- 2014⁄04⁄02(Wed)
- 00:07
朝立ち枕でオナ射君
とある個室。窓の外からは曙を過ぎた陽の光が、ほの暗い空間を柔らかく切り裂く。
「んっ…ぅ」
差し込む光の先、ベッドに寝転がる一人の少年が、身じろぎしながら呻きを上げる。
秒単位で照射位置を変える朝日のライトが彼の顔面を捉えると、眉間にシワが寄って声もいよいよ大きくなってくる。
「…っ……んっ…」
強烈な光に耐え切れず、泡沫の世界を漂っていた少年の意識が、覚醒に向かい歩き始めた。
「んっ…む、うぅーっ……ふぅ…」
ベッドに身体を横たえたまま大きく一伸び。
(…ちょっと…早いかな…)
胡乱な頭が昨日と雰囲気の違う日光に気づき、薄く開けた目で近くの時計を見る。
(午前6時25分…30分以上か…)
通常の起床時間は午前7時、それなりに余裕を残しつつ二度寝には足りない微妙な時間。
仰向けの身体を横に向けると、頭が乗った大きめの枕を引っ張って胸に抱きしめる。
手持ち無沙汰の両手を落ち着かせると、何とはなしに窓から外を眺め、世界に太陽の光が溢れていく様子を意味無く観察した。
(………)
ふと、呆けていた意識がとある事柄に気づく。股間の突っ張った感じ、寝間着のズボンに鋭角のテントを作り上げる何か。
男性特有の生理現象…いわゆる朝立ちだ。
大きくなった器官は包皮を被ったままだが、既に六割以上の硬化率にまで達している。
若さ故に有り余る元気は、性的興奮によらずに十分な勃起を果たしていた。
(……っ…)
まだ完全に覚醒しない意識が、突っ張った感触に落ち着かない腰を前へ突き出させる。
「…ん……」
枕に潜り込んだ高まりから返ってきたのは、馴染み深い牡の性感。
肉棒に詰まった血液の中身が淫欲ではなく純粋な生気であっても、快楽神経はその役目を果たしてくれた。
とは言え、こんな光景はよくある事。戯れに肉棒を捏ねくり回し、尿意が込み上げるか母親が起こしに来るまでの時間を潰すだけの遊び。
少年が使う枕は、抱きしめると口元からへその下までをカバーするほどの大きさで、
低反発性の素材は苦しくない程度の弾力で彼の腹と腕を押し返す。
背を曲げて身体と枕の間に股間を挟み、腰を突き上げるように短いピストンを繰り出すと、
まだ余裕のある皮が枕の圧力で固定されて、包皮口にカリ首を扱かれる形になる。
更に低反発素材特有の硬く戻りの少ない弾力が、適度な圧迫責めを裏スジに見舞った。
「…んぅ……んっ…」
寝息とは違う、著しく穏やかさの減った鼻息。口は枕の端を咥えて呻き声を封じると、束の間の快楽に暫し身を任せた。
傍目には寝ぼけて枕に抱きつく男子学生。だが軽く目を閉じ、うっとりと感じ入る表情と小刻みな腰の動きは、明らかな淫行の兆し。
ベッドは嫌な音を立てず、衣擦れだけが夜明けの静寂に溶け込む。
サッ…シュッ…スゥッ…
小さな乾いた音がする度に、肉棒に詰まった元気が淫気に変わっていく。
その割合は徐々に欲望へと傾いていき、朝立ちでは難しい最大勃起へとひた走る。
グ…グゥ……グッ…グッ……
その身を順調に伸ばす高まりは、遂に皮帽子からすっかり頭を出すまでに成長する。
張り出したカリ首は包皮が戻るのを防ぎ、寝間着を挟んではいるが亀頭への直接摩擦に変わった刺激は、
硬くなって感度の上がった竿もあって、寝起きの官能をさらに呼び覚ましていった。
(…どうしよっかな…)
下は腰を振りつつ上半身はと言うと、まったり気分の頭がこれからの事をぼんやりと考えていた。
朝立ちオナニーは、基本的にあまり気持ちのいいものではない。ヤル気の乏しい頭に生理現象で勃っているだけの股間、
