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  • 2013⁄08⁄01(Thu)
  • 22:33

テイミングミ おーとまたー

ついこの間二月になったかと思えば、もう二月も終わりに近付いている。
一年で最も短い月であり、あっという間に過ぎたと感じる人も特に多い。
風邪やインフルエンザが流行っていたり、花粉症に悩まされる人達で、
町中にはマスクをしている人達で溢れ返り、くしゃみをする姿もよく見られる。
「……うん、うん……分かったよ」
そんな二月の終わりの金曜日の夕方、とある住宅の一階にある広々としたリビングでは、
一人の中学生ぐらいの少年が、今時なスマートフォンを手に、会話をしていた。
ちょっとボサボサな黒髪のショートヘアに、大きな目が特徴のまだあどけない顔立ち。
身長は百六十センチにも満たない小柄な体格で、黒い学ランはまだブカブカな感じだ。
この家に住む十三歳の中学一年生、桜庭奏良(さくらばそら)だ。

『コンビニとかに買い物行くついででいいから、郵便ポストに入れて送ってくれる?』
リーフグリーンの携帯電話のスピーカーから、少し高めの若い女性の声が響く。
女性は隣の市に住む奏良の義理の姉で、昨年の春に大学に入ったばかりの大学生だ。
奏良の実の父親は幼い頃に亡くなっていて、母親によって育てられたが、
一年ぐらい前に病気で亡くなってしまい、母親の従兄に養子として引き取られた。
養父は世界で活躍するバイオリニストで、妻を数年前に亡くし、一人の娘と息子がいる。
世界中を飛び回っていて、滅多に帰らない養父の為、義姉がたまにやって来て、
面倒を見てくれているのだが、今日の昼にやって来て、送る予定だった封筒を忘れたらしい。

「……うん、分かった。丁度シール溜まったから、景品交換に行こうかなって思ってたんだ」
該当の商品に付いているシールを三十枚集めると、景品と交換出来るキャンペーンがあり、
奏良が好きな犬のキャラクターが描かれた、オリジナルのタンブラーが景品だった。
『……じゃあ、お願いね。ごめんね、また今度そっちに行く時、奏良君にお礼持って行くから』
「うん、分かった。おれに、任せておいて。じゃあ、切るね」
義姉がすまなそうに再度お願いすると、奏良は返事を返し、相手に断ってから電話を切った。
「……えーっと、封筒は……あ、これかな?」
携帯電話を学ランのポケットに入れ、ソファーの方へと行ってみると、
ステンドグラス風のガラスのはめこまれたローテーブルの上に、義姉の言っていた封筒があった。

「後は応募シートも、忘れずに……えへへっ、タンブラー手に入れたら抹茶オレ飲もっと!」
大型液晶テレビの近くにある、DVDやCDやゲームソフトの並ぶ棚から、
キャンペーン専用の応募シートを取り、景品のタンブラーの写真を見て笑う奏良。
「あ、そう言えばこの間ネットで予約していた本も、受け取りに行かなきゃ!」
コンビニのサイトで、今日発売したばかりの本を予約していたのを、奏良は思い出した。
奏良は読書好きで、特に海外のファンタジー小説の翻訳版を読むのが好きで、
今回予約した本は、亡国の王子が故郷を取り戻すべく奮闘するシリーズの最新巻だった。
「レオナルドが、崖から落ちた所で終わったんだっけ」
期待に胸を膨らませニコニコと笑いながら、自室に受取票を取りに行くべく、リビングを後にした。
「……あー、外寒かったなぁ!交換したタンブラーで、抹茶オレ飲もっと!」
約三十分後、コンビニのビニール袋を片手に、奏良は扉を開けてリビングに入って来た。
暦の上ではとっくに春で、もうすぐ三月という春が迫る時期だが、日が沈めば寒い。
寒い中を歩いて来た後は、ホットな飲み物や食べ物に癒されたいと思ってしまう。
そのままリビングに隣接したキッチンに向かい、流しで手荒いとうがいを済ませる。
コンビニの袋からタンブラーの箱を取り出し、中身のタンブラーを水で洗う。
食器棚の引き出しから、抹茶オレの粉末が入った瓶とスプーンを取り出し、
タンブラーに粉末をスプーンで入れ、ポットの湯を注ぐと、スプーンで掻き混ぜる。
真っ白な湯気と共に、抹茶オレの甘い匂いが鼻孔を刺激し、思わずウットリしてしまう。

