- 2010⁄08⁄11(Wed)
- 00:38
彼はいつでも、クラスの中心にいた
彼はいつでも、クラスの中心にいた。とにかく明るい性格で、決して敵をつくらなかった。ジョークは言うが相手を傷つける類のものはなく、その人懐っこい笑顔は快活な少年そのものだった。勉強が苦手でスポーツが得意なことも、より一層彼を引き立てていた。だがそれだけではない。彼が特に男子から人気が高いのには、明確な理由があった。
彼、勝弥は、よく脱ぐ男の子だ。特に夏の水泳の時間は、彼の独壇場だった。女子が更衣室をあてがわれているのに対し、男子は教室で水着に着替えることになっていた。今年から4年になり、男女の境界線がより明確となったためだった。勝弥は女子が教室から去ると、真っ先に服を脱ぐと、パンツ一枚だけの格好となった。そして、何の躊躇も見せず、そのカラーブリーフを脱ぎ捨てた。
教室中の男子の視線が彼の無毛の股間部に集中した。それが勝弥自身にとって、心地よいものだった。彼は幼い陰茎をぶらぶらさせながら、笑顔で脱いだ服をしまい、水着やタオルの準備を始めた。次第に彼の陰茎は硬さを帯び始め、やがて身体から垂直に生える筍のようになった。
彼は「デカちんマン」という男子内だけのあだ名を持っていたが、これがその所以であった。友達に「デカちんマン」と揶揄されるたび、彼は笑顔で股間を突き出し、「デカちんマン参上!」と自らの勃起した陰茎を指で弾き、教室に大爆笑の渦を生み出すのであった。
紺のボックス型水着を穿く頃には、すでに陰茎の硬さは消えかけており、先刻の筍は萎みかけていた。廊下を歩きプールへと向かう最中、彼は水着の上から陰茎を揉みしだいたり、股間ギリギリまで水着を下ろしたりと、サービス精神に溢れていた。途中、数名の友人と便所に寄ると、わざと水着を足元まで下ろし、そのスベスベとした臀部を惜しみもなく晒した。そして、わざと便器から離れて立ち、自らの放尿の瞬間を見せ付けるのであった。
水泳の時間が終わり男子が着替えのために教室へ戻ると、またまた勝弥のパフォーマンスショウの始まりであった。彼は先程とは一転し、教室の隅へと向かった。わざと大声で「見るなよ!絶対に見るなよ!」と叫び、周囲に股間を隠した状態で、水着を下ろした。
彼の背後にはいつしか大勢の男子が集まり、勝弥の股間を覗き込もうとしていた。彼は「もー見るなよ~」と言いながら水着を脱ぎ捨てると、「そんなに見たいなら見やがれ!」と叫びながら振り返り、筍のようにそこから生えた陰茎を堂々と披露するのであった。集まった男子からは歓声が上がり、その中を彼は悠然と歩いていった。これが、彼の一連のルーチンであった。
勝也はさすがに勃起した陰茎を女子に見せることはなかったが、女子が戻ってくるとたいてい彼はパンツ一丁であり、そこでまた悲鳴のような歓声が上がった。
勝弥は、一年中半袖半ズボンであった。体操服も半袖短パンであり、どんなに気温が冷え込もうと、真冬でもTシャツに膝上の丈の半ズボンを着用した。母親はもはや、彼に長袖や長ズボンの服を着せることを諦めていた。冬以外はTシャツをパタパタさせ、腹部を露出させることに余念がなかった。夏日には、休み時間ともなればTシャツを脱ぎ捨て、上半身裸で廊下や体育館、校庭を走り回って友人と遊ぶのが、もはやこの学校の風物詩にすらなっていた。
放課後も例外ではなかった。夏は、仲のよい友人数名と近くの公園に向かい、パンツ一丁で噴水で戯れることが日課であった。友人達はせいぜいTシャツを脱いで上半身裸が相場だったが、勝弥はいつでもブリーフ一枚の格好であった。水で生地が透けピッタりと下半身に張り付くと、彼の興奮度はさらに高まり、股間が盛り上がった。たびたびコンデジを持った男性にレンズを向けられると、彼はその羞恥な格好を隠す仕草もせず、満面の笑顔で友人らと肩を組みピースをするのであった。
としきり遊び終えると、勝弥らは公園の片隅の木陰に集まり、帰り支度を始めた。友人らはTシャツやズボンの裾を軽く絞る程度だったが、彼はもちろん違った。そもそもパンツしか濡れていない。彼はこれまた何の躊躇もなくブリーフを脱ぎ捨て、全裸となった。樹木や植木の陰になるとはいえ、周囲からは容易にそこを覗き見ることができた。彼は友人らと他愛もない会話をしながら、ブリーフを雑巾のように絞った。とはいえブリーフは湿り気が十分残っており、幾分下半身に張り付く感触が残った。場合によっては、直接半ズボンを穿いて帰ることもあった。
