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  • 2015⁄10⁄17(Sat)
  • 22:50

奉納オチンチン相撲

期末テストも終わり、学校ももうすぐ夏休みを迎えようかという頃の
土曜の短い授業を終えて下校する光君と洋助君。

この年代の少年は大抵仲良しグループの中で適当に違う顔ぶれで騒ぎながら
下校するのが普通ですが、光君と洋助君だけは常に二人っきりで
他の男子達とは帰ることのない、まるでカップルのような下校をしていました。

自分でウンチを拭くことができない光君を支えてあげるという
普通の少年だったら絶対嫌がりそうなことを頼まれたのに、今では喜んで
光君を支え、唯一無二の親友になっている洋助君と、自分の恥ずかしい姿を
晒すことに悩みながらも今ではすっかり洋助君の優しさを信頼しきっている光君。

そんな二人だからこそ結びつきも強いのでしょうし、他に友達がいなくても
二人っきりの方が良いという思いになっているのかもしれません。
ましてや、実は光君も洋助君も相手に対してお互いに性的な気持ちの
芽生えすら感じているのですから、二人の関係に
他の誰も入ってほしくないとすら無意識に思っているのでしょうか。

女子への興味が異様に高まる年頃の男子が、学校でも外でもいつも二人っきりの
男同士で行動していれば妙な噂が立ってもおかしくはないのですが
二人が美少年として国に指定されているぐらい可愛いことと
もともと大人しくあまり集団にならないという美少年のイメージが二人を守っているのかもしれません。

心は深く繋がっていても口下手な二人は、一緒に下校をしていても
ただ黙々と歩くのみであまり会話はなく、やっと口を開いたと思ったら
お別れの挨拶だったということも珍しくありません。

今日も特に話すことはなく、黙々と歩くだけの二人ですが
その沈黙を二人が気まずく思っているということもなく、それが普通の感覚なのです。
信頼しあっているからこそ、二人っきりで歩くだけで充分嬉しく
毎日の下校も二人にとっては時間の短いデートのような気持ちなのでした。


そんな時、光君が道端の壁に貼ってある貼り紙を目にしました。
そこには町内の神社による夏祭り、奉納祭の一環として恒例になっている
奉納相撲の日程が予告されています。

光君達の町内の奉納相撲は特に力が入っていることで有名で
奉納相撲といってもただの相撲ばかりではなく、赤ん坊の反応を競う泣き相撲や
笑い声と表情を競う笑い相撲、不満を大声で叫び飛ばしてスッキリする叫び相撲など
様々な相撲が数日にわたって行われる行事になっているのです。

もちろん一般的な少年相撲も行われており、少年達が見よう見まねで
土俵の上で相撲を取るほのぼのとした光景も立派な町内の風物詩になっています。
勝ち負けを競うよりも少年の元気を神様に奉納するという意味で
あえて相撲部などの経験者を除いて普通の少年のみの参加に限定することで
細身の少年達が一生懸命頑張り、一方的な相撲にならないように工夫がされています。

美少年の積極的な参加を推奨するなど、単なる力自慢のための行事ではなく
頑張ることが大事という理念を大切にしていますが、一方で大勢の美少年を
半裸という見せ物にすることによって他地域からの見学や支援を増やし、
寄付金を必要以上に稼ぎたいのではという一面も指摘されています。

「洋助君は今年も相撲に出るの?」

光君の質問に、洋助君はそうだよと頷きました。
光君よりも運動が得意な洋助君は、同じ細身でありながら体格は良く、
少年相撲の参加者の中では充分に優勝候補でもありました。
色黒でクールな顔立ちと真面目な性格もあって、町内のお母さん達の中でも
一番応援されています。

光君も運動音痴というわけではありませんが、臆病な性格のため
相撲も痛くて怖いスポーツという印象を持って参加したがらず
さらに過保護な光君のママがそれを後押ししているので、まだ一回も参加したことはありません。
少年相撲で賞状をもらったマワシ姿の洋助君と、私服姿の光君が並んで撮った写真が
夏祭りの思い出の一枚になっているのがいつもの事でした。


その頃、光君のママと洋助君のママは共に町内会の集まりに参加していました。
集まりの内容はもちろん夏祭りの日程のことですが、特に奉納相撲の事が
話題の中心になっています。その話題とは、今年から新たに
相撲の種類を増やそうということでした。

「あくまで実験レベルではありますが、今年の奉納祭に新たに加える相撲の一つとして
 『オチンチン相撲』を提案させていただきたいと思います」

町内会長の口から堂々と宣言された思わぬ単語に、集まったお母さん達は目を丸くします。
光君のママと洋助君のママも目を合わせて何かの間違いではないかと確認し合いますが
それは聞き間違いでも何でもありません。本当にオチンチン相撲なのです。

オチンチンと言えば、それは男の子のオチンチン以外の何物でもありません。
もしかしたら他に何か意味があるのか、それとも奉納行事に関係のある言葉なのか
集まったお母さん達は顔を赤くしながらヒソヒソと相談しあっています。

「ちょっと…よろしいでしょうか?」

一人のお母さんが、恐る恐る質問をするために手を上げると
町内会長は笑顔でそのお母さんの言葉を遮り、全てお見通しと言った表情で
オチンチン相撲の説明を始めました。

「分かっています。オチンチン相撲と言われただけでは混乱して当然でしょう。
 単刀直入に言えば、美少年の元気に勃ったオチンチンで相撲を取るものです」

「元気に勃った」の一言で、またお母さん達は困ったように顔を赤くしています。
オチンチンというだけで恥ずかしいのに、勃起まで付け加えてしまうなんて。
ですが、ここまで堂々とされると恥ずかしさを通り越して素直になってしまうのか
赤面しながらも思わず顔がほころんでしまうお母さんもいました。

年頃の息子を持つお母さんなら、誰しも息子のオチンチンの成長と勃起には
色々な思いを抱えるはずです。勃起をはしたないと思いながらも
一人前に勃起が出来るオチンチンになった事を褒めてあげたくなったり、
勃起をするのは男の子として元気な証拠と理解しつつも
あまり勃起ばかりしていると不安になってしまったりするでしょう。

一人の男性としてのプライバシーを尊重してあげる時期に来たことを感じながらも
息子の勃起したオチンチンのことまで把握していたいお母さんの葛藤。
いやらしい事を考えるようになったのは良くないことと思っているのに
性に目覚めた息子に対して、オナニーやセックスの意味を教えようと
お節介を焼きたくなる矛盾を抱えながら、息子の思春期を共に過ごすのです。

「これは、おふざけでも何でもありません。ちゃんと意味はあるのです。
 成人した男性のオチンチンは、不潔で汚らわしい性的な物でしかありませんが
 美少年のオチンチンは、男の子の元気と明るさを象徴するものであり
 神様の前でそれを勃起させるというのは、男の子の元気と明るさを
 神様に奉納することによって、これからも男の子達が健康で笑顔でいられるように
 お守りくださいとお願いするということになるのです」

大まじめな町内会長の言葉に、お母さん達も少しずつ納得していきました。
さらに美少年のオチンチンということになれば、少しは邪な気持ちも働いて
賛同の声がちらほらと上がってきました。

「それでは皆さん、オチンチン相撲の追加に一応は肯定してくださる
 ということでよろしいでしょうか?これは町内会としても是非成功させたいことです。
 そのためには、皆さんの理解と協力が必要なのです」

世の中には男性が半裸になる祭りは多いです。
本来は神聖のためには全裸が正しいのでしょうけど、公共と倫理の問題で
半裸になっているだけなのです。もちろん汚い男の裸は見たくないのが
女性の本音でありますが、可愛い美少年のフルチン姿なら見たいと思うのも本音なのです。
汚れなき美少年が、汚れないフルチン姿になる。それならオチンチンをさらけ出すことも
神聖な奉納の儀式といって充分通用するとお母さん達は思ったのです。


「今年はあくまでオチンチン相撲を定着させるための実験的な場でありますが
 神聖な儀式として行うために、何名もゾロゾロと参加させることはせず
 毎年一組、町内会が指名した二人のみとしたいと考えています」

土俵の上で行われる取り組みの様々な結果に一喜一憂するための相撲ではなく
奉納することに目的を置いた、おごそかな儀式としてオチンチン相撲を行いたいと
町内会長は告げます。そのためにも美少年が適任なのでしょう。

「そこで私には今回のオチンチン相撲に適任と思われる美少年の腹案がございます。
 浅見光君と大葉洋助君の二人に、私は是非参加していただきたいと思います」

町内会長がそう発言すると、お母さん達の目が一斉に
光君と洋助君のママに向けられ、二人の反応と返事を待ちます。
自分の息子のオチンチンを公衆の面前で晒させることに当然抵抗はあるものの
神聖な奉納の儀式という建前を押しつけられてしまった上に
夏祭りの成功のためという重圧までのし掛かっているのですから
この状況で断れるはずもありません。

「分かりました。私の息子が適任というのであれば、断る理由はありません。
 ただ、息子も年頃なのですから、正式な返事は
 息子を説得して納得してくれるのを待っていただきたいと思います」

町内会の重圧を察知した洋助君のママは、一応は承諾の返答をしつつも
少しでも時間稼ぎが出来るように上手く答えました。
町内会長もそれを認め、洋助君のママの素早い決断を讃えると共に
光君のママにも早い返事を求めます。こうなると尚更拒否するわけにもいかず
返事に迷うことすら場の空気を壊すことになりかねない雰囲気に
光君のママもそれが光栄であるかのように参加を承諾しなければなりませんでした。

「これでほぼ決まりですね。夏祭りの成功のために快く協力してくださった
 お二人に拍手をお願いします。お二人の力で是非オチンチン相撲を成功させましょう」

一斉に拍手に包まれる集会所の中で、拍手に困りながらも
愛想でお辞儀を返す光君のママと、すっかり腹を括った様子の
洋助君のママがどうしたものかと立ちつくしていました。


その後、会はひとまず解散しましたが、光君のママと洋助君のママは
町内会長にオチンチン相撲の説明を一通り受け、協力をよろしくお願いしますと
念を押されて帰宅することになりました。

どう神聖な儀式だと言われても、あまりにも恥ずかしいオチンチン相撲に
光君のママは、光君が大丈夫なのかと帰り道でもしきりに心配していますが
洋助君のママは、もう参加を前提で割り切って考えています。

「まあ、こうなったらなったで息子に頑張ってもらうしかないわね。
 むしろ、洋助と光君が一緒になったことを幸いと思わないと。
 二人一緒なら何とか頑張れるだろうし、心の準備も早く出来るわよ」

光君のママは光君に対して甘く過保護ですが、洋助君のママは
さばさばした言葉遣いの通り、多少の無理は頑張らせる育て方をしています。
洋助君のことをしっかり見守りつつも、時にはあえて突き放して甘やかさないことで
強い心を作らせたからこそ、洋助君は光君を守れる存在になれたのでしょう。

女性にしては立派な体格は、いかにも洋助君の母親という雰囲気で
肌の色も強い性格も、しっかり洋助君に受け継がれているようです。
こうして光君のママと洋助君のママが並んでいる姿を見ると
光君と洋助君の関係がそのまま写されているようでもあり、面白いものです。

「うちの洋助はもうオチンチンを勃たせることぐらい覚えていそうだけど
 光君の方はどうですか?ウブそうですから浅見さんも
 教えるのに苦労するかもしれませんよ」

子供なりに男としては成長していそうな洋助君に対して、光君の方は
いかにも性について何も知らなそうな印象がありありなのは
見た目でも性格でも一目瞭然です。

「そんな事…。うちの光君だって、もういじる事ぐらいはしてますから…」

実際には、光君はもう立派にオチンチンを勃起させて遊んでいるのですが
光君のママが知っているのは、光君が寝ているときに布団の中で
オチンチンを触っていることがあるという事ぐらいのようです。

顔を赤らめながら、恥ずかしそうに光君の性の芽生えを告白する光君のママ。
息子のはしたない行為を明かす恥ずかしさはあっても、光君もちゃんと
男としての当然の行為をするという成長をしてる事を認めさせてあげたかったのです。

「あはは、それなら安心ってところかしら。
 もし、光君がどうしても無理そうでしたら相談してくださいよ。
 いざとなったら洋助一人だけでも奉納の儀式に出来ないか掛け合ってみます」

光君によって頼りになる洋助君のように、洋助君のママもまた
頼りになるお母さんなのでした。
「えーっ!? オチンチン相撲って、何なのママ?」

帰宅後、ママと一緒に洋助君の家に招かれた光君は、洋助君と一緒に夏祭りのオチンチン相撲への参加をママ達に聞かされ、とても驚いています。それもそうでしょう、何といっても相撲の名前があのオチンチンなのですから。
ママ達にとっても光君達にとっても、オチンチンといえば光君と洋助君の股間に付いている小さなオチンチンしかありません。いったいどんな相撲なのかすら想像できなくても、おかしくて恥ずかしい事をするのではないかというのだけは分かるのです。

もしかしたら、みんなの笑い物にならなくてはいけないようなみっともないことをさせられるかもしれないと困惑する光君と、きっと町内会で変な役目を押しつけられてきたに違いないと不満顔な洋助君の不安をまずは解消するために、洋助君のママが口を開きました。

「そりゃあ、私もそんな変な名前の行事に洋助達を参加させたくないと思ったよ。だけどね、町内会長が神聖な奉納の行事だと言っている以上私達もそれが神聖なものだと信じて協力するしかないんだよ」

自分の息子が恥ずかしいことをさせられると感じていても、町内会の圧力を悟ってもう引き受けるしかないと腹を括った洋助君のママは、二人を無理に納得させるという辛い役を、心を鬼にして演じました。


美少年である以上、女性の見せ物になるという運命は避けられないのです。その運命を息子達に体で理解させ、それに耐えていける強い心を持ってもらいたい。洋助君のママは、それがいつかは美少年が通る道だというのなら、今がそれを経験させる良い機会だとも思ったのでしょう。

美少年の悲しい運命のことまでは光君達には話しませんでしたが、これは正式な行事なのだからみんな理解してくれるだろうし、もう決まったことなのだから逃げてはいけないと諭し、最後には強引に二人に諦めさせてしまいました。

「男の子がオチンチン出したぐらいで恥ずかしがるんじゃないよ。みんなに見せつけてやる!ってぐらいの気持ちになればいいじゃないか。恥ずかしいと思わなければ、何にも恥ずかしくないんだよ」

口調は厳しいですが表情は優しく、頑張らなくては駄目だよという、強引な中にも愛情を感じさせる説得に、光君はちょっとシュンとしながらも納得し、洋助君は自分のママのやり方はいつもの事だと諦めるように納得しました。


とりあえず納得はした二人ですが、オチンチンで相撲を取ると言われても何が何だか分からないのが不安の種です。そこで洋助君のママは、町内会長に光君達が参加を引き受けてくれたことを報告するついでに、もう少し詳しくオチンチン相撲のことを説明してもらおうと電話を入れました。

洋助君のママが電話している間、光君達は手持ち無沙汰で台所の椅子に座りながら待っていましたが、その顔は何とも困ったような不安のような表情です。

光君のママはもう仕方ないと諦めながらも同じように不安な気持ちでしたが、さらに光君達がオチンチンを勃起させなければいけないことを知ったらどうなるかという事と、大切な行事の最中に上手く勃起できるのかどうかという二つの心配を抱えていました。


電話で説明を受けた洋助君のママでしたが、ひとまず新たに分かったことは、土俵の上で向かい合ってフルチンになった二人が、勃起したオチンチンを見せつけ合うということのようです。

「やることは簡単そうだけど、オチンチンを見せている間に色々細かいことをやってもらうつもりみたいだね。その辺はリハーサルみたいな事を一度やるっていうから、そこで覚えておこうか」