そして下半身の感覚も寝起きで十全ではなく、中途半端な快感になる事が少なくない。そのくせ通常より射精しやすいのだから質が悪い。
具合の不鮮明な今の快感を取るか、夜に取っておくか…ぼやけ頭の損得勘定。
だがそんな事とは関係無しに、目先の心地よさの為だけに動いていた腰がその軌道を変える。
枕の位置をずらして枕と股間の中心を合わせると、そこを基点に腰を回して円を描くように牡幹をウレタン素材に押し付ける。
これまでに無い横軸の摩擦が加わり、裏スジから幹の裏側に至る部位にジワジワと快美感が溜まっていく。
その下、精液を溜め込んだ肉色のクルミも恥ずかしい腰振りダンスに弄ばれ、危険な痛みと紙一重の微弱な性感を生み出す。
「ん…うんっ……ふぅ…」
掛け布団をはだけて枕を下に敷き、うつ伏せのまま突き出した尻をくねらせる少年。
パジャマの薄い生地が巻き上げられて、小さくキュッと締まった尻と野暮ったい白ブリーフのラインを浮き上がらせる。
こじんまりとした年頃の男の子らしいヒップが、さらなる肉悦を求めて踊る腰つきは、
可愛らしい顔立ちや中性的な容姿もあって、いけない艶かしさを匂わせていた。
ッ……ギッ…ギィ……
大きく激しくなる少年の腰捌き。衣擦れの微かな音を耳障りな軋みが打ち消し、その間隔も少しずつ短くなってきている。
股間はすっかり本気のエレクトを見せ、頭も大分覚醒しつつあるが尿意はその兆しを見せず、枕元の時計を見ても起床時間まで若干の余裕がある。
(…いいや、しちゃおっ)
目先の欲望に負けた浅はかな決断。何時もの一人遊びより鈍い快感、一日の始まりで無駄に疲れる行為。
無駄撃ちになるなぁ…と頭の半分が思いながら、射精目指して次の段階へ進む。
枕を手で掴んで折り曲げると、パジャマ越しのボーイスティックをふくよかな谷間に挟み、溝に沿って腰を前後させる。
パイズリに近い愛撫はペニスの裏側だけでなく両サイドにも圧迫責めができ、手の力を強めればきつい締め付けが射精への道程を早めてくれた。
「…っ、んっ…っふっ…」
遊び半分のオチンチン弄りから、本格的な枕オナニーへ。
二枚の布地を挟んだ擦りつけは手よりもどかしく、絶頂に近づく事はできても射精には後一歩物足りない…普段なら。
(んっ…やっぱ朝は早いな…)
射精の閾値の低い今の少年。小刻みな突き込みを見舞っていた腰の奥に、ドクドクと甘美な濃縮ジュースが溜まっていく。
匂い立つ新たな精の香りに誘われ、絶頂という名の獣が急速に走り寄ってくる。彼の無防備な理性がこの淫らな動物のアギトに咥え込まれれば、
たちまち白濁は一滴残らず吸い尽くされ、絞りカスを辺りに撒き散らすだろう…白ブリーフの中に。
(そろそろ準備を…っと)
ティッシュ箱に手を伸ばして紙束の塊をごっそり抜き取ると、布団の上に薄紙を敷き詰めて射精先を確保する。
最後の仕事をやり遂げた理性は頭の片隅へ引っ込み、代わりに調子の出てきた性欲が求めるままに腰のリミッターを解除した。
ギッ…ギシ、ギシッ…ギィッ…
性急な牡のリビドーを体現する破廉恥な前後運動に、ベッドが悲鳴を上げるがお構いなし。
このまま自堕落で惨めな腰振りで絶頂を迎えたい…半ば意地になって腰を振り、その激しさに見合った快感を下肢の一点にチャージして…
(ちょっと弱いけど、来たっ…)
最後に溜め込んだ愉悦を、一気に開放する。十代の少年にとっては生き甲斐の半分と言っても良い、種付け射精の絶頂感が込み上げてくる。
いつもより早いオーガズムの前兆を感じ取ると、必死の腰振りにブーストを上乗せして天国への階段を駆け昇る。
(ギリギリまで、枕で…!)
