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  • 2014⁄04⁄02(Wed)
  • 00:00

乳首でオナ射君

 閑静な住宅街の中の、とある一軒家。
 その二階にある部屋の中で、一人佇む少年がいた。
 ベッドに腰掛けたやや細身の身体や顔を見るに、年は中学生から高校生ぐらいだろうか。
 ともすれば可愛いと表現できそうな、思春期の少年らしい純情や活発さを見せる顔立ち。
 そして無地の灰色パーカーに濃紺のジーパンという装いが、少年の身を包んでいる。
 
「…っし…」
 小さな掛け声と同時に、両脇に下ろしてあった二本の手が上半身へ上っていく。
 左右胸部の中心に辿り着くと、軽く伸ばされた中央三本の指先が、服の上から何かを探すように手を這わし始めた。
「……っ…」
 ささやかな吐息と共に、手の動きが止まる。どうやら探し物が見つかったらしい。
 今度は手の位置はそのままに、左右の人差し指が円を描きながら、胸の上をなぞり始めた。
 その円の中心部は、胸の頂上部…乳首だった。

 これが少年の最近の日課の一つ、乳首の性感開発。
 乳首の感度を上げるため、数分間の愛撫を毎日欠かさず行っている。
 いつかセルフフェラができるようにと続けている柔軟体操と並んで、人には言えない日課の一つだ。
「…ん……」
 先ほどよりも少し熱の篭った吐息が、少年の薄く開いた唇から漏れ出る。
 連日の訓練の成果か、責められ慣れた突起は、服の上からでも容易に快感を享受していた。
 そうして胸から順調に淡い性感を汲み出す指先に、コリッとした何かが引っ掛かる。
(勃ってきた…)
 指先に感じる、微かに盛り上がった感触。
 側面を触れるか触れないかの微妙なタッチでくすぐる責めに、乳首が反応してしまったようだ。
 更に触り続けると、米粒ぐらいの硬い感触が徐々に大きく膨らんでいく。
「…んぁ…っ…」
 許容量の少ない蕾は直ぐに最大勃起し、指先に感じる感触を確かなものにした。
 小指の先程になった突起に、手を一旦下ろしてパーカーの裾を掴むと、一気に捲り上げた。
 下から現れたのは、英語のロゴが描かれた白地のTシャツ。
 そして両胸の中央部には、シャツの上からでも分かる尖った出っ張りが窺えた。

 パーカーを掴んだままの手から小指だけを伸ばすと、再び乳首を弄り始めた。
 今度は指を曲げ動かし、硬くなったしこりを軽く弾くように刺激していく。
(コリコリして、いい感じ…)
 上へ下へと振り動く指先に、たちまち溢れ出る性感。
 その感覚は乳首だけでは収まりきらず、股間の若茎にも鈍い電気が駆け抜ける。
「…ん……あっ、んんっ……」
 うっとりとした少年の表情。頬には薄く朱が差し、唇は惚けた様に小さく開いている。
 ペニスの突き抜ける感じの快感とも、アナルの込み上げるような感覚とも違う、
 くすぐったさを残したジンジンと痺れるような快美感に酔いしれた。
(んっ…やっぱり、シャツ越しが一番…いい)
 小指で器用に乳首の外周をなぞると、同じ触り方でも一段階上の快楽信号が発生する。
 薄いシャツがクッションとなって感度を調整し、少年にとって適度な感触を与えてくれる。
 そのせいか日々の行為でも、裸の先端に触るよりシャツを挟んだ愛撫を好んで行っていた。
(あっ…オチンチン…)
 股間を一瞥すると、そこには牡の昂ぶりを示す隆起が誕生していた。
 乳首愛撫で生じた興奮は、遂に少年器官にまで影響を及ぼしたらしい。
 まだ半勃ちとは言え、胸の肉突起は既に股間を滾らせるのに十分な性感帯になっていた。

 胸より送られてくる甘露に、恍惚と目を閉じる少年。
 視覚を断って性の喜悦に集中する姿は、乳首開発と言うには少し熱心過ぎるかもしれない。
 敏感な蕾弄りを一通り楽しむと、今度は指先を乳頭の頂きに当て、小刻みに揺り動かす。
「んあ、ぁっ…あうぅ……!」
 少年の身体に走る、ピリピリと鋭敏な感覚。乳腺を穿るような責めに、今までとは目に見えて反応が変わる。
 密やかな性感をこっそり楽しんでいた表情には、眉間に少し皺が寄り、吐かれる息にも若干勢いがこもり始めた。
(いいっ…キュンキュン来る…っ…)
 襲いかかる愉悦から逃れるように、悶えながら体を左右によじらせる。
 だが新たな快感の触手は下半身にも伸び、半勃ちの肉幹に興奮と言う名の養分を与えた。
 ググゥッ…
 小さな蕾からの贈り物に、中途半端な大きさの若茎が再び膨らみ始める。
 どんどん大きくなる高まりを、窮屈なジーパンが押さえつけてくるが、それでも集まる血潮に従って勃起活動は続く。
 しばらくして膨張が収まった頃には、包皮こそ剥けていないが、大きさも硬さも確かな一本の肉棒に成長していた。

