- 2013⁄02⁄12(Tue)
- 23:08
太郎君の困ったオチンチン
世の中には、間の悪い体験をしてしまう人がいます。
運が悪いのか行いが悪いのか、いつも間が悪い事ばかり。
なんて人も大勢いるのです。
ですが、それがオチンチンでの間の悪さだったら、どうなるでしょうか。
ある一人の美少年、睦月太郎君はオチンチンがとても元気でした。
小学校の頃からオチンチンがとても逞しく、ひとたび勃起してしまえば
オチンチンの皮も完全に伸びきり、亀頭が剥き出しになって
本当にキノコのようになってしまうのです。
普段のオチンチンは子供らしく、とても小さいのに
勃起するとその可愛らしい面影が全くなくなってしまうのですから
不思議なのです。
運が悪いのか行いが悪いのか、いつも間が悪い事ばかり。
なんて人も大勢いるのです。
ですが、それがオチンチンでの間の悪さだったら、どうなるでしょうか。
ある一人の美少年、睦月太郎君はオチンチンがとても元気でした。
小学校の頃からオチンチンがとても逞しく、ひとたび勃起してしまえば
オチンチンの皮も完全に伸びきり、亀頭が剥き出しになって
本当にキノコのようになってしまうのです。
普段のオチンチンは子供らしく、とても小さいのに
勃起するとその可愛らしい面影が全くなくなってしまうのですから
不思議なのです。
元気があるという事は、良い事かもしれません。
ですが、幼い美少年にとっては、そんな逞しいオチンチンは
恥ずかしい以外の何物でもないのです。
しかも、オチンチンの勃起が自分で
コントロールできないとしたら、どうでしょう。
Hな気持ちになったわけでもないのに、ひとりでに勃起してしまったとしたら。
そして、それが日常の空間の中で勃ってしまったとしたら…。
太郎君が3年生の時、クラスの出し物で童話の劇をやる事になり
太郎君は森の木の役で舞台に上がりました。
当然台詞は一言もなく、部隊の上でただ立っているだけという
寂しい役どころでしたが、立っている時間だけは長いので
太郎君は舞台の上で一生懸命胸を張って
自分を見に来てくれたママを喜ばせようとしました。
劇の内容はそっちのけで、ひたすら太郎君をビデオカメラで
撮っていた太郎君のママは、学校から帰った後に
さっそくビデオを再生してみたのですが、太郎君とママは
そのビデオを見て、物凄く恥ずかしくなってしまったのでした。
太郎君と二人で仲良くビデオを見ていたママは
ビデオを撮っているときには気が付かなかった、ある事に気が付きました。
なんと、太郎君の穿いているピチピチの半ズボンの股間が
内側から何かを突き刺しているかのように盛り上がっていたのです。
何かとは、もちろん大きく勃起した太郎君のオチンチンの事でした。
太郎君は舞台の上で、自分でも気が付かないうちに勃起していたのです。
退屈な木の役にもダラけることなく、舞台の上で一生懸命胸を張って
頑張っている太郎君の凛々しい表情と、半ズボンを突き破らんばかりに
盛り上がっている股間の対比がとても可笑しく、また恥ずかしいものでした。
太郎君のママは、太郎君の勃起を見て、あっという間に顔を真っ赤にしてしまい
太郎君もまた、勃起の恥ずかしさは分かっていたので
やはり顔を真っ赤にして、画面から目を背けてしまいました。
水泳の授業での着替えが大の苦手な太郎君は、
とにかくオチンチンを人前に晒す事に、拒否感を持っています。
隠れて着替える上に、徹底して巻きタオルで体をカバーする
タイプの美少年でした。
それなのですから、勃起したオチンチンは
もっと恥ずかしいと思うのは当然でしょう。
自分の意思とは無関係に、大きく固くなって
異様な形になってしまうオチンチンを何度も見た太郎君は
「僕はきっとボッキ病なんだ」と思いこんでいるのです。
太郎君は、自分の勃起がクラスのみんなに気づかれていないかと心配し
太郎君のママも、他の親たちの撮ったビデオやカメラに
太郎君の勃起が写っていないかと心配しましたが
幸い太郎君は目立たない木の役だったので、誰にも気づかれず
カメラには太郎君の姿自体が、アップではほとんど写っていませんでした。
そのため、その後に太郎君や太郎君のママが
恥ずかしい思いをする事はなかったのですが
もしかしたら目撃していた人はいるかもしれません。
でも、太郎君が木の役だった事が幸いし
太郎君の勃起したオチンチンを、木の枝と受け止められて
事なきを得ていた幸運もあった事でしょう。
-2-
太郎君の意思とは関係なしに、勃起してしまうオチンチン。
それが本当にボッキ病なのかは分かりませんが
太郎君はそれによって何度も恥ずかしい思いをしてしまうのでした。
注意しているときには何ともないのに、ふと油断をしていたり
他の事に意識が行っているときに限って、オチンチンが勃起しているのです。
「僕のオチンチンって、すっごく意地悪なんだ。
いつも僕が気が付いたら、もうボッキ病になってるんだもん」
太郎君は自分のオチンチンを恨めしそうにそう言いますが
太郎君も、ちょっとうっかり過ぎるのかもしれません。
周りの人の反応がおかしくなるまで、自分のオチンチンが勃起している事に
気が付かないのですから。
ピチピチの半ズボンを鋭く盛り上がらせるぐらい勃起しているのに
その感触には全然気が付かないのですから不思議です。
4年生の時のある日、太郎君はスーパーの最上階にあるゲームコーナーで
遊んでいるときに、ウンチがしたくなってトイレに向かいました。
ゲームで遊んでいる最中に催していたのですが、ゲームを
途中で止めたくない太郎君は、ウンチが固そうで下痢でもないので
何とか我慢しながらゲームをやり続けていたものですから
ゲームが終わった頃には、かなりの便意となっていたのです。
走ってトイレに駆け込むのはちょっと恥ずかしかった太郎君は
大して差はありませんが、早歩きでトイレに向かい
小用の便器が二つ、大用の個室が一つという狭い男子トイレの中には
誰も人がいなかったので、安心して個室に入りました。
美少年である太郎君もまた、ウンチをするときには
まずフルチンにならないとしゃがめない性格でした。
ですが、靴と靴下は履きっぱなしでも平気なようです。
いそいそと服と半ズボンを脱いで、スニーカーと靴下だけ身につけた
フルチン姿になって、便器の上にしゃがむ太郎君。
健康的でありながらも、やっぱり華奢な肉付きの体と
頑丈そうなスニーカーとの対比がユーモラスでもあります。
そして太郎君が我慢していた力を抜いて、既に肛門から顔を出していた
ウンチを吐き出そうとした瞬間、太郎君の目の前で突然噴き上がってきた
一筋の水に驚き、大きな悲鳴を上げてしまいました。
「えっ? う、うわあぁっ!!」
驚きのあまり、思わずしゃがんだままズリズリと後ずさりしてしまう太郎君。
目の前に突然噴き上がり、正面の個室の壁に向かって一直線に飛んでいく水。
まるで噴水のようなその水は、決してウォシュレットではありません。
太郎君のしゃがんでいるトイレは和式便器ですし、何よりその水は
真っ黄色なのですから。
「わあああぁっ! どうしよう! どうしよう!」
下を向いて水の噴き出ているところが
オチンチンの先っぽだと知った太郎君は、為す術もなく叫ぶばかり。
一筋の真っ黄色な水は、勃起して上を向いている太郎君の
オチンチンから出ているオシッコなのでした。
驚きのあまりウンチは止まってしまっても、オシッコは止まりません。
固く勃起したままのオチンチンから噴き上がるオシッコは
下の便器ではなく、正面の壁に叩きつけられてダラダラと流れ落ちていきます。
無数の黄色い雫が、やがて一つの滝となって壁を流れ落ち
壁の下の床を水溜まりにしていく光景を、太郎君はオロオロしながら
眺めている事しかできません。
ちょっと前屈みになるとか、オチンチンを手で無理矢理下に向けるとか
そんな方法を思いつく事も出来ないほど気が動転しています。
オシッコの勢いがようやく衰え、全てを出し切ったときにはもう
太郎君の履いているスニーカーまで、オシッコの水溜まりに浸っていました。
幸いな事に、脱いでいた衣服にはオシッコの飛沫が
かかる事もなく無事でしたので、太郎君はウンチを物凄くしたい
気持ちを抑えて大急ぎで服を着て、後始末を何もしないまま
トイレを飛び出し、そのままスーパーからも出てしまいました。
オチンチンの勃起が治まらないうちに外に出てしまったために
買い物に来ていた女性客達に、半ズボンの膨らみを見られて
クスクス笑われたり驚かれたりするのすら、トイレでの大失敗が
バレる事を思えば、何でもない事のように感じるぐらいです。
しかし、スーパーから逃げ出しても
太郎君には一息つく間はありませんでした。
肛門から顔を出したまま止まっていたウンチが、半ズボンの中で
再びモリモリと動き始め、肛門から溢れ出ようとしていたのです。
「ううぅんー! あぁ、ううぅぅぅん…! 出ちゃうよぉぉ…!」
曲げた両膝に手をついた前屈みの状態で、苦悶の表情を浮かべる太郎君。
まず体の動きが止まり、そしてうめき声も止まって歯を食いしばり始めます。
太郎君は、とうとうウンチのお漏らしを観念してしまったのです。
色々な人が往来している道路の道端で、ただ一人動きが止まっている太郎君。
その太郎君の半ズボンの中では、今まさに肛門からウンチが
次々と吐き出されているのです。
モリモリモリ…! モリモリッ! モリリリッ!
とても太くて固そうなウンチが太郎君の半ズボンの中に
ギッシリと詰まっていきます。お漏らしを観念した太郎君は
全くウンチに抵抗をしないために、とてもスムーズにウンチが吐き出されています。
オチンチンの勃起は治まり、半ズボンの膨らみも無くなりました。
しかし今度は半ズボンの後ろ側が大きく膨らんでしまったのです。
お尻にずっしりと感じるウンチの重さに、太郎君は涙が溢れてきました。
「早くお家に帰りたい…」
太郎君の頭の中は、もうそれしか思いが浮かばずに
涙を拭いながら、ただただ家を目指してトボトボと歩き始めます。
途中の公園のトイレや、どこかのお店、もしくは人気の少ない場所で
そのウンチを処分する事も出来たかもしれないのに、太郎君は
それすら考える事が出来ず、ウンチをたっぷり半ズボンの中に
詰め込んだまま、家まで帰ってしまいました。
「うわぁぁぁぁぁぁん! ママーーーッ!」
家の中に入った途端、太郎君は大声で泣き叫んで
ママを呼びながら台所に行きました。
鳴き声に驚いた太郎君のママですが、ウンチの臭いにはもっと驚きました。
ですが、すぐに太郎君のお漏らしを悟ると、太郎君に笑顔を見せて
慰めながら、二人でトイレに行きました。
「ウンチお漏らししちゃったんだ。でも良かったね、ウンチが固かったから
ズボンもお尻もほとんど汚れてないよ、太郎君」
太郎君のママは何一つ嫌悪感を見せることなく、太郎君の
お漏らしパンツやズボン、ウンチさえも手で素早く処理して
泣きじゃくる太郎君のお尻をお風呂場で綺麗にしてくれました。
愚痴もお小言もなく、何よりも太郎君のショックを慰めるために
精一杯優しくしてくれるママのおかげで、太郎君はこの大失敗も
トラウマにはならずに済んだのでした。
自分の意思とは裏腹に、勝手に勃起してしまう太郎君のオチンチンですが
それは太郎君が成長しても治まる事はなく、勃起による失敗を
その後も繰り替えし続けるのでした。
太郎君が銭湯に行ったときの事です。
太郎君の住む町の銭湯では、基本的に女湯には小学校2年生までの
男子が、母親(もしくはお姉さん)同伴に限ってしか、入る事は許されていませんが
太郎君のような美少年は特別でした。
この世界で『第三の性別』として扱われている『美少年』
それは、国の機関が市や町に派遣している人間の推薦を受けて
様々な審査の後、国に「美少年」と指定をされた少年にしか
与えられない身分のようなものです。
本人が美少年になりたいと望んだのではなく、本人の意思とは
無関係で調査および審査は行われ、国に指定されてしまったら
それを断る事はできません。
国による強制的な指名には、色々な問題も噂されていますが
多くの女性はそれを喜び、世界が女性上位になりつつある事を
歓迎しているので、今後もこの世界に「美少年」は増え続けていくでしょう。
その特別な「美少年」に指定されている太郎君は、銭湯に行ったときは
必ず女湯に入らなくてはいけません。一人で来ていたとしてもです
お姉さん達やお母さん達が裸で待ちかまえている女湯に
フルチン姿で入っていった太郎君は、案の定、湯船に浸かっているときに
勃起してしまったオチンチンのせいで、出るに出られずのぼせてしまい
それに気が付いた女の人たちに抱えられ、脱衣所へ運ばれました。
朦朧とする意識の中、太郎君を心配して大勢集まっている
女の人たちに向かって、長椅子で横になりながら
「迷惑をかけてごめんなさい」と謝る太郎君。
「そんな事は気にしないで、少しそのまま休んでなさい。
ちょっと横になってればすぐ治るわよ」
そう誰かに言われると、太郎君はゆっくりと目を閉じて
横になったまま涼んでいる内に、うとうとと眠ってしまったようです。
眠っていた時間は10分ぐらいですが、のぼせていた体は
すっかり回復し、気持ち良く目覚める事ができました。
「ちょっとまだクラクラするけど…もう平気かな。
…え? わあああっ!」
脱衣所に響き渡る太郎君の叫び声。
太郎君は目が覚めて落ち着いてから、ようやく自分が入浴時の
フルチン姿のままで、しかもオチンチンが
勃起しっぱなしで丸出しだった事に気が付いたのです。
太郎君がどうやら無事そうで、安心した女の人たちは
太郎君がのぼせていても、眠ってしまっても完全に勃起している
オチンチンを一切隠す事なしにそのままにしておいたのでした。
小学生の物とは思えないぐらいカリ首が立派な太郎君のオチンチン。
見慣れていない人が見れば怖くなるかもしれないぐらいに
固くそそり立ちながらも、時折扇風機の風を受けてはゆらゆらと揺れるのが
今度は可愛らしく見えてくるのですから、ついのんびりと眺めながら
休んでいた女の人もいたようです。
それは太郎君の知らない事ですが、自分の勃起したオチンチンが
女の人たちに全部見られてしまった事は容易に想像がつきます。
キョロキョロと辺りを見回すと、クスクス笑っている女の人も
いる事に気がついた太郎君は、大慌てで服を着て
女湯を逃げ出していくのでした。
それからも太郎君は様々な失敗をしました。
しかし美少年という事で、オチンチンの勃起も悪意にとられる事はなく
微笑ましがられているのは、太郎君には幸いかもしれません。
ですが、その分いつまでも子供扱いされているという事なのです。
その後、中学生になった太郎君は、どうして自分のオチンチンが
ボッキ病になってしまうのかと色々考えましたが
明確な答えが出る事はありませんでした。
でも、そんな中で太郎君は、いつも思わず熱中してしまう
スポーツが、勃起の恥ずかしさを忘れさせてくれる楽しみとなっていました。
事実、太郎君がスポーツに熱中している時は
一度もうっかり勃起してしまった事はないのです。
ドッジボール、サッカー、水泳など色々なスポーツを楽しみ
体育の成績も美少年にしてはなかなか良く、みんなから褒められて
その上、気がついたら勃起していたという事もないのですから
太郎君が夢中になるのも当然の事でしょう。
スポーツに熱中し、やれば出来るという自信を持った太郎君は
オチンチンの勃起にもへこたれない美少年に成長していきます。
「勃起を見られちゃって恥ずかしいけど、それでも頑張って生きるんだ」
そんな心を持つようになった太郎君は、ある目標を持ち
それに向かって毎日のランニング練習を欠かさないようになります。
太郎君の目標とは、毎年夏に市で行われている伝統行事
『美少年フルチンマラソン大会』で優勝する事でした。
そして、いよいよその日を迎えたのです。
-4-
『美少年 フルチンマラソン大会』
文字通り、美少年達がフルチン姿でマラソンコースを走り
その順位を競うという市の伝統行事です。
とはいえ、伝統とはいうものの、その歴史はまだ浅いのですが。
この世界の支配者『芹沢小百合』は、美少年という存在を特別なものとして考え
美少年を国が指定する制度を設けただけではなく
美少年は人々を癒す存在であるべきと、国全体の半共同所有物として
みんなが美少年を眺めて心が癒されるように
美少年のみが参加する行事の開催を、広く呼びかけたのでした。
それは、美少年のみが参加する行事であれば何でも良いのです。
スポーツ大会に始まり、夏祭りの御輿担ぎや、レクリエーション。
町のパレードやカラオケ大会。はてはゴミ拾いなどのボランティア活動まで
とにかく行事を行えば、国からの奨励金が出るのです。
もちろん、架空の行事で奨励金を受け取るという悪い行為に備え
行事風景を収録したVTRを国に納める事を条件としていました。
そして、そのVTRは国の大切な資料として保管、公開されるのです。
美少年が小百合様によって第三の性別として認識されてから
まだ10年も経っていませんが、増加する美少年とその周囲の女性達の
意識の変化によって、男性上位の世界は変わりつつあるという事を
感じる人が増えていくようになりました。
心の優しい美少年と、それを見守ろうとする女性達が
世界をほのぼのとした雰囲気に作り上げつつあるところで
小百合様はもう一つの提案を呼びかけたのです。
「美少年にもっとも相応しい衣服。それは、フルチンなのです!
