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  • 2016⁄04⁄22(Fri)
  • 01:48

出会いと別れ

3月、世間では出会いと別れの季節と言われる
ここにも別れに悩む少年が一人・・・


「もう、3月になっちゃったんだ・・」
柔らかな朝日の中、カレンダーを見ながら小さくため息をつく少年
4年生の福は、隣に住む中学3年生の桜井優(サクライユウ)を兄のように慕っていた
「福〜、早く行かないと遅刻するわよ」
リビングから母の声
「わかってるよ〜」
重い足取りで玄関を出るとそこには人影が一つ
「福!遅い!置いていくところだったぞ!」
桜井優はわざとらしく頬を膨らませていた
「ごめん、行こっ」
福は精一杯の明るい顔を優に向けた

福の小学校は、優の中学校までの道の途中にある
優は高校受験を無事に終え、少し離れた高校に行くことが決まっていた
つまり、今のように一緒に登校するのは残りわずかになった

「福ももうすぐ5年生だな、昔はこーんなにちっちゃかったのになぁ」
「そんなにちっちゃくなかったもん」
優の大げさな振る舞いに、福はすかさずつっこむ
今までとなんら変わらないやりとり
しかし、それももうすぐ終わる
福の心は今までにないくらいに締め付けられていた
「・・・優くんも高校生なんだね」
「そうなんだよなー、めっちゃ楽しみ」
優は軽くスキップをし始めた
3月とはいえ、冷たい風が2人の間を駆け抜けた
「・・・じゃあ、僕行くね」
福は小学校に着くとトボトボと校門をくぐって行った
「福・・・?」
優は福の態度に疑問を抱きながらも中学校へと向かった
福が教室に入ると、一部の男子がある話で盛り上がっていた
「どうしたの?」
「今心理テストやってるんだよ」
それは紙に自分の名前を中心に書き、前後左右斜めの8つの枠に他の人の名前を書くものだった
福も周りの楽しげな空気にあわせて書いた
そしてみんなが書き終わると一人が説明し始めた
「前は尊敬してる人で〜、右斜め前が嫌いな人(笑)」
周りが笑いに包まれる
説明が進んでいくと最後の一枠になった
「左は・・・好きな人っ!!」
他の生徒は隣の人が何を書いたのかを覗いたり笑ったり・・・
しかし福の顔はこれ以上ないくらいに赤くなっていた
「どうしたの福くん?もしかして当ってた?」
「えっ、違うよ!!」
福は見られまいと紙を破いた
福が左隣に書いた名前は「桜井優」
福は一日中、そのことが頭から離れなかった
学校が終わり通学路を歩いていると、不意に背後から呼ばれた気がした
振り返るとそこには優がいた
「福〜、一緒帰ろうぜ」
「優君!?もう学校終わったの?」
「あぁ、あとは卒業式だけだからな」
「・・・そっか」
‘‘卒業式‘‘という単語を聞いて福は俯いた
しかし理由はそれだけではなかった
朝のことを思い出し、恥ずかしくて優の顔を見れなかった
「あ〜っ、分かった!福は俺が高校に行くから寂しいんだろ〜
 そんなに俺のことが好きなのか〜、男のくせに〜」
一瞬、福と優の間の温度が下がった気がした
福は優の目をじっと見た、今にも涙が零れそうな目で
「僕が優君のこと好きだったらダメなの!?
 男の子が男の子を好きになったら悪いの!?」
福は優を置いて走って帰って行った
優は福の背中を見て立ち尽くすしかできなかった
翌朝、福が学校に行く時にはすでに優はいなかった
福は昨日の振る舞いを後悔した
いつもの通学路を一人で歩いていく
いつもは隣にいるはずの人はいない
そしてもうすぐそれが当たり前になってしまう
福はその日周りの人から話しかけられても、なぜか胸から孤独感が離れなかった
福が家に帰ると母親が荷造りをしていた
「どうしたの?」
「親戚のおじさんが倒れたみたいなの、だから行かないと
 朝には戻ってくるわ、それまでのことは優君の家に頼んであるから」
そういうと母親は急いで家を出た
福は思考が停止したようにその場に立ち尽くした
気がつくとチャイムが鳴っていた
扉を開けるとそこには優が立っていた
「・・・おぅ、晩飯持ってきた・・・」
「・・・うん」
2人の間に違和感のある空気が流れる
「福、どうすんの?俺んち泊まるか?」
「・・・ううん、こっちにいる」
「そうか・・・」
優はそれだけ聞くと去ってしまった
素直になれない自分に腹が立つ
優が持ってきた晩御飯を手にいつの間にか泣いていた
すると勢いよく扉が開いた
「ばーか、小学生のお前を家に一人に出来るわけないだろ
 今日は俺がこっちに泊まるぞ!」
急いで持ってきたであろう目茶苦茶な衣服が優の小脇に挟まれていた
「・・・優君もまだ中学生じゃん」
優の勢いに押されて福も笑っていた
2人はテレビを見ながら晩御飯を食べていると、優の母親がやってきた
「大丈夫そうね、何かあったらすぐにこっちに来るのよ」
それだけ伝えると戻って行った
「あ、お風呂はいらないと」
テレビに夢中になっていたが、時計を見た福が声をあげた
「おし、じゃあ一緒に入るか?」
何気なく言った優の言葉で、福の鼓動が高鳴った
脱衣所に行くと優はサッサと服を脱ぐと浴室に入って行った
その時福の目には、優のものが映っていた
そのせいで福のも膨張が始まった
福が浴室に入ると、優は既に頭を洗い終わり体を洗いはじめていた
「福〜、俺の背中流してくれよ」
福は手渡されたあかすりで優の大きな背中をゴシゴシと洗った
「あぁ〜、気持ちいい、ありがとな」
シャワーで泡を洗い流すと、優は福の後ろにまわった
「福は俺が洗ってあげるからな」
福は無言で頷いた

