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  • 2014⁄01⁄28(Tue)
  • 01:46

カズヤ(中学柔道部主将)VS足立奈緒(大卒新任コーチ) 柔道対決

柔道部に女性コーチが来るという情報の出どころは同級生の佐藤遥だった。
別に珍しい話ではない。
なにしろ毎年全日本クラスの選手を排出する女子名門の付属中学で、部員もやはり女子ばかり。
一方男子は主将のカズヤ含め軽・中量級がわずか3人で団体戦すら組めない状況だ。


「強いんだって。あんた負けるかもよ?」
「あのなーいつも言ってるだろ。男と女じゃ…」
そう、いくら女子名門・男子弱小といっても、女子が五輪級でもない限りは普通に男子が勝つ。
だからこそ…女子の練習相手として凡庸な選手にも居場所がある反面、
パートナー不足で強化など望むべくもない状況にカズヤ達はあった。

「そうやって、女を見下してるといつかひどい目に遭うんだから」
上下じゃなくて差異なんだよ。仕方ないことだろ、とカズヤは思う。
「わかったわかった、また部活でな」
「ムカツク!偉そうに言うなら女子よりいい成績あげてみなよ、べーー!」

「私が来た目的は全国で勝ちきれない状況を打破すること。
男子の強化も積極的に行っていきます」
(うわぁ、大人の女ってかんじ!)
新任の足立奈緒コーチは、今年大学を出たばかりだそうだ。カズヤより少し背が高い。
上品に結い上げたサラサラの茶髪に、ノーメイクでも毛穴ひとつ見えない透明感のある肌。
女子から羨望の視線が集まる。
むろん男子の目を引いたのは柔道着越しにもわかるメリハリの効いたカラダの方だったが。

「主将は…二宮カズヤ君?」
「俺です!強化って一体…」
「私が乱取りの相手をします。手を抜かず全力でやること」

「え、ガチ乱取りですか?それはさすがに危ないと思いますが」
戸惑いもあったが、少しカチンときたのも事実だった。
後輩2人はともかく俺は黒帯だぞ。ガチの相手が女につとまるもんか。

「わからないかな。私の方が強いって言ってんの。
よし、自己紹介がてら試合をしましょう。男子3人と私で勝ち抜き試合ね」
「私、審判やります!」コーチの自信にノリノリの遥。一方でカズヤは…
(まじかよ、赤っ恥かいても知らねえぞ)顔を引きつらせながらも、
「年上の美女と組んず解れつ」の期待に高鳴りを抑えられないでいた。

「一本!」女子から2度目の大歓声。
1番手の山下は開始3秒、足払いでひっくり返った。
2番手の小川は強引に技をかけたところを潰され絞め落とされた。審判の遥がニヤリとする。
(油断もあるだろうが…)さすがに評価を改めざるを得ない。

カズヤは気絶した小川に活を入れる奈緒を睨んだ。
(それより…思った以上にムチャクチャな奴だぞ。要警戒だ)

先程の試合を思い返す。
教科書のような絞め技に、顔を真っ赤にしてバンバン畳を叩く小川。
「そうだ、今回は特別ルールにしよっか。参った、ナシ!」
……え?
なに勝手に決めてんだ!しかも途中で!
「グッ、グガ!」
タップを無視して強引に相手を絞め落とした奈緒は、
自分よりひとまわり大きな小川が体を痙攣させるのを見て満足げに笑っていた。

「始め!」の合図で3度目の試合が始まった。カズヤの出番だ。
当初のドキドキなどどこへやら。緊張が背中を走る。
だが強くてもやはり女、組手越しの圧力が男とはまるで違う。
カズヤ得意の内股が奈緒の体をはね上げた!
「技あり!」

しかし投げられながらも奈緒は脚にまとわりつき、立ち上がることを許さない。
立ち技は不利と見て寝技に誘う気か。
気づいた時には、縦四方固めが完成間近だった。
寸前でカズヤは奈緒の左脚を左右の脚で挟み込み、押さえ込みを阻止する。

「ふふふ、その脚が外れたら押さえ込み成立だよ?」
「わかってますよ!」カズヤが怒鳴った。
30秒も膠着すれば立って仕切り直しだ。焦る場面ではない。が…

「ん?」なんだ?挟み込んだ奈緒の右脚の動きがおかしい。
外そうとするどころか、より深く、まるで股間に押しつけるような…
「ぉぉぉっ?!」
(おい、ヘンな動かし方すんなよ…きき、気持ちいい!)
なんせ女の子の手を握ったこともない非モテの中坊、
そこへ女の太ももが、よりにもよってチンコに当たってムニムニと…
意識するなという方が無理な話で。

そして意識してしまった以上、この密着状態はいかんともしがたい。
なにしろ格好だけでいえば逆正常位、
しかも女の方から密着してむちぃっ、と巨乳を押しつけてくる状況だ。
(すげ、柔らけぇ、それに、めちゃくちゃいい匂い…)
なんかほっぺた同士もぴったりくっついているし、
至近距離には真っ白できめ細やかな耳やうなじが視界をチラチラ。

(たっ、勃つな!勃ったら気づかれる…)
いや、とっくにそんな次元ではない。ガチガチだった。
奈緒が少し顔を動かし、歯を食いしばるカズヤを咎めるように囁く。
「ねぇ二宮君。もしかしてこの状況でエッチなこと考えてるわけ?」
「ち、違…」

説得力などない。今まさに欲情の証拠が太ももに当たっている。
どうにか抑えようにも、この瞬間も意地悪くスリスリと器用に動き、
容赦なく柔らかで甘美な追撃を与えてくる奈緒の脚。
わずか10数秒で睾丸が白旗をあげるように、きゅう、っと痛みを伴いながらせり上がってゆく。
「ブハァッ!!」
カズヤはたまらず自分から脚を解き、下半身をひねった。

(危ねぇ!出ちまうところだ!)
屈辱で顔を紅潮させ、すかさず力任せのブリッジで脱出。「おおっ」と歓声があがった。
奈緒が続いてカズヤのうしろから覆いかぶさり絞め技を狙う。
大丈夫、立てる。カズヤがそう判断した刹那…
腰から前に廻した奈緒の足。それが左右の足裏で挟むようにして股間を襲った!
「あ、ぁひっ」立ち上がりかけながらも再び顔から崩れ落ち、
「~~~~~ッ」さらに追い討ちの足コキを受けて悶絶する。

奈緒が吐息交じりに濡れた声でかすかに囁く。
「試合中にどこ硬くしてんのよ。あはっ、最っ低~♪」
(こいつ、わざとか?さっきのも!)怒りが込み上げるが、
もはや完全に潰されてしまい、自力での脱出は困難…正真正銘のピンチだ。
「ねぇ、エッチな二宮君。ひとつルールを追加しない?」再び妖しい声が耳をくすぐる。
「イったら負けのバトルファックルール…待てがかかるまでこのまま耐え切ってみせて?」
(な…んだソレ)
「ちょっと、反…うげぇ!!ゲホッ」
反則を訴えようとしたカズヤの首に奈緒の手首がするりと回り込んだ。
「抵抗したら絞め落とす♪」
(遥っ、反則取ってくれ!みみっ、こいつ耳舐めてるって!!)

