- 2010⁄09⁄15(Wed)
- 00:26
ストレッチ ◆AjN2xCq7C6
自室で床に座り、ぴんと伸ばした足を120度ほどに開脚して上体を前に倒す
少年の姿があった。
「ふ……んっ……」
名前は翔太、中学1年生だ。
「もうちょっとっ……くぅ…!」
上半身が床に着くまであと少し、という所まで体を倒して翔太は息を吸いなが
ら身を起こした。
スポーツをやるには身体の柔軟性が大事だと部活で言われて以来、翔太はこう
して家でもストレッチをやることにしている。ストレッチを始めてからしばらく
経ち結構身体が柔らかくなってきているが、それが実際に身体を動かす際に反映
されている実感はない。もっとも、翔太に自覚がないだけで足の振り上げはよく
なっているし、怪我の予防にも役立っているのだが。
次に、立ち上がった翔太は次に気をつけの姿勢をとり、そこから少しずつ両足
を左右に開いていった。体操選手のように尻が床に着くまで完全開脚出来るのに
あこがれる、と言う程ではないが、毎日のストレッチを始めた以上そこまで出来
るくらいにはなりたいな、というのが翔太の心境だった。そうして翔太が少しず
つ足を開き腰を落としていると、部屋のドアがいきなりがちゃりと開けられる。
「翔ちゃーんお風呂空いたよー」
春からこの家に下宿している翔太の従妹、麻衣がノックもせずに部屋に入って
きた。髪は適当にくくったポニーテールにし、薄いブルーのショーツとやたら丈
の短いタンクトップだけという思春期の少年にはなかなか刺激的な格好の麻衣は、
風呂上りなのか身体からほこほこと湯気を上げている。ちょうどドアのほうを向
いていた翔太はいやに健康的な色気のあるその身体を直視し、
「なんでまたそんな格好してんだよ麻衣姉!」
思わず大きな声を出した。
進学した大学が近かったため、この家に下宿するようになった麻衣のことを翔
太は嫌いではない。好き嫌いで言えば好きの部類だ。もっと小さい頃は無邪気に
「麻衣お姉ちゃん大好き!」と言ってもいた。しかし、微妙なお年頃になった男
の子にとってこの状況は必ずしも歓迎できるわけではない。
あこがれだったお姉さんが、はちきれそうな、という形容のしっくり来そうな
ド迫力サイズおっぱいを薄布1枚だけで包み(ブラをしていないことは歩く度に
揺れるその動きを見ればすぐに分かった)、通常拝む機会のないパンツ(セクシ
ー系ではないが翔太には十分セクシーすぎた)だけを下半身に身につけた姿で小
さい頃と同じようにベタベタとくっついて来る最近の状況は、有り体に言えば刺
激的過ぎたのだ。
翔太が何回言っても、麻衣は風呂上りにしばしばこのスタイルでうろつく。ひ
どい時にはパンツ一丁で、胸は首からかけたタオルで隠しているだけのこともあ
った。麻衣の姿をガン見しスキンシップにかこつけてセクハラを堂々と図れるエ
ロ少年であれば大喜びだったかもしれないが、結構うぶなところがある翔太にと
っては恥ずかしくてたまらない状況だった。今も、麻衣からは微妙に視線をそら
している。
「あれ~?翔ちゃんもしかして照れてる?別に気にしなくていいのに」
「気にするよ!こんなところ姉ちゃんに見られたらまたなんていわれるか…」
翔太の姉、夏姫は高校生1年生だ。今まではそうでもなかったが、麻衣が下宿
するようになってからはにやにやと笑いながら翔太をからかうことが多くなった。
「あんたまた麻衣ちゃんのおっぱいに見てたでしょ」などと言われては翔太がむ
きになって否定するというのは最近ではよく見かける光景だった。実際、口では
否定しつつも麻衣の巨乳が揺れる様を目で追ってしまうことが多いだけに翔太は
余計に恥ずかしいのである。
その姉も、最近は麻衣の影響か風呂上りに同じような格好でいることが増えた。
本人曰く、「これすごい楽!」とのことである。麻衣ほどではないが夏姫も人並
みにボリュームのある乳や尻をしているため、最近の翔太は悶々としていること
が多い。姉や従姉を『そういう目』で見てしまうことへの自己嫌悪と、『そうい
う光景』を素直に楽しみたいという欲望が幼い少年の中でせめぎあっているのだ。
そんな翔太の内心には構わず、麻衣はにこにこしながら近寄って来た。
「ところでさっきの、ストレッチしてたの?」
「え?そうだけど」
足を閉じて立ち上がった翔太が相変わらず視線をそらしたまま、だけどときど
きちらちらと麻衣を盗み見しながら返事をすると。
「ストレッチ!そういうことならこの麻衣お姉ちゃんに任せなさい!翔ちゃんが
やわらかーい身体になるよう私が手伝ってあげる!」
何が琴線を刺激したのか、妙にやる気を出して麻衣がそんな事を言い出したの
であった。
………………………………………………………………………………
なんのかんのと理由をつけて断ろうとした翔太だったが、結局麻衣に押し切られ
て手伝ってもらうことになっていた。
(ダメだなぁ、俺……)
ボディソープの香り漂う麻衣に抱きつかれ、柔らかいおっぱいを背中にぐりぐり
押し付けられた翔太には、顔を真っ赤にして了承する以外の選択肢がなかったので
ある。
「で、麻衣姉。それなに?」
そしてにこにこした麻衣に手を引かれて部屋に連れ込まれた翔太の前に、なにや
ら妙な道具がが引っ張り出された。
それは一見すると正方形のクッションだった。。しかしその中心部には半球型の
突起を3個持つ硬質のパーツがつけられており、3つの球体は二等辺三角形の配置
で突き出している。さらにクッションの下部から伸びた電源ケーブルがコンセント
に繋げられていた。
「ストレッチマシンよ。とりあえずその上に座ってくれる?」
妙な機械もあるものだと思いつつ翔太は素直に座った。麻衣姉の部屋、という空
間が彼の冷静な判断力を奪っていたのは否めない。
「あ、その出っ張りの上に乗っかってね」
「これ?」
「うんそれ」
電気あんまみたいに股間を押される違和感に翔太は思わず顔をしかめる。
「じゃ、始めるから。じっとしててね」
冷静に考えれば結果が予測できそうなものだったが、相変わらずタンクトップとシ
ョーツだけという麻衣の色香に惑わされっぱなしだった翔太は、このマシンがどう動
くかということについて全く思考せず言われるままじっとしていた。
そして麻衣が手元のリモコンを操作すると。
ブゥゥゥーーーーーーーーン!
