2ntブログ
  • 2015⁄04⁄29(Wed)
  • 22:23

職場体験記

〈1〉

 僕の名前はT。今年で中学三年生。水泳部に所属している。背はまあまあ高く、けっこうがっちりしているほうだ。アソコは、多分部内では一番デカい。と言われている。それがコンプレックスだったりもするのだが。
 僕らの中学校では、三年生の春に職場体験と称し、一般の企業に数日間訪れて、仕事の様子などを見たり、それを体験させてもらったりする企画がある。勿論その企業というのは自分の行きたいところを、自由に希望出来る。 
 僕が希望した職場は、小学校だった。というのも、それは自分の意志と言うより、人に流されてと言う感じ。友達数名に誘われて、小学校の体験に希望を出したら、意外に希望者が少なかったらしく、臆した友達は勝手に自分たちだけ辞退してしまったのだ。事情を知らなかった僕は、1人だけ自分の出身小学校でもない、未知の小学校の職場体験に出向かなければならなくなった。しかし、まあ普通の企業よりは小学生相手の方が楽かなっと僕も楽観していたので、丸く収まった。まさか、その職場体験の3日間であんなことが起きるなんて、その時予測出来ただろうか。

〈2〉

 我が校の体操服は、僕にとってなんとも快感をもたらすものだ。形がとても影響していると言える。今の時代にして、クォーターパンツではなく、それよりもずっと短い。しかも裾は、斜めに広がり結構空間が広い。つまりは、体操服の中身がとても無防備になっているのだ。ものをとろうと屈む時は必ず下着が出てしまうし、体育座りをするとき気をつけなければ、アソコが見えてしまう。そんなわけで、男子生徒だけでなく、父兄からもその卑猥さにクレームがくるような体操服なのだ。しかし僕にとっては、それがむしろ快感なのだ。
 まずその丈の短さから、自分の日に焼けた足が露わになる、その姿。露出欲が強い僕にはたまらない。体育のときに僕の脚に釘付けになるやつも多いだろう。そして、二年生の終わり頃から僕は、それまで穿いていたボクサーをやめて、ビキニで登校するようになったのだ。このことを知っている友達は、クラスにはいない。更衣のときも、気が付かれないように着替えるからだ。そこまでして、つまり見られたら怪しまれるほどの際どいビキニを穿いてくるのは、やはり快感を求めてなのだ。誰かに見られてるのではないか、という居ても立ってもいられないような吹き出る興奮と、適度に僕のアソコを締めつけるビキニの気持ちよさを餌に、僕は勃起してしまう。
 今日から始まる職場体験でも、制服ではなく体操服で常にいなければならない。そう、僕はまたお気に入りの卑猥なビキニを身につけ、行こうとしている。横がストリングで、股間のところだけに布をあてがったようなオレンジ色のその上に、評判の悪い体操服を穿く。見られたいのではなくて、小学生に見られるかもしれないという期待と恐れに、少し胸が高鳴り、肉棒が疼く。僕は、その日の朝、少し早めに小学校に到着した。

〈3〉

 汚い、古い。騒音が絶えない学校だなと、思った。
 職員朝礼で、教師の列に並ぶ。Tです、3日間宜しくお願いします。と挨拶する。別に教育実習生とかでもないので、誰もが微笑を浮かべ、あるいは我関せずといった具合に僕を流した。
 僕が受け持つというか、3日間をともにするクラスは六年三組だった。少子化の影響だかよく知らないが、女子がクラスに三人しかおらず、あまりにも可哀想なので、移動させ女子はかたまらせたらしい。つまり三組には男子しかいない。男子校さながら、といったところか。普通はありえないのだが。
薄暗い三階建ての、棟の一番奥にあるクラス。隣の二組とは、トイレと広大な美術室。階段をはさんでいて、相当離れている。

「今日から、3日間。職場体験でお前らと、行動をともにするTくんだ。T先生と呼ぶようにな。」担任の先生の後に、僕は笑顔で爽やかに挨拶した。お辞儀したときに、ビキニがケツに食い込む。
「ちなみに、俺は明日明後日と出張だから、お前らには課題の勉強を課しておくからな。まあ自習ってことだから。T先生ひとりで大丈夫だろ?まあ頑張ってくれ」
先生が話している最中に、僕はさりげなくクラスの子たちを観察した。
 小学生というには、あまりに成長している子が多い。背は高く、体つきもよい。中学一年生より、大人っぽくすら見えるのだから不思議だ。彼らは、騒ぎもせず先生の話を聞いている。しかし、やはり多くの視線を全身に感じる。この体操服も関係がないとはいえない。チラチラというよりは、じっとりと舐めまわすような視線を感じるのは気のせいだろうか。僕は、何故だか、ビキニを穿いているのがバレているような気分になる。恐れと、いやらしい期待に半起ちになるほど。
 一時間目の国語は、後ろの席で傍聴し、なんなく過ぎた。退屈だった。
二時間目は体育。その時は、既に夏本番。だったので、もちろん水泳。水泳部の僕は、なんの気兼ねもなく嬉しい。さすがに際どい水着だとヤバいので、普通のスクール水着を携えて、僕は更衣室に、ゆっくりと向かった。
〈4〉 
                                      じわっと。じわっと、汗が背中に広がり伝ってゆき、服を脱いだときには、その粒がズボンのゴムの部分に染み込み、ひんやりと湿っていた。誰も、いない更衣室。換気窓の向こう側からは、六年生の若々しい声が聞こえてくる。彼らは、僕が更衣室に訪れたときには既に着替えて、プールサイドにいた。朝からの絶え間ない緊張と、茹だる暑さからの束の間の、脱出。僕は、ほっとしながらすぐさま裸体になった。例のビキニは、何かの拍子に見つからないようにバッグの奥底に、沈めておく。
 裸のまま仁王立ちをして、壁の前の鏡にむかう。やはり、水泳で日々鍛えている体は、みずみずしく、どこもかしこも滑らかだ。そして、長い間狭いビキニの中に閉じこめられていた、我が肉棒は、熱を帯びて、この更衣室の中で独りという背徳感に、むずむずと揺れていた。掴もうと伸ばした手を、ぐっと堪える。ここで、大きくしたら、小学生どもにバレてしまう。彼らのような、自分のに対する悪戯を始めたばかりのような、未熟な奴らに。それだけは、あってはならない。断じて。

 予鈴も鳴り始めたし、誰かが入ってきたら危ないので、僕は急いでバッグから、キャップとゴーグル、そしてスクール水着を取り出した。しかし、取り出そうとしたのだが、ない。ない。どこにも。何故か、水着だけが、忽然と姿を消していたのだ。あの紺色の四角い、何の特徴もないような、ただの水着。
 どこに行ったのか、記憶を必死に手繰り寄せてみる。今朝家を出発するときは確かに、あったはず。そして、教室に来て、机の横にバッグをぶら下げておいた。
もしかして、生徒の誰かが盗んだのかと疑ってみる。だが、何の為に?見当もつかない。まあ、盗む機会は、いくらでもあったろうが。
取り敢えず、どうしようか。体験初日から、プールサイドで見学というのも、あまり印象がよくないだろう。どこかに、丁度よく水着の余分がおいてないだろうか。
探していると、隅の籠の中から、いかにもこれを穿けと言わんばかりに、それは広げて置いてあった。
「こ、これは」
これは、あくまで僕視線なのだが、それは、とても際どい代物だった。あぁ、こんなのを穿いて現れたら、彼らはどんな顔をするだろう。白無垢の、サポーターに近い、使い古されたブーメランタイプのそれを手に、穿くという危険な賭けとは裏腹に、僕の背中は、ぶるっと期待に背中が震えた。きっと、彼らはいやらしい顔で、白い布切れにくるまれた僕の股間に凝視するだろう。なかにはそれを見て水中を好いことに、勃起する者も、あるいは密かに己のいきり立った肉棒を弄る者もいるかもしれない。そして、家に帰ったら、彼らは今日一日の総決算として、その光景をつぶさに思い出しながら、自慰にふけるのだろう。きっと。

