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  • 2015⁄12⁄12(Sat)
  • 01:11

放課後の悪魔

 

 あの部屋にはいるにはあの人の許可がいる。だって、あいつがあそこの「リーダー」だから。

 

「・・・・先輩、もう、やめて・・・。」

煙草の吸い殻。汚い落書き。

男だらけなのに何故か落ちている使い終わってひがひがのピンクのコンドーム。

この辺では一番柄の悪い高校のトイレなんてこれが普通だろう。

ましてや体育館脇のグラウンド用のトイレだ。

教職員達ももはや生徒が汚した壁を掃除する気にもならないらしく、

年に一回上からクリーム色のペンキ塗って終わりだ。

その高校に通う生徒達も不良、と言えば不良かもしれない。

工業高校なんて「悪さしてます」顔をしていないと逆にやられるのがオチだ。

掃き溜め、ゴミ捨て場、そう呼ばれる高校では「営業ヤンキー」くらいしてないと

逆に地獄のような三年間が待っている。

たとえば、情報科1年、下田大地みたいなタイプは入学式の日から「虐められる」タイプだ。

体育館裏のトイレ。放課後誰かに捕まると大地はいつもここに連れ込まれる。

今時高校に番長なんてもの、いない。

だけれどその学校で一番幅を利かせているヤツはいるわけで、それが大地をターゲットにしたのだ。

もともと圏外からの受験だった。小柄で、声変わりも遅かった。力も弱かった。

中学に入ってからずっと虐められていて、逃げるように遠くの高校を受けた。

もともと好きだったパソコンがしたかったから、工業高校をうけただけだ。

「もっとちゃんとしゃぶれよ。」

髪を捕まれ頭を揺さぶられる。

汚い床に跪き、臭い股間に顔を埋め、口でそれをしゃぶるように命ぜられる。

今日の相手は三年生が二人。一人は始めてみる顔だった。

女子の少ない高校では誰かがこうやって「便所」にさせられても不思議ではない。

頭ではわかっているが。

一人は退屈そうに煙草を吸っている。

「上村、お前、遅漏かよ。」

「うっせー、こいつ下手くそ。真理の方が上手いぞ。」

「あんなブスと良くやるわ。」

そんな会話をしながらのどの奥まで突いてくる。

大地はうぐ、とえずきながらもそれを受け入れさせられる苦しみには耐えるしかなかった。

四月に入学して、2ヶ月。はじめは三年の伊東昴が相手だった。

地元の市会議員で建築会社の息子。

金使うことばかり考えていた昴が新しく見つけたのが大地を虐める遊びだった。

大地なんて名前は男らしいのになあ。

そういって笑って近づいて、彼の家に連れ込まれた。そして殴られ、無理矢理犯された。

それが入学式の次の日だ。

昴は大柄ではないが日焼けした肩に蛇と髑髏のタトゥーが入っていた。

抵抗したが体も小さい新入生の大地がいくつもの修羅場をくぐってきた三年に勝てるはずがない。

へらへら笑いながら犯され、終わったとき昴はもう興味がなさそうに煙草を吸っていたのを覚えている。

それでもはじめの一週間は昴一人だった。
それが少しずつメンツが変わり、そのうち二年が混じる。

伊東の取り巻きはみんな大地を犯した。それが彼らの連帯感を確認させる作業のように。

それが最近はその連帯感を確認する作業も終わってただ単に「金蔓」に変わってきている。

「もっと舌使うとか出来ないのかよ。」

「伊東に一万も払ってんだからな・・・。がんばれよ、大地ちゃん。」

涙は出なかった。とにかく、ここを早く終わらせるしか方法はない。

目を閉じ、一生懸命頭を動かす。男を行かせるなんて全然慣れない。

「ン・・・やりゃできるだろ・・・。」

ましてや、ザーメン飲むなんて。のどの奥にそれがねじり込まれる。

若い、青臭いものがピュッとたたき込まれる。そして抜かれると口の端から白いザーメンがどろっと流れた。

ふう、と大きく息を付くと三年はさっさと衣服を整えた。

今日は・・・一万か。

多分、彼らの持ち金が一万しかなかったからフェラだけですんだのだ。

フェラ一万、手扱き五千円。バック挿入三万。

これがまわしになると話し合いになる。

全部伊東昴の取り分で、自分に廻ってくることはない。

大地ははっきり言って昴の「商売道具」だ。

でていく三年を無視してずっとしゃがみ込んでいた。

衣服は乱れている。口の中がまだしんどい。

抵抗したら好きなだけ殴って良いぜ。

そういって伊東は大地を売り続ける。だから三年も容赦なかった。

どっちみち血が出ようが顔の形が変わろうが彼らにはどうでも良いのだ。

今日の相手も、ただ、フェラ以上のプレイは「契約違反」で伊東に叱られるからおとなしく守ったまでのことで。

「よう、終わったか。」

トイレの入り口にたっている、茶発で耳ピアス。

短めの学生服で足下は常に最新の流行の薄汚れたスニーカー。

「・・・はい。」

大地の返事に昴が満足そうに笑った。

「ん・・・もう・・・。」

昴のものを深々と入れられて大地は声を漏らした。

シーツをつかみ、逃げ場を探すが、ない。

「ちったあ感じるようになったのか。」

そして昴は腰を動かした。

週に何度か、こうやって昴の部屋で犯されるのも大地のスケジュールの中に入っていた。

他のヤツから金を取って抱かせた後でも昴は自分でも大地を犯す。

抱くのではない。キスも、快感もない。

ただ、部屋に連れ込んでしゃぶらせ、そしてはめられる。

抵抗は無駄だ。

入学して一週間でそれは思い知らされた。

学校休んだら家に行って親の前で犯す、とまでいわれた。

そして昴なら、するだろう。

「ん・・・。」

きつい。力任せのセックスはしんどいだけだ。

「もっと・・・ゆるめて下さい。」

「うっせー、犬がえらそーにすんな。」

そしてなおもいっそう激しく突き上げられる。

「ったくよー、お前が学校これるのは俺のおかげだろ。」

そしていつもの台詞が始まる。

「俺が管理してやっからお前一日一人か二人ですむんだぜ。

お前みたいな女顔、うちのガッコじゃ回され続けるのがオチ。・・・返事は。」

「・・・はい。」

最近は出血するような乱暴さはなくなったが、はじめの頃はひどかった。

嫌がる大地を殴りつけ、つばだけ付けてぬれてもないアナルに突っ込んできたのだ。

二、三日は仮病で体育を休んだ程だ。

昴の肩に入った蛇の入れ墨。その目が大地を執拗に見ている。

「それにしてもお前、下手だなあ・・・。」

昴は大地の肩をつかむと自分勝手に突き上げてくる。

何も感じないセックス。昴だけが射精し、満足するセックス。

「ン・・・行く。」

情けない、男に犯されるセックス。

痛みにさえなれてしまえば、なんてことない。

昴が快感を感じるごとに自分はだんだん引いていく。

恥ずかしさもない。

「んんっ。」

そして昴が一番奥で射精した。

昴は終わるとさっさと体を離した。

大地はベッドの下のティッシュボックスを取ると自分で慣れた手つきで後始末を始める。

ティッシュには変色したザーメンが付く。

まるで自分が本当のトイレになった気分のする瞬間で、大地はこの時間が一番苦手だった。

「・・・先輩。」

「あん?」

昴は裸のまま煙草をくわえると火をつけている。

「・・・なんでもないです。」

たとえば、昴先輩が僕を好きなら。

そうすればこの心のモヤモヤや空っぽさやぐずぐずしたものは少し消えるだろうか。

そう思ってみるが、昴は決して大地を見ようとはしていなかった。

そこに存在していないもののように扱われるのだ。

あと五分もしたら「さっさと帰れ」といわれるだろう。

セックスは愛情ある男と女がするものだと思っていた。

手を伸ばし、カッターシャツを拾い、袖を通す。

服を整えると鞄を拾い軽く頭を下げた。昴の顔は見えない。

同時にCDが鳴り始めたから大地が帰っていくのもどうでも良いようだ。

「あら、お帰りですか。」

昴の母親が玄関先でにっこりと笑った。

こんなに優しそうなお母さんなのにあんなヤツが生まれるなんて。

「どうも・・・。」

そう言って伊東家の玄関をでる。外はもうとっぷりと陽が暮れていた。

 

 のろのろと家路につきながらぼんやりと考える。

いつまでこんな生活が続くんだろう。

中学の時はカツアゲだった。殴られ、金取られ、教科書や靴がなくなった。

悩んで悩んで両親に相談して今の学校を受験したのに。

「もう・・・やだ。」

死んでしまいたい。

たとえば僕がここから急に飛び出して行き交う自動車にはねられ・・・

死ぬことにはならなくても入院・・・重傷で一ヶ月くらい・・・。

ごくっと唾を飲んだ。暗闇の中、ライトを光らせて自動車が目の前を過ぎ去る。

どうせ・・・生きていたとしてもまた明日違う男の相手をして、嫌がったら痛い目にあって。

大地はいつの間にか道路に出始めていることに気が付かなかった。

本当に突発的にふらっと足が出た。

キキーッと激しいブレーキ音。びくっと体がふるえ、身体が凍り付いた。

白いセダンが大地のすぐ側に急停車する。

大地はようやくその時自分が本当に道路に出ていたことにに気が付いた。

やばい、叱られる。

逃げようときびすを返した瞬間。

「下田。」

知っている声だった。

振り向くと車のウィンドウがおりていて、中から顔を出していたのは。

「・・・津川先生。」

古典教師の津川だった。

 