友人らと別れアパートに着くと、玄関先で濡れた服を脱ぎ捨て、まるで日課にように全裸となった。勝弥の家は母子家庭のため、母親が仕事を終えて帰ってくるのは、いつも19時すぎであった。父が家を出てから二年ほどこの生活が続いていたが、気にかけないようにと心がけていた。むしろ、家で一人になる時間が十分確保できることは、勝弥にとってある意味好都合だった。なぜなら、気兼ねなく裸でいられるからであった。
脱いだ服を洗濯機に突っ込み、狭い居間の窓を全開にした。部屋の中に充満していた熱気が一気に窓から解き放たれた。勝弥は冷蔵庫から棒アイスを取り出し寝転がると、舌先で舐った。天井を眺めながらアイスをしゃぶっていると、今日の水泳の時間のことを思い出した。
いつものように裸を晒し、いつものように勃起した陰茎を見せつけた。机の上に乗り、股間を突き出すような即興ダンスを踊ったっけ。気持ちよかった。もっと見られたい、もっと…。そんなことを頭に浮かべていると、自然と陰茎が立ち上がってくる。股をやや開き、アイスを持っていない左手指先で陰茎の先端をこねくり回すと、いつものように透明なネバネバしたものが溢れてくる。ふぐりと一緒に小さな陰茎を掌で揉みしだくと、あまりの快感にアイスをしゃぶっていたのも忘れた。溶けたアイスが頬を伝っていく。瞬間、背筋がピンッと伸び、お尻の穴がキュッと締まる。勝弥は果てるのを感じた。
勝弥はまだ精通を迎えていなかった。「射精」や「勃起」についての知識は何となくは持っていたが、特に気にしてはいなかった。陰茎は、最近こそ亀頭部の膨らみがやや目立つようになってきたが、全体的に小振りで、前述のように勃起すると筍のように垂直に生えていた。
勝弥は左手に付着した粘液をわき腹で拭った。果てた後はいつもこの虚脱感に襲われ、体の中からエネルギーが抜け出ていくようだった。可愛らしく皮を被ったままの陰茎は力なく萎んでおり、先端から透明な粘液の糸を垂らしていた。アイスを噛み砕き食べ終えると、手に残った木の棒を念入りに唾液で濡らした。勝弥は赤ちゃんがおしめを換えるように両足を上げると、濡れそぼったアイスの棒を肛門にあてがった。呼吸を整え下半身から力を抜くと、ゆっくりとそれを侵入させていった。
さっき公園の噴水で水に浸かっていたためか、はたまた唾液でしっかりと湿らされていたためか、アイスの棒は比較的すんなりと勝弥の肛門の中に埋められていった。もっとも、この行為自体が昨日今日に始まったことではないため、彼も要領を得ているつもりだった。最後軽く押し込むと 、長さ10センチにも満たない木の棒が直腸内に完全に埋もれた。
告白すれば、勝弥は以前何回か、今日と同じように食べ終わったアイスの棒を尻に差し込んだまま登校したことがあった。もちろん体を動かす体育などがない日を選んでのことだが、一回、休み時間に友人らと鬼ごっこをしている時に、埋め込んだ棒がわずかに頭を出してしまうという事態に陥り、慌ててトイレに駆け込み棒を押し戻したという苦い経験があった。それ以来、学校に行くときこそやめていたが、家に帰って棒を差したまま過ごす、という日も多くなっていた。
孝彦はパソコン画面に映る画像を凝視していた。上半身裸で、水に濡れピッタリと下半身に張り付いたブリーフを穿き、屈託のない笑顔を見せる、その男の子。「秘密」とタイトルの打たれたフォルダ一杯に保存された膨大な画像たちは、撮影した日にちやブリーフの柄は違えど、紛れもなく同じ男の子のものだった。
孝彦がこの男の子に出会ったのは、つい一週間ほど前だった。アパートに一人で暮らす彼は、やっと決まったビル警備の夜勤の仕事に向かう途中、たまたま立ち寄ったあの公園で、無邪気に噴水で戯れる男の子に出会ったのだった。見た目小学校中学年ほどの男の子が、人目を気にせず、中身が透けようかというパンツ一枚の格好で走り回り、挙句の果てに幼い恥部を堂々と見せ付けるかのように着替える様に、心奥深くに潜む野獣が黙っていられるわけがなかった。
