- 2014⁄02⁄21(Fri)
- 00:26
ユウイチ
「スゲー」
漫画を開きながら、ユウイチが言った。
本屋で立ち読みしている身分なのに、周りの目なんかおかまいなしだ。
「おまえもみろよ」
ユウイチに言われてカズキも遠慮がちに覗き込む。
「わぁ」
カズキったら、それでも小さな声をあげて、少し顔を赤くした。
「女のあそこって、こんななんだ」
ユウイチが大声を出した。
わたしは思わずユウイチのお尻を思い切り引っぱたいてやった。
「いてえな」
「でかい声だすなよ、はずかしいな」
「おまえも見ろよ」
ユウイチはわたしの方にエッチな漫画を向けかけて、途中ではっと気づいたようだ。
「あ、おまえ、女だったんだっけ」
「バーカ」
わたしは思い切りユウイチの頭を引っぱたいた。
嬉しいような悲しいような、複雑な気分だ。
ずっと男の子になりたかった。
小さいころから男の子とばかり一緒に遊んでいて、髪も短くしていた。
スカートなんか一度もはいたことがなくて、いつも半ズボン。男の子の服しか着なかった。
カズキとは幼稚園生のころからずっと幼馴染で、ユウイチとは5年生のときから一緒だ。
サッカーしたり、野球をしたり、ときには悪さもする。
どれもこれも、わたしはユウイチよりは下手だけど、カズキよりは上手だ。
この二人と遊んでいるときは、だれもわたしのことを女の子だとは思わない。
ちょっとだけ男の子になったような気分になれるんだ。
でも6年生になって、夏もすぎたころから、ユウイチはエッチなことに興味を
持ち始め、ときどき本屋さんに入って、エッチな漫画を立ち読みしたり、しきりに
エッチな話ばかりするようになった。
そうなるとわたしの立場は少し微妙になる。
さすがにこればかりは、一緒になって「女のあそこって、こんななんだー」と
目を輝かせるわけにもいかないから。これでも体だけは女の子だからね。
本屋さんを出たときにはユウイチはもちろん、カズキまで少し興奮していた。
「おまえ、ちんちん立ってるだろ」
ユウイチはそう言ってカズキのおちんちんを触ろうとする。
「やめろよ」
カズキはあわてて手で股間を隠した。
あのあわてようなら、きっとおちんちん立っているに違いない。
「おれなんか、本屋にいたときからすごいことになってんぞ」
ユウイチは自分の股間をなでながらそう言った。
わたしには入れない世界。ちょっとさびしかった。
「でもさ、漫画じゃなくて、本物見てみたいよな」
ユウイチは歩きながら、ぼつりと言った。
「おまえも見たいだろ?」
ユウイチにそう言われたカズキは「え?」と言ってわたしのほうを見た。
少しだけ恥ずかしそうに赤い顔をしている。
カズキとは小学生になる前までは、一緒にお風呂入ってたりしたのに、こういう
ことはカズキのほうが敏感だ。
「ああ、そうか、ここにもいたんだっけ、女の子が」
わたしはまた、ユウイチのお尻に蹴りをいれてやった。
いたたっ、とお尻を押さえながら、次の瞬間には、ユウイチは真剣な
顔になっていた。
「なあ、おまえにひとつお願いがあるんだけど?」
「ぜったい、いや」
「まだ何にも言ってないじゃんか」
「ユウイチの考えることなんかすぐわかるって」
「やっぱりダメ?」
「ダメ」
「お願い。おれたち、友達だろ?こんなこと、おまえにしか頼めないからさ。
おれたち、なんでもするから」
ユウイチは真剣な顔してそう言った。おかしくてわたしはふきだしちゃった。
「ほんとに何でもするの?」
わたしは笑いながらそう言った。
ユウイチはうんうんと何度もうなずいて、カズキは困ったように微笑んだ。
次の日の土曜日、わたしたちは校庭で野球をしていた。
「おれ、ちょっとションベンしてくる」
ユウイチがそう言ってトイレへ走った。
わたしも後ろからユウイチを追いかける。
自分の後から男子トイレに入っていくわたしを振り返って、ユウイチは少しびっくりしたような顔
をした。
「なに?」
「昨日の約束忘れたの?」
「覚えてるけど・・・」
「勝手におしっこしちゃダメだって」
おまえのあそこ見せてくれない?
何でもするから、お願い。
そう言い出したユウイチと、わたしは取引することにした。
「じゃあ、おれのお願いも聞いてくれる?」
「聞く聞く。なんでもします」
「おれさ、男の子になりたい」
「は?」
「ずっと男の子になりたかったんだ」
「今だって、十分男みたいじゃん」
そういいながらも、ユウイチがわたしを見る目は、さっきまでとは少し違っていた。
「ユウイチのちんちん、おれに貸してくれ」
「ええっ?」
「一日でいいんだ。おれ、自分のちんちん持ってみたい」
「貸せって言われても、取り外しできないし」
「あたりまえだろ。そのままでいいよ。でも、一日だけ、ユウイチのちんちん、おれが借りるから」
ユウイチはよくわからない様子だったけど、まあ、いいや、と返事をした。
「カズキはどうする?」
わたしは今度はカズキに向かってそう言った。
実はわたし、カズキのちんちんのほうが借りたかったんだな。本当は。
「もちろん、カズキもやるよな」
ユウイチはカズキの肩を抱いて、無理やり承知させてしまったんだ。
「なに言ってんだよ」
ユウイチはそういいながら、半ズボンのチャックに手をかけた。
「その中のものは、今日一日、おれのものなんだぜ」
わたしはユウイチの後ろに回って、ユウイチの両手をつかみながらそう言った。
「勝手に触ったら、ダメだからな」
「なにすんだよぉ」
ユウイチはあわてた声でそう言った。
「あわてんなって。ちゃんとおしっこさせてやるから」
わたしはそう言うとユウイチの手を離し、半ズボンのチャックを下ろした。
パンツの中に手を入れて、おちんちんを引っ張り出す。
生まれて初めて、おちんちん触っちゃった。
思ったとおり、とってもやわらかい。
「わあ、触んなよ」
ユウイチは少しうわずった声で言った。
ユウイチのおちんちんは今まで何度も見たことあった。わたしの目の前でも、平気で立ちしょん
するようなやつだ。そもそもわたしのことを女だと思っていないし、恥ずかしいなんて感情が
ユウイチにあるなんて思わなかった。でも、おちんちんをつかまれたユウイチは今まで見たことも
ないようなうろたえかたをしている。ちょっと、かわいいな、と思った。
「ほら、していいぞ」
わたしは両手の親指と人差し指でユウイチのおちんちんをつかんだ。
というよりも、つまんだ、といったほうがいいくらいの大きさだ。
ユウイチの肩越しにのぞくと、おちんちんの先っぽの皮のところが少し膨らんできた。
なんだかんだ言っても、もうこの体勢になっちゃうと、おしっこも止められないらしい。
おお、出るぞ出るぞ、と思っていたら、膨らんだ先っぽが破裂するようになって、ピュッ
とおしっこが横に飛び出した。
「ゲゲッ、なんで横から出てくるの」
おしっこって、まっすぐ飛ぶもんだと思っていたら、全然、見当違いの方向から飛び出して
わたしはあわてた。ユウイチのおしっこは、わたしの手を濡らして、便器をはみ出し、ユウイチの
運動靴に降り注いだ。
「バカ、なにやってんだよ」
「どうしたらいいかわかんないよ」
「引っ張るんだよ」
「引っ張るってなにを」
「ちんちんの皮」
あわてておちんちんの皮をニュッと引っ張ったら、中からピンク色の先っぽが現れた。
こんなになってるんだ。と、わたしは少しびっくりする。
じっくり観察している場合じゃないのにね。
「イテェよ。そんなに引っ張るな」
