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  • 2011⁄03⁄19(Sat)
  • 16:25

あの時から 芥

僕には三つ歳上の兄がいて兄が中学を卒業したと同時に僕が入学したので、兄と一緒に中学に行くことはなかったのですが、兄にとっては「後輩」が、僕にとっては「先輩」になるわけで僕は入学した時からちょっと有名人だった。
そんな事を気にしたことすらなかった僕は、入学当初から先輩や同級生から目をつけられる存在になって行きました。

兄と僕が通う中学はとても小さく各学年2クラスしかなくて先生も各教科二人ずつのため、ほぼ全ての先生が兄を教えて下さっていた様で、自己紹介とかすると「あぁ、君が○○君の弟さんなんだね」
みたいな感じで、とても居心地が悪かった。
クラスの皆も日が経つに連れて僕を疎ましく思う様になっていくのが感じられました。
僕の成績は中の上位だし、スポーツも得意と言う訳でもなく、極普通の中学生のはずだった。
部活を決める時は兄がいた部を避けあえて文化部に入る事にしました。
この選択もまた、悲劇を生む結果になりました。

僕が文化部に入った事で、兄が入っいた部の先輩が怒りその部に入ったクラスの友達も先輩から八つ当たりされた様で
「あいつは逃げた。卑怯なやつだ」
と話が広がっていった。
顧問の先生も
「君はお兄さんと同じ部活に入るものだと思っていただけに残念だ」
とか言われてしまい、ますます居づらくなってしまった。
文化部の先輩は優しく指導してくれたのだが、運動部の先輩が、「逃げた・卑怯者」としつこく文化部の教室に来るため、しまいには「君がいると部活に集中出来ないみたい」
と言われてしまった。
ある日の放課後、僕はトイレ掃除当番になり、大の方を掃除していた時、いきなり上から水が降ってきた。バケツに入れられたと思う水を頭からもろにかぶった僕は全身水浸しになってしまった。
僕はジャージを着ていたので、そんなにずぶ濡れにならずに済み、また文化部は制服で行うので着替えれば何とかなりそうだった。
でも、ジャージの下に着ていた体育着は濡れてしまったので、教室で脱いで制服を着ることにした。教室で濡れた服を脱ぎはじめると「芥のストリップショーのはじまりでーす」
と兄が入っていた部活のクラスメイトが僕の周りを取り囲んだ。
気にせずにズボンを脱いだ時、制服と脱いだジャージとズボンを取られてしまい廊下へ放り投げられてしまった。
僕は泣きそうになりながらブリーフ姿で廊下へ服を取りに走った。
その様子を皆は笑いながら見ていた。
何でこんな目に遭わなければいけないのかとブリーフ一枚で脱いだ服を抱き締めて廊下で泣いてしまった。

皆は笑いながら僕を通りすぎて行き、ようやく落ち着いた僕はブリーフのまま教室に戻り制服に着替え濡れた服は、一応たたんで鞄に入れた。
部活をするために部室に行くと部長に
「どうしたの?髪濡れているじゃないか」
と言われた。
何も言えずにいると
「その状態だとパソコンにも影響が出ちゃうから、今日は帰っていいよ」
と優しさなのだろうが、僕には「出て行け」と言われたみたいで、お先に失礼しますと泣きながら部室を後にした。
この日、僕は全てを失ったそんな様な気になった。

家に帰るとまずは濡れたジャージと体育着を洗濯場に放り投げ部屋に猛ダッシュ。ベッドに跳び込むとまた、泣いてしまった。

いつの間にか寝てしまったようで、気が付くと僕の横に兄が座って居ました。
目を覚ましたのを確認すると、濡れた髪を触りながら「学校で何があった?」
と聞いてきた。
僕は兄の手を払うと布団を被り「何もない」とバレバレの嘘をついた。
「落ち着いたら話し合おうな」
兄は部屋を出ていった。

