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  • 2011⁄04⁄11(Mon)
  • 23:45

小太郎 グラグラカカ

昔々、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山へシメジ狩りに、お婆さんは
川でサクラマスを獲っていました。
お婆さんがマスを2匹捕まえ、さて河原に上がるとどうでしょう、上流の方から大きな西瓜が、どん
ぶらこ、どんぶらこと流れてくるではありませんか。
「あんれま、こりゃ西瓜だべ」
 お婆さんはスイカを大玉のように転がし、家へと持ち帰りました。
「こりゃ、西瓜だ」
「違いねえ」
 二人はそれを台所まで運びました。
「デザートだ」
「んだ」
 お爺さんは西瓜がまな板に乗りそうもないので、床の上で切ることにします。お婆さんは西瓜が
転がらないように横で押さえていました。
「あんれま」
 お爺さんは包丁を3寸ばかり入れたところで言いました。
「どしただ?」
「んにゃ、なんだって、こりゃ中がスカスカだ」
 お爺さんは包丁を抜き取り、お婆さんに覗いて見るように言います。お婆さんは疑った顔でその
隙間に顔を近づけました。
「お爺さんや、お爺さん! こりゃおったまげた! なんかいますだ!」
 今度はお爺さんが覗き込みます。
「あんれ、こりゃ女の子じゃ」
 二人はその女の子を傷つけないよう慎重に、皮を外していきました。するとどうでしょう、中か
ら裸の小さな子供が出てきたのです。歳は十歳前後といったところでありましょうか。子供は西瓜
の皮にもたれて、すやすやと眠っていました。
「お爺さんや、お爺さん。ここのところを見て下せえだ。こりゃ、男の子だば」
「あんれま、本当だず。こりゃ、まあ、ずいぶんと小さなおちんちんじゃのう」
 お爺さんとお婆さんは男の子を布団へと運びました。

 お爺さんとお婆さんはその男の子を「小太郎」と名付けました。おちんちんが小さかったので
小太郎です。
 小太郎が来て1年が過ぎようとしていた春のころです。小太郎は改まった様子でお爺さんとお
婆さんに話しました。
「隣村の子供もいなくなりました。今年に入って三件目です。ボクは――ボクはどうしても、山
の魔女が許せません。だから、みんなを助けに行かなければならないのです」
「そうは言ってもじゃ、小太郎や。おまえはまだ小さいだ。それに、おめえ、ここに来て一年、
一寸たりとも成長してねえだか。そんなんで行っても魔女に捕まっておしめえだべ」
 しかし、お爺さんとお婆さんの説得も、正義感の強い小太郎を止めることはできません。二人
とも已む無く承諾したのでした。
 翌日の日出頃、小太郎はお婆さんが新調した褌と羽織を着て、戸口の前に立ちました。
「気を付けるんだよ、小太郎さ」
お婆さんはそう言うと今にも泣き崩れそうです。
「小太郎や、これを持ってお行き。いざとなったら食べてみるがよいだ」
 小太郎はお爺さんからわらび餅をもらうと、お礼を言い、それを腰にしまいました。
「行ってまいります」

 小太郎が銀杏並木を歩いていると、チャボが寄って来ました。
「おちびさん。どちらへお出かけ?」
「魔女の山さ。捕まった子供たちを助けるんだ」
「そりゃまあ、やめた方がいいかもよ」
「どうしてだい?」
「君は男の子だろう? 一応? あそこの魔女は可愛い男の子に眼がないのさ。捕まったら最後、
何をさせられるやら。クックッ」
 チャボはそう言うと、小太郎の腰に付けたわらび餅に気が付きます。
「で、でもね。私が付いていれば大丈夫かもよ」
「どうしてだい?」
「チャボだからさ。クックッ。そのわらび餅を少し分けてくれたら、仲間になってもいいんだ
けどね」
 小太郎はどうしてチャボが一緒だと大丈夫なのかがわかりません。でも、独りで行くのも少
し心細かったので、わらじ餅を分けてあげました。
「クックッ。さあ、これで私も仲間だね」

小太郎とチャボは魔女の館へと続く山路を歩いていました。柏の木がトンネルを作るように大空を隠し、足元
は暗くてよく見えません。
「わっ」
 小太郎は何かに足を取られ、躓きました。
「どうしたね?」
「何かが足に――」
 小太郎の足に引っ掛かった物を、チャボが口ばしで摘まみ上げます。
「これは褌だね」
 二人が眼を凝らし山路を見ると、あっちにも、こっちにも、至る所に褌が落ちているではありませんか。一つ
は枯れ葉に半分埋もれて、もう一つは木の根に絡まっています。枝から短冊のように垂れているものもありまし
た。
「どうしてこんなに褌が――」
「こりゃ、魔女の仕業さ。捕まった男の子達はここで裸にされたのかもしれないね」
 チャボがそう言うと、小太郎は不思議そうな顔をします。というのも、なぜ魔女は子供たちを裸にしたのかが
分からなかったからです。
「君も褌には気をつけた方がいいね」

 二人が魔女の館に着いた頃、陽の大部分は山の隙間に呑みこまれていました。辺り一帯、草木が刈り取られ、
その中心に草の蔓(つる)で覆われた西洋風の建物がひっそりと鎮座しています。
 二人が建物に近づくにつれ、ポーチの吊り椅子に誰かが腰掛けているのが見えてきました。どうやら子供の
ようですが、後ろ姿でよく分かりません。小太郎は勇気を振り絞り、声をかけました。
「あ、あの――」
 その子は眠っていたようで、小太郎の声に気がつき体を起こします。
「え?」
「あの――」
「あら、あなたはどなた?」
 振り向いた子供は小太郎とそれほど年差のない、小さな女の子でした。

女の子は肩ほどまでの黒い髪に、直青(ひたあお)の大きな眼をしています。まだ夢でも見ているよ
うに小太郎を眺め、言いました。
「あなた、何か御用かしら?」
 小太郎はその女の子のあまりの美しさに、ひと時言葉を失ってしまったのです。すると、チャボが小
太郎の白妙(しろたえ)の裾を突きました。「しっかりしろ」とでも言いたいようです。
「あ、ええと、その――」
 小太郎がどぎまぎしていると、女の子は大きな眼で小太郎を観察するように眺め、言いました。
「あなた、男の子?」
「え、あ、はい」
「あら、やだわ。私、最初は女の子かと思ったの。でもその格好だから――」
 小太郎は少し侮辱された気持ちになって、むすっと女の子を見返します。
「ぼ、僕は――僕はこの屋敷に魔女がいると聞いて来たのです」
 女の子は首を傾げ、何か可笑しなものを見るように小太郎を見つめました。その仕草がこれまたあ
まりに可憐で、小太郎は再び顔を背けてしまうのでした。
「それで、魔女にあって何をしたいのかしら?」
「そ、それは――もちろん、魔女をやっつけて、捕まった子供たちを助けるのです」
 女の子は椅子からピョンと立ち上がり、それからポーチの階段に腰掛けます。女の子は小太郎が見
たことのない、鮮やかな桃色の服を着ています。
「そう。じゃあ、子供たちは解放してあげるわ」
 小太郎はそのさらりと女の子の口から出た台詞の意味が、しばらくの間呑みこめずにいました。と
いうのも、まさかこの女の子が子供たちを捕まえていたなんて、思いも寄らなかったからです。小太
郎は一瞬チャボと眼を合わせ、それから小さく口を開きます。
「そ、それじゃあ――君が――」
「そうよ。私があなたの言う魔女よ」
 女の子はあどけない笑みを口元に浮かべ、言いました。