結局、今日はこれ以上情報が進展することもないと判断し、解散することになりました。そうして光君と光君のママを玄関で見送るとき、洋助君は光君のママに、これから光君の家に遊びに行きたいとお願いをしました。

光君のママは、光君の親友の洋助君なら夜でも遊びに来て当然構いませんですし、光君も、もともと洋助君と何度か泊まりっこをしているので、急ではありましたがごく普通に受け止めていました。

「おやー?さては洋助、二人で私の悪口でも言おうって事じゃないだろうね?」

顔は笑っていましたが、洋助君のママの冗談か本気か分かりにくいからかいに洋助君は焦りながら、いそいそとお泊まりの支度を行い、光君達と一緒に家を出ました。

光君はともかく、多少は大人びている洋助君もやっぱり美少年である以上、潜在意識的には子供っぽいところがありました。そんな子供な二人にとって、泊まりっこはまるで遠足のような一大イベントなのです。

さっきまでの不安な気持ちから、徐々にワクワクしてくる二人は、とりあえず今はオチンチン相撲のことより泊まりっこの事を考えているのでしょう。

二人で夜を過ごし、一緒のベッドで寝るだけで二人の心は不安がどこかに飛んで行ってしまうのです。
光君の家でのお泊まり。光君も洋助君も、光君の家に帰ってきた時にはもう既にワクワクしています。光君にとっては住み慣れた家であり、洋助君にとっては何度も遊びに来ている家でありながら、夕方を過ぎた時間に二人で入るというのは特別なのです。

今日はもうずっと一緒なんだ。何をしようかな。お風呂も一緒に入ろうか。ベッドではくっついて寝るんだ。二人があれこれ考えること全てがお泊まりでなければ出来ないことばかりなのですから、ワクワクするのも当然でしょう。
でも、ワクワクはするものの、あまり流行の遊びに強いタイプの二人ではないのであれこれゲームを取り出したりするわけでもなく、ただ二人でベッドに座ってテレビを眺めたりするだけです。それでも、二人には充分楽しいことなのでしょう。何をしようか色々なことを考えるのが楽しいのです。


「ご馳走様」
「ご馳走様でした」

光君のママが作ってくれた晩ご飯を食べ終えた二人ですが、二人とも黙々と食べているのにもかかわらず、洋助君に比べて光君はちょっと食べるのが遅いようです。それでも洋助君が、光君が慌てないように気を遣って食べるのを遅くしたりして、食べ終えるタイミングを上手く合わせました。

お腹もふくれ、後は夜までゆっくりするだけと光君の部屋に戻った二人は、ここでようやくゲームを取り出して遊び始めました。とはいっても二人で対戦するのではなく、光君がRPGをプレイしているのを洋助君が眺めたりアドバイスしたりするだけです。

「スゴイ!僕一撃で敵を倒したよ!」

光君がプレイしているRPGでは仲間に好きな名前がつけられます。選ばれた勇者光君とそれを守るために一緒に冒険をする洋助君とその他の仲間の冒険は、ただ名前をつけるだけで感情移入の深さが何倍も違います。

「あっ!洋助君を回復しなくちゃ!」

RPGの世界で活躍する自分達の姿を想像し、洋助君が光君をかばったり、時には光君が洋助君を助けたりと、様々なストーリーを思いついてはゲームの世界に夢を巡らせるのです。プレイしている光君だけではなく、見ているだけの洋助君も一緒に楽しんでいるのでした。


(あー…、どうしようかなあ…)

ゲームの中の光君はいつまでも歩き、冒険を続けることが出来ますが、現実だったらそうはいきません。食事や睡眠を取ったり、トイレに行かなければいけないこともあるでしょう。現実の光君がそれです。まさに今、光君はウンチをもよおしていたのです。

晩ご飯に押されてウンチがお尻を下りてきたのでしょう。下痢ではありませんが、軟らかそうなウンチであることは肛門の内側の感覚で何となく分かります。

自分の家なのですから、普段だったら迷うことなくトイレに行くのでしょうが、今日は隣に洋助君がいます。学校で何度も一緒にトイレに行ってお尻を拭いてもらっていても、やっぱりウンチをしたいことを告白するのは恥ずかしいのです。

また、洋助君に頼るしかない学校でのウンチと、ママがいてくれる家でのウンチは気持ち的に違うものもあるのでしょう。同じウンチでも、そのせいで洋助君に話すには違和感があるのかもしれません。

「ゴメンね、ちょっとトイレ行ってくるから待ってて」

光君は、そういってウンチのことは黙ってトイレに行こうとしました。しかし、洋助君は光君のことには敏感です。ウンチかもしれないと何となく察知した洋助君が光君に尋ねると、光君もウンチじゃないよと嘘をつくわけにはいきません。

「じゃあ、僕も一緒に行かなくちゃ。お尻を拭いてあげないといけないからね」

光君は、洋助君に内緒でママにお尻を拭いてもらうつもりでした。家にママが居るのに、洋助君に頼むのは悪い気がしたからです。でも、洋助君にとっては光君のお尻を拭くのは当たり前の行為なのですから、自分がいる限りは当然自分が拭くものだと考えるのです。


洋助君がトイレに入った光君がウンチをするのを待っていると、光君のママが遠慮がちにやって来ました。二人がトイレに行くのを見て、心配になったのでしょう。光君のママも、光君と同じように家でまで洋助君にお尻拭きをさせるのは気が引けるのでした。

「あ、大丈夫です。僕がやりますよ。全然嫌じゃないですから、気にしないで下さい」

「ごめんなさいね。洋助君がいてくれて本当に光君も私も助かっているわ。これからも光君のこと、よろしくお願いしてもいいかしら?」

光君のママのお礼とお願いに、洋助君が任せてくださいと手で胸を叩くと、トイレのドアが開いて光君が顔を覗かせ、それに気が付いた洋助君は光君のママに軽く挨拶をしてから中に入っていきました。

光君のママは、実際に光君が洋助君にお尻拭きをしてもらう現場に居たのは今日が初めてでしたが、洋助君が何の曇りもない笑顔で光君のお尻を拭きにトイレに入っていくのを見て、ようやく本当に安心できたのかもしれません。

普通の母親でしたら、光君と洋助君の密接すぎる関係は異常で行き過ぎた繋がりと感じるのでしょうけど、男ではなく美少年である光君のママにとっては、仲はいくら良すぎても悪くはないのかもしれません。

お風呂に一緒に入り、ベッドではくっついて寝て、ウンチの時はお尻を拭いてもらう。美少年同士の関係は、そこまで行ってこそ親友なのです。
「そういえば、光君の家で光君のお尻を拭いてあげるのは初めてだね」
「う、うん」

普通は、男の子にとって学校でのウンチは恥ずかしく、家でのトイレが唯一安心しきってウンチが出来る場所なのですが、必ずしも家のトイレなら安心してウンチに行けるとは限らないのです。

男の子なら誰もが経験のあることでしょう、家に友達が遊びに来ている時にウンチをもよおしてしまったことを。
外や学校でなら、色々と理由をつけて友達の側を離れることも出来るでしょう。しかし自分の家で友達と遊んでいるときに何分も席を外す理由は、全て不自然でしかありませんし、どう言い訳しても友達にはウンチだと真っ先に想像されてしまうでしょう。

自分の家であるが故に、友達にウンチをすることを知られるのを避けようがないというのは、とても皮肉でしょう。本当にウンチは男の子にとってどこまでも迷惑な存在です。自分の家でさえ油断できない場所に変えてしまうのですから。

そういうわけで、光君もたとえ相手が洋助君といえども、家でのウンチは今までとは違う恥ずかしさがこみ上げてきています。学校以外での普段のウンチという、より一層素の自分をさらけ出してしまった照れくささと、プライバシーがまた一つ失われた不安が入り交じった複雑な気持ちです。

「じゃあ光君、四つん這いになって」

そそくさと紙を巻き取って丸めた洋助君に促され、フルチン姿で和式便器にしゃがんだまま待っていた光君はその場で四つん這いになり、洋助君にお尻を差し出しました。

何度も光君のお尻を拭いても、四つん這いになった光君のお尻を拭くために自分もしゃがみ込むこの瞬間は、洋助君にとって緊張の一瞬です。光君の体の中で最も大事に隠されている部分でありながら、洋助君が最も見たい部分である光君の肛門が完全に姿を現す瞬間なのですから。


四つん這いになった光君を後ろから眺める洋助君の視線はまず肛門に向き、そして可愛くぶら下がっているフグリへと向きます。

男の子らしい小さくて丸いフグリは可愛くも滑稽で、ちょっぴり間抜けにぶら下がっている姿を見ると、洋助君もそれを可愛いなと思う反面、この滑稽なフグリが自分にもぶら下がっているのかと思うとなぜか自分まで恥ずかしくなってしまうのでした。

光君の後ろ姿を見つめながら静かに鼻で息を吸い込む洋助君。もうすっかりトイレの中は光君のウンチの臭いで一杯です。目を下に向ければ和式便器の底にこんもりと溜まっている光君のウンチが丸見えでした。

固いような、軟らかいような。ズッシリと重量感がありながらも、さわればすぐに潰れてしまいそうな、固いウンチになりかけの軟らかウンチといったところでしょうか。

誰が出してもウンチはウンチ。汚くて臭い物体のはずなのに、どうして大好きな光君のウンチというだけで臭さが違って感じるのでしょうか。鼻を突く刺激的な臭いなのに、まろやかに心地良く洋助君の鼻腔を通り抜け、体内へと吸収されていきました。光君のウンチの臭いは、まるで酸素の友達みたいです。

何の心配もなく、堂々と光君の恥ずかしいウンチの臭いを吸い込める嬉しい環境に洋助君は感謝しつつも、できればこのウンチが光君の肛門から吐き出されるところを見ることが出来ればもっと幸せなのにと、願望を膨らませています。

それでも、光君のウンチの出口である肛門をここまで近い距離で見つめることが出来るのですから、それは小さな事なのかもしれません。何よりも今は光君の汚れた肛門を少しでも長く目に焼き付けることが洋助君の全てでした。


いつまでも肛門を見ているというわけにもいかず、光君が不自然に思わない短い時間で最大限に今の肛門の姿を目に焼き付けるために、洋助君は光君に気付かれないギリギリの所までお尻に顔を近づけ、視線で光君の肛門がくすぐったくなるぐらいに凝視しています。

(光君の肛門…、光君の肛門…!光君の肛門!!)

光君の肛門に対する衝動を抑えられない気持ちを、いやらしい気持ちを悟られて嫌われたくないという理性で必死に押さえ込んでいる洋助君は、もし光君が急にこっちを振り向いてもいいように顔は冷静さを装っていても、心の中では何度も肛門という言葉を叫んでいるのでした。

やがて名残惜しそうに光君の肛門に手を伸ばし、軟らかいウンチのカスでベットリの肛門に丸めた紙をあてがい、グッと押しつけつつ上下に手を擦り動かします。

紙越しに分かるベットリとしたウンチの感触に、確かな手応えを感じた洋助君が紙を肛門から離し、紙の肛門に押しつけた部分を確認すると、そこには今にも紙からはみ出そうなぐらいにウンチの汚れがこびり付いていました。軽く臭いを嗅ぐと、ほとんどウンチそのものといった強烈な臭いがプンプン漂ってきます。

当然もうこの紙では続けてお尻を拭くことは出来ないので、それを便器の中に放り込むと洋助君は新しく紙を丸め、その後も何度も光君の肛門に押しつけていきます。

新しい紙を光君の肛門に押しつける度に、紙に付着する汚れは薄く乾いたものになっていきますが、それにしたがって臭いも刺激臭からまろやかなものに変わっていくのですから不思議です。

紙に付着した汚れのツンと鼻を突く臭いが、いつしか心地良い臭いに変わっていくと洋助君はつい病み付きになって、汚れが残っているかどうかジックリ観察するフリをしながら何度も汚れの臭いを嗅ぎ、ついには最後に光君の肛門を拭いた紙をこっそりズボンのポケットに入れてしまうのでした。

「終わったよ、光君」

洋助君にお尻拭きの終わりを告げられると、光君はそそくさと狭いトイレの中で服を着ていきます。お尻を拭いてもらう仲であっても、着替えの時はついオチンチンを隠しながら急いでブリーフを穿こうとするのが不思議な羞恥心かもしれません。
光君のお尻拭きが終わってからしばらくして、洋助君は今度は自分がトイレに行ってくると言って光君の部屋を出て、一人でトイレに向かいました。

洋助君は光君と違って自分で後始末が出来るのですから、ウンチであっても二人でトイレに行く必要はないのですが、今回だけは絶対に一人でトイレに行かなければなりませんでした。

それは、洋助君が今回トイレに行くのはオシッコでもウンチでもなく、光君のお尻を拭いたときにこっそり隠した、光君の肛門を拭った紙をじっくり確認したかったからなのです。

トイレに入り鍵を閉めて、ポケットの中の紙を取り出すと、丸められた紙にはうっすらと黄土色の汚れが残り、そこを鼻に近づけるとほのかなウンチのカスの匂いがします。

ウンチの臭いに含まれる独特の刺激臭はなく、フンワリとした心地良い臭さだけが残っている紙をクンクン嗅いでいると、トイレに入った瞬間から既にムクムクと勃ち始めていた洋助君のオチンチンが、モリモリと音が聞こえそうなぐらいの凄い勢いで勃起していきました。

勃起によって内側からオチンチンに突き刺されているかのような鋭いテントを張った、洋助君の柔らかい生地のズボンはもう完全にブリーフごと伸び切って、裾とおヘソの間に広い空間が出来ているぐらいでした。

光君の肛門を拭いた紙の臭いと、大きく勃起したオチンチンの亀頭がズボンとブリーフの生地に圧迫されて受ける刺激に我慢できなくなった洋助君は、当然のごとくオチンチンに手を伸ばしてさらなる刺激を与えに行くのです。


ズボンは下ろさず、そのままズボン越しにオチンチンの亀頭を掴んだ洋助君は、オチンチンを横向きに傾けて体と密着させると、ズボンの上からオチンチンの裏筋を手の平で押さえつけるように擦り始めました。

勃起したオチンチンから走り、全身を駆け抜ける激しい刺激に、洋助君はあっという間に頂点に達しようとしています。何かが体の奥からこみ上げてくるような予感がいよいよオチンチンから精子が出てくるという実感に変わり、快感の中で一瞬だけ悪寒のようなものが洋助君の脳裏に走ります。

まだオナニーが何か分からなかった頃の洋助君は、精子が出る直前の悪寒に怖くなってオチンチンへの刺激を止めてしまうのですが、一度それに失敗し射精をしてしまったことで悪寒の後の最大の快感を覚え、それからすぐにオチンチンから出たものが精子であり、それを射精という事と、オチンチンが何故勃起するかという理由、そしてこれがオナニーという行為であるという事実に洋助君は気が付き、目覚めたのです。

封印されていたオナニーという扉を開いてしまった洋助君は、もはやオナニーの虜でしたが、それも美少年には仕方がないことなのです。ただでさえ中学生という思春期真っ盛りの年代であるのに、美少年はオチンチンの成長と精子の作られる速度が並大抵ではない上に、オチンチンの敏感さも通常の男子を上回ってしまうのですから。

オチンチンの敏感さに反比例して、美少年の性に対しての考えは鈍感だと言われています。しかし、そのオチンチンの敏感さが、鈍感な美少年に強制的に性を目覚めさせているのかもしれません。

そして何より、美少年が真面目で純情だからこそ、その反動や心の純粋さで、より深くオナニーの虜になってしまうのでしょう。それが性行為というものであることに気が付いた洋助君の体は、無意識の内にオナニーの罪悪感すら快感の一部として受け止めてしまい、悪いことだと思い続けてもオナニーが止まらないという体と心の分離現象が起きているのです。