怪訝な顔でのぞき込む遥は、しかしまるで気づいた様子がない。
「落ちる前にマイッタしなよね」ご親切にアドバイスされる。
そう、タップだタップ!この場は降参してリベンジの機会を…
「あッ、あッ、あふぅぅッ!!」足コキが再開された。
(ダメだ、審判が止めるまでもたねぇ!!)
タップしようとした手で必死に奈緒の足を押さえる。

「そっちを取るんだ…いいの、首が絞まるよ?」
(試合中に漏らすよりマシだっ!)
「はぁ、、それで防いだつもりなのかなぁ」
奈緒が体を反ると同時にフックした脚を伸ばす。
下半身を極められ、カズヤの両足がピーンと宙に浮いた。
まさに女体と畳のサンドイッチ。
畳に押しつけられる股間。奈緒が腰を突き出して尻を押し、断続的にグイグイと圧力をかける。
(しまった!)完全に状況が悪化した。

「知ってる?射精しながら絞め落とされるのって…すっっごく気持ちいいらしいよ?」
奈緒の足を押さえた手は体の下に挟まり、もはやタップすらできない状況だった。
下は武骨な畳。
されど上は首を絞めつつ耳をねぶりながら全体重をかけて密着してくる凶悪ビッチ。
(や…やめてくれ。出るっ、イっちまう!こんな、大勢の女子の前で!)
ギシギシと畳がきしむ音が次第にカズヤを追いつめてゆき、
いよいよ睾丸が収縮し大爆発の準備をはじめるのがわかった。

まさにそのタイミング。女が耳元で囁く。
「ねェ、このまま畳でコスられて出すのと、私の足でイカされるの…どっちがいい?」
なっ、馬鹿野郎、そんなの決まってるだろうがッ!
「あ…あ…(足!足ぃ!)」「なんてね♪」
奈緒が胸を左右に揺すりながら押しつけ、首のうしろをつつーっと舐め上げた。
それが決壊の合図となり睾丸から一気に精子が押し出される。

甘言で篭絡しておきながら、褒美も与えず自爆させるという屈辱的な仕打ち。
しかし女体の柔らかさを背中に受け、湿った吐息や体温で体をふやけさせられながらの絶頂である。
己の意思に反して無理矢理イカされるという背徳感も相まって、
快感はいつものオナニーなど比較にならなかった。
手足を極められ動かすこともできない状態でカズヤは白目をむき、
よだれを飛ばしながらもだえ狂う。
「ひぎぃぃぃぃっっっっっっ!」

「はいキミの負け。天国に逝ってらっしゃい♪」
悲鳴を聞いて嬉しそうに首を絞める手首に力を込める奈緒。
そのまま後ろに倒れ込んでカズヤの体を仰向けにしてしまう。
ビュクッ!ビュクク!
無情にも、下半身が射精に合わせてブルブルと震える様が衆目にあらわになった。
それとリンクするように、酸欠による痙攣でカズヤの体が激しく揺れ…

「え…落ち、たの?」遥をはじめ、正確に状況を飲み込めた者はいなかった。
奈緒の巨乳に後頭部をうずめ、後ろから抱っこをされるような格好で恍惚のアヘ顔を晒すカズヤ。
股間は外から見てわかるほどにそそり立ち、
噴き出した恥ずかしい液体がズボンに大きな染みを作っていた。


「一本!」と、遥のコール。みごとな逆転勝ちだ。
「口ほどにもない」アヘ顔を晒すカズヤを奈緒が足で小突く。
あまりに惨めだった。後輩の女子達が口々に騒いでいる。

「え、二宮先輩、オシッコ漏らしちゃったの?」
「違うよ、この匂い。シャセーじゃないの?」
「えぇっ、コーチに組み付かれて気持ちよくなっちゃったってこと?やだぁ!」
「いや、なんか首絞められて落ちるとさ、男の人はそうなることがあるらしいよ」
「うそぉ、なんかキモいー」

「二宮先輩!大丈夫ッスか?」気がつくと天井が見えた。山下と小川が心配そうに見ている。
混乱する頭に、とてつもない快感の記憶だけが残っていた。
現実に引き戻したのはべとついた股間の不快さ。屈辱に思わず涙が浮かぶ。
(あれ?コーチと…遥。なにやってんだろう)

「それは、私への意見、なのかな?」
「いえ意見なんて。ただ落ちた相手を足蹴にするのはやりすぎかなと思って」
一瞬の身のこなし。奈緒が遥のうしろにまわる。
耳の後ろに舌を這わせつつ、Tシャツの中に手をつっこみ熟し切っていない乳首を…
「ぁっ!ぁぁぁッ!」初めて敏感なところを這い回る他人の舌と指。
遥の体からくにゃりと力が抜け、それを奈緒が後ろから抱きかかえる。

「あなた達はね、私のやり方に従えばいいの。意見は結果を出してからききます」
「はぃぃぃぃ!!わかっ、わかりました…から、」
くりくりっ。絶妙な力加減で乳首をつまみあげる奈緒。
(ひぃぃ!なんなのこの人、てか…逝っちゃう、逝っちゃうってばぁ!!)
「何やってんだよッ!!」
カズヤの怒鳴り声に奈緒は思わず手を放す。遥がへなへなと崩れ落ちた。

許さねえ。カズヤの頭の中は、もはやこの生意気な女コーチを叩きのめして
泣きながら土下座させることで一杯だった。
「今のは負けでいいです。もう一回…勝負してくださいよ」
奴の実力はもうわかった。
寝技は多少できるようだが、立ち技じゃ確実にこっちが上。
卑怯な真似さえされなきゃもう不覚はナイ。

奈緒が挑発的な笑みを浮かべる。
「恥の上塗りになると思うよ?けどまぁもう一回チャンスをあげよっかな。
そうだ、ついでにハンデもあげちゃおう。特別ルールでやらない?」

「なんでもいいスよ。途中で変えたりしなけりゃ…」
奈緒の提案は拍子抜けするものだった。
寝技による決着はなし、押さえ込みも絞め技も無効…
(結局立ち技オンリーってこと?俺に有利すぎるだろう…舐めやがって)
「柔道着だけ換えさせてもらいます」そそくさと更衣室に向かう。
「待って、換えなくていい」「はぁ?!」