「私、あなたが気に入ちゃったのよ。その女の子のようなお下げ髪、くりくりっとしたお目目。手も
足も、体のすべてのパーツが小さくキュってまとまって。子供のくせに幼児体型っていうのがたまら
ないわ」
 小さな魔女は言いました。
「は、はあ――」
 小太郎はどうやら誉められているということは分かりましたが、理由が理由、手放しには喜べませ
ん。チャボは我関せずといった様子で白爪草を突いています。食事の時間です。
「そ、それで――子供達は」
「だから解放してあげるわよ。ただし、私の言う条件を受け入れるのならね」
「条件ですか」
「そう、条件。いいでしょ、それで結果的には魔女を倒したときと同じだわ。それにこんなに可愛い
女の子を傷つけたくはないでしょ?」
 女の子は立ち上がると階段をひとつ、またひとつ、両足をそろえて飛び降りました。その度に桃色
のワンピースが風に揺れます。庭に降り立つと大きな一歩を進めて小太郎と向かい合いました。
「ねぇ」
 小太郎と並ぶと、女の子の眼線がほとんど水平にぶつかります。女の子もとっても小さな身体つき
をしていました。顔を近づけると、小太郎はたまらず下を向いてしまいます。
「ほ、本当ですね――本当に」
「本当よ。魔女は嘘をつかないわ」
「わかりました。それで――それで一体その条件というのは何なのです?」
 小太郎は捕まっている子供たちのため、覚悟を決めて言いました。すると、女の子は小太郎の右の
頬、ちょうど小さな泣きぼくろがふたつあるところからそっと指先を滑らせます。
「な、なんです」
 小太郎の顔はみるみるうちに赤みを帯びていきます。
「あなた、お年はおいくつ?」

「と、年ですか」
「そう。年よ」
「それが――よくわからないのです」
「よくわからないって、自分の年よ」
「そうなのですが――で、でも、干支を三分の二ほどは過ぎると思います。御婆さまが僕の体格から
してそのように――」
 そう言って、小太郎は再び顔を伏せました。自分で自身の小柄を認めてしまったことに、なんとも
言えぬ情けなさを感じたのです。内心、自分ではもう少し年長なのだと考えていました。
「まあ、いいわ。見ればだいたいわかるもの」
女の子はそう言うと、いそいそポーチの階段を上り始めました。
「ほら、早く。ついてきなさい」
「あの――何を見ればわかるのでしょうか」
 小太郎は不安げに女の子の後に続き、階段を上がりながら言います。しかしその問いに対し、女の
子はちらりと振り向き、ふふっと意味深長な笑みを口元に浮かべるだけでした。

 屋敷の広間は外観ほど異国を思わせるようなものではありませんでした。何処かアメリカ西部の酒
屋を匂わせ、肌木造りの階段の先には、宿のような個室の扉が五つ、六つと並んでいます。
「ちょっと、あの一番右端の部屋で待っていてくれる? 準備があるの」
「準備ですか」
 小太郎が小さく肯き階段の手すりを掴むと、玄関の方からバサバサ、と大きな書物を落としたよう
な羽音が鳴りました。
「チャボさん!」
 チャボはポーチの階段を上るのに苦心して、やっとのことで家内に辿りついたのです。
「あら、この鶏はあなたのお友達?」

 個室の中は八畳ほどの広さで、ちょうど真ん中に大きなベッドが一つ置かれているだけという、
とても閑散とした様子でした。しかし、その真上にはあまりに不釣り合いの大きなシャンデリア
が吊るされています。どうやってこの部屋に持ってきたのか、小太郎は不思議でなりません。
 チャボは女の子に「鶏」呼わりされたことに、一時は憤然とし、あわや飛びかかろうというと
ころでしたが、女の子の差し出すチョコレートに心奪われ、ただの追従者。のこのこと短い羽を
広げながら女の子の後について行ったのでした。
 小太郎はベッドの端にちょこんと腰を下ろし、シャンデリアを見上げます。
「みんなが助けられるといいんだけど――」

 どれほどの時間がたったでしょう、東に面した窓の外は漆黒に包まれていました。その時です。
突如、部屋がまばゆい光に包まれます。
「まぶし――」
 天井のシャンデリアが灯されたのでした。どんなものも透かして見えてしまいそうなほどの明
るさです。
「おまたせ」
 女の子はバスケットを片手に持って部屋に入ってきました。
「さてと。そろそろ始めましょうか」
「始めるって何を――」
 小太郎は立ち上がり、ベッドの縁に沿って後退し、女の子から少し距離をとると、
「決まってるじゃない。まずは服を脱いで」
「え?」
「え、じゃなくて。早くその袴を脱いじゃって」
 小太郎はその唐突な、予想もしなかった、不思議な展開に呆然です。
「脱ぐ?」
「そうよ。脱ぐの」

「条件に従わない限り、子供達は助からないわよ。だから早く脱ぎなさい」
 女の子はそう言いながら扉の鍵を閉め、再び向き直ります。
「そ、それが条件ですか――」
 小太郎は不安げに眉に薄らと皺を寄せ、言いました。
「違うわよ。そんな簡単な条件ですむなら、物語が終わっちゃうわ」
「そ、それじゃあ、それ以外にも何か――」
「いいから、早く脱ぎなさい」
 女の子は切り捨てるように言います。小太郎は女の子の冷たい口調に、初めて彼女が魔女で
あることを実感したのでした。かたかたと小さく震える手を腰の帯びに伸ばします。
「本当に――本当に」
 女の子はちらちら小太郎の様子を窺いながら、何やらバスケットの中をごそごそと漁り、腰
丈ほどの三脚と小さな箱を取り出しました。
「本当よ。みんな助かるんだから。頑張って」
 それを聞き小太郎も僅かな勇気を振り絞ります。帯を外すと白い羽織の隙間から、これまた
白い小太郎のおへそが覗かせました。
「そ、その道具は何です――」
「あら、真っ白なお腹ね」
 女の子は小太郎の質問を隙間風のごとく流し、着々とその三脚の頭に小さな箱を固定してい
きます。
「早くそれもとっぱらっちゃいなさい」
 そう催促され、小太郎はしぶしぶ羽織を投げ捨てます。恥ずかしそうに片肘に手を添え俯い
ています。
「ほら、手は横。そうそう。あらま、可愛い乳首ね」
「も、もう――」
「いいから、ほら、次は袴よ」
category
ショタ×女
  • 2011⁄04⁄11(Mon)
  • 23:37