気がつくと、僕は既に、その水着を身にまとい、また鏡の前に、腰に手をあて仁王立ちしていた。上向きに入れた肉棒は、なかなかキツい締め付けに、微かに甘い悲鳴を奏でている。その形ははっきりと捉えられる。毛深い陰毛も、僅かにはみ出ていたが、まあよしとしよう。
この姿ではマズいと、理性は警告する。だが、僕の露出欲と、自らへの少なくない自信、そしてた小学生に対する期待が、それをまさに海原のように呑み込んでしまった。あぁ、僕は、相変わらずの愚か者だ。

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 なんだぁ、その格好はぁと立ちどころに突っ込んだのは、体育の教師だけだった。しかも、たったそれだけ。子ども達も、騒ぎはしなかった。その不気味なまでの、平静さ。石造りのプールサイドは、滴り落ちた汗を、さぁっと砂漠のように、そして僕の突出していた欲望をさぁっと引かせた。 やはり、やりすぎたようだ。まぁ、元はと言えば水着が紛失したので、仕様がないといえばそうなのだが。敢えて言うなら僕は、少し何らかの期待をし過ぎたようだ。
ざぶんと青いプールに浸かる。馬鹿らしい。相手は、まだ小学生なのだ。確かに、僕が小学生の折は、もっと誰彼もの性器に、強い好奇心があったのだが、誰しもそうとは限らない。水中に射し込む太陽の光がきらきらと揺れて、僕の白無垢のブリーフのような水着が浮かび上がる。肉棒は上向きに収納されたまま、身動きをとれない様子。水を浴びて、その白は更に透け、えらを張った亀頭の形も、目を凝らせば難なく観賞できる。これは、普段のビキニよりずっと収縮するもんだ。そんな風に、ぼんやりと考えごとをしていたら、ふと視線を感じた。幾つもの、ねとっと絡みつくような、耳元に吐息が聞こえてきそうなそれに、僕は辺りを見回したが、そんな様子は窺えない。
「始めるぞ~」
チャイムが鳴り、教師が笛を吹き、そちらの方に皆が集まった。

 五年生では自由形は、必修。そして、六年生になると平泳ぎも、ある程度泳げるようになるのを要求する。そんなわけで、今日はまず自由形のおさらいから、授業は始まった。いくつかの、泳げる程度で分けたコースに別れて、練習をする。先生は、苦手とする子達の面倒を見なくてはならないので、僕は一番上級の子達の監督を任せられた。と言っても、ただ一緒に泳ぐだけだが。
上級コースのメンバーは、大抵水泳クラブに通っている子だとか、運動神経の良さそうな、背が高く体格の良い子たちで、とても六年生には見えない体つきをしているので驚く。
 一通り、彼らがコツを取り戻してきたところで、教師はとんでもないことを僕に頼んできた。それは、これから習わせる平泳ぎのキックの見本を彼らの前で実演するというものだった。つまりは、プールサイド上で。
僕は、嫌がったが、教師も譲らない。中学で水泳部員なら、それくらいしてくれ。俺は、こっちを見るので手一杯だから。そんな風に、手を合わせて拝み倒された。

 プールサイドに上がると、彼ら六人はすでに上がって腕を組んで待っていた。逆光で顔はよく見えない、一体どんな顔をして待機しているのだろうと考えたら、僕の股間はどくんと鼓動した。危ない危ない。大人しくさせないと。床には一畳サイズのビート板が敷いてあり、準備万端。
「それでは、始めます」僕がそう言うと、よろしくお願いしまーす。と低い、少し含んだような声たちが返ってきた。また、鼓動する。
のろのろと、ビート板にうつぶせになり、解説をしながら、まずはゆっくりと足の動きを、段階を踏みながら、教える。彼らは中腰になり屈んでそれを見ていた。
ふと、顔を上げて振り向き、ちらっと彼らの様子を盗み見た、そうすると。彼らは全員ある一点に集中していた。それは、やはりうつ伏せで今はまだ見えない股間の部分。まさに、そこだった。あるものは、興味津々と。またあるものは、卑屈な笑いに口を歪ませながら、僕の説明なんか、耳も傾けず、ただ、キックをするたびに開いては閉じる股の、ほんの少しの隙間に凝視していた。
あぁ、やはり期待した通りの反応だった。彼らは、やはり僕のこの彼らより一回り大きい、ふてぶてしい肉棒が気になって仕方なかったのだ。あの絡みつくような、熱い視線はそれだったのだ。
彼らは、今何を考えているのだろう。見ているだけで満足ではなかろう、触ってその長さを太さを賞美したい。そして、それを弄び、あわよくばこの僕を、悶えさせたい。そうすると、僕の肉棒は急速な勢いで、その容量を増してきた。ビート板に上向きに収まったそれを擦りつける快感は、それなりのものだし、今やこれだけの注目が集まっている。勃起してはいけない勃起してはいけない。どうしよう。彼らに弱みを握られてはいけない。ああ。でも、キックを止めたら怪しまれる。葛藤が、更なる快感を生み出す。その、気がおかしくなるほどの連鎖。
「先生、どうしたんですか。息、荒いですよ」
1人の子が、僕の異変に素早く気づいた。まずい。
「い、いや大丈夫」
そのうち、彼らは先ほどまで単調だった僕の腰使いが変わったのに気づいた。
「もしかして!」
1人がニヤっと笑った。そして、僕の足元に屈みこみ、股の間から、ビート板と僕の突起との結合部分を確かめた。
「あっ」
やばい、バレた。僕は、直ぐに手を伸ばし結合部分を隠す。何とも、いやらしいポーズだ。そいつは、やっぱりと言った。「先生、勃起してる!」 途端に、歓声が六人から沸いた。え!まじでーー
「擦りつけて、立ったんだ」
「隙間から、見えましたよ。大きくなったアレが」
あぁ、どうしよう。バレてしまっている。一番恐れた事態だ。その最中にも、肉棒はぐぅんとまた一回り巨大化した。
「先生、見せてよ」
六人が、僕の顔の周りに集まった。
「立ってなんかない」
僕は、必死でしらばっくれた。
「じゃあ、見せてよ」
「くっ」
「早く、誰にも言わないから。ほら」
僕は、断固として見せないことを意思表示した。
「じゃあ」
彼らは、顔を見合わせた。すると、一斉に分散し四肢を掴むと、ひっぺはがそうとしてくる。凄い力だ。流石。僕は、渾身の思いでビート板にしがみついた。
が、しかし、その努力も全く虚しく、六つの欲望の荒波にばあんと仰向けにされてしまった。
曝された僕そのものは、真夏の光線を浴びて、眩いほどだった。爪には、必死に抵抗をした証として、ビート板の破片が、無残に挟まっている。露わになった肉棒は、堂々たる姿で、まるでひとつの彫刻作品のように、白無垢の水着を破かんばかりに赤黒く隆起し、ふてぶてしく横たわっていた。
「す、すげぇ」
上擦った声が、小さく洩れた。
「大人の、だ」
彼らは、満足感よりもむしろ、その間近で見る勃起の迫力に、ただ呆然としている。
「どうする?」
ひとりが、唾を飲み込みながら目配せした。彼らは、ぼんやりとしながら、僕を押さえつける力には抜かりがなかった。
「触ってみよう、ぜ?」
全員が、小刻みに震えるように頷いた。喉仏が、何度も、ごくんと下に下りる。ごくん。めらめらと燃ゆる、欲望の太陽。           
あぁ、もうお終いだ。ここで、僕の肉棒は、六人に手淫されてしまう。玩具のように弄くり回され、白無垢の水着と同じように、白に染まらせられてしまうのか。そう嘆きつつ僕の身体は、心とは裏腹に、迫りくる快感に、薄く汗にまみれた体をよじらせながら悦んでいた。