「ひゃわあぁっ!?」
股間を襲うしびれるようなくすぐったさに翔太は思わず飛び上がった。そのまま四
つんばいになって自分の股の間からクッションを見ると、中心部の半球が電動マッサ
ージ機よろしく鈍い音を立てて振動しているのが見える。
「ダメよ?翔ちゃん。ちゃんと座ってないと」
「ダメって言われたって……こんなの無理だろ!?なんだよこれ!」
「だから言ったでしょ?ストレッチマシンよ。これの上に座ってると股関節が振動で
ほぐされて柔らかい身体になるのよ」
「けどさ……」
姿勢を変え、クッションから離れた位置に座りこんだ翔太は麻衣を見上げながら続
ける。
「これほとんど電気あんまじゃねえか!」
「ほとんど、じゃなくて電気あんまそのものよ?実際電気で動くし」
「そのものって……」
少なくとも、翔太はこれまでの人生で『これがほんものの電気あんまだ』などと言
われるような事態に直面したことはない。
絶句している翔太に麻衣は続ける。
「それにね、電気あんまみたいな振動が間接を柔らかくするっていうのは運動生理学
じゃあ当たり前の話なのよ?日本じゃまだ一般的じゃないけどね」
「……そ、そうなの?」
真面目な顔をして語る麻衣に、一瞬いたずらされたのかと思った翔太は考えを改める。
(麻衣姉ウソ言ってる感じじゃないし、マジなのか……?)
翔太の顔から怒りの色が消えるのを確認した麻衣は、その場にしゃがみこんで目線
を近づけると優しい声で囁きかけた。
「夏姫ちゃんも最初は大変だったのよ?顔を真っ赤にしてぷりぷり怒って」
「え?姉ちゃんもこれ使ったの?」
「ええ」
そこで麻衣はくすりと笑って悪戯っぽい光を目に灯す。
「けど、夏姫ちゃんとおんなじように私が手伝ってあげるから、翔ちゃんもきっと我
慢できるわよ。ね、やってみよ?」
「え、あ、うん…」
いつのまにか顔の間近まで迫られ、視界が巨乳に埋め尽くされそうになっていた翔
太は、後ずさりしながら了承したのであった。
………………………………………………………………………………
「それで、手伝うってどうすんの?」
「ふふっ、翔ちゃんが大好きなものでサポートしてあげるのよ」
再度ストレッチマシンの、振動部分の上に座った翔太は怪訝な顔で麻衣を見上げた。
間近に立たれているせいで、おっぱいに邪魔されて麻衣の顔は見えない。
(あ、下乳見えた!)
余談だが翔太は、エロいことなんて興味ねーよ!というスタンスを持っている。し
かし本人がそう思っているだけで、実際には麻衣の方を盗み見てしまうことはよくあ
るのだ。
「じゃあ足思いっきり開いてね」
「お、おう」
伸ばした足を100度ほどに開くと、麻衣はその足の間に腰を下ろすと、翔太を挟
むように足を伸ばした。翔太の太ももの上に、麻衣のぷにぷにしたふくらはぎの感触
が乗っかる。
「動かないでね~」
そのまま前にずりずり進み、翔太との距離がどんどん縮まる。
(うわ、うわー!麻衣姉のおっぱいがどんどんこっち来るよ!)
何度抱きつかれても慣れない、何度抱きつかれても飽きない魔性の柔らかさがぷる
んぷるんと震えながら、少しずつ近寄る光景から翔太は目を離せない。そうして麻衣
もクッションの隅に乗っかり、翔太の身体とぴったりくっつく位置まで来る。
(わー!うわぁー!)
背丈の関係上、小柄な翔太の顔の前にはちょうど麻衣の巨乳が来ていた。グレーの
タンクトップはほんの少しだけ湿り気を帯びているように見える。抱きつかれたりし
たことはあるが、真正面から息がかかる距離に麻衣の胸が来たことは今まで一度もな
い。半ばパニックになって手をばたばたさせた翔太だが、麻衣はさらに前進した!
「!!!!!!」
麻衣は両手を使って翔太の頭をぎゅっと抱え込み、タンクトップからこぼれそうな
巨乳の間に押し込める。いわゆるぱふぱふの体勢に、翔太の全身は硬直してしまう。
(な、なんだこれ!?ほっぺたがすげー熱い!ってゆーかすごく柔らかい!!俺の顔、
麻衣姉のおっぱいに捕まってるよぉっ!!)
