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  • 2013⁄02⁄28(Thu)
  • 00:02

特闘戦隊ファイトレンジャー:竜也

特闘戦隊ファイトレンジャー
第1話 敗北の序曲

目の前に、一人の女性が、全身ピンクの光沢のあるスーツを身にまとい、座っている。いや、産婦人科の診察台のような拷問台に座らされている。
身をよじらせ、喘ぎ、時に悲鳴のような絶頂を迎えている。
美しい顔は、恐怖と悦楽によりこわばり、身についたスーツは、彼女のスレンダーな身体を犯すように、ぴっちりと身についている。
彼女は、両手・両足を特殊強化プラスチックの固定具により固定され、陰部だけは、スーツが切られ、露出させられていた。そこからは、形態を自在に変えることができる特殊なバイブが挿入され、彼女の感度をモニターしていた。
「ああーーっつ!・・・イックウウーーッ」
 また、絶頂を迎える女・・・。
 彼女の目の前には、拷問装置を操る白衣の女性が立っている。美しい熟女。
 「まさか、レッドを恋に落ちていたなんてね、ピンクさん。」
 そう、全身ピンクのスーツ姿で拷問を受けているのは、ピンクこと白石 臨であった。
 白衣を身にまとった謎の女は、そういいながら、臨を犯し続ける。そして、臨が絶頂するたびに、データを取る。

 臨は、真剣ジャーとしての戦いを終え、レッドこと松坂丈瑠と恋に落ちた。丈瑠は、今や、国際諜報部のつくったファイトレンジャーのファイトレッドとして、地下組織エビルと戦っていた。エビルは、人造人間を作りだし、独自の軍隊を設立し、テロ行為を繰り返していた。丈瑠は、エビルの人造人間を完膚なきまでに叩きのめし、エビルのテロ行為は、落ち着きを見せていた。臨は、そんなレッド抹殺を企むエビルの謀略で、ほんの隙を突かれて、意識を消失され、拉致されたのである。
 エビルの基地で気が付くと、身体にぴっちりと吸い付くようなスーツを着させられ、拷問台に座らされてた。全身が、しびれるように敏感になり、体中には、コードがつけられ、陰部には、とんでもないバイブが挿入され、バイブレーションと変形を繰り返している。
 とめどない絶頂と快楽が臨を襲っていた。
 もう、3日間もこの拷問は続いている。臨が、真剣ピンクでなかったら、おそらく初日で失神してしまっていただろう。それでも、臨の体力、精神力は限界を迎えようとしていた。

 「ピンク、お疲れ様、あなたの頑張りで、ようやくよいデータが採取できたわ。」
 三日三晩続いていた拷問装置が、急に止まった。
白衣の女に対して、初めて臨が言葉を発することができた。
「ハア・・・あ、あなたは一体、ハア・・・何が目的? ハア・・・私は負けない。ハア・・・。」
 「ピンク、私は、あなたの大切なレッドさんの敵よ。」
 ようやく、丈瑠の人質にとられたことを察した臨。
 「卑怯者! ハア・・・あなたたちは、そんな形でしか抵抗できないの? ハア・・・彼は必ず助けに来てくれる! ハア・・・あなたたちはおしまいよ ハア・・・」
 そこに、もう一人白衣の青年が現れた。美形の青年。
 「確かに、卑怯だ。僕も好かないやり方だ。ピンクには、お詫びしたい。しかしね、我々も仕事なんだ。この不景気に研究を続けるためには、エビルと手を組んででも生きゆかなければならない。エビルは、我々の研究を買ってくれたんだ。」
 「ハア・・・ど、どういうこと?? ハア・・・ハア・・・」
 白衣の青年は、臨に近づき、臨の膣に挿入されていたバイブをゆっくりと抜いた。
 「ハア・・・ツアアアッツ!!」
 臨が、身を捩じらせる。
 「これは失礼。でも・・・これを見てごらん。」
 ただのバイブと思っていたものが、ペニスの形態に変形していた。それも・・・。
 (え?なんで? これって、丈瑠の形だ・・・)
 臨は、そのペニスが丈瑠のペニスの勃起状態のものと同一であることを認識した。
 「そうだよ、あなたの膣の締め具合、全身から出される快楽の波を解析して、レッドのペニスの形を分析したの、彼の性交中のペニスの動きまでしっかりとシミュレーションできた。」
 白衣の女性が、面白そうに言った。
 「レッドって、いいもの持ってるのね。」
 「ハア・・・ふ、ふざけるな! ハア・・・汚らわしい ハア・・・」
 臨は、丈瑠を陵辱された気分になり、怒りをあらわにした。
 今度は、青年が冷静に話を始めた。
 「間違えないでくれ。これは、決して彼のペニスの形を見たくて作ったわけではない。」
 「ハア・・・じゃ、なんなの? ハア・・・」
 「これはね、ただのシリコンではなく、コンピューターで分析した彼のペニスを動きをシミュレーションするこのなんだ。つまり、こうすると・・・。」
 青年が、ペニスの裏筋をさすりあげると、丈瑠のペニスは、強く反り返った。
 「そうか、ここがいいんだ・・・レッド。こんな具合で、これから、彼を倒すための実験に使わせていただく。」
 今度は、女が言う。
 「つまり、レッドにはなかなか勝てない。だから、あなたを人質にとり、レッドを呼び出す。必ず、彼は来るはず・・・リスクはあるけど、きっと私達に勝てると確信をしてくるはず。でも、今回は違う。彼には、必ず敗北が待っている。それも、屈辱と陵辱にまみれたね。」
 「君には、レッドの屈辱を増強させるために、彼の敗北を見届けてもらうつもりだ。どんな風に彼が、敗北するか・・・そして、イかされるか。」
 「ハア・・・負けるはずないわ ハア・・・バカなこと言わないで ハア・・・」
 臨の拘束具が外され、彼女は地面に座り込んだ。
 ひりひりとした陰部にまだ熱を感じながら、なんとか立ち上がろうとする。
 「まだ無理だよ、ピンク。君、レッドがくるまで、彼女にゆっくりと休んでもらいなさい。」
 白衣の女は、助手達とともに、ピンクを拷問部屋から運び出した。
 青年は、呟いた。
 「さてと、仕事を始めるか・・・。」


第2話 弱点の露呈

 国際諜報部の所有する軽井沢の広大な敷地。そこに、特闘戦隊ファイトレンジャーの基地があった。そこには、約100人のスタッフが就き、それぞれの専門分野で活躍していた。地球規模の危機を打開するために、多くの企業も専門家を派遣し、ファイトレンジャーを支えていた。丈瑠は、真剣レッドとして活躍した実績を買われ、ファイトレッドとして、新たな活躍をしていた。
 実験室兼訓練室でジーンズに白いTシャツ姿の丈瑠が、彼の信頼する上司、赤木冴と話をしている。
 「冴さん、エビルの人造人間が最近現れないのは、きっと新しいタイプを開発しているじゃないかと思うんだ。きっと、今後は、これまでのような楽な戦いにはならないと思う。」
 「あなたの活躍でエビルの活動に大きな打撃があったのは確かよ。でも、このまま静かになるようには思えないわね。今日は、スポーツ用品で有名なasiks社の方に来てもらったの。」
 そういうと、asiks社の研究員と名乗る人物が、入ってきた。
 「丈瑠、いま、あなたが戦闘時に装着しているバトルスーツを改良したいの。俊敏性をこれまでの3倍になる。」
 「まじで!?そんなのなら、早く試したかったですよ。」
 冴は、asiks社の研究員に話を促した。
 「丈瑠さん、いやレッド、始めまして。asiks社の青木美佐と申します。私どもの、スイムスーツの技術を冴さんが生かせないかと、実は数か月前から相談を受けまして試作品を作ることができました。これまで、“第2の皮膚”として売り出してきたわが社のスーツを戦闘用に改良しました。頭部に装着するメットも含めて重量は、わずか20g。それにも拘わらず、防御能力は、水素爆弾の爆心地にいても、無傷といったものです。」
 「冴さん、すごくない?すぐに着てみたいです。」
 すると、冴は少し不安げな顔をした。
 「丈瑠、ただね、弱点がないわけではないの。」
 「え?何が弱点なの?」
 冴は、丈瑠にブレスレットを渡すと言った。
 「まずは、試してみて。」
 丈瑠は、これまで使っていたブレスレットを外し、新しいものを着けた。
 「じゃ、いきます・・・。ファイトレッドッツ!」
 そういうと、全裸の丈瑠が一瞬閃光に包まれ、真紅の光沢のある戦士が現れた。
 美しい筋肉、無駄のない若い肉体、ぴっちりと密着したスーツは、彼の身体の凹凸に合わせ食い込み、浮きだたせていた。
 冴は、上司といえども、一瞬息をのんだ。うっとりとするほどに美しく、そして、見方によっては、淫靡な姿だった。
 「冴さん、これって・・・。」
 これまでの真剣スーツやファイトスーツとは比べ物にならない密着度、というよりの隙間のないほど、まさに皮膚のようなスーツ。鏡で自分をみた丈瑠は、驚いた。乳首の隆起は浮き上がり、尻の溝にも食い込むようにスーツが密着し、陰部などは、陰嚢、陰茎の形がはっきりと浮き出ていた。こんなに光沢があり、すべすべしたスーツも初めてだった。
 冴は、女を抑えて、丈瑠に近づいた。どう?着心地は?
 「なんか、すげー密着感。なんかこれまでとは全然違いますね。実際に自分をふれるとしっかりと触覚はある。というよりもむしろ敏感になってる。おもしれー。」
 青木美佐が言った。
 「慣れるまでは、少し、違和感があるかもしれませんね。でも、スピード、防御はお任せください。知覚についてですが、日常に体験するような感覚は、しっかりと残してあります。ただ、皮膚に密着しているだけに少し、敏感になるかもしれません。」
 二人の女性に、まじまじと身体を眺められる丈瑠。
 「なんか、恥ずかしいですね。」
 そんな丈瑠にふざけたつもりで、冴が近づいた。
 「こんないいお尻みたら、エビルも興奮しちゃうんじゃない?」
 と、軽く丈瑠の尻を叩いた。
 若い丈瑠は、尻を叩かれ、恥ずかしさと敏感になった感覚とで、ペニスが少し変化してしまった。
 「冴さん、やめてくださいよー。」
最初は、ふざけていた丈瑠は、身体の異常に気が付いた。
「えっ・・・やば・・・」
丈瑠のペニスは、この程度の刺激であっという間に、反り返り始めた。二人の女性の前で必死に抑えようとする。それでも、勃起は収まらない、焦る丈瑠と反して、ペニスは暴走する。
「冴さん、ヤバいって!なにこれ!?」
丈瑠は、二人の前で完全に勃起してしまった。さらには、真紅のスーツの隆起の先端部分には、薄く染みが浮き出てきた。
「青木さん、どうしたの?」
冴が、聞く。
「不用意な性的興奮はスーツに悪影響を及ぼします。密着して、敏感な感覚なため、一度性的興奮が訪れると制御は困難です。興奮状態のままでは、戦闘状況と判断し、スーツも解除できないのです。」
「冴さん、ハア・・・まじでやばいって。」
丈瑠は、ペニスを勃起させたことで、尻の溝に食い込んでいたスーツは、さらにきつく食い込んだ。相当の刺激が、前後を襲った。
ペニスは、裏筋、亀頭を浮き上がらせ、上司の冴、青木の前に、その痴態をさらしてしまった。
丈瑠は、その全面鏡張りの実験室兼訓練室で、急いで二人に背を向けた。
「見ないで! ああっつ イックッ!!ううっつーーー、アッツ・・・ハッツックツアアッツ!!イグウウウッッーーーーーーーーーーーーーーー!!」
二人は、目を背けなければならないにも関わらず、光沢スーツに包まれた丈瑠の引き締まった尻の筋肉が、さらに引き締まって痙攣するようになったのを見た。その瞬間、丈瑠の全身が大きく捩れた。しばらく、前後に大きく腰を振るように動かし、徐々に収まる丈瑠。
 射精し、性的興奮がひと段落したことで、何とかスーツを解除することができた。
 高性能スーツの弱点を知り、一人早退させられた丈瑠は、不安を感じながら帰途についた。