美少年がフルチンで生活する。そんな平和な世界を作り上げましょう!」
さすがに美少年の常時フルチン化は、すぐには進まないでしょう。
価値観の破壊が激しすぎる事には、二の足を踏むというものです。
そこで、まずは美少年行事のフルチン化を行うようになったのです。
何の意味もなく、あらゆる行事にフルチン姿を強制させられてしまうのですから
恥ずかしがり屋が多い美少年達は、とても苦手意識を持っていました。
太郎君も、もちろん初めはフルチン姿がとても嫌で
フルチンマラソン大会も、参加するだけでも辛かったのに
沿道の女性達の目が気になってオチンチンを隠すのに精一杯で
とても走る事なんて出来ませんでした。
このような美少年達に、それぞれのママがとった行動は
とにかくこれが伝統的な行事で、フルチンになる事も決して恥ずかしい事ではなく
伝統の一環として、いわばお祭り衣装のようなもので
これも行事を行う上で大切な一部という事を、根気強く説明したのです。
昔から、それぞれのお祭りや行事には、定められた衣装がありますが
なかには奇妙だったり滑稽だったりする衣装もあります。
しかし、その衣装には必ず意味があったり歴史があったりするのです。
「そっか。フルチンになるって、きっと意味のある事なんだ。
だったら恥ずかしい事をしてるんじゃないよね。
それに、みんなもフルチンになるんだから、僕だけじゃないんだよね」
そうやって参加する事までは、何とか納得する事は出来ても
いざ会場でフルチンになった瞬間、物凄い羞恥心が太郎君を襲うのです。
そして見物に集まった大勢の人を見てしまうと、もう駄目でした。
そんな太郎君達を、何とかマラソンのゴールまで走らせたのは
フルチン姿のまま、途中で立ち止まっている訳にはいかないので
早くゴールに逃げたいという気持ちを強くするからでしょう。
大会が終わった後の翌日に、クラスの美少年ではない男子達から
からかわれるのも憂鬱でしたが、中学生になって自信もついた太郎君は
優勝して、みんなに凄いと思わせてやろうと考えたのです。
美少年達は、運動や勉強の才能にそれほど違いはありません。
努力さえすれば、みんなが出来る可能性があるのです。
何よりも、自分に自信を持つ事が大切なのです。
「よいしょ。靴紐もしっかり縛ったし、これなら脱げないぞ」
フルチンとはいえ、道路を走るのですから
唯一着用を認められているスニーカーの紐を結びなおし
太郎君は軽い準備運動を終えました。
「はーい。それでは皆さんスタート地点に集まってくださーい!」
フルチン姿の美少年達が集まっている広場に
係の人がスピーカーで集合時間が来た事を告げに来ます。
こんなにも大勢の美少年がフルチン姿で集合しているというのは
とても壮観ですが、とても微笑ましくもあります。
さらに、広場には独特の香ばしい匂いが立ちこめて
そこにやってくる人たちの鼻を艶めかしく刺激していますが
その匂いも、美少年がフルチンだからこそ発せられるものなのです。
フルチンになる事によって開放される美少年の体臭。
胸や背中、腋の下はもちろん、オチンチンから肛門にかけての
股間の臭いが、ほのかに、しかしハッキリと香っています。
きっと、マラソンを終えた美少年の体はもっと香ばしくなる事でしょう。
そして美少年達がスタート地点に続々と集まります。
その中で太郎君は、最前列のスタートラインの上という
絶好のポジションをキープしました。
マラソンにおいて、スタート地点が後ろになると
スタートラインにたどり着くまでに、いきなり時間をロスしてしまいます。
そのために記録を狙う人は一番前に並ぶのですが
このフルチンマラソン大会では、一番前に立つという事は
スタートまでの待ち時間中、ずっと観客にオチンチンを
晒していなくてはいけないという状況に陥ってしまうのです。
それが分かっていて一番前に立つのですから
太郎君のやる気は相当なものでしょう。
恥ずかしさは我慢すればいい。太郎君の気持ちは
きっと良い結果となって現れてくれるはずです。
スタート地点の最前列に立つ太郎君に集まる視線、そしてカメラの光。
否が応にもさらけ出されてしまうフルチン姿は、このために集まった
大勢のお姉さんお母さん達の絶好の被写体となってしまうのです。
最前列に立っているのは光君だけではありませんので
光君だけがフラッシュの集中砲火を受ける事はありませんが
大勢のお姉さんお母さん達のカメラの中に、自分のフルチン姿が
写真として収まってしまうのは、やはり恥ずかしいものです。
美少年達があらかたスタート地点にそろい
スタート時間を迎えるまでの間、地元のローカルTV局の
アナウンサーのお姉さんが美少年達にインタビューを行っています。
「はーい、こんにちわー。君の名前は?」
フルチン姿の美少年達の群れの中にアナウンサーのお姉さんと
カメラマンが入ってくると、カメラに駆け寄ってくる無邪気な美少年と
カメラから逃げようとする美少年によるちょっとした集団移動が起こります。
その中で目に付いた美少年に、さっそく声をかけるアナウンサーのお姉さん。
まずは名前からという簡単な挨拶ではありますが
後に地域に向けて発信され、誰が見るかも分からない映像の中で
フルチン姿の自分の名前を晒させるという、密かな陵辱として
アナウンサーのお姉さんが楽しみにしている手法なのです。
この警戒心が薄れる状況で名前を聞かれ
美少年はついマイクに向かって名前をしゃべってしまいますが
もし名前を隠そうとしても、断りづらい雰囲気の中で苦労する事でしょう。
こうして美少年の名前を晒させたところで、お姉さんは
月並みなインタビューを続けていきます。
無難なところでは、順位の目標などでしょう。
「あ、うん。…えーと、ビリにならなければいいな」
特に自信がある訳ではない美少年は謙虚に答えますが
複数の友達と一緒に参加しているような美少年は、友達の
何かを期待するクスクス顔に答えて、優勝宣言をして
冷やかされていたりします。
そんな賑やかな光景とは別の所で、腰に両手を当てて
スタートを待ちながら、一人フラッシュと視線を浴び続けている太郎君。
さすがにフラッシュの数は少なくなってきましたが
大勢のお姉さんお母さん達の前で、フルチン姿で何もせずに
立ち続けるのは、待ち時間よりも辛く感じるでしょう。
「太郎君! やっと見つけたよ。
こんな前にいたんだ。探すのに凄い時間かかっちゃったよ」
後ろから太郎君を呼ぶ声に振り向くと、そこには太郎君の友達の
空俊男君が小走りでこっちに来ていました。
俊男君は元々運動神経がある方で、この大会で優勝した事もあります。
いつもは恥ずかしがって足が遅くなる太郎君と
普通に走る事のできる俊男君は別々になってしまい
スタート前だけ一緒にいるぐらいでしたが
今日の太郎君は、俊男君と一緒に走る事も十分可能でしょう。
「じゃあ今年は一緒に走れるね。頑張ろう。
太郎君が優勝できるように、僕も応援するよ」
ライバルなどという意識は初めから無く、俊男君は裏表なしに
太郎君を応援するつもりでそう言いました。
もし二人が先頭に立ってゴールに近づいたら、俊男君は
太郎君に先を譲るつもりでさえいます。
優勝経験のある自分が、ペースメーカーになって
やる気になった太郎君を優勝に導ければ、これほど嬉しい事はないでしょう。
お祭りのような行事だからこそできる、美しい友情です。
そして大会がスタートしました。
大きなピストルの音で一斉に走り出した美少年達。
まだ体力がいっぱいで元気な美少年達の躍動感を
一番感じられる瞬間でしょう。
マラソン大会恒例の、スタートダッシュ少年が出てくるのも
この時ならではの光景です。ただのマラソンでさえ目立つのに
これはフルチンマラソン大会なのですから、四、五人のフルチン姿の美少年が
先頭を切って走る姿は、あまりにも注目の的で、なおかつ
格好のカメラの餌食になってしまいます。
激しく浴びせられるフラッシュに、自分のした行為の
恥ずかしさを悟った美少年。もしくはいきなりの猛ダッシュに
あっという間に限界を迎えてしまった美少年。
理由は色々あれど、スタートダッシュ少年達はすぐに次々と脱落し
集団の中に消えていってしまいました。
「よし、今年のお馬鹿さん達の撮影完了。
後は名前とかが分かれば完璧なんだけど」
これは、カメラを構えていたあるお姉さんの台詞です。
「お馬鹿さん」とは、もちろんスタートダッシュ少年達の事で
このお姉さんは、毎年こうやってスタートダッシュ少年を撮影しては
コレクションしているのです。
その場のノリでふざけて、受けが取れればそれで良しという楽しい行為も
後々冷静にその事を思い出されるのは恥ずかしいものです。
このお姉さんは、美少年のそんな行為を見逃すことなくカメラに納めては
恥ずかしい証拠として保管する事に悦を感じているのでしょう。
果たして、毎年現れるスタートダッシュ少年達は
その事に気がついているのでしょうか。
無理をして、早くも息が絶え絶えなその様子では
もう自分の恥ずかしい行為など、すっかり忘れている事でしょう。
-6-
さて、無事にスタートした太郎君と俊男君は
なかなかのペースで先頭集団の中に混じり
コースの三分の一を走り終えたところで、一桁の順位を保ち続けています。
「太郎君、良い調子だよ。このまま頑張ろうね」
俊男君は、太郎君を励ましながらも、太郎君の頑張りに驚いています。
いつも観客の女の人たちの視線と声援に恥ずかしがってしまい
恥ずかしがり屋グループの集団の中で、コソコソオチンチンを
隠しながら走って先頭から大きく遅れてしまうせいで分からなかった
太郎君の才能がようやく開花したのでしょう。
「練習の甲斐があったかな。まだまだ走れそうだよ」
晴天に恵まれた熱い日差しが照りつける中、早くも体が汗ばんできた
太郎君と俊男君が、爽やかな笑顔で会話をしている最中も
それを掻き消すぐらいの賑やかな声援が二人を包み込みます。
まだまだ美少年達の表情にも元気があり、それでいて
そろそろ汗をかき始め、フルチンの素肌に大粒の汗がしたたる姿は
カメラ趣味の女の人達にとって、もっとも上手く撮るのが難しく
もっとも爽やかな被写体として挑戦し甲斐があるのだそうです。
フルチン姿でのスポーツというのは、シャツや半ズボンを着込む事によって
吸収された汗がジトジトして、肌がベッタリしてしまうという事もなく
文字通り玉のような汗が美少年のスベスベの素肌を伝って
次々とこぼれ落ちては輝く、美しい映像を可能にしてくれるのです。
もっとも、女の人達は美少年の汗なら何でも大好きで
ベタベタに汗ばんだ美少年の体は嫌いという訳ではなく
ベタベタで汗臭くなった美少年の体も好きで、美少年の汗をたっぷり吸って
不思議な臭いを放つようになったシャツやコスチュームも大好きなのです。
でも、やはりフルチン姿の魅力には敵いません。
美少年が走れば走るほど、オチンチンがプルンプルンと揺れて
本当にそんな音が聞こえてきそうな光景や
その恥ずかしさに耐えながら一生懸命走る美少年の姿は
フルチンマラソンでなくては見られない光景なのですから。
また、通り過ぎていく美少年の後ろ姿も、女の人達には
見逃せない光景です。美少年特有の、小ぶりに引き締まりながらも
悩ましい曲線を描く、桃のようなお尻がプリプリと揺れるのは
時にはオチンチンよりも素敵な光景に見えてくるでしょう。
女の人達に、オチンチンだけではなくお尻も見られている事には
美少年達も、お尻に感じる視線で気づいてはいましたが
中には、いつもウンチの後のお尻の拭き方をいい加減にしているせいで
お尻が汚れているのが見えたらどうしようと
心配をしている自業自得な美少年もいます。
フルチンというのは、決してオチンチンが露出している事だけが
恥ずかしいのではなく、毎日ウンチを吐き出しているお尻が
剥き出しになっている事も恥ずかしいのです。
この大会では、美少年達が大量にかく汗も考慮して
いくつかの給水所が用意されています。
美少年達が脱水症状を起こすのを防ぎ、なおかつ冷たく甘いドリンクを
飲む事によって美少年達が精神的にも元気な気持ちを維持できるように
ドリンクも充分な用意をしているのですが、何故か美少年達には
悪い噂が広まっているようです。
「もう給水所だね。何だかそんなに走ってない気がするんだけど」
「いや、場所はいつもと同じはずだよ。
きっと太郎君が早く走れるようになったから、近くに感じるんだね」
仲良く給水所にたどり着き、走りながらドリンクを手に取る
太郎君と俊男君ですが、ドリンクをゴクゴクと飲み干した太郎君に対し、
俊男君は喉を潤す程度に口をつけただけで
残りはみんな頭からかぶってしまったのです。
「えー!ほとんど飲んでないのに、いいの?」
マラソンも慣れている人間にとってはドリンクや水を
頭からかぶって体温を冷やすのは常套手段ですが
特にそういう知識がある訳ではない太郎君には、俊男君の行動は
美味しいドリンクが勿体ないと思えたようです。
「僕は次の給水所まで我慢できるから大丈夫だよ。
それに、給水所のドリンクってハズレがあるって噂だからね」
俊男君がほとんど飲まなかった本当の理由は、美少年達の悪い噂のようです。
その噂とは『給水所のドリンクの中にはハズレがあって
ハズレのドリンクを飲むと下痢をする』というものでした。
「あ、それ聞いた事ある。僕も給水所のドリンクを飲んでから
お腹を壊したって言ってた子いるもん」
この大会のコースは、美少年達の万が一のためのトイレも
考慮され、なんと大会のために、小さな規模ではありますが
新たにトイレが建設されているのです。
しかも給水所からしばらく走ってお腹を本格的に壊し始める所に
そのトイレがある絶妙さも、噂の根拠になっています。
俊男君も給水しない訳にはいきませんが、いきなりハズレを
飲んでしまわないように、最初の給水所は我慢しているのです。
しかし、俊男君のその努力は悲しい結末を迎えてしまったのです。
マラソンも中盤を過ぎた辺りの頃、太郎君の頑張りで
二人はいつの間にかトップに立っていました。
後ろに追いかけてくる美少年の気配もなく、独走状態です。
恥ずかしさを克服した太郎君の走りは予想以上のものでした。
そして二回目の給水所にたどり着き、太郎君は噂の事を思い出しつつも
甘いドリンクの誘惑には勝てずにそれを飲み干し、俊男君も
今回はドリンクの大半を飲みました。
「あっ…!」
そして給水所からしばらく走った頃に、俊男君が苦しそうに呻いてから
走り方が急にぎこちなくなっていったのです。
ハアハアと時折苦しそうな呼吸になったり、足もちょっと内股気味に
なっているのが太郎君にもハッキリと分かります。
太郎君も心配になってきますが、マラソンに慣れている俊男君に
不慣れな自分が心配するのは余計なお世話になるかと思って
心配そうに見つめる事しかできませんでした。
「ゴメン、太郎君。ちょっとゆっくり走ってもいいかな…?
