2ntブログ
  • 2013⁄03⁄19(Tue)
  • 23:44

奴隷ビジネス

ユウダイは悔しそうに言うと、唇をかみ締め、クネクネと動かしていた下肢を止める。そして、じわじわと股を開き始めた。すると、勃起したままのペニスだけでなく、太腿に隠れていた薄茶色い陰嚢までもが少しずつ露になる。
「ほら、もっとがばっと開けよ。」
「ひぃ・・・・。」
ユウダイは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、言われたとおりに大きく股を開いた。よほど恥ずかしいのか身体をプルプルと震わせている。
「まだ開くだろ。『これでいいかな』なんて思うな。なめたまねするとボタンを押すぞ。」
「ぁぁああぁああああ・・・・・」
白崎に指摘され、ユウダイはこれでもかといわんばかりに仰向けのまま限界まで足を開いた。その真ん中では勃起したペニスが、下腹部の上にビクビクと先走りを垂らしている。ユウダイの目からはもう涙が溢れ、目じりから、顔の横へダラダラと零れていた。
「ふふ。従順になってきたな。いいか。そのままの姿勢を保つんだぞ。」
「ぁぁああぁあぁああ・・・・・・・いやぁ・・・・・。」
ユウダイはまたも力に屈服し、それでも『自分の意思』という形で、大股開きの格好で勃起したものはおろか、しわしわの陰嚢までも人前にさらけ出したことに消え入りたいような羞恥を感じるが、抵抗は出来なかった。
1.
サングラスにスーツ姿の男四人と少年一人。車の中は定員いっぱいで窮屈だった。
「そろそろこいつ起こすか?」
「やめとけ、暴れられるとうるさい。”家”につくまでお預けだ。」
「チッ。こんな可愛い奴見てると、ムラムラしちまう。」
両手両足をロープで縛られた少年は何も知らずに気を失っている。学校帰りだったのか、学ラン姿だった。
「たしかに、こいつは上玉だ。最高の奴隷候補を拉致できたな。オーナーも喜ぶ。」
男達が何者かは分からないが、少年を縛り上げ、会話に”奴隷”という単語が出てくるあたり、日常とは切り離された集団には違いない。
怪しげな会話が車内に響く中、だんだんと車は目的地へ近づいていく。
ようやく車が止まったときには深夜になっていた。
車が大きなビルの前に着いても少年は未だ目を覚まさなかった。両目を閉じた可愛らしい顔はどこか愛くるしい小動物を思わせる。
「さてと。今日の収穫を運ぼうぜ。オーナーが待ってる。」
そういうと一人の男が軽々と少年の華奢な体を持ち上げ、それでも大切そうに体の前に抱きあげた。
「お前。いい役回りだな。」
「ふふ。まあな。少し汗っぽい匂いがたまらないぜ。いかにも、『男子中学生』って感じだ。」
「ったく。次の獲物のときは俺がやるからな。お前は俺に譲れよ。」
「さあてね。」
「くだらねぇこと言ってねぇで早く行くぞ。」
男達の姿がビルの中へ消えていく。
ビルの中は夜を忘れさせるほど明るかった。
52階建てのその一番上の部屋の床は赤いカーペットで、天井には豪華な照明が光っている。
「オーナー、久しぶりに連れてきました。奴隷候補です。」
「ほぉ。本当に久しぶりだな。前の奴隷を売ってからもう一ヶ月も経ってた。」
オーナーと呼ばれた男は、いかにも”オーナー”といった風貌で、恰幅がよく上質なスーツを身にまとい、どっしりとテーブルの前のソファーに腰掛けている。
「お前らから連絡がなければ、今日は寝る予定だったんだが、ビジネスは早いほうがいい。」
「はい。そのご期待に答えられると思います。今回はいつにもましてすごいですよ。」
一人の男がそういうと、後ろから意識を失ったまま縛られている少年が男に抱えられたまま現れた。
オーナーが顔を覗き込む。
「ほぉ。カワイイ寝顔だな。中学生か?」
「はい。おそらく。」
目を閉じたままでも美しいと分かるその顔にオーナーは思わず顔をにやけさせる。
「いい仕事だ。よし、今日の報酬は一人250万だな。」
「そんな高価な値段で?」
「ああ。こいつは相当な上玉だ。こいつは私が自ら調教して、最高の奴隷に育ててやる。」
「なるほど。ありがとうございます。」
「1000万の出費だが問題はない。」
そういうと、オーナーはスーツから小切手を取り出し、さらさらと金額を書いていく。曇りひとつ無いガラスのテーブルがコツコツと音を立てた。
「よし。報酬だ。受け取ったら今日は帰れ。私はこれからこいつで遊ぶ。」
いつもならこの”捕獲者”たちも捕らえた少年の調教に参加する。しかし、今回はそれは許されないようだ。こんなにかわいい少年の裸が見られると思っていたが、それは叶わぬ夢となった。
「・・・そうですか。では、ご堪能ください。」
「なんだ?その顔は?お前達も調教に参加したいのか。ま、今日はあきらめろ、また弄ばさせてやる。」
「はい・・・。」
そういうと四人の男達は、不服そうに赤い部屋から立ち去っていった。

2.
少年は怪しげな台の上に縛り付けられていた。その台は、人の形を模しており、操り人形のように、腕の部分四つ、足の部分四つ、頭、胴体というように、関節から関節までを一パーツとしてできている。それらはどれも少年のものよりも一回り大きく、クッション性があり、少年の体はその台にぴったりと収まった格好で少し沈んでいた。
部屋には色というものが全く無く、床も天井も真っ白で、”人形台”でさえ同様だった。そんな部屋を、”人形台”を、弱い照明が、縛り付けられた少年の体とともにオレンジ色に淡く照らしている。
「榊原様、準備が整いました。」
背の高い筋肉質な男が頭を下げた。
「そうか。この可愛らしい顔が苦痛に歪むのを早く見たい。」
「今日はどのような調教をご希望ですか?」
「――いや。”人形台”に固定するだけで十分だ。羽泉、今日はお前は見ていろ。俺が自分でこいつを辱めてやる。」
「榊原様が自ら。珍しいですね。分かりました。」
羽泉はまた一礼して、”人形台”から離れたが、少し寂しそうな目を見せた。ここまで可愛らしい美少年ともなると、”調教師”という仕事で無くとも、いたぶりたくなる。
榊原はそんな表情をとらえていたが、気にも留めず、少年への調教を始めた。
「まずは・・・。お目覚めの時間だ。」
榊原は、”人形台”に縛り付けられている少年のもとに歩み寄ると、羽泉から受け取ったガーゼを少年の口元へ近づける。揮発性の物質が少年の呼吸で吸い込まれていく。
「ゴホッゴホッ。」
薬によって咽喉を刺激された少年は咳き込みながら目を覚ました。覚醒しきらず、薄目を開けている。
「目が覚めたかい?ぼうや。」
「ぇ・・・?ここは、、、どこ?」
混濁した意識のまま首を振ろうとするが動かない。いや、首だけではない。体全体が動かないのだ。
その原因が、眠気ではなく、何かに縛り付けられているからということに少年が気づくのに、そう時間はかからなかった。
「何だよ。これ・・・。」
「君は悪い男の人たちに誘拐されたんだよ。」
ユーカイ・・・。
そうだ。下校していて、男の人に話しかけられて・・・その後の記憶が、、、無い。
そう気づくと少年はかろうじて動かせる、手首や足首から先をばたつかせ、思春期の少年らしい声変わり直前の少し濁った高い声で叫んだ。
「やめろ!離せ!これ解けよ!!!」
「ほう。カワイイ顔に似合わず汚い言葉を使う子だ。」
「うるせぇ!なにすんだよ!これ!!」
「おとなしくしろ。」
そういうと、榊原は、パンッと少年の顔面を殴る。
「な・・・。」
怖い。一発のビンタで体全体の血の気が引いていき、体が固まってしまう。しかし、少年は再び暴れだした。
――なんとか脱出しないと。
「なかなか言うことを聞かない子だね。でも、おじさんはそういう子どもを躾けるのが大好きなんだ。」
少年にはまだ脅しに聞こえたのかもしれない。しかし、これは榊原の本心だ。はじめから大人しい子どもを調教するよりも、生意気で暴れる少年を従順な奴隷に仕立てるほうが断然面白い。
「っざけんな!早く離せよ!!!だいだい、俺なんか誘拐しても金になんかならねぇぞ!」
体の動かせる部分を必死でばたつかせるが、榊原には届かない。
「・・・金・・・か。あいにく有り余っている。だいたいおじさんは、誘拐した人たちから君をお金で買ったんだ。」
――俺を、買った?
「何言ってんだよ!頭おかしいんじゃねぇのか?日本で人身売買なん」
「人身売買なんて無いってか?」
少年が言い終えるまでに榊原が続ける。
「残念ながらあるんだよ。そして、君はもう家には帰れない。商品、、、つまり”奴隷”になっちゃったんだからね。」

3.
なんなんだ。こいつ。
男の口から飛び出た”奴隷”という言葉は、少年を恐怖させるには十分だった。
「おい!ドレイとか意味わかんねぇこといってんじゃねぇぞ!!」
気丈にも言い放つが、声はすこし震えている。
「ほう。意味がわからない?言葉そのままの意味だよ。もっと言うと、性奴隷だね。君も、もう分かる年齢だろう?」
――セイドレイ・・・
少年の顔から血の気が引いていく。
「ふふ。やっと分かったようだね。でも、実感は無いだろう。今からその奴隷の気分を味あわせてあげるよ。」
そういうと、榊原は少年の制服のボタンを一つ一つ開け始めた。
「やめろぉーー!!ヘンタイ!!なにすんだよ!!」
自分の身に何が起こるか察した少年は今まで以上に声を張り上げて喚き散らす。
「はははは。嫌がる声もたまらないな。いくらでも叫んでくれたまえ。このビルは奴隷教育用のビルだ。どれだけ大きな声を出しても問題ない。」
そういいながら榊原は最後の五つ目のボタンを外し終わった。中に着ているカッターシャツは、いちいちボタンを外すことなどせず、レイプするかの用にボタンを弾き飛ばしながら引きちぎる。
「やめろ!!やめろよぉーーーー!!」
残るTシャツは、臍のところからハサミでジョキリと切り込みを入れ、ビリビリと破り去った。
「ふふふ。綺麗な肌だな。無駄毛も無いしツルツルだ。剥き卵みたいだぞ。」
榊原はあらわになった少年のきめこまやかな上半身の前面を撫でまわしながら言った。
「やめろっ!触るな!!ヘンタイーーッ!!!!」
武骨な手に体を触られる気持ち悪さに上半身をクネクネと動かし、逃れようとするが、二の腕や腰を固定されている今、上半身が動ける範囲などはほんのわずかだ。
「おへそもかわいいなあ。」
そういうと、大きい人差し指を少年の臍の穴に入れコロコロと転がしながら、奥へ奥へとほじくる。
ぞくっとする不快感が少年の背中をなぞった。
「手をどけろ!この野郎!そんなところ触るな!!」
少年は体を震わせながら榊原を睨む。
しかし、そんな表情が、さらに榊原の加虐心を煽った。
「ふふ。強がりを言ってられるのも今のうちだ。羽泉。手伝え。」
「わかりました。」
ずっと、榊原の行う陵辱劇を見ていた羽泉は、服を肩のほうまでめくりあげられ、素肌をあらわにしている少年のもとへ近づく。
「上半身を完全に脱がせろ。」
その言葉に、羽泉はうれしそうに、少年を拘束していた、額の枷、肩の枷、腕の枷、など上半身の拘束具をすべて外す。しかし、それで少年に自由が与えられることはなかった。
「触るな!!触るなぁーーー!!はなせぇーーー!!!!」
少年は暴れることをやめないが、華奢で力の弱い少年の抵抗など、”調教師”に効果があるはずは無い。羽泉は、いともたやすく、引っかかっていた、無残に引きちぎられた服を取り去ると、また少年を押さえつけた。
「よしよし、綺麗な上半身がちゃんと裸になったな。脇もまだツルツルで綺麗なままだ。」
榊原は余裕の表情で再び少年の体を拘束し始める。少年は必死で起き上がろうとするが、羽泉に軽々と押さえつけられ、その間に榊原は上半身の拘束具をつけなおしてしまった。
「ふふ。苦痛に歪む顔もかわいいねぇ。」
榊原はそういうと、自分の顔を少年の顔にめいいっぱいに近づける。思わず顔を背けたくなる不快感。しかし、額についている拘束具が顔を逸らすことさえ許さなかった。
榊原はそのままの状態で、今度は乳首を玩んだ。両手の親指と人差し指でちょこんとついていた二つの突起をつまみ、引っ張り上げる。
「ぁあぅ・・・やめろぉ・・・・・・」
あまりの行為にも、少年は、首を動かすことを許されず、目を閉じてじっと耐えるしかなかった。
「ふふ。かわいらしい乳首だ。まだピンク色だなあ。」
そういいながら、榊原は右の乳首の頂上に舌先をあてた。その瞬間少年の体がビクッと痙攣する。
「ぁあ・・・」
「そんな声を出して、気持ちいいのかな?」
「ちがっ・・・。・・・やめろ・・・・・・。」
「ほう。違うのかい?」
そして、榊原は、また指先で小さな豆のような突起を転がす。
「ぁん・・・」
「きもちいいんだろ?」
こねくり回す指は止まらない。
「んぁああ・・・ちがうぅ・・・」
「そうか。ま、ここは後でゆっくり遊んでやる。」
榊原はいったんいやらしく動いていた手を離すと、悠然と少年を見下ろした。
「はぁ・・・はぁ・・・こんなことして、、、お前らぜったい捕まるからな!」
すでに涙目になって、肩で呼吸している少年はそれでもなお、異常な男達に吼えることをやめなかった。
「ははっ。言うに事欠いてそんなことを。こちらから身代金要求をしなければ警察が動くわけ無いだろう。」
・・・・・・・・・そんな。
「ま。そんなことはどうでもいい。次は下だ。どんな可愛らしいおちんちんをしてるのかねぇ。」
そういうと、榊原は少年のベルトに手をかける。その手が少年の腹にあたり、ひっ、と小さく声を上げて少年が震えた。

4.
”人形台”に拘束されている少年は、靴や靴下まで脱がされ、すでにトランクス一枚を残した裸にされていた。
「やめろぉーー!!もう離せよぉーーー!!」
顔を真っ赤にしてそれでも涙を見せず、少年は動く部分をくねらせ、バタつかせ、叫ぶのをやめない。
しかし、それは希望を求めた叫びではない。もうどんな抵抗も意味をなさず、最後の一枚もいずれ脱がされてしまうということを少年は分かっていた。
「ここまでされてもまだ生意気な口を利けるなんて・・・。お前は本当に上玉だよ。久しぶりに欲情した。」
「榊原様もお人が悪い。どんな少年達も、いったんはこの下着一枚の姿にされる。先ほどズボンを脱がしたときに、一度に剥ぎ取ってしまえばよろしいのに。」
「ふふふ。最後の一枚だけになって、絶望に震える顔がまたいいんだよ。なあ・・・・・・」
名前を呼ぼうとして、思い出した。まだこの少年の名前を聞いていない。
「そういえば、お前の名前をまだ聞いていなかったな。なんて名前だ?」
その問いに少年は首を振るだけで答えようとしない。
「答えろ!」
パンッ
最初叩いたときよりも強く頬を打った。首から上も固定されているために、痛みがより響く。
しかし、それでも少年はかたくなに口を閉ざしたままだ。
「答えろと言ってるのがわからんのか!」
そのあと二、三発殴ったが少年は気丈にも口を割らなかった。
「ふん。なかなか口が堅いやつだな。」
「榊原様。学生服に生徒手帳が入っていました。」
羽泉の声に少年は目を見開く。
しかし、どうすることも出来なかった。
「こいつ自身から聞き出してやろうと思ったが、、、しかたない。その根性は褒めてやる。」
羽泉の持っていた生徒手帳には
私立東条中等学校 三年六組 上手河 雄大
と書いてあった。
「・・・ん?東条?こいつ、エリートなのか?」
「・・・そうみたいですね。」
「へぇ。この容姿でエリート中学生か。ますます気に入ったぜ。さぞプライドも高いんだろうな。」
榊原は口元を弛めた。
「さてと、それじゃあユウダイ君。心の準備は出来たかい?」
おぞましい瞬間は確実に近づいている。
「いやだぁーーー!!やめろぉーーー!!!!」
最後の最後まで抵抗を続けるその姿に羽泉は感動すら覚えたが、榊原はいやらしい笑みを浮かべたままハサミをトランクスのすそに入れる。
ジョキリッ
という音がして、切込みが入ったことが分かる。
「ぁあああぁぁああーーー!!!」
「ふふ。せいぜい喚け。」
そういうと、榊原は最後の一枚を切込みから破り去り、布切れになったパンツが雄大の体から離れた。
「見るなーーー!!!」
生まれて始めての性的屈辱だった。今まで誰にも見せたことの無い恥部が今日始めて出会った男に、服を無理矢理剥ぎ取られ、観察されるという異常な事態に、雄大は打ち震えた。
しかし、手足の縛めは厳しく、一番見られたくない部分を隠すことなどできない。
「ははは。ついに公開だな。顔の割には意外に立派なもん持ってるじゃないか。」
榊原の言うとおり、露になったペニスは皮は被っているものの、亀頭はぷっくりと膨れ、その形が包皮の上からも分かる。その付け根には若草が薄っすらと生えていて、今まさに性徴しているということが見てとれた。まさに『少年らしい』と形容できる性器だ。
「あぁぁ・・・・・・」
雄大は今まで体験したことの無い、身を焦がすような羞恥に全身をワナワナと震わせ、目にはうっすらと涙を浮かべていた。

