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  • 2014⁄11⁄27(Thu)
  • 01:19

緑の宿主

「ふぅふぅ…はぁはぁ…1、2、1、2…」
早朝、まだ外が暗く、日もでていない頃。
一人の青年がジョギングをしていた。
彼の名前は小瀬一真(こせかずま)、2年生。
一真は野球部に所属しており、ピッチャーを任されている、まさにエース!
いつも体力作りと、学校に行く前のジョギングは欠かさず行っている。
2年生にしては背が高く、既に170cm近くある。
坊主でちょっとシャイだが、とても真面目な男子だ!

今日もいつも通りに基礎体力を付けようとジョギングをしていたのだった。
一真は毎朝5km以上走っている…
いつも同じコースを走っているのだが、その日は違った道を通ろうと、神社のある道を通る事にした。

神社の鳥居を通り、長い階段をダッシュで駆け上がり、境内まで辿り着いた。
辺りはまだ静けさが漂っている…
薄暗い電灯がポツ、ポツとあるだけで、ある意味不気味だった。
一真は一息つき、ここを折り返し地点にして帰る事にした。
今帰れば日が昇り、ちょうど朝食の時間に間になるだろうと考えながら引き返そうとした時…
ガサガサガサガサ…
と、何かが動いた音がした!
一真はクマか何かだと思い、一気に恐怖が襲い、ゆっくりと階段の方に下がっていった。
その時、一真の目の前に得体が知らないモノが上から降ってきた!
一真は一瞬の事だったために腰が抜けてしまい、尻もちをついた。
「なっ、なんだ!?」
一真の目の前には、不定形の物体が現れた!
暗い中で緑色に光っていた。
その物体を一言で言えばスライム…
そんな架空上の生物なんてあり得ない、あくまでゲームだけの世界だと一真は思っていた。

その緑色の生物はプルプルしながらも、そこから動こうとしなかった。
害はなかったと思ったのか、はたまた興味にそそられたのか…
一真は恐る恐る生物に近づいた。
「何なんだよ…?」
一真はしゃがみ込んで生物を間近で見た。
それでもプルプルとして何もしてこない…
一真は近くに落ちていた枝を一本拾い、突いてみた。
やはり反応がない…
今度は思い切って自分の手で突いてみる。
プニッ…
柔らかく、ボールくらいの大きさのその生物はその場で震えている感じだった。
一真はホッとしたのか、自分の手の上にその生物を乗せた。
「変なの…」
と、一真は結局それを捨てようとした。
「…えっ!?」
しかし、投げても、手を振ってもその生物が手から取れない!
「何で取れないんだよ…!」
一真は必死に離そうとしたが一向に離れない。
プルプルと伸び縮みしているよう…
すると突然、緑色の生物が一真の手を覆い始めた!
一真はいきなりのことにどうしていいのか分からず、パニック状態に陥った…
「てっ、手が…勝手に…離れろよ!」
透明な緑に覆われた方の手が勝手に動き始めた。
もう一つの手で手首を掴んで抑えようとしたが、言うことが効かない…
さらに、緑色は一真が着ているトレーニングスーツの中に進入して広がっていった!
身体だけに反応し密着され、身体を蝕むように浸食していく…
「うわぁ!?助けてくれ…」
一真の身体がスライム状の緑の生物におおわれていく!
服に反応せず、身体だけが反応する。
一真には、恐怖とベタつき感が襲っていた…

その内、一真に異変が現れた・
「止め…あっ、暑い…身体が…火照って…」
一真の身体に熱が発しているようだ!
それに耐えきれず、一真はトレーニングスーツを脱いでいく。
Tシャツ一枚でもまだ収まらず、それも脱いでいく。
幸い神社はまだ誰もいないため、気にすることはなかった。
上半身裸の状態…
毎日筋トレをしているため、腹筋がすごかった!
ムダがなく、その上で今からまだまだ成長するような身体である。
そんな一真の上半身に、半透明の緑の生物がまとわりついている!
さらに熱の蒸気が浮かび上がっていた…

「あぁ…今度は…何だ…ムズムズして…」
一真は、今度は落ち着かなくなり、自分の身体を触りだした!
自分の身体が何かに敏感に反応している。
それは興奮と淫猥…
一真は生物を通して、身体を触るのが気持ちよくなっていた。
それはまるでローション状態…
もちろん、まだそちらに興味のない中学生には初体験。
「何だか…気持ち…いい…興奮が…!」
乳首や胸、どこを触っても感じていた。

それは下半身にまで及んでいく!
一真はトレーニングパンツを脱ぎだし、パンツ一枚となる…
寒くはない。
下半身も熱を発していたから…
穿いていたトランクスは既にビンビンに膨らんでいる!
そして膨らんだ先から湿り気を発する…
恥ずかしいはずなのに、それどころではない!
自分の中の快楽のせいで…

緑の生物はいつしか一真の全身を完全に覆い尽くしていた!
一真の身体は薄い緑のバリアに包み込まれている感じだ…
顔までもテカっていた。
「あはっ!?ああぁ…!いいよ…最高…」
一真の思考は既にどこか遠くに行っているようだった。
身体をくねらせ、手だけが動いていた。
左手は上半身を、そして右手はトランクスの上からいきり勃った自分のペニスを扱いていた!
どうやら、生物のせいで全身快感に感じてしまっている…
「あぁ…もう…出ちゃ…出ちゃうよぉ…ああぁっ!?」
一真は右手を激しく扱きだし、遂にトランクスの中で射精してしまった!
それは初体験…
しょんべんとも違う…
我慢していたものがやっと出すことができた感じ…
全身からの快感が一気に放出されたような、そんな感じだった…

「はぁぁ…はぁぁ…へぇ…へぇ…」
一真は全てが果てかのように、その場に倒れていた。
トランクス一枚で着ていた服は脱ぎ捨てていた状態で…
寒い中、熱気が激しく身体から放出され、大きく呼吸をしながら…
トランクスの前部分には大きなシミを作られていた。
と、突然今まで一真の全身を覆っていた緑色の生物が動き出した!
それは一真のペニスの方に集まっていく…
「あわわわ…」
一真の汗、熱気、さらには射精しパンツにベットリ付いた精液まで吸い取りながら移動していた!
一真は体力を消耗させたため、動くことができなかった。
トランクスの中で生物が暴れている!
グチュグチュと変則的に動いているよう…
もの凄く怒っているようだった。

