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  • 2010⁄08⁄31(Tue)
  • 00:13

黒のタンクトップにエスニック柄の黄色いトランクス かしす

純が力丸の部屋に忍び込んだのは、試合日の前夜遅くだった。
力丸が何だかんだと理由をつけて、県外の高校に進学し、親元を離れての
気ままな一人暮らしをしているということ、それに根っからの大雑把な
性格から鍵などかけないことなどは、既に調査済みのことだった。
「んっ・・・ん・・・・」
黒のタンクトップにエスニック柄の黄色いトランクス、という
格好で、大の字になって眠っている力丸の鼻先に、学校の薬品庫
からくすねてきたクロロホルムをしみ込ませたコットンを近付けた。
途中で起きられては元も子もない。
大口をあけて高いびきの力丸は、くてっ、とあっけなく熟睡してしまった。
これなら並み大抵のことでは起きるまい。

ことの発端は、入学して間もなくのことだった。
「お前、本当にポコチンついてんのかよ!?」
クラスで自分よりチビを見つけて、力丸は嬉しそうにそう言った。
前田愛にかなり似た顔だちから、そういう挨拶になったのだろう。
力丸にしてみれば普通の挨拶のつもりなのだ。
B体の短ランにトレーナー、ボンタン。靴は踵をはきつぶしたスニーカー。
そんな力丸の言うことだから、デリカシーを期待する方がおかしいのかも知れない。
「なっ・・・」
自分でも日頃気にしていることをここまで直截に指摘されて、純
は思わずむっとした。
「おっ、やろーってーの!?面白いじゃん、空手に柔道、相撲にボクシング、
プロレスだってなんでもありだからな!」
しかし、力丸よりも更に背が低く、これといったスポーツもやっていない
貧弱な純の体格では、勝負になるはずもない。
「・・・・そんなこと言わないでよ・・・」
俯き加減にそうつぶやく。それが純にできる最大の抵抗だった。
「ぎゃっはっは!!面白ぇ奴だな!!何男同士で照れてんだよ、本当、女みてぇだな!」
それからというもの、ことあるごとにこの台詞を口にするだけでなく、
純の後ろの席になってからは、暇つぶしにシャーペンで背中をつついたり、
英語の宿題を代わりにやらせてみたり、弁当のおかずをとってみたり、
からかったりと、力丸なりの可愛がり方で接してこられてきたが、純
にとっては屈辱でしかなかった。
それで、中間テスト期間の始まる前に、遂に勇気を振り絞って
「西野君っ!!もうこれ以上我慢できないからねっ!!け・・・決闘だっ!!僕が勝ったら
二度とこんなことしないように約束しろっ!!」

わざわざ校舎裏に呼び出して、何かと思えば、自分では可愛い舎弟のつもりでいた
純が、足腰をがくがくさせながらこんなことを言うなんて。
ちょっと驚いたが、にやりと笑うと
「へーえ。言うじゃんか。そうだ、喧嘩なら停学になっちまうからよ、中間休みの
この日、ここに来いよ」
と、数学のノートの端を破って、繁華街外れの廃ビルの住所を手渡した。
「えっ・・・・・?」
「へへへ、男らしく、コレで決着つけようって言ってんのさ・・・」
と、力丸はシャドーボクシングをして見せた。
拳が唸るのを見て、思わず生つばを飲んでしまう純だったが、これで
引き下がる訳にもいかない。
「あ、ああ、いいよ!でも西野君がボクシングジムにいたなんてね・・・ボクサー
が素人相手にリングに上がるんだ・・・」
「バーカ、本当にボクシングやってたらこんなに脂肪ついてるかよ!
減量なんて死ぬ程嫌いだからな。全て自己流の喧嘩殺法よ!」
「えっ・・・じゃあここは・・・・?」
「週末に開かれる地下ボクシングの試合会場さ・・・」
「地下・・・・ボクシング・・・・・」
「おっ、どうした、びびってションベンちびりそうなツラしてんなあ?いいんだぜ?
お前みたいな良い子ちゃんが来るようなとこでもねえし、俺も優しいつもりだからよ、
力丸様、許してください、って頭下げりゃあ勘弁してやるさ・・・」
「!!分かったよ、この時間だね!」
「オッ、やんのかぁ!!まあ、それなら一週間は休む覚悟で来いよ!」
純はそのまま、背を向けると無言で走り去った。

力丸を勃起させることは本当に簡単だった。寝る前に数Rばかり
抜いたであろうに、トランクスを降ろして裏の縫い目を人さし指で
なぞっただけで、俊敏に反応してくる。

それだけならまだしも、そのサイズは純を威圧するには十分だった。
長さこそやや短かめだが、ベビーハムのように太いのだ。
純の小さな手では握っても、親指と中指の間がかなりあいてしまう。
自分がソープ嬢だったら、まず相手にしたくないようなサイズだ。
色も形も亀頭は李のようだ。
まずはこいつをKOさせて、少しでもスタミナを奪ってやらないと、
本気で殺されかねない。