 残された冴と青木は、丈瑠の装着していたスーツを机の上に置いた。
 快感により発情し、でたのであろう汗が、尻の溝にそってにじんでいた。そして、陰部には、直径10cmほどにもなろう大きな染みが真紅の光沢を深いエンジ色に変色させていた。
 冴が、そんなスーツに触れながら言った。
 「こんな、薄くて、ぴちぴちで、つるつるの素材着させられて。こんなことになって、ごめんね、丈瑠・・・。」
 「申し訳ございません。当社としては、最大の努力をしたつもりだったのですが・・・。」
 青木が、冴に謝罪するが、冴は、黙って言った。
 「でも、もう時間ないの。エビルが丈瑠の彼女を拉致したという情報が入ったの。彼もすぐに知るでしょう。彼は、きっとこのスーツを着て、戦いにでると思う。彼ならば、理性を保って、エビルにとどめを刺せるはず・・・だよね、丈瑠。」
 冴は、そういうと、指先で、スーツの染みを触れた。まだ温かい染みは、冴を不安にした。
 「大丈夫だよね・・・。」

そんな一連の状況を基地に入り込み、清掃業者として働く、エビルのスパイが見ていようとは、3人とも気が付かなかった。そして、丈瑠が外したこれまで使用していたファイトレッドのブレスレットを盗み出したのだ。
その重要な事故の情報は、エビルに迅速に伝えられ、レッド抹殺計画が企画されることになった。


第3話 悪魔の逆襲

 地下組織エビルの総裁は、その名のままのエビルといった。実は、女であることが知られていないが、これまでに某国の傭兵、テロ指導者として雇われていたが、徐々に地下に自分自身の組織を持つようになり、独自の活動を始めていた。
 ファイトレンジャーに組織崩壊の危機に陥れられたように見えたが、経済力、技術力は、まったく衰えておらず、エビルの命令で組織されたレッド抹殺計画実行部には、相当の資金が投入された。
 不遇な科学者たちは、悪魔に心を売りわたし、一人の若者を陥れることに全力を傾けていた。そして、ついにとんでもない代物を作り上げてしまった。
 臨が協力してしまいできた丈瑠の分身ペニスを用いた実験、丈瑠の新しいスーツ装着の際のエピソードの情報・・・エビルはそれを総括して、抹殺計画を立てた。
 「簡単なこと、人質がいて、弱点も知っている。あとは、ここにご招待するだけ。楽な戦いだわ。折角大枚はたいて作った兵器も使う機会があるかどうか・・・。この水着をレッドの分身ペニスに装着したら、3分間かけてじっくりと責めあげてから射精させるたみたいね。それも、百回射精するまで、水着は脱げない・・・ふふっ、研究者達も随分とえげつないものを作るわ。ぼうや一人を倒すのにねえ。」
 エビルが持つのは、ルビー色に輝く光沢抜群の薄い競泳水着であった。とはいっても、実際には拷問として用いるもので、スポーツ用ではないため、裏地などはない。
 じっくりとその競泳水着を眺めながら、エビルが呟く。
 「百叩きの刑というのは、聞いたことがあるけど、百イキの刑っていうのもいいかもね。あの坊や、耐えられるかしら。まあ、こちらの被害も大きかったし、おしおきはしないといけないからね。」
 そういうと、じっくりと、そのすべすべした競泳水着に触れながら、もう一度呟いた。
 「じっくりと味あわせていただくわよ、レッド。」
 
 丈瑠は、自宅近くのスポーツセンターで水泳をするのが日課だ。昨日の基地での出来事を振り払うように、すでに朝から昼までで10km泳いでいる。さすがに、疲労した様子で、ロッカーに向かった。シャワールームでシャワーを浴びると、スパッツ型の競泳水着姿の自分を見る。昨日のことがなんとなく思い出される。
 ふと自分の陰部に手を伸ばす丈瑠。
 (なんてことないじゃん、俺ってまだまだだぜ。ちょっと尻触られただけでさ。)
その通り、ちょっと尻を触られただけで感じてしまう丈瑠は、まだ大人に脱皮しきれていないのだ。さらに、それでも、射精までさせてしまう危険性をもったスーツであることを冷静に判断できないほど、丈瑠は若い。どこから見ても、若い美しい大人の身体、でも、性への感情、判断能力は、所詮20歳の男の子なのだ。
着替えた丈瑠は、臨が拉致されたことを知った。
丈瑠は、基地に向かい、新しいスーツで戦いたいことを冴に話した。しかし、冴は賛成しない。冴の引き出しにあるはずの、いままでのスーツの変身ブレスレット・・・ない・・・。
「一体、どこにいったのかしら。研究員がもっていったのかな・・・。」
「もう、時間がないんだ。臨が危ないんです。お願いです。行かせてください。俺、あの新しいスーツでやれる。」
不安ながらも、冴は、もとから丈瑠を信じていた。ただ、もう少しの訓練が必要と感じていた。何度か、実戦形式の戦いを経験させて、それからと。
しかし、状況が状況だけに、仕方がないと感じたのは、丈瑠と冴は同じだった。
「じゃ、丈瑠、臨ちゃんのために頑張ってきて。臨ちゃんの居所は大体つかんでいるけど、私達では手が出せない。新しいスーツのあなたなら、無事に臨ちゃんを助けられるはず。」
小さく頷いた丈瑠は、新しいスーツのブレスレットを着けた。
「冴さん、応援しててね。」
「当然じゃない!がんばって!」
丈瑠は、臨の居場所を御岳山近くの採石場であることを基地職員から告げられるとそこに向かった。
(臨、待ってろよ!助けるからな!)
第4話 囚われた丈瑠

意外にも、御岳山の採石場周囲には、人影がなく、丈瑠は、エビルがまだ居場所を知られていないと思っているとたかをくぐった。
 「エビルは、きっと俺を倒すための作戦も練っているんだろうな。でも、その前に俺が倒してやるぜ。」
 そんな丈瑠の一挙一動をいたるところに設置されたカメラが観察していようとは、丈瑠は気が付かない。
 そして・・・エビルの作戦が開始である。

 エビルの部下が、わざと採石場を横切るように丈瑠の前を歩く。
 「お前誰だ!?」
 わざとらしく、丈瑠に聞く工作員・・・。
 「ファイトレンジャーだよ。お前たちを逮捕する!」
 そういうと、丈瑠は、逃げていく工作員を捕まえ、口を抑え込んだ。
 「ボスは、どこにいる?人質は、どこにいる?」
 最初は、抵抗した工作員だが、口を割った。丈瑠は、工作員を気絶させると、静かに、教えられた採石場近くの洞窟へと向かった。洞窟は、奥深く、丈瑠は警戒しながら、奥へと向かった。
 10分間も進んだだろうか、急に洞窟内がきれいに整備され、目の前に大きな鉄門が現れた。
 「きっとこの奥だな・・・。」
 鉄門の扉に手をかけると簡単に開き、丈瑠は先に進んだ。と、後ろの鉄門でガシャンとロックをかけられたような音がした。
 と、急に薄暗かった洞窟内が、ぱっと明るくなった。
 「何!!?」
 一瞬、視力を低下させたが、徐々に目の前に何人かの人物がいることに気が付いた。
 「ようこそ、レッド。」
 「ま、まさか!お前がエビルか?」
 丈瑠は、ついに現れたエビルが女性であることに驚きの表情を浮かべた。
 さらに、すぐ後ろには、さるぐつわ姿の臨が、十字架に縛られている。
 「臨!・・・うおお!!!おめえら、ゆるさねーからな!」
 そういうと、丈瑠は、変身ポーズをとった。
 エビルがほほ笑んだ。
 「ファイトレッドッ!!!!」
 美しい肢体が、浮き上がった。
 (よし、エビルだけなら、俺のスピードで一気に、臨を助け出せる。)
 と、白衣を着た二名が出てきた。
 彼らは、臨に銃を向けた。
 想定外のことに、丈瑠は同様した。これでは、手が出せない。
 奇襲したつもりが、敵の罠におちたような恰好だった。
 「レッド、武器を捨てなさい。」
 静かで冷たい口調でエビルが丈瑠に言った。
 (武器であるレッドサーベルを渡せば、攻撃はできなくなる。でも、今の俺のスピードなら、なんとか隙をみて臨を連れて、脱出はできるはずだ。でも、簡単に武器を渡せば、作戦を悟られるかもしれない。)
 丈瑠の心理戦が始まった。
 「早く渡せ!」
 白衣の女が感情的になり、臨の頭に銃をつけながら叫んだ。
 必死に隙を見つけようとする丈瑠。
 (エビルは別として、あの白衣の奴らは、非戦闘員だ。エビルの気をどこかに向けた隙に一気に駆け抜けるしかない。)
 と、丈瑠は、レッドサーベルをエビルの顔に向かって放った。
 突然のことに、エビルは、避けながら顔をそむけた。
 その瞬間、赤い閃光のように、丈瑠は臨の方向に向かって走った。
 しかし、それを想定していたかのように、臨と白衣の二人は、消えてしまった。
 3D映写機からの映像だったのである。
 「ちっつ! ちくしょう!」
 悔しがるレッドに、エビルが言った。
 「甘いわよ、ぼうや。簡単には、いかないわ。あなたのその強化されたスーツのことぐらい、情報は入っている。そんな人の前に簡単には、人質を置かないわ。ここに来ることも当然知っていた。でもね、私は、優しいから、あのカメラからあなたの姿をピンクに見せているのよ。」
 「そうか、じゃあ。話は早いな。エビルのボスである、あんたを倒せば、俺の活躍を臨に見せられるわけだ。」
 あきれたようにエビルがほほ笑む。
 「そうね、レッド。でも、あなた正気?私を誰だと思っているの?負ける戦いに挑むと思う?あなたと遊びたいから来たのよ。」
 小ばかにされたと感じたのか、丈瑠は怒鳴った。
 「うだうだいってんじゃねーよ!俺は、あんたなんかと遊びたくねー。」
 興奮した丈瑠にエビルはいう。
 「自分の立場、わかってる?」
 その言葉に、丈瑠が沈黙した。
 「レッド、あなたこそ、うだうだいってる場合じゃないんじゃない?」
 エビルが近づいてくる。 
 本来なら、エビルをこの場で逮捕したいところだが、手を出せない。
 
