- 2010⁄08⁄31(Tue)
- 00:11
戦う少年 かしす
試合会場は廃ビルの地下だった。
太は翌週までに3万円をイジメグループに上納しなければならないため、
ツテを辿ってこの地下試合でファイトマネーを稼ごうとエントリーしたのだ。
もっと他に金の使い方ならあろうものだが、そこまで頭が回っていない。
そういった愚鈍さがいじめられる所以だが、そんなことを今さら言っても
はじまらない。
女なら援助交際なんて手段もあっただろうな、などと男であることを
悔やむ。不毛な空想だ。
この地下試合は地元のチンピラが胴元になっての賭けボクシングだったが、最近
ではそういった趣味の親父連中に話題のショーとなっていた。
勢い、腕力など皆無に等しい太でも、登場するだけでデブ専の観客は
十分に集められる。
中でも、まだ年端もいかない中・高生なら、集客力も抜群だった。
ボクシングはおろか、格闘技の心得など全くなく、体育の成績は万年2という
運動神経の太は、名前の通り176cm100kgといった体型だった。
そんなぐらいならボクシングなんて、などと贅沢を言っていられない。
ボクシングはせいぜい殴られるのは12Rだが、高校のイジメグループは
それ以上だろう。いざとなればノックダウンして10カウントを待てばいいのだ。
「へへっ、坊主もバカだな?金のためにこんなことまでしてよぉ・・」
そういいながら、セコンドはバンデージを巻くと、太にトランクスとお揃いの黒い
グローブを手渡した。
「お前のリングネームはサンドバッグ・太だ・・・しかし運が悪いねぇ、
今日の対戦相手は強ぇぜぇ・・・・?まあ、せいぜい殺されない程度に
頑張りなよ・・・」
そう言うと、大勢の観客でごったがえす試合会場へと誘導された。
話によれば、対戦相手は自分と同じ年の少年で、全戦無敗、全KO勝ち
というブルファイターで、そこいらのプロボクサー崩れ程度では全く
歯が立たないという。
「レディース・エーンド・ジェントルメン!!」
レディースなどどこにいるのか、と太は思った。客層など、ゲイ専門の
映画館のそれとほとんど変わらない。
「本日のタイトルマッチの始まりです!!
まずは青コーナー・・・挑戦者、サンドバッグ・太ぃーっ!!」
まばらながらの拍手に太は思わず緊張して直立不動になってしまった。
「続きまして、赤ぁコォーナァー!!無差別級チャンピオン、
リッキー・ザ・チャーンプ!!」
紹介されてから、入場口の扉が開いた。
蛍光色のけばけばしいセンスのガウンに身を包んだ力丸
は、161cmとやや小柄だった。
スポーツ刈りがちょっと伸びたぐらいの髪をツンツンに立てている。
太はちょっと想像とのギャップに拍子抜けしてしまった。
ひょいっとリングに上がると、バッとガウンを脱ぎ捨てた。
身長の割には61kgとがっちりむっちりとした、柔道家かレスラーのような
体が露になった。
トランクスはこれまた派手な虎柄のシースルーだったが、ミッキー・ローク
が使ったものよりも遥かに透過率が高いものを直接はいているようだった。
やや色白で、ピンクもかったような肌は少年らしくむちむちしているのが分かった。
沸き上がる声援にシャドーボクシングで応える力丸だったが、太を見るなり、
嬉しそうに口元を緩ませた。
大きな歯が並ぶ。
「へへっ、今日のサンドバッグはお前ぇか、太!」
力丸はグッと右拳をまっすぐ太の方に向けて、予告KOの
ポーズをとった。
こうあっては、こちらもボクサーとして黙っている訳にはいかない。
「ふん!!」
と、グローブを叩き合わせた。
レフェリーに中央に寄るように言われて、力丸は
ニヤニヤしながらこちらわ頭のてっぺんからつま先まで何度も見ながら
「へへへ・・・今日は気分が楽だぜ、何せいくら殴ってもこれ以上悪く
なりようのない野郎なんだからよ・・・」