リビングに行くと兄は紅茶を飲みながら本を読んでいた。僕を見るなり
「お風呂に入っておいで」と優しく声をかけてくれた。僕は無言で頷きお風呂に入る。一日で沢山泣いたから目は真っ赤で頬にも泣いた跡が、くっきりついていた。
「格好悪」
僕は熱くしたシャワーをしばらく浴びていた。

お風呂から上がると
「お茶にしようか」
兄はお菓子と紅茶を用意してくれていた。この完璧さに劣等感を感じて
「別に話す事なんかない」と、反発すると兄は笑って紅茶を飲んでいた。

僕は、兄の入れた紅茶を飲みながら
「中学は楽しかった?」
と一言訪ねた。
それで悟ったのか
「やっぱり学校で何かあったんだね」
僕の横に座り肩を回しながら
「泣く程辛い目に遭ったのか?学校に意見しようか?それとも、部活の輩か?なら、話つけるよ」と

兄はあくまでも『僕の為』に言ってくれたのだが、それが、うっとうしかった。
それなのに兄に抱かれている今が心地好くて、僕の方から手を回して抱きついてしまった。何を血迷ったのか兄は僕にキスをしてきた。

僕はびっくりして
「いきなり何すんだよ」
と兄を突き飛ばし部屋に逃げた。
一瞬でも兄に抱かれて気持いいと思った事を悔いた。それよりも、兄が何らかの行動を起こすと面倒なので何もするなと言うためにリビングに戻る。
兄に「大丈夫だから心配しないで」
と一言云うと
「解ったよ」
と笑ってくれた。
からかわれた原因が兄にある何て言ったらきっと大騒ぎになる。
だから僕さえ耐えれば全てうまくいく。
そう思っていた。
しかしいじめはなくなる気配はなかった。
ある時は上履きにがびょうを仕込まれたりした。
でも、僕は気にしないようにしていた。
しばらくすると、飽きて来たのか、だんだんからかわれなくなっていった。
運動部の先輩も文化部に来ることもなくなり、やっと落ち着きを取り戻したと思ったら事件が起きた。

僕が次の日学校に行くと放課後に先輩や友人数人に教室で囲まれて「お前服を全部脱げよ」と言われました。

僕は抵抗できる状況じゃないので、「分かりました」と言って脱いだ。

しかし、次に先輩から言われた一言が強烈な一言だった。

僕の学校は体育祭が何故か五月にあり、しかも各学年2クラスしかないから、紅白に別れて争う。しかも、点数は一年から三年までの合計で表すため、足を引っ張ると先輩から睨まれる。更に運動部は敗けたりするときつい「罰」が待っていたりする。過去に先輩は「坊主」にさせられたり、「下着で筋トレ」させられたりしたそうだ。なので、運動部は妙に熱が入っていた。文学部でも一応敗けたりすると「罰」があったりするが、掃除をさせられたりするくらいだった。
特に点数の高い「応援合戦」や「紅白対抗リレー」は選手になる人は目が血走っていた。
そこで、各種目ごと選手を決める事になったのだが、「応援合戦」の応援団になる人が誰もいなくて、担任が、何故か僕を推薦したのだ。クラスの運動部の子は文学部の僕にやらせるのはどうなんだろうって言っていたが、担任が推薦したのだからしょうがないと、僕で決まってしまった。
この事が、僕が更にいじめられる事件を巻き起こした。

応援団に選ばれた僕は放課後集まりがあるとのことでその場所に向かうと
各クラスから一人ずつ集まった。
「あれ、君○○先輩の弟だよね?」
と声をかけてくれた先輩は、兄と同じ部活だった様で「知ってるかもしれないけれど○○先輩も去年応援団だったんだよ。一緒の組になったらよろしくな」
と言ってくれた。
兄が去年応援団をやっていたと言う事を知らなかった僕は、何故担任が僕を応援団に推薦したのか何と無く判った気がした。
応援団顧問の先生が入ってきて僕を見るなり
「おぉ!○○じゃないか。去年は君のお兄さん大活躍だっただぞ、応援団は点数が高い。これで逆転もあるから、甘くみないように。まあ、○○の弟なら心配ないか」
その台詞はこの教室にいた全ての視線を浴びる事になる。僕と同じ組になった先輩は「よろしくな」と握手をしてくれて、違う組になった三人は冷たく
「君の実力のお手並み拝見だな」
先輩僕に吐き捨てる様に言った。
僕は応援団用の長ランと扇子、それからはちまきを手渡された。
流れを説明して貰い声だしをして解散になった。
何をやるにも先には『兄の存在』があり、比較されその結果いじめに繋がると悟り悲しかった。