その重み、感触を顔で感じるのははじめてだった。というより、後ろからいきなり
抱きつかれたときに背中で感じた時くらいだ。それが今、顔面全部を包み込んでいる
という衝撃に、それだけでもう翔太はまいっていた。しかし―――
(え?なんだこれ、この、柔らかいの………!?)
翔太の顔には胸が押し当てられている。翔太の胸から腹にかけては、麻衣のお腹と
触れ合っている。ではその下、短パン越しに翔太の勃起した先端に触れているこの感
触は―――
(ま、まさかこれ麻衣姉の尻!?それとも……前!?)
軽く浮かせた腰を前に突き出した麻衣は、先っちょに軽くキスをするように自分の
股間を触れさせていた。翔太が腰を動かせばショーツ越しにもっとめり込むかもしれ
ない。布切れ2~3枚を隔てた向こう側、翔太には想像しかできない「女」の部分と
のふれあいに、翔太のペニスはかちかちとなり、それだけで達しそうになっていた。
そして翔太自身も金縛りにあったように固まっていた。
「あわ、わわわ……麻衣姉ぇ、これって…!」
「その様子だと気に入ってもらえたみたいね。翔ちゃん私のおっぱい好きでしょ?
よく見てるし」
バレてた!と衝撃を受けたのも一瞬のこと、翔太の意識はすぐに麻衣の身体のやわ
らかい感触で塗りつぶされる。
おっぱいの隙間から上を見上げた翔太の視線が、見下ろす麻衣のそれと交差する。
せつなそうな翔太の顔を見て、麻衣は満足げに笑った。
「こうやって私が捕まえててあげればストレッチマシンの上から逃げられないでしょ?」
太ももで翔太の太ももに体重をかけ、さらにしがみつくように翔太の胴を脚で捕ま
える。右手は翔太の首を、左手は背を抱き、翔太は麻衣にがっしり捕まえられ逃げら
れない有様になっていた。逃げようとする気を全く奪ってしまう、パーフェクト・ハ
グ・スタイルの完成である。
「麻衣姉……ダメだってぇ、こんな……」
ささやかな憧れを抱いていた従妹のお姉さんと、こんなに密着して抱き合うなど妄
想すらしたことがなかった。恥ずかしくて、切なくて、それなのに翔太の腕は自然と麻
衣にしがみつき、その密着を強めようとしている。自分がわからなくて、今の自分の
気持ちが理解できなくて、翔太はぶるぶると震えながら麻衣を求めた。
「そんなに怖がらないで。ね?お姉ちゃんがぎゅーっとしてあげるから怖くないよ」
「う……ん…」
麻衣はそのまま、翔太が落ち着くまでこの状態で少し待つことにした。深く抱き合
ったまま、何も語らず動かない2人。全身に触れる温かくて柔らかい感触と、優しく
頭をなでる麻衣の手、そして視界を埋め尽くす巨乳の谷間で呼吸することによる汗の
香り。落ち着くというよりもむしろ魅了されきった翔太は、とろんとした瞳で麻衣の
顔を見上げた。
「麻衣姉ぇ……」
切なそうなその声を聞き、麻衣はいよいよ作業を始めようと決める。
「聞いて翔ちゃん。これから1分間の股関節マッサージを5本やるから、お姉ちゃん
にぎゅってしがみついて我慢してくれる?」
「う…ん、分かった」
「最後まで我慢できたらご褒美を上げるから。それじゃ始めるね」
言うが早いが、麻衣はリモコンのスイッチを入れた。
ブゥゥーーーーーン
「ううひゃあぁぁぁっひぃぃぃ!?」
重低音と共に強烈な振動が、翔太の股間に響く。
「ひゃ、ひゃめっ!これ!はう、くぅっくひっひひゃあぁっ!?」
蟻の門渡りに押し付けられた突起が震え、今まで感じたことのないむずがゆさと
くすぐったさの混ざった痺れが波となって前後に広がる。
(あああぁぁっ!なんだこれっ!遊びでやられた電気あんまと全然違うぅ!び、びり
びり震えてちんこが溶けてるみたいだぁっ!?)
お尻に到達した刺激を受け反射的に肛門をきゅっきゅっと窄めながら、射精を知っ
てからさほど経過していないペニスはびくんびくんと震え発射体勢を整えて行く。足
をばたつかせるが、太股の上に麻衣の足が乗っているため少し腰が浮くだけで、すぐ
により深く振動部を押し込まれて翔太は尚更悶える羽目となった。
「ふひゃああぁぁぁ~~~!!!麻衣姉っ、これっだめぇっ!だめんなるよぉっ!
おっおおぉっおっひぃぃ~~!?」
両手で麻衣のタンクトップをくしゃくしゃになるまで握り締めながら、翔太はさわ
やかなボディソープの香りが残る谷間に頭を突っ込んでぐりぐりと押し付ける。機械
で無理矢理射精させられそうになっているこの状況、振動により生じた痺れに満たさ
れ下半身が液化していくような感覚、いやらしい体つきをした女体との濃厚な接触。
過度の刺激で満たされた翔太の思考はあっさりパンクし、最早自分がどうして欲しい
のかさえ分からなくなってしまう。
混乱の極みに達した翔太に、麻衣は優しい声で指針を示した。
「いいんだよ、我慢しなくて。たっぷり出して、すっきりしよ。ね?」
そして腕でぎゅっと胸を押し、翔太の顔を柔らかい感触で押しつぶした。
(あ、ああぁ?出して、いいの?すっきり、ううああぁぁ…!!)
