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  • 2010⁄08⁄31(Tue)
  • 23:45

電車の中での情事 紫竜

中3の春休み、高校受験の為に電車に乗って試験を受けに行ったときのことです。当然、平日の朝早い電車だったので車内はかなりの混雑で、ほぼ満員のような感じでした。僕はドアの付近に立っていましたが、目的の駅までまだ時間があったので、英語の単語帳を開いて最後の「追い込み」をやっていました。乗ってからどれくらい時間が経ったでしょうか、どんどん乗客が増えてきてすし詰め状態になってきて、勉強を続けるのも大変になってきました。そして、自分の下半身付近に何か違和感を感じて、単語帳を見るのをやめて周りを確かめてみました。その瞬間、僕は驚いて動けなくなってしまいました。僕のほぼ正面に立っていた男性が僕の制服ズボンに手を掛けて脱がせようとしているんです。「エ!どういうこと?」と思いましたが知らない男性だし、あまりの恐怖で何もできなかったです。周りの人たちはみんな男性でしたが、こんなことで助けを求められるはずもなく僕はもうなすがままにされていました。あとで気づいたことなんですか、まわりの男たちはすべてグルで、正面に立っていた男をリーダーにした集団痴漢グループだったのです。最近はそういうグループが公然と込み合った電車内で女の子を痴漢するケースが増えてきてニュースにもなっていますが、その頃はそんなことが起きようはずもないし、まして男子である自分が痴漢に合うなんて夢にも思っていませんでした。
周りの男たちは新聞や雑誌でその周りからの視界を遮るような形で僕を取り囲んでいました。しばらく僕は気づかないふりをして、駅に着いたら逃げようと思いました。しかし、よく考えてみると乗った電車は特急で次の停車駅まではまだ10分以上ある状況でした。おどおどしている間にもその男の巧みな手さばきによって僕は少しずつしかし確実に脱がされていきました。ベルトをほどかれ、制服ズボンが太ももの部分まで下げられた感触がしたのでもうだめだと思って単語帳から目を離し、意を決して正面の男を睨みました。そしてさらに僕は驚きました。その男はGacktのような若くてすらりとした体形のヤツで、薄く化粧をしているようでした。口元に僅かに微笑を浮かべ、僕の目をじっと見つめていました。周りは全て一味だから逃げるに逃げれず声を出すこともできませんでした。そして男の手は制服の下に履いていた体育短パンに伸びてきて真ん中の縫い目の線に沿って男子の部分をやさしく愛撫し始めました。はじめは恐怖と嫌悪感だったものが、しだいに自分の中で奇妙な期待へと変わっていきました。彼はやがてその短パンも脱がしに掛かりました。電車の中であられもない姿にさせられている自分がもう恥ずかしくてたまりませんでした。その男は若い中学生をこうやって集団で取り囲んで痴漢をすることに快楽を得ているようでした。僕はせめて体育短パンの上から触るだけにしてほしいと思いましたが、その短パンもゆるゆると脱がされていき、とうとう最後の水着を残すのみとなってしまいました。その日は受験ということもあり、気合を入れるため体育時間に履いていた競泳水着を履いて出かけていたんです。そんな僕を見て男はどういう反応をするのか恐怖でいっぱいでした。男はその水着をまじまじと見つめ、少しその上からさすってきました。以前U先輩との行為で経験はあったもののここではまったく状況が違いました。そうこうするうちに、男の手はその水着さえ脱がしにかかったのです。僕はもう許してと思いましたがどうすることもできません。とうとう、男子の部分を露出させられ最悪の状況になってしまいました。男はやんわりとその部分を掴んでシゴきはじめました。僕は目をつぶって必死に恐怖と戦っていました。こんな異常な電車内の状況を飲み込めないままどんどん時間が経っていきました。そのうちに快感に正直な部分はどんどん興奮してきて自らの意思とは間逆にびんびん状態になってしまいました。男は手を休めることもなくシゴき続けてきました。微妙なリズムを付けてゆっくりとでも確実に僕の快楽を高めていく感じでした。その時僕は、早くイッてしまえばもう許してもらえると思い、男の表情を確認してみました。するとさっきまでの微笑は消え、まるで「まだイクなよ。」と言わんばかりの形相でした。僕は目で懇願しましたが男は表情を変えずにシゴく手を緩めませんでした。俺にもっとシゴかせろと言っている様な表情でした。僕は必死に歯を食いしばって、時には唇を噛み締めて快感を我慢して耐えていました。こんな状況が一体いつまで続くのか不安でいっぱいでした。もし、抵抗するような態度を取ったら駅に着いたとたん、この集団に拉致されるんじゃないかという恐怖感がありました。もう、ダメだという状況になってきたので、男の顔を泣きそうな目で見ました。すると、再び微笑を浮かべてもうイッてもいいぞというような表情でうなずいたように見えました。僕はもう全てを投げ出して身を任せました。最後の瞬間、男はいっそうシゴくリズムを激しくし、圧力も高めてきました。僕は感電したかのように全身に痙攣が走り目の前に火花がバチバチとはじける感覚とともに、射精の瞬間を迎えました。尿道を精液が怒涛のごとく流れていく強烈な快感を感じながら僕は果てました。放出された精液は勢いよくドアのガラス部分にまで飛び散り、 何度も射精が続きました。男のシゴくリズムが僕の男子の部分の脈打つリズムを狂わせてそれがさらなる快感となって僕を襲い、今までに体験したことのない快感で僕は立っていられないくらいになりました。まだ中学生の男子として、いや、一人の男として天国の気分を味わいながら僕は昇天しました。ようやく、男の手が離れて自由の身となり、射精後の虚脱感に浸っているまもなく、僕は急いで脱がされていた衣類を元に戻し、逃げようとしましたがまだ電車は走っています。男はじっと僕を微笑を浮かべたまま見つめています。まもなく電車が駅に滑り込んでドアが開いた瞬間、僕は飛び出して逃げていきました。振り返ることもなく、必死にその場を離れました。あまりの恐怖でしばらくの間、ホームで呆然としていましたが、ふと受験のことを思い出し、次の電車でなんとか時間には間に合いましたが心ここにあらずの精神状態は試験中も続き、まだ、あの男の手で男子の部分をシゴかれているような感触が残っている気がして全く集中できませんでした。結果も散々でした。それ以来、しばらく満員電車には怖くて乗れませんでした。この出来事は強烈なトラウマとして残り、男性不信ともいえるような状況が今でも続いています。痴漢という犯罪に巻き込まれながらも快楽の餌食となってしまった自分が許せないという自己嫌悪もあります。今でも、夢で同じ状況に出くわしたりします。
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痴漢

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