体育祭は互角の闘いを見せ、かつてない盛り上がりだった。
結果は惜しくも僕のいた組が僅差で敗けてしまったのだが、勝敗関係なく素晴らしかったと絶賛された。
体育祭の片づけを終え、応援団は借りた衣装等を返却するために集まった。
顧問は「とても良かった」と褒めてくたので、やって良かったなと思った。
衣装等を返却し顧問が去った後、事件がおこる。
「○○先輩の弟って割には対したことないじゃん。そっちが敗けたのって、君が足を引っ張ったからじゃないのか?」と。
勝ち組の先輩が、そう言ったことで喧嘩になる。僕と同じ組の先輩は
「そんなことないよ。応援は、互角だったと思うよ」って。
でも、口論になった後、
「顧問とかが、期待していた割には対したことない」との結論になり、同じ組の先輩も
「やっぱり君が原因で敗けたのかも」
と向こう側に流れた。
「敗けたんだから罰を受けてもらおうかな」
相手の組の先輩がそう言うと、五人の目は僕に注がれた。
「足を引っ張ったのは君一人だから、君に罰を受けて貰おう」
僕は上半身裸になるように言われて素直に従った。
その後短パンも脱ぐように言われて、モジモジしながら脱ぐと、白いブリーフが顔を出した。
「まずは土下座だな」
僕は皆の前で
「すみませんでした」と土下座をした。
ところが
「応援団らしく土下座しろよ。声が低いんだよ。やり直し」
と言われてしまい。僕は泣きそうになりながら
「すみませんでした」と大きな声で土下座をした。
僕の体はぷるぷる震えていて、皆は爆笑していた。
結局土下座は五回もさせられ。罰はまだ続いた。

「次はその格好で応援合戦を再現してみろ。俺たちが納得するまで終わらないからな」と。
体育祭が終わり土下座まで大声で叫び続けたため喉が厳しい。
ブリーフ一枚で恥ずかしいと言うのもありこの姿で腰を落とし振り付けをしながらの応援はかなり辛い罰だった。
覚悟を決めて応援合戦の振り付けをしようとすると
五人はひそひそと話をし、何かの結論をつけた様で、僕の隣のクラスの子が、外へ出て行った。
「奴が戻ってくるまでその体制で構えてろ」
僕はブリーフ一枚で腰を落とし応援体制を保っていた。意外と疲れるこの姿勢はスクワットをしているみたいな感じだった。
しばらくして隣のクラスの子が、2リットルのペットボトルを持って戻って来た。ボトルを僕に渡すと
「喉が渇いているだろ。ここで中の水を全部イッキ飲みしろ。」
僕は、頑張って水を全部飲み干した。
一気に2リットルも飲んだのでお腹が張った。
「よし、応援開始」
先輩の合図と共に姿勢をとり応援を始める。
ブリーフ姿で必死になる僕が面白いのか、五人はずっと笑っていた。
最後までやると、同じ組の先輩が、僕の近くに来て
「何だ今の応援は、テメェなめてんじゃねぇよ。」
さっきまで優しく味方をしてくれた先輩の怒りに僕はビビってしまい、失禁をしてしまった。
「うわっ、汚ねぇ。こいつ漏らしやがった。」
先輩達はトイレに行きたくなってもがく姿を見て楽しむ予定だったみたいだが、漏らした事で、一瞬固まった。
僕は水溜まりになった回りと濡れたブリーフ更にその場の雰囲気に耐えきれず泣き出してしまった。
「先輩。俺、○○先輩に部活でお世話になったんで、この事チクられたらヤバイっすよ」
と急に兄と同じ部活の先輩が、僕をかばい始めた。
皆は
「頼むから○○先輩にはチクらないでくれよな」
「冗談のつもりだった」と言って帰ってしまった。
兄にお世話になったと言う先輩は、帰る前に雑巾を持ってきてくれ「ごめんな」と、言って去った。僕は泣きながら濡らした所を片づけた。
ブリーフが気持悪く仕方なく脱いでノーパンで体育着を来て雑巾と一緒に洗い、泣きながら帰宅した。