幸福な圧迫感とによる興奮と、止まらない振動快感が頂点に達する。翔太は麻衣の
腕の中で、初めての射精『させられる』悦びに満たされていた。
「ひぃぃ~っひっひひひううぅぅ~~んんん!!!んんううぅぅっぶぶぶぶぶぅぅ!!!
ふぉお~うっううぅぅ~~んん!!!」
びくっびくびくっ!!びゅっびゅっびゅっ!!!
乳肉の狭間から涎とともに声にならない空気を吐き出し、そしてパンツの中にも濃
厚な精液を吐き出して翔太は果てた。
「ふぉおぅっ!おっんおぉぅっ!?」
しかし振動はすぐには止まらず、翔太をさらに10秒ほど責めあげてようやくマシ
ンは停止した。ほんの10秒ほどだったが、こういった経験のない翔太は絶頂後の敏
感な身体を何分間も嬲られ続けたように感じ、振動が止まったころには憔悴しきって
いた。くたりと力を抜いて麻衣の体にもたれ、絶頂の余韻で背筋を断続的に震わせな
がらとろけた表情のまま麻衣の胸に顔をうずめていた。
「はふううぅぅ~……」
脱力したあどけない表情はなんとも可愛らしい、と翔太の頭をなでてやりながら麻
衣は思う。
「お姉ちゃあん……おれ、へんだよぉ…」
「それは変じゃないから、素直にその感覚受け入れてね」
「うん…わかったぁ…」
そしてとろんとした顔の翔太を胸でたぷたぷ可愛がり、麻衣は甘い声で囁いた。
「翔ちゃん、イッちゃうとちっちゃかった頃の翔ちゃんみたいになっちゃうんだね。
可愛いよ。その調子で残りも頑張ろうね」
「うん……………残り…?」
ぼーっとしたままの翔太がその意味を理解する間もなく、
ブゥゥゥゥーーーーーーーン!!
「んふぉわぁっ!?」
再度マシンが振動を始め、どろどろの精液にまみれた股間を揺さぶり始める。
「やだぁっ!?これだめぇっ!麻衣お姉ちゃん、俺ぇっ……んふぃぃぃ~~っ!?」
口調が若干幼児退行した翔太はぷるぷると震えて甲高い悲鳴を上げるが、もう暴れ
る気力がないのか数秒間背をのけぞらせた後、再び麻衣の胸に顔を埋めてしがみつく
腕に残った力をこめた。
「大丈夫大丈夫。お姉ちゃんが一緒にいてあげるから。お股がとろとろにほぐれるま
で頑張ろうね?うふふ……」
「おあっ!あぁっ!ふぅっふっふぅぅ~~っ!!」
次の1分間はひどく長い1分間だった。慣れない絶頂で一気に疲労し、さらに敏感
になった股間を電気あんまで揺さぶられ続ける感覚に、下腹部の中身が全て液状化し
てチンポの先から残らず流れ出してしまうのではないかとさえ思った。2セット目が
終わったときには全力疾走し続けた後よりも疲労し、もう翔太には指1本動かす気力
がなかった。
「ひぃっ……ひぃっ………」
涙、涎、鼻水で麻衣の胸元はぐしょぐしょに汚れている。しがみつく力さえもうな
くなった翔太は、麻衣の身体にもたれながら荒い呼吸を繰り返していた。
「大分余分な力が抜けてきたみたいね。そろそろ上もほぐそうか?」
「はひっ……はひっ……」
返事をしない翔太に構わず麻衣は翔太のシャツの中に手を入れ、指をすばやく動か
して背筋と脇腹をこちょこちょとこそばし始める。
「ふひぃっ!?」
視線定まらぬまま翔太は身体を震わせる。しかし翔太にできたのはそこまでで、あ
とは成すがままにくすぐられるしかなかった。
「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ♪」
「んふぉっ!おふぅ…んっくひっ…!」
定まらぬ思考の中で悲鳴のような吐息を断続的に漏らす翔太の様子は果たしてくす
ぐったさに笑っていたのか、それとも新しい刺激に悦んでいたのか。
そして普段の活発な少年の面影をすっかり無くし、ぐしょぐしょに乱れた笑顔で悶
える翔太の股間を3セット目の振動が襲い始めた。
「あおぉぅっ!?ひゃっひゃひゃひゃぁっ!?あっあうううぅぅぶぶぶぶんんっ!」
軽いくすぐりで嬲られ、振動に犯されながら翔太は本日2度目の射精を迎える。短
パンをぐっしょり粘度の高い白濁で濡らしながら、股間から脳天に突き抜ける快楽に
翔太は痙攣のような震えと共に悦んでいた。
しかし射精に達しても、マシンの振動と麻衣のくすぐりは止まらない。
「翔ちゃんが私のストレッチ大好きになるように、この感覚を身体の芯まで覚えさせ
てあげるからね♪ ほーらこちょこちょこちょこちょこちょ……」
「ほひぃっ!ひっひぃっひひひぃぃ…!」
麻衣はぐりぐりと腋の窪みをほじくりながら、こちょこちょという甘い囁きを耳か
ら流し込む。腋を弄くられても反射的に腕を閉じられないほど疲労した翔太は、
『気持ちいい』一色に染められた思考の中、快楽を享受し続けた。
1分間の振動と1分間の休憩を5セット。この魔性の10分間が終わった後のこと
を翔太はよく覚えていない。ただ、汗とボディソープの混ざった麻衣から漂う香りと、
顔面に残るおっぱいの柔らかさ、腰が抜けるような射精の快感、そしてくすぐられて
悦びを覚える身体になったことは、翔太の心の奥底に刻み込まれていた。
しかしこれはまだ初日に過ぎない。なにしろ、ストレッチは毎日続けないといけな
いのだから。
少年の姿があった。
「ふ……んっ……」
名前は翔太、中学1年生だ。
「もうちょっとっ……くぅ…!」
上半身が床に着くまであと少し、という所まで体を倒して翔太は息を吸いなが
ら身を起こした。
スポーツをやるには身体の柔軟性が大事だと部活で言われて以来、翔太はこう
して家でもストレッチをやることにしている。ストレッチを始めてからしばらく
経ち結構身体が柔らかくなってきているが、それが実際に身体を動かす際に反映
されている実感はない。もっとも、翔太に自覚がないだけで足の振り上げはよく