5.
「どうだ、服をすべて剥ぎ取られた気分は?」
「ぁあぅ・・・みるなぁ・・・。」
最後の一枚を失い、丸裸にされた羞恥で少年はもう叫ぶことが出来なかった。叫べば叫ぶほど、自分がミジメになるような気がしたからだ。真っ白な部屋が、余計に自分の裸を目立たせているように感じる。
「羞恥、屈辱、恐怖、そんなところかな?」
ユウダイは質問に答えなかった。
「ま。いい。ところで、この台にはこんな機能がついていてね。羽泉、リモコンをかせ。」
「はい。」
そういうと、羽泉は”人形台”の横についていたリモコンを榊原に手渡した。
「まずは、こんなもんでどうだ。」
そういうと、榊原は渡されたリモコンをいじる。
すると、ユウダイの乗せている足の部分が少しずつ開いていき、ユウダイは足を肩幅まで開いた格好になっていた。
「この台、通称”人形台”は乗った人間を好きな格好にできる。どうだ?もっと足を開くぞ。」
「や、やめてぇ・・・。」
半泣きの状態でユウダイは哀願する。しかし、足を乗せている台は音も立てずに開くのを止めない。
「んぁぁああああああ・・・・・・。」
ユウダイは必死で足を閉じようと試みるが、人間の力が機械にかなうわけもなく、ユウダイの足は限界まで開かされてしまった。
「ふふふ。いいカッコだなぁ。どうだ。股間のものが丸出しだぞ。」
「ぅ・・・くぅ・・・・・・」
ユウダイは、榊原から見下ろされる格好で、股間のすべてをさらけ出したいま、羞恥に耐えるだけで、何かを言うことなどできない。
しかし、今までこのように捕まえてきた少年を裸に剥いたことなど何度もある榊原は、そんなユウダイの心を見透かしている。
「ほう。これだけ開くとお前の恥ずかしい部分がよく見えるな。」
そういうと、榊原はユウダイの股間に顔を近づけ、品定めをはじめた。
「案の定、皮はまだ被ってるな。それに少し茶色になってるぞ。陰毛は予想通り薄いな。」
そして、榊原はペニスの先の皮を持ってペニスを持ち上げる。
「奴隷にとって性器はかわいらしいアクセサリーのようなものだ。君のはとても少年らしい。十分合格点だよ。」
「ぁあぁぁ・・・やめろ・・・。」
榊原にペニスの裏側や陰嚢までも観察される屈辱にユウダイはついに涙をこぼした。
「ほう。恥ずかしいのか?だがな、これからもっと恥ずかしいことがある。こんなもんで泣いてたら話にならんぞ。」
そういうと、榊原はさらにユウダイの恥ずかしい部分に顔を近づける。
「ん?お前、臭うぞ。何だこのにおいは?オナニーしたんじゃないのか?今日。」
榊原は股間を鷲づかみにして、ユウダイの顔を覗き込んだ。
「あぁあぁぁぁあ・・・いゃ・・・。」
「ちゃんと答えろ!オナニーしたのか?」
もう片方の手で、えらの無い小さな下あごをつかむ。
「し、して、、、ません、、、」
「してないだと?嘘をつくな。確かにお前のチンポから精子のにおいがするんだよ。どんだけ拭いたのか知らないが、私をだませると思うな。もう一度聞く。オナニーをしたのか?」
「して、、、ま、、、せん・・・・」
「嘘をつくなと言っただろう?」
榊原は柔らかい急所を握る力を強めた。
「嘘をつくと握りつぶすぞ。」
「・・・・・・し、ました・・・。」
ユウダイは顔を真っ赤にしたまま、蚊のなくような声で、ついに、自らを慰めていたことを認めた。
「聞こえないな。何をしたんだ?」
「・・・ぉ・・・お、なにぃ、、、を、、、し、、、ました。」
「もっと大きな声で言え。」
掴んでいたあごをさらに強く握る。
「お、オナニーをしました。」
「声が小さい!」
「ひっ・・・・・・。お、オナニーをしましたぁ!!」
少し語尾が裏返った情けない大声で、ユウダイは叫んだ。
「情けない声だな。『オナニーをしましたぁ』か。さっきまでの、生意気なユウダイ君はどこに言ったんだい?」
改めてそういわれると、また羞恥がこみ上げてくる。体中が煮えくり返り、消えてしまいたくなる。
「ふふ。まあいいだろう。お前は今日オナニーをしたんだな。恥ずかしい奴だ。」
榊原は嘲笑する。
「・・・ん?そういえばお前、下校中に捕まったんだろ?いつしたんだ?」
「・・・あぁ・・・もぅ・・・。ゆるしてぇ・・・・・・。」
「許す?何を言っているんだ?お前は奴隷になる人間だ。奴隷になったら主人の言うことだけを聞くのが仕事なんだぞ。」
榊原はまた急所を握り、追い討ちをかける。初日から徹底的にやるのが彼の流儀なのだ。
「・・・ぅ。・・・・・・が、がっこうの、、、トイレで、、、、し、しました・・・。」
「何?学校でか?お前、さっきは私のことを『ヘンタイ』なんて言ってたくせに、お前のほうがよっぽどヘンタイだ。そうおもわないか?」
「ぁあぅ・・・ぁぅううう・・・・・・。」
ユウダイは自分の情けない秘密を簡単に聞きだされたことにボロボロと涙をこぼすが、怪しい台に固定されているいま、それを拭うことも許されず、溢れ出る失墜の涙は可愛らしい顔をぬらし続けていた。

6.
夢じゃなかった・・・。
自分はまだ昨日と同じ真っ白な部屋にいる。
あの後――オナニーをしたことを申告させられた後の記憶が無い。おそらく、すぐに睡眠薬で無理矢理眠りにつかされたのだろう。
ユウダイはそんなことを一人分にしては十分に大きいベッドの上で思った。
「今夜はここまでにしといてやる。明日の昼にまた会おう。」
榊原の最後のセリフは頭に残っている。
なんで俺が・・・
ユウダイは、非日常がこれから日常になるという恐怖にまた身を震わせた。
拘束具はすべて外され、美容室で被る薄い、真っ白なマントのようなものだけをかろうじて纏っている。しかし、薄く、しかも全身に密着しないそのものは、およそ服とはいえない代物だった。下半身は隠れているが、下着が無いので、股間に直接空気が触れる。自分の情けない格好に涙がこぼれそうになった。
昨晩の光景が頭の中をぐるぐる回る。いやらしい顔で乳首をこねくり回され、恥部をさんざん観察された。今までの生活とはかけ離れた出来事に本当に現実かと思ってしまうが、部屋の真ん中においてある、”人形台”が何も言わず語っていた。
「おはよう。といっても、もう昼の一時だがね。」
ベッドの上でボーッとしていると、昨日の悪魔が現れた。
「よく眠れたか?」
「うるさい!」
「ほう。昨日は泣きながら『ゆるして・・・』なんて言っていたくせに、服を与えるとすぐこれだ。だが、言ったはずだ、私はそんな子を調教するのが大好きだとね。」
「お前の言うことなんて聞かない・・・!」
声は小さかったが、敵愾心を露にし、力を宿した目で榊原をにらみつける。その表情は、少し怯えたように喉を鳴らす子犬のような脆そうなものだった。
ユウダイは今日、心に誓っていた。どんな辱めを受けても、心は絶対にこんな男なんかに屈服しないと。そして、隙を見て逃げ出してやろうと。
しかし、そんなユウダイの目を見ても榊原はにやりと笑みを浮かべただけだった。
「さて、今日――調教生活一日目は、構内見学だ。ここでの生活がどんなものか見せてやろう。」
「・・・勝手にしろよ。」
「行くぞ。ベッドから降りろ。」
そういうと榊原はユウダイの腕を持ち、ベッドから立ち上がらせる。
「やめろ!離せ!それくらい自分でやる。」
ユウダイは乱暴に榊原の手を振りほどいた。
「ふん。生意気な。まあいい。私の後ろについてきなさい。」
榊原はドアを開け、部屋の外にユウダイを連れ出した。
長い長い廊下が続いていて、12、3メートルほどの一定の間隔で部屋が並んでいる。自分が今出てきた部屋もそんな中のひとつだと気づいた。
それにしても色が無い。廊下の床も壁も、個室のドアさえも真っ白で、唯一ある色はドアノブのシルバーだった。
「この階は新入りを調教するためのフロアだ。どの奴隷候補たちにも、個室が与えられている。”人形台”付でな。」
榊原が説明する。
「そして、この長い廊下をずーっといけば、メインホールだ。」
榊原がそういい、指をさしながら前を向いた。
――今しかない!
一瞬の隙をユウダイは見逃さなかった。榊原がユウダイから目を逸らした隙に、ユウダイは突然駆け出し、全速力で榊原から逃げ出した。
拘束具を全くつけていないユウダイは軽やかに速度を上げて榊原から遠ざかる。被っている布切れも膝より少し上までしかないため、そこまで邪魔にはならなかった。
「ほう。逃げる勇気もあるのか。大した奴だ。」
そんなハプニングにも榊原は冷静だった。数少ないとはいえ、逃げようとした奴隷候補を見たことなどいくらでもある。全く動じず、ポケットに忍ばせていたリモコンのボタンを押した。
ユウダイは榊原が追いかけてこないことを不思議に感じたが、今はただ出口を探さなければいけない。しかし、走っても走っても、個室、個室、個室。同じ景色が続く。
――何だよ・・・ここ・・・。階段もエレベーターも無い・・・。
走りながらあちこちを見渡すが出口らしきところは無かった。
――あいつはビルだと言っていたから、どこかに降りられるところがあるはずなのに。
そんなことを思っていると、前から二人の男が現れた。昨日見た、羽泉のような服装。綿のパンツに薄手のTシャツというラフな格好だが、”調教師”ということは、その羽泉と変わらない体つきを見ればすぐに分かった。
――まずい。
そう思って後ろを振り返ると、後ろからも似たような男たち二人がゆっくりと歩いてくる。
――挟まれた・・・。
出口は見当たらない。こうなったら前の男を抜くしかない。
そう判断したユウダイはさらに加速し、前の男に向かって突進した。
抜けたっ。
そう思った瞬間だった。男は冷静に足を掛け、ユウダイのバランスを崩す。そして、体勢を崩したその瞬間、ユウダイの腕は大きな手につかまれた。
「おっと。なかなか元気な子だな。だが、ここから逃げることは不可能だぞ。」
「ちくしょう!離せ!!!」
体をよじって抵抗するが、あまりにも力の差がありすぎた。あっけなく腕を後ろに回される。
「榊原様に聞いていたが、君は本当に威勢がいいな。さ。榊原様のところへ行くぞ。」
そう言って、男はユウダイの肩を掴むと、ユウダイが走った方向とは逆向きに歩かせる。
「離せーー!!」
「ほら、暴れるな。しっかり歩け。」
男に無理矢理背中を押され、前に突き出されるようにして、ユウダイは悪魔のいる方向へ進んでいた。

7.
「ちくしょう!お前ら人間のクズだ!!」
ユウダイは、屈強な男に両手を持たれ、吊り上げられたような格好で、榊原の前にひきたてられていた。
「言ってくれるね。クズで結構だ。君はそのクズを奉仕するためにここに連れてこられた。その運命から逃れられることは出来ん。」
そういいながら、榊原は薄い生地の上からユウダイの上半身を嬲った。
「触るな!ヘンタイ!俺は絶対にお前らの言うことなんか聞かない!!」
「ふふ。学校のトイレなんかでオナニーをした君も十分ヘンタイだよ。」
言われてまた赤面する。
「まあいい。これからホールに向かう。ホールでは正装でいるのがルールだ。」
そういうと、榊原はユウダイの背中側に周り込んだ。
ジーッという音がする。
「この服は後ろにジッパーがついている。破らずともすぐに脱がせられるようにね。」
首から膝あたりまで伸びていたジッパーをすべて開けられると、すぅーっと空気が肌を撫ぜ、体の後ろ半分が露になったことが分かる。
「ふふ。カワイイお尻が丸見えだぞ。」
「やめっ・・・。やめろぉーー!!」
ユウダイはもがくが、両手をつられた格好なので、まともに動くことは出来ない。
「カワイイ腰振りダンスだ。」
そういうと、榊原は一気に一枚の服を脱がそうとする。それを見た”調教師”も、いったんユウダイの手首を離し、脱がすのを手伝った。
「ぅあぁぁああああーーーー!!」
ユウダイは叫び、暴れるが、薄い皮は軽々と剥ぎ取られ、それだけで何も身に着けない丸裸の格好になってしまった。
「ホールでの奴隷候補の正装は”全裸”だ。よく覚えておきなさい。」
榊原はユウダイの耳元で囁く。
「さて、これは、義務では無いが、君は新入りだ。股間を隠せないように付けてあげよう。」
榊原はそういうと、ユウダイの手を後ろ手に組ませた。恥ずかしい部分が公開され、ミジメさがこみ上げる。そして、榊原はそのまま恥部を隠せないようにしてガチャリと手錠を掛けた。
「うわぁあああああーーー!!これ、はずせぇーーー!!」
「初めて手錠をされる感覚はどうだ?自分が囚人になったような気分だろ。」
手錠を掛けられた人間は、ただそれだけで精神的にも追い込まれるそうだ。丸裸で後ろ手に手錠を掛けられたとあれば、幼い少年にとって、その屈辱と恐怖は計り知れないものだろう。
「さ。準備は整った。ホールへ向かうぞ。」
そういうと榊原は少年の背中を押す。
「やだぁ・・・いやだぁ!離せぇーー!」
相変わらずもがき続けるも、後ろ手にされているため、性器は完全に丸出しになり、腰を引いても、体を捩っても隠すことが出来なかった。
「ふふふ。そんなに腰をくねらせて・・・。恥ずかしいか?だが、その屈辱感が奴隷になる第一ステップだ。」
確実に彼らの歩みは廊下の奥へ奥へと進んでいく。
「ここだ。」
しばらくして、三人はホールに到着した。
「ホールにようこそ。」
榊原が扉を開けるとそこには異様な光景が広がっていた。
ユウダイと同じ位の年齢の少年たちが丸裸で各々おぞましい芸をしているのだ。
一糸纏わぬ姿のまま、音楽に合わせて腰を振りながら踊っている少年、ブリッジのような体勢にされて、自分のペニスを摩っている少年、ペニスの先端に鈴を付けられ、勃起させることでそれを鳴らしている少年。
みな拘束はされておらず、涙目だったが、従順に従っているように見えた。
――なんだよ。ここ・・・。
「ここは、調教が済んで、最後に出荷先が見つかるまでの時間、各々の芸を磨くところさ。みんな素直に従ってるだろう?」
「な・・・。」
「最終的には君もここに入るんだ。」
「ぉ、、、おれは、どんなことをされてもあんなふうにはならねぇ・・・。」
「ふふ。そうか。だがな、このビルに入ったら、出荷されるまでお前は絶対に出られない。いつまで耐えられるかな?」
榊原が顔を覗き込むが、ユウダイは、プイと顔を逸らした。

8.
芸を仕込まれている少年たちは、だれもが美少年と呼ばれるような可愛らしい顔つきをしていた。
奴隷にされる条件はその容姿にあるため、借金のかたに――といったいわゆる”普通”に奴隷となる少年は珍しく、大半の少年は無理矢理つれてこられた挙句、己の不幸な運命を告げられ、調教を受けていた。
「どうだい?みんなカワイイだろう。しっかり躾けられて、素直な子達だ。」
榊原はホールじゅうユウダイをつれまわしている。
ユウダイは凄惨な現場に言葉も出ず、ただ惨めな少年たちを見せ付けられ、自分もあんなふうになってしまうのかという恐怖に震えていた。
そして、ユウダイは一人の少年のもとに連れて行かれる。その、中学生ほどの年齢の少年は、ほかの少年と変わらず全裸にされていた。拘束はされていないが、手で覆うことも許されていない少年は、無残にも陰毛は綺麗に刈り取られ、性器全体はおろか、ペニスの付け根の部分までも完全に晒している。少年は平常心を保とうとしているのだろうが、その耐え難い羞恥と屈辱に顔を引きつらせていた。
「もっとこっちに来なさい。」
榊原は、ユウダイに奴隷とはどんなものかを教えるために用意しておいた”モノ”に命令した。
「はい・・・。榊原様・・・。」
そういうとその少年は榊原とユウダイの前に立つと、ゆっくりと跪き、ぴったりと額を地面につけて土下座する。その表情は読み取れないが、小刻みに震えている褐色の背中は、こみ上げる屈辱感に耐えているということをはっきりと表していた。
「ようこそいらっしゃいました・・・。・・・今日は私の体で存分にお楽しみください・・・・・・。」
毎回そう言うように教育されているのだろう、ゆっくりではあったが、言いよどむことなく挨拶をする。
そして、榊原は自分の足元に頭をこすりつけるように跪いている少年を見下ろし、懐かしむように榊原は話し始めた。
「・・・・・・お前も、初めてここに連れてこられたときは生意気だったな。」
「・・・申し訳ありませんでした・・・・・・。」
「そんな子が、今ではすっかり従順になった。」
「・・・はい・・・・・・。」
「顔を上げなさい。」
「はい・・・。」
命令に従い、ゆっくりとあげられたその可愛らしい顔は、いまにも泣きそうなほど歪んでいる。
「ふふ。まだ裸に慣れられないようだな。恥ずかしそうにしている。しかし、そこから先に進むことは出荷された後、お前の主人が楽しむところだろう。少なくとも、言うことを聞く今のお前はとても素直でいい子だ。」
「・・・はい。」
「さて、土下座はもういい。お前の恥ずかしいところ、私たちに見せてみなさい。」
「・・・はい。榊原様・・・。」
いたいけな少年は折っていた背中を元に戻すと、地面に正座した格好のまま、ゆっくりと足を開いた。そして、少年が手を後ろにまわすと、茶色に色素が沈着したそのペニスが現れ、それとは不釣合いな無毛の付け根までもよく見えた。そしてそのペニスはすでにお腹に向かって反り返っていた。最大限に勃起しているようだが、亀頭は完全に露出しきっていない。先端のピンク色だけがその存在を示すだけである。
「さっきは普通だったのに、土下座して興奮したのかい?見られるのが好きなのかな?」
「・・・ぁあ・・・。は、はしたない姿をお見せして・・・申し訳ありません・・・。」
「ふふ。何日射精していない?」
「17日間です・・・。」
「ほう。今回は厳しいな。そのせいかな?だらしなくこぼれている。」
そういうと榊原はピンと少年のペニスを軽く指ではじいた。
「ひゃうッ」
少年はビクッっと痙攣し、上体をのけぞらせる。指ではじかれた、たったそれだけの行為が、二週間以上射精を許されていない体を絶頂の一歩手前にまで追い詰めた。しかし、許可なく射精することは許されていない。少年は唇をかみ締め、ドクドクと先走り液を分泌させるがそれだけにとどめ、なんとか射精を耐えていた。
「付け根までヌルヌルだぞ。おちんちんもピクピク動きっぱなしでいやらしい姿だ。」
「・・・申し訳ありません。」
17日もの射精の禁止は思春期の少年には拷問だった。そして、そのどうしようもない体の反応をあられもなく晒し観察される。この時期の少年にとってこの上ない辱めに違いないだろう。
「・・・そうだな。今日は特別に射精させてやろう。」
「ほ、、、本当ですか?」
「ああ、ただし、この新入り君に射精させてもらいなさい。」
「な・・・。」
今までこの異常なやり取りを、自らも全裸のまま呆然と眺めていたユウダイは、突然のことに驚いた。
「ほら、ユウダイ。この子のペニスを握ってやれ。」
そういうと、榊原は後ろ手に拘束していたユウダイの手錠を外した。しかし、ユウダイは首を縦に振らない。
「・・・そんな・・・そんなことできるわけ、、、な、ないだろ・・・。」
「しなさい。お前が従わないのなら、この子はもっとひどいお仕置きを受けることになるんだぞ。」
「・・・で、でも・・・。」
「お願いします。私のペニスを握ってください・・・。」
そういうと、興奮でペニスを痙攣させ続けている少年は再び土下座する格好でユウダイに懇願した。
「お前は黙っていなさい。」
そう言って、土下座している少年の髪の毛を持って、顔を上げさせたかと思うと榊原はパンッとその柔らかそうな頬を殴った。そしてそのまま何発も殴り続ける。
「・・・申し訳ありません。・・・申し訳ありません・・・。」
少年は顔を歪ませ必死で謝罪の言葉を繰り返している。
そんな姿を見せられて、ユウダイはなんともいえない罪悪感に苛まれた。
「・・・わかったよ・・・。握ってやるから・・・もう虐めないでやって・・・。」
「ほう。意外に聞き分けがいいな。」
榊原はにやついた顔でうれしそうに言う。
そして、ユウダイはおそるおそる、正座している惨めな少年のペニスを体の横から握った。
「おい、お前お礼の言葉はどうした。」
「・・・申し訳ありません。私の惨めな性器を握ってくださりありがとうございます。」
「・・・ふん。このまま扱かせても面白くないな。お前たち、立ちなさい。そして、握っている手はそのままで、お前は腰を振ってイキなさい。」
残酷な命令だった。他人に射精の手伝いをさせられるばかりか、最後は腰だけを使って達することを強要される。
しかし、少年は抵抗することなく、ペニスを握られたまま、手を後ろに組んで、腰を振りはじめる。そうすると、亀頭を上下に往復する皮はピチャピチャと粘着質のある音を発し、芯のぼやけたそれでも強烈な快感を生み出しはじめた。
「・・・ん・・・はぁああんん・・・・・・」
17 日も射精を許されなかった事実は、与えられる快楽を最大限に増幅させ、小さな体に送り込んでいた。腰が砕ける。その言葉が比喩でなくなるかのように、少年は足をガクガク震わせながら腰を動かしていた。目がトロンとして、快楽の波に完全に飲み込まれているのが分かる。快感のリズムに吸い込まれるように、少年は人目をはばからず、腰を上下左右に動かしていた。
「ははは。そんなに腰を振って。淫乱な奴隷だな、お前は。気持ちいいか?」
「・・・ん・・・はぁ、、はぁ、、、んぁあああ・・・。きもちいいです・・・。」
榊原の嘲笑に少年は嬌声で答える。
「も、、、もう少し、強く握ってください・・・・・・。」
いくら惨めで恥ずかしいとはいえ、思春期の少年には射精の欲求を抑えることは出来なかった。少年は羞恥とそれをしのぐような快感に顔を真っ赤に染めてユウダイに求める。
その言葉にユウダイはためらいながらも、惨めな少年のために遠慮がちに握っていた指に少し力を入れた。
すると、ぼんやりしていた快感が輪郭を持ってくる。それが”トドメ”になった。
「・・・はぁああぁあああ・・・だめぇ・・・イキます・・・・・・」
「よし、たまってた精子、たっぷり出しなさい。」
んあああぁぁぁぁあぁあああぁああああああーーーーーーーー!!!
ユウダイが握っているペニスから振動を感じた瞬間、少年は大量の精液を空中に放つ。溜めに溜めたあとの、脳をとろけさせるような射精の快感に、力の抜けた体はガクリと膝から崩れ落ちた。倒れたその少年は、快感による涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにし、射精できたという安堵も伺えるような恍惚の表情を見せていた。
「はははは。いっぱいでたね。気持ちよかっただろう?ちゃんとお礼も言いなさい。」
「・・・はい。」
「・・・・・・しゃせ、、、ぃ・・・・を・・・。・・・みて、ぃた、、ぃただき、、、ぁ、ぁ、ぃ、が、、とぅ、ごら、、ぃ、ました、、、、」
強烈な快楽でろれつが回らないまま、少年はユウダイに言った。