ここまで来たら枕オナニーでイキたい…パンツを穿いたまま射精は出来ないが、
自慰行為を覚える前の小学生のような行為を、発射直前まで続ける魂胆らしい。
「んっ、はっ…ふっ、んぅ、っ…む…!」
短く放たれる吐息と区別のつかない声が、徐々に鋭い連続音へと変わっていき、腰のマシンガンピストンとシンクロする。
そして遂に、朝っぱらからの快楽漬けに根負けした脳が、枕オナニーを楽しむ下半身に射精命令を発した。
睾丸より内側の一点に感じていた存在感が一気に膨らんだかと思うと、輸精管を牡のミルクが押し通る感触が…
(来たっ、来る!)
慌てて身を起こして膝立ちになると、左手一本でパジャマと下着を掴んで一気に引き摺り下ろす。
腰ゴムに引っかかって下を向く肉棒をタイミング良く右手で掴むと、勢いを殺さずそのまま扱き始める。
2秒にも満たない間の妙技で辛くもパンツ内射精を避けると、今日はまだ先走りも出ていない牡の銃口をティッシュに向ける。
「くっ、んんっ!ふっ……ぅ!!」
硬い先端が紙束に狙いを付けた瞬間、少年の眉間に一際深いシワが刻まれた。
ビュルゥッ!
「っ!ん、んうぅっ!」
一本の線となって勢いよく弾け飛ぶ白濁の塊。朝一番の元気を込めた少年一番絞りが、快感と引き換えに虚しく放たれる。
下肢の奥に感じる圧迫感に似た快感も、狭い尿道を精液が貫き通る感触も100%とはいかないが、それでも若い牡には十分に足る歓喜。
枕オナニーで高まった勃起を一生懸命扱いて、小さな噴射口からホワイトジュースをひり出し続ける。
膝立ちの足首をピンと伸ばし、射精の脈動に合わせて腹をキュウっと引っ込める姿は、身体全体でエクスタシーの波を表現しているようだ。
チュン…チチッ…チュッチュン……
「うっ…ん!…んあぁ……っく…っ!」
パタパタッ…パッ…パタッ……
一日の始まりを告げる小鳥達のコーラスに、快楽の呻き声と、重ねた紙束に降りかかる精の雨音が重なる。
初弾の後も、短い間隔で飛沫が次々とティッシュに命中し、黄ばんだ乳白色と薄い半透明の粘液、
そしてティッシュの純白が歪んだ水玉模様を作り出す。
白濁の溜まった池からは芳醇とは言い難いザーメン臭が放たれ、既に部屋の中に漂い始めていた。
二桁の吐精運動にいく前にザーメンの飛距離は明らかに落ち、右手のペニスも既に萎み始めている。
朝の光景とは対極的な行為も、そろそろ終わり…そう油断していたところへ。
ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!
「!!」
枕元の時計が、些か大きめの電子音で少年の起床時間を知らせる。
だが、射精後の虚脱感が頭を侵食し始めた絶妙のタイミングでの横槍は、意外な結果を生み出してしまう。
「んえっ……えっ!?く…が、がぁっ!」
不意の目覚ましにビックリした事と、寝起きで一部の部位だけを酷使する運動の連続に、右脹脛がこむら返りを起こしてしまった。
「つっ…ぐ、うっ…んん!!」
突如発生した引き攣る痛みに、抑えきれない正真正銘の呻き声が上がる。
痙攣する筋を右手で押さえ込んでこれ以上の悪化を防ぐが、なかなか痛みは引いてくれない。
ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!
耳障りな電子音をかき鳴す時計。
だが右足の異常事態を前に、歯を食いしばってその場にうずくまるのが精一杯の少年には、時計を止める余裕は無かった。
「ちょっとぉーっ、起きなさいよぉー」
今最も聞きたくなかった声。階下から母親が声を掛けてくる。
何時まで経っても止まらない目覚ましを心配しての事だろうが、しかしこの状況では余計な事この上ない。
(ティッシュを片付けないと…!)
