- 2015⁄01⁄05(Mon)
- 23:04
ニックネーム 福
高く澄んだ空に冷たい風が吹きわたる季節
福は息を白く染め、ある場所に向かって走っていた
「急げ、急げっ」
頬を紅潮させ額にうっすらと汗を滲ませている
福の足が止まる
目の前には鬱蒼とした茂みの中の山小屋だった
福はここ数日この山小屋に学校帰りに通うようになっていた
扉に手をかけ、ゆっくりと開いた
軋んだ音が山小屋に響く
中をそっと覗くと人影はなく、かつて使われていた形跡が残っている
机、椅子、棚、何らかの機械・・・
そしてその機械の裏に福の目当てのものがあった
「よかった、まだあった」
福が手に取ったのはBL雑誌だった
内容は小学三年生には早すぎる物ばかり
福はおもむろにズボンとパンツを下げ、床に座った
そして片手で自身をいじりながら、もう一方の手でページをめくる
本能的に自慰を覚えてしまっているようだ
「はぁ、はぁ、男の人ってこんなことするんだ・・・」
ページをめくる手が微かに震えはじめる
息が荒くなり肩が上下する
「あ、あぁ、っあぁぁああっっ!!」
体を痙攣させながら福は絶頂を迎えた
床には福の吐き出した幼い欲の透明な液体が数滴落ちた
「ん、はぁ、はぁ・・・」
福は息を整えるとズボンとパンツを穿き、雑誌を元の場所に戻した
そしてフラつきながら山小屋を出た
福の行為は約10分
しかし、その10分を山小屋の窓からのぞく男の人影があったことに福は気付いていない
その男は福の姿が見えなくなると山小屋に入った
そして福の吐き出した液体を指で掬い取ると、口に運びニヤリと笑った
男の白い歯が夕日に照らされ鈍く光る
それは今後の出来事を表すように不気味だった
福は息を白く染め、ある場所に向かって走っていた
「急げ、急げっ」
頬を紅潮させ額にうっすらと汗を滲ませている
福の足が止まる
目の前には鬱蒼とした茂みの中の山小屋だった
福はここ数日この山小屋に学校帰りに通うようになっていた
扉に手をかけ、ゆっくりと開いた
軋んだ音が山小屋に響く
中をそっと覗くと人影はなく、かつて使われていた形跡が残っている
机、椅子、棚、何らかの機械・・・
そしてその機械の裏に福の目当てのものがあった
「よかった、まだあった」
福が手に取ったのはBL雑誌だった
内容は小学三年生には早すぎる物ばかり
福はおもむろにズボンとパンツを下げ、床に座った
そして片手で自身をいじりながら、もう一方の手でページをめくる
本能的に自慰を覚えてしまっているようだ
「はぁ、はぁ、男の人ってこんなことするんだ・・・」
ページをめくる手が微かに震えはじめる
息が荒くなり肩が上下する
「あ、あぁ、っあぁぁああっっ!!」
体を痙攣させながら福は絶頂を迎えた
床には福の吐き出した幼い欲の透明な液体が数滴落ちた
「ん、はぁ、はぁ・・・」
福は息を整えるとズボンとパンツを穿き、雑誌を元の場所に戻した
そしてフラつきながら山小屋を出た
福の行為は約10分
しかし、その10分を山小屋の窓からのぞく男の人影があったことに福は気付いていない
その男は福の姿が見えなくなると山小屋に入った
そして福の吐き出した液体を指で掬い取ると、口に運びニヤリと笑った
男の白い歯が夕日に照らされ鈍く光る
それは今後の出来事を表すように不気味だった
どんよりと鉛色の空の日曜日、福は朝から一目散に山小屋に走った
息を切らせながら山小屋に入ると、雑誌に一直線に向かった
しかし、福は妙な違和感を感じた
雑誌がいつも以上に乱雑に置かれていた
そして、見覚えのない乾いた白い物が床にこびりついていた
「何これ・・・くさっ!!」
鼻を近づけてにおいを嗅いだ福は、大人のにおいに驚きのけぞった
「でもこれ、本で見たことある・・・」
福は興味津津で木の枝でソレをつついた
福の意識がソレに集中していたため、後ろで何が起こっているのか気にならなかった
後ろではあの男が静かに侵入してきていた
口元は何かを呟くようにしていた
そしてポケットからスタンガンらしきものを取り出すと、福に押し付けた
「ああっっ!!」
福は体が痺れ、意識が遠のいていった
「ふふ・・・やっと、やっと」
男は福を大きな袋に入れると担いで山小屋から出た
そして近くの車に乗り込み何処かへと車を走らせた
空からは雨粒がぽつぽつと落ち、アスファルトを黒く染めていく
「・・・・っいたったた・・あれ、ここは?」
目を覚ますと、そこは打ちっぱなしのコンクリートの殺風景な部屋のベッドの上だった
起き上がろうとした時、手と足に冷たい金属がまとわりつき、体の自由を奪っていた
「なにこれ、ちょっと、誰かっ!」
福の声が壁に反響した
光を取り込むための小さな窓には、雨粒が叩きつけている
すると、奥のドアからあの男が姿を現した
「・・・起きた?体痛くない?」
にやけた顔とは似つかわしい言葉だった
「なんで・・何するの・・・」
福の声は少し震えていた
「福くんの好きなことだよ」
「なんで僕の名前・・・」
「そりゃ知ってるよ、有名だもんね
そんな有名な福くんがあの山小屋であんなことしてるなんてね」
福の顔がこわばった
「・・・見てたんですか」
「見てたよ、気持ち良さそうだったね
だから今日は俺が気持ち良くしてあげるからね」
男はゆっくりと福のベッドに近づく
「やだ、やめて、来ないでっ!!」
福が動くたびに金属音が虚しく響く
男はベッドに飛び乗り馬乗りになると、無理やり口づけをした
「んんっ、やっ、んふぅ」
福は体をよじることでしか抵抗できなかったが、それも無駄だった
福の口は男の舌で無理やりこじ開けられ、男の唾液が入ってくる
福の体は抵抗することを諦めて、受け入れるようになっていた
そして福から漏れていた声は快感の声に変っていた
「福くんが気持ちよさそうでよかったよ」
「ぷふぁ・・・もっとぉ」
福は虚ろな目で快楽を求めた
男はベッドのわきに置いてあったハサミを手に取ると福のTシャツを切り裂いた
福の桃色の乳首はピンと盛り上がっていた
男は片方を口で、もう一方を手で弄んだ
「あぁんっっ、はぁっ」
福は初めての快感に溺れていた
福の股間はズボンの上からでもわかるほど盛り上がっていた
福も無意識に腰を動かし始めていた
「福くん腰動いてるよ、そろそろ下の方もやってあげないとね」
Tシャツと同様にハサミで切り刻むと硬くなり天を仰ぐ福のものが露わになった
それはまるで別の生き物のようにピクピクと脈動していた
男自身も下半身を露わにすると69の体勢になった
「気持ち良くしてあげるから、福くんも俺を気持ちよくしてね」
「・・・うん」
福は少し嫌そうにしたが近づけられる男のものに圧倒され
小さな舌で先端を舐めはじめた
「そうそう、気持ちいよ」
男も福のものを咥えると口内で舌を動かして福を攻めたてた
福が快感に浸っていると口内に無理やり男のものがねじ込まれる
そのたびにえづきながらも必死に舌を動かした
しばらくすると男の手が福の蕾へ触れた
「えっ」
「大丈夫、ここも気持ち良くしてあげるからね」
男は自分の唾液を指に絡ませると、福の蕾をほぐし始めた
「んんっ、ふんん・・」
福の口の端から息が漏れる
福の蕾に男の指が2本ほど入るようになると、男は福の足もとにまわった
男のものは福の唾液で艶めかしく光っていた
「一緒に気持ち良くなろうね、力抜いてね」
男が福の蕾に挿入しようとした刹那、福の体には電気が走ったようになった
「ぐっ、ああっ、いっつ・・・」
あまりの痛みに声が出なくなっていた
男のものが根元まで入ると、男は福のものを握った
「動くからね」
男はゆっくり腰を動かし始めた
それと同時に福のものを上下に擦り始めた
「ああっ、いいっ・・」
口の端からは唾液が流れ出している
「あっ、あっ、福くん、気持ちっ、いいよっっ」
男は夢中で腰を動かし続けた
そして男の動きが一層速まった
「イクっ、中に出すよ!!」
「ああああぁぁああっっ」
男は福の中で果て、熱い白濁を流し込んだ
福も同時に果て、男の手を薄い白濁で汚していた
福は激しい快感と疲労感に襲われ、そのまま眠ってしまった
男はその姿を満足げに見ていた
福が気付くと山小屋で寝ていた
着ているものは朝と同じようなものだった
しかし、微妙に柄が違ったり新品になってたりしていた
福も夢だったのかと疑ったが、腰の痛みが現実だったことを訴えていた
そして立ち上がると臀部に違和感を覚えた
おもむろに手で蕾に触れるとヌルっとした感触があった
手を鼻に近づけて臭いを嗅いだ
「くさい・・・」
福は怖い経験をしたと思う半分、あの快感を求めて体が疼いていた
その日福は家に帰るとすぐに風呂に入ってご飯を食べて寝てしまった
その後、福は何度も山小屋に足を運んだが
雑誌もなくなり、男の姿を見ることもなくなってしまった
~ピンポーン~
福の家のチャイムが鳴る
福の顔には期待と緊張の入り混じった表情が浮かぶ
「・・・はーい」
気を取り直して明るい声で玄関に出た
「お待たせ福くん」
待ちきれないと言わんばかりに足踏みをしている男の子がそこに立っていた
背中には赤いリュックが見え隠れする
「ぅ、うん、入って」
福に招かれて男の子は福の家に入った
前日、学校で福は遊びに誘われていた
「福くん、明日あそぼー?」
福はその声にビクッと体を震わせる
「あ、雄介くん、いいけど・・・」
雄介と呼ばれた少年は、顔をほころばせて体を左右に揺らしていた
「やった」
「でも、何するの?」
「明日、家に誰かいる?」
「お父さんはお仕事だし、お母さんは弟妹と一緒に出かけるみたいだし」
雄介は耳打ちをしようと福に近寄った
「家族ごっこ、かな」
それを聞いた途端、福の顔が真っ赤になった
「じゃあ、また明日ね」
雄介はスキップして他の友達の輪の中に消えていった
雄介は家に入ると真っ先に福の部屋に向かった
福はキッチンから飲み物等を用意してから部屋に入った
「ジュース飲みたかったら、飲んでいいからね」
「ありがとー」
福はベッドに座ると雄介のリュックをチラチラと見た
「ねぇ、そのリュックって・・・」
「ん?いつものやつだよ?」
「・・・」
「じゃあやろっか、家族ごっこ」
「・・・ぅん」
福は頬を赤く染めながら頷いた
「福くん、ベッドに寝ておいてね」
福は言われるがままベッドにもぐりこんだ
雄介はリュックからいろいろな道具を取り出すと、興奮したように芝居を始めた
「赤ちゃんの福ちゃ~ん、もうおっきの時間ですよ」
雄介は寝たふりをしている福の掛け布団をはぎ取った
「あれー、福ちゃん、もしかしてー」
「あっ」
雄介は福の股間を鷲掴みにした
「もう福ちゃん、おねしょしちゃったんでちゅねー
拭いてあげるからぬぎぬぎしましょうねー」
雄介はズボンの裾を引っ張りズボンを脱がす
福は恥ずかしそうに顔をそむける
そして雄介は福のブリーフにまで手をかけて脱がした
福のものはこれからされることを期待するように固みを帯びていた
「元気ですねー、今から拭いてあげるからねー」
雄介は濡れティッシュを取り出すと、福の足を持ち上げてお尻から拭きあげた
「あぁ、んん、んふぅ」
雄介の手が蕾やモノに当たるたびに声が漏れ、福のものがピクピクと反応していた
「皮の中も綺麗にしましょうねー」
「えっ、そこはっ・・・」
福は阻止しようと起き上がったが遅かった
雄介は福の皮をむき、濡れティッシュを当てて拭きはじめた
「ああっっ、ぃぁああ、らめぇえっ」
福の体は弓なりに跳ねあがり、快感に耐えていた
「よし、綺麗になった、今からオムツしてあげますからね」
福は体全体で呼吸をするように体を上下させていて、雄介の声は耳に入らなかった
福が正気を取り戻したとき、すでにオムツがつけられていた
「福くん気がついた?ちょっと気持ち良すぎたかな?
