ワタルの未成熟な分身をねっとりと這うミツルの舌。
根本から先端へ、ゆっくりと這い上がってくる。感覚の鈍い部分から敏感な部位へと。
固めた舌先を滑らすように、ミツルはワタルの塔を登っていく。
そして、途中まで上がったところで、ミツルは添えていた左手をゆっくりと根本側へ引いた。
「ふぁ・ぅ・・・」
ミツルの手によって露わにされたワタルの最上階。
微かな香りが、まだ誰もそこに触れていないのだと感じさせる。
「三谷のここ、匂ってるぜ。俺が綺麗にしてやるよ」
意地の悪そうな笑みを浮かべたミツルの舌が、ワタルの未開拓な部分へと這い進む。
「ひっ・・ぁぁ・ぅぅん・・・・」
剥き出しになったワタルの裏筋を吊り橋を渡るように舌を這わせ、落差の無いカリ首をも突破する。
「ヤダヤダ、なんか、なんか出・・ちゃうよぉ・・・、やめて、芦川・・・出ちゃ・・・・」
刺激に対して免疫が無さ過ぎる上、敏感すぎるワタルの分身の先端は、刺激を加えられるごとに膨張していく。
初めて与えられる快感に身を震わせているワタルの様子を楽しみながら、ミツルの舌は螺旋階段を上るかのようにカリ首をなぞりながら徐々にに先端へと近づいていた。
「ヤダヤダヤダ。なんか出ちゃ・・・離して芦川・・・・見ないで・・・や、あ・・あぁっ・・・」
ミツルの舌が先端に到着したのと、その場所から熱い体液が放出されたのはほぼ同時だった。
深夜の公園にミツルの声が冷たく響く。月明かりに照らされたミツルの表情には感情というものが見受けられない。
能面のように無表情なミツルを前に、ワタルはその場に立っていることしかできない。
なにか、なにか言わなくては。
「ぼ、ぼくは芦川に・・・・」
ワタルの口は最後まで言葉を吐けなかった。
ミツルに伝えようとする言葉を出すために開いた口腔が、彼の舌によって侵食されている。
ワタルの口の中を這いずり廻る異物。
自分がミツルとキスをしているのだと言うことに気づくまで多少の時間を要した。
男同士?未知の体験に対する困惑と、現実に自分が味わってしまっている妙な感覚。
異性がこういう行為をしているのは見たことはある。だが、あれは男女でだったはず。でも今は同性同士。
ワタルは今の状況が飲み込めなかった。
が、それも突然解放された。
突然の出来事に呆然とするワタルが見たのは、柔らかな月の光の下、濡れた唇に残る余韻を、自身の舌で拭き取っていたミツルの姿だった。
人気のない公園での初めての経験。心の準備もできないままに同級生の男子に奪われた唇。
ワタルには即座に理解できる状況ではなかった。
そんなワタルに追い討ちをかけたのが、次のミツルの一言だった。
「・・・で、次は何をして欲しい?」
先刻と同じ無表情なまま、冷たく問いかける。いや、口元にわずかだが笑みが浮かんでいるが、ワタルはそれに気づかない。
そして・・・。
気がついたらワタルは走っていた。
自分がどこを走っているかわからない。ただ、あの場所にいるのが怖かった。
どの道を通ってきたかはわからないが母と二人暮らしのアパートについたワタルは、自室に入るとベッドに仰向けに倒れ込んだ。
無意識に唇に触れる指に、公園での出来事が思い返される。
ミツルの舌に蹂躙された口腔内。
嫌悪感よりも恥ずかしさが先立ってしまい、ワタルは自分がわからなくなる。
経験の浅い、いや、まったく経験のない出来事ゆえに実感がわかない。
不意に気づくと、ワタルは自分の指をくわえていた。
無意識の内に、ミツルの舌を模していたらしい。
翌朝、ワタルが学校に行くと、ミツルが話しかけてきた。
「三谷、放課後あけとけよな」