「どうせまた汚れるからね」
条件にはまだ続きがあったのだ。
奈緒が口にしたのはまたも「バトルファックルール」というフレーズ…
いちど射精、または絶頂するごとに相手に「有効」ポイント。
性的快感による失神は「一本」で即負け。

気が狂ってやがる、と心の中で毒づく。
が、エロ攻撃が来るって最初からわかってりゃ対処は簡単だ。
「…いいですよ。ほえ面かかせてやる!」

ほどなく部員全員にルールが通達され、審判は引き続き遥が務めることになった。
体力の回復の為、しばしのインターバルが設けられている。
道場の真ん中では奈緒が女子部員を集めて特別講義を始めていた。

「えー、みんな見てたと思うけど二宮先輩、
女性に密着してエッチなこと考えすぎちゃったみたいでね、
ちょっとヒートアップしてます。
今から、こういう男子の撃退の仕方を教えるので見ておくように」
『はい!』

一方のカズヤ陣営。「遥、大丈夫か」
「いっとくけど、試合中にヘンな物出したアンタにもドン引きなんだから。
でも…とにかくアイツはブッ殺して!」
カズヤが顔を引きつらせた。テメ、二度と助けてやらねぇからな。

「始めます」遥の宣告で二人が畳の中央に歩み出た。
「待てぇっ!なんで、ズボン穿いてねんですかねェッ?!」
「どう?生脚の方がいいでしょう?」挑発的な脚を露出させて奈緒が笑う。

実際の話、これでは集中するどころの話ではない。
(しっかし…こんなモノを俺はさっきチンコに押しつけられてたのか…)
アスリート特有の引き締まったフォルムと…反面に女らしさを保つアザひとつない白い肌。
股間と心臓が素直に反応させつつ、ゴクリと唾を飲む。

いずれにせよ完全にルール違反である。当然のごとくカズヤはカンカンになって抗議した。
目を細めてボソリと呟く奈緒。「勃ってるクセに」
「勃ってねぇ!!」ムキになって怒るカズヤを見てまたケラケラ笑う。
くそっ、馬鹿にしやがって。

結局、またも「特別ルール」で押し切られてしまった。
辛うじて前は上衣で隠れているものの、サイドからは丸く膨らんだ尻が丸見え。
なんてパンツだ?スケスケでほとんど下着の意味がねぇ…。
(くそ、いきなりペースを乱されたっ!見ちゃダメだ!静まれ静まれ…)
深呼吸を繰り返すカズヤだった。

「始め!」今度こそ戦闘開始!
奈緒もさっきの投げで懲りたのか、つかず離れず、まともには組んでこない。
じれたカズヤが前に出た瞬間。腕を取りつつ奈緒が飛んだ。飛び関節!
(ざけんなよっ、中学でそれは…)「反則だっ!」

同体で畳に倒れ込む二人。カズヤの抗議にもやはり奈緒は動じない。
「だから特別ルールだってば…
寝技での攻撃はすべて『反則』じゃなくて『無効』。言ったでしょ?」
「そんなのアリかッ…いててて!」
「本来なら関節技で一本なんだけど…」
奈緒が体制を変え、カズヤの首を太ももで挟み込む。

(今度は三角絞め!これも中学じゃ禁止技だろうがッ!)
大丈夫、決まってない。言ってもムダだと悟ったカズヤは脱出を試みる。
が、厄介だ。ズボンを穿いていないので逃げようにも掴むところがないのである。

その上、嫌でも劣情がムクムク沸いてくるのは禁じ得ない。
顔を覆うむっちりとした感触はまるで圧倒的な密度のマシュマロ。
下手に口を開けばその恐るべき弾力でムチムチと中に進入して呼吸を妨げる。
単に挟まれているだけでも意識してしまうこのシロモノを、
まして直接ベタベタ手で障りまくっている現状は…

次の瞬間、信じられない攻撃にカズヤは目を白黒させる。
なんと奈緒が、暴れるカズヤの足を掴みズボンをずり降ろしたのだ。
「今からエッチな男子の懲らしめ方を教えるからねー」
わぁっ、と女子から歓声が上がる。

「!!!」抵抗する暇もあらばこそ。露出したモノを握られ悶えるカズヤ。
それは首から上を脚で散々なぶられ、すでに程よく勃起していた。
「ひっ、ひぃぃぃっ!!」思わず悲鳴を上げる。
異性のしなやかな指で息子を扱き上げられる感触…
さっき体験した足による柔道着越しの刺激とはさらに段違いだ。

奈緒が意地悪く笑った。
「我慢できるかな?出したら『有効』だよ?」

先程の屈辱を思い出してカズヤは思わず涙ぐむ。
なまじ美人なだけに許せなかった。
ちくしょう。どうせ男を射精させることなど造作もないと思っているんだろう。
男なら当然誰もが自分に欲情し、ちょっと挑発するだけで皆ドピュドピュと精子を漏らすと。
そう思い込んで疑ったこともない、あれはそんな態度だ。

「ざけんな!お前なんかに触られたぐらいで…
誰がそう簡単に何度も…ひぁぁっ!!」
なんだっ、このヌメッとした感覚は!今までの経験が何の役にも立たない。
混乱が混乱を呼び、もはや完全にのペースを支配されていた。

奈緒がイチモツを口に含んだのを辛うじて目の端で確認する。
(くわえられてる?!まさか、ここ、これがフェラチオってやつかっ?)

奈緒が目を合わせてニタリと笑った。
そして見せつけるように上から唾をたっぷりと息子にまぶし、
それが終わると今度は妖しい目つきとともに口を大きく開ける。

ぱくっ!
……じゅるっ!じゅるるるっ!
モノをしゃぶり上げる音が大きく響きわたった。
思わず遥が目をそむける。それを認識する余裕はカズヤにはもうなかった。

「ぅぉっ、うぉぉぉぉああっっっ!!!」
自分の右手ではどうやっても再現できない極上の味に、思わず頭が真っ白になる。
(ダメだ、凄…強烈すぎるっ!とても我慢できない!)
男を絶頂させる目的で完全にコントロールされたストローク。
射精寸前に追い込まれるまであっという間だった。
「私なんかに触られても平気なんだよね?まさかイったり…しないよね?」
(悔しい!なんで耐えられない!こんな女、この程度の女!)