何だか急にお腹が痛く鳴っちゃって…。えへへ、ハズレ飲んじゃったのかも。
でも、たぶん少し我慢すれば治ると思う」
無理矢理照れくさく笑って、下痢ではなく、ちょっとした腹痛と
太郎君に話す俊男君ですが、俊男君はもうこれは下痢だという事は
分かっていました。それでも、ここでトイレに行ってしまうと
太郎君が自分の事を心配して遅くなるどころか
トイレで待ってしまうかもしれないという不安が、俊男君を躊躇させます。
でも、走れば走るほどトイレに行きたい気持ちはますます強くなっていきます。
今にも柔らかいウンチが肛門から滑り落ちるように
噴き出してきそうな悪寒ばかりが高まり、無意識の内に
お尻を必死に締めながら走ってしまうので、内股気味になるのです。
(ウンチをしたい…でも我慢しなくちゃ…!
早くウンチをして楽になりたい…でも、太郎君が…。
でも、ウンチが出ちゃう…!ウンチが出ちゃう…!)
うつむき加減でウンチの我慢に苦闘しながら走る俊男君。
そして、トイレポイントが近づいてきました…。
「俊男君、もうすぐトイレだけど、そこに行っておいた方が良いんじゃないかな?」
普通はマラソンの途中でトイレに行くという事は考えられないので
コースMAPやコースの途中にトイレのポイントが示されることはありません。
しかし、この「美少年フルチンマラソン大会」では
まるでトイレを利用してほしいかの如く、トイレの案内がされているのです。
それを見て、太郎君は俊男君のお腹の調子を気遣いますが
俊男君はまだ決心が出来ないでいます。
ウンチをしたいとは思っていますが、太郎君に気を遣わせて
頑張りを無駄にしてしまうのが辛く、出来ることなら我慢したかったのです。
でも、もう自分の下痢は我慢できるレベルではなく
ここのトイレを逃したら、もう次のトイレまで耐えることも出来ずに
野糞という最悪の事態を迎えることは理解しています。
これも、ある意味トイレが罠になるという事でしょう。
トイレが用意されてるが故に、どんなに我慢をするつもりでも
気持ちが弛んでしまうのです。トイレでウンチが出来るのだから、と。
ちなみに、このマラソン大会で野糞というのは
ただの野糞よりも、はるかに不幸な出来事になってしまいます。
美少年達のフルチン姿を見守っている、観客のお姉さんお母さん達が
コースから外れて物陰に隠れようとする美少年に
注目しない訳がありません。すぐに騒ぎになって美少年を追いかけ
心配と好奇の入り交じった顔で取り囲み、美少年は大勢の人に
見つめられながら、ウンチを肛門から吐き出さなくてはならないのです。
「こないで! こないでったら!!」
「ううぅ…見ないで下さい…。 あっちへ行って下さい…」
きっと、ハズレのドリンクを飲んでしまった美少年の中には
物陰なのに大勢の女の人達に見守られながら
あまりにも辛すぎる脱糞をしてしまった子もいたのかもしれません。
「ゴメンね、太郎君。僕、トイレに行ってくるから、先行ってて」
トイレポイントに辿り着いた太郎君と俊男君。
しかし俊男君が太郎君を先に行かせようとしたことで、揉めているようです。
「いやだよ、俊男君を置いていくなんて。
僕、待ってるから、俊男君早くトイレに行ってきていいよ」
太郎君がどんなに待つと言っても、俊男君は安心してトイレに行けません。
下痢というのは、ウンチを吐き出してすぐに終わりではないのです。
溜まっていたウンチを吐き出しても、腹痛はすぐには治らず
その腹痛が新たな下痢便を少しずつ生み出し、お尻の中に
再び下痢の悪寒を走らせるのです。
その悪寒が落ち着くまで、何度も少量の下痢便を吐き出し
最後には泥水を何度も捻り出して、ようやく下痢が終わるのです。
それを待っていたら、果たして終わるまで何分かかってしまうのでしょうか。
その間に他の美少年達が自分達を追い越し、太郎君の優勝が
無くなってしまっては、俊男君は悔やんでも悔やみ切れません。
「太郎君、これは太郎君にとって大切な大会なんだよ?
僕を待ってたら太郎君が優勝を逃しちゃうんだから
太郎君は先に行かなきゃ駄目なんだよ」
もう笑顔を作っている余裕もなく、痛むお腹と肛門の激痛を堪えながら
太郎君を説得する俊男君に根負けし、太郎君は先に行くことを了解しました。
「…分かった。僕、絶対に優勝してみせるから。俊男君も頑張って」
太郎君が再び走り出したことでようやく安堵した俊男君は
改めてトイレの方へ向かいます。しかし俊男君の側にはすぐに
女の人達が続々と集まってきました。
「君、もしかしてお腹痛いの?下痢?」
「大丈夫?お腹壊したんだったら、そこのトイレでウンチすればすぐ治るわよ」
「可哀想…。ウンチ柔らかそう?ウンチいっぱい出そう?」
女の人達は皆、心配そうな表情で俊男君を取り囲みますが
そんな風に話しかけられても、もう中学生の俊男君には
答えることすら恥ずかしくなりそうな質問ばかりです。
ですが、人の良い俊男君はその質問一つ一つに
全て返事をしてしまうのです。お行儀の良さもありますが
自分を心配してくれる他人を無視することは悪いと感じてしまうのです。
そんな女の人達の質問から逃れるかのように、俊男君は
お腹を手で押さえながらトイレに向かって小走りで駆けていきます。
そうでなくても駆け足でトイレに向かわなければ
ウンチを漏らしてしまいそうなのですから、なおさらです。
「えっ?もう漏れそうなの? しっかり!頑張って!」
俊男君が逃げ出しても、女の人達はまだ追いかけてくるどころか
俊男君をさらに恥ずかしがらせるような大声で心配して、後についてきます。
そしてとうとうトイレの中にまで押しかけてきてしまいました。
基本的には、美少年フルチンマラソン大会のために建てられた
このトイレは簡素な作りで、男女用の区別もなく
ただ大用の和式便器の個室が三つほど用意されているだけです。
そのため、女の人達が美少年が使用しているトイレの中に
入ってきても、まったく咎める理由はありません。
俊男君も、それを分かっているからこそさっさと個室に
入ってしまいましたし、出来る限り気にしないように努めています。
ですが、どんなに恥ずかしくても、下痢の時に
トイレでウンチが出来るという喜びは、何物にも代え難いものです。
太郎君も先に行ってくれたことで、後は安心して下痢便を
吐き出し、腹痛が治まるまで待てばいいだけなのですから。
俊男君が個室に入った途端に、急に声を潜めてしまった
女の人達のことは、もう諦めれば良いだけのことです。
なにせフルチン姿なのですから、服を脱ぐ煩わしい手間もなく
俊男君は個室に入って便器をまたいだら、すぐにしゃがんで
ウンチをするだけです。いよいよ、俊男君のウンチが始まります。
-8-
あれほど俊男君のお尻を内側から圧迫し、便意を強烈に刺激させていた
下痢便なのに、いざ便器をまたいでも、すぐには出てこなかったりするのです。
便器の上にしゃがみ込んだ俊男君ですが
あれほど限界かと思われた下痢便は、即座には溢れ出ませんでした。
痛むお腹、今にも破裂しそうな感覚の肛門。
お漏らし怖さに必死に我慢したのが何だったのかと思いそうになりますが
押し引きの激しい下痢の痛みが、直腸の感覚に
錯覚を引き起こして、今にも漏れそうという恐れを抱かせるときもありますし
我慢によって限界を通り越した肛門が、俊男君の意思とは裏腹に
すぐに弛んでくれない場合もあるのです。
キチキチに締まった肛門の中には、かなりの量と思われる
下痢便がたっぷり詰まっているのを感じますが
ただお尻の力を抜くだけでは、それはすぐに出てきそうにありません。
どうやら、俊男君のあと一押しが必要なようです。
(難しいなあ…)
俊男君は、ウンチをするために肛門に力を入れることに不安を感じていました。
下痢便はなるべくお尻の力を弛めるだけで、肛門から垂れ流すように
自然に任せて吐き出すのが、もっともウンチの音の漏れない方法なのですが
しゃがんで待機している最中も腹痛は続くので、それを待ってはいられません。
直腸内で渋滞している下痢便を、力を入れて吐き出そうとしては
加減も出来ずに押し出された下痢便の破裂音が出てしまうことは必死です。
ですが、力を入れた俊男君の肛門が最初に奏でた音は
下痢便の音ではありませんでした。
バフゥゥゥゥッ!!
なんと、俊男君の肛門から最初に吐き出されたのは
重たい音が爆発したオナラだったのです。
下痢によってお腹の中で発生したガスが、締まりっぱなしだった
肛門に阻まれて外に出ることも出来ず、さらに後から
押し寄せてくる下痢便にも圧迫されて行き場を失っていたのでしょう。
便意とは別の、肛門を刺激する痛みの正体は
圧縮されたオナラだったのです。
「ちょっと、笑ったら可哀想でしょ」
あまりに大きな音のオナラに、失敗を悔やむ俊男君ですが
既に遅く、オナラの音は個室の外で静かにしている女の人達に
丸聞こえで、クスクスという笑い声が俊男君にも聞こえてきます。
「気にしなくて良いわよ!
遠慮しないで、思いっきりウンチ出しちゃいましょうね!」
そう声をかけてくれる女の人は、慰めのつもりなのでしょうけど
ウンチをしている最中に声をかけられるのは
俊男君にとって、結局恥ずかしいことに変わりはないのです。
どんなに恥ずかしくてもウンチを止める訳にはいきません。
後はもう、出来る限り早くウンチを終えてしまうしかありませんでした。
ブリブリ…… ブリッ!ブリッブリッ!ブリブブブブブブブブッ!
ブバチュ!ブバッ!ブップブフッ! ブブブッフ!ブッブブブブブパッ!