 エビルは、美しい肢体を黒く薄い生地の衣装で身を包んでいる。正直、近くでみるとなかなかの女である。胸元は大きくあき、腰回りのくびれも美しい。高いブーツをはき、まるでSMの女王様のようないでたちである。

 丈瑠は、徐々に近づいてくるエビルのそんな姿をみて、いやな不安と恐怖を感じた。
 手の届く距離までエビルが来た。
 逮捕したい。こいつが、数々のテロを企てた悪党だ。
 そう思って身構えたとき、エビルの口から思いもよらない言葉が出た。

 「レッド、ピンクを救いたいなら、いうことを聞け」
 テロリストに屈してはいけない、しかし、いまは・・・。
 「ど、どうすれば、いい?」
 丈瑠は、第一の敗北を迎えた。
 「かわいい子じゃない、レッド。まずは、あなたの顔を見せて。そのメットをしていては、あなたの顔が見れない。直接顔を合わせて話したいわ。」
 メットを外せば、防御力はほとんどなくなってしまう。躊躇する丈瑠。
 「ピンク、死んでもいいの?」
 冷たい口調に丈瑠は、負け、小さな声でブレスレットに言った。
 「マスク、オフ・・・」
 丈瑠の顔に空気が直接触れた。
 「レッド、いい男・・・。大人の身体をした少年って感じ?一番、美味しい頃かもしれないわね。」
 痴女のような発言に、気分を害した丈瑠。
 「うるせー。気分わるいぜ。」
 エビルがほほ笑みながら、次の要求を突き付けた。
 「次の命令出していい?」
 「なんだ?」
 「足を開いて御覧・・・。」
 意味の分からない命令に無言で従うレッド。
 足元には、150cmほど離れて、2か所の足跡のようなものがあり、そこに足を置けと命令された。足を置くと、まるでボタンを踏んだかのように、カシャと音がした。
 「いい?片足でもこの足を離してしまうと、ピンクのいる部屋あるいは、あなたの基地にしかけた爆弾のどちらかが、炸裂するよ。どっちの足が、どっちかは、秘密よ。」
 さらに、天井から鎖が下りてきた。そこには、手枷がついていた。
 「自分の手をその手枷につけなさい。」
 メットを外したことで、この鎖をつければまず、自分でとることはできない。当然、そんな要求はのめない。
 「じゃあ、私がやってあげる。動くんじゃないよ。」
 抵抗したくても、できない丈瑠。
 エビルは、レッドの両手を持ち上げ、鎖についた手枷に手を固定してしまった。
 第二の敗北を迎えてしまった。
 第一と第二の敗北により、レッドは囚われの身になってしまった。
 絶望的な状況の中で、エビルは、丈瑠の目の前に立った。
 「じゃあ、始める?」
 「な、何を・・・だ?」
 



第5話 繰り返される敗北
エビルは、自分の人差し指を出した。美しい爪先、真っ赤なマニュキュアのついた長く鋭い爪先を丈瑠によく見えるように見せた。
 そして、丈瑠の顔を見たまま、爪を丈瑠の股間に伸ばした。ちょうど、股間から腕をもぐりこませ、肛門の真上に爪を置いた。それから、じりじりとスーツの繊維と爪の摩擦音を響かせるように、丈瑠の“蟻の門渡り”に爪を立てた。
 丈瑠は、一瞬、驚きと爪を立てられたことで感じた淡い痛みで顔を歪めたが、すぐに猛烈な快感に襲われた。
 「お、お前!何! なにしてるんだ!」
 動揺を隠せない丈瑠・・・。
 エビルは、そんな丈瑠を見ながら、楽しそうにいじめていく。
 今度は、しゃがみこみ、丈瑠の股間を直視しながら、ぴっちりとしたスーツの上から、丈瑠の陰部のパーツを丁寧に責めた。
 くりくりと爪先で弄繰り回す。
 必死に、耐えようとするレッド。もし、勃起すれば、間違いなく自らのスーツにより射精に追い込まれてしまう。そのことは、エビルは、知らないはず。だから、反応しなければ、エビルは、この仕打ちに飽きてしまうはず。そう、丈瑠は思っていた。
 しかし、若い丈瑠には、刺激が強すぎる。すでに、尻の筋肉は、ひくひくと痙攣し始めた。
 (抑えろ!抑えろ!)
 自分に暗示をかけるように丈瑠は念じた。
 エビルは、もてあそぶように今度は、裏筋に移動した。ペニスの根元からゆっくりと今度は、裏筋を上に向かって爪を進めた。
 ツ・・ツウウッ・・・・・。
 さすがに、半勃ちしてしまった丈瑠。それでも、なんとか、自分をコントロールしている。スーツとの摩擦ですでに、頭がおかしくなりそうな快感に襲われているが、必死に耐えている。
 エビルは、丈瑠の一番の性感帯をすでに認識していた。それは、丈瑠の分身ペニスでの実験により把握していたのである。
 そこは、裏筋と亀頭の境界部分のカリであった。
 エビルは、そこだけは、最後まで責め残していた。
 きっと、レッドは、ぎりぎりまで耐える。しかし、最後の最後で、レッドのすべてを敗北させるときまで、そこを責めるのは避けていた。
 しかし、半勃ちした丈瑠のペニスは、まるで透けたストッキングでも履かせたかのように、はっきりと浮き出ていた。それは、エビルに“ここを責めてください”といわんばかりに、カリの溝を強調していた。
 丈瑠の太ももが痙攣を始めた。徐々に身体が、快感の波に飲み込まれつつあった。
 ただただ、負けたくないという丈瑠の精神力が彼のペニスが、反り返るのを寸止めしていた。
 エビルは、ついにとどめを刺すことにした。
 エビルは、丈瑠の裏筋と亀頭の境界部分のカリを舐め上げた。唾液が付き、完全に透けたその部分。そこに、爪を立てた。
 そして、エビルは、丈瑠に絶望を宣告した・・・。
 「レッド、イクところ、見せてごらん。」
 そういうと、爪をくりくりと、淡く、強く、鋭く、さするようにして、刺激を与えた。
丈瑠の両手を縛りあげる鎖が、じゃらじゃらと激しく揺れ始めた。
歯を食いしばる丈瑠。
足を動かすことはできず、しかしながら腰を前後に振動させる。
「ウッツアッツ!!・・・グウッツ」
そして、丈瑠はついに、第3の敗北を喫した。




番外編 <今回は、第6話予告番組をお送りします。>

「諒さん、コンドールマンさん、Yu-kiさん応援ありがとう!どんなに、エビルが、俺のヒーローとしてのプライド、男としての理性をはぎ取ろうとしても、俺は、絶対に負けないぜ!必ず、反撃してみせる。そして、臨を助け出し、エビル達を逮捕して見せるから。皆、これからも応援してね! グッド!ファイト!」(by 丈瑠)

丈瑠の奮闘にも関わらず、エビルは、丈瑠を弄ぶように追い詰めていく。
丈瑠は、弱点を知られていることに徐々に気が付くが、すでにエビルの罠の奥深くまで落ちていた。

『丈瑠は、恥辱と屈辱にまみれ、全身をこわばらせ、びくびくと痙攣しながら、ペニスを突き出すような恰好で全身を弓なりに反り返らせた。
(冴さん、ごめん。オレ・・・もう、限界です。)
ペニスは、弾を充填し終わり、発射するだけの状態になっている。
エビルの右手に優しく包まれ、丈瑠の敗北の証を待ち望んでいた。
すべすべしたスーツに進まれたペニスは、美しく、エビルは淫靡な感覚で、若き血潮を感じていた。』(第6話 部分抜粋)

次回、『第6話 屈辱と恥辱のはじまり』どうぞお楽しみに!

*お楽しみ企画:本作品を応援していただいいた方で、希望者の方に限り、作品中でレッドこと丈瑠の陵辱への参加権をさしあげます。作品中での丈瑠君を競泳水着の上から、触ってあげたいな、扱いてあげたいな、なんて興味のある方は、どしどし書き込みをお願いします。これまでの作品中の丈瑠君のこんなところがいいな、なんてのも、教えてください。このサイトの中で、思う存分、丈瑠君で楽しんじゃいましょう!


第6話 屈辱と恥辱のはじまり
丈瑠のペニスは、完全に反り返った。そして、あの、猛烈な刺激が、レッドを襲った。
尻が震える。痙攣する。腰が、前後にぐりぐりと動き出す。
そんな丈瑠の下半身を面白そうに、エビルが、手を這わせる。
もはや、そんなエビルに反抗する余裕は、丈瑠にはない。
エビルに舐められた部分とは別のもう少し上の部分に染みが出てきた。それは、徐々に拡がっていく。
ひたすら歯を食いしばるレッド。
「グッツ・・・ハッッツ・・グアアッツ!」
両手を抱え上げられ、鎖で固定され、両足を固定された丈瑠。
ぴっちぴちの光沢のあるスーツが、尻の溝にまで食い込み、全身をよじりながら悶えている。淫靡な光景である。
ペニスは、完全に反り返り裏筋を浮き上がらせ、先端からは敗北の先走りが滲みでている。そんな屈辱をまさか、自らのスーツによりさらに増幅されていることの滑稽さ・・・。ヒーローが、敗北するときとは、このような不条理が付きまとう。
エビルは、丈瑠に言った。
「どう?自分のスーツにイカサレル気分は・・・。」
「ナ・・・ナンデ・・・」
丈瑠は、この時点で、ようやく罠だったことを知った。スーツの弱点も筒抜けだったのだ。そして、そこを責められた。絶望だった。
それを悟った丈瑠は、緊張を失った。
「アッツ! ヤッツ!!ヤダッつ! うううっつ!!!」
身体が、もう暴走を始めた。
ペニスを前後にするように、必死に腰が前後する。スーツと摩擦が起こり、ペニスが更なる刺激を求める。ペニスにより突き上げられたスーツは、尻の溝に食い込んだスーツをより食い込ませ、前後からの刺激は、丈瑠の想像を絶するものになった。
それでも、足だけは絶対に、離せない。そんな状況の中で、ついに、その時が来た。
丈瑠に大きな性感の波が訪れる・・・。
どっくん・・・・
ペニスが、脈打った。
「アッツ!イッツ!・・・・」
必死に歯を食いしばる丈瑠・・・。絶望と快楽の波がまた訪れる・・・。
ッドッツ・・・クウッツン・・・・。
すでに陰部の染みは、光沢のスーツに浮かび上がった隆起に沿って、滴れ落ちて始めたている。
「アッツ・・・グウッツ・・・・!」
(まじで・・・イク・・・・こんなやつの前で・・・チキショー)
そんな丈瑠に対して、エビルが、屈辱の言葉を浴びせた。
 「レッド、いい姿よ。惚れ惚れしてしまう。」
 「うっつ・・・うるっつっせ・・・ぐううっつ!!」
 エビルは、楽しそうに淫乱な眼差しで、レッドの後ろに回り込んだ。そして、レッドの後ろから抱きつくようになり、レッドの顔の横に自らの顔を置いた。そして、目線を落とし、レッドの反り返ったペニスをみた。
 「ほうら、レッド。すごい状況だよ。こんなに反り返って・・・。」
そういうと、エビルは、自分の左手でレッドのスーツに包まれた陰嚢を包み込んだ。そして、右手でレッドのペニスの先半分を優しく包み込むように握った。
「なっつ!?ナッ!?」
丈瑠は、エビルの異常な行動を理解できなかった。それでも、さらなる刺激が、丈瑠の完全敗北を早めた。
凄まじい反り返り・・・。エビルは、右手でそれを感じた。
そして、丈瑠に言った。
「私の手の中で、イってごらん、レッド。」
そういうと、右手を強く握りしめ、一度だけ上下させた。