「・・・うん」
恥ずかしさでミツルの顔を見ることができない。
答えるだけで精一杯だった。
放課後。
「あ、芦川、昨日の・・・・うぁぁ」
「こっちこいよ」
ミツルに腕を掴まれ、引っ張られ気味にワタルは後に続いた。
華奢に見えるミツルだが、意外に力が強い。多少抵抗を試みたワタルだったが、すぐに諦めた。
「ねぇ、どこ行くの」
「三谷は黙ってついてくればいい」
ワタルの問いにミツルは取り合わない。沈黙のまま二人がたどり着いたのは、放課後の人気の無い体育館だった。
ミツルが事前に調べておいたのだろうか。鍵のかかっていない入り口から体育館に入ると、さらに体育倉庫へと足を進めた。
「中に入れよ」
いつものどこか冷めた声でミツルが促す。
こんなところで一体何の用だろうか。ワタルには想像もつかない。が、ワタルとしてもミツルに話を聞く良い機会に思えた。
「わかった」
ワタルは意を決して返事をして、庫内へと入る。それに続きミツルが中へ入った。
カチャ。
鍵が閉まったような音が庫内に響いた。
反射的にワタルは振り返り、ミツルを見た。
「なんで鍵をかけるのさ」
「余計な邪魔が入ったら面倒だろ?」
当然だとでも言わんばかりに、ミツルは鼻で笑う。
「それに・・・・お前、俺にいろいろ・・・教えて欲しいことがあるんだろ?」
なにか引っかかるような言い方で問いかけるミツルに、ワタルは黙って頷いた。
それを見たミツルは、堰が外れたかのように笑い出した。
見ているワタルが不安さえ覚えるほどに。
あの冷静なミツルが大笑いしている。
なにがそんなにおかしいのだろう。
前から不思議な奴だと思っていたが、本当にわからない奴だ。
でも、なにか怖い。
ワタルは本能的に恐怖感を感じていた。
「芦川、僕、やっぱり帰る」
この場所から逃げたい。それも一刻も早く。
だが、それは叶わなかった。
「ダメだね、三谷。まだ用が済んでない」
「用って・・・なんなのさ」
「それを今から教えてやるよ」
ミツルの言葉と同時に、ワタルは背中に衝撃を感じた。
どうやらマットの上に押し倒されたらしい。
「大人しくしてれば、そんなに痛くはないと思うぜ」
そんな事を言いながら、ミツルは手際よく、ワタルの両手首を用意していた手錠で、マットのそばにある平均台の脚部に引っ掛けるようにして拘束した。
何がなんだかわからないうちに頭の上で両手を拘束させたワタルの混乱は絶頂を迎えた。
「俺の望みはここじゃ叶えられない。でも、三谷、お前が現実ってやつを知るにはここで充分だ」
「なに言ってるかわからないよ、芦川。外してよ、ねぇ、芦川、外し・・・」
「黙れよ・・・」
ミツルの冷酷な眼差しに見据えられ、ワタルは竦んでしまう。
「ちょろちょろ俺の周りを嗅ぎ回りやがって。三谷、お前、好奇心猫を殺すって言葉知ってるか?世の中には触れないでおく優しさってのも必要なんだ・・・。俺は目的を達成するためなら犠牲なんか気にしない。お前にはわからないだろ」
「そ、そんなこと急に言われても」
「だから体に直接教えてやるよ」
人気の無い体育倉庫。これから体の上を過ぎ去っていく嵐を、現時点では経験の無いワタルは知る由もなかった。
「自分の無力さと絶望感を味わうといい。三谷が俺のことを知りたいならな」
ミツルの手がワタルの上着をたくし上げる。
筋肉のつききっていない、なだらかな曲線を描く胸板が露わになる。
少年期特有の美。
中性的と言える雰囲気が、人を道から踏み外させるのかもしれない。
「お前のここ、綺麗な色だな」
ミツルは色素の薄い胸の突起を軽く指で弾いた。
「ひっ・・・・や、やめてよ、芦川。芦川がなにしたいのかわからないよ」
