- 2012⁄01⁄04(Wed)
- 22:42
デビュー ヤス
小6の時、家が郊外に引越し、俺は、正味20分の電車通学となった。
ラッシュ時に、身長150に満たない子供が、途中駅で降りるのは
至難のことで、俺は中に引き込まれないように、
ランドセルを後ろに、必死で握り棒にしがみつく毎日だった。
冬のある日、それまでにも、電車の揺れを利用するかのように、
尻辺りに、何となく不自然な手の動きを感じることはあったが、
特別気にもとめなかったが、その日は明らかに何時もと違っていた。
右手は、俺の手を包み込むようにして握り棒を掴み、左手は
電車の揺れとは関係なく、俺の尻に張り付いてきた。
更に混雑が増すと、男の左手は、ピッタリ張り付いたまま、
俺の尻から前の方に移動を始めた。
上目遣いに見ると、変に色白で、髭剃り跡の青い30代の
サラリーマン風の男だった。
俺は怖くて身動きも出来なかったが、やがて、男の手のひら全体が、
俺のチンコを覆うように被さってきた。
怖さと恥かしさに、逃れようとの思いはあったが、
俺は動けなかった。
男の手は、俺のチンコを柔らかく包み込んだまま、
じっと動かなかったが、やがて男の手の温もりが
モロに伝わって来た。
何故か、不快感はなかった。
そして、電車が揺れた瞬間、男の手のひら全体が
ユックリと揉み込むように波打った。
俺は一瞬、腰が砕けそうな、訳の解らない戦慄を覚えた。
直後、電車は下車駅に着き、男は、俺を送り出すように、
混雑の中から車外に押し出してくれた。
俺は、後ろを振り返ることなく改札口に急いだが、その時、
下腹部に、かって経験したことのない異変を感じた。
ラッシュ時に、身長150に満たない子供が、途中駅で降りるのは
至難のことで、俺は中に引き込まれないように、
ランドセルを後ろに、必死で握り棒にしがみつく毎日だった。
冬のある日、それまでにも、電車の揺れを利用するかのように、
尻辺りに、何となく不自然な手の動きを感じることはあったが、
特別気にもとめなかったが、その日は明らかに何時もと違っていた。
右手は、俺の手を包み込むようにして握り棒を掴み、左手は
電車の揺れとは関係なく、俺の尻に張り付いてきた。
更に混雑が増すと、男の左手は、ピッタリ張り付いたまま、
俺の尻から前の方に移動を始めた。
上目遣いに見ると、変に色白で、髭剃り跡の青い30代の
サラリーマン風の男だった。
俺は怖くて身動きも出来なかったが、やがて、男の手のひら全体が、
俺のチンコを覆うように被さってきた。
怖さと恥かしさに、逃れようとの思いはあったが、
俺は動けなかった。
男の手は、俺のチンコを柔らかく包み込んだまま、
じっと動かなかったが、やがて男の手の温もりが
モロに伝わって来た。
何故か、不快感はなかった。
そして、電車が揺れた瞬間、男の手のひら全体が
ユックリと揉み込むように波打った。
俺は一瞬、腰が砕けそうな、訳の解らない戦慄を覚えた。
直後、電車は下車駅に着き、男は、俺を送り出すように、
混雑の中から車外に押し出してくれた。
俺は、後ろを振り返ることなく改札口に急いだが、その時、
下腹部に、かって経験したことのない異変を感じた。
俺は改札口の一歩手前で、ほぼ真横奥にあるトイレに向った。
一つしかない個室に入り、鍵をかけ、ランドセルを背負ったまま、
パンツごとズボンを降ろした。
排尿時、時折失敗してズボンを濡らすことはあったが、明らかに
尿とは違う粘性を持った透明の液体が、皮被りのチンコの先から
糸を引くように垂れ落ちて来た。
何時の頃からか、チンコが固くなることはあったが、濡れる感覚、
後に知る、いわゆる「先走り」だった。
初めての経験にも拘わらず、何とも言えぬ妖しい粘液だった。
包茎チンコをしごくと、先っぽからタラ~リと溢れ出る。
粘液を指先に取り、指先を擦り合わせていると、何とも刺激的な
匂いが個室内に立ち昇るが、指を擦り合わせると、意外な程早く
揮発するようだった。
何度か繰返していた時、イキナリ背筋に電撃が襲った。
何となく妙な気分にはなっていたが、その衝撃は突然起こった。
「アッツ、出る!出そう!何?何なの?」と思った瞬間だった。
白濁した粘液が一塊になって飛び出した。精通だった。
車内で先走りの瞬間の衝撃とは、較べ様もない激しく、
そして信じ難い快感だった。
その日は、「ソノコト」しか頭に入らなかった。
尿とは明らかに異なり、知らぬうちに溢出た透明の粘液、
あの秘密めいた妖しげな匂い、それよりも、頭が真っ白に
なるような快感を伴って噴射した、白濁した粘液のこと。
学校の帰りに、俺は朝と同じ駅のトイレに向った。
同じ個室に入り、同じようにパンツと一緒にズボンを下げた。
皮を被った小ぶりのチンコは、それなりに勃起していたが、
先走りは起こってなかった。
皮の上から揉み込むように触っていると、何となくヌルヌル
して来たが、朝のように垂れるほどじゃなかった。
薄暗い個室に目が慣れて来ると、壁に描かれた落書きが
浮かび上がり、その下の壁には、幾筋もの液体が垂れ落ちた
痕跡があった。
殆どが男女の交合図だったが、いわゆる子供の落書きではなく、
また、これまでに公衆浴場等で見てきたアソコとは、全く
似て非なる大人の形相?があった。
横の壁には、男同士の交合図が写実的に描かれていた。
これらを食い入るように見ていたら、今朝方感じた、
「ジュルッ」って感じが再び起こった。
透明の粘液が雫となって垂れ落ちた。
粘液を指先にとり、2度目の射精をした。
家に帰って、布団の中で、その日3度目の射精をした。
今にして思えば、量は少なかったように思う。
翌日、迷った末に、俺は何時もと同じ時間・同じ車両の、
同じドアーから乗リ込み、同じ握り棒の内側に立った。
3つ目の駅で、あの男は乗ってきた。
人込みの中を巧みにかき分けながら寄ってきた。
一瞬目が合ったが表情は変えなかった。
動き出してすぐだった。
男の手は俺の下腹部に被さってきた。
コートで周囲からは完全に隠されている。
ユックリユックリ揉み込まれた。
俺は俯き、結果として男に頭を預ける形になった。
周囲からは、幼い子をかばう風に見えたかも知れない。
俺はどんどん高められたが、寸前の処で止められ、
下車駅で送り出された。
その日は、駅トイレの個室が塞がっていたので、
学校のトイレの個室に直行して抜いた。
終って個室を出た時、同じクラスの克也に出っくわした。
「おまえ、ヤッテタのか?」
開きっぱなしのドアーの中を覗き込むようにして、
クラス一の大柄な克也が言った。
「何を?」俺は必死でとぼけた。
「何って、ほら、アレさ、アレ、 マッ、いいさ」
克也は、個室の匂いを確かめるようにしてから小便器に向った。
引っ越す前、克也の家とは近所だったのでよく遊んだ。
幼稚園の頃から身体は大きく、腕力はずば抜けていて、
早熟な処はあったが、決して乱暴な子ではなかった。
克也の意味深な笑いが、何となく気にはなったが、
その日は何事も無く終わった。
次の日、俺はまた同じ車輌に乗った。
男は、決して目を合わせようとはしなかったが、
当然のように俺に身体を寄せて来た。
ズボンの上から軽く手を被せてきたと思ったら、
いきなりズボンの中に手を差し入れてきた。
温かい手のひらに、直接、俺のチンコは包まれた。
男の手のひらをヌルヌルにしているのが解る。
表現出来ないような息苦しさが襲ってきた。
何時用意したのか、男は俺のチンコに、ガーゼの
ハンカチのようなものを巧みに被せた。
その数秒後、俺の背筋に電流が走った。
俺はハンカチの中に噴射させられた。
その日も駅のトイレに行ったが、個室は塞がっていた。
やむなく学校のトイレに行く。
ラッシュで、終点駅まで連れて行かれることが
度々あったので、終点駅までの往復に要する
時間的余裕を持って登校していたので、俺が着く頃は、
生徒は殆どいなかった。
個室に入り、ドアーを閉めようとした時だった。
「またするの?」
突然後ろから克也が声を掛けてきた。
「いっしょにヤロウよ」
俺が言葉を失い、固まったのをいいことに、克也も、
一緒に入って、後ろ手にドアーに鍵を掛けた。
直ぐにチャックを降ろし、半勃起状態のチンコを
引っ張り出した。
皮は被っていたが、亀頭の先っぽが少し見えた。
「ヤスっ、おまえも早く出せよ」
固まったままの俺を克也は急かせた。
俺はガーゼのことがあったので、躊躇していると、
克也はイキナリ、強引に俺のズボンをパンツごと引き下げた。
「ナンダ?これ?」
パンツの内側に張り付いていた、ガーゼのハンカチを
見つけて言った。
生々しさの残るハンカチを指先で摘み上げ、
匂いを嗅ぐようにして言った。精液であることは一目瞭然。
「どうしたの?何処でやったの?」
克也は執拗に聞いてきた。
俺は恥ずかしくて何も言えなかった。
黙って下を向いて固まるだけだった。
時折、廊下を走る音や、トイレに来る足音も聞こえ、
その時は、それ以上のことはなかったが、克也は、
ハンカチを返してくれず、トイレットペーパーで包んで
自分のポケットに入れて持ち去った。
「やっちゃん、一緒に帰ろうョ」
下校時、駅に向う俺の肩を、後ろから抱え込むようにして、