「あーー、美味しい!やっぱり、寒い時は抹茶オレかココアだよね!」
抹茶オレを何口か飲み、ニコニコと満面の笑みで言う奏良の顔は、まさに天使のようだった。
ゴクゴクと抹茶オレを飲んでは、花が咲き乱れそうな笑顔を浮かべる。
「あーー、美味しかった!身体もポッカポカだし、テレビでも見ながらお菓子でも食おうっと!」
タンブラーを流しに入れ、コンビニの袋から購入した菓子類を取り出す。
一口サイズのクッキーやチョコレート、飴玉の詰め合わせ、ジェリービーンズなど。
「……ん、何だろう?」
その中に見覚えのないものが紛れ込んでいることに、奏良は気付いて首を傾げた。

「……これって、グミ?でも、見たことないパッケージだな」
それは、動物と少年のイラストが描かれた袋で、中には動物の形をしたグミが入っていた。
見覚えのないパッケージの商品であるし、買った覚えは奏良にはない。
カゴに入れる時に紛れ込んでしまい、そのまま購入してしまったのだろうか。
どうしたものかと頭を悩ませ、奏良はコンビニのレシートを確認して見る。
そこには、『テイミングミ』と半角カタカナで確かに表記されていた。
「テイミングミ、か。聞いたことないけど、発売されたばかりの新商品かな?
動物だから、『テイミング』と『グミ』を合わせたネーミングなんだろうね」
奏良は菓子類の袋を抱え、リビングに戻ってローテーブルに置いた。

「あ、制服脱いで来ないと!」
未だに学ランのままであることに気付き、奏良はリビングを出ようとした時だった。
玄関の扉が開閉する音と、『戻ったぞー、奏良!』という少年の大きな声が聞こえた。
「あ、大樹兄ちゃんだ!もう帰って来たんだ、いつももっと遅いのに!」
声の主の正体は、奏良の義兄で桜庭家の長男坊である、桜庭大樹(さくらばだいき)だ。
程なくして大樹は、『外、すげー寒かったぞ!』とリビングの扉を開けて、中に入って来た。
身長は百七十センチぐらいで、オレンジ色に染めた髪をソフトモヒカンにしていて、
頬に絆創膏を貼ったいかにもやんちゃそうな顔立ちで、奏良と同じ年ぐらいの少年だった。
奏良と同じ黒い学ランを纏い、肩から青と白のスポーツバッグを提げていた。

「お帰り、大樹兄ちゃん!今日は、早かったんだね!」
ニコニコと笑顔で義兄を迎える奏良に、大樹はニカッと八重歯を見せて笑った。
「まーな!部の連中に焼肉に誘われたんだが、断って来たぜ!」
大樹は奏良と同じ学校の中学二年生で、運動神経抜群な体力馬鹿であり、
部活は水泳部に所属し、昨年の秋からはキャプテンになっていた。
ガサツな性格で荒っぽい口調だが、義弟である奏良を実の弟のように、
何かと可愛がってくれていて、奏良も実の兄のように慕っていた。
「そうなんだ。おれ、着替えて来るね!」
奏良は義兄にそう告げると、リビングの扉を開けて出て行った。
「……お風呂沸かして来たから、沸いたら入っ……だ、大樹兄ちゃん!?」
約二十分が経過し、自室で着替えるついでに風呂の掃除をし、湯を入れて来た奏良は、
リビングの扉を開けながら義兄に声を掛け、目に入り込んで来た光景に、目を見開いた。
大樹はソファーに腰を下ろし、ローテーブルの上の菓子を摘まみ、口に入れようとした姿勢のまま、
ピシッと石になったかのように硬直し、無表情でボンヤリと虚ろな目をしていた。
あまりに異様な雰囲気で、奏良は義兄の前へ行き、
『だ、大樹兄ちゃん…?』と恐る恐る声を掛けてみるが、全く反応を見せない。
『大樹兄ちゃん!』と、肩を揺さぶってみるが、やはり何の反応も見せない。

