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  • 2013⁄03⁄01(Fri)
  • 00:04

大和男児 新人

日本のとある奥地に存在するという「大日本帝国高等学校」
ここは戦前は軍人を育てる為の旧日本軍の施設だったというが、日本の敗戦により軍は無くなった。
軍の施設も解体されていく中、この高校は戦後も教育機関として残ったのだ。
その後、この高校は何十年もの間、スポーツ特待学校として各競技の上位を独占していくという
輝かしい実績を現在も維持している。
それと同時に大日本帝国高校には、外部との接触が極端に少なく、練習内容等も全て極秘。
試合以外では全てのメディアの撮影も取材も受け付けていなかった。
大きな実績があるにも拘らず、謎のヴェールに包まれた学校でもあるのだ。

俺の名前は高岡健太。地元の公立中学三年の柔道部員だ。といっても、夏の大会で引退して半年経っているが・・・
そんな事よりも俺の頭を悩ましている事がある。それは進路だ。もう年は明けているのに。
本来であれば全国一歩手前までいった柔道の推薦で地元の強豪校に決まる所だったがそうはいかなかった。
去年推薦でその高校に行った先輩が悪い仲間と問題を起こして退学。推薦枠が無くなったのだ。
この推薦枠が無くなると貧乏な俺んちでは高校なんて行けなくなる。
俺んちは母子家庭、父親は酒を飲んでは俺や母ちゃんに暴力をふるう男で、離婚後は1円も置いていかず今は音信不通だ。
母ちゃんは朝から晩まで働いて俺と三歳年下の妹を必死に養っている。
その上、俺より遥かに出来の良い妹が私立中学に通う事になったから、俺が母ちゃんに負担をかけるわけにはいかない。
今までの新聞配達のバイトだけでは絶対に足りない。
そんな事を考えていたら「おい健太!進路の先生に俺達呼ばれてるぞ!」と声をかけられた。
こいつの名前は谷田園治、同じ柔道部の親友だ。階級は違うが。
こいつも俺と同じような家庭環境で、妹が三歳年下で私立中学に通う所まで一緒だ。
周りからは俺達が話していると「犬と猿、犬猿の仲の二匹が奇跡的に仲が良い!」と笑う。
確かに健太(犬)で園治(猿)で名前にも入ってる上に、顔も犬顔と猿顔だ。うまい事言うもんだな・・・
何はともあれ俺達は進路指導室に急いで向かった。
進路指導室にいたのは柔道部の顧問と、とある高校のスカウトがいた。
その先生は「大日本帝国高校」という高校から来たそうだ。その高校なら俺も聞いたことがある。
話をまとめると、大日本帝国高校は制服以外の学費がほぼ無料のスポーツ特待校。
全国一歩手前までいった俺達の力が必要だと。
そこは全寮制で食事付き、こんなうまい話に乗らない手はない。
俺達は母ちゃんに相談もせずに、大日本帝国高校への進学を決めた。母ちゃん達も「別にいいよ、学費がかからないなら」
としか言わないだろうし、母ちゃん達も今は出来のいい娘達の将来の事で頭が一杯なんだろう。
そんな訳で俺達は大日本帝国高校に進学することになった。

中学の卒業式の翌日、俺と園治は指定された駅前で迎えの車に乗ると同時に、迎えの人達に眠らされてしまった。
そこからは記憶がない、目が覚めた時には船から下ろされる所だった。
どうやらとある島に連れてこられたらしい、あたりを見回すと俺と園治以外にも合わせて十人ほど同じように連れてこられている。
何が起きたのかも分からない状態だったが、引率らしき大人から「私語厳禁」と言われたので何も話せなかった。
港からまたバスに乗せられ、ようやく大日本帝国高校の校舎に到着した。