そこへ。前の試合で股間を玩んだ凶器が今度は首を襲う。「あッ!」
下半身に意識を奪われた隙をついて完全に生脚による三角絞めが決まってしまった。
汗ばんだ魅惑の太ももがギリギリと首に食い込んでゆく。
わかっている。本当はとっくに認めているのだ。…かなわない。
これまで出会った女の中でも奈緒は断トツに綺麗で、エロく、強い、まさに理想の…

「どう、気持ちいいでしょう?もう一度逝かせたげる。
ほらっ!お姉さんの太ももに挟まれて昇天しちゃいな!」
(太もも…お姉、様の、綺麗な生脚がく…首にっ、ききっ…気持ちいぃっ)

遠のく意識と裏腹にどんどん力強さを増す股間の勃起。
奈緒の唾液でテラテラと光るそれは既に膨張しきった風船と同じだった。
ほんの少しの刺激を与えてやるだけで…
ドッピュゥゥ!
手コキに合わせて精子が噴き上がる。
同時にカズヤが再び酸欠で意識を失い、恍惚の表情を浮かべて畳に崩れ落ちた。

泡を吹いてビクンビクンと痙攣するカズヤを目の端に映しつつ、
遥が泣き出しそうな顔で手を上げる。
「いっぽ…」
「あー、これはね、絞め技による失神だから無効」

遥を制しながら、奈緒はカズヤに活を入れた。「げほッ、ごほッ!」
朦朧としたまま立ち上がろうとするカズヤをまたうしろから引き倒す。

「悪いけど、もうキミのターンはないからwww」
「は、反則ばかり…しやがってぇぇ!」
怒りのあまり泣きながら叫ぶカズヤに、しかし奈緒は言い放つ。
「甘い。ルールに『手コキやフェラチオは禁止』なんて項目はないよ?」

奈緒のワンマンショーが始まった。
手や口を使った魔性の性技で何度も射精させられ時には潮を噴き、
その上エロ攻撃に気を取られると、今度は絞め技で落とされる最悪のコンボ。

射精による有効ポイントはすでに10を数えているが、
そもそも制限時間を決めていないのでポイントなどなんの意味もないのだ。
もはや投げを狙う体力など残っていない。原動力は怒りと根性だけだった。

「ゆるさねえ、ゆる…う…むぐぐ…!!」
何度目だろうか、アナルに奈緒の指が挿入され、
すでに感覚もない息子がまたムクムク勃起してゆく。
恐ろしいまでのテク。
多感な少女たちがその強さに心酔するのも当然か…。
「そろそろ気絶させるから。よく見ておくようにねー」
『はい!』

「童貞、捨てさせてあげる」
初めて直視する女性器は、既に濡れてキラキラと光っていた。

ズブ…ズブズブ…
童貞が目を見開く。肉圧による予想外の抵抗、そして…
「うぁーー!うぁーーっっ!!」
毎日毎日重ねた妄想の、はるか上を突き抜ける快感。
頭を左右に振りながら悶絶するカズヤの視線は完全にトんでいる。

「ねっ、入れただけでこうなっちゃうw」
それでも射精には至らせない。右手を凌駕せんばかりの脅威的膣圧による究極の生殺し。
奈緒が意地悪く囁く。「ねえ、まだ私に勝つつもり?」
わかってる。勝ち目なんてない。それでも負けを認めるのだけは…
「我慢してると発狂しちゃうよ?」

「ひぎぃぃッ!!!」いきなり中の壁が動いた。
肉ひだのひとつひとつが意志を持っているかのように肉棒にまとわりつき、
亀頭を這い回り、カリ首を締めつけ、尿道を吸引する!
ハッタリでも脅しでもない。本当に狂う。さっきのでもまだ本気じゃなかったんだ。
射精以上の感覚に延々と晒され、今なお快感の中枢を直接鷲掴みにして玩ばれている。

「無理だッ、こんなのッ!」
ついにカズヤは泣きながら懇願した。恥も外聞もない。
「耐えられない!お願いじまず!お願…!!イかせてぇ!」
間違っていた。こんな女に逆らおうなんて考えたのがそもそもの間違いだった!
「あれ?私なんかに簡単にイカされちゃっていいんだっけ?」
「取り消すッ!取り消しますがらぁ!」

「あはっ、完全に折れちゃった♪」満足したように笑う奈緒。
膣圧から解放され、放出を許された精液が一気に尿道をかけのぼる。
「逝く!!逝く!!うわぁーーー、逝くーっ!!」
ドぴゅ!!ドぴゅ!!ドぴゅッ!!

喰われる恐怖に縮んだ金玉が何度も何度も敗北の証を尿道に送り込んでいた。
イチモツが根こそぎ持っていかれたかのような強烈な射精。
時折火花を散らせながら、カズヤの視界が白く染まってゆく。

そこへ。追い討ちのように奈緒が囁いた。
「それじゃ…腰、動かすからね」「!!!」
き、聞いてないっ!まだ上があるっていうのか?!
そんな…この先なんてあとは…死…

「ゴーヂ!逝った、俺、もうイっちゃいまじだがらぁ!ぬ、抜いてぇ!」
「残念♪何回イこうが関係ないの。
キミはその度に勃起して何度でも射精しちゃうんだから」
嘘でないことは今も勃起し続ける自分の息子が証明していた。恐怖に顔が引きつる。
「まいったぁぁ!負けです!俺のっ負っ…」
「特別ルール。マイッタはナシだよw」

女が腰を…振り始めた。一度で男を失神させる快楽が連続してカズヤに襲いかかる。
ドピュ!ドピュ!ドピュ!
「いやぁ!死ぬ、死ぬ!!助…け…あふぅ………」

「ほらぁ!まだまだ!」凍てつく程の美しい笑み。
終わらせない…強制連続射精で最後の一滴まで搾り尽くしてアゲル。
その淫靡さ卑猥さに男子は勿論のこと、女子ですらも次々に股間を押さえてうずくまる。
道場のあちこちで悩ましげな声が響いた。そして…

「審判!」奈緒の声で我に返る遥。「これ、見てみ?」
指さす先には、泣きながら視線を宙に彷徨わせ気を失うカズヤの姿があった。
余韻を味わうかのように眼球が時折あさっての方向へピクピク動く。
酸欠ではない、初めての性的快感による失神。
震える声で遥が一本を宣告する。カズヤの完全敗北は確定した。

3ヶ月後。道場にはいつも通りコーチの指導の元稽古に励む中等部の生徒達の姿があった。
あれから全員が奈緒の性技と絞め技による失神の洗礼を受けたようだが、
その甲斐もあってか今では完全に女子が優位。
そもそもがエロ攻撃ありで女子に密着されたら男では勝負にならないのだ。
今日もカズヤが遥に…乳首を舐めながらの手コキプラス…アナル責めで
高らかに精液を吹き上げたうえ、失神に追い込まれていた。