シュッリュっつ!
丈瑠には、それだけで十分だった・・・。

丈瑠は、もはや自分をコントロールできなかった。若い彼には、そんなことができるはずがなかった・・・。どんなに屈辱とはわかっていても・・・ヒーローが、イカされるという非情とはわかっていても・・・。
丈瑠は、恥辱と屈辱にまみれ、全身をこわばらせ、びくびくと痙攣しながら、ペニスを突き出すような恰好で全身を弓なりに反り返らせた。
(冴さん、ごめん。オレ・・・もう、限界です。)
ペニスは、弾を充填し終わり、発射するだけの状態になっている。
エビルの右手に優しく包まれ、丈瑠の敗北の証を待ち望んでいた。
すべすべしたスーツに進まれたペニスは、美しく、エビルは淫靡な感覚で、若き血潮を感じていた。
そして・・・。
「グッ・・・!!!あ・・・・イ・イクッ・・イクッイクッイクッ・・・」
丈瑠が、ついにレッドとして発してはならない言葉を発した。
エビルは、丈瑠の耳元でささやいた。
「さあ、いってごらん、レッド。」
エビルが、こわばったレッドの尻筋に自分の身体をこすり付けながらいった。
「こんなに、全身をこわばらせて、かわいいねレッド。」
丈瑠には、自分の尻にくっついてきたエビルを腰で押し返す余裕すらない。
「あ・・・っっつうううううぐうううあああああああっつううううう!!!!」
丈瑠が自分のペニスを見ながら苦悶の絶叫を挙げた。
「っちっちっつ・・・・チッキっ、、ショッ・・ぐうああっつ・・・いいいくうっ・・・・イック・・・イック・・・ッ!! アウイック・・・・いっく・・・イッグウウウウウッッツッツウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

ドクドクドクウッツン!ドックン!ドオックン、どくどくどく・・・・。
ペニスにできた小さな染みを押し上げるように一瞬、スーツを通り越して精液が出てきた。そして、一気にそれは真紅の光沢をエンジの染みに変えて拡がり、光沢を失わせていった。
何度となく、腰を前後させ、繰り返し射精する丈瑠。
それを右手に感じるエビル。
「さ、レッド、もっといってごらん!」
静寂を破り、エビルの右手は、丈瑠をしごきあげた。
激しく、しつこく、激烈に・・・。
「あっつ!!やっつ!やめろおおっつううーーーーーーーーーーーーーー!!いっくうううううううーーーーーーーーーぐうう・っつ!!!」
ドックンドックンドックン・・・・。
2連発で犯された丈瑠。
自らのペニスの射精時の拍動をエビルに感じられ、レッドは恥辱の底に落ちた。
精液まみれの右手をエビルは、丈瑠に見せながら。
「レッド、あなたの負け。」
そういうと、丈瑠の精液を舐めた。
「レッドの味って、こんななんだ。」
それだけそういうと、エビルは、丈瑠の顔をのぞきこんだ。
「いい男・・・これから、もっと徹底的に弄んであげるからね。しばらくは、その恰好でいなさい。」
エビルは、その場を去った。
両手を鎖に拘束されたまま、ただ一人、丈瑠は、恥辱と屈辱にまみれながら立っていた。
そこに、白衣の青年が入ってきた。
「お前の姿、録画させてもらっていたぞ。お前の基地に、送っておこう。そうそう、臨とかいう女は、お前の姿、ずっと別室のモニターで見ていたぞ。」
そういうと、青年も去って行った。
「ち・・・ちっきしょーーーーっつ!!!!」
丈瑠の精液の香で満ち溢れた部屋に、絶望の叫びが響いた。
第7話 始まった処刑
もはや下半身が自分の精液でずぶぬれの状態の丈瑠。
みじめな姿を晒していた。
しかし、レッドのスーツは、丈瑠の興奮状態が落ち着いたことを察知し、ようやくスーツオフを許し、自動的に解除された。
瞬間光を放った後、丈瑠は、丈瑠に戻った。
これまでの窮屈すぎるスーツから、いつもの男の子の姿に。
ジーンズにTシャツ姿・・・。呼吸は、依然として乱れているが、濡れたぴっちぴちのスーツから解放されたことで、それも徐々に落ち着きつつあった。
突然に、手を戒めていた鎖は解かれた。足元で、カチャリと音がした。
崩れ落ちるように一瞬、膝をつくレッド。
突然に部屋に冷たい女性の声が響いた。
「レッド、貴方は、その場を動くことができるようになりました。エビル様が、幹部の皆様と貴方とともに、貴方とお話をしたいそうです。隣の部屋へどうぞ。」
放送音が終わると、ガチャリと扉が開いた。
丈瑠は立ち上がり、言われるがままに、扉に向かった。
開いていた扉の奥には、会議室ほどの部屋があった。コの字型になった机の奥には、先ほどまで恥辱を味あわされたエビルが座っている。さらに、その周りには、多くの女性や、男性が座っていた。おそらくエビルの幹部であろう彼らは、まるでパーティーにでも参加するかのごとく、衣装に身を包んでいた。
「さ、早くお入りなさい、レッド。」
丈瑠は、コの字型に囲まれる場所に立つように、エビルに促された。
これまで自分が敵としてきた人間たちに取り囲まれる屈辱感・・・。
まるで裁判官のように、エビルが話し始めた。
「これまでお前のしてきたことは、我々にとっては、到底許しがたいものである。」
 怒りに震えるレッドが言い返す。
 「お前たちこそ、世界を混乱に陥れて!ふざけんな!こんな卑怯な手でしか・・・」
 と、エビルが、自分の口元に人差し指をつけた。
 「静かに。」
 もはや、先ほどの屈辱により、丈瑠はエビルに言葉さえも満足に発することができない。
 「先ほどもお話ししたけど、我々にはお前の人質がいるの。わかるわね、自分の立場・・・。私の話を再開していい?」
 うなずく丈瑠。
 「いい子ね、レッド・・・。あなたは、我々に対して償いをしなければならない。私たちは、いろいろ考えたわ。その結果、ある方法にたどり着いた。それは、貴方に身体的のみならず、精神的な屈辱も味あわせること。」
 エビルが、ルビー色の光沢のあるつるつるの生地を手に取って見せた。
 指で触りながら、そのつるつるした感触を楽しむエビル。
 丈瑠には、その布が何かわからない。
 「水泳したことある?」
 突拍子な質問に、丈瑠は戸惑った。
 「あ、ああ。水泳ぐらいしたことある。」
 エビルが、会話を楽しむ。
 「そう・・・。じゃ、どんな水着を着ていたの?」
 「そんなのカンケーねーだろ! 何なんだよ!?」
 意味の分からない質問に、怒る丈瑠。
 「こんなの履いたことある?」
 ようやく、エビルが布を両手で持ち上げ、競泳水着と認識できるような形になった。
 「そんな、色じゃねーけど・・・ある。・・・だから!?」
 エビルが、ほほ笑む。
 「そうなんだ、でも、こんなの履いたら、恥ずかしくない?」
 さらにエビルが、畳み掛ける。
 「この競泳水着は、貴方の身体に合わせて作ったのよ。すごくぴっちりとして・・・きっとHな姿になるんじゃないかしら。」
 丈瑠は、顔をこわばらせた。
 「な・・・。」
 「そう、わかった? 履いてくれる?この水着を。ただ、これを着ればよいだけ。私は、競泳水着を履いた男の子が好きなのよね。だから、貴方を敗北させた証に、貴方にこれを履かせたいの。そしたら、貴方と臨と二人とも解放してあげる。」
 丈瑠は、どうしたらよいかわからない。意味の分からない命令に戸惑った。
 「た、ただ、着ればいいのか?そしたら、臨を解放してくれるのか?」
 「そうよ、その通り。」
 明らかに何かの罠がある・・・。それを感じながらも、丈瑠には選択肢がない。
 きっと、なんらかの屈辱的なことが待っているに違いない。焦る丈瑠・・・。
 「さ、どうするの!?」
 エビルが、せかす。周囲の者たちは、何かたくらみの笑みを浮かべている。
 しかし、断れば、臨がどうなるかわからない。
 そして、丈瑠は黙ってエビルを睨みつけた。
 そのまま丈瑠は、エビルの目の前まで歩き、睨みつけながら、手を前に出した。
 「さ、どうぞ。」
 エビルが、丈瑠の若く、かわいらしい顔を見あげる。先ほどの屈辱を隠すように強がる表情。しかし、これが再び崩れるはず。
 水着を受け取った丈瑠は、エビルに言った。
 「これを着ればいいんだな、どこで着ればいい?」
 エビルが、冷たくほほ笑みながら、冷酷な命令をした。
 「ここでよ。」
 「ちっくしょっ!」
周囲を囲まれ、屈辱感の中で、丈瑠は、水着を見た。
 先ほどまで装着していたバトルスーツよりも、薄く、光沢があるように見えた。
 自分には、少し小さいのではないかと思われるこの水着・・・。
 (ちくしょう!)
 天井を一瞬見上げた後、丈瑠は、まずTシャツを脱いだ。
 あらわになる鍛えられた上半身・・・。無駄のない肉体。幼さの残る顔とのギャップが、エビルを興奮させた。
 エビルの顔を見る丈瑠。それに対して、小さく頷くエビル。
 丈瑠が、ジーンズのホックを外した。
 「ヒューーっ!」
 幹部の誰かが、丈瑠にヤジを飛ばす。
 睨みつける丈瑠。しかし、抵抗できない屈辱。
 ジ・ジイイ・・・・ッツ。ジッパーをゆっくりと下げ・・・。
 「くっそっ」
 丈瑠が屈辱の声を上げながら、ジーンズを脱ぎ捨てた。
 ぴっちりとしたネイビーのボクサーパンツ姿の丈瑠。
 さすがに、この先にいくことを躊躇する丈瑠。
 「いよいよだぞ!」「レッド、早く脱げよ」
 また、幹部たちが罵声を浴びせ始めた。
 丈瑠は、手早く脱いで、急いで水着を着ようとした。
 丈瑠が、意を決してパンツを脱いだ。
露わになる全裸のレッド・・・。
 前傾姿勢で、陰部を隠しながら、水着を着ようとしたときだった・・・。
 「レッド、待って。そのまま、こっちに来て。」
 怒りと恥辱に顔を赤らめるレッド。
 「ふざっつ!」
 エビルの前に、全裸で向かう。
 美しい肢体に、罵声も出ない・・・。
 レッドは、目の前に座るエビルの前に立った。
 「いい身体ね、レッド。そして、いいペニス。先ほどの射精で少し腫れているけど。」
 丈瑠が、ついに怒りを抑えきれず、エビルの首を締め上げた。
 「お、お前!卑怯なんだよ、正々堂々と戦えよ!」
 声も出ないほど、首を絞められるエビル。
 周囲の幹部が叫んだ。
 「レッド、人質を忘れたか!!」
 幹部の言葉に手を離すレッド。
 「ゴホッ・・・もう、若い子は、これだからいいわ、活きがよくて。」
 余裕のエビルは、復讐するように丈瑠をさらに近づけた。
 「動くんじゃないよ。」
 そういうと、丈瑠のペニスを握りしめ、ペニスに話しかけるように言った。
 「これから、頑張るのよ。」
 そして、丈瑠のペニスにキスをした。
 「うっつ!」
 丈瑠が後ろずさんだ。
 「さ、レッド。履いてごらん。」
 丈瑠は、その小さな競泳水着に足を通した。
 (てか、小さい・・・。)
 すこしずつ、きつい水着を持ち上げた。ようやく、腰まで持ち上がった水着。
 さきほどまで装着していたスーツどころのさわぎではなかった。
 尻の溝は、完全に奥まで痛いぐらいに食い込み、すいつくように前面のペニスや陰嚢を包み込む。それが、さらに怪しく妖艶に光沢を放つ。
 しかし、着てみると身体のサイズにはあっている。ただ、吸い付くように密着していた。
 「キッツ・・・・」
 丈瑠が思わず出した言葉にエビルが反応した。
 「恰好いいわよ、身体にあってるし・・・。どう、着心地は?」
 目の前に、大きな鏡が運ばれた。
 鏡に映る自分の姿・・・。ぴっちりとした水着は、彼の男の象徴を自分で凝視できないほど強調し、光沢のある薄い素材は、丈瑠のペニスのカリ、血管までの浮き上がらせていた。まるで、裸体に色を塗ったかのような密着した水着。。。
 黙る丈瑠。
 しかし、すでに若い丈瑠は、その水着の締め付けの刺激だけで、半勃ち状態になりつつあった。
 「さ、履いたぜ。臨を解放しろ。」
 丈瑠が、恥辱の中で声を出した。
 しかし、エビルは、ほほ笑みながら、ただ丈瑠を見ている。そして、エビルの開発した拷問グッズであるこの水着は、徐々に丈瑠の身体を嬲りはじめた。
 「んんぐうっ!?」
 丈瑠に変化が訪れた。
 (なんかおかしい、この水着・・・。)
 繊細な記事は、丈瑠のペニスに纏わりつくように、密着し始めた。その刺激は、やがて丈瑠の尻の溝の奥にも、食い込むように醸し出された。耐えかねた丈瑠のペニスは、徐々に薄い光沢の生地の中で、大きく反り返り始めた。このシチュエーションの中にもかかわらず、丈瑠は徐々に興奮してきていた。
 記事は、丈瑠のペニスに密着し、徐々に蠕動し始めた。
 この感覚・・・まさか・・・。
 ペニスが、臨の膣内と同じような刺激を感じた。そこまでエビルは、臨を調べ上げ、レッドの拷問に使っていた。
 「あっつ!」
 突然水着が、生き物のように丈瑠のペニスに吸い付くように亀頭や裏筋をしごき始めた。まるで、臨の膣に締め付けられるように・・・。
 「んぐううああっ!な、何なんだこれ!」
 必死に脱ごうとする丈瑠。
 しかし、吸い付くように競泳水着は脱げない。むしろきっちりと追い込むように食い込んでいく。
 「や・・・まじ・・・やばっつ!!」
 幹部たちの前で、ついに完全勃起状態になった丈瑠。
 亀頭の盛り上がりが、美しいルビーのように見えた。しかし、その中央には、先走の染みが徐々に滲み出てきていた。
 水着は、徐々に料理するように、丈瑠の表情を楽しむように、丈瑠の暴走する下半身を責めた。しっとりと尻の溝には、恥辱の汗がにじんでいた。
 そして、3分間がたとうとしたとき・・・。
 丈瑠に、恥辱の波が訪れた。大勢の前でいかされるなんて、これまでなかった丈瑠。
 「ぐうっはっつ!!」
 必死に抑える丈瑠。
 ついに、床に両膝をつき、陰部を手で押さえる丈瑠。
 「あ・・・っつ!イクっつ!!」
 ドッピュウ!! ドックン・・・ドクン・・・。
 競泳水着から、床に向けて噴出する精液。
 腰の振動に合わせて、反り返った丈瑠の先から、精液がどくどくと流れ出る。
 水着には、大きな染みが広がる。
 エビルが、畳み掛けるように言った。
 「さ、立ち上がって、恥ずかしい姿を見せてごらん。」
 屈辱と怒りの顔で、ゆっくりと丈瑠が膝を立てた。太ももには、精液の一部分がたれ落ち、床を恥辱のツバキと精液が濡らしていた。
 陰部に大きなお漏らしをした姿で、エビルに言った。
 「ハアっ、これで、ハアっ、いいのかよ。ハアっハアっ」
 と、すぐに、異常に気が付いた丈瑠。
 水着の刺激が再び始まったのだ。
 下半身をこわばらせる丈瑠・・・。
 「ウグッツウウウウ!!」
 「レッド、言い忘れていたけど、この水着は、お前が100回イクまで脱げないの。そして、1回イクのにご丁寧にも、毎回3分間かけて、じっくりとお前を追い詰めるの。」
 陰部を抑えながら、必死に快楽と戦う丈瑠。
 「つまり、300分間、6時間は、この状態ね。その間に、いろいろと楽しませてね。」
 そういうと、エビルは、幹部たちにも、見物するように促した。
 丈瑠の周囲に集まる幹部たち・・・。
 「たまらないわ、レッド・・・こんなに大きくして。」「苦痛の顔がなかなかですな。」
 丈瑠の陵辱を味わう幹部達・・・。
 そしてまた・・・。
 「うっ・・・! うわあっぐうっつ・・・イックッツウウウ!!!!」
 ドッピュ! ピュッツ! ピュ・・・。
 今度は、立ったままでイってしまった丈瑠・・・。
 すでに顔は、刺激に負けて淫靡に変わり、ヒーローの面影を徐々に崩壊させつつあった。
 「ハア・・・ちっくしょっ  ハア・・・ハウッ!」
 「まさに、水も滴る美男子ね。」
 エビルが、陵辱に花を添える言葉を放つ。
 丈瑠の水着は、尻のふくらみが光沢を残していたが、股間から前面は完全に恥辱の汗と精液にまみれていた。泉のように出る、先走りと精液・・・。視姦されながらの勃起と射精を徹底的に味あわされる。丈瑠にとっては、想像もできない屈辱だった。