そして、集まって容積を増していたトランクスが徐々に元に戻っていった。
どうなったのか…
と、一真がふと思った瞬間…
大きく全身を痙攣させた!
尋常ではない暗い激しく痙攣し、さらに白目の状態のまま目を開かせていた。
「あっ…ぁ…あぁっ…ああぁっ…」
声にならないような感じだった。
それは一真のペニスに緑色の生物が寄生し始めていたのだ!
再び快楽に見舞われた一真…
弓なりに腰を突き出し、勃起して再び射精をした!
ピュッ、ピュッ…ドクドクドクドク…
トランクスにはまた大きなシミが広がっていく…
しかし、そのトランクスのシミがパンツの上で緑に光り出す!
それは緑の蛍光塗料の光り方…
そして、そのトランクスが徐々に変化し、緑色になっていく!
まるで射精した精液が黒いような感じ…
「あうっ…あぁっ…」
そのトランクスはなんと黒いボクサーパンツへと変化した!
勃起したペニスを強調させるくらいフィットした、ピチピチのボクサーパンツ…

それが終わると、一真の全身の痙攣が収まっていった。
ピクッ…ピクッ…
完全に痙攣が収まった一真は、ゆっくりと起きあがった…
白目のままだったが、瞳孔が緑色に光り出した!
ペニスは勃起したままでボクサーパンツが大きく膨れあがっていた…
その状態で立ったままである。
そして…
「この少年の身体を乗っ取りました…
これからもっと宿主を増やしていきます…」
一真が無表情のままそう言うと、神社を後にして走っていった。

いつの間にか服を着ていたが、神社の周りには同じ服が脱ぎ捨てられたままだった…

・2

その日は午後から大荒れの天気だった。
横殴りの激しい雨がグラウンドを水浸しにしていた。
そのため、外の部活動は中止となり、下校していく生徒が多く見られた。
中には校舎内の空いているスペースを使って筋トレなど、できる範囲の事をやっている部活もある…

そんな中、野球部はミーティングだけ行い、練習をしない事にした。
早々に帰り出す部員がいる中…
「キャプテン、ちょっとストレッチに付き合っていただけますか?」
と、野球部キャプテンに声を掛ける部員がいた。
「あぁ、一真は相変わらず真面目だな!
いいぜ、お前の頼みなら付き合ってやるぜ!!」
「じゃあ先生から鍵を借りてきますので、社会科資料室でいいですか?」
「いいけど…またなんで、誰も行かないあそこなんだ?」
「たまにはいいじゃないですか。じゃあ先に行っててください…」
一真は急いで顧問にお願いをしに行ってしまった。

「あいつ、今日はやけに変だな…」
すると、隣にいた同学年の野球部員がキャプテンに声を掛けた。
「なんで?」
「いつもなら休み時間とか誰かしらと連んでいるんだけど、今日はずっと一人で黙って…
しかも席から一歩も動いてないし…」
「そう言う日もあるんじゃないのか?」
「それだけじゃないんだよ!なんだかブツブツ独り言を言っているし。
どうも俺等を見ている感じだったし…
かえって話しかけづらくてさ」
「ちょっくら、あいつに話でも聞いてみるよ!」
「あぁ頼むよ、昇。じゃあ俺は今日帰るから」
「じゃあな」
昇と言われた青年は部員と別れ、急いで社会科資料室へ向かった。

雪代昇、野球部のキャプテンを務める二年生。
坊主で面倒見が大変良い。
一真とはクラスが違うものの、野球では小学校からバッテリーを組んでいる。
そして、親友同士…

昇は社会科資料室に行くと、既に一真が待っていた。
「わりぃ、遅くなって…」
「いいよ、キャプテン」
「おいおい、二人の時くらい、いくら部活でも名前で呼んでくれよ!」
「そうだな、昇…じゃあ入ろうぜ!」
二人は資料室の中に入っていった。

社会科資料室は校舎の一番上の階の、一番奥にある。
普段は当然、誰も使っていない…
いつもしんとしており、何だか不気味な感じの部屋だった。
ただ、広さはあり、使いやすさはある。

「さぁ、やろうぜ!」
「あぁ…」
早速二人は体操をして、ストレッチを開始した。
腕を伸ばし合ったり、背中と背中を合わせて行ったり…
昇は何となく、一真を気にしていた。
様子がおかしいと言われたから…
一真の視線が気になっていた。
確かにこちらを見ているような気がした。
でも一真は淡々としていた。
そんな気もしていた…
しかし、今日の一真からやけに良い匂いがする。
いつもの汗くさい匂いと違い、心地良い感じだ…
昇はずっと色々と頭を廻らせていた。

ストレッチは身体を屈折させ、手を伸ばす事をした。
先に一真が座り、手を前に伸ばす。
昇が一真を後ろから押す。
昇は思いきって一真に聞いてみる事にした。
「なぁ…一真、今日何かあったか?」
心配そうに尋ねてみた。
「何が?」
素っ気なく一真が答えた。
「何かぼぉっとしたままだったらしいじゃん…」
「別に…人間観察かな…?」
「何だそりゃ?お前らしくないな…」
「そうか?俺は一人一人観察して楽しかったよ」
「何を?」
「さっ、交代!」
一真は昇の言っている途中で交代を求めた。
交代をし、今度は昇がやる番…
今度は一真から口を開いた。
「なぁ、昇…」
「何?」
「お前いつも身体を鍛えているんだよな?」
「そうだけど…」
「ここって心地良い場所だな」
いきなり話題が変わった。
やはり今日の一真は何かが違うのか…
とりあえず、昇は話を聞いてやろうと思った。
「何で?」
「だってジメジメしていて、俺にピッタリな場所だからさ…」
「俺はイヤかな…」
「そんな事言うなよ!今からお前も好きになるさ…」
昇は違和感を覚えた。
普段なら変なことを言わないのに…
疑問が募っていた。
そこにまた、一真が昇にしゃべりかけた。
「だいぶ解れたか?」
「あっ、あぁ…」
不意につかれたかのように、慌てて答えた。

それにしてもこの部屋、やけに湿気が多い…
雨のせいなのか、暑かった。
昇はそう感じていた。
昇の皮膚から汗が出始めていた。
それは一真も同じだった。
「あぁ、暑いな!」
一真がそう言って汗が垂れ始めた。
昇以上に汗が出ている…
昇にも、一真が暑がっているのが分かった。
熱気が伝わってくる…
さらに汗が昇の頭に架かっていた。
それでも一真は昇の背中を押している。
それは無理矢理押しているよう…

「一真、ちょっと休憩に…」
昇は一真に尋ねたが…
「止めないさ…」
と、拒否された。
すると一真は昇の足の関節に手を置き、胸で昇の背中を押し始めた!
昇の顔の上に、一真の顔が来ている。
「ちょっ、一真止めろよ!」
昇は強く言うものの、一真は無視している。
力づくでどかそうとしても、なぜか力が入らない!