「ううぅ…! くううぅ…! くっ、う、ううぅぅっ!!」

紙に付いたウンチの臭いを嗅ぎながら、オチンチンを潰さんばかりの勢いで手の平を押しつけ、激しく擦りつけている洋助君には、もうオナニーを途中で止めることは出来ません。ついにオチンチンは絶頂を迎え、洋助君はズボンを穿いたままブリーフの中に射精をしてしまいました。

「んんあぁっ! うっ! うっ! うぅっ! うっ! くっ! うぅうっ!」

洋助君の射精はとても長いです。何度も何度も断続的にオチンチンの口から溢れ出る精子は一分以上止まることなく出続け、精子の出るリズムに合わせて洋助君の呻き声もずっと止まりませんでした。

ようやく射精が止まったとき、洋助君のブリーフの中は大量の精子でもうすっかりドロドロの状態です。急いでズボンを下ろしブリーフを脱ごうとすると、ゼリー状の固まりになった精子が糸を引いたり、洋助君の腰や太股にダラダラと垂れて凄い状態になってしまいました。

洋助君はトイレの紙を使って丁寧に精子を拭き取っていきますが、それでもブリーフの裏地はすっかり精子が染み込んで湿りきった状態で、ズボンにも濡れた跡が付いてしまったぐらいです。

早く光君の部屋に戻ろうと精子を拭いたブリーフを穿くと、ヒンヤリと湿った感触がとても心地悪く、これは何度体験しても慣れませんが急ぐのですから仕方がありません。それよりもズボンに小さく濡れた跡を気付かれて、お漏らしと誤解されはしないかという方が心配のようで、部屋に戻ってからもしばらくは落ち着きのない洋助君でした。


光君の家でオナニーをしてしまうぐらいなのですから、洋助君は自分の家ではもっとオナニーをしています。初めは数日に一回だったのが一日に一回になって、すぐにそれが二回、三回と増えていき、今では時間が空けばすぐにオナニーが始まり、射精をした後でも光君のことを考えてしまうとまたオナニーが始まるといった状態です。

洋助君はまだ性に関してオナニーの事を知ったばかりです。いつも光君を思ってオナニーをしても、オナニーしか知らないのですから、直接光君に対して性的な何かをするという行為はまだ知りません。

もし、洋助君がオナニーに目覚めたようにセックスという行為にも目覚めたとしたら、いったいどうなってしまうのでしょうか。そしてそれは遠い日のことではないのかもしれません。
夜も10時を回ったとはいえ明日は日曜ということもあり、遊びたい盛りの子供達にとってはまだまだ起きていて当然の時間ですが、光君と洋助君は、光君のママの言葉に従ってすぐに眠る準備を始めてしまいました。

光君と洋助君がそれぞれの家にお泊まりをする時の一番の目的は、夜遅くまで遊んでいることではなく、実は二人でいっしょにベッドで眠ることだったのです。いつもはついつい夜更かし気味になってしまう二人も、二人でいる時の方が早く寝ようとするのですから、光君のママもそれがおかしくてクスリと微笑んでしまうのでした。

ですが、今日の光君と洋助君は、早く寝るために部屋の電気を消してベッドに入ったのではありません。早く寝るふりをして、安心した光君のママに先に眠ってほしかったからなのです。


部屋の電気を消しても二人はベッドには入らず、息を潜めて30分ぐらいは大人しくしていましたが、もう部屋の外で物音がしないことを確認すると、念のためにドアの鍵を掛けてから蛍光灯の豆球をつけました。

「そ、それじゃあやってみる、光君?」
「う…うん」

何故かちょっぴり緊張しながら洋助君がヒソヒソ声で話すと、光君も緊張した面持ちで頷きました。いったい何を始めるというのでしょう。

「………と、とりあえず脱ごうか…」

部屋の真ん中で何かを始めようとしたものの、二人はお互い見つめ合ったまま一瞬動きが止まってしまい、照れ臭そうにモジモジしていましたが、まずは洋助君が勇気を出して服を脱ぎ始めました。

フルチンになった洋助君が、陰毛はおろか顔から下は産毛すら生えていない瑞々しい全身を露わにしても、まだ光君はモジモジしたままです。一人っきりでフルチンになる秘かなイタズラが好きなのに、人がいるとそれが洋助君でもモジモジしてしまいがちなのです。

「ほら、光君。これは奉納相撲の練習なんだから、裸にならなくちゃ仕方のないことなんだよ」

仕方がないという洋助君の言葉で自分からフルチンになる恥ずかしさが薄れたのか、光君もようやく寝巻きを脱いでフルチンになりました。洋助君のほんのりながらも逞しくなってきた体に比べて、光君の体はまだ子供のままでまったく筋肉と呼べそうな部分もなく、まるで少女のようですが、肌の瑞々しさはやっぱり素晴らしいものでした。

お互いに正面を向き合い、足を左右に少し開き、両手を腰に当てて胸を張ります。いわゆる仁王立ちという姿でしょうか。これがオチンチン相撲の正式な見合い方だそうです。

この腰を前に突き出した格好で勃起したオチンチンを見せつけあい、競わせることで、勃起したオチンチンが象徴する元気さと逞しさを神様に奉納する事がオチンチン相撲の理念なのですが、はたして光君と洋助君はこの大任を果たせるのでしょうか。


いくら仁王立ちをしても、オチンチンが小さいままではオチンチン相撲は成り立ちません。とにかく光君と洋助君は本番の時にオチンチンを勃起させなければいけないのです。

「光君…。僕、勃起するよ。…いいかな?」

僕が光君をリードしてあげるんだという使命感を持った洋助君は、フルチンになるのも勃起をするのも自分から積極的に行って、とにかく今は恥ずかしさを忘れるように努めています。

自分からは勃起が出来そうもない光君のために先に勃起をするのに、どうして洋助君は光君に確認を取るようなことを聞いてしまうのかというと、それは洋助君の勃起が光君に対していやらしい気持ちを抱くことで行われる事だからなのです。

光君のフルチン姿、光君のオチンチン、光君の肛門、光君のウンチ。

洋助君は光君の恥ずかしい姿や恥ずかしい部分を想像するだけではなく、自分が何をしたいかという思いも頭の中で強く念じています。

光君の肛門の臭いを嗅ぎたい。光君の肛門を指で直接触ってみたい。光君の肛門を舐めてみたい。その全ての思いを一言に託し、洋助君はそれを頭の中で何度も呟きました。

(光君の肛門…、光君の肛門…!光君の肛門!肛門!肛門!肛門!肛門!)

目をつぶり、光君の肛門を念じ続けながら洋助君がオチンチンに意識を込めていると、すぐに勃起が始まりました。

亀頭の先端だけが皮から顔を出し、ぶら下がっているだけの小さなオチンチンがムクムクと膨らんできたかと思うと、ゆっくりとクレーンのように力強く持ち上がり、オチンチンの角度が水平になると亀頭が皮をめくりながら前へ前へと伸びていくのです。

あんなに小さかったオチンチンがどうしてここまで大きくなるのでしょうか。太くなった竿の部分よりもさらに巨大化した亀頭が皮も引き千切れんばかりに前に突き出し、限界まで大きくなると、最後にオチンチンが水平の角度から元気良く持ち上がって斜め上を向き、ついに勃起が完了しました。

「うわあ、凄い洋助君のオチンチン!ねえ、洋助君、どうやって勃起させてるの?僕、こんな風に自分で勃起させたこと無いよ」

人の勃起したオチンチン。しかも親友である洋助君のを初めて見た光君は、興味津々ながらも部屋の外に声が漏れないように小声で、洋助君に自分の意思で勃起させる方法を聞くのですが、洋助君もさすがに「光君の肛門のことを考えながら」だなんて説明できるはずがありません。

勃起盛りの美少年のオチンチンは、小さくなってる時間よりも勃起している時間の方が長いと言われるぐらい、望まないのに勝手に勃起してしまいがちですが、いざ自分で勃起させようとすると意外と難しいのです。

洋助君はオナニーを覚え、オナニーの対象となる相手も見つけたからこそいつでも勃起できるぐらいになりましたが、その相手が光君では、光君本人に勃起の仕方を教えてあげることが出来ないもどかしさがありました。
そして日は流れ、いよいよ光君と洋助君の二人にとって試練の日とも言える、夏祭りの奉納祭がやってきました。

奉納相撲の舞台となる神社も、いつもの年なら町内会の持ち回りで係になったお母さん達と少年相撲に参加する少年達、そしてその他の相撲の参加者が集まって明るく楽しく行事を進行する雰囲気だったのですが、今年は何か雰囲気が違います。

奉納相撲が始まる前から多くの人が神社の境内に姿を現し、いつ相撲が始まるのかと辺りをウロウロしています。その多くは、いつもなら係になっていなければほとんど顔を出さない町内のお母さん達と、あまり積極的に祭りに参加したことは無さそうなお姉さん達でした。

しかも中にはこの町内の人ではないお姉さんやお母さん達も集まっていたのですから、これはもう奉納祭の光景としては異例といっても良い事態でしたが、これはもちろんオチンチン相撲を目当てに多くの女性が集まっているに違いありません。

オチンチン相撲をこれからの奉納祭の目玉行事として大きくアピールするために、町内会長は会報でオチンチン相撲の目的や理念を何度も説明するだけではなく、奉納祭のポスターとは別に、オチンチン相撲のためのポスターを作成するなど尽力しましたが、どうやら町内会長が張り切るまでもなく、オチンチン相撲はそのあまりにも堂々とした名称のため、あっという間にお母さん達の噂がお姉さん達に伝わり、そのお姉さん達の噂が今度は隣の町にまで伝わっていたのです。

噂が噂を呼んで、今年の奉納祭はとあるローカルテレビ局がオチンチン相撲の様子を放映するための収録に来るという一大行事になってしまいました。

このローカルテレビ局は女性が運営する会社というのは、この世界では珍しいことではありませんが、学校訪問や地域の美少年を特集した話題や出来事に力を入れて放送していることから、お母さん達に秘かな支持のあるテレビ局でした。

収録に来たスタッフも全員優しそうなお姉さんお母さん達で、これはオチンチン相撲に参加する光君と洋助君を優しくサポートし、温かい雰囲気の中で二人が自然に振る舞えるようにとの配慮のようですが、おそらくスタッフのお姉さん達は間近で思う存分オチンチン相撲を見たいという本音もあるかもしれません。

あちこちに設置される収録用の機材に、神社に集まってきた人達も撮影される身でもないのに少々緊張しているようですが、それよりもオチンチン相撲の時間が刻一刻と近づいてくる事に誰もが緊張し、大人と女性は皆楽しみのような心配のような複雑な気持ちの中、元気に騒ぐ子供達とは裏腹のやけに重苦しい雰囲気で奉納祭は進行していきました。


その頃、神社の本殿に用意された控え室の中では、なるべく早めに来て待機するように言われていた光君と洋助君がそれぞれのママに連れられて、本番に備えての準備を始めています。

来てすぐにフルチンになるように指示された光君と洋助君は、とりあえず控え室にいる間は腰に手ぬぐいを巻いてもらい、当然フルチンで控え室から出ることも出来ずに退屈な時間を潰していました。

「大丈夫、光君?ママが後ろでちゃんと応援してるから、恥ずかしがらずに頑張れるかな?本番はあっという間だから、ちょっとの間頑張るだけでいいのよ」
「うん…。ねえママ、本当に早く終わってくれるのかなあ」

前準備の風景も編集して放映するつもりなのか、控え室にはさりげなくカメラが一台設置されて控え室でブラブラしている光君と洋助君や、心配そうに話しかける光君のママ、緊張をほぐすように二人をからかう洋助君のママの姿を写しています。

「洋助、光君のことをあれこれ心配しているようだけど、洋助は大丈夫なのかい?いざとなったら光君の分まで勃起してあげなくちゃいけないんだよ」
「そ、そんなこと出来るわけないよ!何言ってるんだよ、お母さんは」

洋助君は光君の分まで頑張るつもりでも、オチンチンを二倍に勃起させるという訳ではありません。せめて自分だけは頑張って勃起して、元気なオチンチンを奉納する儀式を成立させたいというつもりだったのに、ママに変な解釈をされてしまって呆れてしまいました。

「おやおや、洋助ならそれぐらい出来ると思ったけどね」

洋助君のママは意味深にそう言うと、顔を背ける洋助君を眺めながらニッコリと微笑みました。

(もう何枚パンツを真っ黄色にしてくれたことだろうね…)

洋助君のママは、家で洗濯をしている時の光景を思い出していました。初めて洋助君のママが洋助君の変化に気が付いたのは、ブリーフを干す時に前側に大きな黄色いシミが残っているのを発見したときです。

いつも後ろ側にウンチの茶色いシミがうっすらと残るのは、頻繁に下痢をする上に、お尻の拭き方が雑な美少年には仕方がない事だと言えるので、洋助君のママも洋助君が光君のお尻の世話をしていながら、自分のお尻の世話はまだまだ半人前という所を微笑ましく思えたのですが、その黄色いシミに気付いたときはちょっとした衝撃を感じました。

美少年はオシッコの後の雫の切り方も雑なのですから、ブリーフに黄色いシミが残ることはさして珍しくありませんが、オシッコの雫程度では小さなシミにしかならないのに、このシミはブリーフの前側半分を真っ黄色にするほど大きいものだったのです。

いくら何でも洋助君がオシッコのお漏らしをすることはあり得ないと洋助君のママは思っていたので、もうこれは射精の跡のシミしかないと判断するしかありませんでした。

それでもまさかと思っていた洋助君のママは、もしかしたら何かの理由でたまたまオシッコを少し漏らしてしまっただけかもしれないと考えて、とりあえずその後も洋助君が脱いだブリーフの観察を続けましたが、結果はもう度々のオシッコのお漏らしとはとても思えないぐらい頻繁に、ブリーフの前側が真っ黄色になっていたのです。
ブリーフがそれだけ真っ黄色になるぐらい濃いシミが残るには、一度の射精ではそうならないでしょう。射精をしてブリーフの中でドロドロになっている精子をいったん拭き取って、しばらくしてからまたオナニーをして射精という行為を繰り返すぐらいでなければ、お漏らしかと見間違えるようなシミにはなりません。

それに、オシッコのお漏らしであればブリーフの生地にすぐに広く染み渡り、全体が一定の濃度のシミになりますが、洋助君のブリーフのまちまちな濃度のシミの付き方や、部分的にシミが一際濃くなっているところを見ると、洋助君のオチンチンがそこで射精をし、何度もその一点に精子を吐き出したことが良く分かりました。

中学生になり、オナニーをオナニーという性行為としてはっきり認識したときの美少年がオナニーを止められなくなってしまうのは洋助君のママも十分理解しています。洋助君がどんなにブリーフを黄色くしても、洋助君のママは一切それに触れずに、洋助君の感情の赴くままにオナニーをさせてあげているのです。

(あれだけブリーフが真っ黄色になるぐらいオナニーをしているんだったら、もう洋助も自分の意思で勃起できるだろ?だからお前がオチンチン相撲を頑張らなきゃいけないんだよ)

勃起の意味を知っているからこそ、いざという時でも自分の力で勃起をさせられるだろうと洋助君のママは考えていましたし、きっとオチンチン相撲を成功させられるという洋助君への自信もありました。

(いつもは私に隠れてこっそり勃起させているようだけど、今日は思う存分人様の前で勃起していいんだよ。良かったじゃないか、洋助)