 

 津川のアパートはわりと近くで、静かな住宅街にあった。

 道ばたで・・・出会って。

そのまま勧められるままに助手席に乗って家に連れてこられたけれど大地は正直困っている。

津川はその辺に適当に座っていろ、と言うのでパソコンデスクの前の事務椅子に座っているが

手持ちぶさたでどうしたらいいかわからない。

「ピザがもう来るんだけどなあ・・・。」

ジーパンとセーターに着替えた津川は学校の印象とはまた違っていた。

学校ではメガネをかけた堅物で、でも授業中に生徒とふざけるときはなんだか兄貴分みたいな感じで。

現国のじじいとは比べものにならないほど優しくて、

でも伊東昴でさえ津川にちょっかいかけて遊んでやろう、という気も起きないようだ。

人望がある、というヤツかもしれない。

今は学校では見たことがないカジュアルファッションでよく見るとなんだか格好良い気がする。

こんな人だったっけ、とちらちら見ながら初めて訪れた緊張が解けない。

缶ビールを二本冷蔵庫から取って一本を大地に渡すと津川は側の座り込んだ。

「・・・なんかあったか?」

「いえ。」

速攻で返事をした。

津川は何かを考えているようだったが鼻の下をポリ、と書くと大地をほんの少しのぞき込む。

「・・・その・・・お前、伊東昴と仲良いのか。」

いきなり核心だ。

その名にびくっと反応したがうち消すように首を横にぶんぶん振った。

しかし津川は黙って缶ビールのプルトップをあけた。

「そのさ・・・間違ってたら悪いけど、お前と伊東が、その・・・。」

次の言葉をなかなか出さない。

そして困ったな、という顔をして鼻の頭をぽりぽりとかくと津川はまた缶ビールに口付けた。

その津川の横顔は困ってはいるが否定的でないようだった。

かといって、教師にありがちの「なんでも俺に話して見ろ」という熱血も感じられない。

なんというか、自然なのだ。

言いたくなかったら言わなくて良いよ、と目で語りかけてくれる優しさに大地の胸がきゅんと疼いた。

大地は勇気を出した。

自分の汚い部分をさらけ出すのは胸が引きちぎられる程の痛みを伴う。

だけど。

「僕と伊東先輩が・・・ホモって事ですか。」

小さな、弱々しい声だった。

口の中が乾いてビールを流し込んだ。

初めてのビールは興奮していてのどがからからだったから味はわからない。

津川は黙ってビールに口付けている。

「・・・その・・・。」

重い空気だった。

恥ずかしくて逃げ出したいのに大地はそこから動けなかった。

今すぐ立ち上がってアパートを出てもう一度道路に飛び込んでしまいたい気分なのに

身体が固まって動けなかった。

ぼく、伊東先輩に虐められています。売春みたいな事もさせられてます。

そこまで言えればどんなに良いだろう。

だけど大地にだってプライドがある。

虐められてます、と自分の口から言えるはずがない。

言ったところで仕返しだった怖い。

伊東先輩はこんな時でも僕を・・・苦しめる。

泣くにも泣けず、ただ黙ってビールを飲み続けた。

飲酒が禁止されていることぐらい知っている。

だけどそんなことにかまう余裕がなかった。

津川も黙って言葉を待っているようだった。

重い空気が二人の間に漂う。

その空気を破ったのはインターホンだ。

津川がちょっと待ってて、と急いで応対する。

そして誰かとやりとりをしていたが数分後薄い箱を持って戻ってきた。

「ピザ食べよう。」

そして大地の肩をぽんと叩いた。

この空気の変化に一番ほっとしているのは先生かもしれない。

大地は黙って頷いた。

 

「良いんですか・・・。」

空の缶ビールが二本並んで初めて大地はおどおどと聞いた。

なんだ、お前酒強いな、と津川は二本目を差し出す。

「ピザにはビールが良いんだぜ。」

「でも・・・。」

「なに、ビール飲んだことなかったのか?」

「・・・はい。」

大地の高校は男だらけの工業高校だから飲酒喫煙はごく普通にみんなやっていることだ。

職員もある程度のことは理解して指導に当たっている。

だけれど家では誰も飲まないから大地は今まで酒を飲む機会はなかった。

昴は良く外で友達と飲んでいる風だがそう言う場所に連れていってもらったたことも一度もなかった。

「ンじゃやめとくか。」

「いえ、・・・飲みます。」

そしてプルトップをあけて口付ける。

さっきより水みたいで、美味かった。

「口に合うか?」

「はい。」

そしてピザをかじる。

「あのさ。」

津川はビールを流し込みながら何気なく、言う。

「このまま伊東と付き合うのか?」

大地は答えなかった。

答えられなかった。答える必要もなかった。

自分の意志で昴と付き合っているのではない。

むこうが勝手にやってきて犯し、まるで道具のように使っているのだ。

「先生。」

気が付いたら二本目の缶ビールもあいていた。

大地の中で少しずつ何かが変わっていく。

ぼうっとし始めた自分。

そして楽になりたい、と思った自分。

そして今目の前にいる津川先生は先生であって今は先生ではない、気がした。

「僕と伊東先輩は・・・付き合ってるんじゃないです。その・・・」

酔ってもまだ言葉に詰まった大地に津川がすかさずフォローを入れる。

「伊東がどんなヤツかは大概の職員だってわかってるよ。

だけど、下田が被害者だとはっきり言わない限り仲良い先輩後輩にしかならないだろう。」

「先生達は・・・僕のこと気が付いてるんですか。」

「いや・・・多分俺だけだと思う。」

そして津川はキッチンに消えた。

その言葉はウソでない、と思った。

「どうして・・・わかったんですか。」

「俺も・・・男が好きだからかな。」

むこうから聞こえる声。

顔は見えない。

だけど、何か強い意志が感じられる声だ。

そうなんだ。

大地は津川の差し出した三本目のビールを受け取る。

「先生も・・・彼氏とかいるんですか。」

「ん・・・今はいない。でも」

ほんの少しの間。

「ずっといる、みたいなものかも。」

 

 酔っぱらっていたから。悲しかったから。

男が好きという男に興味があったから。

多分理由は全部だ。

津川のベッドに二人、倒れ込んでいた。

津川の舌がねっとりと耳や首筋を這う。

上手い・・・・。

大地は津川の肩にしっかりと指をくい込ませると体を固めて、目を固く閉じている。

その舌が動く度にゾクゾクと背中に電流が走るようだった。

酔ってぼうっとした頭では教師と生徒いう壁は考えられなくなっている。

「せんせい・・・。」

大地はそっとつぶやく。

津川は昴とは比べものにならないほどに快感をくれる。

キスの仕方、、舌の這わせ方。

髪を梳いてくれて、ほほえみかけてくれるときの柔らかさとぐいと引き寄せる力強さ。

全部大人なのだ。

「力、抜いて。」

耳元で囁く声に背中がゾクゾクした。

「・・・守彦、って呼んでみて。」

「・・・もりひこ・・・。」

上出来だ。

津川が囁き、そして軽く唇をすった。

下唇を噛み、歯の裏を舐める。

「先生・・・こんな、僕、いいのかな・・・。」

大地は飛んでいってしまいそうな自分が不安なのだ。

今までは「感じていない」事で被害者していたのに、津川との行為で快感を覚えてしまうとそれは自分が・・・・

男に抱かれるのが好き、ということになってしまう。

津川の手がそっとそこを包み込むとゆっくりと揉みしだく。

じっくりと執拗にいじられているうちに学生ズボンの中で張りさけんほどにキンキンになってくる。

恥ずかしさ半分、もどかしさ半分で大地は自分でボタンを外し、ジッパーを下ろした。

そして津川の手で下半身裸になるとすっかり勃起したそれが現れる。

ワイシャツのボタンも外すとそっと乳首に舌を這わせた。

乳首までこりこりになっているのが自分でもわかる。

「・・・女の子みたいにコリコリだ。」

津川が嬉しそうに呟いた。

「そんな・・・。」

「伊東にしっかり仕込まれたみたいだな。」

「違う・・・。」

大地は酔いと快感の中で本当のことをしゃべり始めた。

「伊東先輩は自分だけで・・・僕はこんなの・・・初めてです・・・。」

俺、何言ってんだろう。そんなことを考えたが大地は自分でももう止められなかった。

「こんなに良いの・・・初めて。」

そして吐息が漏れる。

津川の指が勃起し始めたそれに絡み始めると大地はヒッ、と小さな声を上げた。

「声出してみろ・・・もっと、いやらしく。出きるだろ?下田は本当はこういうの好きだろう?」

「あ・・、やだ、いい、もっと・・・先生・・・。」

酔っぱらって自制の聞かなくなった大地の身体が次々に反応していく。

男を受け入れることに抵抗はなくなっていた。

中学時代みたいに誰からも無視されることもつらいのを知っていたから、

どこかで伊東昴が優しくなってくれたらこんな素敵なことはない、という期待が自分にあったのだ。

身体は慣れていくのに心は昴の冷たさに慣れない。

「先生・・・もっと、もっとして・・・。」

腰を使った。

そこをしこしこと扱く津川の手に翻弄されながらあまりにも早く大地は一回目の射精をした。

 