俺達はバスからおろされた。
そのあとすぐに「持ち物検査を行う」と言われ、俺達は教室に連れて行かれた。
教室の中にはテレビの中でしか見たことないようなガラの悪い男が竹刀を持って座っていた。
最後の一人が教室に入ると同時に鍵が閉められた。するとその男は
「俺の名は浦川、見ての通り剣道部顧問の生徒指導部の教師だ」と自己紹介したと思いきや
いきなり「てめぇら!持ち物検査だっつってんだろ!早く荷物見せろや!」とキレだした。
俺達が荷物を全て見ても、「おい!お前らまだ何か隠してんじゃねえか?」と問い詰める。
何のことか俺達も分からないでいると浦川は「その服の中に何か隠してんじゃねえのか!?全部脱げ!」
と命令した。
俺達は「服を脱げ」と命令され躊躇したが、そんな場合ではない。今にも浦川という先生が竹刀で
襲ってきそうな雰囲気だ。
みんながトランクス一丁になった。がしかしそれでも浦川先生は不満そうだ。
「今時のガキはそんなもん穿いてチャラチャラと・・・まあ今からこれを締めろ」
そういって浦川先生はみんなに白い布を投げた。受け取ったがみんなどうすればいいかも分からず
顔を見合っている。
「今時のガキは六尺褌の締め方も知らねえのか?笑い者だな、ハハハハ!」
今時フンドシって・・・耳を疑った。茫然としている俺達を無視して浦川は
「そんなチャラいもん穿いてたって何も始まんねえだろ!おい!お前ら出てこい!」
浦川先生がそう言って鍵を開けると、俺達と同じ人数の生徒が入ってきた。
生徒は皆昔ながらの黒の詰襟制服に、青白い坊主頭だ。
「こいつらは俺の部下に当たる剣道部部員だ!今日の所はこいつらに褌を締めてもらえ!」
剣道部の先輩達は俺達がパンツを脱ぐと同時に褌で股間を隠しながら褌を締めてくれた。
先輩達は手際が非常に良かった。この鬼みたいな先生の下に居ることだし当然か。
野球部でもないのに坊主頭なのは単に厳しいからだろう。
先輩たちは仕事が終わるとすぐに部屋を出てった。
浦川先生は「次は身体測定、そのまま隣の教室行け!」とだけ命令した。
褌姿で廊下に出るのは恥ずかしかったが、誰も居なかったので、みんな急いで隣の教室に移動した。
そこでは褌一丁で身体測定、それが終わると体にあった制服を貰ってそのまま着た。
俺はここで一安心したが甘かった。これは序章に過ぎなかった。
制服は噂通り、昔ながらの黒の学ランだ。中学はブレザーだったから学ランには少し憧れがあった。
ワイシャツも中学の時のをそのまま使るが、さっき締めたフンドシは何だかパンツと違い違和感があった。
その後はクラス分けが発表され俺は3組、園治は8組にだった。クラスは別れちまったが体育の授業が一緒らしいので少し嬉しい。
その後は簡単な学校の説明会。
今さら知った事なのだが大日本帝国高校は一学年に400人ずついるため10クラスに分けられているそうだ。しかも男子だけで。
それに部活の数も半端ではない、オリンピック競技をはじめとする運動部は全て揃っている。
その一方で文化部は放送部と編集局、そして図書局しかないそうだ。まあ文化部に興味のない俺には関係ないが。
この高校は完全な全寮制であり、部活導入部が絶対条件である。
部活に入ったら部活から指定される寮に入るらしいが、今は先生達と同じ寮に入るらしい。
部活だけでなく勉強も大事で赤点を取ったら鬼のような補習や追試を受けなくてはならない。
一番驚いたのは下着について、いま締めている白フンと白ブリーフ以外穿いてはならないのだ。これにはみんな驚いていた。
教室がざわつくと浦川先生のようなヤクザみたいな教師が「ガキがチャラチャラしたパンツを穿くな!