克也が話しかけてきた。
最近はやたらに「オマエ」を連発するようになった克也が、
1年ぐらい前までの呼び方をしてきた。
「オレンチ寄ってヶよ」
駅とは方向違いの克也が、ウムを言わせぬように
俺の向きを変えた。
俺はついて行った。
克也の家は、ラーメン屋で、自宅近くに店舗を構え、
自宅には誰も居なかった。
克也の部屋に通され、ベッドに並んで腰掛けた。
「コレのことだけど・・・・」
克也はポケットからティッシュに包まれたハンカチを
取り出し、俺に返しながら聞いた。
カパカパに張り付いたそれは、あの時のトイレット
ペーパーではなかった。
執拗に聞きだそうとする克也に、俺はトボケ通せないと思って、
ついにしゃべりだした。
「それで! それで?」
克也は好奇心の塊のように、俺の話を促がした。
最初は嫌々話していたハズの俺が、好奇心に満ちた克也に
触発されたと言うか、何時も兄貴分のように振舞う克也の、
未経験のことをしたと言う優越感めいた気分もあって、
多少ウソや誇張も交えながら、概ね事実をしゃべってしまった。
克也は互いに見せ合ったり、一緒にオナッタリしたことは
あっても、他人にされたことはなかったし、想像したこと
さえなかったようだ。
「やっちゃん、俺、勃ってきちゃった」
「僕も」
「ねぇ~、一緒にやろうよ」
「うん」
克也が先に立ち上がり、チャックを降ろして引っ張りだした。
俺はズボンごと降ろした。
「かっちゃんも、僕みたいにズボンを降ろしなよ」
「俺はこれでいい」
克也は何故か渋った。
並ぶでもなく、向かい合うでもなく、斜め向きで克也は
シゴキだした。
大人の形相にはなっていなかったが、スッポリとに覆われ、
幼児さの残る俺のチンコとは明らかに違っていた。
細めながら長めのチンコで、僅かに頭を覗かせた亀頭の
先っぽの割れ目から、透明の粘液が滲み出た。
「かっちゃんの良く見せてよ」
俺が間近で見ようとすると、克也は嫌がった。
何時もの兄貴面が消え、はにかむような克也が面白かった。
「ホラ・ホラ、僕の見て!」
克也のに比べ、小ぶりでスッポリと皮に覆われ、
勃起しても先っぽの皮が余ってしまう、俺のチンコを
見せ付けるように克也の真正面に回った。
「アッ、生えてる!」
自分のチンコは隠すようにしながら、それでいて俺の皮カムリ
チンコを凝視して克也が言った。
俺は何のことか解らなかった。
「やっちゃんも生えてる」
ようやくチン毛のことだとは解ったが、まさか自分が生えてる
なんて思ったこともなければ、いくら見たって、生えてるとは
見えなかった。
「ここ、ここだよ。コレがチンチンの毛だよ」
克也が指差し示しても、産毛以外には見えなかった。
「産毛とは違うってば、コレが濃くなるんだから」
しげしげと我が股間を覗き込む俺に言った。
「かっちゃんは?」
「俺も生えてる」
「見せてよ!」
克也は、ズボンごとパンツを引き降ろした。
丁度チンコの付け根の上辺あたりに、ホンのちょぼちょぼ、
簡単に数えられそうな本数、長さはせいぜい2センチ程度か、
細くて柔らかくて、それでいて漆黒色の柔毛だった。
大人の縮れ毛は見慣れているが、まばらに生え始めた
子供のチン毛なんて見るのは初めてだった。
克也は、みんなより早く生え始めたのが恥ずかしかったらしい。
俺がしげしげと見つめ、うらやましそうな顔をしたせいか、
克也は急に威勢よくなり、克也のチンコは一回り大きくなった。
俺と向かい合わせに立って自分の竿をシゴキ始めた。
先っぽの余ったシボシボの皮を摘み、皮の上から、揉み込む
ような、俺のオナとは、全く違うやり方だった。
文字通りの「シゴク」だった。
3分の1ぐらい頭を出した亀頭が、ヌルヌルテカテカに
光っていた。
「触っていい?」
俺は自分のチンコを揉みながら遠慮がちに聞いた。
「うん」克也は短く頷いた。
向かい合う形で、手のひらを上に向け、克也のチンコの
下側付け根部辺りから、ユックリと握り絞めた。
手首に粘液が滴った。
「今度はオレ!」
2度3度と繰り返し、もっと触っていたかった俺の手を、
引き剥がすようにして、克也は、俺のチンコに手を伸ばして来た。
俺のチンコは、克也の手のひらにスッポリと包み込まれた。
シゴクと言うより、その場でニギニギを2~3度繰り返した。
「ァアァ~ッ」おれ自身が驚くような、信じがたい喘ぎ声が、
俺の口から洩れ出た。
俺よりも克也の方が驚いて、一瞬手を引こうとしたのを、
俺は咄嗟に両手で押しとどめるようにした瞬間だった。
俺は克也の手の中で暴発した。
せめて最後の脈動が終わる迄、俺は、克也の手を押さえ続けて
いたかったが、無情にも、克也の手はティッシュに伸びた。
克也の手が去った後にも小さな射精が続いた。
克也は、一度自分の手をぬぐってから再び自分をシゴキ始めた。
「してやろうか?」
「ゥウゥ~ん」俺が聞くと、克也は首を横に振った。
「やっちゃン、見てて!」
克也は俺の真正面でシゴキ続けた。
「もうすぐ、もうすぐだよ。もうすぐ出る」
「アッ、アッ、デッ、でっ、出るゥ~っ」
身体を後ろに反り返しながら、全身を硬直させ、俺に向って
発射した。
最初の一撃は俺の胸の辺りに飛んできた。
一瞬、何とも言えぬ温かさを感じたが、急に冷えて、
俺の胸を垂れ落ちた。
その夜、克也のチンコを思い浮かべてオナッた。
克也の亀頭の先っぽから噴射した精液を思い浮かべた。
オナニーを覚えて日も浅かったが、初めてチンコをおかずにした。
だが、次の日から、克也は、何故か俺を避けるようになった。
当時、俺も克也も、ゲイとかホモと言う言葉より「オカマ」と言う、
言葉としての知識だけがあったが、現実的な意味では全く無知だった。
克也は特にそうだったかも知れない。
男同士、見たり見せたり、一緒にオナったり、ゲーム感覚での
興味があっただけで、触ったり・触られたりってのは、
苦手だったのかも知れない。
男そのもの、あるいは、チンコそのものに
興味があった訳じゃないようだった。
俺自身も、男に興味を抱いてのことではなく、初の快感が、
他人によって目覚めさせられただけに、「触られる」ことが
イコール快感となり、ゲイとかの感覚よりも、オナニーの変型
と言うか、自分でするより、何倍も気持良かったからと思っていた。
互いに目を合わせるのは避け、人相なんかも定かじゃないが、
その後も、電車内での男との関係は続いた。
只、車内でイカサレタのは、後にも先にもアノ時だけだった。
男との関係は、朝の日課のようになり、時折ラッシュに揉まれて、
引き離された日等は、何となく一日中物足りなさを感じていた。
最初の頃は、身体やチンコを一方的に触られるだけだったが、
何時の頃からか、男は、布越しに固く勃起したチンコを
押し付けて来るようになった。
「熱く弾力に富む肉棒」は意外と心地よかった。
そしてある日、男は俺の手を自分のズボンの中に引き込んだ。
風呂なんかでよく見ていた、俺の知る大人のチンコとは、到底
同じモノとは思えなかった。
目で見た訳じゃなく、手で得た感触は、俺の想像していたモノとは、
余りにも異なっていた。
丁度俺の腕ぐらいの太さと長さだった。
太さと長さにも驚いたが、それ以上に驚いたのが熱さだった。
体温以上のハズはないのに、とにかく熱く感じた。
そして、それよりももっと驚いたのが、俺の小さな手のひらに、
シットリ吸い付くような、滑らかな感触だった。
教わった訳でもなく、強要された訳でもなく、俺は自ら
男のチンコをマサグッタ。
小さな手で、不器用だったかも知れないが、男の先から、
ヌルヌルの粘液が湧き出し、俺の手を濡らし続けた。
思い切って、竿だけじゃなく、タマタマにも手を伸ばした。
一瞬、男が息を飲んだように痙攣した。
重量感のあるタマタマだった。
俺が夢中になって触りまくっていると、男は俺の手を取り、
チン毛でヌメリを拭き取るようにした。意外と剛毛だった。
その後、男はハンカチで拭いてくれた。
男がチャックを上げた時、俺の下車駅に着いた。
駅のトイレの個室に入ってズボンを下げた。
先っぽがヌルヌルしている。
さっきまで、男のチンコを触っていた手の匂いを嗅いだ。
俺のとも、克也のとも似たような匂いだった。
妖しげな卑猥な匂いがした。
思い切って息を吸った時、ジュルって感じで先走りが
雫となって垂れ落ちた。
自分流と克也がやっていた方法をミックスさせたら、
アッと言う間に噴射した。
以降、どちらかと言えば、俺が触りまくる感じになった。
ラッシュに揉まれ、男が近寄れないことは珍しくなかったが、
電車通学にも馴れてから、俺自身が車内の奥に引き込まれ、
終点まで連れて行かれるのは珍しかった。
久々に終点まで連れて行かれ、戻り電車の表示版を見ていたら、
後ろから肩を叩かれた。 男が笑顔で立っていた。
男の笑顔を初めて見た。
顔を真正面から見たのも初めてだった。
色白で髭剃り跡がやけに青い、スリムな30代としか
解らなかったが、如何にも易しそうな雰囲気にホッとした。
俺がそこに居た理由も察知していた。
「今度の休み、会わないか?」
初めて話し掛けられた。
声も優しそうだった。
「ウン」何の不安も感じずに返事した。