「おまえ、最近なんか掴んじまってないか」
息を吹き返したカズヤがうんざりとした表情で言う。
「おまえ?『遥さん』だよね?」
遥が満面の笑顔を返した。ビクッと肩をすくませるカズヤ。
「ごめん、遥さん…」
「いったでしょ?女の子を下に見てるとひどい目に遭うって」
うるさい蚊でも潰すかのような、冷たい笑みだった。
奈緒との壮絶な試合から数日、部活の時間はいつも通りに過ぎていった。
新任の女コーチは、人格はともかくトレーナーとしては優秀なようで、
カズヤ達の練習も以前よりピリっとした気がする。
どうも、練習後に女子だけを集めて特別講義のようなことまでやっているらしい。
個人的な恨みを別にすれば熱心な良コーチと評価してもいいだろう。

心配なのは、なんとなく同級生の佐藤遥との仲が気まずくなっていることだ。
先日の敗北によるカズヤの側の気後れはもちろんあるが、遥の方も態度がかなりおかしい。
たしかあれから一度だけ、言いにくそうに話しかけてきたことがあった。

「やっぱりさ、男子はその…ああいうふうにされると、抵抗できないものなの?」
「いや、あれは…自分でも情けなかったと思うよ」
「じゃあさ、例えば、例えばだよ?柔道部の女子に手でされちゃったら、その、どうなの?」
「バカいえよ!お前らみたいなオトコオンナじゃまず勃たねえって!」

答えが気にくわなかったのだろう、たいへん面白くなさそうだった。
だが半分は本音だ。なにしろ柔道部の女子である。
半数近くはデブだし、年頃なのにお洒落にも関心なさげな芋女がほとんど。
遥みたいなのはまぁ例外の部類だ。

じゃあもし相手がその遥だったら?
(うーん、正直、自信はねぇなー)思わずジロジロ顔を見る。
クラスで一番は大袈裟にしても、何番目かにはじゅうぶん可愛い。
むろんお世辞にも華奢とはいえないが、成長の余地を残しつつも
出るところのしっかり出た体型には、この年頃の女子特有の魅力がある。
とくに胸など最近の成長具合には時々ドキっとさせられるし、
実際、オカズにしたことだって何度もある。

意外だったのはてっきり言い返してくるかと思った遥が、
神妙な顔でうんうんと頷いた後、あっさり引き下がったことだ。
「ふーん、そっか。ありがと」
この時の嫌な感じは、今思えば悪夢の予兆のようなものだったのかもしれない。

そして一週間。変化の兆しは徐々に明確になっていった。
まずは女子部員の容姿…それも全員がほぼ一斉にだ。
実も蓋もなく言えば「いかにも柔道部」というような者はいなくなった。
美容に疎い男子中坊から見ても髪や眉の形に手入れが行き届いているのは明らか、
ほかにも目元だとか、肌つやだとか、細かい仕草のひとつひとつ…
とにかく全部が目に見えて垢抜けてきているのである。

あとは寝技の稽古。どうも試合を見て味をしめてしまったらしい。
変な声を出したり、胸を押しつけたりして男子の動揺を誘うようになった。
あまりにあからさまであれば体育会の上下関係で怒鳴り散らしてやるのだが、
わざとかどうかが微妙なので男子の側も注意しづらい。
そっちがエロいことを考えているからだと反論されれば恥をかくのは自分だ。
やれやれ、やりにくくなってきたなとため息をつくカズヤだった。


その日、女コーチからとんでもない発言が飛び出した。
「今日からエロ攻撃を解禁します」
女子の方は知っていたらしい。間抜けな顔をしているのは男子部員3人だけだった。
「あの、それはどーゆーことでしょうか…」
「知らない?審判にバレなきゃ何をしてもいいんだよ?」

たしかにそういう裏技はある。
チン毛やスネ毛を引っ張るぐらいは序の口、ヒドイ奴はケツの穴に指を入れてくるし。
…そう考えればエロ攻撃も理にかなってるのか?
事実、先日の試合で奈緒が使ってきたエロ攻撃に、審判の遥は気づいてもいなかった。

「といってもキミらのレベルじゃ実戦はまだ早い。
まずはまともに相手をイカせられるようになるのが先だね」
要するに、これから寝技の稽古はすべてバトルファックルールでやるということらしい。
今や部内に男子の立場などないに等しい。
女どもが騒がない時点で、もう話はついていることを意味していた。

カズヤが組むことになったのはひとつ下の詩織というおとなしめの女子だ。
正直なところ異性として特別意識したことはない。
たしかに少し前に比べれば見違えたが、ややぽっちゃりした体型はそのままだった。

「おい…俺は触ったりしないから、気にするなよ」
「余裕のつもりですか?私にイカされてまた泣きべそ晒さないでくださいね」
声が震えていた。語調こそ強いが無理をしているのは明らか。
(お前…そういうタイプじゃないだろ)胸が締めつけられる思いがした。

「1本目、はじめ!」合図がかかるや否や、カズヤが袈裟固めに押さえ込む。
詩織も二年で都大会の上位に食い込む実力者だが、男相手ではパワーの違いは歴然だ。
利き腕を完全にホールドして押さえこんでしまえば、エロ攻撃などできない。
このまま上になって5分間をやり過ごせばいい。
カズヤはそう考えていた。その刹那…
「イクーーーっ!!!」耳をつんざく大絶叫がこだました。

悲鳴を上げているのは奈緒と組んでいる遥だった。
ズボンとパンツをずり下ろされ、股間から透明の液体を噴き上げている。
続けて、震えながら畳をつかんでいた脚がいきなりビンッと伸びて硬直し、
「ゥグゥッ!」蛙が潰れたような声を出して畳に崩れ落ちた。
カズヤ同様、イった瞬間に絞め落とされてしまったのだ。

生まれて初めて目の当たりにする…それも壮絶すぎる異性の生絶頂シーン。
仰向けになったボリュームのある遥の体がビクビクと痙攣し、
それに合わせてふたつの胸が波打つように揺れる。
(マジかよ!エ…エロすぎる!)

心臓が早鐘を打つように暴れていた。失神した遥の姿から目が離れない。
これ以上ないほどにそそり立ち、ドクドクと脈打つ股間。そこへ…
「うぉっ!!」
詩織の右手が伸びてきて、柔道着越しにイチモツを握りしめた。
「二宮先輩…イカせてあげます」

しまった!気を取られて極めが甘くなっていた。
詩織の手がわしゃわしゃと肉棒を揉みしだく。「ぉぉぉっ!!」
愛撫そのものは不慣れで乱暴、奈緒のそれとは比べるべくもないが…
遥の絶頂を見て通常ではありえない程興奮している今はわずかな刺激が命取りだ。
(やべぇっ、コレ、ツボに入っちまってる!)