「引っ張れって、言ったじゃんか」
それでもなんとかおしっこはまっすぐに飛んでくれたけど、わたしの手もユウイチの靴も
びちょびちょになっちゃった。
「で、このあと、どうするの」
おしっこをし終わったおちんちんをつかんだまま、わたしはたずねた。
「ちんちん振って、しまうの」
ユウイチは消えそうな声でそう言うと、ちらっと振り返る。顔、まっかっか。
がらにもなく、恥ずかしがってるんだ。
「はーい。よーく振ろうね」
わたしはわざと明るい声で言うと、プルプルとおちんちんを振って、パンツの中にしまいこんだ。
便器から離れたユウイチは片手をズボンの中に入れて、おちんちんの位置を直す。
勝手にさわんなよ、と言おうと思ったけど、また、そのくらいは許してやるか。
それからユウイチはトイレットペーパーで運動靴を拭きはじめた。
なんとなくかわいそうになって、わたしはユウイチの背中に声をかけた。
「ごめん。はじめてだったから、うまくいかなくて」
ユウイチは、うん、と短く返事をしたまま、ずっと下を向いている。
見ているのとやってみるのとは、ずいぶん違うんだな、と思った。
でも生まれてはじめて、立ったままおしっこした気分になれたわたしは、ちょっぴり
うれしかった。 ユウイチと並んでトイレから戻ってきたわたしを、カズキは不思議そうに見つめた。
「どうして二人一緒なの?」
ユウイチはわたしの顔をちらっと見て、少し恥ずかしそうに笑った。
「おまえもすぐにわかるよ」
それからしばらく校庭で遊んでいたら、少年野球のチームがグランドを使うからと追い出されて、
私たちは公園に移動した。公園といっても、小さな小さな山の一部をそのまま公園にしたような
ところで、綺麗に整備された道のところどころにベンチがあって、頂上の見晴らしのいい場所に
木でできたアスレチックみたいな遊具が何個か置いてあるだけの公園。
しばらく頂上の遊具で遊んでいたら、カズキがもじもじし始めた。
「おれ、ちょっと、おしっこしてくる」
カズキはそう言って、背の高い草むらの中へ入っていった。
トイレなんかないこの公園は、そのかわり自然の山と同じように草や木がいっぱい生えていて、
わたしでさえ、外でおしっこしてたりした。もちろん、みんなの目につくところで立ちしょんする
のはユウイチだけで、わたしと同じようにカズキも草むらの中に入っておしっこする。
わたしはユウイチと顔を見合わせ、二人してそっとカズキの後をつけていった。
草を掻き分けて木がたくさん生えているところまでやってくると、カズキはようやく立ち止まった。
「カズキって、こんな奥まで来てションベンするんだ」
ユウイチが小さな声でそう言った。
「ほんと、用心深いね」
わたしだって、こんな奥までこないでおしっこしちゃうのにね。
わたしたちは、ごそごそと半ズボンのチャックを触っているカズキの後ろから近づいた。
ユウイチがパッと飛び出して、カズキの両腕をつかんだ。
「わっ、なんだ」
カズキは驚いて振り向こうとしたけど、ユウイチに体をつかまれて首だけこっちを向いた。
わたしは前に出て、少し背の低いカズキを見下ろした。
「勝手にさわんなよ。カズキのちんちん、今日一日、おれが借りてるんだから」
「ええっ?」
カズキは何を言われているのかわからないという顔で、わたし顔を見る。
「そういうことさ。おれだって、やられたんだからな」
ユウイチはカズキの耳元でそう言った。
「も、もれちゃうよ」
カズキは話なんかしている余裕はなそうだ。
「わかった。話はあとで」
わたしは短くそう言うと、しゃがんでカズキの半ズボンとパンツをつかんで、ズリッと一気に
膝の下まで引きずり下ろした。
目の前におちんちんがポロッと勢いよく飛び出した。
カズキのおちんちん、こんな近くで、ばっちし、みちゃった。
ユウイチのもかわいいと思ったけど、カズキのほうがもっとかわいかった。
わたしの親指くらいの大きさで、真っ白だった。
なんか幼稚児のころ見たのとたいして変わっていないかも。
「わっ、わっ」
カズキはあわててほとんどパニツクになっている。
「かわいいちんちんだなぁ」
わたしはそう言うと、しゃがんだままカズキの横に体をつけて、おちんちんをつかもうとしたけど
小さすぎて、この位置からでは人差し指と親指でうまくつかめない。しかたがないので大人の人が
タバコを吸うときのような感じで、人差し指と中指の間にカズキのおちんちんをはさんで、さきっぽ
を少し引っ張った。さっきユウイチのおしっこをさせたとき教わったことの復習だ。
にゅうっ、という感じでやわらかい皮が引っ張られて、中からピンク色のさきっぽが現れた。
「さあ、いいぞ」
わたしはそういいながらカズキの顔を見上げた。リンゴのように真っ赤な顔になって下を向く
カズキと目が合う。おちんちんをつかんでいないほうのわたしの手が、カズキの裸の腿のあたり
を触ると、小刻みにぷるぷると震えていた。
カズキは恥ずかしくて耐えられないように目を閉じた。いつもバカなことばかりして一緒に
遊んでいた友達なのに、なんか胸がキュンとするほどかわいい。
いまにも出ちゃいそうなことを言っていたわりには、緊張したせいかカズキのおしっこはなかなか
出てこない。
「出てこないよ。どうしたの?」
わたしはもう一度、カズキを見上げてそう言った。
「さっさとしちゃえよ。見てるほうが恥ずかしくなる」
ユウイチがカズキの耳元でそう言った。
「だ、だってさ、こんなのさ・・・出なくなっちゃうじゃん」
カズキは消えそうな声でつぶやくようにそう言った。
「もう、世話やけるなぁ」
わたしはカズキの裸のお尻を軽くペシッと叩いた。
「ほら、シーッシーッ」
わたしは小さな幼児におしっこさせるときのように、声をかけた。
「や、やめろって」
カズキが真っ赤な顔をしてそう言ったとき、指ではさんでいたおちんちんから勢いよくおしっこが
飛び出した。まるで水道のホースを持っているみたい。透明に近いおしっこはまっすぐきれいに飛んで
いくと、わたしはうれしくなって、ゆびではさんだカズキのおちんちんを上下に動かした。おしっこが
波のようにゆれながら飛んでいく。なんか、ものすごい解放感があった。
おしっこが終わると、おちんちんの先をよく振ってから、わたしはカズキのズボンとパンツを上げた。
今度はちゃんとパンツの中に手を突っ込んで、おちんちんの位置までちゃんと直してあげた。
カズキはずっとまっかっかで、声も出せないほど恥ずかしがっていた。
でも、わたしはそんなカズキがうらやましかった。
そのあとしばらく公園で遊んだ後、夕方近くになって、わたしは銭湯に行きたいと提案した。
「は?銭湯?」
「そう。男湯入ってみたいんだ」
「うそぉ」
カズキとユウイチは二人で顔を見合わせた。
「ムリだってそんなの」
「大丈夫。二人と一緒なら、誰もおれのこと女だなんて思わないよ」
「バレたらどうすんだよ」
「ばれないよ。金は持ってるからさ、お願い」
しぶる二人を無理やり追い立てるように、わたしは銭湯に連れて行った。
入り口でタオルを買って、バスタオルを借りると、いよいよ男湯に入った。
ものごころついてから、はじめて入る男湯だ。
まだ時間が早くて中は空いている。浴室にも脱衣室にも2、3人といったところだ。
わたしは二人よりも先に服を脱ぎ始めた。
「ほ、ほんとにいいの?」
カズキが戸惑いながらそう言った。
どうせ胸はまだペったんこだし、あそこだって、後で二人にみられちゃうわけだし。