響き渡る、笛の音。
「よぉし、皆。全員集合」
体育教師の、やる気のない呑気な声がその後に聞こえた。
「ちぇっ」
六人は、舌打ちをしたり、文句を言いながら、僕の体から一斉に離れた。彼らは、すぐさま立ち上がり、プールに颯爽と走ってゆく。
僕は、ただひとり、巨大化した股間を抱えて、ビート板の上に寝そべっていた。腕は脱力と快感で感覚が消え、肉棒は、びくんびくんと痙攣し、先端からは既に甘い汁を僅かに、吐き出しつつあった。
「Tく~ん、早く」
また教師が呼ぶ。何も異変に気づいていない。ぼくは、額をべっとり濡らした汗を拭い、尻をはたくと、股間の前を軽く手で隠しながら、少年たちの後を走って追った。無様な、姿だった。

「よぉし、じゃあ。今日は、もう残り時間少ないから、平泳ぎの手本を先生が見せるから、お前らはよく見とけよ」
水の中に入り、ようやく落ち着いた。教師の泳ぎを見るために、丸くプールの中心に集った生徒の群れの後ろらへんに、さり気なく並んだ。
それにしても、小学生のプールというのは、浅い。浅すぎる。僕の腹くらいまでしかないのだから、正直泳ぐときも深く潜りすぎると危険なのだ。僕は、ばれないように水の中で、股間に手を伸ばし、まだ余韻を残した上向きの肉棒を、下向きに収納し直した。上向きは、その大きさを誇示するのに抜群だという認識を今まで欠いていた。先程も、下向きに入れていたら、裏返された時も、あそこまでの衝撃はなかった、と今更悔いる。
だが、もうこれで、僕には「勃起実習生」という仇名がついてもおかしくない。クラスでも支配権を持っていそうな彼らに、見られたのだ。さて、どうしよう。

 そこで俯いていた顔をあげると、あの六人が、目の前に。目の前にいた。僕と並ぶほどの身長。立派な、胸板。そして、ぎらぎらと妖しくひかる、十二の眼。
「さっきは、触れなかったからな。続きです」
彼らは、微笑んで白い歯をみせながら、教師のから死角になるように丸く僕を囲んだ。他の生徒は、立場的にまだこの儀式に参加させて貰えない子らなのか、ちらちらと後ろを物欲しそうに振り返るだけだった。
 六人は、性急だったが落ち着き払っていた。五人がかりで、僕を完全に暴れないように押さえつけると、リーダー格が無防備な、水中の僕の股間に手を伸ばした。

 彼は、まるで自らの手淫の際のごとく、なれた手つきで、水着の上から、すっぽり下向きの肉棒を覆い、上下に弄った。
「くっ」
くすぐったくて甘い溜め息を漏らすと、八方から押さえつける子らの荒息が同時に首もとにかかった。
「本当に、大きいですねぇ」
彼は呆れたように、呟いた。僕は、改めて赤面する。直ぐに僕の肉棒は、先程の活気を取り戻し、芯がつき、巨大化した。
「ここ?」
彼は、そう言い、亀頭の先端を集中的に攻める。親指と人差し指を合わせて尖らせ、それで僕の小高い丘のてっぺんに、小さな円を描きながら。
「あっ、あ、くっ」
ごつんと、後ろで押さえていた子の額がぶつかってくる。彼らは、貪るような目つきで、のぞき込んでいたからだ。
 もうすぐ、授業も終わりそうなことに気付いたリーダーは、ねちっこい作業をやめ、白無垢の水着を下に引っ張った。勢いよく、勃起したはちきれんばかりの肉棒が飛び出た。ふてぶてしい、雁首。解放された喜びを表現するように、堂々と反り返っている。六人が、食い入るように見入った。
「よし」
リーダーは、勿体ぶった。眉毛を、猥雑な感じに動かした。
「どれくらい保つかな」
棒が、しっかりと握られた。上下運動が始まる。最初はゆっくり。親指で裏筋をくりくりと擦りながら。最初はゆっくり、粘っこく。
「2分か、3分か」
徐々に勢いがついてきた。僕が、まるで先をせがむように腰を突き出すものだから、先端は水面から顔を出し、それがまたなんともいやらしかった。
「あ、あ。」
周囲に配慮しながら、声はなるべく押し殺した。だが、もはや僕の棒は息もつかぬ速さで扱かれていた。その音が、向こうで平泳ぎをしている先生まで聞こえたらどうしよう。リーダーを見たら、一心不乱に僕のに集中している。僕の先端は、行き場をなくし、透明な液を止めどなく吐き出し、昇天するのも、間もなくであった。
「あぁ、あ。もう、いきそう」
「早いなぁ、まあしょうがない」
彼らは顔を見合わせた。
「じゃあ、先生の。僕の手の中にどうぞ」
きりりと、肩と腕が強く締め上げられる。僕の唯一の自由な場所から、発射される。リーダーは、ラストスパートにかけて、睾丸を掴み、先端を優しく激しく摘んでいく。
「先生。カウントダウンを、宜しくお願いします」
「あぁ、5、4、3、2」
あぁ、なんてことだ。僕は、淫乱な愚か者だ。
「い、ふ、あぁぁ!」

あまりに大声を出したので、口をすぐ塞がれた。その内に、リーダーの手には、白濁液がまき散らされた。僕は、腰を大きくせり出していた。リーダーは、両手を広げ、源泉から吹き出す神水を掬うように、、こぼさぬようにした。
「うわぁ、まだまだ搾れそうだな」
彼は、意味深長にそう言い、目を輝かせた。僕は、というと久しぶりの射精だったので、体はがくがくと震え、余韻もいつもより長く残っていた。六人は、しばらく、液を吐き出す僕の棒をぼんやり眺めていた。
 リーダーは、搾取した精液を、僕の顔に塗りたくった。それだけで、僕はまた声を漏らし、果てそうだった。というより、今度は放尿しそうだった。
「先生、凄かったよ」
間抜けなチャイムの音が鳴り始める。途端に、六人も元の無邪気な生徒の顔に戻り出す。無邪気とは、遥かなる地を目指した欲求なのだ。僕は、まだ空を向いたままの肉棒を、無理やり水着の中にまた、おさめた。
舜一、彰吾、拓哉、吉貴、徹、智紀。
校門の前の砂利道をゆっくりと、噛み締めるように、高まる欲望を封じるように、灰色の校舎に向かう。
しゅんいち、しょうご、たくや、よしき、とおる、とものり。六人の顔が、ぼんやりと、瞼の裏側に浮かびあがり、僕は思わず歩みを止めた。止めたのだ。