それでいて、オナニーも度が過ぎているかもしれないよとちょっぴり皮肉も込めている洋助君のママでした。


奉納相撲の順番も進み、もうすぐオチンチン相撲が始まろうかという時、光君と洋助君の様子を見に、町内会長が控え室にやってきました。

町内会長が二人の具合を窺いつつ、オチンチン相撲の成功のために頑張ってくださいと励ましますが、光君のママはやっぱり光君が勃起できるかどうか心配になってしまいます。

「もしかしたら、私の息子がオチンチンを大きく出来ないかもしれませんが、一応私も出来るだけのことはしてみます。でも、万が一ご期待に添えられなかったらどうすれば良いのでしょうか」

以前、光君のママは町内会長に、もし光君が勃起できなかったらどうするのかという質問をして、こういう事を言われています。

「その場合は、浅見さん、あなたが息子さんの勃起を手伝ってあげてください。どういう事かは分かりますよね?」

それはすなわち、光君が勃起できない時は光君のママがオチンチンを刺激してあげて勃起させるという事なのでしょう。いくら神聖な行事だとはいっても、オチンチンはいやらしいことをしなければ勃起できない現実なのです。

「ああ、そのことですか。それでしたらもうご心配いりません」

光君のママの話を聞いて、町内会長はその言葉を待っていたかのように明るい笑みを返すと、人に頼んであるものを持ってこさせました。

「いくらなんでも男の子が本番で必ず勃起できるとは限りませんし、浅見さんに息子さんのオチンチンを勃たせて下さいというのも酷だと思い、秘かにある薬を手に入れておきました」

薬は特に箱のようなものも無く、ただ包装シートに一粒ずつ包まれているだけの白い錠剤は一見して何の薬なのか良く分かりません。しかしそれは美少年のオチンチンにとてつもない効果を発揮するのです。

「これは一般では取り扱われてはいない化学薬品ですが、『大勃起薬』という名の通り美少年のオチンチンを勃起させ、それを持続する効能があります。しかも即効性ですので今からでも充分間に合うでしょう」

美少年のオチンチンを勃起させ、それを維持する。今の光君にとってはまさに有り難みのある薬と言えそうですが、光君のママは勃起をさせる薬と聞いてあまり良い印象を持てずに、受け取るのを躊躇しています。

「たしかに勃起をさせる薬というと、男の弱みにつけ込んだ紛い物の詐欺や危険な成分による副作用が心配になるとは思いますが、これはそのようなことはありません。ちゃんと処方箋の手続きは踏んでいます」

性的な行為に利用するのではなく、あくまで美少年を勃起させるためだけに作られた大勃起薬は効能も信頼できるものであり、副作用も一切ない優れものの薬でした。

勃起が一生元に戻らなくなる『ボッキ病』に侵された美少年から採取された成分を元に作られたといわれるこの薬は、美少年だけに効く、美少年のための薬なのです。

「ただ、勃起の効能が24時間続くというのが副作用といえば副作用でしょうか。まあ、幸い今は夏休みですし、オチンチン相撲が終わった後、勃起が治まるまで家にいてもらえばそれほど気にはならないかと思いますが」

町内会長は信頼できますが、やはり薬を安易に服用させても良いものかと光君のママは悩んでいます。ですが、あまり深く考えられない光君がこれを飲むだけで勃起できるのならそれで良いと言うと、光君のママは光君が安心してオチンチン相撲を行えることを優先せざるを得ませんでした。


それに引き替え、洋助君のママはハッキリしたもので、特に悩むこともなくそれを便利な薬だと認識して、すぐに洋助君にも薬を勧めますが、用心深い洋助君はあまり良い顔をしません。

「いや、僕はいいよ。自分で…できるから」

町内会長はあくまで自分で勃起できるという洋助君に「それは頼もしい」とからかうように褒めていましたが、洋助君のママは自信があるのは良いけどどうして副作用もない便利な薬を使わないのかと首を傾げています。
さっそく大勃起薬を使用してみようと、光君はママがコップに用意してくれた水と一緒に薬一錠を飲み込みました。

「さーて、これで光君のオチンチンは本当に大きくなるのかな?」

初めて目にする大勃起薬という薬の効果が気になるのか、光君のママよりも洋助君のママの方が興味津々に光君のオチンチンの様子を覗きに来ます。もちろん、光君と洋助君を取材するテレビ局のカメラも光君のオチンチンをアップで捉えようとしています。

「ちょ、ちょっと待ってよ。恥ずかしいからあんまり見ないで」

お母さん達の注目が一斉に光君のオチンチンに集まったことで、今さらながら急に恥ずかしくなった光君はみんなに背中を向けてオチンチンを隠してしまいました。そして、両手でオチンチンを隠しながらも時々指を広げてコソコソと覗き見ています。

子供のように小さい、光君の可愛い手のひらでも簡単に隠せるほどの小さなオチンチンですが、2分ぐらいするとその小さなオチンチンに変化が現れます。

「あっ!大きくなってきた!」

手の中でオチンチンがムクムクと膨らんでくるのに気が付いた光君が大きな声を出すと、後ろで待っていたお母さん達が一斉に光君のオチンチンを覗き込もうとしましたが、光君はまだオチンチンを必死で隠そうとしています。

「ま、まだ駄目だよ!まだ見せたくない」

光君が慌てている最中でも止まることなくどんどん勃起していくオチンチンは、あっという間にもう光君がどんなに隠そうとしても両手からはみ出して収まりきらないまでに大きくなって、ビンと勢いよく斜め上に向かって見事なまでにそそり立ち、カチコチに硬いオチンチンになってしまいました。


申し訳なさそうに小さくなっていた光君のオチンチンが、今や自信満々に見えるぐらい完全に勃起するという大勃起薬の素晴らしい効き目に見とれて、光君はオチンチンを隠すことも忘れて声を失い、お母さん達もまた思い思いに驚きの声を上げてオチンチンに見入っています。

それでもさすがに光君のママだけはまだオチンチン相撲が始まってもいないのに、光君が勃起したオチンチンを晒していることを恥ずかしく思い、光君を他のお母さん達の目から隠すように椅子に座らせ、タオルでオチンチンを覆ってしまいました。

オチンチンを隠してひとまずホッとした光君のママですが、他の母さん達が我に返ってそそくさと奉納相撲のお手伝いに戻っていく時に「凄かったわねえ」とみんなで頷きあっている声が聞こえてきて、とても恥ずかしい思いをしています。

「とりあえず、浅見さんの息子さんも無事に勃起をしたことですし、これからオチンチン相撲が始まるまで二人を別々にさせてもらいますが、よろしいですね?」

光君と洋助君が待機している部屋の中央は、厚いカーテンで二つに仕切れるようになっていて、その仕切りを使って今からオチンチン相撲が始まるまで二人が顔を合わないようにさせると町内会長が話しをます。

神聖な儀式であるオチンチン相撲で、光君と洋助君は力士として勃起したオチンチンを見せ合い、神様の前で決闘をするのです。それなのに土俵に上がる前に二人で仲良くしていては決闘にならないと町内会長は語り、土俵に上がるときも二人が別々の通路から登場し、そこで初めて顔を合わせるという決闘の流れもまた大切な儀式の一つだと説明するのです。


こうして部屋はカーテンで仕切られ、お互いに相手側の姿は分からなくなりましたが、話し声は丸聞こえです。それでも、こうして仕切られることによって本当に神聖な儀式がもう始まっているのだという神妙な気持ちになってくるから不思議です。

町内会長が洋助君の仕切りの方に話をしに行ったので、光君は今ママと二人っきりです。もうする事もなくなり、二人とも大人しく椅子に座って出番を待つだけですが、光君はいつまでも勃起し続けている自分のオチンチンに興味津々で、タオルをめくってジッと見つめています。

「光君、そんなにオチンチン見てたら駄目でしょ。やめなさい」

光君のママが優しく諭すものの、どうしてオチンチンを見ていたら駄目なのかを説明することも出来ず、何となく駄目かもしれないと思っているだけなので、まだ光君がママの方をチラチラと窺いながらコソコソとオチンチンを見続けているのをそれ以上叱る事も出来ずに、自分の方から光君の行動に気付かないふりをしてしまいました。


ママの目線が向こうに行ったのに気が付くと、光君はもうママの様子を窺うのもおしいぐらいにオチンチンをずっと見続けています。

どうしてこんなにオチンチンが大きくなるんだろう。どうしてこんなにオチンチンが硬くなるんだろう。どうしてオチンチンの先っぽがキノコみたいに膨らんでいるんだろう。勃起したオチンチンを見ている光君の頭の中は、もうオチンチンのことでいっぱいです。

自分のオチンチンだけど自分のオチンチンじゃないような不思議な気持ちで、勃起したオチンチンをまるで奇妙な生き物でも見つけたかのように興味津々で心を奪われています。

これが普通の状態のオチンチンよりもさらに恥ずかしい物だと言うことは光君も本能でうっすらと感じ取っています。これを他の人に見られることはとても恥ずかしいことなんだと。だからママが駄目と言うのも分かるし、だからコソコソと覗き見ているのです。

しかし、光君はもう少ししたらこの勃起したオチンチンをみんなの前で晒さなくてはいけないのです。みんなに見てもらうために、勃起したオチンチンを晒す。そう思うと光君の心臓は急に高鳴ってきました。
一方、洋助君と洋助君のママがいる方の仕切りにやってきた町内会長は、本番前にもう一度洋助君が大勃起薬を服用しないで勃起が出来るのかどうか確認しようとしています。

既に光君のオチンチンで大勃起薬の便利な効果は立証されているのに、あえてそれを飲まないというのは頼もしくあるものの、いざオチンチン相撲が始まって勃起できなかったではみんなが困るのです。
「では洋助君、今ここで私の目の前で勃起ができるかしら?それが出来れば私としても安心できるのだけど、どうかしら」

洋助君も、もう薬の効果を信用していないわけではありません。でも、オチンチン相撲の参加を決めた時からずっと自分の力で勃起することを考えていたのに、今さら薬を使って簡単に勃起するというのが何となく嫌だったのです。

ちょっぴり頑固なところがある洋助君は、自分で決めたことをあっさり変えてしまうのに抵抗がありましたし、もう引き下がれない気持ちになっているのでしょう。もしかしたら、本当に自分のオチンチンに自信を持っているのかもしれません。

それでも、ここで勃起が出来なかったら薬を使うことも仕方がないと覚悟を決める気持ちもしっかり洋助君は持っていました。出来る限り努力はしてみたい。それで駄目だったら素直に助けを求めることが出来るのも洋助君の勇気です。


洋助君が自分の力でオチンチン相撲を成功させるためにも、まずはここで急いでオチンチンを勃起させなくてはいけません。洋助君のママと町内会長、そしてテレビカメラが洋助君のオチンチンを注目していますが、オチンチン相撲の本番はもっと多くの人達の視線がオチンチンに集まるのですから、ここで勃起できなければ本番でも無理に決まっています。

本当は光君だけに見せてあげたい自分のオチンチンを、女の人達に見せるなんて初めてのことです。洋助君は大好きな光君を思う純粋な気持ちで勃起をさせているのに、ママや他の女の人達には単に「エッチなことを考えてる」としか理解されずに笑われるのは嫌でしたが、いざ勃起しなければならなくなると不思議な感情が芽生えてくるのです。

僕は光君が大好きなんだ。僕は光君のことを考えて勃起してるんだ。僕は光君の肛門のことばかり考えてるんだ。僕の勃起したオチンチンを光君に見てほしいんだ。

誰にも言えない恥ずかしい思いを抱えすぎると、かえってそれを誰かに知ってほしくなるのが人の心理です。光君が大好きだから光君の肛門を考えて勃起をしてしまい、射精までしてしまうなんて光君にはとても言えないのに、それ以上に光君に自分のエッチな気持ちを知ってほしいという思いに洋助君は悩みます。

光君への気持ちをいけないと思えば思うほど、洋助君のオチンチンは勃起が治まらなくなり、勃起をさせようと思うどころか、うっかりすると学校にいる時でも勃起をしてしまう自分のオチンチンを止めるため、何も考えないようにするのに必死なぐらいでした。

その苦労を思えば、オチンチン相撲で勃起をすることも洋助君には何でもないのかもしれません。むしろ神聖な儀式という建前のおかげで、我慢することなく思う存分光君の肛門を思って勃起が出来るのだから嬉しいとも言えるでしょう。

「光君の肛門!」と思いっきり叫ぶことは自分の家の中でも危険で、まだ洋助君の夢でしかありません。ですが、その代わりにオチンチンを思いっきり勃起させることで、爆発しそうな欲望を解消させることが出来るのでしょうか。

洋助君のオチンチンの勃起は、洋助君の心の叫びなのです。知られたくないけど知ってほしい。嫌だけどいっそのこと誰かに自分の気持ちがバレてしまってもいいと。


気が付けば、洋助君のオチンチンは完全に勃起していました。そのあまりの勃起の凄さに町内会長もこれなら大勃起薬は要らないと納得し、いつも洋助君をからかっているママも洋助君の勃起に何も言葉が出ませんでした。

ひとまず自分の力でオチンチン相撲を行うという目的を果たし、これで後は本番にもう一度頑張って勃起させれば良いだけになったのですが、テレビカメラを持つお姉さんが洋助君の勃起したオチンチンを色々な角度から撮りたいというので、もうしばらく勃起していなければいけませんでした。

どうしてそんなにオチンチンを撮影するのかと奇妙に思った洋助君ですが、テレビの力には弱く、何だか協力をしなければいけないように気になってしまうのです。

まるで勃起したオチンチンをジロジロと観察しているかのようなテレビカメラの動きに、洋助君もオチンチンがムズムズとくすぐったくなり、オナニーをしている時に感じる背中の痺れまで起こってきます。

果たしてこれは洋助君のオチンチンがテレビカメラを通してお姉さんのいやらしい視線に撫で回されているせいなのでしょうか。それとも、洋助君が無意識の内に自分の勃起したオチンチンを見せつける事に快感を覚えてしまったからなのでしょうか。奉納相撲もいよいよ佳境に入り、いつもなら最後の行事となる少年相撲もそろそろ終わろうとしています。

今年は優勝候補にして、お母さん達に一番人気の洋助君が出場しないせいか、盛り上がりにはやや欠けましたが、それも最後にオチンチン相撲を控えているのですから仕方がないことなのでしょう。

しかし、奉納相撲を見るために土俵の回りに集まってきた人の数は既に今までよりもはるかに大勢いて、町内のお祭りの規模を超える集団になっていました。これも、オチンチン相撲に期待する女の人達がどれだけ多かったかということを示しているでしょう。

あまりの人の集まりに収拾が付かなくなる恐れもあると、町内会のお母さん達が率先して動き、土俵の近くの人は全員座ってもらうようにしたり、人と人との間を適切に保つなど、混乱のないように努めています。

「それでは、これから行われるオチンチン相撲について町内会長よりご説明がありますので、皆さんお静かにお願いします」

本部席に座っていた町内会長がマイクを持って立ち上がると、集まった人達の視線がそこに動き、説明を聞こうとして静かになりました。少年相撲を終えたついでにオチンチン相撲を興味津々で見に来た少年達の多少の雑談はありますが、それなりに気を遣って大人しくしているようです。

お決まりの挨拶の後、オチンチン相撲の目的と意義、ルールの説明に移り、オチンチン相撲とは男の子が元気良く育っていることを勃起したオチンチンによって神様に示し、勃起したオチンチンのように、いつまでも男の子達が元気でいられるように見守って下さいとお願いするための儀式であることを淡々と説明していきます。

オチンチン相撲を見に来ている女の人も、本当は下心の方が強いはずですが、町内の偉い人に意味があるものだと説明されると、少しは真面目に見ようという気持ちになるようです。

そして、何よりもこのオチンチン相撲の成功は光君と洋助君だけではなく、いつも二人を神様に代わって大切に見守っている、お姉さんとお母さん達の応援も重要だと説明されると、だんだんみんな真剣な気持ちになっていきました。