男は、戻りの電車が発車するまで見送ってくれた。
その週の土曜日、男がいつも乗ってくる駅の
改札口を出た所で会うことになった。
冬にしては暖かく、風も無い穏やかな日だった。
スーツと言うか、コートしか見てなかったので、
カジュアル姿だと何時もよりずいぶん若く見えた。
もしかしたら20代かも知れない。
駅から徒歩3~4分の駐車場に男の車があった。
助手席に乗り込むと、飲み物や菓子類の袋があった。
弁当もあった。
車は、中央高速の八王子で降り、渓流沿いに山間部へ向った。
「ここでイッかぁ~」細い農道から更に河原に下りて、
陽だまりを見つけてエンジンを切った。
急に辺り一帯がシ~ンと静まりかえった。
訳も無く胸の鼓動が高まったが、男はさっさと車を降り、
トランクから折りたたみ式の椅子とテーブルを出した。
小枝を集め焚き火もした。
弁当を広げた。
弁当を終え、後片付けを済ませた頃から、日差しは強かったが
風が冷たくなったので車に戻った。
閉めきっていた車内は暑いくらいだった。
男は背もたれを倒した。
俺も習って倒した。
「暑いね、ズボン脱いじゃうか?」
しばらく雑談をしていたが、一瞬、話が途切れて、
妙な空気が漂った時に、イキナリ男が言った。
「ウン」
即座に俺も同調して、リクライニングに寝た状態で、
腰を浮かせながらパンツごとズボンを抜き取った。
男は、チャックを下ろし、ズボンの前を広げ、パンツを僅かに
引下げただけで、パンツのゴムの辺りが、亀頭の裏側の
クビレに食い込んでいた。 何となくダラ~んとした感じだ。
リクライニングに横になった状態で、強い日差しの中で、
男の手が俺の下腹部に伸びてきた。
上からスッポリ覆い被せるようにして、下腹部全体を、ユックリと
円を描くように、撫で回して来た。
ジュルって感じで、皮のスボマッタ先っぽから、透明の粘液が
湧き出て男の手を濡らした。
玉袋が男の手にスッポリと包み込まれた。
快感の中にも何となく緊張感が伝わる。
さらに先っぽへ向けてコネ回されると、益々粘液が滲み出て、
グチュグチュと音が出た。
丁度その時、パンツのゴムを押し除けるような感じで、
男のチンコが飛び跳ねるように脈打った。
俺が目を開けていられたのはそこまでだった。
じわ~っと身体の奥深くから、湧き出るような快感が、
突上げるような快感に変って来た。
「あ~ん、ぁあ~ん」喘ぎ声が止まらなくなった。
男の手は、強弱には変化があったが、あくまでもユックリと
した動きを保ち続けた。
脳天に痺れが来た。背筋からホントの電気が走ったような
痺れが襲ってきた。
「あ~ん、ぁあ~ん、ぁ~っ、にいちゃぁ~ん」
頭が真っ白になり、男にしがみついた時だった。
「アッ・ァアッ・ア・アっ・ァ・アっ」
得体の知れない生温かい粘膜に、スッポリと飲み込まれたと
思った瞬間だった。全身に悪寒にも似た衝撃が走った。
しばらくは何が起こったのか、全く理解出来なかった。
虚脱状態に陥り、射精したことさえ解らなかった。
やがて虚脱状態から脱して、全く想定外のことで、
何の確証もなかったが、口に含まれたに違いないと思った。
ショックだった。「キタナイ」との思いもあったが、
まさか「コンナことを」との思いの方が強かった。
火が出るような恥かしさだったが、嫌悪感は湧かなかった。
眩しさの中で目を開けると、男の目が微笑んでいた。
俺は、慌てて目を閉じてから、改めて開いた。
優しい目で俺を見ながら、男はユックリと自分のをシゴイテいた。
その日、俺は、男のチンコには殆ど触れなかった。
男は射精に至らないまま、身支度を整えた。
俺も、下腹部に何の痕跡もないことに疑問も持たずに、
パンツごとズボンを引き上げた。
「また会える?」
男は、俺が毎朝乗車する駅前まで送ってくれたが、
その間、ひと言もしゃべらなかった俺に、別れ際、
声を掛けて来た。
俺は振り返りもせず、無言で頷いた。
その夜、俺は寝付けなかった。
戦慄に近い、あの強烈な感触は薄れて行くのに、
「チンコをシャブラレタ」ショックが尾を引いていた。
今まで、見せ合ったり、一緒にオナッタリ、互いに相手の
チンコをシゴキあったりしても、秘密の行為ではあったが、
いわゆる特殊(異常)なものと考えたことはなかった。
誰もが、しがちな行為だと思ってた。
でも、チンコを口に咥えるなんて、想定外と言うか、変態以外の
何モノでもないとさえ思ったし、後から冷静になって考えての
ことだが、男の口中に噴射した精液が、その後どうなったのかが
気になりだした。
俺は今まで、他のクラスメートに比べ、多少「オマセ」かもと、
自分でも認める処だったが、その日を境に、自分の「異常性」に
疑いを持つようになった。
克也が、俺を避ける理由も、そこにあったのかと思った。
俺が初めて「こっちの世界」を意識した日だったが、
そんな自分が悲しくて、涙が止まらなくなった。
あの日、俺はホントに「変態」かもって悩んだ。
次の日から、俺は電車の時間をずらし、しばらくは男と会わない
ようにしていた。また、殆ど毎日だったオナニーも必死で我慢した。
でも、5日も持たなかった。
夜、布団の中で、男がしてくれたように、手のひら全体で、
押し包むようにして、強弱をつけながら回転運動をした。
チンコ、それも同世代の皮カムリじゃなく、
ズル剥けの大人(男)のチンコを思い浮べた。
男が、俺のチンコを口に含んだ姿・顔を思い描こうとしたが、
どうしても思い浮かばなかった。
男のシットリ感の漂うチンコを思いながらイッタ。
手のひらに付いた自分の精液を舐めてみた。
ちょっと苦かった。
卒業が近づき、まもなく電車通学もなくなり、男と会えなく
なるかも知れない。
俺は、翌日から以前の電車に戻した。
次に男と会ったのは、卒業直前の土曜日だった。
ハイキングコースとして知られた郊外の山だった。
登山道では、多くのハイカーとすれ違ったが、
登山道を一歩外れ、枯れ草を分け入ってしばらく下ると、
周囲からは完全に閉ざされた世界があった。
足首まで埋まるような、ふかふかの枯れ葉のジュ-タンに
男は身を投げ出した。
俺も隣に大の字に横たわった。
枯れ葉が温かかった。
すぐに男の手が伸びてきた。
片手で器用に俺のズボンの前をハダケ、
パンツごとズボンを膝下まで引き下げた。
上着も、下着と一緒に胸近くまでまくり上げた。
俺の下半身をあらわにしてから、男は自分のズボンの前を
開放したが、一呼吸おいて、脚からズボンを抜き取った。
ノタリって感じで、半勃起のチンコが飛び出した。
男の手が軽く触れただけで、俺のチンコは即座に反応し、
小ぶりながらも固く勃ってきた。
「アン」
男の手のひらが、玉の方から押し包むように這い上がった時、
すぼまった先っぽから、ジュワーッと先走りが滲み出た。
俺もズボンから脚を引き抜いた。
二人とも下半身はマル裸になった。
男は、小さな俺の脚を広げ、その股間に腹這うようにして、
俺の下腹部を抱え込み、両手で俺のチンコを挟み込むように弄んだ。
その手が徐々に俺の身体を這い昇り、小さな乳首を捉える。
俺は不思議な感覚に包まれた。
「アッツ」俺は瞬間的に目を閉じた。
生温かい粘膜にスッポリと絡め捕られた。
間違いなくあの時の感触だ。
俺は必死に目を開けた。
俺のチンコが、スッポリと男の口に飲み込まれている。
男は、俺のチンコを飲み込んだまま、上目遣いに俺を見上げた。
目と目が合う。俺は慌てて目を閉じた。
男の手が、俺の両方の乳首をコネ回す。
「ァアァ~ん・ア~ん」喘ぎ声が止まらない。
頭の中が真っ白になり、脳天に閃光が走った。
男の唇が俺のチンコの付け根を締め付けた。
それを押し開くように、チンコが2度3度と波打った。
俺は、全身を反り返させ、身体を硬直させた。
最後の弱い脈動を終えても、男は口から開放しなかった。
口中深く飲み込んだまま、男の舌が絡み回る。
何ともくすぐったい感覚に襲われたが、それもつかの間、
新たな血流が起こり始めた。
男がようやく口を放した時には、再び勃起していた。
男は精液を吐き出した風はなく、間違いなく飲んでいた。
もしかしたらと思っては居たが、少なからず驚いた。
男は、俺の脇に仰向けに横たわった。
男のチンコがやや左上方を向いて、勃っていた。
目の前で大人の勃起したチンコを見るのは初めてだった。
俺は、上体を起こし、男のチンコに手を伸ばした。
両手を添える。子供の手にはタップリ2摑み以上ある。
銭湯なんかで見て知ってる大人のチンコとは余りにも違う。
色白の割には、アゴの張り出した亀頭の色は濃い。
その先っぽの割れ目から、透明な粘液が滲み出ている。
竿の根元からシゴクようにすると、ドロ~ンと粘液が滴った。
「ア~、それイイ、それ気持イイ」
両手に粘液を掬い取り、チンコに擦り付けるようにすると、
男は小さな声で言った。
男の右手が、俺の頭を引き寄せるような動きをしたが、
俺は、首を横に振った。
男はそれ以上は強要しなかった。
両手で上下動を繰り返すより、手のひらをヌルヌルにして、
ゴニョゴニョとこね回すように弄るのがいいみたいだ。
「いいよ、いい。それっ、スゴクいい」
男の身体が幾分反り気味に腰を浮かせる。
男の左手が、後ろから俺の尻の下に入り込んで来る。
