- 2016⁄05⁄18(Wed)
- 00:42
ぼくのカテキョを紹介します
マジむかつく。こんど同じこと言ったら、マジきれますから。何かにつけ「いい加
減にしなさい」、二言目には「中学生にもなってなにやってるの」。はいはい、今日
はたまたま部活が長引いちゃっただけですから。いつもはおにーさん来るまえに、そ
の日のぶん全部終わらせちゃってますから。むしろ、よく遅れたりするの悠輔せんせ
のほうなんで。そこんとこヨロシク。
「ほんとスイマセンねえ、悠輔先生もうちの子教えるの大変でしょう。いつまでも子
供で」
「いえいえ、純粋でとてもいいお子さんですよ。生意気ですけど(笑)。教えていて
すごく楽しいです」
なーにが「(笑)」だよ、みくびんなっつーの。だいたい「ガキだなあ」とか「純
粋だなあ」とか「そういうのまだ分かんないよな」ってよく言うけど、ぼくそんなお
にーさんが思ってるほど純粋じゃありませんから。サンタだって信じてないし子供が
どうやって生まれるかも知ってるし、自慰?オナニー?の意味だって知ってますか
ら。なんなら証拠の写メ見せようか?
「じゃあ良太をよろしくお願いします。良太、ちゃんと勉強するんだよ。お母さん今
日お花の会のディナー行ってくるから、お父さんも遅いから夕食冷蔵庫に入れてある
の適当に食べるのよ」
パッタリ閉まったドアを渋い顔で見つめているぼくの肩にぽんっと大きなおにーさ
んの手が乗る。首を45度くらい傾けないと183あるっていうおにーさんの顔は見え
ない。なんだよってぼくが言うとなんだよじゃないんだよって笑いながら小突いてき
て、さ、勉強するぞ!と背中を押されて階段を上がると、まるでぼくがおにーさんに
軽々片手で持ち上げられてるみたいに見えるし。
なんでそんなデカいんだよ。うん?おまえもご飯いっぱい食べればそのうち大きく
なるよ。別に大きくなりたいわけじゃないし、デカけりゃいいってもんでもないし。
なに言ってんだよ、おまえ今クラスで背の順何番目だ?中一だったらもうちょっと背
ほしいだろ。すいませーん、ジュース買ってきていいですか。ぼくファンタないと勉
強する気おきないんですけど。ダメ。ファンタとかいってほんとにガキだなあ。ほら
ちゃんと歩く!
ガビーン。簡単にぼくの部屋まで連れてこられてしまう。ドアを閉めてショルダー
バッグを下ろすと、おにーさんは英語のテキストを取り出して勉強机に広げ、ぼくを
抱き上げてその前の椅子に座らせるとシャーペンまで握らせてくれてぼくの頭をよし
よしってする。勉強の準備に10秒もかからない。ヤバイ、ちょっとカッコよくね?
ぶっちゃけテキパキしてるのが、なんか、とってもお兄さんっぽいと不覚にも思って
しまったくさい、けど、ありえない。気のせいっしょ。ぜんぜん意味わかんないんで
すけど自分。
「おし、タイムイズマネーだ。きょうは英語から始めるぞ」
そう言うと、ぼくの横で、悠輔せんせは着ているシャツのボタンを上から外しはじ
め、シャツを剥いでインナーのTシャツも脱ぐと、ベルトをガチャガチャ鳴らしなが
ら穿いているデニムを足首まで下ろす。そしてB.V.D.のボクサーブリーフに手を掛け
てパンツもろとも両脚から抜き去ると、背筋をぴんと伸ばし、体の横にぴったり手を
つけてまっすぐに立った。顔からは完全に表情が無くなり、ぼくと比べると大人びて
いるけど父さんなんかに比べるとまだずいぶん子供のように見えるシルエットは凍り
ついたみたいに静止して、まるで、おにーさんのまわりだけ時間が止まっているみた
いに見える。
はい、よく出来上がりました。さてと。今日は、どんなふうにおにーさんを変えよ
うかな。
大学一年で、今年入ったばっかりっていうからぼくより5コ上くらい。サッカー
やってるっていう体は肉付きが良く均整がとれてて、胸筋はむくっと膨らんでるし腹
筋はボコボコって6つに割れてるし腹斜筋?がビシッと浮き出てるし、当然、脚腰も
がっちりしてて駆け回るからよく鍛まるのか尻もきゅっと恰好よく締まってる。
ヤバくね?