「伊東に仕返ししたくないか?」

津川は半裸状態のままベッドに突っ伏し、じっと大地を見ていたがポツリ、と呟くように言った。

「しかえし?」

突然の思いがけない言葉に大地は意味が分からなかったが

津川が眉をぴくっと動かしてコクッと頷くのを見て本気なんだ、と他人事のように感じていた。

まださっきのビールが残っているのかもしれない。

「そう。このままやられっぱなしが良いか?」

「まさか。でも・・・僕無理です。昴先輩にはかなわないと思う・・・。」

はじめからあきらめている大地にくすっ、と津川が笑った。

「それは喧嘩って事だろ。力で喧嘩するバカがいるか。だから・・・。」

裸のままの大地の尻に手が伸びた。指先が割れ目の中に滑り込みチョン、とそこに当たる。

「あっ!!」

「ここで仕返ししてやるんだよ。」

「あ、だってそんな・・・。」

全裸の大地の尻を津川の手が撫でる。

ゆっくりと尻を引き寄せるとすべすべでプリプリした感触を楽しんでいたが、

もう一度ゆっくりと割れ目の奥のすぼまりに指を伸ばした。

「僕、そこダメなんです・・・ずっと痛いばかりで。」

「力抜いて。」

甘く耳元で囁く声。

そして子供の大地はこの声だけでまた自分のそれがムクムクと立ってきてしまうのを感じてしまう。

触りやすいように脚をちょっと拡げるのがOKのサインだ。

津川は体を離すと下にずれた。

尻が少し拡げられると大地のアナルに濡れたなま暖かいものが這う。

「あ、汚いよ・・・。」

自分のアナルに津川の舌が這う。流石にこれには驚いた。

「伊東は舐めてくれないのか?」

「だって、昴先輩は・・・そんなとこ・・・。」

恥ずかしさに顔が火照っているのだが酒に酔った勢いだろうか、

その恥ずかしささえも大地の身体に変化をもたらす。

昴と同じようなことをされているのに全然違うのだ。

いや、昴とは全く違うことをされている。

昴はこんなにじっとりとアナルを舐めてもくれなかったし。

「んん・・・。」

 きゅんと暖かい口腔で吸われるそこ。

フェラチオされたのも初めてだった。

津川の舌がうねり、絡む。袋を含み、軽く噛む。

両手で軽く扱きながらチロチロと裏側の筋を舐める。

ゾクゾクする快感に大地は涙を流しそうになるほど感じていた。

「ああ、ん、すごい、・・・ああ、キモチイイ・・・。」

思わず腰が動いていた。

そしてアナルに指が添えられる。

スムーズにそれは入ってきた。

十分に濡れた指が奥まで入る。

自分で足を抱え、かき回されるアナルを感じながら大地はシーツにほおをこすりつけていた。

「あ、いい・・・・ああ、そこ、そこ・・・。」

津川の指が感じるところを探し当てた。

アナルでこんなに感じるのは初めてだった。

指を入れたまま四つん這いにされると小柄な大地の小さな尻が突き出されるかっこうになる。

「先っぽからエロジュース洩れてる。」

アナルに入った指は執拗にそこをいじくりまわしている。

いっぺんに大きくなったチンポも扱かれ始めた。

「せんせい、もう、ダメ、・・・僕いっちゃう・・・。」

口ではダメと言いながら腰はぎゅんぎゅんに動いていた。

「そろそろ・・・入れよう。」

そしてベッドの下の方から何かをごそごそと取り出していたと思ったらアナルに冷たい液体が垂れた。

「ああー、なに・・・。」

「入りやすいように。ローション。さ、いくぞ。」

入り口にそっとあてがわれるそれ。

そしてズルッ、と入ってきた時、痛みや苦しみと言うより初めて「してもらう」という気分になった。

「あ、ああ、すごい・・・先生・・・。」

津川のにはゴムまで付いている。

ゆっくりと押し入れると小さな声で「痛くないか?」と聞かれた。

うん、と頷きながら今日の三年に突っ込まれてなくて良かったと思った。

津川のがゆっくりと動く。

えぐられる。

押し戻される。

そんな繰り返しに大地は我慢できない。

「あ、ああ、すごく良い!!」

そして自分で自分のものを扱いた。

感じる。

こんなにお尻で感じるなんて知らなかった。

津川のものが大地の良いところを攻めてくる。

高くお尻を突き出して腹の中をかき回される感じに大地は目を閉じ、狂ったように声を上げた。

「すごい、すごすぎる、先生、僕感じてる。」

津川の腰が大地の尻を叩く音が鳴っていた。

律動的な動きの波に時々回転や突き上げが加わった。

たまんない、こんなのすごすぎ・・・。

空いた手は乳首を転がしていた。

昴先輩・・・こんな風に僕を犯してよう・・・。

大地の中でいつの間にか自分を犯している相手が昴に入れ替わり始めていた。

「ん・・・あ、せん・・・あ・・っ」

自信にあふれた目。

長めの茶髪。

セックスが終わってから美味そうにタバコを吸う横顔。

そして肩の入れ墨。

津川の顔が見えないのを良いことに昴の事ばかり考えている。

「もっと声出せ。」

津川が深く突き上げた。

大地は我に返る。

「あぅっ!!」

今度のはちょっとしんどい。

「お願い・・・先生、もっとえぐって、もっともっと・・・。」

昴先輩の事なんて考えたくない。

壊れてしまいたい。

もっと、もっと突き上げて壊して、このおかしな感情を殺して欲しい。

大地は必死で扱いた。

「あ、あ、もうだめぇ・・・」

絶頂がやってきた。

深々とそれが打ち込まれる。

大地はズン、と尻を高く突き上げる。

そしてグッと歯を食いしばるとドピュッとザーメンを吹き出した。
 伊東昴は昼休み、陸上部の部室でタバコを吸うのが日課だ。

別に昴が陸上部というわけではない。

ただ、仲のいいヤツが陸上部だからそこにたむろしているうち、だんだんと誰も近寄らなくなったのだ。

一昨日コンビニで万引きさせたエロ本を読みながらマイルドセブンライトをつまらなそうにくわえた。

「・・・あんだ、この女。」

 『爆乳、魅惑の18歳』

そうデカデカと印刷されたグラビアで裸で微笑んでいる女は肌といい、化粧といいどうみても25過ぎだ。

「18にしちゃ乳垂れてねえ?」

「そう?顔はかわいいじゃん。」

のぞき込んだ同級生が思いがけず否定する。顔さえよけりゃ誰とでもやる、と普段からがっつく奴だ。

「真吾ってこんなんがタイプ?」

「そう言うわけじゃねえけど・・・。」

そして本を投げつけると面倒くさそうにタバコを吸った。

「つまんねえ・・・。」

ちょっと離れたところで漫画読みながらそう呟いたのは能島博。

昴の取り巻きの一人だ。

博の取り巻きは三人いて、とくに博は父親が昴の父親の会社に勤めているから自然腰は低い。

「リーマン狩るのも飽きたしなあ・・・大学生でも狩るか。」

昴は呟くとタバコを踏み消した。

学校なんて面倒だ。

親がうるさいから通ってやってるだけで学校に来ても授業中居眠りしてるかさぼっているか。

情報科の女なんてブスばっかりだし、どうせ怖がって寄ってこないか

「犯してーん」とばかりにバカ面下げて近寄ってくるかどっちかだし。

その点・・・下田大地はちょっと違う。

何回やっても抵抗する、あの顔と言ったら。

そのくせ途中からあきらめてしんどそうにしているのを見ると「征服した」という気になる。

「あー、女犯してーや。」

「昴には大地がいるだろお。」

「あいつか・・・あいつは金ヅル。」

考えていたことと全く違うことを口から出す。

「でも、情報科の不細工女と大地だったら大地の勝ちじゃねえ?」

「・・・そんないいもんか、あいつが。」

昴は吐き捨てるように言う。

「良いって。絶対。女顔だし、なんて言うの、服従してるって感じでさ。」

「あいつは金積んだら誰とでもする淫乱だぜ。お前だってしただろう。」

「そうだけどさ・・・なんて言うのかな・・・。」

「あいつがほしけりゃやるぜ。」

「昴・・・。」

「ばっかじゃねえの、あんなスケベなガキにトチ狂ってどうすんだ。

あいつ、何人としてるか知ってっか?両手両足の指足しても足りねえぞ、おい。」

そしてそれをやらせてるのは誰だ?