玉袋から付け根を揉むように弄るが、時々、尻の穴にも
伸びて来る。
特別なテクニックもなく、俺は、只ひたすらシゴキ続ける。
男の腰が更に上空に突き出され、俺の尻の下にある男の左手の
指先にも力が加わる。
「あ~、ァアァ~、あああぁ~」
男が全身を硬直させ、右手が俺の腕をギュっと摑んだ時だ、
俺が固く握りしめた手のひらに、激しい脈動を感じた。
俺の目の前を掠めるように、イキナリ白濁した粘液の塊りが飛んだ。
2発目の方が高く飛んだ。
徐々に勢いを失いながらも、湧き出るように粘液が竿を伝い落ち、
俺の手をニュルニュル・ベトベトにした。
俺は、チンコや先走り粘液の匂いが、何となくエロっぽくて好きだ。
先走りはヌルヌルしてる割りに、乾燥すると意外とサラサラなのがいい。
だが、ザーメンの内に篭るような生臭い臭いと、指にまとわりつく
ようなベトベト感は、正直好きにはなれなかった。
成人との差なんだろうか、噴出・湧き出た量がハンパじゃなかった。
精通まもない俺の何倍もの量が、俺の手のひらをヌルヌルにした。
比較的透明に近い俺のとは、白濁し、粘度も違っていた。
臭いも濃かったが、何時もオナル狭いトイレや布団の中と違って、
開放感のある屋外のせいか、意外と気にはならなかった。
「動かさないで!」男が噴射した後も、俺がシゴキ続けていると、
男は俺の手の動きを止めさせた。
俺が手を引こうとすると、それも押し留めた。
俺の手のひらの中で、硬度が徐々に失われ、維持していた大きさが、
縮み始めた時、最後の精液がドロって感じで柔らかくなった亀頭の
割れ目から流れ出た。
同時に、俺の手に覆い被さっていた男の手が、ユックリと動かす
ことを促した。
俺は、ヌルヌルの両方の手のひらで、男の亀頭・竿を、
男の腹に押し付けるようにシゴイタた。
柔らかかった男のチンコが、俺の目の前で、見る見るうちに、勃起し、
熱を帯び、血流が起こるのが解った。
「いいよ。いいよ。ヤックン、すごくいいよ」
手打ちそばの麺棒を転がすようにすると、男は緩やかに
全身をクネラセルようにしながら、目を閉じ、俺に下半身を
ユダネルようにした。
男の手が、後ろから俺の尻に伸びてきた。
最初は、尻の山を撫で回し、徐々に谷間へと侵入してくる。
袋をスッポリ包み込み、指先がチンコを擦る。
俺は男の自由にさせたまま、激しく男のチンコをシゴイタが、
乾燥してか潤滑効果が失われ、接着剤のように張り付き、
さすがに男は痛さに耐え切れなくなってか、上体を起こし、
イキナリ俺のチンコを咥えてきた。
瞬く間に、その日2度目の射精をさせられた。
春休みと言うか、小学校を卒業し、中学に入学するまでの間は、
気分的に開放感も高まるが、そんな中で、初めて男の家に行った。
嫁いだ姉が二人居て、古びた木造の家には両親と三人で
住んでいると言う。
駅前で落ち合い、近くの銭湯に行ってから男の家に向った。
両親が旅行に出て、自分しか居ないと言う。
男の部屋は6畳の和室だがベッドが置いてあった。
カーテンが引かれたままで、室内は薄暗かった。
ベッド以外には、机と椅子、本棚がひとつ、
あらかじめ暖房が入れてあったのか、汗ばむように
暖かかった。
俺は、ベッドに腰掛けさせられジュースを渡された。
男は、俺が飲み終わるのを待つかのように、俺の右隣に並んで座った。
肩に腕を廻され、抱きかかえられるようにして、ユックリとベッドに
押し倒された。
ズボンのベルトを外され、チャックを降ろされ、次いで男は、
俺の上着のボタンを外し始めた。
途中から俺が自分で脱ぎ始めると、男も自分で脱ぎだした。
最初に上半身を裸にし、それからベルトを緩めた。
ベッドに仰向けになり、腰を浮かすようにして、パンツごと
ズボンを抜き去り、俺より先にマッパになって、布団の中に
潜り込んだ。
一呼吸遅れて、俺は男の脇に滑り込んだ。
すぐに男は俺を抱き寄せる。脇の下にスッポリと納まった。
男は、俺の左脚の太もも辺りに手を添え、男の腿を挟み込む様に
引寄せられた。
俺も男も一言も言葉を発しない。
男は、俺の腰全体を引きつけるようにして、俺のチンコを
自分の太腿に押し付け、強弱をつけながら回転運動をした。
先走りが男の太腿を濡らしているのが解る。
「あ~、ぁあぁ~っ」
男に引き付けられるたびに吐息が漏れる。
男は、徐々に、俺を引き上げ、真上に向き合うような位置になった。
互いのチンコを擦り合わせるように、俺の尻の山を掴んで、
引き込むように擦り合わせ、俺は男の腹の上で翻弄された。
「アッ、ぁ・ぁ・アっ、ァア~ん。 アッん」
自分でも、吐息から喘ぎ声に変って行くのが解った。
時折息苦しく、ウメキ声に近くなる。
2人の我慢汁が男の柔毛にまといつき、グニョグニョヌチャヌチャと
音を立てる。男の両手に力が入り、更に強く引き付けられ、
下から腰を突き上げられ、回転運動にも激しさを増した。
「あっ、お兄ちゃん、お兄ちゃん。出ちゃう・出ちゃう・出ちゃいそう」
俺は男にきつくしがみつきながら、男の下腹部に射精した。
男は、俺を強く引き付けながらも、ユックリ大きく円を描くような
動きになった。
「あ~っ、ァあァ~ッ」
男が、俺の尻の山を掴んだ両手にギュッと力を込め、力一杯
引きつけられた時、最後の一滴がしぼり取られた。
最後の波動が終わり、急速にシボミ行くのが解ったが、男は、
俺を腹の上に載せたまま、ユックリとしたウネリに似た動きを続けた。
ヌルヌルになった2人の下腹部に挟まれた、男の固い肉棒が右に左にと
跳ね上がる。
射精直後のくすぐったさが消え、ほんの一瞬、平常時サイズに
戻ったと思ったとたんに、新たな血流が起こるのを感じた。
チンコの付け根と言うか、玉袋の付け根の奥辺りから、
ムクムクっと何かが這い登る感じがした。
その動きを察知してか、男は再び動きを強めてきた。
俺を引き付けると言うより、今度は、自分から腰を突き出すような
動きになった。
また、それまで、2人の下腹部に挟まれる位置で、右に左にと
はみ出ていたチンコが、男の身体の上で、真っ直ぐに伸ばされた
俺の脚の間に侵入してきた。
見方を変えると、男のチンコに跨るような感じだ。
それまでのウネルような回転運動から、突上げるような、
激しいピストン運動に変ってきた。
ニュルニュル・ヌチャヌチャした音に、叩きつけるような音が
加わった。
俺は必死にしがみつくだけだったが、チンコの裏筋・玉袋の裏筋に、
男の弾力ある肉棒が這い・擦れる新たな感覚に襲われた。
時折、尻の穴を突っつかれる不思議な感じもあった。
更に男の動きに激しさが増した。
男の両腿が俺の太腿を挟み込み、外から締め付けながら、
ガンガン・ガクガクと下から突きまくられる。
「アッ・ァアッツ」
男は小さくウメイタかと思うと、俺の尻を鷲掴みにした両手を
強く引き寄せ、下から全身を反り返らせるように腰を突き出し、
俺を中に浮かせるようにして硬直した。
俺の股の付け根の奥に、別の生き物のような脈動が、
何度も何度も続き、同時に俺は、その日2度目の射精をした。
しばらくして、男の硬度が失われたのが合図のように、
俺は男の身体から滑り落ちるように、男の脇に仰向けに横たわった。
膝の辺りから胸の辺りまでヌルヌルしていた。
男のチンコが力なく横たわっている。
男は、ティッシュを何枚か取り、俺の股グラに当て、次に手に取った
何枚かを自分のチンコに巻きつけ、次に取ったティッシュで、俺の
チンコや腹部、尻の谷間を拭いてくれた。
最後に自分の股間を拭いてから、バスタオルを渡してくれた。
2人共バスタオルを腰に巻いただけで、階下の風呂場に行った。
小さな家庭用の風呂で、2人して入るには窮屈だったが、
男は、シャワーで全身を流してくれた。
特にチンコの裏筋から尻の谷間は、両手に石鹸を泡立て、
入念に洗ってくれた。
「ゥッ・ギャッ」石鹸を潤滑油代わりに、偶然を装っ男の指が、
イキナリ尻の穴にニュルッと侵入した。
挿るまでは、意外な程抵抗もなかったが、全くの想定外のことで、
驚いた拍子に、尻の穴が無意識に締められたのか、激痛が走った。
「ゴメンゴメン、息を吐いて、力を抜いて」
男はユックリ指を抜いた。
男は全身の泡を洗い流し、今度は、俺にシャワーを渡した。
肩から背中を流し、両手に石鹸を泡立て、男がしたように、
尻の谷間からチンコの玉袋・付け根辺りを入念に擦った。
そして、男の尻の穴に指を突っ込んだ。
予期していたのか、望んでいたのか、まるで呼び込まれるように
スンナリと付け根まで飲み込まれた。
男は故意に、キュッキュっと、俺の指を締め付けた。
男は俺を椅子に座らせ、その前に立った。
俺の目の前に男のチンコが上を向いて屹立している。
再び石鹸を泡立て、両手で錐揉み状態にシゴク。
目の前の、怒張した亀頭の割れ目から、石鹸の泡を押しのけるように、
透明の粘液が滲み出た。親指で裏筋をシゴクと、雫となって溢れ出た。
次の雫が垂れ落ちそうになった時、俺は舌先でその雫を舐め取った。
かすかに塩味がしたようにも思えたが、決して嫌な味ではなかった。
2度3度と舌先を這わせていた時、男はイキナリ俺の頭を押さえつけ、
腰を突き出し俺の唇を割って侵入した。