さらに驚くことに、一真の汗が透明な緑色になって、昇に垂れ流れていた。
しかも粘着性をもったような汗だ…
「おいっ!一真…いい加減に止め…」
その内、昇の顔全体や腕、あらゆる所が一真の汗まみれになった。
一真の緑色の汗まみれに…
「昇ぅ、おまえも早く宿主にしていただくんだ!」
「一真、お前何を言って…」
昇は背中に何か硬いモノが当たっているのを感じた。
それと同時に昇の意識が遠退いていく…
身体中ベタベタしているものがまとわりつき…
それは野球の練習着をなくしていく感じ。
まるでその液が溶かしているような感じでもあった。

昇はそのままパンツ一枚姿となってしまった!
そして一真は昇からようやく離れる。
昇はその場に倒れ込んだ。
仰向けの状態になる…
自分ではパンツ一枚になってしまったとはわからず…
目の前にはパンツ一枚の一真が昇の上に乗っていた。
パンツは黒のボクサーパンツ…
いつも着替えでは見たことがない姿。
トランクス派だった一真の姿に昇は珍しく感じた。
ただ、一真の目や耳から、緑色のモノが流れていた…
「あっ、あああ…」
それを見た昇は言葉を失っていた。
「驚くことはないさ、昇…」
そんな昇を一真は見下したようにして言った。
「お前もはやく宿主にしてもらえば済む事だからさぁ!」

一真は昇の胸に緑のネバネバしたそれを出し、塗り始めた…
すると、昇は身体をビクビクッとさせ、手の感触に反応していた。
昇の目がいつしか濁っていた…
「ほらっ、気持ちいいだろぉ?」
一真は昇の胸だけでなく、顔や下半身にも塗り手繰った!

その内、一真は全身を使って昇の全身を塗り手繰るようになっていた…
「あ…ぁ……」
昇は声をまともに発せず、ただ一真に身を任せているよう…
「もっと感じろよ、昇!そして早く取り込まれろよぉ!!」
と、一真はいったん立ち上がり、倒れて動けない昇を見て言った。
昇は気を付けの姿勢のまま、全身がテカテカになっていた。
濁っていた目は白目となり、濡れ濡れのトランクスにテントができたままであった…
テントの先はさらに湿っぽさがある…
先走り汁が溢れているのだろう。
ビクビクと全身を震わせたままで…
口は開いたまま、唾が横から垂れており、意識がないようだ!
「ぁ…あぁ……」
昇の口が開いた。
「かっ…感じ…る…一真…男子…がぁ…」
昇はそう言いながら、右手が動いた。
その手は自分のペニスに持って行き、扱き始める!
「俺…女子が…好き…ふっくら…乳房…大きな…お尻…巨乳…」
何かを思いながら呟いていたが、次第に…
「俺…男子が…厚い…胸板…引き締まった…ケツ…巨根…一真…チンポ…勃起…あぁ……」
と、呟いた。
それは女子が好きという思考が、男子が好きという思考に書き換えられた感じだ!
それでも扱く手を休めず、先走り汁を垂らしていた…
一真はそんな昇の腹に乗り、大きなテントを見つめていた。
全身ローションまみれのようなツルツルの腹の上に。
そして自分の舌出し…
ペロッ…
と、昇のテントの頂点を一舐めした。
ビクッ!?
昇は大きく身体を跳ね上がらせた!

「いいねぇ、勢いがあって…
さすがは元気な身体だ!
ではいただきます!!」
一真はそう言いながら、昇のトランクスのボタンを外し、窓からペニスを取り出した。
ビチャビチャに濡れた勃起ペニスが露わになった!
そしてそのペニスを自分の口の奥にまで咥え込む…
さらに舌を使って刺激を与えていく!
昇は性感帯を刺激され、腰を小さく振る…
一真はさらに足を後ろに伸ばした。
自分のペニスを昇の顔に当たるように…
昇はそれに反応し、一真のペニスを咥えた。
一真も腰を小さく振り、昇の口の中で暴れていた!
その上で昇のペニスをきれいに、丹念にしゃぶっていく…
裏筋や亀頭もしっかりと。
それはまさに69状態であったのだ!

そしてそれをずっと行った後…
先に射精したのは昇だった。
すぐに一真も射精…
互いに口の中で勢いよく発射されていた!
腰は激しく振られ、相手の口の奥に向かって…
溢れんばかりに…
ただ、違う点があった。
一真から出されたのは白に緑色が混ざった液だった!
そして昇は出された液を飲み始める。
いやっ、液が自然と流れていく…
ゴクッゴクッ…
一方で一真は昇の白濁液をおいしく飲み干していたのだった。

・3

チュルッ…
一真は昇のペニスを最後まで綺麗に舐め取っていた。
それが終わるとゆっくり立ち上がる。
ペロッ…
自分の口の回りに付いたモノも舐め取った。
そして、黙って倒れ込んだままの昇をじっと見ていた…
不気味な笑みを浮かべながら…

昇はいつの間にか痙攣を起こしていた。
全身にまとわりついた緑色のゼリー状の物体は、昇のペニスへと集まっていく!
ペニスがそれを吸い上げていた。
昇のペニスは勃起したままピクピクさせ吸収していた…
さらに、腰を弓なりに突き上げる!
ガタガタと白目の顔を震わせていき、徐々に昇の精巣部分が大きくなっていった…

昇から完全に緑のアメーバ状の物体がいなくなっていた。
一部始終しっかりと見ていた一真は昇を呼びかけた…
「おはよう、私の種子…」
ピクッピクッ…
指が動き、それから昇がゆっくりと起きあがった。
そして一真の前に立つ…