ちょっと休憩するけど、まだ家族ごっこ続けるからオムツはずさないでね」
「そんなぁ」
福は自身の情けない恰好に落ち込んだ
少し落ち着くと、福は尿意を感じた
そのまま立ち上がってトイレに行こうとした時、雄介に呼び止められた
「どこ行くの?」
「ちょっとトイレ」
「ダメだよ」
福の顔には焦りの表情が浮かんでいた
「何のためにオムツはいてるの?」
福の予感は当たった
「はい、ベッドに戻って、始めるよ」
雄介は再び家族ごっこを始めた
「福ちゃん、もうおねんねの時間ですよ」
福は促されるままベッドに寝た
雄介はさりげなく下腹部を刺激しながら子守唄を歌っていた
しばらくは福も我慢できていたが、限界が近くなって来た
「雄介くん、もうやめようよ」
福は泣きそうになりながら頼んだ
「赤ちゃんはしゃべれないんだよ」
雄介はその顔を見てさらに興奮したようだった
限界が近いことを察すると、雄介はさらに強く下腹部を押した
「うっ、だめっっ」
しかし、福のダムは決壊した
音が聞こえるほどの放尿で、同時に福の体全体の力が抜けて行った
「あ~あ、ホントにお漏らししちゃったね」
福の目からは涙が溢れていた
「雄介くんのバカっ」
「そんなに怒らないでよ、みんなには秘密にしとくし綺麗にしてあげるし
いつもみたく気持ち良くしてあげるからさ」
その言葉を聞くと、福は少し機嫌を直したようだった
「ふんっ、なら早くしてよ、このオムツ気持ち悪いんだもん」
「わかったわかった」
雄介は福のオムツをはずすと、先ほどよりも優しく濡れティッシュで拭いた
「いっぱい出たね、それにもう固くなってるよ」
「そんな、あぁっ、いわないでぇ」
2人の声は甘いものになっていた
まるで愛し合う恋人のように
福の下半身を綺麗に拭きあげると、雄介は福の上半身も裸にした
そして、雄介も全裸になった
雄介も興奮して固くなっていた
「雄介くんのも大きくなってるね」
福は嬉しそうに雄介のものを眺めた
雄介は福の顔の上に跨り、69の体勢で舐め合った
福の方が感じやすいのか、福は快感に溺れ口が動かなくなっていた
雄介はそれに気付くと立ち上がり、リュックの方へ向かった
雄介はローションをリュックから取り出すと福の股間に垂らした
「ひあっ、冷たいっ」
「このローション、ネットで買ったんだ
で、今からすることは公園にあった本に書いてあったんだ」
「それ大丈夫なの?」
「うん、2人とも気持ち良くなれるんだって」
雄介は福の上に股間をくっつけるように乗った
そして深いキスをしながら腰を動かした
「んんんっ、んっんん」
口がふさがれてるため声は出ないようだが、目が虚ろになっている
「んぷぁ、ね、気持ちいでしょ?」
福はただ頷くだけだった
雄介は再び腰を動かし始めた
これは雄介にも快感を与えるものだったらしく、腰の動きが徐々に早くなっていく
「あぁ、ああ、気持ちいいよ福くんっ!!」
「僕もだよ、雄介くんっ!!」
「あぁっ、出るっ、でちゃうぅっ」
2人は同時に果てた
互いの体は快感に震え、相手から伝わる振動までもが快感を与えた
2人は落ち着くとローションを落とすために一緒に風呂に入った
風呂からあがると、雄介は帰り支度をした
「もう帰っちゃうの?」
「もう暗くなってきたからね」
福は急にさみしくなり、後ろから雄介に抱きついた
「また、できるよね?」
「まったく、ホントに赤ちゃんみたいだね、福ちゃんは」
「福ちゃんって呼ばないでよっ」
「2人の時だけだからいいでしょ」
「・・・うん」
帰る間際、雄介は福に軽くキスをした
そして福の耳元で囁く
「今度はもっと気持ちいいことしようね」
その言葉を残して雄介は帰って行った
福の頭には雄介の言葉が響き、福の体は再び熱くなった
服の内容
福と唯共通:洋服、ズボン、下着×2
ある土曜日の昼下がり
福の部屋では2人がある話で盛り上がっていた
「ねーねー、やってみようよ」
福の友人、唯が異様なテンションになっていた
「えー、恥ずかしいよぉ」
福は少し内股になりながらもじもじしている
唯は福に野球拳の話をしていた
どうやらテレビでやっていたのを見て試したくなったようだ
「お願い!」
唯は顔の前で手を合わせた
仲のいい唯の頼みに福は少し困ったように顔をしかめた
「・・・わかったよ、でも少しだけだからね」
唯は小さくガッツポーズをすると素早く立ちあがった
「じゃあ始めるよ!最初はグー・・・」
数分後、福が二連勝して唯だけが下着姿になっていた
「なんで勝てないの・・・」
「へへ、今日は運がいいのかな」
ここまで一方的な展開になるとは思っていなかったのだろう、唯の顔に焦りがうかがえる
「・・・さて、そろそろ」
唯は自分の身が危ないと思ったのか中止を提案しようとした
「最後までちゃんとやらなきゃだめだよ」
福は機嫌が良くなったのか続行しようとした
福の中にはある欲望が湧きはじめていた
(唯くんの裸が見てみたい・・・)
「いくよー、最初はグー、じゃんけんポン!」
唯がやる気なく出したのはチョキ、福は・・・
「まだ一枚だけだし」
パーを出した福が洋服を脱ぐと、キャラクターの下着が現れた
「次行くよー、じゃんけんポン!」
唯はグー、福はチョキ、福の二敗目
福はズボンを脱ぎ、キャラブリを唯の前にさらした
「福くんかわいいの穿いてるね」
「うるさいなぁ、まだまだ!じゃんけんポン」
今度は唯が負け、上半身全裸になった
福は唯の裸を見て、心臓が徐々に高鳴っていく
「もう負けられないじゃん」
「今度で終わりにしてやるぞ!じゃんけんポン」
唯はパー、福は・・・グー
「あっ、あと一回あるし」
福は少し焦ったように言いながら、上半身裸になった
「あれ、福くんのパンツ・・」
唯があることに気付く
福も自分の股間に目を移す
そこには異様な形に膨らんだ生地があった
「もしかして福くん、興奮してるの?」
唯が茶化すように言うと、福は股間を手で押さえた
「そ、そんなんじゃないよっ」
「ふーん、まあいいや、じゃんけんポン」
福は力を込めてグーを出した
唯は手を開いていた
福の負け
「うそ・・・」
「勝ったー!!はい、福くん早く脱いで」
「ちょっ、ちょっと待ってよ」
福はどうにかして逃げ出そうとしたが唯が逃がさなかった
「福くんが脱がないなら、僕が脱がしてあげるよ」
唯が福の前に膝をついてパンツに手を掛ける
「それっ」
唯が勢いよくパンツを下げると、天を仰ぐほど硬くなった福のものが現れた
「わぁ、すごい」
唯は福のものを鼻息のかかるほどの距離でまじまじと見ていた
「そんなに、見ないで・・・」
福は腰を引いて少しでも見えない様にしたが、唯にお尻を掴まれたため阻まれた
「もういいでしょ、パンツ穿かせて」
「待って、やってみたいことがあるの、それだけやらせて」
そういうと唯はいきなり福のものを咥えた
「えっ、ちょっと!唯くん何をっ・・・あぁぁんっ」
唯は一心不乱に口の中で舌を動かすと、福は体をよじる
福の息は荒くなり腰が勝手に動きはじめていた
「福くん気持ちよさそうだね、もっと気持ち良くしてあげるから」
唯は顔を前後に動かして、舌をさらに動かした
「ああっ、唯っ、だ、だめぇぇえええ!!」
福の腰が一瞬浮き、体が小刻みに震える
唯の口の中では、福のものから黄色い液体がじわじわと溢れだした
唯はそれを飲み干すと、口を離した
「大丈夫?」
「はぁ、はぁ・・・ぅん、なんかすごい疲れてる・・・」
福は気だるくなった体を起こした
「福くんが気持ち良くなってくれてよかった」
唯は満面の笑みを浮かべる
「どうしてこんなことを?」
「本とか、インターネットとかで見たの
あとおじさんにも教えてもらったんだ」
「おじさん?」
「うん、いつか福くんにも紹介するね」
「う、うん・・・」
「今度やるときは、僕のことも気持ち良くしてね」