「はっけよーい、残った、の合図でオチンチン相撲が始まりましたら、お集まりのお母さんお姉さん達が光君と洋助君を精一杯応援して励ましてあげてください。皆さんの応援があれば二人のオチンチンも、もっと元気になることでしょう」


さあ、説明も終わって会場が静かになりました。いよいよオチンチン相撲の始まりです。

「まずはオチンチン相撲東の力士、大葉洋助君の登場です」

いかにも神社らしい雰囲気を演出する音楽が流され、みんなの期待が高まっていく中、町内会長が洋助君をマイクで呼びながら拝殿の方を向くとみんなの視線も一斉にそちらへ動きます。

みんなの注目が集まっているのをヒシヒシと感じる緊張をほぐすために深呼吸を行い、呼び掛けから一瞬間をおいて洋助君と洋助君のママが建物の中から姿を現すと、洋助君のいきなりのフルチン姿に早くも女の人達の喜びの声と、少年達の冷やかしの声が上がります。

フルチン姿といっても、まだオチンチンは大きな白い布を被せて隠されていますが、既に完全に勃起しているオチンチンの大きさとそそり勃つ角度は布の上からでも良く分かり、それを見る限りあれはもしかしたら相当凄いオチンチンなのかもしれないとあちこちでヒソヒソ話が始まりました。

ヒソヒソ話はいつしかざわめきとなって、みんなが自分のフルチン姿のことを喋っているのが聞き取れてしまうのが物凄く恥ずかしくても、洋助君は真面目な表情を崩さずに用意された道をママと一緒に歩き、土俵の側で光君の入場を待つためにいったん立ち止まります。

「皆さん、真剣に頑張ろうとしている二人のために、オチンチン相撲が始まるまではもう少し静かにしてあげてください。それでは、続いて西の力士、浅見光君の登場です」

今度は光君の入場の番になりました。冷やかしの声も多い人混みの前に出て行けるのかどうかすら本当は心配な光君でしたが、同じフルチン姿の洋助君が先にみんなの前に出てくれたことで勇気を得て、光君もためらわずに出て行けたのです。

それに、大勃起薬のおかげでもう勃起が出来ないかもしれないという最大の不安もありません。後はみんなの前で立っていれば何とかなるという安心感が光君の心を後押ししています。

一度みんなの前に姿を出してしまえば面白いもので、光君はすぐに平気になるどころか、自分の今の状況を楽しむ気持ちも芽生えてきています。

家に一人で居るときにこっそりフルチンになってドキドキするイタズラが好きな光君は、心の中で自分のフルチン姿がみんなに見られてしまったら、ということを願っていたのです。

願っていながらも恥ずかしくて絶対に嫌だったのに、フルチンにならなければいけない状況になって、しかもそれが悪いことではないというのですから、光君は本番が始まったことで恥ずかしさよりも堂々とした気持ちの方が一気に強まってしまいました。

(僕は今フルチンなんだ。みんなの前で裸になっているんだ。そしてもうすぐオチンチンも見られちゃうんだ)

あの自分に自信のない光君が、こんなにも堂々とみんなの前でフルチンになっているのです。おかしな意味で光君は”やれば出来る子”だったのでしょうか。
光君が土俵の西に、洋助君が東の位置にそれぞれ立ち止まったところで町内会長が行司役を務める町内会のお母さんに、二人を土俵に上げるように促します。まだ観客の人達にはお喋りを控えさせているようです。

「東、大葉洋助君!」 「はい!」

「西、浅見光君!」 「はい!」

静かになった会場に二人のキリリと引き締まった返事が響き、いかにも儀式らしくなってきました。土俵の上でようやく対面した光君と洋助君は、町内会長に指示されていたとおり、気を付けの姿勢をしながら微笑みを見せずに真面目な顔で向き合います。

土俵に上がった二人は、まず四方への礼を行います。正面から45度ずつの時計回りに、3時、6時、9時の方角に向かって深々と礼を行い、そして再び0時の方角、二人が向かい合った状態での礼を行います。

光君と洋助君のママは、まだ光君と洋助君のオチンチンを隠してなければいけないので、オチンチンを隠す布が動いて見えてしまわないようにしています。しかし、いよいよその布をどかす時が来たのです。

最後の礼は、親友の二人が今からライバルとして、正々堂々と戦うことを誓い合う思いがこもっています。

オチンチンは男の子の象徴であり、昔から男の子は自分のオチンチンの大きさを、友達同士で競い合ってきました。

オチンチンの見せっこは、元気な男の子なら誰もが一度はやる無邪気な遊びですし、オチンチンを見せ合える仲こそ、健全な友達関係だといえるでしょう。

「世の中がどんどん閉鎖的になる中で、男の子の中でも特に恥ずかしがり屋の美少年達でも、元気にオチンチンを見せ合える開放的な空間。そんな明るい町内を築くために、このオチンチン相撲をぜひ成功させましょう」

町内会長の素晴らしい言葉に、観客の人達からも自発的に拍手が沸き起こりました。美少年にオチンチンを出させるのは、決していやらしい目的ではなく、美少年のオチンチンが明るくて平和な町内の象徴でもあるからこそなのです。

「さあ光君、洋助君、腰に手を当てて背筋を伸ばしてください。お母さん達も準備はよろしいですね。それではオチンチン相撲の始まりです。はっけよーい……のこった!」

「のこった!」の合図で、光君と洋助君のママが同時に布を引っ張ると、布はシュルシュルと音を立てて巻き取られていき、ついに光君と洋助君の完全に勃起したオチンチンが露になりました。


まるで白い布の中から飛び出してきたかのように、元気良く登場した二人の勃起したオチンチンは、観客の人たちの好奇の目に剥き出しで、もちろんオチンチンの皮も限界まで剥け切って、亀頭も剥き出しです。

皮被りという、みんなが想像していた普通の男の子のオチンチンに比べて、元気が良すぎるどころか余りにも逞しく、空に向かって斜めにそびえ勃つ二人の勃起したオチンチンに、観客の反応も様々ですが、みんなが驚いているのは一緒です。

オチンチンの凄さに喜び勇んで黄色い悲鳴を上げる、中高生の女の子達。呆気にとられて声は出ませんが、口元を両手で隠した顔は確かに嬉しそうな笑みをこぼしているお母さん達。

「わーっ!オチンチンすごーい!もっとビンビンさせてー!」

中には恥ずかしげも無く、応援よりも卑猥な茶々を入れて楽しそうにはしゃいでいるお姉さん達もいます。結局、女性はみんな喜んでいるのでしょう。

ただ中には、光君と洋助君のオチンチンに対して、微妙な反応を見せている人もいます。この前の少年相撲に参加していた、二人と同じ中学の男子ですが美少年ではない、普通の男の子たちです。

「す、すげーなー。あいつらのチンチン、あんなにでかいんだなー」

素直に感心する男子もいれば、「あんなの凄くない」と二人のオチンチンの凄さを認めようとしない男子もいて、中には「俺のほうがすげーよ」と強がりながらも、内心は自分のオチンチンがはるかに小さい事を知って、ガッカリしている男子もいます。

もっとも、光君と洋助君のオチンチンは、普段は驚くほど小さく、おそらく同じ学校の男子の中で、一番小さいオチンチンでしょう。勃起をして、初めて男子の中で一番大きくなるのですが、その勃起がとてつもなく凄いから、みんな驚いてしまうのです。

「記念すべき最初のオチンチン相撲において、浅見光君と大場洋助君が美少年力士として選ばれた理由は他でもありません。二人の元気良く勃起したオチンチンが、町内の男の子達の中で、最も大きかったからなのです」

町内会長の説明を聞いて、みんなもなるほどと頷きますが、どうやって調べたのかというのは誰も疑問に思わなかったようです。それよりも、町内の男子の中で一番のオチンチンと聞いて、なおさらもっとオチンチンを見ていたいとしか思わないようです。

「長さで言いますと、光君の勃起したオチンチンの長さは18cmもありますし、洋助君のオチンチンは何と19cmもあり、もう少しで20cmに到達しそうなぐらいです」

その数字に驚いたのは、観客だけではありません。光君のママと洋助君のママも、同じように驚いています。二人とも、もちろん息子のオチンチンの具体的な長さなんて知っているわけがないからです。

自分も知らない息子の情報をこうやって公表されるだけでも困るのに、それがオチンチンのことなのですから、光君のママも顔を真っ赤にして恥ずかしがってしまうのも当然です。

自分の勃起したオチンチンの長さが普通ではないという事は、洋助君は薄々感じてはいましたが、改めて「男子で一番」と聞かされると、さすがの洋助君も土俵に立っていることが恥ずかしそうに、顔を赤くしています。

(えっ?何で驚いているの?僕のオチンチンって、普通じゃないの?)

それなのに、光君は今の状況が余りピンと来てないようです。いつも自信のない光君は、自分のオチンチンが凄い物だなんて思うはずもなく、普通か人より小さめのサイズだと思っているぐらいだったので、急には理解できないのでしょう。

とはいえ、まだ勃起を自由に出来ない光君は、いつも小さい状態のオチンチンばかり目にしているのですから、人より小さいと思っても仕方がないかもしれません。

小さい状態のオチンチンで言えば、光君のオチンチンは絶対に隠した方が良い小ささなのですから。
「まずは光君のオチンチンと、洋助君のオチンチンの睨み合いです。オチンチンの長さでは洋助君の方がわずかに上でしたが、亀頭の大きさは光君の方が上でしょうか。いずれにしても逞しく立派な、素晴らしいオチンチンです」

間近で美少年の勃起したオチンチンを見られる幸運に、張り切る行司役の「のこった!」の掛け声と、町内会長の実況で、観客の人達も盛り上げ役として気分が乗ってきたのか、光君と洋助君に思い思いの応援を送っています。

相撲の力士とは言っても、光君と洋助君は基本的に無言のままです。両手を腰に当て、胸を張り、お互いにオチンチンを見せつけ合うことで勝敗を競うのですから、その場から動くことも喋ることも必要ないのです。

「光君も洋助君も、もっと元気良く胸を張ってください。これでもかと言うぐらい胸を張って、もっと腰を前に突き出して、オチンチンを相手に見せつけてあげましょう」

精一杯胸を張っているつもりだった光君と洋助君ですが、町内会長にはまだ物足りないようです。それどころか、腰をもっと前に突き出すことまで要求してくるので、二人の体を横から見ると、本当にくの字のような窮屈な体勢になってしまいました。

ですが、腰を前に突き出したことで、より一層オチンチンを競い合う体勢になったとも言えます。男の子が腰を前に突き出すことは、自分のオチンチンを誇示する行為に他ならないのですから。

土俵の上で向かい合った二人が腰を突き出したことで、二人のオチンチンはあと少しで亀頭がくっつきそうなぐらいにまで近づきました。

今にもぶつかり合って戦ってもおかしくない、二つの亀頭のユラユラとした動きに、観客の人達も思わず息をのんで見入ってしまいます。興奮を我慢できずに悲鳴を上げてしまう女の子も出てきました。


それにしても、光君と洋助君のオチンチンが、思わず見入ってしまう気持ちが分かるぐらいに素晴らしいのは、決してその大きさだけではありません。

勃起したオチンチンでも、血管がやたらに浮き出てしまうと、不気味なものに見えてしまいますが、二人のオチンチンは目一杯勃起をしても、ほとんど血管が浮き出てはいません。

美少年のスベスベの素肌と同じように、皮が剥けきっても綺麗なオチンチンの表面が、勃起をしても尚可愛い、微笑ましい美少年のオチンチンに見せているのです。

さらに、先端の亀頭は太陽の光を反射するぐらいに肉がプリプリとして、まるでお肉の一杯詰まったソーセージのように表面が光沢を放ち、とても美味しそうです。

ソーセージに例えれば、二人のオチンチンはとても小さなポークビッツが、ソーセージの中で一番太いフランクフルトソーセージになったぐらい、驚きの変化を遂げたのです。それはむしろ、観客の人達よりも、二人のママの方が驚いたのかもしれません。


オチンチンのプリプリの質感はソーセージそのものですが、勃起した時の形はまるでキノコのようです。

普通キノコと言えば、シメジやマツタケのような種類を想像してしまいますが、光君と洋助君のオチンチンは、特徴的なカリの出っ張りが目立つ、とても大きな亀頭の形のせいで、傘が大きく広がった毒キノコを想像してしまいそうでした。

しかし、その毒キノコのような形こそ、オチンチンとしてのいやらしい魅力が最高に強まるのです。純情で可愛らしい印象の美少年のオチンチンが、まさかこんなにいやらしい形だとは誰も思わなかったでしょう。


「素晴らしいオチンチンの対決は、睨み合いだけでは決着がつきません。そこで二人は『僕のオチンチンの方が強いんだぞ』と、相手を威嚇し始めるのです」

物語仕立てでオチンチン相撲を解説する町内会長ですが、実はこれは光君と洋助君に打ち合わせをしておいた、次の行動に移るための合図だったのです。

洋助君は合図を素早く理解して、次の行動に移ろうとしましたが、光君は合図の度忘れをしてしまったのか、次に何をするのか今になって思い出そうとしています。

全ての行動は、二人が一斉に行わないと格好がつきません。洋助君は光君に話し掛けるわけにもいかず、光君が思い出してくれるのを待つことしか出来ませんでした。

二人が次に何をするのか観客が期待している中で、勝負の流れが止まってしまっては、盛り上がりも冷めてしまいます。このままではいけないと、光君の度忘れを察知した行司役のお母さんは、こんな時のために町内会長に支持されていた通り、耳打ちで次の行動を伝えました。

「オチンチンをビンビンさせて。オチンチンに力を入れて、ビンビンッて飛び跳ねさせるの」

耳打ちでようやく次の行動を思い出した光君が、慌ててオチンチンを跳ねさせると、洋助君もそれに続きました。

まっすぐ斜め上を向いたまま硬直していた二人のオチンチンが、突然ビンビンと激しく動き出し、亀頭がおヘソにくっついてしまうぐらいの勢いで、何度も真上を向いたり元に戻ったりしています。

「ガオー!ガオー!僕のオチンチンの方が強いぞ!いーや、僕のオチンチンの方だ!二人の元気良く勃起したオチンチンが、さらに元気良く飛び跳ねて激しくやり合っています」

二人のオチンチンが何度も激しく飛び跳ねているその姿は、きっと二匹の強そうな動物が大きく体を伸ばして、相手を威嚇しあっている光景をイメージしているのかもしれませんが、美少年のオチンチンではどうしても微笑ましい光景に見えてしまいます。

光君と洋助君が一生懸命オチンチンを飛び跳ねさせている姿に、思わずクスクス笑いをしてしまう人もいますが、そこは観客の人達も堪えて、顔は笑顔ながらも、いま土俵では二人が真剣に威嚇しあっているのだと思いながら応援してあげるのでした。
完全に勃起したオチンチンをさらに勃起させるかのように、突き出した腰に力を込めて、何度も何度も元気良くオチンチンを飛び跳ねさせる光君と洋助君。

まるで水面を跳ねる魚のように、何度も真上に向かって持ち上がる二人のオチンチンに、始めは観客の人達も可笑しさを堪えるのに必死でしたが、光君と洋助君が真剣な表情で頑張っているのを見ていると、その光景が次第に真面目なものに見えてくるから不思議です。
「さあ皆さん、光君と洋助君をもっと応援してあげましょう。光君のオチンチンが跳び上がりました、よいしょー!。今度は洋助君のオチンチンです、そーれっ!」

やがて光君と洋助君のオチンチンが飛び跳ねるタイミングが、順序良く交互になってくると、町内会長に後押しされた観客の人達からも、二人のオチンチンが飛び跳ねるたびに掛け声が出てくるようになったのです。