「我が種子よ、そいつの身体はどうだ?」
緑色の眼球をした一真が昇に尋ねた。
「はい、素晴らしい身体です…」
「成長段階である、中高生の身体はやはり心地良い…」
「はい、若き精はとても新鮮でおいしいです…」
「思春期の子供は様々な感情を発する。
そしてそれを精に溜め、それを吐き出す事も覚える…」
「はい、我々はそんな中高生を支配し、そして征服していく…」
「我々はそうして生きていく…」
「特に、運動能力を備えた者ほど都合が良い…」
「運動能力が備わった中高生はとてもおいしい…」
「我々が生き残り、繁殖するためにも増やし続けなければならない…」
「まずはこの野球部を我々が支配していく…」
「若き男子の精を啜り、繁殖し、同士を増やしていく!」
「我々は増え続けなければならない…さぁ我が種子よ、増やしてこい!」
一真と昇はいきり立ったペニスを擦り合わせながら語り合っていた。
そしてその場を離れていった。
拠点となった社会科資料室を…

「一真先輩、部長、お疲れ様でーす!」
帰りの際、後輩に声を掛けられた。
「…あぁ…お疲れ…」
二人はいつものように返事を返した。
しかし、もういつもの一真でも、昇でもない!
あくまで普通に振る舞っているにすぎなかった。
というより、小瀬一真、雪代昇を演じているにすぎない…
なぜならもう一真も昇も緑の生物に身体を支配されたからだ!

宿主にされた身体は自らの一部を寄生させることにより繁殖していく。
ただし、繁殖させるために必要なのが男子の精巣…
精巣の中の精子が養分となり、そして自らの種子を生み出す。
特に、成長期である中高生は最高の宿主になる!
そのために若き男子を獲物として求める身体となるのだった…

一真も昇も次のターゲットを観察しながら求めていた。
観察をしながら自身の股間を勃起させる…
それは仲間との通信の役割と、それだけ寄生物が興奮している証拠…
緑のボクサーパンツにシミを滲ませながら…

寄生された者はただ、言われるがままに従うだけ。
意志は寄生物に委ねられ、その通りに動くだけ…
もう、一真も昇もただ寄生物の指示に従って繁殖の手伝いをする動く人形にすぎない。
普通に振る舞っているのは怪しまれないように演じているだけ…

・4

「集合!」
翌日の放課後、昇は1年生の野球部員を呼び出した。
呼ばれた野球部員は10人ほど…
他にももっといるのだが、なぜか10人だけ呼び出されたのだった。
どれも顔立ちや見た目ではイケメンの1年生…

呼ばれた場所は例の社会科資料室だった。
誰もがなぜこんな場所に呼ばれたのか分からなかった。
良い可能性も、悪い可能性も想像していた…
横一列になりながら気を付けの姿勢でじっと立つ!
部屋に緊張感が走った…

「お前達を今日呼んだのは理由がある!」
昇は威勢良く話し出した。
いつもの和やかな野球部部長とは明らかに違った。
一年部員誰もがそう思った。
「お前達は先輩の事をどう思っている?
端から答えてみろ!」
突然の質問に全員戸惑ってしまった…
「たっ、大変素晴らしい先輩だと思います…」や、
「先輩方は僕らの憧れです…」など、とりあえず先輩を賞賛した返答をした。
それを昇は黙って聞いた上で、口が開いた。
「そうか。ならお前達は俺等のようにもっと野球が上手になりたいということだな?」
再び昇から問いかける。
部員全員が…
「はい!」という返事をした。
昇はそれを確認し、突然野球の練習着の上を脱ぎ始めた!
そして上半身を露わにした。
細い中にムダのない筋肉…
ふっくらした胸筋やボコボコの腹筋に一年部員は驚いていた。
普段一年生は部室ではなく、外で着替えているので、上級生の着替え姿なんて見たことがなかった。
マジマジと一年部員は見ていた。
「おぉ…」と、声を上げるのもいるほど…
「お前達も俺のようになりたいか?」
昇の身体を見た部員達は…
「なりたいです!」と答えた。
「そうか、では全員俺と同じように上半身を脱いで目を閉じろ…」
昇が命令をすると、全員野球の上着を脱ぎ、そしてその場で目を閉じた。
昇は彼らの姿を確認すると、端の生徒の前に立った。
「フフッ…」
小さく笑うと、一年部員の身体に何かを吐き出した!
唾だった…
「わっ!?」
目を閉じているから何か分からないが、冷たい物に驚いた。
昇はさらに隣へと移動しながら同じように唾を吐き出した。
ただし、身体に唾を付けた部員は半数の5人だけ…
残りの5人には何もしなかった。

「目を開けろ!」
と、昇は指示を出した。
一年部員はゆっくりと目を開けた…
「???」
「俺たち何かあったか?」
「何も変化ないけど…」
などと、お互いで確認し合っていた。
が…
「がっ、あぁ…あがっ…ぐっ!?」
1年部員の10人の内、半数の5人が突然苦しみだした!
「おいっ、どうした!?」
「しっかりしろよ…」
残りの5人が一人ずつ付いて背中をさすりながら声を掛ける。
それに反応できず苦しみ続けている…
「ぐはっ!あががが…うぁっ!?」
さらに苦しみが激しくなり、その場で倒れてうずいている。
ここまで来るとどうすることもできないで、茫然と見守るだけになっていた…

だが…
しばらくすると、苦しんでいた一年部員は突然ピタリと止んだ。
倒れたままだが、さっきまでの苦しみはどこかへ行ってしまったかのようだった…
「…おっ、おい…大丈夫か?」
他の5人の部員が再び一人ずつ近づき、倒れている部員に手を差し伸べた。
すると、倒れていた5人がガバッと起きあがった!
他の部員は目を大きく開けたままビックリしている…
それと正反対に、一方は無表情のまま…
「おーい、大丈夫かぁ…?」
「一体何があったんだよ?」
無表情の部員に話しかけ続ける5人。
よく見ると、耳の所に何か水っぽい物が付いていた…
さらに股間がいつもよりも膨らんでいる感じだった…