「な・・何だと・・!!」
「だって本当じゃねぇか・・・よっ!!」
そう言うと、力丸は俺のトランクスを一気にずりおろした。
ぴょこんと飛び出た太のJr.を見るなり
「ぎゃっはっは!!思った通りだぜ、どうしてこう、デブっていう奴ぁ短小包茎
って相場が決まってだろうなぁ!!」
どっと観客に失笑が起こった。
「こっ・・・この野郎!!」
しかし力丸はぺろりと自分のトランクスも降ろして自分の息子も
誇示してみせた。
でべその下にぶら下がるものは15歳とは思えない太さで、親指サイズの太とは格段にでかい。
長さは薬指程度だが、マスの時は親指と人さし指の間に隙間ができるのは
確実で、先にはこぶりな李がのぞいている。
勝ち誇ったような表情で、
「どうするよ?ポコチン勝負じゃあ完全に俺の勝ちだ・・何なら、
ファンサービスでこのままスッポンポンで闘ってやってもいいんだぜ・・・」
「うぐっ・・・」
「それとも、マス勝負といくか!?同じ1RKO負けならこっちの方が痛い思いしなくて
済むぜ?俺はこっちも5年選手だからこんなチビなんだぜ?」
レフェリーは挑発を続ける力丸を腕で制すると、試合開始を宣言した。
カン、とゴングが鳴った。
太は思うがままに拳を振り上げて力丸に襲い掛かった。
いくら学校ではいじめられっ子だとはいえ、体重では40kgも
勝っているし、頭一つ背も高いのだ、本気になれぱこんな生意気な小僧、
KOできるはずだ。
・・・・と思ったのは数秒間だけだった。
ビシバシドスッ!!と腹と胸に衝撃が走って、太は思わず後退した。
「へへへへ・・俺様のジャブ、結構効くだろ・・・」
その台詞が聞こえた時にはもう完全に懐に入りこまれていた。
「フン、フンフンフンフンフンッ!!!!」
容赦ないボディー連打に太は早くもマウスピースを吐き出した。
胸に激しい力丸の鼻息がかかっているのと、玉のような力丸の
汗の匂い以外、太はもう何が何だか分からなくなっていた。
「おら、デカいの、しっかり応戦せんかい!!」
観客の酔っぱらい親父が下品なヤジを飛ばす。
しかしそんなものに応える余裕などどこにもない。
「この・・・」
と精一杯腕を振り回すも、それは体力の浪費にしかならない。
「オラッ!!必殺アッパー!!」
と、力丸の声が響いて、太が気が付くと、既にレフェリーのカウントが始まっていた。
「コラ、立て、何してんだぁ!!」
「1,2,3....!!」
無感情にカウントが響く。しかし、太はもう立ち上がる気力もない。
そこでゴングが鳴った。
太はやっとのことでコーナーに戻ると、セコンドがペットボトルを差し出した。
「なかなかのやられっぷりじゃねぇか、ええっ!?」
「どうしてタオル・・・」
「バーカ、そんなことしたら試合が終わってお客さんが大暴れしちまうじゃ
ねぇか!いいか、最低でも5Rは立ってて貰わねぇとな・・」
「そ・・・そんなぁ・・・」
「こっちはな、お前ぇがどうなろうと知ったことじゃねえんだよ!!万一くたばったら
コンクリに詰めて東京湾に沈めてやっから心配すんなよ・・ファイトマネーも
払わなくて済むしな・・・」
そう会話している間も、力丸は赤コーナーのポールに猛ラッシュでジャブを打っている。
2Rのゴングが鳴った。
よろよろとリング中央に向かう太に、待ってましたとばかりにパンチを浴びせかかる
力丸。たまらずロープにもたれかかる。腕は既にダラリとぶら下がったままだ。
「ブレイク!!」
そうレフェリーが命じようとしたが、力丸は更にいたずらっぽく笑うと、
赤いグローブを脱ぎ捨てた。
「!?」
「今度はベア・ナックルで可愛がってやるよ・・・」
そういうと、力丸はマウスピースを観客に向けてぺっと吐き出し、
ファンがそれを受け取るのを確認すると、おもむろに太の乳房に吸い付いた。
「へへへ、なかなかでかいパイオツじゃん!!」
「なっ・・!?」