第8話 拷問執行人
 そこに、細身で美しい筋肉質の女性格闘家が現れた。
 光沢のあるレザーのハイレグ姿。網タイツに、真っ赤なルージュ。。。まさに女王様のような姿で現れた女格闘家は、丈瑠をじっくりと見た。
 「エビル様、お呼びいただき、光栄です。このオスが、あのレッドですか?ずいぶんと、変わり果てた姿・・・でも、よく見ると・・・なかなかよい素材ですね。」
 「待っていたわ、サファイヤ。あなたに、レッドを調教してほしくてね。」
 笑みを浮かべながら、エビルは、サファイヤに言った。
 「わかりました。この良質の素材、私が、最高に仕上げてご覧にいれましょう。ああ、すでに精液の淫靡な香りに包まれて・・・じっくりと料理してあげるわ、レッド。」
 そういうと、サファイヤは、満面の笑みで丈瑠に近づいた。
 「はじめまして、レッド。ずいぶんと、お盛んなようだけど、私が徹底的に調教してあげるから、覚悟しなさい。」
 必死に立ち上がり、歯を食いしばり、恐怖に怯えながらも、必死にサファイヤを睨みつける丈瑠。
「ふふ・・・いい顔して・・・これから、どうなっちゃうのかしら?いつまで、そんな顔していられるのかしら?」
 そういうと、いく寸前の丈瑠のペニスを思い切り鷲掴みした。
 「グッツ!!イッテッツ!!!は・はなせっつ!!」
 強制的にイかせられる寸前になっているにもかかわらず、それを強制的に止められた丈瑠は、激烈な陰部の痛みに襲われた。
 ルビー色の競泳水着の中で、反り返った逞しいペニスが、その根元でサファイヤの細い右手の指にねじ上げられ、悲鳴を上げている。その悲鳴は、激痛となって丈瑠を襲った。
 「イッツッデッエエエエエーーーーーーーーー!!!」
 陰部に鋭く、激しい痛みが襲う。
 後ろずさんで、何とか振り切ろうとするレッドだが、意外にも力強いサファイヤの腕力から逃れられない。
 すっと、サファイヤは右手を左手に持ち替え、レッドの根元をより力強く握る。
 「ヤッツ!まじ・・・・っ、いっでーーーーーーーええええ!!!!」
 拷問水着は、完全に射精のシグナルを送っているにも関わらず、射精できないことで、競泳水着は、より激しい刺激を丈瑠に与えていた。それは、刺激を通り越して、電撃のように丈瑠の性感帯を責め、丈瑠の意識は、失神寸前だった。
 サファイヤは、あいていた右手を丈瑠の尻に這わせ、中指で、ゆっくりと尻の溝をなぞった。これまでと異なる刺激に叫ぶ丈瑠。
 「アンッ!!ウウッツーーー!!」
 「ほら、レッド、かわいい声だしているんじゃないよ。男の子だろ!」
 サファイヤは、そういうと右手を思い切り振りあげた。
 そして・・・。
 幹部たちも驚くほどの音が響いた。
 パッチッーーーーーーーンンン!!!
 「ハ・ッハッツッツウ・デュアアーーーーーーーーーーー!!!!!」
 丈瑠の尻には、サファイヤの平手がお見舞いされた。その強烈な一撃は、丈瑠の意表をつき、膝ががくりと折れてしまった。両手をつき、何とか立ち上がろうとするが、それも出来ない丈瑠。
 しかし、丈瑠は、とんでもない方法でサファイヤに立ち上がされた。
 「レッド、頑張りなさい!」
 サファイヤは、両手をつき、前後の激痛に耐えるレッドの後ろに回り込むと、まさ左手と右手を入れ替え、右手でペニスの根元を握りしめると、一気にそれを持ち上げた。
 ペニスの根元を持たれ、思い切り立ち上がされたレッド。
「あっつ ぐうあああっつーーーーーー!!!!」
そして、サファイヤは、左手を丈瑠の股間に入れ、持ち上げ、倒れこめないようにした後、右手を上下に扱き始めた。これまでの強引なものとは異質の淫靡な手つきで、丈瑠を味わうように白く細い指が、ルビー色の美しいレッドの反り返りを扱きはじめた。
「いいの持ってるじゃん、レッド・・・。」
シュッ・・・シュッ・・・シュッ・・・!!
耳元でそうつぶやかれながら、自らを扱かれる丈瑠・・・。
「ああーーーっつ!!グウアアアッツ!!!」
「さ、しっかりと立ってなさい、レッド。」
サファイヤは、丈瑠の前にM字開脚の状態になり、レッドのルビー色の美しい男の象徴を、真っ赤な唇で包み込んだ。
そして、舌先で、丈瑠を味わいながら、その先端を愛撫しながら、思い切り吸引した。
丈瑠のペニスは、せき止められたダムが、解放されたような状況になった。
「あっつ!いっ・・・や・・やめっつ・・ろっ!!!」
ジュルジュル・・・。
先走りに熟れた丈瑠の反り返りの先端に、サファイヤがむしゃぶりつく。
競泳水着に包まれ、真っ赤な果実のように熟れた丈瑠の亀頭部が、その先端部から蜜を垂らし続ける。
ガクガクと、痙攣するように両膝、尻筋を怖がらせる丈瑠。
その強烈な刺激は、すでに激痛を快楽と認識しはじめた丈瑠にとっては、さらに異質の気が狂うような刺激だった。
 そして、丈瑠は、サファイヤの慰めものとなった。
 全身を弓なりにした丈瑠。歯を食いしばり、両足に力を入れこむ。
 陵辱され、発射準備完了の姿勢をとる恰好になった丈瑠。
 「アッツッツ!!!!グッツ・フッ!!イッーーーーーークグウッツ!!!イック・イクイクイクイクイック・・・・・ッツイクイクーーーーーー!」
 これまでにない射精量。
 競泳水着からは、まるで白い噴水かのように、多量の精液が水着の薄い生地を介して、噴出した。
 ドッピュッ!ドクドク・・ドッピュ! ドピュッ ドクンドクドクウンン!!!!
 「ハッツ・・・ンンンッツ!! アアッツ!!ぐああーーーっつ!!!」
 丈瑠は、屈辱の雄叫びを上げた。
 噴出し、競泳水着を垂れ落ちる精液が、丈瑠の競泳水着を湿らせ、さらに床を濡らした。
 (こんなの続けられたら、オレ、おかしくなる。まじでなんとか逃げないと・・・。)
 丈瑠は、サファイヤというとんでもない敵の出現に、早期に決着をつけないと、人間としての理性を失いかねないと思った。
 それほどに、サファイヤの性責は、丈瑠を骨の髄まで高ぶらせた。