主要人物
○中島健人(中2)剣道部
○鈴木福(小3)
○西村海人(中1)剣道部
<いつもと変わらない朝>
朝日が顔に当たる、耳元では目覚まし時計がけたたましく鳴っている
健人は目覚ましを止め、ベッドからむくりと起き上がる
「ふぁ~、ねみぃ」
自分の部屋から出るとコーヒーの匂いが漂ってくる
リビングに入ると、テーブルの上には朝食が準備してあった
「おはよう、早く朝ごはん済ませちゃって」
母親が健人の弁当をつめながら急かす
「いただきます」
テレビを見ながら朝食を手早く済ませる
そして、歯磨きなどやることを終え部屋に戻る
机の上に準備手置いた教科書をバッグに投げ込み、制服に着替える
中学に入ってから約一年、この生活リズムにも慣れてきた
「いってきまーす」
玄関から出ると、庭にいた小鳥が2,3羽飛んでいく
それを見ていると、隣の家から声がかかる
「健人くーん、あとちょっと待ってくれるかな?」
隣に住んでいる福の母親だ
「分かりました」
健人はいつも福と一緒に途中まで通学している
1分ほど待つと、隣の玄関から勢いよく福が飛び出してきた
「健人くん、ごめーん」
「最近お前寝坊気味だな」
福は照れ笑いを浮かべている
小学校は中学校へ行く道の途中にある
だから福はこんなに早く家を出る必要はない
しかし健人が中学生になってから、福は健人と同じ時間に通学している
「お前はもっと遅くに出ても間に合うだろ」
「健人くんと歩きたいんだもん」
福は健人の右腕をしっかりと掴む
「小3なんだから、ベタベタするのやめろよな」
そう毒づきながらいつものように家を出た
中島家と鈴木家は母親同士が元々知り合いだったらしい
そのため家族間の交流が頻繁だった
福が泊まりに来たり、健人が泊まりに行ったり
2人とも小学生の時は健人が兄のように福の世話を見たり
それが当たり前のようになっていた
<いつもと変わらないはずの夜>
健人は部活を終え、ヘトヘトになって家に帰ってきた
部屋に荷物を置き、先に風呂に入ろうと支度をした
その時机の上で携帯が鳴った、福からのメールだった
『今から健人くんの部屋に行っていい?』
部屋に行く=泊まる、ということだ
『晩飯食べてからな』
健人は返信をすると急いで風呂に入った
理由は、福と風呂に入りたくないからだ
健人に性徴が訪れていたのだ
皮も徐々に剥けはじめ、毛も生え出している
羞恥が芽生え始め福に見られたくないのだ
小学校の頃は気にすることなく一緒に入っていたのに
そして理由はもう一つ
健人が福に対して許されない感情を抱きはじめたからだ
弟のような存在だったのが、恋愛の対象になってきている
今度福の裸を見たとき、自分自身を抑えられるか不安だったのだ
約束通り晩飯を終え、8時ごろに福がやってきた
「お邪魔しまーす」
福は我が家同然に振舞い、くつろぐ
いつもと変わらないようだが、健人には違和感があった
福が泊まりたいと言うときは、健人に話したいことがあるか
もしくは嫌なことがあった、と健人に泣きついてくる時だ
しかし今日は違う
特に何かを話すでもなく、泣きついてくるでもない
ただただ勉強をしている健人に寄り添ってマンガを読んでいる
携帯が鳴る、福の母親からのメールだった
『明日は休みだから、帰す時間はいつでもいいから
今日も福を宜しくね』
福の母親は、何も変わらない様子だった
気付けば時計は10時を指している
福は健人にもたれかかりながら、寝ていた
健人も勉強を終わらせ福を抱き上げる
「重くなったな、もうすぐこんなこともできなくなるな」
福をベッドの真ん中に寝かせると、予備の布団を押し入れから出す
そしてベッドの隣に敷いて寝ようとした
しかし健人は寝ることができなかった
寝ている福の目から涙が流れていた
初めて見る涙だった
福は駄々をこねたり、怒ったり、いじけたりして泣くことは間間あった
しかしこんな静かに泣いているのは初めてだった
健人は福の涙を拭い、騒ぐ胸を落ち着かせて布団にもぐりこんだ
<涙のワケ>
翌朝、健人が目覚めると隣には福がいた
どうやら夜中に起きて布団に入ってきたようだ
福を起さない様に布団からゆっくりと抜け出す
「ん・・ぁれ、もう朝?」
福も寝ぼけながら起きてきた
「起しちゃったね、ごめん、朝飯食うぞ」
2人はリビングで朝食を食べると、また健人の部屋に戻った
福は相変わらずマンガを読みあさっている
「福、今回は何があった?」
福のページをめくる手がピタっと止まる
「なにかあったからこっちに来たんだろ?」
振り返った福の目は、子犬のように潤んでいた
「え、ちょ、おい」
健人はいきなりのことに焦った
福は健人の胸に飛び込みそこで静かに泣いていた
健人にはどうすることもできず、ただ福の頭を撫でることしかできなかった
数分後、福が落ち着いたころを見計らって再び理由を尋ねた
「僕たち、結婚できないの?」
福の言ってることを理解するのに数秒を要した
「ぷっ・・・何だそれっ、出来ないに決まってるだろ」
健人は笑いをこらえながら答えた
「だって結婚って、好きな人同士でするんでしょ?」
福は至って真面目なようだ
「いいか、結婚は男と女じゃないと出来ないんだ」
「そうなんだ・・・」
福も理解はしていたのだろう、だが認めたくなかったのだろうか
「でも、その福の気持ちはすごく嬉しいし、俺も福のこと大好きだよ」
福の純粋な気持ちが健人にはすごく嬉しかった
福も少しすっきりしたような表情だった
「男の子と男の子じゃエッチ出来ないもんね」
「ぉおおお前、何言ってんだよ」
「じゃあ、僕帰るね」
健人がしどろもどろになってる間に、福は帰って行った
健人は部屋に一人になるとベッドに寝転んだ
「男同士でも出来るんだけどなぁ
でも、教えたら・・・」
関係が崩れてしまうかもしれない、健人はそう思い踏みとどまった
<雨>
「いってきまーす」
傘を広げて玄関を出ると、そこには珍しく福が待っていた
「おはよっ、早く行こ」
あれから数日、福は何事もなかったかのようだった
雨の日はさすがに福も手は握って来ない
福はなにかウキウキしているように見えた
「福、今日何かあるのか?楽しそうだけど」
「あのねー、いいこと教えてもらうんだ
でも誰かに言ったら教えてもらえないから内緒っ」
そういうと福はスキップしながら小学校へ入って行った
「なんだ、あいつ・・・」
健人は何か寂しい気持ちに襲われながら歩いた
すると後ろから健人を呼ぶ声がする
「中島せんぱーい」
剣道部の後輩の西村だった
西村もなぜかスキップしている
「海人もかよ・・・」
「え、何がですか?」
「いや、何でもない」
「聞いてくださいよー、今日ビックイベントがあるんスよ」
「はいはい」
健人はめんどくさそうに足早に歩いた
西村は男好きだという噂があったため、出来るだけ絡まない様にしていた
「ちょっと、聞いてくださいよー」
西村は健人に置いてきぼりにされた
「・・・聞いといた方がいいのに・・」
その日の夕方、福の母親から電話が来た
「福がそっちに行ってない?まだ帰って来ないんだけど
電話しても出ないし」
「いえ、来てませんよ」
朝の福の様子が気になった
「俺、探してみます」
健人は傘を手に玄関から飛び出した
その時、携帯が鳴る、画面には福の名前、急いで出る
「福何してるんだ、お母さんが心配して・・」
「たすけてっ!!」
「は?」
その後の声は向こう側の騒音で聞き取れなかった
電話はすでに切れている
確かに福の声だった
「何だよ、何だったんだよ・・・」
朝の記憶がフラッシュバックする
『いいこと教えてもらうんだ』『ビックイベントがあるんスよ』
(嫌な予感がする・・・そういえばこの前福と西村が話してるのを見たような・・
西村の噂が本当なら・・・福の悩み・・・!!!)