もう一人の自分が昴に問いかける。

血が出るまで殴って、嫌がるのを無理矢理縛り付けてレイプした。

あんなヒョロヒョロのガキ一人くらい、昴には簡単だった。

「くっだんねえ。」

何かにイライラして吐き捨てるように叫ぶと、陸上部室を出ていく。

 

その昴の姿をようやく見つけたとき、大地は足を止めた。

「・・・なんだ。」

昨日まで茶髪だったのが今日には金色が入っている。

大地に対して汚い物を見下すかのような視線と言い、

引きずるような歩き方と言い、昴の機嫌は明らかに悪そうだ。

大地から視線を外してポケットに手を突っ込ンだまま過ぎ去ろうとしたがふと足を止めた。

「今日の放課後いつもの便所。相手は・・・能島。ケツ貸してやれ。」

細い声で面倒くさそうに吐き捨てた。

「あの・・・。」

勇気を振り絞って大地が口を開くと面倒くさそうにあん?と睨み返された。

大地から昴に対して声をかけることは暗黙の了解で禁止されているのだ。

「あんだよ、生理か。」

昴がからかう。

「・・・話があるんです。」

「話ぃ?だいっちゃんが昴先輩に話?」

威嚇した目で大地を睨んでいたがバカにした笑顔でポケットからタバコを出した。

職員室のほど近くで窓から丸見えだが昴は一向に気にしない。

教師が遠巻きに何人かみているが、皆昴には強く出られないのだ。

大地はゴクッ、と唾を飲んだ。

『自分から言え。殴られるの覚悟だ。』

夕べ、津川が丁寧に教えてくれた「仕返し」の方法。

「その・・・二人きりで・・・話がしたいんです。」

その時は決して正面むくな。

大地は津川の言いつけを一つ一つ思い出していた。

「お前、誰に物言ってンの。」

「・・・違うんです・・・その・・・昴先輩と二人きりになりたいって事で・・・。」

「・・・やって欲しいのか?」

二や、と昴の口端が意地悪く上がった。

昴が直接的な表現をするときはモヤモヤを引きずって爆発したい時だ。

・・・・とにかく時間をかけて、焦らせ。

恥ずかしそうに、そそられるように。

脱いで足開くだけが「誘う」って事じゃないぞ。

大地は津川の言葉を信じた。

それしかなかった。

殴られてもなんでも、連れてこい、と言った先生を信じるのだ。

一本出していたタバコを納め直してズボンのポケットに突っ込んだ。

そして昴の脚が体育館の方にむく。

「あ、待って。」

慌てて大地はその腕をとった。

普段は犬みたいに従順な大地がこっち、と引っ張ったので昴はかなり驚いた様子だ。

「トイレでなくて・・・その・・・場所があるんです。」

「場所?んなのあったか?」

大地はコクッと頷いた。

「あの・・・僕、先生に椅子はこべって言われて図書室上の倉庫の鍵・・・持ってる・・・。」

 

「こんなとこあったんだ。」

ダラダラと階段を登りながら昴は図書室前の階段の天井を見上げた。

昴が図書室になんか用事がある筈がない。

二・三度覗いてみたが大概なんとかという先生がいつも座っていて、何人かの女子がたむろしている空間だった。

昴の嫌いな健康的な空間だ。だからその上階踊り場の存在もずっと気が付かなかったらしい。

急に細くなった細い階段。図書室から上は何となく異空間で、静かだった。

大地は鍵を開けるとどうぞ、と後ろで待っていた昴に扉を開けてやる。

「授業さぼってヒィヒィ泣けよ。」

昴の目は期待に満ちている。

考えてみれば大地から誘ったのはこれが初めてだし、それに関しては昴もまんざらではないようだ。

・・・とにかく、逃げるだけが能じゃないぜ。

津川が夕べ、裸の大地の肩に手を回して囁いた言葉。

殴られても、土下座してでもつれてこい、と言われたのに

「二人きりになりたい」という一言だけでほいほいついてきた昴には正直拍子抜けしてしまう。

案外津川の言葉は当たっていたのかもしれない。

「ンじゃしつれーしまー・・・。」

へらへら笑いながら昴は扉の中に入っていった。

扉の隣にはプラスチックの板に「防火責任者・津川守彦」と書かれてある。

昴が入った瞬間激しく何かがもみ合う音がした。

始まったのだ。

大地は急いで扉を閉めるとその様子を外から伺っていた。

この高校では男同士がもみ合って喧嘩するシーンなんていくらでも見られる。

だけど・・・。

中からドアをノックする音がする。

おずおずと扉を開け覗いた。

「ほら。」

津川が少し真剣な眼差しで大地の前に昴の体を放り投げた。

津川は油断した昴を殴ると倒れ込んだ瞬間、脚から縛ったのだった。

いくら喧嘩が強くてもいきなりでは昴も太刀打ちできなかったらしい、もがいたときには両手両足縛られている。

「ンじゃこれで。これはおみやげ。」

そう言うと白い箱を置いて出ていってしまう。

出ていってから暫くするとガチャン、と音がした。

津川が外から鍵をかけたのだろう。

これで密室だ。

「てめえ、どういうつもりだ。このガキ!!。」

しかし、縛られて動けない昴にどんなに叫ばれても大地は平気だ。

そして叫ぶ昴を無視して津川が置いていった箱を開けると一瞬驚き、そして嬉しそうに笑った。

「先輩、みて。先生がこれ使えって。」

そして中に入っている物を取り出した。

それはボールギャグだ。

「うっせー、てめー、ぶっ殺す。」

「うるさいよ。」

そして叫ぶ昴の頬をはたいた。

びし、と弾かれた音が響く。

犬扱いしていた大地に殴られて昴が少し驚いた顔をする。

「あのね・・・先輩。」

大地は初めて昴に対して余裕で笑った。

「僕、昨日死んじゃおうって思ったんです。」

そして再びわめき始めた昴の口にボールギャグを無理矢理押し込め、固定した。

一度えずいたが大地は全くそんなことどうでも良い。

しかし昴の目だけは怒りに燃えている。

大地は自分の学生服を脱ぐと昴のズボンに手をかけた。

ジジッ、とジッパーの降りる音が響く。

そしてズボンを下着ごと下ろした。

見慣れた股間が現れるがそれは縮こまってしまっている。

「・・・ズボンじゃまですね。」 

縛った両足の所でどうしても引っかかってしまう学生ズボン。

大地は箱の中からはさみを出した。

大体の打ち合わせは昨日すんでいるから道具類は全部津川が用意してくれていたのだ。

「んん・・・んん・・・。」

流石に学生ズボンを切られるのは抵抗があるのだろう。体をくねらせている。

しかし、興奮すればするほどギャグをはめられた口端からダラダラと睡液が落ちた。

顎の当たりが光っているのが弱々しくてなんだか違う人みたいだった。

「ねえ・・・切っちゃいましょうよ。」

そしてズボンの布地にはさみをあてがう。

「ンーーーッ!!」

力一杯昴が唸る。その姿に大地はおかしさがこみ上げてきた。

あの、えらそうで高飛車な大地の姿がないのだ。

ズボン切られたって命切られるわけじゃないのに。

「なんで?ズボン切られるのとぶん殴られるのとどっちが痛いと思ってンの?」

そして思わず茶髪をつかんだ。ぐ、と顔を上げた昴の顔には一瞬恐怖が浮かんだ。

「なんならぶん殴ってやろうか?鼻血ダラダラ流すくらいに。伊東昴の鼻血なんて滅多に見られないもんね。」

そしてわざと床にたたきつけた。

すかさず首に足を置く。そしてゆっくりとゆっくりと力を込め、頸動脈を上履きで踏み始める。

下から見上げていた昴の瞳から少しずつ威嚇の色が失われていく。

「ねえ、先輩・・・怖い?」

笑いながら聞く大地の言葉に昴はなんとか逃げようともがいているが

縛られた両手両足ではそれは無駄な努力だ。

「でも僕、痛いのするのもされるのも好きじゃないです。だからね。」

そして取り出したのは安全保護ガードのついてないT字カミソリ。

昴ははじめ何がなんだかわからなかったようだが、

大地の視線が露わになった股間に集中しているので気が付いたようだ。

「ンー・・・・」

「うるさいって。・・・動いたら自慢のチンチンに傷が出来るよ。」

そして腹の上に乗るとへその下にそれをあてがった。シェーブローションなしの剃毛は傷つく可能性大だ。

「ンじゃ先輩の剃毛ショーの始まり。」

そしてジョリ、とそり始めた。抵抗のうめきが背後から聞こえるが無視。

「動いちゃダメですよ・・・つるつるになったら記念写真とりますから。」

昴は声にならないうなり声で抵抗するが動けない上にかみそりで切られたくないのだ。

腹筋に力を入れてなんとか逃れようとするが、

刃物が当てられている以上小柄とはいえ大地を押しのける事は無理だった。

ジョリ、と乾いた感触が妙だった。

「ねえ・・・先輩。」

手を動かしながら大地が話しかける。

「窓のサンにあるの、なんだと思います。」

昴は首をねじってみた。そして愕然とする。

小型のビデオカメラが赤ランプを灯してじっと昴を見つめていた。

それは誰かの視線のようにじっとりと無言で昴の痴態を見つめている。

縛られ、剃毛されている所を見られる「視姦」は昴に初めての羞恥心を呼び起こした。

それと同時に。

昴の縮こまった物が少しずつ固く勃起し始めたのだ。

「あーあ、先輩の勃起し始めた。」

完全に大地は優位に立っていた。

学校でも手が着けられなかった問題児を犬みたいに扱ってきた自分が剃毛しているのだ。

しかも、学校で。

「先輩もさー、たまには女役やってみたらどうですか?