「ど、どうしちゃったんだよぉ…大樹兄ちゃん……立ってってば!」
突然の義兄に起こった異変に、奏良は今にも泣き出しそうな声で兄に呼び掛けた。すると…。
「……はい、立ちます」
機械のような無感情的な声で答え、大樹はソファーから立ち上がって、
床の上で気を付けをして直立し、また石になったかのように硬直した。
「だ、大樹兄ちゃん、ふざけているの?」
義兄がふざけているのかとも思ったが、どう見てもそういう雰囲気ではない。
頭を抱える奏良は、ローテーブルの上に広げられた菓子類の袋を見て、
『テイミングミ』の袋が開き、中身がいくつか溢れていることに気付いた。

「まさか、まさか…いや、でもそんなことって……」
義兄に起きている異変について、ある可能性が奏良の脳裏を過ぎった。
以前読んだ本の中の話であるが、菓子の家に住む魔物が人間に化け、
子供に甘い菓子を食べさせ、自分の言う通りに動くように洗脳するというものがあった。
それと同じものなのかは分からないが、義兄が見せた反応から考えると、
テイミングミを食べた義兄は、自分の言う通りに動くようになっている可能性がある。
「大樹兄ちゃん、パンツ一丁になってよ」
試しにそんなことを命令してみると、『……はい、脱ぎます』と答え、脱ぎ始めた。

水泳と筋トレで鍛えられた、引き締まった筋肉質な肉体は、中学生ながらに腹筋が割れ始め、
穿いているゼブラ柄のビキニパンツの裾から、白い日焼け跡がチラッと見える。
二人の通う学校は、伝統のある私立校であり、中高一貫の男子校であり、
今時珍しく指定水着が、ブーメランタイプの競泳パンツになっている。
夏の練習でクッキリ刻まれていた頃に比べると、薄くなってはいるものの、
ビキニパンツから少しはみ出た、白い日焼け跡のラインが判別出来る。
よく一緒に風呂に入ったりしているし、家の中を全裸やパンツ一丁で徘徊する姿もよく見る。
なのに、何故か奏良は今までに感じたことのない感覚に襲われ、
じっくりと義兄のスイマーらしい肉体を眺め、ペタペタと触ってしまう。
「……何か、おれ…変だ…勃起、しちゃってるし……」
義兄の身体を眺め回し、ペタペタと触っている自分に戸惑う奏良。
いつの間にか勃起し始めていた、自分の股間にあるものを認識し、
グリーンのハーフパンツ越しに触れて確認し、更に困惑してしまう。
四月には中二になる彼は、昨年の秋に精通を迎えて初めて夢精し、
そのことを恐る恐る相談した大樹に、説明とオナニーのレクチャーを受けたことがあった。
風呂場で大樹に自分のチンポを握られ、皮を剥かれて扱かれた時のことが思い出され、
チンポは硬く勃起してしまい、あの時に味わった快感をもう一度味わいたい気持ちになってくる。
奏良のまだ未熟な精神は、いとも簡単にその欲望に染められてしまった。

「あぁ…大樹兄ちゃん、おれの服を脱がせて…オナニーを教えてくれた時みたいに、してよ…っ!」
欲望のままに義兄に命令する奏良に、『……はい、分かりました』と答え、
奏良の衣類に手を掛け、一枚一枚脱がせて行き、全裸に剥いてしまう。
まだ毛も生えていないツルツルの肌で、しなやかで華奢な色の白い肉体と、
それに似合った小振りのチンポは、勃起しても完全に剥け切らない仮性包茎だった。
大樹はソファーに腰を下ろした奏良の股間に手を伸ばし、我慢汁を溢しているチンポを握った。
「……ぁあ…っ!」
チンポを握られ、思わずビクンビクンと身体を震わせてしまう奏良。
大樹は義弟のチンポの包皮を剥き、竿を上下に扱き始めた。

「はぅう…ぁああ…大樹…兄ちゃ…っ!」
シュッシュッシュッと動く義兄の手は、次第に激しくなって行き、
それに比例して奏良の喘ぎ声も激しくなり、我慢汁の量も増えて行く。
大樹に教えられてから何度もオナニーしていたが、他人の手で扱かれる方が気持ち良く、
奏良は涙を滲ませ、いつものオナニー以上の快感に身を震わせ、我慢汁を溢す。
「ぁあん…も、らめぇ…っ!イ、イッちゃうぅ…イッちゃうよぉ…
イッちゃうよぉぉおん…っ…ああああぁああぁあっ!!」
遂に義兄の手で絶頂に達してしまい、奏良はブシュウウゥッ!と激しく射精した。
大樹の頭だけでなく、自身や床やソファーにも精液が飛び散った。