それに合わせて光君と洋助君も、何度も急いでオチンチンを飛び跳ねさせるのではなく、観客達の掛け声が終わるのを待ってから、再び元気良くオチンチンを跳ねさせるようにしていきました。

光君がオチンチンを跳ねさせるのに合わせて、観客の大きな掛け声が起こり、次に洋助君がオチンチンを跳ねさせると、またそれに合わせて大きな掛け声が起こります。

これを何度も繰り返しているうちに、いつしか会場に集まった人達の心は一つになり、オチンチン相撲に参加しているのは光君と洋助君だけではなく、観客の人達もまた参加者として儀式に加わっているという、不思議な連帯感が生まれていました。

観客として集まった女の人達が、こうやって熱心に応援してくれなければ、二人はだんだん恥ずかしくなって、勃起できなくなっていたかもしれません。集まってくれた全員が恥ずかしがらずにオチンチン相撲を楽しもうとするからこそ、二人の美少年がフルチン姿にされている光景も、いやらしいものにはならないのです。


「必死に威嚇しあっても、まだ二人の決着は付きませんでした。お互いに引き下がる気のない二人の美少年は、ついにオチンチンをぶつけ合うことで決着をつけようとするのです」

何度も何度もオチンチンを飛び跳ねさせて、二人が少し疲れてきたところで、町内会長が間を空けるための解説を挟むと共に、とうとうオチンチン相撲が最後の段階に入ろうとしていることを告げるのです。

光君が一歩前に進むと、続いて洋助君も一歩前に出て、立ち位置を合わせます。そして、二人のオチンチンがちょうど亀頭が交差するような状態で重ね合ったのです。

「やはりオチンチン相撲は、二人の力士の勃起したオチンチンをぶつけ合う事でしか決着をつけられません。光君のオチンチンと洋助君のオチンチン、本当に強いのはいったいどちらのオチンチンなのでしょうか?さあ、最後の戦いの始まりです」

最後の戦いを前に、観客も一斉に静まり返って二人の次の行動を見守っています。不意に訪れたその静けさが、まるで決闘が始まるかのような雰囲気を醸し出していました。

オチンチンを重ね合わせることで、相手のオチンチンの熱さを感じながら、しばらく二人で見つめ合った後、洋助君が光君に向かって頷くと、光君もそれに答えて頷き、二人同時にゆっくりと腰を捻り始めました。

二人がそれぞれ反対の方向に腰を捻ることで、くっついていたオチンチンがまた離れていきます。そして、目一杯腰を捻ったところで、今度は逆の方向に勢い良く腰を捻ったのです。

ビュンッ、と音を立てて、鞭のように勢い良く振られた二人のオチンチンが激しくぶつかり合い、その衝撃で二人のオチンチンがとんでもない方向に弾け飛びます。

固くて弾力がある、不思議な感触のオチンチンがぶつかり合えば、その後どうなるかは光君も洋助君もコントロールできません。

ボーンという大きな音と共にあちこちに弾けたかと思うと、二人が真っ直ぐに戻そうと思っても、まるでバネのようにビヨンビヨンと跳ね回って、言うことを聞いてくれません。

いちいちオチンチンが元の位置に戻るのを待っていたら、ちっとも勝負になりません。「空振りしてもいいから、とにかく腰を振って、思いっきりオチンチンをぶつけ合って」と指示されている二人は、言われた通りに、とにかく腰を無茶苦茶に振ってみることにしました。

大きすぎるオチンチンは、ただ左右に振るだけでも大変で、二人が腰を左右に揺さぶっても、ブルン、ブルンとあっちこっちに飛び跳ねて、まったく言うことを聞いてくれません。

今にもオチンチンの根元が千切れて、どこかに飛んでいってしまうのではないかと思うぐらい、大暴れする二人のオチンチンはとても不格好でしたが、それでも何とかオチンチン同士が上手くぶつかってくれるのは、勃起したオチンチンの大きさが凄いおかげでしょう。

やっていることは不格好でも、二人の勃起したオチンチンは、きっと女性を惹きつける何かがあるのかもしれません。そのオチンチンが暴れながらぶつかり合う姿に、観客のお姉さんやお母さん達は、意外と喜びながら応援していました。

ただオモチャの刀を振り回しているだけの、子供のチャンバラごっこのように、何も考えないで固く勃起したオチンチンをぶつけ合うのは、結構痛いのかと思いましたが、案外それほどでもありません。

それどころか、オチンチン同士がぶつかった感触は、案外気持ちが良いものなんだと気付くと、光君も洋助君も、楽しくオチンチンをぶつけ合うことが出来るようになりました。

オチンチンの棒の部分を何度もぶつけ合いながら、心地良い感触を楽しんでいると、二人の表情も自然と笑顔になってきます。その内に、すっかり観客のことも忘れてしまった光君と洋助君は、いつしか二人だけの世界に入っていくのです。

(何だか楽しくなってきちゃったね、光君。…ねえ、光君は気が付いているのかな?僕のオチンチンは、光君のことが大好きだから勃起してるんだってこと。光君…もっと僕のオチンチンを見て。僕は今、光君の肛門のことを考えているんだよ。光君の肛門でHな事を考えているんだよ)

(洋助君。洋助君のオチンチンって、男子の中で一番だったんだね、凄いなあ。どうやって勃起させているの?…僕、洋助君の勃起したオチンチン見ていたら、何だかドキドキしてきちゃった。何でだろう?何だかオチンチンが勃起していると、洋助君が洋助君じゃないみたい。ちょっと怖いけど、でもずっと見ていたいな)

オチンチン相撲の最中に二人が喋っているわけでもありません。もちろんテレパシーで会話しているわけでもありません。それなのに、まるで心が通じ合っているかのように、二人の思いはお互いに惹かれ合い、愛する気持ちがより強くなっていくのです。始めはぎこちなくオチンチンをぶつけ合っていた光君と洋助君が、いつの間にか本当に楽しそうに、仲良くオチンチンをぶつけ合うようになると、二人の笑顔に釣られて観客達の応援も、さらに熱を帯びていきました。

一生懸命腰を振って、オチンチンを戦わせている二人の動きも、次第に息が合うようになり、オチンチンが激しくぶつかってはまた交差し、空振りすることもなくリズミカルに跳ね回って、まるで二人のオチンチンが本当に相撲を取っているかのようにも見えてきます。

勃起したオチンチンが元気良く、力強く戦っていても、光君と洋助君の表情はとても明るく、朗らかに笑っています。

オチンチンとオチンチンがぶつかり合い、弾け飛ぶ感触も、ただ気持ちが良いというだけではなく、大好きな相手のオチンチンと、自分のオチンチンが触れあっているという思いが、よりいっそう二人をドキドキさせてしまいます。

オチンチン同士がぶつかったときに感じる快感に、洋助君はオナニーをしているときに、オチンチンを手で圧迫するときの刺激と同じようなものを感じて夢中になり、まだオナニーに目覚めてない光君も、この快感に少しずつ引き込まれそうになっています。

オチンチンに受ける快感がどんどん高まっていくと、二人の明るい笑顔にも少しずつ変化が現れてきました。ニコニコとした笑顔が、はにかんだような表情に変わり、恥ずかしさとは違う頬の紅潮が目立ってきました。

真っ直ぐに相手の方を向いたまま、頬を赤くして見つめ合っている光君と洋助君は、まるで恋でもしているかのように、二人の世界に入り込んでいます。もしかしたら、ここが土俵の上だということも忘れてしまっているかもしれません。


子供の頃は、普通の遊びよりもHな遊びの方が、興奮という刺激が手伝って夢中になってしまうように、もう二人の間ではオチンチン相撲がエッチな遊びになりつつあるのでしょう。そしてこの後、二人のエッチな遊びが、さらにエッチになる偶然が起こるのです。

「うぅっ!」

楽しくオチンチンをぶつけ合っていた二人が、急に小さな呻き声を上げて体を震えさせると、あれだけ楽しそうに振っていた腰の動きも止まってしまいました。

もう何度もオチンチンをぶつけ合って平気だったのに、どうして急に腰を振るのを止めてしまったのでしょうか?それは、二人のオチンチンがぶつかった部分が、もっとも敏感な亀頭同士だったからなのです。

これまで二人のオチンチンがぶつかっていた部分は、オチンチンの太い棒の部分でした。腰の振り方やタイミング次第で、どちらかの亀頭がたまたまぶつかってしまうことはあっても、二人の亀頭同士がぶつかり合うということはありません。

亀頭が相手の棒の部分に触れただけなら、感じる刺激はそれほどではなかったのに、腰の振りが激しくなることで二人の立ち位置が少しずつ移動し、とうとう二人の亀頭が勢い良くぶつかってしまったのです。

オチンチンが勃起し、大きくなって剥き出しになった亀頭は、性的な刺激に物凄く敏感なのです。その敏感な亀頭同士が勢い良くぶつかり合ったのですから、二人が受けた刺激は電気ショックと同じぐらいの強さで、思わず体が震えてしまうのも当然のことでした。

しかし、二人はこのまま休んでいるわけにはいきません。まだオチンチン相撲は終わっていないのです。町内会長が終わりの宣言するまでは、二人は腰を振り続けなければいけません。

みんなの応援に励まされながら気力を振り絞った二人は、再び一生懸命胸を張って腰を振り始めましたが、二人の亀頭の位置がちょうど重なってしまった今、腰を振る度に二人の亀頭同士がぶつかり合って擦れ、二人は背中に電気が走ったような衝撃を何度も受けて、もう立っているのも辛い状態です。

今では誰が見ても、二人の足がフラフラで、とても立っていられないのではということが分かるぐらい、二人の体の震えが目立つようになっています。さらに二人の息づかいもどんどん荒くなって、本当にこのままオチンチン相撲を続けて大丈夫なのでしょうか。

それでも、光君と洋助君は腰を振るのを止めません。どんなに足と体が震えても、どんなに息づかいが荒くなっても、オチンチンをぶつけ合うのを止めようとはしません。

二人の涙ぐましい姿に観客達は感動していますが、二人が腰を振るのを止めない理由は、本当は観客達が考えているような、オチンチン相撲をやり遂げようという真面目な気持ちとはまったく違ったのです。

(なんで…?オチンチンの先っぽが当たると、凄く痺れて…気持ちいい…)

オナニーを知らなくても、亀頭がぶつかり合って背中に走る電流のような痺れで、とても気持ちが良くなるということが、光君にもハッキリと分かってきました。

光君は、それがオナニーという人前では恥ずかしい行為だということを知らないから、その気持ち良い感覚に素直に従って、腰の振りが止められなくなってしまうのです。どんなに体がガクガクになっても、気持ち良さへの欲求は止められません。

オナニーを知っている洋助君も、それは同じでした。むしろオナニーを知っているからこそ、光君よりも更に強く刺激を感じてしまい、どんなに止めなくちゃいけないと思っても、気持ち良いという思いがすぐに上回ってしまうのです。

腰を振り、オチンチンの亀頭をぶつけ合うのを止められない二人の快感は、あっという間に限界が近づいてきています。それは、既に毎日のように射精をして慣れているいる洋助君の方が、はるかに早かったのでした。

(どうしよう…。このままじゃ…精子が…出ちゃう…!でも…止められない…止められないよ…!止めないと…もう…我慢が…我慢が…!)

腰を振るのを止めようという気持ちとは裏腹に、洋助君の腰はもう言うことを聞かずに、いつまでも快感を得ようとして止まる気配がありません。洋助君が背中から突き上げてくる痺れの快感に、まったく抵抗できずに意識が飛びそうになったその瞬間、会場のスピーカーから町内会長の大きな声が響きました。

「それまで!この勝負は引き分けです。これによりオチンチン相撲は、光君と洋助君の二人が共に勝利者となりました!」
オチンチン相撲の決着は、光君と洋助君のどちらも勝利者になるという、健闘を称えるのにもっとも良い形で終わりました。

突然の終わりではあっても、観客達もそれが一番爽やかな決着だと納得して、二人に大きな拍手を送り、オチンチン相撲の大成功を喜んでいます。

オチンチンが感じる気持ち良い刺激に、フラフラになりながらも腰を振るのを止められなかった光君も、町内会長にオチンチン相撲の終わりを宣言されることで、ようやく我に返って腰の動きも止まります。

しかし、オチンチンが感じる刺激に引っ張られるように腰を振り、知らず知らずのうちに初めての射精の時に近づいていた光君の体は、急激に高まる快感が突然止まったことで、物凄い脱力感に襲われてしまいました。

ガクガクと震える足はもう立っていられない状態で、あっという間に膝から地面に崩れ落ちると、そのまま正座のような体勢で気が抜けたようにボーッとしています。

疲れ切った光君の体で、唯一元気なままのオチンチンは「もっともっと気持ち良くなりたい。射精がしたいんだ」と訴えているかのように、ビクン、ビクンと脈を打つのに合わせて跳ね上がっていました。

光君はまだオナニーも射精も知りません。光君のオチンチンがいくら気持ち良くても、それを知らなければ射精に行き着く前に、あっさり気持ち良い行為を止めてしまうのです。

だから光君は、射精をしていなくてもオチンチンがとても気持ち良かったことには満足しています。もし射精を既に知っていたら、きっとこれでは満足できずにオチンチンへの刺激を止められなかったかもしれません。


一方、洋助君は最悪の状況を迎えようとしていました。射精を知っている洋助君は、オチンチン相撲の間は必死に射精を我慢しようとしていたものの、終了間際にはもう完全に自制心が失われかけていたのです。

(止めないと…精子が出ちゃう…。でも…でも…止められない…!気持ち良すぎて…もう…僕…!我慢しなくちゃ…でも…射精しちゃう…!精子が出ちゃう…!)

オチンチンの気持ち良さにどんどん引き込まれていった洋助君は、大勢の人に見られていることよりも、射精をしたいという気持ちの方が大きくなりすぎてしまいました。

(いいや…出しちゃえ…。もう…どうなってもいい…!)

ギリギリの所で射精を堪えていた洋助君が、頭を空っぽにし、抵抗を止めて射精を導こうとしたその瞬間に、町内会長がオチンチン相撲の終わりを宣言したことで、洋助君は無理矢理現実に引き戻されてしまったのです。

(えっ!?そ…そんな…何で…?)

現実に引き戻された洋助君は、途端に周囲の観客のことを思い出し、このまま射精をすれば、とてつもなく恥ずかしい事態になってしまうことを悟りましたが、既にオチンチンは射精をするための動きに入ってしまいました。

洋助君が股間にぶら下げている、可愛らしい陰嚢の中にたっぷりと溜まっている精子が、勃起したオチンチンの中を駆け上がって、亀頭の先から飛び出そうとするのを必死に止めようとしますが、一度射精への抵抗を弛めると、もうほとんど止められるものではありません。

(あああ…ああっ…どうしよう…。た…たすけ…助けて…誰か…!)