優はシャンプーを手に出し、福の頭を洗いはじめた
「・・・福が俺のこと好きって思っててくれて嬉しかった」
福はビクッとしたが優の顔は見れなかった
「俺もまだ子供だからさ、あの時恥ずかしくて気持ち伝えられなかった」
優は福の頭の泡を流すと、福を後ろから抱き締めた
「好きだよ、福、冗談なんかじゃない、本気だよ」
福の耳は真っ赤になった
「だから福のこと全部知りたい、もちろん、ここのことも」
優の手は福の股間を握っていた
福はいきなりのことに声が出なかった
「福が嫌じゃなかったら・・・」
福は振り返って優の目を見た
「嫌じゃないよ」
「やった、じゃあ福、覚悟しろよ〜」
優のさっきの甘い雰囲気が嘘のように、いつものテンションに戻ってしまった
「優君、雰囲気台無し・・・」
福は浴室のタイルの上に足を広げて転がっていた
「いや〜、大きくなったね、いろんな意味で(笑)」
福は今までないくらいに大きくなっていた
「もぅ、大きくなってるのは優君もでしょ
 それに毛も生えてるし」
福は自分にはない優の黒い毛を眺めた
「そんなに見るなよ」
優は照れながらも手を動かし始めた
「あっ、なんか・・」
福は初めての感覚に下半身が痺れたように感じた
「まだ皮被ったままなんだな、剥けるかな」
優は福の皮をゆっくりとめくった
福には痛がる様子はなかった
「じゃぁ、これも大丈夫かな」
優は、露わにあなった福の赤い果実を口に含み舌を動かした
「あっ、いっ・・・んんんんぁ」
今まで隠れていた部分を舐められた福は、腰をガクガクと震えさせた
「だめぇ、おかしくなっちゃう・・」
「わかったよ、少し休憩な」
福は起き上がると、優のはちきれんばかりのものを咥えた
「お返ししてあげる」
「ちょっ、福っ・・・」
福は小さな口で一生懸命に優を気持ち良くしようとした
「待って、福、離して・・・やばいって」
福が口を離した瞬間、優は白濁した体液を放出した
それは大半が福の顔にかかってしまった
「何これ・・・臭いし苦い・・」
「ごめん福、これは・・・」
優は福に説明した
「よかった、気持ち良かったってことだもんね」
福は顔を洗いながら微笑んだ
それを見た優は、再び硬くなっていた
「福、もっとしていいかな」
「うん、優君ならいいよ」優はコンディショナーを取り、福の蕾をほぐし始めた
「あっ、くっ・・」
「ちょっとキツイかもだけど頑張って」
優は手を動かしたまま、福のものを咥えた
福が感じていることが蕾の奥の手から伝わってくる
優はそれが嬉しかった
「そろそろかな」
優は自分のものを福の蕾へゆっくりと進めていった
「あぁっ、なんか、おっきいの、入ってくるぅっ」
優も成長途上だったため、福の蕾は優のものを根元まで咥えこんだ
「福、俺たち、つながったよ」
福はただただ頷いた
「動くからね、痛かったら言って・・・」
優は腰をゆっくりスライドし始めた
福の口からは声にならない吐息のような音が漏れてくる
「あっんぁっ」
優の口からも声が漏れた
福の蕾が優を締め付けていた