恥ずかしいよりもドキドキする気持ちのほうが強かった。
後ろを向いて全部脱ぐと、わたしはすばやくタオルで股間を隠し、二人が服を脱いでいく
様子をじっくり観察させてもらった。二人ともわたしのことちらちら見ながら、そろりそろりと
服を脱いでいく。こういうときって、男の子のほうが恥ずかしがるものなんだなーと思った。
はじめは、体つきが女っぽく見られていないか、とか胸の日焼け跡、まだ白く残っていないか
なんて気になっていたけど、誰もわたしが女の子だと気づかないようなので、安心したら回りが
よく見えてきた。わたしはちらちらと他の男の人を見てみる。
お父さんと一緒にお風呂に入っていたのは幼稚園児のころまでで、その記憶はほとんど残っていない。
大人のおちんちんを見るのは久しぶり、というよりはじめてに近かった。
ユウイチやカズキのおちんちんと比べるとそれは皮膚の色が濃くて、もちろん毛がいっぱい生えていて
ちょっとグロテスクなものに見える。人によって大きさも形も全然違うんだな、と思った。白くて手の
中にすっぽり入っちゃうような二人のおちんちんが、とってもかわいく思えてきた。
中に入ると、ろくに体も洗わないで広い湯船に飛び込んだ。
少し温まってから、わたしは浴槽の縁のところに二人並んで座ってみて、と頼んだ。
二人が並んで座ると、わたしはその前にしゃがんで、湯に使ったまま二つのおちんちんを見物させて
もらった。なんともいい気分だ。比べてみるとユウイチのほうが大きさも太さもカズキより一回り
大きい。色もカズキのほうが白っぽいんだな、と思った。でも、回りの大人たちと比べると、まだまだ
二人とも子供なんだなーと実感した。
「もう少し足開いてみせて」
わたしがそう言うと、二人は顔を見合わせた。
「もう、いいだろ?」
ユウイチが、らしくない小さな声で言った。
「だめだめ。もっとじっくり見たいの。おれのちんちんなんだからなー」
「人が見てるよ」
「気にしない気にしない」
「やばいって。絶対、変だと思われてるよ」
二人はちらちらと後ろを気にしている。たしかにわたしたちのことをじっと見ているおじさんもいた。
「しょうがないな」
わたしは二人の足を引っ張って湯の中に入れてあげた。安心したように座る二人の間に割って入った
わたしは両手で二人のおちんちをつかんだ。
「わっ、やめろ」
ユウイチが声をあげた。
「しっ、静かに」
わたしはそう言った。わたしの手の中で、二つのおちんちんが少しずつ大きくなりだしていた。 二人はピクッとしたあと、凍りついたように動かなくなった。
わたしは二人の顔を交互に見比べる。二人ともわたしのお腹のあたりをじっとみていた。
視線の先を追うと、さっきまで必死に股間を隠していたタオルがひらひらの湯の中で
漂っていた。
「ゲッ、やばっ」
わたしはあわてて両手を離して、タオルをつかみ股間を押さえた。
「もしかして、見えた?」
二人は顔を見合わせ、ユウイチが、ちょっとだけ、と言った。
ずっとカズキはゆでダコのようにまっかっかだった。
「もう出ようか」
どんな顔していいかわからなくて、ちょっと恥ずかしくなったわたしはそう言って浴槽
が出ようとした。
「おれ、ムリ」
「おれも」
二人は下を向いたままそう言った。ゆらゆら揺れる湯の中で二人のおちんちんはピンと
上を向いていた。
「こんなにおっきくなるんだ」
わたしは片手を伸ばして勃起した二人のおちんちんを交互につかんだ。どっちもびっくり
するほど固くなっていて、ちょっと驚いた。
「やめろよ。ますます立っちゃうだろ」
ユウイチが回りの目を気にしながら小さな声で言った。
「おれのちんちんなんだぞ、勝手に立たせるなよ」
わたしは笑いながらそう言って、先に脱衣室へと向かった。「最後にね、もう一つだけお願いがあるんだ」
しばらくして、あとから戻ってきた二人の着替える様子をぼんやり眺めながら
わたしはそう言った。
「まだあるの?」
ユウイチが困ったように、でも少しだけ嬉しそうに言った。
「お願いって、何?」
カズキの問いかけに、わたしはニッコリと笑って答えた。
「秘密基地行こう」
「秘密基地?いいけど」
「秘密基地」っていうのは、わたしたちの遊び場の一つで、どこかの建設会社の
資材置き場だ。ほんとは入っちゃいけないんだけど、コンクリートの大きな土管
とか鉄筋の束が山のように積み上げられていて、わたしたちはそれらを使って秘密
基地を作って遊んでいた。
わたしたちは歩いて秘密基地へ移動した。運よく中には誰もいない。人が立った
まま入れるほど大きな土管が隅のほうにデンと横になっていて、そこが秘密基地の
中心だった。
「ここで何するの?」
薄暗い土管の中で、ユウイチの声が響いた。
「おまえらさ、もうセーエキでた?」
「セーエキ?」
「このまえ学校で習ったじゃん。そろそろ射精ってできるんだろ?」
二人は顔を見合わせた。
「おまえは?」
ユウイチにたずねられたカズキは首を横に振った。
「おれだって、まだ」
ユウイチはそういいながら、自分のおちんちんをちらっと眺めた。
「やってみようぜ。もう12歳なんだから、できるかもしれないよ」
わたしはそう言って二人の頭をパンパンとはたいてやった。 どっちが先にやるかジャンケンをして、負けたのはカズキのほうだった。
「さあ、脱いで脱いで」
わたしがそう言うと、カズキは両手を半ズボンにかけて脱ごうとした。でも、そこでピタッ
と止まったまま、動けなくなった。
「さっき、さんざん見られたろ。いまさら恥ずかしがるなよ」
ユウイチがからかうと、カズキはますます恥ずかしそうな顔になった。
「どうせなら上も脱いじゃおう」
わたしはカズキのそばに行き、先にTシャツのほうを引っ張って脱がせた。
されるがままに上半身裸になったカズキは目を閉じて半ズボンとパンツを下ろした。
ピョンと勢いよく勃起したカズキのおちんちんが飛び出した。わたしの中指くらいの
大きさで、太さも最初に見たときの倍くらいになっている。
「カズキ、びんびんになってる」
嬉しそうにユウイチが言った。
「言うなよー」
カズキがユウイチをにらんだ。
わたしはカズキの靴をぬかぜ半ズボンとパンツを足先から抜き取った。
土管の中でカズキは何も身に着けていない素っ裸になった。
「こっち来て」
わたしは土管の真ん中あたりに胡坐をかいて座ると、カズキを手招きする。
座っているわたしの目の前に来て、つっ立っているカズキのおちんちんをわたし
はじっと眺めた。おへそにぶつかるほど立ち上がったおちんちんは、もう先っぽが
皮の中から頭をのぞかせそうなくらい大きくなっていて、ビクビクと震えている。
「いいなー、カズキ」
「えっ?」
「おれも自分のちんちん、ほしかったなー」
自分でも驚くくらいしんみりした言い方になっちゃって、わたしはあわてて笑う
ふりをした。
「おれの膝の上に座って」
わたしは手招きをしながらそう言った。
カズキは顔を真っ赤にしながら、座っているわたしの前に立った。
わたしはカズキを膝の上に座らせ、両脚を大きく開かせると、おちんちんに手を伸ばした。
カズキのおちんちんはびっくりするほど固く、少しだけ冷たい。
「どうすればいいの?」
わたしはユウイチの顔を見上げてたずねた。
「そ、そんなこと、おれに聞かれても・・・」
「どうすれば気持ちよくなるの?」
「ちんちん持ったまましごいてみたら?」
ユウイチはまるで自分がされているように恥ずかしそうな顔になってそう言った。