なっているし、怪我の予防にも役立っているのだが。
次に、立ち上がった翔太は次に気をつけの姿勢をとり、そこから少しずつ両足
を左右に開いていった。体操選手のように尻が床に着くまで完全開脚出来るのに
あこがれる、と言う程ではないが、毎日のストレッチを始めた以上そこまで出来
るくらいにはなりたいな、というのが翔太の心境だった。そうして翔太が少しず
つ足を開き腰を落としていると、部屋のドアがいきなりがちゃりと開けられる。
「翔ちゃーんお風呂空いたよー」
春からこの家に下宿している翔太の従妹、麻衣がノックもせずに部屋に入って
きた。髪は適当にくくったポニーテールにし、薄いブルーのショーツとやたら丈
の短いタンクトップだけという思春期の少年にはなかなか刺激的な格好の麻衣は、
風呂上りなのか身体からほこほこと湯気を上げている。ちょうどドアのほうを向
いていた翔太はいやに健康的な色気のあるその身体を直視し、
「なんでまたそんな格好してんだよ麻衣姉!」
思わず大きな声を出した。
進学した大学が近かったため、この家に下宿するようになった麻衣のことを翔
太は嫌いではない。好き嫌いで言えば好きの部類だ。もっと小さい頃は無邪気に
「麻衣お姉ちゃん大好き!」と言ってもいた。しかし、微妙なお年頃になった男
の子にとってこの状況は必ずしも歓迎できるわけではない。
あこがれだったお姉さんが、はちきれそうな、という形容のしっくり来そうな
ド迫力サイズおっぱいを薄布1枚だけで包み(ブラをしていないことは歩く度に
揺れるその動きを見ればすぐに分かった)、通常拝む機会のないパンツ(セクシ
ー系ではないが翔太には十分セクシーすぎた)だけを下半身に身につけた姿で小
さい頃と同じようにベタベタとくっついて来る最近の状況は、有り体に言えば刺
激的過ぎたのだ。
翔太が何回言っても、麻衣は風呂上りにしばしばこのスタイルでうろつく。ひ
どい時にはパンツ一丁で、胸は首からかけたタオルで隠しているだけのこともあ
った。麻衣の姿をガン見しスキンシップにかこつけてセクハラを堂々と図れるエ
ロ少年であれば大喜びだったかもしれないが、結構うぶなところがある翔太にと
っては恥ずかしくてたまらない状況だった。今も、麻衣からは微妙に視線をそら
している。
「あれ~?翔ちゃんもしかして照れてる?別に気にしなくていいのに」
「気にするよ!こんなところ姉ちゃんに見られたらまたなんていわれるか…」
翔太の姉、夏姫は高校生1年生だ。今まではそうでもなかったが、麻衣が下宿
するようになってからはにやにやと笑いながら翔太をからかうことが多くなった。
「あんたまた麻衣ちゃんのおっぱいに見てたでしょ」などと言われては翔太がむ
きになって否定するというのは最近ではよく見かける光景だった。実際、口では
否定しつつも麻衣の巨乳が揺れる様を目で追ってしまうことが多いだけに翔太は
余計に恥ずかしいのである。
その姉も、最近は麻衣の影響か風呂上りに同じような格好でいることが増えた。
本人曰く、「これすごい楽!」とのことである。麻衣ほどではないが夏姫も人並
みにボリュームのある乳や尻をしているため、最近の翔太は悶々としていること
が多い。姉や従姉を『そういう目』で見てしまうことへの自己嫌悪と、『そうい
う光景』を素直に楽しみたいという欲望が幼い少年の中でせめぎあっているのだ。
そんな翔太の内心には構わず、麻衣はにこにこしながら近寄って来た。
「ところでさっきの、ストレッチしてたの?」
「え?そうだけど」
足を閉じて立ち上がった翔太が相変わらず視線をそらしたまま、だけどときど
きちらちらと麻衣を盗み見しながら返事をすると。
「ストレッチ!そういうことならこの麻衣お姉ちゃんに任せなさい!翔ちゃんが
やわらかーい身体になるよう私が手伝ってあげる!」
何が琴線を刺激したのか、妙にやる気を出して麻衣がそんな事を言い出したの
であった。
………………………………………………………………………………
なんのかんのと理由をつけて断ろうとした翔太だったが、結局麻衣に押し切られ
て手伝ってもらうことになっていた。
(ダメだなぁ、俺……)
ボディソープの香り漂う麻衣に抱きつかれ、柔らかいおっぱいを背中にぐりぐり
押し付けられた翔太には、顔を真っ赤にして了承する以外の選択肢がなかったので
ある。
「で、麻衣姉。それなに?」
そしてにこにこした麻衣に手を引かれて部屋に連れ込まれた翔太の前に、なにや
ら妙な道具がが引っ張り出された。
それは一見すると正方形のクッションだった。。しかしその中心部には半球型の
突起を3個持つ硬質のパーツがつけられており、3つの球体は二等辺三角形の配置
で突き出している。さらにクッションの下部から伸びた電源ケーブルがコンセント
に繋げられていた。
「ストレッチマシンよ。とりあえずその上に座ってくれる?」
妙な機械もあるものだと思いつつ翔太は素直に座った。麻衣姉の部屋、という空
間が彼の冷静な判断力を奪っていたのは否めない。
「あ、その出っ張りの上に乗っかってね」
「これ?」
「うんそれ」
電気あんまみたいに股間を押される違和感に翔太は思わず顔をしかめる。
「じゃ、始めるから。じっとしててね」
冷静に考えれば結果が予測できそうなものだったが、相変わらずタンクトップとシ
ョーツだけという麻衣の色香に惑わされっぱなしだった翔太は、このマシンがどう動
くかということについて全く思考せず言われるままじっとしていた。
そして麻衣が手元のリモコンを操作すると。
ブゥゥゥーーーーーーーーン!