こんなのぼくのまわりで見たことない。ぼくの、ほっそりした、毛のうすい華奢な
体とは別の生き物みたいだ。
先週、先々週と週二回の授業で、すっかりおにーさんを手なずけてからもう4回は
見てるけど、やっぱり見るたびにハッとしてしまう。なんか、すごいものって感じ
で、言葉にならなくて呆然と見てしまうから慣れるまで観察ってことで毎回こうして
授業の前に裸で立たせている。おにーさんは、ぼくが「勉強しましょう」って言うま
で、立ったまま動けない。
しかし、それにしても、いずれぼくもこうなるのだろうか。おにーさんのように、
なんだかいろんなところが角張って石みたいにゴツゴツしてきて、顔はあどけないの
に野太い声が出るようになって、こんなふうに、腕や胸元にうっすら、腋やチンポや
脚のあたりに真っ黒な草をいっぱい生やすようになるのだろうか。なにより、びっく
り目を惹きつけられてしまうのはチンポ。ぼくのものとは明らかに形がちがう。
父さんのどっしりと重い塊というのともちがって、なんというか、少年っぽいんだ
けど、立派という感じ。学年でいちばんがっちりしてるタケシやトモキだって、チン
ポはぼくみたくウインナーみたいな形をしている。おにーさんのは、そんなのとはぜ
んぜんちがって、なんというか、進化してる、みたいな。
その、ドレッシングのボトルが逆さにくっついているみたいなのが珍しくて、握っ
たり、引っ張ったり、弾いたり、掻いたり、こねくり回したりして最初のうちはずい
ぶん遊んだ。そうしながら授業させていると、おにーさんはだんだん、ソワソワする
みたいになって、腰をモゾモゾ動かしたり、呼吸がだんだん熱くなって、説明する声
が上ずったり詰まって途切れるようになって、しまいには、ぼくや机の上に大量のお
もらしをしてしまう。
悠輔せんせのおもらしは、真っ白でヌルヌル、ベトベトしていて、キッチンハイ
ターみたいなにおいがする。それを出したとき、悠輔せんせは目がトロンとしてし
まって、バカみたいに惚けた半開きの口から、はあはあ息を漏らしながら、ちょっと
のあいだ電池が切れたみたいにぐったりしてしまうのだ。
その白いのが、精子?ザーメン?ていうもので、おもらしが、射精?オーガスム?
埒をあける?というらしいのは知っていて、触発されてぼくもやってみるけど、お
にーさんほど大量に、爆発するみたいにはなったりしない。
バッチィィーン! あんまりカッコいいから、ぼくは思わず悠輔せんせの頬を平手
打ちしてしまった。憎いわけじゃないけど、なんだか、そんな気分。悠輔せんせは一
瞬ピクッとするが、そのまま前を向いて動かない。頬に真っ赤なモミジが貼り付く。
悠輔せんせ、ムカイオサムって知ってる? え、ああ。まあ。…似てる? うん。
ていうか、マジ誤差ないっしょ。ヤバイって。よく言われるんだよね。おれあんまり
その人知らないから微妙なんだけど…。いやありえない。カンペキそっくり。そうか
なあ。いやあ、微妙だなー。いいじゃんイケメンだから、ぜんぜん、オッケー。と話
したのはいつだったっけ。たぶん最初の授業ぐらいんとき。それからおにーさんのぼ
くのコレクション入りはケッテイとなったわけで。
ぼくが手を開くと、電流で出来た手袋みたいな電気の糸束が、手のまわりをパチパ
チのたうつ。なにげにまだ今日で五回目だし。これからどんどんぼく好みにおにーさ
んを変えてくつもりだ。
減にしなさい」、二言目には「中学生にもなってなにやってるの」。はいはい、今日
はたまたま部活が長引いちゃっただけですから。いつもはおにーさん来るまえに、そ
の日のぶん全部終わらせちゃってますから。むしろ、よく遅れたりするの悠輔せんせ
のほうなんで。そこんとこヨロシク。
「ほんとスイマセンねえ、悠輔先生もうちの子教えるの大変でしょう。いつまでも子
供で」
「いえいえ、純粋でとてもいいお子さんですよ。生意気ですけど(笑)。教えていて
すごく楽しいです」
なーにが「(笑)」だよ、みくびんなっつーの。だいたい「ガキだなあ」とか「純
粋だなあ」とか「そういうのまだ分かんないよな」ってよく言うけど、ぼくそんなお
にーさんが思ってるほど純粋じゃありませんから。サンタだって信じてないし子供が
どうやって生まれるかも知ってるし、自慰?オナニー?の意味だって知ってますか
ら。なんなら証拠の写メ見せようか?
「じゃあ良太をよろしくお願いします。良太、ちゃんと勉強するんだよ。お母さん今
日お花の会のディナー行ってくるから、お父さんも遅いから夕食冷蔵庫に入れてある
の適当に食べるのよ」
パッタリ閉まったドアを渋い顔で見つめているぼくの肩にぽんっと大きなおにーさ
んの手が乗る。首を45度くらい傾けないと183あるっていうおにーさんの顔は見え
ない。なんだよってぼくが言うとなんだよじゃないんだよって笑いながら小突いてき
て、さ、勉強するぞ!と背中を押されて階段を上がると、まるでぼくがおにーさんに
軽々片手で持ち上げられてるみたいに見えるし。
なんでそんなデカいんだよ。うん?おまえもご飯いっぱい食べればそのうち大きく
なるよ。別に大きくなりたいわけじゃないし、デカけりゃいいってもんでもないし。
なに言ってんだよ、おまえ今クラスで背の順何番目だ?中一だったらもうちょっと背
ほしいだろ。すいませーん、ジュース買ってきていいですか。ぼくファンタないと勉
強する気おきないんですけど。ダメ。ファンタとかいってほんとにガキだなあ。ほら
ちゃんと歩く!