教室には、臨時の教師が来ていて、とても事務的に朝礼を済ませた。そして、同様に、僕にも移動教室とか自習課題について事務的に伝達した。僕は、教師に向き合いながら、昨日プールで味わったあの陰険で粘着な視線をまたもや感じた。決して、自惚れからくるものではない。その視線たちは、僕の股間を焦点にして絡まりあい、僕は穿いてきたビキニの中に収められているそれが、熱くなるのを感じた。
朝礼が終わり、一限目が始まるまでに少しの休憩がある。登校時から尿意を覚えていたので、階段の向こうのトイレに、早足で向かった。引き戸を開けると、見覚えた顔が、あった。あの六人だった。
「あ」
1人が素っ頓狂な声をあげて、僕を指差す。智紀。
「お早うございます、先生!」
 舜一が、如何にも爽やかなふうに叫んだ。他のやつらもそれに習う。
 僕は、無視して別のトイレへ向かおうとした。実際、早く用を足したかったのだが、こいつらがいてはそれもままならないだろう。
 扉を開こうとした腕が、ぐっと捕まれた。
「先生、おしっこしにきたんでしょ。ね?」
「や、やめるんだ」
彼らは僕の肩をつかみ、笑いながら、並んだ便器の前まで連れて行った。
「ほら、すればいいじゃん。邪魔しないからさ」
彰吾がにやにや笑った。彼らは僕を中心に半円を描いて並んだ。どうするべきか、彼らの前で放尿しないのが一番良策なのだろうが、ここで我慢して、二限目が終わるまではキツすぎる。かと言って、
「あぁ、じゃあズボンを脱がしてあげますよ」
「え?」
止める間もなくズバッと、後ろからあの猥褻感漂う体操服が下ろされた。たちまち、広がる困惑と、歓喜。そう、今日もまた前述の通り、卑猥なビキニを身にまとっていたのだった。黄土色のそれは、サイドがストリングタイプで、蝶々結びをしてとめるタイプになっている。

「へぇ~~」
彼らは一端僕を便器から離すと、取り囲んで、しげしげと眺めた。
「先生って、いっつもこんなの穿いて、学校に通ってるんですか。やらしいな」
 彼らはしゃがんで、その卑猥な下着の全容を目に焼き付けていた。これは、きっと今夜の自慰の時の、回想として使われるんだろうなと、僕は六人のつむじを上から眺めた。いやらしいビキニを身につけた実習生の巨根なんて、恰好の材料ではないか。このビキニと、昨日のプールでの淫事を頭に思いおこしながら、目を閉じ、大股を開いて、彼らはきっと。僕は、彼らが昇天する時の顔を勝手に想像して楽しんでいた。楽しんでいる場合ではないのだが。
「うっ」
吉貴が、たまらなくなったのか、僕の股間を荒々しく握った。
「また、大きくなってるね」
六人は目の前の高さにある僕の狂器を一瞥し、冷笑した。


「ほら、早く。一限始まっちゃいますよ。授業中にずっと我慢するつもりですか?」
体操服を無残にも上下脱がされ、今やビキニ一丁の姿で、便器の前に僕は立っている。しかも、よく見てほしい。ビキニの横から僕の肉棒は、引きずり出され、僅かに勃起しながら、舜一の親指人差し指中指に挟まれて、左右に振られていた。
「もう、もうやめてくれ」
「俺ら、先生がおしっこするのを手伝っているだけですよ」
「早く出してくださいよ、先生」
「じゃないと、授業中にびしゃぁって漏らしますよ、いいんですか?」
激しい尿意が、膀胱の下から湧き上がってくる。腹の上を、薄い汗が滴った。
「頼む、揺らさないでくれ」
必死に僕は、肉棒を持っている係の舜一に訴えた。肉棒を左右に振られる快感は、尿意を促すのに繋がっていたからだ。
「え?」
舜一が惚けた。
「これ揺らしたら、何でいけないんですか?」
「……」
「こんなに、勃起してますよ」
舜一はそういうと、もう息もつかぬ速さで、ぶんぶんと、その雁首を今度は縦に振った。
「やめろぉ!!」
「あ、皆。先生が、おしっこだすよ」
「あぁぁぁーー、ふ」
すかさず、舜一は肉棒を便器に目掛けた。びしゃぁと、まさにそんな感じで。淫らに、羞恥心とともに爆ぜた。
「あ、あ、あ!」
なんてことだ、射精するような気持ちよさだ。小刻みに震える胸と肩。崩れ落ちそうになる体を後ろの三人が支えた。ふと、下をみると僕からはまだ絶え間なく放尿されていて、それを舜一が指で完全に操作していた。六人は、この光景に爆笑しながら、興奮を抑えきれない様子だった。
午後に入り、昼休みが終わった後の5限目は、理科室で授業だった。薄暗く、蒸し暑い三階にある六年三組とは違って、理科室は中庭を挟んだ二号棟の一階にあり、緑に覆われた窓の外から、涼しい風が、髪をさらさらとなびかせた。
「今日は、松本先生だってさ」
舜一が欠伸混じりに、さも興味なさげに、拓哉や徹たちに言った。理科室では、教室と違い、席が指定されていないので、生徒たちは6つの机に合わせて、6つの任意のグループに別れて席についた。
「先生。俺たちの机に、来てよ」
舜一が、無邪気に手を振って、そう言った。裏腹に、逆らうなよ、先生、といった具合の目つきをしていた。結局従わざるをえず、舜一と彰吾の間に、丸椅子を持ってきて座った。
「先生」
席につくなり、舜一が甘えたような声で、体を捻って僕の耳に囁いた。
「先生の射精、また観たいなぁ」
手が、僕の剥き出しの太ももをまさぐる。
「ねぇ、しゃ・せ・い」「うっ」
熱い息に、耳がくすぐったくて声がでる。手が、体操服の隙間から侵入してきた。彰吾も便乗して、逆の耳にふぅっと息を吹きかける。
「ふ、や、やめろ」
「じゃあ、オナニーしてよ」
「授業が始まるだろ、無理だよ」
「ちぇっ」
「つまんねぇな」
二人は、意外にもあっさり、ふっと体から離れた。僕は、捲れ上がった青のズボンを直した。

 チャイムが鳴ると、暫くして松本先生が入ってきた。彰吾によると松本先生は、いつも理科を教えている担任が出張で不在のため、代理として来た先生らしい。まだ25才くらいの、童顔のまだ垢抜けない感じがする、詰まりながらなんとか授業をこなしていた。
 今日は、中和の実験(といっても所詮小学生がこなせる内容のもの)をするらしく、最初の10分くらいは材料やら、器具やらを用意するのにかかり、理科室は戦場さながら。僕も立ち上がって、生徒たちが間違ったものを自分のグループに持って帰らないように、見回っていた。
「きみが、Tくんだっけ」
教卓の傍で、松本先生が、親しみやすそうに声をかけてきた。間近でみると、なかなか端正な顔をした男だった。手足が長く、どちらかといえばがっちりしている。
「昨日は、プールにも入ったんだろ?大変だった?」
「はぁ、まぁ。中学校では水泳部に所属しているんで。」
先生は、僕が昨日プールの中で果てたことなんて、きっと知るまい。
「へぇ~」
彼は、笑顔でそういうと僕の腕の筋肉や、眩しいほどに引き締まった剥き出しの足をちらっと見た。ついでに、股間も品定めするように見たのも、僕は見逃さなかった。どうせ肉棒を扱かれるなら、年下よりも年上の人がいいなぁなんて、考えた。馬鹿馬鹿しい。
「まぁ、あと2日間、だっけ?頑張れよ」
彼は、僕の肩に手を乗せた。