「だったらもっとわかりやすくしてやろうか?」
困惑するワタルとは対照的に、ミツルは冷静だった。
いや、状況を楽しんでいるのかもしれない。
「えっ、やっ・・・ちょっ・・と・・・」
ワタルは思わず体の力が抜けてしまった。
胸の突起を舐め上げるミツルの舌。下から上へとゆっくり、触れるか触れないか、時に強く、時に優しく。
舌先を固めて突起を刺激する。
左手ではワタルの右の突起を指でいじっている。
嫌悪感・・・、確かにそれはある。が、この行為の先になにがあるのかワタルにはわからない。
が、嫌悪感よりも初めての感覚が上回る。
他人に触れられることでしか得られない感覚。自分で触れても特別気持ちいいわけでもない。
そんな初めて味わう感覚に加え、両手も拘束されて抵抗もできない。
プールの時間に上半身を晒すことはあっても、胸元を触られることはない。
ましてや舌で舐められたりするなどあろうはずもない。
くすぐったい様な、でももっとして欲しい。そんな微妙な感覚。
経験の浅い未開発の体が同級生の手、舌によって弄ばれる。
「お前、感じてんの?俺に乳首いじられて」
無心に刺激を味わってしまっていたワタルは、ミツルの言葉に赤面する。
「だよなぁ。ここだって、こんだけ膨らんでるし」
ミツルの右手がワタルの未成熟な分身へと触れる。
「あっ・・・」
ワタルは声が漏れてしまう。それに気づいてか、ワタルの分身を軽く握ったミツルの手が緩やかに上下に動き出す。
「両手を手錠で固定された上、男に乳首舐められてこんなに大きくしてるなんてさ、三谷って変態なんじゃねーの?」
妖しい笑みを浮かべながらミツルはワタルの耳元で囁く。
「本当は俺にこんなことして貰いたかったんだろ?」
「ち、ちが・・・」
「違わないよな」
「いゃぁぁ」
自身をミツルにさすられながら耳朶を甘噛みされ、またもや言葉にならない声を漏らしてしまった。
「まったくド淫乱だな、三谷は。淫乱には淫乱らしい扱いをしてやるよ」
次の瞬間、ワタルは今まで以上の刺激を味わった。
ワタルの未成熟な分身をねっとりと這うミツルの舌。
根本から先端へ、ゆっくりと這い上がってくる。感覚の鈍い部分から敏感な部位へと。
固めた舌先を滑らすように、ミツルはワタルの塔を登っていく。
そして、途中まで上がったところで、ミツルは添えていた左手をゆっくりと根本側へ引いた。
「ふぁ・ぅ・・・」
ミツルの手によって露わにされたワタルの最上階。
微かな香りが、まだ誰もそこに触れていないのだと感じさせる。
「三谷のここ、匂ってるぜ。俺が綺麗にしてやるよ」
意地の悪そうな笑みを浮かべたミツルの舌が、ワタルの未開拓な部分へと這い進む。
「ひっ・・ぁぁ・ぅぅん・・・・」
剥き出しになったワタルの裏筋を吊り橋を渡るように舌を這わせ、落差の無いカリ首をも突破する。
「ヤダヤダ、なんか、なんか出・・ちゃうよぉ・・・、やめて、芦川・・・出ちゃ・・・・」
刺激に対して免疫が無さ過ぎる上、敏感すぎるワタルの分身の先端は、刺激を加えられるごとに膨張していく。
初めて与えられる快感に身を震わせているワタルの様子を楽しみながら、ミツルの舌は螺旋階段を上るかのようにカリ首をなぞりながら徐々にに先端へと近づいていた。
「ヤダヤダヤダ。なんか出ちゃ・・・離して芦川・・・・見ないで・・・や、あ・・あぁっ・・・」
ミツルの舌が先端に到着したのと、その場所から熱い体液が放出されたのはほぼ同時だった。
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