わたしはカズキのおちんちんをつかんだ手をゆっくりと動かしていった。
カズキのお尻がゴソゴソと動き、わたしのあそこに押し当てられる。
体の中心がビクンとした。
「カズキ、気持ちいい?」
わたしはカズキの耳元でささやいた。カズキは恥ずかしそうにわたしを見ただけで、何も
言えなかった。
開いていたほうの手でわたしはカズキのたまのほうをつかんだ。小さなたまたまがちゃんと
二つついている。どうやって扱ったらいいかわからず、わたしは手のひらの中で慎重に二つの
たまを転がした。
目を閉じると、カズキの体温がわたしの足と股間を通して伝わってくるのがわかった。
わたしは自分のおちんちんをしごいているような気持ちになる。次第に呼吸が荒くなる
カズキの興奮をそのままわたしも同じように感じた。
「待って、おれもおれも・・・」
目を開けると、わたしたちのことを呆然として見下ろしていたユウイチが突然そう言って
服を脱ぎ始めた。Tシャツを脱ぎ、半ズボンとパンツを下ろして、靴下までも脱いだ。
勃起したユウイチのおちんちんは、カズキのよりも少し大きく、ビクビクと震えていた。
「どうしたの?」
わたしは笑いながらユウイチにたずねた。「おれだけ、おいていかないで」
ユウイチはそう言って自分の手でおちんちんをつかんでしごき始めた。
「あ、おれのちんちんなんだぞ。勝手に触るなよ。約束破ったら、おれのあそこ見せて
やらないぞ」
ユウイチはあわてて手を離して、わたしの顔を見た。
「おまえたちのこと見てたら、おれ、がまんできなくなっちゃった」
「エロいなぁ、ユウイチは」
「頼むよ、おれも射精したい」
「じゃあ、おれの言うとおりにして」
ユウイチは黙ってうなずいた。
「まず、ちんちんの皮むいてみて」
ユウイチはお腹に刺さるほど立ち上がったおちんちんを両手でつかみ、ゆっくりと
皮をむいていった。中から現れた先っぽは、綺麗なピンク色をしていた。
「もっと引っ張って。全部剥いてみて」
「これ以上は痛いよ」
「ゆっくりでいいから」
ユウイチはゆっくりと皮を引っ張っていく。ピンク色の部分が大きくなり、奇妙な形を
した先っぽが全部現れた。
「こんなふうになってるんだ」
わたしは興奮して、カズキのおちんちんをつかんだ手を夢中でしごいた。
あっ、あ、とカズキが小さな声をあげた。
「次は、よつんばいになって」
「えーっ、そんなぁ」
ユウイチはわたしの顔を見てそう言った。ユウイチの顔もまっかっかに染まっていた。
「だめかなぁ」
「わ、わかったよ」
ユウイチはしぶしぶ土管の中で両手をついて、犬のような格好になった。
「おしりをこっちに向けてくれないかなぁ」
ちょっと恥ずかしくなって、わたしはふざけながら言った。
「や、やっぱり?」
ユウイチはよつんばいの格好のまま、顔だけ上げてそう言うと、くるりと向きをかえた。
「カズキ、おまえは目をつむってろ」
ユウイチにそういわれながらも、カズキの横顔は目をぱっちりあけて、言われるがまま
に恥ずかしい格好をされられているユウイチを見つめていた。
わたしの目の前にさらけ出されたユウイチのお尻はとっても小さくてかわいい。
ピンク色のお尻の穴がヒクヒクと動いていて、裏側から見たたまたまは猫のおちんちんの
ように見えた。
「ユウイチ、おしりの穴とちんちんの裏側がばっちり見えるぞ」
わたしは思わず口走った。
「言うなよー。恥ずかしいだろー」
いつものユウイチはどこへ行ったのか。あのユウイチが恥ずかしそうにおしりを振って
いるのを見たら、なぜか胸がキュンとした。
「サンキュー。ユウイチもういいよ。三人で一緒にしよう」
わたしがそう言うと、ユウイチはわたしの前に来て胡坐をかいて座り、へへっと照れ笑い
しながら、おちんちんをつかんだ。
わたしは目を閉じて、必死にカズキのおちんちんをしごいた。
ユウイチとカズキの息が少しずつ荒くなっている。
二人の興奮がそのままわたしにも伝わってくる。
わたし、いま、自分のおちんちんをしごいてるんだ。
そんな気持ちになった。
「も、もうダメ。もうやめて」
カズキがうわずった声でそう言った。
「だめだったらぁ」
カズキが静止しようとして、自分の手をわたしの手に重ねた。
わたしはたまをつかんでいたもう一つの手で、カズキの手に触れる。
「ここまで来てやめるなよ」
「だ、だって、なんか、こわい」
「大丈夫だって、最後までいこうよ」
わたしはカズキの手をどけさせて、おちんちんをじごきつづけた。
わたしのあそこもいつのまにかびちょびちょに濡れていた。
「わ、出ちゃうよぉ」
カズキが叫んだ。わたしの手の中で、カズキのおちんちんがビクビクッと震え
さきっぽから勢いよくピュッと白いものが飛び出した。
わたしはびっくりして手を止めた。カズキのおちんちんからは水鉄砲のように
勢いよく二度、三度と精液が飛び出す。なんだか自分自身の体から噴き出してくる
ように感じて、わたしは自分の股間に手をやった。
「わっ、おれもでちゃう」
ユウイチは立ち上がって手を離した。ピュッピュッと飛びだした精液が、放心して
いるカズキの太腿のあたりに落ちた。
しばらく三人で黙ったまま呆然としていた。
やがてユウイチが思い出したように言った。
「約束だからな」
わたしはうなずいて立ち上がり服を脱ぎはじめた。
わたしのあそこは、びちょびちょに濡れていて、それを二人の前に晒すのかと
思ったら、死ぬほど恥ずかしくなった。
でも、それ以上に、わたしが女の子であるということを、この二人にばっちり
確認されてしまうことが、耐えられないほど恥ずかしくて、ちょっぴり寂しかった。
上半身裸になったわたしは、半ズボンを脱ぎ、靴下まで脱いだ。
あとはパンツだけ。
「いい?」
わたしの問いかけに二人は黙ってうなずいた。
生まれて初めての射精を経験したあとの二つのおちんちんが、再びむくむくと
起き上がってきた。なんだか、たまらなくかわいく見えた。
わたしはパンツを脱いで、足首から抜き取ると、二人の真ん中へしゃがんだ。
ペタンとコンクリートの上にお尻をついて座ると、ひんやりとした床の冷たさ
がじかに伝わってくる。わたしは女の子座りの格好のまま、ゆっくりと両脚を
開いていった。覗き込む二人の顔が、怖いくらい真剣だった。 あれから5年たった。
あの日を境にして、わたしたちが三人一緒に遊ぶことは少なくなっていった。
三人でいても、どこかいままでのように同じ仲間という感じがしなくなったからだ。
そのままわたしたちは小学校を卒業し、中学生になった。
中学生になると、わたしは生まれて初めて、制服のスカートをはいた。
髪の毛だけ短いとおかしいからと言って、髪まで伸ばした。
カズキは中学生になって、急に背が伸びてたくましくカッコよくなり、中学3年
にもなると後輩の女の子たちに付きまとわれるようになった。卒業式のとき、後輩
たちがキャーキャー言ってカズキを取り囲んでいるのを見ながら、わたしはわたし
の手でおしっこさせられていたカズキを思い出して、一人でニヤニヤしていた。
ユウイチは背はあんまし伸びなかったけど、中学生になったらなんか目つきも悪く
なっちゃって、いわゆる不良グループの先頭を歩いていた。声も太くなって、近づき
がたい感じがした。
中学の三年間で、カズキやユウイチと話をする機会はほとんどなかった。
遠くから二人を見ながら、かわいかったおちんちんも、きっと毛がボーボー生えて
銭湯で見た大人のおちんちんみたいになっちゃったんだろうな、と思ったりしていた。