彼は翌日、眠い目を擦りながら、なけなしの金でコンデジを購入した。そして昨日と同じ時刻、彼は淡い期待を胸に公園へと向かった。そしてそこに、男の子はいた。昨日とは違う、白に青のゴムラインの入ったブリーフを下半身に張り付けながら、はしゃぐ男の子。彼は夢中でその裸体をシャッターに収めていった。
噴水の水によって透けたブリーフの布越しにはっきりとわかる、テントを張ったように膨らんだ股間。割れ目に沿ってピッタリと張り付きその形を浮かび上がらせている臀部。太陽の光に照らされテカテカと輝くきめ細やかな肌。ポッチのような可愛らしい乳首に、幼さを残した腹部とそこにポツンと存在するヘソ。なにより、つぶらな瞳に丸い鼻、思わず指先でツンツンしたくなるような頬っぺたを持つ、愛らしいお顔。孝彦にとっては直球ど真ん中だった。
グレーや水色、白に紺など色は様々だったが、その少し身体からして窮屈そうなブリーフを着用していたことが、シャッターの回数をさらに増やしていった。しかし、これだけ膨大な写真の中に、男の子の全裸を写したものは一枚としてなかった。小心者で引っ込み思案の孝彦にとって、木陰で友人らと着替える男の子の全裸をシャッターに収めるには、勇気や度胸が足りなかった。なにより、少なくはない周囲の視線も相まって、噴水近くで遊んでいる姿を遠くから撮影するのが精一杯だった。
孝彦は時間をもてあましていた。ビル警備といっても、定期巡回以外は特にすることもなく、ただ監視カメラのモニターを見つめているだけだった。彼は、今日も夕方撮影したあの男の子が写るデジカメの画面を見ながら、下半身を熱くさせていた。今日は白に黒のゴムラインの入ったブリーフだった。水に透けて、見えそうで見えない股間部を凝視しても、コンデジの画質には限界があった。それでも脳裏に焼き付いた、着替える時全裸になった男の子の股間にちょこんと存在する、あの小さな陰茎とふぐり。他の友人に見せびらかすかのように突き出した男の子の下半身は、孝彦の頭の中のフォルダにしっかりと保存されていた。それでも…。やっぱりきちんと写真に収めたい。彼の叶えられそうにない願望は、日増しに膨れ上がっていった。
あくる日も孝彦は公園のベンチに座り、いつのもように噴水で友人らと戯れるあの男の子を眺めていた。今日はグレー一色のブリーフか。独り言を呟きながら、今日もコンデジで男の子の裸体をシャッターに収めていった。しばらくして、遊び終えたのか、男の子達がいつものように木陰に移動し、着替え始めた。ベンチに座っていても、かすかに男の子の全裸が目に入り、やはりいつものように思わず股間に目がいく。可愛らしい陰茎とふぐりを遠目に確認すると、下半身がわずかに疼く。
着替え終えたのか、男の子達がそれぞれ別れを告げ散る中、なんとあの男の子がこちらに向かって歩いてくるではないか。孝彦は心臓が高鳴り、ベンチから動けなかった。ランドセルを背負った男の子がどんどんこちらに向かってき、そして彼の隣に腰を下ろした。
「おじちゃん、写真家?」男の子は笑顔で話しかけてきた。「えっ」突然の出来事に言葉が詰まりながらも、平静を装いながら孝彦は答えた。「う、うーん、まあ、写真撮るのが趣味っていうか、ね。」自分でもわかるほど、声が震えていた。「おじちゃん、いつも僕を撮ってるでしょ?だっていっつもここにいるし。」突き刺さるような問いかけだったが、そこに咎めるような雰囲気はなかった。「いや、あんまり君が…その、かっこいいもんでね。」なんだその答えは!これじゃあまるでショタコンを自称しているようなものじゃないか!!孝彦は自分自身を憎んだ。が、男の子の返答は意外なものだった。
「僕、おじちゃんに写真撮られるの好きなんだ。もっと撮ってくれる?」孝彦は、その問いの意味を理解するのに精一杯だった。撮られるのが好き?俺に?しかも、もっと撮ってくれるかだって?なんなんだ、一体!どういうことなんだ!?彼の脳みそは、生まれて初めてというほどフル稼働していた。明らかに混乱している孝彦を尻目に、男の子は彼の手首を掴むと、「ほら、いこっ!」いきなり立ち上がった。「えっ?」孝彦は意味も理解できないまま、男の子に腕を引かれながら公園を後にした。