くらべっこ グラグラカカ

9月7日(火曜日)天気 晴れとも曇りとも言えない変な天気  斎藤春香

 今日は学校でとっても楽しいことがありました。私と実夏ちゃんと沙織ちゃんと美沙ちゃんで放課後、中野トオル君
と木村ハヤトくんを体育倉庫に呼び出したのです。トオルくんとハヤト君はクラスで背が一番目と二番目に低い男の子
です。だぶん、ハヤト君の方がちょっぴり大きいと思います。

 きっかけは、実夏ちゃんがお昼休みに「トオルとハヤトはどっちがおちんちん大きいんだろう?」と言いだしたこと
にあります。私は背がハヤト君の方が少し大きいから、おちんちんもハヤト君の方が大きいと言いました。でも沙織ちゃ
んは「絶対トオル君の方が大きい」と言います。私が「理由は?」とたずねると、「顔」とだけ答えました。私にはさっ
ぱり分かりませんでした。トオル君は眼がとっても大きくて髪はサラサラでマンガに出てくるような美男子です。サッカ
ーをやっています。ハヤト君も眼は大きいし顔も整っています。でも、美男子というよりも人形のように可愛い顔をして
います。ハヤト君は水泳を習っていますが、泳ぎは得意じゃありません。

 体育倉庫は跳び箱とかマットとか縄とか地面に線を引くタイヤの付いた機械とか、とにかくいろいろなものが置いてあ
ります。私たちは少し早めにそこへ入ると、真ん中のひらけたところに大きなマットを引きました。トオル君とハヤト君
が暴れたらたいへんだと実夏ちゃんが言ったからです。でもあんなに背の低い子たちだったら大丈夫だと思います。私は
トオル君を肩車だって出来ちゃいそうな気がします。

まず、最初に倉庫に入って来たのはハヤト君です。ハヤト君は扉を開けると「入りまーす」と小さく言いました。
ハヤト君はとっても礼儀正しいんです。でも私の部屋でもないから私は答えませんでした。ハヤト君がちょうど私た
ちが敷いたマットの上に来たところで、跳び箱の後ろに隠れていた実夏ちゃんが飛び出しました。後ろから腰の辺り
にしがみつき「沙織、縄とって!」と大きな声をあげます。沙織ちゃんは荷物を縛るための縄を持って実夏ちゃんの
ところへ走ります。私と美沙も少し遅れて飛び出しました。

 ハヤト君は全然力がありません。あっという間に手首をしばられてしまいました。沙織ちゃんが余った縄を壁から
出ている取っ手のような部分に括りつけます。ちょうどハヤト君がおしりを床につけると縄がいっぱいになる高さで
す。私たちがそれを終えると、ハヤト君は「なんでこんなことするんだよー」と今にも泣き出しそうでした。実夏ちゃ
んは手をパッパと合わせると「あんたには関係ないの」と言いました。私は関係おおありだと思いました。

 それが終わるとトオル君も倉庫にやってきました。トオル君は中の様子がおかしいことに気が付くと扉の方に走り
出します。それを美沙ちゃんが寸前のところで体育着の袖を掴んで防ぎます。トオル君はサッカーをやっているから
とても足が速いんです。外に逃げられたらもう捕まえられなかったと思います。一方、美沙ちゃんはとっても静かな
女の子だけど、とっても体が大きいです。だから、トオル君は袖をグイっと引っぱられるとマットの上に転がりまし
た。それからまた私たちはいっせいに飛びかかります。

トオル君をハヤト君のように縛りあげるのは大変でした。ちょこちょこと動きまわるし、縄を少し縛るとすぐにスルっと腕を引き
抜くのです。そこでまた美沙ちゃんが大活躍しました。トオル君の両腕を股で挟んでギュッと固定したのです。私にはあんなこと出
来ないと思います。それでなんとかトオル君もハヤト君のとなりにつるされました。でも二人とも足が自由だからてんやわんやの大
暴れです。

 そこで、沙織ちゃんは「これ使えない?」とどこからかガムテープを見つけてきました。実夏ちゃんは「いいわね」とそれを受け
取ると、ハヤト君の両足首を体育着の上からぐるぐる巻きにし始めます。もちろん、その間美沙ちゃんがしっかりとハヤト君のすね
の辺りを押さえています。一方、私と沙織ちゃんはトオル君の足を片足ずつ持ち上げていました。とっても力が強くて大変でした。
実夏ちゃんと美沙ちゃんがハヤト君を終えると、トオル君にとりかかります。四人がかりだとさすがのトオル君もあっという間にぐ
るぐる巻きです。

 二人とも手は頭上の金具に固定され、お尻を床につけ、体育座りのような格好をしています。実夏ちゃんはうでを腰に当て「さて
と、どっちから確認しますか」と言います。ハヤト君もトオル君も何を確認するのか気付いたのだと思います。二人とも小さく「や
めて」「やめて」と言っています。「まずはトオルからじゃない?」と沙織ちゃんが言いました。私が「理由は?」とたずねると、
沙織ちゃんは「顔」とだけ答えます。私にはさっぱりわかりませんでした。でも実夏ちゃんは「よし! じゃあトオルから行くか
!」と言うとガムテープの巻かれた足首を持って真っすぐに伸ばします。トオル君は「やだー!!」と叫びました。

 実夏ちゃんは「ほら、今のうちにズボンさげて!」と私に言いました。私は「私が?」とびっくりしてしまいました
が、覚悟を決めてトオル君の膝に乗っかります。それからズボンのゴムに手を掛けました。トオル君はお腹を突き出し
たりして抵抗します。ハヤト君はその様子を横目で怯えながら見ていました。さて、少しずつズボンを下げていくと、
青い色のパンツが出てきます。沙織ちゃんはきっと興奮していたのだと思います、何度も「パンツ」「パンツ」と繰り
返し叫びます。ちょっとはしたないと思います。