一向に反応を示さない、さっきまで苦しんでいた5人…
無表情の5人は他の5人を1対1で見ているようにも見えた。
それを必死に揺さぶって起こそうとしたがやはり反応しなかった。
その時だった!
反応しなかった5人が突然相手に抱きつき始めた!!
「わっ!?何するんだよ…」
「やっ、止めろ!」
と言いながら、手を解こうとしたが、ホールドされて外れない。
もちろん彼らの声に反応もしていない…
力強く抱きつかれて、身動きが取れない状態の5人。
「いい加減にしろよ!」
「離せ、離せよ!!」
完全に密着状態のため、本当に動けず、ただ叫ぶしかなかった。
さらに股間に硬いモノが当たっている!
というより、擦り合わせているよう…
下が見えないが、別の方を見て分かった。
練習着のパンツがみんないつの間にか穿いていない!
みんなトランクス一枚状態だったのだ!!
裸にパンツ一枚状態…
それぞれで抱きつかれている5人には何が起こっているのか全く理解できないまま、パニック状態だった。

「はぁはぁ…」
その内、抱き締めている5人の息が荒くなっていく!
その中で腰を動かし、相手に自分のモノをぶつけている…
汗も噴き出し、部屋は湿気で充満している。
抱きつく5人の汗の臭いが鼻について…
「いい加減…あぁ…」
「止めっ…うぅ…」
どういう訳か叫んでいた5人が抵抗を止めていったのだった。

しばらくして、抱きつかれていた5人が何も言わなくなると、抱きついていた部員はホールドを解除した。
抱きつかれた5人の部員は何かするわけでなく、茫然としたまま…
目がトロンとしたまま、今にもその場に倒れ込みそうな状態。
そして抱きついていた部員が着ていた野球の練習着を一枚一枚と脱がした!
それにも抵抗を示さなくなっていた。
みんなパンツ一枚だけ、つまり10人が全員同じ格好になっていた…
全員が勃起して…

茫然とした部員達お互いを見つめ合っていた。
そして今度は逆に抵抗していた部員達が抱きつきだしたのだった!
互いで抱き合い、相手のスベスベな肌を撫でていく…
身体と身体は密着され、身体と身体の付き合いをしていた。
それはペニスにも言えた…
勃起したペニスを擦り合わせていたのだった。
もちろん、ペニスの先からは、トランクスを通じて我慢汁が出ていた!
それだけではない。
互いにキスを交わす者までもいたのだった!
もう、恋人同士かのように、熱いキスをし合っている。
舌を絡ませたり、音を立てたり…
相手を受け入れ、一つになろうとしている感じだったのだ。

そして、その一部始終を昇は楽しそうに見ていた。
自らのペニスを肥大させながら、扱きながら…
「そろそろだな…」
昇がそう呟き、そして目を緑色に光らせた!
その瞬間、一年部員が全員ビクッと身体を跳ね上がらせた!!
そして激しく腰を振り、はぁはぁ言いながら、さらにキスを迫っていった。
その上でトランクスの中で射精…
パンツを通して、互いの精液が混ざり合っていく!
中には、パンツの隙間から精液が流れたり、ペニスを出して相手にかけたりした部員もいた。
それ位尋常なほど精液がどっぷりと出たのだった…
一斉に射精が終えると、野球部一年部員1人がその場にどっと倒れ込んだ!
上半身は汗まみれ、下半身は精液まみれのまま…
身体から湯気を発する程激しい運動であったろう。
まだ、そういう経験していない者も多いはず。
男子となんかはなおさら…

全員が体力を消耗しきって動けない状態でいたのだった。
ただ、深い呼吸だけをして…
そして、彼らの姿を高らかに見ていた昇。
「クックックッ…ではみんなに約束通り力を与え、宿主にしてもらうのだ!」
昇は倒れ込んだままの部員達の前に近づいた。
まず、今まで抱きついていた部員5人には一人一人トランクスからペニスを口に咥え込んだ。
その瞬間、瞬く間に昇の口の中で膨張し、射精をした!
ングッ、ングッ…
昇はそれを綺麗に飲み干していった!

次に抱きつかれていた、残り5人の部員の前に移動した。
そして、今度は昇自身のペニスを取り出し、扱いて勃起させ、射精して5人に浴びせた!
「あぁ、あぁ…イクぞっ!?」
5人分の量は普通なら出せないはずだが、昇は難なく射精し、それを5人の濡れ濡れのトランクスにぶっかけたのだった…
すると、再び5人は勃起し、全身を振るわせながらトランクスの中で射精をした。
10人の1年生野球部員は二度に渡って射精をしたのだった…
野球部キャプテンである昇の手によって…
そして…
「宿主となった我が選抜されし後輩達よ、目覚めよ…」
昇はそう叫んだ。
一年部員全員がビクビクと身体を大きく揺らしていた。
彼らの身体にまとわりついたベタベタしたモノが彼らのペニス集まり出す!
それは汗だけでなく、身体中に付着したモノ全てが、吸収されたかのように集まっていった。
それは緑色のアメーバの塊となり、そして彼らのトランクスの中へと侵入していったのだ!
ペニスを通して寄生し始めた。
「うわぁ…あぁ…あぁん…あっあっ…」
そう唸りながら、部員達は白目になってビクビクしていた。
完全に寄生された時には、三度ペニスを大きく勃起させていた…
彼らの穿いていたトランクスは、そして緑色のボクサーパンツへと変貌していった。
薄い生地で光沢のある緑色に…

「種子達、起きあがれよ!」
昇の合図で10人の一年生野球部員は一斉に目を開け、ゆっくりと起きあがる。
全員が横一列で気を付けの姿勢で立った。
彼らの目は完全にイってしまっており、緑色の目をしたまま睨み付けている感じ…
生気は全くない…
「これでまた仲間が増えました…」
昇は不気味な笑みをしていた。
一年生と同じく、目を緑色に光らせながら…
「我等の種子達よ、お前達は新たな身体を手に入れた…
ではお前達のやるべき事を述べるのだ!」
昇が指示すると、一年生部員達は一斉に声を揃えて口に出した。
「……我々はこの身体を使って仲間を増やします…
我々の命の源は若き男子の精…
男子の精を啜り、種子を植え付けます…
全ては人類支配を目指します…
……我々は…」
一年生は何度も繰り返し呟いていた。
無表情のままで口だけを動かして…
ただ、股間だけは大きく膨らませていた。
緑色のボクサーパンツがはちきれんばかりに…
「さぁ、行くがよい、我等が種子達よ…繁殖してくるのだ…」
「「……はい…」」
一年生部員達10人は練習着に着替えて資料室を出て行った。
その光景を一人の生徒が見ていた…