第9話 激痛にまみれて
 何度となく射精を果たし、競泳水着はまるでプールから出たばかりのように濡れていた。
 滴る精液は、股間に流れ込み、肛門の周囲まで濡らしている。
 屈辱の射精を味わいながらも、何とかヒーローとしての鋭い眼光を保つ丈瑠であったが、徐々にそれも不可能になりつつあることを自覚していた。
 「さ、レッド、前菜は美味しかった?これは、まだ序の口よ。」
 丈瑠の周りをまるで獲物を狙う雌豹ように歩くサファイヤ・・・。
 コツコトとのヒールの音が響く。
 すでに丈瑠には、次の刺激が競泳水着から醸し出されている。
 「あ・・・っ・・・。」
 丈瑠は、必死にヒーローとしての自分を保とうとしている。
 そんな丈瑠をサファイヤが追い詰める。
 「さ、レッド、今度はこっちに来なさい。」
 サファイヤは、左足のみを立ち膝にして、まるで丈瑠にひざまづくような姿勢になった。
 意味の分からない丈瑠にサファイヤが言う。
 「レッド、おしおきの時間よ。」
 そういうと、近づいた丈瑠を屈ませて、丈瑠の腹を膝にのせた。
 丈瑠は、尻を突き出すような姿勢にされ、まるで母親に尻を叩かれるような姿勢を取らされた。
 サファイヤの左側に頭、右側に尻を向けるような姿勢にされ、恥辱的な恰好を晒してしまった丈瑠。
 この姿勢だと、丈瑠の尻がよく見える。美しい筋肉が隆起し、それを薄い光沢の生地が覆う。いまにもしゃぶりつきたくなるような尻。
 さらに、その中央の溝は極限まで食い込み、そこからはこれまで射精した精液の淫靡な香りが漂っていた。丈瑠の匂いは、サファイヤをさらに野獣化した。
 「レッド、いいお尻してるわね。かわいい。」
 サファイヤは、右手で味わうようにルビー色の競泳水着をさするように、なぜるようにして這わせた。
 「はっ・・・やっ やめろ!」
 必死の抵抗も、もはや口だけになっている丈瑠。
 尻の溝を股間の方に手を這わせるとやわらかい丈瑠の陰嚢がある。そこを優しくなぜるサファイヤ。
 きゅっと締め付けるように、尻の筋肉が硬直し、溝が深まる。
 楽しむようにサファイヤが、何度も、尻の溝と陰嚢の間を手で繰り返しなぜる。
 まるでそれだけで生き物のように、尻が硬直と快感の痙攣を繰り返す。
 そして、サファイヤは、忘れたように、左手を股間から奥にいれ、丈瑠の反り返りを握る。
 「レッド、最高の反り返りね・・・。」
 すでに、無言の丈瑠は、次の射精を我慢して、歯を食いしばっていた。
 そんな丈瑠にサファイヤが、とどめを刺した。
 サファイヤは、人差し指で、丈瑠の肛門と陰嚢の間のすこしだけ窪んだ部分をつんと刺激した。
 「ウウッツ!!」
 一瞬、全身をこわばらせた丈瑠。
 すでに知られている丈瑠の性感帯・・・。
 そこを一気に、サファイヤがぐりぐりと、まるでバイオリンのビブラートをかけるように刺激した。
 グイグイグイグリグリグリグリ・・・・・。
 さらに、左手は、丈瑠の顎を持ち、目をそむけようとする丈瑠の顔をサファイヤの方向に向けた。
 「アアッツウウッツ!!!」
 丈瑠が徐々に危険な雄たけびを上げ始めた。
 グイグイグイグリグリグリグリ・・・・・。
 「あうううう・・・っ!」
 するとサファイヤが、丈瑠の顎を自分に寄せ、キスをし始めた。
 濃厚な、ディープキス・・・。
 驚きと拒絶で顔を振る丈瑠。
 しかし、強烈な力でキスから逃れられない。必至に歯を食いしばり、サファイヤの舌の挿入を拒む丈瑠だったが、後ろからの刺激で、上げてしまう雄叫びで、容易にサファイヤを許してしまった。
 そして・・・。
 レッドの下半身が、大きく痙攣した。
 前後に揺れ、尻の筋肉が野生動物かのようにたくましく浮きたつ。
 ドックン・・・ドクドクドクドクドク・・・・!!!
 「グウ・・・ハアツウウッツウ・・・ウウウウッツウウウウウ!!!!!」
 サファイヤに口をふさがれ、サファイヤの口の中で、陵辱の言葉を吐き出した丈瑠。
 腰をゆっくりと前後にフリ、射精してしまった丈瑠。
 その様子をみて、ようやく口を解放された。
 「ハア・・・ハア・・・ハア・・・。」
 肩で呼吸をする丈瑠・・・尻の筋肉の緊張も解けた。
 その瞬間!
 バッチ―――ンン!!!!
 サファイヤの強烈な平手が、丈瑠の尻に襲った。
 「イッ・・・・・・・ッテエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!」
 あまりの疼痛に丈瑠がサファイヤの膝の上でのたうちまわった。
 そして、ゆっくりと優しく再び、尻を撫ぜるサファイヤ。
 「レッド、思い切り痛がるがいい。お仕置きをしてあげる。」
 ッツバアアッッチーーーーーーーン!!!!
 猛烈すぎる音が響き渡る。
 「グウウウウアアアアアアーーーーーーーーーーッツウウ!!!!」
 あまりの痛さに、丈瑠の顔が血色を失っていく。
 再び、撫ぜる手。
 尻溝に指を這わせながら、丈瑠の変化を楽しむ。
 「あっつ!!!」
 尻がキュッと引き締まった瞬間。
 バッチッーーーーーーーン!!!!!!
 「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
 まさに、絶叫だった。。。
 サファイヤが、また尻を撫ぜる。
 繰り返される快楽と激痛の嵐。
 すでに、尻はひくひくと痙攣し、引き締まったままの状態になっていた。きっと競泳水着を脱がせたら、真っ赤に発赤しているに違いない。
 「ほら、しっかり動かないで。」
 そういうと、サファイヤは左手で丈瑠のペニスを鷲掴みにした。
 「あっつ・・・や・・やめ・・・・。」
 濡れた熟れたペニス・・・精液でぬるぬるとした丈瑠。
 それを扱かれ、またもや絶頂を迎えそうになる丈瑠。
 シュゴッ・・ジュルッ・・・シュジュ・・・。
 丈瑠が扱かれる淫乱な音・・・・・。
 「イ・・・・グウッ!!!!!!」
 丈瑠が、言葉にならないところで・・・。
 バッチイイイイインンンンッツ!!!!
 「ぎゅああっつーーーーーいぐいぐいぐいぐぐうううううううっ!!!!!!!!!!!!!」
 体全体をエビのように激しく前後させながら、激痛と射精を丈瑠が同時に迎えた。(も・・・もう、だめだ・・・・臨、冴さん・・・もう。俺・・・。)
 遂に丈瑠は、サファイヤの膝にもたれかかるようにして、失神してしまった。
 仰向けにされた丈瑠。
 失神しながらも、ペニスは反り返ったままだった。
 しかし、その美しく、幼さの残る精悍な顔は、健在だった。
 「かわいいレッド。少し休憩したら、一緒にお風呂にでも入りましょうか。メインディッシュの前に身体をきれいにしておかないとね。」
 しかし、冷酷にも、競泳水着は失神しているレッドからも精液を奪い取り続けた。
 「イッツグウウッ!!!!!」どっくんどくん・・・・
「ああっつ・・・ぐうあっつうう!!!」ドクドクドックウウンン!
「でゅああっつ!!!」ドクドクドクドクドク
「イクイクッツウ!!!!」ドックンン!!!
失神しながらも、3分おきに射精する丈瑠・・・。
第10話 屈辱の浴室
 サファイヤは、大理石でできた大きな浴室に向かった。
 まるで宮殿のような浴室。壁・床・浴槽はすべて大理石で覆われていた。
 蝋燭でできたシャンデリアが、ムーディーに内部を照らし、これから行われる丈瑠
の試練を引き立てようとしていた。
 そこでは、エビルの部下たちが、サファイヤと丈瑠の入浴の準備をしていた。
 浴室の横には、大人が4,5人は、寝ることができるほどの広さの洗い場があり、マ
ットが置かれていた。マットには、強化ゴム製の手枷・足枷が付いており、いずれ丈
瑠がどのような仕打ちを受けるのか、予想できる。
 壁からは、何かの電極のようなものが出ており、これもいずれ活躍することになろう。
 その横には、エビル特製の媚薬入りジェルのはいった瓶が置いてあり、淫靡な香り
を醸し出していた。作業中の部下たちは、とんでもない媚薬であることを知っていた
ため、恐怖のために、なるべく近づかないように作業をしていた。
 浴槽は意外にも小さく、大人が二人重なると一杯になってしまうほどであった。こ
れもサファイヤの演出であったが、サファイヤとともに浴槽の中で丈瑠があられもな
い姿をさらけ出すのには、もってこいであった。
 さらに、この場での出来事は、ビデオカメラで中継・録画されることになっていた