 私がトオル君のズボンをすっかり足首まで下げてしまうと、やわらかそうな太ももが出てきました。日焼けで膝上と
膝下の色が二つに分かれています。トオル君のトランクスは小さなサッカーボールがたくさん描かれていました。本当
にサッカーが大好きなんだと思います。そこまで終わると実夏ちゃんは「ハヤトのズボンも下ろしちゃお」と言いまし
た。今度は美沙ちゃんがハヤト君の足首を真っすぐにして、沙織ちゃんがハヤト君のズボンを下げていきます。私はハ
ヤト君の方がタイプなので、心の中で「いいなー」と思いました。

 ハヤト君は真っ白のブリーフでした。ズボンがすべて下ろされると、ハヤト君は顔をアセロラのように真っ赤にして、
「ごめんなさい」と叫んでいます。何に謝っているのか私にはさっぱり分かりませんでした。私は「どういたしまして」
と答えました。ちなみにうちのママはアセロラを育てています。でも昨日の日記にも書いたとおり、スズメが全部食べ
ちゃってママはがっかりしていました。

二人のズボンが下げられると、私たちは少し距離をとってその様子を眺めます。トオル君は腰を一生懸命動か
してズボンを上げようとしています。でもズボンは足首の所まで下げられて、さらに裏返されて、カーペットの
ように床にしかれていました。だから全然上がるはずもありません。ハヤト君はただただ頭を左右に振っている
だけです。細い髪がのれんのようにサラサラとなびきます。さあ、クラスのおチビ二人はいよいよパンツを脱が
されてしまおうとしています。

 今度は四人がかりでトオル君のまわりに集まります。実夏ちゃんはトオル君のお膝に座り込むとパンツに手を
伸ばします。トオル君のパンツはゴムが伸びきっていてかなり緩そうでした。実夏ちゃんはちょうどトオル君の
お腹の辺りのゴムに右手を掛けると、シールでもはがすように、ペロリと下の方にめくりました。トオル君は「
やめてー!!」と大きな声を出しました。ついに私たちの目の前にはトオル君のおちんちんが現れたのです。

 トオル君のおちんちんは真っ白でした。しっぽでも生えるかのように、それはお股の付け根についています。
先端はなんだかとんがっています。「可愛いー」と実夏ちゃんは叫びました。本当に可愛かったのです。それに
ちょっと美味しそうにも見えました。沙織ちゃんは我慢が出来なかったのか、お股めがけて勢いよく手を伸ばし
ます。でも実夏ちゃんは、パシッと摘まみ食いを叱るお母さんのようにその手をはたきました。「待って。ハヤ
ト君を脱がせてから」と実夏ちゃんは言いました。ハヤト君は眼をまん丸にしてトオル君のおちんちんをのぞき
見しています。さて、ハヤト君のおちんちんはどんなのかしら。

おちんちん丸出しのトオル君をいったん放っておいて、私たちはハヤト君のまわりに集まります。ハヤト君は
「何でもするから許してー!!」と叫んでいます。何でもするなら、素直に見られちゃいなさいって私は思いま
した。すると、また実夏ちゃんがハヤト君の太ももに座ろうとしたので、思わず私は「今度は私がやる」と言い
ました。実夏ちゃんは「いいわ」と言うと、ハヤト君の腰の横にしゃがみます。

 私がハヤト君の太ももに座り、真っ白なブリーフに手を掛けると、みんなの視線がそこに集中します。おちん
ちん丸出しのトオル君もハヤト君のちんちんが気になるのか、チラチラと美沙ちゃんの後ろからのぞいています。
私は「行くわよ」と小さく言いました。実夏ちゃんみたいにペロッとめくることをするつもりはありませんでし
た。だってその間に誰かに触られでもしたら、ちょっとズルいと思うからです。だから、一気に太ももまで
引き下げました。

 「やめてー!!」というハヤト君の叫び声とともに、私は力いっぱいパンツを引っぱります。ちょっとおしり
で引っ掛かったようでしたが、そこも無理やり突破します。すると、パンツのゴムにプルンと弾かれながら、ハ
ヤト君のおちんちんが飛び出してきました。私は思わず「あ」って言いました。だってそれがあまりに小さくて、
私が予想していたよりも早く出てきたからなんです。お豆のようにちょこんと現れたそのおちんちんは、明らか
にさっきみたトオル君の半分もないようです。実夏ちゃんも思わず「小さっ!」と突っ込みました。本当にびっ
くりです。

「これは小さすぎじゃない?」と実夏ちゃんは言いました。それから思い出したかのようにトオル君のおちんちん
を見て、またハヤト君のおちんちんを見返します。そしてまたトオル君を見て、ハヤト君を見て……。私と他の二
人もその動きに合わせます。美沙ちゃんなんて信じられないって顔をして、左右のおちんちんを見比べる動きが、
ただ頭を悩ませるように左右に振るだけの動きに変わってしまっています。でも、一番驚いているのはトオル君の
ようでした。「それなんだ?」って顔をして見つめています。自分もおちんちんが丸出しだってことなんて、すっ
かり忘れているようなんです。

 美沙ちゃんは急いでランドセルの方に走ると、筆入れを持って戻って来ます。それから、中をゴソゴソと探ると、
定規を取り出しました。ウサギの描かれた可愛い定規です。そして、それを無言で実夏ちゃんに手渡しました。実夏
ちゃんはコクリとうなずくと、まずはトオル君のお股に進みます。トオル君は思い出したように急に顔が真っ赤にな
ってきます。きっとハヤト君のおちんちんが測られるんだと思って油断していたんでしょう。

 実夏ちゃんは定規をトオル君のおちんちんの横にそっと合わせます。手がプルプルと震えているのか、定規かおち
んちんに触れてしまいます。「何センチ?」「何センチ?」と沙織ちゃんは言います。私も固唾を呑んでその様子を
見守ります。「……たぶん……5センチくらい」と実夏ちゃんは言いました。でも、私たちにはそれが大きいのか小さ
いのかさっぱり分かりません。ただ言えるのは、ハヤト君よりはずっと大きいということだけです。

 私が「5センチだって」とトオル君のおへそをポンっとたたきました。するとトオル君は恥ずかしそうに顔
をそむけます。そこでまた沙織ちゃんがおちんちんめがけて手を伸ばしたので、実夏ちゃんがパシッとやりま
す。「まだ! ハヤト君を測ってから!」

 ハヤト君のおちんちんは改めて見ても小さかったです。実夏ちゃんは私に「測りたい?」と聞くので、私は
「うん」と言って定規を受け取りました。それからしゃんと座り直して定規を近づけていきます。股の付け根
らへんに定規がペタっと触れると、ハヤト君の腰がピクっと動きます。それと同時におちんちんもプルっと揺
れました。なんだかコンニャクみたいにやわらかそうです。それから慎重におちんちんの生え際に目盛を合わ
せました。「何センチ?」「何センチ?」と沙織ちゃんが聞きます。私はそれがうるさくてしょうがありません。