優が福のものを見ると、透明な液体をとろとろと流していた
「福も気持ちいいんだね」
「うん、きもち、いいよぉ」
「俺ももうすぐっ」
優は腰の動きを速めた
「あああぁあっっ」
「くっ、もう・・出るっっ、ああぁっ」
優は福の中で果てた
福も優が果てるのとほぼ同時に半透明な液体をこぼしていた
2人は虚脱感と幸福感でしばらく繋がったまま動かなかった
優が蕾から抜こうとすると、福はまだ体を震わせた
「福、そのままでいいからな、綺麗にしてやるから」
「・・・う、ん・・」
優は泡を立てて、自分が吐き出した精を福から掻きだし始めた
それと呼応するように福の体はビクビクと震え続け、福のものは再び熱くなった
蕾が綺麗になると、泡を福のものにつけ擦り始めた
「あっ、もっと優しく」
「でもなぁ、ここはちゃんと綺麗にしないといけないからなぁ」
優は悪戯っぽく笑うと、擦り続けた
「あぁ、やばいよおぉぉっ」
福が叫んだ刹那、さっきよりもさらさらとした透明な液体が噴出した
(これが、潮・・)
優は初めて見る現象に興味が湧いた
しかし、福が予想以上に息を荒げていた為、そこでやめた
2人は浴室をでてパジャマに着替えると、すぐに布団に入った
相当体力を使ったのだろう
しかし福は幸せそうに優の腕の中で眠りについた
数日後の朝、風に乗って甘い花の香りが流れてくる
優の家の前には制服の優と正装の優の両親がいた
とうとう卒業式の日が来たのだ
福が家から出ると優の両親がアタフタしていた
「ビデオカメラ何処にやったのよ」
両親は慌てて家の中にカメラを探しに行った
(今だ)
福はタイミングを見て優に駆け寄った
「卒業おめでとう」
「ありがとう、今日は泣いてないんだな」
「お祝いしてるのに、まだいじめるの?」
福が頬を膨らます
「せっかくいいプレゼント思いついたのに」
「お、なになに?」
優は福の前にしゃがんだ
すると福は優の唇に唇を重ねた
「え・・」
「僕のファーストキスがプレゼント」
福は頬を赤くしながらそっぽを向いた
「ありがと、ほんっとに嬉しいよ」
すると優の両親が出てきた、準備が出てきたようだ
「もう泣くなよ、学校が遠くなるだけで家は隣なんだし」
「・・・へ?」
「へ?って・・・もしかしてお前、遠くの学校行くからって引っ越すとでも思ったのか?」
「違うの?」
「違うよ、全然通学圏内だし、引っ越す必要ねーよ」
勘違いしていた恥ずかしさと、嬉しさがこみあげてきた
「ぷっ、ははっ、それでこの前深刻そうだったのか」
「うるさいな、人が本気で悩んでたのに」
「心配すんなよ、遊べる時間は減るだろうけどちゃんと近くにいるから
 だから、また気持ち良くしてあげられるよ」
優がニヤッと笑う
福はカーっと顔が熱くなった
「もう余計なことは言わなくていいから!
 ・・・いってらっしゃい」
「いってきます、お前も遅れるなよ」
「あっ」
福は荷物を取ると優の背中を追った
春の甘い風が2人の背中をそっと押した
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