「……ハァハァハァ…ッ……」
ソファーにもたれ掛かって、荒い呼吸を繰り返し、恍惚とした表情で快楽の余韻に浸る奏良。
一方の精液を浴びた大樹には、異変が起こり始めていた。
全身がガクガクと激しく痙攣し、少しずつ筋肉が発達して行き、腹筋がボコボコに割れて行き、
ローテーブルの上のグミと袋が光となって、肉体へと次々に吸い込まれて行く。
ビキニパンツに浮かぶもっこりも、ビクビクと激しく震え、
じわじわと赤いシミが滲み始め、辺りに苺のような甘酸っぱい芳香が漂い出した。
そして、ビキニパンツは苺の香りがする、赤いゴムのような質感のものに変化してしまった。
すると、虚ろだった目に光が戻り、無表情だった顔にも表情が戻った。

「……サンキューな、奏良…お前のお陰で、『グミミック』として活動出来るぜ!」
大樹は心ここにあらず状態の奏良を眺め、ニヤリと口端を吊り上げ、股間を揉む。
『グミミック』とは、大樹の肉体に寄生し、肉体と精神を取り込んで乗っ取った寄生生命体のこと。
地球より遥か遠く離れた場所にある軍事開発研究所で、兵器の一つとして生み出された。
ゼリーやグミのような不定形の生き物であり、人型生命体の雄の肉体へと寄生し、
肉体と精神を乗っ取り、乗っ取った生命体そっくりに擬態することが出来る。
軍事開発研究所が襲撃を受けた際に脱走し、宇宙ゴミに紛れて宇宙空間を彷徨い、
遥か遠くの地球へと辿り着いたのだが、その時にはかなり疲弊してしまっていた。
残された力でグミに擬態し、寄生主となる人間に拾われるのを待ち、深い眠りに入ったのだった。
そして、奏良によって持ち去られ、一部を食べた大樹の肉体と精神を蝕み、
糧となる精液を取り込んだことで、完全に大樹の肉体と精神を乗っ取り、覚醒したのだ。
「……ハァハァ…ハァハァ…ハァハァ……」
未だ心ここにあらずの様子で、荒い呼吸を繰り返している奏良は、
義兄に起きた異変に気付かない様子で、大樹はニヤニヤといやらしく笑う。
「へへっ、可愛いな奏良は。オレを目覚めさせてくれた礼に、
もっともっと気持ちいいこと、お前に教えてやるぞー!」
元々の大樹は、この年頃の少年らしく性に対して好奇心が強く、性欲も旺盛で、
学校で友人達と猥談したり、エロ本の貸し借りをしたりする、普通の男子中学生だった。
しかし、人型生命体の雄に寄生し、精液を糧とするグミミックとして目覚めた今は、
男に欲情を抱き、寄生対象候補として捉えられるようになってしまっている。
特に目の前の義弟に対しては、義弟想いだったことが強く影響しているのか、何よりも愛しく思える。

「ふぅん…っ!」
大樹が気合いを入れると、ゴムのような質感のグミのビキニパンツがうねうねと動き出した。
尻の辺りから押し出される心太のようにうにゅーと、フランクフルトぐらいの太さで、
ビキニパンツ同様にゴムのような質感で、赤くて苺の匂いのする長い紐のようなものが現れた。
それは紐ではなく、触手と呼ぶのが相応しいものであり、三本まで増えた。
グミミックは擬態能力を持ち、姿形を変えられる生命体であり、
それは大樹の肉体に寄生しても、変わってはいない為、このように触手を生やすことも可能だ。
触手はプルプル震え、先端を蛇の頭のように変え、生きてるようにうねうねと動き始めた。

「ハァハァ…だ、大樹…兄ちゃん…っ!?」
呼吸が少し落ち着いてきて、理性を取り戻し始めた奏良は、義兄の姿を捉え、
その異様な姿に驚愕し、目を大きく見開いて息を呑み、恐怖にブルブルと震え出した。
「そんなビビんなくたっていいだろ、奏良?兄ちゃん、傷付くぞー?
ほら、奏良の好きな甘いもんやるぜー!しっかりくわえて、しゃぶれよ?」
「うぐぐ…っ!?」
二本の触手がシュルルルルと奏良の身体に巻き付き、動きを封じると同時に、
残りの一本の触手が、強引に口の中に押し入って、紡がれる言葉をも封じてしまった。
触手は甘酸っぱい苺の味がして、蛇のような口からネットリした粘液が溢れ、
更に苺の味が口内に広がり、口を塞がれている為に、ゴクゴクと飲み込まされてしまう。