・5

「あいつら…一体何を…?」
ある生徒が社会科資料室内での野球部の不穏な行動を見てしまった!
その生徒の名は辻山竣(つじやましゅん)。
サッカー部に所属している2年生。
部活を終え、本当は友達である雪代昇と一緒に帰ろうと探していた所、偶然目撃をしてしまったのだった!
竣はその光景を見て怖くなり、すぐにその場を立ち去っていった…
実際に見ていたのは一年生が同じパンツ一枚で立ち上がり、意味不明な事を口走っていた事。
竣の頭は混乱していた…
野球部の一部に何があったのか…
全員ではないが一体何をやっていたのか…
頭を廻らせながら廊下を必死に走っていた。
すると…
ドンッ!?
目の前に人がいるのに気が付かず、ぶつかってしまい倒れてしまった!
「痛っ!?あっ、すみません…」
相手に手を差し伸べられ、竣は手を掴んで立ち上がった。
「おいっ、大丈夫か?」
「ありがとうございます…あっ!?」
竣は相手を確認した…
小瀬一真だった。
「どうした?俺の顔に何か付いているか??」

竣は一真を見ながら考えていた…
一真は同じ野球部だし、確か昇とも仲がよいはず。
さっきのことを相談してみようと思った。
竣は落ち着いて一真に話しかけた…
「一真、昇は今日練習に参加している?」
「昇?昇なら今バッティングの練習をしているはずだけど…」
「そっ、そうなの?」
竣は驚いた。
「一年生は?」
「もちろん、全員練習しているけど…」

竣はまた考えた。
さっき逃げてきたばかりなのに、そんなはずはないだろうと…
一体どういう事なんだ…と。
「だってさっき社会科資料室で…」
「へっ?あそこは普段使わない場所だろ。
昇や一年がいる訳…」
「本当に見たんだよ!
昇が一年の部員に何かやっているのが…その…」
竣は一真が話している途中で、一真に強く当たってしまった!
困惑気味な状態で…
「じゃ、一緒に行ってみる?
もし昇達がいるのなら、あいつらに一発言わないとな!」
「あっ、あぁ…」
竣は一真と一緒に社会科資料室へ向かうことにした。
一真が先頭で竣が後をついていった。
一真が前で冷たい笑みをこぼしながら…

「ここだろ?」
「あぁ、一真見ていろよ…」
資料室に着くと、竣は唾を飲みながらドアノブを掴んで開けようとした。
しかし、ドアには鍵が掛かっていた。
ガチャガチャ…
「あれっ、おかしい!つい今までの話なのに…」
「じゃあ開けてみる?」
一真はそう言って竣に資料室の鍵を手渡した。
「えっ、一真何でお前がこの鍵を…?」
「これか?だって俺が今先生から預かったから」
「何で?」
「だから、今から資料室の整理を頼まれていたのを忘れていたから。
それでユニフォームのままで急いで来た訳。
じゃ、開けてみようよ!」
「そうなんだ。分かった…」
資料室の鍵なんて何本もある訳ない。

どうやら一真は何も分からないと思った竣は鍵を受け取り、鍵を開け、ドアをゆっくり開けた…
誰もいない。
どこかいたかのような温もりが感じるが…
「あれっ、おかしいなぁ…ついさっきまでいたはずなのに…」
「何かの間違いだよ。ほらっ…」
一真はそう言って部屋の締め切ったカーテンと窓を開いた。
そして指を指す先には、野球部が練習をしていた。
一真と竣は外を見ると、そこには昇も、旬が見たという一年生も練習に励んでいた。
「おーい!」
横で一真は昇達に手を振る。
昇達は全員一真の方を見る。
「一真ぁ、しっかり整理しろよ!」
「分かっているよぉ…じゃあな」
一真はそう言って窓を閉めた。
かすかにニヤつかせながら…
もちろん、昇や一年生も同様だった…

竣は茫然と彼らの様子を見ていた。
同時に何が何だか分からなくなっていた。
本当に勘違いだったのか…
「確かに昇達がいた…」
「だろ?普段使ってないんだから…」
一真はそう言って竣を納得させた。
「竣、お前最近疲れているのか?」
「えっ、そうかなぁ…」
竣はとりあえず安堵の様子…
「きっとそうだよ!」
一真は竣の後ろに立ち、竣の肩に手を置いた。
「ほらっ、竣最近悩んでいたじゃん…
サッカーの腕が伸びないって。
レギュラーから外されたって…」
竣は一真の言葉に一転し、下を向いて暗い表情をし出した…

確かに最近竣はサッカーでミスを連発してしまい、レギュラーを降ろされていた!
それでも何とかレギュラーに復帰できるよう、人一倍練習に励んでいた。
普段は隔たりなく、誰とでも接しているが、ライバル心はずっと持っていた。
明るく優しい性格の中で…

「竣、辛いな…」
一真は竣に優しい言葉を投げかける。
竣の肩に置いた手を、それを動かし、肩揉みをしながら…
「お前の気持ち、痛いほど分かるよ…」
「一真、お前本当か?」
「あぁ、レギュラーから外された気持ち…
俺もそんな事あったからな…可哀想に…」
竣は涙を溜めていた。
今にも泣きそうだった。
一真はさらに慰める…
「楽になれよ…」
「何を…?」
「無理して明るく振る舞う事はないだろ…
お前のその姿を見ていればよく分かるよ…
部室で一人泣いていた事も…」
竣は一真の言葉がとても嬉しかった。
誰も竣を慰める者がいなかったから…
肩を揉まれながら…
その肩を揉まれる事がなぜか心地良かった。