実験は、記録用紙を一人一人が書いて、さらにそれをグループでまとめて提出するというしち面倒なもので、僕は前半は歩き回りながら全てのグループを見回って、操作を手伝い、後半になってようやく自分の席に戻った。
「先生、松本先生と仲良さげにしてたね」
席につくとすぐに舜一が、そう言いまた手をズボンの中に進めてきた。
「授業中だって言ったろ」
そういっても、やめない。手は、すぐに股間に到着した。ビキニの上からまずは全体像を確かめた後、亀頭の場所も探り当て、親指で先端を擦ってくる。
「こら、やめなさい」
「あれぇ、じゃあ、昨日のプールのことを、松本先生に教えてあげよっかな、全部。」
六人が、こらやめなさいと僕の口真似をしてきた。彼らは実験を適当にやりながら、僕の様子を伺っている。
「もうちょっと、股を広げてよ。触りにくいからね」
舜一は息を僕に吹きかけながら、そう迫る。僕は辺りを見回してから、ゆっくりと開脚した。舜一は一度手を抜くと、大胆にも僕の太ももの上を越えて、再び弄くり始めた。反対側の彰吾も、シャツの中に手を進めてきて、僕の胸筋の逞しさを確かめたのち、ピンク色のまだ強い刺激になれていない乳首をなぶりはじめた。
「ふぅ、は、ん」
二人の攻めはどちらも優れたもので、僕は確実に登りつめらせられていた。舜一は相変わらず、親指だけで僕の半分ほどの硬度の肉棒を、ビキニを通して、くりゅくりゅと擦る。たまに、爪を軽くたて、僕の反応をたのしむ。
「かぁ、く、くぁぁ!」
「あんまり喘ぐと、ばれちゃいますよ。松本先生に!」
彰吾が、嘲笑した。僕は、松本先生を目で探した。ずっと向こうの場所で、作業を手伝っている。確かに、松本先生にバレたら、あとで呼び出されて中学三年生に対する特別性教育の授業、或いは生殖器の観察・実験が繰り広げられるかも。と勝手に妄想してみる。
舜一が弄くる手をとめ、松本先生に聞こえるくらいの声で言った。
「ん?あ!なんか、濡れてきた!!」
「マジで!?」
彰吾も叫んで、反対側のズボンの口から手を差し込んで、ビキニの上から確かめた。
「ほら、ここ」
舜一が彰吾の手を誘う。やがて、彰吾の細い指が現場にたどり着いた。
「あ!本当に、濡れてる」
「だろ。ベトベトしているよな」
ギャラリーの4人は興奮して、事情を聞きたがった。その間も、舜一の愛撫は続き、僕は下半身をくねらせながら、巨大化している肉棒に身をゆだねた。
「先生、かなり変態だね」
「ほら、乳首もビンビンだもん。イキたいんじゃない?」
「どうせなら、松本先生の目の前で、射精させてみる?」
「あ、それいいね~」
彰吾と舜一の考えは、一致したようだった。二人は、まずサイドで蝶々結びになっているビキニのストリングを解き始めた。僕はもうただ、快感に酔いしれて抵抗すらしないでいる自分にただ驚くばかりだった。ストリングは簡単に解けてしまう。
「とれたな」
舜一は嬉々として、そういうと、後は任せろと彰吾に言った。今日は、何色のパンツだったっけなぁと思い出してみる。あぁそうだ、黄土色のTバック。二年生の終わり頃に買って、よく学校に穿いていったお気に入りの内のひとつだ。しかも、わざとスポーツテストの日に穿いてゆき、上体起こしの測定の時に、膝を抑えてもらう年下の体育委員に、見られるか見られないかの狭間の興奮を楽しんだ。結果的には見られていた。と思う。相手が大人しいのをよいことに、わざと測定の始まる前に、開脚したりして、許容量を超えて、陰毛がはみ出て、肉棒が苦しげに収まっているその様子をしっかり体育委員の目に焼き付かせたのだ。
それはさておき、その使い古されたビキニは、今や留め金を失い、だらんと垂れたのを、舜一がゆっくり引きずり出した。
「くふっ」
ビキニの布地が、肉棒の先端を刺激する。わざと舜一がそうしているのだ。先端にこすりつけさせ、ズボンの外にだした。
「うわぁ!!」
六人が声を潜めて叫んだ。机の上に置かれた、情けなく丸まったそれには、僕の我慢汁がべっとりとつき、何本かの陰毛がついていた。
「これ、欲しい人!!」
舜一が言う。ハイッハイッと誰もが手をあげた。六人の目は興奮に潤んでいて、早くそれをおかずにして、自分のを手淫したいと語っていた。
「でも、駄目だ」
舜一は、腕を組み、訳あり顔で頷く。そして、そのビキニを小さく折り畳むと、立ち上がった。
「松本先生、ちょっとこっちに来てください!」