いつもは母親に知られたくない一心で、精液処理に使ったティッシュはゴミ箱ではなく自分で燃えるゴミに出している。
まずはゴミ入れのビニール袋を出さないと…だが袋を収納している机はベッドから数歩離れた壁際。
今の彼にとっては千里先の蜃気楼の様に遠い存在だった。
「ちょっと、二度寝しないでよねぇ」
先ほどよりはっきりと聞こえる母の声。
トン、トン、トン、トン…
フローリングの床をスリッパ履きの足が進む軽い足音。
(ちょっ…んぇえ!?)
なんと、鳴り止まない目覚ましを訝しんだ母親が、二階に上がって来てしまった。
少年の自室のドアに鍵は無く、母の侵入を防ぐ手立ては無い。
「だ、大丈夫っ、だから!」
痛みを堪えて懸命に母の接近を阻むが、鈍い足音は止まらない。
対してこちらは、鳴り止まない目覚まし時計に半脱ぎのままのズボン、そして何があったかを如実に語る所々が変色したティッシュ。
やがて足音と人の気配が自室の前まで来ると…
カチャッ
ドアノブを回す軽快な金属音。それは少年を絶望に叩き込む断頭台の音色。
(ダ、ダメッ、来ないでっ、ダメダメ、ダメぇーっ!!)
そして、部屋の壁と扉の間の隙間が、徐々に広がっていき……
終幕
ベッドは嫌な音を立てず、衣擦れだけが夜明けの静寂に溶け込む。
サッ…シュッ…スゥッ…
小さな乾いた音がする度に、肉棒に詰まった元気が淫気に変わっていく。
その割合は徐々に欲望へと傾いていき、朝立ちでは難しい最大勃起へとひた走る。
グ…グゥ……グッ…グッ……
その身を順調に伸ばす高まりは、遂に皮帽子からすっかり頭を出すまでに成長する。
張り出したカリ首は包皮が戻るのを防ぎ、寝間着を挟んではいるが亀頭への直接摩擦に変わった刺激は、
硬くなって感度の上がった竿もあって、寝起きの官能をさらに呼び覚ましていった。
(…どうしよっかな…)
下は腰を振りつつ上半身はと言うと、まったり気分の頭がこれからの事をぼんやりと考えていた。
朝立ちオナニーは、基本的にあまり気持ちのいいものではない。ヤル気の乏しい頭に生理現象で勃っているだけの股間、
そして下半身の感覚も寝起きで十全ではなく、中途半端な快感になる事が少なくない。そのくせ通常より射精しやすいのだから質が悪い。
具合の不鮮明な今の快感を取るか、夜に取っておくか…ぼやけ頭の損得勘定。
だがそんな事とは関係無しに、目先の心地よさの為だけに動いていた腰がその軌道を変える。
枕の位置をずらして枕と股間の中心を合わせると、そこを基点に腰を回して円を描くように牡幹をウレタン素材に押し付ける。
これまでに無い横軸の摩擦が加わり、裏スジから幹の裏側に至る部位にジワジワと快美感が溜まっていく。
その下、精液を溜め込んだ肉色のクルミも恥ずかしい腰振りダンスに弄ばれ、危険な痛みと紙一重の微弱な性感を生み出す。
「ん…うんっ……ふぅ…」
掛け布団をはだけて枕を下に敷き、うつ伏せのまま突き出した尻をくねらせる少年。
パジャマの薄い生地が巻き上げられて、小さくキュッと締まった尻と野暮ったい白ブリーフのラインを浮き上がらせる。
こじんまりとした年頃の男の子らしいヒップが、さらなる肉悦を求めて踊る腰つきは、
可愛らしい顔立ちや中性的な容姿もあって、いけない艶かしさを匂わせていた。
ッ……ギッ…ギィ……
大きく激しくなる少年の腰捌き。衣擦れの微かな音を耳障りな軋みが打ち消し、その間隔も少しずつ短くなってきている。