俺もここの卒業生だが俺の時代の一年はフルチンだったんだからそれに比べたらありがたく思え!」と怒鳴ったので、従うしかなかった。
この後は褌の締め方を教えてもらったが、この時見本として使われた生徒が居た。
その生徒は素行不良を絵にかいたような感じだったが、頭頂部だけ剃られたカッパのような髪形をしていた。耳にピアスの穴はあるのにピアスはしていない。
「こいつは早くも俺たち教師に殴りかかろうとしたが返り討ちに遭いこの有様だ!お前らもこいつのようになりたくなければさっさとフルチンになれ!」
そう言われ急いで服を脱ぎフンドシを見本通りに締めた。4,5回もやればみんな合格を貰えた。
最後に制服を着て、自分の体のサイズに合った白ブリーフを2枚貰い、ひとまず寮に向かった。
寮の自分の割り当てられた部屋に入るとそこにはすでに園治が居た。どうやら俺と園治の二人部屋らしい。
知らない人ばかりで緊張した一日だったので園治の猿顔を見ると何だか安心した。
園治が先に「お前の犬顔見たら安心したよ」と言ってきたので「猿顔のお前に犬顔とか言われたくねえ!」と言い返した。
その後はお互いに「ワン!」「ウッキー!」とそれぞれの動物になりきりながら寝技の掛け合いでじゃれ合った。
何だか出会った頃の様で楽しかった。
ひと通り終わると先生に言われた通り、部屋に置かれていた教科書や制服や私物に名前を書いた。
俺と園治にとって高校に行けるなんて思ってもみなかったから勉強のことをすっかり忘れていた。
大日本帝国高校は部活動だけじゃなく勉強にも力を入れていることも今日知った。
現代文、古典、数学ⅠA、化学、世界史、リーディング、ライティング・・・中学の時とは比べものにならない位の勉強量についていけるか不安だ。
明日は今日配られた白ブリーフを穿いて制服を着てそれぞれの教室に八時半までに集合だから今日は早めに寝ようという事になった。
寝る時は学校指定の、これまた昔ながらの体操着を着て寝るよう言われていたので着替えたが、二人同時にお互いの褌姿を見てしまった。
園治が「健太の褌姿、なかなか似合ってるぞ」というと俺も「園治の褌もな!」と、返してやった。
そのまま今日締めた褌を解いてフリチンになり褌に名前を書いてノーパンのまま体操着を着て布団に入った。
お互いのちんこなんて幼稚園の頃から見慣れているし、中学の部活の合宿でもみんな隠さなかったので今更な感じだった。
布団を敷いたが互いの布団をくっつけないと敷けない位狭い部屋なので布団をくっつけて寝た。
消灯後、寝る前に俺は「こうやって園治と寝るのもなんか久しぶりだな」というと園治は、「そうだったな」と言って少しの間昔の思い出話に花が咲いた。
他にも中学の柔道部の連中はどの高校に行ったのか?お互いの母ちゃんと妹は今頃どうしているだろう?そんな話をした。
しばらくすると、見回りの先生が他の生徒を怒鳴り散らしている声が聞こえたので、二人で寝たふりをしている間に本当に眠ってしまった。
寝てしまってからどのくらいの時間が過ぎたのかも分からなかったが、下半身に違和感を覚えて目が覚めてしまった。
そこで俺と園治は信じられない光景を目にしてしまった。
寝る前に着た筈の体操着は脱がされていて、掛け布団もなく俺達は全裸の状態だった。
しかも俺達のチンポは白ブリーフ一丁の坊主頭の男二人にしゃぶられていた。おまけに短髪の男がその様子をカメラに収めていた。
抵抗しようにも手は上に、足も縛られていて口にはガムテープが張られ大声を出す事も出来ない。横目で見た園治も同じ様子だ。
今までにない感覚だった。チンポは既に皮を剥かれ、亀頭が丸出しだ。そこを舐められると物凄く気持ちいい。
セックスはおろか、柔道に打ち込む中学時代を送っていたため、女性経験もロクにない俺達の限界はすぐに来てしまった。イク目前にしゃぶっていた人が俺のチンポから口を離したので精液は俺の顔から胴体にかけてかかってしまった。
園治は運の悪い事にしばらくため込んでいたらしく、一回で大量の精液の殆どが顔にかかってしまったそうだ。
その様子はすべてカメラに撮影されてしまってしまった。撮影が終わるとチンポをしゃぶっていた白ブリ二人は部屋を出て行った。
撮影していた男は俺達に「これは学費の代わりとして世界中の裏世界に有料配信される。もし退学したり、この学校に不利益になるような行為をした場合は・・・どうなるか分かっているな?」
俺達の手足の縄を解き、口のテープを剥がしながら、「この動画はお前達が未成年の内からこんないかがわしい事をやっていた証拠として表の世界にも配信され、お前達は一生日の光を浴びることはなくなる」
そんな事が許されるのか・・・聞きたい事は山ほどあったが聞く前にその男が喋った。
「それもこれもこの学校は世界的な組織がバックに付いているから、世界中のマスコミに報道されることもない、ばらそうとして消された人間は星の数ほどいる。」
俺達はとんでもない所に来てしまった。そう感じた。
最後に男は小声で「こいつら早速自分で顔射しやがった。」と笑っていて少し不気味だった。

昨日の感傷に浸っている間もなく、俺達は学校の準備をした。かかってしまった精液を落とすために大浴場に行ったら、どうやら同じような生徒であふれかえっていた。
おそらく学校に弱みを握られたのだろう。
そのあとは大きな食堂で朝食だったのだが、普通なら近くの人達と談笑するところなのだが、浦川先生をはじめとするヤクザのような強面教師達ににらまれ続けていたので、無言の朝食を俺達は終えた。