9.
「昨日のホールで理想の先輩の姿が見れて、自分の目標が定まったかい?」
調教二日目の今日、調教用のこの個室は今日からユウダイの部屋となり、ユウダイはその部屋のベッドに腰掛けている。
「・・・昨日も言った・・・。おれは、あんな風にお前にしたがったりなんてしない・・・。」
「やっぱり反抗的だね、服を着ていると安心するかい?しばらくはその服を与えてやろう。だが、いずれは布切れ一枚さえ身に着けることはなくなるんだよ。」
「お前の言うとおりになんてならないからな・・・!」
ユウダイの目にはまだ反逆の炎が宿っている。しかし、燃えるための芯が無くなれば、その炎も少しずつ少しずつ小さくなっていくということ榊原は知っていた。
「ふふ。そうか。ところで、今日から私が自らお前を調教することはほとんど無くなる。担当の”調教師”にお世話になるんだ。」
「担当・・・?」
「羽泉だよ。奴は一流の”調教師”だ。ここで奴の右に出る者はいないだろう。ま。せいぜいエリート教育を楽しむんだな。」
――羽泉・・・。ここに連れて来られた夜、榊原と一緒に俺を辱めた奴だ・・・。
いやらしい顔で嘗め回すように全身を見られたその屈辱は忘れられるものではない。
「奴もお前を初めて見たときからお前を調教したくてたまらなかったようだ。優しく躾けてもらいなさい。」
そういうと、榊原は部屋を出て行った。
榊原がいなくなると、外部からの全く音は無くなった。
膝を抱えて体育座りのような格好になると、自分の呼吸音と心臓の鼓動だけが生々しく聞こえてくる。
静寂というのは、言いようの無い不安と恐怖を与える。色の無い世界もそうだ。ユウダイは、世界に自分ひとりだけになったような虚無感に苛まれた。
時間の感覚も分からなくなっていたが、榊原が部屋を出て行ってからそう時間はたっていないだろう。”調教師”がドアを開けて部屋に入ってきた。恐ろしい存在のはずなのに、なぜか少し安心感を感じるのは無音無色の空間にいたからだろうか。
「ふふ。心細かったか?」
見た目の割りに少し高めの声はあの陵辱の夜に聞いていたが、話しかけられのは初めてだ。
「・・・・・・べつに・・・・・・。」
調教師が来ても無視してやろうと思っていたのに、思わず反応してしまう。
「服は着せてもらっているのか。ということは、榊原様は『じっくりゆっくり』をお望みのようだな。」
「・・・・・・」
「ああ。挨拶が遅れたね。私は羽泉だ。お前の担当の”調教師”だ。」
思っていたよりも穏やかな口調だ。榊原が隣にいないと少し印象が違う。
「・・・・・・」
「挨拶も無しか。本当に一から教えてやらないとダメなようだな。ほら。こっち向いて立て。」
羽泉は口調はそのままに、ユウダイの腕を引く。
「離せよ・・・。俺に触るな。」
パンッッッッ!!!
刹那、羽泉が悪態をついたユウダイの頬をはたいた。
「ウッッッ・・・。」
「誰に口を聞いているんだ?」
さっきまで穏やかだった羽泉の声に芯が入っている。
「答えろ!俺は誰だ?」
そのまま羽泉はユウダイの髪の毛を掴んで顔を上げさせた。すると、キッとにらんだユウダイの顔が飛び込んでくる。加虐心が沸き立つ。
「なんだその目は。榊原様がいないからか?」
そういうと、羽泉は何発も繰り返して往復ビンタを食らわせた。一発一発打つたびに、その可愛らしい童顔が歪み、必死で声を出さないように耐えているのが分かる。
「ここまで叩かれても根をあげないか。」
ようやく嵐が止んだ。
「・・・・・・おれは、、、暴力、、、で、、、言うことなんてきかない、、、、、」
一言一言搾り出すようにユウダイは言った。
「連れて来られた夜、すぐに暴力に屈服したのにか?」
「・・・あれは・・・・・・。」
「違うのか?『オナニーしましたぁ』なんて言ってたのになあ。」
無理矢理上げさせられている顔がまた歪む。
「もうあんな、情けないこと、、、なんて、、、しない、、、、、」
「そうか。大した意思だ。」
そういうと、羽泉は髪の毛を掴んでいた手にさらに力を入れ、そのままユウダイを引っ張った。
「イタッ!!!やめろっ・・・。離せよ・・・!」
思わずユウダイはその手を掴み、何とか外そうとするが、両手を使っても羽泉の片手にさえ勝てない。
――サイボーグみたいだ・・・。
あまりの力と、爪を立ててもピクリとも表情を変えないその姿にユウダイは恐怖を感じた。
そして、ついにその痛みに耐えられず、引っ張られる方向にユウダイの体は流れてゆく。そのまま、無理矢理にユウダイは立ち上がらされた。
ユウダイが立ち上がると、羽泉は髪の毛を掴んでいた手を離し、その手にまとわりついていたユウダイの両手を片手でひとまとめにした。そして、片手でユウダイの手を持ち上げて拘束したまま、もう片方の手で首の後ろについているファスナーに手を伸ばす。
「薄っぺらい服を脱がしてやろう。」
そういうと、羽泉は一気にそれを終わりまで引きおろす。簡単に服は布に変わった。
「いやぁーーー!!!やめろぉーーーーー!!」
これで服を無理矢理剥ぎ取られるのは三回目だったが、その屈辱になれることなどはない。相変わらず悲鳴を上げながら首を横に振る。
「抵抗しても無駄だ。」
ユウダイはあっという間に全裸にされ、羽泉は掴んでいたユウダイの手を離すと、その華奢な体を突き飛ばす。バランスを崩したユウダイは、丸裸の姿であっけなく地面に倒れされた。

10.
「イタッ・・・」
床に倒されたユウダイは軽く手をついてしまい、その痛みが走っていた。
しかし、直接尻に触れる床の冷たさが自分が裸にされたということをはっきりと示している。ユウダイはすばやく両手でもっとも見られたくない部分を覆った。
「立て。」
今度は命令ではなかった。羽泉は再びユウダイの髪の毛を掴み、その体を無理矢理起こす。
「やめろ・・・・・・。」
髪の毛を引かれる痛みに、ユウダイは股間を覆う手を離し、羽泉の腕を掴む。しかし、さっきと同じように羽泉の腕は全く動かない。
「来い。暴力がイヤなら、もっと違うものを味あわせてやる。」
そういうと、羽泉はユウダイの髪を掴んだまま、部屋の真ん中においてある、”人形台”まで連れて行く。
ユウダイは痛みに顔をしかめるが、そのままずるずると恐怖の台まで運ばれてしまった。
そして、羽泉はユウダイの髪から手を離すと、両脇の間に手をいれ、幼子をだっこするようにユウダイを持ち上げる。
「はなせぇーー!!」
手足をバタつかせてイヤイヤをするように顔を振る。しかし、羽泉は全く手間取ることなく、たやすくユウダイを台の上に持ち上げ、そのまま押さえつけた。
そして、右手首、左手首と順番に拘束を始める。
「くそぉ!!離せ!!これ、解けよ!!」
ユウダイは上体を持ち上げようとするが、手首が完全に固定されたいま、もう起き上がることは出来ない。そのまま両肩を押さえつけられ、二の腕を拘束される。こうして、上体を軽く浮べるぐらいにしか動けなくなり、それと同時に、あらわになった恥部を隠すことも出来なくなっている。
「やめろ・・・!!」
「次は足だ。」
暴れるユウダイに対して羽泉は割と淡々と作業を続けた。
片足ずつ持ち上げ、しっかりと拘束する。こうして完全にユウダイの体は”人形台”に固定されてしまった。
「ふふ。じらすのはやめだ。一気に足を開くぞ。」
そういうと羽泉は、”人形台”の横についているリモコンを操作する。
すると、音も立てずにユウダイの両足が開き始めた。
「ぁああぁああああ・・・・・・。」
機械は感情なく冷徹に目的の姿までユウダイを動かす。
「あの夜と同じだなあ?どうだ、気分は?」
「ヘンタイやろう・・・。」
足を限界まで開かされた姿でもユウダイはまだ気丈に悪態をつく。
「よし、バンザイだ。」
羽泉がそういうと、今度は両腕を固定している台が動き、わきの下を完全に公開したバンザイの姿にされる。
「どうだ、恥ずかしいか?股をおっぴろげて脇の下まで晒して。」
そして、羽泉はゆっくりと、二つ脇の下に両手を当て、そのままスーッと腰までの二本の線をなぞった。
「ひっ・・・。」
ぞくっと悪寒が走り、体がびくつく。
「ふふ。気持ち悪いか?綺麗な肌だ。チンポの上にしか毛も無いな。」
「・・・く・・・・・・ヘンタイ、、、、、ぜったい殺してやる・・・・・・。」
「『殺してやる・・・』か、これからされる格好で果たしてそんなことが言えるのかな?」
羽泉が言い終わると同時に、台はゆっくりと目的の形に向けて動き出す。
「・・・な・・・。こ、、、、これ、、、、、、、」
だんだんと動きで自分がどんな体勢にされるのかが分かったのだろう、ユウダイは見る見る青ざめていった。
まずは膝が90度ほどに軽く曲げられる。そして、そのまま腰の部分が動き出し、尻から下の部分が少しずつ持ち上がった。
「・・・ぃやぁああああ・・・。」
そして、ユウダイは上から見下ろしても肛門が見えるような体勢になった。
「バンザイで脇も晒して、まんぐりがえしの格好だ。どうだ?気分は。」
羽泉は、ユウダイのこれ以上に無い恥ずかしい体勢を見下ろす。
上から降り注ぐ視線が痛い。ユウダイは顔を真っ赤にしたまま、何も言えず羞恥に耐えるために目を硬く閉じていた。ここに連れて来られた美少年は、ピンク色の肛門や陰膿の裏側までも完全に晒した滑稽な体勢で一気にプライドを剥ぎ取られる。性器はまだ風呂場などで人目に晒すこともあるだろう、しかし、M字の体勢で肛門を天井に向けるなど日常であるはずはなく、自分が動物にされたような感覚に陥る。ユウダイも同じだろう。
「やぁああ・・・。これ、、、、ぃやだ・・・。やめろぉ・・・。見るなぁあああ・・・。」
口はまだ悪いが効果はあったようだ。
「ふふ。チンポを見られるのとはわけが違うだろう?恥ずかしそうにピンクのお口がピクピクしてるよ。降参かい?」
「・・・・・・ヘンタイ、、、ヤロォ、、、、、、、、、、、」
「はははは。そんな格好ですごんでもぜんぜん怖くないよ。それに、これからが本番だ。楽しもうか。」

11.
全裸で肛門まで人前に晒している。今まで生きてきた中でこれほどの屈辱は無かった。不気味に笑う羽泉の両目が嘗め回すように全身を視姦している。
「本番はこれからだよ。」
羽泉はそういうと、ユウダイの視線から消えた。
――何?
そう思ったが、額の上を通っている拘束具が、首を振って視界を変えることを許さない。
しばらくして、羽泉はガラガラと、木でできたワゴンを引いて、視界の中に戻ってきた。
「・・・な、、、、なんだよ、、、それ・・・・」
「ン?これかい。ここには楽しいオモチャが入ってるんだよ。」
そういうと羽泉は閉じられていたワゴンの蓋を開けた。
そこには信じられないほど多くの種類のおぞましい玩具が広がっていた。まだ中学生のユウダイはすべての道具が何をするためのものかは分からないようだが、明らかにそれが羽泉の言葉通り淫具であることは分かる。
「これなんかは知ってるんじゃないか?」
そう言うと、羽泉はピンク色の棒状のバイブレータを取り出した。
「・・・・・・し、しらないよ・・・。」
「嘘つくな。友達とエロい話してたら、一度はでてくるだろ?バイブだよ。バイブ。」
ユウダイは明らかに動揺していたが、羽泉はそんなことを気にしない。
「まあ、これはすぐには使わない。まずはもっと面白いもんを使ってやるよ。」
そういうと羽泉はクリーム色の医療用ゴム手袋をはめ、ユウダイの正面に立った。可愛らしいペニスが恐怖と羞恥でプルプルと震えているのがよく分かる。
「ちょっとやばい薬だけど、生意気な子はお仕置きしないとな。」
言いながら羽泉はワゴンから取り出した怪しげなビンの中に絵画用らしき筆を入れて、かき混ぜながら、時々それをビンの上に上げ、粘性のある透明な物体をユウダイに見せ付けた。筆の先からは液体が一本の糸のように、すーっと滴り、ビンの中に戻っていく。
「・・・な、、、、なにすんだよ・・・・・・。」
明らかに危険な香りがする物体にユウダイは顔をこわばらせ、羽泉の顔を見た。思わず目が合う。
今にも泣きそうな童顔、ツルツルで無毛の腋、小ぶりなペニス、収縮している肛門。正面から見える、そのどれもが羽泉の欲情をかきたてる。
「かわいいなぁ。おまえ。」
羽泉は質問には答えず、ビンをユウダイの胸の上までもってゆき、筆を上げた。
「ゃ、やめっ!・・・・・・・っ!!!」
ユウダイは思わず叫んだがもう遅かった。
正体の分からない粘性の物体が筆の先からつーっと垂れ、ユウダイの左の乳首を濡らしている。
「・・・ひぃ・・・っ・・・ん・・・・。これ、、、、だめだって・・・・・。」
敏感な部分に落ちた瞬間から、薬の効果は発揮されたようだ。
「どうだ?気持ちよくならないか?」
言いながら羽泉は淫薬をユウダイの乳首にたらし続けている。
「ぁあぁあああ・・・・・やめ、、、やめろぉ・・・・・。・・・筆、、、、置いて、、、、、、」
今まで感じたことの無い種類の快感が、左の乳首を襲い、焦がしている。痒みにも似たそれに思わずたらされた部分を触りたくなる。しかし、完全に拘束されている今、それは許されない。それでもじっとしていられなかった。上半身をクネクネとよじり、暴れる。手足を拘束している金属の枷がカチャカチャと音を立てた。
「はずして!!これはずしてぇーーーー!!」
「どうだ?キモチイイだろ?触りたくなってくるはずだ。」
羽泉がたらし続けるそれは、もう脇の下付近にまで溢れている。ユウダイは必死に両手を握り締め、その強烈な快感と焦燥に耐えていた。
「やぁああ・・・ぃゃ・・・・。筆、、、、ふで、、、どけてぇーーー!」
「ほぉ。どけてほしいか。じゃあどけてやるよ。」
そういうと羽泉は対辺に位置するもう片方の突起に向かって筆をスライドさせていった。
「ちがっ・・・・ちがうぅーーーー!!」
「何が違うんだ?え?」
「・・・はなして、、、、はなしてぇ・・・・・いやぁーーーー!!かゆいーーーーー!!いやぁあああああーーーー!」
枷のたてる音はますます大きくなっていく。
ユウダイの絶叫をBGMに羽泉はもう片方の乳首の上で筆を止め、そのまま透明の粘液をたらし続けた。
「ひぃいいいいーーー!・・・・んぁああ・・・。これ、、これ、だめだってぇーーーー!!」
「何がダメなんだ、キモチイイんだろ?」
「そ、、、、そんなことない・・・。・・・ぁあん・・・ぃゃ・・ぁ・・・。」
ミジメな格好のまま叫びたくない。そう思ってこらえても、叫び声の代わりに淫らな喘ぎ声が漏れる。気持ちよくないはずはない、握り締めていたこぶしを解き、手首から下の手をクネクネ動かして、乳首を触りたくて仕方ないという様子だ。
「また嘘か。悪い子だな。お前は。オチンチン、ビンビンになってるじゃねぇか。」
上半身の突起への責めで、ユウダイのペニスは勃起していた。仰向けに寝転がらされ、まんぐりがえしの格好なので、天に向かって、というわけでは無いが、ビクビクと脈打ちながら快感を感じていることを示していた。
「ちっとも触ってないのになぁ。乳首が気持ちいいんだろ?」
「ちがう・・・ちがうぅ、、、、、」
ユウダイは初めて勃起した姿を見られ、涙をこぼしながら、痙攣している。
「ヘンタイだな。ユウダイ。学校のトイレでオナニーしたってのもダテじゃねぇなあ。それに、立っても剥けないのか。サイズはなかなかなのにな。」
羽泉はそういいながら、パンに蜂蜜を塗るかのように、ジグザグに筆を動かし、上半身全面に薬をたらし続けた。乳首だけでなく、わき腹やバンザイしている脇の下といった敏感な部分にまで薬を浴びせられる。
「ひぃぃいいーーーーーー!ぁん・・・っ・・・・やめてぇーーーーーー!」
ユウダイがどれだけ絶叫しても、どれだけ哀願しても、透明の液体はユウダイの体を濡らし、光沢を付けていく。
解けない拘束が逃げることを許さず、ユウダイはビクビクと体を小刻みに痙攣させながら、体を彩られていった。