歩いている間、男の子はあの屈託のない人懐っこい笑顔で孝彦に話しかけてきた。その男の子の様子に、次第に孝彦も落ち着きを取り戻しつつあった。孝彦は夜勤の仕事を思い出した。まだ時間は十分にあるが、もし無断欠勤や遅刻となれば、クビを切られかねなかった。孝彦は時間を気にしながらも、男の子のいうアパートへと向かっていった。
男の子が三階建てアパートの二階の一室のドアを開け、孝彦は恐る恐る足を踏み入れた。もあっとした熱気が襲い掛かってきた。入ると玄関横左手すぐに台所があり、ダイニングテーブルの置かれた部屋と、その向こうにベランダに面した一室が見えた。「さ、はやくっ」男の子に促され、奥の居間らしき部屋に入り、腰を下ろした。部屋は全体的に物が散らばっており、丁寧に掃除がなされているようには見えなかった。まあ孝彦自身、人のことを言えなかったが。
男の子が窓を開け放つと、かすか涼しい風が吹き抜けるようだった。「お母さんはまだ帰ってこないの?」孝彦がここに来る間、男の子の家庭環境については話を聞かされてはいたが、もしこの状況を見られた場合の、的確な理由がまだ浮かんでいなかった。「大丈夫だよー。今日は遅くなるって、たぶん8時過ぎとかじゃないかなぁ。」男の子の幾分慣れたような返答に、孝彦は少し複雑な気持ちになった。
「準備できたよ。」隣の襖の部屋に消えていた男の子からの声に振り返ると、そこにはブリーフ一枚の格好で仁王立ちする少年がいた。奥の部屋には布団が一組敷かれているのが見えた。「はやく写真撮ってよ。」そう言った男の子の笑顔を、孝彦は直視できなかった。まだ湿り気が残ったグレーのブリーフが、イヤに艶かしく見えた。
撮影会は、居間の隣の部屋で行われた。普段から寝室として使っているらしく、片隅に鏡台があった。広さは六畳ほどらしいが、古ぼけた箪笥や物が散らかっており、かなり狭く感じた。窓は締め切っており、正直汗ばむ。
男の子は畳の上に敷いた布団の上に立ち、様々なポーズをとった。腰に手を当てての仁王立ちや、両手を高く挙げてのバンザイ、しゃがんで蹲踞のような体勢など。孝彦は無我夢中にシャッターを切った。男の子は終始笑顔であった。やがて緊張がほぐれてきたのか、孝彦からもポージングを要求するようになった。四つん這いでお尻を向けさせたり、布団に寝かせて股を開かせたりと、徐々に男の子との距離も近づいていった。それでも男の子は嫌な顔一つせず、むしろ笑顔が増しているようだった。
二十数枚ほども撮っただろうか。孝彦はある「変化」に気がついた。撮影し始めの頃と比べ、男の子の股間が膨らんできているように見えるのだ。棒アイスを食べながら休憩しているときに男の子と、撮った写真をスライドショー機能で見ているときに気づいたのだが、あえて指摘しなかった。
アイスを食べ終え再び撮影を始めると、男の子のポージングに変化が生まれた。なから乾いたブリーフの中に手を突っ込んだり、ブリーフを下げるような仕草が見られるようになったのだ。孝彦の心臓は高鳴った。「いいよ、すごくかっこいい。」孝彦は胸の高鳴りを悟られまいと、しきりに話しかけた。男の子はやはり笑顔で、お尻の割れ目まで見せるようになった。孝彦の脈拍とともに、シャッターを押す間隔がどんどん短くなっていった。
どれだけの時間が経ったのかわからなかった。が、男の子の淫らな裸体を前に、孝彦はひたすらシャッターを切った。男の子はブリーフの中に右手を突っ込み、股間を隠しながら左手でブリーフを足元まで下ろした。足先だけで無造作にブリーフを脱ぎ捨てると、男の子は下半身の一箇所のみを隠しただけの、生まれた時の姿になった。両手の掌で陰茎とふぐりをやさしく包み込む男の子のその立居は、ミロのヴィナスよりも美しく見えた。
股間を隠したままの男の子を布団に横にさせた。小学四年らしい幼さを含んだ腹部が規則正しく上下し、かわいらしくポッカリと開いたヘソの穴に吸い込まれそうだった。孝彦は男の子に股を広げ膝を曲げさせた。開いた股の間に体を滑り込ませると、隠された秘部が目の前にあった。
孝彦はここで始めて男の子の身体に触れた。ヘソの周囲を指先で優しく撫でると、わずかに身をよじらせた。子供らしいきめ細かな肌の感触が、孝彦には新鮮だった。指先をゆっくりと下ろしていき、股間を覆う男の子の手に触れた。孝彦は重なったその左手を優しく退けた。力なく、従うままだった。男の子が頭をもたげ、言った。「もう我慢できないや。」今度は自ら、下半身を覆っていた右手を退けた。孝彦の目の前に、ソレが姿を現した。