ようやく顔を出した下痢便の先端は
柔らかめでもそれなりに形になっているウンチでした。
ですが、それが顔を出すに従ってウンチが急激に変色し
いかにもドロドロに柔らかそうな下痢便に変わっていきます。
ニュルニュルと繋がって吐き出される下痢便は
ほどなくして水分をたっぷり含んだ小さな固まりに変わり
断続的に噴出されていきます。
おそらくマラソン途中の俊男君のお腹の中は
健康そうなウンチが順調に作られている最中だったのでしょう。
それが、急激に下痢が引き起こされたことによって
ウンチはほとんど完成されてない状態で
お腹を下っていくことになってしまったのです。
たっぷりと水分を含みすぎた下痢便は
もう俊男君がどう肛門を調整してみたところで
破裂音は小さくなりません。
それどころか、下痢便の吐き出される速度には
どんどん加速がついて、俊男君のお尻は
まるで台風で決壊したダムのように無抵抗になり
茶色い濁流が物凄いスピードで溢れ出していくのです。
あまりにも加速度が増した下痢便は、もはや溢れ出る順番も
待とうとはせず、それぞれの固まりが我先に俊男君の肛門から
飛び出そうとするので、それに伴って肛門の破裂音も
どんどん恥ずかしいものになっていきます。
ボンッ! ボフブッ!ッブッブブブブブブッ!
ボバフッ!ブホバッ!ボンッ!ボッ!ボッ! ボフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
美少年である俊男君の可愛い顔と体には
とても似合わない重低音の破裂音がひとしきり続いた後
最後にとても長いオナラが出て、俊男君のウンチは終わりました。
「終わったのかな?間に合って良かったね。
いっぱいウンチ出して、スッキリしたかな」
外で待つ女の人達は、もうウンチが終わったと判断したようですが
下痢の場合は、ウンチを全て吐き出したつもりでも安心できません。
腹痛が完全に治まるまでにはまだ時間がかかりますし
腹痛の第二波が襲って来るとも限らないのです。
早くトイレから出てコースに戻りたい気持ちは急いでも
焦ってトイレを出て、また腹痛に襲われてトイレに戻るのは
単にウンチをしにトイレに行くよりも、ずっと恥ずかしいことです。
何度も個室に出入りを繰り返せば、それは周りの人達に
「僕は今、下痢をしています」と宣言しているのと同じ事でしょう。
ウンチ自体の恥ずかしさと、下痢をしていることの恥ずかしさで
二倍恥ずかしくなってしまいます。
フルチン姿でしゃがんだまま、腹痛が軽くなるのを待つ俊男君。
お尻の下で悲惨な状態になっている下痢便を流すこともしません。
どんなに恥ずかしくても、水を流すのは最後の最後。
なぜか美少年は、みんなそれを頑なに守ってしまうのです。
ママや先生の教育のたまものでしょうか。
「どうしたの?まだお腹痛むの?」
腹痛が治まるまでしゃがんでいることにした俊男君ですが
どうやら今、俊男君を悩ませるのは
徐々に引きつつあるお腹の痛みよりも、個室の外で待っている
女の人達のお節介なのかもしれません。
「お腹が痛むんだったら、まだトイレにいた方が良いかもしれないわね。
先にお尻拭いておいたらどうかしら?良かったらおばさんが
君のお尻をフキフキしてあげてもいいわよ」
わざとらしく幼児語を使う女の人の言葉に
周りの人達が一斉に笑い出します。
もう立派な中学生の俊男君であっても、美少年として
指定されているだけで、幼く扱われるのがどうしても似合ってしまい
俊男君が一人前であろうとしても、周りはそう扱ってはくれません。
「大丈夫ですから」と、度重なるお節介にも丁寧に返事をする
俊男君は、なかなか静かにさせてもらえません。
フルチン姿でしゃがみながら、ウンチをしたばかりの状態で
女の人達と話すというのは、なかなかの苦痛です。
しかも、俊男君がとりあえずウンチを全て吐き出し終えたことで
一安心した女の人達は、いつの間にか俊男君の心配ではなく
俊男君への興味本位な気持ちでのヒソヒソ話を始めていたのです。
「でも、本当、凄く臭いわよね。あんな可愛いのに
ちょっとビックリしちゃったかも」
「あらやだ、私は好きよ。美少年君って、ウンチの臭いを嗅がれると
物凄く恥ずかしがって、すっごく可愛いの。もっともっと嗅ぎたくなっちゃう」
まるで俊男君を恥ずかしがらせることが目的で
ウンチの臭いを嗅いでいるような女の人達ですが
その一方で俊男君に対して感心してもいます。
「でも偉いわよねえ、美少年君って。みんな絶対に
途中でウンチを流さないものねえ。真面目で感心しちゃうわ」
『トイレでも水を大切に』と教育された俊男君は
どんなに恥ずかしい状況であっても、頑なにそれを守ってしまいます。
個室だけではなく、トイレ中に自分のウンチの臭いが充満してしまっても
それを観念しているかのように、水を流すコックには手を付けません。
そんな中、個室の外がまた騒がしくなってきました。
どうやら俊男君以外にもハズレのドリンクを飲んだ美少年が
二人トイレに駆けつけてきたようです。
お節介な女の人達に誘導され、空いている個室に
次々と入っていく美少年達が、俊男君と同じように
便器の上にしゃがんで下痢便を一気に吐き出しています。
ブッブドロッ! ドボロブボッ! ブボドボロッ!
一人目の美少年は、たっぷりと水分を含んで重たそうな下痢便を
何十センチも繋がったままの状態で、肛門から吐き出しています。
ビシュビチィッ! ビチュビッ! ビパッ! ビッ!ビュッビィッ!
二人目の美少年は、尖ったように膨らんだ肛門から細切れの下痢便が
水っぽく渋った音と共に、途切れることなく吐き出し続けています。
この様子ですと、まだ何人かがドリンクの犠牲になって
トイレに駆け込んでくるかもしれません。
ドアをノックされて、せかされたりすると、かえって出づらくなるので
そろそろ頃合いかもしれないと、俊男君は個室を出ることを決めました。
丸めた紙で数回肛門を拭い、紙に付着した汚れを確認する俊男君。
これを数回繰り返し、紙に汚れが付かなくなるのを見てから
ようやくトイレの水を流し、個室から出て行きます。
「あっ、もう大丈夫なの?良かったわねえ。
お尻はちゃんと拭けた?まだウンチが付いてたら恥ずかしいわよ」
いきなりお尻を覗き込もうとしてくる女の人からも、何とか逃れた俊男君は
ようやくトイレを脱出して外に出たのですが、そこにも
まだ大勢の女の人達が俊男君を待ちかまえていました。
大勢の女の人達に、下痢の痛みに負けないで頑張ってと口々に励まされ
暖かい拍手で送られるのは、やっぱり恥ずかしくなってしまいます。
でも、俊男君はそれよりも再び駆けだして揺れるお尻に注目を浴びるのが
気になっているようです。
今の俊男君のお尻は、ただのお尻ではありません。
たった今、ウンチを肛門からたっぷりと吐き出したばかりのお尻なのです。
そんな恥ずかしいお尻を、丸出しにして走らなくてはいけないなんて
フルチンマラソンとは何て酷な大会なのでしょうか。
(太郎君、頑張ってるかな…。なんとか優勝してほしいな)
再び走り出した俊男君の周囲もようやく落ち着いた頃
俊男君は太郎君のことを思ってました。
これだけ太郎君と離れてしまっては、もう太郎君のサポートを
する事は出来ませんが、心の中で応援することは忘れません。
そんな応援を受けてか、太郎君は俊男君の心配も吹き飛ばすような
頑張りを見せていました。
既に体中汗だくになって、体力は限界を迎えつつあるのに
走ることが楽しくて仕方がありません。
一位で走る太郎君に向けられる、女の人達の注目も
まったく気にならず、ただただ一生懸命走り続けているのです。
フルチンになるだけで体が体が縮こまり、まともに走れなかった
今までの太郎君とは全然違います。
自信と目標が太郎君を強くしたのももちろんですが
一番太郎君の心に勇気を出させているのは、一生懸命走り続けている間は
絶対にオチンチンが勃起をしてしまうことが無いからなのです。
常に意識をしていないと、いつ勃起をしてしまうか
分からない太郎君のオチンチン。まるで誰かが操っているかのように
勃起をしたらとても恥ずかしい場面で勃起をしてしまうオチンチン。
おしゃべりや居眠り、太郎君の気が弛みがちな時間は
最も勃起してしまう確率が高く、そのせいで太郎君は
いつも勃起を気にして、真剣に集中できることがなかったのです。
ですが、スポーツをしている時は勃起したことがないというのを
何となく感じるようになってからは、太郎君は徐々に
スポーツが好きになっていきました。
どんなに熱中しても、どんなに打ち込んでも
スポーツをやっている限り勃起しないんだという思い。
ずっと走り続けて勃起しないでいられるマラソンが
大好きになるのも当然でした。
「今回の美少年フルチンマラソン大会の優勝は、睦月太郎君です!」
その後の給水所でも無事にハズレのドリンクを飲むこともなく
見事一位でゴールにたどり着いて優勝した太郎君。
自分を大写しにしようとするTVカメラや
集中砲火のように浴びせられるフラッシュの光さえも
今の太郎君には嬉しい誇り以外の何物でもありませんでした。
今までの太郎君が嘘のように、自分からカメラに体を向けて
堂々とフルチン姿を誇示しているぐらいです。
「優勝したんだね!おめでとう、太郎君!」
ゴールの喧騒の中で、自分を呼ぶ一人の声。
それはもちろん俊男君の声でした。
太郎君は俊男君の姿を見るや、すぐに走り寄って二人で抱き合います。
体中汗まみれの太郎君と、同じく汗まみれの俊男君。
汗まみれの二人が抱き合い、ヌルヌルとした感触で
二人の体がまるで絡みつくように吸い付き、ちょっぴり艶めかしくなります。
二人はオチンチン同士が触れあうぐらいピッタリと抱きしめ合い
表彰台に太郎君が呼ばれるまで、ずっとそのままで喜び合っていました。
長い道のりを走ってゴールを迎えたときの感動と興奮。
この大会ではそんな親友同士の美少年の光景も良く見られます。
「それでは、メダル授与式を行います」
表彰台の一番高いところに上った太郎君は
さすがにちょっと緊張してきました。でも、それよりも今は
嬉しい思いでいっぱいなのでそれほど気にしてはいません。
疲れた体をゆっくり休めながら、表彰台の上でメダルを待つ太郎君。
前方を見渡せば、大勢の女の人達や、走り終わった美少年達の拍手が
とても心地良く、まるで夢のような時間を味わっています。
そんな中、暖かい拍手に驚きと疑問の声が混じり始め
いつしかそれにクスクス笑いが加わっていきます。
太郎君はそれに気が付きながらも、それがどうしてなのか分からず
思わず俊男君の方を見てみると、俊男君は顔を赤くして
バツが悪そうに俯いてしまったので、もしかしたら自分に
何かあったのかと下を向いた瞬間、いつの間にか逞しく勃起していた
オチンチンが目に入ってしまいました。
「うっ!うわっ!うわあぁっ!」
マラソンを終え、すっかり気を抜いてしまった太郎君。
まさしく最悪の場面でオチンチンの勃起に襲われてしまったのです。
思わず飛び出た太郎君の悲鳴に、女の人達は
いっそうクスクス笑いを強くし、太郎君を冷やかす人まで出てきました。
(どうしよう!どうしよう!)
隠れようがない表彰台の上でオロオロする太郎君ですが
この場面で逃げ出そうにも逃げ出せず、とりあえずオチンチンを
手で隠そうとしますが、そんな太郎君に大会長の女の人が声を掛けます。
「こら!優勝した君がそんなにオロオロしたらみっともないわよ!