歯を磨いた後、昨日貰った白ブリーフを穿いたのだが、サイズが小さくピチピチで、股間が強調されるようになっていた。
園治も同じだったが、文句を言えるような場所ではないと思いそのまま制服を着て学校に向かった。
今日は生徒の成績を知るために学力テストを行われた。
追試も行われるらしく、追試で合格したら講習に進めるが、合格しないと地獄の「補修」が始まるらしい。
俺は国語と社会と英語、園治は理科と数学と英語で追試になった。お互いの得意科目を教え合って何とか俺は国語、園治は数学で合格したが、二人とも苦手な英語と、俺は国語、園治は理科で追試になってしまった。
俺達は二科目だからまだしも、五科目全てで追試になった人も少なくなかった。
その多くはあまりにも勉強ができずに、この学校にスポーツ推薦で来た人たち。褌を締める時、見せしめでカッパのような髪形にされた子をはじめとする素行不良でこの学校に送られてきた人たちだった。
素行不良の生徒の中には刑務所(少年院?)から送られてきた人もいて、俺はこの学校がますます怖くなった。
補修は地獄だった。補習が始まるやいなや延々と英単語や漢字の書き取りをさせられた。
補修はラジオ体操に始まり、食事もパンかおにぎり一個に水だけで夜の10時まで続いた。
各教科とも3日に一度行われる昇格試験に合格したら講習に進める。俺と園治は3日で2つとも合格できたがそうでない人間も多くいた。
しかしそんな人間に同情している暇はどこにもなかった。それがたとえフリチン姿で補修を受けてる人がいようと・・・
監視体制や体罰も厳しく、一秒でも座る時間に遅れたり、講習中に居眠りをすると先生が生徒をグーで殴ったが、誰も文句は言えなかった。
スポーツ特待校と言われながらも、ストレッチや筋トレをする時間も与えられない事には不安を感じたが、勉強をしている内に3月は過ぎて入学式の日が来た。
入学式は中学の時とそんなに変わらなかったが、一部の生徒に異変が起きていた。
不良だった感じの人達がみんなボウズになったり、ピアスをつけなくなったり、眉毛を書かなくなったりして、大人しい感じになっていた。
それを見て俺は不良だった人達が怖くなくなったはずなのに、なぜだか怖くなった。別の怖さを感じた。
入学式にも家族の人達が来ている様子もない、先生もほとんどが強面の先生ばかりだったこともあるが・・・
入学式の後は部活の部員争奪戦もとい、部活動勧誘が始まった。
俺達は柔道推薦だが、部活は自由に選んでいいそうだが・・・
部活動勧誘は一番大きな体育館には収まりきらないほどの部活動があった。
野球を含めオリンピック種目は全てそろっている。中学の時には名前も聞かなかった部活もたくさんあった。
だけど俺も園治も最初に行ったのは柔道部、やっぱり柔道が好きだからだ。
柔道部の勧誘を受けている一年生を見て園治は驚いていた。園治から中体連最後の大会で試合開始僅か13秒で一本を取り、その後全国優勝をした松木仁君がいたのだ。
園治は顔が真っ青だった。すぐさま園治は「オレ、違う部活にする」と言った。
俺は「落ち着けって!柔道なんだから階級変えればいいだろ!それに松木君がまた同じ階級になるとは限らないし・・・」と言って落ち着かせた。
すると、他の部活の勧誘の先輩三人がやってきて、「さあここに名前を書いて(笑)」と満面の笑みで言われた。
俺が「いや、まだどこの部活にするかは決めていなくて・・・」と言うとそれを聞き逃さなかった他の部活の勧誘の人達も自分の部活の勧誘を始めた。
それだけでなく、お互いの部活の悪口を言い始めた。「剣道部の顧問は鬼の浦川だから」「野球部は坊主だよ」「バレー部一年はずっと玉拾い」
俺達は途方に暮れていたら柔道部の先輩達に「柔道推薦の高岡君と谷田君だよね?」と話しかけて頂いた事で悪口を言い合っていた先輩達も
「なんだ柔道推薦か、期待させやがって・・・」と言いながら、さっきの笑みとはまるで別人のように離れていった。
「でも柔道部なら学祭が楽しみだな」と言ったのが気になった。

俺達と松木君は三人の先輩達に柔道部の活動している道場に連れて行かれた。そこには同じく学ランを着た新一年生が17人もいた。皆、全国大会で見たことのある顔だ。
練習は真剣そのものだ。勧誘していた先輩達の1人、木島先輩が色々解説してくれた。
流石全国レベル・・・練習を見るだけで感動してしまった。松木君は勿論のこと、俺も園治も柔道部入部を決めて名前を書いた。
園治が名前を書いたところで20人になった。すると練習していた先輩達も「オッシャー!20人ノルマ達成!」と雄叫びを上げた。
新入生はみんな驚いている。それだけでなく浦川先生のような、いや、彼以上に強面の先生が入ってきた。
「てめぇらうるせえんだよ!何が20人ノルマだ!俺んときゃその3倍だバカヤロウ!今時のガキはボーズじゃ誰も来ねえからって女みてーに髪伸ばしやがって
そのせいで上から怒られんのは俺なんだよ!さっさとンナモン剃っちまえクソガキ共が!」
喜びから一転、先輩達は教官室からバリカンを持って道場の外に出た。さっきの先輩の1人、猿谷先輩に小声で「君たちもついてきて」と言われついてきた。
いやな予感は的中した。先輩達はいつの間にか全裸で自分の頭をバリカンで剃っていた。しかも全て「放送局」と腕章をつけた人たちに収録されている。
一年生が茫然としている間に先輩達はみんな坊主頭になっていた。すると強面の先生が
「俺は柔道部顧問の金井だ!これからお前らは大日本帝国高校の一員になるために俺の部下になる!しかし一年生がこの学校に貢献出来る事なんて無い!