「ひゃわあぁっ!?」
股間を襲うしびれるようなくすぐったさに翔太は思わず飛び上がった。そのまま四
つんばいになって自分の股の間からクッションを見ると、中心部の半球が電動マッサ
ージ機よろしく鈍い音を立てて振動しているのが見える。
「ダメよ?翔ちゃん。ちゃんと座ってないと」
「ダメって言われたって……こんなの無理だろ!?なんだよこれ!」
「だから言ったでしょ?ストレッチマシンよ。これの上に座ってると股関節が振動で
ほぐされて柔らかい身体になるのよ」
「けどさ……」
姿勢を変え、クッションから離れた位置に座りこんだ翔太は麻衣を見上げながら続
ける。
「これほとんど電気あんまじゃねえか!」
「ほとんど、じゃなくて電気あんまそのものよ?実際電気で動くし」
「そのものって……」
少なくとも、翔太はこれまでの人生で『これがほんものの電気あんまだ』などと言
われるような事態に直面したことはない。
絶句している翔太に麻衣は続ける。
「それにね、電気あんまみたいな振動が間接を柔らかくするっていうのは運動生理学
じゃあ当たり前の話なのよ?日本じゃまだ一般的じゃないけどね」
「……そ、そうなの?」
真面目な顔をして語る麻衣に、一瞬いたずらされたのかと思った翔太は考えを改める。
(麻衣姉ウソ言ってる感じじゃないし、マジなのか……?)
翔太の顔から怒りの色が消えるのを確認した麻衣は、その場にしゃがみこんで目線
を近づけると優しい声で囁きかけた。
「夏姫ちゃんも最初は大変だったのよ?顔を真っ赤にしてぷりぷり怒って」
「え?姉ちゃんもこれ使ったの?」
「ええ」
そこで麻衣はくすりと笑って悪戯っぽい光を目に灯す。
「けど、夏姫ちゃんとおんなじように私が手伝ってあげるから、翔ちゃんもきっと我
慢できるわよ。ね、やってみよ?」
「え、あ、うん…」
いつのまにか顔の間近まで迫られ、視界が巨乳に埋め尽くされそうになっていた翔
太は、後ずさりしながら了承したのであった。
………………………………………………………………………………
「それで、手伝うってどうすんの?」
「ふふっ、翔ちゃんが大好きなものでサポートしてあげるのよ」
再度ストレッチマシンの、振動部分の上に座った翔太は怪訝な顔で麻衣を見上げた。
間近に立たれているせいで、おっぱいに邪魔されて麻衣の顔は見えない。
(あ、下乳見えた!)
余談だが翔太は、エロいことなんて興味ねーよ!というスタンスを持っている。し
かし本人がそう思っているだけで、実際には麻衣の方を盗み見てしまうことはよくあ
るのだ。
「じゃあ足思いっきり開いてね」
「お、おう」
伸ばした足を100度ほどに開くと、麻衣はその足の間に腰を下ろすと、翔太を挟
むように足を伸ばした。翔太の太ももの上に、麻衣のぷにぷにしたふくらはぎの感触
が乗っかる。
「動かないでね~」
そのまま前にずりずり進み、翔太との距離がどんどん縮まる。
(うわ、うわー!麻衣姉のおっぱいがどんどんこっち来るよ!)
何度抱きつかれても慣れない、何度抱きつかれても飽きない魔性の柔らかさがぷる
んぷるんと震えながら、少しずつ近寄る光景から翔太は目を離せない。そうして麻衣
もクッションの隅に乗っかり、翔太の身体とぴったりくっつく位置まで来る。
(わー!うわぁー!)
背丈の関係上、小柄な翔太の顔の前にはちょうど麻衣の巨乳が来ていた。グレーの
タンクトップはほんの少しだけ湿り気を帯びているように見える。抱きつかれたりし
たことはあるが、真正面から息がかかる距離に麻衣の胸が来たことは今まで一度もな
い。半ばパニックになって手をばたばたさせた翔太だが、麻衣はさらに前進した!
「!!!!!!」
麻衣は両手を使って翔太の頭をぎゅっと抱え込み、タンクトップからこぼれそうな
巨乳の間に押し込める。いわゆるぱふぱふの体勢に、翔太の全身は硬直してしまう。
(な、なんだこれ!?ほっぺたがすげー熱い!ってゆーかすごく柔らかい!!俺の顔、
麻衣姉のおっぱいに捕まってるよぉっ!!)
その重み、感触を顔で感じるのははじめてだった。というより、後ろからいきなり
抱きつかれたときに背中で感じた時くらいだ。それが今、顔面全部を包み込んでいる
という衝撃に、それだけでもう翔太はまいっていた。しかし―――
(え?なんだこれ、この、柔らかいの………!?)