俺は慌てて吐き出そうとしたが、男の手がそれを許さなかった。
俺が抵抗しないと判って、男はユックリと抜き差しを開始した。
両手で、俺の頬の辺りを押さえ、顔を上向き加減にして、
俺の目を見ながら、ピストン運動を繰返す。
男の目つきが何時もと違って、妖しげな光りをおびている。
俺は、目を開けていられなくなった。
「グエッツ!」
男のチンコが喉の奥に送り込まれ、俺はゲボッとなった。
「ゴメン・ゴメン」男は慌てて謝りながらチンコを抜いた。
結局その日は、それで終った。
その夜、初めて舐め・咥えた他人のチンコ、尻の穴に侵入した
男の指先の感触、そして男の尻の穴に飲み込まれた中指等々、
オカマの文字が飛び交い、俺は中々眠れなかった。
俺って、以前から、どこか変わってるって思ってはいたが、
電車内で男に触られて以来、って言うか、男に咥えられた時に、
普通じゃない世界に、大きく踏み込んでしまったような、
何とも言えぬ不安を覚えていた。
そして、口中深く押し込まれたのは、無理やりされたと思っても、
自分の意志でチンコに舌先を這わせたことで、その不安は
確信めいたものになった。
人には知られたくない、罪悪感・後ろめたさを感じていた。
中学は地元の公立校に通うことになったので、電車通学もなくなり、
男と出会う機会も減ったが、俺の意志で、男を避けるようにもなった。
中学の3年間は、精液の飛ばしっこはしても、互いに相手のチンコを
シコリ合うようなこともなかった。
高校に入ってすぐのことだった。
再び足を踏み入れることになった。
続き
一つしかない個室に入り、鍵をかけ、ランドセルを背負ったまま、
パンツごとズボンを降ろした。
排尿時、時折失敗してズボンを濡らすことはあったが、明らかに
尿とは違う粘性を持った透明の液体が、皮被りのチンコの先から
糸を引くように垂れ落ちて来た。
何時の頃からか、チンコが固くなることはあったが、濡れる感覚、
後に知る、いわゆる「先走り」だった。
初めての経験にも拘わらず、何とも言えぬ妖しい粘液だった。
包茎チンコをしごくと、先っぽからタラ~リと溢れ出る。
粘液を指先に取り、指先を擦り合わせていると、何とも刺激的な
匂いが個室内に立ち昇るが、指を擦り合わせると、意外な程早く
揮発するようだった。
何度か繰返していた時、イキナリ背筋に電撃が襲った。
何となく妙な気分にはなっていたが、その衝撃は突然起こった。
「アッツ、出る!出そう!何?何なの?」と思った瞬間だった。
白濁した粘液が一塊になって飛び出した。精通だった。
車内で先走りの瞬間の衝撃とは、較べ様もない激しく、
そして信じ難い快感だった。
その日は、「ソノコト」しか頭に入らなかった。
尿とは明らかに異なり、知らぬうちに溢出た透明の粘液、
あの秘密めいた妖しげな匂い、それよりも、頭が真っ白に
なるような快感を伴って噴射した、白濁した粘液のこと。
学校の帰りに、俺は朝と同じ駅のトイレに向った。
同じ個室に入り、同じようにパンツと一緒にズボンを下げた。
皮を被った小ぶりのチンコは、それなりに勃起していたが、
先走りは起こってなかった。
皮の上から揉み込むように触っていると、何となくヌルヌル
して来たが、朝のように垂れるほどじゃなかった。
薄暗い個室に目が慣れて来ると、壁に描かれた落書きが
浮かび上がり、その下の壁には、幾筋もの液体が垂れ落ちた
痕跡があった。
殆どが男女の交合図だったが、いわゆる子供の落書きではなく、
また、これまでに公衆浴場等で見てきたアソコとは、全く
似て非なる大人の形相?があった。
横の壁には、男同士の交合図が写実的に描かれていた。
これらを食い入るように見ていたら、今朝方感じた、
「ジュルッ」って感じが再び起こった。
透明の粘液が雫となって垂れ落ちた。
粘液を指先にとり、2度目の射精をした。
家に帰って、布団の中で、その日3度目の射精をした。
今にして思えば、量は少なかったように思う。
翌日、迷った末に、俺は何時もと同じ時間・同じ車両の、
同じドアーから乗リ込み、同じ握り棒の内側に立った。
3つ目の駅で、あの男は乗ってきた。
人込みの中を巧みにかき分けながら寄ってきた。
一瞬目が合ったが表情は変えなかった。
動き出してすぐだった。
男の手は俺の下腹部に被さってきた。
コートで周囲からは完全に隠されている。
ユックリユックリ揉み込まれた。
俺は俯き、結果として男に頭を預ける形になった。
周囲からは、幼い子をかばう風に見えたかも知れない。
俺はどんどん高められたが、寸前の処で止められ、
下車駅で送り出された。
その日は、駅トイレの個室が塞がっていたので、
学校のトイレの個室に直行して抜いた。
終って個室を出た時、同じクラスの克也に出っくわした。
「おまえ、ヤッテタのか?」
開きっぱなしのドアーの中を覗き込むようにして、
クラス一の大柄な克也が言った。
「何を?」俺は必死でとぼけた。
「何って、ほら、アレさ、アレ、 マッ、いいさ」
克也は、個室の匂いを確かめるようにしてから小便器に向った。
引っ越す前、克也の家とは近所だったのでよく遊んだ。
幼稚園の頃から身体は大きく、腕力はずば抜けていて、
早熟な処はあったが、決して乱暴な子ではなかった。
克也の意味深な笑いが、何となく気にはなったが、
その日は何事も無く終わった。
次の日、俺はまた同じ車輌に乗った。
男は、決して目を合わせようとはしなかったが、
当然のように俺に身体を寄せて来た。
ズボンの上から軽く手を被せてきたと思ったら、
いきなりズボンの中に手を差し入れてきた。
温かい手のひらに、直接、俺のチンコは包まれた。
男の手のひらをヌルヌルにしているのが解る。
表現出来ないような息苦しさが襲ってきた。
何時用意したのか、男は俺のチンコに、ガーゼの
ハンカチのようなものを巧みに被せた。
その数秒後、俺の背筋に電流が走った。
俺はハンカチの中に噴射させられた。
その日も駅のトイレに行ったが、個室は塞がっていた。
やむなく学校のトイレに行く。
ラッシュで、終点駅まで連れて行かれることが
度々あったので、終点駅までの往復に要する
時間的余裕を持って登校していたので、俺が着く頃は、
生徒は殆どいなかった。
個室に入り、ドアーを閉めようとした時だった。
「またするの?」
突然後ろから克也が声を掛けてきた。
「いっしょにヤロウよ」
俺が言葉を失い、固まったのをいいことに、克也も、
一緒に入って、後ろ手にドアーに鍵を掛けた。
直ぐにチャックを降ろし、半勃起状態のチンコを
引っ張り出した。
皮は被っていたが、亀頭の先っぽが少し見えた。
「ヤスっ、おまえも早く出せよ」
固まったままの俺を克也は急かせた。
俺はガーゼのことがあったので、躊躇していると、
克也はイキナリ、強引に俺のズボンをパンツごと引き下げた。
「ナンダ?これ?」
パンツの内側に張り付いていた、ガーゼのハンカチを
見つけて言った。
生々しさの残るハンカチを指先で摘み上げ、
匂いを嗅ぐようにして言った。精液であることは一目瞭然。
「どうしたの?何処でやったの?」
克也は執拗に聞いてきた。
俺は恥ずかしくて何も言えなかった。
黙って下を向いて固まるだけだった。
時折、廊下を走る音や、トイレに来る足音も聞こえ、
その時は、それ以上のことはなかったが、克也は、
ハンカチを返してくれず、トイレットペーパーで包んで
自分のポケットに入れて持ち去った。
「やっちゃん、一緒に帰ろうョ」
下校時、駅に向う俺の肩を、後ろから抱え込むようにして、
克也が話しかけてきた。
最近はやたらに「オマエ」を連発するようになった克也が、
1年ぐらい前までの呼び方をしてきた。
「オレンチ寄ってヶよ」
駅とは方向違いの克也が、ウムを言わせぬように
俺の向きを変えた。
俺はついて行った。
克也の家は、ラーメン屋で、自宅近くに店舗を構え、
自宅には誰も居なかった。
克也の部屋に通され、ベッドに並んで腰掛けた。
「コレのことだけど・・・・」
克也はポケットからティッシュに包まれたハンカチを
取り出し、俺に返しながら聞いた。
カパカパに張り付いたそれは、あの時のトイレット
ペーパーではなかった。
執拗に聞きだそうとする克也に、俺はトボケ通せないと思って、
ついにしゃべりだした。
「それで! それで?」
克也は好奇心の塊のように、俺の話を促がした。
最初は嫌々話していたハズの俺が、好奇心に満ちた克也に
触発されたと言うか、何時も兄貴分のように振舞う克也の、
未経験のことをしたと言う優越感めいた気分もあって、
多少ウソや誇張も交えながら、概ね事実をしゃべってしまった。
克也は互いに見せ合ったり、一緒にオナッタリしたことは
あっても、他人にされたことはなかったし、想像したこと
さえなかったようだ。
「やっちゃん、俺、勃ってきちゃった」
「僕も」
「ねぇ~、一緒にやろうよ」
「うん」
克也が先に立ち上がり、チャックを降ろして引っ張りだした。
俺はズボンごと降ろした。
「かっちゃんも、僕みたいにズボンを降ろしなよ」
「俺はこれでいい」
克也は何故か渋った。
並ぶでもなく、向かい合うでもなく、斜め向きで克也は
シゴキだした。
大人の形相にはなっていなかったが、スッポリとに覆われ、