「んん…んぐぐ…ぅ…っ……」
最初の内こそ、奏良は抵抗しようとしていたが、粘液を飲み込んで行くに従い、
トロンと蕩けた表情を浮かべ始め、母親のおっぱいを吸う赤子のように、触手を吸い始めた。
粘液には催淫作用と、魅力させる効果が含まれていて、その効果が効き出しているのだ。
「んん…ちゅぷぅ…ちゅぷぅぅ……」
「奏良、可愛いぜー!写真、撮ってやるからな!」
触手を夢中で吸う義弟の愛らしさに、以前よりも馬鹿兄になった大樹は、惚れ惚れしながら、
床に落ちている自身の学ランのポケットから、義弟と同じ機種で赤い携帯電話を取り出した。
何回も連続して撮影し、触手を吸う義弟の姿を、様々な角度から写真に納めて行く。

「んんん…ちゅぷぅ…んんぅ…ちゅぷぅぅ……」
「今度はお前の身体、ヌルヌルにしてやるぞー!」
大樹は二本の触手を動かし、蛇のような口から赤い粘液を溢れさせ、
奏良の身体を粘液まみれにして行き、苺の芳香を室内に充満させて行く。
二本の触手の動きで、奏良は首から下を赤い粘液でヌルヌルにされてしまった。
納豆のように糸を引き、クチュクチュやピチュピチュという水音がする。
「くうぅ、可愛いぞー!すげー可愛いぜ、奏良っ!」
大樹は再び携帯電話で、ヌルヌルになった義弟の姿を何枚も撮影して行く。
「そろそろ我慢出来ねーから、準備しとくか!」
「ちゅぷぅぅ…んんんん…ちゅぷぅぅぅ…んんん…ぅ…っ…!?」
大樹の意思で二本の触手が再び動き始め、一本は奏良のチンポをパクッとくわえ込み、
もう一本は奏良のアヌスに伸び、粘液をドバァと吐き出し、内部へと侵入を開始した。
初めての刺激に驚く奏良だったが、粘液によって感度を高められている為、
ビリビリと痺れるような快感が下半身を貫き、恍惚した表情で身をくねらせる。
吸引するのを忘れられた触手は、自ら動き回って口内を犯し、粘液を飲み込ませて行く。
アヌスは触手によって瞬く間に蕩けさせられ、抜き去られた時には、
生き物の口のように開閉を繰り返す状態にされ、物欲しげに男を求めるようにされた。

「へへっ、もういいだろ!」
準備が出来たのを確認すると、大樹は義弟のチンポをくわえる触手を除き、触手を引っ込めた。
『ぁああん』と寂しげな声を出す奏良に、『待ってな、挿れてやっから』と囁く大樹。
ビキニパンツの股間に左手を触れると、スーっと切れ目が出来、ポロッとチンポが飛び出した。
部のルールで剃られている為、小さな茂みがあるだけの股間。
その股間に生えているものは、中学生とは思えない立派なものだった。
長さは二十センチ近くあり、太さも触手より少し太く、包皮は完全に剥けた状態になっていた。
天を衝くようにそそり立ち、亀頭の先端からは赤い粘液をタラタラと溢していた。
そのチンポは、元々の大樹のものとは全く異なる見た目であり、
大樹が常日頃抱いていた、理想のチンポ像の通りに変化したものだった。

「へへっ、どうだ?オレのチンポ、すげーだろ?」
自慢げに義弟に向かって股間を突き出し、軽く腰を左右に振って問い掛ける大樹。
「……ぁあぅ…大樹…兄ちゃん…おっきいぃ……」
赤い粘液混じりのよだれを垂らし、奏良は羨ましそうに義兄のチンポを見つめる。
「今、ケツに挿れてやるからなーっ!」
大樹はニカッと笑うと、ソファーの上に上がり、義弟の脚をM字に開かせ、
物欲しげにヒクヒクするアヌスに、チンポを宛がうと、ゆっくりと挿入を開始した。
「ぁああん…っ!」
粘液で蕩けたアヌスは、初めてとは思えない程にスムーズにチンポを飲み込んだ。