こうしてインモージョリジョリされてるだけで・・・感じてますよ。」

わざと、いやらしい言葉を使って見ると昴のそこがもっと勃起する。

キンキンになったずるむけのチンポが瞬く間に天を突いた。

「大体これでいいかな・・・ほら。」

そして体を離す。

フッと強く息を吹きかけて剃った毛をとばすとツン、と勃起したチンポの先をつついた。

ねばっこい透明の我慢汁が指先についた。

 

 



 

「よし、つるつるチンチンの出来上がり。」

そり終わった股間をしげしげと眺める。

初めてにしては傷一つなく、割ときれいに剃る事が出来たそこはまるで

小学生の男の子のように毛がないのだが軽く勃起しているそれは立派な大人のものだ。

面白い眺めだな。

始めて見た剃毛された股間。

大地の心の奥底に一瞬、加虐の快感が走る。

「これで先輩、僕以外のヤツと出来ませんよ。パイパンの男なんて、ね。」

ざまみろ、という思いと同時に湧き出るムラムラとした感情。

そして体を離しても動けないように昴の腕を山積みになった机の脚に縛った。

机は重いわけでない。

しかし高く何段にも積み重ねられている上に、男特有の雑な作業でどこかが崩れそうなので、

もし逃げようと引っ張ると崩れて昴は下敷きになってしまう。だからもがくことさえ恐怖だろう。

そうして昴の学生服のボタンを両手で外してやった。中の黒いTシャツが現れる。

「僕、いろいろ考えたんだけど。」

そのTシャツの裾をたくし上げると決してたくましくはないけれど貧弱でもない胸が露わになった。

からかい半分で柔らかい乳首をツンとつつくと昴が顎をあげてのけぞる。

そして喉にたまった唾液をごくりと飲んだ。

しかしそのかすかな抵抗も無視して大地はそのあばら骨にそってゆっくりと指を這わせた。

ゾクゾクしたのだろう、昴がぶるっと震える。

そしてその視線は崩れそうな机の山から外れることがない。

「やっぱり先輩のこと嫌いじゃないんですよね。」

そして顔を昴のこわばった瞳に近づけるとギャグを噛ませた唇をペロンとなめた。

唇は暖かくて柔らかくてほんの少ししょっぱかった。

「でも僕、津川先生と・・・やっちゃた。」

そっと耳元で囁き、んふ、と笑う。

そうして大地は鼻を擦りあわせながら舌を伸ばすと、てらてらに光ったよだれを舐めとる。

動けない昴はされるがままだ。かわいい、と思った。

「すごく良かった・・・先輩の何十倍も。何回も行って・・・ここが・・・いっぱい爆発したんです・・・。」

思わず昨夜の津川とのプレイを思い出すと興奮してしまうのだ。

昨夜は何度も射精して、何度も感じた。

津川は仕返しの方法を教授しながらゆっくりと大地の体に快感を教え込んだのだ。

毎日のように先輩達に開かれていた体はいとも簡単に津川を受け入れ、

その比べ物にならないテクニックといったら・・・。

大地の股間がグググッと熱くなり、充血する。

そしてそっと股間をズボン越しに昴のむき出しの股間にそっと押し当てた。

こんなに固くなってる・・・僕のチンポ。

ごりごりとその固さをわざと感じるように大地が腰を動かした。

「信じられる?あんなに嫌がってた僕がもっと、てこうして・・・。」

そして自分のジッパーを下ろすと中から立ったものを引き出す。

それはすっかり出来上がっていて、ズボンの中は苦しそうに息づいていたモノが勢いよく外に飛び出した。

大地だって決して恥ずかしいモノを持っているわけではない。

勃起すればきちんと鈴口が現れてその先はべっとりと汁で濡れている。

「先輩の知らないところで・・・ねえ、怒る?」

大地の勃起したチンポと昴の剃毛で被虐の喜びを知ったチンポが重なり合った。

それを大地がそっと二本いっぺんに包み込む。そして腰を動かすと擦りあわせ始めた。

自分で腰を使い、固い昴のモノを感じていた。

「ね・・・先輩ッたら・・・すごく良かったんだ・・津川先生のチンポ。でもね・・・。」

狂ったように腰と手を動かしていく。

昴が喘ぎを我慢している。

が、ギャグを噛まされていては我慢したって無理なのだ。

その顔もたまらなくいやらしかった。

よがらせついでに乳首をしゃぶる。

ゆっくりとだんだん降りていって舌はへそを舐める。

そして剃ったばかりの三角地帯、そして砲身。

大地のうねうねと動く舌が昴の竿にかかった。

んふ、とそれをくわえ込んでやった。

両手を使って優しく包み込み、しこしこと軽く扱くと昴のモノの先からしょっぱい液がちゅぷっと出た。

「ん・・・おいし。」

そして吐息を漏らしながら唇でそれを扱き始める。

昨日教えられたとおり、舌を絡めたり歯で軽く噛んでみた。

AVを見たことがないわけでないし自分がどうされたら気持ち良いか知らなかったわけではない。

だけど今までの相手ときたらみんな自分を気持ちよくすることばかりを大地に要求するばかりで

大地に余裕を与えてくれなかったのだ。

昴の声にならない、まるで泣き声のような喘ぎが頭の上から聞こえてくる。

もっと泣け。

そう言わんばかりに指でアナルの辺りをゆっくりとマッサージし始めた。

「先輩って・・・。」

面白い。

自分が今までやられたことがこんなに面白いことだったなんて。

大地は髪を掻き上げると侮蔑の目で昴を見下ろした。

「ホントは・・・やられるの好きなんじゃないの?」

そして手を伸ばして箱を引き寄せる。中からローションとゴムを出した。

「僕、初めての時は忘れられないですよね。」

「んん・・・。」

昴の目大きく見開いた。それは恐怖におののく目だ。

そうだろう、自分が大地になんの考えも、痛みも苦しみも想像することなくやってきたことをされるのだ。

「でも・・・僕の最初の時はゼリーも何も使わずホント、痛かったですよ。

昴の目の前でローションのビンを開けると昴の乳首にたらっと垂らしてみる。

冷たさに驚いたのか、昴が一瞬呻く。

そして大地はローションを拡げるように乳首の辺りをマッサージした。

人さし指でツンツン弾くと少しずつ勃起していく。

「・・・女の子みたいにオッパイ固くしちゃって。」

「んん・・・。」

「あんなにえらそうにしてさ、ここはコリコリでいじって、なんて泣いてくれればかわいいのにさあ。」

そしてわざと意地悪くつねってやる。

昴は抵抗をやめていた。

羞恥に耐えられずもうぐったりしている。

剃毛、縛り、撮影、そしてフェラチオ。

そして次はとうとう処女のアナルを犯すという。

大地の「仕返し」に観念したかのようだった。

が、その姿が大地の加虐をいっそう駆り立てるのだ。

大地はおとなしくなった昴の頬を軽くはたいた。

「何マグロしてんだよ。」

そしてボールギャグを外して放り投げる。

「僕が嫌がってしんどくって動けなくってもヤリまくったくせに、自分がしんどい時はマグロ?」

そして今度は思いっきり太ももをピシィッと平手打つ。すぐに桃色の跡が浮き出た。

「・・・よ。」

 昴のかすかに呟き。

「もう・・・頼む・・・勘弁してくれよ。今までのこと・・・全部謝るから・・・もうしないから・・・。」

昴の目尻からポタッ、と涙が落ちた。

学校でも最悪の問題児、教師すら注意できない伊東昴が泣いているのだ。

しかも、自分の犬に。

こんな・・・・面白い事ってある?

今までさんざん自分をおもちゃにして、援交まがいのことまでさせてきたヤツがだ。

しかもたちの悪いヒモみたいに集めた金は全部持っていって「仕事」のあともかまわず犯していたヤツが、

情けない格好で、パイパンにされて泣いている。

大地はその顎をくいとつかんであげた。昴の瞳が弱々しく泳いでいる。

「あんた・・・ばっかじゃないの?」

大地は知っていた。

今の自分の表情がどんなに昴には恐ろしいだろうか。

笑っていた。

涙を流し、プライドをボロボロにされた昴の哀れな嘆願を笑い飛ばしたのだ。

それは仕返しではなかった。

もう既に大地の心の中におかしな陶酔が生まれ、体中を支配しようとしている。

ずっと虐められ続ける事で気が付かなかった何かがここで爆発しようとしているのかもしれない。

「・・・下田・・・。」

「誰が謝れって言ったんだよ。言っただろ。・・・最初の時は痛かったって。」

 