幼児さの残る俺のチンコとは明らかに違っていた。
細めながら長めのチンコで、僅かに頭を覗かせた亀頭の
先っぽの割れ目から、透明の粘液が滲み出た。
「かっちゃんの良く見せてよ」
俺が間近で見ようとすると、克也は嫌がった。
何時もの兄貴面が消え、はにかむような克也が面白かった。
「ホラ・ホラ、僕の見て!」
克也のに比べ、小ぶりでスッポリと皮に覆われ、
勃起しても先っぽの皮が余ってしまう、俺のチンコを
見せ付けるように克也の真正面に回った。
「アッ、生えてる!」
自分のチンコは隠すようにしながら、それでいて俺の皮カムリ
チンコを凝視して克也が言った。
俺は何のことか解らなかった。
「やっちゃんも生えてる」
ようやくチン毛のことだとは解ったが、まさか自分が生えてる
なんて思ったこともなければ、いくら見たって、生えてるとは
見えなかった。
「ここ、ここだよ。コレがチンチンの毛だよ」
克也が指差し示しても、産毛以外には見えなかった。
「産毛とは違うってば、コレが濃くなるんだから」
しげしげと我が股間を覗き込む俺に言った。
「かっちゃんは?」
「俺も生えてる」
「見せてよ!」
克也は、ズボンごとパンツを引き降ろした。
丁度チンコの付け根の上辺あたりに、ホンのちょぼちょぼ、
簡単に数えられそうな本数、長さはせいぜい2センチ程度か、
細くて柔らかくて、それでいて漆黒色の柔毛だった。
大人の縮れ毛は見慣れているが、まばらに生え始めた
子供のチン毛なんて見るのは初めてだった。
克也は、みんなより早く生え始めたのが恥ずかしかったらしい。
俺がしげしげと見つめ、うらやましそうな顔をしたせいか、
克也は急に威勢よくなり、克也のチンコは一回り大きくなった。
俺と向かい合わせに立って自分の竿をシゴキ始めた。
先っぽの余ったシボシボの皮を摘み、皮の上から、揉み込む
ような、俺のオナとは、全く違うやり方だった。
文字通りの「シゴク」だった。
3分の1ぐらい頭を出した亀頭が、ヌルヌルテカテカに
光っていた。
「触っていい?」
俺は自分のチンコを揉みながら遠慮がちに聞いた。
「うん」克也は短く頷いた。
向かい合う形で、手のひらを上に向け、克也のチンコの
下側付け根部辺りから、ユックリと握り絞めた。
手首に粘液が滴った。
「今度はオレ!」
2度3度と繰り返し、もっと触っていたかった俺の手を、
引き剥がすようにして、克也は、俺のチンコに手を伸ばして来た。
俺のチンコは、克也の手のひらにスッポリと包み込まれた。
シゴクと言うより、その場でニギニギを2~3度繰り返した。
「ァアァ~ッ」おれ自身が驚くような、信じがたい喘ぎ声が、
俺の口から洩れ出た。
俺よりも克也の方が驚いて、一瞬手を引こうとしたのを、
俺は咄嗟に両手で押しとどめるようにした瞬間だった。
俺は克也の手の中で暴発した。
せめて最後の脈動が終わる迄、俺は、克也の手を押さえ続けて
いたかったが、無情にも、克也の手はティッシュに伸びた。
克也の手が去った後にも小さな射精が続いた。
克也は、一度自分の手をぬぐってから再び自分をシゴキ始めた。
「してやろうか?」
「ゥウゥ~ん」俺が聞くと、克也は首を横に振った。
「やっちゃン、見てて!」
克也は俺の真正面でシゴキ続けた。
「もうすぐ、もうすぐだよ。もうすぐ出る」
「アッ、アッ、デッ、でっ、出るゥ~っ」
身体を後ろに反り返しながら、全身を硬直させ、俺に向って
発射した。
最初の一撃は俺の胸の辺りに飛んできた。
一瞬、何とも言えぬ温かさを感じたが、急に冷えて、
俺の胸を垂れ落ちた。
その夜、克也のチンコを思い浮かべてオナッた。
克也の亀頭の先っぽから噴射した精液を思い浮かべた。
オナニーを覚えて日も浅かったが、初めてチンコをおかずにした。
だが、次の日から、克也は、何故か俺を避けるようになった。
当時、俺も克也も、ゲイとかホモと言う言葉より「オカマ」と言う、
言葉としての知識だけがあったが、現実的な意味では全く無知だった。
克也は特にそうだったかも知れない。
男同士、見たり見せたり、一緒にオナったり、ゲーム感覚での
興味があっただけで、触ったり・触られたりってのは、
苦手だったのかも知れない。
男そのもの、あるいは、チンコそのものに
興味があった訳じゃないようだった。
俺自身も、男に興味を抱いてのことではなく、初の快感が、
他人によって目覚めさせられただけに、「触られる」ことが
イコール快感となり、ゲイとかの感覚よりも、オナニーの変型
と言うか、自分でするより、何倍も気持良かったからと思っていた。
互いに目を合わせるのは避け、人相なんかも定かじゃないが、
その後も、電車内での男との関係は続いた。
只、車内でイカサレタのは、後にも先にもアノ時だけだった。
男との関係は、朝の日課のようになり、時折ラッシュに揉まれて、
引き離された日等は、何となく一日中物足りなさを感じていた。
最初の頃は、身体やチンコを一方的に触られるだけだったが、
何時の頃からか、男は、布越しに固く勃起したチンコを
押し付けて来るようになった。
「熱く弾力に富む肉棒」は意外と心地よかった。
そしてある日、男は俺の手を自分のズボンの中に引き込んだ。
風呂なんかでよく見ていた、俺の知る大人のチンコとは、到底
同じモノとは思えなかった。
目で見た訳じゃなく、手で得た感触は、俺の想像していたモノとは、
余りにも異なっていた。
丁度俺の腕ぐらいの太さと長さだった。
太さと長さにも驚いたが、それ以上に驚いたのが熱さだった。
体温以上のハズはないのに、とにかく熱く感じた。
そして、それよりももっと驚いたのが、俺の小さな手のひらに、
シットリ吸い付くような、滑らかな感触だった。
教わった訳でもなく、強要された訳でもなく、俺は自ら
男のチンコをマサグッタ。
小さな手で、不器用だったかも知れないが、男の先から、
ヌルヌルの粘液が湧き出し、俺の手を濡らし続けた。
思い切って、竿だけじゃなく、タマタマにも手を伸ばした。
一瞬、男が息を飲んだように痙攣した。
重量感のあるタマタマだった。
俺が夢中になって触りまくっていると、男は俺の手を取り、
チン毛でヌメリを拭き取るようにした。意外と剛毛だった。
その後、男はハンカチで拭いてくれた。
男がチャックを上げた時、俺の下車駅に着いた。
駅のトイレの個室に入ってズボンを下げた。
先っぽがヌルヌルしている。
さっきまで、男のチンコを触っていた手の匂いを嗅いだ。
俺のとも、克也のとも似たような匂いだった。
妖しげな卑猥な匂いがした。
思い切って息を吸った時、ジュルって感じで先走りが
雫となって垂れ落ちた。
自分流と克也がやっていた方法をミックスさせたら、
アッと言う間に噴射した。
以降、どちらかと言えば、俺が触りまくる感じになった。
ラッシュに揉まれ、男が近寄れないことは珍しくなかったが、
電車通学にも馴れてから、俺自身が車内の奥に引き込まれ、
終点まで連れて行かれるのは珍しかった。
久々に終点まで連れて行かれ、戻り電車の表示版を見ていたら、
後ろから肩を叩かれた。 男が笑顔で立っていた。
男の笑顔を初めて見た。
顔を真正面から見たのも初めてだった。
色白で髭剃り跡がやけに青い、スリムな30代としか
解らなかったが、如何にも易しそうな雰囲気にホッとした。
俺がそこに居た理由も察知していた。
「今度の休み、会わないか?」
初めて話し掛けられた。
声も優しそうだった。
「ウン」何の不安も感じずに返事した。
男は、戻りの電車が発車するまで見送ってくれた。
その週の土曜日、男がいつも乗ってくる駅の
改札口を出た所で会うことになった。
冬にしては暖かく、風も無い穏やかな日だった。
スーツと言うか、コートしか見てなかったので、
カジュアル姿だと何時もよりずいぶん若く見えた。
もしかしたら20代かも知れない。
駅から徒歩3~4分の駐車場に男の車があった。
助手席に乗り込むと、飲み物や菓子類の袋があった。
弁当もあった。
車は、中央高速の八王子で降り、渓流沿いに山間部へ向った。
「ここでイッかぁ~」細い農道から更に河原に下りて、
陽だまりを見つけてエンジンを切った。
急に辺り一帯がシ~ンと静まりかえった。
訳も無く胸の鼓動が高まったが、男はさっさと車を降り、
トランクから折りたたみ式の椅子とテーブルを出した。
小枝を集め焚き火もした。
弁当を広げた。
弁当を終え、後片付けを済ませた頃から、日差しは強かったが
風が冷たくなったので車に戻った。
閉めきっていた車内は暑いくらいだった。
男は背もたれを倒した。
俺も習って倒した。
「暑いね、ズボン脱いじゃうか?」
しばらく雑談をしていたが、一瞬、話が途切れて、
妙な空気が漂った時に、イキナリ男が言った。
「ウン」
即座に俺も同調して、リクライニングに寝た状態で、
腰を浮かせながらパンツごとズボンを抜き取った。
男は、チャックを下ろし、ズボンの前を広げ、パンツを僅かに
引下げただけで、パンツのゴムの辺りが、亀頭の裏側の
クビレに食い込んでいた。 何となくダラ~んとした感じだ。
リクライニングに横になった状態で、強い日差しの中で、
男の手が俺の下腹部に伸びてきた。