舜一は、なんであんなにいやらしいことを思いつくのだろうか。天性なのか。松本先生を呼び出した舜一は、僕の折り畳まれたビキニを松本先生に、落とし物として差し出したのだ。松本先生は、それをちょっと広げてから、すぐにそれが一体何かを理解すると、顔を赤らめて、白衣のポケットに素早くしまった。先生に、それが僕のだとバレてしまったのだろうか。僕の股間はズボンにノーパンの状態であり、緊迫した雰囲気の中で、最早触られなくても暴発してしまいそうで、僕は席に座ったまま手で覆った。
「どこらへんに落ちていたんだい?」
松本先生は、心なしか上擦る声で、座っている六人と僕に聞いた。そしてその目線は、僕らの下半身を必死で探るものだった。先生は、ビキニがこの中の誰かのものであると疑っているはずだ。先生の執拗な視線が僕に回ってきたところで、僕は足を組み、勃起を目立たせぬように試みた。
「そっち側の机の下です。」
彰吾は立ち上がり、僕や舜一が座っているのとは反対の側の方に先生を連れて行った。そして、屈んで場所を教える。
「さぁ、発射させようか」
舜一は席に座ったまま、隣りの僕を見てニカっと笑った。そして、組んでいた足を振りほどかし、僕の後ろに回った。そして、今や開放状態のズボンを、股間が全部見えるところまで下ろした。後ろから、既に膨れ上がった股間を鷲掴みにする。
いけない。ここで、射精をしては!! 松本先生は、机の向こう側にいるのだ。今は屈んでいるが、この机は四脚の足の部分に、板が途中までついているだけで、向こうに貫通しているのだ。もし先生がそのトンネルに入ったら!
「暗くてよくみえないなぁ」
先生は彰吾と一緒に、既に机の下に顔を入れていた。
「っぁああ」
舜一は最初から、僕をすぐ射精させようと、物凄い速さで扱いてくる。後ろからの手は、片方は棒を扱き、片方は隠嚢を手の中で転がす。その小慣れた技に、僕も時間の問題だった。彰吾以外の残りの4人は、先生達が机の下をのぞき込んでいる側から、こちらを凝視している。
「ちょっと、入ってみるか」
「はい」
先生と、彰吾の声が聞こえた。やばい、近づいてくる。彼らがトンネルを抜けた先には、蹂躙されている卑猥な僕自身がいるのだ。
「松本先生に、顔射してみる?」舜一が、耳元で囁いた。
「先生の、濃い液を」
舜一は、仰け反り返った肉棒を無理やり、机の下に向けて狙いを定めさせようとした。
「あっあっあっ!?」
その押さえつける圧力が心地よすぎた。
「っっくぁぁ!!!」
一足早く、床に白濁液が吐き出された。物凄いその量に、観衆がどよめいた。
「はぁ、ん!っあ」
ぼたぼたと、落ちる。ようやく搾り終わると、舜一は
「もう、だすのが速すぎるよ」
と頬を膨らませた。そして、肉棒をズボンの中に戻した。
「なんだ、これは?」
こちら側についた松本先生が、床に付着した僕の精液を発見した。手にとってみると、糸を引くほどの粘着力。素晴らしい。
「何なんですか、これ」
彰吾は、無邪気そうにそう尋ね、目は舜一と僕のまだズボンを持ち上げる股間をちらっとみた。
「………」
松本先生は、何も言わなかった。ただ黙って、それを鼻に近付ける。そしてまた顔を赤らめると、その先に佇む僕を下から眺めた。僕は、ノーパンと勃起がバレるのを恐れて、後退りした。
先生は、相変わらず何も言わずに這い出て、
「濃いな」
と、ぼそりと言った。それっきり。だが、僕はその言葉を聞いただけで、股間にぶるっと再び快感の波が押し寄せるのを感じた。席について、様子がおかしいので、密かに自分でズボンの中に手を忍ばせてみたところ、中はぐっしょりと、あるいはべっとりとしていて。僕はたったそれだけの言葉でまた果てていたことに気づいた。
理科室の一件は、恐らく、松本先生にばれていたと思われる。だからどうしたと尋ねられれば、それまでの話かもしれない。松本先生が例え、あの黄土色の淫液に塗れたビキニを、そしてあの床に飛び散った濃い精液を僕のであると断定したところで、何が出来るというのか。生徒ならともかく、いち体験生の醜聞を敢えて追求してもなにも出て来ない。せいぜい、あのビキニを嗅ぎながら、今晩、自慰に耽るくらいしか考えられない。大体、僕のビキニだと確信出来る術もない。まあ、あの場で僕の体操服を脱がさない限り。

下らない堂々巡りを繰り返しながら、僕はプールから上がった。5限目は、また体育。今回は、午前にあんな淫らなことをしたのだから、六人もそれなりに満足したらしく、僕を玩具として扱うこともなく、プールで爽やかに平泳ぎの練習に精を出している。流石は、小学生といったところか。
僕は、耳に水が入ったのでタオルを持ってくるために更衣室に戻る。勿論、今日は白無垢の水着などを着用せず、昨日舜一らに返してもらった、スクール水着を穿いているから、プールサイドも普通に歩める。
市の水泳場が隣接するため、共同利用しているこの学校の更衣室はなかなか広い。個室の更衣室も、シャワーも充実している。僕は、無論そんなものは、使ってないから、棚にある籠に入れたバッグからタオルを取り出し、耳の水を抜いていた。

侵入者の侵入は、突然だった。わけがわからない。引き戸が遠慮がちに開かれる音がして、僕は反射的に暖簾のかかった個人更衣室に逃げ込んだ。生徒なら、隠れる必要はないのだが。なんと、恐る恐る侵入してきたのは、松本先生その人だったのだ。理科の松本先生がどうして………
松本先生は、授業中で誰も入ってこないと安心したのか、大胆にも、生徒の手荷物を漁り始めたのだった。しかし、それは悪戯感覚のものではなく、明らかに予めの意志を秘めたものに見受けられた。先生は、似たようなスイミングバッグの生徒の名前を見ながら、該当しないものには見向きもしなかった。
一体何をする気なのか。
そう思っていたら、先生の手が止まった。暖簾の隙間から目を凝らすと、それは彰吾のバッグだった。先生は、辺りを確認すると迷わず手を差し込み、暫く探ってから、彰吾の下着である、灰色のトランクスを引っ張り出した。
僕は、もうただその光景に驚くばかりだった。何故なら、先生はそれを鼻に当てて、嗅ぎ始めたからだ。特に、股間と密接している内側の部分。そして、ひどく興奮していた。次に彰吾の下着を片手に今度は、隣の舜一のバッグから同様に、彼の下着を取り出すと、その匂いをまた堪能した。
僕は、もうわけがわからなかった。確かに、先生の僕らに対する視線は怪しげな疑わしいものがあったが、まさかここまで大胆で、己の欲望に従った行動を起こすのは想定外だった。先生の下半身に注目すると、僅かであるが、膨らみがあるのがわかる。散々、下着の匂いを楽しんだ後、先生はそれらを元に戻し、今度は躊躇いもなく、その下にある僕のバッグに手を伸ばした。

先生の態度は、彰吾や舜一の時とは異なった。まず、タイル張りの床に僕のバッグの中身を乱暴にぶちまける。僕は、声をあげそうになるのを必死にこらえた。股間に嫌な感触を覚えたので、見下ろすと、予想通り、この光景に刺激され、スクール水着の中の肉棒はむくむくと容量を増していた。
先生は、ばらまかれた制服、体操服、タオルの中を何度も手でかき分けて
「下着がない」
小声だが、確かにそう言った。
 なるほど、言われるとおり、下着はなかった。それは、先生の白衣のポケットの中に依然としてあったからだ。理科室で、舜一が僕のビキニを松本先生に提出してから、それは勿論、僕の手に帰ってはなかった。つまり、先生は、このビキニは誰のものかを確かめるために、更衣室まで出向いたのだろう。
 これで、完全にバレてしまった。僕は、ついさっきまで危険視していなかった状態に、改めて怯えた。恐らく、理科室の床の濃厚な精液も僕のだったと確信を深めたことだ。先生は、満足げにバッグに元通り戻すと、何食わぬ顔で更衣室を出ていった。
僕は、その場に座り込んで考えた。未だ、水着の中では肉棒がそそり立っている。最早、手遅れかもしれない。だが、やる価値はある。そして、決心した。
ビキニを先生から、取り戻そう。と。

授業が終わり、戻ってきた六人に事の子細を根ほり葉ほり尋ねられた。僕が更衣室に戻ったのと、松本先生らしき人が侵入するのを目ざとく目撃していたからだ。
僕は、全てを話さざるをえず、ビキニを取り戻したいことも語った。
「おもいろいじゃん」
舜一が、髪を乾かしながら早口でいった。
「作戦、考えてあげますよ」
「松本先生、ちょっといいですか?」
舜一と、彰吾は、笑顔で理科準備室の戸口から、顔を覗かせた。爽やかで、邪気のないその顔。
「ん?川上と、北村か。どうしたんだ」
「えっと……理科のワークブックで解らない問題があって。教えてもらえませんかぁ」
さっきまで、嗅いでいた下着の持ち主の二人にこんな風に言われて、松本先生がノーと言うはずがない。俺と彰吾が、理科室に松本を連れ出すから、その間に先生は準備室に潜り込んでくださいよ。舜一は、そう言って僕を理科室の教卓の後ろに隠れさせた。
「早く、こっちでお願いします」
彰吾は、先生の手を引っ張った。先生は
「しょうがないなぁ、まったく」
と、頭をかきながら、隣の理科室に向かった。愚かなるかな、松本先生。小学生に欺かれるとは。先生が入った入れ違いで、僕は準備室に乗り込む。
呆気なく、ビキニは見つかった。先生が着ていた白衣が、椅子にかけてあったからだ。僕が右のポケットに手を入れると、淫液が固まりぱりぱりになった、それが出てきた。まだ、いやらしく何本か陰毛が絡まっていた。