高校生になって、はじめてセックスというものを経験したとき、実はずいぶん期待した。
なにしろ、久しぶりのおちんちんだったからだ。
あのときのように、わたしはまた自分のおちんちんを手にすることができるだろうと
思っていた。
でも、わたしの中に挿入されたおちんちんを、わたしはどうしても自分のもののようには
思えなかった。それどころか、ああ、わたしって、やっぱり、やっぱり女の子なんだ。という
事実を否定しようがないほど、あからさまに突きつけられたように思った。
いま思えば、ほんの一瞬でも、二人のおちんちんを自分のものにできたあの日は、人生の中
でトップ3に入るほど素敵な思い出だ。あの日を境に、わたしは女の子の道を歩きはじめ、二人
は男の子の道をまっしぐらに進んだけれど、あの日特別な一日だけは、わたしたちは同じ「男の子」
だったと思うんだ。
「おまえ、ちんちん立ってるだろ」
ユウイチはそう言ってカズキのおちんちんを触ろうとする。
「やめろよ」
カズキはあわてて手で股間を隠した。
あのあわてようなら、きっとおちんちん立っているに違いない。
「おれなんか、本屋にいたときからすごいことになってんぞ」
ユウイチは自分の股間をなでながらそう言った。
わたしには入れない世界。ちょっとさびしかった。
「でもさ、漫画じゃなくて、本物見てみたいよな」
ユウイチは歩きながら、ぼつりと言った。
「おまえも見たいだろ?」
ユウイチにそう言われたカズキは「え?」と言ってわたしのほうを見た。
少しだけ恥ずかしそうに赤い顔をしている。
カズキとは小学生になる前までは、一緒にお風呂入ってたりしたのに、こういう
ことはカズキのほうが敏感だ。
「ああ、そうか、ここにもいたんだっけ、女の子が」
わたしはまた、ユウイチのお尻に蹴りをいれてやった。
いたたっ、とお尻を押さえながら、次の瞬間には、ユウイチは真剣な
顔になっていた。
「なあ、おまえにひとつお願いがあるんだけど?」
「ぜったい、いや」
「まだ何にも言ってないじゃんか」
「ユウイチの考えることなんかすぐわかるって」
「やっぱりダメ?」
「ダメ」
「お願い。おれたち、友達だろ?こんなこと、おまえにしか頼めないからさ。
おれたち、なんでもするから」
ユウイチは真剣な顔してそう言った。おかしくてわたしはふきだしちゃった。
「ほんとに何でもするの?」
わたしは笑いながらそう言った。
ユウイチはうんうんと何度もうなずいて、カズキは困ったように微笑んだ。
次の日の土曜日、わたしたちは校庭で野球をしていた。
「おれ、ちょっとションベンしてくる」
ユウイチがそう言ってトイレへ走った。
わたしも後ろからユウイチを追いかける。
自分の後から男子トイレに入っていくわたしを振り返って、ユウイチは少しびっくりしたような顔
をした。
「なに?」
「昨日の約束忘れたの?」
「覚えてるけど・・・」
「勝手におしっこしちゃダメだって」
おまえのあそこ見せてくれない?
何でもするから、お願い。
そう言い出したユウイチと、わたしは取引することにした。
「じゃあ、おれのお願いも聞いてくれる?」
「聞く聞く。なんでもします」
「おれさ、男の子になりたい」
「は?」
「ずっと男の子になりたかったんだ」
「今だって、十分男みたいじゃん」
そういいながらも、ユウイチがわたしを見る目は、さっきまでとは少し違っていた。
「ユウイチのちんちん、おれに貸してくれ」
「ええっ?」
「一日でいいんだ。おれ、自分のちんちん持ってみたい」
「貸せって言われても、取り外しできないし」
「あたりまえだろ。そのままでいいよ。でも、一日だけ、ユウイチのちんちん、おれが借りるから」
ユウイチはよくわからない様子だったけど、まあ、いいや、と返事をした。
「カズキはどうする?」
わたしは今度はカズキに向かってそう言った。
実はわたし、カズキのちんちんのほうが借りたかったんだな。本当は。
「もちろん、カズキもやるよな」
ユウイチはカズキの肩を抱いて、無理やり承知させてしまったんだ。
「なに言ってんだよ」
ユウイチはそういいながら、半ズボンのチャックに手をかけた。
「その中のものは、今日一日、おれのものなんだぜ」
わたしはユウイチの後ろに回って、ユウイチの両手をつかみながらそう言った。
「勝手に触ったら、ダメだからな」
「なにすんだよぉ」
ユウイチはあわてた声でそう言った。
「あわてんなって。ちゃんとおしっこさせてやるから」
わたしはそう言うとユウイチの手を離し、半ズボンのチャックを下ろした。
パンツの中に手を入れて、おちんちんを引っ張り出す。
生まれて初めて、おちんちん触っちゃった。
思ったとおり、とってもやわらかい。
「わあ、触んなよ」
ユウイチは少しうわずった声で言った。
ユウイチのおちんちんは今まで何度も見たことあった。わたしの目の前でも、平気で立ちしょん
するようなやつだ。そもそもわたしのことを女だと思っていないし、恥ずかしいなんて感情が
ユウイチにあるなんて思わなかった。でも、おちんちんをつかまれたユウイチは今まで見たことも
ないようなうろたえかたをしている。ちょっと、かわいいな、と思った。
「ほら、していいぞ」
わたしは両手の親指と人差し指でユウイチのおちんちんをつかんだ。
というよりも、つまんだ、といったほうがいいくらいの大きさだ。
ユウイチの肩越しにのぞくと、おちんちんの先っぽの皮のところが少し膨らんできた。
なんだかんだ言っても、もうこの体勢になっちゃうと、おしっこも止められないらしい。
おお、出るぞ出るぞ、と思っていたら、膨らんだ先っぽが破裂するようになって、ピュッ
とおしっこが横に飛び出した。
「ゲゲッ、なんで横から出てくるの」
おしっこって、まっすぐ飛ぶもんだと思っていたら、全然、見当違いの方向から飛び出して
わたしはあわてた。ユウイチのおしっこは、わたしの手を濡らして、便器をはみ出し、ユウイチの
運動靴に降り注いだ。
「バカ、なにやってんだよ」
「どうしたらいいかわかんないよ」
「引っ張るんだよ」
「引っ張るってなにを」
「ちんちんの皮」
あわてておちんちんの皮をニュッと引っ張ったら、中からピンク色の先っぽが現れた。
こんなになってるんだ。と、わたしは少しびっくりする。
じっくり観察している場合じゃないのにね。
「イテェよ。そんなに引っ張るな」
「引っ張れって、言ったじゃんか」
それでもなんとかおしっこはまっすぐに飛んでくれたけど、わたしの手もユウイチの靴も
びちょびちょになっちゃった。
「で、このあと、どうするの」
おしっこをし終わったおちんちんをつかんだまま、わたしはたずねた。
「ちんちん振って、しまうの」
ユウイチは消えそうな声でそう言うと、ちらっと振り返る。顔、まっかっか。
がらにもなく、恥ずかしがってるんだ。
「はーい。よーく振ろうね」
わたしはわざと明るい声で言うと、プルプルとおちんちんを振って、パンツの中にしまいこんだ。
便器から離れたユウイチは片手をズボンの中に入れて、おちんちんの位置を直す。
勝手にさわんなよ、と言おうと思ったけど、また、そのくらいは許してやるか。
それからユウイチはトイレットペーパーで運動靴を拭きはじめた。
なんとなくかわいそうになって、わたしはユウイチの背中に声をかけた。
「ごめん。はじめてだったから、うまくいかなくて」
ユウイチは、うん、と短く返事をしたまま、ずっと下を向いている。