 「何センチ?」。「そうねえ、……2センチとちょっとかな……」と私は言いました。すると実夏ちゃんが
「2センチー!」と笑い出します。それでハヤト君は泣き出してしまいました。私はハヤト君のおへそをさす
ってあげて、「大丈夫。可愛いもの」となぐさめました。でも沙織ちゃんが「トオルは5センチあったぞ」と
言うから、もうハヤト君は収まりがききません、おいおいと涙を流すのです。少しかわいそうでした。私はお
ちんちんは大きければよいというものではないと思います。

 さて、いよいよお触りの始まりです。沙織ちゃんは「それキタ!」と言わんばかりにトオル君のおちんち
んを摘まみました。最初からあまりにしっかり摘ままれたものだから、トオル君は「あっ」と息をもらしま
す。「めっちゃやわらかい」と沙織ちゃんは言いました。ぷにぷに、ぷにぷにと絵具でもしぼるかのように
いじくります。「私も!」と実夏ちゃんもおちんちんの付け根の辺りを摘まみました。みんなズルいんです、
私だって触りたいのに。だから私は股の方からタマの袋をすくうようにてのひらで掴みました。とっても小
さくて柔らかいです。そのままそっと揉んでみました。

 モミモミしていると、その中には小さなタマが入っていることに気が付きました。だからタマ袋って言う
んだなーっと感心します。勉強しました。美沙ちゃんは「私も触りたいのに」って顔をしています。でも、
自分でそう言えないのでお腹とか乳首とかをさすっていました。「や、やめて……」とハヤト君は繰り返
しています。とっても可愛いです。実夏ちゃんは先端の方をいじくって「ねえ、知ってる? ここってむ
けるのよ」と言いました。私たちは不思議そうにそこを眺めます。「うそー。どうやってよ」と沙織ちゃん
は言いました。実夏ちゃんは「本当よ。弟のむいちゃったもん」と言い先端を下の方へと引っぱります。実
夏ちゃんは弟にいつもこんなことをしてるのかって思うと少しうらやましかったです。

 「い、痛い……やめて……」とトオル君は言いました。それでも実夏ちゃんはやめません。おちんちんを下
へとグイグイ引っ張ります。なんだか苦しそうです。「ほら、見て! ちょっと赤いのが見えてきたでしょ!」
と実夏ちゃんは叫びました。私たちはその先端をのぞき込みます。すると、ほんの少しだけど確かに何か中に
赤いものが見えました。真ん中に切れ目のようなものがあります。本当に男の子のおちんちんは分からないこ
とだらけだなーっと思いました。

 実夏ちゃんが「美沙もさわってみたいでしょ?」と聞くと、美沙ちゃんは静かにコクンとうなずきます。
それから実夏ちゃんからそれを受け取ると、同じように先端を下の方へ動かしました。ちょっと赤いのが見
えると戻して、また見えると戻して。それから私たちはそれを美沙ちゃんにまかせて、ハヤト君の方を向き
直します。トオル君のおちんちんを眺めていたハヤト君は顔が真っ青になっていました。きっとすごく痛そ
うで恐かったのだと思います。私たちが取り囲むと、「や、やだ……」としゃくりながら言いました。

 実夏ちゃんは私が触りたいということをさとって、「ほら、どうぞ」と言いました。私は「ありがと」と
言い、ハヤト君のおちんちんの先端を摘まみ上げます。それはトオル君のとは違って、ちょっと摘まむとタ
マ袋まで引っぱられてしまいました。とにかくとっても小さいのです。ハヤト君は「んっ」と息をもらしま
す。私はその可愛らしい声をもっとききたいと思って、とにかく引っぱり上げて上下左右に動かしました。

 「ハヤトはむけるかなー」と沙織が言いました。沙織はタマ袋を指先で突いています。私は「どうだろう、
ちょっとやってみる」と言って先端を摘まみます。小さいし、プリプリと手から逃げてしまうので大変でし
た。それから、下の方へずらして行きます。「い、痛い……」と言うハヤト君の声に私は本気になりました。
両手の親指と人差し指でそれを押さえつけ、下へとずらします。上からのぞくと先端が少し裏返っていくの
が分かりました。けれどもいっこうに中身が見えてきません。先端はただ苦しそうにラッパのようになるだ
けです。「こりゃダメっぽいな」と実夏ちゃんが言いました。

 「ねえ! これ見て!」と美沙ちゃんが叫びました。その日美沙ちゃんが声を出したのはそれが初めて
だと思います。私たちはそれでハヤト君のおちんちんを休めて、トオル君のまわりに集まります。すると
トオル君のおちんちんは、発射台のロケットのようにそり立っているのです。私は何が起こったのかさっ
ぱり分かりませんでした。そこで実夏ちゃんは「こ、これは……」とそこで息を溜め、「これは……ボッ
キね」と言いました。私たち3人の頭は(?)でいっぱいです。ボッキ?

 「男の子のおちんちんはね、触り続けると成長するのよ」と実夏ちゃんは言いました。実夏ちゃんは何
でも知っているんだなーと感心します。それから、「ちょっと触らせて」と言うと、横に座ってそれを摘
まみ始めます。「どう? どう?」と私が言うと、「間違いない。ボッキよ」と答えました。男の子のお
ちんちんは、触り続けると成長するんです。とっても勉強になりました。

 それから、実夏ちゃんに言われて沙織ちゃんが定規を持ってきます。実夏ちゃんは今度は片手でそれを
掴み、天井に向けて固定すると、その横に定規を立てました。「何センチ?」「何センチ?」。沙織ちゃ
んは今日何回その台詞を言ったでしょうか。実夏ちゃんは静かに目盛を目で追います。それから、「そう
ね……だいたい11センチくらいかな……」と言いました。すごいです! すごいです! 男の子のちんち
んは触り続ければ成長するんです! だってさっきの倍ですよ。でも、もしずっと触り続けていたら、恐
ろしく巨大になってパンツにしまえなくなってしまうのでは、とちょっぴり心配です。

 私はハヤト君を思うと安心しました。だって、ハヤト君のおちんちんも触り続ければ大きくな
ると思ったからです。私と実夏は再びハヤト君の方に座り直しました。「ハヤト君。今いっぱい
触って大きくしてあげるから、安心してね」と私は言います。それから、それを右手で摘まむと、
押しつぶすようにそこを揉みだしました。中で何かがコリコリと移動します。その感触がとって
も気持ちよくて、ついつい力が入ってしまいます。実夏はタマ袋を手のひらでペタペタとたたい
ています。ハヤト君は「や、や……やだ……」と小さくかすれた声を上げました。