あわてて詩織の右手を強引に引っぺがすと、今度は左手の指がアナルにねじ込まれた。
「うぉっ!!!」
思わず背中が硬直した隙をついて詩織が体をひねる。逃げられた!

練習後の特別講義の成果ってことかよ。カズヤは心の中で毒づいた。
今の攻撃のスムーズさ、ためらいのなさ。
いかに普段異性として見ていない相手とはいえ、追撃を受ければ本当に射精させられかねない。
実力差を考えれば焦る必要はないはずだが、今のカズヤに余裕などなかった。

隙をついてバックに回り、
(悪いけど絞め落とす!)強引に首に手を回す。次の瞬間…
「てめっ…!!」「イっちゃえぇっ!」
詩織がズボンに手を突っ込み、息子を直接鷲掴みにした。間髪入れず上下に扱き上げる。
普通なら首を守ろうとするところ、この行動はクレイジーだ。
(なんでだよ…射精させても「有効」どまりなんだろ?失神したら一本負けだぞ!)

詩織は興奮した頭で、しかし冷静にこれまでの経験をはじき出す。
この絞め技は入ってる。落ちるまで10秒もかからないだろう。だが講習を思い出せ。
思春期の少年が、完全に勃起した肉棒を女子に扱かれて10秒ももつはずがないのだ。
男が射精しないと子供はできない。そういうふうにできている。絶対に射精させる!

カズヤの方もいっぱいいっぱいだった。
この手の感触はやはりゴツゴツした自分の手とは違う、異性のものだ。
認めざるをえない。もう詩織のことを完全にオンナだと認識してしまっている。
「ん…あンンッ」断続的に漏れるうめき声や、鼻腔をくすぐるシャンプーの香り。
普段は気に留めたこともないような要素にいちいち色気を感じてしまっている。
その「女の子」に股間を直接握られ、扱かれている現状、
少し前からすればどれだけ異常なことか。

まさにギリギリのところ…その右手から力が抜けた。体越しに詩織の痙攣が伝わってくる。
(よし、落ちた!)
その時。頭に浮かんだのは同じように絞め技で落とされた先程の遥のイキ顔だった。
あの、口のまわりを唾液でベトベトにしてブッ飛んだ視線を泳がせる、同級生の強烈なアクメ顔…
ほんの一瞬、襲ってきた快感に景色が遠くなる。

ピュッ…、ピュピュッ…

「漏れてしまった」としか言いようがなかった。
しかし男の悲しい性。一度睾丸から放出された精子を止めることはできず…
「あッ、ァ、~~!!!」
もどかしげな快感とともに放たれた液体が10代の張りのある肌を汚してゆく。
その右手にもう意思はない。見開いた目に何も見えていないのは明らかだった。

(落ちてる…よな)
詩織の体を解放して畳に横たえ、しばし濡れた股間を見つめて呆然とする。
「あ~あ、二宮君、イカされちゃったんだ?」不意に後ろから楽しげな声。
いつの間にか奈緒がこちらをニヤニヤと見下ろしていた。

(イカされた…こいつに?なんだよこの敗北感…)
今まで毎日体をくっつけて練習していても、オカズにしようと考えたこともない。
その頃のカズヤに今の状況を問えば、勃起すらするはずがないと答えるだろう。
それがまさか…
失神して畳に這いつくばる詩織の口元には満足げな笑みが浮かんでいた。


それ以来。女コーチのワンマンはますます猛威を振るうようになった。
女子といわず男子といわず、次から次へと毒牙にかけて蹂躙する。
中にはカズヤと同じく連続絶頂で失神させられ死の恐怖を味わった者もいた。

それでも比較的あっけらかんとしている女子連中の適応能力には驚かされるばかりだ。
カズヤ達男子の方は、女子の顔をまともに見ることすらできなくなっていた。
なにしろ、ひととおり全員のあられもない姿を嫌というほど見せつけられている。
廊下でクラスメートと談笑するあどけない横顔を見ているだけでも、
部活での絶頂シーンを思い出して前かがみになってしまうのだ。

寝技の稽古などまさにお話にもならない。
正面に相対するだけでガチガチに勃起してしまうことは、今や女子の方も完全に認識している。
「おまえなんかで勃たねーよ」なんて強がりは言っても空しいだけだった。

「うぁーーっ!!逝くゥゥゥゥッ!! う、あッ…」
二年男子、小川の悲鳴が道場に響いた。
大柄な小川をチングリ返しにして、遥が何度も絶頂によるセルフ顔射を叩き込んでいる。

「コーチ、失神させました」
アヘ顔で四肢を痙攣させる小川には一瞥もくれない。
昨日は同じような状況で一年男子の山下が犠牲になった。
「へぇ~、あんた飲み込み早いわ。正直びっくりした」
奈緒が素直に称賛するぐらいだ。
男子がヨガらされて無様に射精するのはもはやありふれた光景だが、
ここまで一方的な蹂躙劇はほかの女子では再現できるものではない。

一方カズヤの方はというと、奈緒が手を出してこないこともあって、
前回詩織に不覚を取ってからは辛うじて恥をかくのを免れていた。
慣れてくればなんとかエロ攻撃をかわすコツもわかってくる。
これは相手の技術がまだ稚拙だということもあるが、
柔道そのものの実力でかなりの差があることが大きかった。

ただ、なんとなく避けている遥との対決ムードが高まっているのは事実である。
なにしろ遥の餌食になっていない男子はひとりしか残っていない。
女子部員からの期待が日に日に膨らんでゆくのをカズヤは感じていた。

遥は正真正銘の全国レベルだ。
負けはしないにしろ片手間にあしらえるような相手ではない。
その上エロ攻撃を考えると、これはもう耐えられる気がしなかった。
あれから何度、遥の絶頂シーンをオカズに抜いただろうか。
授業中に欲情してトイレに駆け込んだことすらある。

その上最近の色っぽさときたら。
元の素材とも相まって、もう明らかにクラスで何番目というような次元ではない。
できれば卒業まで逃げ回っていたいぐらいだぜ。
カズヤは遥の方を見て大きくため息をついた。しかし…

「明日、ヤルから」
その晩、久々に届いた遥からのメールには揺るぎない決意が表れていた。


「ちょっと出て公園で話さないか」
考えた末そう返信しておきながら、遥が姿を見せた時にはにわかに信じられない気分だった。
もうかなりの間、口をきくどころか視線すら合わせていない気がした。

「あのさ、聞いてるんだ。俺がコーチに負けて孤立した時…
お前が間に入ってずいぶん庇ってくれてたんだろ。俺、ずっと礼がいいたくて…」
やめてよ、と、冷たい声で遥が遮った。
「やっぱりさ、男なんてエロいことしか考えてないんじゃん」「え…」

「詩織ちゃんにもイカされたんでしょう?
お前らなんかで勃つか、なんて偉そうに言っといてさ。誰が相手でもビンビンじゃんか!
山下も小川も握られて嬉しそうにヨガっちゃって、男のどこにプライドなんてあんの?!」
泣き出しそうな声で遥が怒鳴った。

「仕方ないだろ!あれだけ挑発されりゃ誰だって…」
「最っ低…」
何言ってんだよ。お前達だってコーチにやられていいように潮噴かされてたろ。
アヘアヘと蕩けた泣き顔晒して気絶してたじゃねーか!