 舜一が、松本先生を誘き出す代わりに、僕に提示した条件は次のものだった。
「松本先生が、気付いてどんな顔するか見たいんですよ」
「頑張って搾りだしてきてくださいね、センセ」
それは、松本先生の机の上に、射精すること。おいおい、危険過ぎるだろっという僕の胸中だった。

僕は体操服のズボンを、膝までおろした。日焼けした伸びやかな二本の足の分岐点には、だらんと黒々としたものが垂れている。小学5年生の折から、覚えた自慰に鍛えられ、今や大人顔負けの雄々しさ、立派さをしている。
手にとってみる。そして、僕はこの木造の校舎に目を走らせ、自分の小学生時の淫靡な思い出を、ふと思い出した。

僕がまだ、自慰を始める前の小五の春に、ひとりの転校生がやってきた。韓国から親の都合で、数年前に日本に来た子だった。日本語は片言で、そのせいもあって恐らく12、13才なのにめ関わらず、小五のクラスに転入してきたのだ。クラスメイトの彼への対応は、よくなかった。背が高く、運動も得意で、精悍な顔立ちの年上の彼は、何かと男子の性的興味や欲望の発散場とされた。彼が油断しているときに、股間を後ろから握ったりするのは日常茶飯事で、彼もまだ日本に不慣れなせいもあったのか、いつもニコニコして、股間やお尻を揉まれていた。
それは、体育が終わったあとの着替えの時間に起こった。僕たちの学校では、男子は着替えを体育館のステージ上でした。暗幕が張りっぱなしで、暗いステージでいつも通り着替えていると、友達のひとりが僕をカーテンの中に引き入れた。
「見ろよ、凄いぜ」
僕は暗闇の中、目を凝らすとそこには5人くらい、男子が集まっていて、その中心にはあの韓国人の男の子が、腕を縄跳びで縛られ、万歳の格好にされていた。
「こ、これ、なに?」
「まあ、見てなって」
男の子は、既に素っ裸の状態で、それでもニコニコと笑っていた。踝のところまで、純白ブリーフがおろされていた。
「うわっ」
僕は思わず声をあげた。それもそのはず、彼の股間は、僕らのより一回り大きいだけじゃなく、陰毛が茂った、大人のものだったからだ。周りの友達も興奮状態で、すぐにそれを扱きだした。僕は、まだ自慰をしたことはなかったが友達の入れ知恵から、扱くことでどうなるかは知っていた。
最初はニコニコしていた男の子だが、直に顔が紅潮し、その快感に身を委ね始めたのだ。
「あっ、あっ、ん」
断続的に喘ぎ声が発せられ、腰も僅かに前後に揺れていた。体を捻らせても逃げられず、肉棒を弄ばれ、ついには完全になっていた。
男の子は、口を半開きにしたまま、喘ぎまくりだった。そして、しばらくすると
「あぁぁぁぁ~!!」
腰を大きく前に突き出すと、発射した。その時の顔を今でも、思い出す。恍惚としながらも、何かに必死で抗う表情。射精しちゃいけない射精しちゃいけない、そう思いながらも、抵抗できず
「あぁぁぁぁ~!!」

気付いたら、松本先生の机上に射精していた。思い出を使って、射精するとは器用なもんだ。

「先生、有難うございました」
「また、いつでも聞きにこいよ」
松本先生と、舜一たちの声が隣りの部屋から聞こえる。
僕の液は、相変わらず濃厚で、大量だ。キラキラと光を放つそれを一度近付いて眺めてから、僕はきびすを返して、準備室を抜け出した。
気がつけば、もう、三日目の朝を迎えていた。相当早く目が覚め、まだ、外の世界は薄暗く、窓から降り注ぐ光も青かった。
職場体験は、今日でお終い。もう早く終わっちまえと思ったときもあれば、まだこの環境でぬくぬくとしていたいと思ったときもあった。だが、とにかく今日でお終いで、この三日間に別れをつげなければならない。


今日は、褌タイプの白い、薄い生地のビキニを穿いてゆくことにした。昨日、舜一が僕の褌姿を是非見たいと言っていたからだ。最後のサービス。鏡の前にたって、朝っぱらから元気な肉棒を、慎重にあてがい押し込める。Sサイズの褌だったから、もし収まらなかったらどうしようと不安になったが、努力してなんとか収納できた。今度は、後ろ向きになり、振り向いてケツを確認する。たっぷりとした重量感をもちながら、美しく引き締まり重力に逆らい、プリッとしている。中学では友達なんかは、わざとものを落として、それを拾うために屈んだ僕のケツを賞美するといった悪戯紛いのことをする。去年までは、部活で先輩方にもよく鑑賞された。
「T、お前、ケツの毛がすげぇなぁ」
と、先輩方は惚れ惚れとした感じで言った。確かに、自慢の両脚の臑毛は薄いのにも関わらず、ケツの毛からひどく毛深くなっているのは何故だろう。僕は、鏡を見ながら、両手でケツを激しく揉んで、ひとりで長く悶えた。


舜一による、朝の下着チェックは、朝礼前にトイレの個室に呼び出されて行われた。
「あ。褌ですかぁ」
舜一はそう言いながら、手を後ろにまわし、僕の剥き出しになっている尻をむんずと掴む。双丘はゆっくりと揉みほぐされ、僕は荒く息を吐いた。
「柔らかいですね。いつまでも、揉んでいたいよ」
僕は、昨日の松本先生の一件について尋ねた。あの後、松本先生は机にまき散らされた淫液にどう反応したのか。だが、舜一は相変わらず、双丘の愛撫ばがりして、知らないと言ったきりだった。
「松本先生の机に、射精してどうでしたか。もの足りませんか?」
下着チェックが終了し、個室の鍵を開けた。僕は、舜一の問に首を横に振った。たまったもんじゃない。もう、あんな危ない綱渡りはごめんだ。松本先生が、何を題材に自慰に耽ろうが、もう興味はない。

美術室は、三組の隣にあるのだが、美術の際には毎回、二号館の二階に位置する古びた狭い美術室を使うらしい。僕は、美術室の真下にある松本先生の理科室を思い出した。もう興味はないと言ったものの、褌にくるまれた僕の股間が僅かに反応をするのを具に感じた。
 今日の美術は写生で、前回の授業の続きらしく、いったん美術室に集まったあと、それから自分が前回写生していた場所、中庭とか、廊下とかに移動してそれぞれで作業を進めるものだった。
「僕たちは優秀だから、もう前回の時点で写生は終わってますよ」
舜一率いる六人組は、にやつきながら僕を取り囲む。
「暇だから先生、空き部屋に行きましょう」
そう言って彼らは、僕を押さえつけて、三階の空き部屋に連れて行った。