見ているのとやってみるのとは、ずいぶん違うんだな、と思った。
でも生まれてはじめて、立ったままおしっこした気分になれたわたしは、ちょっぴり
うれしかった。 ユウイチと並んでトイレから戻ってきたわたしを、カズキは不思議そうに見つめた。
「どうして二人一緒なの?」
ユウイチはわたしの顔をちらっと見て、少し恥ずかしそうに笑った。
「おまえもすぐにわかるよ」
それからしばらく校庭で遊んでいたら、少年野球のチームがグランドを使うからと追い出されて、
私たちは公園に移動した。公園といっても、小さな小さな山の一部をそのまま公園にしたような
ところで、綺麗に整備された道のところどころにベンチがあって、頂上の見晴らしのいい場所に
木でできたアスレチックみたいな遊具が何個か置いてあるだけの公園。
しばらく頂上の遊具で遊んでいたら、カズキがもじもじし始めた。
「おれ、ちょっと、おしっこしてくる」
カズキはそう言って、背の高い草むらの中へ入っていった。
トイレなんかないこの公園は、そのかわり自然の山と同じように草や木がいっぱい生えていて、
わたしでさえ、外でおしっこしてたりした。もちろん、みんなの目につくところで立ちしょんする
のはユウイチだけで、わたしと同じようにカズキも草むらの中に入っておしっこする。
わたしはユウイチと顔を見合わせ、二人してそっとカズキの後をつけていった。
草を掻き分けて木がたくさん生えているところまでやってくると、カズキはようやく立ち止まった。
「カズキって、こんな奥まで来てションベンするんだ」
ユウイチが小さな声でそう言った。
「ほんと、用心深いね」
わたしだって、こんな奥までこないでおしっこしちゃうのにね。
わたしたちは、ごそごそと半ズボンのチャックを触っているカズキの後ろから近づいた。
ユウイチがパッと飛び出して、カズキの両腕をつかんだ。
「わっ、なんだ」
カズキは驚いて振り向こうとしたけど、ユウイチに体をつかまれて首だけこっちを向いた。
わたしは前に出て、少し背の低いカズキを見下ろした。
「勝手にさわんなよ。カズキのちんちん、今日一日、おれが借りてるんだから」
「ええっ?」
カズキは何を言われているのかわからないという顔で、わたし顔を見る。
「そういうことさ。おれだって、やられたんだからな」
ユウイチはカズキの耳元でそう言った。
「も、もれちゃうよ」
カズキは話なんかしている余裕はなそうだ。
「わかった。話はあとで」
わたしは短くそう言うと、しゃがんでカズキの半ズボンとパンツをつかんで、ズリッと一気に
膝の下まで引きずり下ろした。
目の前におちんちんがポロッと勢いよく飛び出した。
カズキのおちんちん、こんな近くで、ばっちし、みちゃった。
ユウイチのもかわいいと思ったけど、カズキのほうがもっとかわいかった。
わたしの親指くらいの大きさで、真っ白だった。
なんか幼稚児のころ見たのとたいして変わっていないかも。
「わっ、わっ」
カズキはあわててほとんどパニツクになっている。
「かわいいちんちんだなぁ」
わたしはそう言うと、しゃがんだままカズキの横に体をつけて、おちんちんをつかもうとしたけど
小さすぎて、この位置からでは人差し指と親指でうまくつかめない。しかたがないので大人の人が
タバコを吸うときのような感じで、人差し指と中指の間にカズキのおちんちんをはさんで、さきっぽ
を少し引っ張った。さっきユウイチのおしっこをさせたとき教わったことの復習だ。
にゅうっ、という感じでやわらかい皮が引っ張られて、中からピンク色のさきっぽが現れた。
「さあ、いいぞ」
わたしはそういいながらカズキの顔を見上げた。リンゴのように真っ赤な顔になって下を向く
カズキと目が合う。おちんちんをつかんでいないほうのわたしの手が、カズキの裸の腿のあたり
を触ると、小刻みにぷるぷると震えていた。
カズキは恥ずかしくて耐えられないように目を閉じた。いつもバカなことばかりして一緒に
遊んでいた友達なのに、なんか胸がキュンとするほどかわいい。
いまにも出ちゃいそうなことを言っていたわりには、緊張したせいかカズキのおしっこはなかなか
出てこない。
「出てこないよ。どうしたの?」
わたしはもう一度、カズキを見上げてそう言った。
「さっさとしちゃえよ。見てるほうが恥ずかしくなる」
ユウイチがカズキの耳元でそう言った。
「だ、だってさ、こんなのさ・・・出なくなっちゃうじゃん」
カズキは消えそうな声でつぶやくようにそう言った。
「もう、世話やけるなぁ」
わたしはカズキの裸のお尻を軽くペシッと叩いた。
「ほら、シーッシーッ」
わたしは小さな幼児におしっこさせるときのように、声をかけた。
「や、やめろって」
カズキが真っ赤な顔をしてそう言ったとき、指ではさんでいたおちんちんから勢いよくおしっこが
飛び出した。まるで水道のホースを持っているみたい。透明に近いおしっこはまっすぐきれいに飛んで
いくと、わたしはうれしくなって、ゆびではさんだカズキのおちんちんを上下に動かした。おしっこが
波のようにゆれながら飛んでいく。なんか、ものすごい解放感があった。
おしっこが終わると、おちんちんの先をよく振ってから、わたしはカズキのズボンとパンツを上げた。
今度はちゃんとパンツの中に手を突っ込んで、おちんちんの位置までちゃんと直してあげた。
カズキはずっとまっかっかで、声も出せないほど恥ずかしがっていた。
でも、わたしはそんなカズキがうらやましかった。
そのあとしばらく公園で遊んだ後、夕方近くになって、わたしは銭湯に行きたいと提案した。
「は?銭湯?」
「そう。男湯入ってみたいんだ」
「うそぉ」
カズキとユウイチは二人で顔を見合わせた。
「ムリだってそんなの」
「大丈夫。二人と一緒なら、誰もおれのこと女だなんて思わないよ」
「バレたらどうすんだよ」
「ばれないよ。金は持ってるからさ、お願い」
しぶる二人を無理やり追い立てるように、わたしは銭湯に連れて行った。
入り口でタオルを買って、バスタオルを借りると、いよいよ男湯に入った。
ものごころついてから、はじめて入る男湯だ。
まだ時間が早くて中は空いている。浴室にも脱衣室にも2、3人といったところだ。
わたしは二人よりも先に服を脱ぎ始めた。
「ほ、ほんとにいいの?」
カズキが戸惑いながらそう言った。
どうせ胸はまだペったんこだし、あそこだって、後で二人にみられちゃうわけだし。
恥ずかしいよりもドキドキする気持ちのほうが強かった。
後ろを向いて全部脱ぐと、わたしはすばやくタオルで股間を隠し、二人が服を脱いでいく
様子をじっくり観察させてもらった。二人ともわたしのことちらちら見ながら、そろりそろりと
服を脱いでいく。こういうときって、男の子のほうが恥ずかしがるものなんだなーと思った。
はじめは、体つきが女っぽく見られていないか、とか胸の日焼け跡、まだ白く残っていないか
なんて気になっていたけど、誰もわたしが女の子だと気づかないようなので、安心したら回りが
よく見えてきた。わたしはちらちらと他の男の人を見てみる。
お父さんと一緒にお風呂に入っていたのは幼稚園児のころまでで、その記憶はほとんど残っていない。
大人のおちんちんを見るのは久しぶり、というよりはじめてに近かった。
ユウイチやカズキのおちんちんと比べるとそれは皮膚の色が濃くて、もちろん毛がいっぱい生えていて
ちょっとグロテスクなものに見える。人によって大きさも形も全然違うんだな、と思った。白くて手の