 学生ズボンは結局じゃまだったので足の緊縛をといて全部脱がせた。

抵抗されるかと思っていたけれど昴は従順だった。

「僕が痛かったんで先輩はすごく気持ち良いようにしてあげます。」

ローションをたっぷりとアナルに垂らすとゴムをかぶせた指を一本ゆっくりと入れた。

ローションのせいで割とすんなりと入っていく。

「やめろよ・・・。」

「だから、先輩だって僕がやめてって言ってやめたことないでしょ、先輩。」

まだ固さの残るそこに人さし指が全部はいると昴は異様な感触を我慢できず唇を噛んでいる。

動けば机が落ちてくる。

「どんな感じ?」

「・・・抜けよ・・・。」

それでも昴は何とかして優位に立とうとする。

が、その命令口調に大地はぐい、と指で中をかき回した。

「ああ・・・っ」

いきなり腸をかき回されて昴が呻く。

「抜けよって何えらそうにいってんだよ。」

「・・・抜いて・・・ください。」

昴が悔しそうに呟いた。しかし大地はからかうように答える。

「ダーメ。」

冷静な拒否。

そして指をうねうねと動かし、昴の恥ずかしい部分を嬲っていく。

「いい・・・こうして・・・どう?」

大地の指がゆっくりと動き始めたとき、昴は体をねじって抵抗した。

初めてのアナル責めは正直気持ち悪いに違いない。

「・・・お前のケツに指突っ込んだことねえだろ。」

昴の弱々しい声。

「だから痛かったんたってば。先輩はちゃんとお尻の良さ教えてあげる。」

「・・・津川に掘られたのかよ、てめえ。」

「だったら何?能島先輩にも掘られたし、知らない人たちのいっぱいしゃぶらされたし。」

「・・・くっ・・・もう・・・やめろ・・・。んあっ!!」

そしてある場所を刺激したとき。

昴が体をふるわせ、喘いだ。

つつ、とチンポの先から透明の汁が漏れる。

ここか。

大地はそこを重点的に責め始めた。

強く、弱く、速く、遅く。

焦らすように嬲るようにそこを刺激すると昴の声が少しずつ激しくなっていくのだ。

「んあ・・・やめ・・・ああっ!!」

前立腺、と昨日津川が教えてくれた。

昴のものが急に勃起し始める。

「ここ、いいでしょ。よく覚えてて。」

そしてゆっくりと指先で刺激した。

昴の声が抵抗から少しずつ悶えに変わってくる。

「ああ・・・あ、んん・・・。」

感じてる。ケツで感じてる。

大地はズポッとその指を抜いた。

ああん、とのどを絞った声で昴が喘ぐ。

そして物足りなさそうに大地を見つめていた。

「・・・気持ち良い?」

昴は羞恥心でまだそれを全て受け入れることは出来ないようだが快感を得たのは本当のようだ。

「もっと欲しい?」

昴の顔が微妙にはにかんだ。が、コクッと一回うなずく。

・・・こんな顔できるんだ。

口を開けたまま惚けたその唇に指先で軽く触れると大地はキスした。

信じられないことにこれが昴とのファーストキスだ。

「野郎とキスする趣味はねえ」と言っていた昴が大地のキスを何事もなく受け入れる。

大地はその唇をむさぼった。

「気持ち良いこと、いっぱいしようね、昴先輩。」

大地を見上げる昴の目がとろけていた。  

 職員室では伊東の話題は自然、タブーの一つになっている。

伊東が入学する際、彼の父親が経営する伊東建設が

不景気にも関わらずそれまでの倍の就職を受け入れてくれたからだ。

伊東昴が中学時代から警察沙汰になっていたのは高校側にもわかっていたが、

やはり何らかの力で突き動かされば公立高校といえどもある程度の揺り動かしは仕方ない。

しかし、珍しく今日は違っていた。それは体育教師が老教師にぼやいたことから始まる。

「・・・伊東は・・・どうしたもんでしょうかね。」

老教師がコピー機のトナーがなくなって事務員のところに言ったがあいにく留守だったらしい。

それでそこにいた若い教師に頼んだのだ。

「伊東はあれで可哀想な子でね。」

老教師がトナーの入れ替え終わったコピーのボタンを押しながら淡々と語り始めた。

伊東昴がまた授業に出てない。今度は誰もその居場所が分からない。

大概能島辺りに聞けばふざけながらも校内にいるかどうかくらいは白状していたが

今日はその能島でさえマジにわかんねえ、と困った顔をしていたという。

津川はコピー機のすぐ右側の自分の机で書類を書きながら聞き耳を立てていた。

「可哀想ったって、もう18ですよ。」

「いやあ・・・あの子は長い間父親が単身赴任でいなくて今も顔を合わすと喧嘩ばかりだそうですよ。」

「市議会議員でしたね。」

人ごとのような体育教師の返事。

「母親はお嬢さん育ちで・・・この子は私が昔教えた子なんだがなんというか、

見かけはああだが派手好きで有名でねえ。」

今でも有名だ。おとなしい顔して伊東建設の売り上げをエルメスに変えていく夫人。

「だけど昴が生まれてすぐに・・・これが。」

そして親指を立てる。

「男ですか。」

「まあね。それでまあ伊東の家は揉めたんだが離婚はしない代わりに

昴をばあちゃんに当たる人が育て始めたと。」

「おばあちゃん子、ですか。多いですね、最近。」

「そのばあちゃんが中学の時になくなって。母親とようやく親子になったんだが、

どうやらばあちゃんが嫁の事を悪く吹き込んでた、というよくある話ですよ。あ、コピーが撮れる撮れる。」

機械音を鳴らしてコピー機が作動し始めた。それでその場の空気が変わる。

「しかしアレッすねえ、なんで女っていつもそうなんでしょうねえ。うちも嫁と母親が・・・。」

体育教師が頭をかいた。老教師はコピーを取り終わるとすたすたとその場を去る。

津川は黙って顔色変えず書類を書き込み続ける。

五時限目終了のチャイムが鳴った。

 

「・・・チャイム、なりましたよ。」

昴の両手両足の緊縛をほどき、自由にしてやった。

恐怖でぐったりと疲れた昴の股間にすかさず顔を埋める。

サーモンピンクの若いチンポを口いっぱいにほおばった。

ジュル、と睡液の音をさせてやると固い肉の塊は口の中でもっと大きくなる。

口の中が充実してぐっぽりとくわえ込むと吸い上げながら太ももの裏側をゾワゾワと撫でた。

「先輩・・・先輩・・・。」

小さな声で昴を呼んでみた。

そしてこれ見よがしに舌を使い、鈴口を割る。

フクロをはみ、裏筋をチロチロと刺激する。 

そして昴の片足を持ち上げるとすぼまりに舌を伸ばした。

丹念に、丁寧に刺激する。

アナルの皺をべろべろと舐め、ツンツンとつつく。

案外躊躇しなかった。

それは剃毛したからかもしれない。

アナルから竿の先まで犬のように大きく舐めてやると昴が小さな声で喘ぐのだ。

今まで一度もしたことのない行為ばかりで昴も時々大地をジイッと見ていた。

「気持ち良いですか?」

昴が小さく頷いた。

その両足を抱えるように指示するとおずおずと言うとおりの格好になる。

剃毛された股間が丸見えになって、半立ちのチンポもさっきまで大地に掘られていたすぼまりもよく見える。

「先輩のここって・・・みんな見たことないですよね」

そして砲身を握ると軽く上下した。

感じたのだろう、昴が低く呻く。

「どうですか・・・犬に扱いてもらうっていうの。」

「・・・もう・・・ダメ・・・達きそう。」

こんな声で鳴く人だったんだ。

大地はおかしかった。

いつもの作った怖い顔はどこへ行ったのか、快感に身をゆだね、あんあん悶える昴。

こんな顔する昴とこんな気持ちになる自分。

もっとヒイヒイ言わせてやりたい。

狂ったように尻を振り、切なく声を上げる昴を見たいと思った。

そして指を二本、アナルに埋めていく。

さっき一回入れたことでそこはすんなりと受け入れた。

頭を振りながら昴は必死の表情で我慢している。

「ほら、指二本入ったー。んじゃ。」

そしてそれをアナルの中でうごめかせる。

「ああ、あ、いやだあ・・・。」

「いやいや言ってこんなに食い付いてるじゃん。」

「だって・・・あ、大地、動かすな。」

「どこをどうされたらどんな感じか今教えてんの。ちゃんと覚えてよ。」

だめ・・・と切ない嘆願を断ち切るように激しく動かした。

大地、大地、と自分の名前を呼ぶ度、それに答えるように優しく愛してやる。

だがそのとろんとした表情に大地の感情が高ぶるのだ。

胸の奥でぶすぶすとした種火が何らかの拍子に時々燃え上がる。

「ほら、今どこに何入れてもらってんの?言えよ。」

「あ・・・ケツに・・・指・・・。」

ぎゅう、と目を閉じて口を開け、半狂乱のように首を振る。

伊東昴は、堕ちた。

昴の両腕が延びる。

大地の肩に掛かる。

何かを求めるように見つめ、そして指に力が入る。

「先輩ってケツで感じるんですね。」

「あ・・・言うな・・・。」

大地はそっと耳元に顔を近づける。

「いいんでしょ。ほら、昴はケツで感じますっていって。」

その囁きに目を閉じ恥ずかしそうに顔を赤らめる。

「いえよ、ほら、昴はケツに指突っ込まれてアンアン喘ぐいけない子ですって。」

言葉責めに昴のチンポの先から垂れるほどに先走りが流れ落ちる。

「・・・そろそろはめましょうか。」

そしてズポッと指を抜いた。

その瞬間昴の体がぶるっと震え、あう、と高い声で鳴いた。

 

五時限目と六時限目の間の休憩時間。

もう一度伊東昴の居場所を聞くため体育教師が呼んだのは能島だった。

「おれ、本当に知りませんてば。」

「ウソつけ。伊東の居場所はお前が一番詳しいって自分でいってたじゃないか。」

「でも今度はマジしらねっすよ。」

能島はマジ勘弁、と何度も繰り返す。

体育教師も疑い晴れないがいつもなら素直に教える能島が知らない、

といい張るのだから本当だろう、とあきらめ、帰ってよし、と解放してやる。

「マジかよ・・・。」

明らかに不機嫌な能島。

「おい。」

津川が能島の背中を呼び止めた。

「ちょっと頼みがあるんだけど。」

 