「入ったぞ、分かるか?オレとお前が、繋がってるんだぜ!
すっげーだろ、嬉しいだろ?兄ちゃんと繋がって、嬉しいかー?」
大樹はニヤニヤといやらしく笑い、奏良の右手を掴むと、繋ぎ目の辺りを触らせる。
「あふぅ…大樹兄ちゃんと……繋がってるぅう…嬉しいよぉ…っ!」
奏良は義兄と繋がっていることに喜び、涙をポロポロと溢し、何度も手で触れる。
大樹は可愛いことを言う義弟の流す涙を舌で舐め、頭を優しく撫で回す。
「腰、動かすぜー?そうすると、すっげー気持ちいいからなー!」
「ぁあん…あん…ぁはん…っ!」
大樹が腰を動かし始めると、奏良は甘く蕩けた声で喘ぎ出した。
「はっ…はっ…はっ!どうだ、奏良…気持ちいいかー?はっ…はっ…はっ…!」
「ぁあん…はぁん…あん…イイッ…イイよぉ…っ!」
ソファーの上に仰向けになった大樹は、自身の上に寝る奏良の腰をガシッと掴み、
激しく腰を動かし、クチュクチュやパンパンパンと音を響かせ、アヌスを犯し続けていた。
二人は互いに初めてのアナルセックスを堪能し、義理の兄弟…男同士で交わる快楽に酔っていた。
「はっ…はっ…そろそろイクぜ…っ…ケツん中に種付けしたら、
お前もオレと同じになれる…ぐあああああぁああぁっっ!!」
「嬉し…っ…んぁああああぁっっ!!」
やがて二人は同時に達し、奏良はチンポをくわえる触手の中へ、大樹は義弟の中へとぶっ放した。
ネットリとしたものが大量に注がれるのを感じながら、奏良の意識は闇に飲み込まれて行った。

「ハァハァ…気持ち良かったぜ…っ!」
荒い息を吐き出しながらも満ち足りた表情で、大樹は義弟の中から抜いた。
ぽっかり開いている奏良のアヌスから、赤い精液が溢れる。
グミミックの精液を種付けされた者は、グミミックに寄生されてしまう。
義弟が自身と同じものになるのを見守ろうと、大樹は触手を引っ込めてソファーから下りた。
程なくして奏良の身に異変が起こり始め、ガクガクと小刻みに激しく全身が痙攣し、
華奢だった肉体の筋肉が、少しずつ発達して行き、腹筋が義兄程ではないものの割れて行く。
そうして、義兄程マッチョではないが、引き締まった筋肉質な肉体に変化した。

勃起したままのチンポも、少し大きさを増し、ビクビクッと震え、
亀頭の割れ目から黄緑色の粘液が溢れ出し、白葡萄のような甘い芳香が漂う。
粘液は股間を覆うように広がって行き、全身を覆う赤い粘液を取り込み、
黄緑色に変色させ、匂いも白葡萄のものに変化させてしまう。
黄緑色粘液は、首から下を覆うラバースーツのように変化し、スリムマッチョな肉体を締め付け、
肉体のラインを浮かび上がらせ、股間をもっこり膨らませ、引き締まった尻に食い込む。
「んん…んんんんん……」
グミミックに寄生され、精神と肉体を乗っ取られた奏良が目を開け、上半身を起こした。

「大丈夫か、奏良?身体、どこもおかしくねーか?自分のこと、分かるか?」
心配げに声を掛ける大樹に、奏良は振り向くとニコッと笑顔になって、ブイサインをした。
「えへっ、大丈夫だよ!大樹兄ちゃん、ありがとう!
グミミックになれて嬉しいよ、僕!大好きだよ、大樹兄ちゃんっ!」
自身を生まれ変わらせた大樹に感謝し、奏良はガバッと勢い良く抱き付いた。
奏良を受け止め、ニカッと大樹も笑顔になり、グミミックとして目覚めた仲間を祝福する。
「オレも愛してるぞー、奏良!オレ達、今日からは本物の兄弟だ!」
「んふ…っ…そう言えば、そうなるね!おれ、嬉しいよ…っ!」
両頬に何度もキスする兄に、弟は抱き合う兄に自分の身体を擦り付ける。
リビングでは、血の繋がらない義兄弟から本物の兄弟になった二人の、
とても幸せそうな声が響き、性交する音や喘ぎ声も響き始めた。

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