一真は肩揉みを止め、後ろから抱きついた。
そして…
「俺に身を任せろよ」
一真は竣の耳元で囁くと、耳に舌を入れた。
ビクッ!?
竣は一瞬飛び跳ねた。
一真は竣から離れ、今度は竣の前に立って彼を見た。
竣は何もせず、ただ茫然としたまま立っていた。
目がトロンとし、意識が朦朧としているようだった。
微妙に身体が揺れていた…
一真は竣に話しかけた。
「竣、今悩んでいることは何?」
竣は口だけを動かして話す…
「サッカーが…レギュラー…外され…」
茫然としたまま自然と動く口…
無意識の感じだった。
一真はさらに語りかける…
「竣、レギュラーを外したサッカー部の奴らをどう思う?」
「それは…チームメイト…だから…」

「本当にそう思っているのか?」
「えっ?」
「実は竣が外れたらチームが良くなっているじゃないか…」
「そんなことは…」
竣は無表情ながら動揺しているようだった。
「そうだよ。
みんなお前がいなくなって喜んでいるはずさ!」
「俺の事を…」
「お前の事をみんな嫌っているのに、お前はみんなを好きになのか?」
一真は竣を問いつめていく…
「奴らが憎くないのか?」
「そんな事は…あぁ…」
竣の意識が崩壊していった。
「竣、憎め。
お前を仲間外れにしたサッカー部を憎め!
お前の本心はその筈だ!!」
一真はそう言い切ると、竣の微妙に開いている唇を奪った。
チュッ…
その際、一瞬だが一真は自分の舌を竣の唇に入れていた。
竣は微動だが、ビクビク震えると…
「ぁ…憎…ぃ…」
と、言い始めた。
一真はまたニヤた表情をすると…
「憎めよ!
お前を葬った奴らをもっと憎め!!」
「憎い…俺を…外したサッカー部…憎い…
憎い憎い憎い憎い…」
竣はずっとそう言い続け、無表情にも怒りを露わにしていた。
拳を作り、ガタガタと先程以上に震えながら…
もう、そこにはいつも優しく、明るい竣ではなくなっている。
竣の身体から熱が帯び、熱気が吹き上げていた。

「竣、暑そうだな…
ユニフォームの上を脱いだ方がいいじゃないのか?」
「…はぁぁ、はぁぁ…憎い…」
一真は竣のサカユニの上着を脱がせた。
竣の身体は既に汗まみれ…
厚い胸板に綺麗な腹筋の割れ…
毎日練習に励んで出来た身体であった。
それだけ本人の一生懸命さが伝わる位…
「竣、もっと強くなりたいだろ?」
一真は後ろから再び竣に問いかけた。
「…憎い…あぁ、強くなりたい…」
「強くなって憎いサッカー部に認められたいだろ?」
「あぁ…俺を認めろ…あいつ等…」
「俺がお前に力をやろう…欲しいだろ?」
「力…力欲しい…力…」
誘導されたかのように、竣は一真の言う事に従っていく!

・6

一真はまたしてもニヤッとした笑みをすると、竣のサカパンとその下に穿いたトランクスを脱ぎ捨てた…
竣は全裸のままだが、恥ずかしがらず立ったまま…
ずっしりとした竣のモノが垂れ下がっていた。
一真はトランクスだけを脱ぎ捨て、なぜかサカパンだけを戻した。
「竣、俺のように強く、逞しくなりたいだろ?」
「あぁ…」
「このようにか?」
一真は着ていた野球の練習着を脱ぎ捨てた。
上下とも脱ぎ、パンツ一枚の姿が露わになった。
緑色の半透明な感じのボクサーパンツ…
かなり膨らみがあるのは勃起しているのだろうか…

「俺を見てごらんよ。俺もこれだけ鍛えたからな…
竣、触ってみろよ!」
一真はそう言って、竣の手を持ち、触らせた。
太い腕…
竣以上に厚い胸板…
竣以上に割れた腹筋…
太股…
一真の全てが竣以上の身体付きをしていた。
つい2、3日前まではそんなに付いていなかったのだが…

「ほらっ、ここも触れよ!」
一真は自分のペニスを竣に触らせた。
竣は一種の催眠状態のため、何の躊躇いもなくただ触っているだけだった。
「竣、ここもこれ位鍛えないとな…どうだ?」
「…す…ご…ぃ…」
「だろ?お前が触ってくれたからこんなに大きくなったよ!
強くなりたいならここもこれ位にならないとなぁ…」
一真のペニスが大きくなった。
ボクサーパンツの中ではち切れんばかりに…
茫然としながらも、竣は一真のペニスを触り続けている。
羨ましそうに…
「…あぁ…いいな…強く…あいつ等に仕返しを…」
「それだけの思いがあれば強くなれるさ!
俺が鍛えてやるよ、フフフ…」
一真は竣の後ろに回り、竣のサカパンの上からペニスを揉み出した!
一真の手にはベトベトした緑色のモノが付き…
「あっ…」
竣から甘い声が漏れた…
同時にサカパンの容積が増し、濡れた一真の手の中で徐々に硬くなっていく!
ツルツルしたサカパンの生地が竣をさらに快楽へと誘っていく…
裏筋をさすられ刺激され、出来たテントの頭から、中が透けて見えていく!

「竣、強くなるためには憎む気持ちから快感へと変えいかないとな。
俺もそうやって生まれ変わったんだから…
ほらっ、もっと俺の手の中で気持ち良くなれよ!
そして宿主にしてもらえよ…」
「えっ?あっ…一真…あぁっ…気持ち…良いよ…もっと…」
竣はいつしか快楽の虜になりつつあった。
一真の手の中で、竣のペニスはピクピクしていた…
長さも20cm近くあり、やや太め…
まだまだ仮性状態の竣の勃起だった。

「ほらぁ、もっと敏感に感じないと!」
「あぁ…一真…最高だよぉ…」
竣は喜びに満ちた表情になっていた。
それは一真から乳首を舐められていたから…
竣の意識がぶっ飛ぶ寸前…
「ペロッ…友達を想像してみろよ。
今、お前は昇に舐められている…
ペロペロ…」
「ぁ…昇…昇気持ちいいよぉ…」
「昇にお前の勃起したモノを扱かれている!」
一真は竣のサカパンに手を入れ、勃起したペニスを掴んで激しく扱いた!
そして一真はさらにまた、竣の耳に舌を入れだした!!
「竣、昇に犯されろ…強くなるために!」
「あはぁ…昇…昇…」
「お前は昇に興奮して強くなる!」
「昇…昇ぅ…」
竣の下半身は雨に濡れたかのように水浸し状態。
正確には先走り汁状態…
スケスケの下半身の中身がくっきり見えている。
薄い毛のようなモノ…
扱かれている手…
そしていきり勃つモノ…
竣はヒィヒィハァハァ言いながら上を向いてまま刺激を受けていた。
それは先走り汁がまだタラタラ出ている事で物語っていた!