一応、喧嘩などしたこともなかったからと、自分の腕力を試す
べく、ゲームセンターのパンチングマシンにトライしたこともあった。
結果は64kg,55kg,58kg。
これではとても勝ち目がない。素手でやらせて貰ったとしても、
勝負になりっこなさそうだ。
そこに、どこからついてきていたのか、力丸が後ろから
「じゃ、次は俺だかんな!!」
そう言うなり、167kg,174kg,159kgと軽くその日の最高記録を
塗り替えてしまった。
こんなパンチ力なら、マイク・タイソンとでも互角に戦えるんじゃないかと、
純は思った。
「へっへっへ、もっと腕力つけないと、ホントに殺しちゃうぞ・・・」
そう笑いながら店を出ていく力丸に純は力の差を歴然と感じていた。

そんな訳で、一応腕立てと腹筋は決闘を申し込んでから毎日やったし、
ボクシングの入門書も買った。
しかし、書店の主人に
「お嬢ちゃん、ダイエットかい?とても必要には見えないがねえ?」
と言われて、がっくりさせられたこともある。
ジーンズで歩いていても、ナンパにはよく遭うのだ。
内心、力丸がうらやましかった。

まずは激しくしごいてみよう。特に亀頭を集中的に攻めると
いくのが早い、ということは純も男だから知っていた。
でも、もうむけて、しかも黒くなっている力丸に比べて、純は
というと、小指にたこやき二つといったサイズで、色も顔のように白い。
それもコンプレックスにはなっていた。
だから、もう露出している亀頭を攻めるのは勝手が違うか、とも
思ったが、実際にやってみると、ヌルヌルとカウパーが分泌されだし、
しごくたびにクチュクチュといやらしい音を立てた。
いける、これならKOも時間の問題だろう、そう純は思った。
「何Rぐらいもつのかな・・・・・」
ちなみに純も覚え立ての頃、限界を試してみたのだが、結果は
4回戦ボーイで翌日は再起不能の状態になっていた。
「へへへ・・・」
しかし、15,6分もしごいているというのに、未だに射精する兆しも
ない。
いらだってきた純は、思いきって銜えてみることにした。
ノンケの純にはかなり勇気がいることだったが、殺されるよりは
ずっとましだ。
「んっ・・・・!!」
力丸の丸い鼻がぴくりと動いた。
「ほーら、段々感じてきたでしょ?」
「うー・・・うー・・・!!」
チロチロと先端を執拗に責めた。
「くおっ・・・」
ブピュッ、と音を立てて熱い精液が吹き上がった。
どうだ参ったか、もうこれだけでかなりの体力を消費しただろう、
そう思って精液を飲み尽くすと、
「わっ!!」

純は思わず小さく声を上げた。
それもそのはず、つい今さっき発射したばかりだというのに、
力丸のものはぐにゃりとすることもなく、ファイティングポーズ
をとったままだったのだ。
さあどうした、もうこれで終わりか、そういいたげな様子ですらある。
「す・・・すごい・・・まだ欲しがってるなんて・・・」
そうとなってはこちらも負けてはいられない。
それなら無制限勝負に持ち込んでやる、そう覚悟を決めた純
は、そのまま2R目に突入した。

東の空がうっすらと白む頃、「勝負」の決着はついた。
力丸Jr.の完全KO負け。17R4:18だ。
全く、こんな化け物を相手にしていては、命がいくらあっても足りないと
純は思った。
げふっ、と栗の花の匂いのするげっぷを漏らした。
気のせいかどうか分からないが、腹もたぱたぱと音がするようだ。
力丸のJr.は握ると丁度拳に隠れるぐらいのサイズにまで縮んでしまっていたが、
しかしもうさすがに、いくら揉んでも銜えてももうぴくりとも動かない。
心持ちか、げっそりと顔も細くなった・・・ようでもない。
さすがに頬はぷくぷくしたまんまだったが、かなりのスタミナを消費
したことはまず間違いない。
純は押し入れをごそごそとあさると、力丸の虎柄シースルー
の試合用トランクスを発見した。
懐から無色透明の粘液のボトルを取り出すと、丁度Jr.がおさまる位置をそれに浸した。
それを乾燥させ、感触も見かけも他の部分と区別がつかないのを
確認すると、そのまま部屋を出た。

試合当日。
女の子はリングに上がれないよ、とチンピラに言われて、ばっと胸を
見せた純は、そのまま選手控え室に通された。
「坊主、何だってまたあんなチャンプなんて相手にすんだ?」
「それは・・・・色々あって・・・」
「へへっ、ケツ掘られたいんなら直接そう言えばいいじゃねえか!」
「・・・そんなんじゃありません・・・」