恥ずかしがらずに、両手はピッと気を付けをしてなさい!」
みんなの前で叱られて、勃起したオチンチンをさらけ出す方が
よっぽどみっともないと思いつつも、泣く泣く気を付けをする太郎君。
自信が身に付いた太郎君も、すっかり涙目になってしまいます。
完全に勃起した美少年が表彰台の上で気を付けをしている。
何て不思議でいやらしい光景なのでしょうか。
それでも、太郎君が勃起したオチンチンを隠すのを止めたことで
女の人達は再び大きな拍手を送り始めました。
太郎君を元気づけるためなのか、冷やかしのためなのか。
ともかく、太郎君のオチンチンはやっぱり見事にそそり勃っています。
「はい、優勝おめでとう」
大会長の言葉で、メダルを首にかけてもらうために頭を下げる太郎君。
ですが、大会長は太郎君の首にはメダルをかけず
どうしたのかなと頭を下げたまま待っている太郎君の目の前で
なんと太郎君のオチンチンにメダルをかけてしまったのです。
そそり勃ったオチンチンにかけられた金色のメダル。
それを見て、会場は再び女の人達の笑い声に包まれます。
もはや太郎君は顔を真っ赤にしながら
式が終わるのを待つしかありませんでした。
せっかくの晴れ舞台が、結局オチンチンの勃起のせいで
恥ずかしい思いをしてしまって、しょんぼりしてしまった太郎君を
俊男君が慰めながら歩く、二人っきりの帰り道。
それでも、恥ずかしい思いはしても優勝は優勝。
その事だけを思い出にすれば、きっと立ち直れそうだと
太郎君は少しずつ元気を取り戻し、俊男君も太郎君の頑張りを
必死に褒めて元気づけます。
「それじゃあ俊男君、ここで」
二人の帰り道が別になる地点で、別れようとする太郎君。
その時、俊男君がモジモジしながら話したいことがあると引き留めました。
「あの…太郎君のオチンチンって、ボッキすると…凄く、大きくなるんだね」
突然の話題に驚く太郎君に、俊男君は決してからかうためじゃないと
説明してから話を続けます。
「僕のオチンチンも時々ボッキするんだけど…ボッキしたオチンチンって
凄く不思議な形をしていると思わない?」
恥ずかしい対象でありながらも、興味の対象でもあるオチンチン。
勃起をして本当の姿を現したオチンチンの形は
どんな恥ずかしがり屋の美少年でも気になってしまいます。
「だから、その…一度、太郎君のオチンチンも
じっくり見てみたいっていうか…比べてみたいっていうか…」
俊男君の言葉に、太郎君も自分の勃起したオチンチンだけではなく
親友の俊男君の勃起したオチンチンを見てみたいと思うようになりました。
フルチンマラソン大会の時でも、さすがにじっくり見ることはしませんし
勃起してしまったオチンチンなら、なおさら見られません。
比べ合いと二人で決めれば、心おきなく勃起したオチンチンを
観察することが出来る。太郎君もどんどん興味が沸いてきました。
そして、いつかはまだ分からないけどそうしようと約束したのです。
「でも、なんでオチンチンって勃起するのかな?」
「しても全然意味ないよね。恥ずかしいだけなんだもん」
オチンチンの勃起する意味さえも良く分かってない二人ですが
勃起したオチンチンの形には興味を感じているようです。
そんな二人がオチンチンの比べ合いをしたくなるという衝動が
オチンチンを通じての、お互いへの性欲だと理解できるようになるのは
いつのことになるのでしょうか。
ですが、幼い美少年にとっては、そんな逞しいオチンチンは
恥ずかしい以外の何物でもないのです。
しかも、オチンチンの勃起が自分で
コントロールできないとしたら、どうでしょう。
Hな気持ちになったわけでもないのに、ひとりでに勃起してしまったとしたら。
そして、それが日常の空間の中で勃ってしまったとしたら…。
太郎君が3年生の時、クラスの出し物で童話の劇をやる事になり
太郎君は森の木の役で舞台に上がりました。
当然台詞は一言もなく、部隊の上でただ立っているだけという
寂しい役どころでしたが、立っている時間だけは長いので
太郎君は舞台の上で一生懸命胸を張って
自分を見に来てくれたママを喜ばせようとしました。
劇の内容はそっちのけで、ひたすら太郎君をビデオカメラで
撮っていた太郎君のママは、学校から帰った後に
さっそくビデオを再生してみたのですが、太郎君とママは
そのビデオを見て、物凄く恥ずかしくなってしまったのでした。
太郎君と二人で仲良くビデオを見ていたママは
ビデオを撮っているときには気が付かなかった、ある事に気が付きました。
なんと、太郎君の穿いているピチピチの半ズボンの股間が
内側から何かを突き刺しているかのように盛り上がっていたのです。
何かとは、もちろん大きく勃起した太郎君のオチンチンの事でした。
太郎君は舞台の上で、自分でも気が付かないうちに勃起していたのです。
退屈な木の役にもダラけることなく、舞台の上で一生懸命胸を張って
頑張っている太郎君の凛々しい表情と、半ズボンを突き破らんばかりに
盛り上がっている股間の対比がとても可笑しく、また恥ずかしいものでした。
太郎君のママは、太郎君の勃起を見て、あっという間に顔を真っ赤にしてしまい
太郎君もまた、勃起の恥ずかしさは分かっていたので
やはり顔を真っ赤にして、画面から目を背けてしまいました。
水泳の授業での着替えが大の苦手な太郎君は、
とにかくオチンチンを人前に晒す事に、拒否感を持っています。
隠れて着替える上に、徹底して巻きタオルで体をカバーする
タイプの美少年でした。
それなのですから、勃起したオチンチンは
もっと恥ずかしいと思うのは当然でしょう。
自分の意思とは無関係に、大きく固くなって
異様な形になってしまうオチンチンを何度も見た太郎君は
「僕はきっとボッキ病なんだ」と思いこんでいるのです。
太郎君は、自分の勃起がクラスのみんなに気づかれていないかと心配し
太郎君のママも、他の親たちの撮ったビデオやカメラに
太郎君の勃起が写っていないかと心配しましたが
幸い太郎君は目立たない木の役だったので、誰にも気づかれず
カメラには太郎君の姿自体が、アップではほとんど写っていませんでした。
そのため、その後に太郎君や太郎君のママが
恥ずかしい思いをする事はなかったのですが
もしかしたら目撃していた人はいるかもしれません。
でも、太郎君が木の役だった事が幸いし
太郎君の勃起したオチンチンを、木の枝と受け止められて
事なきを得ていた幸運もあった事でしょう。
-2-
太郎君の意思とは関係なしに、勃起してしまうオチンチン。
それが本当にボッキ病なのかは分かりませんが
太郎君はそれによって何度も恥ずかしい思いをしてしまうのでした。
注意しているときには何ともないのに、ふと油断をしていたり
他の事に意識が行っているときに限って、オチンチンが勃起しているのです。
「僕のオチンチンって、すっごく意地悪なんだ。
いつも僕が気が付いたら、もうボッキ病になってるんだもん」
太郎君は自分のオチンチンを恨めしそうにそう言いますが
太郎君も、ちょっとうっかり過ぎるのかもしれません。
周りの人の反応がおかしくなるまで、自分のオチンチンが勃起している事に
気が付かないのですから。
ピチピチの半ズボンを鋭く盛り上がらせるぐらい勃起しているのに
その感触には全然気が付かないのですから不思議です。
4年生の時のある日、太郎君はスーパーの最上階にあるゲームコーナーで
遊んでいるときに、ウンチがしたくなってトイレに向かいました。
ゲームで遊んでいる最中に催していたのですが、ゲームを
途中で止めたくない太郎君は、ウンチが固そうで下痢でもないので
何とか我慢しながらゲームをやり続けていたものですから
ゲームが終わった頃には、かなりの便意となっていたのです。
走ってトイレに駆け込むのはちょっと恥ずかしかった太郎君は
大して差はありませんが、早歩きでトイレに向かい
小用の便器が二つ、大用の個室が一つという狭い男子トイレの中には
誰も人がいなかったので、安心して個室に入りました。
美少年である太郎君もまた、ウンチをするときには
まずフルチンにならないとしゃがめない性格でした。
ですが、靴と靴下は履きっぱなしでも平気なようです。
いそいそと服と半ズボンを脱いで、スニーカーと靴下だけ身につけた
フルチン姿になって、便器の上にしゃがむ太郎君。
健康的でありながらも、やっぱり華奢な肉付きの体と
頑丈そうなスニーカーとの対比がユーモラスでもあります。
そして太郎君が我慢していた力を抜いて、既に肛門から顔を出していた
ウンチを吐き出そうとした瞬間、太郎君の目の前で突然噴き上がってきた
一筋の水に驚き、大きな悲鳴を上げてしまいました。
「えっ? う、うわあぁっ!!」
驚きのあまり、思わずしゃがんだままズリズリと後ずさりしてしまう太郎君。
目の前に突然噴き上がり、正面の個室の壁に向かって一直線に飛んでいく水。
まるで噴水のようなその水は、決してウォシュレットではありません。
太郎君のしゃがんでいるトイレは和式便器ですし、何よりその水は
真っ黄色なのですから。
「わあああぁっ! どうしよう! どうしよう!」
下を向いて水の噴き出ているところが
オチンチンの先っぽだと知った太郎君は、為す術もなく叫ぶばかり。
一筋の真っ黄色な水は、勃起して上を向いている太郎君の
オチンチンから出ているオシッコなのでした。
驚きのあまりウンチは止まってしまっても、オシッコは止まりません。
固く勃起したままのオチンチンから噴き上がるオシッコは
下の便器ではなく、正面の壁に叩きつけられてダラダラと流れ落ちていきます。
無数の黄色い雫が、やがて一つの滝となって壁を流れ落ち
壁の下の床を水溜まりにしていく光景を、太郎君はオロオロしながら
眺めている事しかできません。
ちょっと前屈みになるとか、オチンチンを手で無理矢理下に向けるとか
そんな方法を思いつく事も出来ないほど気が動転しています。
オシッコの勢いがようやく衰え、全てを出し切ったときにはもう
太郎君の履いているスニーカーまで、オシッコの水溜まりに浸っていました。
幸いな事に、脱いでいた衣服にはオシッコの飛沫が
かかる事もなく無事でしたので、太郎君はウンチを物凄くしたい
気持ちを抑えて大急ぎで服を着て、後始末を何もしないまま
トイレを飛び出し、そのままスーパーからも出てしまいました。
オチンチンの勃起が治まらないうちに外に出てしまったために
買い物に来ていた女性客達に、半ズボンの膨らみを見られて
クスクス笑われたり驚かれたりするのすら、トイレでの大失敗が
バレる事を思えば、何でもない事のように感じるぐらいです。
しかし、スーパーから逃げ出しても
太郎君には一息つく間はありませんでした。
肛門から顔を出したまま止まっていたウンチが、半ズボンの中で
再びモリモリと動き始め、肛門から溢れ出ようとしていたのです。
「ううぅんー! あぁ、ううぅぅぅん…! 出ちゃうよぉぉ…!」
曲げた両膝に手をついた前屈みの状態で、苦悶の表情を浮かべる太郎君。
まず体の動きが止まり、そしてうめき声も止まって歯を食いしばり始めます。
太郎君は、とうとうウンチのお漏らしを観念してしまったのです。
色々な人が往来している道路の道端で、ただ一人動きが止まっている太郎君。
その太郎君の半ズボンの中では、今まさに肛門からウンチが
次々と吐き出されているのです。
モリモリモリ…! モリモリッ! モリリリッ!
とても太くて固そうなウンチが太郎君の半ズボンの中に
ギッシリと詰まっていきます。お漏らしを観念した太郎君は
全くウンチに抵抗をしないために、とてもスムーズにウンチが吐き出されています。
オチンチンの勃起は治まり、半ズボンの膨らみも無くなりました。
しかし今度は半ズボンの後ろ側が大きく膨らんでしまったのです。
お尻にずっしりと感じるウンチの重さに、太郎君は涙が溢れてきました。
「早くお家に帰りたい…」
太郎君の頭の中は、もうそれしか思いが浮かばずに
涙を拭いながら、ただただ家を目指してトボトボと歩き始めます。
途中の公園のトイレや、どこかのお店、もしくは人気の少ない場所で
そのウンチを処分する事も出来たかもしれないのに、太郎君は
それすら考える事が出来ず、ウンチをたっぷり半ズボンの中に
詰め込んだまま、家まで帰ってしまいました。
「うわぁぁぁぁぁぁん! ママーーーッ!」
家の中に入った途端、太郎君は大声で泣き叫んで
ママを呼びながら台所に行きました。
鳴き声に驚いた太郎君のママですが、ウンチの臭いにはもっと驚きました。
ですが、すぐに太郎君のお漏らしを悟ると、太郎君に笑顔を見せて
慰めながら、二人でトイレに行きました。
「ウンチお漏らししちゃったんだ。でも良かったね、ウンチが固かったから
ズボンもお尻もほとんど汚れてないよ、太郎君」
太郎君のママは何一つ嫌悪感を見せることなく、太郎君の
お漏らしパンツやズボン、ウンチさえも手で素早く処理して
泣きじゃくる太郎君のお尻をお風呂場で綺麗にしてくれました。
愚痴もお小言もなく、何よりも太郎君のショックを慰めるために
精一杯優しくしてくれるママのおかげで、太郎君はこの大失敗も
トラウマにはならずに済んだのでした。
自分の意思とは裏腹に、勝手に勃起してしまう太郎君のオチンチンですが
それは太郎君が成長しても治まる事はなく、勃起による失敗を
その後も繰り替えし続けるのでした。
太郎君が銭湯に行ったときの事です。
太郎君の住む町の銭湯では、基本的に女湯には小学校2年生までの
男子が、母親(もしくはお姉さん)同伴に限ってしか、入る事は許されていませんが
太郎君のような美少年は特別でした。
この世界で『第三の性別』として扱われている『美少年』
それは、国の機関が市や町に派遣している人間の推薦を受けて
様々な審査の後、国に「美少年」と指定をされた少年にしか
与えられない身分のようなものです。
本人が美少年になりたいと望んだのではなく、本人の意思とは
無関係で調査および審査は行われ、国に指定されてしまったら
それを断る事はできません。
国による強制的な指名には、色々な問題も噂されていますが
多くの女性はそれを喜び、世界が女性上位になりつつある事を
歓迎しているので、今後もこの世界に「美少年」は増え続けていくでしょう。
その特別な「美少年」に指定されている太郎君は、銭湯に行ったときは
必ず女湯に入らなくてはいけません。一人で来ていたとしてもです
お姉さん達やお母さん達が裸で待ちかまえている女湯に
フルチン姿で入っていった太郎君は、案の定、湯船に浸かっているときに
勃起してしまったオチンチンのせいで、出るに出られずのぼせてしまい
それに気が付いた女の人たちに抱えられ、脱衣所へ運ばれました。
朦朧とする意識の中、太郎君を心配して大勢集まっている
女の人たちに向かって、長椅子で横になりながら
「迷惑をかけてごめんなさい」と謝る太郎君。
「そんな事は気にしないで、少しそのまま休んでなさい。
ちょっと横になってればすぐ治るわよ」
そう誰かに言われると、太郎君はゆっくりと目を閉じて
横になったまま涼んでいる内に、うとうとと眠ってしまったようです。
眠っていた時間は10分ぐらいですが、のぼせていた体は
すっかり回復し、気持ち良く目覚める事ができました。
「ちょっとまだクラクラするけど…もう平気かな。
…え? わあああっ!」
脱衣所に響き渡る太郎君の叫び声。
太郎君は目が覚めて落ち着いてから、ようやく自分が入浴時の
フルチン姿のままで、しかもオチンチンが
勃起しっぱなしで丸出しだった事に気が付いたのです。
太郎君がどうやら無事そうで、安心した女の人たちは
太郎君がのぼせていても、眠ってしまっても完全に勃起している
オチンチンを一切隠す事なしにそのままにしておいたのでした。
小学生の物とは思えないぐらいカリ首が立派な太郎君のオチンチン。
見慣れていない人が見れば怖くなるかもしれないぐらいに
固くそそり立ちながらも、時折扇風機の風を受けてはゆらゆらと揺れるのが
今度は可愛らしく見えてくるのですから、ついのんびりと眺めながら
休んでいた女の人もいたようです。
それは太郎君の知らない事ですが、自分の勃起したオチンチンが
女の人たちに全部見られてしまった事は容易に想像がつきます。
キョロキョロと辺りを見回すと、クスクス笑っている女の人も
いる事に気がついた太郎君は、大慌てで服を着て
女湯を逃げ出していくのでした。
それからも太郎君は様々な失敗をしました。
しかし美少年という事で、オチンチンの勃起も悪意にとられる事はなく
微笑ましがられているのは、太郎君には幸いかもしれません。
ですが、その分いつまでも子供扱いされているという事なのです。
その後、中学生になった太郎君は、どうして自分のオチンチンが
ボッキ病になってしまうのかと色々考えましたが
明確な答えが出る事はありませんでした。
でも、そんな中で太郎君は、いつも思わず熱中してしまう
スポーツが、勃起の恥ずかしさを忘れさせてくれる楽しみとなっていました。
事実、太郎君がスポーツに熱中している時は
一度もうっかり勃起してしまった事はないのです。
ドッジボール、サッカー、水泳など色々なスポーツを楽しみ
体育の成績も美少年にしてはなかなか良く、みんなから褒められて
その上、気がついたら勃起していたという事もないのですから
太郎君が夢中になるのも当然の事でしょう。
スポーツに熱中し、やれば出来るという自信を持った太郎君は
オチンチンの勃起にもへこたれない美少年に成長していきます。
「勃起を見られちゃって恥ずかしいけど、それでも頑張って生きるんだ」
そんな心を持つようになった太郎君は、ある目標を持ち
それに向かって毎日のランニング練習を欠かさないようになります。
太郎君の目標とは、毎年夏に市で行われている伝統行事
『美少年フルチンマラソン大会』で優勝する事でした。
そして、いよいよその日を迎えたのです。
-4-
『美少年 フルチンマラソン大会』
文字通り、美少年達がフルチン姿でマラソンコースを走り
その順位を競うという市の伝統行事です。
とはいえ、伝統とはいうものの、その歴史はまだ浅いのですが。
この世界の支配者『芹沢小百合』は、美少年という存在を特別なものとして考え
美少年を国が指定する制度を設けただけではなく
美少年は人々を癒す存在であるべきと、国全体の半共同所有物として
みんなが美少年を眺めて心が癒されるように
美少年のみが参加する行事の開催を、広く呼びかけたのでした。
それは、美少年のみが参加する行事であれば何でも良いのです。
スポーツ大会に始まり、夏祭りの御輿担ぎや、レクリエーション。
町のパレードやカラオケ大会。はてはゴミ拾いなどのボランティア活動まで
とにかく行事を行えば、国からの奨励金が出るのです。
もちろん、架空の行事で奨励金を受け取るという悪い行為に備え
行事風景を収録したVTRを国に納める事を条件としていました。
そして、そのVTRは国の大切な資料として保管、公開されるのです。
美少年が小百合様によって第三の性別として認識されてから
まだ10年も経っていませんが、増加する美少年とその周囲の女性達の
意識の変化によって、男性上位の世界は変わりつつあるという事を
感じる人が増えていくようになりました。
心の優しい美少年と、それを見守ろうとする女性達が
世界をほのぼのとした雰囲気に作り上げつつあるところで
小百合様はもう一つの提案を呼びかけたのです。
「美少年にもっとも相応しい衣服。それは、フルチンなのです!