一真は耳元で舌を入れたり、息を吹きかけながらさらに話し掛けていく。
「昇に興奮する竣…ふぅ~…男に興奮する竣…レロレロ…」
「昇ぅ…男…興奮…俺は…はぁん…」
竣の目は完全に白目になっていた。
意識が完全になく、ただ一真に従う人形と化していた…
「もっとチンポを勃起させろ、竣!」
「チンポ…勃起…勃起チンポ勃起…男に興奮…チンポ勃起…」
「我等に浸食されよ、竣!」
「浸食…あぁぁ…男…興奮…チンポ…勃起…浸食…」
「我等と同じく、宿主にしてもらえ、竣!」
「あぁ…!宿主に…宿主に…して…下さい…」

「フハハッ…」
一真は笑いながら、意識のない竣の前に立ち、ビチャビチャしたサカパンを脱がした。
さらに、いきり勃った竣のペニスを無理矢理自身のアナルに挿入させた!
一真はケツマンコの中で自らの体液を作り出し、それをローション代わりにする…
そして一真は竣に抱きついたまま、腰を前後に動いて竣の勃起したペニスに刺激を与えた!
初めての体験だが、竣は痛み以上に、快楽に感じていた。
「あぁ!竣、さあ出せ!!お前のモノを捧げろ…」
「あはっ…あはっ…出す…俺のモノを…あああああ…!」
壊れた竣はビクビク身体を揺らし、遂に一真のケツマンコの中に精液を注入していった。
ドクドクドクドク…

竣の温かい精液を感じ、それが出なくなったのを確認した一真は竣を勢いよく離した。
竣はその場に倒れ込む。
失神したままピクピクと痙攣している…
普通ならケツから精液が流れ落ちるはずだが、一真のケツから全く出てこなかった。
おそらく竣の精液を吸収したのか…?
「あーあ、うまい…最高だ。さて…」
十分に堪能し、満足げな顔の一真は竣の前に立った。

一真は自身のペニスを勃起させると、テレパシーを送った。
相手は外にいる昇だ…
『我の元に来い、昇に宿りし種子よ!』
昇は外でピクッと反応すると…
『分かりました…』
昇は直ぐ様、一真がいる社会科資料室に向かった。
通信状態、つまり勃起状態で…

「お前達の姿を見たこいつの最後の処理をお前に任せよう」
「はい…分かりました…竣…」
昇は野球の練習着からペニスを取り出し、勢いよく扱いた!
そして倒れ込んでいる竣に目掛けて射精する…
緑と白の混ざった昇の精液が竣の身体中に満遍なく掛かっていく。
「新たな宿主となれ…」
昇がそう言うと、昇の目が緑色に光り出した!
すると、竣に掛かった昇の精液が一斉にピクピクと動き出し、竣のペニスに先に集まりだした!
そして竣のペニスを包み込むと、たちまちに勃起しだした。
「ぐっ…ぐぐっ…ぐががぁが……」
竣の目がカッと開いて、激しく身体を揺らした。
目は白目のまま…
その様子を嬉しそうに一真は見ていた。
そして竣のペニスを包んだ緑白の液体は次第にペニスの亀頭の先から入っていく!
「ぐあぁ!がはっ…!?」
竣は苦しみ叫びながら暴れ出した!
竣の身体中から熱気が噴き出すほどに…

しかし、徐々に叫び苦しむ声も小さくなり、暴れるのも落ち着いていった。
その代わりに、身体を小刻みに震えだした。
ドクッ…ドクッ…
という間隔で竣の身体は飛び跳ねていた。
そのタイミングに併せて液体が竣のペニスへと侵入していた!
「がっ…あぁ…ぐっ…うぅ…」
最後の一滴程の液が吸収された時には、竣の腰が弓なりに高く上げたまま止まっていた。
勃起したペニスがそれ以上に高らかに掲げた状態で…

液体がなくなると、それと同時に腰を下ろした。
「さぁ目覚めよ、新たなる種子よ…」
一真が竣に呼びかけると、竣はゆっくりと起きあがった。
ゆっくり揺れながら、白目のままで…
一真は竣を見つめるなり、目を緑に光らせた。
それに併せ、竣の白目の中に緑色の眼球が輝いた!
そして、竣のペニスが緑色のボクサーパンツが包み込んだ。
くっきりと勃起を象って…
「おはよう、こいつの身体はどうだ?」
一真が竣に話しかけた。
「はい、怒りや憎しみの感情が煮えたぎっており、心地良い肉体です…」
竣はそう答えた。
自身のペニスを肥大させたまま…
「そうか…ではその宿主を使い、我が種子をもっと若きスポーツマンに植え付け、仲間を増やしてくるのだ!」
「はい。まずはサッカー部員達に種子を植え付け、繁殖させます。
若き精を啜り、同志を増やしてきます。
全ては我々の支配のため…」
一真に宣誓をした竣の目は元の黒い眼球に戻り、再びサカユニ姿で資料室を出て行った。
資料室に同じ着ていたサカユニや、穿いていたトランクスを散乱させたままだが…

「これからは野球部だけでなく、どんどん拡大していくだろう!」
「そうですね…」
部屋には一真と昇が密かに話をしていた。
「野球部一年生に取り憑いた種子達も今頃は残りの一年生に植え付けている頃です…」
「竣もさっそくサッカー部を襲うはず…」
「この場所から段々と我々のモノとなる…」
「我々は繁殖し続けなければならない…」
「我々の命は若き男子の精…」
「思春期で成長を見せる中高生の精…」
「新鮮な男子の精を啜り、それを糧にする…」
「逞しき肉体を持つ男子に我等の種子を植え付けて浸食していく…」
「繁殖して仲間を増やしていく…」
「全ては我等の支配のため…」
二人はそう通信しながら、お互いで抱き合っていた。
誰もいない社会科資料室で…
自らの体液で作った鍵を使って密かに自分の住み処として…
それは緑の宿主だけが知っている。
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