ガビーン。簡単にぼくの部屋まで連れてこられてしまう。ドアを閉めてショルダー
バッグを下ろすと、おにーさんは英語のテキストを取り出して勉強机に広げ、ぼくを
抱き上げてその前の椅子に座らせるとシャーペンまで握らせてくれてぼくの頭をよし
よしってする。勉強の準備に10秒もかからない。ヤバイ、ちょっとカッコよくね?
ぶっちゃけテキパキしてるのが、なんか、とってもお兄さんっぽいと不覚にも思って
しまったくさい、けど、ありえない。気のせいっしょ。ぜんぜん意味わかんないんで
すけど自分。
「おし、タイムイズマネーだ。きょうは英語から始めるぞ」
そう言うと、ぼくの横で、悠輔せんせは着ているシャツのボタンを上から外しはじ
め、シャツを剥いでインナーのTシャツも脱ぐと、ベルトをガチャガチャ鳴らしなが
ら穿いているデニムを足首まで下ろす。そしてB.V.D.のボクサーブリーフに手を掛け
てパンツもろとも両脚から抜き去ると、背筋をぴんと伸ばし、体の横にぴったり手を
つけてまっすぐに立った。顔からは完全に表情が無くなり、ぼくと比べると大人びて
いるけど父さんなんかに比べるとまだずいぶん子供のように見えるシルエットは凍り
ついたみたいに静止して、まるで、おにーさんのまわりだけ時間が止まっているみた
いに見える。
はい、よく出来上がりました。さてと。今日は、どんなふうにおにーさんを変えよ
うかな。
大学一年で、今年入ったばっかりっていうからぼくより5コ上くらい。サッカー
やってるっていう体は肉付きが良く均整がとれてて、胸筋はむくっと膨らんでるし腹
筋はボコボコって6つに割れてるし腹斜筋?がビシッと浮き出てるし、当然、脚腰も
がっちりしてて駆け回るからよく鍛まるのか尻もきゅっと恰好よく締まってる。
ヤバくね?
こんなのぼくのまわりで見たことない。ぼくの、ほっそりした、毛のうすい華奢な
体とは別の生き物みたいだ。
先週、先々週と週二回の授業で、すっかりおにーさんを手なずけてからもう4回は
見てるけど、やっぱり見るたびにハッとしてしまう。なんか、すごいものって感じ
で、言葉にならなくて呆然と見てしまうから慣れるまで観察ってことで毎回こうして
授業の前に裸で立たせている。おにーさんは、ぼくが「勉強しましょう」って言うま
で、立ったまま動けない。
しかし、それにしても、いずれぼくもこうなるのだろうか。おにーさんのように、
なんだかいろんなところが角張って石みたいにゴツゴツしてきて、顔はあどけないの
に野太い声が出るようになって、こんなふうに、腕や胸元にうっすら、腋やチンポや
脚のあたりに真っ黒な草をいっぱい生やすようになるのだろうか。なにより、びっく
り目を惹きつけられてしまうのはチンポ。ぼくのものとは明らかに形がちがう。
父さんのどっしりと重い塊というのともちがって、なんというか、少年っぽいんだ
けど、立派という感じ。学年でいちばんがっちりしてるタケシやトモキだって、チン
ポはぼくみたくウインナーみたいな形をしている。おにーさんのは、そんなのとはぜ
んぜんちがって、なんというか、進化してる、みたいな。
その、ドレッシングのボトルが逆さにくっついているみたいなのが珍しくて、握っ
たり、引っ張ったり、弾いたり、掻いたり、こねくり回したりして最初のうちはずい
ぶん遊んだ。そうしながら授業させていると、おにーさんはだんだん、ソワソワする
みたいになって、腰をモゾモゾ動かしたり、呼吸がだんだん熱くなって、説明する声
が上ずったり詰まって途切れるようになって、しまいには、ぼくや机の上に大量のお
もらしをしてしまう。
悠輔せんせのおもらしは、真っ白でヌルヌル、ベトベトしていて、キッチンハイ
ターみたいなにおいがする。それを出したとき、悠輔せんせは目がトロンとしてし
まって、バカみたいに惚けた半開きの口から、はあはあ息を漏らしながら、ちょっと
のあいだ電池が切れたみたいにぐったりしてしまうのだ。
その白いのが、精子?ザーメン?ていうもので、おもらしが、射精?オーガスム?