 狭い空間で自己主張する息子に堪らず腰をよじると、お馴染みの牡の喜悦が湧き出てくる。
 ジーパンの硬い生地が包皮を押さえつけた状態で腰を動かすと、皮オナのように中の肉芯だけが動き、少年に快感を与えた。
「あ、ふぅ…っ、んあっ…!」
 女性的な性感と、男の肉悦。自ら生み出した、相反する二つの快感に翻弄される少年。
 密やかな息づかいは鳴りを潜め、代わりに普段の一人遊びと変わりない喘ぎ声が台頭する。
(…もう…我慢、できない…っ…)
 乳首の感度を上げるための自己開発…行為は徐々にその範疇を超え始めていた。
 パッ…
 急いた動きで手がTシャツの裾に下り、布地の端を握ると躊躇いなく捲り上げた。
 薄手の布切れの下から現れたのは、中性的な裸体。
 年頃の少年にしてはやや白い肌は、僅かに肋骨の浮いた細身の体付きもあって儚い印象だ。
 だが少し華奢な感じはするが、若さ故の張りと瑞々しさを見せる綺麗な肌と、
 健康的に締まった肉体からは、病的な雰囲気は感じられない。
「あむっ…」
 捲られたTシャツの裾をパーカーごと口に咥えると、自由になった二本の手が胸へ向かう。
 手の進む先にある乳首は、小山のようになだらかな稜線を描いて盛り上がり、薄桃の乳輪と比べると若干色素が濃くなっている。

 早速、全ての衣を剥ぎ取られた可憐な蕾を、人差し指で軽く弾いてみる。
「ふ…ふぁっ、んんっ…」
 Tシャツ越しの時と同じ触り方でも、より確かに感じる快美感。
 小さくも敏感なピンクの芽は、触るとコリコリとした弾力を指先に返して、快感だけでなく触り心地でも彼を楽しませる。
 幾らか弄って、桃色電気の発電所となった突起の試運転を終えると、本格的に責め始めた。
 まずは親指と人差し指、二本二対の指で摘み、乳首を挟んで互い違いに擦るように動かす。
(んっ…クリクリ…すごく、いい…っ!)
 少し刺激に慣れてきたと感じ取ると、上下から挟み込んでいた指を左右からに変えて擦りたて、
 まだ触れていない箇所に繊細な愛撫を見舞った。
 
 心地よい感触を堪能しつつも、だが少年の心中は焦れったい気持ちが徐々に膨らんでいた。
(もっと、もうちょっとなのに…っ!)
 まだ乳首開発暦も浅い桃色突起への刺激だけでは、まだまだ越えられない一線。
 既に自己開発というお題目は弱まり、乳首による自慰行為チクニーが目的と化していた少年にとって、
 胸からの性感で絶頂に至れないのは非常にもどかしかった。

 胸から来る性電気の余波は股間にも流れ、キュンキュンと疼く感触が肉幹を襲う。
「う、ふ…っ……ふぅっ…!」
 股間を苛む微弱な性感に、腰を反射的に動かしてしまい、窮屈なズボンに閉じ込められた肉棒を締め擦ってしまう。
 乳首を起点とした快感の連鎖爆発に、顔を赤く染めるが、今度は腰の動きは止まらない。
 ギッ、ギシギシッ…
 ベッドを鳴らす腰使いが、刺激に対してまだ脆い少年器官から、牡の快感を汲み出す。
「ん、ふっ……っ、うふぅ…ふっ…!」
 だが乳首を触って性的興奮を昂ぶらせると、不思議と肉棒を弄る気分にならない。

  ── もっと張り詰めた蕾に指を這わして、こそばゆい性感を楽しみたい…
  ── 牡の白濁を噴き出して、このジンワリと熱い気持ちを失いたくない…

 チクニーを続けると、乳首だけ弄くり続けたいと言う気持ちになる事が少なくない。
(でもあんまり長く触ってると、乳首が痺れてきちゃうし……よしっ)
 何かを決断すると、両手を胸の頂点から離し、パーカーを銜えていた口を軽く開いて、捲り上げていた上着を元に戻す。
(このまま…外へ出掛けてみよう)
 悶々とした淫気を抱えたまま、日常に身を投じたら…
 桃色どころかショッキングピンクに染まった思考が導いた答えは、色合いに相応しい結論だった。
 
 そうと決めるとベッドから腰を上げ、玄関へ向けて歩き出す。
「…っ、んっ……」
 身体の揺れに合わせてTシャツが胸のしこりに当たり、気まぐれな刺激を少年に与える。
 ズボンの中では、きつめのジーパンが股間を圧迫し、足の動きにリンクして下着の布地が硬い裏筋を擦りたてる。
 これなら外へ出ても、浅ましい熱情の火を保てる…興奮に顔を火照らせたまま、足早に玄関を目指した。
 
 
 終幕

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オナニー

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乳首でオナ射君
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  • 2014⁄09⁄23(Tue)
  • 13:45
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