「先生のヌードを書きたい人」
舜一の掛け声に、残りのものは賛同の声をあげる。僕は、部屋の中央にある長机に仰向けに寝かされている。もう既に、股間は体操服の上から彰吾の指で巧みに弄ばれ、雁首をもたげていた。
「よし、まず脱がそうぜ」
彼らは、乱暴に体操服を脱がした。たちまち、僕はお祭りのまっさらな褌姿になる。
「いいねぇ、ふんどし」彰吾は、笑った。
「じゃあ、さ。まず、四つん這いになって」
四つん這いと言うと、僕のなにも隠すもののないケツが晒しものになるということだ。それは、まずい。ケツのジャングル状態の淫毛が、そして何より、まだ敏感な穴が、ある。
「早く!!」
彼らは、六人がかりで僕を裏返し、膝を曲げさせ、股を開かせ、尻を突き出させた。そして褌を穿かせたまま、肉棒は横から取り出し、ケツの部分にかかった部分も横にずらした。僕は、だらんと股にぶら下がり、くろぐろと反り返っている肉棒の合間から、股間の向こうの世界を恐る恐る眺めた。そこには、淫乱な目をした六人の子ども。彼らは、言葉も発さず、僕の広げられたケツと淫毛、そして核となる穴を拝むようにみている。閉じたくても押さえつけられて閉じられない足に、汗が滲む。
「先生、毛がすごい。あと、穴がきれい」
彰吾は、唾を飲み込んだ。六人が一斉に、飲み込む。
「ヒクヒクしているよ」
僕は、もう恥ずかしくて目を瞑っていた。こんな年端もいかない小学生に、秘部を暴かれるなんて。しかも、こんな恥ずかしい格好で視姦されるなんて。
「あぁぁ!!」
僕はびくっと痙攣した。何かが、穴を刺激した。僕は、目を開き顔をあげ、後ろを振り向く。
なんと、舜一が、絵の具道具の絵筆を用いて、僕の穴を一捌け撫でたのだった。
中学生になり、部活に入ったばかりの頃、三年生の先輩方に呼び出された僕は、命令で全裸にされて全身をチェックされた。特に、股間と尻は念入りに。先輩方の命令に、まさかNOとは言えまい。まずは、何秒扱いて勃起し始めるか、そして完全勃起で何センチになるか等を正確に計測された。今思えば、僕は三年生の先輩方並の肉棒を有し、水着に収めて平然と練習していたのだから彼らの目にとまったのは当たり前だった。
最後に先輩方は、僕を四つん這いにさせ、ケツの穴にいろいろと悪戯を施した。指でつついたり、毛を引っ張ったり、たわいないもの。僕があまり感じて悶えているので、先輩方も興奮してしつこく構っているうちに、僕が肉棒を扱かれてもいないのに、大量に射精してしまったのを覚えている。あの時の、先輩方の驚いた、顔。


何度も述べてきたが、舜一の言動のいやらしさには小学生のそれを遙かに凌駕するものだ。
「あっ!あん、やめて!」
僕は、筆の動きに合わせて体を痙攣させる。今や、舜一の絵筆だけではなかった。六者六筆が、僕の体の敏感な部分をなぶっている。肉棒、乳首、ケツの穴。一箇所に二人が分配され、一心不乱にそれを蹂躙していた。
「すごい。我慢汁が」
「乳首も立ってきましたよ」
「気持ちいいんでしょ、先生」
亀頭の割れ目からから裏筋にかけて、陰嚢を揺さぶり、そして塗れてきたケツ毛を揃えるように、激しく攻めてくる。僕は、もう完全に悶えていて、きっと三階の廊下には僕の喘ぎが木霊していただろう。
「くぁっあぁぁ、く、ぁ!!」
その時だった。僕たちが背を向けていた扉が開く小さな音がした。
「見るな」
舜一が、振り返ろうとした僕に小さく叫んだ。
「松本先生だよ、間違いなく」
舜一は、その音に全く気がついていないふりのまま、5人に目配せした。
「きっと、先生の声を聞いて、やってきたんだ。」
僕は股の間から、ちらっと扉の方を見た。確かにほんの十センチほど隙間があって、その間から人影が伺えた。
「よし、じゃあ、こうしよう」
舜一は身を翻して、僕のケツから離れた。
「せっかく最後だし。松本先生にも、先生のエッチな姿をしっかり、目に焼き付けてもらおうぜ、なぁ」
6人は頷いて、僕を仰向けに戻した。そして松本先生が鑑賞しているであろう扉にむけて股をM字に開脚させた。これは、恥ずかしすぎる。陰毛がぺたっとつき空を向いた肉棒は勿論、ヒクヒクと痙攣するケツの穴まで見えている。僕は、必死に抵抗したが、無駄だ。下半身と両腕はがっちり押さえつけられ、逃げる術を失っていた。
「よし、皆。筆の用意はいいか」
舜一は、そう言った。そして写生は始まった。

今度は、舜一と彰吾以外は、全員で肉棒を筆でなぞる係りになった。人数が増えた分、快感が増す。腰を少し浮き上げ、肉棒を突き出すと、それに伴い筆もついてきた、今にもいきそうになる。「ふぁ、ん、んぁ」
彰吾と舜一は、ケツの穴を、もう筆でなぞるのはやめ、絵筆の持つ部分でつついてくる。すぐに、僕の穴は二人の執拗な攻撃に負け、その砦を明け渡しはじめた。
「入ってく、入ってく!」
彰吾は歓声をあげた。絵筆の棒は、ズブズブとゆっくり僕の毛に覆われた秘部に入ってくゆく。
「んンぁ!!」
たまらなくなって、力をこめると棒が押し出される。その繰り返し。舜一と彰吾は、すげぇと連敗しながら、扉の隙間から見守る先生の視界の邪魔にならないように、悪戯を繰り返した。 そうだ、松本先生が見ているのだ。それを改めて認識するだけで、僕の肉棒には熱が集まってきた。松本先生は、ついに僕の淫らな本性とこの秘部を知ってしまったのだ。きっと、松本先生だって扉から入ってきて、僕の肉棒を扱き、ケツの穴を指でかき混ぜたいに違いない。もしかしたら、戸口でもう自慰に耽っているのかもしれない。昨日奪った、僕のビキニの青臭い匂いを思い出しながら。
「ん、あ、もうだめだ」
僕は、唸った。すでに、肉棒か真っ赤に痙攣し、我慢汁でグチョグチョになり、ケツの穴は舜一の筆の棒のピストンが速度をあげていた。
「先生、さあ。いってください」
舜一は、そう言い棒を押し込め、肉棒には4本の筆先が這い上がった。
「あっ!!!!!」
僕の精液は、天井に向かって放たれ、僕の胸や顔に降り注いだ。相変わらずキラキラと輝いていた。廊下の方からは、崩れ落ちるような物音が確かにした。


僕の3日間は、終わった。


放課後、僕は校門の前に佇んでいた。もう、あの体操服姿ではない。中学の制服だった。生徒たちはもう皆下校してしまったが、舜一と彰吾は僕を見送りに残ってくれていた。
「先生、楽しかったよ。三日間」
彰吾は、口の端を弛ませた。はにかむような、その笑顔を僕は、ただぼうっと、眺めていた。
「また、会えるよね?」舜一が、尋ねる。舜一も、晴れ晴れとした顔で、ちょっと頬を膨らませながら。僕の目を見る。
「また、会えるさ」
「きっとだよ。きっと」「うん、きっと」
暫く黙った。黙った。そして、二人は、僕に突っ込むように抱きついた。あたたかい、二人の小学生。
「きっと、だよ。T先生」
僕が、頷く代わりに、二人の頭を、触るか触らないかのタッチで撫でる。すると、二人は顔を伏せたまま、疾風のごとく、まぶしい校舎の方へ駆けていった。
                                 【了】
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