そんな学校の足手まといが一丁前に女みてえな毛を生やす必要はない!お前ら今すぐ剃っちまえ!」
その号令が合図だったのか先輩達が俺達に制服もパンツも脱ぐよう指示した。恥ずかしいがやるしかなかった。
命令どおりに素っ裸で並ばされた柔道部の新入生たちは皆、今までに味わったことのない屈辱を味わっていた。
せめてもの抵抗で前を隠そうとすると金井先生からは「んなもん恥ずかしくない!」と言って手は横に、直立不動の体勢をとらされているため
新入生は皆、勃起してゆくちんぽを見られている。
さっき名前を書いた紙を見ていた金井先生は大声で新入生の名前を呼んだ。呼ばれた人は大声で返事が出来るまで何回もやり直しさせられた。
最初に呼ばれた青田という名の生徒は髪の毛に別れを惜しむ間もなく、金井先生に髪の毛を刈られ、あっという間に青々とした坊主頭になった。
坊主頭になった青田君は大声で「ありがとうございました!」といったあと、先輩達の中に入っていった。
すると青田君は先輩達に地べたに座らされた上、刈られたばかりの彼の頭で一人の先輩が自分のチンポを擦り始めた。
新入生は呆気にとられていた。青田君も抵抗することも出来ずなすがままだ。
金井先生の「次の奴!小沢で出て来い!」という怒鳴り声で新入生も現実に戻された。
小沢君もまた青田君と同じ運命を辿っていた。
何人かが刈られたての頭にちんぽを擦られてる間に「高岡!」とよばれ「はい!」と大声で返事をすることで俺も覚悟を決めた。
いや、決めるしか道は無かった。
すると金井先生が俺の顔を見て「お前犬みてえな顔してんな」と言ってきた。俺は「はい!よく言われます!」と思わず言った。
ウィーーーンバリバリウィーーーンバリバリ!あっという間に俺も中学の時から避けてきた坊主頭になった。鏡を見るのも怖い。
刈られ終わったら今度は先輩が俺の坊主頭にちんぽを擦り合わせてきた。さっきのバリカンからずっと撮影され続けているので俺も諦めた。
向こうでは俺の次に呼ばれた園治が金井先生に「猿みてえな顔」と言われている。
そんなこと聞いてる間に先輩が「あーー!イクイク!」と言って俺の刈られたての頭にぶっかけてきた。
そのまま今度は先輩達が剃刀を持ってきて、ぶっかけたザーメンで髪の毛を剃ってきた。
俺は驚くだけで抵抗も何も出来なかった。
ジョリジョリと先輩のザーメンをジェル代わりに剃られている俺の頭・・・その間も撮影はずっと続く
剃られ終わったと思ったらさっきぶっかけてきた先輩が「もう一発イキマス!」と叫ぶ。それと同時に俺の顔面と頭に再びぶっかける。
独特の臭いでメチャクチャ臭い・・・ぶっかけたザーメンは頭と顔に擦り付けられた。
ようやく先輩達から解放されが、他の人達も同じ目にあっているようで、逃げることも出来ない。
その後、最後の一人も終ったらしく、その様子を見ていた金井先生が出てきて話を始めた。
「伝統の大日本帝国高校柔道部にようこそ。その頭になって晴れてお前らも柔道部の仲間だ!」とどこか満足げだ。
そのあとは三年生から自己紹介が始まった。とりあえず3ミリの頭は三年生、5厘刈りは二年生、そして1厘刈りに剃られたのが一年生だ。
三年生は12人、二年生は14人、一年生は20人。今の一年生には二,三年生の誰かが一緒に寝泊まりしながら指導をする「指導係」がつく。
俺は三年の塩塚先輩の下につく事になった。
第一印象は狼のような何と言うか・・・今すぐにでも噛みついてきそうな怖い感じだ。
その後も金井先生からの注意事項が続いた。
この柔道部に在籍するからには校則よりも金井先生や先輩達の命令の方が絶対!