くりくりと舌先で転がされた乳首がピンと立つと、今度はトランクスを下しながら
腹へと移動していく。
「ほへー・・・こりゃ可哀想に・・・相当縮んでやがるな・・・」
そして金玉袋を頬張る。
今まで自分を責めあげていた相手がこんなことになるなんて、と太は
ぞくぞくと言い知れない感覚に襲われていった。
「いいぞぉ、力丸!!」
金玉をゆっくり口の中で転がされながら、荒々しく竿をしごかれる。
もう男が気持ちいいと感じるところは全て知り尽くしたような調子で、
突撃一辺倒なボクシングスタイルとは全く違うものだった。
「うっ・・あっ・・あっ・・・!!」
グッ、グッ、という感触が太にも感じられたのは力丸にも分かっていた。
「ほらよ・・」
力丸がくわえてから数秒。
「うっ!!」
力丸はそれをキスで口移しに太に返してやると、
「このRはこれぐらいで勘弁してやるよ」
と耳もとで囁いて、ゴングが鳴った。きっかり3分間を測って
いたのだろう。
「へへへ、可愛がってもらったじゃねぇか・・・」
「うう・・・」
ぺっと自分の精液を吐き出すと、ゴングに再び立ち上がった。
「おーお、無理しちゃって・・・そんなに頑張ったら、僕ちゃん燃えちゃう
じゃないのーっ!!」
と、渾身の右ストレートを横っ面に叩き込んだ。
「・・・・・・7,8,9......10!!ノックアウト!!」
カン、カンカン、とゴングが鳴らされる。
「あう・・・俺・・・」
目を開けると同時に、力丸の足の裏が視界を覆った。
「この野郎、何だよ、これでおしまいか!?こんなんじゃ俺、悶々しちゃって
今晩寝られねぇじゃねえか!!」
「そ・・・そんなこと言ったって・・・」
「試合再開だ!」
レフェリーは力丸の申し出に頷く。
「そうだな、じゃあ、特別にインターバルをやらぁ!!その間、オナニーしてみせろよ」
「えっ・・・」
「それが観客の皆さんへのせめてものサービスだろうが!!それとも今すぐ試合再開
してやってもいいんだぜ!?」
「あう・・・分かった・・・」
「おっと・・・いいもんやっからかぶりな!!」
力丸はそういうと、自分のトランクスを太の頭に被せた。
「へへへ、最高燃えるだろ、これまで何人も熊野郎やゴリラ野郎を倒してきた
汗のしみついたやつだかんなあ!」
太はグローブで自分の者をにぎると、ゆっくりとしごき始めた。
が、そんなことで勃起できる太ではない。
「何だこの野郎!!俺のトランクスじゃ燃えられねぇっていうのかよ!!」
「ああああうっ!!」
強制的に勃起させられた太は、仕方なしにそれをしごき始めた。
「へへへっ、お前にゃそれがお似合いだぜ・・・」
呼吸する度に、力丸の体臭が太の中に入ってゆく。
「ああ、うっ!!」
さっき射精したばかりだというのに、すんなり勃起してしまうのも単細胞
だが、またしても1分もしないうちに発射してしまう。
「うっ!!」
精液が力丸の顔にも飛び散り、力丸は鼻を膨らませて怒った。
「この野郎ーっ!!もう切れたぜ!!おい、くわえろよ!!」
「えっ!?」
「俺に顔射たぁいい度胸してやがるぜ・・・」
頭のトランクスを脱ぐと、力丸は右手で精液を拭うと、
勃起したペニスを太の口先に突き出した。
もはや拒むという選択肢は太に与えられていないようだ。
太は亀頭をどうにかくわえて、ゆっくりと唇で締め上げた。
「おうっ!!」
それから、舌先で飴でも舐めるかのように舌全体で力丸をくすぐる。
「おっ・・・おい、お前本当に初めてなのか!?」
3R終了のゴングが鳴った。
力丸は今までに相手にないものを太に感じて、何故かどきどきすらしていた。
4Rと同時に、力丸はたまらず太に全裸で四つん這いになるよう命じた。
太の尻をつつっ、と軽く舐めてやると、びくっと震えた。
どうやら、ここの筋肉は人並みにあるらしい。
「おらぁ!!」
一気に自分のものをねじ込む力丸。