家につくまでには何とか落ち着きを取り戻し、何もなかったように家に入る
「応援団よかったよ」
多分兄は去年の自分と重ねたんだろうと思った。
僕は濡れたブリーフをせっせと脱水所に置きに行き、代えの下着を穿きに部屋に戻った。
僕がリビングに戻ると兄が険しい顔をして
「学校で何があった」
と僕の腕を掴んで聞いてきた。
何もないよと、ごまかすと「嘘つかない。濡れたブリーフが脱水所にあったし、泣いた跡が頬についてる」僕は兄がブリーフを勝手に見たことに腹を立て
「何もないから」
と兄の手を払っい部屋に行こうとした瞬間
「話すまで、部屋には行かせない」
兄は必死で僕を引き留めて来たが、キレた僕は
「兄さんのせいで僕が酷い目に遭うんだ」
と兄を突き飛ばし泣きながら部屋に戻った。

僕はまた、泣き疲れて眠ってしまったようだ。
時計を見ると既に夕飯時刻になっていたが、食欲はなくそのまま眠りについた。翌朝、兄は熱を出したそうで母親が看病をしていた。昨日僕が言ったことで兄はショックを受けたんだと後悔した。
学校に着くと運動部のクラスメイトが僕にお礼を言ってきた。
僕は何の事かさっぱり判らず尋ねると、競技で文化部に敗けた運動部の子は、部室でバリカンでの坊主または皆の前で射精するまで一人エッチをするかを選ばなきゃいけなかったみたいなんだけれど、○○先輩(僕の兄)が先輩達(兄からしたら後輩)にメールをして罰ゲームは免除してやるように指令を出したらしい。
「やっぱり凄いよ君のお兄さん。お兄さんにもお礼を言っておいてね」
と言って来た。
誰も「応援団お疲れ」とかは言ってくれず、結局兄の力で皆は解放されたのだ。中には
「敗けた時はこのクラスになったことを恨みに思ったけれどまぁ、助かったよ」とか言って。
つまり、兄の力がなければ僕が応援団をやった事で敗けたと言われていた可能性があったと言う事だ。
また兄の『僕のため』と言う偽善で救われる事になる。しかしこの事がきっかけで、新たな火種をつくる事になった。
ある日の放課後、文化部の先輩に何故か理科準備室に行くように言われ、部室を後にする。
準備室に入ると既に十人位の人が居た。見ると運動部の部長二人と文化部に敗けた運動部の一年の様だ。
僕は何が何だか判らずきょろきょろしていると、
「○○先輩から指令を貰ったからこいつらの罰は免除したけれどさ、俺達は去年罰ゲームやらされた訳だよ。何か不公平でムカつくから、こいつらの受けるはずだった罰を君にして貰おうと言うことになったんだよ」
僕は十人位に囲まれて逃げる事は許されなかった。
兄が絡むと結局僕が嫌な思いをするんだと泣きそうになった。更に傷付いたのはこの前僕にお礼を言ってきたクラスの友達もその場にいた事に目が熱くなった。