彼、勝弥は、よく脱ぐ男の子だ。特に夏の水泳の時間は、彼の独壇場だった。女子が更衣室をあてがわれているのに対し、男子は教室で水着に着替えることになっていた。今年から4年になり、男女の境界線がより明確となったためだった。勝弥は女子が教室から去ると、真っ先に服を脱ぐと、パンツ一枚だけの格好となった。そして、何の躊躇も見せず、そのカラーブリーフを脱ぎ捨てた。
教室中の男子の視線が彼の無毛の股間部に集中した。それが勝弥自身にとって、心地よいものだった。彼は幼い陰茎をぶらぶらさせながら、笑顔で脱いだ服をしまい、水着やタオルの準備を始めた。次第に彼の陰茎は硬さを帯び始め、やがて身体から垂直に生える筍のようになった。
彼は「デカちんマン」という男子内だけのあだ名を持っていたが、これがその所以であった。友達に「デカちんマン」と揶揄されるたび、彼は笑顔で股間を突き出し、「デカちんマン参上!」と自らの勃起した陰茎を指で弾き、教室に大爆笑の渦を生み出すのであった。
紺のボックス型水着を穿く頃には、すでに陰茎の硬さは消えかけており、先刻の筍は萎みかけていた。廊下を歩きプールへと向かう最中、彼は水着の上から陰茎を揉みしだいたり、股間ギリギリまで水着を下ろしたりと、サービス精神に溢れていた。途中、数名の友人と便所に寄ると、わざと水着を足元まで下ろし、そのスベスベとした臀部を惜しみもなく晒した。そして、わざと便器から離れて立ち、自らの放尿の瞬間を見せ付けるのであった。
水泳の時間が終わり男子が着替えのために教室へ戻ると、またまた勝弥のパフォーマンスショウの始まりであった。彼は先程とは一転し、教室の隅へと向かった。わざと大声で「見るなよ!絶対に見るなよ!」と叫び、周囲に股間を隠した状態で、水着を下ろした。
彼の背後にはいつしか大勢の男子が集まり、勝弥の股間を覗き込もうとしていた。彼は「もー見るなよ~」と言いながら水着を脱ぎ捨てると、「そんなに見たいなら見やがれ!」と叫びながら振り返り、筍のようにそこから生えた陰茎を堂々と披露するのであった。集まった男子からは歓声が上がり、その中を彼は悠然と歩いていった。これが、彼の一連のルーチンであった。
勝也はさすがに勃起した陰茎を女子に見せることはなかったが、女子が戻ってくるとたいてい彼はパンツ一丁であり、そこでまた悲鳴のような歓声が上がった。
勝弥は、一年中半袖半ズボンであった。体操服も半袖短パンであり、どんなに気温が冷え込もうと、真冬でもTシャツに膝上の丈の半ズボンを着用した。母親はもはや、彼に長袖や長ズボンの服を着せることを諦めていた。冬以外はTシャツをパタパタさせ、腹部を露出させることに余念がなかった。夏日には、休み時間ともなればTシャツを脱ぎ捨て、上半身裸で廊下や体育館、校庭を走り回って友人と遊ぶのが、もはやこの学校の風物詩にすらなっていた。
放課後も例外ではなかった。夏は、仲のよい友人数名と近くの公園に向かい、パンツ一丁で噴水で戯れることが日課であった。友人達はせいぜいTシャツを脱いで上半身裸が相場だったが、勝弥はいつでもブリーフ一枚の格好であった。水で生地が透けピッタりと下半身に張り付くと、彼の興奮度はさらに高まり、股間が盛り上がった。たびたびコンデジを持った男性にレンズを向けられると、彼はその羞恥な格好を隠す仕草もせず、満面の笑顔で友人らと肩を組みピースをするのであった。
としきり遊び終えると、勝弥らは公園の片隅の木陰に集まり、帰り支度を始めた。友人らはTシャツやズボンの裾を軽く絞る程度だったが、彼はもちろん違った。そもそもパンツしか濡れていない。彼はこれまた何の躊躇もなくブリーフを脱ぎ捨て、全裸となった。樹木や植木の陰になるとはいえ、周囲からは容易にそこを覗き見ることができた。彼は友人らと他愛もない会話をしながら、ブリーフを雑巾のように絞った。とはいえブリーフは湿り気が十分残っており、幾分下半身に張り付く感触が残った。場合によっては、直接半ズボンを穿いて帰ることもあった。