 丈瑠のための最高の演出がついに出来上がった。
 「サファイヤ様、準備はできました。」
 部下たちが、サファイヤに告げた。
 サファイヤは、満足そうな顔を浮かべて、頷いた。
 「今日のジェルは、最高のものを選んでくれた?」
 洗い場に置いてある瓶を指さして、サファイヤが尋ねた。
 エビルは、拷問を目的として、多くの媚薬を調整してきた。しかし、度を過ぎてし
まうと、刺激が強すぎるため、生命を落として、拷問にならなくなるため、その対象
に合わせたものを使用してきた。
 しかし、丈瑠の拷問に至っては、丈瑠の命をもはや度外視していた・・・。
 つまり、エビルは丈瑠を拷問して、何かを得るのではなく、処刑としてとらえていた。
 そのため、最高レベルの媚薬が用意されていた。
 ちなみに、この最高レベルの媚薬は実験レベルでしか使用されたことがなかった。
なぜならば、動物実験の段階で、様々な種類の動物の発情が強すぎ、死亡してしまっ
ていたのである。さらに、ジェルの中には、尿道から侵入し、生殖器全体を外部アン
テナから支配できるナノロボットが混ぜ込まれていた。ナノロボットは、丈瑠の尿道
から一度入り込むと永遠に丈瑠の“性”を支配するのである。
 丈瑠の生命の危険があるにもかかわらず、あえて、サファイヤは丈瑠に使用しよう
としていた。
 強力な拷問兵器である競泳水着の上から染み込むジェル・・・。
 丈瑠に、最大の危機が訪れようとしていた。
 「100回射精するまで生きていれるかしら、レッド・・・。」

第11話 処刑への準備
 丈瑠は、仰向けになって射精を続けていた。失神した丈瑠の反り返りから、3分間お
きに噴水のように射精された。
 丈瑠にとっては、どんな悪夢をみていようが、失神できていることは唯一現実から
逃避できる状況だった。しかし、サファイヤは、許さなかった。
 丈瑠の真上から、冷たい水をかけた。
 「ゴッホッツ・・・ゴホッツ!!」
 ようやく気が付いた丈瑠。
 「な・・・っ、お、俺は一体・・・」
 一瞬、自分のおかれた状況を忘れていた丈瑠は、状況を思い出すや否やサファイヤ
をみてすぐに戦闘態勢を取った。
 「ちっきしょ!」
 「そんなに、怒らないで!レッド。貴方は、どうやっても逃げられないのだから。

 丈瑠は、改めて自分の競泳水着姿を見た。
 (なんなんだ・・・これ・・・俺は、こんなもんに弄ばれてるんだ。)
 「レッド、そろそろじゃない?」
 何を言われているのか、わからない丈瑠・・・。
 しかし・・・。
 「あっつ!ああっつ!!・・・・イッツ・・・イクイクイクイクッツ!!!」
 急に忘れていたように、射精する丈瑠。
 ドクドクドックンンン!!!!
 これだけ、射精させられても、ヒーローとしての顔を崩そうとしない丈瑠。
 サファイヤには、それが憎ましくもあり、うれしくもあった。
 (レッド、お前の顔が淫辱に溺れる様を見てみたいわ。)
 サファイヤは、レッドをお姫様抱っこをするように抱え上げた。
 「てっつ! 何するんだ!」
 丈瑠をいとも簡単に抱え上げるサファイヤの力に丈瑠は驚かされたが、同時に屈辱
感を味あわされた。
 濡れた競泳水着を至近距離に見ながら、サファイヤは丈瑠の香りを楽しむ。
 そして、大理石の風呂場へと向かった。
 「レッド、私にお姫様抱っこされるなんて、どうしようもないヒーローね。」
 必死に身体を捩じらせるが、サファイヤの腕から逃れることができない丈瑠。
 「これから、貴方の汚れた身体を洗ってあげるからね。」
 その言葉に、丈瑠を顔を赤らめた。
 「な、何言ってるんだ!ふざけんな!」
 無言でほほ笑みかけるサファイヤ・・・。
 そして、風呂場へとついた。
 部下たちが扉を開けると、広い大理石の空間が目に飛び込んだ。
 「さ、ついたわよ、レッド。」
 そういうと、サファイヤは、マットの上に丈瑠を放り投げた。
 ドサッツ!
 (一体、今度は何をされちまうんだ・・・。)
 立ち上がろうとしたレッドに突然サファイヤが襲いかかった。
 「や!!!やめろっ!!」
 丈瑠の声など無視して、サファイヤが丈瑠を陵辱する。完全な絡みが始まった。
 無言のサファイヤは、まず、丈瑠のペニスにしゃぶりついた。
 競泳水着を持ち上げるぺニスは、いとも簡単にサファイヤにしゃぶられ始めた。
 必死に股間に入り込んだサファイヤを振る払おうとする丈瑠の両足をサファイヤは
両腕で持ち上げ、股を広げた状態にしてしまった。まるで子供を躾する母親のように
、力の差は、はっきりしていた。
 丈瑠は、サファイヤの舌先で、ペニスの先端を遊ばれ、尿道口にある丈瑠の唇を競
泳水着越しに刺激した。
 そして・・・。
 「あっつ!!・・・ぐうう・・・イックっつ!!!」
 ドッピュウッツウ!!
 サファイヤは、まったく攻撃を止めない。
 丈瑠の両手を射精した瞬間に、マットについている強化ゴム製の手枷に固定してし
まった。隙を突かれた丈瑠。
 (しまった・・・)
 必死に足をバタバタさせ、抵抗する丈瑠だったが、そんな両足を両手で掴み取った
サファイヤは、寝技を始めた。
 サファイヤは、自らの足を絡め、丈瑠の足を絞り込むように関節技を繰り出した。
 「ぎゃあーーーーーっつ!!!!」
 あまりの痛さに、これまでにない叫び声をだしてしまった丈瑠。
 「いっでええっーーーーーーーーー!」
 「何、言ってるのよ。これまで散々に私達の部下を痛めつけてきておいて。」
 (まじで、膝がやられちまう・・・。)
 丈瑠の膝が、みしみしを音をたてはじめた。
 「ぐっはっつ!!!」
 と、サファイヤは、丈瑠の膝が破壊される直前に戒めを解いた。
 その瞬間、サファイヤは丈瑠の両足をまたもや強化ゴム製の足枷に固定してしまった。
 完全に大の字に固定されてしまった丈瑠・・・。
 「ちっきしょ・・・。。。」
 「無様なものね、レッド。これで、貴方はやられたい放題ね。」
 すると、浴室の外から一人の女を招き入れた。
 驚愕して、声も出せない丈瑠。
 「と・・・殿・・・・。」
 そこに立っていたのは、タオルを一枚巻いただけの姿の真剣イエローこと、ことは
だった。
 「お、、お前、ど・・・どうして・・・。」
 サファイヤが、ことはの代わりに答えた。
 「私がお連れしたのよ。レッド、貴方が捕らえられたと話したら、この子、すぐに
ついてきたわ。昔から、あなたのこと好きだったみたいよ。」
 怒りに震え、こぶしを握り締めるレッド・・・。
 「て、てめえ!!絶対にゆるさね!!!」
 そんな丈瑠を無視するように、ことはは、サファイヤに押されて、大の字の丈瑠の
上に倒れこんだ。
 「ことは!大丈夫か?」
 「はい、殿・・・。私が命に代えても、殿をお救いいたします。」
 そんな、ことはに、サファイヤは冷酷な命令をだした。
 「ほら、お嬢ちゃん、貴方の大好きな殿様を弄んであげなさい。」
 「・・・。」
 無言のことは・・・。
 その瞬間、サファイヤが電気刺激をことはに与えた。
 「キャッツ!!!!」
 「さ、お嬢さん。やりなさい。」
 「そ、そんなこと、できない・・・。」
 サファイヤが、今度は長く刺激をした。
 「キャアーーーーーーーッツ!!」
 繰り返される刺激をみて、丈瑠が、ことはにつぶやいた。
 「こ、ことは・・・。」
 「ハアハア・・・・な、何ですか?殿。」
 「俺は大丈夫だから・・・。」
 ことはは、目に涙を浮かべながら、左手を差し出した。
 本当は、夢にまでみた丈瑠のペニス・・・。
 それをついに、触れた。
 「うっつ!」 
 声を上げる丈瑠。
 (殿の大きくて、すごく硬い。)
 ことはも、まぎれもなく女。 
 ゆっくりと手で、ペニスを上から下まで撫ぜる。
 「こ、ことは・・・待って・・・。」
 丈瑠が、あまりの気持ちよさに、タイムをかけた。
 サファイヤは、不気味なほほ笑みを見せながら、ことはに継続を命令する。
 ことはは、女としての自分を抑えることができなくなり始めていた。
 (殿をイかせたい・・・この手で・・・。)
 丈瑠の制止を無視するように、ことはが手を少しずつ握り始めた。
 「こっ・・・ことはっ!!」
 驚くようにことはを見つめる丈瑠であったが、ことははあえて、丈瑠を見ない。
 「やめてくれっ!ことはっ!!」
 丈瑠の反り返りが強くなる。
 「アッツ!!ヤベ!!」
 丈瑠が、必死に自分を抑えようとする。
 ことはは、急に我に返って、手を離した。
 「殿!大丈夫ですか!?」
 しかし、時はすでに遅かった。
 「こ、ことは!!見ないでくれ!」
 丈瑠は、腰を浮かし、身体を弓なりにした。
 競泳水着の隆起は爆発寸前の状態になり、ついに、ことはの前でそれは起こった。
 「グウンンンッツ!!!  イクッ!!」
 ドックンドクウンドックン・・・・。
 腰を前後させる丈瑠。
 ことはは、競泳水着に広がる丈瑠の精液が噴出される瞬間を見てしまい、あまりの
ショックに号泣しはじめた。
 そんな場所に、もう一人の女性が現れた。
 (臨・・・。)
 遂に、臨が現れた。
 頭には、銃を突き付けられている。
 サファイヤは、丈瑠の手枷・足枷を解放した。
 「臨!だいじょうぶか!?」
 丈瑠は、自分のことよりも、臨を気遣う。
 「丈瑠・・・ごめんなさい。私のせいで・・・。」
 近づこうとする丈瑠。
 「待ちなさい!これからが、本番よ。レッド、貴方は、この子達の前で私に身体を
じっくりと洗われるのよ。」
 そういうと、浴槽を指さした。
第12話 最終回 最期のとき 
「レッド、そこに立って。」
 直立不動になる丈瑠・・・。
 サファイヤは、媚薬の瓶を取ると、ジェル状の媚薬を大量に手に取り、丈瑠のペ
ニス、尻の溝に塗りこんだ。この媚薬は、オスにしか効力がないため、サファイヤ
は素手でさわることができた。
 しかし、オスにはとんでもない威力を発揮する媚薬なのである。
 (これ・・・・・マジでやばい・・・。)
 丈瑠は、この媚薬の非尋常性に気が付いた。
 必死に自分を保とうとする丈瑠。
 心臓が、どきどきと鼓動する。
 サファイヤが、一足先に浴槽にはいった。
 サファイヤの提案で水が抜かれた浴槽には、サファイヤが半坐位でほほ笑んでいる