「上履き脱いでここに仰向けで横になれ」
理科準備室の教壇代わりのテーブルはとても大きく大人が横になっても大丈夫な大きさだった。
僕は怖かったけれど素直に従うと皆はテーブルを囲むように並んだ。
まるで、手術を受ける人みたいな感じで泣きそうだった。
「一年、暴れないように手足を押さえておけ」
僕は手足を押さえられて、部長にズボンを脱がされブリーフ一姿にされた。
何が悲しいかって。友達は僕の身動きを封じているのが、楽しそうな切なそうな顔をしていて苦しかった。先輩は、体育着の上から僕の両乳首を撫で始めた。
ゾクゾクってしてとても気持悪く、くねくねもがく僕を笑いながら見ていた。
五分位乳首を触られ続けた後
「大分乳首が硬くなってきたじゃんか」
先輩はそう言うと体育着の上を捲り今度はブリーフを一気に脱がした。流石に皆の前でアソコを晒すのは嫌で足をバタバタさせたが、押さえる手が強くなり力も抜けた。
「ブリーフの前が濡れてる(笑)舌噛まれたらまずいからこれ噛んでおけ」
脱がされたブリーフを口に入れられ更に、
「両足を開いて持ち上げておけ」
僕は首を左右に振って抵抗をしたが、友達は逆らえず先輩に従い無駄だった。
「うぅ~」
僕はもがいても何の役にもたたない。おしりの穴まではっきり見える格好でまるでオムツをする前みたいだった。
「折角だからお前らに見せてやるよ」
先輩は、理科用の温度計を取り出し軟膏の様な物を塗ると僕のおしりに刺した。「うぁ~」
僕はおしりに刺された温度計にショックを受けて泣き出した。
先輩は
「暴れるな。中で温度計が割れたら怪我するぞ」
僕は魂が抜ける様な感じになった。

「ケツの中には前立腺って言うのがあってなここを刺激すると」
部長が温度計を出し入れしたり円を描くようにかきまわしたりしたので、僕のおちんちんはみるみる大きく硬くなってしまった。
その様子を食い付くように見つめていて、押さえ付けた友達の力が強くなっていた。
「ほら先から液が垂れてきてやがる。扱いてやれよ」先輩が、僕のおちんちんを上下に擦り始めた。
「乳首も触ってやれ」
僕は乳首・おしり・おちんちんの三カ所を刺激され麻痺してきた。
「お願いします。もう止めてください。お腹が気持悪い。やめてぇー」
と叫ぶと同時に『どくっ』と白濁液を放って気を失った。僕が放ったと同時に先輩は手を放してしまったので温度計が落ちて割れガラスと水銀が飛び散ったようだった。

僕が気が付いた時は病院のベッドの上で、兄と母親が担任と話していたようだった。兄は泣きながら担任を睨みつけていた。

僕が気絶した後飛び散ったガラスと水銀にパニックを起こした皆は片付けもせず僕を放置し逃げ出したようで、僕を発見したのは、戻りが遅いことに心配した僕の所属する文化部の部長だったそうだ。部長が理科準備室にきた時裸で精液を放ったまま倒れている僕と散らばった水銀を見て慌てて理科担当の先生と僕の担任を呼びに行って下さったようだ。
担任は保健室の先生と共に僕を抱き抱えて病院に直行し、理科担当先生は水銀処理と校長に話をしにいったらしい。

僕の傷は大したことはないらしくおしりも切れたりしていなかったが、手足に圧迫した跡が着いていて包帯が巻かれていた。
兄と母親は担任と共に校長の元に行ったようで、僕の側には保健室の先生が居てくれた。
僕はこのまましばらく入院することになる。

次の日この事は事件になり緊急の職員会議といじめに対するアンケート調査等が行われた。
ただ、母親と兄が教育委員会やPTAに報告しないように志願したらしい。騒が大きくなると僕が立ち直れなくなるからと言う配慮らしい。
兄はぶちギレて関わった奴らを探すように兄が所属した部の後輩(僕からしたら先輩)に指令をしたらしい。
噂はあっと言う間に広がり文化部や女子が関わっただろう運動部に非難集中だったとか。
僕のクラスの友達は泣きながら震え「謝りたい、お見舞いに行きたい」と担任に言っていたらしい。
パニックを起こした人もいて、緊急にカウンセリングの先生が配属された。
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