埒をあける?というらしいのは知っていて、触発されてぼくもやってみるけど、お
にーさんほど大量に、爆発するみたいにはなったりしない。
バッチィィーン! あんまりカッコいいから、ぼくは思わず悠輔せんせの頬を平手
打ちしてしまった。憎いわけじゃないけど、なんだか、そんな気分。悠輔せんせは一
瞬ピクッとするが、そのまま前を向いて動かない。頬に真っ赤なモミジが貼り付く。
悠輔せんせ、ムカイオサムって知ってる? え、ああ。まあ。…似てる? うん。
ていうか、マジ誤差ないっしょ。ヤバイって。よく言われるんだよね。おれあんまり
その人知らないから微妙なんだけど…。いやありえない。カンペキそっくり。そうか
なあ。いやあ、微妙だなー。いいじゃんイケメンだから、ぜんぜん、オッケー。と話
したのはいつだったっけ。たぶん最初の授業ぐらいんとき。それからおにーさんのぼ
くのコレクション入りはケッテイとなったわけで。
ぼくが手を開くと、電流で出来た手袋みたいな電気の糸束が、手のまわりをパチパ
チのたうつ。なにげにまだ今日で五回目だし。これからどんどんぼく好みにおにーさ
んを変えてくつもりだ。
「英語の基本はっ、五つの文型っ、をぉ、おおおおっ覚えてしまえばあっあぁっ」
…2倍。…3倍。…4倍。だんだん発電量を増やしながら、座って抱きしめたおにー
さんのチンポを握ってぐにぐに揉んでみる。おにーさんのチンポは電気を流した瞬間
グングンたけのこみたいに成長して一気にぼくの手に余ってしまうけど、指をくい込
ませてしっかり離さないようにする。その手で放電しながら胸の内で唱える呪文。気
持ちよくなれ、気持ちよくなれ。すると、おにーさんは真剣に文法の説明をしてくれ
ているのだけれど、シュバッシュバッ!とチンポから全身に電流が走るたびに、ガ
クッガクッと仰け反って、上体がだんだん大きく上向いていく。
「んはっんはっんあっ…しっかっ、しっかりいぃぃっ、覚えぇっんっないとぉぉっ、
わわわ、かった、わかったっ、つもっ、つもっ、つもりでもおおおっ」
「え?なに?ぜんぜん聞こえないっすよ、せんせ」
…5倍。…6倍。…7倍。おにーさんのチンポは、透明なヌラヌラしたおもらしで、
ぐちょぐちょに濡れていた。それは白いおもらしとはちょっとちがうみたいで、ぼく
が握った手を動かすと粘っこいネトネトが指のあいだに糸を引く。それが、体をビク
ンビクンとするたび、後から後から溢れ出てくる。
スゴくね?どこまで出るんだろ。大学生の体ってミステリー。
「んはっんはっはっんっんぅあっんぅっ…ひぃっひぃっ、もっ、もおもっ、もっ、
もぅもっ、だ、だっ…、あぅっんあひぃっ、ひぃいあっ!」
…8倍。…9倍。…10倍。おにーさんは、このまま倒れちゃうんじゃないかってぐら
い顔を真っ赤にして頭を振って、唸りながら、赤ちゃんみたいにだらしなくヨダレを
垂らして、胸板や腹筋のあたりを汚している。泣きたいような、ビックリしたような
表情を浮かべながら、んんーっんんーっと呻いている。
「あぎぃっ、あぎぃいっ、んぎぃぃぃぃぃぃっ!!」
オモロい。変な動きするオモチャみたい。
ぼくはチンポを握ったまま、おにーさんの背中をぎゅうっと抱きしめて、しばらく
その姿を観察して愉しんでいた。
「イっても、イイよ」
囁いてあげたら、瞬時におにーさんのチンポがドクンと脈打って、白いしぶきが、
シャンパンシャワーのようにぼくの机を濡らす。
「はああぁぁっ…あっ」
ポワーンとなっちゃって、言葉もないみたい。ぼくは、椅子を立ち、肩で息をする
悠輔せんせを離れて、机の上をしげしげと見つめる。マジ、スゴすぎだから。こんな
にどっから湧いてくるんだよ。ほんと、オトコノコの体って不思議ですね。
「はあっ…、はあっ…。さ、さあ、休憩の時間だ」
悠輔せんせはヨダレを腕でぬぐって立ち上がり、身を屈めて、机の上の精液を舌で
雑巾掛けするみたいに舐め取りはじめる。射精したら、休憩時間のはじまりというこ
とになっているのだ。
「んむぁっ。良太んちのおやつは、いつもうまいな」
トロンとした目で自分の精液をベチャペチャ舐める。おやつは自分の精液というこ
とにしてあって、しかもそれはすごくうまいと思っているからとても幸せそうな表情
をしている。
「これもいかがですか」
ぼくはTシャツとパンツを脱いでトランクスも取ってしまうと、おにーさんの前に
立って両手を広げる。
「お、いいねえ」
おにーさんは顎と首をつかって丁寧にぼくの白く細い体を舐め上げてくれる。足の
先から太股、股間から腹、背中、胸や乳首、腕、顔と、隅から隅まで、まるで親犬が
子犬を舐めるみたいにひたすらペロリペロリと舐めてくれる。
「疲れたときはっ、んむぁっ、甘いものを食べるとっ、んむぁっ、脳がリフレッシュ
するんだっ」
もっともらしく薀蓄をたれながらぼくを舐めるおにーさん。何の疑いもなくそう
思ってるみたい。カワイイ。
ふいに、机の横のクローゼットがスルスルと開いて、薄黒い肌をした、毛むくじゃ
らの雪男のような巨漢が、ぼくらの前に現れる。
父さんだ。頭をぼくの胸にくっつけて乳首をピチャピチャやってる悠輔せんせの背
後に立つと、突き出されたサッカー尻を両手で持ち上げて、自分の裸の腰を押しつけ
る。
「んむぁっ!? んぐぅあっ!!」
有無を言わせず、父さんのドス黒くくすんだビール瓶みたいなそれを、おにーさん
の中にねじ込んでいく。たちまち仰け反ったおにーさんの後ろ髪を掴んで上体を抱き
寄せると、ぶっとい上腕でがっちりホールドして、そのまま背中からぼくのベッドに
ドスーンと倒れる。すっごい迫力。チョーヤバくね?