美少年がフルチンで生活する。そんな平和な世界を作り上げましょう!」
さすがに美少年の常時フルチン化は、すぐには進まないでしょう。
価値観の破壊が激しすぎる事には、二の足を踏むというものです。
そこで、まずは美少年行事のフルチン化を行うようになったのです。
何の意味もなく、あらゆる行事にフルチン姿を強制させられてしまうのですから
恥ずかしがり屋が多い美少年達は、とても苦手意識を持っていました。
太郎君も、もちろん初めはフルチン姿がとても嫌で
フルチンマラソン大会も、参加するだけでも辛かったのに
沿道の女性達の目が気になってオチンチンを隠すのに精一杯で
とても走る事なんて出来ませんでした。
このような美少年達に、それぞれのママがとった行動は
とにかくこれが伝統的な行事で、フルチンになる事も決して恥ずかしい事ではなく
伝統の一環として、いわばお祭り衣装のようなもので
これも行事を行う上で大切な一部という事を、根気強く説明したのです。
昔から、それぞれのお祭りや行事には、定められた衣装がありますが
なかには奇妙だったり滑稽だったりする衣装もあります。
しかし、その衣装には必ず意味があったり歴史があったりするのです。
「そっか。フルチンになるって、きっと意味のある事なんだ。
だったら恥ずかしい事をしてるんじゃないよね。
それに、みんなもフルチンになるんだから、僕だけじゃないんだよね」
そうやって参加する事までは、何とか納得する事は出来ても
いざ会場でフルチンになった瞬間、物凄い羞恥心が太郎君を襲うのです。
そして見物に集まった大勢の人を見てしまうと、もう駄目でした。
そんな太郎君達を、何とかマラソンのゴールまで走らせたのは
フルチン姿のまま、途中で立ち止まっている訳にはいかないので
早くゴールに逃げたいという気持ちを強くするからでしょう。
大会が終わった後の翌日に、クラスの美少年ではない男子達から
からかわれるのも憂鬱でしたが、中学生になって自信もついた太郎君は
優勝して、みんなに凄いと思わせてやろうと考えたのです。
美少年達は、運動や勉強の才能にそれほど違いはありません。
努力さえすれば、みんなが出来る可能性があるのです。
何よりも、自分に自信を持つ事が大切なのです。
「よいしょ。靴紐もしっかり縛ったし、これなら脱げないぞ」
フルチンとはいえ、道路を走るのですから
唯一着用を認められているスニーカーの紐を結びなおし
太郎君は軽い準備運動を終えました。
「はーい。それでは皆さんスタート地点に集まってくださーい!」
フルチン姿の美少年達が集まっている広場に
係の人がスピーカーで集合時間が来た事を告げに来ます。
こんなにも大勢の美少年がフルチン姿で集合しているというのは
とても壮観ですが、とても微笑ましくもあります。
さらに、広場には独特の香ばしい匂いが立ちこめて
そこにやってくる人たちの鼻を艶めかしく刺激していますが
その匂いも、美少年がフルチンだからこそ発せられるものなのです。
フルチンになる事によって開放される美少年の体臭。
胸や背中、腋の下はもちろん、オチンチンから肛門にかけての
股間の臭いが、ほのかに、しかしハッキリと香っています。
きっと、マラソンを終えた美少年の体はもっと香ばしくなる事でしょう。
そして美少年達がスタート地点に続々と集まります。
その中で太郎君は、最前列のスタートラインの上という
絶好のポジションをキープしました。
マラソンにおいて、スタート地点が後ろになると
スタートラインにたどり着くまでに、いきなり時間をロスしてしまいます。
そのために記録を狙う人は一番前に並ぶのですが
このフルチンマラソン大会では、一番前に立つという事は
スタートまでの待ち時間中、ずっと観客にオチンチンを
晒していなくてはいけないという状況に陥ってしまうのです。
それが分かっていて一番前に立つのですから
太郎君のやる気は相当なものでしょう。
恥ずかしさは我慢すればいい。太郎君の気持ちは
きっと良い結果となって現れてくれるはずです。
スタート地点の最前列に立つ太郎君に集まる視線、そしてカメラの光。
否が応にもさらけ出されてしまうフルチン姿は、このために集まった
大勢のお姉さんお母さん達の絶好の被写体となってしまうのです。
最前列に立っているのは光君だけではありませんので
光君だけがフラッシュの集中砲火を受ける事はありませんが
大勢のお姉さんお母さん達のカメラの中に、自分のフルチン姿が
写真として収まってしまうのは、やはり恥ずかしいものです。
美少年達があらかたスタート地点にそろい
スタート時間を迎えるまでの間、地元のローカルTV局の
アナウンサーのお姉さんが美少年達にインタビューを行っています。
「はーい、こんにちわー。君の名前は?」
フルチン姿の美少年達の群れの中にアナウンサーのお姉さんと
カメラマンが入ってくると、カメラに駆け寄ってくる無邪気な美少年と
カメラから逃げようとする美少年によるちょっとした集団移動が起こります。
その中で目に付いた美少年に、さっそく声をかけるアナウンサーのお姉さん。
まずは名前からという簡単な挨拶ではありますが
後に地域に向けて発信され、誰が見るかも分からない映像の中で
フルチン姿の自分の名前を晒させるという、密かな陵辱として
アナウンサーのお姉さんが楽しみにしている手法なのです。
この警戒心が薄れる状況で名前を聞かれ
美少年はついマイクに向かって名前をしゃべってしまいますが
もし名前を隠そうとしても、断りづらい雰囲気の中で苦労する事でしょう。
こうして美少年の名前を晒させたところで、お姉さんは
月並みなインタビューを続けていきます。
無難なところでは、順位の目標などでしょう。
「あ、うん。…えーと、ビリにならなければいいな」
特に自信がある訳ではない美少年は謙虚に答えますが
複数の友達と一緒に参加しているような美少年は、友達の
何かを期待するクスクス顔に答えて、優勝宣言をして
冷やかされていたりします。
そんな賑やかな光景とは別の所で、腰に両手を当てて
スタートを待ちながら、一人フラッシュと視線を浴び続けている太郎君。
さすがにフラッシュの数は少なくなってきましたが
大勢のお姉さんお母さん達の前で、フルチン姿で何もせずに
立ち続けるのは、待ち時間よりも辛く感じるでしょう。
「太郎君! やっと見つけたよ。
こんな前にいたんだ。探すのに凄い時間かかっちゃったよ」
後ろから太郎君を呼ぶ声に振り向くと、そこには太郎君の友達の
空俊男君が小走りでこっちに来ていました。
俊男君は元々運動神経がある方で、この大会で優勝した事もあります。
いつもは恥ずかしがって足が遅くなる太郎君と
普通に走る事のできる俊男君は別々になってしまい
スタート前だけ一緒にいるぐらいでしたが
今日の太郎君は、俊男君と一緒に走る事も十分可能でしょう。
「じゃあ今年は一緒に走れるね。頑張ろう。
太郎君が優勝できるように、僕も応援するよ」
ライバルなどという意識は初めから無く、俊男君は裏表なしに
太郎君を応援するつもりでそう言いました。
もし二人が先頭に立ってゴールに近づいたら、俊男君は
太郎君に先を譲るつもりでさえいます。
優勝経験のある自分が、ペースメーカーになって
やる気になった太郎君を優勝に導ければ、これほど嬉しい事はないでしょう。
お祭りのような行事だからこそできる、美しい友情です。
そして大会がスタートしました。
大きなピストルの音で一斉に走り出した美少年達。
まだ体力がいっぱいで元気な美少年達の躍動感を
一番感じられる瞬間でしょう。
マラソン大会恒例の、スタートダッシュ少年が出てくるのも
この時ならではの光景です。ただのマラソンでさえ目立つのに
これはフルチンマラソン大会なのですから、四、五人のフルチン姿の美少年が
先頭を切って走る姿は、あまりにも注目の的で、なおかつ
格好のカメラの餌食になってしまいます。
激しく浴びせられるフラッシュに、自分のした行為の
恥ずかしさを悟った美少年。もしくはいきなりの猛ダッシュに
あっという間に限界を迎えてしまった美少年。
理由は色々あれど、スタートダッシュ少年達はすぐに次々と脱落し
集団の中に消えていってしまいました。
「よし、今年のお馬鹿さん達の撮影完了。
後は名前とかが分かれば完璧なんだけど」
これは、カメラを構えていたあるお姉さんの台詞です。
「お馬鹿さん」とは、もちろんスタートダッシュ少年達の事で
このお姉さんは、毎年こうやってスタートダッシュ少年を撮影しては
コレクションしているのです。
その場のノリでふざけて、受けが取れればそれで良しという楽しい行為も
後々冷静にその事を思い出されるのは恥ずかしいものです。
このお姉さんは、美少年のそんな行為を見逃すことなくカメラに納めては
恥ずかしい証拠として保管する事に悦を感じているのでしょう。
果たして、毎年現れるスタートダッシュ少年達は
その事に気がついているのでしょうか。
無理をして、早くも息が絶え絶えなその様子では
もう自分の恥ずかしい行為など、すっかり忘れている事でしょう。
-6-
さて、無事にスタートした太郎君と俊男君は
なかなかのペースで先頭集団の中に混じり
コースの三分の一を走り終えたところで、一桁の順位を保ち続けています。
「太郎君、良い調子だよ。このまま頑張ろうね」
俊男君は、太郎君を励ましながらも、太郎君の頑張りに驚いています。
いつも観客の女の人たちの視線と声援に恥ずかしがってしまい
恥ずかしがり屋グループの集団の中で、コソコソオチンチンを
隠しながら走って先頭から大きく遅れてしまうせいで分からなかった
太郎君の才能がようやく開花したのでしょう。
「練習の甲斐があったかな。まだまだ走れそうだよ」
晴天に恵まれた熱い日差しが照りつける中、早くも体が汗ばんできた
太郎君と俊男君が、爽やかな笑顔で会話をしている最中も
それを掻き消すぐらいの賑やかな声援が二人を包み込みます。
まだまだ美少年達の表情にも元気があり、それでいて
そろそろ汗をかき始め、フルチンの素肌に大粒の汗がしたたる姿は
カメラ趣味の女の人達にとって、もっとも上手く撮るのが難しく
もっとも爽やかな被写体として挑戦し甲斐があるのだそうです。
フルチン姿でのスポーツというのは、シャツや半ズボンを着込む事によって
吸収された汗がジトジトして、肌がベッタリしてしまうという事もなく
文字通り玉のような汗が美少年のスベスベの素肌を伝って
次々とこぼれ落ちては輝く、美しい映像を可能にしてくれるのです。
もっとも、女の人達は美少年の汗なら何でも大好きで
ベタベタに汗ばんだ美少年の体は嫌いという訳ではなく
ベタベタで汗臭くなった美少年の体も好きで、美少年の汗をたっぷり吸って
不思議な臭いを放つようになったシャツやコスチュームも大好きなのです。
でも、やはりフルチン姿の魅力には敵いません。
美少年が走れば走るほど、オチンチンがプルンプルンと揺れて
本当にそんな音が聞こえてきそうな光景や
その恥ずかしさに耐えながら一生懸命走る美少年の姿は
フルチンマラソンでなくては見られない光景なのですから。
また、通り過ぎていく美少年の後ろ姿も、女の人達には
見逃せない光景です。美少年特有の、小ぶりに引き締まりながらも
悩ましい曲線を描く、桃のようなお尻がプリプリと揺れるのは
時にはオチンチンよりも素敵な光景に見えてくるでしょう。
女の人達に、オチンチンだけではなくお尻も見られている事には
美少年達も、お尻に感じる視線で気づいてはいましたが
中には、いつもウンチの後のお尻の拭き方をいい加減にしているせいで
お尻が汚れているのが見えたらどうしようと
心配をしている自業自得な美少年もいます。
フルチンというのは、決してオチンチンが露出している事だけが
恥ずかしいのではなく、毎日ウンチを吐き出しているお尻が
剥き出しになっている事も恥ずかしいのです。
この大会では、美少年達が大量にかく汗も考慮して
いくつかの給水所が用意されています。
美少年達が脱水症状を起こすのを防ぎ、なおかつ冷たく甘いドリンクを
飲む事によって美少年達が精神的にも元気な気持ちを維持できるように
ドリンクも充分な用意をしているのですが、何故か美少年達には
悪い噂が広まっているようです。
「もう給水所だね。何だかそんなに走ってない気がするんだけど」
「いや、場所はいつもと同じはずだよ。
きっと太郎君が早く走れるようになったから、近くに感じるんだね」
仲良く給水所にたどり着き、走りながらドリンクを手に取る
太郎君と俊男君ですが、ドリンクをゴクゴクと飲み干した太郎君に対し、
俊男君は喉を潤す程度に口をつけただけで
残りはみんな頭からかぶってしまったのです。
「えー!ほとんど飲んでないのに、いいの?」
マラソンも慣れている人間にとってはドリンクや水を
頭からかぶって体温を冷やすのは常套手段ですが
特にそういう知識がある訳ではない太郎君には、俊男君の行動は
美味しいドリンクが勿体ないと思えたようです。
「僕は次の給水所まで我慢できるから大丈夫だよ。
それに、給水所のドリンクってハズレがあるって噂だからね」
俊男君がほとんど飲まなかった本当の理由は、美少年達の悪い噂のようです。
その噂とは『給水所のドリンクの中にはハズレがあって
ハズレのドリンクを飲むと下痢をする』というものでした。
「あ、それ聞いた事ある。僕も給水所のドリンクを飲んでから
お腹を壊したって言ってた子いるもん」
この大会のコースは、美少年達の万が一のためのトイレも
考慮され、なんと大会のために、小さな規模ではありますが
新たにトイレが建設されているのです。
しかも給水所からしばらく走ってお腹を本格的に壊し始める所に
そのトイレがある絶妙さも、噂の根拠になっています。
俊男君も給水しない訳にはいきませんが、いきなりハズレを
飲んでしまわないように、最初の給水所は我慢しているのです。
しかし、俊男君のその努力は悲しい結末を迎えてしまったのです。
マラソンも中盤を過ぎた辺りの頃、太郎君の頑張りで
二人はいつの間にかトップに立っていました。
後ろに追いかけてくる美少年の気配もなく、独走状態です。
恥ずかしさを克服した太郎君の走りは予想以上のものでした。
そして二回目の給水所にたどり着き、太郎君は噂の事を思い出しつつも
甘いドリンクの誘惑には勝てずにそれを飲み干し、俊男君も
今回はドリンクの大半を飲みました。
「あっ…!」
そして給水所からしばらく走った頃に、俊男君が苦しそうに呻いてから
走り方が急にぎこちなくなっていったのです。
ハアハアと時折苦しそうな呼吸になったり、足もちょっと内股気味に
なっているのが太郎君にもハッキリと分かります。
太郎君も心配になってきますが、マラソンに慣れている俊男君に
不慣れな自分が心配するのは余計なお世話になるかと思って
心配そうに見つめる事しかできませんでした。
「ゴメン、太郎君。ちょっとゆっくり走ってもいいかな…?