「へへへっ、行くぞぉ・・!!」
それから無我夢中で純は力丸の腹にラッシュをかけた。
「うげっ!ぐはっ!!」
くそっ、と力丸はジャブを一発、やっとのことで純に返した。
「あうっ!!」
ここからは形成逆転だ。必死にクリンチしようとする純に
「随分と昨日の晩は激しかったじゃねぇか・・・」
「何だ、途中から起きてたんだ・・・」
「あたぼうだぜ・・・あんなに激しくやられちゃあな・・・」
「じゃあどうして止めなかったのさ・・・」
「決まってんじゃねぇか・・・気持ち良かったからだよ・・・それに、それぐれぇ
ハンデをやらねえとな・・・」
そこでゴングが鳴った。

「坊主、お前、なかなか強いじゃねえか!」
「ヘヘヘ。まあね」
セコンドはにやりと笑って、ずしりと重いグローブを叩いた。
純は力丸のパンチを巧みに交わすと、次々とパンチをクリーンヒット
させていく。
腕力がないとはいえ、反射神経のいい純にとって、猪突猛進の力丸
の攻撃など、見切るのは訳がなかった。
「くあっ・・・この野郎、グローブに何か仕込んでやがんな・・・」
「へへっ、ばれちゃしょうがないや・・・ハンデに鉛の棒握ってんのさ!」
なるほど、これなら腕力の差があっても太刀打ちはできるだろう。
「ったく、そうでもしなけりゃこんな威力のパンチなんか打てないもんな・・」
「なっ・・・何をーっ!!」
純もここまで言われれば引き下がれない。どんなことがあっても力丸
を倒してやるとばかりに必死に攻撃に転じる。
「くっ・・・はっ・・・・・」
とその時、突如、ぬるっ、と力丸のJr.が粘液に包まれた。
「こ・・・こりゃあ・・・」
「ふふっ、やっと汗で戻ってきたんだね・・・その特製ローション。」
「なっ・・・」
「帰る時に細工しといたのさ・・・汗を吸えば吸う程とけ出して
くるからね・・・」

「くっ・・・それだけじゃねぇだろう!!」
「そりゃそうさ、ローションにはたっぷりと媚薬をしみ込ませておいたからね・・・
おチンチンしごきながら闘ってるようなもんさ・・・」
「この野郎、どこまで卑怯なんだっ!!」
「卑怯はどっちさ!腕力でかなわない僕相手にボクシングなんてさ!」
「ボクシング?バーカ、今までのはボクシングごっこなんだよ!!」
そう言うと、力丸は、更に体が熱くなるのも構わず純を攻めあげた。
「オラオラオラ!!これが本物のボクシングってもんなんだよっ!!」
威力が違う、と純は思った。
痛いというより、ガードの上から殴られてるのに、1メートル近く
も後ろに飛ばされるという感じだ。
「あうっ!!」
力丸の右フックで思わず純はロープに叩きつけられたまま、ぐてっと
のびてしまった。
のつしのっしと近付く力丸におびえる純。
「へへへ・・・やられたらやり返す主義なんでね・・・」
そう言いながら右手をトランクスに突っ込むと、ぐいぐいと純のものを
しごいてやった。
「はっ、お前ぇはボクシングもポコチンも相当トレーニング不足なんだなぁ?」
「あうっ・・・痛い、痛いよ西野君っ・・・・」
「それにしてもちっちぇなぁ・・・俺のはヘビー級だけど、お前はべビー級じゃ
ねぇのか!?」
「そんなぁ・・・」
「オラオラッ!!俺が男のオナニーってやつを教えてやるぜっ!!」
「嫌ぁあああ!!」
まるでレイプされる少女のように声を張り上げる純。
その様に観客の興奮も頂点に達した。
「あうっ!!」
力丸はヌルヌルになった手をトランクスから出すと、ぺろぺろとなめ取った。
「ぎゃっはっはっは!!本当に女みてぇな声出しやがって!!」
「あっあっああーっ・・・・こんなみんなが見ている前で・・・」
「だから燃えるんじゃねぇか・・・相当強い媚薬なんだな・・・
こっちもグングンきやがってるぜ・・・・」
「やめて・・・・」

「俺をこんな気分にさせたのはおめえじゃねえか!!」
「あっあっ・・・・ああーっ!!」
力丸のグローブの中が、ヌルッと潤った。
がくっ、とうなだれる純に一撃見舞うと、力丸は
ニュートラルコーナーに戻った。
レフェリーの10カウントを待つと、力丸は純の股間を
ぐりぐり踏み締め、
「ぎゃっはっはっは!!どうしたってお前は俺にゃあ勝てねえんだよ!」
それから、手渡されたチャンピオンベルトを後ろに投げ捨てると、
「へへっ、チャンピオンベルトならそこに寝転がってるじゃねぇか!!」
そう言うと、純の濡れた股間を踵でぐりぐり踏みにじった。
「おい、起きろよ。昨日の晩みてぇに来いよ・・・」
純はよろよろと這い上がると、顔にかかった精液も
払わず力丸のものを銜えて、両手を腰の後ろに
回した。
観衆の囲む中、一心不乱にしゃぶり続ける純を見下ろして、
力丸は勝利感に酔いしれるのだった。
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