12.
羽泉は一通り上半身に薬をたらすと、いったんビンと筆をワゴンの上におき、一段落した。
「はなして・・・・手をほどいてぇーーーー!!かゆいぃぃーーーー!」
"人形台"がギシギシと音を立ててなっている。
ユウダイが全身を震わせ、動かせる部分をフルに動かしたり、のけぞるような体勢になったりと、痒みに悶えているのだ。ペニスは最高潮に怒張し、上下に動きながら羽泉がたらした液と同じような透明の汁を自分の腹の上に広げている。
「触りたくてしょうがないようだな。」
そういうと羽泉はゴム手袋をつけた手のままクネクネと動いているユウダイの体に触れる。
「はぁあぁあああんん・・・・」
その瞬間電流のような快感がユウダイの脊髄を走る。
「いい声だ。気持ちいいんだろ。」
そのまま羽泉はすっかり立ち上がっているピンク色の乳首にも手を伸ばし、コロコロと指を転がす。
「ぁあっ・・・あぁああん・・・っ・・ん、、、、ふぅ・・・。」
ユウダイはやっと触ってもらえたという快感で、もう言葉も発することはおろか唾を飲み込むことさえ出来ていない。
「やらしいな。ヨダレが零れてるぜ。」
そのまま羽泉は両方の乳首を引っ張りあげる。
「・・・ぁあああああーーーー。く・・・っん・・・ぅう・・・ふ、、、ぅ・・・・・・・。」
同じように乳首を責められているといっても、捕獲された日の夜とは比べ物にならない。突き上げる快感にユウダイは飲み込まれていた。
「そろそろ切れてくるかな。また追加してやろう。」
そういうと、羽泉はまた筆を持った。
「ひゃらぁあああーーーー!!もうその薬はいやぁーーーー!!」
またユウダイはろれつの回らない口で叫び始めるが、羽泉はすでに、ちょうど肋骨の真ん中の部分に薬を垂らしている。
「いや?ダメだね。お前は暴力が嫌いっていったんだ。それに答えてやってるんだから、感謝しろよ。」
羽泉はすーっっとそのまま腹に向かって筆を動かしていく。
「んぁああああーーーー。だめぇーーーーーー!!」
「ほらほら、このままいくと、どこに当たる?」
「ぁあああーーー。ひぃーーー!そこ、、、、そこはだめぇーーーーー!!」
「『そこ』ってどこだよ。ちゃんと言えよ。」
羽泉の筆は淫液を垂らしながら進んでいく、それはもう骨のある堅い部分を越え、柔らかいみぞおちまで進んでいた。
「ぁあああああーーーーー。チ、、、、チンチン、、、、、」
「聞こえねぇぞ?」
「チンチン、、、チ、、チンチンですぅーーーー!!」
「はぁ?チンチン?こんなにビクビクやらしい汁出してるのがそんなカワイイ名前なのか?」
「ぃやあぁあああーーーー!!チンポ、チンポです!・・・・ぁあああ・ん・っ・・・ぁあん。チンポいやぁーーー!」
自分の口から卑猥な言葉を吐いていることに、ユウダイは耐え難い恥ずかしさを感じているが、今はその悪魔の液体が一番敏感な部分に降りかかるのを阻止しなければならない。ただそれだけだった。
「ふふ。『チンポ』か。カワイイ顔してエロいこと言うね。」
羽泉は自分で強制したにもかかわらず、はしたなく淫らな言葉を連呼するユウダイを嘲る。
「おねがぃぃいいいーーーー。チンポ、、、、チンポはやめてぇーーーーー!!」
「はははは。情けないねぇ。そのかわいい顔に免じてチンポはやめてやるか。」
そういうと羽泉は筆を上げた。しかしそれはビンの中に納まらない。
「はやくぅーーーー。はやくどけてぇえぇぇええーーー!垂らさないでぇーーーーー!」
ユウダイは必死の形相で体をくねらせ、羽泉に懇願する。
「何言ってんだ?許すのはチンポだけだよ。」
羽泉のペンは脈打つペニスをよけてさらに体の下の部分へ下がっていく。
「・・・・ゃ・・・・やだ・・・・・ゃだぁああああーーーーーー!!」
それがどこに向かっているのかもう分かったのだろう。ユウダイは大泣きしながら幼児のように泣き叫んだ。
「おねがい・・・・・おしりの穴・・・・・・おしりの穴はやぁああああーーーーー!」
「ザンネン。」
「やめてぇえええーーー!!ヶ、、、ケツの穴、、、、け、つ、、、、、ケツの穴はやだぁああああーーーー!」
この反応は意外だった。
「ははははは。おいおい。大声で『ケツの穴』って。ユウダイくん恥ずかしくないの?」
「おねがいぃ・・・・。け、、、、あなはやぁーーーーーーー!!穴・・・・やめてぇええーーーーー!!」
「あ~あ。何だよ。『あな』って、せっかく自分で『ケツの穴』って言ったのになぁ?せっかく許してやろうかと思ったのに、残念だね。」
筆がユウダイの窄まりの真上に来た。

13.
「ぁああぁあああああーーーーーーー!!ぃ、、、、、ぃい゛い゛や゛ぁあああああーーーーー!」
断末魔のような叫びが真っ白な部屋に響いた。
ユウダイはヨダレを垂れ流したまま全身を痙攣させている。体全体が吹き出た汗で光り、少し褐色の体をさらに淫靡なものにしていた。額には玉のような汗がいくつも浮かび、汗で濡れて束になった細い髪の毛が、いくつかペタリと額についている。
「ぃ・・・・・ぎ・・・ん、、、、ぁあああーーーー!」
天を向いた幼いピンク色の秘穴は、とめどなく、危険な薬を垂らされ続け、魚の口のようにパクパクと開いたり閉じたりしている。ずっとそこに力を入れ、閉じた状態を保つことすら出来ないのだろう。その周りの大腿も汗で光り、痙攣している。
「どうだ?気持ちいいか?」
羽泉は上からユウダイに問いかける。
「お尻の穴もパクパク動いて、もっとほしいのかい?」
「いがっ!ぃがうぅーーーーーーー!ひゃらぁあああーーーーーー。」
「何が違うんだい?オチンチンもビクビクして気持ちよさそうだよ。」
ユウダイは半狂乱の状態だが、羽泉は薬をそのままの位置から垂し続け、焦燥感の根源は肛門だけでなく、陰嚢の裏側まで達していた。
「さてと。薬はこの辺でいいかな。」
そういうと、羽泉は筆をビンの中に戻し、ワゴンの上に戻した。
それでも薬の効果はすぐに切れず、ユウダイはクネクネと体を動かしたり、上半身を仰け反らせたりしている。
「ぁあああああああーーーーかゆぃ・・・・かゆぃいいいよぉーーーーー!」
「ははは。触ってほしいか?」
ユウダイは答えない。
「ガマンできるかな?」
そういいながら、また筆をとり、それで肛門をくすぐる。これ以上薬が追加されることは無いが、筆のなんともいえない柔らかさと冷たさにユウダイは狂ったように泣き叫ぶ。
「ぃ、、、、い゛や゛あ゛あああ゛あぁああ゛ーーーーー!」
「ほら。どうしてほしいかちゃんと言えよ。」
「んああぁあああーーーーー。お、、おしり、、、、おしりさわってぇえええええーーーーーー!」
「何だって?」
「おねがぃいいいーーーーーーお、、おしり、、、、おしりのあな触ってぇーーーーー!」
「何言ってんの?ちゃんと触ってるだろ?」
「ちがぅううーーーー!ゆびで、、、、、ゆびでぇえええーーーーーー!」
「エロいなぁ。ユウダイは。」
「おねがぃ、、、、、はやくぅううううーーーーーー!」
「指でねぇ。」
「お願い、、、、、おねがいだからあぁあああーーーー!」
足の指をギュッと丸め、体全体を揺らし、"人形台"がきしんでいる。
「そこまで言うなら触ってやるよ。ヘンタイくんのユウダイのために。」
そういうと羽泉は薄いゴム手袋をつけたまま、てかてかと光っているユウダイの肛門を指で撫ぜた。
「・・・ん・・ぁ、、、はぁああああ・・ん・・ぁ・・・・ぁあん、、、、、」
やっと求めていた指が焦燥を解消する。その快感にユウダイは顔をぐちゃぐちゃにして喘いでいる。泣きはらしていた目もトロンとなり、クネクネと動く腰はこの世のものとは思えない快楽を貪っている。
「気持ちよさそうだな。ユウダイ。」
羽泉の声も別世界からの声のように聞こえる。そして、焦燥が消えるとある欲求が沸き立つ。
――射精したい・・・。
確かに捕らえられた日の昼から今まで、丸二日は射精していない。高々二日・・・いや、この思春期の少年にとっては、二日間射精をしていないだけでも、睾丸に蓄積される精液の量が違う。ましてや、今まで散々体を弄くられているのだ。勃起しても皮に包まれているペニスはその隙間から大量の粘液を分泌し、上下に踊っている。
「いやらしいチンポだな。」
羽泉はそういうと、肛門を弄くる手を左手に交代させ、右手でユウダイのペニスをつまむと、皮を根元の方向へひっぱった。
「ひぃやあぁあああーーーー。」
亀頭の先端が数ミリ現れ、大量の先走り液が溢れかえった。
今まで空気に触れていなかった部分が露になり、快感が脳髄を直撃する。
皮は最後まで剥けずにその位置で停まったままだ。
「手を使っても最後まで剥けないのか。ますますカワイイなあ。」
羽泉の指が怒張している先端を触る。
「はぁ、、、、はぁ、、、、っ、、くぅ・・・・・。」
「おっと。危ない。これ以上触ったら出しちゃうな。」
羽泉はお見通しだ。射精の寸前になってその部分から手を離した。それはビクンビクンと脈打ったままだ。ユウダイ自身が分泌した透明の液体がクリーム色のゴム手袋をつけた指から糸を引いている。もちろんそれでも肛門を弄くる左手は止めない。
「ああぁあああああああ・・・・・・・。ぃやぁああああーーーーーーー!」
「このままイクまで触ってやると思ったか?」
ペニスを撫ぜていた薄いゴム手袋の感触が忘れられない。ユウダイの欲望の塊はビクビクと跳ね上がり、刺激を求めている。
「さわって・・・・さわってぇええーーーー!」
「どこをだよ?」
「あそ、、、、あそこ、、、、、、おねがいいいぃいいーーーー!」
「あそこ?」
「ここか?」
そういって、羽泉はさわさわと軽く陰嚢を撫でた。
「やぁあああーーー!ちがうぅ、、、ちがいます、、、、ち、、、ちんぽ、、、、ちんぽです、、、、ちんぽさわってぇえええーーーー」
「ふふ。従順になってきたなぁ」
陰嚢を撫でる手はとまらない。
「はやくぅ・・・おねがいです、、、、、ちん、、、ちんぽ、、、、、ちんぽをぉ、、、、、」
「ふふ。まあいいや。触ってやるからちゃんと『イク』って言えよ。」
「はいぃぃい。言います。いいますからぁああーーーーーはやくぅーーーーーーー!!」
ユウダイの言葉に羽泉はニヤリと顔をゆるませ、右手をユウダイの亀頭の先端につけた。そして、そのまま、円を描くように、人差し指を亀頭の形に添わせてクルクルとまわした。
「はぁ、、、ん、はぁ、、っん、、、ぁあ、、、、ぁぅ・・・・・。」
再びこみ上げる快感にユウダイはペニスだけでなく、体全体をビクビクと震わせる。快楽に溺れ、涙をヨダレをダラダラとこぼしている顔はもう、連れてきたときの颯爽としたそれではなかった。
そして、羽泉はとどめだと言わんばかりに、剥けきらない包皮の上から亀頭を扱きあげた。皮がクニクニと上下し、それが引き金となった。
「い゛っ、、、、い゛っ、、い゛ぐぅ、、、、い゛ぐぅうううーーーーーーー!」
ついにユウダイは絶頂を向かえ、大量の精液を自らに降りかけた。散々体中を弄くられた後だ。白いミルクは顔にまで飛び散り、胸、腹、といったツルツルのまだ子どもらしい綺麗な肌までも穢していた。
「ぁあああぁあああああああ・・・・。いやぁ・・・・・・。」
ユウダイは、快感と、やっと射精できたという安堵感、そして無理矢理悶えさえられ卑猥な言葉まで言わされた屈辱感に泣き崩れていた。射精後の強烈な快感で、まだ小さく脆そうな体はビクビクと小刻みに震えている。
「ははは。気持ちよかったか?別に『イク』って言わなくても射精できたのにな。俺の言うことを聞かなくてもよ。従順になってきた証拠かな?」
「ひぃ、、、んっ、、ひぐっ、、、ぁああああぁぁぁぁ・・・・・・。」
ユウダイの両目からはとめどなく涙が溢れ続けていた。

14.
「貴様、今日、あの薬をユウダイに使ったようだな。」
「はい・・・。」
赤い絨毯と豪華な照明が煌く部屋。ここ、ビル最上階の部屋の主人がソファの上で憤怒していた。
「ふざけるな!私があの子に服を与えていたことが何を意味するか、お前のような能力の高い人間なら分かるはずだろう!」
「・・・も、申し訳ありませんでした。榊原様。」
「謝っても遅い!お前はあの子の担当から外れてもらう。」
榊原は持っていたペンをトントンと手の甲に当てながら言う。
「ま、待ってください。」
「・・・なんだ?私に口答えするのか?」
「い、いえ。」
「それとも何か?あの子に欲情しているのか?」
「それは・・・。」
「図星だろう。お前は自分の欲求と仕事は分けて考えられる人材だと思っていたんだがな。正直、お前には失望したよ。」
「・・・申し訳ありません。」
「まあいい。お前は、ユウダイの担当からホール担当に変更だ。」
榊原は口調は緩やかに厳しい命令を下した。
「・・・お願いです。それだけは考え直していただけませんか。」
「ダメだ。仕事に私情をはさむような人間にユウダイを任せられると思うか。」
「しかし・・・。」
「くどいぞ。さっさと仕事に戻れ!」
「・・・はい。・・・分かりました。」
羽泉は一礼すると、トボトボと俯きながら眩しすぎる部屋を出た。
・・・・・・・・

ユウダイは夜になってもベッド上でうつぶせになって泣き崩れていた。
人前で卑猥な言葉を連呼しながら自らの身体の上に大量の精子をぶちまけた屈辱の瞬間が頭から離れない。
――「どんな辱めを受けても、心は絶対に屈服しない」という昨日の誓いがこんなにも簡単に崩れるなんて・・・。
――ちがう。そもそも、なんで俺がこんなことを誓わないとだめだったんだ。何も悪いことなんてしてないのに・・・。
――いや、そんなことより家に帰りたい。友達は心配してくれているかなあ。
次々といろんなことが頭に浮かび、ユウダイは涙を止めることが出来なかった。
無音の空間にとめどなくあふれ出す自分の嗚咽がうるさい。
――そういえば、誘拐されてもう二日たったんだ。そろそろ騒ぎになるんじゃないかな。警察も捜索にのりだしているかも。
ふっとそんな考えがユウダイの頭をよぎった。
しかし、すぐに、『こちらから身代金要求をしなければ警察が動くわけ無いだろう』という榊原の言葉が甘い考えをさえぎった。
確かに、榊原が外に向けて何らかのアクションを起こせば、犯罪に巻き込まれたと分かる。しかし、榊原が何もしなければ・・・。助かる可能性は限りなくゼロに近い。
――やっぱりダメだ・・・。
ガチャッ
ユウダイがそんな思いをめぐらせていると、突然ドアが開いた。
ユウダイはその音に驚いて跳ね起き、入ってきた男をにらむ。その容姿から調教師だということは分かった。
「初めてにしては今日の調教はハードだったらしいな。」
男は開口一番そういいながらユウダイのほうへ近づいてきた。
「ヒイヒイよがりながら射精したんだって?東条のエリート中学生もただの淫乱なエロガキなのか?」
そういうと男はベッドの上に座っているユウダイの下あごをもち、顔を覗き込む。目を真っ赤にして、泣きはらした顔が惨たらしい。
「ああそうだ。自己紹介がまだだったな。俺の名前は白崎だ。羽泉は担当から外されて、これからは俺がお前の担当になった。よろしく。ユウダイくん。」
白崎と名乗った男は薄い布一枚を被っているだけのユウダイの身体を見ながら言った。
そんな言葉にもユウダイは表情を変えず首を動かし、小さな下あごを掴んでいる手から離れる。
「ふん。生意気な奴だ。これはまた調教してほしいみたいだな、ユウダイくん。」
そういうと白崎は、今度は、薄笑いを浮べ、無骨な手のひらをユウダイの頬に当て、親指を動かしてスベスベの肌を撫ぜた。
「・・・さわるな!」
この男も榊原や羽泉のように自分を欲情の対象として見ている。ユウダイは、吐き気がする気持ち悪さに襲われ、頬に触れる手を右手で払いのけた。――と思った。
パーン
白崎は、払いのけようとしたユウダイの手をガッチリと掴むと、もう一方の手でユウダイの頬を打っていた。
ユウダイの白崎を睨んでいた顔が突然の痛みと恐怖に呆然となり、表情を失う。
そして、白崎はがばっと片手で柔らかい頬を持ち、ユウダイの顔を掴んだ。
「なめるなよ、小僧。俺は羽泉のように優しくない。」
目の前にある顔は羽泉や榊原のそれとは違い、目を大きく見開いて、自分の目を睨みつけている。そしてそれは、自分の目からスーッと恐怖が入ってくるような錯覚を感じさせた。ユウダイはあまりの恐怖に目を閉じることが出来ない。
「怖いか?」
生暖かい息がユウダイの顔面にかかる。
「まあ今はあいさつに来ただけだからなにもしないさ。明日を楽しみにしていろ。」
白崎は恐ろしい形相で脅すようにそういうと、ユウダイの顔から手を離し、部屋から立ち去った。
ユウダイは解放されても、恐怖で身体の力が抜け、部屋の明かりが消灯されてからも、震えが止まらなかった。

15.
時計も何も無い部屋では時間の感覚を感じることが出来ない。ただ、二日過ごして、ある時間になれば自動的に部屋の明かりが点消灯するということに、ユウダイは気づいた。
ユウダイは眠りから目を覚まし、ベッドから起き上がった。部屋の明かりはついている。
昨日散々弄繰り回されたが、意外にも疲れは少ない。ユウダイはベッドから降りると、何か目的があるわけでもなく、ペタペタと裸足の足で部屋の中を歩き始めた。
部屋の真ん中にポツリと置いてある"人形台"。乗った者の動きを完全に拘束し、自由に屈辱的な格好にさせる悪魔の台だ。
ユウダイは二度も自分を拘束したそれに近づくと、ゆっくりと手を触れた。乗せられたときは必死で気づかなかったが、意外にしっかりとした素材で作られていることが分かった。そして、四肢のあらゆる所には鉄と皮でできた拘束具が取り付けられている。肌に触れるところは皮で、それと"人形台"を繋ぐのは鉄。
台の素材もだが、拘束具に関しても、乗せられた人間をむやみに傷つけないつくりになっていた。
「どうした?それが気に入ったのか?ユウダイ。」
突然ドアが開き、男の声が聞こえた。
「残念たが、今日はそれは使わないぞ。」
ユウダイが振り返った先にいた男は白崎だった。
「今日はお前にここでの生活の基本を教えてやる。」
そういいながら、白崎は"人形台"のそばに立っているユウダイに近づく。
「本来は昨日、羽泉が教える予定だったんだが、違うほうに走ったようだからな、1日遅れで今日になった。」
口調は穏やかだが、昨日のこともある。ユウダイは顔を強張らせたまま、目をそらせず、白崎の話を聞いていた。
「さてと、いきなりだが、まずは基本からだ。『調教が始まれば全裸になること。』」
白崎は目の前で固まっているユウダイに言う。
「ほら。聞こえなかったのか?その薄っぺらい服を脱げ。調教は始まっているぞ。」
白崎は榊原よりも羽泉よりも怖い。しかし、ユウダイはどうしても自分から全裸になることは出来なかった。
「早く脱げ。ペナルティがつくぞ。」
「・・・い、いやだ。」
ユウダイはギュッと薄い布の裾を握り締め、後ずさる。
「自分で脱がないのか?」
「・・・そんなこと、、、、、、やるわけない・・・。」
ユウダイが首を振って脱衣を拒否すると、白崎は楽しそうに顔をほころばせた。
「ほう。そうか。それならペナルティ1だな。」
そういうと、白崎は無理矢理ユウダイに掴みかかった。
「や、やめろっ!やめろっ!」
ユウダイは魔の手から逃れようとするが、ものすごい力で引っ張られる。
「ほら。動くな。」
白崎は腕を引き、ユウダイを近くに手繰り寄せると、その華奢な腕を片手でひとまとめにし、上にあげた。さらに、首の後ろに右手をまわし、ジッパーを掴む。
「・・・くそっ。はなせっ。はなせよっ!」
「まったく。ここまで反抗するやつはほんとに珍しいな。」
ユウダイは必死で暴れるが、白崎は余裕の表情で、ジィーーとジッパーを最後まで完全に引きおろし、手早くユウダイの手から布切れになったものを抜き取った。そして、毛も薄く、亀頭はぷっくりと膨らんでいるが、まだ包茎のペニスもその瞬間、露になる。
「返せっ。ヘンタイ野郎!」
服を抜き取る際には、手の拘束は一旦解放される。ユウダイは全裸にされても、股間の大事な部分はすぐに手で隠し、解放されよろけそうになった身体のバランスをとった。
「ふふ。丸裸で股間を隠す。カワイイ姿だねえ。」
白崎は、顔を赤らめ恥ずかしそうに少し内股で立っているユウダイに向けて、真正面からねばっこい視線を上から下まで何度も往復させる。
「しかしだ。これも基本だが、『全裸になった奴隷は性器を隠してはいけない。』その手をどけろ。」
「・・・・・・い、いやだっ。お前らの命令なんて聞くわけ無いだろ!」
「あ~あ。悲しいねえ。もう一度聞く。その手をどけろ。ペナルティがつくぞ。」
「・・・・・さっきから、、ペナルティ、ペナルティって、言ってるけど、、、、俺はそんなんで言うことなんて聞かない・・・!」
「残念だ。」
白崎は薄ら笑いを浮べながらそういうと、ユウダイの華奢な腕を掴んだ。
「ほら。隠すな。お前はもう奴隷だ。ここの規則にはしっかり従ってもらう。」
「や、、やめろっ、やめろってぇーー。」
ユウダイはすでに声を上ずらせながら抵抗するが、羽泉のときと同じように、どんな攻撃をしても白崎はサイボーグのごとくびくともしない。
結局、恥部を隠していた手はあっさりと後ろに回され、おとといのように手錠を掛けられた。そして、ガチャリという音が鳴ると同時に白崎に突き飛ばされる。
「ああっ・・いてっ。」
後ろ手に拘束されバランスの取れない身体は簡単によろけ、ユウダイは尻餅をついた。
「くそっ。はずせっ。これはずせよ!」
倒れたユウダイはそのまま身体を横に傾け、両足をぴたりとつけるように組み、できるだけ局部を見せないような格好で、カチャカチャと手錠を鳴らす。
「はははは。どんなにがんばっても、手を使わないと恥ずかしいところは隠せないぞ。隙間から恥ずかしいチンポが覗いてるなあ。」
そういいながら、白崎は、顔を紅潮させ、健気にも何とか恥ずかしいところを隠そうとしている少年を見下ろした。