何だか急にお腹が痛く鳴っちゃって…。えへへ、ハズレ飲んじゃったのかも。
でも、たぶん少し我慢すれば治ると思う」
無理矢理照れくさく笑って、下痢ではなく、ちょっとした腹痛と
太郎君に話す俊男君ですが、俊男君はもうこれは下痢だという事は
分かっていました。それでも、ここでトイレに行ってしまうと
太郎君が自分の事を心配して遅くなるどころか
トイレで待ってしまうかもしれないという不安が、俊男君を躊躇させます。
でも、走れば走るほどトイレに行きたい気持ちはますます強くなっていきます。
今にも柔らかいウンチが肛門から滑り落ちるように
噴き出してきそうな悪寒ばかりが高まり、無意識の内に
お尻を必死に締めながら走ってしまうので、内股気味になるのです。
(ウンチをしたい…でも我慢しなくちゃ…!
早くウンチをして楽になりたい…でも、太郎君が…。
でも、ウンチが出ちゃう…!ウンチが出ちゃう…!)
うつむき加減でウンチの我慢に苦闘しながら走る俊男君。
そして、トイレポイントが近づいてきました…。
「俊男君、もうすぐトイレだけど、そこに行っておいた方が良いんじゃないかな?」
普通はマラソンの途中でトイレに行くという事は考えられないので
コースMAPやコースの途中にトイレのポイントが示されることはありません。
しかし、この「美少年フルチンマラソン大会」では
まるでトイレを利用してほしいかの如く、トイレの案内がされているのです。
それを見て、太郎君は俊男君のお腹の調子を気遣いますが
俊男君はまだ決心が出来ないでいます。
ウンチをしたいとは思っていますが、太郎君に気を遣わせて
頑張りを無駄にしてしまうのが辛く、出来ることなら我慢したかったのです。
でも、もう自分の下痢は我慢できるレベルではなく
ここのトイレを逃したら、もう次のトイレまで耐えることも出来ずに
野糞という最悪の事態を迎えることは理解しています。
これも、ある意味トイレが罠になるという事でしょう。
トイレが用意されてるが故に、どんなに我慢をするつもりでも
気持ちが弛んでしまうのです。トイレでウンチが出来るのだから、と。
ちなみに、このマラソン大会で野糞というのは
ただの野糞よりも、はるかに不幸な出来事になってしまいます。
美少年達のフルチン姿を見守っている、観客のお姉さんお母さん達が
コースから外れて物陰に隠れようとする美少年に
注目しない訳がありません。すぐに騒ぎになって美少年を追いかけ
心配と好奇の入り交じった顔で取り囲み、美少年は大勢の人に
見つめられながら、ウンチを肛門から吐き出さなくてはならないのです。
「こないで! こないでったら!!」
「ううぅ…見ないで下さい…。 あっちへ行って下さい…」
きっと、ハズレのドリンクを飲んでしまった美少年の中には
物陰なのに大勢の女の人達に見守られながら
あまりにも辛すぎる脱糞をしてしまった子もいたのかもしれません。
「ゴメンね、太郎君。僕、トイレに行ってくるから、先行ってて」
トイレポイントに辿り着いた太郎君と俊男君。
しかし俊男君が太郎君を先に行かせようとしたことで、揉めているようです。
「いやだよ、俊男君を置いていくなんて。
僕、待ってるから、俊男君早くトイレに行ってきていいよ」
太郎君がどんなに待つと言っても、俊男君は安心してトイレに行けません。
下痢というのは、ウンチを吐き出してすぐに終わりではないのです。
溜まっていたウンチを吐き出しても、腹痛はすぐには治らず
その腹痛が新たな下痢便を少しずつ生み出し、お尻の中に
再び下痢の悪寒を走らせるのです。
その悪寒が落ち着くまで、何度も少量の下痢便を吐き出し
最後には泥水を何度も捻り出して、ようやく下痢が終わるのです。
それを待っていたら、果たして終わるまで何分かかってしまうのでしょうか。
その間に他の美少年達が自分達を追い越し、太郎君の優勝が
無くなってしまっては、俊男君は悔やんでも悔やみ切れません。
「太郎君、これは太郎君にとって大切な大会なんだよ?
僕を待ってたら太郎君が優勝を逃しちゃうんだから
太郎君は先に行かなきゃ駄目なんだよ」
もう笑顔を作っている余裕もなく、痛むお腹と肛門の激痛を堪えながら
太郎君を説得する俊男君に根負けし、太郎君は先に行くことを了解しました。
「…分かった。僕、絶対に優勝してみせるから。俊男君も頑張って」
太郎君が再び走り出したことでようやく安堵した俊男君は
改めてトイレの方へ向かいます。しかし俊男君の側にはすぐに
女の人達が続々と集まってきました。
「君、もしかしてお腹痛いの?下痢?」
「大丈夫?お腹壊したんだったら、そこのトイレでウンチすればすぐ治るわよ」
「可哀想…。ウンチ柔らかそう?ウンチいっぱい出そう?」
女の人達は皆、心配そうな表情で俊男君を取り囲みますが
そんな風に話しかけられても、もう中学生の俊男君には
答えることすら恥ずかしくなりそうな質問ばかりです。
ですが、人の良い俊男君はその質問一つ一つに
全て返事をしてしまうのです。お行儀の良さもありますが
自分を心配してくれる他人を無視することは悪いと感じてしまうのです。
そんな女の人達の質問から逃れるかのように、俊男君は
お腹を手で押さえながらトイレに向かって小走りで駆けていきます。
そうでなくても駆け足でトイレに向かわなければ
ウンチを漏らしてしまいそうなのですから、なおさらです。
「えっ?もう漏れそうなの? しっかり!頑張って!」
俊男君が逃げ出しても、女の人達はまだ追いかけてくるどころか
俊男君をさらに恥ずかしがらせるような大声で心配して、後についてきます。
そしてとうとうトイレの中にまで押しかけてきてしまいました。
基本的には、美少年フルチンマラソン大会のために建てられた
このトイレは簡素な作りで、男女用の区別もなく
ただ大用の和式便器の個室が三つほど用意されているだけです。
そのため、女の人達が美少年が使用しているトイレの中に
入ってきても、まったく咎める理由はありません。
俊男君も、それを分かっているからこそさっさと個室に
入ってしまいましたし、出来る限り気にしないように努めています。
ですが、どんなに恥ずかしくても、下痢の時に
トイレでウンチが出来るという喜びは、何物にも代え難いものです。
太郎君も先に行ってくれたことで、後は安心して下痢便を
吐き出し、腹痛が治まるまで待てばいいだけなのですから。
俊男君が個室に入った途端に、急に声を潜めてしまった
女の人達のことは、もう諦めれば良いだけのことです。
なにせフルチン姿なのですから、服を脱ぐ煩わしい手間もなく
俊男君は個室に入って便器をまたいだら、すぐにしゃがんで
ウンチをするだけです。いよいよ、俊男君のウンチが始まります。
-8-
あれほど俊男君のお尻を内側から圧迫し、便意を強烈に刺激させていた
下痢便なのに、いざ便器をまたいでも、すぐには出てこなかったりするのです。
便器の上にしゃがみ込んだ俊男君ですが
あれほど限界かと思われた下痢便は、即座には溢れ出ませんでした。
痛むお腹、今にも破裂しそうな感覚の肛門。
お漏らし怖さに必死に我慢したのが何だったのかと思いそうになりますが
押し引きの激しい下痢の痛みが、直腸の感覚に
錯覚を引き起こして、今にも漏れそうという恐れを抱かせるときもありますし
我慢によって限界を通り越した肛門が、俊男君の意思とは裏腹に
すぐに弛んでくれない場合もあるのです。
キチキチに締まった肛門の中には、かなりの量と思われる
下痢便がたっぷり詰まっているのを感じますが
ただお尻の力を抜くだけでは、それはすぐに出てきそうにありません。
どうやら、俊男君のあと一押しが必要なようです。
(難しいなあ…)
俊男君は、ウンチをするために肛門に力を入れることに不安を感じていました。
下痢便はなるべくお尻の力を弛めるだけで、肛門から垂れ流すように
自然に任せて吐き出すのが、もっともウンチの音の漏れない方法なのですが
しゃがんで待機している最中も腹痛は続くので、それを待ってはいられません。
直腸内で渋滞している下痢便を、力を入れて吐き出そうとしては
加減も出来ずに押し出された下痢便の破裂音が出てしまうことは必死です。
ですが、力を入れた俊男君の肛門が最初に奏でた音は
下痢便の音ではありませんでした。
バフゥゥゥゥッ!!
なんと、俊男君の肛門から最初に吐き出されたのは
重たい音が爆発したオナラだったのです。
下痢によってお腹の中で発生したガスが、締まりっぱなしだった
肛門に阻まれて外に出ることも出来ず、さらに後から
押し寄せてくる下痢便にも圧迫されて行き場を失っていたのでしょう。
便意とは別の、肛門を刺激する痛みの正体は
圧縮されたオナラだったのです。
「ちょっと、笑ったら可哀想でしょ」
あまりに大きな音のオナラに、失敗を悔やむ俊男君ですが
既に遅く、オナラの音は個室の外で静かにしている女の人達に
丸聞こえで、クスクスという笑い声が俊男君にも聞こえてきます。
「気にしなくて良いわよ!
遠慮しないで、思いっきりウンチ出しちゃいましょうね!」
そう声をかけてくれる女の人は、慰めのつもりなのでしょうけど
ウンチをしている最中に声をかけられるのは
俊男君にとって、結局恥ずかしいことに変わりはないのです。
どんなに恥ずかしくてもウンチを止める訳にはいきません。
後はもう、出来る限り早くウンチを終えてしまうしかありませんでした。
ブリブリ…… ブリッ!ブリッブリッ!ブリブブブブブブブブッ!
ブバチュ!ブバッ!ブップブフッ! ブブブッフ!ブッブブブブブパッ!
ようやく顔を出した下痢便の先端は
柔らかめでもそれなりに形になっているウンチでした。
ですが、それが顔を出すに従ってウンチが急激に変色し
いかにもドロドロに柔らかそうな下痢便に変わっていきます。
ニュルニュルと繋がって吐き出される下痢便は
ほどなくして水分をたっぷり含んだ小さな固まりに変わり
断続的に噴出されていきます。
おそらくマラソン途中の俊男君のお腹の中は
健康そうなウンチが順調に作られている最中だったのでしょう。
それが、急激に下痢が引き起こされたことによって
ウンチはほとんど完成されてない状態で
お腹を下っていくことになってしまったのです。
たっぷりと水分を含みすぎた下痢便は
もう俊男君がどう肛門を調整してみたところで
破裂音は小さくなりません。
それどころか、下痢便の吐き出される速度には
どんどん加速がついて、俊男君のお尻は
まるで台風で決壊したダムのように無抵抗になり
茶色い濁流が物凄いスピードで溢れ出していくのです。
あまりにも加速度が増した下痢便は、もはや溢れ出る順番も
待とうとはせず、それぞれの固まりが我先に俊男君の肛門から
飛び出そうとするので、それに伴って肛門の破裂音も
どんどん恥ずかしいものになっていきます。
ボンッ! ボフブッ!ッブッブブブブブブッ!