父さんは社会人レスリングとかやってて毎週ジムでダンベルとかベンチプレスとか
ガンガンやっちゃうような体格の良いおっさんで今でもご飯モリモリ五杯は食べるハ
ルクメンなので、マジになると臨場感がちがうのだ。
今日は父さんにも術を掛けて、父さんがおにーさんを犯す?セックスする?ことが
十分間休憩というふうに、二人には仕込んである。大人のハードなセックスを見てみ
たいと思い立ったのです。
「うぐぅっ、うぐぅっ、うぐぅっ、うああっ!」
連結したまま、背面座位?しぼり芙蓉?の姿勢で、座った父さんの上に乗せられた
おにーさんは、突き上げられながら、後ろから回されたおっきくてゴツい手に上半身
や股間を執拗に撫でまわされている。身もだえするおにーさんの体は完全に父さんの
ガタイに覆われていて、どうやっても逃れようがない。
こういうのを見ると、こどもと大人の体格の差だなあというか、威風堂々と構えた
父さんの重鎮な肉体に対し、おにーさんの体はぼくにはずっと大人に見えても、やっ
ぱりどこか少年の肉体なのだなあと思う。豊かな胸毛や腹毛が茂る分厚い上半身に
すっぽり埋もれて、おにーさんは巨大なグリズリーに捕らわれたダビデみたいだ。い
やはや。パネーす。
「あっう、あっう、あっうぁ、うあっ、うあっ、うぁっ!!」
おにーさんが少年みたいな掠れた嬌声を上げる。まだ2分くらいしか経ってないの
に、すでに悠輔せんせはかなり限界がきているようだ。
「ぐぅああっ、ぐぅあああっ、ぐぅあああっーー!!」
「せんせ、あれだったら、そろそろ休憩おしまいに…」
「ぎゅっ、休憩はあっ、じゅっ、じゅっ、十分間だっ、だっ、やすっ、休めるとき
にぃぃぃ! いいぃぃぃっ! やすっ、やすっ、休んでおかないとおおおぉぉ、おお
おおあああっ! ぐぅああっ、ぐぅあああっ、ぐぅあああっーー!!」
顔を真っ赤にして、涙をボロボロ流しながらも、おにーさんは、休憩時間を刷り込
まれた通りに頑なに守ろうとする。操られたときにも性格が出るもので、根が素直で
実直なほど、刷り込まれた内容に極端にストイックに従おうとするらしい。ぼくは、
息も絶え絶え意識も朦朧としてるおにーさんの姿に、というか、それを休んでるとカ
ンペキ思いこんでるおにーさんの姿に急速に萌えて、ハラハラしながら激しい休憩時
間を見守った。
休憩が終わり、父さんが何事もなかったように部屋を退散してまた仕事に出かけて
しまってから、ぼくは事切れたようにベッドにぐったり倒れているおにーさんを揺り
起こした。ベッドには、おにーさんが漏らした白いお漏らしの跡が、丸くくっきりと
広がっていた。おにーさんはハッと気づいてパチパチまばたきすると、
「おっし、休憩は終わりだ。さ、勉強のつづきするぞ!」
と言って元気よく起き上がり、椅子に座ってぼくを片膝に乗せながら、オナニーをは
じめた。次の時間の数学は、おにーさんが家にいるときするエッチなことをはじめ
る、ということになっているのだ。
「んっ…ふっふっふっんんっふっ」
おにーさんは上向いて目を瞑り、息を荒げながら忙しなく右腕を動かしている。生
温かい吐息がちょうどぼくの耳元に吹きかかって、なんだか、くすぐったい。
「んっ…んっ…くぁぁぁっ」
じんわりしたほとばしりが緩やかに流れ出る。太股まで溢れ、ぼくの座るところも
濡れた。おにーさんはまたトロンと惚けたような顔になって、首も支えられないのか
頭を垂れてグンニャリとなった。ぼくは手でそんなおにーさんの両頬を押さえて持ち
上げると、トロントロンと白目を彷徨わせてるおにーさんの口に、おつかれと言って
ブチュっとキスをした。
なんだかとってもあったかい。自分のかたちがぴったり収まるような気がして、す
ごく癒される。できれば、ずっとずっとこうしていたいと思いながら、ぼくはベッド
でおにーさんの胸に抱かれていた。吸いつくような肌の胸に耳を寄せると、ドック
ン、ドックンと規則的で落ち着いた、おにーさんの鼓動がいっぱいに聞こえる。
おにーさんは壊れやすい物みたいにぼくを扱った。彼女にするみたいにぼくの体を
優しく撫でて、彼女にするみたいに舌を絡めたり唇を吸い合ったりお互いの唾液を交
換したりする熱いキスをし、彼女にするみたいに腕に抱いたぼくを熱のこもった目で
まじろぎもせず見つめた。そんなおにーさんの顔は、なんだか、急に大人の男になっ
たみたいに恰好よく、頼もしく見えるのだった。
もう一生、悠輔せんせを、ぼくから離れられないようにしなくちゃ。
抱き合いながら、ぼくは悠輔せんせの髪に手を入れて、側頭部を優しく両手で挟み