今にもオチンチンの先から精子が噴き出しそうな快感を必死に堪え、足がブルブル震えている洋助君ですが、どんなに我慢をしても、もう精子は引き返してはくれないところまで来ています。

あと数秒もすれば洋助君の心は快感に支配され、思いっきり射精をしてしまうでしょう。何とかして射精を隠したい。みんなの前で射精をしてしまうのは恥ずかしすぎると、消えそうな意識を必死に呼び戻しながら、洋助君は無我夢中で光君に抱きつきました。

「よ…洋助君!?」

突然強く抱きしめられて戸惑う光君でしたが、それでも洋助君と肌が触れあってドキドキし、つられるように洋助君の背中に手を回してしまいます。

膝をついてしゃがみ込んだ二人の美少年が抱きしめ合う姿は、観客達にはオチンチン相撲をやり遂げて感極まった喜びの表現と受け止められていますが、一部の女性には、まるで愛し合ってるみたいだと大袈裟に思われています。

二人の胸とお腹は完全に密着し、その間に二人の勃起したオチンチンが、潰れるように隠れてしまいました。これでオチンチンがどうなっても、あまり他の人には分からないかもしれません。

「僕、もう…!助けて…光君…!ううう、ううっ、うぅぅぅぅっ!」

「洋助君!?どうしたの!?ねえ、洋助君!?」

小声でボソボソと呟く洋助君の言葉を聞き、光君は心配になって、抱き合ったまま洋助君にどうしたのかと聞いても、もう洋助君は何も答えられませんでした。

「ううっ、うっ、くぅぅっ!……あーっ! あーっ! あぁーっ!」

突然洋助君の体が、光君にも分かるぐらい大きく震え、洋助君がまるで女の子のような声で叫んだかと思うと、光君はお腹に熱い液体がかかるのを感じました。とうとう洋助君が射精をしてしまったのです。

ビューッ、ビューッと音を立てて、大量の精子が次々と洋助君のオチンチンの先から噴き出し、光君のお腹をベチャベチャにしていきます。温かい液体の感触に、光君はそれが洋助君がオシッコを漏らしたものだと勘違いしてしまいました。

光君はお腹についた液体がオシッコでも汚いとは思わず、まず洋助君がオシッコを漏らしたのが、みんなにバレないようにするために、光君はより強く洋助君と肌を密着させると、すぐ後ろにいた自分のママと、洋助君のママを小声で呼びました。

「ねえ、洋助君オシッコ漏らしちゃったみたい。何とかして、ママ」

光君のお願いに、光君のママは驚き、入場の時にオチンチンを隠すために持っていた布で、慌ててオシッコを拭こうとしましたが、オシッコにしては辺りがまったく濡れていないので、どうしたらよいのか悩んでしまいました。

逆に洋助君のママは、二人の状態から光君が勘違いをしているのではないかということに気がつき、光君のお腹を確認すると、そこに白くてドロドロした液体が沢山付着しているのを見て、全てを理解しました。

「馬鹿だね、この子ったら。こんな所で」

洋助君のママは、呆れ顔で洋助君の頭をポンと叩きましたが、洋助君は光君を抱きしめたままブルブルと震えているばかりで、いまだに射精を続けています。光君のママも、ようやく真相を理解して光君のお腹を拭き始めますが、洋助君の射精が止まらないので、なかなか綺麗になりません。

「浅見さん、私がやりますよ。ほら、洋助。早く全部出してスッキリしな」

「ああっ、あっ、ああっ、あーっ。か…母さん…ごめんなさい…」

洋助君のママは、布を丸めて洋助君のオチンチンを包み込み、洋助君の射精が終わるまで、洋助君の精子を全部受け止めてあげました。


二人のママが光君と洋助君を囲んで、何かをしているようだというのは観客も気がつきましたが、洋助君が射精をしていることまでは誰も分かりませんでした。

ちょっとしたハプニングかもしれないけど、オチンチン相撲は無事終わったのだと、みんなは思っていました。洋助君は、大勢の人に射精をしたことを知られるという最悪の事態は防げたのです。

最後に困ったハプニングが起きてしまったものの、それが集まった人達にバレることなくオチンチン相撲も無事に終わり、光君も洋助君も、ようやく肩の荷が下りました。

オチンチン相撲の最中、あれだけ一生懸命勃起し続けていた洋助君のオチンチンはあっという間に縮んでしまい、洋助君の表情もすっかり疲れ切っているのは、決して射精をしてしまったから、というだけではないでしょう。

それに比べて光君のオチンチンは、大勃起薬がまだ効いているおかげで、ずっと勃起したままになっていますが、光君自身は洋助君と同じように、体の力が一気に抜けたような表情で、控え室に戻ってからもすぐに着替えようとはせず、椅子に座って休んでいました。

「二人ともよく頑張ったわね。おかげでオチンチン相撲も大成功だったわ。それじゃあせっかくだから二人で記念写真でも撮りましょうか」

二人にねぎらいの言葉をかけた町内会長は、オチンチン相撲を撮影していたカメラマンを呼ぶと、二人を並ばせての記念写真を撮らせようとします。

「あらあら、ただ立っているだけじゃ記念にならないわよ。もっと元気にピースでもしてみたらどう?」

町内会長にピースと言われて、大人しい二人にはそれが照れ臭いのか、モジモジするばかりでなかなかピースをしようとはしません。

そのうち二人揃って「このままでもいいです」とまで言い出す始末ですが、町内会長は美少年が写真を撮るときに似合うポーズはピースという理想があるので、あくまでピースをするように強制しました。

あれだけみんなの前で勃起したオチンチンをさらけ出していたというのに、今さらピースをするのが恥ずかしいというのも変ですが、なかなか写真を撮ってくれようとしないので、二人はしょうがなく控えめなピースをして、早く記念撮影を終わらせようとするのでした。

二人ともフルチン姿での撮影ですが、洋助君のオチンチンがとても小さく、光君のオチンチンが勃起したままでとても大きいというのは、二人のイメージから考えると不思議な対比だったかもしれません。


「では、本当にモザイクなどの処理は無しということで、よろしいですね?」

収録も終わり、機材を回収して帰ろうとするローカルテレビ局のお姉さん達を町内会長が見送る際に、お姉さん達の代表が町内会長に念を押して確認をすると、町内会長は「その点に関しては一切の心配は要りません」と答えます。

お姉さんが確認したのは、オチンチン相撲をテレビで放映する際に、光君と洋助君のオチンチンを隠す処理を行うかどうかということですが、本来美少年のオチンチンに関しては、テレビで映すことにまったく問題はありません。しかし、今回は二人のオチンチンが勃起しているということで、猥褻な問題や二人のプライバシーに気を遣ったのでしょう。

ですが町内会長は、たとえ勃起していても美少年のオチンチンは猥褻な物ではなく、美少年の元気の良さをよりいっそう強調するものだと主張し、モザイクを入れてはオチンチン相撲の意義が正しく伝わらなくなってしまうということを訴えます。

二人のプライバシーに関しても、光君と洋助君の承諾を取ったわけではありませんが、もともと「半共同所有物」である美少年のプライバシーは考慮しなくても良い世界なので、町内会長は二人の勃起したオチンチンをテレビでそのまま映し出すことを、全て自分の一存で決めてしまいました。

こうしてオチンチン相撲の様子がテレビで放映されると、たちまちそれは女性達の大きな話題となり、地方の話題からあっという間にオチンチン相撲の名が全国に広がっていくのです。

そして、オチンチン相撲の継続的な開催を求める声が出てくると、そのために多額の寄付を約束する人が現れるようになり、町内会長は全てが狙い通りに行くことに機嫌を良くして、来年も光君と洋助君にオチンチン相撲を行わせようと企むのですが、それはまだ先の話です。


光君と洋助君、そして二人のママ達は、長々と会場に残ってオチンチン相撲を見ていた人達と会うのは恥ずかしいので、二人に服を着させると、すぐに家に帰ってしまいました。

洋助君はもうオチンチンの勃起は治まっていますが、光君は大勃起薬の効果が切れるまで丸一日かかるので、オチンチンが元に戻るまで、家で大人しくしていなければなりません。

あまり活発ではない光君でも、家で大人しくしなくてはいけないという状況になると退屈に感じますし、洋助君も光君と遊べないのは寂しいです。

本当なら洋助君はこのまま光君の家に泊まりに行って、ずっと一緒にいたかったのですが、光君の体に射精してしまった事の罪悪感からか、積極的に話をすることが出来ずに、そのまま分かれて家に帰ってしまったのです。

(光君に、何て思われたのかな…)

光君に抱きつき、女の子のような声を上げながら一分以上もの間、射精をし続けてしまった洋助君。射精が許されない状況で、我慢の限界を超えての射精はあまりにも気持ち良すぎたのですが、その後の恥ずかしさと不安という反動も、大きかったのです。

「ねえ母さん、光君はオシッコって言ってくれたけど、本当は僕が何をしたか知っていたのかな。もしかしたら、知ってて言わないでくれたのかもしれないし」

人前で射精をしてしまったことは、当然恥ずかしいことではありますが、光君と洋助君の仲を思えば、不安に思うことではないのかもしれませんし、あの射精は仕方がなかったという言い訳も出来る状況です。

でも、洋助君にとって射精は、光君の肛門にHな思いを抱きながらする行為でもあるので、光君に対して申し訳ないという気持ちと、軽蔑されるかもしれないという不安が出てきてしまうのでしょう。

「そんなのは母さんよりも洋助の方が、良く知っているんじゃないかい。光君がどう思ってても、別に嫌われたりはしないから気にするんじゃないよ」

洋助君のママは、そんなことは無駄な心配だと洋助君を励ましますが、それとは別に洋助君に対して気になることがありました。そして、それを確かめるためにさっそく行動を起こすのです。

夜、洋助君がお風呂に入ろうと寝間着をほとんど脱いだ頃を見計らって、洋助君のママは突然脱衣所に入って、洋助君を驚かせます。

「わああっ!きゅ、急に入ってこないでよ。まだお風呂に入ってないんだから」

今さらママの前で裸になっていることを恥ずかしがる洋助君に微笑むと、洋助君のママはそのまま自分も服を脱いで、裸になり始めます。洋助君はママが勘違いをしていると思って「僕がこれから入るんだよ」と言っても、ママは服を脱ぐのを止めようとはしません。

「久しぶりに洋助と一緒にお風呂に入ろうと思ってね。ほら、洋助もさっさと服を脱いで、先に入ってな」

突然のママの行動に、声を出して嫌がる洋助君でしたが、ほとんど服を脱いでしまった以上、今さら服を着直すことも出来ずに、諦めてお風呂に入ってしまいました。どうせママに逆らっても押し切られてしまうのですから光君よりも精神的には多少大人びている洋助君にとって、中学生にもなってママと一緒にお風呂に入るというのは、とても人に知られたくはない行為になってしまうでしょう。

それでも洋助君はママに逆らうことは出来ないので、大人しくママに背中を流してもらったり、髪を洗ってもらったりしています。ママと一緒にお風呂に入ることが当たり前の光君の家では普通の事でも、洋助君の家ではいつの間にか見られなくなった光景でした。

もう自分は親離れできていると思っている洋助君でも、本当はまだ甘えたい盛りの年頃なのです。光君という守ってあげたい存在が居ることで背伸びしてはいますが、洋助君のママから見れば、まだまだ頼りない、か弱い一人息子なのです。

ママに体を洗ってもらって、嫌がることもなく大人しくしているのは、洋助君が我慢をしているのではありません。我慢しているフリをしながら、久しぶりにママに優しくしてもらう心地良さに甘えていたのです。

もう自分からお願いすることは出来ない事でも、ママが強引にしてくれるのを我慢しているフリをすれば、親離れしようとしている自分のプライドを傷つけずに甘えることが出来る。洋助君にそういう気持ちが少しはあったのでしょうか。

「そういえば洋助はちゃんとオチンチンを洗っているのかな?ここはもう自分でちゃんと洗えるようにしなくちゃ駄目だよ」

洋助君のママも、オチンチンに関してだけは洋助君の自尊心を立てて、手を出さないようにしています。オチンチン相撲の時にあれだけ凄い勃起を間近で見て、オチンチンだけは洋助君を大人扱いするべきだと思ったのかもしれません。

洋助君は、オチンチンはいつもちゃんと洗っているよと答えましたが、本当は自分で洗ったことが無いどころか、オチンチンを洗うなんて事を考えたこともなかったのです。ママはきっとその事を分かっていたのでしょうけど、洋助君の動揺を追求するようなことはしませんでした。


体を洗い終わったところで、よく温まるために二人で一緒に向かい合って湯船に浸かっています。じっと洋助君を見つめているママの視線に、洋助君は何となく目のやり場に困っていますが、ママはお構いなしにお喋りを始めます。

「それにしても凄かったじゃないか。洋助のオチンチンがあんなに大きくなるなんて、母さんも驚いたよ」

ママにそんなことを言われても、洋助君は困ってしまいます。他の人にオチンチンのことを言われるよりは辛くないかもしれませんが、母親に言われるのは、独特の恥ずかしさがあるのです。

「も、もういいよ。そんなこと言わなくてもさ」

オチンチンの話をこれ以上続けてほしくない洋助君が、顔を背けて会話を避けようとする姿が、洋助君のママには愛らしく感じますが、それを可愛いとばかりは思っていられません。

光君とは違って、洋助君は自分の意思でオチンチンを勃起させています。自然に勃起したのでも、誰かに勃起させられたのでもありません。洋助君は、Hな事を考えてオチンチンを勃起させているのです。

勃起だけなら、意識しなくてもオチンチンに手が触れたり、Hな物を見てしまったりすれば、勝手に勃起してしまうことは美少年には良くあることです。でも、射精は勝手にしてしまう行為ではありません。

洋助君が脱いだブリーフのシミを見る限り、洋助君が毎日ブリーフの中に射精をしている事と、その射精がオナニーという、美少年が避けては通れない行為によるものだという事を、ママは既に確信しています。

洋助君がオナニーをすること自体は、ママも悪いとは思っていません。オナニーを知った美少年がオナニーをしたくなるのは、オシッコをしたくなるのと同じぐらい当たり前のことなのですから。

ママが気にしたのは、洋助君が毎日しているオナニーは、何を性的対象にしながら射精をしているかということなのです。

「洋助はオチンチン相撲の時、自分の力でオチンチンを大きくしたよね。あの時洋助は、いったいどんな事を何を考えてオチンチンを大きくしたんだい?」

Hな気持ちになる以外に、オチンチンを勃起させる方法はありません。オチンチン相撲という行事のためではあっても、勃起自体はHな気持ちにならなければ出来ないはずです。

「まさか『オチンチンが大きくなーれ』なんて思ってたんじゃないよね。Hな事を考えていたんだろ?そうじゃないと大きくならないからね」

ママの言っていることはとても正しいのですが、洋助君はそれを正直に認めることが出来ません。ママにそんなことを答えたくないという恥ずかしさもありますが、Hな事はHな事でも、光君の事を考えながらHな気持ちになっていただなんて、とても言えないからです。

ママの追及から逃れられなくても、せめて光君への気持ちだけは隠しておくために、誰か適当な女の人のことでも考えたと言って誤魔化そうと洋助君が考えていたとき、ママが突然核心を突いてきました。

「もしかして、光君の事を考えていたんじゃないかい?」

まさかママの口から出てくるとは思わなかった言葉に、洋助君は必死に否定しようとしましたが、ママには洋助君の動揺は全て見抜かれてしまいます。

「いいんだよ、洋助。母さんはそれがいけないって言ってる訳じゃないんだから、正直な気持ちを聞かせてくれればいいよ。光君のことが好きなんだね?」

いつものからかい半分の時とは違う、優しく諭すようなママの口調に洋助君の心も弛み、洋助君は正直に光君のことが好きだということをママに告白しました。そしてその事で悩んでいる気持ちも素直に話したのです。

「ねえ母さん、僕って変なのかな?光君のことが好きになっちゃうなんて。だって、同じ男同士なのに」

「ちっとも変じゃないよ。いいかい、洋助。美少年ってのはね、同じ美少年の男の子を好きになっても全然おかしくないんだよ。だから気にすることなんかないんだ」

美少年が美少年を好きになり、やがて恋愛関係で結ばれるのは、この世界ではおかしな事ではありません。常識ではありませんが、大人の女性、特に美少年を息子に持つお母さんなら、誰もが知り認めていることです。

男子の中でも常にイジメられる側の立場で、女性にも物として扱われ、プライバシーを守る権利もなく、さらには変態女にいつ襲われてもおかしくない運命の美少年にとって、それを乗り切っていくための心の支えとなる、恋人の存在はとても大事でした。