 「やめ……て……あっ……んっ……あっ……やめ……」。その声は本当に女の子のようでした。
私がそれを聞きながらずっとコリコリ触っていると、指先に伝わる感触が次第に強くなってきま
す。あ……これは大きくなってきたのね……そう直感しました。「実夏ちゃん! どう? これ
もボッキ」と私はおちんちんを摘まむ手を休めて言いました。すると実夏ちゃんはそれに顔を近
づけて、「うん……たぶん」と自身なさそうに言います。それからトオル君のおちんちんをいじっ
ていた沙織ちゃんが定規を持ってやってきました。さて、大きくなっているといいのですが……。

 「何センチ?」「何センチ?」と沙織ちゃんが言います。「待って……2……3……3.2センチく
らいかな……」。「やった! 大きくなった!」、私はそう言うと思わずハヤト君に抱きついてし
まいました。本当に触っていると大きくなるんです。よかったね、ハヤト君。それから実夏が、「
ハヤト君とトオル君のおちんちんを比べてみたい」と言うから、私たちは立ち上がり、少し離れた
所からそれらを眺めました。やっぱりトオル君のおちんちんはロケットみたいだし、ハヤト君のは
丸めた練り消しのようです。でもどっちもほぼ同じ角度で立ちあがっているから、なんだか親子の
ように見えました。

 実夏ちゃんはハヤト君とトオル君の間に座り、右手にはハヤト君のおちんちんを、左手にはトオル
君のおちんちんを摘まんでいます。なんだかお姫様のようでした。それから両手を上下に動かし始め
ます。二人とも「んっ」とか「あっ」とか言っていました。私たちは二人を取り囲むようにしゃがみ
こんで、それぞれを観察します。すると、トオル君の息づかいが急に激しくなってきました。「あぁ
ぁ……やめぇ……てっ……お願っ……あっ……」ってな具合です。実夏ちゃんはそれを合図に、急速
に手の動きを速めました。「もう少しでイクわよ……」。イク? どこに行くのでしょうか? 私た
ちがそう思ってトオル君のおちんちんを眺めていると、突然、「あぁぁぁぁ!」と大きな悲鳴をあげ、
腰をポンと跳ね上げました。どうしたんだろう? なんだかおちんちんを私たちに見せつけるような
格好です。

 数秒間その姿勢で体を震わせていると、急にパタンと腰を下ろしました。一体何が起こったというの
でしょうか。しばらく実夏ちゃんも手を休めそれを眺めています。それから、ふと「……出ない」とだ
け言いました。出ない? 何が? 私は分からないことだらけで頭がパンクしそうです。なんで台形の
公式を覚える必要があるのか以上に摩訶不思議です。美沙ちゃんが「何が出ないの?」と聞きました。
本日二度目の発言です。「何って、白い液体よ……」と実夏ちゃんは言います。白い液体? 「出るは
ずなのよ……弟は出たもの……」と言います。「おしっこ?」と私は聞きます。「分からないけど、出
るのよ……」

 「ウソだー」と沙織ちゃんは言います。「本当よ! 本当なんだから!」と実夏ちゃんは叫びます。
それから、「こっちは出るはずよ」と言い、ハヤト君のおちんちんを摘まみだしました。ハヤト君は突
然のことに「うっ」と小さく息をもらします。実夏ちゃんはムキになってハヤト君のおちんちんを動か
しました。手がおちんちんの付け根に当たるたびに、ペタペタという音が聞こえます。「やぁぁぁぁぁ!
 やだぁぁぁぁ!」とハヤト君は叫びました。

 ハヤト君もさっきのトオル君のように呼吸が荒くなってきているようでした。でもおちんちんは相変
わらずトオル君の半分程度の大きさです。実夏ちゃんに掴まれると私たちからはタマ袋しか見えないん
です。「本当に出るんだから! 見てなさい!」と実夏ちゃんは言います。そんなものが本当に出るの
でしょうか。私も沙織ちゃんと同じであんまり信じられませんでした。実夏ちゃんは必死に手を動かし
ます。なんだか乳搾りでもしているようでした。すると、「あっ」とハヤト君の呼吸が一瞬止まったん
です。

 トオル君の時よりも腰を高く天井に突き上げます。実夏ちゃんはおちんちんを摘まむ手を急速に速め
ます。それから、「よく見て!」と言い、自分も先端に顔を近づけました。私はゴクンと音が鳴りそう
なほど強く唾を呑みこみます。ハヤト君はもう一度「あっ」と大きく声を出しました。体はガタガタと
揺れています。私たちが先端をのぞき込んでいると、なんと、……本当に白い液体がそこから漏れ出て
きたのです。じわじわと少しずつそれは出てきて、実夏ちゃんの手の中からあふれてしまいました。ハ
ヤト君はバタンと床に腰を落とします。それから小さく「はぁ、はぁ」と息をしていました。

 実夏ちゃんは残りの液をしぼりたすようにしながら、得意げに「出たでしょ?」と言いました。実夏
ちゃんは本当に物知りです。私はちょっとでも実夏ちゃんを疑ったことを恥ずかしく思いました。おち
んちんは触っていると大きくなるし、それを続けると白いおしっこが出るんです。とっても勉強になり
ました。でも、どうしてトオル君は何も出なかったのでしょうか……。このなぞは明日実夏ちゃんに聞
いてみたいと思います。本当に今日はたくさんのことを勉強しました。もう夜も遅いので寝ることにし
ます。明日も楽しい事があると嬉しいです。
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ショタ×女
  • 2011⁄04⁄11(Mon)
  • 23:30

電車女 グラグラカカ

早朝六時、あるサイトで知り合った私たちは、始発点から五駅までの各駅にそれぞれ三名ずつで待機していた。
なぜ三名ずつ、それも駅を分けて待っているのか? それはもちろん最初から一つの駅に私たち一五人がどっと集
まっていたら、みんな「何事かしらん?」ってなるじゃない。ただでさえ女性専用車両じゃないところに女が一五
名乗り込むことになるのよ、そんなの怪しいったらありゃしない。
 私は始発点から三つ目の駅で列車を待っていた。ホームには二日酔いですって感じの通勤サラリーマンや、受験
は夏が勝負って感じで参考書を開く学生とかが列をなしている。私が予定通り末尾から三つ目の車両に乗り込むと、
すでに別の車両に乗っている仲間からメールが届く。「ただいま6名乗車完了」ってね。ちなみに私たちは相手の顔
なんて分からないの。だって知る必要がないんですもん。でも、きっとこの人たち、ひどく変態染みた顔つきをして
いるはずよ。
 五つ目の駅を過ぎたところでまたメールが届く。「ただいま15名全員乗車完了。次より車両移動を開始する」ってね。
それから一駅ごとに車両を移動して行くの。込みあった電車を移動するのってかなり大変だったわ。三つ移動したとこ
ろで、「『目標』がホームに現れた。予定通り7号車両に集合」ってね。本当に愛想のないメールよ。
 私が7号車両まで到着すると、確かにそこは女性の割合が異常に多かった。この中のほとんどの女性
が仲間なのね、そう思うと少し不思議な気持ちがした。だって普通のOLや子供のいそうな主婦、それに
女子高生なんかもいるんだもの。みんないかにもただの乗客です――もちろんただの乗客もいるでしょ
うけど――って顔をしていたわ。私は「目標」の顔を見逃がさないように、事前に送られた写真をもう
一度確認する。隠し撮りのせいか少しぶれていたけど、確かにその子のかわいらしさがわかったわ。直
接見る前から、この子はそこらへんの子役には負けないわねって確信していたの。