こむと、電気を送った。すぐにも細かい電流の束が筋を成して頭部を包み込み、お
にーさんは白目になった瞼を小刻みに震わせた。無数の小さな電気の蛇が、ノイズの
ような攻撃的な音を立てながら、おにーさんの体に流れ込んでいくのだった。
ゆっくり優しく頭を洗うようにして電気を送り込みながら、ベッドにまっすぐ仰向
けにしたおにーさんの腹の上に、ぼくはまたがっていた。おにーさんは電気の蛇に絡
まれながら、すっかりリラックスしたように、ぼくの手の動きに任せて長い息を漏ら
している。この電気の束の一つ一つが、おにーさんの脳や肉体の神経節を変えて、ぼ
くの望むとおりに整理してゆく。
手を、おでこ、頬、首筋、肩、胸板、と徐々にリンパマッサージをするように撫で
下ろしていく。ぼくの両手は、おにーさんの心臓の上に揃えられる。
ぼくの手からシュパシュパッと電流の糸が胸板に躍って、おにーさんは目を大きく
開け、ビクンと上半身を跳ねる。
おれは五木良太のことが大好きです。
「んっんっ、おれはっ、五木良太のことがっ、大好きですっ」
おれは五木良太を生涯変わらず愛し続けます。
「んっんっ、おれはっ、五木良太をっ、生涯変わらず愛し続けますっ」
おれは五木良太のものです。
「んっんっ、おれはっ、五木良太のものですっ」
どんなときも、今のこの気持ちを忘れないことを誓います。
「んっんっ、どんなときもっ、今のこの気持ちをっ、忘れないことをっ誓いますっ」
おにーさんは胸をビクンビクンとしながら、電気の蛇によって刷り込まれるその言
葉を、まるで、運動会の選手宣誓みたいに唱えるのだった。大人の男のような表情は
おにーさんから消えていた。光のない、真っ黒な瞳をいっぱいに開いて、一途に誓い
の言葉を繰り返す表情は、すっかり幼い純粋な男の子のように見えるのだった。
チョーカワイイよ、悠輔せんせ。
「じゃ、また来週な。ちゃんと宿題やれよ」
はいはい、あんなの簡単ですから。一回でも忘れたことないっしょ。みくびんなっ
つーの。ふてくされた顔のぼくを、おにーさんが小突く。
「たく、かわいくねーな。子どもは素直がいちばんだぞ。じゃあほんとに、またね」
だから、ぼくはせんせが思ってるほど素直でも純粋でもないですから。フフフ。
ぼくは、これから毎週通ってくる操り人形のことを考えて、思わず含み笑いしちゃ
うのだった。マジ、ウケんぜ。チョーヤバくね。
…2倍。…3倍。…4倍。だんだん発電量を増やしながら、座って抱きしめたおにー
さんのチンポを握ってぐにぐに揉んでみる。おにーさんのチンポは電気を流した瞬間
グングンたけのこみたいに成長して一気にぼくの手に余ってしまうけど、指をくい込
ませてしっかり離さないようにする。その手で放電しながら胸の内で唱える呪文。気
持ちよくなれ、気持ちよくなれ。すると、おにーさんは真剣に文法の説明をしてくれ
ているのだけれど、シュバッシュバッ!とチンポから全身に電流が走るたびに、ガ
クッガクッと仰け反って、上体がだんだん大きく上向いていく。
「んはっんはっんあっ…しっかっ、しっかりいぃぃっ、覚えぇっんっないとぉぉっ、
わわわ、かった、わかったっ、つもっ、つもっ、つもりでもおおおっ」
「え?なに?ぜんぜん聞こえないっすよ、せんせ」
…5倍。…6倍。…7倍。おにーさんのチンポは、透明なヌラヌラしたおもらしで、
ぐちょぐちょに濡れていた。それは白いおもらしとはちょっとちがうみたいで、ぼく
が握った手を動かすと粘っこいネトネトが指のあいだに糸を引く。それが、体をビク
ンビクンとするたび、後から後から溢れ出てくる。
スゴくね?どこまで出るんだろ。大学生の体ってミステリー。
「んはっんはっはっんっんぅあっんぅっ…ひぃっひぃっ、もっ、もおもっ、もっ、
もぅもっ、だ、だっ…、あぅっんあひぃっ、ひぃいあっ!」
…8倍。…9倍。…10倍。おにーさんは、このまま倒れちゃうんじゃないかってぐら
い顔を真っ赤にして頭を振って、唸りながら、赤ちゃんみたいにだらしなくヨダレを
垂らして、胸板や腹筋のあたりを汚している。泣きたいような、ビックリしたような
表情を浮かべながら、んんーっんんーっと呻いている。
「あぎぃっ、あぎぃいっ、んぎぃぃぃぃぃぃっ!!」
オモロい。変な動きするオモチャみたい。
ぼくはチンポを握ったまま、おにーさんの背中をぎゅうっと抱きしめて、しばらく
その姿を観察して愉しんでいた。
「イっても、イイよ」
囁いてあげたら、瞬時におにーさんのチンポがドクンと脈打って、白いしぶきが、
シャンパンシャワーのようにぼくの机を濡らす。
「はああぁぁっ…あっ」