健人は傘をささずに走りだした
(あの電話越しの音、電車の音だ)
線路沿いを走ると、一か所だけ気になるところがあった
公園の公衆トイレ、センサーになっているから人がいなければ明りはつかない
車いす専用の個室がぼんやりと光っている
急いで近づき耳をすませる
中からはカシャという電子音が連続する、そして小さくすすり泣く声
健人が福の声を間違えるはずはなかった
ある程度の状況が推測できた健人は、ドアを蹴り飛ばした
中には携帯を手に驚いている西村と、全裸の福がいた
「海人、てめぇ何やってんだ」
健人の傘を持つ手がわなわなと震える
「中島先輩、早かったですね、そんなに怒らないでくださいよ
僕はただこの子に男同士でも出来ることを教えてあげてただけですよ
この子が先輩のことが好きなのは、分かり切っていたし
声をかけたら付いて来たんですよ」
「許さねぇ!!」
「おっと近づかないでください、この写真をネットにばらまきますよ」
西村が見せた画面は、福の全裸の画像だった
「僕もこんなことしたくないんで、大人しく・・・」
西村が言い終わる前に、健人が傘を振りぬき携帯はトイレの壁に叩きつけられていた
「え・・・」
「これ以上は何もしない、その代りこのことはしゃべるな」
健人のものすごい剣幕に圧倒されて西村は逃げ出した
福は床に座り込んだ
「福!大丈夫か!」
「ぅん、ごめんね心配かけて」
福は顔に作り笑いを浮かべた
健人は福に服を着せ、おぶって歩きはじめた
福の早い鼓動と温かさが健人に伝わる
福にも健人の温かさが伝わったのだろう
緊張の糸が切れ、健人の背中で泣いた
健人は歩きながら福の母親にメールをした
『福、見つかりました、公園で遊んでました
今日はうちに泊まりたいらしいので、うちに泊めます』
すぐに母親から承諾のメールが届いた
<禁断の領域>
家に着くと福を風呂に連れて行った
「とりあえず風呂に入れ、雨で濡れただろうし」
健人がタオルを取りに行こうとすると、福が健人の腕を掴んだ
福の気持ちはすぐに分かった
「一緒に入ろうな、タオル取ってくるから」
そういうと福は腕を離した
健人が戻ってきても、福は立ち尽くすままだった
健人は福の服を一枚ずつ脱がせた
そして健人も服を全部脱ぎ風呂に入った
福の体を洗っていると、福が独り言のように話し出した
「あの人が言ってたこと嘘だったんだね
健人くんとエッチができると思ったのに」
「福、それ本気だったのか」
福はこくりと頷く
「あのな、あいつの言ってたことは嘘じゃないんだ
男同士でもできる、けど福に教えたくなかったんだ
それを教えたら、もう福と楽しく過ごせなくなるんじゃないかって不安だったんだ」
「そんなことないよ、僕、健人くんとやってみたい」
その一言が健人の理性をかき消した
健人は泡だらけの福の体を、素手で撫で始めた
「健人くん、くすぐったいよ、あっ、んん」
健人の手が福の胸の突起に触れるたび、変な声が漏れる
そして福のものを握り、手を軽く上下に動かした時、福の体が震えた
「はぁぁあっ、そこっ」
「ここは綺麗にしておかないと続きができないから、我慢して」
健人は福の皮を剥き、そこも素手で洗いはじめた
「あああっっっ、やっ、あぁぁぁ」
福のものが硬くなり、ビクンと跳ねると同時に黄色い液体が流れ出した
「福はまだお漏らしするのか?」
「これは健人くんが・・・」
福が振り向いた瞬間、健人は福と唇を重ねた
そして手は福の蕾へと移動した
ボディソープのおかげでスムーズに入っていく
「ああぁ、ちょっと痛いょ・・」
「我慢して、すぐ慣れるから」
健人は福の蕾をゆっくり優しく広げていった
指が2本入るようになり、健人はシャワーヘッドを福の蕾へと押し当てた
「何するの?」
福が不安そうに尋ねる
「この後のために福のお尻の中を綺麗にしないといけないんだ」
健人が蛇口をひねると福の中に水が入ってくる
「ああぁ、入ってる、水が入ってくるよぉ」
健人はシャワーを離した
「今入ってきた水を出して」
「どうやって?」
「ウ○コするみたいに」
福が少し力むと蕾からは濁った水が滴り落ちる
それを繰り返していると、蕾から出てくる水は透明なものになった
「よし綺麗になった、それじゃあ俺の部屋に行くか」
健人は福を抱き、ベッドにおろした
健人もベッドに入ると福がすぐに抱きついてきた
「あったかーい」
健人のお腹にくっついた福の股間は、すでに硬くなっていた
「福、興奮してるね」
「だってぇ、あぁっ」
健人が福のをいじると福は声が漏れる
「俺も」
健人は福の手を取り、自分の股間を触らせた
「あ、おっきい」
福に握られた瞬間、一段と硬さを増した
健人は69の体勢になると福のものを咥えた
「ぁ、気持ちいぃ」
福のものが健人の中でピクピクと動く
福も目の前にある健人のものを握った
「健人くん、皮剥けてるね、それに毛が生えてる」
「うるさいな、別にいいだろ」
福は小さな口で頬張ったり、小さな舌でチロチロと舐めたりした
その動きに合わせて健人のものも脈打っていた
健人は舌を這わせ、蕾を舐めはじめた
「ぁあぁぁ・・・」
蕾を十分に濡らすと健人は位置を変え、福に入れようとした
「痛かったらすぐに言えよ」
健人が腰を進めると半分ほどはすんなり入った
しかし、もう半分は入らないようだ
「大丈夫か?」
「うん、ちょっとキツイだけ」
健人はゆっくりと腰を動かし始めた
「あ、はぁ、気持ちいいよ」
「僕も、嬉しい」
1分ほど腰を動かすと、健人は絶頂を迎えようとしていた
「もうすぐ、イクっ」
健人は腰を動かしながら、福のものの剥けている部分を手で攻めた
「ああっっ、健人くんっ!!」
健人が福の中で果てた時、福のものからも透明な液体が福のお腹に飛び散った
健人は福から抜き、福の隣に倒れこんだ
福は自分の蕾を触り、健人の液体を指ですくった
「何これ?くさーい」
「それは精子っていって、赤ちゃんのもとなんだ」
「え、じゃあ健人くんの赤ちゃんが・・・」
「いや、それはないから」
「分かってるよ」
福は白く汚れた自分の指を愛おしそうに見つめていた
「ねぇ、健人くん、僕健人くんと結婚したい」
「それはだめだよ、だけど俺らの関係は変わらない
それじゃダメかな?」
「そうだね、僕、健人くんとこんなこといっぱいしたい」
「福が嫌になるまで続けてやるよ」
「嫌にならないもん」
福はわざとらしく頬を膨らませた
健人は福を抱きしめた
「もう離さないからな」
福は幸せそうな顔でうなずいていた
END
鳥のさえずりがよく聞こえる季節
福は学年が上がり、新たな友達との出会いが待っていた
「1組かぁ」
福はクラス替えの張り紙を見て教室に向かう
クラスにはこれまで友達だった人も、話したことのない人もたくさんいた
「おはよう」
福は旧クラスの友達の輪に入って話を始めた
「担任だれなのかな?」
「山崎先生はこわいから嫌だな」
「やっぱり大久保先生がいいなぁ」
新学期になるとよくある光景だった
体育館での朝礼、担任発表もおわり生徒は教室に戻っていた
名前順の席では、福の周りには旧クラスの友達はいなかった
少し心細い気もするが、新しい友達が出来ることにワクワクしていた
担任の自己紹介が終わると生徒の自己紹介が始まった
その時、目の前の生徒が振り返り、福の顔をじっと見た
「・・・なに?」
「何でもないよ
ただ福くんと同じクラスになりたかったんだ」
楽しそうに話すその少年は人懐っこい笑顔を浮かべていた
「僕は・・・」
「おい、柴田!お前の番だぞ」
前の少年は担任に呼ばれると起立し自己紹介を始めた
「柴田唯(シバタユイ)です、サッカーが好きです、宜しくお願いします」
席に座ると、福に向かってニカッと歯を見せて笑った
「鈴木福です、僕もサッカーが好きです、一年間宜しくお願いします」
福も唯に向かってニカッと笑った
2人は次の休み時間からずっと一緒に過ごすようになっていた
始業式から2週間が経った
福と唯はすでに親友となり平日は学校で、休日は公園で毎日のように遊んでいた
雨の日の金曜日、2人は土曜日のことを話していた
「あ~ぁ、明日も雨なんだってさ、どうしようか?」
雨の窓際で落ち込みながら唯が話す
「ん~、あ、唯くんの家に行ってみたいな、ゲームもあるんでしょ?」
「福くん来たことなかったもんね、そうしようか!」
2人の話がひと段落したと同時にチャイムが校内に鳴り響く
「もう下校の時間だ」
「それじゃあ、明日1時に来てね」
2人は帰る支度をして一緒に階段を下りて行った
校庭には色とりどりの傘が開き、楽しそうに散っていった
約束の時間、唯は待ち切れず玄関から出てキョロキョロしていた
そこに小さい黄色い傘が近づいてきた
「お待たせ」
「福くん!早く早く」
唯は福を急かして家の中に入った
2人はすぐにゲームを始めたが、やはり2時間程度で飽きてしまった
「やっぱり外で遊べないのはな~」
「何か他に面白いことはないかな~」
2人で悩んでいると唯が何かをひらめいた
「ねえ、お医者さんごっことかどう?」
「え~、女の子みたいじゃん」
「だって他に思いつかないし」
「でも・・・」
「じゃあ、僕がゲームで勝ったらお医者さんごっこね」
「わかったよぉ」
福は渋々条件を吞んだ
結果は、唯の勝ち
「あれはずるいよ!」
「ルールは破ってないもん」
福はがっかりしていたが、唯は跳ねて喜んだ
「最初は福くんがお医者さんね、で、僕が患者さん」
そういうと唯は床に横になった
「もぅ・・・どこが悪いんですか?」
福は諦めて役になりきり始めた
「お腹のあたりが痛いんです」
福は唯のお腹に手を置くと触診のまねをした
「ここですか?」
「もっと下です」
「ここ?」
「もっと下」
そして福の手がいきついたのは、唯の股間だった
福は顔を少し赤らめながら唯の顔を見た
唯はいたずらっぽく笑っていた
「福くんも気になるでしょ?僕は福くんのが気になるなぁ」
確かに同年代の他人のものが気になり始める年頃だろう
福は唯の股間をズボンの上からゆっくりと触った
そこには温かな小さな膨らみがあった
「見てもいいよ」
それを聞いて福は唯のパンツをずらして見た
唯のものは福のものより大きかったが、皮は少し剥けかかっていた
福の鼓動は一気に高鳴った
「も、もういいや」
福はパンツから手を離した
「もういいの?じゃ、交代ね」
唯は起き上がると横になった福の隣に座った
「悪いとこは分かってるから何も言わなくていいからね~」
唯は真っ先に福の股間に手を置いた
「あっ」
唯はゆっくり福の股間を揉む
「んっ、ちょっと、くすぐったいよ」
福は体をよじらせる
唯は福のズボンを無理やり脱がせた
「ちょ、ちょっと!」
「はいはい、患者さんは大人しくしてないと」
唯は福の上半身に馬乗りになり、自分の重さで福の行動を制限した
「かわいいパンツはいてるんだね」
唯はパンツまで脱がし、福のものを露わにした
「僕よりちっちゃいね、それにまだ剥けてない」
唯は福のものを直に揉みはじめた