友人らと別れアパートに着くと、玄関先で濡れた服を脱ぎ捨て、まるで日課にように全裸となった。勝弥の家は母子家庭のため、母親が仕事を終えて帰ってくるのは、いつも19時すぎであった。父が家を出てから二年ほどこの生活が続いていたが、気にかけないようにと心がけていた。むしろ、家で一人になる時間が十分確保できることは、勝弥にとってある意味好都合だった。なぜなら、気兼ねなく裸でいられるからであった。
脱いだ服を洗濯機に突っ込み、狭い居間の窓を全開にした。部屋の中に充満していた熱気が一気に窓から解き放たれた。勝弥は冷蔵庫から棒アイスを取り出し寝転がると、舌先で舐った。天井を眺めながらアイスをしゃぶっていると、今日の水泳の時間のことを思い出した。
いつものように裸を晒し、いつものように勃起した陰茎を見せつけた。机の上に乗り、股間を突き出すような即興ダンスを踊ったっけ。気持ちよかった。もっと見られたい、もっと…。そんなことを頭に浮かべていると、自然と陰茎が立ち上がってくる。股をやや開き、アイスを持っていない左手指先で陰茎の先端をこねくり回すと、いつものように透明なネバネバしたものが溢れてくる。ふぐりと一緒に小さな陰茎を掌で揉みしだくと、あまりの快感にアイスをしゃぶっていたのも忘れた。溶けたアイスが頬を伝っていく。瞬間、背筋がピンッと伸び、お尻の穴がキュッと締まる。勝弥は果てるのを感じた。
勝弥はまだ精通を迎えていなかった。「射精」や「勃起」についての知識は何となくは持っていたが、特に気にしてはいなかった。陰茎は、最近こそ亀頭部の膨らみがやや目立つようになってきたが、全体的に小振りで、前述のように勃起すると筍のように垂直に生えていた。
勝弥は左手に付着した粘液をわき腹で拭った。果てた後はいつもこの虚脱感に襲われ、体の中からエネルギーが抜け出ていくようだった。可愛らしく皮を被ったままの陰茎は力なく萎んでおり、先端から透明な粘液の糸を垂らしていた。アイスを噛み砕き食べ終えると、手に残った木の棒を念入りに唾液で濡らした。勝弥は赤ちゃんがおしめを換えるように両足を上げると、濡れそぼったアイスの棒を肛門にあてがった。呼吸を整え下半身から力を抜くと、ゆっくりとそれを侵入させていった。
さっき公園の噴水で水に浸かっていたためか、はたまた唾液でしっかりと湿らされていたためか、アイスの棒は比較的すんなりと勝弥の肛門の中に埋められていった。もっとも、この行為自体が昨日今日に始まったことではないため、彼も要領を得ているつもりだった。最後軽く押し込むと 、長さ10センチにも満たない木の棒が直腸内に完全に埋もれた。
告白すれば、勝弥は以前何回か、今日と同じように食べ終わったアイスの棒を尻に差し込んだまま登校したことがあった。もちろん体を動かす体育などがない日を選んでのことだが、一回、休み時間に友人らと鬼ごっこをしている時に、埋め込んだ棒がわずかに頭を出してしまうという事態に陥り、慌ててトイレに駆け込み棒を押し戻したという苦い経験があった。それ以来、学校に行くときこそやめていたが、家に帰って棒を差したまま過ごす、という日も多くなっていた。
孝彦はパソコン画面に映る画像を凝視していた。上半身裸で、水に濡れピッタリと下半身に張り付いたブリーフを穿き、屈託のない笑顔を見せる、その男の子。「秘密」とタイトルの打たれたフォルダ一杯に保存された膨大な画像たちは、撮影した日にちやブリーフの柄は違えど、紛れもなく同じ男の子のものだった。
孝彦がこの男の子に出会ったのは、つい一週間ほど前だった。アパートに一人で暮らす彼は、やっと決まったビル警備の夜勤の仕事に向かう途中、たまたま立ち寄ったあの公園で、無邪気に噴水で戯れる男の子に出会ったのだった。見た目小学校中学年ほどの男の子が、人目を気にせず、中身が透けようかというパンツ一枚の格好で走り回り、挙句の果てに幼い恥部を堂々と見せ付けるかのように着替える様に、心奥深くに潜む野獣が黙っていられるわけがなかった。
彼は翌日、眠い目を擦りながら、なけなしの金でコンデジを購入した。そして昨日と同じ時刻、彼は淡い期待を胸に公園へと向かった。そしてそこに、男の子はいた。昨日とは違う、白に青のゴムラインの入ったブリーフを下半身に張り付けながら、はしゃぐ男の子。彼は夢中でその裸体をシャッターに収めていった。