案の定、ギュッ、という激しい締まりが力丸を包んだ。
睨んだ通り、こいつは名器だ・・・。
力丸は確信した。
それからズンズンと、息がきれるのも構わず、力丸は夢中で
太を突き上げた。
いつのまにか、こんな情けないデブ相手に、これ以上の強敵はいないというぐらい
本気になっていく自分を感じた。
太も、全身のダメージの中、脊髄から脳天を直撃するような爆発するような
快感に溺れている自分に気が付いていた。
もっと、もっとだ、もっと欲しいんだ。
一瞬我に返ると、自ら腰を振る太がいた。
こんなに燃えるようなことがあっただなんて・・・・。
太はうなじに力丸の激しい吐息と鼻息を受け、背中にはぷりぷりした力丸
の腹や胸の密着感をいつしか楽しんでいた。
突き抜けろ、突き抜けてしまえ・・・・。
肉が弾む。パン、パンと音が響く。
快感が意識をじわじわと侵食していく・・・。
「ブレイク!!」
4R終了で、離れることを命じられるのにも構わず、力丸はレフェリーを
突き飛ばした。
「離れろ!!警告だ!!」
「るせえっ!!」
レフェリーにつばを吐きかけ、試合終了のゴングが乱打された。
「失格!!勝者、サンドバッグ・太!!」
しかし、そんなことは力丸にはどうでも良かった。
勝者のはずの太は、全身青あざだらけで、ケツを真上に前のめりに倒れた
まま、よだれを垂らして失神している。
しなびたペニスからは、ボタボタとだらしなく精液が滴り落ちている。
罵声の中、太の中に全てをぶちまけた力丸の表情は幸せそのものだった。
太が再び意識を取り戻すと、そこは力丸のアパートのベッドだった。
「へへ・・お前、気に入ったぜ・・・良かったら、これから俺の女に
ならねぇか!?」
太は無言で頷くと、これからもアパートに顔を見せることを
約束するのだった。
太は翌週までに3万円をイジメグループに上納しなければならないため、
ツテを辿ってこの地下試合でファイトマネーを稼ごうとエントリーしたのだ。
もっと他に金の使い方ならあろうものだが、そこまで頭が回っていない。
そういった愚鈍さがいじめられる所以だが、そんなことを今さら言っても
はじまらない。
女なら援助交際なんて手段もあっただろうな、などと男であることを
悔やむ。不毛な空想だ。
この地下試合は地元のチンピラが胴元になっての賭けボクシングだったが、最近
ではそういった趣味の親父連中に話題のショーとなっていた。
勢い、腕力など皆無に等しい太でも、登場するだけでデブ専の観客は
十分に集められる。
中でも、まだ年端もいかない中・高生なら、集客力も抜群だった。
ボクシングはおろか、格闘技の心得など全くなく、体育の成績は万年2という
運動神経の太は、名前の通り176cm100kgといった体型だった。
そんなぐらいならボクシングなんて、などと贅沢を言っていられない。
ボクシングはせいぜい殴られるのは12Rだが、高校のイジメグループは
それ以上だろう。いざとなればノックダウンして10カウントを待てばいいのだ。
「へへっ、坊主もバカだな?金のためにこんなことまでしてよぉ・・」
そういいながら、セコンドはバンデージを巻くと、太にトランクスとお揃いの黒い
グローブを手渡した。
「お前のリングネームはサンドバッグ・太だ・・・しかし運が悪いねぇ、
今日の対戦相手は強ぇぜぇ・・・・?まあ、せいぜい殺されない程度に
頑張りなよ・・・」
そう言うと、大勢の観客でごったがえす試合会場へと誘導された。
話によれば、対戦相手は自分と同じ年の少年で、全戦無敗、全KO勝ち
というブルファイターで、そこいらのプロボクサー崩れ程度では全く
歯が立たないという。
「レディース・エーンド・ジェントルメン!!」
レディースなどどこにいるのか、と太は思った。客層など、ゲイ専門の
映画館のそれとほとんど変わらない。
「本日のタイトルマッチの始まりです!!