「あぁっ、んっ、ひゃっ、やめっんっ」
福は他人に初めて触られた感覚に耐えられなかった
「お医者さんの言うことをちゃんと聞いてくれるならどいてあげるよ
それにいいこと教えてあげる」
福は恥ずかしそうに頷いた
唯は福の上から下りた
「じゃあ、消毒するよ」
唯は福の小さいものを口に咥えた
「あ、んんぅ」
「どう?」
「気持ちいい、かも」
それを聞いて唯は舌で責め始めた
「ああんんっ、いいいっっ」
「ほら、もう大きくなったよ」
福が見ると自分のものが今まで見たことないほどに膨張していた
ヒクヒクと動き、唯の唾液で濡れたものは、自分のものとは思えないほどだった
「すごい・・・」
「もっと気持ち良くしてあげるよ」
唯は皮の間に舌を入れ、赤い果実を攻めた
福は声が出ないほどに快感に溺れ、体を痙攣させた
「最後はお薬ですね」
「薬?」
福は息を切らせながら体を起した
「実はね、少しだけだけど出るようになったんだ」
「出るって?もしかして精子?」
福も性教育受けていたため知識はあった
「そう、それがお薬
福くんのも舐めてあげるから、僕のもお願い」
「・・・うん」
2人は69の体制になり、互いのものを口に含んだ
唯のものも膨張していて、福の小さな口には収まりきらなかった
それでも福は唯のものを懸命に舐め続ける
2人の息は次第に荒くなっていった
最初に音をあげたのは唯だった
「福くん、もうっ出るっ!!」
福の口にはまだ未熟な薄い液体が流れ込んだ
「薬なんだから全部飲んでよね」
福は言われたとおり、少しむせながらもすべてを呑み込んだ
「気持ち良かったよ、次は福くんの番ね」
唯はさっきと同じように福を攻めた
「ああっっぅ、ひぃっぅ、んんんあああっ、何か出っ・・・!!」
福の体が大きく跳ねた刹那、福の鈴口から黄色く濁った薄い白濁が溢れた
「ああぁっ、あ、はぁ、・・・」
福の体は終わった後も小さく痙攣していた
「福くんも出たじゃん!」
「初めてこんな感覚・・・」
「ねぇ、嫌だった?」
「・・・嫌、じゃない」
「じゃあ、またやってくれる?」
「うん!」
福が帰るころには雨があがっていた
空には虹がかかっていた
「じゃあまたね」
「次は学校でやる?」
「唯くん、それは危ないよ?」
「それがいいんじゃん、それとももうやりたくないの?」
「・・・やりたい」
「でしょ?じゃまた学校でね」
福は恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに頷いた
そして福は水溜りを蹴りながら楽しそうに家に帰った
END
息を切らせながら山小屋に入ると、雑誌に一直線に向かった
しかし、福は妙な違和感を感じた
雑誌がいつも以上に乱雑に置かれていた
そして、見覚えのない乾いた白い物が床にこびりついていた
「何これ・・・くさっ!!」
鼻を近づけてにおいを嗅いだ福は、大人のにおいに驚きのけぞった
「でもこれ、本で見たことある・・・」
福は興味津津で木の枝でソレをつついた
福の意識がソレに集中していたため、後ろで何が起こっているのか気にならなかった
後ろではあの男が静かに侵入してきていた
口元は何かを呟くようにしていた
そしてポケットからスタンガンらしきものを取り出すと、福に押し付けた
「ああっっ!!」
福は体が痺れ、意識が遠のいていった
「ふふ・・・やっと、やっと」
男は福を大きな袋に入れると担いで山小屋から出た
そして近くの車に乗り込み何処かへと車を走らせた
空からは雨粒がぽつぽつと落ち、アスファルトを黒く染めていく
「・・・・っいたったた・・あれ、ここは?」
目を覚ますと、そこは打ちっぱなしのコンクリートの殺風景な部屋のベッドの上だった
起き上がろうとした時、手と足に冷たい金属がまとわりつき、体の自由を奪っていた
「なにこれ、ちょっと、誰かっ!」
福の声が壁に反響した
光を取り込むための小さな窓には、雨粒が叩きつけている
すると、奥のドアからあの男が姿を現した
「・・・起きた?体痛くない?」
にやけた顔とは似つかわしい言葉だった
「なんで・・何するの・・・」
福の声は少し震えていた
「福くんの好きなことだよ」
「なんで僕の名前・・・」
「そりゃ知ってるよ、有名だもんね
そんな有名な福くんがあの山小屋であんなことしてるなんてね」
福の顔がこわばった
「・・・見てたんですか」
「見てたよ、気持ち良さそうだったね
だから今日は俺が気持ち良くしてあげるからね」
男はゆっくりと福のベッドに近づく
「やだ、やめて、来ないでっ!!」
福が動くたびに金属音が虚しく響く
男はベッドに飛び乗り馬乗りになると、無理やり口づけをした
「んんっ、やっ、んふぅ」
福は体をよじることでしか抵抗できなかったが、それも無駄だった
福の口は男の舌で無理やりこじ開けられ、男の唾液が入ってくる
福の体は抵抗することを諦めて、受け入れるようになっていた
そして福から漏れていた声は快感の声に変っていた
「福くんが気持ちよさそうでよかったよ」
「ぷふぁ・・・もっとぉ」
福は虚ろな目で快楽を求めた
男はベッドのわきに置いてあったハサミを手に取ると福のTシャツを切り裂いた
福の桃色の乳首はピンと盛り上がっていた
男は片方を口で、もう一方を手で弄んだ
「あぁんっっ、はぁっ」
福は初めての快感に溺れていた
福の股間はズボンの上からでもわかるほど盛り上がっていた
福も無意識に腰を動かし始めていた
「福くん腰動いてるよ、そろそろ下の方もやってあげないとね」
Tシャツと同様にハサミで切り刻むと硬くなり天を仰ぐ福のものが露わになった
それはまるで別の生き物のようにピクピクと脈動していた
男自身も下半身を露わにすると69の体勢になった
「気持ち良くしてあげるから、福くんも俺を気持ちよくしてね」
「・・・うん」
福は少し嫌そうにしたが近づけられる男のものに圧倒され
小さな舌で先端を舐めはじめた
「そうそう、気持ちいよ」
男も福のものを咥えると口内で舌を動かして福を攻めたてた
福が快感に浸っていると口内に無理やり男のものがねじ込まれる
そのたびにえづきながらも必死に舌を動かした
しばらくすると男の手が福の蕾へ触れた
「えっ」
「大丈夫、ここも気持ち良くしてあげるからね」
男は自分の唾液を指に絡ませると、福の蕾をほぐし始めた
「んんっ、ふんん・・」
福の口の端から息が漏れる
福の蕾に男の指が2本ほど入るようになると、男は福の足もとにまわった
男のものは福の唾液で艶めかしく光っていた
「一緒に気持ち良くなろうね、力抜いてね」
男が福の蕾に挿入しようとした刹那、福の体には電気が走ったようになった
「ぐっ、ああっ、いっつ・・・」
あまりの痛みに声が出なくなっていた
男のものが根元まで入ると、男は福のものを握った
「動くからね」
男はゆっくり腰を動かし始めた
それと同時に福のものを上下に擦り始めた
「ああっ、いいっ・・」
口の端からは唾液が流れ出している
「あっ、あっ、福くん、気持ちっ、いいよっっ」
男は夢中で腰を動かし続けた
そして男の動きが一層速まった
「イクっ、中に出すよ!!」
「ああああぁぁああっっ」
男は福の中で果て、熱い白濁を流し込んだ
福も同時に果て、男の手を薄い白濁で汚していた
福は激しい快感と疲労感に襲われ、そのまま眠ってしまった
男はその姿を満足げに見ていた
福が気付くと山小屋で寝ていた
着ているものは朝と同じようなものだった
しかし、微妙に柄が違ったり新品になってたりしていた
福も夢だったのかと疑ったが、腰の痛みが現実だったことを訴えていた
そして立ち上がると臀部に違和感を覚えた
おもむろに手で蕾に触れるとヌルっとした感触があった
手を鼻に近づけて臭いを嗅いだ
「くさい・・・」
福は怖い経験をしたと思う半分、あの快感を求めて体が疼いていた
その日福は家に帰るとすぐに風呂に入ってご飯を食べて寝てしまった
その後、福は何度も山小屋に足を運んだが
雑誌もなくなり、男の姿を見ることもなくなってしまった
~ピンポーン~
福の家のチャイムが鳴る
福の顔には期待と緊張の入り混じった表情が浮かぶ
「・・・はーい」
気を取り直して明るい声で玄関に出た
「お待たせ福くん」
待ちきれないと言わんばかりに足踏みをしている男の子がそこに立っていた
背中には赤いリュックが見え隠れする
「ぅ、うん、入って」
福に招かれて男の子は福の家に入った
前日、学校で福は遊びに誘われていた
「福くん、明日あそぼー?」
福はその声にビクッと体を震わせる
「あ、雄介くん、いいけど・・・」
雄介と呼ばれた少年は、顔をほころばせて体を左右に揺らしていた
「やった」
「でも、何するの?」
「明日、家に誰かいる?」
「お父さんはお仕事だし、お母さんは弟妹と一緒に出かけるみたいだし」
雄介は耳打ちをしようと福に近寄った
「家族ごっこ、かな」
それを聞いた途端、福の顔が真っ赤になった
「じゃあ、また明日ね」
雄介はスキップして他の友達の輪の中に消えていった
雄介は家に入ると真っ先に福の部屋に向かった
福はキッチンから飲み物等を用意してから部屋に入った
「ジュース飲みたかったら、飲んでいいからね」
「ありがとー」
福はベッドに座ると雄介のリュックをチラチラと見た
「ねぇ、そのリュックって・・・」
「ん?いつものやつだよ?」
「・・・」
「じゃあやろっか、家族ごっこ」
「・・・ぅん」
福は頬を赤く染めながら頷いた
「福くん、ベッドに寝ておいてね」
福は言われるがままベッドにもぐりこんだ
雄介はリュックからいろいろな道具を取り出すと、興奮したように芝居を始めた
「赤ちゃんの福ちゃ~ん、もうおっきの時間ですよ」
雄介は寝たふりをしている福の掛け布団をはぎ取った
「あれー、福ちゃん、もしかしてー」
「あっ」
雄介は福の股間を鷲掴みにした
「もう福ちゃん、おねしょしちゃったんでちゅねー
拭いてあげるからぬぎぬぎしましょうねー」
雄介はズボンの裾を引っ張りズボンを脱がす
福は恥ずかしそうに顔をそむける
そして雄介は福のブリーフにまで手をかけて脱がした
福のものはこれからされることを期待するように固みを帯びていた
「元気ですねー、今から拭いてあげるからねー」
雄介は濡れティッシュを取り出すと、福の足を持ち上げてお尻から拭きあげた
「あぁ、んん、んふぅ」
雄介の手が蕾やモノに当たるたびに声が漏れ、福のものがピクピクと反応していた
「皮の中も綺麗にしましょうねー」
「えっ、そこはっ・・・」
福は阻止しようと起き上がったが遅かった
雄介は福の皮をむき、濡れティッシュを当てて拭きはじめた
「ああっっ、ぃぁああ、らめぇえっ」
福の体は弓なりに跳ねあがり、快感に耐えていた
「よし、綺麗になった、今からオムツしてあげますからね」
福は体全体で呼吸をするように体を上下させていて、雄介の声は耳に入らなかった
福が正気を取り戻したとき、すでにオムツがつけられていた
「福くん気がついた?ちょっと気持ち良すぎたかな?