上からスッポリ覆い被せるようにして、下腹部全体を、ユックリと
円を描くように、撫で回して来た。
ジュルって感じで、皮のスボマッタ先っぽから、透明の粘液が
湧き出て男の手を濡らした。
玉袋が男の手にスッポリと包み込まれた。
快感の中にも何となく緊張感が伝わる。
さらに先っぽへ向けてコネ回されると、益々粘液が滲み出て、
グチュグチュと音が出た。
丁度その時、パンツのゴムを押し除けるような感じで、
男のチンコが飛び跳ねるように脈打った。
俺が目を開けていられたのはそこまでだった。
じわ~っと身体の奥深くから、湧き出るような快感が、
突上げるような快感に変って来た。
「あ~ん、ぁあ~ん」喘ぎ声が止まらなくなった。
男の手は、強弱には変化があったが、あくまでもユックリと
した動きを保ち続けた。
脳天に痺れが来た。背筋からホントの電気が走ったような
痺れが襲ってきた。
「あ~ん、ぁあ~ん、ぁ~っ、にいちゃぁ~ん」
頭が真っ白になり、男にしがみついた時だった。
「アッ・ァアッ・ア・アっ・ァ・アっ」
得体の知れない生温かい粘膜に、スッポリと飲み込まれたと
思った瞬間だった。全身に悪寒にも似た衝撃が走った。
しばらくは何が起こったのか、全く理解出来なかった。
虚脱状態に陥り、射精したことさえ解らなかった。
やがて虚脱状態から脱して、全く想定外のことで、
何の確証もなかったが、口に含まれたに違いないと思った。
ショックだった。「キタナイ」との思いもあったが、
まさか「コンナことを」との思いの方が強かった。
火が出るような恥かしさだったが、嫌悪感は湧かなかった。
眩しさの中で目を開けると、男の目が微笑んでいた。
俺は、慌てて目を閉じてから、改めて開いた。
優しい目で俺を見ながら、男はユックリと自分のをシゴイテいた。
その日、俺は、男のチンコには殆ど触れなかった。
男は射精に至らないまま、身支度を整えた。
俺も、下腹部に何の痕跡もないことに疑問も持たずに、
パンツごとズボンを引き上げた。
「また会える?」
男は、俺が毎朝乗車する駅前まで送ってくれたが、
その間、ひと言もしゃべらなかった俺に、別れ際、
声を掛けて来た。
俺は振り返りもせず、無言で頷いた。
その夜、俺は寝付けなかった。
戦慄に近い、あの強烈な感触は薄れて行くのに、
「チンコをシャブラレタ」ショックが尾を引いていた。
今まで、見せ合ったり、一緒にオナッタリ、互いに相手の
チンコをシゴキあったりしても、秘密の行為ではあったが、
いわゆる特殊(異常)なものと考えたことはなかった。
誰もが、しがちな行為だと思ってた。
でも、チンコを口に咥えるなんて、想定外と言うか、変態以外の
何モノでもないとさえ思ったし、後から冷静になって考えての
ことだが、男の口中に噴射した精液が、その後どうなったのかが
気になりだした。
俺は今まで、他のクラスメートに比べ、多少「オマセ」かもと、
自分でも認める処だったが、その日を境に、自分の「異常性」に
疑いを持つようになった。
克也が、俺を避ける理由も、そこにあったのかと思った。
俺が初めて「こっちの世界」を意識した日だったが、
そんな自分が悲しくて、涙が止まらなくなった。
あの日、俺はホントに「変態」かもって悩んだ。
次の日から、俺は電車の時間をずらし、しばらくは男と会わない
ようにしていた。また、殆ど毎日だったオナニーも必死で我慢した。
でも、5日も持たなかった。
夜、布団の中で、男がしてくれたように、手のひら全体で、
押し包むようにして、強弱をつけながら回転運動をした。
チンコ、それも同世代の皮カムリじゃなく、
ズル剥けの大人(男)のチンコを思い浮べた。
男が、俺のチンコを口に含んだ姿・顔を思い描こうとしたが、
どうしても思い浮かばなかった。
男のシットリ感の漂うチンコを思いながらイッタ。
手のひらに付いた自分の精液を舐めてみた。
ちょっと苦かった。
卒業が近づき、まもなく電車通学もなくなり、男と会えなく
なるかも知れない。
俺は、翌日から以前の電車に戻した。
次に男と会ったのは、卒業直前の土曜日だった。
ハイキングコースとして知られた郊外の山だった。
登山道では、多くのハイカーとすれ違ったが、
登山道を一歩外れ、枯れ草を分け入ってしばらく下ると、
周囲からは完全に閉ざされた世界があった。
足首まで埋まるような、ふかふかの枯れ葉のジュ-タンに
男は身を投げ出した。
俺も隣に大の字に横たわった。
枯れ葉が温かかった。
すぐに男の手が伸びてきた。
片手で器用に俺のズボンの前をハダケ、
パンツごとズボンを膝下まで引き下げた。
上着も、下着と一緒に胸近くまでまくり上げた。
俺の下半身をあらわにしてから、男は自分のズボンの前を
開放したが、一呼吸おいて、脚からズボンを抜き取った。
ノタリって感じで、半勃起のチンコが飛び出した。
男の手が軽く触れただけで、俺のチンコは即座に反応し、
小ぶりながらも固く勃ってきた。
「アン」
男の手のひらが、玉の方から押し包むように這い上がった時、
すぼまった先っぽから、ジュワーッと先走りが滲み出た。
俺もズボンから脚を引き抜いた。
二人とも下半身はマル裸になった。
男は、小さな俺の脚を広げ、その股間に腹這うようにして、
俺の下腹部を抱え込み、両手で俺のチンコを挟み込むように弄んだ。
その手が徐々に俺の身体を這い昇り、小さな乳首を捉える。
俺は不思議な感覚に包まれた。
「アッツ」俺は瞬間的に目を閉じた。
生温かい粘膜にスッポリと絡め捕られた。
間違いなくあの時の感触だ。
俺は必死に目を開けた。
俺のチンコが、スッポリと男の口に飲み込まれている。
男は、俺のチンコを飲み込んだまま、上目遣いに俺を見上げた。
目と目が合う。俺は慌てて目を閉じた。
男の手が、俺の両方の乳首をコネ回す。
「ァアァ~ん・ア~ん」喘ぎ声が止まらない。
頭の中が真っ白になり、脳天に閃光が走った。
男の唇が俺のチンコの付け根を締め付けた。
それを押し開くように、チンコが2度3度と波打った。
俺は、全身を反り返させ、身体を硬直させた。
最後の弱い脈動を終えても、男は口から開放しなかった。
口中深く飲み込んだまま、男の舌が絡み回る。
何ともくすぐったい感覚に襲われたが、それもつかの間、
新たな血流が起こり始めた。
男がようやく口を放した時には、再び勃起していた。
男は精液を吐き出した風はなく、間違いなく飲んでいた。
もしかしたらと思っては居たが、少なからず驚いた。
男は、俺の脇に仰向けに横たわった。
男のチンコがやや左上方を向いて、勃っていた。
目の前で大人の勃起したチンコを見るのは初めてだった。
俺は、上体を起こし、男のチンコに手を伸ばした。
両手を添える。子供の手にはタップリ2摑み以上ある。
銭湯なんかで見て知ってる大人のチンコとは余りにも違う。
色白の割には、アゴの張り出した亀頭の色は濃い。
その先っぽの割れ目から、透明な粘液が滲み出ている。
竿の根元からシゴクようにすると、ドロ~ンと粘液が滴った。
「ア~、それイイ、それ気持イイ」
両手に粘液を掬い取り、チンコに擦り付けるようにすると、
男は小さな声で言った。
男の右手が、俺の頭を引き寄せるような動きをしたが、
俺は、首を横に振った。
男はそれ以上は強要しなかった。
両手で上下動を繰り返すより、手のひらをヌルヌルにして、
ゴニョゴニョとこね回すように弄るのがいいみたいだ。
「いいよ、いい。それっ、スゴクいい」
男の身体が幾分反り気味に腰を浮かせる。
男の左手が、後ろから俺の尻の下に入り込んで来る。
玉袋から付け根を揉むように弄るが、時々、尻の穴にも
伸びて来る。
特別なテクニックもなく、俺は、只ひたすらシゴキ続ける。
男の腰が更に上空に突き出され、俺の尻の下にある男の左手の
指先にも力が加わる。
「あ~、ァアァ~、あああぁ~」
男が全身を硬直させ、右手が俺の腕をギュっと摑んだ時だ、
俺が固く握りしめた手のひらに、激しい脈動を感じた。
俺の目の前を掠めるように、イキナリ白濁した粘液の塊りが飛んだ。
2発目の方が高く飛んだ。
徐々に勢いを失いながらも、湧き出るように粘液が竿を伝い落ち、
俺の手をニュルニュル・ベトベトにした。
俺は、チンコや先走り粘液の匂いが、何となくエロっぽくて好きだ。
先走りはヌルヌルしてる割りに、乾燥すると意外とサラサラなのがいい。
だが、ザーメンの内に篭るような生臭い臭いと、指にまとわりつく
ようなベトベト感は、正直好きにはなれなかった。
成人との差なんだろうか、噴出・湧き出た量がハンパじゃなかった。
精通まもない俺の何倍もの量が、俺の手のひらをヌルヌルにした。
比較的透明に近い俺のとは、白濁し、粘度も違っていた。
臭いも濃かったが、何時もオナル狭いトイレや布団の中と違って、
開放感のある屋外のせいか、意外と気にはならなかった。
「動かさないで!」男が噴射した後も、俺がシゴキ続けていると、
男は俺の手の動きを止めさせた。
俺が手を引こうとすると、それも押し留めた。
俺の手のひらの中で、硬度が徐々に失われ、維持していた大きさが、
縮み始めた時、最後の精液がドロって感じで柔らかくなった亀頭の
割れ目から流れ出た。
同時に、俺の手に覆い被さっていた男の手が、ユックリと動かす