まずは青コーナー・・・挑戦者、サンドバッグ・太ぃーっ!!」
まばらながらの拍手に太は思わず緊張して直立不動になってしまった。
「続きまして、赤ぁコォーナァー!!無差別級チャンピオン、
リッキー・ザ・チャーンプ!!」
紹介されてから、入場口の扉が開いた。
蛍光色のけばけばしいセンスのガウンに身を包んだ力丸
は、161cmとやや小柄だった。
スポーツ刈りがちょっと伸びたぐらいの髪をツンツンに立てている。
太はちょっと想像とのギャップに拍子抜けしてしまった。
ひょいっとリングに上がると、バッとガウンを脱ぎ捨てた。
身長の割には61kgとがっちりむっちりとした、柔道家かレスラーのような
体が露になった。
トランクスはこれまた派手な虎柄のシースルーだったが、ミッキー・ローク
が使ったものよりも遥かに透過率が高いものを直接はいているようだった。
やや色白で、ピンクもかったような肌は少年らしくむちむちしているのが分かった。
沸き上がる声援にシャドーボクシングで応える力丸だったが、太を見るなり、
嬉しそうに口元を緩ませた。
大きな歯が並ぶ。
「へへっ、今日のサンドバッグはお前ぇか、太!」
力丸はグッと右拳をまっすぐ太の方に向けて、予告KOの
ポーズをとった。
こうあっては、こちらもボクサーとして黙っている訳にはいかない。
「ふん!!」
と、グローブを叩き合わせた。
レフェリーに中央に寄るように言われて、力丸は
ニヤニヤしながらこちらわ頭のてっぺんからつま先まで何度も見ながら
「へへへ・・・今日は気分が楽だぜ、何せいくら殴ってもこれ以上悪く
なりようのない野郎なんだからよ・・・」
「な・・何だと・・!!」
「だって本当じゃねぇか・・・よっ!!」
そう言うと、力丸は俺のトランクスを一気にずりおろした。
ぴょこんと飛び出た太のJr.を見るなり
「ぎゃっはっは!!思った通りだぜ、どうしてこう、デブっていう奴ぁ短小包茎
って相場が決まってだろうなぁ!!」
どっと観客に失笑が起こった。
「こっ・・・この野郎!!」
しかし力丸はぺろりと自分のトランクスも降ろして自分の息子も
誇示してみせた。
でべその下にぶら下がるものは15歳とは思えない太さで、親指サイズの太とは格段にでかい。
長さは薬指程度だが、マスの時は親指と人さし指の間に隙間ができるのは
確実で、先にはこぶりな李がのぞいている。
勝ち誇ったような表情で、
「どうするよ?ポコチン勝負じゃあ完全に俺の勝ちだ・・何なら、
ファンサービスでこのままスッポンポンで闘ってやってもいいんだぜ・・・」
「うぐっ・・・」
「それとも、マス勝負といくか!?同じ1RKO負けならこっちの方が痛い思いしなくて
済むぜ?俺はこっちも5年選手だからこんなチビなんだぜ?」
レフェリーは挑発を続ける力丸を腕で制すると、試合開始を宣言した。
カン、とゴングが鳴った。
太は思うがままに拳を振り上げて力丸に襲い掛かった。
いくら学校ではいじめられっ子だとはいえ、体重では40kgも
勝っているし、頭一つ背も高いのだ、本気になれぱこんな生意気な小僧、
KOできるはずだ。
・・・・と思ったのは数秒間だけだった。
ビシバシドスッ!!と腹と胸に衝撃が走って、太は思わず後退した。
「へへへへ・・俺様のジャブ、結構効くだろ・・・」
その台詞が聞こえた時にはもう完全に懐に入りこまれていた。
「フン、フンフンフンフンフンッ!!!!」
容赦ないボディー連打に太は早くもマウスピースを吐き出した。
胸に激しい力丸の鼻息がかかっているのと、玉のような力丸の
汗の匂い以外、太はもう何が何だか分からなくなっていた。
「おら、デカいの、しっかり応戦せんかい!!」
観客の酔っぱらい親父が下品なヤジを飛ばす。
しかしそんなものに応える余裕などどこにもない。