噴水の水によって透けたブリーフの布越しにはっきりとわかる、テントを張ったように膨らんだ股間。割れ目に沿ってピッタリと張り付きその形を浮かび上がらせている臀部。太陽の光に照らされテカテカと輝くきめ細やかな肌。ポッチのような可愛らしい乳首に、幼さを残した腹部とそこにポツンと存在するヘソ。なにより、つぶらな瞳に丸い鼻、思わず指先でツンツンしたくなるような頬っぺたを持つ、愛らしいお顔。孝彦にとっては直球ど真ん中だった。
グレーや水色、白に紺など色は様々だったが、その少し身体からして窮屈そうなブリーフを着用していたことが、シャッターの回数をさらに増やしていった。しかし、これだけ膨大な写真の中に、男の子の全裸を写したものは一枚としてなかった。小心者で引っ込み思案の孝彦にとって、木陰で友人らと着替える男の子の全裸をシャッターに収めるには、勇気や度胸が足りなかった。なにより、少なくはない周囲の視線も相まって、噴水近くで遊んでいる姿を遠くから撮影するのが精一杯だった。
孝彦は時間をもてあましていた。ビル警備といっても、定期巡回以外は特にすることもなく、ただ監視カメラのモニターを見つめているだけだった。彼は、今日も夕方撮影したあの男の子が写るデジカメの画面を見ながら、下半身を熱くさせていた。今日は白に黒のゴムラインの入ったブリーフだった。水に透けて、見えそうで見えない股間部を凝視しても、コンデジの画質には限界があった。それでも脳裏に焼き付いた、着替える時全裸になった男の子の股間にちょこんと存在する、あの小さな陰茎とふぐり。他の友人に見せびらかすかのように突き出した男の子の下半身は、孝彦の頭の中のフォルダにしっかりと保存されていた。それでも…。やっぱりきちんと写真に収めたい。彼の叶えられそうにない願望は、日増しに膨れ上がっていった。
あくる日も孝彦は公園のベンチに座り、いつのもように噴水で友人らと戯れるあの男の子を眺めていた。今日はグレー一色のブリーフか。独り言を呟きながら、今日もコンデジで男の子の裸体をシャッターに収めていった。しばらくして、遊び終えたのか、男の子達がいつものように木陰に移動し、着替え始めた。ベンチに座っていても、かすかに男の子の全裸が目に入り、やはりいつものように思わず股間に目がいく。可愛らしい陰茎とふぐりを遠目に確認すると、下半身がわずかに疼く。
着替え終えたのか、男の子達がそれぞれ別れを告げ散る中、なんとあの男の子がこちらに向かって歩いてくるではないか。孝彦は心臓が高鳴り、ベンチから動けなかった。ランドセルを背負った男の子がどんどんこちらに向かってき、そして彼の隣に腰を下ろした。
「おじちゃん、写真家?」男の子は笑顔で話しかけてきた。「えっ」突然の出来事に言葉が詰まりながらも、平静を装いながら孝彦は答えた。「う、うーん、まあ、写真撮るのが趣味っていうか、ね。」自分でもわかるほど、声が震えていた。「おじちゃん、いつも僕を撮ってるでしょ?だっていっつもここにいるし。」突き刺さるような問いかけだったが、そこに咎めるような雰囲気はなかった。「いや、あんまり君が…その、かっこいいもんでね。」なんだその答えは!これじゃあまるでショタコンを自称しているようなものじゃないか!!孝彦は自分自身を憎んだ。が、男の子の返答は意外なものだった。
「僕、おじちゃんに写真撮られるの好きなんだ。もっと撮ってくれる?」孝彦は、その問いの意味を理解するのに精一杯だった。撮られるのが好き?俺に?しかも、もっと撮ってくれるかだって?なんなんだ、一体!どういうことなんだ!?彼の脳みそは、生まれて初めてというほどフル稼働していた。明らかに混乱している孝彦を尻目に、男の子は彼の手首を掴むと、「ほら、いこっ!」いきなり立ち上がった。「えっ?」孝彦は意味も理解できないまま、男の子に腕を引かれながら公園を後にした。
歩いている間、男の子はあの屈託のない人懐っこい笑顔で孝彦に話しかけてきた。その男の子の様子に、次第に孝彦も落ち着きを取り戻しつつあった。孝彦は夜勤の仕事を思い出した。まだ時間は十分にあるが、もし無断欠勤や遅刻となれば、クビを切られかねなかった。孝彦は時間を気にしながらも、男の子のいうアパートへと向かっていった。