昴を四つん這いにするとアナルに自分のモノをあてがう。

昴が入れられるのが初めてなように大地も入れるのは初めてだった。

ゴムを付け、昴のアナルにたっぷりとローションを垂らす。

・・・・ゴムの上からこれ塗っとけ。

津川に言われたとおり黒いチューブの薬を塗りつけた。

「いっとっけど、痛いからってやめませんよ。」

そしてゆっくりとねじり込むように先を入れた。

「あああーーーっいや、入ってくる、あ、ああ・・・。」

アナルが一杯に広がり、侵入してくる感触に昴は耐えられず声を上げた。

それでもローションとコンドームのゼリーでまだスムーズに入る方だ。

「我慢して。ほら・・・入ってくでしょう。」

そして一番太いカリを沈めるといったん止まった。

肩の入れ墨がこっちを見ている。

「・・・今何が入ってますか。」

「・・・チンポ・・・。」

聞こえないほどの小さな声。

「僕の時はもっと痛かったんですからね。我慢してください。」

そしてゆっくりと体を進めた。

初物は締め付ける。

どんなにほぐしていたとしてもこの締まりは慣れないアナルならではだ。

それにローションのおかげで切れることはないようだ。

「・・・きつい・・・ですよ。そんなに締めちゃ・・・んん・・・。」

そして奥まで進むと一気に体を引いた。

「あうーっ!!」

排泄感が昴を襲う。

気持ち悪い、体内のモノを引き出される感じがたまらないのだろう。

そして大地は大きく出し入れを始める。

昴の腰をきつくつかみ、打ち込む。

「いや、何だよう、これ・・・。」

昴の様子が少しずつ変わってきた。苦しいだけではないようだ。

苦しそうだった声が少しずつ甘い吐息に変わる。

「熱いよ・・・変だよ、何したんだよ・・・。」

さっきの薬だ。

コンドームに塗った。あれは催淫剤だったのだ。

昴の手が自分のチンポに伸びる。

ぐちょぐちょと音たててそれを扱き始めた。

「あん、あん・・・タマンねえよ、もっと、もっと・・・。」

形のいい尻がくねり始めた。高く尻を突き上げる。

かわいい声で泣き、必死に何かに助けを求めるように叫ぶ。

大地も良く知っている、腹の中をかき回す感じ。

尻に肉棒を打ち込まれながら、拒否できず、その上もっともっと、と

求める昴の姿はあさましく、エロティックなのだ。

突っ込んでいる大地のアナルが疼き始めた。こんな風に犯され、乱れたい、と思った。

そして思い切り射精し、ザーメンをとばしたい。

その時。

 

「昴・・・何やってんだ。」

鍵を閉めたはずの鉄のドアが開き、能島が立っている。

大地も昴も驚いた。裸で繋がったまま黙ってドアを見た。

大地からみれば能島は昴の親友だ、殴られるかもしれない。

能島をぼうっと見上げる昴の目はとろけているが終わったんだ、という安堵の表情が浮かんでいる。

 

能島は黙って大地と昴を交互にみた。

そして一歩、中に入って後ろ手にドアが閉まる。

ガチャン、という重い金属音が響く。

そしてゆっくりと近づく。

静粛が辺りにのしかかっていた。

何秒くらい経ったろう、それを破ったのも能島だ。

「・・・良い格好じゃねえか。昴。俺も参加させてくれや。」

 

とっくの昔に六時間目は始まっただろう。

「・・・いい締まりじゃねえか。」

全裸になった能島は自分のモノを全部押し入れるとワンワンスタイルの昴の顎をぐいと持ち上げた。

昴の舎弟扱いとは言え、能島は昴と同じくらいの体格で、力も強い。

大地でとろとろにされた体が能島を拒否できるはずはなかった。

大地はコンドームを外すとその辺に投げ捨て、その辺に積み上げてある椅子を出して座ると昴の頬に押し当てた。

「舌。僕がやったようにやらしーくしゃぶってよ。」

おずおずと昴が舌を伸ばす。

昴のフェラチオは初めてだった。

ねっとりとした熱い感触が大地のチンポを包み込む。

ゴム臭さと慣れないプレイに昴はやや戸惑ってぎこちない。

「まどろっこしいなあ、もう。」

頭を抱えると大地はぐい、と腰ごと押し込んだ。

昴がうぐ、と唸ったがかまわず続ける。

「しっかり舌使ってよ。ほら、先輩、ホントはチンポ好きだったんでしょう。」

「チンポ好き?こりゃいいや、昴あんなにえらそうにしとして

ホントはだいっちゃんのオチンポペロペロするのが好きだったのかあ?」

能島のいやらしい言葉に昴の顔が赤くなる。

「ああ・・・締まる。」

「ン・・・もっと、あん・・・。」

「んん・・・んぐ・・・。」

三人の喘ぎ、呻きがクロスし始めた。

ねっとりと生々しい空気が汚れた倉庫を包み込んだ。

汗と汁の臭いが充満した部屋は学校でありながらもう学校ではない。

それは少年達が猛々しい性を発散する場でしかなかった。。

その部屋の中で2人に犯されている昴ももうほんの二時間前の昴ではない。

淫らに尻をかき回されチンポをしゃぶらされている姿を誰があの伊東昴と思うだろうか。

能島が昴を仰向けにした。そして脚を抱えて挿入する。

「ひょー、こいつパイパンか?」

「素敵でしょう?これでイタズラできないですよ。」

「ったく、人バカにした態度取りやがってよお。おらおら、もっとチンポぶんぶん振り回すくらいケツ動かせや。」

「ひぃっ、あ、アアーッ!!」

能島の腰が奥までぶち込まれた。

大地の視線は一点に集中している。

それは勃起し、行き場のない切なそうにてらてらと濡れている昴のチンポだ。

美味しそうで仕方がない。

大地のアナルはさっきからどうしようもないほどに疼いていた。

もう、我慢できない。

大地は扱きながら昴にまたがった。

自分から上になってはめるのは初めてだ。

「先輩・・・僕、欲しくなっちゃった。」

自分の指でアナルを刺激する。ここを昴の物でかき回して欲しいのだ。

昨日津川にしてもらったみたいに、昴ので感じさせて欲しかった。

能島が黙ってコンドームとローションで昴の準備をしてやる。

大地もハァハァと息荒く、もう我慢できない。

そして自分でその昴のチンポをアナルにあてがった。

「先輩・・・はめてぇ・・・!!」

そしてねじり込むように昴のチンポで自分のアナルを拡げ、尻を下ろしていった。

アナルに固い塊が入っていく。

はじめは上手くいかなかったが、能島が昴のチンポを支えた。

カリさえ入ればあとはあの腹の中をこじ開けるような感触。

「ああ、大地、ああ、すごい・・・。」

「先輩ぃ・・・あ、犯して、僕のお尻犯して。」

ストリッパーのように大きく脚を拡げ、昴を誘惑するようないやらしい声を上げた。

ケツを能島に、チンポを大地に責められて昴はただ切なく喘ぐ。

「だいっちゃんのケツもズボズボじゃねえか。」

そうして尻を落として全部入れると大地は昴の手を取った。

それをゆっくりと自分の胸に持っていく。

「いじって・・・ね?」

それは命令だった。

命令どうり、昴は大地の乳首をいじり始める。

コリコリになった自分の乳首を摘み、転がし、

クリクリッといじられるといっそう体が疼いて大地のチンポの先から透明の液がツプッと流れる。

「ああん、もっと・・・先輩、もっと僕の体いやらしくして・・・。」

前屈みになって抜けないように尻を動かし始めた。

自分で腰を使ってえぐり、そして抜いていく。

能島のリズムと大地のリズムが一致したとき昴が切なく叫んだ。

「あ、すごい、あ・・・犯して・・・。」

「昴がこんなにスケベだったとはな。」

「あ、ああ、いい・・・もういきそ・・・。」

大地は自分の物を扱き始める。

ジョポジョポと音たててそれはひたすらに絶頂に向かい始めていた。

「あ、達く・・・大地、俺達く・・・。」

「・・・ケツ締めやがる」

そして大地は昴の手の上から自分の手を重ね懸命に扱いた。

腰を激しく上下させる。

「だって、すごくいいです・・・あ、もうだめ、先輩、射精しそう、ザーメンとばしそう・・・」

もう限界・・・。

大地の肉体がぎゅうと固まる。

そしてぶるぶる、と震わせながらそのチンポの先からザーメンを放出した。

それは勢いよく昴の胸から首、顔にまで飛んだ。

同時に行ったのだろう、昴はぐったりとして肩で大きく息をしている。

その胸が上下する度大地のザーメンも上下する。

ツル、とそれが流れた。

昴がそっとそれを指で拭う。

「・・・舐めてよ。」

昴は呆けた顔で大地をみていた。

能島の体が離れる。

ずりゅ、と抜かれた感覚に昴が小さな声で呻いた。

「ケツがぱっくりと口開けてるぜ。」

能島の言葉に一瞬泣きそうな顔をする。

そんな昴の唇に大地がキスをした。

 

 



 

 ・・・・・二年後。

季節は秋の色濃くなっていって文化祭で学校中が浮かれていた。

工業高校の文化祭は数少ない他校の女の子と友達になれるチャンスだから

教室のイベントもロックバンドもクラブごとの模擬店も異様に力が入っている。

だからその準備に参加しない生徒の方が少ない。

そんな数少ない生徒の下田大地は歯をクッと食いしばると体の奥までくわえ込んだものをきゅうっと締め付けた。

 