ボバフッ!ブホバッ!ボンッ!ボッ!ボッ! ボフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
美少年である俊男君の可愛い顔と体には
とても似合わない重低音の破裂音がひとしきり続いた後
最後にとても長いオナラが出て、俊男君のウンチは終わりました。
「終わったのかな?間に合って良かったね。
いっぱいウンチ出して、スッキリしたかな」
外で待つ女の人達は、もうウンチが終わったと判断したようですが
下痢の場合は、ウンチを全て吐き出したつもりでも安心できません。
腹痛が完全に治まるまでにはまだ時間がかかりますし
腹痛の第二波が襲って来るとも限らないのです。
早くトイレから出てコースに戻りたい気持ちは急いでも
焦ってトイレを出て、また腹痛に襲われてトイレに戻るのは
単にウンチをしにトイレに行くよりも、ずっと恥ずかしいことです。
何度も個室に出入りを繰り返せば、それは周りの人達に
「僕は今、下痢をしています」と宣言しているのと同じ事でしょう。
ウンチ自体の恥ずかしさと、下痢をしていることの恥ずかしさで
二倍恥ずかしくなってしまいます。
フルチン姿でしゃがんだまま、腹痛が軽くなるのを待つ俊男君。
お尻の下で悲惨な状態になっている下痢便を流すこともしません。
どんなに恥ずかしくても、水を流すのは最後の最後。
なぜか美少年は、みんなそれを頑なに守ってしまうのです。
ママや先生の教育のたまものでしょうか。
「どうしたの?まだお腹痛むの?」
腹痛が治まるまでしゃがんでいることにした俊男君ですが
どうやら今、俊男君を悩ませるのは
徐々に引きつつあるお腹の痛みよりも、個室の外で待っている
女の人達のお節介なのかもしれません。
「お腹が痛むんだったら、まだトイレにいた方が良いかもしれないわね。
先にお尻拭いておいたらどうかしら?良かったらおばさんが
君のお尻をフキフキしてあげてもいいわよ」
わざとらしく幼児語を使う女の人の言葉に
周りの人達が一斉に笑い出します。
もう立派な中学生の俊男君であっても、美少年として
指定されているだけで、幼く扱われるのがどうしても似合ってしまい
俊男君が一人前であろうとしても、周りはそう扱ってはくれません。
「大丈夫ですから」と、度重なるお節介にも丁寧に返事をする
俊男君は、なかなか静かにさせてもらえません。
フルチン姿でしゃがみながら、ウンチをしたばかりの状態で
女の人達と話すというのは、なかなかの苦痛です。
しかも、俊男君がとりあえずウンチを全て吐き出し終えたことで
一安心した女の人達は、いつの間にか俊男君の心配ではなく
俊男君への興味本位な気持ちでのヒソヒソ話を始めていたのです。
「でも、本当、凄く臭いわよね。あんな可愛いのに
ちょっとビックリしちゃったかも」
「あらやだ、私は好きよ。美少年君って、ウンチの臭いを嗅がれると
物凄く恥ずかしがって、すっごく可愛いの。もっともっと嗅ぎたくなっちゃう」
まるで俊男君を恥ずかしがらせることが目的で
ウンチの臭いを嗅いでいるような女の人達ですが
その一方で俊男君に対して感心してもいます。
「でも偉いわよねえ、美少年君って。みんな絶対に
途中でウンチを流さないものねえ。真面目で感心しちゃうわ」
『トイレでも水を大切に』と教育された俊男君は
どんなに恥ずかしい状況であっても、頑なにそれを守ってしまいます。
個室だけではなく、トイレ中に自分のウンチの臭いが充満してしまっても
それを観念しているかのように、水を流すコックには手を付けません。
そんな中、個室の外がまた騒がしくなってきました。
どうやら俊男君以外にもハズレのドリンクを飲んだ美少年が
二人トイレに駆けつけてきたようです。
お節介な女の人達に誘導され、空いている個室に
次々と入っていく美少年達が、俊男君と同じように
便器の上にしゃがんで下痢便を一気に吐き出しています。
ブッブドロッ! ドボロブボッ! ブボドボロッ!
一人目の美少年は、たっぷりと水分を含んで重たそうな下痢便を
何十センチも繋がったままの状態で、肛門から吐き出しています。
ビシュビチィッ! ビチュビッ! ビパッ! ビッ!ビュッビィッ!
二人目の美少年は、尖ったように膨らんだ肛門から細切れの下痢便が
水っぽく渋った音と共に、途切れることなく吐き出し続けています。
この様子ですと、まだ何人かがドリンクの犠牲になって
トイレに駆け込んでくるかもしれません。
ドアをノックされて、せかされたりすると、かえって出づらくなるので
そろそろ頃合いかもしれないと、俊男君は個室を出ることを決めました。
丸めた紙で数回肛門を拭い、紙に付着した汚れを確認する俊男君。
これを数回繰り返し、紙に汚れが付かなくなるのを見てから
ようやくトイレの水を流し、個室から出て行きます。
「あっ、もう大丈夫なの?良かったわねえ。
お尻はちゃんと拭けた?まだウンチが付いてたら恥ずかしいわよ」
いきなりお尻を覗き込もうとしてくる女の人からも、何とか逃れた俊男君は
ようやくトイレを脱出して外に出たのですが、そこにも
まだ大勢の女の人達が俊男君を待ちかまえていました。
大勢の女の人達に、下痢の痛みに負けないで頑張ってと口々に励まされ
暖かい拍手で送られるのは、やっぱり恥ずかしくなってしまいます。
でも、俊男君はそれよりも再び駆けだして揺れるお尻に注目を浴びるのが
気になっているようです。
今の俊男君のお尻は、ただのお尻ではありません。
たった今、ウンチを肛門からたっぷりと吐き出したばかりのお尻なのです。
そんな恥ずかしいお尻を、丸出しにして走らなくてはいけないなんて
フルチンマラソンとは何て酷な大会なのでしょうか。
(太郎君、頑張ってるかな…。なんとか優勝してほしいな)
再び走り出した俊男君の周囲もようやく落ち着いた頃
俊男君は太郎君のことを思ってました。
これだけ太郎君と離れてしまっては、もう太郎君のサポートを
する事は出来ませんが、心の中で応援することは忘れません。
そんな応援を受けてか、太郎君は俊男君の心配も吹き飛ばすような
頑張りを見せていました。
既に体中汗だくになって、体力は限界を迎えつつあるのに
走ることが楽しくて仕方がありません。
一位で走る太郎君に向けられる、女の人達の注目も
まったく気にならず、ただただ一生懸命走り続けているのです。
フルチンになるだけで体が体が縮こまり、まともに走れなかった
今までの太郎君とは全然違います。
自信と目標が太郎君を強くしたのももちろんですが
一番太郎君の心に勇気を出させているのは、一生懸命走り続けている間は
絶対にオチンチンが勃起をしてしまうことが無いからなのです。
常に意識をしていないと、いつ勃起をしてしまうか
分からない太郎君のオチンチン。まるで誰かが操っているかのように
勃起をしたらとても恥ずかしい場面で勃起をしてしまうオチンチン。
おしゃべりや居眠り、太郎君の気が弛みがちな時間は
最も勃起してしまう確率が高く、そのせいで太郎君は
いつも勃起を気にして、真剣に集中できることがなかったのです。
ですが、スポーツをしている時は勃起したことがないというのを
何となく感じるようになってからは、太郎君は徐々に
スポーツが好きになっていきました。
どんなに熱中しても、どんなに打ち込んでも
スポーツをやっている限り勃起しないんだという思い。
ずっと走り続けて勃起しないでいられるマラソンが
大好きになるのも当然でした。
「今回の美少年フルチンマラソン大会の優勝は、睦月太郎君です!」
その後の給水所でも無事にハズレのドリンクを飲むこともなく
見事一位でゴールにたどり着いて優勝した太郎君。
自分を大写しにしようとするTVカメラや
集中砲火のように浴びせられるフラッシュの光さえも
今の太郎君には嬉しい誇り以外の何物でもありませんでした。
今までの太郎君が嘘のように、自分からカメラに体を向けて
堂々とフルチン姿を誇示しているぐらいです。
「優勝したんだね!おめでとう、太郎君!」
ゴールの喧騒の中で、自分を呼ぶ一人の声。
それはもちろん俊男君の声でした。
太郎君は俊男君の姿を見るや、すぐに走り寄って二人で抱き合います。
体中汗まみれの太郎君と、同じく汗まみれの俊男君。
汗まみれの二人が抱き合い、ヌルヌルとした感触で
二人の体がまるで絡みつくように吸い付き、ちょっぴり艶めかしくなります。
二人はオチンチン同士が触れあうぐらいピッタリと抱きしめ合い
表彰台に太郎君が呼ばれるまで、ずっとそのままで喜び合っていました。
長い道のりを走ってゴールを迎えたときの感動と興奮。
この大会ではそんな親友同士の美少年の光景も良く見られます。
「それでは、メダル授与式を行います」
表彰台の一番高いところに上った太郎君は
さすがにちょっと緊張してきました。でも、それよりも今は
嬉しい思いでいっぱいなのでそれほど気にしてはいません。
疲れた体をゆっくり休めながら、表彰台の上でメダルを待つ太郎君。
前方を見渡せば、大勢の女の人達や、走り終わった美少年達の拍手が
とても心地良く、まるで夢のような時間を味わっています。
そんな中、暖かい拍手に驚きと疑問の声が混じり始め
いつしかそれにクスクス笑いが加わっていきます。
太郎君はそれに気が付きながらも、それがどうしてなのか分からず
思わず俊男君の方を見てみると、俊男君は顔を赤くして
バツが悪そうに俯いてしまったので、もしかしたら自分に
何かあったのかと下を向いた瞬間、いつの間にか逞しく勃起していた
オチンチンが目に入ってしまいました。
「うっ!うわっ!うわあぁっ!」
マラソンを終え、すっかり気を抜いてしまった太郎君。
まさしく最悪の場面でオチンチンの勃起に襲われてしまったのです。
思わず飛び出た太郎君の悲鳴に、女の人達は
いっそうクスクス笑いを強くし、太郎君を冷やかす人まで出てきました。
(どうしよう!どうしよう!)
隠れようがない表彰台の上でオロオロする太郎君ですが
この場面で逃げ出そうにも逃げ出せず、とりあえずオチンチンを
手で隠そうとしますが、そんな太郎君に大会長の女の人が声を掛けます。
「こら!優勝した君がそんなにオロオロしたらみっともないわよ!
恥ずかしがらずに、両手はピッと気を付けをしてなさい!」
みんなの前で叱られて、勃起したオチンチンをさらけ出す方が
よっぽどみっともないと思いつつも、泣く泣く気を付けをする太郎君。
自信が身に付いた太郎君も、すっかり涙目になってしまいます。
完全に勃起した美少年が表彰台の上で気を付けをしている。
何て不思議でいやらしい光景なのでしょうか。
それでも、太郎君が勃起したオチンチンを隠すのを止めたことで
女の人達は再び大きな拍手を送り始めました。
太郎君を元気づけるためなのか、冷やかしのためなのか。
ともかく、太郎君のオチンチンはやっぱり見事にそそり勃っています。
「はい、優勝おめでとう」
大会長の言葉で、メダルを首にかけてもらうために頭を下げる太郎君。
ですが、大会長は太郎君の首にはメダルをかけず
どうしたのかなと頭を下げたまま待っている太郎君の目の前で
なんと太郎君のオチンチンにメダルをかけてしまったのです。
そそり勃ったオチンチンにかけられた金色のメダル。
それを見て、会場は再び女の人達の笑い声に包まれます。
もはや太郎君は顔を真っ赤にしながら
式が終わるのを待つしかありませんでした。
せっかくの晴れ舞台が、結局オチンチンの勃起のせいで
恥ずかしい思いをしてしまって、しょんぼりしてしまった太郎君を
俊男君が慰めながら歩く、二人っきりの帰り道。
それでも、恥ずかしい思いはしても優勝は優勝。
その事だけを思い出にすれば、きっと立ち直れそうだと
太郎君は少しずつ元気を取り戻し、俊男君も太郎君の頑張りを
必死に褒めて元気づけます。
「それじゃあ俊男君、ここで」
二人の帰り道が別になる地点で、別れようとする太郎君。
その時、俊男君がモジモジしながら話したいことがあると引き留めました。
「あの…太郎君のオチンチンって、ボッキすると…凄く、大きくなるんだね」
突然の話題に驚く太郎君に、俊男君は決してからかうためじゃないと
説明してから話を続けます。
「僕のオチンチンも時々ボッキするんだけど…ボッキしたオチンチンって
凄く不思議な形をしていると思わない?」
恥ずかしい対象でありながらも、興味の対象でもあるオチンチン。
勃起をして本当の姿を現したオチンチンの形は
どんな恥ずかしがり屋の美少年でも気になってしまいます。
「だから、その…一度、太郎君のオチンチンも
じっくり見てみたいっていうか…比べてみたいっていうか…」
俊男君の言葉に、太郎君も自分の勃起したオチンチンだけではなく
親友の俊男君の勃起したオチンチンを見てみたいと思うようになりました。
フルチンマラソン大会の時でも、さすがにじっくり見ることはしませんし
勃起してしまったオチンチンなら、なおさら見られません。
比べ合いと二人で決めれば、心おきなく勃起したオチンチンを
観察することが出来る。太郎君もどんどん興味が沸いてきました。
そして、いつかはまだ分からないけどそうしようと約束したのです。
「でも、なんでオチンチンって勃起するのかな?」
「しても全然意味ないよね。恥ずかしいだけなんだもん」
オチンチンの勃起する意味さえも良く分かってない二人ですが
勃起したオチンチンの形には興味を感じているようです。
そんな二人がオチンチンの比べ合いをしたくなるという衝動が
オチンチンを通じての、お互いへの性欲だと理解できるようになるのは
いつのことになるのでしょうか。
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