許可無く先輩よりも長い髪型になってはいけない!
先輩や先生の前以外でのオナニーも原則禁止!従ってトイレで用を足す時も鍵を閉めない!
服装は先輩の命令で決まる。その時例えどんな場合においても恥ずかしがってはいけない!
金井先生のことを部活では「監督」と呼び忠誠を誓う事。
これらを破った者にはキツイ罰が待ち受けているそうだ。
説明が終わると二、三年の先輩達はそばにあったホースの水で俺達の髪の毛を流し、自分達も同じようにし、柔道場に戻った後、褌一丁で戻ってきた。
監督が「5分後北の湿地帯に集合!」とだけ指示して去ってしまった。
先輩達が「ほら、みんなも急いで!」と言ったので一年生は皆先輩達についていった。
「何だかここが本当に怖くなってきた。」そう話しかけてきたのは園治だとは一瞬気が付かなかった。坊主にするとイメージが大分変わった。
こうしている間にも地獄の幕が明けようとしていた。
言われた場所に向かう時も先輩達は褌一丁だったが俺達一年はフリチンで走らされた。
恥ずかしくて前を隠そうとした一年もいたが先輩達が「ンな事したら監督にシバかれるぞ!」という忠告が聞こえてきたのでそれも出来ない。
案内をしている先輩達はわざと人目につきやすい場所を選んで走っているのだろうか、坊主にフリチン姿が見られ放題だ・・・
チンポと剃られたばかりの頭を他の部の先輩達に晒されながら走ること五分、フリチンの一年生だけが「北の湿地」と書かれた有刺鉄線に囲まれた場所に入れられ、鍵をかけられた。
すでに金井先生…監督はそこにいた。監督はすぐさま俺達20人を二チームに分けた。
「お前らは今から2チームに分かれて、湿地帯に作られた障害物トラックを回って相手チームの誰かを捕まえろ!
勝ったら二、三年の先輩達と体育寮に移動しろ!負けたり途中で抜けたりズルした奴は罰だ!」と言われた。
くじ引きの結果俺と園治は松木君がリーダーの白組に入り、紅組と競争する事になった。
互いのスタート地点に立つとすぐにレースが始まった。
北の湿地帯・・・早い話が泥沼なので走るのだけでも大変だ。その上障害物では匍匐前進や丸太の山を乗り越えたりの繰り返しがある。
匍匐前進では顔を泥に付けないと潜れない低さなので、一周目にして20人全員が全身泥まみれになっている。
しかも柔道部の先輩達だけでなく他の生徒や先生も泥に塗れた俺達を見て嘲笑している。
「見ろよあの一年共」「地獄だな」「柔道部に入らなくて良かった」というような事を聞えよがしに言ってくる。
そんな事に気を取られている時間も俺達には無かった。今までなら楽勝だった走りも、この泥が邪魔をする。
それだけでなく、筋トレする時間も与えられず勉強ばかりしていたため体はみんな完全に鈍っていた。
何周ほど走っただろうか・・・紅白両チームともに根性無しがへばってきた。
その時、紅組の何人かが俺達白組の根性無しを捕まえようとダッシュしてきた!
「ヤバイ!」園治と俺は根性無しの子が捕まらないように園治が背負って、俺はリーダーの松木君とダッシュした!