16.
「さてと、このまま命令してもお前は絶対従わないだろうから、ペナルティがどういったものかを教えてやる。」
そういうと、白崎は、手錠の金属音を鳴らしながらモジモジと股間を隠す努力をしているユウダイの髪の毛を片手で掴んだ。
「痛っ。やめろっ。は、はなせよぉっ。」
「ほら立て。」
白崎が髪の毛を引っ張ると、痛み耐えられず自分の意思に反して膝立ちになり、その方向へヨロヨロと身体が動いてしまう。さっきまで必死に隠していた股間は痛みに負け、あまりにも簡単に公開された。
「痛いっ。痛いっ。立つからやめて。」
ユウダイは許しを乞うが、後ろ手に拘束された状態では上手く立つことが出来ない。白崎は、髪の毛を掴んでいた手を離し、ユウダイの後ろに回ると、両手で、膝立ちになったユウダイの両肩を持つようにして無理矢理立たせた。
「ほら。じっとしてろよ。」
白崎はそういうと、左腕をぐいっとユウダイの首に回し、しっかりと脇で固定する。そうしながら、右手でポケットからなにやら黒色のリング状のものを取り出した。
「これ、なんだと思う?」
白崎はそういいながら、右手に取ったものを後ろからユウダイの目の前に近づけ、見せ付ける。
「・・・な、、、何?」
ユウダイは息苦しそうに少しくぐもった声でそう言った。カワイイ少年の今にも泣きそうな声が、身体をぴったりと脇にはさんでいるため、耳元に聞こえるだけでなく、骨伝導でもぼやけて響いてくる。白崎は思わず顔をニヤつかせてしまった。
「ペニスリングだ。ペニスリング。」
「・・・なに、、、、それ。」
「ははは。これはこうやって使うんだ。」
白崎はそういうと、ペニスリングを右手に持ったまま、不安で顔を歪ませているユウダイのペニスをつまんだ。
「いやっ。何すんだ!やめろよっ!」
「暴れるな。大人しくしろ。」
ユウダイは身体の動ける部分をばたつかせて抵抗するが、白崎に首を締められ、すぐにそれもできなくされる。
あっという間に黒いペニスリングはユウダイのペニスの根元に取り付けられた。
「ほらできた。カッコいいだろ。」
そういうと、白崎はユウダイの身体を解放した。首を絞められ、力が抜けていたユウダイは、地面に崩れ落ち、仰向けに倒れ、はぁはぁと肩で息をしている。
そして数秒後、ユウダイが、ああっ、と声を上げた。
「どうした?ユウダイ。」
「いやっ。なにこれっ。俺になにつけたんだよ!」
ユウダイはそういいながら、クルリと身体を翻し、うつぶせになろうとする。しかし、白崎はすべてお見通しだというように、ダメだ、といいながら、ユウダイの足元にしゃがむと、両手でユウダイの両足を掴み、それをさせない。
「やだっ・・・いやっ・・・・みるなぁーーーーー!」
そういいながら、ユウダイは何とか股間を隠そうとするが、後ろ手に拘束された上半身だけを左右にくねらせるだけで、白崎に見られながらペニスリングを付けられたペニスをムクムクと膨らませていった。
「ははは。ヘンタイだな。ユウダイは。こんなのチンポに付けられて、気持ちいいのか?」
「ちがっ。ちがうぅ、、、、、これ、勝手に・・・・・・。」
「勝手じゃないだろ?気持ちいいから勃つんじゃないのか?」
「いやぁ・・・ちがうっ。ちがうから、、、みるなってぇーーーー!」
ユウダイはかぶりを振って必死に否定するが、ペニスはビクンビクンと確実に大きくなり、仰向けになった身体の上で上下運動をしている。
「ほらほら。何が違うんだよ。包茎のチンポ振って悦んでるじゃないか。」
「いや・・・いやぁあああーーーーーーー!」
ユウダイはペニスに芯が入っていくところを最初から最後まで見られた羞恥に顔を真っ赤に染め、目を潤ませた半泣き状態になっていた。
「いやぁあ・・・・みるなぁーーーーー!」
「ああ、もうめんどくせぇから、次の説明行くぞ。」
白崎はユウダイの叫び声も無視し、両足を押さえつけたまま話し始める。
「まず、この特殊樹脂製のペニスリングは、お前らが調教中だっていう証で、ホールに行くまで調教中はずっとつけたままだ。で、よく見るとディスプレイがあって、そこに数字が書いてあるが、これは、このペニスバンドの締め付けの強さだ。強さは1~10まで変えられるようになっている。ちなみに、今は5。自分の指で軽く握ったぐらいの強さだ。」
白崎はそういいながら、わずかに見える亀頭の先端に水玉を作り始め、破裂しそうなペニスを持って説明する。
「それでな。俺たち調教師の言うことを聞かなかったら、ペナルティとして、これの締め付けレベルを一個上に上げる。」
ユウダイは勃起したペニスを持たれたことで、身体を激しく動かすことが出来ず、ハアハアと息を荒げながら、説明を聞いていた。
「ところで、ユウダイ?お前にはもう二回のペナルティがあったよな?」
それを聞いたユウダイは、顔を引きつらせた。
「ほら。2レベル上げるぞ。」
「・・・・・いやっ・・・まって、、、、そ、そんなの聞いて無い、、、、ひどいってぇ。」
「『俺はペナルティなんかで言うことなんて聞かない』って言ってたのはどこの誰だ。」
そういいながら 白崎はペニスから手を離し、胸ポケットから名刺サイズの小さなリモコンを取り出した。
「赤外線のリモコンだ。このボタンを押したら、一つレベルがあがる。覚悟するんだな。」
白崎は、リモコンの赤いボタンに触れながら、それを仰向けに倒れているユウダイに見せつける。
「いや・・・いやぁ・・・・押さないで・・・・・。」
「ダメだ。」
白崎が言葉を発した瞬間、ひいっ、という声があがった。同時に根元の圧迫を強められたペニスはビクビクと跳ね、先走りの液を滲ませる。圧迫が強くなれば、性器に走る快感も強くなるのだ。
「・・・・うっ・・・・・ぁぁう・・・・・・これだめぇ・・・・。」
「まずは、1レベル。よし。もう1レベルいくぞ。」
「・・・・いやっ・・・・だめっ・・・・・ひどいってぇ・・・・。」
「言うことを聞かなかったお前が悪い。」
そういうと、白崎は容赦なくさらにボタンを押した。
「ひっ・・・いやぁあーーーーー!」
「そんな大げさに声を上げるな。そこまでつらくは無いはずだぞ。」
そういうと白崎はユウダイを解放し立ち上がる。解放された瞬間、ユウダイはまた足をクネクネと動かし重ねたりと必死で股間のものを隠そうとしていた。
「ほら。じゃあまず一つ命令して、言うことを聞くかテストしてやる。」
そういうと、白崎は片手にリモコンを持ったまま、いやらしい顔を浮かべて仰向けのユウダイを見下ろす。
「いくぞ。まずはそのみじめったらしくチンポを隠そうとしている股を開け。」
「そ、、、、そんな・・・。」
「早くしろ。出来ないなら命令を無視したってことになるぞ。」
「お、、、おねがい、、、、それだけは、、、ゆるしてぇ・・・。」
「うるさい。5秒以内に言われたことをやれ。ほら。5、4、3、2」
白崎の顔は本気だ。
「ま、まって。やるっ。やるからぁ・・・。」
ユウダイは悔しそうに言うと、唇をかみ締め、クネクネと動かしていた下肢を止める。そして、じわじわと股を開き始めた。すると、勃起したままのペニスだけでなく、太腿に隠れていた薄茶色い陰嚢までもが少しずつ露になる。
「ほら、もっとがばっと開けよ。」
「ひぃ・・・・。」
ユウダイは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、言われたとおりに大きく股を開いた。よほど恥ずかしいのか身体をプルプルと震わせている。
「まだ開くだろ。『これでいいかな』なんて思うな。なめたまねするとボタンを押すぞ。」
「ぁぁああぁああああ・・・・・」
白崎に指摘され、ユウダイはこれでもかといわんばかりに仰向けのまま限界まで足を開いた。その真ん中では勃起したペニスが、下腹部の上にビクビクと先走りを垂らしている。ユウダイの目からはもう涙が溢れ、目じりから、顔の横へダラダラと零れていた。
「ふふ。従順になってきたな。いいか。そのままの姿勢を保つんだぞ。」
「ぁぁああぁあぁああ・・・・・・・いやぁ・・・・・。」
ユウダイはまたも力に屈服し、それでも『自分の意思』という形で、大股開きの格好で勃起したものはおろか、しわしわの陰嚢までも人前にさらけ出したことに消え入りたいような羞恥を感じるが、抵抗は出来なかった。

17.
「さて、ここでもう一つ、基本規則を教えてやろう。『奴隷は許可が無ければ射精は禁止』だ。ここではどんなことがあっても、許可無く射精することは許されていない。」
白崎はそういいながら全開にしている股の真ん中でそそり立つユウダイのペニスを足蹴にした。
「ひいっ。いやぁ・・・・。」
「ほら。そんなに先走りを出してるが大丈夫か?ペニスリングをしてるからって安心はできないぞ。寝るときは必ず外されるからな。一回でもイッてたら、外した瞬間に精子が零れる。精子が一滴でも零れたら"射精"すなわちアウトだ。」
「・・・・・・そ、、、、そんなこと、、、するわけない・・・・。」
「はははは。そうか。でもな、エロい液でヌルヌルのチンポはビクビク震えてイキたそうだぞ。」
「・・・ちがう。」
ユウダイは真っ赤になっている首を横にふり、必死で否定する。
「ふっ。まあいい。そんなことより、足が閉じてきたぞ。ちゃんと開け。」
白崎は足でユウダイのペニスを嬲りながら、目ざとくユウダイの身体の動きを見つけ指摘した。
「早くしろ。命令違反でボタンを押すぞ。」
「・・・ぁああああ・・・いやぁ・・・。」
ユウダイはボタンに脅され屈辱的な命令に従い、泣き濡れた顔を歪ませながら少し内股になっていた足をぐいと開いた。
「よし。ではあともう一つ規則を言うぞ。これが奴隷にとって一番大事な規則だ。『奴隷は誰に対しても敬語をつかわなければならない』さっきから聞いていたが、お前は一度も俺に敬語を使っていないな。これまでのは許してやるから、これからは俺に対して敬語を使え。」
「・・・な。・・・誰がお前みたいな変た・・・。」
「ちゃんとできるか試すぞ。『白崎様、調教をおねがいします』と言え。」
ユウダイが言い終わる前に命令が飛ぶ。
「・・・・・そ、、、そんなこと、いうわけないだろっ・・・・。」
「言うことが聞けないのか?ペナルティでレベルを上げるぞ。」
ここで敬語を使ったら、こいつらに完全に屈服したことになる・・・。そう思うと、どうしても屈辱的な言葉は言えなかった。
「・・・・・・か、、、かってにしろよ・・・。」
「いいのか?これが最後だ。」
ユウダイは白崎の問いに答えず、目を閉じて顔を横にそむけた。
その瞬間、レベルがまた一つ上がった。
「いやぁあああああーーーー!」
「愚かな奴だ。今レベル8だぞ。もう尿道はほとんど閉じてるだろうな。」
「ほら。もう一度試すぞ、『白崎様、調教をおねがいします』と言え。」
「・・・・・いやぁ・・・・やめてぇ・・・・・。」
「やめて?」
「・・・・あっ。・・・いやっ。・・・・・や、やめ、、、やめて、、、、ください・・・。」
ついにユウダイの口から敬語が漏れた。限界まで開かされた足の震えは、無理な体勢によるものでなく、羞恥と屈辱によるものだろう。
「ほら。やめてもらうにはどうしたらいいんだ?」
「・・・・・・ぁああ・・・・・・し、、しらさきさまぁ・・・・。」
「何だ?」
「し、しらさきさま・・・・・ちょ、、、ちょうきょうを、、、、、、、おね、、おねがします・・・・・・。」
「聞こえない。またレベルを上げるぞ。」
「ひっ・・・・・やめてっ・・・・・・。」
「おい。敬語じゃなくなったぞ。」
白崎はそういうと、またボタンを押した。さらにペニスは圧迫され、苦しそうに下腹部の上で上下する。それでも、圧迫が強くなれば、快感は確実に強くなった。
「ぁひぃーーーー!やめて。やめてくだざいぃーーーーー!」
ユウダイは思わず身体をのけぞらせながら哀願する。
「規則に違反したからだ。おそらくもう尿道は完全にふさがったぞ。」
「・・・・ぁあぁぁあ・・・・ごめんなさい、、、、ごめんなざい・・・・。」
「ほら。ちゃんと大きな声で言え。」
「・・・・・ぅぅ・・・・ぁぅ・・・。・・・しらさきさまっ。・・・ちょ、ちょうきょうをおねがいしますっ」
「まだ声が小さいぞ。」
「ぁあっ・・・・しらさきさまっ。ちょ、ちょうきょうをおねがいします!」
「まだだな。もう一度。」
「しらさき様!ちょうきょうをおねがいします!!」
羽泉に続き、白崎にも泣きながら何度も何度も屈辱的なセリフを言わされ、ユウダイは自尊心の欠片をまた一つ奪われていった。

18.
ユウダイは、後ろ手に手錠で拘束され、異様に眩しいステージの上に立たされていた。客席側は上映前の映画館のようなオレンジ色の弱い明かりだけだが、ステージ上の天井の両端には、白く強い光を放つ、手術室にあるような光源が二つついていて、俯いているユウダイの身体を明るく照らしている。強烈な光は、薄い布だけを身にまとっているユウダイの身体を、肌色が分かるか分からないかというところまで透かし、それだけで淫靡な光景に見えた。
ステージはそれほど高いものではなく、幼稚園のそれと同じくらいの高さ15センチ程のものだ。そして、ステージと客席の距離は非常に近く、最前列では、ユウダイの身体が目の前1mほどのところにあるという状態だった。
「皆さん、よくぞ集まってくださいました。それでは、これから、私の担当の奴隷、"上手河ユウダイ"のお仕置き、"公開調教"を開始いたします。」
白崎の声が会場に響くと会場から拍手が沸き、公開調教が始まった。
会場はビルの内部にある一室で、ユウダイの通っていた中学校の教室よりも少し広いぐらいの場所だ。客席には、手の開いている調教師、調教中の一部の奴隷20 体とそれらを担当する調教師、そして、オーナーの榊原、総勢50ほどの人間と奴隷が座っている。奴隷たちは皆、ユウダイと同じ薄い服を着ていた。
拍手が止むと、白崎はユウダイの肩を掴んだまま、お仕置き、"公開調教"となったいきさつを説明した。
白崎の説明によると、レベル9にまでペニスリングを締められたあと、敬語を使うというところまではいったのだが、どうしても、白崎の前で自慰行為をするという命令には従わなかったのだという。結局、そのせいで、レベルは10となり、公開調教が決定したようだ。公開調教が決定してから準備が整うまでの二日間は、ユウダイへの調教は無く、不思議に思っていたユウダイは、今日、突然に『公開調教だ』と言われ、無理矢理この部屋につれてこられた。
「まったく。公開調教を受けさせられるとは・・・。君もよくここまで抵抗したね。」
さっきまで客席側に立っていた榊原が低いステージに上がり、そう言う。
「これで三回目かな。公開調教が開催されるのは。普通はおちんちんに輪っかを付けられたら、従順になるんだけどねえ。オナニー程度も出来なかったのかい?」
榊原は薄ら笑いを浮べながら、これから何をされるのだろうと恐怖しているユウダイの頬を撫でた。
「まあ、準備は面倒だが、奴隷たちの見せしめにもなるし、この後の君の調教もスムーズにできるだろう。」
榊原はユウダイの頬にあった手をそのまま下あごに動かしながら言う。
そして榊原が、始めろ、と短く言葉を発すると、白崎がユウダイの腕を掴んだ。
「・・・・いやだっ・・・・・やめろっ。さわるなぁーーー!」
抵抗するユウダイを無視し、白崎は手早く後ろ手に拘束している手錠を外すと、両手でユウダイの手を掴み、バンザイの格好に吊り上げる。そして、そのまま客席に背を向けるようにユウダイを立たせると、榊原様お願いします、と言った。その言葉を聞いた榊原はうれしそうに口元を緩ませ、ユウダイの首の後ろについているファスナーを一気に引きおろす。すると、ユウダイの背面がむき出しになり、まだ筋肉のついていない柔らかそうな背中だけでなく、ぷりっとした小ぶりの尻までもがすぐ近くの客席に向かって晒された。
「ぁああ。いやっ。やめろぉーーー!」
ユウダイは暴れるが、白崎に両手をつかまれているため、全く抵抗にならない。
「可愛い真っ白なお尻だ。」
ごつごつとした手が柔らかくスベスベの尻を撫で回す。
「さてと。悪い子にはお仕置きだ。」
榊原はそういうと、平手でユウダイの剥き出しの尻を叩き始めた。
パンッ
ああーーーっ。
パンッ
いやぁーーー。
規則正しく打ち込まれるそれによって、叫び声をあげるユウダイの尻たぶはすぐに真っ赤に染まる。
パンッ
やめてぇーーーっ。
パンッ
ぁあああーーー。もう、ゆるしてぇーーーっ。
ユウダイは、尻に響く痛みと、人前で生の尻を叩かれる恥ずかしさに、足をガクガクと震わせ、十発ほど打ち込まれると、恥も外聞も無く、ヒィーと叫び声を上げて泣き崩れた。
「ふふ。人前でお尻を叩かれるのは恥ずかしいか?まあこれぐらいにしといてやろう。」
ユウダイが泣き声をあげると、榊原は尻を打つ手を止め、今度は身体に残った布切れを剥ぎ取り始める。
榊原がはだけた服を脱がせ始めると、白崎も手伝い、ユウダイはあっさりと生まれたままの姿にされた。
「いやぁあああーーーーーー!」
つかまれている両手を振りほどこうと、必死で腕を動かすが、白崎はユウダイの両手をあげたまま、あっさりとユウダイの身体を反転させる。
「いやぁあああーーーー。みないでぇーーーーー!」
ユウダイの抵抗もむなしく、その無駄毛のない綺麗な裸体はおろか、股間につけている少年の証も、目の前の客席にむかってさらけ出された。
「いやっ。・・・お、おねがい、、、おねがい、みないでぇーーーーー!」
ユウダイは、今まで散々裸を見られていたが、大勢の人間の目の前で全裸にされたのはこれが始めてだ。奴隷とはいえ服を身に着けた自分と同じくらいの年齢の少年たちもいる。そんな衆目の前で自分だけ真っ裸にされ、性器まで晒しているという恥ずかしさに、ユウダイは可愛らしい顔を真っ赤にし、足をばたつかせ、必死でその視線から逃げようとしていた。しかし、公開調教は抵抗する奴隷のプライドを徹底的に剥ぎ取る目的を持っている。この程度で許されるはずなどは無いのだ。
「ほら。お前の裸、しっかりみてもらえ。」
白崎はそういうと、ユウダイの手を片手ずつもち、バンザイするかたちに大きく広げる。さらに後ろから膝でユウダイの腰の辺りを押し、股間を突き出すような格好にさせる。ユウダイの股間は観客の目と鼻の先というところまで近づけられ、性器を観察される形になった。
「いやっ・・・いやぁあああ・・・みないで。みないでぇーーー。」
「まったく、中学三年生の癖に、人前でそんなに大声を出して泣くなんて、恥ずかしくないのかな?」
ユウダイはあまりの羞恥に小刻みに身体を震わせながらかぶりを振り、目を閉じるが、観客の吐息がわずかに性器にあたり、その存在を感ぜずにはいられない。玉のような涙がとめどなく溢れ、ユウダイの頬をつーっと伝った。
「ははは。みんながお前の包茎チンポを見ているぞ。」
榊原はそういいながら、全裸で立ったまま腕を伸ばされているユウダイの身体を嬲り始めた。無骨な手は乳首を中心にスベスベのわき腹や背中といった上半身を這っている。
「ぁああ・・・・・いやぁ・・・・・。」
ナメクジが剥き出しの背中を伝うような悪寒を感じ、ユウダイは首を振り続けるが、それで榊原の手は止まらなかった。
「ほら、目を開けろ、調教が始まったら何つけるんだ?」
そういうと、榊原は抵抗の無い滑らかな肌を撫でながら、ポケットから黒色のリングを取り出した。
「・・・やっ・・・・それ、、、それだけはやめてください・・・・・・。」
ユウダイは薄目を開け、目の前に突き出されたおぞましい淫具を見ると、顔を強張らせ許しを乞う。
しかし、榊原は、「ダメだよ。」と、穏やかな口調でそういうと、ユウダイのペニスを手に取った。
「強さは・・・そうだな、5にしておくか。」
「おねがいします。おねがいですから・・・それだけはやめてぇーーー。」
ユウダイの哀願にも榊原はニヤっと笑みを浮かべただけで、聞き流し、ペニスの根元にリングを装着した。
「ぁっ・・・・・いやっ。いやぁああ・・・・・・。」
リングの効果はすぐに発揮される。
リングは射精を許さないものというイメージがあるが、実際はペニスが萎えることを防ぐものだ。このリングもユウダイのペニスに確実に刺激を与えた。
「ぁああああ・・・・・・いやぁああぁあ・・・・みないでぇーーー。」
ユウダイは動かせる腰をクネクネと捩りながら何とか勃起させないようとするが、自分の意思でどうにかなるものではない。ビクビクと確実に膨らみながら、頭をもたげていった。
「ははは。嫌がっているフリをしても、ペニスは気持ちいいと言ってるみたいだな。ユウダイ。」
「ちがっ・・・・ちがぅぅ・・・・・。」
ユウダイは必死で否定するが、ペニスは完全に勃起し、すでに先走りも、わずかに見える亀頭の先端に滲ませ始めていた。
そんなユウダイの惨めな姿に、客席からは、淫乱な奴隷だ、などと罵声が飛び、調教中の奴隷たちは同年代の少年が嬲られる姿を震えながら、それでも視線をそらさず食い入るように見ていた。