いや、違う。違った。そんなことが言いたいんじゃない。
俺、俺さ。ずっとお前のこと…
「明日、みんなの前で思いきり失神させてやるから」
ぴしゃりと言い放ち、遥はきびすを返す。そのまま一度も振り返ることはなかった。

次の日。もう対決のことはすっかり周知の事実となっていた。
女子の方は遥の勝利を確信しているのだろう。前祝いでもやりそうな勢いだ。
「佐藤先輩、ファイトー!」「さっさと失神させちゃってください!」

「お前ら、自分の練習があるだろうが!」
カズヤが怒鳴るが、従う者などいやしない。まさしく完全アウェー。
コーチの奈緒が口をはさむ。
「まぁいいじゃない、キャプテン。
はいはーい、せっかくだから決着がつくまでみんなで見学しましょう!」
嬉しそうにパンパンと手を叩き、部員に大きく円を組ませる。
その輪の中…わずか畳一枚の距離で二人は相対した。

お…大袈裟にしやがって。
チラリと遥の方を見る。自信満々の顔つきだ。
(くそ、やっぱり可愛い。メチャクチャ可愛いよオマエ)

遥とのセックスなら何度も妄想した。
その妄想の中のどんな姿より、目の前の女の子は可愛かった。
こんな勝負じゃなく、普通に肌を重ねることができるならどんなに…

(ダメだ…)思わず股間が反応しそうになる。焦った瞬間目が合った。
ニコリと笑顔と作る遥。続いて手で何かを握り、上下に動かす仕草をする。
「イ・カ・セ・テ・ア・ゲ・ル」唇がそう動いた気がした。

「っ!!!」一瞬にして欲望が膨れ、弾ける。
心臓がフルパワーで脈打ち、次から次へと股間に血液を送り込んでいた。
カズヤも自分なりの対策は練ったつもりだ。
実物の遥を目の前にして、それらがすべて吹っ飛んでしまいそうだった。
(触られてもいないのにコレかよ)
殺されるんじゃねぇの?と、カズヤは頭の中で自虐的に呟いた。

そして。
「はい、1本目、用意~」奈緒の声が戦闘の幕開けを告げた。

上を取ったのはカズヤ、やはり実力では1枚上手だ。
そのまま体格とパワーの差で強引に押しつぶし、横四方固めを完成させる。
力づくのやり口に女子部員からすかさずブーイングが起きた。

ハッキリしていることがひとつ。
ことエロへの耐性に関しては前の試合より明らかに弱体化している。
なにしろ奈緒に女体の気持ちよさをトラウマレベルで叩き込まれてしまっているのだ。
なりふり構っている場合ではない。

このサイドポジションを時間切れまで維持する。カズヤの作戦だった。
遥がもぞもぞ下半身を動かしているが、ここまで完全に決まればまず逃げられやしない。
挑発する声もどこか苦しそうだ。

「ねぇ、どうせもう勃起してるんでしょ。どう?同級生の胸のカンショク」
「うるせーよ、これで終わりだ」
遥が左手をカズヤの顔の前にひらひらとかざす。
「私の手、こうやって近くでまじまじ見たことないでしょう?
キレイな手だと思わない?よく言われるし自分でも自信あるんだ。
これでさ、オチンチンをシコシコされたら…気持ちいいよぉ?」

「うるっせぇ!!」目を堅く閉じてカズヤは叫んだ。
遥の言う通り、体が触れていることを意識するだけで勃起がおさまらない。
こんな挑発でいちいち興奮してしまう自分が悲しかった。
そのあどけない顔の、どこからそんな言葉が出てくるんだよ…

「?!!」下半身を押さえていた右手の抵抗が急になくなった。
慌てて目を開け、そのまま大きく見開く。右手に持ったズボンがもぬけの殻だ。
(う…うつせみの術?)

隙をうかがいつつ、最初から緩めて穿いたズボンを少しずつズラしていたのだ。
自由になった下半身をひねり横四方を脱出、お互いが半立ちの姿勢になる。そして…
バフッ!
動揺したカズヤの顔に柔らかい塊が貼りついた。ぱふぱふからのボディプレス。
そのまま体重を浴びせて力の抜けたカズヤの体を後ろに押し倒す!

畳に後頭部を打ちつけ、朦朧となるカズヤ。
遥が紐を緩め、ズボンをずり下げようとするのがおぼろげに認識できる。
慌てて端を手で押さえようとした瞬間…「いっ!!!あッ!」
内臓まで響く鈍痛。隙間から伸びた遥の左手が金玉を鷲掴みにしていた。
「動かないで。本気で潰すよ?」
(マジ…かよ)

「痛い痛い痛い!ちょっとは遠慮してくれぇ!」
文字通り女に金玉を握られ言いなりになる屈辱。
遥はこちらを見据えながら、慎重にズボンをずり下げてゆき、
それが膝下あたりまでくると今度は、右手と口で紐を結んでカズヤの両足を縛ってしまう。

悪夢のような既視感。「いくらなんでもこりゃ反則じゃないのか…」
すがるような目でコーチの方を見る。めちゃくちゃ楽しそうだった。
「超~OK♪」

気がつくと遥が腹の上に馬乗りになっていた。そこでようやく睾丸が解放される。
朦朧とする頭、両足は封じられ、なおかつ上が絶対有利のマウントポジション。
(冗談じゃない、コイツ相手にこれだけハンデがあったら普通の柔道でも勝てねーぞ!!)

「もう意地を張る必要もないでしょ。諦めて私に溺れちゃえば?」
遥が上半身をまっすぐにかぶせ、ゆっくり体重をかけてくるのが見えた。

(遥の…胸が…クゥゥっ)熱い塊が下腹から昇ってきて胸がキュウッと締めつけられる。
BFルール適用ののち、幾度と味わったJCの胸の感触。
相手が遥だと意識するだけでこうも違うものか。

「ガチガチだね。すぐに手コキで搾り出してあげる…」
たしかに…綺麗な手だよ。自分で言うだけある。
細い指がすらりと長くて、先にちょこんと乗った小さな爪は不似合いに可愛らしい。
薄く塗られた透明のマニキュアがよく映えて…クソぉッ!!