ちょっと休憩するけど、まだ家族ごっこ続けるからオムツはずさないでね」
「そんなぁ」
福は自身の情けない恰好に落ち込んだ
少し落ち着くと、福は尿意を感じた
そのまま立ち上がってトイレに行こうとした時、雄介に呼び止められた
「どこ行くの?」
「ちょっとトイレ」
「ダメだよ」
福の顔には焦りの表情が浮かんでいた
「何のためにオムツはいてるの?」
福の予感は当たった
「はい、ベッドに戻って、始めるよ」
雄介は再び家族ごっこを始めた
「福ちゃん、もうおねんねの時間ですよ」
福は促されるままベッドに寝た
雄介はさりげなく下腹部を刺激しながら子守唄を歌っていた
しばらくは福も我慢できていたが、限界が近くなって来た
「雄介くん、もうやめようよ」
福は泣きそうになりながら頼んだ
「赤ちゃんはしゃべれないんだよ」
雄介はその顔を見てさらに興奮したようだった
限界が近いことを察すると、雄介はさらに強く下腹部を押した
「うっ、だめっっ」
しかし、福のダムは決壊した
音が聞こえるほどの放尿で、同時に福の体全体の力が抜けて行った
「あ~あ、ホントにお漏らししちゃったね」
福の目からは涙が溢れていた
「雄介くんのバカっ」
「そんなに怒らないでよ、みんなには秘密にしとくし綺麗にしてあげるし
いつもみたく気持ち良くしてあげるからさ」
その言葉を聞くと、福は少し機嫌を直したようだった
「ふんっ、なら早くしてよ、このオムツ気持ち悪いんだもん」
「わかったわかった」
雄介は福のオムツをはずすと、先ほどよりも優しく濡れティッシュで拭いた
「いっぱい出たね、それにもう固くなってるよ」
「そんな、あぁっ、いわないでぇ」
2人の声は甘いものになっていた
まるで愛し合う恋人のように
福の下半身を綺麗に拭きあげると、雄介は福の上半身も裸にした
そして、雄介も全裸になった
雄介も興奮して固くなっていた
「雄介くんのも大きくなってるね」
福は嬉しそうに雄介のものを眺めた
雄介は福の顔の上に跨り、69の体勢で舐め合った
福の方が感じやすいのか、福は快感に溺れ口が動かなくなっていた
雄介はそれに気付くと立ち上がり、リュックの方へ向かった
雄介はローションをリュックから取り出すと福の股間に垂らした
「ひあっ、冷たいっ」
「このローション、ネットで買ったんだ
で、今からすることは公園にあった本に書いてあったんだ」
「それ大丈夫なの?」
「うん、2人とも気持ち良くなれるんだって」
雄介は福の上に股間をくっつけるように乗った
そして深いキスをしながら腰を動かした
「んんんっ、んっんん」
口がふさがれてるため声は出ないようだが、目が虚ろになっている
「んぷぁ、ね、気持ちいでしょ?」
福はただ頷くだけだった
雄介は再び腰を動かし始めた
これは雄介にも快感を与えるものだったらしく、腰の動きが徐々に早くなっていく
「あぁ、ああ、気持ちいいよ福くんっ!!」
「僕もだよ、雄介くんっ!!」
「あぁっ、出るっ、でちゃうぅっ」
2人は同時に果てた
互いの体は快感に震え、相手から伝わる振動までもが快感を与えた
2人は落ち着くとローションを落とすために一緒に風呂に入った
風呂からあがると、雄介は帰り支度をした
「もう帰っちゃうの?」
「もう暗くなってきたからね」
福は急にさみしくなり、後ろから雄介に抱きついた
「また、できるよね?」
「まったく、ホントに赤ちゃんみたいだね、福ちゃんは」
「福ちゃんって呼ばないでよっ」
「2人の時だけだからいいでしょ」
「・・・うん」
帰る間際、雄介は福に軽くキスをした
そして福の耳元で囁く
「今度はもっと気持ちいいことしようね」
その言葉を残して雄介は帰って行った
福の頭には雄介の言葉が響き、福の体は再び熱くなった
服の内容
福と唯共通:洋服、ズボン、下着×2
ある土曜日の昼下がり
福の部屋では2人がある話で盛り上がっていた
「ねーねー、やってみようよ」
福の友人、唯が異様なテンションになっていた
「えー、恥ずかしいよぉ」
福は少し内股になりながらもじもじしている
唯は福に野球拳の話をしていた
どうやらテレビでやっていたのを見て試したくなったようだ
「お願い!」
唯は顔の前で手を合わせた
仲のいい唯の頼みに福は少し困ったように顔をしかめた
「・・・わかったよ、でも少しだけだからね」
唯は小さくガッツポーズをすると素早く立ちあがった
「じゃあ始めるよ!最初はグー・・・」
数分後、福が二連勝して唯だけが下着姿になっていた
「なんで勝てないの・・・」
「へへ、今日は運がいいのかな」
ここまで一方的な展開になるとは思っていなかったのだろう、唯の顔に焦りがうかがえる
「・・・さて、そろそろ」
唯は自分の身が危ないと思ったのか中止を提案しようとした
「最後までちゃんとやらなきゃだめだよ」
福は機嫌が良くなったのか続行しようとした
福の中にはある欲望が湧きはじめていた
(唯くんの裸が見てみたい・・・)
「いくよー、最初はグー、じゃんけんポン!」
唯がやる気なく出したのはチョキ、福は・・・
「まだ一枚だけだし」
パーを出した福が洋服を脱ぐと、キャラクターの下着が現れた
「次行くよー、じゃんけんポン!」
唯はグー、福はチョキ、福の二敗目
福はズボンを脱ぎ、キャラブリを唯の前にさらした
「福くんかわいいの穿いてるね」
「うるさいなぁ、まだまだ!じゃんけんポン」
今度は唯が負け、上半身全裸になった
福は唯の裸を見て、心臓が徐々に高鳴っていく
「もう負けられないじゃん」
「今度で終わりにしてやるぞ!じゃんけんポン」
唯はパー、福は・・・グー
「あっ、あと一回あるし」
福は少し焦ったように言いながら、上半身裸になった
「あれ、福くんのパンツ・・」
唯があることに気付く
福も自分の股間に目を移す
そこには異様な形に膨らんだ生地があった
「もしかして福くん、興奮してるの?」
唯が茶化すように言うと、福は股間を手で押さえた
「そ、そんなんじゃないよっ」
「ふーん、まあいいや、じゃんけんポン」
福は力を込めてグーを出した
唯は手を開いていた
福の負け
「うそ・・・」
「勝ったー!!はい、福くん早く脱いで」
「ちょっ、ちょっと待ってよ」
福はどうにかして逃げ出そうとしたが唯が逃がさなかった
「福くんが脱がないなら、僕が脱がしてあげるよ」
唯が福の前に膝をついてパンツに手を掛ける
「それっ」
唯が勢いよくパンツを下げると、天を仰ぐほど硬くなった福のものが現れた
「わぁ、すごい」
唯は福のものを鼻息のかかるほどの距離でまじまじと見ていた
「そんなに、見ないで・・・」
福は腰を引いて少しでも見えない様にしたが、唯にお尻を掴まれたため阻まれた
「もういいでしょ、パンツ穿かせて」
「待って、やってみたいことがあるの、それだけやらせて」
そういうと唯はいきなり福のものを咥えた
「えっ、ちょっと!唯くん何をっ・・・あぁぁんっ」
唯は一心不乱に口の中で舌を動かすと、福は体をよじる
福の息は荒くなり腰が勝手に動きはじめていた
「福くん気持ちよさそうだね、もっと気持ち良くしてあげるから」
唯は顔を前後に動かして、舌をさらに動かした
「ああっ、唯っ、だ、だめぇぇえええ!!」
福の腰が一瞬浮き、体が小刻みに震える
唯の口の中では、福のものから黄色い液体がじわじわと溢れだした
唯はそれを飲み干すと、口を離した
「大丈夫?」
「はぁ、はぁ・・・ぅん、なんかすごい疲れてる・・・」
福は気だるくなった体を起こした
「福くんが気持ち良くなってくれてよかった」
唯は満面の笑みを浮かべる
「どうしてこんなことを?」
「本とか、インターネットとかで見たの
あとおじさんにも教えてもらったんだ」
「おじさん?」
「うん、いつか福くんにも紹介するね」
「う、うん・・・」
「今度やるときは、僕のことも気持ち良くしてね」
主要人物
○中島健人(中2)剣道部
○鈴木福(小3)
○西村海人(中1)剣道部
<いつもと変わらない朝>
朝日が顔に当たる、耳元では目覚まし時計がけたたましく鳴っている
健人は目覚ましを止め、ベッドからむくりと起き上がる
「ふぁ~、ねみぃ」
自分の部屋から出るとコーヒーの匂いが漂ってくる
リビングに入ると、テーブルの上には朝食が準備してあった
「おはよう、早く朝ごはん済ませちゃって」
母親が健人の弁当をつめながら急かす
「いただきます」
テレビを見ながら朝食を手早く済ませる
そして、歯磨きなどやることを終え部屋に戻る
机の上に準備手置いた教科書をバッグに投げ込み、制服に着替える
中学に入ってから約一年、この生活リズムにも慣れてきた
「いってきまーす」
玄関から出ると、庭にいた小鳥が2,3羽飛んでいく
それを見ていると、隣の家から声がかかる
「健人くーん、あとちょっと待ってくれるかな?」
隣に住んでいる福の母親だ
「分かりました」
健人はいつも福と一緒に途中まで通学している
1分ほど待つと、隣の玄関から勢いよく福が飛び出してきた
「健人くん、ごめーん」
「最近お前寝坊気味だな」
福は照れ笑いを浮かべている
小学校は中学校へ行く道の途中にある
だから福はこんなに早く家を出る必要はない
しかし健人が中学生になってから、福は健人と同じ時間に通学している
「お前はもっと遅くに出ても間に合うだろ」
「健人くんと歩きたいんだもん」
福は健人の右腕をしっかりと掴む
「小3なんだから、ベタベタするのやめろよな」
そう毒づきながらいつものように家を出た
中島家と鈴木家は母親同士が元々知り合いだったらしい
そのため家族間の交流が頻繁だった
福が泊まりに来たり、健人が泊まりに行ったり
2人とも小学生の時は健人が兄のように福の世話を見たり
それが当たり前のようになっていた
<いつもと変わらないはずの夜>