 「目標」が乗り込む駅が近づいてくるにつれ、私の心臓は毎秒十回で鼓動していたわね。車掌さんが「次は○○、次は○○」って
知らせた時なんか本当に爆発してしまいそうだったんだから。ホームが見えてくると私たちは扉付近に集まったの。というのも、乗り
込んだ「目標」を車両の角の方へ追いやらなければならないから。プシューっと扉が開かれると二、三名の乗客が降り、それから「目
標」が乗り込んで来たわ。あまりのかわいらしさにそれだけで絶頂を迎えそうだったね……。サラサラの長髪で、でも後ろ髪にチョン
と寝癖が付いている。まだ眠いのか眼はうつらうつらしていけど、黒目が大きくお人形さんのような眼。情報だと中学一年生だけど、
制服を着ていなかったら絶対に分からないわ。また、その制服――紺色のブレザーだった――の着こなしが、何とも言えなく愛らしい
の。これからの成長を見越してか、サイズがちょっと大きすぎて「はかされています」って感じだし、袖から手なんて指先くらいしか
出ていなかったわ。そもそもこの子は私の胸ほどの背丈しかなかったんじゃないかしら。そうね……140センチがあるか、ないか……。

 その男の子は車両に乗り込むなり、近くにいた四十代くらいのデカ尻女に突き飛ばされたの。この人もきっと仲間なんだろうけど、
もっと優しくしてあげてもいいと思うわ。その子ったら、自分が悪くもないのに、「すいません」なんて言うんだもの、私ったら「あ
なたは悪くないわ!」って抱きしめてあげたくなっちゃった。なんやかんやでその子はどんどん奥へ押されていったわ。そうね、私が
さっき通った扉の前、ちょうど優先席の一番奥まで押されたの。もちろん優先席に座っているのもみんな仲間だわ。どうして分かるか
って? そりゃあみんな女だし、何より顔がそう物語っているのよ。結局、その子は自分よりずっと背の高い女性達に取り囲まれちゃ
ったってわけ。幸運にも、私はその子の真後ろに立つことが出来たわ。さあ、電車が走り出す。楽しい通勤のはじまりね。

最初に動きを見せたのはあのデカ尻女ね。その人は私の隣に立っていて、手に持つヴィトンのバーキンでその子のお尻をスリスリ撫で始めるの。
あたかも偶然ですって感じにね。次に動きを見せたのは、松葉づえを持って座席に座るOLね。まさか、こんな美人さんが参加しているなんてびっく
りだったけど、やっぱり顔つきはいやらしいわ。その人は首を下に向け寝むそうなふりをしながら、突然、右手に持っている松葉づえを男の子の股
に突きあげたの。男のは「あっ」と高い声を上げて、腰を引いたわ。するとOLは「あら、ごめんなさいね」と素知らぬ顔で言うから、私はその演技
力に感心せざるをえなかったの。男の子は恥ずかしそうに「だ、大丈夫です」って言ったわ。

 次に動きを見せたのは男の子の真横に陣取る女子高生ね。片手を吊革にあずけ、もう一方の手で英単語の本を読んでいたのだけれど、いやはや、
この娘はやり手でね。スカートなんか目いっぱいに引き上げちゃってるし、少し動けばパンツが見えそうなんですもの。そこからスラリと伸びる
長い足がじわじわと男の子の方に寄って行くの。ちょうどその男の子の鞄を持つ左手の高さに太ももがあったから、結局そこにペタって触れたの
よ。男の子はチラッとその女子高生の方を見て、足に触れる自分の手をさっと退けたわ。それからというもの、男の子はその女子高生の足が気に
なってしょうがないのね、チラチラと横目で覗き見るのよ。こんなに小さくても男の子なのね。
 その間もデカ尻女はバーキンで執拗にお尻を責めるのよ。男の子はじりじり前の方に押されていくわけ。でも、ちょうどその男の子の股間の
位置にはOLの松葉づえがあってね、押されはしているけど腰が引けちゃうんで、ずいぶんかわいそうな態勢よ。そしていよいよデカ尻女が本領
を発揮させ始めたわ。バーキンを左手に持ち替え、大胆にも素手でお尻を撫でだしたの。男の子はびっくりして腰を突き出したら、また松葉づえ
に股間をあてちゃってね。OLは目覚めたふりをして、「あらやだ、大丈夫?」だってさ。楽しくなってきたわね。

 男の子は片手に吊革、もう一方に鞄を持っているから両手が塞がれていたわ。デカ尻女がいくら
お尻を撫でても腰の辺りをクネクネさせてかわそうとするだけなんですもの、そのかわいさったら
ありゃしない。でも、決して振り向かないの。きっと怖かったのね。さて、そこでまた動き出したの
は女子高生。ご自慢の長い足を男の子の腰の辺りに横からスリスリと擦りつけ始めるのね。男の子は
前後と左から責められて、右の壁の方に押しつけられるの。籠の鳥状態よ。すると私の腰の辺りから
スルスルと手が伸びてきてね。その手を辿ると、それはなんとジャージ姿の子供なのよ。中学生二、三
年生かしら、頭をおさげにしていてね、私と眼が合うと、「何もしないならそこどけよ」みたいな顔を
するから、いやはや、今の日本の教育はどうなってしまったものか、って不安になったわ。しかも、そ
の子の手は大胆にも男の子の前の方を触り始めたの。

 さすがにこれには男の子もびっくり、「うっ」って言いながら腰を思いっきり引いたわ。引いたお尻は
、デカ尻女の手を挟んで私の膝元にぶつかったのよ。そろそろ私も行動開始しないとね、だってそうでしょ
う? 中学生の女の子がこんなに積極的なのに、二六歳にもなる私が尻ごみしているなんて、はなはだ悔し
いじゃない。私は意を決してその男の子の腰を後ろから両手で包み込むように抱いたわ。てのひらは男の子
の前の方で巻いて、太ももを下から徐々に上がって行くの。デカ尻女は悔しそうに手を引いたと思うと、右
手を前に伸ばして男の子のベルトをいじり始めたわ。私がそっと男の子の顔を覗き見ると、眼をギュッとつ
むって、だたそれに堪えていたわね。もう声もあげられないほどに怯えていていたわ。それから両手を股間
の位置まで持って行き、上からそっと撫でてあげたの。