 「さ、レッド。」
 抵抗できない丈瑠・・・。
 「臨、ことは・・・見ないでいてくれ。」
 その言葉だけ残し、丈瑠は浴槽に入った。
 そして、サファイヤに背中を向けるように座った・・・。
 異常事態が始まった。
 丈瑠はこれまでにない性欲を感じた。ペニスを思い切り扱きたい。
 射精したい。
 食い込んだ競泳水着の刺激が頭がおかしくなるほど、気持ちがいい。
 (やばい・・・。)
 そんな丈瑠の反り返ったペニスを後ろから伸びたサファイヤの指が、裏筋を嬲るよ
うになぞるように、なぞった。
 「やめろ!!」
 臨とことはの前で、これ以上嬲られたくない・・・。必死に耐える丈瑠。
 しかし、媚薬の力は強く、尋常ではない刺激が丈瑠を襲っている。
 「あああああああああ!!!!!」
 これまでない反り返り・・・丈瑠自身も驚き、身体の異常を感じた。
 サファイヤは、やがて右手全体で丈瑠のペニスと陰嚢を感じ取るようにさすり、上
下した。
 「ぐううう!!!ウアアッツ!!!」
 すでに、ペニスの先端からは、精液がとくとくと排出され始めている。
 腰の痙攣を必死に抑える丈瑠だったが、尻筋の痙攣は抑えることができず、密着さ
せているサファイヤの陰部にその振動は伝わっていた。
 競泳水着は、これまでの丈瑠の勃起と射精で、想定外の限界を迎えようとしていた

 さらに、今回の媚薬による丈瑠の勃起は、想定外のものになった。
 競泳水着の先端部分は、徐々に光沢の隙間から丈瑠の亀頭を透見できるようになっ
てきていた。
 そんなとき、丈瑠に異常が訪れた。
 これまで抑え込んでいた腰は、凄まじい勢いで、前後し始め、後ろにいるサファイ
ヤの陰部にも驚くほどの尻筋の痙攣が伝わる。
 薄い競泳水着の生地は、ペニスのすさまじい反り返りにより伸ばされ、ペニス全体
がルビー色ではなく、ペニスの色が透見され、ピンクの生地であるかのようになって
きた。
 サファイヤは、丈瑠の陰部を前後から、あいかわらずの淫靡な手つきでさすり続
ける。
「ハアッツ!! あああううううっつ!!!」
 その反り返りが異常なことにサファイヤは気づいていた。
 (レッド、そろそろやばそうね。やはりこの媚薬は相当のものね。)
 「レッド、そろそろピンクとイエローの前で私にイカされてみない?」
 「ぜって。。。。っ。。。。イ・・イカね・・・っつ!!!!」
 必死の抵抗を見せる丈瑠。
 すでに涎を垂らし、歯を食いしばり、つま先を力強く立たせながらも、必死の我慢
を見せている丈瑠。
 そんな丈瑠に・・・。
 「殿!頑張って!」
 「丈瑠!負けないで!」
 臨とことはの応援の声。
 「お・俺は・・・・元真剣レッド・・・・今は、ファイトレッド・・・負けねっ!」
 しかし、そこに3分目の射精刺激が始まってしまった。
 「あああっ!!!ぐうあああっーーーー!!!!」
 しかし、丈瑠は最後の抵抗とばかりに、自らペニスの根元を握りしめた。
 「ぐうううっつ・・・俺は・・・あいつ等の前で、お前なんかに、いかされねえよ・・・・。」
 そういうと、丈瑠は、サファイヤに笑ってみせた。
 サファイヤは、一瞬怒りの表情を浮かべた後、丈瑠、臨、ことはに言った。
 「お嬢さんたち、レッドをこれからイかせるわよ。近くにきなさい!」
 そういうと、部下たちが、二人を浴槽の脇まで近づけた。
 「ちっきしょっつ!! そんな・・・ふざけんなっつ!!」
 丈瑠は、二人に見られながら陵辱を受ける。
 「殿!!」
 丈瑠のとんでもない状況をまざまざと見せつけられ、二人が絶句する。
 「み・・・みないでくれ。」
 丈瑠の懇願にもかかわらず、二人には、銃が突き付けられた。
 「目をそらしたら、どうなる?」
 「お前ら!!! ふざけっつ!!」
 必死にペニスを握りしめる丈瑠。
 観衆がそろったところで、サファイヤが丈瑠につぶやいた。
 「さ、もう終わりにしよ、レッド。」
 サファイヤは、丈瑠のペニスを握る手を取ると、代わりに自分の右手で鷲掴みにした。
 左手は、陰嚢を包んだ。
 「さ、お嬢さんたち、殿様とやらの最後だよ、ようく見てるんだよ。」
 淫靡は手つきで陰嚢をさすり始めた左手とは反対に、右手がしなるペニスを思い切
り扱きはじめた。
 ジュルッツジュルッツ・・シュシュッツ・・・ジュルリッ・・・ツルンッツ
 亀頭を扱くときには、ツルリという音が鳴り、茎を扱くときには、媚薬と精液のま
ざりあうジュルジュルとした音が響く。
 (もう、だめだ・・・。)
 丈瑠が完全な敗北を悟った。
 ドックン・・・。
 サファイヤが、丈瑠のペニスの鼓動を感じたところで、ぎゅっつと先端から根元へ
と強く扱いた。
 「あっつ!!そんな・・・っつ・・・・があああっつう!!!!!」
 まず、高さ1メートルもの高さまで精液が競泳水着を貫いて吹き上がった。
 その瞬間、競泳水着のペニスの先端が破裂するように破れた。
 ペニスは、そのすべてを露出された。それをさらに扱くサファイヤ。
 「あうんッ!!ああっ ハアッッツ!!! ウアアッツ!!!あああああああ!!!! いいいいいいっくうううううううっつ!!! 臨! ことは! ぜった
いに見るな!!! あああああああああああああああああああああああああああああ
ああああ!!!! いくいくっつ!!!!!!!!!!イグウウウッツ   あああ
っつ はああっつ!!!  ゥイッ・・・グウウッーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッツウツウウウクイクイク
クイクウウイクッツウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!」
ドクドクドクドクドックンドックンドクンドクンドック・・・・・ドクドクドクンド
クドオオオックン!!!ドックンドクンドクドクドクドクドックンン!!! ッツッ
ドックンン!!!!!
 精液が、止まることなく放出され続ける。普通ではありえない量の精液が、出て
いる。近くにいた臨とことはの頬にも、精液は飛沫のようになって飛んできた。
 あまりの出来事に絶句し、言葉を失っている二人・・・。
 まだ出続ける精液。
 扱けば扱くほど精液は出続ける。
 ドクリドクリドクンン!!!ドックン!!ッツッドクドク!!

 ようやく射精が止まった。
サファイヤが、確認するようにペニスをゆっくりと扱き、これ以上精液のでないこと
を確認した。
「レッド、お前の負けね。」
返事はなかった。
丈瑠は、気絶していた。いや、命が危ないことは誰のめからも明らかだった。
相当のダメージを暗い、屈辱を味わい、レッドだからこそ耐えることができた戦い。
しかし、最後の攻撃に、丈瑠の生命エネルギーは危機に陥った。

 そんな時、
 ドッカーーーン!!!
 「どうした!?」
 爆発音に驚くサファイヤ。
 「第一区域に侵入者あり!」
 「第一区域は、幹部の会議室が近い。敵か!?」
 部下の叫びに、サファイヤが走り出ていった。
その隙に、大理石の浴室に突然ブルーのバトルスーツを着た戦士が入ってきた。
 「レッド、臨さん、ことはさん、助けに来ました。」
 敵とも味方ともわからなかったが、今は彼に助けを求めるしかなかった。
 そういうと、ブルーの戦士は、丈瑠を抱き上げた。
 ペニスは、腫れあがり、精液臭がひどい。全裸の丈瑠・・・。
 「ひでえ・・・。」
 ブルーの戦士は、マスクで顔を隠していたが、怒りに満ちているのがわかった。
 「さ、行きましょう。」
 臨とことはは、二人を追いかけるようにして浴室を後にした。
 4人は、あらかじめブルーが用意した脱出ルートから無事に脱出した。
 

 エビルの基地・・・。
サファイヤがエビルに詫びていた。
 「エビル様、申し訳ございません。レッドと人質を逃がしてしまいなした。」
 エビルは、サファイヤと基地内のモニターをチェックしながら、
 「まあ、いいではないか。マイクロロボットが、すでにレッドに入り込んでいる
現在、仮にレッドが再び現れても敵ではない。ただ、あのブルーの戦士・・・気にな
るわ。」
 「確かに、レッドは、瀕死の状態です。しばらくは、あのブルーの戦士が出てくる
に違いありません。その時は、この落とし前をつけてもらいましょう。」
 「まずは、情報収集よ。レッドにもさんざんな目に合わされてきたのだから。」
 「わかっております。まずは、雑魚を当てがい、その戦いぶりをみて作戦を考えま
しょう。」
 「ま、十分楽しめたわ、レッドでね。ご苦労、サファイヤ。」
 「有難うございます、エビル様。」

 エビルは自室に戻った。そこには、大きなモニターがあり、これまでの丈瑠の陵辱映像が流れていた。
 エビルは、精液でまみれた丈瑠の破れた競泳水着を手に取り、匂いを嗅いだ。
 ルビー色の競泳水着は、精液と媚薬により光沢を失っていた。しかし、先ほどまで丈瑠が履いていた水着は、まだ温かかった。いまや布きれとなったこの水着に、先ほどまでヒーローが陵辱され、犯されていた。
 エビルは、水着の内側で、ペニスの当たっていた部分を指で撫ぜた。そこは、丈瑠のペニスとの摩擦により、生地がわずかに傷つき、ほころんでいた。
 (ここに、レッドのペニスが密着していたのね・・・。)
 エビルは、丈瑠の陵辱される映像を再度見ながら、指についた精液を舐めた。
 「レッド、御馳走様・・・。」
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