19.
ユウダイのペニスが勃起し、"準備"が整うと、榊原と白崎は二人掛りで、今までユウダイが立っていた場所より少し下がったところにユウダイの身体を拘束した。
そしてこの拘束は、"人形台"のものと、肌に触れる部分は皮でできているといういうこと以外は全く別の様相を呈している。
まず、大きな特徴としては、その拘束具が鎖でつながっている先が天井だということがあげられるだろう。
ユウダイは、一人がけのソファーよりも一回り大きい、肘掛つきのイスに乗せられ、両手は、束ねた格好で天井から吊られている。
そして、膝と足首にも枷が付けられ、それも天井から吊られているのだが、その格好は尋常ではない。股をこれでもかという具合に開いた状態で、膝に付いた枷がユウダイの下肢を持ち上げ、それを支えるように、太腿は肘掛の上に乗せられている。足首は身体への負担を軽減するためだけに、軽く天井からぶら下げているという格好だ。そして、上体は背もたれに倒れこまされ、全開にされている股間を突き出すような姿になっている。
「ほら。どうだ?この格好は、お前の恥ずかしいところが全部丸見えだ。」
榊原は拘束されたユウダイの耳元でささやき、羞恥心をあおる。
M字の形で大股を開き、泣き顔や滑らかなスベスベの脇の下、勃起しても剥けない性器はおろか、薄ピンク色の肛門の窄まりさえも、目の前の観客、真正面の位置の晒す。確かにその格好は、二次性徴期の多感な少年にはあまりにも惨いものだった。
「いやぁーーーみないでっ。おね、、、おねがいいーーーーー!」
ユウダイは身体が蒸発しそうな羞恥に身体を捩り、股を必死で閉じようとしているが、ほんのわずかな"遊び"の部分が動くだけで、股間の全容は丸出しのままだ。ユウダイが動くたびにチャリチャリと鎖のわずかな金属音が鳴るが、それがまた榊原や調教師たちには小気味よかった。
「ほらほら、そんなに身体をくねらせてもダメだよ。」
そういいながら榊原はユウダイの真正面に立ち、じっくりと粘ついた視線でユウダイの身体の細部を観察する。榊原がユウダイを裸にしたのは、これで三度目だが、榊原は何度見てもその綺麗な身体にうっとりとしてしまっていた。
「おちんちんが勃っちゃってるから、しわしわのタマタマも全部見えるなあ。」
そして、そんなこと言いながら、観客によく見えるように自分の身体を横にずらすと、榊原は、ユウダイの陰嚢を右手で掴み、手のひらで転がし始めた。
「いやっ・・・・・さわるなっ。・・・あっ、、、おねがい・・・。やめてぇ・・・・・・。」
ユウダイは許しを求める声をあげるが、それは榊原をさらに昂ぶらせた。
「ははは。中にはビー玉が入っているなあ。」
少年にとって最ももろい部分を玩具のように弄くられる屈辱にユウダイは目をギュッと閉じ、歯を食いしばって耐える。
「・・・・んっ。・・・あぁっ。」
しかし、榊原の手つきがこね回す動きから、袋をサワサワと撫ぜる動きに変わると、ユウダイは甘い声をあげ始めた。
「・・・はぁ・・・・・・っ・・・・・・・はぁ・・・・・・ぁあん。」
「ははは。気持ちいいのか?」
「・・・・・・・・ちがうぅ。」
ユウダイは否定するが、身体は与えられた快感に確実に反応している。ペニスはビクビクとさらに先走りの液を腹に零し、身体は小刻みに揺れ、イスはギッギッと軋んでいるのだ。そして、榊原の手の動きに合わせて、あっ、あっ、と声が漏れる。
「こらこら。嘘ついちゃダメだろ。すごくエロい声を出しているんだからね。」
榊原はユウダイの耳元でささやきながら、手を陰嚢からさらに下に下ろしていく。
「ヒィィッ。」
ユウダイがビクンと胸を反らせ、情けない声を上げる。榊原の手が堅く閉じたピンク色の窄まりに触れたのだ。
「ははは。いい声で鳴くなぁ。」
榊原は、ユウダイの肛門を見たのはこれが始めてだからか、うれしそうに、少ししわのあるその表面をゆっくりと撫でる。
「ひっ・・・いやぁっ・・・・ぁあん。」
ぞくっとする刺激が脊髄を走り、ユウダイはカタカタと身体を震わした。強力な刺激から逃げようと、くねくねと円を描くように腰を動かすが、動ける範囲はほんのわずかだ。確実に刺激を与えられ、上下に運動するペニスは、それが一番上に跳ねた時に、粘液を外に吐き出す。
「ははは。可愛いおちんちん、ビクビクしてこんなに先走り出しちゃって。」
「・・・・ぁあぁあ・・・・ちがうっ・・・・・ちがぅ。」
「ふふ。気持ちいいんだろう?今日はこのお尻の穴をしっかりいじめてあげるから、楽しみにしてるんだよ。」
「ぁあああ・・・・・いやぁあ・・・・・」
もう先走りの液は、ユウダイのペニス全体だけでなく薄い陰毛までもじっとりと濡らしていた。

20.
眩しいステージでは少年が恰幅の良い男に嬲られている。いつの間にか、客席側の人々は大声を出すのを止めたため、少年の喘ぎ声は静かな部屋の一番後ろまで届いていた。
「・・・・ぁっ・・・・ぁ・・・・・・はぁぁ・・・・・・んんっ・・・・・」
柔らかい手つきで少年を嬲る手は、乳首、陰嚢、アナルといった性感帯を中心にいやらしく這う。しかし、決して"本体"には触れない。
「・・・・・ぁあん・・・・・ぁっ・・・・・ん・・・・・ふぅ・・・・」
力が抜け、背中はもちろん頭もクッション性のある背もたれに吸い込まれるように倒れている。口からは涎が溢れ、目は虚ろだ。ユウダイはすでは官能の渦に吸い込まれてしまっていた。
「なあ、ところでユウダイ。今回の公開調教にはスペシャルゲストが来てくれるんだ。」
突然、ユウダイの滑らかな肌を撫で続けている榊原が、声を出した。
しかし、榊原の言葉にも、ユウダイは愛撫に飲まれ、あぁっ、あぁっ、としか答えられない。
「それでね、その人はもうそこまで来ているんだよ。」
そこまで言って、やっと榊原は身体を撫で回していた手を止めた。
そして、ゆっくりと榊原が指差した先にあるのは、ステージのちょうど横のドアだった。
「ずっと待たせてたから、そろそろ入ってもらおうね。」
榊原がそういった後、合図を出すと、鉄のドアがゆっくりとスライドする形で開いた。
ドアから入ってきた人間は少年だった。後ろ手に縛られ、目隠し、猿轡までつけられている。そしてそれだけでなく、少年は、ヘッドホンまでも付けられ、音までも奪われていた。
その目隠しをされた少年が、調教師らしき男に肩を持たれて部屋の中に入ってくると、ワーッと観衆は沸き立った。ユウダイの目の前に立たされた少年は、外部の状況が全く分からないことに怯え、全身が小刻みに震えている。そして、後ろ手の縛めを解こうと腕をくねらせ、カチャカチャと手錠を鳴らしていた。
「ほら。スペシャルゲストの登場だ。」
そういうと、榊原はぐったりとしているユウダイの顔をペチペチと叩き、覚醒させる。
「せっかく来てもらったんだ。ちゃんと見なさい。」
そういわれ、ユウダイはゆっくりと目を開けた。身体の正面に誰かが立っている。
・・・・・・だれ・・・?
「よく見なさい。誰か分かるかな?」
ぼんやりとした視界がはっきりとしてきた。そんなに高くない身長、細身の体つき。
・・・・・・・・・・・ケイ?
そうだ。ケイだ。顔が全部見えなくても分かる。薄く青いラインの入ったオーバーシャツにジーンズについている大き目のチェーン。二つともケイのお気に入りなんだ。
「・・・・・・な、、、んで・・・・・?」
ユウダイから真っ先に出た言葉はそれだ。
「・・・・・・いやっ・・・・・・いやだぁーーーーー!!」
そして、次に何がおこるのかが分かったユウダイは目にまた生気を戻し、暴れ始めた。
「・・・・・いやっ・・・・おねがいっ・・・・おれ、なんでもいうこときくから・・・・やめてぇーーーーーー!!」
「ははっ。誰か分かったみたいだね。お察しの通り、同じハンドボール部の戸部ケイタくんだよ。」
「・・・・ぁあぁ・・・・ケイは・・・ケイは関係ない・・・・・。」
「関係あるよ。この子も可愛いいから、奴隷にすることにしたんだ。ちょうど二日前に奴隷を一体出荷して、部屋が空いたからね。」
「・・・・そんな。・・・・・おねがいい・・・・・おれ、、ちゃんと言うこときく・・・・・だから・・・・・・。」
「だから?」
「だから、、、、ケイは解放して・・・・・。」
「解放ねえ。お前は自分の裸を見られたくないだけだろう?」
図星だ。確かに、親しい友達に、リングで情けなく勃起した包茎のペニスや、M字開脚で肛門まで晒したこんな姿を見られるなど、ユウダイには耐えられなかった。
「・・・ちがうっ・・・・・そんなこと・・・・・・じゃ、、、、、ない。」
「そうだろう?」
榊原は、ユウダイの心を見透かしている。
「ちがう・・・・・ちがう・・・・・・。」
ユウダイはギュッと目を閉じ、首を振る。
「嘘をつくな。」
そう言った瞬間、榊原はユウダイの無防備な嚢を握った。
「ぁぁっ」
情けない声が漏れる。
「ほら。私に嘘をつくなと言ったよなあ。」
嚢を握り締める力が強まった。
「ぁあぁあああっ」
「どうなんだ?」
「ぁあああぁっ・・・・ちがうっ・・・・ちがうぅっ・・・・・」
ユウダイは、また泣き崩れ、首を横に振り続ける。
「もう一度聞くぞ。お前は友達に裸を見られたくないだけだろう?」
さらに締め付けが強まった。
「ぁあぁあああっ」
ユウダイは胸をのけぞらせて悶え、ユウダイを乗せているイスがギイッと唸る。
「嘘をつくと握りつぶすぞ。」
「・・・・・ぁあああぁ・・・・ひぐっ・・・・・見られたくないでず・・・・・・・・。」
ついにユウダイは、榊原の思惑通りに墜され、友達を裏切るような耐え難い言葉を言わされた。
「ははははは。結局は自分のことだけを考えているんだなあ。」
榊原は少年の心までも玩ぶ。
「・・・・・・ぁああぁあ・・・・ちがう・・・・・・ちがうぅ・・・・・。」
「違わないだろう?」
「・・・・・いやっ・・・・いやぁぁ・・・・・・・・。」
ユウダイの乾いていた頬は再びぐちゃぐちゃに泣き濡れてしまっていた。
「はははは。いじめすぎかな?まあ、半々といったところだろう。だけどね、ユウダイ。君がなんと言っても、今日はケイタくんにもしっかり見てもらうんだからね。」
榊原はユウダイの下あごに手を添えて言う。
「・・・・いやぁ・・・・・お、、、おれ、、、、いうこと、、、きく、、、、ちゃんときくからぁ・・・・・・」
「ダメだね。君も見ただろう。調教された先輩の奴隷を。アレと同じさ。いや、もっと過激なのかな。」
ユウダイは嗚咽でしか反応を返せなかった。

21.
「おねがい、、、、おねがい、、、いやだぁぁあ・・・・・・・・」
「ほら、泣かない泣かない。感動のご対面だよ。」
榊原が惨めな格好で拘束されているユウダイをあやすと同時に、脇にいた調教師が、ケイタのヘッドホンと目隠しを外した。
ケイタは、突然視力と聴力を与えられ、混乱しているのか、キョロキョロと首を振る。強烈な光にまだ目を慣らせず、開けられないようだ。
「ほら、前を見てごらん。」
榊原にそういわれて、ケイタは、朝目覚めたように、両目をしばたたかせる。
「ぁ・・・ぁ・・・・・ぁぁぁぁ・・・・・・・」
ユウダイは声にならない声を喉で鳴らし、足を内側に曲げて隠そうとするが、当然、股間の全容は隠れない。肛門までも丸出しだ。目の前の親友の目がいつまでも見えないままでいてほしかった。しかし、それは叶わない希望。
耐えられない。
ユウダイは、ケイを見ないように、ギュッと目を閉じ、顔を正面から反らせた。
「ほら。こっちだ。」
ケイタの脇にいる調教師は、正面からユウダイの痴態を見て、にやっと笑うと、ケイタの首をユウダイの方へ向けた。
――眩しい・・・。
向けられた方を見ようとしても、あまりに光は強烈だった。
ケイタは後ろ手に拘束されているため、目を擦れない。何度も瞬きを繰り返し、何とかそれを見ようとする。しばらくすると、ぼんやりと肌色の塊が見え始めた。
――えっ・・・・・・・・・目の前に全裸の人間が、、、、、、、、いる。・・・・・それに、体勢もおかしい。
目が光になれはじめ、それが分かったケイタは、その場に固まってしまい、動けない。その人間が発する動物の鳴き声のような嗚咽と、金属音が耳に聞こえる。
――何・・・・これ・・・・・・
だんだんとぼやけていた輪郭がはっきりしてきた。何も身に着けていない人間が、大股を開いて拘束されている。皮の拘束具、天井からぶら下がっている太い鎖。
友達に見せてもらったマニアックなエロ本で見たようなおぞましい光景がそこにある。
――縛られているのは・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆ、、、、、ユウ!?
――目を閉じて、、、、よこむいてるけど、、、、、たしかにユウだ・・・・・・・。
ケイタはその人間が親友のユウダイだと気づくと、目を大きく見開き、呆然と立ち尽くす。何が起こっているのか分からないのだ。
「・・・・んっ・・・・んんんんーーーーーー。」
しばらくして、その異常な事態が分かると、ケイタは猿轡をされた口を鳴らしはじめた。
「おっと忘れていた。彼はスペシャルゲストだよ。猿轡を取ってあげなさい。」
榊原がそういうと、すぐにケイタの口は解放された。
「・・・・・な・・・・・なんなんだよ・・・・これ・・・・・・・どうなってるんだよっ!」
話せるようにされたケイタの第一声はこれだった。
ずっと行方不明になって、学校に来ていなかった親友が、今、突然目の前で見つかった。それも、尋常な姿ではない。裸で股間を全開にし、勃起したものや肛門までも晒している。恐怖というよりも、混乱のほうが大きい。
「・・・・・・ユウ・・・・なんでユウがこんなことになってんだよっ!」
そういうと、ケイタは後ろ手に拘束された不自由な身体にあるにもかかわらず暴れ始めた。
「ほら。落ち着いて、ユウダイくんは私たちの言うことを聞かないから、今、お仕置きされているんだよ。」
「・・・・・・だれなんだよ・・・・・・。いや・・・。こんなことして、、、、、、お前ら頭おかしいのかっ!?」
狂っている。視覚、聴覚を奪われていたときに想像していた光景を遥かに凌駕している。あまりにも異常だ。
「大丈夫か!ユウ!なにが、、、なにがあったんだよーーーーー!」
ケイタは大声を出し、ユウダイに問いかける。しかし、その問いに、正面にいる親友は答えなかった。身体を震わせ、いや、いやぁ、と、か細い泣き声を漏らし、ギュッと目を閉じている。その目からはダラダラと涙が零れているのが分かった。
「ユウ!ユウーーーー!」
「静かにしろ、小僧。」
大声を出して暴れるケイタの髪の毛を、突然、調教師が掴んだ。
「痛っ・・・。」
「ほら、じっとしてろ。」
ケイタは髪の毛をつかまれ、首を動かせなくなったが、なんとか肩を持っている手を振りほどこうとする。しかし、調教師の頑強な力には、全く歯が立たなかった。
それを見ていた榊原は、楽しそうにステージから降りる。
「くそっ・・・・はなせっ・・・・はなせよっ・・・・」
「ははははは。生意気な言葉遣い。君もユウダイに似ているな。」
そういいながら、榊原は動けないケイタの正面に立つと、その身体を上から下までじっくりと目線を動かし、品定めをするように観察を始めた。
「・・・・・・おまえら・・・・・こんなことして・・・・・・・絶対に捕まるぞ。」
ケイタは榊原を敵愾心剥き出しの目で睨む。
「はははは。捕まらないよ。」
「・・・・・・うるさいっ・・・・・お、、おれのオヤジは、警察なんだそ。」
「・・・・・・ほう、警察ね。」
榊原は、ケイタの言葉にも全く動揺しない。
「・・・・・・警察にもお得意様がいたなあ。・・・・・なんてね。」
「・・・・・・な、、、、なにを・・・・・・・。」
「ふふ。まあ、一ついえるのは警察なんておじさんたちは怖くないんだよ。だいいち、君はもうここから出られないんだ。君のお父さんが警察官でも、意味ないよ。」
榊原はゆっくりとした口調でケイタを諭すように言った。
その、あまりの余裕のある態度に、ケイタはみるみる顔を強張らせる。
「ははっ。まあ、今日の主役はお友達のユウダイくんだ。君にひどいことはしないよ。ユウダイくんのお仕置きをしっかり見ておくんだね。」
榊原は怯えだしたケイタに言った。