園治が一人を抱えながら猿のように丸太の山を登って時間稼ぎしている間に、俺と松木君は紅組の根性無しを捕まえた!・・・筈だった。
白組にはもう一人根性無しがいてそいつが先に紅組に捕まってしまった。監督が「紅組勝利!」と勝ち名乗りを上げたことで現実に引き戻された。
「紅組の連中は先輩についてけ・・・負けた奴らは俺についてこいクソガキ共が!」
この言い方にも分かるとおり監督は俺達に相当怒っていた・・・監督についていくしかないと確信した。

フリチンで泥まみれの俺達10人は、久しぶりの運動で疲労困憊の中、グラウンドの真ん中に設置された壁に「大の字」になるように手錠をかけられ飾られた。
飾られた俺達をさっきよりも多くの生徒や先生が見ている。
さっそく監督にホースで水をぶっかけられて、白組のみんなも泥だけは落とされた。
しかしもう嫌な予感しかしなかった。
フルチンのまま大の字にされた俺達はいきなり監督にパイを投げられた。もちろん顔面に。
手も足も出ない状態なのでおそらく全員がまともに顔面に食らってしまった。
パイで前が見えなくて視界は奪われたが、食らったと同時に周りからの野次が大きくなった事は分かった。
その次にパイからはペンキの臭いがした。ペンキでも混ざっているのか?
監督が「二年、やれ」と号令を出すと、人が来て、俺達の顔面についたパイを顔と言わず首から下にも塗りつけた。
やっと視界が開けた。そこで俺はようやくパイがペンキそのものだった事に気が付かされた。俺の鼻に間違いはなかった。
しばらくすると体に、特に顔にペンキを塗られて見せ物になった新入部員10人が完成した。
観客は俺達が身動きが取れない事をいい事に間近で笑い者にしている。さっきの放送部の連中はまだカメラに収めている。
それがしばらくしてペンキが乾いてくると縛られた俺達は解放された。そのまま命令で体育寮の浴場へ徒歩で帰らされた。
帰る途中みんなが俺達の事を笑い者にしてきた。しかし体育寮に戻っても今度は門番の先生にキレられた。
「なんだその顔は!学園祭じゃねえんだぞ!」俺達の言い分に関しては聞いてもらえないどころか剃られたばかりの頭をクーで殴られた。

やっとのことで体育寮の浴場についた。そこには紅組の連中があがってきたところだったが・・・
赤組の連中もまた変わり果てた姿だった。
全身の毛は剃られているだけでなく風呂に長時間入れられていたのか全身が真っ赤だ。
風呂にいた先輩が「おーい!負け組の連中が来たからあれやっちまえ!」といって1年生20人を紅組と白組で向かい合わせ座らせた。
その内、先輩達全員が風呂場に集まった。みんな股間を隠す様子もなくフリチンだ。
先輩の一人が「よーし!紅組の連中準備はいいな?3!2!1!負け組に発射!」
「ブーーー!」
向かい合っていた紅組の部員は合図と同時に白組の奴の顔面に長時間口に含んでいた墨を吹きかけてきた。
先輩が「タコの墨を受けた感想はどうだ!キモチいいか?くせえか?」
白組のみんなは全員が墨をまともにくらっていた。墨だけでなく唾の臭いもくせえ・・・
その後は紅組の連中は口を入念に濯いで先輩のOKを貰ってから赤フンを締めて風呂場を後にした。
俺達は白塗りの上に墨を吹きかけられた顔をしっかりと写真と動画に撮られてからペンキと墨を落としてから風呂に入れられた。
しかしその風呂がめちゃくちゃ熱かった。なのに先輩達の許可が無いとあがることも許されない。
さっき紅組の連中が全身真っ赤になっていた理由がよく分かった。
暑さで俺も意識を失いかけたところで俺達は一人ずつ呼ばれて剃刀を持っている先輩達から体の毛を剃られた。
すね毛に始まり胸毛、腕毛、顔の髭、チン毛・・・最後にはケツ毛も入念に剃られた。
長時間熱い風呂に入れられていたので完全に無抵抗になっていた。
眉毛以外の毛という毛が剃られた状態でようやく俺達は風呂からあがることを許された。
脱衣所には先輩達とは違い、俺達には白フンしか用意されていなかった。「毛も剃ったんだしそれで充分だろ!」と言われたら従うしかない。
褌で体を拭いてからは今までの仮の部屋から直属の先輩の部屋に荷物を持っていかなくてはならない。
と言っても荷物は教科書と学ランとシャツだけだ。持ってきた私物は殆ど検査で没収されてしまったからだ。
あなので往復せずに塩塚先輩の部屋に荷物を持ってこれた。
「失礼します!今日からお世話になる高岡健太です!よろしくおねがいします!」
「入れ!」という声が聞こえてきたので部屋に入ると塩塚先輩が机で勉強をしていた。
塩塚先輩は狂犬のように目つきが鋭く、坊主頭が怖い意味で映える顔なので話しかけるのも怖い。
なので俺は荷物を置くと黙って正座しているしかなかった。
数分しか流れていないはずの時間が何時間にも感じる。すると塩塚先輩は勉強を一段落させて俺に話しかけてきた。
「高岡健太ならケンでいいな!」「はっはい!」「いや、そんなに緊張しなくてもいいぞ、なんだおれが怖いのか?」
何といていいのか分からずにいると先輩は「この目つきの悪さは生まれた時からだから怖がるなよ」と笑っている!