しかし、年頃のまともな女性がほとんど存在しない世界において、美少年が母親以外に恋心を抱ける相手は、同じ立場を分かり合える美少年しかいません。そうして、美少年が美少年を好きになるのが当たり前になっていったのです。

「ホラ、だから泣くんじゃないよ。洋助は光君を好きなんだろ、守ってあげたいんだろ。母さんの前でならいいけど、光君にそんな顔を見せちゃ駄目だぞ」

ずっと自分だけの秘密にして、不安だった気持ちがようやく楽になったことで、洋助君はいつの間にか目に涙を溜めて泣き出していました。

まだ光君の気持ちは分かりませんが、少なくともママには自分の思いを認めてもらったことで、久しぶりに素直に甘えたくなったのかもしれません。優しい言葉をかけてくれるママに、洋助君は自分から抱きついていました。オチンチン相撲が終わって、ママと家に帰った光君は、大勃起薬の効き目が切れるまで、家にじっとしていなくてはいけません。

オチンチン相撲の時は、あれだけ大勢の人達の前でオチンチンを丸出しにしていたのに、それが終わったら家に閉じこもってなければいけないのは、よく考えるとおかしな事かもしれません。

オチンチン相撲が終わった今となっては、光君も自分の勃起したオチンチンが人前に出してはいけない物だというのを、しっかり感じています。

どうしてあんな事が出来たのか、それを自分が何とも思わなかったのか、光君には不思議で仕方がありませんでした。誰にも内緒にしていた、自分だけの秘密のつもりだった「ボッキ病」をみんなに公開してしまったのですから。

そんな恥ずかしいことを普通のことにしてしまった「お祭り」という空間には、おかしな事も許されてしまう不思議な力があるのでしょうか。


(僕のオチンチンって、勃起すると凄い大きかったんだ)

特にすることの無かった光君は、自分の部屋で何度も勃起したオチンチンを眺めているうちに、どんどんオチンチンへの興味を強めていきます。

お留守番の時に一人でこっそりフルチンになって勃起して、何故だかドキドキしていた理由も昔は分かりませんでしたが、今は良く分かります。光君はとても大きなオチンチンの形に興奮していたのです。

町内会長に自分のオチンチンの大きさを「凄い」と言われたことで、光君は自分の勃起したオチンチンが特別な物だと思い、その特別なオチンチンが自分の股間に付いていることで、オチンチンに感じる恥ずかしさが余計に高まり、さらに興奮も高まってしまうのです。

ただでさえ見られると恥ずかしいオチンチンなのに、勃起すると人よりも大きいということが余計に恥ずかしくて、なおさら人に見られたくないオチンチンを隠して生活しなければいけない状況に気がついて、だからオチンチンが気になってしまうのは当然のことでした。

ただ、今の光君はオチンチンへの興味にも少し変化が起こっていました。それは、自分以外の勃起したオチンチン、すなわち洋助君のオチンチンへの興味を持つようになっていたのです。

光君のよりも更に大きい、洋助君の勃起したオチンチン。「男子の中で一番」という町内会長の言葉は、光君の頭の中では「洋助君のオチンチンは、世界一のオチンチンなんだ」という理解になっています。

「世界一のオチンチン」は「世界一恥ずかしいオチンチン」ということになりますが、そんなオチンチンも洋助君の股間に付いているというだけで、それが恥ずかしさとは違う意味に思えてくるから不思議です。

自分に付いているオチンチンは恥ずかしい物でも、洋助君に付いているオチンチンは魅力的な物なのです。

洋助君のほのかに筋肉のついた身体は、光君にとって憧れの対象でした。そんな逞しい洋助君の身体に、もっと逞しい勃起したオチンチンが加わると、光君はますます洋助君の身体に惚れ惚れしてしまいます。

逞しい洋助君の、逞しいオチンチン。光君は次第に洋助君のオチンチンのことばかり考えるようになってしまいました。

自分の勃起したオチンチンを見つめながら、洋助君の勃起したオチンチンを想像し、それを本当に見つめている気持ちになろうとしています。

(洋助君のオチンチン…。凄い勃起してる…)

洋助君のオチンチンの事を考えながら、光君は自分のオチンチンを触ったり握ったりして、勃起したオチンチンの太さや硬さ、亀頭の形を想像しています。

(洋助君のオチンチン、凄く硬くて、とっても熱い…)

光君が自分のオチンチンを触り、洋助君のオチンチンを想像しているのは、もはやただの興味ではなく、明らかに性的な興奮が混ざっています。

勃起したオチンチンの不思議な形に、光君はいつの間にか魅了されてしまいました。まだ性の知識はよく分からなくても、勃起したオチンチンの形は自然に性的なものを感じさせてしまうのです。

そして、勃起して完全に皮が剥けきったオチンチンから漂う香ばしい臭いが、より一層光君を興奮させていきます。

(オチンチンの臭い…。何だろう、もっと嗅ぎたくなる…。洋助君のオチンチンも、こんな臭いがするのかな…)

男の子の股間が蒸れた時の、独特の酸っぱい臭い。その臭いは美少年の場合、単なる汗臭くなった臭いではなく、オチンチン自体が持つ臭いであったのです。

女性を惹きつけ、同じ美少年をも惹きつける勃起したオチンチンは、形がいやらしいだけではなく、どんなに体が綺麗だったとしても、勃起をするとたちまちオチンチンは独特の臭いを放ち、臭いで勃起をアピールしてフェロモンのように人を惹きつけてしまうのです。

(洋助君のオチンチン…、洋助君の勃起したオチンチン…!もっと見せて…もっと僕に見せつけて!)

光君の頭の中は、洋助君が勃起したオチンチンを見せつけている姿でいっぱいです。オチンチン相撲の時のように腰を突き出し、自慢気にオチンチンを見せつけている洋助君の爽やかな笑顔と、まるで不思議な生き物がこっちを見ているかのような奇妙な形の亀頭を思い浮かべながら、光君は無意識に自分の亀頭を刺激しています。

(洋助君のオチンチンを触りたい!洋助君のオチンチン!洋助君のオチンチン!)

洋助君のオチンチンを握っているつもりで、自分のオチンチンを握りしめているうちに、光君の手は自然と亀頭のカリ首を擦るように小刻みに動き、もっとも気持ちが良い部分を的確に刺激しています。

「あっ、あ、ああっ、あっ、 …洋助君…! 洋助君…!」

オチンチンへの刺激がどんどん高まり、ママが気になるはずの光君の口から、思わず声が漏れるようになってきました。もう自分の気持ちを止めることが出来ないのでしょう。

(あ…、何か漏れそう…!でも…気持ちいいから止められない…!気持ちいい…気持ちいいよ…)

オチンチンから、今にもオシッコのように熱い何かが噴き出しそうだということを光君も気が付きました。でも、オチンチンの気持ち良さは光君から我慢をさせる心を奪ってしまうのです。

「うぅあっ!あっ!あーっ!あーっ!!」

お漏らししちゃっても良いと開き直ってオチンチンへの刺激を続け、ついに快感が頂点に達した光君が大きな声で叫んだ瞬間、オチンチンの先から白い液体が虹のような綺麗な放物線を描いて飛んでいきました。

大量の液体がオシッコのようにビューッと勢い良く飛び出したかと思うと、すぐに次の液体が断続的に何度も飛び出し、しばらくは治まる気配がありません。放心状態の光君が我に返った頃には、まるでコップの水でもこぼしたかのように、床に白い水溜まりが出来上がっていました。

(あれ…?これ、オシッコじゃない…。何だろう、これ?)

今これが何かは分からなくても、この白い液体がママに見られたらいけない物かもしれないことは感じ取った光君は、とりあえずそれを丁寧に拭き取って証拠を消します。

これが精子だということも、じきに分かるでしょう。そして、今の自分の行為がオナニーという性的な行為であることも、いずれは分かることです。

それがいつであるかはさほど重要ではありませんが、光君が分かっても分からなくても一つ言えることは、これで光君もまた、洋助君のようにオナニーを繰り返すことを止められなくなっていくのです。

これが、光君の初めてのオナニーでした。
オチンチン相撲から数日が経ち、そろそろ近所の人達もその話題も控えるようになった頃、光君のママと洋助君のママが喫茶店でお喋りをしていました。

「あの時は本当にビックリしましたよ。うちの洋助があんな所で出してしまうなんて、私の方が恥ずかしかったぐらいですし」

オチンチン相撲が終わってから、洋助君が射精をしてしまうという大ハプニングが起きたとき、洋助君のママは驚きながらも素早い対処をしたおかげで、大勢の観客の前で洋助君が恥ずかしい思いをしてしまうのを未然に防ぐことが出来ました。

光君のママは、自分だったらそんな適切な処理はとても出来なかったと洋助君のママを褒めますが、洋助君のママは、洋助君がもう日常的に射精をしていることを知っていたから、すぐに何が起こったかを理解できただけだと謙遜します。

「洋助も、もう毎日オナニーしているみたいですからね。…どうやって覚えたんだか」

洋助君のママは、洋助君が自分の息子なだけに、オナニーをしていることもしょうがない事だと受け止められますが、光君のママは、いつも光君に優しくしてくれている真面目な洋助君がオナニーをしていることが、まったく想像も付かない様子でした。

「よ、洋助君は光君と違って運動も得意ですし…元気ですからね」

まだ息子のオナニーに対する会話に慣れていない光君のママは、フォローなのかどうかも良く分からない言葉しか出てきません。これはさすがに洋助君のママも、そこから会話を返すことが出来ずに、話題を少し変えることにしました。

「…そういえば浅見さんの所はどうです?光君がもうしているかどうか、把握していますか?」

光君のママは思わぬ話題に動揺しましたが、光君が性に目覚めるのを気に掛けていない訳ではありません。光君が学校に行っている間の部屋の掃除中に、漁ると言うほどではありませんが、光君が性に興味を持ち始めたことの証拠となるものが出てこないかどうか注意したりはします。

洗濯前に、光君が脱いだブリーフのパンツを確認して、裏側がオシッコやウンチのシミで汚れているのを見ては、我が子の愛らしさに顔をほころばせていたのですが、光君が中学生になってからは、もし精液のシミが付いていたらどうしようかと不安になったりもしているようです。

「まだハッキリとは分からないようですね。ひょっとしたら、証拠を残してないだけかもしれませんよ」

光君がオナニーをしているかしていないのか、確信を持てる根拠が無くて悩んでいたら、洋助君のママの驚かすようなからかいに、光君のママはオロオロとしてしまいました。

軽い冗談でも簡単に不安に囚われてしまう光君のママを見て、楽しそうに笑う洋助君のママでしたが、すぐに元の表情に戻って、心を落ち着かせるかのようにコーヒーに口をつけました。

「実は、今日浅見さんにお話したかったのは、うちの洋助の事なんですよ」

洋助君のママは、光君のママに洋助君が光君を好きだということを正直に伝えました。洋助君が光君を想像しながらオナニーをしているということまで。


「うちの洋助は、光君に対してHな気持ちを持ってしまうみたいですが、洋助は浮ついた気持ちでそう思う子じゃないと思っています。光君のことを真剣に好きだからこそ、そういう気持ちになっているんだと思います」

普通なら口外するのも憚られることです。しかもオナニーの対象になっている相手の母親に話すなんて、以ての外でしょう。それでも洋助君のママは、洋助君のために精一杯洋助君の純情な思いを伝えました。愛する息子の理解者として、思いを叶えてあげたかったからです。

光君のママは、突然の告白に始めは戸惑いを隠せませんでしたが、ゆっくりと心を落ち着けて頭の中を整理し、洋助君と洋助君のママの思いをしっかり受け止めようとします。

「まだ私の気持ちしか言えませんけど…。私は、大葉さんの息子さんなら光君にピッタリだと思っています。うちの光君のことを、このままずっと守ってもらえたら…と思っていました」

二人とも美少年の息子を持つ母親です。美少年同士の愛情関係は、母親として当然考えておかなければいけないことだけあって、無関心ではなかったのです。

始めから二人のママは、光君と洋助君の仲が恋愛にまで発展しても悪くはないと思っていましたし、実際に二人の仲を見ているうちに、愛し合ってほしいとまで願うようになっていたのです。

「きっと光君も洋助君のことを好きなはずです。あれだけ洋助君のことを信頼していますし、光君があんなに心を開ける友達は他にいませんから。…光君は、洋助君のことしか見てないと思います」

光君のママは、洋助君がいつまで光君のことを構ってくれているかどうかが心配で、洋助君のママは、光君が洋助君の恋愛感情を理解してくれるかどうかが心配でしたが、今日で二人の心配は晴れたような気がします。

二人のママの思いは一つになりました。後は光君と洋助君が自分達の気持ちで愛し合えるようになるのを二人で見守っていくことだけです。それがどんな形の愛であっても、二人のママは応援していくつもりでした。


そして更に数日が経って、光君と洋助君は夏休みの合間にある登校日の朝を迎えました。

「嫌だなあ。絶対みんなにオチンチン相撲の事でからかわれそうだよ」

オチンチン相撲では、奉納相撲に参加した二人と同じ学校の生徒も大勢観客として来ていました。当然勃起したオチンチンも見られてしまったのですから、何を言われるか分からなくて不安になるのは当然のことでしょう。

「大丈夫だよ、僕が一緒にいるから。どうせ登校日はすぐ終わるし、ずっと離れないようにすれば、僕が代わりにからかわれてあげるよ」

洋助君が光君を慰めるのはいつもの事ですが、今日はちょっと意味合いが違ってきます。洋助君はオチンチン相撲の時に、オチンチンの長さを数字で発表されて「一番のオチンチン」とまで言われてしまったのです。

集中してからかわれるのは自分だということが分かっているのでしょう。でも結果的に光君へのからかいが減るかもしれないと思えば、洋助君は自分へのからかいなんか何ともないと思って平気でいられるような気がしています。

時と場合によっては、勃起したオチンチンが大きいということは威張れる事かもしれませんし、勃起していないときのあまりにも小さなオチンチンをからかわれるより、ずっと辛くないかもしれません。

(光君はどう思っているのかな…?僕のオチンチン…)

洋助君のオチンチンが一番大きいと知らされたことで、光君が洋助君のオチンチンを見る目が変わるのではないかと、ちょっと期待してしまう洋助君ですが、なかなか聞けることではありません。

『洋助君のオチンチンって、とっても凄いね!もっと見せて!もっと触らして!』

そんなことを光君が言ってくれたらどんなに嬉しいことかと、洋助君は目一杯に勃起したオチンチンを光君に見せつけたい衝動に駆られますが、まだそれは思うだけにとどめているようです。

そして二人が教室に入ると、案の定オチンチン相撲を見た男子が何人も二人の前にやってきました。でも、男子達の反応は二人もちょっと意外だったようです。

「お前達のチンチンって凄いんだなー。あんなにあるなんて知らなかったよ」
「羨ましいよなー。どうやったらあんなになるんだろうなー」
「こいつが出たら凄い恥かいてたぜ。だってスゲーちっせーもんな!」
「それはお前もだろ!大して変わらねーじゃんかよ!」

どうやら二人のオチンチンは、何となく男子の尊敬を集めてしまったようです。オチンチン相撲があまりにも恥ずかしい行事だったが故に多少の同情もあったのか、フルチンになったこと自体を陰湿にからかうような真似はしませんでしたし、お祭りなのだから異常なことではないという心理が働いていたのかもしれません。

何より、二人が堂々とした態度で一生懸命フルチン姿で頑張っていたことが、みんなに認められたのでしょう。わんぱくな男子の仲間として他の男子との距離感も縮まったようです。


二人のオチンチン相撲は、こうして無事に終わりましたが、また来年もオチンチン相撲をやらされるかもしれませんし、町内会長が新たな行事を考え出して、また二人を別な形でフルチン姿にしてしまうかもしれません。いったいどうなるのでしょうか?
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