「この・・・」
と精一杯腕を振り回すも、それは体力の浪費にしかならない。
「オラッ!!必殺アッパー!!」
と、力丸の声が響いて、太が気が付くと、既にレフェリーのカウントが始まっていた。
「コラ、立て、何してんだぁ!!」
「1,2,3....!!」
無感情にカウントが響く。しかし、太はもう立ち上がる気力もない。
そこでゴングが鳴った。
太はやっとのことでコーナーに戻ると、セコンドがペットボトルを差し出した。
「なかなかのやられっぷりじゃねぇか、ええっ!?」
「どうしてタオル・・・」
「バーカ、そんなことしたら試合が終わってお客さんが大暴れしちまうじゃ
ねぇか!いいか、最低でも5Rは立ってて貰わねぇとな・・」
「そ・・・そんなぁ・・・」
「こっちはな、お前ぇがどうなろうと知ったことじゃねえんだよ!!万一くたばったら
コンクリに詰めて東京湾に沈めてやっから心配すんなよ・・ファイトマネーも
払わなくて済むしな・・・」
そう会話している間も、力丸は赤コーナーのポールに猛ラッシュでジャブを打っている。
2Rのゴングが鳴った。
よろよろとリング中央に向かう太に、待ってましたとばかりにパンチを浴びせかかる
力丸。たまらずロープにもたれかかる。腕は既にダラリとぶら下がったままだ。
「ブレイク!!」
そうレフェリーが命じようとしたが、力丸は更にいたずらっぽく笑うと、
赤いグローブを脱ぎ捨てた。
「!?」
「今度はベア・ナックルで可愛がってやるよ・・・」
そういうと、力丸はマウスピースを観客に向けてぺっと吐き出し、
ファンがそれを受け取るのを確認すると、おもむろに太の乳房に吸い付いた。
「へへへ、なかなかでかいパイオツじゃん!!」
「なっ・・!?」
くりくりと舌先で転がされた乳首がピンと立つと、今度はトランクスを下しながら
腹へと移動していく。
「ほへー・・・こりゃ可哀想に・・・相当縮んでやがるな・・・」
そして金玉袋を頬張る。
今まで自分を責めあげていた相手がこんなことになるなんて、と太は
ぞくぞくと言い知れない感覚に襲われていった。
「いいぞぉ、力丸!!」
金玉をゆっくり口の中で転がされながら、荒々しく竿をしごかれる。
もう男が気持ちいいと感じるところは全て知り尽くしたような調子で、
突撃一辺倒なボクシングスタイルとは全く違うものだった。
「うっ・・あっ・・あっ・・・!!」
グッ、グッ、という感触が太にも感じられたのは力丸にも分かっていた。
「ほらよ・・」
力丸がくわえてから数秒。
「うっ!!」
力丸はそれをキスで口移しに太に返してやると、
「このRはこれぐらいで勘弁してやるよ」
と耳もとで囁いて、ゴングが鳴った。きっかり3分間を測って
いたのだろう。
「へへへ、可愛がってもらったじゃねぇか・・・」
「うう・・・」
ぺっと自分の精液を吐き出すと、ゴングに再び立ち上がった。
「おーお、無理しちゃって・・・そんなに頑張ったら、僕ちゃん燃えちゃう
じゃないのーっ!!」
と、渾身の右ストレートを横っ面に叩き込んだ。
「・・・・・・7,8,9......10!!ノックアウト!!」
カン、カンカン、とゴングが鳴らされる。
「あう・・・俺・・・」
目を開けると同時に、力丸の足の裏が視界を覆った。
「この野郎、何だよ、これでおしまいか!?こんなんじゃ俺、悶々しちゃって
今晩寝られねぇじゃねえか!!」
「そ・・・そんなこと言ったって・・・」
「試合再開だ!」
レフェリーは力丸の申し出に頷く。
「そうだな、じゃあ、特別にインターバルをやらぁ!!その間、オナニーしてみせろよ」
「えっ・・・」
「それが観客の皆さんへのせめてものサービスだろうが!!それとも今すぐ試合再開
してやってもいいんだぜ!?」
「あう・・・分かった・・・」