22.
「・・・・・・ぁ・・・・・ぁぁぁぁ・・・・・・ぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
ユウダイは、いつも一緒に部活をしていた親友に、秘部をすべて晒したショックに、表情を失い、涙を流し続けている。その、拭うことのできない大粒の涙は、ボロボロと零れ落ち、床を濡らしていた。
「ほら。目を開けなさい。お友達に挨拶するんだ。」
ケイタを黙らせたあと、ステージに戻った榊原は、ユウダイの下あごを持った。
「・・・・・・ぁぁぁ・・・・・いや・・・・・・いやぁぁぁーーーーーー!」
ユウダイは叫び声をあげる。
しかし、榊原は、「ちゃんと正面を向きなさい。」と、無理矢理ユウダイを正面に向かせ、ケイタと向き合わせた。
「・・・・・・ぁぁぁぁぁぁ・・・・・ケイ・・・・・・・おねがい、、、、、おねがいだから、みないでぇーーーーーーーー!」
恥部を丸出しにして、泣き濡れぐちゃぐちゃになったユウダイの顔が、ケイタの視界に完全に入った。
今まで見たことのないユウダイの姿。赤子のように泣き叫び、勃起したペニスはおろか、肛門までも曝け出している。
「・・・・・ユウ・・・・。」
調教師に髪の毛をつかまれているケイタは、ユウダイから『みないで』と言われ、いや、ユウダイのその姿を見ていられず、ギュッと目を閉じた。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
目を閉じていても泣き声は聞こえる。
信じられない。ほんの数日前まではさわやかで活発、女子にも人気があったあのユウダイが、情けない姿にされ、大泣きしている。
別人のようだった。何かの間違いと思いたかった。しかし、まぶたの向こうにいる人間は間違いなく親友のユウダイだ。
「ほら。目を閉じるな。感動の再会だろ。ちゃんとユウダイを見てやるんだ。」
ユウダイの痴態をその親友に見せる。そんな悪魔のような企てをした主宰者、榊原は満面の笑みを浮かべ、ユウダイの顔を正面に向かせたまま、ステージの上からケイタに言う。
「・・・・・・い、、、、いやだ。」
ケイタは目を固く閉じたまま、怯えた声で言った。
「ダメだ。ちゃんと見るんだよ。」
「・・・・・・ぁぁぁぁあぁあぁあ・・・・おねがい、、、、ケイ・・・・みないで・・・・みないでぇ・・・・・・」
ユウダイの泣き声が耳に届く。
「ほら、目を開けろ。」
髪の毛を掴んでいた調教師が、そのまま髪を持って、ケイタの首を乱暴に振りはじめた。頭皮を剥がれるような痛みがケイタを襲う。しかし、ケイタは、うぅっ、と嗚咽を漏らしながらも、かたくなに目を閉じ、開けようとしない。
「・・・・・・あーあ。いいのかユウダイ。お友達が痛い目にあってるなあ。」
「・・・・・ぁぁあぁああ・・・・・・」
「いいのかな?あれは痛いと思うよ。」
「・・・・そんな・・・・ひどい・・・・ひどすぎます・・・・・・。」
「で?」
「・・・・やめてあげてぇ・・・・・ケイは、、、、かんけいない、、、、からぁ・・・」
「関係ないから?」
「・・・ぁぁぁあぁぁ・・・ケイをいじめるのは、、、、やめてください・・・・・おねがい、、、、おねがいします・・・・・・」
「何?やめる?どうすればやめてもらえると思うんだ。」
榊原は白々しくユウダイに言った。
髪を持たれ、首を振られているケイタの目からは、痛み、そして恐怖から、涙が溢れている。しかし、決して目は開こうとしない。歯を食いしばって必死に痛みに耐えていた。
「ごめん、、、、ケイ、、、、、、お、おれ、、、おれを見て・・・・・・・・。」
「そんな声で、ケイタくんに届くのか?」
「・・・・・ケイっ、、、、おれ、、、おれを見て。」
ユウダイは声の音量をあげた。今度は届いたはずだ。
「・・・・・ケイっ、、、ガマンしなくていいから、、、、、、おれ、、、、おれをみてぇ。」
そして、ケイタは、その言葉を受けて、ゆっくりと目を開けた。何か口をパクパクと動かしているが、声が出ていない。
ケイタは目を開けた。しかし、調教師の動きは止まらなかった。目を開けたケイタはボロボロと涙を零しながら、ユウダイを見ている。
「ぁぁぁあああぁあ・・・・ケイは、、、、ケイは、、、め、、、、開けた、、、、、、て、、、とめてぇ・・・・・・」
ユウダイは幼児のように榊原に懇願する。しかし、その言葉は榊原に届かない。
「まったく、、、、君はもう奴隷なんだよ。『おれを見て』は無いだろう?」
「ぁっ・・・・ぁあぁぁぁぁ・・・・・」
「ほら、なんていうんだ。奴隷なら。」
「ぁぁぁぁぁぁあああああ・・・・お、、、、おね、がい、、、します。は、、、裸を見てください・・・・・・・」
「あーあ。もっと具体的にどこを見てほしいか言えないのかい?」
「ぁあぁっ・・ひぐっ・・・おねがいじまず・・・・おちんちん・・・と、、、、、、お尻の穴を・・・み、見てください・・・・・」
ユウダイがそういったとき、シーンとしていた客席から、調教師たちの忍び笑いが漏れた。
「・・・・ぁぁぁ・・・・おねがい、、、、おねがいじまず・・・・・おちんちんとおしりのあなを、、、み、みてくだざい・・・・・・・・」
「はははは。もうプライドは無いみたいだな。」
客席からも罵声が飛び交い、親友を助けようとしているユウダイを嘲笑する。
「おねがい、、、おねがいじまず・・・・」
何回も、情けない哀願が繰り返され、やっとケイタの髪は解放された。
ケイタは力が抜け、そのまま倒れそうになったが、しっかりと身体を支えられる。そして、ユウダイと同じように下あごを持たれて、正面を向かされた。
「・・・・ごめん・・・・・ユウ・・・・・ごめん・・・・・・・」
ケイタは、うわごとのように、ごめん、ごめん、と言葉を繰り返しながら、今度は、抵抗せずに、ユウダイの裸体を真正面から目に入れた。自分の痛みもあったが、ユウダイがこれ以上折檻されるのは耐えられなかった。
二人は同じように下あごを持たれ、無理矢理目をお互いを見つめることを強制されている。
一人が抵抗すれば、もう一人のほうが折檻される。そんな、互いの信頼関係を利用した卑劣極まりない榊原の陵辱は、二人の心をズタズタに切り裂いた。
「ふう。やっと、まともにご対面だな。感想はどうだ、ユウダイ。『おちんちんとお尻の穴を見てください。』なんてはしたなく友達におねだりしちゃって。」
二人の少年の歪む顔を見るのが愉快でたまらない。榊原は、次々と頬を流れるユウダイの涙を親指で拭いながらユウダイに質問する。
「・・・・・ぁぁあぁああ・・・・・・いやぁ・・・・・・はずがじい・・・・はずがじいでず・・・・・・。」
羞恥に身体をブルブルと震わせるユウダイは、親友の前でも涙を止めることが出来ず、情けない泣き顔を晒し続けた。

23.
「ぁぁあっ。ヒィッ。イヤァーーーーーーーーーーー!」
突然、ユウダイが叫び声をあげた。
「ははは。油断してたのかな?友達の前でそんなに子どもみたいに叫んで。恥ずかしくないのかい?」
榊原は、ユウダイに散々屈辱的なセリフを言わせた後、今度は、虫刺されを掻くような手つきで、ユウダイの剥き出しの肛門を嬲り始めた。
「ぁっ、あっ、ぁぁぁっ・・・ぁっ・・・んっ・・・・いやぁ・・・・いやだぁ・・・・・」
ユウダイは何とか声を抑えようとするが、肛門の表面を柔らかい手つきで撫でられる刺激はあまりに強烈で、閉じようとする口は半開きの状態で止まり、情けない喘ぎ声を止められない。そして、反らそうとする顔は榊原に止められ、正面を向かされてしまった。
「ほらほら。お友達に気持ちよくなってる顔をしっかり見てもらおうね。」
「・・・ぁっ・・・いやぁ・・・んっ・・・・け、、、ケイ、、、、、ぁんっ・・・・みないでぇ・・・・・・おねがいみないでぇ・・・・・」
恥ずかしすぎる。
情けない格好だけでなく、男に愛撫され、喘ぎ声を漏らしてよがる姿までも見られている。
ユウダイは思わずケイに哀願してしまった。
「ダメダメ。そんなこと言ってたらまたケイタくんが痛い目に会うんだからね。」
「・・・ぁんっ・・・ぞんな・・・んっ・・・ぞんな、、、びどい・・・・びどいよぉ・・・・・・」
「ははは。そんなに腰を振っちゃって。気持ちいのかい?」
「・・・・ぁあっ・・・・やっ・・・・ぁんっ・・・・・んっ・・・・ぁぁん・・・・」
ユウダイの声はもう言葉にならない。卑猥な喘ぎ声だけが口から漏れる。リングにより勃起をキープさせられていたペニスは、ビクビクと跳ね、また先走りの液を吐き出し始めていた。
「さてと、ケイタくんも、ちゃんとユウダイを見なさい。言うこと聞かないと、ユウダイを殺しちゃうよ。」
そして、そのあまりにも凄惨な光景を目の当たりにし、思わず目を伏せたケイタに、榊原は、薄ら笑いを浮かべ、ユウダイの肛門の表面を撫でながら言う。冗談とも本気とも取れる口調だった。
「・・・みる、、、、みるから、、、、ユウをもうゆるしてあげて・・・・・・・。」
脅されたケイタは涙声でそういうと、ゆっくり目を開ける。
「ほら。ケイタくんが、ユウダイの気持ちよくなってるところ、しっかり見てくれてるよ。」
ケイタがユウダイを直視していることを確認すると、榊原はユウダイの耳元でさらにユウダイの羞恥心をあおる。
「ぁっ・・・・ぁあんっ・・・ぃ・・・・ゃら・・・・・ひぃっ・・・・・・・」
「ほら、見てもらったらなんていえばいいと思うんだ?」
「ぁんっ・・・ぁっ・・・・ぁぁあぁ・・・」
ユウダイの目はもう快楽に飲み込まれ、焦点を失っている。
「なんて言うんだ?」
そういうと榊原は、ユウダイの肛門を撫でる手を、表面に添える形で止めた。
「ほら、これならいえるだろう?」
「・・・・ぁぁっ・・・お、、、おち、、んちんと・・・・ひぃ・・・」
「ほら、最後まで。おちんちんと?」
「・・・・・・・・・・ユウ・・・・やめろよぉ・・・・やめろよ、ユウ・・・・・・」
「うるさいな。ちゃんと聞いてあげなさい。」
榊原は、思わず声を上げたケイタを制する。
「・・・ぁぐ・・・おし、、、、、おしりの、あな、、、んっ・・・・・を・・・・ぁんっ・・・・」
「お尻の穴を?」
「・・・・みてくれて、、、、あぃ、、、、あいがとぅ、、、、ごら、、ごらい、、、、、まず・・・・ひぐっ・・・。」
「・・・・・・やめろよ・・・・・ユウ・・・・・やめてくれよぉ・・・・・」
見ていられなかった。泣きながらお礼を言わされているユウダイはあまりにも情けなかった。数日前まで一緒に遊んでいた爽やかなユウダイの姿ではなかった。
「あーあーあ。ユウダイ、お友達が悲しんじゃったね。でも、気持ちいいんだろ?」
「・・・・ぁんっ・・・ひぐっ・・・ぞ、、ぞんな、、、、ぞんなごど、、、、、ない・・・・・。」
「気持ちいいだろ?」
榊原はまた指を動かし始めた。
「ヒィッ」
またユウダイ体はビクンと跳ね、榊原の指に反応する。
「ほらほら、ビンビンに勃っちゃってるおちんちんから、ネバネバのお汁が出てるじゃないか。」
「あっ・・・・ぁんっ・・・これは・・・・・ちがっ・・・・」
「嘘をつくな。」
榊原は、ユウダイのあごを持っていた手を髪の毛に持ち変えた。
「気持ちいいだろ?」
「ぁぁっ・・・き、、、もち、、、いいでず・・・・・。」
「もっと大きな声で言いなさい。どこが気持ちいいんだ?」
「ぁぁ・・・・おしり、、、、おしりの穴がきもちいのぉ・・・・・」
「声が小さいなぁ。」
ギュッと髪の毛を握る力が大きくなる。
「ああっ・・・・おしりのあなが、、、ぁんっ、、、、きもちちいいでず・・・・・。」
ユウダイは円を描くように腰を振り、屈辱的なセリフを言った。
「恥ずかしがるな。もっと大きな声で。」
「おしりのあなが、、、、きもちちいいでず!」
「おしりのあな、、、とでも、、、、とでも、、、、きもちちいいでず!」
「ぁぁあん・・・・おしり、、、、おしりのあなが、、、きもちいいのぉーーー。」
ユウダイは榊原が、よし、というまで何度も何度も恥ずかしく、卑猥な言葉を並べ立て続けた。

「お願い・・・・・もう、ユウを、、ユウを許してあげて。」
ケイタは耐えられなかった。
――ユウがあんなに情けない言葉を泣きながら繰り返すなんて・・・。
「はははは。いやあ美しい友情だよ。だけどね、今日はユウダイのお仕置きの日なんだ。」
ケイタの涙ながらの哀願も無慈悲な榊原にとっては興奮の材料でしかない。
榊原は肛門の表面をいじる手を止めず、まるで、大人しい飼い猫の頭を撫でるように、造作もなくその動作を繰り返し、その指が動くたびにユウダイは、あっ、ぁあっ、と喘ぎ、ペニスを跳ね上げ、全身を震わせ、反応していた。
「そうだ――」
ユウダイを嬲っていた榊原が突然声を上げ、また何か思いついたという顔をしてケイタの顔を見つめた。
「君にも手伝ってもらおうかな。ユウダイのお仕置きを。」

24.
ステージの上に上げられ、ユウダイの目の前に立たされたケイタは、後ろ手に拘束されていた手を解放され、巨大な注射器のようなものを持たされていた。限界まで液体が入れられているそれはガラス製で、見た目の割りに意外と重い。
「ほら、それをユウダイのお尻の穴に挿してやるんだ。それで、ユウダイにうんちをしてもらうんだよ。」
榊原は、うろたえているケイタに命令した。肛門への愛撫は止んでいるが、ユウダイはリングを付けられたままのペニスをビクンビクンと跳ね上げ続け、透明の粘液を分泌し続けている。薄い唇が小さく動き、なにかを伝えようとしているが、赤子のように、あぁ、あぁ、としか言葉を発せていない。
その姿を見るケイタは、涙は流していないが、目は赤く充血し、薄っすらと涙が滲んだままだ。
「見てごらん。パクパク動いているだろう。」
榊原が言ったのは、唇ではなく、排泄用の穴のことだった。無様に股を限界まで開かれることで、丸出しにされている薄ピンク色の穴は、収縮を繰り返し、その表面にまでジワリと汗が滲んでいる。そして、身を焦がすような羞恥と、いまから浣腸をされるという恐怖に耐えられず、クネクネと腰は円を描くようにうごいている。
――ひどい。
あまりにも卑猥な光景だった。数日前に見た爽やかな少年のものとは思えない淫らな秘部、淫らな挙動。しかし、それゆえにケイタは、そこから目を離すことを忘れ、じっとそのいやらしい姿を見つめていた。
「ほら、早く入れてあげなさい。」
「・・・・・そ、、、そんなこと・・・。」
「できないのかい?やらないとユウダイが大変なことになるんだよ。」
榊原の横に用意された木製のワゴンには、おぞましい淫具や、怪しい液体の入ったビンなどがいくつも収められていた。榊原は、それを見せ付けながらケイタを脅す。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・け、、、ケイっ・・・・お、、、おれは、、、、だい、、じょぶ・・・・・だから・・・・。」
羞恥に顔を真っ赤にしたままだが、少し落ち着いたのか、ユウダイの唇からまともな言葉が出た。
「・・・おね・・・・がいっ、、、、いうこと・・・・・・きかないで・・・・おねがい・・・・」
「ははは。ビチャビチャのおちんちんどころか、お尻の穴まで丸出しにしたそんな情けない格好で、『大丈夫』?笑わせるね。」
人前で浣腸され、排便を強制されるなど、人間の耐えられる責めではない。しかし、目の前の悪魔は、それをいたいけな少年に、しかも、その少年の親友の手によって受けさせようとしているのだ。
「いくら嫌がっても無駄だよ。お友達に浣腸してもらって、ここにうんちを出すんだ。」
榊原の手には洗面器よりも一回り以上大きい透明のボウルが握られている。
「・・・いやぁっ・・・・おねがい・・・・ひどずぎまず・・・・・・」
「だめだ。これはお仕置きなんだよ。さあ、ケイタくん、ユウダイに浣腸してあげなさい。」
そういうと、榊原はケイタの手首を軽く持ち、M字開脚で衆目に晒されているユウダイの秘穴に浣腸器を向けさせた。
「・・・やめてぐだざい・・・・おねがいでず・・・・・なんでも、、、、、なんでもいうことぎぎまず・・・・・・」
「なんでも?そう、それが奴隷のあるべき姿だ。いいぞ。ユウダイ。」
「は、、はい。」
「それじゃ、これをしっかり入れてもらうんだ。」
「・・・ちがっ・・・・そんな・・・・ぢがぅ・・・・・いやぁ・・・・・」
「はは。結局、『なんでも』なんて言っておきながら言うことを聞かないなんて、今までのお前の態度から分かっていたことだよ。そんなふざけた奴にはちゃーんとお仕置きしないとなあ。」
この"公開調教"の目的は、反抗的な奴隷のプライドを根こそぎ奪うためのものだ。『そうだ』などと言っていたが、榊原はもともとそのつもりだったのだろう。ユウダイは、その酷な運命から逃れることは出来ないようだ。
「いやっ、いやっ、ほかの・・・ほがのごとならいうこど・・・いうごどぎぐがらぁ・・・・・」
「うるさいな。ほら、ケイタくん。入れてあげなさい。やらないと、ユウダイ死んじゃうよ。」
その声に、ケイタは、ごめん、とつぶやき、ゆっくりと細くなっている浣腸器の先端をユウダイの肛門にあてがった。
「ヒイイッ・・・・ケイっ、だめっ、やめでっ、やめでっ。」
ひんやりとしたガラスが剥き出しの敏感部に触れる。クネクネと逃げるような動きが止まった。
「おねがいっ、、おれっ、なんでもいうごどぎぐっ・・・・ひぐっ・・・・いうことぎぐがらぁあぁーーーーーーっ。」
親友の前にも関わらず、幼児のように喚き散らす。ケイタはそんな姿に、思わず顔を歪めるが、指示に従わなければユウダイは殺されてしまう。目を閉じ、意を決して、グイと先端を親友の剥き出しの穴に押し込んだ。
「あああああああーーーーーーーいやぁああーーーーーーーーっ」
「・・・・ごめん、、、、、ごめん、、、ユウ。」
「ほら、それをぎゅーっと押してやるんだ。先端は危ないから、ゆっくり押してあげるんだよ。変なことをしたら、ユウダイが怪我をするんだからね。」
「だめぇええーーーーーーーーー。ケイっ、ぬいてっ、、、、おねがい、ぬいてぇえええーーーーーーーーー!」
甲高い絶叫。
しかし、ケイタは、榊原の悪魔の指示に逆らえず、ごめん、と一言だけ発し、ゆっくりとシリンダを押してゆく。すると、湯で薄められたグリセリン溶液が、少しずつユウダイの身体の中に流れ込んだ。
「だめぇぇ・・・・これ、、、、、ゆるじでぇえ・・・・・・あっ、、、いやぁああーーーーーーーーー」
腸内に生暖かい液が注ぎ込まれる。今まで体験したことの無い不快感。
「あっ、あっ、ああっ」
「・・・ごめん。ごめん。」
繰り返されるケイタの謝罪の声とともに、シリンダはどんどんと先に進む。
「ぁぁっ、ぁあぅ・・・・ああっ」
「どうだ、ユウダイ。友達に浣腸してもらう気分は。」
「あっ、あぁっ、いっ・・・ひいっ」
注ぎ込まれる液体が内壁を刺激し、ユウダイは質問に反応できない。
「よーし。全部入ったな。200ccだ。初めてのお前にはきついかな?」
空になった浣腸器の先端が体内から引き抜かれ、やっと、ユウダイにとって永遠とも思える注入の時間が終わった。しかし、これは、終わり、ではない。本番の始まりなのだ。ケイタは榊原に言われるままユウダイの身体の脇に逸れ、調教を受ける奴隷の惨たらしい股間の全容は、再び観客たちの正面に晒された。
「んっ・・・ぁあっ」
そして、すぐに強烈な便意がユウダイを襲った。食あたりの比ではない。グリセリン溶液が確実に腸壁を刺激し、ユウダイの腹がグルグルと恥ずかしい音を立てる。
「ぁああっ・・・・んっ・・・だめっ・・・・」
「いつまで耐えられるかな。初めてで5分耐えられればいい方か。まっ、時間の問題だ。いずれにしても、お前はお友達の前でうんちを出すんだよ。」
榊原は子どものように声を弾ませ、ユウダイの反応を楽しむ。ギュッと歯を食いしばって尋常ならざる便意に耐えるユウダイの額には脂汗が滲んでいた。