塩塚先輩は見た目は怖いが優しい感じの先輩だった。
その後からは色々と俺自身のことを聞かれ、更には俺が抱いていた疑問にも答えてくれた。
先輩は男子の最軽量級のレギュラー候補の1人、だから同じ最軽量級の選手になるであろう俺の指導係になった。この学校では俺が先輩の部下になったと言った方が正しいか。
柔道部には毎朝五時からの朝連でランニングと筋トレそしてストレッチ、今日振り分けられた色の褌を締めて褌一丁で行う。
遅刻者と負けたチームには言葉に出来ない罰が待っているらしい。
三年生が引退するまで一年生は柔道着を着ないで褌で基礎練習をする。など耳を疑うことばかりだ。
まあ基本的には監督の言った通りにする事だけに集中すればいいそうだ。
そのあと「ケンには家族とか居るのか?」と唐突に聞かれ「母ちゃんと三歳年下の妹がいます。そいつがまた生意気で…」というと
「父ちゃんは?」と聞かれ、「勝手に家を出で行きました」と答えると、どこか寂しげな表情をして「俺は家族なんて・・・」と言いかけて
「そっ!それより母ちゃんと妹を大切にするんだぞ!」
そうこうしている間に夕食の時間になり食堂で柔道部揃って夕食を食べた。その場で一年生は自己紹介をした。
明日は一年生は朝からまたテストがあるらしく朝練は休みらしい。
夕食の時は体操着を着ることが許されたのだがこれは単なる嵐の前の静けさだという事に一年生部員達は気が付いていなかった。
食堂にいた他の運動部に入部した一年生もまた大きな変化が起こっていることも・・・
食堂での食事は部活によって厳しく分けられているのでさっさと食べなくてはならない。その上病気でない限り残すことも許されない。
何とか柔道部全員が時間内に食べ終わる事が出来た。部長の浅野先輩が
「今日は全員で食べたが明日からは部活ごとに決められた時間に各自で確認して食べろよ!」と言った。
片付けの後は塩塚先輩と部屋に戻って明日のテストに向けて勉強をした。
塩塚先輩はレギュラー候補であるにもかかわらず、勉強も出来るのだ!国公立大学の文系科を目指しているなんて凄いと思う。
先輩に英語を教えて貰い、消灯時間になったので寝ることにした。だが部屋には布団が一つしかない・・・
「よし、マッパになって一緒に寝るぞ!」そう言って先輩は裸で布団に入ってしまった。
唖然としているといきなりあの怖い顔で「あぁ?先輩の言う事がきけねえのか?」と言われて「すいません!」と応え、思わず体操着を脱ぎ褌を解いた。
出来るだけ先輩にぶつからないように布団の端に入ったつもりだったが、先輩はいきなり俺を抱き寄せた。
「ここでは男と裸で抱き合う位でビビったら生きていけねえぜ・・・」そう言うと先輩は舌で俺の顔をなめた。
いきなりの事で抵抗することも出来なかった。立て続けに先輩は
「男同士の交尾位覚えておかねえとな!なんせここはさっきの写真や動画を売る事で成り立ってんだから!」
その時に「やっぱりな」と思った。湿地での白塗りから墨をぶっかけられる所まですでにネットで流出していることも知った。
俺はその後のことも覚悟したがこの日は先輩と俺のチンポをくっつけて抱き合うだけだった。その日俺はいつのまにか寝てしまっていた。

次の日先輩は用事があったらしく朝から居なかった。なので一人で準備して寮から学校に向かった。
一時間目からテストだった。坊主頭を見られるのが恥ずかしかったが、教室にいる大半の生徒が青々とした坊主頭になっていた。
話を聞くと、どこの運動部も一年は青坊主らしい。
何だかクラスに一体感が生まれていた。

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部活

犯罪は人がその時代の道から外れる事から始まります。
そして、必ず精神が先行して道を外れる。


ならば、この小説を作った奴もまた犯罪者という事になる

  • 2014⁄01⁄26(Sun)
  • 17:09

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