ことを促した。
俺は、ヌルヌルの両方の手のひらで、男の亀頭・竿を、
男の腹に押し付けるようにシゴイタた。
柔らかかった男のチンコが、俺の目の前で、見る見るうちに、勃起し、
熱を帯び、血流が起こるのが解った。
「いいよ。いいよ。ヤックン、すごくいいよ」
手打ちそばの麺棒を転がすようにすると、男は緩やかに
全身をクネラセルようにしながら、目を閉じ、俺に下半身を
ユダネルようにした。
男の手が、後ろから俺の尻に伸びてきた。
最初は、尻の山を撫で回し、徐々に谷間へと侵入してくる。
袋をスッポリ包み込み、指先がチンコを擦る。
俺は男の自由にさせたまま、激しく男のチンコをシゴイタが、
乾燥してか潤滑効果が失われ、接着剤のように張り付き、
さすがに男は痛さに耐え切れなくなってか、上体を起こし、
イキナリ俺のチンコを咥えてきた。
瞬く間に、その日2度目の射精をさせられた。
春休みと言うか、小学校を卒業し、中学に入学するまでの間は、
気分的に開放感も高まるが、そんな中で、初めて男の家に行った。
嫁いだ姉が二人居て、古びた木造の家には両親と三人で
住んでいると言う。
駅前で落ち合い、近くの銭湯に行ってから男の家に向った。
両親が旅行に出て、自分しか居ないと言う。
男の部屋は6畳の和室だがベッドが置いてあった。
カーテンが引かれたままで、室内は薄暗かった。
ベッド以外には、机と椅子、本棚がひとつ、
あらかじめ暖房が入れてあったのか、汗ばむように
暖かかった。
俺は、ベッドに腰掛けさせられジュースを渡された。
男は、俺が飲み終わるのを待つかのように、俺の右隣に並んで座った。
肩に腕を廻され、抱きかかえられるようにして、ユックリとベッドに
押し倒された。
ズボンのベルトを外され、チャックを降ろされ、次いで男は、
俺の上着のボタンを外し始めた。
途中から俺が自分で脱ぎ始めると、男も自分で脱ぎだした。
最初に上半身を裸にし、それからベルトを緩めた。
ベッドに仰向けになり、腰を浮かすようにして、パンツごと
ズボンを抜き去り、俺より先にマッパになって、布団の中に
潜り込んだ。
一呼吸遅れて、俺は男の脇に滑り込んだ。
すぐに男は俺を抱き寄せる。脇の下にスッポリと納まった。
男は、俺の左脚の太もも辺りに手を添え、男の腿を挟み込む様に
引寄せられた。
俺も男も一言も言葉を発しない。
男は、俺の腰全体を引きつけるようにして、俺のチンコを
自分の太腿に押し付け、強弱をつけながら回転運動をした。
先走りが男の太腿を濡らしているのが解る。
「あ~、ぁあぁ~っ」
男に引き付けられるたびに吐息が漏れる。
男は、徐々に、俺を引き上げ、真上に向き合うような位置になった。
互いのチンコを擦り合わせるように、俺の尻の山を掴んで、
引き込むように擦り合わせ、俺は男の腹の上で翻弄された。
「アッ、ぁ・ぁ・アっ、ァア~ん。 アッん」
自分でも、吐息から喘ぎ声に変って行くのが解った。
時折息苦しく、ウメキ声に近くなる。
2人の我慢汁が男の柔毛にまといつき、グニョグニョヌチャヌチャと
音を立てる。男の両手に力が入り、更に強く引き付けられ、
下から腰を突き上げられ、回転運動にも激しさを増した。
「あっ、お兄ちゃん、お兄ちゃん。出ちゃう・出ちゃう・出ちゃいそう」
俺は男にきつくしがみつきながら、男の下腹部に射精した。
男は、俺を強く引き付けながらも、ユックリ大きく円を描くような
動きになった。
「あ~っ、ァあァ~ッ」
男が、俺の尻の山を掴んだ両手にギュッと力を込め、力一杯
引きつけられた時、最後の一滴がしぼり取られた。
最後の波動が終わり、急速にシボミ行くのが解ったが、男は、
俺を腹の上に載せたまま、ユックリとしたウネリに似た動きを続けた。
ヌルヌルになった2人の下腹部に挟まれた、男の固い肉棒が右に左にと
跳ね上がる。
射精直後のくすぐったさが消え、ほんの一瞬、平常時サイズに
戻ったと思ったとたんに、新たな血流が起こるのを感じた。
チンコの付け根と言うか、玉袋の付け根の奥辺りから、
ムクムクっと何かが這い登る感じがした。
その動きを察知してか、男は再び動きを強めてきた。
俺を引き付けると言うより、今度は、自分から腰を突き出すような
動きになった。
また、それまで、2人の下腹部に挟まれる位置で、右に左にと
はみ出ていたチンコが、男の身体の上で、真っ直ぐに伸ばされた
俺の脚の間に侵入してきた。
見方を変えると、男のチンコに跨るような感じだ。
それまでのウネルような回転運動から、突上げるような、
激しいピストン運動に変ってきた。
ニュルニュル・ヌチャヌチャした音に、叩きつけるような音が
加わった。
俺は必死にしがみつくだけだったが、チンコの裏筋・玉袋の裏筋に、
男の弾力ある肉棒が這い・擦れる新たな感覚に襲われた。
時折、尻の穴を突っつかれる不思議な感じもあった。
更に男の動きに激しさが増した。
男の両腿が俺の太腿を挟み込み、外から締め付けながら、
ガンガン・ガクガクと下から突きまくられる。
「アッ・ァアッツ」
男は小さくウメイタかと思うと、俺の尻を鷲掴みにした両手を
強く引き寄せ、下から全身を反り返らせるように腰を突き出し、
俺を中に浮かせるようにして硬直した。
俺の股の付け根の奥に、別の生き物のような脈動が、
何度も何度も続き、同時に俺は、その日2度目の射精をした。
しばらくして、男の硬度が失われたのが合図のように、
俺は男の身体から滑り落ちるように、男の脇に仰向けに横たわった。
膝の辺りから胸の辺りまでヌルヌルしていた。
男のチンコが力なく横たわっている。
男は、ティッシュを何枚か取り、俺の股グラに当て、次に手に取った
何枚かを自分のチンコに巻きつけ、次に取ったティッシュで、俺の
チンコや腹部、尻の谷間を拭いてくれた。
最後に自分の股間を拭いてから、バスタオルを渡してくれた。
2人共バスタオルを腰に巻いただけで、階下の風呂場に行った。
小さな家庭用の風呂で、2人して入るには窮屈だったが、
男は、シャワーで全身を流してくれた。
特にチンコの裏筋から尻の谷間は、両手に石鹸を泡立て、
入念に洗ってくれた。
「ゥッ・ギャッ」石鹸を潤滑油代わりに、偶然を装っ男の指が、
イキナリ尻の穴にニュルッと侵入した。
挿るまでは、意外な程抵抗もなかったが、全くの想定外のことで、
驚いた拍子に、尻の穴が無意識に締められたのか、激痛が走った。
「ゴメンゴメン、息を吐いて、力を抜いて」
男はユックリ指を抜いた。
男は全身の泡を洗い流し、今度は、俺にシャワーを渡した。
肩から背中を流し、両手に石鹸を泡立て、男がしたように、
尻の谷間からチンコの玉袋・付け根辺りを入念に擦った。
そして、男の尻の穴に指を突っ込んだ。
予期していたのか、望んでいたのか、まるで呼び込まれるように
スンナリと付け根まで飲み込まれた。
男は故意に、キュッキュっと、俺の指を締め付けた。
男は俺を椅子に座らせ、その前に立った。
俺の目の前に男のチンコが上を向いて屹立している。
再び石鹸を泡立て、両手で錐揉み状態にシゴク。
目の前の、怒張した亀頭の割れ目から、石鹸の泡を押しのけるように、
透明の粘液が滲み出た。親指で裏筋をシゴクと、雫となって溢れ出た。
次の雫が垂れ落ちそうになった時、俺は舌先でその雫を舐め取った。
かすかに塩味がしたようにも思えたが、決して嫌な味ではなかった。
2度3度と舌先を這わせていた時、男はイキナリ俺の頭を押さえつけ、
腰を突き出し俺の唇を割って侵入した。
俺は慌てて吐き出そうとしたが、男の手がそれを許さなかった。
俺が抵抗しないと判って、男はユックリと抜き差しを開始した。
両手で、俺の頬の辺りを押さえ、顔を上向き加減にして、
俺の目を見ながら、ピストン運動を繰返す。
男の目つきが何時もと違って、妖しげな光りをおびている。
俺は、目を開けていられなくなった。
「グエッツ!」
男のチンコが喉の奥に送り込まれ、俺はゲボッとなった。
「ゴメン・ゴメン」男は慌てて謝りながらチンコを抜いた。
結局その日は、それで終った。
その夜、初めて舐め・咥えた他人のチンコ、尻の穴に侵入した
男の指先の感触、そして男の尻の穴に飲み込まれた中指等々、
オカマの文字が飛び交い、俺は中々眠れなかった。
俺って、以前から、どこか変わってるって思ってはいたが、
電車内で男に触られて以来、って言うか、男に咥えられた時に、
普通じゃない世界に、大きく踏み込んでしまったような、
何とも言えぬ不安を覚えていた。
そして、口中深く押し込まれたのは、無理やりされたと思っても、
自分の意志でチンコに舌先を這わせたことで、その不安は
確信めいたものになった。
人には知られたくない、罪悪感・後ろめたさを感じていた。
中学は地元の公立校に通うことになったので、電車通学もなくなり、
男と出会う機会も減ったが、俺の意志で、男を避けるようにもなった。
中学の3年間は、精液の飛ばしっこはしても、互いに相手のチンコを
シコリ合うようなこともなかった。
高校に入ってすぐのことだった。
再び足を踏み入れることになった。
続き
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