昴を犯した図書室上の汚い倉庫。現在の通称ヤリ小屋。

いつの間にかしかれたマット。揃えられた道具の数々。

秘密の裸の社交場。

その大地の一番奥で体震わせて射精した体がゆっくりと離れていく。

この濡れて現実の空気にさらされる瞬間、大きく息を吐く。

「・・・あんたも好きだよな。」

そしてこの大きな体の一年生は薄暗い部屋の中、肩で息しながらティッシュボックスを引き寄せた。

この床と箱がこすれる間抜けな音はどんなに相手が変わっても同じだ。

大地はマットに体を横たえたままダラダラと腕を伸ばした。

手の平に柔らかいものが押し当てられる。その手の中にはティッシュが三枚。

あとは勝手知ったる「事後処理」でまさしく事務的にさっさと済ますのだ。

一年坊主は自分のことで手一杯だから『拭いてやる』なんて余裕、ない。

大地は三年に進級していた。

小柄だった身長は15センチ近く伸びた。

愛らしい顔は少し大人びて、上級生としての風格もちゃんとある。

職員室の評価ははおとなしい、とてもいい子、だ。

一年の時、当時の三年生に虐めを受けていたが古典教師の津川に相談、

お互いの話し合いで解決、ということになっている。

彼は可哀想な被害者であって、情報科でも真面目で優秀で素直で。

誰が放課後になったら一年坊主倉庫に引っ張り込んでくわえ込んでいる、なんて思うだろう。

「それで?伊東ってヤツとはもう切れたのか?」 

そろそろ7時を回る頃だ。

倉庫の小さな窓にもサッカー部の練習の声が聞こえる。

オー、という声のあと「アーシター」と威勢のいい挨拶がここまでも響いてくる。

グラウンドのサッカー部の練習が終わったのだ。

山際康一は慌てて学生服に袖を通しはじめた。

パンツ履いただけの大地はタバコを一本くわえると、吸い殻で汚れた灰皿代わりの缶コーヒーの空き缶を探す。

「べつに。昴とはたまに会うよ。」

「・・・あんた、好きもんだからな。」

康一が少し遠いところにあった空き缶をマットの側に置いた。

「お前だって。早く行けよ、俊が帰っちまう。」

この体の大きな一年とセックスフレンドの関係になって一ヶ月になる。

それは夏休みの暑い午後だった。

たまたまゲイ雑誌買いに電車に乗って三つ目の駅で降りて歩いて10分。

店に入って雑誌の積んであるコーナーに見たことのある顔が買おうかどうしようか躊躇していたのだ。

それが山際康一。

「何やってんの?」

そう声をかけるとびくっと肩震わせて驚いていた仕草が噂で聞いていた彼とは全然違っていたのだ。

大地が聞いた噂はこうだ。

四月、入学早々目立つ彼を三年が呼びだしたが結局彼には歯が立たなかったという。

相手が悪いな。

その話を初めて聞いたときの大地の反応だ。

康一は元少林寺拳法かなんだかで結構強かった筈だ。

その事はとっくに大地も知っていた。

そう。大地は康一を知っていたのだ。

「そんじゃ、また。」

「おう、うちの従兄弟をよろしくな。」

タバコを指に挟んだまま右手を挙げる。

従兄弟、という言葉に康一は複雑に笑って返事した。

大地と俊は従兄弟同士あって線の細目の所とか声のトーンが似ているのだ。

それはお互い認めるところだ。

従兄弟の幼なじみは彼が中学の頃から何度か見かけている。

俊の家は学校の近くだから母親に頼まれて届け物をしたことがあったがその時も康一は俊の家にいた。

康一は放課後週に一回大地とここでセックスする。

そしてなんやかんやと終わって7時になると俊の部活が終わるからそれにあわせて出ていくのだ。

大地は壁にもたれて短くなったタバコをくわえた。

今頃大地と俊は仲良く歩いているだろう。

まあ、仕方ねえか。

一人きりになった倉庫は秋が深まったせいかなんとなくそら寒い。

大地は学生服を引っ張るとのろのろと帰る準備をした。

そしてふ、と昴が頭によぎる。

元気かな・・・。

まるで遠い昔に別れた恋人を思うみたいな思い出し方に自分でもおかしい。

昴とはあれからも関係が続いた。

あの後。もう大地は昴のものではなくなったのだ。

微妙に変化したお互いの力関係は不思議で傍目にはなんの変化も気が付かなかっただろう。

相変わらずくだらない言いがかりをつけて恐喝したり、

暴走族の友達との付き合いも減らなかった昴の後ろを、命令されるままについていく大地。

何度も職員室でも問題になった。一度は彼の父親が呼び出されて学校に来たこともある。

しかし大地に対しては昴は絶対に態度を変えなかった。

誰かがいれば。

大地は思い出して笑う。

どんなにいきがっていても大地と二人、この部屋にはいるとおとなしくなるのだ。

大地の体を欲しがり、跪いて大地の物をしゃぶる。

大地に快感を与えようと努力するようになった。

そして「ご褒美」に時々ケツをかわいがってやるとよがり狂うほどに喜んだ。

「早く・・・して・・・。」

そう小さな声でねだる昴。

外で大地を虐めれば虐めるほどヤリ小屋に入ってからの昴の乱れようといったら。

彼にとって大地に対して高圧的に命令することはその後のプレイのスパイスにしかならなかったのだ。

素ッ裸にして壁に手をつかせる。

恥ずかしそうな素振りとは逆にその股間のものはグングンといきり立っていく。

そして大地は昴に太いバイブレーターを入れてやるのだ。

そしてその昴の勃起したチンポを自分の尻にぶち込ませる。

アナルとチンポの同時責めに昴はのめり込んでいて、何度も果てていた。

能島を呼んでプレイするときもあった。

昴が大地のものになったのだ。

仕返しは成功したと言っていい。

そして卒業の日、卒業祝いに昴のチンポのカリ首にピアスをはめた。

そして昴は父親が手を尽くして就職させた会社に就職、この街を離れた。

 

 ヤリ小屋をでると校内はもうとっぷりと暗い。

のろのろと階段を下りながらまた今年も寒い中通学か・・・とこれから来る季節を思うとイヤな気分になる。

その時。

「あの・・・。」

図書室の陰にみたことのない生徒が立っていた。

その様子では大地を待っていたようだ。

襟元の学年章によると二年らしい。

「・・・聞いたんですけど・・・上のヤリ小屋・・・使いたいんですが・・・。」

「聞いたって誰に。」

「・・・桜井に・・・。」

桜井・・・大地はまだ少しぼやけた頭で記憶をたどった。

「ああ・・・あの機械科の」

「はい。」

この間、昴が帰ってきたときに二人でゲイバーにいったのだ。

そこに30くらいの男と一緒にいたのが機械科一年の桜井君だった。

様子から見てその男と付き合っているわけではないみたいで

隣に座ったときポロッとこの部屋のことを漏らした気がする。

「・・・なに、桜井とつきあってんの?」

「いえ・・・その・・・この部屋の鍵手に入れたらッてことで。」

それって利用されてんじゃないのか?

そう思ってみたがこうして勇気を出して貸して欲しい、と言う彼の姿に一瞬昔の自分がダブる。

いいようのない緊張感とばくばくいう心臓。

「好き」という感情で屈服していたあの頃。

「いいよ。その代わり途中で乱交になりたくなかったらちゃんと中から鍵閉めとけ。

備品がなくなったらあと補充していて。それがルール。あとは・・・。」

その時、ガチャ、と物音がする。図書室のドアだ。

大地はポケットの鍵を探りながらその方向をじっと見つめた。

重い図書室のドアが開いて暗い部屋から一人の教師が出てくる。

「津川せんせ、今帰りですか。」

津川は荷物片手の帰り支度で、そこに立っている大地に気が付くと立ち止まって優しくほのかに笑う。

大地は津川のその笑顔が好きだった。

あの日以来全然変わらない津川。

優しくて大人で・・・セックスの上手いところも相変わらずで。

「明日。放課後一番に取りに来たら大丈夫と思う。」

そんな大地の言葉に二年生は安堵の表情を浮かべ頭を軽く下げて走り去った。

津川と大地は黙って彼の階段を下りる音を聞きながら、ふ、と笑う。

「・・・すっかり悪いヤツになったな。」

大地は鼻で笑うと帰ろう、と顎をしゃくって誘う。

津川は荷物を持ち直すと首を左右に倒して肩の筋を伸ばした。

「悪くないですよ。」

「・・・あの二年、どうせ食う気だろ。」

声が響かないよう囁く津川の声がなんだか秘密めいていてエロティックだ。

「まさか。桜井に入れあげてるんですって。」

「桜井に?」

津川が驚いて天井を見上げた。

「わからんもんだな。」

津川は軽やかに階段を下り始めた。革の靴音が校舎中に響く。

「俺が悪いヤツなら先生は・・・悪魔じゃない?」

そうか?と津川がとぼけ笑った。

「昴先輩との初めての時、能島先輩送り込んだの先生でしょう。」

「古い話だ。」

「ねえ、先生」

大地は誰もいない校舎に響く自分の声を聞きながら低い声で津川を呼び止める。

階段を下りる脚を止めると津川はゆっくりと振り向いた。

両手をポケットに突っ込んだままその隣までゆっくりと降りていく。

津川はその様子を静かに見ていた。

こういう余裕あるとこ、好き。

そして暗い階段で並ぶと大地は目を閉じてそっと津川にキスした。柔らかい感触。

二人ともたばこ臭い味。そしてねぶられる唇。津川は丁寧にそれを受け取って舌を絡めてくる。

津川は昴にも康一にもない魅力があった。

愛情なんて言葉で表現できない何か分かり合うものがある、と大地は思う。

あの日、死にたくなった自分をすうっと救ってくれたのは津川だけなのだ。

康一で一回達ったのだが何となく、そう、何となく。

「せんせ・・・しよっか。」

いきなりの誘いに津川は少し驚いて、そして意地悪く唇の端をつり上げ、笑う。

「いいが・・・俺は倉庫は勘弁だ。」

そしてポケットから愛車と自宅のキーを出してちゃらちゃらと音たてて振った。

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