25.
注入された浣腸液は確実にユウダイの内部を刺激し、猛烈な便意をユウダイに与えていた。
「・・・・・んっ・・・・・だめぇ・・・・・と、、、、といれ、、、、トイレぇ・・・・・・」
「そうか、トイレか。ほら、ケイタくん。トイレを用意してあげて。」
そういって、榊原は透明のボウルをケイタに手渡す。受け取ったケイタは、反抗せず、コクリと頷き、ユウダイの顔を見ないようにして、それをユウダイの身体の横、限界まで開かされた太腿の下から薄ピンク色の穴にあてがった。
「・・・ぁあっ・・・・・ケイっ・・・・やめっ・・・・トイレっ・・・・トイレいがぜで・・・・も・・・・」
ユウダイはもう声を出すことすら辛いようで、短い言葉しか発せない。連続的に襲い来る獰猛な刺激が腸内で暴れまわる。
「トイレ・・・・トイレぇ・・・・・・」
「何言ってるんだい?ユウダイのトイレはこれだよ。みんなの前でうんちをするんだ。」
そういいながら、榊原はユウダイの腹を撫で回し始める。
「ヒイィッ」
「ほーら。みんなの見てる前で恥ずかしいお漏らしをするんだ。」
内部の液体がじんわりと動いた。頑なに閉じられていた肛門が緩みそうになる。
「だめっ・・・・もっ・・・・・ケイっ・・・・・だずげで・・・・・・」
ユウダイは手足の指をギュッと握り締めて耐えるが、確実に限界は近づいていた。全身が小刻みに震え、拘束している鎖がチャリチャリと音を立てる。

「こら、ケイタくん。さっきも言っただろう。ちゃんとユウダイを見なさい。」
ケイタはギュッと目を閉じて俯いていた。しかし、榊原はそんなケイタを見逃すはずなどない。そっぽを向いていた頬を空いている手で鷲づかみにして無理矢理顔を上げ、ユウダイのほうに向ける。
「目を開けなさい。それで、ユウダイの顔やお尻の穴を見てあげるんだ。命令に従わないと・・・わかってるね?」
「・・・・は、、、、い。」
ケイタは、ゆっくりと涙で潤んだ目を開け、悶え苦しむユウダイを視界に入れた。
「あぁっ・・・・・ケ、、、イっ・・・・・・み・・・な、、、いでぇ・・・・・・・・」
「だめだ。ちゃーんとお友達にも見てもらうんだ。」
ケイタは、真っ赤になって引きつっている顔や、痙攣している肢体、そして、勃起したペニス、と上から順番に親友の恥ずかしい姿を目に入れてゆく。
みちゃいけない。
そう思っても、見ることを強制されている。
・・・いや、罪悪感が何か別のものに変わってきていた。
『好奇』だろうか。いつの間にかケイタの目は大きく見開かれ、榊原から頬を解放されても吸い込まれるように親友の痴態を観察している。
そして、その強烈な視線は、固く閉じられたピンク色の窄まりにピタリと張り付いた。
「・・・ケイぃ・・・おねっ・・・・もっ・・・・・・みな、、、、いでっ・・・・・・やめで・・・・・・」
「だめだ。ちゃーんとお友達にも見てもらって、うんちのお世話もしてもらうんだよ。」
「・・・ゃ・・・・もっ・・・・・あぁぁっ・・・・んっ・・・ゃ・・・・・・ぁ・・・・・・」
丸裸であられもない格好のまま便意を耐えているこの上なく恥ずかしい姿を見られている。ぐちゃぐちゃになった顔も、勃起してカウパー腺液を吐き出しているペニスも、そして、必死で出口を閉じている肛門も。
親友の熱線がユウダイの身体を焼き、ユウダイは耐え難い羞恥に顔を歪ませるが、強力な便意がわずかに身体を動くことさえ許さない。
「さ、ケイタくん。どう?感想は?」
「・・・・・・・お、、、お尻の穴が、、、、ピクピクしてます・・・・・・。」
榊原の問いに、恥ずかしそうにケイタが答えた。その瞬間、会場がドッと笑いに包まれる。
しかし、ユウダイは、次々に猛然と襲い来る波に飲まれ、意識の遠くでその笑い声を拾っただけだった。キュッと唇をすぼめたように閉じている肛門や、涙と鼻水と飲み込めなかった涎でベトベトになった顔を散々罵倒されても、その声はほとんど届かない。微かに、『もうすぐ出そうです。』という、親友の言葉が聞こえただけだった。

26.
「ああっ、、、ぁああっ」
短い声と同時に、水音が鳴った。肛門から浣腸液が飛び出たのだ。それでもユウダイは、すぐに開いた穴をキュッと閉めなおし、それ以上の噴出を防ぐ。しかし、その挙動が面白かったのか、また会場に嘲笑が響いた。
「んんんっ・・・・・あっ・・・・・・」
ケイタはビクリとしたが、決して目を逸らさずに親友の惨めな姿を目に入れたままだ。
「ほう。すごいな。まだ耐えるのか。」
撫で回す手が赤ん坊をあやすような上下に擦る動きに変わった。
「・・・・・とい・・・・と、、、いれぇ・・・・といっ・・・んっ・・・」
蚊の鳴くような声。ガクガクと震え続ける身体。全身から噴き出る脂汗。限界が近い。
「ほーら。みんな、お汁を零した恥ずかしい穴を見てるよ。」
「・・・・・・おねっ・・・・も・・・・・む・・・い・・・・・・むいなんでず・・・・・・」
「だから、お友達がトイレを用意してくれてるだろう?」
榊原は、トドメだといわんばかりに腹を擦るペースをあげた。
「・・・・・・・あぁぁ・・・・・だめぇ・・・・・・」
さっきよりも大きな水音が鳴った。出てくる液体の量がさっきと違う。止まらない。
「ヒィイイイーーーーーーイヤァアアアアアーーーーーーーーーーッ」
甲高い絶叫とともに、その堰は決壊した。
「やっとおっぱじめたか。」
そういうと、榊原はユウダイの腹から手を離し、今度は髪の毛を鷲づかみにして、その顔を観客席に向ける。
「情けない顔も、みんなにしっかり見てもらいなさい。」
「あっ、あっ、、ぁぁぁああああ・・・・・・・」
みんなが自分の最も恥ずかしい姿を見ている。そう思っても、一度始まった排泄はもう止めることが出来ない。聞いているほうも恥ずかしくなるような破裂音と水音を鳴らし、会場の失笑を誘う。そして、親友があてがっている透明のボウルの中に液状の汚物を吐き出し始めた。
「・・・・あぁぁ・・・・ケイっ・・・・・みないで・・・・こんなのみないでぇぇぇえええーーーーーーーーっ」
「だめだ。ケイタくん。目をそらしたら二人とも殺されるんだからね。」
「・・・あぁあぁぁ・・・ひどい・・・・・ひどずぎるよぉおおーーーーーーーっ」
ユウダイは泣き叫ぶが、身体の脇からボウルでそれを受け止めている親友のケイタも含め、会場の誰一人として目を逸らさない。こんなに可憐な少年からは想像もつかないような、排泄音、そして強烈な臭気。親友のケイタさえ顔をしかめている。
「ヒィィイイーーーーーいやぁあぁーーーーーーみないでぇぇーーーーみないでぇえーーーーーーーーっ」
恥ずかしい汚物を噴出する身体の真正面には、着衣した同年代の少年奴隷、白崎たち調教師。それだけではない、身体の脇には、つい先日まで一緒に部活をしていた親友。
大勢の人の前、自分だけ素っ裸で浣腸され、排泄行為を強要され、その排泄物を一番見られたくない親友に受け止めてもらう。そんな、人間としての尊厳を根こそぎ掘り起こされる、意識が吹き飛ぶような屈辱と羞恥に、ユウダイは全身を真っ赤に染め上げガクガクと震わせている。
しかし、強制された排便はすぐには終わらない。液状の汚物の排出が終わると、今度は、肛門にぱっくりと大穴が開き、すべるように次の固形の汚物が現れた。
「はははは。これは、すごい。お尻の穴が大きく開いているぞ。」
「あっ、あっ、ぁあっ、あああぁ・・・・・・・」
もうユウダイは叫ぶことも出来なかった。声にならない声を上げながら、透明のボウルへ汚物をひりだし続ける。
「まったく。臭くてたまらん。換気扇も最大で稼動しているのに、ユウダイ、お前のは最悪だな。お友達のケイタくんも、嫌がってるよ。」
「あっ、あっ、いやぁ・・・・・・いやぁ・・・・・・・・」
途中で止めることの出来ない排泄は、すぐには終わらず、汚い排泄音と水音と共に、ケイタがあてがっていたボウルは汚物でいっぱいになっていった。

27.
「・・・ぃっ、ひっ・・・・・ぁぐ・・・ひっく・・・・」
ユウダイがひり出したものは、一通り観衆たちに見せ付けられた後、白崎の手によって奥へと片付けられた。そして、会場に付けられた換気扇によって、異臭もすぐに取り除かれている。
しかし、強制的に浣腸され、排泄物をひりだす姿を大勢に見られ、最後には親友に肛門を拭いてもらうという、今まで体験したことのないおぞましい恥辱の事実が消えることは無く、ユウダイは呆然自失といった表情でぐったりとしていた。

産毛すらない滑らかな下腹は、未だに、はぁ、はぁ、という呼吸と同期して波打っている。さらにそこから上、美しかった少年の顔は、呼吸のたびにズー、ズーと音を立てている鼻水と、焦点を失った目から壊れた機械のように流れる大粒の涙、半開きの口から糸を引いた涎で、情けなく、グチャグチャになっている。
そして、もちろん、排泄が終わっても、バンザイでパックリとM字に股を広げられ、強烈な白い光に照らされているという、少年の状況は変わっていない。そのため、汚物を吐き出したばかりで、未だキュウキュウと収縮を続ける肛門も、無毛の腋の下も、くるみのような嚢も、ペニスリングで屹立を強制されている少年の証も、汗や先走り液でヌラヌラと淫靡に光りながら、余すところ無く衆目に晒していた。
「ははは。すごいものが見られた。」
「そうだな。中三だったか?あんまりにも泣くから、五歳ぐらいの幼児に見えたぞ。」
「ふふ。確かに。だが、今の格好もすごいぞ。」
童顔の可愛らしい少年の強制された排泄行為、そして、反抗的な姿で噛み付いていたときの、凛とした美少年と重ね合わせることなどできない、今のあまりにも変わり果てた姿。調教師たちは外から見ても分かるほどに欲情しきっていた。

「どうだい、ユウダイ、こんなに大勢の人に見られながらうんちをした感想は。」
会場がざわめいていても、やはり榊原は他の調教師とは違った。薄ら笑いを浮べつつも冷静さを欠かず、確実に予定通りの調教を進める。
「お前の部屋にはトイレがついていたと思うが、これは、排泄の調教プログラムをするのは、従順になってホールに行ってからにしようと思っていたからだ。本当は、もっとゆっくりお前を調教するつもりだったんだが――」
榊原の目がユウダイの斜め後ろに戻っていた白崎に向く。
「羽泉があの薬を使ってしまったし、それより、ユウダイ自身が私たちに逆らって公開調教になったんだから、仕方ないなあ。」
榊原が笑みを浮べると、それに同調して白崎もニヤリと笑い、軽く頷いた。
「まあそれでも、お友達に最初から最後までウンチのお世話をしてもらった子は初めてだったけどね。」
ユウダイは何も言葉を返さない。しかし、イヤイヤと小さく首を振る仕草は、榊原の言葉が届いていることを示していた。

「そうだ、ケイタくんの感想を聞いてなかった。どうだったかな?ユウダイのカッコ悪いウンチシーンは。」
そういうと、榊原は、今度はユウダイの脇に立ったままのケイタのほうへ向き直った。
「・・・・・・」
「早く。ほら、みんなのほうを向いて。」
俯いていたケイタの身体が反転させられる。拘束は一切されていないが、抵抗すれば親友がさらに悲惨な目に遭うということを、嫌と言うほど分からされたからだろう、すんなりと身体を動かし、顔を上げた。
「・・・・・・も・・・ゆ、ゆるして、あ、あげてください・・・・・・・。」
皆に向かって、搾り出すようにケイタが言う。しかし、それは会場を盛り上げる材料にしかならなかった。会場はざわめき、調教師たちのギラついた目が今度はケイタに向けられる。
「いやあ、友達思いだねえ。だけどさ、ユウダイがウンチをもらしたのは、ケイタくんが浣腸したからなんだよ。それに、さっきまで目を見開いてユウダイの恥ずかしいところを食い入るように見てたじゃないか。」
その榊原の言葉に、ケイタはハッとし、頬を朱に染めると、会場から目を逸らして俯いた。取り返しの付かないことをした、と後悔しているのだろうか、その身体はブルブルと小刻みに震え、シャツの裾を握り、下唇を噛んでいる。しかし、その仕草もまた調教師たちにはよい興奮材料だったようで、ドッと笑い声が上がった後、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべ、もう一人の可愛らしい少年を見つめていた。

「さて、そんなことより――」
突然、榊原の手が少し忘れられていた主役の股間に伸びた。
「ひっ」
榊原の無骨な指が先走りの液にまみれた亀頭に触れ、無様な格好のままぐったりしていた少年の喘ぎが漏れた。
「そろそろ、出したいんじゃないのか?」
「あっ、ぁうっ・・・ぃひっ・・・」
醜い指が、先走りでぐちゃぐちゃになっている亀頭の先端をすべるように動き出し、ユウダイは強制的に意識を戻される。そして、半開きの口を魚のようにパクパクさせながら、ギュッと目を閉じた。
「あっ、、、も・・・・・ゃ・・・・ゃぁ・・・・・」
「リングを付けられてからずーっと勃ったままだからなあ。」
榊原はそんなユウダイの反応を楽しみながら、淫液にまみれたペニスを玩び、さらに、サワサワと陰嚢を嬲る手を追加した。
「あっ、あっ、あっ、ああっ、ああああっ」
「・・・おっと。」
嬲る手が性感帯から離れた。無意識に射精に向けて突っ張っていた全身の力が抜け、ギュッギュッと皮のイスが鳴る。
「はぁあぁあああ・・・・・・」
「ははははは。イキたかったのかな?でも、簡単にはイカせない。」
思わず漏れたユウダイの切ない声に、榊原がいやらしく笑った。
「これからどんな言うことも聞くと誓って、私たちの前で、『射精させてください』とおねだりしたら、射精させてやろう。」
これが最後だ。人前での排泄で、プライドを根こそぎ掘り起こした後は、射精の許しを乞わせ、従順になったことを証明させる。どんな奴隷もこれで、堕ちるのだ。
「さあほら、おねだりしてみろ。奴隷は勝手に射精することを禁止されているが、今日は特別だ。このチャンスにちゃんとおねだりして出さないと、次射精できるのはいつか分からないぞ。」
榊原は、初めてユウダイを嬲った夜と同じように、慎ましい臍の穴に指を滑り込ませると、『終わった』という落ち着き払った表情で言う。
「・・・んっ、、、ぁうっ、、、ひぐっ、、、そんな・・・、そ、、、んなこと・・・・し、、、、ない・・・・。」
その言葉に会場がどよめいた。
「なんだと?まだ反抗するのか?」
さっきまでニヤニヤと笑っていた白崎が表情を変え、声を上げる。
「はは。いや・・・、これは・・・。」
榊原も思いもよらない反応に驚き、はっは、と笑う。
「普通、排便のシーンなんて見られたら、プライドは全部吹き飛ぶもんなんだがな。しかも、今回はお友達というスペシャルゲスト付き。大した奴だよ、お前は。」

柔な部分を握られ学校で自慰行為をしたと告白した後、薬に負け羽泉に射精の許しを乞うた後、ペニスリングで脅され白崎に屈辱的なセリフを言った後、そして、散々親友の目の前で泣き叫び、恥ずかしいセリフを言い、浣腸で排便まで晒した今。千切れそうになった、いや、一度千切れたに等しい反抗心やプライドを、自我が崩壊する紙一重のところで『復活』させ、繋ぎとめる。この、ある意味で本当に思春期の少年らしい性格は、この少年元来のものなのだろう。
しかし、そのあまりにも"少年らしい"性格は、拉致され、脱出できないこの環境下では、さらに榊原の欲情を高ぶらせ、さらに自らを深い沼へと投げ込む、あまりにも悲しいものでしかなかった。

「いやあ、『反抗的な子を調教するのが好きだ』とは、言ったが、ここまで私を楽しませてくれるとは。正直、驚いたよ。肝心なところでプライドが復活するんだな、お前は。」
榊原はそういうと、臍を嬲り続けながら、今度はユウダイの綺麗な頬に唇を近づけ、零れ落ちる涙をベロリと舐めあげた。
「・・・はぁ・・・・はぁ・・・・や・・・め・・・・やめ・・・・ろぉ・・・・・・」
ユウダイは不快そうに弱弱しく腰をくねらせ首を振る。
「あーあーあ。素直になれないなら、仕方ないな。」
そして、嬉々とした表情の榊原の手が木製のワゴンに伸びた。
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