翔太の顔には胸が押し当てられている。翔太の胸から腹にかけては、麻衣のお腹と
触れ合っている。ではその下、短パン越しに翔太の勃起した先端に触れているこの感
触は―――
(ま、まさかこれ麻衣姉の尻!?それとも……前!?)
軽く浮かせた腰を前に突き出した麻衣は、先っちょに軽くキスをするように自分の
股間を触れさせていた。翔太が腰を動かせばショーツ越しにもっとめり込むかもしれ
ない。布切れ2~3枚を隔てた向こう側、翔太には想像しかできない「女」の部分と
のふれあいに、翔太のペニスはかちかちとなり、それだけで達しそうになっていた。
そして翔太自身も金縛りにあったように固まっていた。
「あわ、わわわ……麻衣姉ぇ、これって…!」
「その様子だと気に入ってもらえたみたいね。翔ちゃん私のおっぱい好きでしょ?
よく見てるし」
バレてた!と衝撃を受けたのも一瞬のこと、翔太の意識はすぐに麻衣の身体のやわ
らかい感触で塗りつぶされる。
おっぱいの隙間から上を見上げた翔太の視線が、見下ろす麻衣のそれと交差する。
せつなそうな翔太の顔を見て、麻衣は満足げに笑った。
「こうやって私が捕まえててあげればストレッチマシンの上から逃げられないでしょ?」
太ももで翔太の太ももに体重をかけ、さらにしがみつくように翔太の胴を脚で捕ま
える。右手は翔太の首を、左手は背を抱き、翔太は麻衣にがっしり捕まえられ逃げら
れない有様になっていた。逃げようとする気を全く奪ってしまう、パーフェクト・ハ
グ・スタイルの完成である。
「麻衣姉……ダメだってぇ、こんな……」
ささやかな憧れを抱いていた従妹のお姉さんと、こんなに密着して抱き合うなど妄
想すらしたことがなかった。恥ずかしくて、切なくて、それなのに翔太の腕は自然と麻
衣にしがみつき、その密着を強めようとしている。自分がわからなくて、今の自分の
気持ちが理解できなくて、翔太はぶるぶると震えながら麻衣を求めた。
「そんなに怖がらないで。ね?お姉ちゃんがぎゅーっとしてあげるから怖くないよ」
「う……ん…」
麻衣はそのまま、翔太が落ち着くまでこの状態で少し待つことにした。深く抱き合
ったまま、何も語らず動かない2人。全身に触れる温かくて柔らかい感触と、優しく
頭をなでる麻衣の手、そして視界を埋め尽くす巨乳の谷間で呼吸することによる汗の
香り。落ち着くというよりもむしろ魅了されきった翔太は、とろんとした瞳で麻衣の
顔を見上げた。
「麻衣姉ぇ……」
切なそうなその声を聞き、麻衣はいよいよ作業を始めようと決める。
「聞いて翔ちゃん。これから1分間の股関節マッサージを5本やるから、お姉ちゃん
にぎゅってしがみついて我慢してくれる?」
「う…ん、分かった」
「最後まで我慢できたらご褒美を上げるから。それじゃ始めるね」
言うが早いが、麻衣はリモコンのスイッチを入れた。
ブゥゥーーーーーン
「ううひゃあぁぁぁっひぃぃぃ!?」
重低音と共に強烈な振動が、翔太の股間に響く。
「ひゃ、ひゃめっ!これ!はう、くぅっくひっひひゃあぁっ!?」
蟻の門渡りに押し付けられた突起が震え、今まで感じたことのないむずがゆさと
くすぐったさの混ざった痺れが波となって前後に広がる。
(あああぁぁっ!なんだこれっ!遊びでやられた電気あんまと全然違うぅ!び、びり
びり震えてちんこが溶けてるみたいだぁっ!?)
お尻に到達した刺激を受け反射的に肛門をきゅっきゅっと窄めながら、射精を知っ
てからさほど経過していないペニスはびくんびくんと震え発射体勢を整えて行く。足
をばたつかせるが、太股の上に麻衣の足が乗っているため少し腰が浮くだけで、すぐ
により深く振動部を押し込まれて翔太は尚更悶える羽目となった。
「ふひゃああぁぁぁ~~~!!!麻衣姉っ、これっだめぇっ!だめんなるよぉっ!
おっおおぉっおっひぃぃ~~!?」
両手で麻衣のタンクトップをくしゃくしゃになるまで握り締めながら、翔太はさわ
やかなボディソープの香りが残る谷間に頭を突っ込んでぐりぐりと押し付ける。機械
で無理矢理射精させられそうになっているこの状況、振動により生じた痺れに満たさ
れ下半身が液化していくような感覚、いやらしい体つきをした女体との濃厚な接触。
過度の刺激で満たされた翔太の思考はあっさりパンクし、最早自分がどうして欲しい
のかさえ分からなくなってしまう。
混乱の極みに達した翔太に、麻衣は優しい声で指針を示した。
「いいんだよ、我慢しなくて。たっぷり出して、すっきりしよ。ね?」
そして腕でぎゅっと胸を押し、翔太の顔を柔らかい感触で押しつぶした。
(あ、ああぁ?出して、いいの?すっきり、ううああぁぁ…!!)
幸福な圧迫感とによる興奮と、止まらない振動快感が頂点に達する。翔太は麻衣の
腕の中で、初めての射精『させられる』悦びに満たされていた。
「ひぃぃ~っひっひひひううぅぅ~~んんん!!!んんううぅぅっぶぶぶぶぶぅぅ!!!