股間はすっかり本気のエレクトを見せ、頭も大分覚醒しつつあるが尿意はその兆しを見せず、枕元の時計を見ても起床時間まで若干の余裕がある。
(…いいや、しちゃおっ)
目先の欲望に負けた浅はかな決断。何時もの一人遊びより鈍い快感、一日の始まりで無駄に疲れる行為。
無駄撃ちになるなぁ…と頭の半分が思いながら、射精目指して次の段階へ進む。
枕を手で掴んで折り曲げると、パジャマ越しのボーイスティックをふくよかな谷間に挟み、溝に沿って腰を前後させる。
パイズリに近い愛撫はペニスの裏側だけでなく両サイドにも圧迫責めができ、手の力を強めればきつい締め付けが射精への道程を早めてくれた。
「…っ、んっ…っふっ…」
遊び半分のオチンチン弄りから、本格的な枕オナニーへ。
二枚の布地を挟んだ擦りつけは手よりもどかしく、絶頂に近づく事はできても射精には後一歩物足りない…普段なら。
(んっ…やっぱ朝は早いな…)
射精の閾値の低い今の少年。小刻みな突き込みを見舞っていた腰の奥に、ドクドクと甘美な濃縮ジュースが溜まっていく。
匂い立つ新たな精の香りに誘われ、絶頂という名の獣が急速に走り寄ってくる。彼の無防備な理性がこの淫らな動物のアギトに咥え込まれれば、
たちまち白濁は一滴残らず吸い尽くされ、絞りカスを辺りに撒き散らすだろう…白ブリーフの中に。
(そろそろ準備を…っと)
ティッシュ箱に手を伸ばして紙束の塊をごっそり抜き取ると、布団の上に薄紙を敷き詰めて射精先を確保する。
最後の仕事をやり遂げた理性は頭の片隅へ引っ込み、代わりに調子の出てきた性欲が求めるままに腰のリミッターを解除した。
ギッ…ギシ、ギシッ…ギィッ…
性急な牡のリビドーを体現する破廉恥な前後運動に、ベッドが悲鳴を上げるがお構いなし。
このまま自堕落で惨めな腰振りで絶頂を迎えたい…半ば意地になって腰を振り、その激しさに見合った快感を下肢の一点にチャージして…
(ちょっと弱いけど、来たっ…)
最後に溜め込んだ愉悦を、一気に開放する。十代の少年にとっては生き甲斐の半分と言っても良い、種付け射精の絶頂感が込み上げてくる。
いつもより早いオーガズムの前兆を感じ取ると、必死の腰振りにブーストを上乗せして天国への階段を駆け昇る。
(ギリギリまで、枕で…!)
ここまで来たら枕オナニーでイキたい…パンツを穿いたまま射精は出来ないが、
自慰行為を覚える前の小学生のような行為を、発射直前まで続ける魂胆らしい。
「んっ、はっ…ふっ、んぅ、っ…む…!」
短く放たれる吐息と区別のつかない声が、徐々に鋭い連続音へと変わっていき、腰のマシンガンピストンとシンクロする。
そして遂に、朝っぱらからの快楽漬けに根負けした脳が、枕オナニーを楽しむ下半身に射精命令を発した。
睾丸より内側の一点に感じていた存在感が一気に膨らんだかと思うと、輸精管を牡のミルクが押し通る感触が…
(来たっ、来る!)
慌てて身を起こして膝立ちになると、左手一本でパジャマと下着を掴んで一気に引き摺り下ろす。
腰ゴムに引っかかって下を向く肉棒をタイミング良く右手で掴むと、勢いを殺さずそのまま扱き始める。
2秒にも満たない間の妙技で辛くもパンツ内射精を避けると、今日はまだ先走りも出ていない牡の銃口をティッシュに向ける。
「くっ、んんっ!ふっ……ぅ!!」
硬い先端が紙束に狙いを付けた瞬間、少年の眉間に一際深いシワが刻まれた。
ビュルゥッ!