「おっと・・・いいもんやっからかぶりな!!」
力丸はそういうと、自分のトランクスを太の頭に被せた。
「へへへ、最高燃えるだろ、これまで何人も熊野郎やゴリラ野郎を倒してきた
汗のしみついたやつだかんなあ!」
太はグローブで自分の者をにぎると、ゆっくりとしごき始めた。
が、そんなことで勃起できる太ではない。
「何だこの野郎!!俺のトランクスじゃ燃えられねぇっていうのかよ!!」
「ああああうっ!!」
強制的に勃起させられた太は、仕方なしにそれをしごき始めた。
「へへへっ、お前にゃそれがお似合いだぜ・・・」
呼吸する度に、力丸の体臭が太の中に入ってゆく。
「ああ、うっ!!」
さっき射精したばかりだというのに、すんなり勃起してしまうのも単細胞
だが、またしても1分もしないうちに発射してしまう。
「うっ!!」
精液が力丸の顔にも飛び散り、力丸は鼻を膨らませて怒った。
「この野郎ーっ!!もう切れたぜ!!おい、くわえろよ!!」
「えっ!?」
「俺に顔射たぁいい度胸してやがるぜ・・・」
頭のトランクスを脱ぐと、力丸は右手で精液を拭うと、
勃起したペニスを太の口先に突き出した。
もはや拒むという選択肢は太に与えられていないようだ。
太は亀頭をどうにかくわえて、ゆっくりと唇で締め上げた。
「おうっ!!」
それから、舌先で飴でも舐めるかのように舌全体で力丸をくすぐる。
「おっ・・・おい、お前本当に初めてなのか!?」
3R終了のゴングが鳴った。
力丸は今までに相手にないものを太に感じて、何故かどきどきすらしていた。
4Rと同時に、力丸はたまらず太に全裸で四つん這いになるよう命じた。
太の尻をつつっ、と軽く舐めてやると、びくっと震えた。
どうやら、ここの筋肉は人並みにあるらしい。
「おらぁ!!」
一気に自分のものをねじ込む力丸。
案の定、ギュッ、という激しい締まりが力丸を包んだ。
睨んだ通り、こいつは名器だ・・・。
力丸は確信した。
それからズンズンと、息がきれるのも構わず、力丸は夢中で
太を突き上げた。
いつのまにか、こんな情けないデブ相手に、これ以上の強敵はいないというぐらい
本気になっていく自分を感じた。
太も、全身のダメージの中、脊髄から脳天を直撃するような爆発するような
快感に溺れている自分に気が付いていた。
もっと、もっとだ、もっと欲しいんだ。
一瞬我に返ると、自ら腰を振る太がいた。
こんなに燃えるようなことがあっただなんて・・・・。
太はうなじに力丸の激しい吐息と鼻息を受け、背中にはぷりぷりした力丸
の腹や胸の密着感をいつしか楽しんでいた。
突き抜けろ、突き抜けてしまえ・・・・。
肉が弾む。パン、パンと音が響く。
快感が意識をじわじわと侵食していく・・・。
「ブレイク!!」
4R終了で、離れることを命じられるのにも構わず、力丸はレフェリーを
突き飛ばした。
「離れろ!!警告だ!!」
「るせえっ!!」
レフェリーにつばを吐きかけ、試合終了のゴングが乱打された。
「失格!!勝者、サンドバッグ・太!!」
しかし、そんなことは力丸にはどうでも良かった。
勝者のはずの太は、全身青あざだらけで、ケツを真上に前のめりに倒れた
まま、よだれを垂らして失神している。
しなびたペニスからは、ボタボタとだらしなく精液が滴り落ちている。
罵声の中、太の中に全てをぶちまけた力丸の表情は幸せそのものだった。
太が再び意識を取り戻すと、そこは力丸のアパートのベッドだった。
「へへ・・お前、気に入ったぜ・・・良かったら、これから俺の女に
ならねぇか!?」
太は無言で頷くと、これからもアパートに顔を見せることを
約束するのだった。
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