ふぉお~うっううぅぅ~~んん!!!」
びくっびくびくっ!!びゅっびゅっびゅっ!!!
乳肉の狭間から涎とともに声にならない空気を吐き出し、そしてパンツの中にも濃
厚な精液を吐き出して翔太は果てた。
「ふぉおぅっ!おっんおぉぅっ!?」
しかし振動はすぐには止まらず、翔太をさらに10秒ほど責めあげてようやくマシ
ンは停止した。ほんの10秒ほどだったが、こういった経験のない翔太は絶頂後の敏
感な身体を何分間も嬲られ続けたように感じ、振動が止まったころには憔悴しきって
いた。くたりと力を抜いて麻衣の体にもたれ、絶頂の余韻で背筋を断続的に震わせな
がらとろけた表情のまま麻衣の胸に顔をうずめていた。
「はふううぅぅ~……」
脱力したあどけない表情はなんとも可愛らしい、と翔太の頭をなでてやりながら麻
衣は思う。
「お姉ちゃあん……おれ、へんだよぉ…」
「それは変じゃないから、素直にその感覚受け入れてね」
「うん…わかったぁ…」
そしてとろんとした顔の翔太を胸でたぷたぷ可愛がり、麻衣は甘い声で囁いた。
「翔ちゃん、イッちゃうとちっちゃかった頃の翔ちゃんみたいになっちゃうんだね。
可愛いよ。その調子で残りも頑張ろうね」
「うん……………残り…?」
ぼーっとしたままの翔太がその意味を理解する間もなく、
ブゥゥゥゥーーーーーーーン!!
「んふぉわぁっ!?」
再度マシンが振動を始め、どろどろの精液にまみれた股間を揺さぶり始める。
「やだぁっ!?これだめぇっ!麻衣お姉ちゃん、俺ぇっ……んふぃぃぃ~~っ!?」
口調が若干幼児退行した翔太はぷるぷると震えて甲高い悲鳴を上げるが、もう暴れ
る気力がないのか数秒間背をのけぞらせた後、再び麻衣の胸に顔を埋めてしがみつく
腕に残った力をこめた。
「大丈夫大丈夫。お姉ちゃんが一緒にいてあげるから。お股がとろとろにほぐれるま
で頑張ろうね?うふふ……」
「おあっ!あぁっ!ふぅっふっふぅぅ~~っ!!」
次の1分間はひどく長い1分間だった。慣れない絶頂で一気に疲労し、さらに敏感
になった股間を電気あんまで揺さぶられ続ける感覚に、下腹部の中身が全て液状化し
てチンポの先から残らず流れ出してしまうのではないかとさえ思った。2セット目が
終わったときには全力疾走し続けた後よりも疲労し、もう翔太には指1本動かす気力
がなかった。
「ひぃっ……ひぃっ………」
涙、涎、鼻水で麻衣の胸元はぐしょぐしょに汚れている。しがみつく力さえもうな
くなった翔太は、麻衣の身体にもたれながら荒い呼吸を繰り返していた。
「大分余分な力が抜けてきたみたいね。そろそろ上もほぐそうか?」
「はひっ……はひっ……」
返事をしない翔太に構わず麻衣は翔太のシャツの中に手を入れ、指をすばやく動か
して背筋と脇腹をこちょこちょとこそばし始める。
「ふひぃっ!?」
視線定まらぬまま翔太は身体を震わせる。しかし翔太にできたのはそこまでで、あ
とは成すがままにくすぐられるしかなかった。
「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ♪」
「んふぉっ!おふぅ…んっくひっ…!」
定まらぬ思考の中で悲鳴のような吐息を断続的に漏らす翔太の様子は果たしてくす
ぐったさに笑っていたのか、それとも新しい刺激に悦んでいたのか。
そして普段の活発な少年の面影をすっかり無くし、ぐしょぐしょに乱れた笑顔で悶
える翔太の股間を3セット目の振動が襲い始めた。
「あおぉぅっ!?ひゃっひゃひゃひゃぁっ!?あっあうううぅぅぶぶぶぶんんっ!」
軽いくすぐりで嬲られ、振動に犯されながら翔太は本日2度目の射精を迎える。短
パンをぐっしょり粘度の高い白濁で濡らしながら、股間から脳天に突き抜ける快楽に
翔太は痙攣のような震えと共に悦んでいた。
しかし射精に達しても、マシンの振動と麻衣のくすぐりは止まらない。
「翔ちゃんが私のストレッチ大好きになるように、この感覚を身体の芯まで覚えさせ
てあげるからね♪ ほーらこちょこちょこちょこちょこちょ……」
「ほひぃっ!ひっひぃっひひひぃぃ…!」
麻衣はぐりぐりと腋の窪みをほじくりながら、こちょこちょという甘い囁きを耳か
ら流し込む。腋を弄くられても反射的に腕を閉じられないほど疲労した翔太は、
『気持ちいい』一色に染められた思考の中、快楽を享受し続けた。
1分間の振動と1分間の休憩を5セット。この魔性の10分間が終わった後のこと
を翔太はよく覚えていない。ただ、汗とボディソープの混ざった麻衣から漂う香りと、
顔面に残るおっぱいの柔らかさ、腰が抜けるような射精の快感、そしてくすぐられて
悦びを覚える身体になったことは、翔太の心の奥底に刻み込まれていた。
しかしこれはまだ初日に過ぎない。なにしろ、ストレッチは毎日続けないといけな
いのだから。
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