遥の視線が横に滑る。競技用時計が残り1分と10秒ほどを示していた。
「残り1分。ソーロー退治には丁度いいタイムだよね…」

(そうか、時間だよ!なんとか…なるかも…)カズヤとて無策ではない。
今日は部活前に一発、昨日は遥の写真を見ながら勃起しなくなるまで抜きまくってある。
精巣はほぼカラ。1分ぐらいなら…

「っ!!!」遥が乳首を舐め上げた。ゾクゾクとした痺れがうなじのあたりを駆け抜けてゆく。
熟練した風俗嬢のように、乳輪をねぶり、乳首を玩ぶ遥の舌。
あっという間に胸まわりが大量の唾液でヌルヌルになった。
むず痒い快感の波に晒され、頭をのけ反らせながら畳に爪を立てて悶絶するカズヤ。

「すぐに感じちゃうんだね。男の強さ、見せてくれないの?」
「こっ、これぐらい…」
言い返そうと目を開けた視界に飛び込んできたのは、唾液で汚れた遥の口元。
「あ……」強烈なフラッシュバックがカズヤを揺さぶった。
空中に唾液の糸を引きながらぶっ倒れる遥の絶頂シーンがまたも頭の中をぐるぐる回る。
腹まで反り返った息子が、物欲しげにひくひく揺れていた。

(ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!)
心臓が耳の横で暴れ狂っているようだった。
頭がおかしくなりそうだ。ハッキリと自覚できる。

もはや自分は目の前の美少女に「敗北するのを望んでしまっている」
まだ幼さの残る綺麗な手で息子を扱き上げられて、
無様に泣きながら射精してしまいたいと。
「イカせてくれ」という言葉が今にも口をついて出てしまいそうだった。

「気持ちよくしてあげる」
心の声を見透かすばかりの絶妙のタイミング。「うぁっ!!」
突如股間を包むしっとりとした感覚に思わず声を上げる。
その触感はまさに極上。カリ首に吸い付くようだ。

(上手すぎる!何だよこれっ)
みるみる睾丸が上がり出す。アゴをのけ反らせ、手足を震わせるカズヤ。
「もしかしてもう限界なの?こんな程度で?」
握る力はごく弱くそれでいて急所を掴んで離さぬ、程よいもどかしさ。
それは自分の右手よりずっと正確に、ひと扱きごとに抵抗の意志を奪ってゆく。

「ほら、あと10秒だよ。我慢して?」
(だ…め…だぁ!)
しなやかな5本の指が忍耐を嘲笑うように上下に踊る。
「ァ…!!!」声にならない叫びを上げて、カズヤは下半身を痙攣させた。
「あーあ、最っ低~♪」
嘲笑とともに透明の液体が数滴、跳ねて迸るのが全員にはっきり見えた。

敗北の証を放出しても少女の手はなお動きを止めない。
絶妙の速さと力加減で、まるで最後の一滴まで快楽を引きずり出すがごとく…
長い余韻が終わった時、カズヤは精も根も尽き果て畳に脱力した。

ブザーが一本目の終了を告げる。射精1で…遥の勝利。

「どう?早漏クン、気持ちよかった?」
きくまでもないことを…身悶えしたい程の敗北感がカズヤを包んだ。
(とても…かなわねぇよ…)
どうしようもなく涙があふれる。止まらなかった。

「なっ、何?なに泣いてんの?」
面食らった表情の遥に、「ズルイだろ」と、カズヤが嗚咽とともに呟く。
「はぁ?コーチだって…いいって言ってたじゃんか…」
しっかり罪悪感はあるようで、見ようによってはなんだか可愛い。
以前の距離感が少し戻ったような気がした。

「だってズルイよ…そんなエロい胸や尻、誰だって見ただけでで興奮しちまう…
俺にゃそんな武器はないし…マ○コをどう責めりゃいいかも教わってない。
戦力が違いすぎるだろよ…かなうわけねぇよ…」

それを聞いて、遥の眉がピクンと跳ねた。
「こっちだって、ずっとズルイと思ってたよ…」
低い声。緩みかけた表情がみるみる険しくなってゆく。
「え…?」

「たいして練習してないくせに力は強いし、技だってすぐ覚えるし!
それが何?こっちがちょっと武器を使ったら簡単にヘロヘロ腰砕けになって。
もうお手上げ?泣き言いって同情ひこうっての?バカッ、ふざけるなっ!」

一瞬の間をおいて…遥が動いた。
素早く体を反転させると、横三角絞めの要領で腕を極めつつ首のうしろに脚を回して固定、
思わず浮いたカズヤの両脚を掴んでちんぐり返しの体制に…
とどめに、そのまま女性器部分を相手の顔面にあてがい体重をかけて座り込む!
「フグゥゥッッ!」顔面騎乗と手コキを同時に可能とした、遥の秘密兵器だった。

顔全体を覆う尻の肉感とむせ返るような女の匂いがカズヤの呼吸を妨げる。
ガッチリ巻き付いた生脚は首を動かすことすら許さず、
くぐもった声を上げて苦悶するのが精一杯…(な…もう終わりだろ…死、死ぬ…!)

遥は無防備なアナルに左手の中指を挿入し、同時に右手で皮をむいて亀頭を露出させた。
そして左手で前立腺を、右手では指の腹を使って裏筋を刺激…
下をむいてぶらんと垂れたイチモツが、みるみる硬く勃起してゆく。
「コーチ、時間計測してください」

尻の下でカズヤが呻く。少女の手が…動き始めた。「ンンンンーーー!!!」
一発目は使わなかった、逆手によるスナップを利かせた高速手コキ。
小指は常時裏筋に触れてまとわりつき、
まるで口で咥えられているかのような吸着感を再現していた。

「この早漏っ!女の子にいいようにやられて悔しくないのか!
思いっきり情けなく失神しちゃえ、バカ野郎!」
射精が終わるより早く次の射精を強制させられる連続絶頂。
癇癪玉が次々に弾けるがごとく、カズヤは快感に頭をシェイクさせられ続けた。

そしてわずか43秒。奈緒の静止が入る。「佐藤…もう落ちてる」
めくるめく快感と窒息によりカズヤは完全に失神、そのまま医務室に直行となった。
わずかに残された男の立場とプライドが、
女の色気の前に完膚無きまでに粉砕された瞬間だった。

「いい顔してるじゃん。友達を地獄に突き落とした気分はどう?」
「別に。あんな弱い生き物に興味なんてありませんから」
コーチの声に答えるその表情や口調にはなんの未練も感じられない。
外では空をぶ厚い雲が覆い、雨が降り始めていた。(END)
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