 男の子のおちんちんはズボンの上からだとほとんど感触が分からなかったわ。それでも何とか
棒の部分を探り出し、摘まんでみてね、それから引っ張ったりしてみたの。とっても小さくて大変な
作業だったわ。途中でまた見失ってね、もう面倒だから手当たり次第お股を揉みくしゃにしちゃった
わ。男の子は微かに、「や、やめて…」って言ったの。それで逆に私は燃え上がっちゃったのよ。も
う、これでもかってくらいにグシャグシャよ。
 しばらくすると、デカ尻女は男の子のベルトを外し終え、私が両手を退けるとチャックもジジジと下
ろし始めたわ。白いかわいらしいブリーフよ。気が付くと、座席のOLもそれをジーっと見つめていたわ。
この人はいつから目覚めている設定なのかしら? 私はズボンの腰の辺りをギュッと掴み、それを下に引
き下げたの。でも、男の子の鞄を持った手が左側をしっかり掴んでいてね、なかなか下りないのよ。しか
たがないから、私はその子の腕を両手ではがい絞めにしたわ。するとね、さっきの中学生が私の後ろから
バっとズボンを靴の辺りまで引き下げたのよ。また先を越された気分ね。結局、男の子はまた力を抜いて
なすがままになったわ。
「次は○○、次は○○」
 まずいわね、電車がホームに入っちゃう、そう思って私たちは窓から見えないように男の子を取り囲ん
だわ。なんせ、少なくとも一五人(男の子の乗った駅で数名増えたから、もう少し多いはず)は仲間なの
よ、あっという間のことだったわね。気が付くと、男の子の学生鞄は座席のOLが持っていたわ。あの人は
ただ者じゃないわね。男の子は私にはがい絞めのまま引きずられたので、靴まで下がるズボンが窮屈そう
だったわ。それでもこんな小さい子ですもの、私一人でだって運べそうよ。それから、再び電車は動き出
したわ。

電車が動き出すとね、デカ尻女は男の子の前に立ってね――この人は体格も大きいのよ――それからおもむろ
に男の子のブレザーのボタンを外し始めたわ。三つのボタンがすべて外れると、私はそれを後ろから、「えいっ
」と取り去ったわ。でも、はがい絞めにされていた腕が解放されたもんだから、男の子は勢いよくしゃがみ込ん
で、ズボンを引きあげようとしたの。いやはや、そう簡単にはいかないんだよ、僕ちゃん。何処からともなく腕
が伸びてきてね、男の子の手首をグイと掴んだの。それが引き上げられると、男の子はまた元のように立ち上がっ
たわ。足元は揺れる電車でフラフラしている。
 ひたすらワイシャツのボタンをデカ尻女が外している一方、両手が自由になった私は男の子のブリーフに手を
伸ばしたわ。ところが、ここでもまたあの忌々しい手が――そう、あの中学生の手がおちんちんの辺りを摘まみ
始めたの。どこまでも私の先を越すのね。しかたがないからお尻の方からパンツに手を滑り込ませたわ。少しヒ
ヤっとして、モチモチとしたお尻。
 ワイシャツのボタンが外されると、デカ尻女は私の方を見て、「早く脱がせなさいよ」と目配せするの。これ
にはまいちゃってね、だってそうでしょ、私だってこの子で楽しみたいじゃない? でも私は両手をパンツから
スっと引き抜き、ワイシャツを取っ払ってやったわ。男の子はその中に何も着ていなくて、あっという間に裸同
然よ。この小さな男の子は満員電車の中でブリーフ一枚の姿なのよ、あまりに官能的過ぎて目眩がしそうなわけ。
それまでもね、持ち主の分からぬたくさんの手が、男の子の膝とか太ももとかをスリスリしていたんだけどね、
それがいっせいに上半身に上がって来たわ。男の子の乳首をペタペタしたり、脇の下をくすぐってみたり。本当
にお祭り騒ぎよ。男の子はただひたすた、「やめて…やめて…」ってね。

いよいよブリーフに手を掛けたわ。男の子は、「お、お願い……やめ…て…」って言うのよ。そりゃ無理な相談だってわけ。するとね、ほら、
さっきの足のきれいな女子高生がね、男の子の耳元で言うのよ、「僕、パンツが黄色いよ」ってね。それから、「お漏らししちゃったの?」って
聞くもんだから、男の子は顔を苺みたいに染めちゃってね、「ち、違います」って答えているのよ。何もちゃんと答えることなんてないのにね。
私も調子に乗って、「今からパンツを下ろすのよ」って事前報告しちゃったわ。「それ!」
 私はパンツを下げたあと、また立ちあがって男の子の肩から覗いたわ。小さなお豆みたいなおちんちんがプルンって付いているんですもの、
思わず、「あなたのおちんちんってこれなの?」って聞いちゃったの。それから、また無数の手がそこをめがけて降り注いできたわ。私がパン
ツを下ろしたのに、なんでそんなことが許せるものですか、コンマの速さで私は手を前に回したの。一等最初に男の子のおちんちんを掴みあげ
たわ。片手でも十分すぎる大きさだったけど、両手でしっかりとね。それに遅れて何本もの手がそこをまさぐりだして、グシャグシャとみんな
で取り合い状態よ。男の子は、「い、痛い……やだ……」って本当に泣き出しそうね。
「次は○○、○○」
 車掌が到着を知らせてもお構いなし、みんな必死にそれを責め続けたわ。いや、本当は時間がなかったのよ、だって次の駅でみないっせいに
降りる予定だったのだもの。とにかく私たちは降りる前に男の子のおちんちんを勃起させたくてね、女子高生なんか男の子の手を掴んで自分の
パンツに入れちゃったんだから。「や、やだ……」だってさ。
 ホームが見えてくる頃には、少しずつ硬くなってきたのよ。うーん、そうね、5センチくらいにはなったかしら。呼吸も乱れてきてね、「あっ、
やっ、やだ……」ってな感じよ。それから電車がホームに入ると、前触れなしにみんないっせいに手を離したわ。男の子は何がなんだか分からな
いって感じでね。扉が開いて私たちがどっと降り出すと、その場に膝をついちゃったわ。そしてね、乗客が乗り込むと「キャー」という大きな悲
鳴が聞こえたのね。
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