「っ!ん、んうぅっ!」
一本の線となって勢いよく弾け飛ぶ白濁の塊。朝一番の元気を込めた少年一番絞りが、快感と引き換えに虚しく放たれる。
下肢の奥に感じる圧迫感に似た快感も、狭い尿道を精液が貫き通る感触も100%とはいかないが、それでも若い牡には十分に足る歓喜。
枕オナニーで高まった勃起を一生懸命扱いて、小さな噴射口からホワイトジュースをひり出し続ける。
膝立ちの足首をピンと伸ばし、射精の脈動に合わせて腹をキュウっと引っ込める姿は、身体全体でエクスタシーの波を表現しているようだ。
チュン…チチッ…チュッチュン……
「うっ…ん!…んあぁ……っく…っ!」
パタパタッ…パッ…パタッ……
一日の始まりを告げる小鳥達のコーラスに、快楽の呻き声と、重ねた紙束に降りかかる精の雨音が重なる。
初弾の後も、短い間隔で飛沫が次々とティッシュに命中し、黄ばんだ乳白色と薄い半透明の粘液、
そしてティッシュの純白が歪んだ水玉模様を作り出す。
白濁の溜まった池からは芳醇とは言い難いザーメン臭が放たれ、既に部屋の中に漂い始めていた。
二桁の吐精運動にいく前にザーメンの飛距離は明らかに落ち、右手のペニスも既に萎み始めている。
朝の光景とは対極的な行為も、そろそろ終わり…そう油断していたところへ。
ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!
「!!」
枕元の時計が、些か大きめの電子音で少年の起床時間を知らせる。
だが、射精後の虚脱感が頭を侵食し始めた絶妙のタイミングでの横槍は、意外な結果を生み出してしまう。
「んえっ……えっ!?く…が、がぁっ!」
不意の目覚ましにビックリした事と、寝起きで一部の部位だけを酷使する運動の連続に、右脹脛がこむら返りを起こしてしまった。
「つっ…ぐ、うっ…んん!!」
突如発生した引き攣る痛みに、抑えきれない正真正銘の呻き声が上がる。
痙攣する筋を右手で押さえ込んでこれ以上の悪化を防ぐが、なかなか痛みは引いてくれない。
ピピピッ!ピピピッ!ピピピッ!
耳障りな電子音をかき鳴す時計。
だが右足の異常事態を前に、歯を食いしばってその場にうずくまるのが精一杯の少年には、時計を止める余裕は無かった。
「ちょっとぉーっ、起きなさいよぉー」
今最も聞きたくなかった声。階下から母親が声を掛けてくる。
何時まで経っても止まらない目覚ましを心配しての事だろうが、しかしこの状況では余計な事この上ない。
(ティッシュを片付けないと…!)
いつもは母親に知られたくない一心で、精液処理に使ったティッシュはゴミ箱ではなく自分で燃えるゴミに出している。
まずはゴミ入れのビニール袋を出さないと…だが袋を収納している机はベッドから数歩離れた壁際。
今の彼にとっては千里先の蜃気楼の様に遠い存在だった。
「ちょっと、二度寝しないでよねぇ」
先ほどよりはっきりと聞こえる母の声。
トン、トン、トン、トン…
フローリングの床をスリッパ履きの足が進む軽い足音。
(ちょっ…んぇえ!?)
なんと、鳴り止まない目覚ましを訝しんだ母親が、二階に上がって来てしまった。
少年の自室のドアに鍵は無く、母の侵入を防ぐ手立ては無い。
「だ、大丈夫っ、だから!」
痛みを堪えて懸命に母の接近を阻むが、鈍い足音は止まらない。
対してこちらは、鳴り止まない目覚まし時計に半脱ぎのままのズボン、そして何があったかを如実に語る所々が変色したティッシュ。
やがて足音と人の気配が自室の前まで来ると…
カチャッ
ドアノブを回す軽快な金属音。それは少年を絶望に叩き込む断頭台の音色。
(ダ、ダメッ、来ないでっ、ダメダメ、ダメぇーっ!!)
そして、部屋の壁と扉の間の隙間が、徐々に広がっていき……
終幕
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