ポワーンとなっちゃって、言葉もないみたい。ぼくは、椅子を立ち、肩で息をする
悠輔せんせを離れて、机の上をしげしげと見つめる。マジ、スゴすぎだから。こんな
にどっから湧いてくるんだよ。ほんと、オトコノコの体って不思議ですね。
「はあっ…、はあっ…。さ、さあ、休憩の時間だ」
悠輔せんせはヨダレを腕でぬぐって立ち上がり、身を屈めて、机の上の精液を舌で
雑巾掛けするみたいに舐め取りはじめる。射精したら、休憩時間のはじまりというこ
とになっているのだ。
「んむぁっ。良太んちのおやつは、いつもうまいな」
トロンとした目で自分の精液をベチャペチャ舐める。おやつは自分の精液というこ
とにしてあって、しかもそれはすごくうまいと思っているからとても幸せそうな表情
をしている。
「これもいかがですか」
ぼくはTシャツとパンツを脱いでトランクスも取ってしまうと、おにーさんの前に
立って両手を広げる。
「お、いいねえ」
おにーさんは顎と首をつかって丁寧にぼくの白く細い体を舐め上げてくれる。足の
先から太股、股間から腹、背中、胸や乳首、腕、顔と、隅から隅まで、まるで親犬が
子犬を舐めるみたいにひたすらペロリペロリと舐めてくれる。
「疲れたときはっ、んむぁっ、甘いものを食べるとっ、んむぁっ、脳がリフレッシュ
するんだっ」
もっともらしく薀蓄をたれながらぼくを舐めるおにーさん。何の疑いもなくそう
思ってるみたい。カワイイ。
ふいに、机の横のクローゼットがスルスルと開いて、薄黒い肌をした、毛むくじゃ
らの雪男のような巨漢が、ぼくらの前に現れる。
父さんだ。頭をぼくの胸にくっつけて乳首をピチャピチャやってる悠輔せんせの背
後に立つと、突き出されたサッカー尻を両手で持ち上げて、自分の裸の腰を押しつけ
る。
「んむぁっ!? んぐぅあっ!!」
有無を言わせず、父さんのドス黒くくすんだビール瓶みたいなそれを、おにーさん
の中にねじ込んでいく。たちまち仰け反ったおにーさんの後ろ髪を掴んで上体を抱き
寄せると、ぶっとい上腕でがっちりホールドして、そのまま背中からぼくのベッドに
ドスーンと倒れる。すっごい迫力。チョーヤバくね?
父さんは社会人レスリングとかやってて毎週ジムでダンベルとかベンチプレスとか
ガンガンやっちゃうような体格の良いおっさんで今でもご飯モリモリ五杯は食べるハ
ルクメンなので、マジになると臨場感がちがうのだ。
今日は父さんにも術を掛けて、父さんがおにーさんを犯す?セックスする?ことが
十分間休憩というふうに、二人には仕込んである。大人のハードなセックスを見てみ
たいと思い立ったのです。
「うぐぅっ、うぐぅっ、うぐぅっ、うああっ!」
連結したまま、背面座位?しぼり芙蓉?の姿勢で、座った父さんの上に乗せられた
おにーさんは、突き上げられながら、後ろから回されたおっきくてゴツい手に上半身
や股間を執拗に撫でまわされている。身もだえするおにーさんの体は完全に父さんの
ガタイに覆われていて、どうやっても逃れようがない。
こういうのを見ると、こどもと大人の体格の差だなあというか、威風堂々と構えた
父さんの重鎮な肉体に対し、おにーさんの体はぼくにはずっと大人に見えても、やっ
ぱりどこか少年の肉体なのだなあと思う。豊かな胸毛や腹毛が茂る分厚い上半身に
すっぽり埋もれて、おにーさんは巨大なグリズリーに捕らわれたダビデみたいだ。い
やはや。パネーす。
「あっう、あっう、あっうぁ、うあっ、うあっ、うぁっ!!」
おにーさんが少年みたいな掠れた嬌声を上げる。まだ2分くらいしか経ってないの
に、すでに悠輔せんせはかなり限界がきているようだ。
「ぐぅああっ、ぐぅあああっ、ぐぅあああっーー!!」
「せんせ、あれだったら、そろそろ休憩おしまいに…」
「ぎゅっ、休憩はあっ、じゅっ、じゅっ、十分間だっ、だっ、やすっ、休めるとき
にぃぃぃ! いいぃぃぃっ! やすっ、やすっ、休んでおかないとおおおぉぉ、おお
おおあああっ! ぐぅああっ、ぐぅあああっ、ぐぅあああっーー!!」
顔を真っ赤にして、涙をボロボロ流しながらも、おにーさんは、休憩時間を刷り込
まれた通りに頑なに守ろうとする。操られたときにも性格が出るもので、根が素直で
実直なほど、刷り込まれた内容に極端にストイックに従おうとするらしい。ぼくは、
息も絶え絶え意識も朦朧としてるおにーさんの姿に、というか、それを休んでるとカ
ンペキ思いこんでるおにーさんの姿に急速に萌えて、ハラハラしながら激しい休憩時
間を見守った。
休憩が終わり、父さんが何事もなかったように部屋を退散してまた仕事に出かけて
しまってから、ぼくは事切れたようにベッドにぐったり倒れているおにーさんを揺り