男の子が三階建てアパートの二階の一室のドアを開け、孝彦は恐る恐る足を踏み入れた。もあっとした熱気が襲い掛かってきた。入ると玄関横左手すぐに台所があり、ダイニングテーブルの置かれた部屋と、その向こうにベランダに面した一室が見えた。「さ、はやくっ」男の子に促され、奥の居間らしき部屋に入り、腰を下ろした。部屋は全体的に物が散らばっており、丁寧に掃除がなされているようには見えなかった。まあ孝彦自身、人のことを言えなかったが。
男の子が窓を開け放つと、かすか涼しい風が吹き抜けるようだった。「お母さんはまだ帰ってこないの?」孝彦がここに来る間、男の子の家庭環境については話を聞かされてはいたが、もしこの状況を見られた場合の、的確な理由がまだ浮かんでいなかった。「大丈夫だよー。今日は遅くなるって、たぶん8時過ぎとかじゃないかなぁ。」男の子の幾分慣れたような返答に、孝彦は少し複雑な気持ちになった。
「準備できたよ。」隣の襖の部屋に消えていた男の子からの声に振り返ると、そこにはブリーフ一枚の格好で仁王立ちする少年がいた。奥の部屋には布団が一組敷かれているのが見えた。「はやく写真撮ってよ。」そう言った男の子の笑顔を、孝彦は直視できなかった。まだ湿り気が残ったグレーのブリーフが、イヤに艶かしく見えた。
撮影会は、居間の隣の部屋で行われた。普段から寝室として使っているらしく、片隅に鏡台があった。広さは六畳ほどらしいが、古ぼけた箪笥や物が散らかっており、かなり狭く感じた。窓は締め切っており、正直汗ばむ。
男の子は畳の上に敷いた布団の上に立ち、様々なポーズをとった。腰に手を当てての仁王立ちや、両手を高く挙げてのバンザイ、しゃがんで蹲踞のような体勢など。孝彦は無我夢中にシャッターを切った。男の子は終始笑顔であった。やがて緊張がほぐれてきたのか、孝彦からもポージングを要求するようになった。四つん這いでお尻を向けさせたり、布団に寝かせて股を開かせたりと、徐々に男の子との距離も近づいていった。それでも男の子は嫌な顔一つせず、むしろ笑顔が増しているようだった。
二十数枚ほども撮っただろうか。孝彦はある「変化」に気がついた。撮影し始めの頃と比べ、男の子の股間が膨らんできているように見えるのだ。棒アイスを食べながら休憩しているときに男の子と、撮った写真をスライドショー機能で見ているときに気づいたのだが、あえて指摘しなかった。
アイスを食べ終え再び撮影を始めると、男の子のポージングに変化が生まれた。なから乾いたブリーフの中に手を突っ込んだり、ブリーフを下げるような仕草が見られるようになったのだ。孝彦の心臓は高鳴った。「いいよ、すごくかっこいい。」孝彦は胸の高鳴りを悟られまいと、しきりに話しかけた。男の子はやはり笑顔で、お尻の割れ目まで見せるようになった。孝彦の脈拍とともに、シャッターを押す間隔がどんどん短くなっていった。
どれだけの時間が経ったのかわからなかった。が、男の子の淫らな裸体を前に、孝彦はひたすらシャッターを切った。男の子はブリーフの中に右手を突っ込み、股間を隠しながら左手でブリーフを足元まで下ろした。足先だけで無造作にブリーフを脱ぎ捨てると、男の子は下半身の一箇所のみを隠しただけの、生まれた時の姿になった。両手の掌で陰茎とふぐりをやさしく包み込む男の子のその立居は、ミロのヴィナスよりも美しく見えた。
股間を隠したままの男の子を布団に横にさせた。小学四年らしい幼さを含んだ腹部が規則正しく上下し、かわいらしくポッカリと開いたヘソの穴に吸い込まれそうだった。孝彦は男の子に股を広げ膝を曲げさせた。開いた股の間に体を滑り込ませると、隠された秘部が目の前にあった。
孝彦はここで始めて男の子の身体に触れた。ヘソの周囲を指先で優しく撫でると、わずかに身をよじらせた。子供らしいきめ細かな肌の感触が、孝彦には新鮮だった。指先をゆっくりと下ろしていき、股間を覆う男の子の手に触れた。孝彦は重なったその左手を優しく退けた。力なく、従うままだった。男の子が頭をもたげ、言った。「もう我慢できないや。」今度は自ら、下半身を覆っていた右手を退けた。孝彦の目の前に、ソレが姿を現した。
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