健人は部活を終え、ヘトヘトになって家に帰ってきた
部屋に荷物を置き、先に風呂に入ろうと支度をした
その時机の上で携帯が鳴った、福からのメールだった
『今から健人くんの部屋に行っていい?』
部屋に行く=泊まる、ということだ
『晩飯食べてからな』
健人は返信をすると急いで風呂に入った
理由は、福と風呂に入りたくないからだ
健人に性徴が訪れていたのだ
皮も徐々に剥けはじめ、毛も生え出している
羞恥が芽生え始め福に見られたくないのだ
小学校の頃は気にすることなく一緒に入っていたのに
そして理由はもう一つ
健人が福に対して許されない感情を抱きはじめたからだ
弟のような存在だったのが、恋愛の対象になってきている
今度福の裸を見たとき、自分自身を抑えられるか不安だったのだ
約束通り晩飯を終え、8時ごろに福がやってきた
「お邪魔しまーす」
福は我が家同然に振舞い、くつろぐ
いつもと変わらないようだが、健人には違和感があった
福が泊まりたいと言うときは、健人に話したいことがあるか
もしくは嫌なことがあった、と健人に泣きついてくる時だ
しかし今日は違う
特に何かを話すでもなく、泣きついてくるでもない
ただただ勉強をしている健人に寄り添ってマンガを読んでいる
携帯が鳴る、福の母親からのメールだった
『明日は休みだから、帰す時間はいつでもいいから
今日も福を宜しくね』
福の母親は、何も変わらない様子だった
気付けば時計は10時を指している
福は健人にもたれかかりながら、寝ていた
健人も勉強を終わらせ福を抱き上げる
「重くなったな、もうすぐこんなこともできなくなるな」
福をベッドの真ん中に寝かせると、予備の布団を押し入れから出す
そしてベッドの隣に敷いて寝ようとした
しかし健人は寝ることができなかった
寝ている福の目から涙が流れていた
初めて見る涙だった
福は駄々をこねたり、怒ったり、いじけたりして泣くことは間間あった
しかしこんな静かに泣いているのは初めてだった
健人は福の涙を拭い、騒ぐ胸を落ち着かせて布団にもぐりこんだ
<涙のワケ>
翌朝、健人が目覚めると隣には福がいた
どうやら夜中に起きて布団に入ってきたようだ
福を起さない様に布団からゆっくりと抜け出す
「ん・・ぁれ、もう朝?」
福も寝ぼけながら起きてきた
「起しちゃったね、ごめん、朝飯食うぞ」
2人はリビングで朝食を食べると、また健人の部屋に戻った
福は相変わらずマンガを読みあさっている
「福、今回は何があった?」
福のページをめくる手がピタっと止まる
「なにかあったからこっちに来たんだろ?」
振り返った福の目は、子犬のように潤んでいた
「え、ちょ、おい」
健人はいきなりのことに焦った
福は健人の胸に飛び込みそこで静かに泣いていた
健人にはどうすることもできず、ただ福の頭を撫でることしかできなかった
数分後、福が落ち着いたころを見計らって再び理由を尋ねた
「僕たち、結婚できないの?」
福の言ってることを理解するのに数秒を要した
「ぷっ・・・何だそれっ、出来ないに決まってるだろ」
健人は笑いをこらえながら答えた
「だって結婚って、好きな人同士でするんでしょ?」
福は至って真面目なようだ
「いいか、結婚は男と女じゃないと出来ないんだ」
「そうなんだ・・・」
福も理解はしていたのだろう、だが認めたくなかったのだろうか
「でも、その福の気持ちはすごく嬉しいし、俺も福のこと大好きだよ」
福の純粋な気持ちが健人にはすごく嬉しかった
福も少しすっきりしたような表情だった
「男の子と男の子じゃエッチ出来ないもんね」
「ぉおおお前、何言ってんだよ」
「じゃあ、僕帰るね」
健人がしどろもどろになってる間に、福は帰って行った
健人は部屋に一人になるとベッドに寝転んだ
「男同士でも出来るんだけどなぁ
でも、教えたら・・・」
関係が崩れてしまうかもしれない、健人はそう思い踏みとどまった
<雨>
「いってきまーす」
傘を広げて玄関を出ると、そこには珍しく福が待っていた
「おはよっ、早く行こ」
あれから数日、福は何事もなかったかのようだった
雨の日はさすがに福も手は握って来ない
福はなにかウキウキしているように見えた
「福、今日何かあるのか?楽しそうだけど」
「あのねー、いいこと教えてもらうんだ
でも誰かに言ったら教えてもらえないから内緒っ」
そういうと福はスキップしながら小学校へ入って行った
「なんだ、あいつ・・・」
健人は何か寂しい気持ちに襲われながら歩いた
すると後ろから健人を呼ぶ声がする
「中島せんぱーい」
剣道部の後輩の西村だった
西村もなぜかスキップしている
「海人もかよ・・・」
「え、何がですか?」
「いや、何でもない」
「聞いてくださいよー、今日ビックイベントがあるんスよ」
「はいはい」
健人はめんどくさそうに足早に歩いた
西村は男好きだという噂があったため、出来るだけ絡まない様にしていた
「ちょっと、聞いてくださいよー」
西村は健人に置いてきぼりにされた
「・・・聞いといた方がいいのに・・」
その日の夕方、福の母親から電話が来た
「福がそっちに行ってない?まだ帰って来ないんだけど
電話しても出ないし」
「いえ、来てませんよ」
朝の福の様子が気になった
「俺、探してみます」
健人は傘を手に玄関から飛び出した
その時、携帯が鳴る、画面には福の名前、急いで出る
「福何してるんだ、お母さんが心配して・・」
「たすけてっ!!」
「は?」
その後の声は向こう側の騒音で聞き取れなかった
電話はすでに切れている
確かに福の声だった
「何だよ、何だったんだよ・・・」
朝の記憶がフラッシュバックする
『いいこと教えてもらうんだ』『ビックイベントがあるんスよ』
(嫌な予感がする・・・そういえばこの前福と西村が話してるのを見たような・・
西村の噂が本当なら・・・福の悩み・・・!!!)
健人は傘をささずに走りだした
(あの電話越しの音、電車の音だ)
線路沿いを走ると、一か所だけ気になるところがあった
公園の公衆トイレ、センサーになっているから人がいなければ明りはつかない
車いす専用の個室がぼんやりと光っている
急いで近づき耳をすませる
中からはカシャという電子音が連続する、そして小さくすすり泣く声
健人が福の声を間違えるはずはなかった
ある程度の状況が推測できた健人は、ドアを蹴り飛ばした
中には携帯を手に驚いている西村と、全裸の福がいた
「海人、てめぇ何やってんだ」
健人の傘を持つ手がわなわなと震える
「中島先輩、早かったですね、そんなに怒らないでくださいよ
僕はただこの子に男同士でも出来ることを教えてあげてただけですよ
この子が先輩のことが好きなのは、分かり切っていたし
声をかけたら付いて来たんですよ」
「許さねぇ!!」
「おっと近づかないでください、この写真をネットにばらまきますよ」
西村が見せた画面は、福の全裸の画像だった
「僕もこんなことしたくないんで、大人しく・・・」
西村が言い終わる前に、健人が傘を振りぬき携帯はトイレの壁に叩きつけられていた
「え・・・」
「これ以上は何もしない、その代りこのことはしゃべるな」
健人のものすごい剣幕に圧倒されて西村は逃げ出した
福は床に座り込んだ
「福!大丈夫か!」
「ぅん、ごめんね心配かけて」
福は顔に作り笑いを浮かべた
健人は福に服を着せ、おぶって歩きはじめた
福の早い鼓動と温かさが健人に伝わる
福にも健人の温かさが伝わったのだろう
緊張の糸が切れ、健人の背中で泣いた
健人は歩きながら福の母親にメールをした
『福、見つかりました、公園で遊んでました
今日はうちに泊まりたいらしいので、うちに泊めます』
すぐに母親から承諾のメールが届いた
<禁断の領域>
家に着くと福を風呂に連れて行った
「とりあえず風呂に入れ、雨で濡れただろうし」
健人がタオルを取りに行こうとすると、福が健人の腕を掴んだ
福の気持ちはすぐに分かった
「一緒に入ろうな、タオル取ってくるから」
そういうと福は腕を離した
健人が戻ってきても、福は立ち尽くすままだった
健人は福の服を一枚ずつ脱がせた
そして健人も服を全部脱ぎ風呂に入った
福の体を洗っていると、福が独り言のように話し出した
「あの人が言ってたこと嘘だったんだね
健人くんとエッチができると思ったのに」
「福、それ本気だったのか」
福はこくりと頷く
「あのな、あいつの言ってたことは嘘じゃないんだ
男同士でもできる、けど福に教えたくなかったんだ
それを教えたら、もう福と楽しく過ごせなくなるんじゃないかって不安だったんだ」
「そんなことないよ、僕、健人くんとやってみたい」
その一言が健人の理性をかき消した
健人は泡だらけの福の体を、素手で撫で始めた
「健人くん、くすぐったいよ、あっ、んん」
健人の手が福の胸の突起に触れるたび、変な声が漏れる
そして福のものを握り、手を軽く上下に動かした時、福の体が震えた
「はぁぁあっ、そこっ」
「ここは綺麗にしておかないと続きができないから、我慢して」
健人は福の皮を剥き、そこも素手で洗いはじめた
「あああっっっ、やっ、あぁぁぁ」
福のものが硬くなり、ビクンと跳ねると同時に黄色い液体が流れ出した
「福はまだお漏らしするのか?」
「これは健人くんが・・・」
福が振り向いた瞬間、健人は福と唇を重ねた
そして手は福の蕾へと移動した
ボディソープのおかげでスムーズに入っていく
「ああぁ、ちょっと痛いょ・・」
「我慢して、すぐ慣れるから」
健人は福の蕾をゆっくり優しく広げていった
指が2本入るようになり、健人はシャワーヘッドを福の蕾へと押し当てた
「何するの?」
福が不安そうに尋ねる
「この後のために福のお尻の中を綺麗にしないといけないんだ」
健人が蛇口をひねると福の中に水が入ってくる
「ああぁ、入ってる、水が入ってくるよぉ」