起こした。ベッドには、おにーさんが漏らした白いお漏らしの跡が、丸くくっきりと
広がっていた。おにーさんはハッと気づいてパチパチまばたきすると、
「おっし、休憩は終わりだ。さ、勉強のつづきするぞ!」
と言って元気よく起き上がり、椅子に座ってぼくを片膝に乗せながら、オナニーをは
じめた。次の時間の数学は、おにーさんが家にいるときするエッチなことをはじめ
る、ということになっているのだ。
「んっ…ふっふっふっんんっふっ」
おにーさんは上向いて目を瞑り、息を荒げながら忙しなく右腕を動かしている。生
温かい吐息がちょうどぼくの耳元に吹きかかって、なんだか、くすぐったい。
「んっ…んっ…くぁぁぁっ」
じんわりしたほとばしりが緩やかに流れ出る。太股まで溢れ、ぼくの座るところも
濡れた。おにーさんはまたトロンと惚けたような顔になって、首も支えられないのか
頭を垂れてグンニャリとなった。ぼくは手でそんなおにーさんの両頬を押さえて持ち
上げると、トロントロンと白目を彷徨わせてるおにーさんの口に、おつかれと言って
ブチュっとキスをした。
なんだかとってもあったかい。自分のかたちがぴったり収まるような気がして、す
ごく癒される。できれば、ずっとずっとこうしていたいと思いながら、ぼくはベッド
でおにーさんの胸に抱かれていた。吸いつくような肌の胸に耳を寄せると、ドック
ン、ドックンと規則的で落ち着いた、おにーさんの鼓動がいっぱいに聞こえる。
おにーさんは壊れやすい物みたいにぼくを扱った。彼女にするみたいにぼくの体を
優しく撫でて、彼女にするみたいに舌を絡めたり唇を吸い合ったりお互いの唾液を交
換したりする熱いキスをし、彼女にするみたいに腕に抱いたぼくを熱のこもった目で
まじろぎもせず見つめた。そんなおにーさんの顔は、なんだか、急に大人の男になっ
たみたいに恰好よく、頼もしく見えるのだった。
もう一生、悠輔せんせを、ぼくから離れられないようにしなくちゃ。
抱き合いながら、ぼくは悠輔せんせの髪に手を入れて、側頭部を優しく両手で挟み
こむと、電気を送った。すぐにも細かい電流の束が筋を成して頭部を包み込み、お
にーさんは白目になった瞼を小刻みに震わせた。無数の小さな電気の蛇が、ノイズの
ような攻撃的な音を立てながら、おにーさんの体に流れ込んでいくのだった。
ゆっくり優しく頭を洗うようにして電気を送り込みながら、ベッドにまっすぐ仰向
けにしたおにーさんの腹の上に、ぼくはまたがっていた。おにーさんは電気の蛇に絡
まれながら、すっかりリラックスしたように、ぼくの手の動きに任せて長い息を漏ら
している。この電気の束の一つ一つが、おにーさんの脳や肉体の神経節を変えて、ぼ
くの望むとおりに整理してゆく。
手を、おでこ、頬、首筋、肩、胸板、と徐々にリンパマッサージをするように撫で
下ろしていく。ぼくの両手は、おにーさんの心臓の上に揃えられる。
ぼくの手からシュパシュパッと電流の糸が胸板に躍って、おにーさんは目を大きく
開け、ビクンと上半身を跳ねる。
おれは五木良太のことが大好きです。
「んっんっ、おれはっ、五木良太のことがっ、大好きですっ」
おれは五木良太を生涯変わらず愛し続けます。
「んっんっ、おれはっ、五木良太をっ、生涯変わらず愛し続けますっ」
おれは五木良太のものです。
「んっんっ、おれはっ、五木良太のものですっ」
どんなときも、今のこの気持ちを忘れないことを誓います。
「んっんっ、どんなときもっ、今のこの気持ちをっ、忘れないことをっ誓いますっ」
おにーさんは胸をビクンビクンとしながら、電気の蛇によって刷り込まれるその言
葉を、まるで、運動会の選手宣誓みたいに唱えるのだった。大人の男のような表情は
おにーさんから消えていた。光のない、真っ黒な瞳をいっぱいに開いて、一途に誓い
の言葉を繰り返す表情は、すっかり幼い純粋な男の子のように見えるのだった。
チョーカワイイよ、悠輔せんせ。
「じゃ、また来週な。ちゃんと宿題やれよ」
はいはい、あんなの簡単ですから。一回でも忘れたことないっしょ。みくびんなっ
つーの。ふてくされた顔のぼくを、おにーさんが小突く。
「たく、かわいくねーな。子どもは素直がいちばんだぞ。じゃあほんとに、またね」
だから、ぼくはせんせが思ってるほど素直でも純粋でもないですから。フフフ。
ぼくは、これから毎週通ってくる操り人形のことを考えて、思わず含み笑いしちゃ
うのだった。マジ、ウケんぜ。チョーヤバくね。
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