中にすっぽり入っちゃうような二人のおちんちんが、とってもかわいく思えてきた。
中に入ると、ろくに体も洗わないで広い湯船に飛び込んだ。
少し温まってから、わたしは浴槽の縁のところに二人並んで座ってみて、と頼んだ。
二人が並んで座ると、わたしはその前にしゃがんで、湯に使ったまま二つのおちんちんを見物させて
もらった。なんともいい気分だ。比べてみるとユウイチのほうが大きさも太さもカズキより一回り
大きい。色もカズキのほうが白っぽいんだな、と思った。でも、回りの大人たちと比べると、まだまだ
二人とも子供なんだなーと実感した。
「もう少し足開いてみせて」
わたしがそう言うと、二人は顔を見合わせた。
「もう、いいだろ?」
ユウイチが、らしくない小さな声で言った。
「だめだめ。もっとじっくり見たいの。おれのちんちんなんだからなー」
「人が見てるよ」
「気にしない気にしない」
「やばいって。絶対、変だと思われてるよ」
二人はちらちらと後ろを気にしている。たしかにわたしたちのことをじっと見ているおじさんもいた。
「しょうがないな」
わたしは二人の足を引っ張って湯の中に入れてあげた。安心したように座る二人の間に割って入った
わたしは両手で二人のおちんちをつかんだ。
「わっ、やめろ」
ユウイチが声をあげた。
「しっ、静かに」
わたしはそう言った。わたしの手の中で、二つのおちんちんが少しずつ大きくなりだしていた。 二人はピクッとしたあと、凍りついたように動かなくなった。
わたしは二人の顔を交互に見比べる。二人ともわたしのお腹のあたりをじっとみていた。
視線の先を追うと、さっきまで必死に股間を隠していたタオルがひらひらの湯の中で
漂っていた。
「ゲッ、やばっ」
わたしはあわてて両手を離して、タオルをつかみ股間を押さえた。
「もしかして、見えた?」
二人は顔を見合わせ、ユウイチが、ちょっとだけ、と言った。
ずっとカズキはゆでダコのようにまっかっかだった。
「もう出ようか」
どんな顔していいかわからなくて、ちょっと恥ずかしくなったわたしはそう言って浴槽
が出ようとした。
「おれ、ムリ」
「おれも」
二人は下を向いたままそう言った。ゆらゆら揺れる湯の中で二人のおちんちんはピンと
上を向いていた。
「こんなにおっきくなるんだ」
わたしは片手を伸ばして勃起した二人のおちんちんを交互につかんだ。どっちもびっくり
するほど固くなっていて、ちょっと驚いた。
「やめろよ。ますます立っちゃうだろ」
ユウイチが回りの目を気にしながら小さな声で言った。
「おれのちんちんなんだぞ、勝手に立たせるなよ」
わたしは笑いながらそう言って、先に脱衣室へと向かった。「最後にね、もう一つだけお願いがあるんだ」
しばらくして、あとから戻ってきた二人の着替える様子をぼんやり眺めながら
わたしはそう言った。
「まだあるの?」
ユウイチが困ったように、でも少しだけ嬉しそうに言った。
「お願いって、何?」
カズキの問いかけに、わたしはニッコリと笑って答えた。
「秘密基地行こう」
「秘密基地?いいけど」
「秘密基地」っていうのは、わたしたちの遊び場の一つで、どこかの建設会社の
資材置き場だ。ほんとは入っちゃいけないんだけど、コンクリートの大きな土管
とか鉄筋の束が山のように積み上げられていて、わたしたちはそれらを使って秘密
基地を作って遊んでいた。
わたしたちは歩いて秘密基地へ移動した。運よく中には誰もいない。人が立った
まま入れるほど大きな土管が隅のほうにデンと横になっていて、そこが秘密基地の
中心だった。
「ここで何するの?」
薄暗い土管の中で、ユウイチの声が響いた。
「おまえらさ、もうセーエキでた?」
「セーエキ?」
「このまえ学校で習ったじゃん。そろそろ射精ってできるんだろ?」
二人は顔を見合わせた。
「おまえは?」
ユウイチにたずねられたカズキは首を横に振った。
「おれだって、まだ」
ユウイチはそういいながら、自分のおちんちんをちらっと眺めた。
「やってみようぜ。もう12歳なんだから、できるかもしれないよ」
わたしはそう言って二人の頭をパンパンとはたいてやった。 どっちが先にやるかジャンケンをして、負けたのはカズキのほうだった。
「さあ、脱いで脱いで」
わたしがそう言うと、カズキは両手を半ズボンにかけて脱ごうとした。でも、そこでピタッ
と止まったまま、動けなくなった。
「さっき、さんざん見られたろ。いまさら恥ずかしがるなよ」
ユウイチがからかうと、カズキはますます恥ずかしそうな顔になった。
「どうせなら上も脱いじゃおう」
わたしはカズキのそばに行き、先にTシャツのほうを引っ張って脱がせた。
されるがままに上半身裸になったカズキは目を閉じて半ズボンとパンツを下ろした。
ピョンと勢いよく勃起したカズキのおちんちんが飛び出した。わたしの中指くらいの
大きさで、太さも最初に見たときの倍くらいになっている。
「カズキ、びんびんになってる」
嬉しそうにユウイチが言った。
「言うなよー」
カズキがユウイチをにらんだ。
わたしはカズキの靴をぬかぜ半ズボンとパンツを足先から抜き取った。
土管の中でカズキは何も身に着けていない素っ裸になった。
「こっち来て」
わたしは土管の真ん中あたりに胡坐をかいて座ると、カズキを手招きする。
座っているわたしの目の前に来て、つっ立っているカズキのおちんちんをわたし
はじっと眺めた。おへそにぶつかるほど立ち上がったおちんちんは、もう先っぽが
皮の中から頭をのぞかせそうなくらい大きくなっていて、ビクビクと震えている。
「いいなー、カズキ」
「えっ?」
「おれも自分のちんちん、ほしかったなー」
自分でも驚くくらいしんみりした言い方になっちゃって、わたしはあわてて笑う
ふりをした。
「おれの膝の上に座って」
わたしは手招きをしながらそう言った。
カズキは顔を真っ赤にしながら、座っているわたしの前に立った。
わたしはカズキを膝の上に座らせ、両脚を大きく開かせると、おちんちんに手を伸ばした。
カズキのおちんちんはびっくりするほど固く、少しだけ冷たい。
「どうすればいいの?」
わたしはユウイチの顔を見上げてたずねた。
「そ、そんなこと、おれに聞かれても・・・」
「どうすれば気持ちよくなるの?」
「ちんちん持ったまましごいてみたら?」
ユウイチはまるで自分がされているように恥ずかしそうな顔になってそう言った。
わたしはカズキのおちんちんをつかんだ手をゆっくりと動かしていった。
カズキのお尻がゴソゴソと動き、わたしのあそこに押し当てられる。
体の中心がビクンとした。
「カズキ、気持ちいい?」
わたしはカズキの耳元でささやいた。カズキは恥ずかしそうにわたしを見ただけで、何も
言えなかった。
開いていたほうの手でわたしはカズキのたまのほうをつかんだ。小さなたまたまがちゃんと
二つついている。どうやって扱ったらいいかわからず、わたしは手のひらの中で慎重に二つの
たまを転がした。
目を閉じると、カズキの体温がわたしの足と股間を通して伝わってくるのがわかった。
わたしは自分のおちんちんをしごいているような気持ちになる。次第に呼吸が荒くなる
カズキの興奮をそのままわたしも同じように感じた。
「待って、おれもおれも・・・」
目を開けると、わたしたちのことを呆然として見下ろしていたユウイチが突然そう言って
服を脱ぎ始めた。Tシャツを脱ぎ、半ズボンとパンツを下ろして、靴下までも脱いだ。