健人はシャワーを離した
「今入ってきた水を出して」
「どうやって?」
「ウ○コするみたいに」
福が少し力むと蕾からは濁った水が滴り落ちる
それを繰り返していると、蕾から出てくる水は透明なものになった
「よし綺麗になった、それじゃあ俺の部屋に行くか」
健人は福を抱き、ベッドにおろした
健人もベッドに入ると福がすぐに抱きついてきた
「あったかーい」
健人のお腹にくっついた福の股間は、すでに硬くなっていた
「福、興奮してるね」
「だってぇ、あぁっ」
健人が福のをいじると福は声が漏れる
「俺も」
健人は福の手を取り、自分の股間を触らせた
「あ、おっきい」
福に握られた瞬間、一段と硬さを増した
健人は69の体勢になると福のものを咥えた
「ぁ、気持ちいぃ」
福のものが健人の中でピクピクと動く
福も目の前にある健人のものを握った
「健人くん、皮剥けてるね、それに毛が生えてる」
「うるさいな、別にいいだろ」
福は小さな口で頬張ったり、小さな舌でチロチロと舐めたりした
その動きに合わせて健人のものも脈打っていた
健人は舌を這わせ、蕾を舐めはじめた
「ぁあぁぁ・・・」
蕾を十分に濡らすと健人は位置を変え、福に入れようとした
「痛かったらすぐに言えよ」
健人が腰を進めると半分ほどはすんなり入った
しかし、もう半分は入らないようだ
「大丈夫か?」
「うん、ちょっとキツイだけ」
健人はゆっくりと腰を動かし始めた
「あ、はぁ、気持ちいいよ」
「僕も、嬉しい」
1分ほど腰を動かすと、健人は絶頂を迎えようとしていた
「もうすぐ、イクっ」
健人は腰を動かしながら、福のものの剥けている部分を手で攻めた
「ああっっ、健人くんっ!!」
健人が福の中で果てた時、福のものからも透明な液体が福のお腹に飛び散った
健人は福から抜き、福の隣に倒れこんだ
福は自分の蕾を触り、健人の液体を指ですくった
「何これ?くさーい」
「それは精子っていって、赤ちゃんのもとなんだ」
「え、じゃあ健人くんの赤ちゃんが・・・」
「いや、それはないから」
「分かってるよ」
福は白く汚れた自分の指を愛おしそうに見つめていた
「ねぇ、健人くん、僕健人くんと結婚したい」
「それはだめだよ、だけど俺らの関係は変わらない
それじゃダメかな?」
「そうだね、僕、健人くんとこんなこといっぱいしたい」
「福が嫌になるまで続けてやるよ」
「嫌にならないもん」
福はわざとらしく頬を膨らませた
健人は福を抱きしめた
「もう離さないからな」
福は幸せそうな顔でうなずいていた
END
鳥のさえずりがよく聞こえる季節
福は学年が上がり、新たな友達との出会いが待っていた
「1組かぁ」
福はクラス替えの張り紙を見て教室に向かう
クラスにはこれまで友達だった人も、話したことのない人もたくさんいた
「おはよう」
福は旧クラスの友達の輪に入って話を始めた
「担任だれなのかな?」
「山崎先生はこわいから嫌だな」
「やっぱり大久保先生がいいなぁ」
新学期になるとよくある光景だった
体育館での朝礼、担任発表もおわり生徒は教室に戻っていた
名前順の席では、福の周りには旧クラスの友達はいなかった
少し心細い気もするが、新しい友達が出来ることにワクワクしていた
担任の自己紹介が終わると生徒の自己紹介が始まった
その時、目の前の生徒が振り返り、福の顔をじっと見た
「・・・なに?」
「何でもないよ
ただ福くんと同じクラスになりたかったんだ」
楽しそうに話すその少年は人懐っこい笑顔を浮かべていた
「僕は・・・」
「おい、柴田!お前の番だぞ」
前の少年は担任に呼ばれると起立し自己紹介を始めた
「柴田唯(シバタユイ)です、サッカーが好きです、宜しくお願いします」
席に座ると、福に向かってニカッと歯を見せて笑った
「鈴木福です、僕もサッカーが好きです、一年間宜しくお願いします」
福も唯に向かってニカッと笑った
2人は次の休み時間からずっと一緒に過ごすようになっていた
始業式から2週間が経った
福と唯はすでに親友となり平日は学校で、休日は公園で毎日のように遊んでいた
雨の日の金曜日、2人は土曜日のことを話していた
「あ~ぁ、明日も雨なんだってさ、どうしようか?」
雨の窓際で落ち込みながら唯が話す
「ん~、あ、唯くんの家に行ってみたいな、ゲームもあるんでしょ?」
「福くん来たことなかったもんね、そうしようか!」
2人の話がひと段落したと同時にチャイムが校内に鳴り響く
「もう下校の時間だ」
「それじゃあ、明日1時に来てね」
2人は帰る支度をして一緒に階段を下りて行った
校庭には色とりどりの傘が開き、楽しそうに散っていった
約束の時間、唯は待ち切れず玄関から出てキョロキョロしていた
そこに小さい黄色い傘が近づいてきた
「お待たせ」
「福くん!早く早く」
唯は福を急かして家の中に入った
2人はすぐにゲームを始めたが、やはり2時間程度で飽きてしまった
「やっぱり外で遊べないのはな~」
「何か他に面白いことはないかな~」
2人で悩んでいると唯が何かをひらめいた
「ねえ、お医者さんごっことかどう?」
「え~、女の子みたいじゃん」
「だって他に思いつかないし」
「でも・・・」
「じゃあ、僕がゲームで勝ったらお医者さんごっこね」
「わかったよぉ」
福は渋々条件を吞んだ
結果は、唯の勝ち
「あれはずるいよ!」
「ルールは破ってないもん」
福はがっかりしていたが、唯は跳ねて喜んだ
「最初は福くんがお医者さんね、で、僕が患者さん」
そういうと唯は床に横になった
「もぅ・・・どこが悪いんですか?」
福は諦めて役になりきり始めた
「お腹のあたりが痛いんです」
福は唯のお腹に手を置くと触診のまねをした
「ここですか?」
「もっと下です」
「ここ?」
「もっと下」
そして福の手がいきついたのは、唯の股間だった
福は顔を少し赤らめながら唯の顔を見た
唯はいたずらっぽく笑っていた
「福くんも気になるでしょ?僕は福くんのが気になるなぁ」
確かに同年代の他人のものが気になり始める年頃だろう
福は唯の股間をズボンの上からゆっくりと触った
そこには温かな小さな膨らみがあった
「見てもいいよ」
それを聞いて福は唯のパンツをずらして見た
唯のものは福のものより大きかったが、皮は少し剥けかかっていた
福の鼓動は一気に高鳴った
「も、もういいや」
福はパンツから手を離した
「もういいの?じゃ、交代ね」
唯は起き上がると横になった福の隣に座った
「悪いとこは分かってるから何も言わなくていいからね~」
唯は真っ先に福の股間に手を置いた
「あっ」
唯はゆっくり福の股間を揉む
「んっ、ちょっと、くすぐったいよ」
福は体をよじらせる
唯は福のズボンを無理やり脱がせた
「ちょ、ちょっと!」
「はいはい、患者さんは大人しくしてないと」
唯は福の上半身に馬乗りになり、自分の重さで福の行動を制限した
「かわいいパンツはいてるんだね」
唯はパンツまで脱がし、福のものを露わにした
「僕よりちっちゃいね、それにまだ剥けてない」
唯は福のものを直に揉みはじめた
「あぁっ、んっ、ひゃっ、やめっんっ」
福は他人に初めて触られた感覚に耐えられなかった
「お医者さんの言うことをちゃんと聞いてくれるならどいてあげるよ
それにいいこと教えてあげる」
福は恥ずかしそうに頷いた
唯は福の上から下りた
「じゃあ、消毒するよ」
唯は福の小さいものを口に咥えた
「あ、んんぅ」
「どう?」
「気持ちいい、かも」
それを聞いて唯は舌で責め始めた
「ああんんっ、いいいっっ」
「ほら、もう大きくなったよ」
福が見ると自分のものが今まで見たことないほどに膨張していた
ヒクヒクと動き、唯の唾液で濡れたものは、自分のものとは思えないほどだった
「すごい・・・」
「もっと気持ち良くしてあげるよ」
唯は皮の間に舌を入れ、赤い果実を攻めた
福は声が出ないほどに快感に溺れ、体を痙攣させた
「最後はお薬ですね」
「薬?」
福は息を切らせながら体を起した
「実はね、少しだけだけど出るようになったんだ」
「出るって?もしかして精子?」
福も性教育受けていたため知識はあった
「そう、それがお薬
福くんのも舐めてあげるから、僕のもお願い」
「・・・うん」
2人は69の体制になり、互いのものを口に含んだ
唯のものも膨張していて、福の小さな口には収まりきらなかった
それでも福は唯のものを懸命に舐め続ける
2人の息は次第に荒くなっていった
最初に音をあげたのは唯だった
「福くん、もうっ出るっ!!」
福の口にはまだ未熟な薄い液体が流れ込んだ
「薬なんだから全部飲んでよね」
福は言われたとおり、少しむせながらもすべてを呑み込んだ
「気持ち良かったよ、次は福くんの番ね」
唯はさっきと同じように福を攻めた
「ああっっぅ、ひぃっぅ、んんんあああっ、何か出っ・・・!!」
福の体が大きく跳ねた刹那、福の鈴口から黄色く濁った薄い白濁が溢れた
「ああぁっ、あ、はぁ、・・・」
福の体は終わった後も小さく痙攣していた
「福くんも出たじゃん!」
「初めてこんな感覚・・・」
「ねぇ、嫌だった?」
「・・・嫌、じゃない」
「じゃあ、またやってくれる?」
「うん!」
福が帰るころには雨があがっていた
空には虹がかかっていた
「じゃあまたね」
「次は学校でやる?」
「唯くん、それは危ないよ?」
「それがいいんじゃん、それとももうやりたくないの?」
「・・・やりたい」
「でしょ?じゃまた学校でね」
福は恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに頷いた
そして福は水溜りを蹴りながら楽しそうに家に帰った
END
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