勃起したユウイチのおちんちんは、カズキのよりも少し大きく、ビクビクと震えていた。
「どうしたの?」
わたしは笑いながらユウイチにたずねた。「おれだけ、おいていかないで」
ユウイチはそう言って自分の手でおちんちんをつかんでしごき始めた。
「あ、おれのちんちんなんだぞ。勝手に触るなよ。約束破ったら、おれのあそこ見せて
やらないぞ」
ユウイチはあわてて手を離して、わたしの顔を見た。
「おまえたちのこと見てたら、おれ、がまんできなくなっちゃった」
「エロいなぁ、ユウイチは」
「頼むよ、おれも射精したい」
「じゃあ、おれの言うとおりにして」
ユウイチは黙ってうなずいた。
「まず、ちんちんの皮むいてみて」
ユウイチはお腹に刺さるほど立ち上がったおちんちんを両手でつかみ、ゆっくりと
皮をむいていった。中から現れた先っぽは、綺麗なピンク色をしていた。
「もっと引っ張って。全部剥いてみて」
「これ以上は痛いよ」
「ゆっくりでいいから」
ユウイチはゆっくりと皮を引っ張っていく。ピンク色の部分が大きくなり、奇妙な形を
した先っぽが全部現れた。
「こんなふうになってるんだ」
わたしは興奮して、カズキのおちんちんをつかんだ手を夢中でしごいた。
あっ、あ、とカズキが小さな声をあげた。
「次は、よつんばいになって」
「えーっ、そんなぁ」
ユウイチはわたしの顔を見てそう言った。ユウイチの顔もまっかっかに染まっていた。
「だめかなぁ」
「わ、わかったよ」
ユウイチはしぶしぶ土管の中で両手をついて、犬のような格好になった。
「おしりをこっちに向けてくれないかなぁ」
ちょっと恥ずかしくなって、わたしはふざけながら言った。
「や、やっぱり?」
ユウイチはよつんばいの格好のまま、顔だけ上げてそう言うと、くるりと向きをかえた。
「カズキ、おまえは目をつむってろ」
ユウイチにそういわれながらも、カズキの横顔は目をぱっちりあけて、言われるがまま
に恥ずかしい格好をされられているユウイチを見つめていた。
わたしの目の前にさらけ出されたユウイチのお尻はとっても小さくてかわいい。
ピンク色のお尻の穴がヒクヒクと動いていて、裏側から見たたまたまは猫のおちんちんの
ように見えた。
「ユウイチ、おしりの穴とちんちんの裏側がばっちり見えるぞ」
わたしは思わず口走った。
「言うなよー。恥ずかしいだろー」
いつものユウイチはどこへ行ったのか。あのユウイチが恥ずかしそうにおしりを振って
いるのを見たら、なぜか胸がキュンとした。
「サンキュー。ユウイチもういいよ。三人で一緒にしよう」
わたしがそう言うと、ユウイチはわたしの前に来て胡坐をかいて座り、へへっと照れ笑い
しながら、おちんちんをつかんだ。
わたしは目を閉じて、必死にカズキのおちんちんをしごいた。
ユウイチとカズキの息が少しずつ荒くなっている。
二人の興奮がそのままわたしにも伝わってくる。
わたし、いま、自分のおちんちんをしごいてるんだ。
そんな気持ちになった。
「も、もうダメ。もうやめて」
カズキがうわずった声でそう言った。
「だめだったらぁ」
カズキが静止しようとして、自分の手をわたしの手に重ねた。
わたしはたまをつかんでいたもう一つの手で、カズキの手に触れる。
「ここまで来てやめるなよ」
「だ、だって、なんか、こわい」
「大丈夫だって、最後までいこうよ」
わたしはカズキの手をどけさせて、おちんちんをじごきつづけた。
わたしのあそこもいつのまにかびちょびちょに濡れていた。
「わ、出ちゃうよぉ」
カズキが叫んだ。わたしの手の中で、カズキのおちんちんがビクビクッと震え
さきっぽから勢いよくピュッと白いものが飛び出した。
わたしはびっくりして手を止めた。カズキのおちんちんからは水鉄砲のように
勢いよく二度、三度と精液が飛び出す。なんだか自分自身の体から噴き出してくる
ように感じて、わたしは自分の股間に手をやった。
「わっ、おれもでちゃう」
ユウイチは立ち上がって手を離した。ピュッピュッと飛びだした精液が、放心して
いるカズキの太腿のあたりに落ちた。
しばらく三人で黙ったまま呆然としていた。
やがてユウイチが思い出したように言った。
「約束だからな」
わたしはうなずいて立ち上がり服を脱ぎはじめた。
わたしのあそこは、びちょびちょに濡れていて、それを二人の前に晒すのかと
思ったら、死ぬほど恥ずかしくなった。
でも、それ以上に、わたしが女の子であるということを、この二人にばっちり
確認されてしまうことが、耐えられないほど恥ずかしくて、ちょっぴり寂しかった。
上半身裸になったわたしは、半ズボンを脱ぎ、靴下まで脱いだ。
あとはパンツだけ。
「いい?」
わたしの問いかけに二人は黙ってうなずいた。
生まれて初めての射精を経験したあとの二つのおちんちんが、再びむくむくと
起き上がってきた。なんだか、たまらなくかわいく見えた。
わたしはパンツを脱いで、足首から抜き取ると、二人の真ん中へしゃがんだ。
ペタンとコンクリートの上にお尻をついて座ると、ひんやりとした床の冷たさ
がじかに伝わってくる。わたしは女の子座りの格好のまま、ゆっくりと両脚を
開いていった。覗き込む二人の顔が、怖いくらい真剣だった。 あれから5年たった。
あの日を境にして、わたしたちが三人一緒に遊ぶことは少なくなっていった。
三人でいても、どこかいままでのように同じ仲間という感じがしなくなったからだ。
そのままわたしたちは小学校を卒業し、中学生になった。
中学生になると、わたしは生まれて初めて、制服のスカートをはいた。
髪の毛だけ短いとおかしいからと言って、髪まで伸ばした。
カズキは中学生になって、急に背が伸びてたくましくカッコよくなり、中学3年
にもなると後輩の女の子たちに付きまとわれるようになった。卒業式のとき、後輩
たちがキャーキャー言ってカズキを取り囲んでいるのを見ながら、わたしはわたし
の手でおしっこさせられていたカズキを思い出して、一人でニヤニヤしていた。
ユウイチは背はあんまし伸びなかったけど、中学生になったらなんか目つきも悪く
なっちゃって、いわゆる不良グループの先頭を歩いていた。声も太くなって、近づき
がたい感じがした。
中学の三年間で、カズキやユウイチと話をする機会はほとんどなかった。
遠くから二人を見ながら、かわいかったおちんちんも、きっと毛がボーボー生えて
銭湯で見た大人のおちんちんみたいになっちゃったんだろうな、と思ったりしていた。
高校生になって、はじめてセックスというものを経験したとき、実はずいぶん期待した。
なにしろ、久しぶりのおちんちんだったからだ。
あのときのように、わたしはまた自分のおちんちんを手にすることができるだろうと
思っていた。
でも、わたしの中に挿入されたおちんちんを、わたしはどうしても自分のもののようには
思えなかった。それどころか、ああ、わたしって、やっぱり、やっぱり女の子なんだ。という
事実を否定しようがないほど、あからさまに突きつけられたように思った。
いま思えば、ほんの一瞬でも、二人のおちんちんを自分のものにできたあの日は、人生の中
でトップ3に入るほど素敵な思い出だ。あの日を境に、わたしは女の子の道を歩きはじめ、二人
は男の子の道をまっしぐらに進んだけれど、あの日特別な一日だけは、わたしたちは同じ「男の子」
だったと思うんだ。
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